JP4520822B2 - 電磁波解析装置、電磁波解析方法および電磁波解析プログラム - Google Patents

電磁波解析装置、電磁波解析方法および電磁波解析プログラム Download PDF

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Description

この発明は、電子機器が発生する電磁波の解析をマルチグリッドモデルを用いて行う電磁波解析装置、電磁波解析方法および電磁波解析プログラムに関し、特に、マルチグリッドモデルの作成を容易にし、もって電磁波解析の効率を向上することができる電磁波解析装置、電磁波解析方法および電磁波解析プログラムに関するものである。
近年、高周波回路を有する電子機器等が発生する電磁波の影響が問題視されており、電子機器等を設計する場合には、FDTD(Finite Difference Time Domain)法などを用いた電磁波解析を行う必要がある。ここで、FDTD法とは、マクスウェルの方程式を時間軸上で差分方程式にし、この差分方程式を満たすように空間領域で3次元のグリッド上に離散化した電解および磁界を逐次計算する時間領域の電磁界解析手法の一つであり、FDTD法による電磁波解析を行うにあたり、高速化、高精度化の手法としてマルチグリッド法がある(例えば、非特許文献1参照。)。
図19は、FDTD法によるメッシュ分割(グリッド分割)方式を示す図である。同図に示すように、FDTD法では、グリッド間の間隔が均一(uniform)である均一グリッド、グリッド間の間隔が不均一(non-uniform)である不均一グリッドの他に、部分的にグリッドを細分するマルチグリッドによるメッシュ分割が可能である。なお、部分的にグリッドを細分するマルチグリッドに対して、ここでは、均一グリッドおよび不均一グリッドを単一グリッドと呼ぶ。
マルチグリッド法では、重要な部分を細分して逐次計算を行うことによって重要な部分は高精度な解析が可能となり、他の部分はグリッド間隔を大きくして逐次計算を行うことによって高速化が可能となる。
Oliver Podebrad, Markus Clemens, and Thomas Weiland, "New Flexible Subgridding Scheme for the Finite Integration Technique" IEEE TRANSACTIONS ON MAGNETICS,VOL.39,NO.3, PP 1662-1665, May 2003
しかしながら、マルチグリッドを用いてFDTD法による電磁波解析を行うためには、マルチグリッドモデルを作成する必要があるが、マルチグリッドモデルの作成が困難であるという問題がある。
具体的には、マルチグリッドに関する情報を定義した制御ファイルを用意する必要があるが、この制御ファイルは専門家が手作業で作成する必要があり、この制御ファイルの作成が困難であるという問題がある。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するためになされたものであり、マルチグリッドモデルの作成を容易にし、もって電磁波解析の効率を向上することができる電磁波解析装置、電磁波解析方法および電磁波解析プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1の発明に係る電磁波解析装置は、電子機器が発生する電磁波の解析をマルチグリッドモデルを用いて行う電磁波解析装置であって、複数の単一グリッドモデルのそれぞれを部分モデルとして階層的にマージすることによって全体モデルを作成するとともに、該階層的にマージした部分モデル間で親の階層の部分モデルのグリッドを細分して子の階層の部分モデルのグリッドとすることによってマルチグリッドモデルを作成するマルチグリッドモデル作成手段と、前記マルチグリッドモデル作成手段により作成されたマルチグリッドモデルを用いて電磁波の解析を行う計算手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項5の発明に係る電磁波解析方法は、電子機器が発生する電磁波の解析をマルチグリッドモデルを用いて行う電磁波解析装置による電磁波解析方法であって、複数の単一グリッドモデルのそれぞれを部分モデルとして階層的にマージすることによって全体モデルを作成するとともに、該階層的にマージした部分モデル間で親の階層の部分モデルのグリッドを細分して子の階層の部分モデルのグリッドとすることによってマルチグリッドモデルを作成するマルチグリッドモデル作成工程と、前記マルチグリッドモデル作成工程により作成されたマルチグリッドモデルを用いて電磁波の解析を行う計算工程と、を含んだことを特徴とする。
また、請求項9の発明に係る電磁波解析プログラムは、電子機器が発生する電磁波の解析をマルチグリッドモデルを用いて行う電磁波解析プログラムであって、複数の単一グリッドモデルのそれぞれを部分モデルとして階層的にマージすることによって全体モデルを作成するとともに、該階層的にマージした部分モデル間で親の階層の部分モデルのグリッドを細分して子の階層の部分モデルのグリッドとすることによってマルチグリッドモデルを作成するマルチグリッドモデル作成手順と、前記マルチグリッドモデル作成手順により作成されたマルチグリッドモデルを用いて電磁波の解析を行う計算手順と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
かかる発明によれば、複数の単一グリッドモデルのそれぞれを部分モデルとして階層的にマージすることによって全体モデルを作成するとともに、階層的にマージした部分モデル間で親の階層の部分モデルのグリッドを細分して子の階層の部分モデルのグリッドとすることによってマルチグリッドモデルを作成し、作成したマルチグリッドモデルを用いて電磁波の解析を行うよう構成したので、マルチグリッドモデルによる電磁波解析を容易にすることができる。
また、請求項2の発明に係る電磁波解析装置は、請求項1の発明において、前記マルチグリッドモデル作成手段は、階層が同一である部分モデルについては部分モデル間の干渉をチェックし、階層が親子関係にある部分モデルについては親の部分モデルに子の部分モデルが完全に含まれるか否かをチェックすることを特徴とする。
また、請求項6の発明に係る電磁波解析方法は、請求項5の発明において、前記マルチグリッドモデル作成工程は、階層が同一である部分モデルについては部分モデル間の干渉をチェックし、階層が親子関係にある部分モデルについては親の部分モデルに子の部分モデルが完全に含まれるか否かをチェックすることを特徴とする。
また、請求項10の発明に係る電磁波解析プログラムは、請求項9の発明において、前記マルチグリッドモデル作成手順は、階層が同一である部分モデルについては部分モデル間の干渉をチェックし、階層が親子関係にある部分モデルについては親の部分モデルに子の部分モデルが完全に含まれるか否かをチェックすることを特徴とする。
かかる発明によれば、階層が同一である部分モデルについては部分モデル間の干渉をチェックし、階層が親子関係にある部分モデルについては親の部分モデルに子の部分モデルが完全に含まれるか否かをチェックするよう構成したので、電磁波解析が可能な正しいマルチグリッドモデルを作成することができる。
また、請求項3の発明に係る電磁波解析装置は、電子機器が発生する電磁波の解析をマルチグリッドモデルを用いて行う電磁波解析装置であって、単一グリッドモデルを構成するオブジェクトを包含するオブジェクト包含領域の間の包含関係に基づく階層関係で親の階層のオブジェクト包含領域のグリッドを細分して子の階層のオブジェクト包含領域のグリッドとすることによってマルチグリッドモデルを作成し、オブジェクト包含領域間の包含関係について親のオブジェクト包含領域に子のオブジェクト包含領域が完全に含まれるか否かをチェックするマルチグリッドモデル作成手段と、前記マルチグリッドモデル作成手段により作成されたマルチグリッドモデルを用いて電磁波の解析を行う計算手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項7の発明に係る電磁波解析方法は、電子機器が発生する電磁波の解析をマルチグリッドモデルを用いて行う電磁波解析装置による電磁波解析方法であって、単一グリッドモデルを構成するオブジェクトを包含するオブジェクト包含領域の間の包含関係に基づく階層関係で親の階層のオブジェクト包含領域のグリッドを細分して子の階層のオブジェクト包含領域のグリッドとすることによってマルチグリッドモデルを作成し、オブジェクト包含領域間の包含関係について親のオブジェクト包含領域に子のオブジェクト包含領域が完全に含まれるか否かをチェックするマルチグリッドモデル作成工程と、前記マルチグリッドモデル作成工程により作成されたマルチグリッドモデルを用いて電磁波の解析を行う計算工程と、を含んだことを特徴とする。
また、請求項11の発明に係る電磁波解析プログラムは、電子機器が発生する電磁波の解析をマルチグリッドモデルを用いて行う電磁波解析プログラムであって、単一グリッドモデルを構成するオブジェクトを包含するオブジェクト包含領域の間の包含関係に基づく階層関係で親の階層のオブジェクト包含領域のグリッドを細分して子の階層のオブジェクト包含領域のグリッドとすることによってマルチグリッドモデルを作成し、オブジェクト包含領域間の包含関係について親のオブジェクト包含領域に子のオブジェクト包含領域が完全に含まれるか否かをチェックするマルチグリッドモデル作成手順と、前記マルチグリッドモデル作成手順により作成されたマルチグリッドモデルを用いて電磁波の解析を行う計算手順と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
かかる発明によれば、単一グリッドモデルを構成するオブジェクトを包含するオブジェクト包含領域の間の包含関係に基づく階層関係で親の階層のオブジェクト包含領域のグリッドを細分して子の階層のオブジェクト包含領域のグリッドとすることによってマルチグリッドモデルを作成し、オブジェクト包含領域間の包含関係について親のオブジェクト包含領域に子のオブジェクト包含領域が完全に含まれるか否かをチェックし、作成したマルチグリッドモデルを用いて電磁波の解析を行うよう構成したので、マルチグリッドモデルによる電磁波解析を容易にするとともに、電磁波解析が可能な正しいマルチグリッドモデルを作成することができる。
また、請求項4の発明に係る電磁波解析装置は、電子機器が発生する電磁波の解析をマルチグリッドモデルを用いて行う電磁波解析装置であって、単一グリッドモデルの全体領域の部分である部分領域の間の包含関係に基づく階層関係で親の階層の部分領域のグリッドを細分して子の階層の部分領域のグリッドとすることによってマルチグリッドモデルを作成し、部分領域間の包含関係について親の部分領域に子の部分領域が完全に含まれるか否かをチェックし、同一の階層の部分領域については部分領域間の干渉をチェックするマルチグリッドモデル作成手段と、前記マルチグリッドモデル作成手段により作成されたマルチグリッドモデルを用いて電磁波の解析を行う計算手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項8の発明に係る電磁波解析方法は、電子機器が発生する電磁波の解析をマルチグリッドモデルを用いて行う電磁波解析装置による電磁波解析方法であって、単一グリッドモデルの全体領域の部分である部分領域の間の包含関係に基づく階層関係で親の階層の部分領域のグリッドを細分して子の階層の部分領域のグリッドとすることによってマルチグリッドモデルを作成し、部分領域間の包含関係について親の部分領域に子の部分領域が完全に含まれるか否かをチェックし、同一の階層の部分領域については部分領域間の干渉をチェックするマルチグリッドモデル作成工程と、前記マルチグリッドモデル作成工程により作成されたマルチグリッドモデルを用いて電磁波の解析を行う計算工程と、を含んだことを特徴とする。
また、請求項12の発明に係る電磁波解析プログラムは、電子機器が発生する電磁波の解析をマルチグリッドモデルを用いて行う電磁波解析プログラムであって、単一グリッドモデルの全体領域の部分である部分領域の間の包含関係に基づく階層関係で親の階層の部分領域のグリッドを細分して子の階層の部分領域のグリッドとすることによってマルチグリッドモデルを作成し、部分領域間の包含関係について親の部分領域に子の部分領域が完全に含まれるか否かをチェックし、同一の階層の部分領域については部分領域間の干渉をチェックするマルチグリッドモデル作成手順と、前記マルチグリッドモデル作成手順により作成されたマルチグリッドモデルを用いて電磁波の解析を行う計算手順と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
かかる発明によれば、単一グリッドモデルの全体領域の部分である部分領域の間の包含関係に基づく階層関係で親の階層の部分領域のグリッドを細分して子の階層の部分領域のグリッドとすることによってマルチグリッドモデルを作成し、部分領域間の包含関係について親の部分領域に子の部分領域が完全に含まれるか否かをチェックし、同一の階層の部分領域については部分領域間の干渉をチェックし、作成したマルチグリッドモデルを用いて電磁波の解析を行うよう構成したので、マルチグリッドモデルによる電磁波解析を容易にするとともに、電磁波解析が可能な正しいマルチグリッドモデルを作成することができる。
請求項1、5および9の発明によれば、マルチグリッドモデルによる電磁波解析を容易にするので、電磁波解析の効率を向上することができるという効果を奏する。
また、請求項2、6および10の発明によれば、電磁波解析が可能な正しいマルチグリッドモデルを作成するので、マルチグリッドモデルによる電磁波解析を容易にすることができるという効果を奏する。
また、請求項3、7および11の発明によれば、電磁波解析が可能な正しいマルチグリッドモデルを作成するので、マルチグリッドモデルによる電磁波解析を容易にすることができるという効果を奏する。
また、請求項4、8および12の発明によれば、電磁波解析が可能な正しいマルチグリッドモデルを作成するので、マルチグリッドモデルによる電磁波解析を容易にすることができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る電磁波解析装置、電磁波解析方法および電磁波解析プログラムの好適な実施例を詳細に説明する。
まず、本実施例に係る電磁波解析装置の構成について説明する。図1は、本実施例に係る電磁波解析装置の構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、この電磁波解析装置10は、マルチグリッドモデル作成部100と、計算部11と、結果表示部12とを有する。
マルチグリッドモデル作成部100は、単一グリッドモデルファイル21から単一グリッドモデルを入力してマルチグリッドモデルを作成し、作成したマルチグリッドモデルをマルチグリッドモデルファイル22に出力する処理部である。
なお、このマルチグリッドモデル作成部100は、マルチグリッドモデルファイル22を読み込んでマルチグリッドモデルに追加、修正を行い、マルチグリッドモデルファイル22に出力する処理を繰り返すことができる。
また、単一グリッドモデルファイル21は、この電磁波解析装置10によって作成されるファイルであり、部分モデルを格納した複数のファイルから構成される場合と、全体のモデルを格納した一つのファイルである場合とがある。
単一グリッドモデルファイル21が複数のファイルから構成される場合には、全体のモデル空間(直方体領域)を定義する親階層ファイルと、部分モデルを定義する子階層ファイルが含まれ、各ファイルには、モデルを構成するオブジェクトとオブジェクトを含む直方体領域が定義される。
計算部11は、マルチグリッドモデルファイル22からマルチグリッドモデルを読み出して電磁波解析を行い、解析結果を計算結果ファイル23に格納する処理部であり、結果表示部12は、計算結果ファイル23に格納された解析結果を表示装置に表示する処理部である。
マルチグリッドモデル作成部100は、マージ部101と、オブジェクト選択部102と、領域選択部103と、モデル記憶部104と、モデル表示部105と、干渉チェック部106と、包含チェック部107と、メッシュ分割部108と、マルチグリッドモデル出力部109と、制御部110とを有する。
マージ部101は、単一グリッドモデルファイル21が、親階層ファイルと子階層ファイルから構成される場合に、親階層で定義されるモデル空間に子階層ファイルに格納された部分モデルを階層的にマージするとともに、階層が親子関係にある子階層の領域のグリッドを親階層のグリッドを細分したものとすることによってマルチグリッドモデルを作成する処理部である。
具体的には、このマージ部101は、マージ操作画面を表示し、利用者がマージ操作画面で階層的に指定するファイルをマージする。図2は、マージ部101が表示するマージ操作画面の一例を示す図である。
同図において、画面Aは、ファイル「Test」に子階層を作成するために「Test」に対して利用者がAppendを選択し、画面Bは、「Test」の子階層に子階層ファイル「Test1」を割り当てる場合を示している。なお、ここでは、「Test」はモデル全体の直方体空間を定義する親階層ファイルである。
同様に、画面Cは、子階層ファイル「Test1」に子階層を作成して子階層ファイルをマージするために「Test1」に対して利用者がAppendを選択し、画面Dは、「Test1」の子階層に子階層ファイル「Test2」を割り当てる場合を示している。
また、画面Eは、親階層ファイル「Test」の子階層に別の子階層ファイルをマージするために「Test」に対して利用者がAppendを選択し、画面Fは、「Test」の子階層に子階層ファイル「Test3」を割り当てる場合を示している。
このように、マージ部101は、利用者がマージ操作画面で階層的に指定するファイルをマージするとともに、ファイル間の階層関係をファイルに定義された直方体領域の間のグリッドの細かさの階層関係としてモデル記憶部104に記憶することによって、マルチグリッドモデルを作成する。
また、このマージ部101は、親子関係にあるファイルに対して、親の一つのグリッドを子で細分する数を利用者に選択させ、選択させた値をリファインメントファクタとしてモデル記憶部104に記憶する。
図3は、マージ部101が表示するリファインメントファクタ選択画面の一例を示す図である。同図に示すように、マージ部101は、親ファイルとグリッド細分数を利用者に指定させることによってリファインメントファクタを取得し、モデル記憶部104に記憶する。
同図では、「Test1」に対するリファインメントファクタとして利用者が「2」を指定している。したがって、「Test1」の子である「Test2」の直方体領域は、「Test1」に定義された各グリッドが2分割されたサブグリッド領域となる。
また、このマージ部101は、モデル表示部105を介して図2に示したマージ操作画面を表示する他に、作成したマルチグリッドモデルを表示する。図4は、マージ部101が表示するマルチグリッドモデルの表示例を示す図である。同図に示すように、この表示例では、球や円錐などのオブジェクトとともに、3レベルのグリッドが表示されている。最も薄くみえるグリッド領域のグリッドが最も粗く、グリッド領域が濃く見えるサブグリッド領域ほどグリッドが細かい。
また、このマージ部101は、干渉チェック部106を用いて同一階層の部分モデル間の干渉チェックを行い、包含チェック部107を用いて親子階層の部分モデル間の包含チェックを行う。
図1に戻って、オブジェクト選択部102は、単一グリッドモデルファイル21が、モデル全体を格納した一つのファイルである場合に、モデルから利用者によって選択されたオブジェクトを含む直方体領域であるオブジェクト包含領域を子階層の領域、すなわちサブグリッド領域とし、利用者により指定されたリファインメントファクタを用いてサブグリッド領域のグリッドを分割することによってマルチグリッドモデルを作成する処理部である。
図5は、オブジェクト選択部102が表示するオブジェクト選択画面の一例を示す図である。同図に示すように、このオブジェクト選択部102は、モデルを構成するオブジェクトの一覧を表示し、利用者にオブジェクトを選択させることによって、子階層として定義するサブグリッド領域の座標を決定してモデル記憶部104に格納する。
同図において、画面Aは、オブジェクト選択部102が、モデルを構成するオブジェクトの一覧を表示し、利用者が「対象オブジェクト1」を選択してSubdomainを指定することによって子階層を定義する画面を示し、画面Bは、選択されたオブジェクトを包含する最小の直方体領域と子階層として定義されるオブジェクト包含領域とのマージンを利用者に指定させる画面を示している。この例では、利用者がマージンとして20mmを指定している。
また、画面Cは、子階層として定義されたオブジェクト包含領域をサブグリッド領域としてオブジェクト選択部102がモデル表示部105を介して表示する画面を示している。
また、このオブジェクト選択部102は、子階層として定義されたサブグリッド領域が現在の階層の直方体領域に完全に含まれるか否かの包含チェックを包含チェック部107を用いて行う。
領域選択部103は、単一グリッドモデルファイル21が、モデル全体を格納した一つのファイルである場合に、モデルから利用者によって選択された直方体の部分領域をサブグリッド領域とし、利用者により指定されたリファインメントファクタを用いてサブグリッド領域のグリッドを分割することによってマルチグリッドモデルを作成する処理部である。
この領域選択部103は、モデル全体を表示し、表示画面上で利用者がマウスを用いて選択した子階層の直方体領域の座標を表示する。そして、利用者が画面上で直方体領域の座標を修正した値を入力すると、子階層の直方体領域の情報としてモデル記憶部104に格納する。
図6は、領域選択部103が表示する座標修正画面の一例を示す図である。同図に示すように、この座標修正画面には、3組のx座標、y座標およびz座標が表示される。1組目の座標が利用者がマウスでドラッグした直方体の始点の座標であり、2組目の座標が利用者がマウスで始点からドラッグした平面の終点の座標であり、3組目の座標が直方体の終点の座標である。
図6では、まずxy平面上に(−0.94,−0.92,0.00)を始点とし、(−0.32,−0.06,0.00)を終点とする平面が利用者によって選択され、その後、マウスがz軸方向にドラッグされて(−0.32,−0.06,0.20)が直方体の終点として選択された場合の座標を示している。利用者は、これらの座標を修正することによって、マウスで選択した直方体領域を変更することができる。
また、この領域選択部103は、現在の階層と同一階層のサブグリッド領域が選択された場合には、干渉チェック部106を用いてサブグリッド領域間の干渉チェックを行い、現在の階層の子階層のサブグリッド領域が選択された場合には、包含チェック部107を用いて親子階層の直方体領域間の包含チェックを行う。
なお、この領域選択部103は、一つのオブジェクトが階層が異なる複数のサブグリッド領域にまたがった場合には、そのオブジェクトをそれぞれの階層に属する部分に分割するが、そのオブジェクト全体がそれぞれの階層に含まるようにすることもできる。オブジェクト全体がそれぞれの階層に含まれるようにすることによって、オブジェクトを境界面で分割する処理を不要とし、処理を高速化することができる。
モデル記憶部104は、マージ部101、オブジェクト選択部102または領域選択部103により作成されたマルチグリッドモデルの情報を記憶する記憶部であり、モデルについての情報と、グリッドの階層関係についての情報を記憶する。
モデル表示部105は、表示装置にマルチグリッド作成に関する情報を表示する処理部であり、図4に示したマルチグリッドモデルの表示や図3に示したマージ操作画面などを表示する。
干渉チェック部106は、グリッドが同階層のサブグリッド領域間の干渉をチェックする処理部であり、サブグリッド領域間に干渉がある場合には、エラーメッセージを表示する。
図7は、干渉チェック部106による干渉チェック機能を説明するための説明図である。同図に示すように、干渉チェック部106は、二つのサブグリッド領域が同階層である場合に、それらのサブグリッド間で干渉があるか否かをチェックする。このチェックは、二つのサブグリッド領域の頂点の座標を用いて行うことができる。図7では、同一階層のサブグリッド領域Aとサブグリッド領域Bとの間で干渉がある場合を示している。
包含チェック部107は、グリッドの階層が親子関係にある直方体領域の包含関係をチェックする処理部であり、親の直方体領域に子の直方体領域が完全に含まれていない場合には、エラーメッセージを表示する。
図8は、包含チェック部107による包含チェック機能を説明するための説明図である。同図に示すように、包含チェック部107は、二つのサブグリッド領域間に親子階層の関係がある場合に、子階層のサブグリッド領域が親階層のサブグリッド領域に完全に含まれているか否かをチェックする。このチェックも、二つのサブグリッド領域の頂点の座標を用いて行うことができる。図8では、サブグリッド領域親からサブグリッド領域子がはみだした場合を示している。
メッシュ分割部108は、リファインメントファクタを用いてメッシュ分割を行う処理部であり、親階層から順にメッシュ分割を行っていく。図9は、メッシュ分割を説明するための説明図である。
同図に示すように、メッシュ分割は、親層から順に行うと矛盾なく分割することができるが、子層からメッシュ分割すると、子層領域のメッシュが正しいリファインメントファクタとならない矛盾する線が発生する。このため、メッシュ分割部108は、親階層から順にメッシュ分割を行っていく。
また、オブジェクトの形状をメッシュ分割するためには、親層がオブジェクトの形状を認識しておく必要がある。そこで、メッシュ分割部108は、メッシュ分割する場合に、全てのオブジェクトを境界に投影し、その投影したデータを全ての階層で利用しつつ、親階層からメッシュ分割を行う。
図10は、メッシュ分割部108によるオブジェクトの投影図の一例を示す図である。同図に示すように、球、円錐、四角錘などのオブジェクトと各階層のグリッドの細かさが境界に投影されている。
マルチグリッドモデル出力部109は、モデル記憶部104に記憶したマルチグリッドモデルをマルチグリッドモデルファイル22に出力する処理部である。図11は、マルチグリッドモデルファイル22の構成を示す図である。
同図に示すように、マルチグリッドモデルファイル22は、モデルを記憶する親階層ファイル22aおよび子階層ファイル22bと、階層関係を記憶する制御ファイル22cから構成される。
親階層ファイル22aは、モデル全体の直方位体領域に関する情報を記憶するファイルであり、マルチグリッドモデルファイル22の中に一つだけ存在する。子階層ファイル22bは、部分モデルに関する情報を記憶するファイルであり、子階層の数に対応した数の子階層ファイル22bがマルチグリッドモデルファイル22の中に存在する。
図12は、親階層ファイル22aおよび子階層ファイル22bのフォーマットを示す図である。同図において、「GRID NUMBERS」は、x、y、z軸のグリッドの個数であり、ここでは、x軸方向に「81」個のグリッドがあり、y軸方向に「161」個のグリッドがあり、z軸方向に「121」個のグリッドがある例を示している。
「OUTER SURFACE BOUNDARY」は、直方体領域の境界である6つの面に関する情報であり、例えば、「1」は、面が完全導体であるということを示している。「CELL SIZE」は、各メッシュ間隔をx軸、y軸、z軸の順に示しており、ここでは、x軸方向のメッシュ間隔が全て「1.25e−004」である場合を示している。
「MATERIAL」は、2点のグリッド値で指定される直方体部分領域とその物性値を示し、ここでは、(1、1、21)を始点、(81、161、41)を終点とする直方体部分領域の誘電率、透磁率などを示している。
なお、単一グリッドモデルファイル21も同様のフォーマットを有する。また、単一グリッドモデルファイル21が複数のファイルから構成される場合には、一つの親階層ファイル22aと部分モデルの個数に対応する数の子階層ファイル22bが単一グリッドモデルファイル21に含まれる。
図13は、制御ファイル22cのフォーマットを示す図である。同図において、「Total number of embedded grids」は、子階層ファイル22bの数であり、ここでは、子階層ファイル22bの数が「1」である場合を示している。
「((( embedded grid record ID 1 )))」以下には、子階層に関する情報が定義され、「grid ID」は、子階層を識別する識別子であり、ここでは、識別子が「1」である場合を示している。
「subgrid factor」は、リファインメントファクタ、すなわち、親のグリッド1個にたいする子のグリッドの数であり、ここでは、リファインメントファクタが「2」である場合を示している。
「parent-grid record ID」は、この子階層の親階層を識別する識別子であり、ここでは、親階層の識別子が「0」、すなわち、モデル全体の直方体領域が親階層である場合を示している。
「parent-grid location indexes(is, js, ks, ie, je, ke)」は、サブグリッド領域を示し、親のグリッドにおける始点(is, js, ks)と終点(ie, je, ke)を示している。ここでは、(29,19,4)が始点であり、(32,22,7)が終点である場合を示している。
「number of child grids」は、この子階層に含まれる子階層の数を示し、ここでは、この子階層に含まれる子階層の数が「0」である場合を示している。また、子階層がある場合には、「child-grid IDs」に続いて子階層の識別子が定義される。
この制御ファイル22cは、マージ部101、オブジェクト選択部102または領域選択部103によりモデル記憶部104に格納されたマルチグリッドモデルの情報からマルチグリッドモデル出力部109により自動的に作成されるファイルであり、従来は、この制御ファイル22cを手作業で作成する必要があった。
このように、本実施例に係るマルチグリッドモデル作成部100が、従来は手作業で作成されていた制御ファイル22cを利用者と図2〜4などに示す画面を用いて対話しながら自動的に作成することによって、マルチグリッドモデルを効率良く作成することができる。
なお、マルチグリッドモデル作成部100は、出力したマルチグリッドモデルファイル22を入力し、マルチグリッドモデルに変更や追加を行って、マルチグリッドモデルファイル22に出力する過程を繰り返すことができる。
制御部110は、マルチグリッドモデル作成部100全体の制御を行う処理部であり、具体的には、機能部間の制御の移動や機能部と記憶部の間のデータの受け渡しなどを行うことによって、マルチグリッドモデルを作成する。
次に、マルチグリッドモデル作成部100の処理手順について説明する。図14は、マルチグリッドモデル作成部100の処理手順を示すフローチャートである。同図に示すように、このマルチグリッドモデル作成部100は、部分モデルのマージによってマルチグリッドモデルを作成するか全体モデルからオブジェクトまたは領域の選択によってマルチグリッドモデルを作成するかを利用者に指定させる(ステップS101)。
そして、マージが指定された場合には、マージ部101がマージ処理によってマルチグリッドモデルを作成してその情報をモデル記憶部104に格納し(ステップS102)、マルチグリッドモデル出力部109がモデル記憶部104の情報を用いてマルチグリッドモデルをマルチグリッドモデルファイル22に出力する(ステップS103)。
一方、選択が指定された場合には、単一グリッドモデルファイル21からモデル全体を入力してモデル記憶部104に格納する(ステップS104)。なお、単一グリッドモデルファイル21の代わりにマルチグリッドモデルファイル22を入力してモデル記憶部104に格納することによって、以前に作成したマルチグリッドモデルを修正することもできる。
そして、オブジェクトの選択よってマルチグリッドモデルを作成するか、領域の選択によってマルチグリッドモデルを作成するかを利用者に指定させ(ステップS105)、オブジェクト選択が利用者によって指定された場合には、オブジェクト選択部102がオブジェクト選択処理によってマルチグリッドモデルを作成してその情報をモデル記憶部104に格納し(ステップS106)、マルチグリッドモデル出力部109がモデル記憶部104の情報を用いてマルチグリッドモデルをマルチグリッドモデルファイル22に出力する(ステップS103)。
一方、領域選択が利用者によって指定された場合には、領域選択部103が領域選択処理によってマルチグリッドモデルを作成してその情報をモデル記憶部104に格納し(ステップS107)、マルチグリッドモデル出力部109がモデル記憶部104の情報を用いてマルチグリッドモデルをマルチグリッドモデルファイル22に出力する(ステップS103)。
このように、マージ部101、オブジェクト選択部102または領域選択部103がマルチグリッドモデルを作成してモデル記憶部104に格納し、マルチグリッドモデル出力部109がモデル記憶部104の情報を用いてマルチグリッドモデルをマルチグリッドモデルファイル22に出力することによって、マルチグリッドモデルの作成を容易にすることができる。
次に、マージ部101によるマージ処理(ステップS102)の処理手順について説明する。図15は、マージ部101によるマージ処理の処理手順を示すフローチャートである。同図に示すように、このマージ部101は、利用者によって指定された親階層ファイル22aをまず入力し、モデル記憶部104に格納する(ステップS201)。
そして、利用者によって指定された子階層ファイル22bを入力し(ステップS202)、入力した子階層ファイル22bの部分モデルとその親の階層のモデルとの間で包含チェック部107による包含チェックを行う(ステップS203)。
そして、同一階層の部分モデルがモデル記憶部104にあるか否かを判定し(ステップS204)、同一階層の部分モデルがある場合には、干渉チェック部106による干渉チェックを行う(ステップS205)。
そして、メッシュ分割部108によるメッシュ分割を行い(ステップS206)、モデル記憶部104に記憶されたマルチグリッドモデルの情報を更新する(ステップS207)。また、子階層ファイル22bを追加したマルチグリッドモデルおよびファイルツリー構造をモデル表示部105を介して表示する(ステップS208およびステップS209)。
そして、利用者がマージ操作を終了するか否かを判定し(ステップS210)、終了しない場合には、ステップS202に戻って他の子階層ファイル22bをマージする処理を繰り返し、終了する場合には、マージ処理を完了する。
このように、このマージ部101が子階層ファイル22bを入力して全体モデルにマージしていくことによって、単一グリッドモデルファイル21からマルチグリッドモデルを作成することができる。
なお、このマージ部101は、マルチグリッドモデルファイル22を読み込み、制御ファイル22cの情報に基づいて親階層ファイル22aおよび子階層ファイル22bからマルチグリッドモデルを作成してモデル記憶部104に格納し、ステップS202からの処理を行うこともできる。
次に、オブジェクト選択部102によるオブジェクト選択処理(ステップS106)の処理手順について説明する。図16は、オブジェクト選択部102によるオブジェクト選択処理の処理手順を示すフローチャートである。
同図に示すように、このオブジェクト選択部102は、利用者からオブジェクト指定と、オブジェクトを包含するサブグリッド領域のマージンと、リファインメントファクタとを受け付ける(ステップS301〜ステップS303)。
そして、サブグリッド領域の包含チェックを行い(ステップS304)、リファインメントファクタを用いてメッシュ分割を行う(ステップS305)。そして、メッシュ分割した結果に基づいてモデル記憶部104のマルチグリッドモデルの情報を更新し(ステップS306)、更新したマルチグリッドモデルを表示する(ステップS307)。
そして、利用者がオブジェクトの選択を終了するか否かを判定し(ステップS308)、終了しない場合には、ステップS301に戻って他のオブジェクト指定によるサブグリッド領域の作成を繰り返し、終了する場合には、オブジェクト選択処理を完了する。
このように、オブジェクト選択部102がオブジェクトを含むサブグリッド領域のグリッドを分割していくことによって、単一グリッドモデルからマルチグリッドモデルを作成することができる。
次に、領域選択部103による領域選択処理(ステップS107)の処理手順について説明する。図17は、領域選択部103による領域選択処理の処理手順を示すフローチャートである。
同図に示すように、この領域選択部103は、利用者から、マウスによる領域指定と、領域の座標補正値と、リファインメントファクタとを受け付ける(ステップS401〜ステップS403)。
そして、指定された領域の階層が現在の階層と同一であるか否かを判定し(ステップS404)、同一階層である場合には干渉チェックを行い(ステップS405)、子階層である場合には包含チェックを行う(ステップS406)。
そして、リファインメントファクタを用いてメッシュ分割を行い(ステップS407)、メッシュ分割した結果に基づいてモデル記憶部104のマルチグリッドモデル情報を更新し(ステップS408)、更新したマルチグリッドモデルを表示する(ステップS409)。
そして、利用者が領域の選択を終了するか否かを判定し(ステップS410)、終了しない場合には、ステップS401に戻って他の領域指定よるサブグリッド領域の作成を繰り返し、終了する場合には、領域選択処理を完了する。
このように、領域選択部103が利用者によって指定された領域をサブグリッド領域としてグリッドを分割していくことによって、単一グリッドモデルからマルチグリッドモデルを作成することができる。
上述してきたように、本実施例では、マージ部101が全体モデルに部分モデルをマージするとともに、部分モデル間の階層関係に基づいて親階層のグリッドを細分して子階層のグリッドとし、オブジェクト選択部102が利用者により全体モデルから選択されたオブジェクトを包含するオブジェクト包含領域をサブグリッド領域としてグリッドを細分し、領域選択部103が利用者により全体モデルから選択された領域をサブグリッド領域としてグリッドを細分することによって、マルチグリッドモデルの作成を容易にすることができる。
なお、本実施例では、電磁波解析装置について説明したが、この電磁波解析装置が有する構成をソフトウェアによって実現することで、同様の機能を有する電磁波解析プログラムを得ることができる。そこで、この電磁波解析プログラムを実行するコンピュータについて説明する。
図18は、本実施例に係る電磁波解析プログラムを実行するコンピュータの構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、このコンピュータ200は、入力装置210と、表示装置220と、RAM230と、ROM240と、HDD250と、CPU260と、LANインタフェース270と、CD/DVDドライブ280とを有する。
入力装置210は、利用者がコンピュータ200に対する指示やデータの入力に使用するマウスおよびキーボードであり、表示装置220は、コンピュータ200の出力結果を表示する液晶ディスプレイである。
RAM230は、HDD250から読み出された電磁波解析プログラム251や電磁波解析プログラム251の実行途中結果を記憶するメモリであり、ROM240は、定数などを記憶する読み出し専用メモリである。
HDD250は、CPU260で実行される電磁波解析プログラム251やマルチグリッドモデルファイル22などを記憶する記憶装置であり、CPU260は、HDD250から電磁波解析プログラム251をRAM230に読み出して実行する処理装置である。
LANインタフェース270は、LANにコンピュータ200を接続するためのインタフェースであり、CD/DVDドライブ280は、CDやDVDの読み書きを行う装置である。
そして、HDD250にインストールされた電磁波解析プログラム251は、CPU260によってRAM230に読み出され、電磁波解析プロセス261としてCPU260によって実行される。
なお、電磁波解析プログラム251は、CD/DVDドライブ280によりCD/DVDから読み出されHDD250にインストールされる。あるいは、このコンピュータ200は、電磁波解析プログラム251をLANを介して他のコンピュータから受け取り、HDD250にインストールすることもできる。
(付記1)電子機器が発生する電磁波の解析をマルチグリッドモデルを用いて行う電磁波解析装置であって、
単一グリッドモデルからマルチグリッドモデルを作成するマルチグリッドモデル作成手段と、
前記マルチグリッドモデル作成手段により作成されたマルチグリッドモデルを用いて電磁波の解析を行う計算手段と、
を備えたことを特徴とする電磁波解析装置。
(付記2)前記マルチグリッドモデル作成手段は、複数の単一グリッドモデルのそれぞれを部分モデルとして階層的にマージすることによって全体モデルを作成するとともに、該階層的にマージした部分モデル間で親の階層の部分モデルのグリッドを細分して子の階層の部分モデルのグリッドとすることによってマルチグリッドモデルを作成することを特徴とする付記1に記載の電磁波解析装置。
(付記3)前記マルチグリッドモデル作成手段は、階層が同一である部分モデルについては部分モデル間の干渉をチェックし、階層が親子関係にある部分モデルについては親の部分モデルに子の部分モデルが完全に含まれるか否かをチェックすることを特徴とする付記2に記載の電磁波解析装置。
(付記4)前記マルチグリッドモデル作成手段は、マルチグリッドモデル作成に用いる部分モデル間の階層関係をツリー構造に表示することを特徴とする付記2または3に記載の電磁波解析装置。
(付記5)前記マルチグリッドモデル作成手段は、作成したマルチグリッドモデルを表示することを特徴とする付記2、3または4に記載の電磁波解析装置。
(付記6)前記マルチグリッドモデル作成手段は、単一グリッドモデルを構成するオブジェクトを包含するオブジェクト包含領域の間の包含関係に基づく階層関係で親の階層のオブジェクト包含領域のグリッドを細分して子の階層のオブジェクト包含領域のグリッドとすることによってマルチグリッドモデルを作成することを特徴とする付記1に記載の電磁波解析装置。
(付記7)前記マルチグリッドモデル作成手段は、オブジェクト包含領域間の包含関係について親のオブジェクト包含領域に子のオブジェクト包含領域が完全に含まれるか否かをチェックすることを特徴とする付記6に記載の電磁波解析装置。
(付記8)前記マルチグリッドモデル作成手段は、オブジェクトを包含する最小の直方体領域にマージンを加えた直方体領域を前記オブジェクト包含領域とすることを特徴とする付記6または7に記載の電磁波解析装置。
(付記9)前記マルチグリッドモデル作成手段は、単一グリッドモデルの全体領域の部分である部分領域の間の包含関係に基づく階層関係で親の階層の部分領域のグリッドを細分して子の階層の部分領域のグリッドとすることによってマルチグリッドモデルを作成することを特徴とする付記1に記載の電磁波解析装置。
(付記10)前記マルチグリッドモデル作成手段は、部分領域間の包含関係について親の部分領域に子の部分領域が完全に含まれるか否かをチェックし、同一の階層の部分領域については部分領域間の干渉をチェックすることを特徴とする付記9に記載の電磁波解析装置。
(付記11)前記マルチグリッドモデル作成手段は、前記部分領域ごとにモデルデータを格納するファイルを作成し、一つのオブジェクトが階層が異なる複数の部分領域にまたがる場合に、該オブジェクトがまたがる複数の部分領域のモデルデータを格納する全てのファイルに該オブジェクトのデータを格納することを特徴とする付記9または10に記載の電磁波解析装置。
(付記12)前記マルチグリッドモデル作成手段は、すべてのオブジェクトをモデルの全体領域の境界平面に投影した投影図を作成し、該作成した投影図を用いて親の階層から子の階層の順番でメッシュ分割してマルチグリッドモデルを作成することを特徴とする付記1に記載の電磁波解析装置。
(付記13)電子機器が発生する電磁波の解析をマルチグリッドモデルを用いて行う電磁波解析方法であって、
単一グリッドモデルからマルチグリッドモデルを作成するマルチグリッドモデル作成工程と、
前記マルチグリッドモデル作成工程により作成されたマルチグリッドモデルを用いて電磁波の解析を行う計算工程と、
を含んだことを特徴とする電磁波解析方法。
(付記14)前記マルチグリッドモデル作成工程は、複数の単一グリッドモデルのそれぞれを部分モデルとして階層的にマージすることによって全体モデルを作成するとともに、該階層的にマージした部分モデル間で親の階層の部分モデルのグリッドを細分して子の階層の部分モデルのグリッドとすることによってマルチグリッドモデルを作成することを特徴とする付記13に記載の電磁波解析方法。
(付記15)前記マルチグリッドモデル作成工程は、単一グリッドモデルを構成するオブジェクトを包含するオブジェクト包含領域の間の包含関係に基づく階層関係で親の階層のオブジェクト包含領域のグリッドを細分して子の階層のオブジェクト包含領域のグリッドとすることによってマルチグリッドモデルを作成することを特徴とする付記13に記載の電磁波解析方法。
(付記16)前記マルチグリッドモデル作成工程は、単一グリッドモデルの全体領域の部分である部分領域の間の包含関係に基づく階層関係で親の階層の部分領域のグリッドを細分して子の階層の部分領域のグリッドとすることによってマルチグリッドモデルを作成することを特徴とする付記13に記載の電磁波解析方法。
(付記17)電子機器が発生する電磁波の解析をマルチグリッドモデルを用いて行う電磁波解析プログラムであって、
単一グリッドモデルからマルチグリッドモデルを作成するマルチグリッドモデル作成手順と、
前記マルチグリッドモデル作成手順により作成されたマルチグリッドモデルを用いて電磁波の解析を行う計算手順と、
をコンピュータに実行させることを特徴とする電磁波解析プログラム。
(付記18)前記マルチグリッドモデル作成手順は、複数の単一グリッドモデルのそれぞれを部分モデルとして階層的にマージすることによって全体モデルを作成するとともに、該階層的にマージした部分モデル間で親の階層の部分モデルのグリッドを細分して子の階層の部分モデルのグリッドとすることによってマルチグリッドモデルを作成することを特徴とする付記17に記載の電磁波解析プログラム。
(付記19)前記マルチグリッドモデル作成手順は、単一グリッドモデルを構成するオブジェクトを包含するオブジェクト包含領域の間の包含関係に基づく階層関係で親の階層のオブジェクト包含領域のグリッドを細分して子の階層のオブジェクト包含領域のグリッドとすることによってマルチグリッドモデルを作成することを特徴とする付記17に記載の電磁波解析プログラム。
(付記20)前記マルチグリッドモデル作成工手順は、単一グリッドモデルの全体領域の部分である部分領域の間の包含関係に基づく階層関係で親の階層の部分領域のグリッドを細分して子の階層の部分領域のグリッドとすることによってマルチグリッドモデルを作成することを特徴とする付記17に記載の電磁波解析プログラム。
以上のように、本発明に係る電磁波解析装置、電磁波解析方法および電磁波解析プログラムは、電子機器等が発生する電磁波の解析に有用であり、特に、マルチグリッドモデルを用いて解析を行う場合に適している。
本実施例に係る電磁波解析装置の構成を示す機能ブロック図である。 マージ部が表示するマージ操作画面の一例を示す図である。 マージ部が表示するリファインメントファクタ選択画面の一例を示す図である。 マージ部が表示するマルチグリッドモデルの表示例を示す図である。 オブジェクト選択部が表示するオブジェクト選択画面の一例を示す図である。 領域選択部が表示する座標修正画面の一例を示す図である。 干渉チェック部による干渉チェック機能を説明するための説明図である。 包含チェック部による包含チェック機能を説明するための説明図である。 メッシュ分割を説明するための説明図である。 メッシュ分割部によるオブジェクトの投影図の一例を示す図である。 マルチグリッドモデルファイルの構成を示す図である。 親階層ファイルおよび子階層ファイルのフォーマットを示す図である。 制御ファイルのフォーマットを示す図である。 マルチグリッドモデル作成部の処理手順を示すフローチャートである。 マージ部によるマージ処理の処理手順を示すフローチャートである。 オブジェクト選択部によるオブジェクト選択処理の処理手順を示すフローチャートである。 領域選択部による領域選択処理の処理手順を示すフローチャートである。 本実施例に係る電磁波解析プログラムを実行するコンピュータの構成を示す機能ブロック図である。 FDTD法によるメッシュ分割方式を示す図である。
符号の説明
10 電磁波解析装置
11 計算部
12 結果表示部
21 単一グリッドモデルファイル
22 マルチグリッドモデルファイル
22a 親階層ファイル
22b 子階層ファイル
22c 制御ファイル
23 計算結果ファイル
100 マルチグリッドモデル作成部
101 マージ部
102 オブジェクト選択部
103 領域選択部
104 モデル記憶部
105 モデル表示部
106 干渉チェック部
107 包含チェック部
108 メッシュ分割部
109 マルチグリッドモデル出力部
110 制御部
200 コンピュータ
210 入力装置
220 表示装置
230 RAM
240 ROM
250 HDD
251 電磁波解析プログラム
260 CPU
261 電磁波解析プロセス
270 LANインタフェース
280 CD/DVDドライブ

Claims (12)

  1. 電子機器が発生する電磁波の解析をマルチグリッドモデルを用いて行う電磁波解析装置であって、
    複数の単一グリッドモデルのそれぞれを部分モデルとして階層的にマージすることによって全体モデルを作成するとともに、該階層的にマージした部分モデル間で親の階層の部分モデルのグリッドを細分して子の階層の部分モデルのグリッドとすることによってマルチグリッドモデルを作成するマルチグリッドモデル作成手段と、
    前記マルチグリッドモデル作成手段により作成されたマルチグリッドモデルを用いて電磁波の解析を行う計算手段と、
    を備えたことを特徴とする電磁波解析装置。
  2. 前記マルチグリッドモデル作成手段は、階層が同一である部分モデルについては部分モデル間の干渉をチェックし、階層が親子関係にある部分モデルについては親の部分モデルに子の部分モデルが完全に含まれるか否かをチェックすることを特徴とする請求項に記載の電磁波解析装置。
  3. 電子機器が発生する電磁波の解析をマルチグリッドモデルを用いて行う電磁波解析装置であって、
    単一グリッドモデルを構成するオブジェクトを包含するオブジェクト包含領域の間の包含関係に基づく階層関係で親の階層のオブジェクト包含領域のグリッドを細分して子の階層のオブジェクト包含領域のグリッドとすることによってマルチグリッドモデルを作成し、オブジェクト包含領域間の包含関係について親のオブジェクト包含領域に子のオブジェクト包含領域が完全に含まれるか否かをチェックするマルチグリッドモデル作成手段と、
    前記マルチグリッドモデル作成手段により作成されたマルチグリッドモデルを用いて電磁波の解析を行う計算手段と、
    を備えたことを特徴とする電磁波解析装置。
  4. 電子機器が発生する電磁波の解析をマルチグリッドモデルを用いて行う電磁波解析装置であって、
    単一グリッドモデルの全体領域の部分である部分領域の間の包含関係に基づく階層関係で親の階層の部分領域のグリッドを細分して子の階層の部分領域のグリッドとすることによってマルチグリッドモデルを作成し、部分領域間の包含関係について親の部分領域に子の部分領域が完全に含まれるか否かをチェックし、同一の階層の部分領域については部分領域間の干渉をチェックするマルチグリッドモデル作成手段と、
    前記マルチグリッドモデル作成手段により作成されたマルチグリッドモデルを用いて電磁波の解析を行う計算手段と、
    を備えたことを特徴とする電磁波解析装置。
  5. 電子機器が発生する電磁波の解析をマルチグリッドモデルを用いて行う電磁波解析装置による電磁波解析方法であって、
    複数の単一グリッドモデルのそれぞれを部分モデルとして階層的にマージすることによって全体モデルを作成するとともに、該階層的にマージした部分モデル間で親の階層の部分モデルのグリッドを細分して子の階層の部分モデルのグリッドとすることによってマルチグリッドモデルを作成するマルチグリッドモデル作成工程と、
    前記マルチグリッドモデル作成工程により作成されたマルチグリッドモデルを用いて電磁波の解析を行う計算工程と、
    を含んだことを特徴とする電磁波解析方法。
  6. 前記マルチグリッドモデル作成工程は、階層が同一である部分モデルについては部分モデル間の干渉をチェックし、階層が親子関係にある部分モデルについては親の部分モデルに子の部分モデルが完全に含まれるか否かをチェックすることを特徴とする請求項5に記載の電磁波解析方法。
  7. 電子機器が発生する電磁波の解析をマルチグリッドモデルを用いて行う電磁波解析装置による電磁波解析方法であって、
    単一グリッドモデルを構成するオブジェクトを包含するオブジェクト包含領域の間の包含関係に基づく階層関係で親の階層のオブジェクト包含領域のグリッドを細分して子の階層のオブジェクト包含領域のグリッドとすることによってマルチグリッドモデルを作成し、オブジェクト包含領域間の包含関係について親のオブジェクト包含領域に子のオブジェクト包含領域が完全に含まれるか否かをチェックするマルチグリッドモデル作成工程と、
    前記マルチグリッドモデル作成工程により作成されたマルチグリッドモデルを用いて電磁波の解析を行う計算工程と、
    を含んだことを特徴とする電磁波解析方法。
  8. 電子機器が発生する電磁波の解析をマルチグリッドモデルを用いて行う電磁波解析装置による電磁波解析方法であって、
    単一グリッドモデルの全体領域の部分である部分領域の間の包含関係に基づく階層関係で親の階層の部分領域のグリッドを細分して子の階層の部分領域のグリッドとすることによってマルチグリッドモデルを作成し、部分領域間の包含関係について親の部分領域に子の部分領域が完全に含まれるか否かをチェックし、同一の階層の部分領域については部分領域間の干渉をチェックするマルチグリッドモデル作成工程と、
    前記マルチグリッドモデル作成工程により作成されたマルチグリッドモデルを用いて電磁波の解析を行う計算工程と、
    を含んだことを特徴とする電磁波解析方法。
  9. 電子機器が発生する電磁波の解析をマルチグリッドモデルを用いて行う電磁波解析プログラムであって、
    複数の単一グリッドモデルのそれぞれを部分モデルとして階層的にマージすることによって全体モデルを作成するとともに、該階層的にマージした部分モデル間で親の階層の部分モデルのグリッドを細分して子の階層の部分モデルのグリッドとすることによってマルチグリッドモデルを作成するマルチグリッドモデル作成手順と、
    前記マルチグリッドモデル作成手順により作成されたマルチグリッドモデルを用いて電磁波の解析を行う計算手順と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする電磁波解析プログラム。
  10. 前記マルチグリッドモデル作成手順は、階層が同一である部分モデルについては部分モデル間の干渉をチェックし、階層が親子関係にある部分モデルについては親の部分モデルに子の部分モデルが完全に含まれるか否かをチェックすることを特徴とする請求項9に記載の電磁波解析プログラム。
  11. 電子機器が発生する電磁波の解析をマルチグリッドモデルを用いて行う電磁波解析プログラムであって、
    単一グリッドモデルを構成するオブジェクトを包含するオブジェクト包含領域の間の包含関係に基づく階層関係で親の階層のオブジェクト包含領域のグリッドを細分して子の階層のオブジェクト包含領域のグリッドとすることによってマルチグリッドモデルを作成し、オブジェクト包含領域間の包含関係について親のオブジェクト包含領域に子のオブジェクト包含領域が完全に含まれるか否かをチェックするマルチグリッドモデル作成手順と、
    前記マルチグリッドモデル作成手順により作成されたマルチグリッドモデルを用いて電磁波の解析を行う計算手順と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする電磁波解析プログラム。
  12. 電子機器が発生する電磁波の解析をマルチグリッドモデルを用いて行う電磁波解析プログラムであって、
    単一グリッドモデルの全体領域の部分である部分領域の間の包含関係に基づく階層関係で親の階層の部分領域のグリッドを細分して子の階層の部分領域のグリッドとすることによってマルチグリッドモデルを作成し、部分領域間の包含関係について親の部分領域に子の部分領域が完全に含まれるか否かをチェックし、同一の階層の部分領域については部分領域間の干渉をチェックするマルチグリッドモデル作成手順と、
    前記マルチグリッドモデル作成手順により作成されたマルチグリッドモデルを用いて電磁波の解析を行う計算手順と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする電磁波解析プログラム。
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