JP4411585B2 - 解析装置 - Google Patents

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Description

本発明は、解析装置、解析方法、解析プログラム及び解析プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
一般に、製品開発の過程においては種々の開発工程があるが、例えば、ある製品の試作品を作成する前段階で、その製品が有する各種特性を試験するためにCAE(Computer Aided Engineering)システムが用いられている。
このCAEシステムは、製品開発の様々なプロセスを支援するシステムであり、例えば、コンピュータに組み込まれて実行することにより、複雑な形状を有するパーツの構造的強度特性、振動特性、耐熱特性等のシミュレーション等を行うことができる。CAEシステムは、コスト削減、品質向上、開発日程の短縮を目的とした製品開発を行うために産業界の幅広い分野で利用されている。
このCAEに関連した装置として、GUI(Graphical User Interface)環境下において、モデリング言語により生成された複数の基本物体モデルの中から幾つかの所望のモデルを選択し、これらの選択された物体モデルを操作することによりシミュレーション実行のための境界条件を付与するシミュレーションデータ作成装置が知られている。このシミュレーションデータ作成装置によれば、ユーザが複雑なプログラミング言語を理解することなくシミュレーションデータを作成することが可能であり、ユーザにとって扱いやすいものとなっている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002―140653
しかしながら、上記シミュレーションデータ作成装置では、通常選択された複数の物体モデル毎に境界条件をその都度付与していかなければならず、ユーザの作業工数が増大するという問題点があった。このような問題は、本発明が解決しようとする課題の一例として挙げることができる。
本発明の請求項1に記載の解析装置は、解析対象物体の形状情報を取得する情報取得部と、前記形状情報から前記解析対象物体に関する付加情報として境界条件を設定する場所に付加された色情報を抽出する付加情報抽出部と、各色情報に応じて境界条件の種類が対応づけられている境界条件テーブルと、前記境界条件テーブルに基づいて抽出された前記色情報の種類に応じた境界条件を決定する解析条件決定部と、少なくとも前記境界条件に基づいて解析用データを生成する解析用データ作成部と、前記解析用データに基づき解析を行う解析手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明の請求項に記載の解析方法は情報取得部と、付加情報抽出部と、境界条件テーブルと、解析条件決定部と、解析用データ作成部と、解析手段と、を備える解析装置における解析方法であって、前記情報取得部により、解析対象物体の形状情報を取得するステップと、前記付加情報抽出部により、前記形状情報から前記解析対象物体に関する付加情報として境界条件を設定する場所に付加された色情報を抽出するステップと、前記解析条件決定部により、各色情報に応じて境界条件の種類が対応づけられている前記境界条件テーブルに基づいて抽出された前記色情報の種類に応じた境界条件を決定するステップと、前記解析条件決定部により、少なくとも前記境界条件に基づいて解析用データを生成する解析用データ作成ステップと、前記解析手段により、前記解析用データに基づき解析を行う解析ステップと、を備えたことを特徴とする。
また、本発明の請求項に記載の解析プログラムは、コンピュータに請求項に記載の解析方法を実行させることを特徴とする。
また、本発明の請求項に記載の記録媒体は、請求項に記載の解析プログラムを記録していることを特徴とする。
以下、図面を参照しながら本発明に係る解析装置の実施の形態を説明する。
図1は、本発明に係る解析装置の実施形態を示すブロック図である。
本実施形態の解析装置10は、製品開発の様々なプロセスを支援するための解析を行うためのものであり、例えば、所望の形状を有する解析対象物体の各種物理特性をシミュレーションにより解析する装置である。
解析装置10は、形状情報作成装置5によって作成された解析対象物体の二次元形状情報または三次元形状情報である形状情報に対する解析用データを作成する解析用データ作成部30と、解析用データ作成部30により作成された解析用データを基に解析を実行する解析手段である解析実行部40とを備えている。この解析装置10は、例えばコンピュータ装置であり、このコンピュータ装置が記録媒体に記録された解析プログラムを実行することにより、解析用データ作成部30,および解析実行部40がコンピュータ装置内に構成される。
まず、形状情報作成装置5について説明する。
形状情報作成装置5は、解析対象物体の二次元形状情報または三次元形状情報を作成する形状情報作成部20を有している。この形状情報作成装置5は、例えばコンピュータ装置であり、このコンピュータ装置が記録媒体に記録された形状情報作成プログラムを実行することにより、形状情報作成部20がコンピュータ装置内に構成される。
形状情報作成部20には基本形状情報記憶部と、付加情報記憶部が設けられている。
基本形状情報記憶部は、解析対象物体の形状を表現するための基本となる基本形状を有しており、解析対象物体の形状情報は、この基本形状を複数組み合わせることにより2次元形状情報または3次元形状情報として形成される。基本形状としては、例えば、点、直線、曲線、円、楕円、四角形、面等が挙げられる。
付加情報記憶部は、解析対象物体の形状情報に付加される付加情報を記憶している。この付加情報は、例えば解析対象物体に与えられた色情報、模様情報等が挙げられる。この付加情報は、解析対象物体が有する形状特性に全く影響を与えるものではなく、解析対象物体上の点、線、面、座標系などの領域を指定するものである。
形状情報作成部20は、これらの基本形状情報記憶部と付加情報記憶部とを用いて、ユーザが図示せぬディスプレイ等の表示部を参照しながらマウス、キーボード等の入力装置を介して入力した情報を基に、付加情報が付加された任意形状を有する解析対象物体の形状情報を作成する。
次に、解析装置10の解析用データ作成部30について説明する。
図2は、解析用データ作成部30の詳細について説明するブロック図である。
解析用データ作成部30は、情報取得部31と、付加情報抽出部32と、解析条件決定部33とを備えている。
情報取得部31は、解析対象物体の形状情報と、シミュレーション実行時の境界条件に関連した解析情報とを取得するものである。ここで解析情報とは、例えば、境界条件に関連したパラメータ、解析実行時のメッシュのサイズ、形状情報の材質の種類等である。
情報取得部31は、例えば、図示せぬ表示部等に形状情報と解析情報とを入力するようユーザに促すための表示を行う。情報取得部31は、ユーザがこの表示部等の表示にしたがい必要な解析情報を入力することで、解析対象物体の形状情報および解析情報を取得する。なお、予め用意されている形状条件を解析する場合などには、規定値として設定されている解析情報を使用することもできる。この場合、解析情報の入力は不要である。
付加情報抽出部32は、情報取得部31が取得した形状情報から解析対象物体に関する付加情報を抽出する。そして解析条件決定部33は、付加情報抽出部32が抽出した付加情報を基に、より具体的には、付加情報抽出部32が抽出した付加情報と情報取得部31が取得した解析情報とに基づき、解析対象物体の解析を行うための境界条件を決定し、解析用データを作成する。
付加情報抽出部32は、前記解析対象物体の形状情報に印される色情報、模様情報等の付加情報を抽出し、当該付加情報が付されている領域とその種類がなんであるかを識別する。そして、解析条件決定部33は、この抽出された付加情報に対応する境界条件を選択し、付加情報が付されていた場所に境界条件を設定する。
ここでは、解析条件決定部33は、例えば、予め付加情報の種類に応じた境界条件の種類を示すテーブル等を有しており、このテーブルを参照することによって、境界条件の種類が選択される。そして、選択された境界条件の種類に対して、情報取得部31が取得した解析情報を基に、具体的なパラメータを形状情報上の付加情報が付されていた領域に設定することにより、最終的な境界条件が決定され、解析用データが作成される。
ここで、境界条件の種類としては、例えば、荷重、拘束、温度拘束、接触、摩擦、熱伝導率、放射率、加速度、圧力、熱源、並進、回転、自由度、変位拘束等が挙げられる。
以上が、解析用データ作成部30についての説明である。
次に、解析装置10の解析実行部40について説明を行う。
解析実行部40は、解析用データ作成部30により作成された解析用データを基に、解析対象物体に対する各種シミュレーションを実行する。具体的には境界条件に応じて様々なシミュレーションを実行することが可能であり、例えば、解析対象物体の応力解析、強度解析、振動解析、熱伝導解析等が挙げられる。解析実行部40は、解析結果としてのシミュレーション結果の図示せぬ表示部への出力、記録媒体への結果データの保存等を行い終了する。
以上、説明したように本実施形態によれば、解析対象物体の形状情報に付加された付加情報を基に、境界条件の種類および境界条件を付与する領域を識別することができる。したがって、境界条件設定時に、領域を特定して具体的なパラメータを付与するといった手間が省かれることにより作業工数が減少し、容易に境界条件を設定することができる。
また、本実施形態によれば、付加情報は、解析対象物体の形状情報に付加される色情報、模様情報等であるため、解析対象物体の形状情報作成時に簡単な作業で付加することが可能である。
上記説明では、解析装置10が形状情報作成装置5によって作成された形状情報を得るとして説明を行ったが、これに限られることはなく、例えば、解析装置10に形状情報作成装置5の形状情報作成部20を組み込んで付加情報付きの解析対象物体の形状情報を作成し、この形状情報を用いて、境界条件の種類と形状情報に付加された付加情報の領域を認識するように構成してもよい。
また、本実施形態によれば、付加情報は色情報、模様情報等の一般的な情報であるため、解析対象物体の形状情報を任意のソフトウェア等で作成することができ、作成された付加情報付きの解析対象物体の形状情報を読み込んで、境界条件を付与する領域を識別することができる。したがって、解析対象物体作成の自由度が増し、様々な形状作成ソフトウェアで作成した形状情報を解析することで可能である。又、他のソフトウェアで作成されたデータ資産を流用することが可能となり、データの汎用性が高まる。
以下、図面を参照しながら本発明に係る解析装置の実施例を説明する。
図3は、本実施例の解析装置100の概略構成を示すブロック図である。
本実施例の解析装置100は、製品開発の様々なプロセスを支援するための各種シミュレーション解析を行うためのものであり、解析装置自身の形状作成機能や、CAD(Computer Aided Design)アプリケーションソフトウェア等の形状作成ソフトウェアにより作成された所望の形状を有する解析対象物体の形状情報であるオブジェクトデータを基に、解析対象物体の構造解析シミュレーションをする装置である。
図3に示すように、解析装置100は、コンピュータ装置110と、表示部としてのディスプレイ120と、コンピュータ110への情報入力を行うためのキーボード、マウス等からなる入力装置130とを有して構成されている。
コンピュータ装置110には、形状作成ソフトウェア140と、解析ソフトウェア150と、OS(Operation System)160がインストールされている。コンピュータ装置110は、OS160を起動実行することにより、ディスプレイ120及び入力装置130を制御可能に構成されている。
形状作成ソフトウェア140は、OS160上で動作するCADアプリケーションソフトウェア等であり、形状作成装置としてコンピュータ装置110を機能させる。
また、解析ソフトウェア150は、形状作成ソフトウェア同様にOS160上で動作するCAEアプリケーションソフトウェアであり、コンピュータ装置110をシミュレーション実行の解析装置として機能させる。
以下、各ソフトウェア140,150について具体的に説明する。
まず、図4を参照しながら形状作成ソフトウェア140について説明する。
図4は、形状作成ソフトウェア140の機能構成を示すブロック図である。
図4に示すように、形状作成ソフトウェア140は、コンピュータ装置110により実行されることによって、オブジェクトデータ作成部141と、オブジェクトデータベース142と、色データベース143と、出力ファイル作成部145をコンピュータ装置110上で機能させるものである。
オブジェクトデータ作成部141は、形状作成ソフトウェア140の根幹を為す部位であり、ユーザによりオブジェクトデータベース142からオブジェクトを構成する基本オブジェクトを選択して、解析対象物体の形状情報であるオブジェクトデータを作成し、ディスプレイ120上に表示する。
オブジェクトデータベース142は、基本オブジェクトとして点、直線、曲線、円、楕円、四角形を有している。これらの基本オブジェクトは、長さ、半径等を変数として持っており、これらの値を変化させることで任意のサイズの形状を表現することもできる。オブジェクトデータ作成部141は、オブジェクトデータベース142が有するこれらの基本オブジェクトのパラメータを適宜変化させながら、任意の形状を有する解析対象物体のオブジェクトデータを作成し、ディスプレイ120上に表示する。
色データベース143は、ディスプレイ120上に表示されたオブジェクトデータに付加される付加情報である色データを有している。この色データは、オブジェクトデータの点、線、面、またはオブジェクトデータの座標系等の境界条件を設定する場所を指定するために付加される。オブジェクトデータ作成部141は、ユーザの指示に応じて色データベース143中の所望の色を選択し、オブジェクトデータの選択された領域に色を着色することができる。なお、ここで座標系への着色は、オブジェクトデータを含む系全体に加えられる重力等の作用の方向を示すために用いられる。
図5は、実際にディスプレイ上に作成されたオブジェクトデータ200に色を着色した状態を示している。図5に示すように、例えば階段状のオブジェクトデータ200は、オブジェクトデータ作成部141によって作成されたものであり、第1の面200aには青色が、そして第2の面200bには赤色が付加されている。
また、付加された色データは、色毎にシミュレーション実行時の境界条件の種類に対応している。色と境界条件の関係については後述する。
なお、色に限らず、模様や予め作成されたアイコンやサムネイル等の所定の目印(マーク)を付加情報として用いてもよい。
出力ファイル作成部145は、オブジェクトデータ作成部141によって作成されたオブジェクトデータを所定のファイル形式で出力するファイル出力部である。この出力ファイル作成部145から出力されるオブジェクトデータファイルは、解析対象物体の形状情報及び付加情報を含んでおり、例えばIGES等の既知のフォーマットである。
次に、図6を参照しながら解析ソフトウェア150について説明する。
図6は、解析ソフトウェア150の機能構成を示すブロック図である。
解析ソフトウェア150は、コンピュータ装置110により実行されることによって、解析用データを作成する解析用データ作成部151と、解析用データ作成部151によって作成された解析用データに基づいて実際のシミュレーション解析を行う解析実行部152とをコンピュータ装置110上で機能させるものである。
解析用データ作成部151は、情報取得部153と、付加情報抽出部154と、解析条件決定部155と、境界条件テーブル156とを有している。
情報取得部153は、形状作成ソフトウェア140によって作成されたオブジェクトデータファイルおよびシミュレーション実行に関する各種パラメータ等を取得するものである。シミュレーション実行に関する各種パラメータとは、例えば、荷重の大きさ、シミュレーションを行うにあたってメッシュのサイズ、オブジェクトデータを構成する材質、オブジェクトデータの自重考慮の有無等である。
図7は、情報取得部153によってディスプレイ120上に表示されるデータ入力画面70である。ユーザは、図7に示すようなデータ入力画面70にしたがって、選択ボタン、入力スペース等からなる入力欄71〜76にデータを入力する。これにより、情報取得部153は、シミュレーションを実行するオブジェクトデータファイル、およびシミュレーション実行に関する各種パラメータを入力装置130を介して入力され、各データを取得する。なお、図7は、境界条件として荷重が加えられることが前提とされた画面表示例となっているが、これに限られるものでなく、境界条件テーブルに用意される様々な種類の境界条件が適用される場合が考えられる。
付加情報抽出部154は、情報取得部153が取得したオブジェクトデータファイル中のオブジェクトデータから解析対象物体に関する付加情報としての色データ等を抽出する。そして、付加情報抽出部154は、各色データが付されている領域とその種類がなんであるかを識別する。図5においては、オブジェクトデータ200の第1の面200aには青色が、そして第2の面200bには赤色が付されていることを識別する。
解析条件決定部155は、付加情報抽出部154が抽出した付加情報としての色データの種類と付されている領域を基に、解析を行うための境界条件を決定し、解析用データを作成する。この解析条件決定部155は、色データの種類に応じた境界条件の種類を示す境界条件テーブル156を参照しながら、境界条件を決定する。
具体的には、境界条件テーブル156には、各色データに応じて境界条件の種類が対応づけられている。ここで、境界条件の種類としては、例えば、荷重、拘束、温度拘束、接触、摩擦、熱伝導率、放射率、加速度、圧力、熱源、並進、回転、自由度、変位拘束等が挙げられる。
解析条件決定部155は、この境界条件テーブル156を参照して、各色データまたは模様データがどのような境界条件の種類を示しているのか判断する。例えば、図5に示す第1の面200aに着色された「青」は、荷重が加えられる荷重面を示している。そして、第2の面200bに着色された「赤」は、オブジェクト200を支持体に固定するための固定面を示している。解析条件決定部155は、第1の面200aに情報取得部153により得られた荷重の大きさを設定し、第2の面200bを固定面であると設定することにより境界条件を決定する。
また、解析条件決定部155は、情報取得部153が取得したオブジェクトデータを構成する材質を設定して、オブジェクトデータの自重を算出し、オブジェクトデータの自重考慮の有無に応じた処理を行うかどうかの設定を行う。また、境界条件決定部155は、情報取得部153が取得したメッシュの大きさに応じてオブジェクトデータにメッシュを配置する。このように、解析条件決定部155は、オブジェクトデータに対する各種境界条件の設定を行い、シミュレーション実行用の解析用データを作成する。
解析実行部152は、解析条件決定部155により設定された境界条件に応じて、実際のシミュレーションを実行して、シミュレーション結果をディスプレイ120に表示する。シミュレーション結果は、シミュレーション結果ファイルを作成して保存するようにしてもよい。
以上が、解析ソフトウェア150の機能説明である。
図8は、形状作成ソフトウェア140と、解析ソフトウェア150がインストールされて、コンピュータ装置110が解析装置100として構成された状態を示すブロック図である。
コンピュータ装置100は、中央制御部191と、ディスプレイ制御部192と、入力装置制御部193と、記憶部194と、形状作成部170と、解析部180とを有している。
中央制御部191は、記憶部194と連携してコンピュータ装置110の各部を統括的に制御するものである。ここで記憶部194は、電子データを保存できるものであればよく、例えば、ハードディスクドライブ、光ディスク等何でもよい。
ディスプレイ制御部192は、中央制御部191からの指示に応じてディスプレイ120の表示制御を行う。また、入力装置制御部193は、中央制御部191からの指示に応じてキーボード、マウス等の入力装置を制御する。
形状作成部170は、形状作成ソフトウェア140が実行されることにより構成され、解析部180は、解析ソフトウェア150が実行されることにより構成されている。形状作成部170、解析部180の構成は、図4及び図6で説明した各ソフトウェアの機能構成と同一であるため、説明を省略する。
次に、図9を参照しながら、本実施例における解析装置100を用いた解析方法について説明する。
図9は、本実施例における解析装置100の動作を説明するフローチャートである。
まず、コンピュータ装置110は、ユーザの指示に応じて、形状作成ソフトウェア140を起動し、形状作成部170をコンピュータ装置110内に構成する。そして、形状作成部170は、オブジェクトデータ作成部141及びオブジェクトデータベース142を介してユーザの操作に応じたオブジェクトデータを作成する。このとき、オブジェクトデータ作成部141は、ユーザの操作に応じて作成されたオブジェクトデータの点、線、面等の領域に所定の色または模様等の付加情報を色データベース143付加するようにする(ステップS1)。
そして形状作成部170は、作成されたオブジェクトデータをオブジェクトデータファイルとして出力する(ステップS2)。作成されたオブジェクトデータファイルは、記憶部194に保存される。
次に、コンピュータ装置110は、解析ソフトウェア150を起動し、解析部180をコンピュータ装置110内に構成する。そして、解析部180は、情報取得部153を介して、ディスプレイ120上にデータ入力画面70を表示する。そして、情報取得部153は、ユーザがデータ入力画面の表示に応じて指定入力したオブジェクトデータファイルおよびシミュレーション実行に関する各種パラメータ等を取得する(ステップS3)。
次に、付加情報抽出部154は、オブジェクトデータに付加された付加情報を抽出し、付加情報が付されている領域とその種類がなんであるかを識別する(ステップS4)。
そして、解析条件決定部155は、境界条件テーブル156を参照して、付加情報が示している境界条件の種類を特定し、そして情報取得部153が取得したシミュレーション実行に関する各種パラメータに応じて境界条件を決定する。さらに、解析条件決定部155は、シミュレーション実行に関する各種パラメータを参照して、オブジェクトデータに自重、材質、メッシュのサイズ等を設定して解析用データを作成する(ステップS5)。
そして、解析用データは、解析実行部152によってシミュレーションが実行され、シミュレーション内容に応じてオブジェクトの応力特性、振動特性等の結果を得る(ステップS6)。
シミュレーション結果は、ディスプレイ120に表示されたり、記憶部194にシミュレーション結果データとして保存される。
解析装置100による解析は、以上である。
以上説明したように、本実施例の解析装置100によれば、解析対象物体の形状情報としてのオブジェクトデータを取得する情報取得部153と、オブジェクトデータから解析対象物体に関する付加情報を抽出する付加情報抽出部154と、付加情報を基に境界条件を決定する解析条件決定部155と、を備えている。
解析装置100によれば、オブジェクトデータから付加情報を取得することにより、自動的に境界条件を与える領域とその領域に与えられる境界条件の種類を特定することができる。よって、境界条件設定時に、領域を特定して具体的なパラメータを付与するといったユーザの手間が省かれることにより境界条件設定時の作業工数が減少し、シミュレーション実行に必要な境界条件を容易に設定することができる
また、本実施例によれば、付加情報は、解析対象物体のオブジェクトデータに付加される色データ、模様データ等のマーキングであるため、解析対象物体のオブジェクトデータ作成時に簡単な作業で付加することが可能であり、作業が容易である。また、これらのマーキングは、ユーザによる目視の確認が容易であるため、境界条件の設定領域選択の正誤を容易に確認することも可能である。
また、本実施例では、解析ソフトウェア150と異なる形状作成ソフトウェア140によって生成された付加情報付きの解析対象物体の形状情報を基にして、境界条件の種類および境界条件を付与する領域を識別することができる。したがって、他のソフトウェアで作成されたデータ資産を流用することが可能となり、データの汎用性が高まる。
なお、本実施例では、解析装置100によってオブジェクトデータを作成し、シミュレーション解析を行うように構成したが、これに限られず、他のコンピュータ装置にインストールされた形状作成ソフトウェアを用いてオブジェクトデータを作成し、このオブジェクトデータを解析装置100に入力することにより、シミュレーション解析を行うようにしてもよい。
本発明に係る解析装置の実施形態を示すブロック図である。 解析用データ作成部の詳細について説明するブロック図である。 本発明に係る実施例の解析装置100の概略構成を示すブロック図である。 形状作成ソフトウェアの機能構成を示すブロック図である。 オブジェクトデータに色を着色した状態を示している。 解析ソフトウェアの機能構成を示すブロック図である。 ディスプレイ上に表示されるデータ入力画面の表示例である。 形状作成ソフトウェアと解析ソフトウェアが起動され、解析装置として構成された状態を示すブロック図である。 解析装置の動作を説明するフローチャートである。
符号の説明
10・・解析装置
20・・形状情報作成部
30・・解析用データ作成部
31・・情報取得部
32・・付加情報抽出部
33・・解析条件決定部
40・・解析実行部

Claims (6)

  1. 解析対象物体の形状情報を取得する情報取得部と、
    前記形状情報から前記解析対象物体に関する付加情報として境界条件を設定する場所に付加された色情報を抽出する付加情報抽出部と、
    各色情報に応じて境界条件の種類が対応づけられている境界条件テーブルと、
    前記境界条件テーブルに基づいて抽出された前記色情報の種類に応じた境界条件を決定する解析条件決定部と、
    少なくとも前記境界条件に基づいて解析用データを生成する解析用データ作成部と、
    前記解析用データに基づき解析を行う解析手段と、
    を備えたことを特徴とする解析装置。
  2. 前記付加情報は、前記解析対象物体の面、辺、点、座標系、形状に対応して与えられていることを特徴とする請求項1に記載の解析装置。
  3. 前記形状情報は、前記解析対象物体の二次元情報または三次元情報であることを特徴とする請求項1または2に記載の解析装置。
  4. 情報取得部と、付加情報抽出部と、境界条件テーブルと、解析条件決定部と、解析用データ作成部と、解析手段と、を備える解析装置における解析方法であって、
    前記情報取得部により、解析対象物体の形状情報を取得するステップと、
    前記付加情報抽出部により、前記形状情報から前記解析対象物体に関する付加情報として境界条件を設定する場所に付加された色情報を抽出するステップと、
    前記解析条件決定部により、各色情報に応じて境界条件の種類が対応づけられている前記境界条件テーブルに基づいて抽出された前記色情報の種類に応じた境界条件を決定するステップと、
    前記解析条件決定部により、少なくとも前記境界条件に基づいて解析用データを生成する解析用データ作成ステップと、
    前記解析手段により、前記解析用データに基づき解析を行う解析ステップと、
    を備えた解析方法。
  5. コンピュータに、
    解析対象物体の形状情報を取得するステップと、
    前記形状情報から前記解析対象物体に関する付加情報として境界条件を設定する場所に付加された色情報を抽出するステップと、
    各色情報に応じて境界条件の種類が対応づけられている境界条件テーブルに基づいて抽出された前記色情報の種類に応じた境界条件を決定するステップと、
    少なくとも前記境界条件に基づいて解析用データを生成する解析用データ作成ステップと、
    前記解析用データに基づき解析を行う解析ステップと、
    を実行させるための解析プログラム。
  6. コンピュータに、
    解析対象物体の形状情報を取得するステップと、
    前記形状情報から前記解析対象物体に関する付加情報として境界条件を設定する場所に付加された色情報を抽出するステップと、
    各色情報に応じて境界条件の種類が対応づけられている境界条件テーブルに基づいて抽出された前記色情報の種類に応じた境界条件を決定するステップと、
    少なくとも前記境界条件に基づいて解析用データを生成する解析用データ作成ステップと、
    前記解析用データに基づき解析を行う解析ステップと、
    を実行させるための解析プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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