JP6907016B2 - 情報処理装置、その制御方法、プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、プリンタなどにおける記録媒体の搬送経路の設計に関するものである。
搬送経路内の記録媒体の挙動をシミュレーションする技術として、特許文献1には、記録媒体を有限要素法による有限要素で表現し、搬送経路内のガイドやローラとの接触判定を行い、運動方程式を数値的に解くことが記載されている。そして方程式を解くことにより、記録媒体とガイドとの接触による搬送抵抗や当接角を評価する設計支援システムが記載されている。
この搬送経路の形状は、シミュレーションモデル作成効率と形状の精度の観点から3次元CADから3次元形状情報を読み込むことで定義されることが多く、また接触計算の効率化のために3角形パッチの集合に変換され計算される場合が多い。
また、特許文献2には、記録媒体とガイドとの接触力から記録媒体とガイドが強く接触することで記録媒体上の印刷物に傷やこすれが生じる画像不具合を評価する設計支援システムが記載されている。
特許第3886627号公報 特許第4049925号公報
ガイドのリブなどの凸部、ローラ端部が記録媒体と強く接触することによって記録媒体上の印刷物や記録媒体そのものに傷やこすれが生じてしまうものがある。このような現象は局所的に強い接触力が働くことが原因である。
上記のような局所的な接触力をシミュレーションによって評価する際の方法として2つ考えられるがそれぞれ課題がある。
一つ目は前記等価節点力を用いる方法である。しかしながら、この方法には局所的な接触力の解像度が要素サイズの制限を受けるという課題がある。例えば、図1(A)は有限要素で離散化された記録媒体の要素11と有限要素節点12、要素サイズよりも狭い間隔で配置されたガイドのリブ13、そして記録媒体とリブの接触点14を示している。この接触点で発生した接触力は有限要素の形状関数により等価節点力に換算され要素内の節点に分配され、複数の接触点が存在する場合にはそれらが加算される。
そのため記録媒体要素よりも狭い間隔で配置された各リブとの個々接触力や接触点位置は等価節点力から求めることはできず、また図1(B)に示すように接触力をコンターで表示した際にも視覚的にどこに強い接触力が発生しているか把握することはできない。なお斜線部が接触力のコンターを表している。
この課題を解決するためには、図1(C)のように記録媒体の要素をリブ間隔の半分以下に細分化すればよいがその場合、要素数の増大による計算時間の大幅な増加が避けられないという課題がある。なお図1(C)も図1(B)同様に斜線部が接触力のコンターを表している。
二つ目は特許文献2記載の方法である。この方法は有限要素法に特定されたものではないが接触点での接触力が入力された閾値を超える場合に接触点座標、接触力、時刻情報、節点情報を外部記憶装置にファイルとして保存し、それをグラフ化や描画領域での可視化に用いるものである。
しかしながら、この方法は局所的な接触力が判定できない場合があるという課題がある。例えば、記録媒体とガイドのリブなどの凸部は搬送性を考え丸みが付いている場合が多く、そのような形状は微小な三角形パッチの集合として表現される。その場合、記録媒体と微小な三角形パッチの集合との間には多数の接触点が密集して発生することになり、その場合それぞれの接触点での接触力を足し合わせた合力は閾値を超える場合にも個々の接触力は閾値以下になり閾値を超える接触力とは判定されない。
そこで、本発明は、要素細分化なしに、抜けもれなく局所的に接触力を評価できるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る情報処理装置は、有限要素法により離散化された有限要素解析モデルと他の接触対象となる部材との接触による変形の挙動を時刻毎にシミュレーションする情報処理装置であって、前記有限要素解析モデルの表面となる要素表面を要素表面よりも小さい小領域に分割する分割手段と、前記有限要素解析モデルと前記部材とが接触する前記小領域を特定する特定手段と、前記小領域ごとに接触力を格納する格納手段と、前記格納手段により格納された、前記小領域ごとの接触力を読み込み、前記小領域ごとに接触力を要素表面よりも高い解像度で表示画面上に表示させる表示手段とを有する。
本発明によれば、計算時間の増加を抑え、漏れなく局所的な接触力を評価できる。
有限要素で離散化された記録媒体と搬送路ガイドリブとの接触点、及び等価節点力を用いた際の接触力のコンター表示の説明図。 本実施例に係る情報処理装置の構成を示すブロック図。 本実施例に係る情報処理装置の機能の構成を示すブロック図。 本実施例において、シミュレーションを実行する際に表示させる画面構成の一例を示す図。 本実施例による、記録媒体の定義画面例を示す図。 本実施例による、ローラ駆動条件の定義画面例を示す図。 本実施例における運動計算のフローチャート。 本実施例における運動計算結果のアニメーション表示例を示す図。 本実施例における、接触力のコンター表示の設定画面例を示す図。 本実施例における運動計算結果の、接触力のコンター表示例を示す図。 本実施例における、接触力のベクトル表示の設定画面例を示す図。 本実施例における運動計算結果の、接触力のベクトル表示例を示す図。
以下、本発明の実施例について図面を参照し具体的に説明する。
[実施例1]
まず、本実施例に係るハードウェア構成について説明する。図2は、本実施例に係る情報処理装置の1つである設計支援装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図2に示す設計支援装置は、CPU21、表示部22、記憶部23、ROM24、RAM25、キーボード26及びポインティングデバイス27等から構成される。
CPU21は、コンピュータ全体を制御する中央処理装置である。表示部22は、CPU21が実行する制御における各種入力条件や解析結果などを表示する。記憶部23は、CPU21が導いた解析結果などを保存するハードディスクなどである。ROM24は、CPU21が実行する制御プログラム、各種アプリケーションプログラム、データなどを記憶する。RAM25は、上記制御プログラムに基づいて、CPU21が各部を制御しながら処理を行うときに一時的にデータを保存する。キーボード26は、各種入力条件などを作業者が入力するために用いられる。ポインティングデバイス27は、マウス、トラックボールなどで構成されている。
本実施例に係る設計支援装置では、上述した各種プログラムを用いて記録媒体搬送シミュレーション(以下、単にシミュレーション)を実行することができる。本実施例で実行されるシミュレーションは、搬送経路及び記録媒体を定義し、シート状の記録媒体が搬送経路内を搬送されながら運動計算を行っていくことでなされる。以下、搬送経路、記録媒体、搬送条件の定義、運動計算についての処理を説明する。なお、係る処理は、CPU21が制御プログラムを実行することでなされる。
次に本発明の設計支援プログラムについて説明する。図3は、本実施例に係る設計支援プログラムの構成を示すブロック図である。このブロック構成はシミュレーション条件設定部31、シミュレーション実行部32、計算結果読み込み部33、領域別接触力表示部34を有する。
シミュレーション条件設定部は搬送経路の定義、記録媒体定義、搬送条件の一連のプリ処理を行う。シミュレーション実行部は条件設定部で設定された条件に応じた記録媒体の運動を計算する。計算結果読み込み部はシミュレーション実行によって算出された座標の変位や速度、等価節点力に換算した接触力、記領域別接触力格納手段により格納された小領域ごとの接触力の結果を読み込む。領域別接触力表示部は読み込まれた小領域ごとの接触力を画面に表示する。
次に本実施例における設計支援プログラムで実行される処理を図を用いて具体的に説明する。
シミュレーション条件設定部31で行う処理を説明する。図4は、シミュレーションを実行する際に、CPU21によって表示部22に表示される画面構成の一例を示す図である。図4に示す画面は、主に手順の切り替えを行うメニューバー41、定義した搬送経路や結果が表示されるグラフィック画面42、プログラムメッセージの出力及び必要に応じ数値入力を行うコマンド欄43で構成される。メニューバー41での各種定義ボタンを押すことで、各手順のサブ構成メニューが表示される
まず搬送経路の定義について説明する。搬送経路は3次元CADから3次元形状情報を読み込むことで定義される。この際に接触計算の効率化のために3次元形状情報が表す搬送経路の形状は3角形パッチの集合に変換される。図4の例では、ファイルメニューの外部データ取り込みによりこの手順を実現している。グラフィック画面42には、こうしてプログラムに読み込まれた搬送経路形状を表示している。
次に記録媒体を選択する。図5は記録媒体定義ボタンが押されると表示される記録媒体定義用のメニューの一例であり、サイズ選択欄51と記録媒体種類選択欄52と記録媒体要素サイズ欄53と要素細分化サイズ欄54と記録媒体作成ボタン55とを有する。図5に示す例では、記録媒体のサイズにA4を選択している。次に記録媒体選択欄から記録媒体種を選択する。図5の例では記録媒体Bが選択されている。次に記録媒体要素サイズを入力する。図5の例では6mmが入力されている。次に要素細分化サイズを入力する。図5の例では2mmが入力されている。
その後、記録媒体作成ボタンがユーザによりマウスでクリックされるとCPUは組み込まれたデータベースから、選択された記録媒体種をキーとして、記録媒体の物性値のヤング率、厚さ、密度をRAMに格納する。次にCPUは選択された記録媒体のサイズと入力された記録媒体要素サイズから有限要素法により離散化した複数の要素で分割して有限要素解析モデルを作成する。
次にCPUは入力された要素細分化サイズから有限要素解析モデルの表面となる要素表面を小領域に分割する。そして、小領域ごとに固有のインデックスを付与し、小領域がどの要素の部分に当たるかという情報、例えば有限要素法における形状関数の範囲を計算しRAMに格納する。図5では記録媒体要素サイズが6mm、要素細分化サイズが2mmであるため1要素表面が9個の小領域に分割される。
次に搬送条件の設定を説明する。この搬送条件の設定の処理では、CPU21は、搬送ローラの駆動条件、並びに、搬送ガイド、搬送ローラと記録媒体との接触時の摩擦係数を定義し、RAM25に格納する。なお、搬送条件は、メニューバー41における「搬送条件」からユーザ指示されることで設定が可能である。
駆動条件は駆動条件定義ボタンが押下され、それぞれのローラが選択されることで、条件設定メニューが開く。図6の例では駆動開始時刻と駆動終了時刻と回転速度のテーブルを作成することで、加減速、逆転などのローラ搬送条件を作成できる。
次に、シミュレーション実行部32に関する処理について図7のフローチャートを用いて説明する。S701においてCPU21はまず、有限要素解析モデルの運動を計算する実時間(計算終了時間)T、及び運動方程式の解を数値的に求める際に使用する数値時間積分の時間刻みΔtを設定する。TおよびΔtは予め定められた値を用いてもよいし、ユーザが指示した値を用いてもよい。そしてCPU21は、時刻毎のつまり初期時間から計算終了時間Tまで時間刻みΔt毎の各時間ステップにおいて有限要素解析モデルの運動計算を行い、計算結果をRAM25に格納する。本実施例では計算結果をRAM25に格納しているが記憶部23に保存するようにしてもよい。
続いて各時間ステップにおける有限要素解析モデルの運動計算を説明する。ステップS702においてCPU21は、Δt秒後の計算を行う際に必要な初期加速度、初期速度及び初期変位を設定する。これらの値としては、1時間ステップの終了の度に、その計算結果(即ち、前回の時間ステップの計算値を初期値とする)が投入される。なお最初の値は予め定められた値を用いる。
次にステップS703においてCPU21は有限要素解析モデルの表面となる要素表面と接触対象となる部材とが接触しているかの判定を行い、接触していると判定された場合はステップS704〜S706を、そうでない場合にはステップS707を実行する。
ステップS704においてCPU21は接触位置、抗力、摩擦力といった接触力を計算する。
次にステップS705においてCPU21はステップS704で計算された接触位置の情報から小領域のインデックスを計算することで小領域を特定し、特定された小領域ごとの接触力を加算しRAMに格納する。
次にステップS706においてCPU21はステップS704で計算された接触力、接触位置の情報から要素内各節点において発生する接触力の全成分の等価節点力を計算し、要素内各節点の接触力に加算しRAMに格納する。
ステップS707においてCPU21は有限要素解析モデルの表面となる要素表面と接触対象となる部材の全組合せについてステップS703の判定が終了したかを判定し、終了していない場合は次の組合せについてステップS703の判定を実行する。終了した場合はステップS707を実行する。
次にステップS708においてCPU21は有限要素解析モデルの各要素について復元力の計算を行い、要素内各節点の復元力に加算しRAMに格納する。
次にステップS709においてCPU21は上記以外の有限要素解析モデルの各有限要素節点に働く力である減衰力、重力、空気抵抗力、及びクーロン力を計算しRAMに格納する。
次にステップS710においてCPU21はその時間ステップで有限要素解析モデルの各有限要素節点かかる合力としてステップS706、ステップS708、ステップS709で計算されたそれぞれの有限要素節点に働く力を加算しRAMに格納する。
次にステップS711においてCPU21は、ステップS710で求めた有限要素節点に働く総力を有限要素節点の質量で除し、この除算の結果に初期加速度を加算することで、Δt秒後における当該有限要素節点の加速度を求める
次にステップS712においてCPU21は、ステップS711で求めた加速度にΔtを乗じ、この乗算の結果に初速度を加算することで、Δt秒後における当該有限要素節点の速度を求める。
次にステップS713においてCPU21は、ステップS712で求めた速度にΔtを乗じ、この乗算の結果に初期変位を加算することで、Δt秒後における当該有限要素節点の変位を求める。
本実施例では、ステップS711〜S713一連のΔt秒後の物理量の計算にEulerの時間積分法を採用しているが、Kutta−merson、Newmark−β法、Willson−θ法などの他の時間積分法を採用してもよい。
ステップS714では計算時刻が設定した実時間Tに到達したか否かを判定し、到達していれば運動計算手順を終了する。到達していない場合は再度ステップS702に戻り時間積分を繰り返し、計算時刻が設定した実時間Tに到達した場合は運動計算を終了する。
本実施例において、運動計算の中で追加されているのはステップS705のみであり、計算時間の増加はわずかである。対して要素の細分により局所的な接触力を評価しようとする場合、要素、節点数の増加による計算時間の増加がある。さらに、本実施例で採用したEulerの時間積分法のような陽解法を用いた場合には、安定的に計算するための時間刻みΔtに制限があり、おおよそ要素サイズに比例してΔtを小さくする必要がある。従って、時間ステップの繰り返し数が増加することによる計算時間の増加が生じる。記録媒体の有限要素にシェル要素を用い要素サイズを三分の一にした場合、概算で27倍の計算時間が必要になる。
計算が終了したら結果表示を実行する。運動計算の実行結果は結果表示ボタンを押すことで確認できる。図8はアニメーション表示のメニューの例である。再生ボタン82、コマ送りボタン81および83、初期ステップに戻るボタン80、コンター表示ボタン84、ベクトル表示ボタン85により表示画面上に計算された記録媒体の挙動を幾何形状で表示させ、計算の結果を表示させている。
次に領域別接触力表示部44について説明する。領域別接触力表示部44ではステップS705で格納された小領域ごとの接触力を、有限要素解析モデルの変形結果が対応する小領域を描画領域としてコンター、もしくはベクトルを表示する。
まずコンター表示処理について具体的に説明する。図8に示すアニメーション操作画面上の接触力コンター表示設定ボタン84を押すと接触力コンター表示設定を行うための接触力コンター表示設定メニューが表示され、そこでの設定に沿って小領域ごとの接触力コンターが表示される。
図9は接触力コンター表示設定メニューの一例であり、コンター表示切替ボタン91とコンター表示接触力選択ボタン92とコンター最小値入力欄93とコンター最大値入力欄94を有する。コンター表示を行うにはコンター表示切替ボタンを選択しコンター表示を有効にする。図9ではコンター表示を有効化されている。次に表示を行う接触力に対応するコンター表示接触力選択ボタンを選択する。図9では摩擦力を選択している。次にコンター最小値入力欄、コンター最大値入力欄に値を入力する。図9ではコンター最小値入力欄に0N、コンター最大値入力欄に0.8Nが入力されている。
その後OKボタンがクリックされるとCPU21はRAM25に格納された全ての時刻、全ての小領域の選択されている接触力、この場合は摩擦力ベクトル、の大きさを計算する。その計算された値と入力されたコンター最小値、コンター最大値から各時刻、各小領域の色を計算しRAM25に格納する。
次にCPU21は結果表示時刻での各小領域の色で有限要素解析モデル要素表面内の各小領域を要素表面単位として表示部に描画する処理を行う。アニメーションを再生した場合も同様に各結果表示時刻での各小領域の色で有限要素解析モデル要素表面の各小領域を表示部に描画する処理を行う。
図10(A)は接触力コンター表示を実行した際のアニメーション表示のメニューの例である。有限要素解析モデル要素表面の各小領域の接触力が大きいものほど濃淡が濃く描画されている。また図10(A)は図8のアニメーション表示のメニューの例に加えコンターの値の範囲を示すカラーバー101が表示される。
図10(B)は図10(A)の点線102部分を拡大したもので、一点鎖線103が要素11より解像度の高い小領域を表している。従来通りの要素サイズで局所的な接触力を視覚的に把握できる。
次にベクトル表示処理について具体的に説明する。図11は接触力ベクトル表示設定メニューの一例であり、ベクトル表示切替ボタン111とベクトル表示接触力選択ボタン112とベクトル表示サイズ入力欄113と非表示ベクトル入力欄114とを有する。ベクトル表示を行うにはベクトル表示切替ボタン111を選択し、ベクトル表示を有効にする。図11ではベクトル表示を有効化されている。またベクトル表示に用いるベクトルは、接触力の大きさや、接触力を有限要素解析モデルの等価節点力に換算した値を表すベクトルなどのいずれか一方を選択的に表示できる。
次に表示を行う接触力に対応するベクトル表示接触力選択ボタン112を選択する。図11では摩擦力を選択している。
次にベクトルの大きさを1Nあたり何mmで表示するかをベクトル表示サイズ入力欄113に入力する。図11では30mm/Nが入力されている。
次に微小な接触力も全てベクトルを描画すると視認性が悪化するため、非表示にするベクトルの閾値を非表示ベクトル入力欄114に入力する。図11では0.6Nが入力されている。
その後OKボタンがクリックされるとCPU21はRAM25に格納された全ての時刻、全ての小領域の選択されている接触力(この場合は摩擦力ベクトルの大きさが、非表示ベクトル入力欄114に入力された以上のもの)について計算を行う。つまり、入力されたベクトル表示サイズから表示するベクトル長さを計算しそれに単位化した接触力ベクトルを乗じた表示ベクトルを計算しRAM25に格納する。
次にCPU21は結果表示時刻で有限要素解析モデル要素表面の各小領域の中央を起点としてその時刻での表示ベクトルを表示部に描画する処理を行う。結果表示時刻で有限要素解析モデル要素表面の各小領域の中央を起点としてその時刻での表示ベクトルを表示部に描画する処理を行う。
図12(A)は接触力ベクトル表示を実行した際のアニメーション表示のメニューの例である。有限要素解析モデル要素表面の各小領域の接触力が大きいものほどベクトルが長く描画されている。図12(B)は図12(A)の点線121部分を拡大したもので従来通りの要素サイズで局所的な接触力を視覚的に把握できる。
[その他の実施例]
本発明は、上述の実施例の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
以上のような本実施例による接触力の表示によって、従来技術では要素の細分化なしには実現困難であった、局所的な接触力を視覚的に把握することができる。

Claims (10)

  1. 有限要素法により離散化された有限要素解析モデルと他の接触対象となる部材との接触による変形の挙動を時刻毎にシミュレーションする情報処理装置であって、
    前記有限要素解析モデルの表面となる要素表面を要素表面よりも小さい小領域に分割する分割手段と、
    前記有限要素解析モデルと前記部材とが接触する前記小領域を特定する特定手段と、
    前記小領域ごとに接触力を格納する格納手段と、
    前記格納手段により格納された、前記小領域ごとの接触力を読み込み、前記小領域ごとに接触力を要素表面よりも高い解像度で表示画面上に表示させる表示手段と
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記有限要素解析モデルは、シート状の記録媒体を有限要素法により離散化して得られるモデルであることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記表示手段は、前記有限要素解析モデルのシミュレーション後の変形結果と前記部材の幾何形状とを描画するための描画領域を設け、前記格納手段により格納された小領域ごとの接触力を読み込み、前記描画領域の有限要素解析モデル要素表面の対応する小領域に、接触力の大きさを色で表示することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記表示手順は、前記有限要素解析モデルのシミュレーション後の変形結果と前記部材の幾何形状とを描画するための描画領域を設け、前記格納手段により格納された小領域ごとの接触力を読み込み、前記描画領域の有限要素解析モデル要素表面の対応する小領域に接触力の大きさをベクトルで表示することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の情報処理装置。
  5. 前記表示手段は、前記部材の接触力を前記有限要素解析モデルの等価節点力に換算した値を、要素表面単位で色あるいは濃淡によるコンター表示することを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  6. 前記表示手段は、前記ベクトルと、前記接触力を前記有限要素解析モデルの等価節点力に換算した値のベクトルとのいずれか一方を選択的に表示する事を特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  7. 前記格納手段は、同じ小領域で発生した前記接触力の全成分を加算して格納することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  8. 前記表示手段は、前記格納手段によって格納された接触力が閾値を超えた場合、その旨を通知するメッセージを表示することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  9. 有限要素法により離散化された有限要素解析モデルと他の接触対象となる部材との接触による変形の挙動を時刻毎にシミュレーションする情報処理装置の制御方法であって、
    前記有限要素解析モデルの表面となる要素表面を要素表面よりも小さい小領域に分割し、
    前記有限要素解析モデルと前記部材とが接触する前記小領域を特定し、
    前記小領域ごとに接触力を前記情報処理装置の格納手段に格納し、
    前記格納された、前記小領域ごとの接触力を読み込み、前記小領域ごとに接触力を要素表面よりも高い解像度で前記情報処理装置の表示画面上に表示させることを特徴とする情報処理方法。
  10. コンピュータを、請求項1乃至請求項8の何れか一項に記載された情報処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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