JPH0844777A - 干渉チェック装置 - Google Patents

干渉チェック装置

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JPH0844777A
JPH0844777A JP6179858A JP17985894A JPH0844777A JP H0844777 A JPH0844777 A JP H0844777A JP 6179858 A JP6179858 A JP 6179858A JP 17985894 A JP17985894 A JP 17985894A JP H0844777 A JPH0844777 A JP H0844777A
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shape
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JP6179858A
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Inventor
Keiko Miyasaka
景子 宮坂
Hirotoshi Uchiyama
裕敏 内山
Shigeki Kirihara
重喜 桐原
Yutaka Kurosu
豊 黒須
Takao Sato
孝夫 佐藤
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 利用者が容易に干渉を回避することが可能
な、コンピュータを用いて設計した機械や装置などにお
ける部品と部品との干渉をチェックする干渉チェック装
置を提供すること。 【構成】 コンピュータを用いて設計した機械や装置な
どの形状データを読み込み、部品と部品との干渉を形状
モデルを用いてチェックする干渉チェック装置におい
て、形状モデル間の干渉を判定する第1の手段と、前記
第1の手段により干渉があると判定された場合に、干渉
形状の情報を表示する第2の手段と、前記干渉している
形状モデル間の干渉を回避するための、各形状モデルの
変更可能範囲を表示する第3の手段と、入力手段と、前
記入力手段から入力される干渉回避指示に基づき、干渉
を回避する第4の手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CADシステムに係わ
り、特に、部品と部品とのぶつかり(干渉)をチェック
し、干渉を回避するための方法を提示する干渉チェック
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】干渉チェックとは、機械部品など複数の
部品からなる構造物や装置などの設計において、部品と
部品とのぶつかり(干渉)を調べる作業である。
【0003】干渉チェックに、コンピュータを利用する
ことにより、構造が複雑な場合でも図面からの推測によ
るチェックより、詳細かつ高速なチェックが可能であ
る。
【0004】従来のコンピュータを用いた設計支援装置
における干渉チェック装置では、構造物を構成する機械
部品の形状モデルを作成し、配置や組立てのシミュレー
ションを行い、部品間にぶつかり(干渉)があるかどう
かをチェックしている。
【0005】干渉チェックの結果、干渉がある場合に
は、干渉形状、その寸法などの詳細情報を表示して、干
渉が存在することを干渉チェックを利用している利用者
に知らせるようにしている。
【0006】コンピュータを用いた設計支援装置におけ
る干渉チェック装置の一例が、例えば、特開平4−25
7075号公報に記載されている。
【0007】前記公報(特開平4−257075号)の
記載によると、始めに、構造物の形状モデルを作成し、
形状モデルの部品間のぶつかり(干渉)の度合いを表す
パラメータを決定する。
【0008】次に、構造物の形状モデルからパラメータ
に関する要素を取り出してパラメータ値を算出する。
【0009】次に、このパラメータ値により干渉の度合
いを判定し、その結果を構造モデル形状の上に、また
は、他の出力手段に出力するようになっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】一般に、干渉チェック
で干渉が検出されればこれを回避する必要がある。
【0011】しかしながら、前記公報(特開平4−25
7075号)に記載されている干渉チェック装置におい
ては、この点について考慮されておらず、干渉チェック
の結果として干渉の有無や部品形状間の重なり部分であ
る干渉形状の寸法や、干渉の度合いなどを表示するだけ
である。
【0012】このため、利用者は、チェック結果を参照
するとともに、形状の寸法値などのデータや他部品との
位置関係の条件といったデータを収集し、これを考慮し
て干渉を回避する方法を考える必要があった。
【0013】その際、部品数が多い場合、構造が複雑な
場合等には、確実に干渉を回避する方法を考えることは
容易ではなく、干渉チェック装置を利用する利用者は干
渉を回避するための試行錯誤を数多く繰り返さなければ
ならないという問題点があった。
【0014】本発明は、前記従来技術の問題点を解決す
るためになされたものであり、本発明の目的は、コンピ
ュータを用いて設計した機械や装置などにおける部品と
部品との干渉をチェックする干渉チェック装置におい
て、利用者が容易に干渉を回避できる技術を提供するこ
とにある。
【0015】本発明の前記目的並びにその他の目的及び
新規な特徴は、本明細書の記載及び添付図面によって明
らかにする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
下記の通りである。
【0017】(1)コンピュータを用いて設計した機械
や装置などの形状データを読み込み、部品と部品との干
渉を形状モデルを用いてチェックする干渉チェック装置
において、形状モデル間の干渉を判定する第1の手段
と、前記第1の手段により干渉があると判定された場合
に、干渉形状の情報を表示する第2の手段と、前記干渉
している形状モデル間の干渉を回避するための、各形状
モデルの変更可能範囲を表示する第3の手段と、入力手
段と、前記入力手段から入力される干渉回避指示に基づ
き、干渉を回避する第4の手段とを備えたことを特徴と
する。
【0018】
【作用】前記手段によれば、コンピュータを用いて設計
した機械や装置などにおける部品と部品との干渉を形状
モデルを用いてチェックする干渉チェック装置におい
て、形状モデル間の干渉を判定し、干渉があると判定さ
れた場合に、干渉形状の情報を表示するとともに、前記
干渉している形状モデル間の干渉を回避するための、形
状モデル寸法の変更値、または、形状モデル間寸法の変
更値、あるいは、形状モデルの移動方向を記号、色分け
で表示した、各形状モデルの変更可能範囲を表示する。
【0019】また、利用者は、前記変更可能範囲を利用
して、干渉を回避するための指示を入力する。
【0020】それにより、従来のように干渉回避方法を
見つけるためのデータ収集に時間をかける必要がなく、
利用者は変更可能範囲を利用して、容易に干渉を回避す
ることが可能となる。
【0021】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0022】なお、実施例を説明するための全図におい
て、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り
返しの説明は省略する。
【0023】図1は、本発明の一実施例である干渉チェ
ック装置の概略構成を示すブロック図である。
【0024】本実施例の干渉チェック装置は、コンピュ
ータを用いて機械や装置などを設計する際に、機械や装
置などの形状データを読み込み、部品と部品との干渉を
形状モデルを用いてチェックする装置である。
【0025】なお、本実施例の干渉チェック装置は、C
ADシステムの一機能として実現することも可能であ
る。
【0026】図1に示すように、本実施例の干渉チェッ
ク装置は、キーボード、マウス等の入力装置81、形状
データ読込装置82と、データ処理部83と、出力装置
84と、記憶装置85とから構成され、データ処理部8
3は、形状データ作成部86と、入力データ処理部87
と、干渉判定処理部88と、干渉回避データ作成部8
9、干渉回避実行部90とから構成される。
【0027】図2は、本実施例の干渉チェック処理の処
理手順を示すフローチャートである。
【0028】次に、図1、図2を用いて本実施例の干渉
チェック処理の処理手順について説明する。
【0029】始めに、形状データ読込装置82で、利用
者がコンピュータを用いて設計した機械や装置などの形
状データを読み込み、形状データ作成部86で3次元部
品形状データを作成する。
【0030】次に、ステップ201で、前記3次元部品
形状について干渉があるか否かを干渉判定処理部88で
判定する。
【0031】前記ステップ201で、干渉していない場
合には、ステップ210に進み、干渉チェック終了処理
を行い処理を終了する。
【0032】前記ステップ201で、干渉している場合
には、ステップ202に進み、利用者に警告を発し、ス
テップ203で、回避処理を実行するか否かを問い合わ
せる。
【0033】前記ステップ203で、利用者が回避処理
を実行しない場合には、前記ステップ210に進み、干
渉チェック終了処理を行い処理を終了する。
【0034】前記ステップ203で、利用者が回避処理
を実行する場合には、ステップ204に進み、干渉回避
データ作成部89・形状データ作成部86により干渉形
状データを作成する。
【0035】次に、ステップ205で、干渉回避データ
作成部89において、さらに干渉形状のサイズを計算
し、また、ステップ206で、干渉を回避するための変
更値、あるいは、変更可能範囲を計算する。
【0036】次に、ステップ207で、干渉形状のサイ
ズ、干渉を回避するための変更値、あるいは、変更可能
範囲を出力装置84を使って表示する。
【0037】次に、ステップ208で、利用者は、干渉
を回避するために、入力装置81を用い、前記干渉形状
のサイズ・変更値・変更可能範囲を利用して、部品形状
の変更や部品形状の移動を指示する。
【0038】次に、ステップ208で、入力データ処理
部87で指示を解析し、干渉回避実行部90で指示を実
行するために部品形状データを変更したり、部品形状の
位置データを変更し、その結果を出力装置84を使って
画面に表示する。
【0039】以下、干渉がなくなるか、ステップ209
で、干渉チェック終了が指定されるまで前記ステップを
繰り返る。
【0040】干渉チェック処理が終了した後、部品形状
・配置情報などを記憶装置85に記憶する。
【0041】以下に、本実施例による干渉回避のための
提示方法について説明する。
【0042】図3は、干渉回避の提示方法の説明に使用
する3次元の形状モデルを一例を示す図であり、図4な
いし図10は、本実施例による形状モデルの干渉チェッ
ク判定後の結果の表示例を示す図である。
【0043】図3において、21から24は部品形状で
あり、図3においては、見やすくするために2次元的に
記載している。
【0044】図4を用いて、寸法値で提示された変更可
能範囲を使用し、移動によって干渉を回避する場合の一
例を説明する。
【0045】図4において、31,32は、部品形状2
1と22との部品形状間寸法値であり、33は、部品形
状23と24との部品形状間寸法値である。
【0046】また、34,35は、干渉形状サイズの寸
法値を表している。
【0047】また、36から38は、それぞれ31から
33の各寸法値に対応する干渉回避を可能にする寸法の
範囲、即ち、変更可能範囲である。
【0048】図4に示す例では、提示にしたがった寸法
値の変更を1ヶ所すれば、干渉を回避するような変更可
能範囲を提示している。
【0049】部品形状間寸法値33に対応する変更可能
範囲38の「*」は、寸法値33だけの変更では干渉を
回避することができないことを示している。
【0050】干渉チェック装置の利用者は、干渉を回避
するために、部品形状間寸法値31を変更する場合には
変更可能範囲36に提示された変更可能範囲内の寸法値
を、または、部品形状間寸法32を変更する場合には変
更可能範囲37に提示された変更可能範囲内の寸法値を
入力する。
【0051】また、部品形状間寸法値31から33をそ
れぞれ変更して干渉を回避をしてもよい。
【0052】干渉チェック装置は、利用者の指示にした
がい、部品形状22,23の部品形状の位置データを変
更し、当該位置データにしたがって部品形状を移動して
画面上に表示する。
【0053】さらに、干渉チェック終了の指示がある
か、あるいは、干渉が回避できるまで、前記図2に示す
各ステップの処理を繰り返す。
【0054】図4に示す例によれば、干渉チェックの結
果として提示された変更可能な寸法の範囲を参考にして
寸法値を変更することができるので、干渉回避のための
データを収集することなく部品形状の移動をして簡単に
干渉を回避することができる。
【0055】図5を用いて、寸法値で提示された変更可
能範囲を使用し、移動によって干渉を回避する場合の他
の例、特に、部品形状21が発熱する特性があって、他
の部品形状との距離が0.3以上必要である場合の一例
を説明する。
【0056】図5において、31,32は、部品形状2
1の配置条件を考慮した場合の部品形状21と22との
部品形状間寸法値であり、33は、部品形状23と24
との部品形状間寸法値である。
【0057】また、34,35は、干渉形状のサイズの
寸法を表している。
【0058】また、39,40は、それぞれ部品形状間
寸法値寸法値31,32に対応する干渉回避を可能にす
る寸法の範囲、即ち、変更可能範囲である。
【0059】図5に示す例では、提示に従った寸法値の
変更を1ヶ所すれば、干渉を回避し、かつ、部品形状2
1の配置条件である他の部品形状との距離0.3以上と
いう条件を満たす変更可能範囲を提示している。
【0060】部品形状間寸法値33に対応する変更可能
範囲38の「*」は寸法値33だけを変更しても干渉を
回避することができないことを示している。
【0061】また、部品形状21の配置条件を明示する
ため、条件部分の表示色を変更している。
【0062】干渉チェック装置の利用者は、干渉を回避
するために、部品形状間寸法値31を変更する場合には
変更可能範囲39に提示された変更可能範囲内の寸法値
を、また、部品形状間寸法32を変更する場合には変更
可能範囲40に提示された変更可能範囲内の寸法値を入
力する。
【0063】また、部品間寸法値31から33をそれぞ
れ変更して干渉を回避をしてもよい。
【0064】干渉チェック装置は、利用者の指示にした
がい、部品形状22,23の位置データを変更し、当該
位置データにしたがって部品形状を移動して画面上に表
示する。
【0065】さらに、干渉チェック終了の指示がある
か、あるいは、干渉が回避できるまで、前記図2に示す
各ステップの処理を繰り返す。
【0066】図5に示す例では、部品形状21に配置条
件がある場合について説明したが、特定部品形状間に配
置条件がある場合においても、図5に示す例と同様に条
件を考慮した干渉の判定および干渉回避方法の提示する
ことが可能である。
【0067】図5に示す例では、部品形状間に配置条件
がある場合でも、配置条件を考慮して変更可能範囲を提
示するようにしたので、干渉チェックの結果として提示
された変更可能な寸法の範囲を参考にして部品形状間寸
法値を変更することにより、配置条件の確認や他部品形
状との位置関係などの干渉回避のためのデータを収集す
ることなく部品形状の移動をして簡単に干渉を回避する
ことができる。
【0068】以下の説明では、配置条件がある場合につ
いて、特に説明しないが、配置条件があれば、図5に示
す例と同様に条件を考慮した変更値・変更可能範囲を提
示することが可能である。
【0069】図6を用いて、提示された相対的な変更可
能範囲を使用し、移動によって干渉を回避する場合の一
例を説明する。
【0070】図6において、31,32は、部品形状2
1と22との部品形状間寸法値であり、33は、部品形
状23と24との部品形状間寸法値である。
【0071】また、34,35は、干渉形状サイズの寸
法値を表している。
【0072】また、41,42は、それぞれ部品形状2
2,23の移動方向の方向指示を表している。
【0073】干渉チェック装置は、例えば、マウスによ
り△が指定されれば、3次元部品形状の位置データをあ
らかじめ決められている単位量だけ上方向へ移動するよ
うに位置データを修正し、当該位置データにしたがって
部品形状を移動して画面上に表示する。
【0074】また、▽が指定されれば、3次元部品形状
の位置データをあらかじめ決められている単位量だけ下
方向へ移動するように位置データを修正し、当該位置デ
ータにしたがって部品形状を移動して画面上に表示す
る。
【0075】また、方向指示の色を▲に変えて、部品形
状の移動にともない、これ以上移動すると干渉する、あ
るいは、すでに干渉していることを表している。
【0076】また、移動にともなう部品形状間寸法値と
干渉形状の変化を表示して、干渉の状況を表示する。
【0077】さらに、干渉チェック終了の指示がある
か、あるいは、干渉がなくなるまで、前記図2に示す各
ステップの処理を繰り返す。
【0078】図6に示す例によれば、干渉チェックの結
果として提示された方向指示を利用することにより、干
渉の状況を確認しながら部品形状を移動して干渉を回避
することができ、干渉をチェックしながら円滑な設計変
更をすることができる。
【0079】図7を用いて、提示された色分けされた変
更可能範囲を使用し、移動によって干渉を回避する場合
の一例を説明する。
【0080】図7において、31,32は、部品形状2
1と22との部品形状間寸法値であり、33は、部品形
状23と24との部品形状間寸法値である。
【0081】また、34,35は、干渉形状サイズの寸
法値を表している。
【0082】また、43,44は、部品形状22,23
の色分けされた変更可能範囲を表している。
【0083】干渉チェック装置の利用者は、干渉を回避
するために、部品形状間寸法値31,32を変更する場
合には、色分けされた変更可能範囲を参照して、形状モ
デル22の移動先をマウスで指示する。
【0084】また、部品形状間寸法値31から33をそ
れぞれ変更して干渉を回避をしてもよい。
【0085】干渉チェック装置は、利用者の指示にした
がい、部品形状22,23の部品形状の位置データを変
更し、当該位置データにしたがって部品形状を移動して
画面上に表示する。
【0086】さらに、干渉チェック終了の指示がある
か、あるいは、干渉が回避できるまで、前記図2に示す
各ステップの処理を繰り返す。
【0087】図7に示す例によれば、干渉チェックの結
果として提示された色わけされた変更可能範囲を利用す
ることにより、干渉の状況を確認しながら部品形状を移
動して干渉を回避することができ、干渉をチェックしな
がら円滑な設計変更をすることができる。
【0088】図8を用いて、提示された変更値を利用
し、移動によって干渉を回避する場合の一例を説明す
る。
【0089】図8において、31,32は、部品形状2
1と22との部品形状間寸法値であり、33は、部品形
状23と24との部品形状間寸法値である。
【0090】また、34,35は、干渉形状サイズの寸
法値を表している。
【0091】また、51,52は、部品形状21と22
との部品間寸法値31,32の変更値であり、53は、
部品形状23と24との部品形状間寸法値33の変更値
である。
【0092】この場合に、変更値51,52,53は、
特定のルール、例えば、変更可能範囲の中間値、あるい
は、移動量が最小になる値等、予め決められている計算
式により決定される値である。
【0093】なお、部品形状間寸法値33に対応する変
更値53の「*」は、寸法値33だけの変更では干渉を
回避することができないことを示している。
【0094】干渉チェック装置の利用者は、干渉を回避
するために、部品形状間寸法値31を変更する場合には
変更値51に提示された変更値を、また、部品形状間寸
法値32を変更する場合には変更値52に提示された変
更値を入力する。
【0095】また、部品形状間寸法値31,32をとも
に変更して、干渉を回避することも可能である。
【0096】干渉チェック装置は、利用者の指示にした
がい、部品形状22,23の位置データを変更し、当該
位置データにしたがって部品形状を移動して画面上に表
示する。
【0097】さらに、干渉チェック終了の指示がある
か、あるいは、干渉が回避できるまで、前記図2に示す
各ステップの処理を処理を繰り返す。
【0098】図8に示す例によれば、干渉チェックの結
果として提示された寸法の変更値を入力するだけで、配
置条件や他部品形状との位置関係など干渉回避に関わる
データを収集することなく、簡単に部品形状を移動して
干渉を回避することができる。
【0099】図9を用いて、提示された変更値を使用
し、部品形状の形状を変更することによって干渉を回避
する場合の一例を説明する。
【0100】図9において、34,35は、干渉形状サ
イズの寸法値を表している。
【0101】また、61,62は、部品形状22の部品
形状寸法値であり、63は、部品形状23の部品形状寸
法値である。
【0102】64は、部品形状寸法61の変更値、65
は、部品形状寸法62の変更値、66は、部品形状寸法
63の変更値である。
【0103】この場合に、変更値64,65,66は、
特定のルール、例えば、干渉が回避可能な部品形状寸法
の中間値、あるいは、所定の部品形状間寸法値を有する
ような部品形状寸法値等、予め決められている計算式に
より決定される値である。
【0104】干渉チェック装置の利用者は、干渉を回避
するために、部品形状寸法値61を変更する場合には、
部品形状寸法値61に対応して提示している変更値64
を、部品形状寸法値62を変更する場合には部品形状寸
法値62に対応して提示している変更値65を、部品形
状寸法値63を変更する場合には部品形状寸法値63に
対応して提示している変更値66を入力する。
【0105】また、部品形状寸法値61,62,63を
組合せて変更して、干渉を回避することも当然可能であ
る。
【0106】干渉チェック装置は、利用者の指示にした
がい、部品形状22,23の部品形状データを変更し、
当該部品形状データにしたがって部品形状を画面上に表
示する。
【0107】さらに、干渉チェック終了の指示がある
か、あるいは、干渉が回避できるまで、前記図2に示す
各ステップの処理を繰り返す。
【0108】図10は、部品形状寸法値63を変更する
ために、部品形状寸法値63に対応する変更値66を指
定した場合の結果を表す図である。
【0109】図9に示す例によれば、干渉チェックの結
果として提示された部品形状寸法の変更値を入力するこ
とにより、干渉回避のためのデータを収集することなく
簡単に部品形状の形状を変更して干渉を回避することが
できる。
【0110】また、特に縦横比や半径と高さの比など、
部品形状内の寸法比の拘束条件がある場合などには、拘
束条件を考慮した部品形状の変更方法を提示することも
可能である。
【0111】以上の説明では、干渉の回避方法について
移動と形状変更に別けて説明したが、移動と形状変更を
組合せて干渉回避方法を提示したり、どちらを回避方法
とするか選択することも可能である。
【0112】また、以上の説明では、簡単のため2次元
の形状モデルで説明したが、3次元の形状モデルでは奥
行き方向の変更可能範囲を提示する必要がある。
【0113】その方法としては、2次元形状モデルのま
まで三面図を利用して変更可能範囲を提示する方法、3
次元形状モデルを立体的に表示してX,Y,Z軸方向の
変更可能範囲を同時に提示する方法、寸法値の表示が多
数ある場合は変更する寸法値(複数の寸法値)を入力し
てから回避可能範囲を提示する方法、移動部品形状を入
力してからその部品形状のX,Y,Z軸方向の変更可能
範囲を提示する方法、前記方法で特に寸法値をいくつか
の最適化されたX,Y,Z軸方向の変更値の組合せにし
て変更可能範囲を提示する方法など多数の方法がある。
【0114】以上、本発明を実施例に基づき具体的に説
明したが、本発明は、前記実施例に限定されるものでは
なく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更し得ること
は言うまでもない。
【0115】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。
【0116】(1)コンピュータを用いて設計した機械
や装置などにおける部品と部品との干渉を形状モデルを
用いてチェックする干渉チェック装置において、形状モ
デル間の干渉を判定し、干渉があると判定された場合
に、干渉形状の情報、および、干渉を回避するための各
形状モデルの変更可能範囲を表示することにより、利用
者が変更可能範囲を利用して、干渉を回避するための指
示を入力することが可能となる。
【0117】これにより、利用者は、容易に干渉を回避
し、円滑に設計をすすめていくことが可能となり、従来
のように、干渉回避方法を見つけるためのデータ収集に
かけていた時間や手間を省き、干渉回避のための試行錯
誤の回数を大幅に削減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である干渉チェック装置の概
略構成を示すブロック図である。
【図2】本実施例の処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図3】本実施例による形状モデルの干渉判定後の結果
の表示例を示す図である。
【図4】本実施例による形状モデルの干渉判定後の結果
の表示例を示す図である。
【図5】本実施例による形状モデルの干渉判定後の結果
の表示例を示す図である。
【図6】本実施例による形状モデルの干渉判定後の結果
の表示例を示す図である。
【図7】本実施例による形状モデルの干渉判定後の結果
の表示例を示す図である。
【図8】本実施例による形状モデルの干渉判定後の結果
の表示例を示す図である。
【図9】本実施例による形状モデルの干渉判定後の結果
の表示例を示す図である。
【図10】本実施例による形状モデルの干渉判定後の結
果の表示例を示す図である。
【符号の説明】
21,22,23…部品の3次元形状モデル、31,3
2,33…部品形状間寸法、34,35…干渉形状寸
法、36,37,38,41,42,43,44…変更
可能範囲、51,52,53,64,65,66…変更
寸法値、61,62,63…部品形状寸法、81…入力
装置、82…形状データ読込装置、83…データ処理
部、84…出力装置、85…記憶装置、86…形状デー
タ作成部、87…入力データ処理部、88…干渉判定処
理部、89…干渉回避データ作成部、90…干渉回避実
行部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 黒須 豊 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町5030番地 株 式会社日立製作所ソフトウェア開発本部内 (72)発明者 佐藤 孝夫 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町5030番地 株 式会社日立製作所ソフトウェア開発本部内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータを用いて設計した機械や装
    置などの形状データを読み込み、部品と部品との干渉を
    形状モデルを用いてチェックする干渉チェック装置にお
    いて、 形状モデル間の干渉を判定する第1の手段と、 前記第1の手段により干渉があると判定された場合に、
    干渉形状の情報を表示する第2の手段と、 前記干渉している形状モデル間の干渉を回避するため
    の、各形状モデルの変更可能範囲を表示する第3の手段
    と、 入力手段と、 前記入力手段から入力される干渉回避指示に基づき、干
    渉を回避する第4の手段とを備えたことを特徴とする干
    渉チェック装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された干渉チェック装置
    において、 前記変更可能範囲として、形状モデル寸法の変更値、あ
    るいは、形状モデル間寸法の変更値を表示することを特
    徴とする干渉チェック装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載された干渉チェック装置
    において、 前記変更可能範囲として、形状モデルの移動方向を、記
    号、あるいは、色分けで表示することを特徴とする干渉
    チェック装置。
JP6179858A 1994-08-01 1994-08-01 干渉チェック装置 Pending JPH0844777A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000004504A1 (fr) * 1998-07-14 2000-01-27 Fujitsu Limited Technique de recherche d'interference entre des elements d'un equipement et dispositif correspondant
JP2008217709A (ja) * 2007-03-07 2008-09-18 Fujitsu Ltd 設計方法及びプログラム

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