JP2004178006A - 3次元形状処理装置、モデル干渉部表示方法、プログラム、及び記憶媒体 - Google Patents

3次元形状処理装置、モデル干渉部表示方法、プログラム、及び記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】ポリゴンメッシュで構成された3次元形状アセンブリモデル内の部分モデル間の干渉状態を検出した結果を表示したときの視認性の向上、および表示処理速度の向上を図ることができるモデル干渉部表示方法などを提供する。
【解決手段】ポリゴンメッシュで表現される、3次元形状アセンブリモデルを構成する部分モデル間の干渉状態を表示することができる3次元形状処理装置において、部分モデル間で干渉が生じている干渉範囲を検出するモデル間干渉判定部14と、検出された干渉範囲を示す3次元形状を、表示されている当該3次元形状アセンブリモデル上に表示するための表示データを生成する干渉部表示データ生成部15と、生成された表示データを用いて前記範囲を示す3次元形状を含むアセンブリモデルを表示装置5に表示させる形状表示部16とを備えた。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、CAD(Computer Added Design)システムやCAM(Computer Added Manufacturing)システムにおける形状評価などに用いることができる3次元形状の干渉部検出に係わり、特に、干渉部検出結果の表示方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、3次元CAD/CAM/CGシステムなどの普及により3次元形状データの利用者層が拡大するとともに、サブアセンブリや部品など部分モデルの干渉(重なり,ぶつかり)を検出するシミュレーションや組み立て性の検証など様々な局面で3次元形状データを有効活用する機会が増えている。CADシステムなどにより生成された3次元形状データを製造工程へ移行する前に、コンピュータ上で解析/検証するのは今やあたりまえになりつつある。なかでも、複数の部分モデル(サブアセンブリや部品に相当)から構成されるアセンブリモデルについて、その個々の部分モデル間の干渉を検出する機能は、CAD/CAMシステムにおいて設計ミスや入力ミスをチェックする形状評価などに有用な機能である。
ところで、3次元形状表示において形状を表現するために利用されるデータは、多くの場合、自由曲面をポリゴンメッシュで近似生成したデータである。そのようなことから、それぞれポリゴンメッシュにより表現される複数の部分モデル(アセンブリを構成しているサブアセンブリや部品のモデル)の干渉状態を検出する場合、最終的にはポリゴン間の干渉計算を実施して、部分モデル同士が干渉しているかどうかを判定する必要がある。
しかし、個々の部分モデルを構成するポリゴン同士で総当りの干渉チェックを実施するとなると、大規模アセンブリでは膨大な処理時間が必要となり、対話的な操作性を著しく損なうことになる。
【0003】
そのため、特開平9−27046号公報に示された従来技術では、非凸部を含む多面体間の干渉チェックの場合について、まず、凸部を検出し、その凸部における干渉チェックを行い、干渉しているときのみその近接ポリゴンについてポリゴン間の干渉チェックをおこなう。
しかしながら、この特開平9−27046号公報に示された従来技術においては、凸部を検出する処理が必要であるので、サブアセンブリのような複雑な形状では計算が複雑になる。
そこで、同一出願人により出願された発明(特願2002−4948公報)では、コストのかかるポリゴン間の干渉検出をおこなう前に、部分モデルを含む3次元空間上の最小外郭を表現する直方体領域である境界箱を利用してラフチェックをおこなう。このような方法では、干渉していない状態を早期に除外することができるので、全体の処理速度を向上させることができるのである。なお、境界箱とは、幾何情報が定義される3次元空間上のXY平面、YZ平面、ZX平面それぞれに平行な面をもち、対象とする3次元形状に外接する直方体を意味し、各方向(X,Y,Z)の最小値および最大値から成る計6値により表現される。また、境界箱同士の干渉状態については、X,Y,Zいずれかの方向でいずれか一方の最小値が他方の最大値を上回れば干渉していないという判定方法を用いることができ、したがって、少ない計算コストでラフチェック(干渉の可能性がない状態の検出)を実施することができる。
ところで、前記した各種方法により検出された部分モデル間の干渉部(干渉部位)は利用者にわかりやすく示す必要がある。そのため、従来技術においては、干渉線を計算して求め、その干渉線を描画し、表示している。
【特許文献1】特開平9−27046号公報
【特許文献2】特願2002−4948公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記したように、干渉部が検出できたならば、その干渉部を利用者に示す必要があるが、干渉線を示す方法では表示するまでに長い時間がかかってしまう。そのため、長い時間を要さない表示方法が望まれている。その最も簡便な方法は、干渉部として検出されたポリゴンを3次元形状モデルとともに表示装置上に表示することであり、その際、検出されたポリゴンが3次元形状に隠れないように、常にすべての3次元形状の手前に表示する必要がある。
ところが、構成する部分モデル数の膨大な大規模アセンブリの場合、部分モデル間の干渉部として検出されるポリゴン数も膨大になる可能性があり、すべてのポリゴンを部分モデルとともに表示すると、同時に表示するポリゴン数が極端に増えるので、干渉部を確認する際の視認性(見やすさ、わかりやすさ)が非常に低下する。また、表示装置の処理速度が低下して対話的な操作性が損なわれる恐れがある。
そこで、干渉部が検出された場合、ある程度まとまった単位で干渉部を表示することができれば、視認性が向上し、さらに、表示の処理速度の問題も回避できる。干渉部の表示をまとめる単位は、部分モデルと部分モデルの組み合わせごととすることができる。部分モデル1つあたりの大きさがアセンブリ全体と比較して大きく、部分モデルと部分モデルの組み合わせの1つを1つの干渉部として表示するには粗すぎる場合、部分モデルを構成する面(Face)ごとにまとめて干渉部を表示することも可能である。
本発明の目的は、前記したような従来技術の問題を解決することにあり、具体的には、ポリゴンメッシュで構成された3次元形状アセンブリモデル内の部分モデル間の干渉状態を検出した結果を表示装置に表示したときの視認性の向上、および表示処理速度の向上を図ることができるモデル干渉部表示方法などを提供することにある。
さらに、干渉部をまとめて表示する際、既に表示装置上に表示されているモデルと一目で区別できるように、ある特徴をもった統一された3次元形状を表示することにより、視認性を高めたり、この干渉部を示す3元形状を表示する際に半透明な形状とすることにより、3次元形状モデルと同時に表示した際に、同じ場所にモデルが重なる場合にもそのモデルが透けて見えるようにして、さらに視認性を高めたりできるモデル干渉部表示方法などを提供することにある。
また、表示装置上に表示されている3次元形状モデルの形状とは別の3次元形状ではなく、表示されている3次元形状モデルの形状要素をハイライトすることにより、視認性の向上を図ることができるモデル干渉部表示方法などを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決するために、請求項1記載の発明では、ポリゴンメッシュで表現される、3次元形状アセンブリモデルを構成する部分モデル間の干渉状態を表示することができる3次元形状処理装置において、部分モデル間で干渉が生じている干渉範囲を検出する干渉部検出手段と、検出された干渉範囲を示す3次元形状を、表示されている当該3次元形状アセンブリモデル上に表示する干渉部表示手段とを備えた。
また、請求項2記載の発明では、ポリゴンメッシュで表現される、3次元形状アセンブリモデルを構成する部分モデル間の干渉状態を表示するモデル干渉部表示方法において、部分モデル間の干渉部の範囲を示す3次元形状を、表示されている当該アセンブリモデル上に表示する構成にした。
また、請求項3記載の発明では、請求項2記載の発明において、部分モデル間の干渉部に位置する干渉ポリゴンのすべてを囲む閉領域を示す3次元形状を前記干渉部の範囲として表示する構成にした。
また、請求項4記載の発明では、請求項3記載の発明において、前記干渉ポリゴンの所属する部分モデルごとまたは面ごとに所属する干渉ポリゴンのすべてを囲む閉領域を示す3次元形状を表示する構成にした。
また、請求項5記載の発明では、請求項3または請求項4記載の発明において、前記閉領域が当該干渉ポリゴンのすべてを含む第1の境界箱である構成にした。
【0006】
また、請求項6記載の発明では、請求項3または請求項4記載の発明において、前記閉領域が、検出された干渉ポリゴンの干渉位置を示す3次元空間内の代表座標値のすべてを含む第2の境界箱である構成にした。
また、請求項7記載の発明では、請求項6記載の発明において、前記代表座標値が、干渉が検出された二つのポリゴンの一方を構成する3頂点間を結ぶ線分のうちの1本が他方のポリゴンを貫く位置の座標値である構成にした。
また、請求項8記載の発明では、請求項3または請求項4記載の発明において、前記閉領域が前記第1の境界箱または第2の境界箱の辺の最大長を直径とする球である構成にした。
また、請求項9記載の発明では、請求項3または請求項4記載の発明において、前記閉領域が前記第1の境界箱または第2の境界箱の内接楕円球である構成にした。
また、請求項10記載の発明では、請求項2乃至請求項9のいずれか1項に記載の発明において、部分モデル間の干渉部の範囲を示す3次元形状を半透明で表示する構成にした。
また、請求項11記載の発明では、ポリゴンメッシュで表現される、3次元形状アセンブリモデルを構成する部分モデル間の干渉状態を表示するモデル干渉部表示方法において、部分モデル間の干渉部に位置するポリゴンが所属する面を他の面と異なる表示状態に表示する構成にした。
また、請求項12記載の発明では、ポリゴンメッシュで表現される、3次元形状アセンブリモデルを構成する部分モデル間の干渉状態を表示するモデル干渉部表示方法において、部分モデル間の干渉部に位置するポリゴンが所属する面の境界稜線を他の境界稜線と異なる表示状態に表示する構成にした。
また、請求項13記載の発明では、情報処理装置上で実行されるプログラムにおいて、請求項2乃至請求項12のいずれか1項に記載のモデル干渉部表示方法によったモデル干渉部表示を実行させるようにプログラミングされている構成にした。
また、請求項14記載の発明では、プログラムを記憶した記憶媒体において、請求項13記載のプログラムを記憶した。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図面により本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1は本発明が実施される3次元形状処理装置のハードウェア構成図である。図示したように、この3次元形状処理装置は、プログラムに従って動作するCPU1、そのプログラムや各種データを一時的に記憶するメモリ(例えばRAM)2、前記プログラムや各種データを保存しておく外部記憶装置(例えばハードディスク装置)3、着脱可能な記憶媒体からデータを読み込む読み込み装置、キーボード、マウスなどを有して3次元形状データを含む各種データや指示を入力する入力装置4、3次元形状モデルなどを表示する表示装置5などを備える。
図2は、前記したようなハードウェアと前記プログラム(ソフトウェア)により実現される、本発明の一実施例を示す3次元形状処理システムのシステム構成図である。図示したように、この実施例の3次元形状処理システムは、入力装置4から3次元形状データを含む各種データや指示を入力させる入力部11、入力された3次元形状データを取得して形状記憶部に格納する入力読み取り部12、3次元形状データなどを一時的に記憶するメモリ領域である形状記憶部13、部分モデル間の干渉部とその範囲を検出するモデル間干渉判定部14、干渉部の範囲を示す3次元形状を当該アセンブリモデル上に表示する表示データを生成する干渉部表示データ生成部15、および生成された表示データを用いて前記範囲を示す3次元形状を含むアセンブリモデルを表示装置5に表示させる形状表示部16などを備えている。なお、この実施例では、請求項1記載の干渉部検出手段がモデル間干渉判定部14により実現され、干渉部表示手段が表示装置5、干渉部表示データ生成部15、および形状表示部16により実現される。また、前記部分モデル(以下、単にモデルと称す)とは、3次元形状アセンブリを構成するサブアセンブリや部品を3次元形状データで表現したものである。
【0008】
図3に、モデル間の干渉チェックの判定結果が得られてから干渉部を表示装置5に表示するまでの動作フローを示す。以下、図3に従って、この動作フローを説明する。
まず、干渉している箇所を示すすべてのポリゴン(以下、干渉ポリゴンと呼ぶ)を構成する3頂点の座標値の境界箱(それぞれの3頂点の座標値のなかからX,Y,Z各方向の最大値と最小値を抽出し、その座標を面に含む箱)を得る(S1)。そして、当該モデルの組み合わせについて、干渉部を示す3次元形状としてその境界箱を当該3次元形状モデル上に表示する(S2)。図4に、境界箱が破線の場合の例を示す。
次に、干渉が検出されたモデルの組み合わせすべてについて干渉部の表示が終了したか否かを判定し(S3)、終了していないならば(S3でNO)、利用者の指示に応じて、未処理の組み合わせについて前記したステップS1,S2の処理を繰り返す。そして、干渉が検出されたモデルの組み合わせすべてについて干渉部表示が終了すると(S3でYES)、この動作フローを終了させる。
こうして、この実施例によれば、モデルの組み合わせ1つ毎に、その干渉部を示す境界箱1つだけが表示装置5に表示されるので、表示したときの視認性の向上、および表示処理速度の向上を図ることができる。境界箱により干渉部が良くわかるし、当該モデルの組み合わせ以外の干渉箇所を同時に表示しないので、表示処理速度が向上するし、見やすく、視認性がさらに向上するのである。
【0009】
前記ステップS2において、干渉ポリゴンを含む境界箱の代わりに、その境界箱とほぼ同一の空間領域を占める球を表示させてもよい。当該モデルの組み合わせについて、干渉部を示す3次元形状として、ステップS1において得られた境界箱の中心をその中心とし、境界箱の最長辺を直系とする球を3次元空間上に表示するのである(図5参照)。境界箱は直方体であり、その形状が立方体から離れるほど3次元空間上に占める領域が球と異なるが、このような構成でも、境界箱(直方体)の場合と同様に干渉部を利用者にわかりやすく示すことができる。
また、ステップS2において、当該モデルの組み合わせについて、干渉部を示す3次元形状として、ステップS1において得られた境界箱の中心をその中心とし、境界箱の各辺に軸方向の長さが一致する、その境界箱の内接楕円球を表示してもよい(図6参照)。楕円球の表示方法は、例えば境界箱の最長辺を直径とする球を表示オブジェクトとして採用し、それを描画する際に最長辺以外の方向に対応する2軸においてスケーリングを施せばよい。
また、前記において、モデル単位でなく、干渉が検出された面の組み合わせそれぞれについてステップS1,S2を繰り返すことにより、モデルに含まれる面の組み合わせ1つ毎に、その干渉部を示す境界箱1つを表示装置5に表示してもよい。この境界箱は、干渉ポリゴンすべてを含む境界箱よりも小さくなり、干渉部の範囲を3次元空間上においてさらに絞り込んで表示することが可能となる。モデル1つあたりの大きさがアセンブリ全体と比較して大きく、モデルとモデルの組み合わせの1つを1つの干渉部として表示するには粗すぎる場合に特に有効である。
【0010】
前記において、干渉箱は、検出された干渉ポリゴンの干渉位置を示す3次元空間内の代表座標値のすべてを含む最小の箱であってもよい。干渉ポリゴンそれぞれについて、干渉ポリゴンが検出された際の干渉位置を示す3次元空間上の代表座標値を求め、そのすべてを含む境界箱を得るのである。なお、干渉ポリゴンが検出された際の干渉位置を示す3次元空間上の代表座標値としては、例えばポリゴン間の干渉が検出された際の、一方のポリゴンを構成する3頂点間を結ぶ線分のうちの1本が他方のポリゴンを貫く位置の座標値を用いる。
また、前記それぞれの構成において、部分モデル間の干渉部の範囲を示す3次元形状を半透明で表示する構成も可能である。このような構成では、同じ場所にモデルが重なる場合にもそのモデルが透けて見えるので、視認性をさらに高めることができる。
干渉ポリゴンの範囲を示す3次元形状を表示する代わりに、干渉ポリゴンが属するすべての面をハイライト表示させる処理を、干渉が検出されたモデルの組み合わせそれぞれについて順次繰り返す構成でもよい。また、この際、面のハイライトではなく、面の境界に位置する稜線列をハイライト表示することによっても類似の効果を得られる。
【0011】
以上、図2に示したシステム構成の場合で本発明の実施例を説明したが、説明したような干渉部表示方法に従ってプログラミングしたプログラムを着脱可能な記憶媒体に記憶し、その記憶媒体をこれまで本発明によった干渉部表示をおこなえなかったパーソナルコンピュータなど情報処理装置に装着することにより、または、そのようなプログラムをネットワークを介してそのような情報処理装置へ転送することにより、そのような情報処理装置においても本発明によった干渉部表示をおこなうことができる。
【0012】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、請求項1および請求項2記載の発明では、ポリゴンメッシュで表現される、3次元形状アセンブリモデルを構成する部分モデル間の干渉状態を表示する際、部分モデル間の干渉部の範囲を示す3次元形状が、表示されている当該アセンブリモデル上に表示されるので、部分モデル間の干渉状態の検出結果を見やすく表示することができるし、干渉線の算出などが不要となり、その結果、表示処理速度の向上を図ることができる。
また、請求項3記載の発明では、請求項2記載の発明において、部分モデル間の干渉部に位置する干渉ポリゴンのすべてを囲む閉領域を示す3次元形状が干渉部の範囲として表示されるので、干渉ポリゴンのすべてがほぼ過不足なく一目でわかる。
また、請求項4記載の発明では、請求項3記載の発明において、干渉ポリゴンの所属する部分モデルごとまたは面ごとに所属する干渉ポリゴンのすべてを囲む閉領域を示す3次元形状が表示されるので、アセンブリモデルが複雑であっても視認性が損なわれない。
また、請求項5記載の発明では、請求項3または請求項4記載の発明において、干渉領域を示す閉領域が当該干渉ポリゴンのすべてを含む境界箱であるので、干渉領域を比較的正確に表す閉領域を容易に算出することができる。
【0013】
また、請求項6記載の発明では、請求項3または請求項4記載の発明において、干渉領域を示す閉領域が干渉ポリゴンの干渉位置を示す3次元空間内の代表座標値のすべてを含む境界箱であるので、請求項5記載の発明とほぼ同様の効果を得ることができる。
また、請求項7記載の発明では、請求項6記載の発明において、代表座標値が、干渉の検出された二つのポリゴンの一方を構成する3頂点間を結ぶ線分のうちの1本が他方のポリゴンを貫く位置の座標値であるので、妥当性の高い代表座標値を容易に得ることができる。
また、請求項8記載の発明では、請求項3または請求項4記載の発明において、前記閉領域が第1の境界箱または第2の境界箱の辺の最大長を直径とする球であるので、請求項5記載の発明の効果に近い効果を得ることができる。
また、請求項9記載の発明では、請求項3または請求項4記載の発明において、前記閉領域が前記第1の境界箱または第2の境界箱の内接楕円球であるので、干渉部の範囲を3次元空間上でさらに絞り込んで表示することが可能となる。
また、請求項10記載の発明では、請求項2乃至請求項9のいずれか1項に記載の発明において、部分モデル間の干渉部の範囲を示す3次元形状が半透明で表示されるので、同じ場所に部分モデルが重なっていても、その部分モデルが透けて見えるため、視認性が向上する。
また、請求項11記載の発明では、ポリゴンメッシュで表現される、3次元形状アセンブリモデルを構成する部分モデル間の干渉状態を表示する際、部分モデル間の干渉部に位置するポリゴンの所属する面が他の面と異なる表示状態に表示されるので、余計な3次元形状を表示要素に追加しなくても干渉部に位置するポリゴンがわかる。
【0014】
また、請求項12記載の発明では、ポリゴンメッシュで表現される、3次元形状アセンブリモデルを構成する部分モデル間の干渉状態を表示する際、部分モデル間の干渉部に位置するポリゴンの所属する面の境界稜線が他の境界稜線と異なる表示状態に表示されるので、同様に、余計な3次元形状を表示要素に追加しなくても干渉部に位置するポリゴンがわかる。
また、請求項13記載の発明では、請求項2乃至請求項12のいずれか1項に記載のモデル干渉部表示方法によったモデル干渉部表示を実行させるようにプログラミングされているプログラムを情報処理装置上で実行させることができるので、情報処理装置を用いて請求項2乃至請求項12のいずれか1項に記載の発明の効果を得ることができる。
また、請求項14記載の発明では、請求項13記載のプログラムを着脱可能な記憶媒体に記憶することができるので、その記憶媒体をこれまで請求項2乃至請求項12のいずれか1項に記載の発明によった干渉部表示をおこなえなかったパーソナルコンピュータなど情報処理装置に装着することにより、そのような情報処理装置においても請求項2乃至請求項12のいずれか1項に記載の発明の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が実施される3次元形状処理装置のハードウェア構成図である。
【図2】本発明の一実施例を示す3次元形状処理システムのシステム構成図である。
【図3】本発明の一実施例を示すモデル干渉部表示方法の動作フロー図である。
【図4】本発明の一実施例を示すモデル干渉部表示方法の表示図である。
【図5】本発明の他の実施例を示すモデル干渉部表示方法の表示図である。
【図6】本発明の他の実施例を示すモデル干渉部表示方法の表示図である。
【符号の説明】
1 CPU
2 メモリ
3 外部記憶装置
4 入力装置
5 表示装置
11 入力部
13 形状記憶部
14 モデル間干渉判定部
15 干渉部表示データ生成部
16 形状表示部

Claims (14)

  1. ポリゴンメッシュで表現される3次元形状アセンブリモデルを構成する部分モデル間の干渉状態を表示することができる3次元形状処理装置において、部分モデル間で干渉が生じている干渉範囲を検出する干渉部検出手段と、検出された干渉範囲を示す3次元形状を、表示されている当該3次元形状アセンブリモデル上に表示する干渉部表示手段と、を備えたことを特徴とする3次元形状処理装置。
  2. ポリゴンメッシュで表現される3次元形状アセンブリモデルを構成する部分モデル間の干渉状態を表示するモデル干渉部表示方法において、部分モデル間の干渉部の範囲を示す3次元形状を、表示されている当該アセンブリモデル上に表示することを特徴とするモデル干渉部表示方法。
  3. 請求項2記載のモデル干渉部表示方法において、部分モデル間の干渉部に位置する干渉ポリゴンのすべてを囲む閉領域を示す3次元形状を、前記干渉部の範囲として表示することを特徴とするモデル干渉部表示方法。
  4. 請求項3記載のモデル干渉部表示方法において、前記干渉ポリゴンの所属する部分モデルごとに、または面ごとに所属する干渉ポリゴンのすべてを囲む閉領域を示す3次元形状を表示することを特徴とするモデル干渉部表示方法。
  5. 請求項3または請求項4記載のモデル干渉部表示方法において、前記閉領域が当該干渉ポリゴンのすべてを含む第1の境界箱であることを特徴とするモデル干渉部表示方法。
  6. 請求項3または請求項4記載のモデル干渉部表示方法において、前記閉領域が、検出された干渉ポリゴンの干渉位置を示す3次元空間内の代表座標値のすべてを含む第2の境界箱であることを特徴とするモデル干渉部表示方法。
  7. 請求項6記載のモデル干渉部表示方法において、前記代表座標値が、干渉が検出された二つのポリゴンの一方を構成する3頂点間を結ぶ線分のうちの1本が他方のポリゴンを貫く位置の座標値であることを特徴とするモデル干渉部表示方法。
  8. 請求項3または請求項4記載のモデル干渉部表示方法において、前記閉領域が前記第1の境界箱または第2の境界箱の辺の最大長を直径とする球であることを特徴とするモデル干渉部表示方法。
  9. 請求項3または請求項4記載のモデル干渉部表示方法において、前記閉領域が前記第1の境界箱または第2の境界箱の内接楕円球であることを特徴とするモデル干渉部表示方法。
  10. 請求項2乃至請求項9のいずれか1項に記載のモデル干渉部表示方法において、部分モデル間の干渉部の範囲を示す3次元形状を半透明で表示することを特徴とするモデル干渉部表示方法。
  11. ポリゴンメッシュで表現される、3次元形状アセンブリモデルを構成する部分モデル間の干渉状態を表示するモデル干渉部表示方法において、部分モデル間の干渉部に位置するポリゴンが所属する面を他の面と異なる表示状態に表示することを特徴とするモデル干渉部表示方法。
  12. ポリゴンメッシュで表現される3次元形状アセンブリモデルを構成する部分モデル間の干渉状態を表示するモデル干渉部表示方法において、部分モデル間の干渉部に位置するポリゴンが所属する面の境界稜線を他の境界稜線と異なる表示状態に表示することを特徴とするモデル干渉部表示方法。
  13. 情報処理装置上で実行されるプログラムにおいて、請求項2乃至請求項12のいずれか1項に記載のモデル干渉部表示方法によったモデル干渉部表示を実行させるようにプログラミングされていることを特徴とするプログラム。
  14. プログラムを記憶した記憶媒体において、請求項13記載のプログラムを記憶したことを特徴とする記憶媒体。
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