JP5056079B2 - 設計方法及びプログラム - Google Patents

設計方法及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP5056079B2
JP5056079B2 JP2007057824A JP2007057824A JP5056079B2 JP 5056079 B2 JP5056079 B2 JP 5056079B2 JP 2007057824 A JP2007057824 A JP 2007057824A JP 2007057824 A JP2007057824 A JP 2007057824A JP 5056079 B2 JP5056079 B2 JP 5056079B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shape
interference
volume
computer
model
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007057824A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008217709A (ja
Inventor
洋二 内倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2007057824A priority Critical patent/JP5056079B2/ja
Priority to US12/041,901 priority patent/US20080221841A1/en
Publication of JP2008217709A publication Critical patent/JP2008217709A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5056079B2 publication Critical patent/JP5056079B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F30/00Computer-aided design [CAD]
    • G06F30/10Geometric CAD
    • G06F30/17Mechanical parametric or variational design

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Geometry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Pure & Applied Mathematics (AREA)
  • Mathematical Optimization (AREA)
  • Mathematical Analysis (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Evolutionary Computation (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computational Mathematics (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

本発明は、設計方法及びプログラムに係り、特にCADにより三次元CADモデルを設計する設計方法、及びコンピュータによりそのような設計方法を実行させるプログラムに関する。本発明は、そのような設計方法を採用するCADシステム、及びそのようなプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体にも関する。
CADシステムにより部品や製品等を設計する場合、設計段階で解析、評価、最適化等も行われる。解析には、構造、熱、電波、振動等の各種解析が含まれ、設計された三次元CADモデルの解析結果を評価することで、設計変更の要否等を判断することができる。評価結果に基づいて三次元CADモデルの設計変更を行うことで、設計された三次元CADモデルを最適化することができる。解析、評価、最適化等は、シミュレーションを行う設計支援ツールを用いて行われることもある。
上記の如き解析、評価、最適化等のシミュレーションを行う際に使用するシミュレーションモデルに、三次元CADモデルを使用することもできる。しかし、三次元CADモデルには、部品や製品等の製造、組立、図面連携、製造連携等の工程で必要な情報を反映させるために、細部に至るまでの形状情報が含まれている。形状情報は、切り欠き形状や突起形状等を含む。尚、図面連携とは、三次元CADモデルに関する三次元座標系のデータを二次元座標系のデータへ変換したりする操作を言い、製造連携とは、例えば金属部材の形状データを加工機械に入力することにより、加工機械により金属板がその形状を有する金属部材に加工されることを言う。
三次元CADモデルのデータは、複雑な形状や微細な形状等に関する詳細な形状情報を含むので、解析、評価、最適化等のシミュレーションには不要な形状情報も含む。このため、三次元CADモデルのデータをそのまま使用してシミュレーションを行うと、シミュレーションには必要のないデータに対してもシミュレーション処理が施されるために、シミュレーションが複雑化すると共にシミュレーション時間、特に解析時間が非常に長くなってしまう。そこで、従来は、設計者等のオペレータが、三次元CADモデルのデータのうちシミュレーションには不要な詳細な形状情報を簡略化する操作を、シミュレーションの種類や三次元CADモデルのサイズ等に基づいて手動で行っていた。
他方、装置が複数の部品等を組み立てて構成されている場合、部品と部品との間に干渉部分が存在すると、この装置の三次元CADモデルのシミュレーションを行えない場合がある。具体的には、干渉部分が存在すると、シミュレーションの種類によってはシミュレーションを行うことができない場合があるため、そのような場合には、三次元CADモデル内にて部品形状を修正して、干渉部分が発生しない形状に修正された修正モデルを作成する必要がある。そこで、従来は、オペレータが干渉部分が発生しない形状に修正する操作を、シミュレーションの種類に応じて手動で行っていた。
特許文献1には、オリジナルの三次元詳細モデルを簡略化して設計変更向けの近似モデルと解析向けの近似モデルを生成する方法が提案されている。特許文献2には、解析目的に応じて三次元CADモデルから解析モデルを生成する装置が提案されている。特許文献3には、電子部品を解析する際に、三次元モデルを構成する曲線や曲面を多角形近似した三次元モデルに置き換え、その三次元モデルを変換して作成されるソリッド要素を用いた有限要素モデルを用いて解析を行う方法が提案されている。特許文献には、シミュレーションで使用する物理モデルに対して要素を追加したり削除したりする方法が提案されている。
特開2002−279005号公報 特開2003−141189号公報 特開2005−173963号公報 特開2005−250793号公報
従来は、三次元CADモデルからシミュレーションには不要な形状が簡略化された簡略モデルを作成する操作をオペレータが手動で行うため、シミュレーション時間を短縮するために行う操作に時間がかかると共に、形状を簡略化する効率がオペレータの熟練度に依存してしまう。
又、従来は、三次元CADモデルを部品と部品の干渉部分が発生しない形状の修正モデルに修正する操作をオペレータが手動で行うため、シミュレーションを可能とするために行う操作に時間がかかると共に、干渉部分が発生しない形状に修正する効率がオペレータの熟練度に依存してしまう。
このように、従来は、シミュレーション時間の短縮及び/又はシミュレーションを可能とするために行う操作がオペレータにより手動で行われるため、操作に時間がかかると共に、操作の効率がオペレータの熟練度に依存してしまうという問題があった。
そこで、本発明は、三次元CADモデルからシミュレーションには不要な形状が簡略化された簡略モデルを作成する操作、及び/又は、三次元CADモデルを干渉部分が発生しない形状の修正モデルに修正する操作を自動的に行え、操作の効率がオペレータに依存しない設計方法、プログラム、CADシステム及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供することを目的とする。
上記の課題は、コンピュータによる設計方法であって、三次元CADモデルのデータから部品間の干渉部分を抽出する抽出工程と、該干渉部分に基づいて干渉する部品の形状を修正する修正工程と、形状が修正された部品に基づいて該干渉部分が発生しない形状の修正モデルを作成する作成工程とを含むことを特徴とする設計方法により達成できる。
上記の課題は、コンピュータに三次元CADモデルの設計を行わせるプログラムであって、該コンピュータに、三次元CADモデルのデータから部品間の干渉部分を抽出させる抽出手順と、該コンピュータに、該干渉部分に基づいて干渉する部品の形状を修正させる修正手順と、該コンピュータに、形状が修正された部品に基づいて該干渉部分が発生しない形状の修正モデルを作成させる作成手順とを含むことを特徴とするプログラムにより達成できる。
上記の課題は、上記プログラムを格納したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体により達成できる。
上記の課題は、コンピュータにより三次元CADモデルを設計するCADシステムであって、三次元CADモデルのデータから部品間の干渉部分を抽出する抽出手段と、該干渉部分に基づいて干渉する部品の形状を修正する修正手段と、形状が修正された部品に基づいて該干渉部分が発生しない形状の修正モデルを作成する作成手段とを備えたことを特徴とするCADシステムにより達成できる。
本発明によれば、三次元CADモデルからシミュレーションには不要な形状が簡略化された簡略モデルを作成する操作、及び/又は、三次元CADモデルを干渉部分が発生しない形状の修正モデルに修正する操作を自動的に行え、操作の効率がオペレータに依存しない設計方法、プログラム、CADシステム及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を実現することが可能となる。
本発明では、三次元CADモデルのデータから部品間の干渉部分を抽出し、抽出された干渉部分に基づいて干渉する部品の形状を修正し、干渉部分が発生しない形状の修正モデルを作成する。シミュレーションは、この修正モデルのデータに対して行う。シミュレーションには、解析、評価、最適化等が含まれ、解析のみが行われても、解析及び評価が行われても、解析と評価と最適化が行われても良い。この場合、三次元CADモデルを干渉部分が発生しない形状の修正モデルに修正する処理は、シミュレーションの種類や三次元CADモデルのサイズ等の属性に基づいて自動的に行われる。このため、シミュレーションを可能とするために行う干渉部品の形状を修正する処理に時間がかかることはなく、干渉部分の形状を修正する効率がオペレータの熟練度に依存してしまうこともない。
尚、上記に加え、三次元CADモデルのデータからシミュレーションには不要な複雑な形状及び/又は微細な形状等に関する詳細な形状情報を抽出し、抽出された詳細な形状情報を簡略化し、三次元CADモデルのデータのうち前記詳細な形状情報は簡略化した形状情報に置き換えられた簡略モデルを作成するようにしても良い。シミュレーションは、この簡略モデルのデータに対して行う。この場合、三次元CADモデルのデータのうちシミュレーションには不要な形状情報を簡略化する処理は、シミュレーションの種類や三次元CADモデルのサイズ等の属性に基づいて自動的に行われる。このため、シミュレーション時間、特に解析時間を短縮するために行う詳細な形状情報を簡略化する処理に時間がかかることはなく、形状情報を簡略化する効率がオペレータの熟練度に依存してしまうこともない。
以下に、本発明の設計方法、プログラム、CADシステム及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体の各実施例を、図面と共に説明する。
本発明のプログラム、CADシステム及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、本発明の設計方法を用いる。第1実施例では、本発明がコンピュータシステムに適用されている。図1は、本実施例において本発明が適用されるコンピュータシステムを示す斜視図である。
図1に示すコンピュータシステム100は、CPUやディスクドライブ等を内蔵した本体部101、本体部101からの指示により表示画面102a上に分子形成シミュレーションにより形成される分子等の画像を表示するディスプレイ102、コンピュータシステム100に種々の情報を入力するためのキーボード103、ディスプレイ102の表示画面102a上の任意の位置を指定するマウス104及び外部のデータベース等にアクセスして他のコンピュータシステムに記憶されているプログラム等をダウンロードするモデム105を有する。
ディスク110等の可搬型記録媒体に格納されるか、モデム105等の通信装置を使って他のコンピュータシステムの記録媒体106からダウンロードされる、コンピュータシステム100に少なくともCAD機能を持たせるプログラム(CADソフトウェア)は、コンピュータシステム100に入力されてコンパイルされる。プログラムは、コンピュータシステム100(即ち、後述するCPU201)をCAD機能を有するCADシステムとして動作させる。プログラムは、例えばディスク110等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納されていても良い。コンピュータ読み取り可能な記録媒体は、ディスク110、ICカードメモリ、フロッピー(登録商標)ディスク等の磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM等の可搬型記録媒体に限定されるものではなく、モデム105やLAN等の通信装置や通信手段を介して接続されるコンピュータシステムでアクセス可能な各種記録媒体を含む。
図2は、コンピュータシステム100の本体部101内の要部の構成を説明するブロック図である。同図中、本体部101は、バス200により接続されたCPU201、RAMやROM等からなるメモリ部202、ディスク110用のディスクドライブ203及びハードディスクドライブ(HDD)204からなる。本実施例では、ディスプレイ102、キーボード103及びマウス104も、バス200を介してCPU201に接続されているが、これらは直接CPU201に接続されていても良い。又、ディスプレイ102は、入出力画像データの処理を行う周知のグラフィックインタフェース(図示せず)を介してCPU201に接続されていても良い。
コンピュータシステム100において、キーボード103やマウス104はCADシステムの入力手段を構成する。ディスプレイ102は、三次元CADモデル等を画面102a上に表示する出力手段を構成する。CPU201は、三次元CADモデルのデータからシミュレーションには不要な複雑な形状及び/又は微細な形状等に関する詳細な形状情報を抽出する抽出手段と、抽出された詳細な形状情報を簡略化する簡略化手段と、三次元CADモデルのデータのうち前記詳細な形状情報は簡略化した形状情報に置き換えて簡略化されたモデル(簡略モデル)を作成する作成手段と、簡略モデルのデータに対してシミュレーションを行うシミュレーション手段とを構成する。シミュレーションには、解析、評価、最適化等が含まれ、シミュレーション自体は周知のもので良い。
尚、コンピュータシステム100の構成は図1及び図2に示す構成に限定されるものではなく、代わりに各種周知の構成を使用しても良い。
本実施例では、CADシステムにより周知の方法で設計された部品や製品等の三次元CADモデルのデータに対して各種シミュレーションを行う際、シミュレーション時間、特に解析時間の短縮のために、三次元CADモデルのデータからシミュレーションには不要な複雑な形状及び/又は微細な形状等に関する詳細な形状情報を抽出し、抽出された詳細な形状情報を簡略化し、三次元CADモデルのデータのうち前記詳細な形状情報は簡略化した形状情報に置き換えられた簡略モデルを作成する。シミュレーションは、この簡略モデルのデータに対して行う。つまり、シミュレーション結果に大きな影響を及ぼさない詳細な形状情報は簡略化することにより、シミュレーション時間、特に解析時間を短縮する。
詳細な形状情報の抽出:
対象となる部品の三次元CADモデルに対し、三次元CADモデル内のエッジ間の距離、エッジの長さ、及び頂点と頂点の距離が部品の最大外形の寸法に対して所定の割合以下の箇所を詳細な形状として抽出する。この所定の値は、任意に設定可能である。
図3は三次元CADモデルの一例を示し、同図(a)は三次元CADモデル1の斜視図、同図(b)は三次元CADモデル1の正面図を示す。図3に示す如き形状を有する三次元CADモデル1の場合、横方向の外形Aに対してエッジ11の寸法Yの値がY≦A/10の場合、エッジ11の箇所を複雑な形状及び/又は微細な形状と判断して抽出する。又、エッジ11間の距離Xの寸法がX≦A/10の場合、エッジ11の箇所を複雑な形状及び/又は微細な形状と判断して抽出する。この場合の判定値はA/10であるが、A/10以外の任意の値に設定可能である。
図4は三次元CADモデルの他の例を示し、同図(a)は三次元CADモデル2の斜視図、同図(b)は三次元CADモデル2の正面図を示す。図4に示す如き三次元CADモデル2の場合、最大外径Dに対して、歯車形状21の間隔T及び奥行きSの値がT≦D/10及びS≦D/10の場合、歯車形状21の箇所を複雑な形状及び/又は微細な形状と判断して抽出する。この場合の判定値はD/10であるが、D/10以外の任意の値に設定可能である。
三次元CADモデル1,2の各寸法パラメータA,X,Y,D,S,Tは、三次元CADモデル1,2の座標情報に基づいて算出できる。
詳細な形状情報がシミュレーション結果に影響を及ぼすか否かの判断は、シミュレーションの種類や予め設定されている部品や製品等の属性に基づいて行う。
簡略モデルの作成:
抽出した詳細な形状に基づいて、詳細な形状により形成される空間領域を埋める埋め込み処理、或いは、詳細な形状を削除する削除処理を行い、簡略化された形状(以下、単に簡略形状と言う)を有する簡略モデルを作成する。
埋め込み処理を行うか、或いは、削除処理を行うかの判断は、三次元CADモデルの実際の体積と三次元CADモデルの寸法から得られる最大外形の体積又は簡略化後の簡略モデルの体積の比に基づいて行う。体積の比が所定の値以上の場合には埋め込み処理を行い、所定の値未満の場合には削除処理を行う。
埋め込み処理は、三次元CADモデルから抽出された詳細な形状に基づいて、三次元CADモデルの実際の体積及び最大外形の体積を算出し、これらの体積に基づいて詳細な形状の空間領域が埋め込まれた簡略形状を定義して簡略モデルを作成する。
図5は、埋め込み処理を説明する図であり、同図(a)は三次元CADモデル1の正面図を示し、同図(b)は三次元CADモデル1を正面から見た場合の最大外形1Aを破線で示し、同図(c)は埋め込み処理後の簡略形状を有する簡略モデル1Bの正面図を示す。この場合、三次元CADモデル1の実際の体積(即ち、簡略化前の体積)をV1、簡略化後の体積(即ち、最大外形1Aの体積)をV2とすると、例えばV1/V2≧0.7なる関係が満足される場合には、エッジ11間に形成される微小空間12を埋め込むことで、詳細な形状を簡略形状に簡略化する形状簡略化処理が行われ、詳細な形状が簡略形状に置き換えられた簡略モデル1Bが作成される。この例で用いる判定値は0.7であるが、判定値は任意に設定可能である。
削除処理は、三次元CADモデルから抽出された詳細な形状に基づいて、三次元CADモデルの実際の体積及び簡略化後の簡略モデルの体積を算出し、これらの体積に基づいて詳細な形状の領域が削除された簡略形状を定義して簡略モデルを作成する。
図6は、削除処理を説明する図であり、同図(a)は三次元CADモデル31の正面図を示し、同図(b)は三次元CADモデル31を正面から見た場合の最大外形31Aを破線で示し、同図(c)は削除処理後の簡略形状を有する簡略モデル31Bの正面図を示す。この場合、三次元CADモデル31の実際の体積をV11、簡略化後の簡略モデルの体積(即ち、最大外形31Aの体積から詳細な形状の体積を減算した差の体積)をV12とすると、例えばV11/V12<0.7なる関係が満足される場合には、詳細な形状を構成するエッジ32を削除することで、詳細な形状を簡略形状に簡略化する形状簡略化処理が行われ、詳細な形状が簡略形状に置き換えられた簡略形モデル31Bが作成される。この例で用いる判定値は0.7であるが、判定値は任意に設定可能である。
四角柱、円柱、切欠き形状等に代表される簡略形状をデータベースに登録しておき、三次元CADモデルから抽出された詳細な形状、即ち、簡略化対象の形状と、データベースに登録済みの簡略形状とを比較し、シミュレーションの所定の条件を満足する場合に登録済みの類似する簡略形状に置き換える形状置換処理を行うようにしても良い。所定の条件は、三次元CADモデルの最大形状、断面形状、体積等に基づいて任意に設定可能である。データベースは、メモリ部202、ディスクドライブ203、HDD204等のコンピュータシステム100内の記憶部、或いは、コンピュータシステム100の外部に設けられた記録媒体106等の記憶部に格納される。形状置換処理は、上記埋め込み処理や削除処理と同様に詳細な形状を簡略形状に簡略化するものであるため、形状簡略化処理に含まれる。
詳細な形状に対して形状置換処理を行う場合、上記所定の条件に従って類似する簡略形状の候補をデータベースから抽出し、候補が複数ある場合にはオペレータに選択させて、次回の簡略モデルの作成時に同様の詳細な形状に対して形状置換処理を行う際に選択された候補を優先的に抽出するような学習を行っても良い。この場合、形状置換処理の処理速度及び置換精度が向上する。又、一度類似する簡略形状に置き換えられた詳細な形状を学習したり、上記埋め込み処理又は削除処理により作成された簡略形状を学習してデータベースに登録しておくことで、簡略モデルを高速に作成することができる。
図7は三次元CADモデルの一例を示し、同図(a)は三次元CADモデル41の斜視図を示し、同図(b)は三次元CADモデル41の正面図を示し、同図(c)は簡略形状を有する簡略モデル41Bの正面図を示す。図7(a)及び図7(b)に示す三次元CADモデル41はコイルバネであるが、シミュレーションの所定の条件を満足する候補としてコイルバネの詳細な形状に類似する簡略形状がデータベースに登録されていれば、三次元CADモデル41の詳細な形状をこの簡略形状に置き換える形状置換処理が行われ、図7(c)に示す簡略モデル41Bが作成される。
図8は三次元CADモデルの他の例を示し、同図(a)は三次元CADモデル51の斜視図を示し、同図(b)は簡略形状を有する簡略モデル51Bの斜視図を示す。図8(a)に示す三次元CADモデル51は波状の板部材であるが、シミュレーションの所定の条件を満足する候補として波状の板部材の詳細な形状に類似する簡略形状がデータベースに登録されていれば、三次元CADモデル51の詳細な形状をこの簡略形状に置き換える形状置換処理が行われ、図8(b)に示す簡略モデル51Bが作成される。
シミュレーションは、上記の如き作成された簡略モデルのデータに対して行われる。シミュレーションには、解析、評価、最適化等が含まれ、解析のみが行われても、解析及び評価が行われても、解析と評価と最適化が行われても良い。
図9は、本実施例の処理を説明するフローチャートであり、CPU201がプログラムを実行することにより行われる。図9において、ステップS1は、設計対象の三次元CADモデルのデータを入力する。三次元CADモデルのデータは、コンピュータシステム100の入力部又は記憶部から入力されても、他のコンピュータシステムから入力されても、コンピュータシステム100の外部の記録媒体106から入力されても良い。ステップS2は、上記の如き方法で三次元CADモデルのデータから詳細な形状情報、即ち、簡略化の対象となる形状の情報を抽出する。ステップS3は、抽出された詳細な形状に類似する簡略形状がデータベースに登録済みであり形状置換処理が可能であるか否かを判定する。
ステップS3の判定結果がNOであると、ステップS4は、抽出された詳細な形状に対する簡略化処理を開始する。ステップS5は、詳細な形状に対して埋め込み処理を行うか、或いは、削除処理を行うかを、設計対象の部品寸法より得られる最大外形の体積と部品の体積との比較結果に基づいて判定する。比較結果が所定の値以下の場合には埋め込み処理を行うと判定されて処理はステップS6へ進み、所定の値以上の場合には削除処理を行うと判定されて処理はステップS7へ進む。ステップS6は上記の如き埋め込み処理を行い、ステップS7は上記の如き削除処理を行う。ステップS6又はS7の後、処理は後述するステップS9へ進む。尚、ステップS6及びS7で得られた簡略形状を、上記の如くデータベースに登録するようにしても良い。
他方、ステップS3の判定結果がYESであると、ステップS8は、抽出された詳細な形状に類似する簡略形状をデータベースから抽出して上記の如き形状置換処理を行う。ステップS8の後、処理はステップS9へ進む。
ステップS9は、三次元CADモデルの詳細な形状が形状簡略化処理(即ち、埋め込み処理、削除処理又は形状置換処理)により簡略形状に置き換えられた簡略モデルを作成し、処理は終了する。
説明の便宜上、第2実施例においても、本発明が図1に示すコンピュータシステムに適用されるものとする。
設計対象が複数の部品等を組み立てて構成されている場合、部品と部品との間に干渉部分が存在すると、設計対象の三次元CADモデルのシミュレーションを行えない場合がある。具体的には、干渉部分が存在すると、シミュレーション(特に解析)の種類によってはシミュレーション(特に解析)を行うことができない場合があるため、そのような場合には、三次元CADモデル内にて部品形状を修正して、干渉部分が発生しない形状に修正された修正モデルを作成する必要がある。
本実施例では、部品形状を修正して、干渉部分が発生しない形状に修正された修正モデルを作成する操作を自動的に行うことで、修正を短時間、且つ、修正する効率がオペレータに依存しないようにする。このような干渉部分の修正処理は、次のいずれの方法M1〜M3により行っても良い。
修正方法M1:部品間の干渉部分の体積を算出し、干渉している各部品の体積と比較し、干渉部分の体積の比率が小さい部品の形状を干渉部分の形状の分だけ削除する。
修正方法M2:上記修正方法M1と同様の体積比較を行い、干渉部分の体積の比率が大きい部品側の形状を干渉部分の形状の分だけ削除する。
修正方法M3:干渉部分を干渉の対象となる全ての部品から削除後、干渉部分を干渉している部品の数の分割部分に分割し、分割部分を対応する部品に追加する。
オペレータは、所望の修正方法を上記修正方法M1〜M3から選択可能であり、使用頻度の高い修正方法がCADシステム内で自動的に設定されるようにしても良い。
修正方法M1:
図10は、修正方法M1及び修正方法M2を説明する斜視図である。図10は、三次元CADモデルが部品61,62からなり、部品61,62間には干渉部分63が存在する場合を示す。
図11は、修正方法M1を説明する斜視図である。修正方法M1では、部品61の体積をV21、部品62の体積をV22、干渉部分63の体積をV23とすると、干渉部分63が部品61に占める体積の比率V23/V21と干渉部分63が部品62に占める比率V23/V22とを比較する。干渉部分63が部品に占める比率が小さい方の部品は、(V23/V21)<(V23/V22)なる関係から部品61であるため、部品61の形状を干渉部分63の形状の分だけ削除し、干渉部分63は部品62の一部とみなす。これにより、部品61は図11に示すように干渉部分63を削除した形状の部品61Aに修正される。
図12は、修正方法M2を説明する斜視図である。修正方法M2では、部品61の体積をV21、部品62の体積をV22、干渉部分63の体積をV23とすると、干渉部分63が部品61に占める体積の比率V23/V21と干渉部分63が部品62に占める比率V23/V22とを比較する。干渉部分63が部品に占める比率が大きい方の部品は、(V23/V21)<(V23/V22)なる関係から部品62であるため、部品62の形状を干渉部分63の形状の分だけ削除し、干渉部分63は部品61の一部とみなす。これにより、部品62は図12に示すように干渉部分63を削除した形状の部品62Aに修正される。
図13〜図15は、修正方法M3を説明する斜視図である。図13は、三次元CADモデルが部品61,62からなり、部品61,62間には干渉部分63が存在する場合を示す。
修正方法M3では、干渉部分63を干渉の対象となる全ての部品61,62から削除後、図14に示すように干渉部分63を干渉している部品61,62の数(この場合、2個)の分割部分63−1,63−2に分割し、図15に示すように分割部分63−1を対応する部品61に追加すると共に、分割部分63−2を対応する部品62に追加する。これにより、部品61は図15に示すように干渉部分63のうち分割部分63−2を削除した形状の部品61Bに修正され、部品62は図15に示すように干渉部分63のうち分割部分63−1を削除した形状の部品62Bに修正される。
尚、互いに干渉する干渉部分を有する部品の数は2以上であっても良いことは言うまでもない。
図16は、本実施例の処理を説明するフローチャートであり、CPU201がプログラムを実行することにより行われる。図16において、ステップS11は、設計対象の三次元CADモデルのデータを入力する。三次元CADモデルのデータは、コンピュータシステム100の入力部又は記憶部から入力されても、他のコンピュータシステムから入力されても、コンピュータシステム100の外部の記録媒体106から入力されても良い。ステップS12は、三次元CADモデルのデータから、設計対象を構成する部品と部品との間の干渉部分を周知の方法で抽出する。ステップS13は、干渉部分の体積を計算する。ステップS14は、修正方法M1〜M3のいずれの修正方法を選択するかを判定する。選択するべき修正方法は、オペレータによりその都度選択されても、デフォルトにより設定された修正方法が選択されようになっていても良い。
ステップS13の判定結果により、修正方法M1が選択されていると処理はステップS15へ進んで修正方法M1による修正処理が行われ、修正方法M2が選択されていると処理はステップS16へ進んで修正方法M2による修正処理が行われ、修正方法M3が選択されていると処理はステップS17へ進んで修正方法M3による修正処理が行われる。ステップS15、S16又はS17の後、処理はステップS18へ進む。ステップS18は、三次元CADモデルの干渉部分を含む箇所が修正処理により修正された修正モデルを作成し、処理は終了する。
このように、本実施例では、CPU201は、三次元CADモデルのデータから部品間の干渉部分を抽出する抽出手段と、抽出された干渉部分に基づいて上記修正方法M1〜M3のいずれかの修正方法による修正処理を行って干渉する部品の形状を修正する修正手段と、干渉する部品の形状を修正することにより干渉部分が発生しない形状の修正モデルを作成する作成手段と、修正モデルのデータに対してシミュレーションを行うシミュレーション手段とを構成する。
シミュレーションは、上記の如き作成された修正モデルのデータに対して行われる。シミュレーションには、解析、評価、最適化等が含まれ、解析のみが行われても、解析及び評価が行われても、解析と評価と最適化が行われても良い。
説明の便宜上、第3実施例においても、本発明が図1に示すコンピュータシステムに適用されるものとする。本実施例では、上記第1実施例の形状簡略化処理と上記第2実施例の干渉部分の修正処理の両方を行う。形状簡略化処理と干渉部分の修正処理を行う順序は特に限定されない。
図17は、本実施例の機能ブロック図であり、CADシステムの基本構成に相当する。CADシステムは、図17に示す如く接続されたインタフェース部81、形状簡略化処理部82、形状置換処理部83、干渉部分の修正処理部84、表示処理部85及び記憶部86を有する。図17に示す記憶部を除く各構成要素は、図2に示すCPU201により実現可能であり、記憶部86はメモリ部202、ディスクドライブ203、HDD204等のコンピュータシステム100内の記憶部、或いは、コンピュータシステム100の外部に設けられた記録媒体106等の記憶部により構成される。
インタフェース部81は、三次元CADモデルのデータのCADシステムに対する入出力を制御する。形状簡略化処理部82は、上記第1実施例の形状簡略化処理の演算を実行する。形状置換処理部83は、上記第1実施例の形状置換処理を記憶部87に格納されたデータベースを参照することで実行する。干渉部分の修正処理部84は、上記第2実施例の干渉部分の修正処理を、上記修正方法M1〜M3のいずれかの修正方法に基づいて実行する。表示処理部85は、CADシステムに対して入出力される三次元CADモデル、簡略モデルや修正モデルのディスプレイ102の表示画面102aへの表示処理を実行する。記憶部87は、上記データベース、演算に使用する各種パラメータ、演算の中間結果等を格納している。記憶部87は、CPU201が形状簡略化処理部82、形状置換処理部83及び干渉部分の修正処理部84の処理を実行するためのプログラムを格納しても良い。
シミュレーションは、上記の如き作成された簡略モデル及び/又は修正モデルのデータに対して行われる。シミュレーションには、解析、評価、最適化等が含まれ、解析のみが行われても、解析及び評価が行われても、解析と評価と最適化が行われても良い。
尚、本発明は、以下に付記する発明をも包含するものである。
(付記1)
コンピュータによる設計方法であって、
三次元CADモデルのデータから部品間の干渉部分を抽出する抽出工程と、
該干渉部分に基づいて干渉する部品の形状を修正する修正工程と、
形状が修正された部品に基づいて該干渉部分が発生しない形状の修正モデルを作成する作成工程とを含むことを特徴とする、設計方法。
(付記2)
該修正工程は、部品間の干渉部分の体積を算出し、干渉している各部品の体積と比較し、該干渉部分の体積の比率が小さい部品の形状を干渉部分の形状の分だけ削除することを特徴とする、付記1記載の設計方法。
(付記3)
該修正工程は、部品間の干渉部分の体積を算出し、干渉している各部品の体積と比較し、該干渉部分の体積の比率が大きい部品側の形状を干渉部分の形状の分だけ削除することを特徴とする、付記1記載の設計方法。
(付記4)
該修正工程は、該干渉部分を干渉の対象となる全ての部品から削除後、該干渉部分を干渉している部品の数の分割部分に分割し、該分割部分を対応する部品に追加することを特徴とする、付記1記載の設計方法。
(付記5)
該三次元CADモデルのデータからシミュレーションには不要な詳細な形状情報を抽出する工程と、
該詳細な形状情報を簡略化する簡略化工程と、
該三次元CADモデルのデータのうち該詳細な形状情報が簡略化した形状情報に置き換えられた簡略モデルを作成する工程とを含むことを特徴とする、付記1〜4のいずれか1項記載の設計方法。
(付記6)
該簡略化工程は、該詳細な形状に基づいて、該詳細な形状により形成される空間領域を埋める埋め込み処理、或いは、該詳細な形状を削除する削除処理を行うことを特徴とする、付記5記載の設計方法。
(付記7)
該簡略化工程は、該詳細な形状情報とデータベースに登録済みの簡略形状とを比較し、該シミュレーションの所定の条件を満足する場合に登録済みの類似する簡略形状に置き換える形状置換処理を行うことを特徴とする、付記5記載の設計方法。
(付記8)
該シミュレーションは、解析、又は、解析及び評価、又は、解析と評価と最適化からなることを特徴とする、付記1〜7のいずれか1項記載の設計方法。
(付記9)
コンピュータに三次元CADモデルの設計を行わせるプログラムであって、
該コンピュータに、三次元CADモデルのデータから部品間の干渉部分を抽出させる抽出手順と、
該コンピュータに、該干渉部分に基づいて干渉する部品の形状を修正させる修正手順と、
該コンピュータに、形状が修正された部品に基づいて該干渉部分が発生しない形状の修正モデルを作成させる作成手順とを含むことを特徴とする、プログラム。
(付記10)
該修正手順は、該コンピュータに、部品間の干渉部分の体積を算出させ、干渉している各部品の体積と比較させ、該干渉部分の体積の比率が小さい部品の形状を干渉部分の形状の分だけ削除させることを特徴とする、付記9記載のプログラム。
(付記11)
該修正手順は、該コンピュータに、部品間の干渉部分の体積を算出させ、干渉している各部品の体積と比較させ、該干渉部分の体積の比率が大きい部品側の形状を干渉部分の形状の分だけ削除させることを特徴とする、付記9記載のプログラム。
(付記12)
該修正手順は、該コンピュータに、該干渉部分を干渉の対象となる全ての部品から削除後、該干渉部分を干渉している部品の数の分割部分に分割させ、該分割部分を対応する部品に追加させることを特徴とする、付記9記載のプログラム。
(付記13)
該コンピュータに、該三次元CADモデルのデータからシミュレーションには不要な詳細な形状情報を抽出させる手順と、
該コンピュータに、該詳細な形状情報を簡略化させる簡略化手順と、
該コンピュータに、該三次元CADモデルのデータのうち該詳細な形状情報が簡略化した形状情報に置き換えられた簡略モデルを作成させる手順とを含むことを特徴とする、付記9〜12のいずれか1項記載のプログラム。
(付記14)
該簡略化手順は、該コンピュータに、該詳細な形状に基づいて、該詳細な形状により形成される空間領域を埋める埋め込み処理、或いは、該詳細な形状を削除する削除処理を行わせることを特徴とする、付記13記載のプログラム。
(付記15)
該簡略化手順は、該コンピュータに、該詳細な形状情報とデータベースに登録済みの簡略形状とを比較し、該シミュレーションの所定の条件を満足する場合に登録済みの類似する簡略形状に置き換える形状置換処理を行わせることを特徴とする、付記13記載のプログラム。
(付記16)
該シミュレーションは、解析、又は、解析及び評価、又は、解析と評価と最適化からなることを特徴とする、付記9〜15のいずれか1項記載のプログラム。
(付記17)
付記9〜16のいずれか1項記載のプログラムを格納したことを特徴とする、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
(付記18)
コンピュータにより三次元CADモデルを設計するCADシステムであって、
三次元CADモデルのデータから部品間の干渉部分を抽出する抽出手段と、
該干渉部分に基づいて干渉する部品の形状を修正する修正手段と、
形状が修正された部品に基づいて該干渉部分が発生しない形状の修正モデルを作成する作成手段とを備えたことを特徴とする、CADシステム。
(付記19)
該三次元CADモデルのデータからシミュレーションには不要な詳細な形状情報を抽出する手段と、
該詳細な形状情報を簡略化する簡略化手段と、
該三次元CADモデルのデータのうち該詳細な形状情報が簡略化した形状情報に置き換えられた簡略モデルを作成する手段とを備えたことを特徴とする、付記18記載のCADシステム。
以上、本発明を実施例により説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変形及び改良が可能であることは言うまでもない。
本発明が適用されるコンピュータシステムを示す斜視図である。 コンピュータシステムの本体部内の要部の構成を説明するブロック図である。 三次元CADモデルの一例を示す図である。 三次元CADモデルの他の例を示す図である。 埋め込み処理を説明する図である。 削除処理を説明する図である。 三次元CADモデルの一例を示す図である。 三次元CADモデルの他の例を示す図である。 第1実施例の処理を説明するフローチャートである。 修正方法M1及び修正方法M2を説明する斜視図である。 修正方法M1を説明する斜視図である。 修正方法M2を説明する斜視図である。 修正方法M3を説明する斜視図である。 修正方法M3を説明する斜視図である。 修正方法M3を説明する斜視図である。 第2実施例の処理を説明するフローチャートである。 第3実施例の機能ブロック図である。
符号の説明
81 インタフェース部
82 形状簡略化処理部
83 形状置換処理部
84 干渉部分の修正処理部
85 表示処理部
86 記憶部
100 コンピュータシステム
101 本体部
102 ディスプレイ
102a 表示画面
103 キーボード
104 マウス
105 モデム
106 記録媒体
110 ディスク
200 バス
201 CPU
202 メモリ部
203 ディスクドライブ
204 ハードディスクドライブ

Claims (6)

  1. コンピュータによる設計方法であって、
    三次元CADモデルのデータから部品間の干渉部分を抽出する抽出工程と、
    該干渉部分に基づいて干渉する部品の形状を入力による選択又は使用頻度に応じた設定に基づいて複数の方法から選択された1つの方法で修正する修正工程と、
    形状が修正された部品に基づいて該干渉部分が発生しない形状の修正モデルを作成する作成工程とを含み、
    該修正工程は、第1の方法が選択されると、部品間の干渉部分の体積を算出し、干渉している各部品の体積と比較し、該干渉部分の体積の比率が小さい部品の形状を干渉部分の形状の分だけ削除し、
    該修正工程は、第2の方法が選択されると、部品間の干渉部分の体積を算出し、干渉している各部品の体積と比較し、該干渉部分の体積の比率が大きい部品側の形状を干渉部分の形状の分だけ削除し、
    該修正工程は、第3の方法が選択されると、該干渉部分を干渉の対象となる全ての部品から削除後、該干渉部分を干渉している部品の数の分割部分に分割し、該分割部分を対応する部品に追加することを特徴とする、設計方法。
  2. 該三次元CADモデルのデータからシミュレーションには不要な詳細な形状情報を抽出する工程と、
    該詳細な形状情報を簡略化する簡略化工程と、
    該三次元CADモデルのデータのうち該詳細な形状情報が簡略化した形状情報に置き換えられた簡略モデルを作成する工程とを更に含むことを特徴とする、請求項記載の設計方法。
  3. コンピュータに三次元CADモデルの設計を行わせるプログラムであって、
    該コンピュータに、三次元CADモデルのデータから部品間の干渉部分を抽出させる抽出手順と、
    該コンピュータに、該干渉部分に基づいて干渉する部品の形状を入力による選択又は使用頻度に応じた設定に基づいて複数の方法から選択された1つの方法で修正させる修正手順と、
    該コンピュータに、形状が修正された部品に基づいて該干渉部分が発生しない形状の修正モデルを作成させる作成手順とを含み、
    該修正手順は、第1の方法が選択されると、該コンピュータに、部品間の干渉部分の体積を算出させ、干渉している各部品の体積と比較させ、該干渉部分の体積の比率が小さい部品の形状を干渉部分の形状の分だけ削除させ、
    該修正手順は、第2の方法が選択されると、該コンピュータに、部品間の干渉部分の体積を算出させ、干渉している各部品の体積と比較させ、該干渉部分の体積の比率が大きい部品側の形状を干渉部分の形状の分だけ削除させ、
    該修正手順は、第3の方法が選択されると、該コンピュータに、該干渉部分を干渉の対象となる全ての部品から削除後、該干渉部分を干渉している部品の数の分割部分に分割させ、該分割部分を対応する部品に追加させることを特徴とする、プログラム。
  4. 該コンピュータに、該三次元CADモデルのデータからシミュレーションには不要な詳細な形状情報を抽出させる手順と、
    該コンピュータに、該詳細な形状情報を簡略化させる簡略化手順と、
    該コンピュータに、該三次元CADモデルのデータのうち該詳細な形状情報が簡略化した形状情報に置き換えられた簡略モデルを作成させる手順とを更に含むことを特徴とする、請求項3記載のプログラム。
  5. 該簡略化手順は、該コンピュータに、該詳細な形状に基づいて、該詳細な形状により形成される空間領域を埋める埋め込み処理、或いは、該詳細な形状を削除する削除処理を行わせることを特徴とする、請求項4記載のプログラム。
  6. 該簡略化手順は、該コンピュータに、該詳細な形状情報とデータベースに登録済みの簡略形状とを比較させ、該シミュレーションの所定の条件を満足する場合に登録済みの類似する簡略形状に置き換える形状置換処理を行わせることを特徴とする、請求項4記載のプログラム。
JP2007057824A 2007-03-07 2007-03-07 設計方法及びプログラム Expired - Fee Related JP5056079B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007057824A JP5056079B2 (ja) 2007-03-07 2007-03-07 設計方法及びプログラム
US12/041,901 US20080221841A1 (en) 2007-03-07 2008-03-04 Method and recording media

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007057824A JP5056079B2 (ja) 2007-03-07 2007-03-07 設計方法及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008217709A JP2008217709A (ja) 2008-09-18
JP5056079B2 true JP5056079B2 (ja) 2012-10-24

Family

ID=39742519

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007057824A Expired - Fee Related JP5056079B2 (ja) 2007-03-07 2007-03-07 設計方法及びプログラム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20080221841A1 (ja)
JP (1) JP5056079B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5190951B2 (ja) * 2008-09-24 2013-04-24 株式会社アイ・エイチ・アイ マリンユナイテッド ベルマウスの設計方法
JP5570190B2 (ja) * 2009-11-30 2014-08-13 キヤノン株式会社 形状簡略化装置、形状簡略化方法及びプログラム
JP2017516229A (ja) * 2014-05-13 2017-06-15 シーメンス プロダクト ライフサイクル マネージメント ソフトウェアー インコーポレイテッドSiemens Product Lifecycle Management Software Inc. 3dモデルにおいてステップフィーチャを構築する方法
KR101765414B1 (ko) 2016-04-05 2017-08-07 경북대학교 산학협력단 형상 복잡도를 이용한 모델 간략화 장치 및 방법
US11714931B2 (en) * 2020-05-29 2023-08-01 Desktop Metal, Inc. Methods and systems for generatively designing assemblies of mechanical parts

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01292474A (ja) * 1988-05-19 1989-11-24 Babcock Hitachi Kk 立体干渉演算装置
JP3059493B2 (ja) * 1990-09-12 2000-07-04 株式会社リコー 自己干渉立体修正装置
JPH07146881A (ja) * 1993-11-22 1995-06-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd 図形処理装置
JPH0844777A (ja) * 1994-08-01 1996-02-16 Hitachi Ltd 干渉チェック装置
US6614430B1 (en) * 1998-09-08 2003-09-02 Proficiency Ltd. System and method for the exchange of CAD data
EP1337963A4 (en) * 2000-10-30 2005-11-02 Translation Technologies Inc COMPUTATIONAL GEOMETRY SYSTEM, INTERRUPTION INTERFACE, GEOMETRIC MODEL COMPARATOR, AND CORRESPONDING METHOD
JP2002245100A (ja) * 2001-02-20 2002-08-30 Ricoh Co Ltd 3次元形状補正処理方法および処理装置
JP4676630B2 (ja) * 2001-03-16 2011-04-27 富士通株式会社 三次元解析モデル生成方法、装置、三次元解析モデル生成プログラム及びその記録媒体
JP2004127190A (ja) * 2002-10-07 2004-04-22 Yaskawa Electric Corp ロボットの設計支援装置
JP4092637B2 (ja) * 2003-01-09 2008-05-28 株式会社日立製作所 形状モデル簡略化装置
JP2005173963A (ja) * 2003-12-11 2005-06-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電子部品解析方法、電子部品解析装置、およびこれを用いた電子部品
US7335024B2 (en) * 2005-02-03 2008-02-26 Align Technology, Inc. Methods for producing non-interfering tooth models

Also Published As

Publication number Publication date
US20080221841A1 (en) 2008-09-11
JP2008217709A (ja) 2008-09-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10339266B2 (en) Mechanisms for constructing spline surfaces to provide inter-surface continuity
CN110168546B (zh) 用于增材制造过程的热-结构模拟的自适应域约简的系统与方法
CN106897476B (zh) 用于优化计算机辅助工程模型的方法、系统和介质
US7079996B2 (en) System and method for design of experiments using direct surface manipulation of a mesh model
JP5141050B2 (ja) 設計方法及びプログラム
CA2667334C (en) Method and devices for aiding in the modeling of 3d objects
JP5056079B2 (ja) 設計方法及びプログラム
JP5644606B2 (ja) メッシュ数予測方法、解析装置及びプログラム
US9129075B2 (en) Mesh generation system
JP4676630B2 (ja) 三次元解析モデル生成方法、装置、三次元解析モデル生成プログラム及びその記録媒体
CN102177518B (zh) 实现有限元模型的方法和设备
JP5570190B2 (ja) 形状簡略化装置、形状簡略化方法及びプログラム
US8744823B2 (en) Computer aided design method for creating a surface in a complex system
JP2006199155A (ja) タイヤモデル作成方法、タイヤモデル作成装置、及びタイヤモデル作成プログラム
KR101807585B1 (ko) 유한요소 해석을 이용한 설계 자동화 장치 및 방법
JP5164808B2 (ja) 解析メッシュ作成装置
JP4733414B2 (ja) Cadシステムにおけるモデル選択プログラム
JP4879163B2 (ja) モデリング方法及び装置、プログラム及び記憶媒体
JP4520822B2 (ja) 電磁波解析装置、電磁波解析方法および電磁波解析プログラム
JP3883102B2 (ja) 設計方法、cad装置、コンピュータプログラム及び記憶媒体
JP4617212B2 (ja) 設計支援装置
US11931964B2 (en) 3D printing computer application 3D printing using the same
JP7372883B2 (ja) 応力推定システム
JP4979257B2 (ja) メッシュ粗密制御装置、メッシュ粗密制御方法及びプログラム
JP2004178006A (ja) 3次元形状処理装置、モデル干渉部表示方法、プログラム、及び記憶媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091208

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111013

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111101

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111227

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120703

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120716

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150810

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees