JP2009123000A - 有限要素法解析における要素のグループ化方法及びプログラム - Google Patents

有限要素法解析における要素のグループ化方法及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2009123000A
JP2009123000A JP2007296840A JP2007296840A JP2009123000A JP 2009123000 A JP2009123000 A JP 2009123000A JP 2007296840 A JP2007296840 A JP 2007296840A JP 2007296840 A JP2007296840 A JP 2007296840A JP 2009123000 A JP2009123000 A JP 2009123000A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
elements
edge
grouping
grouped
specific
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007296840A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5023986B2 (ja
Inventor
Kanako Imai
加奈子 今井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2007296840A priority Critical patent/JP5023986B2/ja
Priority to EP08164186.2A priority patent/EP2063369B1/en
Priority to US12/232,315 priority patent/US8032339B2/en
Publication of JP2009123000A publication Critical patent/JP2009123000A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5023986B2 publication Critical patent/JP5023986B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F30/00Computer-aided design [CAD]
    • G06F30/20Design optimisation, verification or simulation
    • G06F30/23Design optimisation, verification or simulation using finite element methods [FEM] or finite difference methods [FDM]

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Evolutionary Computation (AREA)
  • Geometry (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • User Interface Of Digital Computer (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Abstract

【課題】解析モデルの破断可能な材料で構成された要素をエッジ要素と面内要素とにグループ化するグループ化処理をユーザへの負荷を軽減して効率良く、且つ、正確に行う。
【解決手段】有限要素法解析におけるコンピュータによる要素のグループ化方法において、解析対象となる解析モデルを構成する要素のうち特定なパラメータが共通な特定要素の節点を自動的に取り出し、参照回数が所定回数以下の節点を自動的にグループ化し、グループ化された節点に属する特定要素をエッジ要素として自動的にグループ化し、解析モデルのエッジ部分の特定要素が全てエッジ要素としてグループ化されているか否かをチェックし、エッジ部分の特定要素が全てエッジ要素としてグループ化されるまでエッジ要素のグループ化を自動的に行い、グループ化されたエッジ部分の特定要素であるエッジ要素以外の特定要素を面内要素として自動的にグループ化するように構成する。
【選択図】図5

Description

本発明は、有限要素法(FEM: Finite Element Method)解析における要素のグループ化方法及びプログラムに係り、特に有限要素法解析におけるガラス、プラスチック、セラミック等の要素のグループ化方法、及び、コンピュータにそのような要素のグループ化を行わせるプログラムに関する。
例えば、電子装置をコンピュータ支援設計(CAD: Compute Aided Design)により設計する場合、有限要素法解析が用いられる。有限要素法解析により作成された解析モデルは、各種試験や評価の対象となる。これらの評価には、例えば電子装置の強度の評価が含まれる。
電子装置の例えばハウジングの強度を評価する場合、シミュレーションによりハウジングの各部の破断試験を行う。この場合、解析モデルを構成する要素の所定条件下での破断の有無を判断する必要がある。ガラス、プラスチック、セラミック等の破断可能な材料で構成された要素の破断の有無を判断する場合、エッジ部分とエッジ部分以外の表面部分とでは、破断の有無を判断する基準に用いる閾値が異なる。このため、例えばガラス要素は、解析モデルのエッジ部分を構成するエッジ要素と、解析モデルのエッジ部分以外の表面部分を構成する面内要素とにグループ化する必要がある。破断の有無の判断は、エッジ要素のグループと、面内要素のグループとに対して別々に行われる。従来の有限要素法解析を用いたCADの場合、ユーザが解析モデルのガラス要素を手動でエッジ要素と面内要素とにグループ分けすることで、解析モデルのうちガラスで構成された部分の破断を評価している。
従来の有限要素法解析を用いたCADの場合、ユーザが手動で解析モデルの例えばガラス要素をエッジ要素と面内要素とにグループ化するため、グループ化処理が煩雑でありユーザへの負荷が大きい。又、グループ化処理がユーザにより手動で行われるために、ユーザが誤った操作をしたり誤った判断をすることで誤ったグループ化処理を行う可能性もある。更に、ユーザは、解析の要素(部品サイズ、要素サイズ)が変わる度に同様のグループ化処理を手動で行う必要があるため、処理の効率を向上することは難しい。
このように、従来の有限要素法解析を用いたCADでは、解析モデルの例えばガラス要素をエッジ要素と面内要素とにグループ化するグループ化処理を、ユーザへの負荷を軽減して効率良く、且つ、正確に行うことは難しいという問題があった。
そこで、本発明は、有限要素法解析を用いたCADにおいて、解析モデルの破断可能な材料で構成された要素をエッジ要素と面内要素とにグループ化するグループ化処理をユーザへの負荷を軽減して効率良く、且つ、正確に行うことのできる有限要素法解析における要素のグループ化方法及びプログラムを提供することを目的とする。
上記の課題は、有限要素法解析におけるコンピュータによる要素のグループ化方法であって、解析対象となる解析モデルを構成する要素のうち、該コンピュータにより特定なパラメータが共通な特定要素の節点を自動的に取り出し、該コンピュータにより参照回数が所定回数以下の節点を自動的にグループ化して記憶部に格納する節点グループ化ステップと、該コンピュータによりグループ化された節点に属する特定要素をエッジ要素として自動的にグループ化して該記憶部に格納するエッジ要素グループ化ステップと、該コンピュータにより該解析モデルのエッジ部分の特定要素が全てエッジ要素としてグループ化されているか否かをチェックし、該コンピュータにより該エッジ部分の特定要素が全てエッジ要素としてグループ化されるまで該エッジ要素グループ化ステップを自動的に行うエッジ要素のグループ化チェックステップと、該コンピュータにより、グループ化された該エッジ部分の特定要素であるエッジ要素以外の特定要素を面内要素として自動的にグループ化して該記憶部に格納する面内要素グループ化ステップとを含むことを特徴とする要素のグループ化方法によって達成できる。
上記の課題は、コンピュータに有限要素法解析における要素のグループ化を行わせるためのプログラムであって、該コンピュータに、解析対象となる解析モデルを構成する要素のうち、特定なパラメータが共通な特定要素の節点を自動的に取り出し、参照回数が所定回数以下の節点を自動的にグループ化して記憶部に格納する節点グループ化手順と、グループ化された節点に属する特定要素を該記憶部から取り出してエッジ要素として自動的にグループ化して該記憶部に格納するエッジ要素グループ化手順と、該解析モデルのエッジ部分の特定要素が全てエッジ要素としてグループ化されているか否かをチェックし、該エッジ部分の特定要素が全てエッジ要素としてグループ化されるまで該エッジ要素グループ化手順を自動的に行うエッジ要素のグループ化チェック手順と、グループ化された該エッジ部分の特定要素であるエッジ要素以外の特定要素を面内要素として自動的にグループ化して該記憶部に格納する面内要素グループ化手順とを実行させることを特徴とするプログラムによって達成できる。
本発明によれば、有限要素法解析を用いたCADにおいて、解析モデルの破断可能な材料で構成された要素をエッジ要素と面内要素とにグループ化するグループ化処理をユーザへの負荷を軽減して効率良く、且つ、正確に行うことのできる有限要素法解析における要素のグループ化方法及びプログラムを実現可能である。
本発明は、有限要素法解析を用いたCADにおいて、解析対象となる解析モデルを構成する要素をエッジ要素と面内要素とに自動的にグループ化する。自動的にグループ化される要素は、例えば破断可能な材料で構成された、選択された要素、或いは、解析モデルから自動的に抽出された要素であり、特定のパラメータ(例えば、材料)が共通の要素である。
エッジ要素グループ化処理は、解析モデルの要素の節点を取り出し、参照回数が例えば所定回数以下の節点をグループ化する。エッジ要素グループ化処理は、グループ化された節点に属する要素をエッジ要素としてグループ化する。エッジ要素のグループ化チェック処理は、解析モデルのエッジ部分の要素が全てエッジ要素としてグループ化されているか否かをチェックし、エッジ部分の要素が全てエッジ要素としてグループ化されるまでエッジ要素グループ化処理を行う。面内要素グループ化処理は、グループ化されたエッジ部分の要素以外、即ち、エッジ要素以外の要素を面内要素としてグループ化する。
このように、エッジ要素をグループ化するのに、節点の参照回数を確認し、節点の参照回数に基づいてグループ化されたエッジ要素グループが連続しているか否かをエッジ要素の節点とエッジ要素の組み合わせでチェックすることにより、自動的にエッジ要素をでグループ化する。又、エッジ要素グループ以外のエッジ要素は、自動的に面内要素としてグループ化する。従って、要素をエッジ要素と面内要素とにグループ化するグループ化処理をユーザへの負荷を軽減して効率良く、且つ、正確に行うこができる。
以下に、本発明の有限要素法解析における要素のグループ化方法及びプログラムの各実施例を、図面と共に説明する。
図1は、本発明の一実施例が適用されるコンピュータシステムを示す斜視図である。図1に示すコンピュータシステム100は、CPUやディスクドライブ等を内蔵した本体部101、本体部101からの指示により表示画面102a上に解析モデル等を表示するディスプレイ102、コンピュータシステム100に種々の情報を入力するためのキーボード103、ディスプレイ102の表示画面102a上の任意の位置を指定するマウス104及び外部のデータベース等にアクセスして他のコンピュータシステムに記憶されているプログラム等をダウンロードするモデム105を有する。
ディスク110等の可搬型記録媒体に格納されるか、モデム105等の通信装置を使って他のコンピュータシステムの記録媒体106からダウンロードされる、コンピュータシステム100に少なくとも解析モデルの破断可能な材料で構成された要素をエッジ要素と面内要素とにグループ化するグループ化機能を持たせるプログラム(グループ化ソフトウェア)は、コンピュータシステム100に入力されてコンパイルされる。このプログラムは、コンピュータシステム100(即ち、後述するCPU201)をグループ化機能を有するCAD装置(又は、シミュレーションシステム)として動作させる。プログラムは、例えばディスク110等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納されていても良い。コンピュータ読み取り可能な記録媒体は、ディスク110、ICカードメモリ、フロッピー(登録商標)ディスク等の磁気ディスク、光磁気ディスク、CD-ROM等の可搬型記録媒体に限定されるものではなく、モデム105やLAN等の通信装置や通信手段を介して接続されるコンピュータシステムでアクセス可能な各種記録媒体を含む。
尚、コンピュータシステム100に少なくともグループ化機能を持たせるプログラムは、コンピュータシステム100にCAD機能を持たせるプログラム(CADソフトウェア)の一部であっても、プラグイン等のようにコンピュータシステム100にCAD機能を持たせるプログラムとは別のプログラムであっても良い。
図2は、コンピュータシステム100の本体部101内の要部の構成を説明するブロック図である。同図中、本体部101は、バス200により接続されたCPU201、RAMやROM等からなるメモリ部202、ディスク110用のディスクドライブ203及びハードディスクドライブ(HDD)204からなる。この例では、ディスプレイ102、キーボード103及びマウス104も、バス200を介してCPU201に接続されているが、これらは直接CPU201に接続されていても良い。又、ディスプレイ102は、入出力画像データの処理を行う周知のグラフィックインタフェース(図示せず)を介してCPU201に接続されていても良い。
尚、コンピュータシステム100の構成は図1及び図2に示す構成に限定されるものではなく、代わりに各種周知の構成を使用しても良い。
先ず、本発明の一実施例におけるグループ化処理を説明する。図3は、解析モデルを示す側面図であり、図4は、図3の解析モデルから取り出されるガラス、プラスチック、セラミック等の破断可能な材料で構成された要素を示す斜視図である。ここでは、一例として、解析モデルが携帯電話のハウジングであり、解析モデルからディスプレイパネルを構成するガラス要素が取り出されるものとする。
図3に示す携帯電話1は、実装基板3とディスプレイパネル2を筐体1−1と1−2で覆った構造を有する。図4は、携帯電話1の解析モデル1Mから取り出された、ディスプレイパネル2を構成するガラス要素20を示す。この例では、部分P1を構成するガラス要素20と部分P2を構成するガラス要素20との間に段差がある。
図5は、グループ化処理の概略を説明するフローチャートである。図5に示す処理は、CPU201により実行される。図5において、ステップS1は、図3に示す如き解析モデル1Mからガラス要素20を抽出するガラス要素抽出処理を行う。ステップS2は、ガラス要素20の節点を取り出し、参照回数が例えば2回以下の節点をグループ化する節点グループ化処理を行う。ステップS3は、ステップS2でグループ化された節点に属するガラス要素20をエッジ要素としてグループ化するエッジ要素グループ化処理を行う。ステップS4は、ディスプレイパネル2のエッジ部分のガラス要素20が全てエッジ要素としてグループ化されているか否かをチェックし、エッジ部分のガラス要素20が全てエッジ要素としてグループ化されるまでステップS3のグループ化を行うエッジ要素のグループ化チェック処理を行う。ステップS5は、グループ化されたエッジ部分のガラス要素20以外、即ち、エッジ要素以外のガラス要素20を面内要素としてグループ化する面内要素グループ化処理を行い、処理は終了する。これらのステップS1〜S5の処理は、CPU201により自動的に実行され、ユーザがガラス要素20のグループ化等の操作を行う必要はない。又、各ステップS1〜S5の処理の結果は、ディスプレイ102の表示画面102a上にグラフィック及び/又はメッセージ等の形式で表示される。
ステップS1のガラス要素抽出処理、ステップS2の節点グループ化処理、ステップS3のエッジ要素グループ化処理、ステップS4のエッジ要素のグループ化チェック処理及びステップS5の面内要素グループ化処理は、本発明の一実施例においてプログラムがコンピュータに実行させる手順、又は、コンピュータに実現させる機能に対応する。
図6は、ステップS1のガラス要素抽出処理を説明するフローチャートである。図6において、ステップS101は、ユーザがキーボード103等から指定した解析モデル1Mのデータを記録媒体106等の外部記憶部、又は、メモリ部202、ディスクドライブ203やHDD204等の内部記憶部から取得する。取得された解析モデル1Mのデータには、図7に示す如き材料データが含まれる。図7に示すように、解析モデル1Mを構成する各要素が属する要素グループ番号に対しては、各要素を構成する材料を示す材料番号と、各要素を構成する材料のヤング率とが材料データとして記録されている。尚、材料のヤング率の代わりに、材料の強度及び/又は柔軟性等を示す他のパラメータを記録しても良い。
ステップS102は、図7に示す材料データから要素グループ番号EGIDを1つ取り出し、ステップS103は、取り出した要素グループ願号EGIDの要素を構成する材料のヤング率ELASを取り出す。ステップS104は、取り出したヤング率ELASがガラスのヤング率と一致するか否かを判定し、判定結果がYESであると、ステップS105は取り出したヤング率ELASを有する要素の要素グループ番号EGIDをガラス要素グループ番号として図8に示す如きガラス要素グループ番号記憶領域MEM1に格納し、処理は後述するステップS106へ進む。ガラス要素グループ番号記憶領域MEM1は、例えば内部記憶部に設けられており、例えば要素グループ番号EGIDx1, ..., EGIDxnをガラス要素グループ番号として格納する。他方、ステップS104の判定結果がNOであると、処理は直接ステップS106へ進む。ステップS106は、解析モデル1Mの材料データ中全ての要素グループ番号EGIDのデータの処理が終了したか否かを判定し、判定結果がNOであると処理はステップS102へ戻り、YESであると処理は終了して図5に示すステップS2へ進む。これにより、解析モデル1Mからガラス要素グループを自動的に抽出することができる。
図9及び図10は、ステップS2の節点グループ化処理を説明するフローチャートである。図9において、ステップS201は、図8に示すガラス要素グループ番号記憶領域MEM1に格納された全てのガラス要素グループ番号EGIDのデータの処理が終了したか否かを判定し、判定結果がYESであると処理は図10と共に後述するステップS211へ進む。他方、ステップS201の判定結果がNOであると、ステップS202は、ガラス要素グループ番号記憶領域MEM1からガラス要素グループ番号EGを1つ取り出す。ステップS203は、取り出したガラス要素グループ番号EGの全ての要素番号のデータの処理が終了したか否かを判定し、判定結果がYESであると処理はステップS201へ戻る。ステップS203の判定結果がNOであると、ステップS204は、図11に示す如き要素記憶領域MEM2から取り出したガラス要素番号グループEGから要素番号ELEMを1つ取り出す。要素記憶領域MEM2は、例えば内部記憶部に設けられており、例えば各要素番号グループEGx1, ..., EGxnに対して、各要素番号グループEGx1, ..., EGxnに含まれる要素の要素番号ELEMy1, ..., ELEMymと各要素ELEMy1, ..., ELEMymの節点番号NODEz1, ..., NODEzpを格納する。
ステップS205は、取り出した要素番号ELEMの全ての節点番号のデータの処理が終了したか否かを判定し、判定結果がYESであると処理はステップS203へ戻る。他方、ステップS205の判定結果がNOであると、ステップS206は、要素記憶領域MEM2から要素番号ELEMの節点番号NODEを1つ取り出す。ステップS207は、取り出した節点番号NODEが図12に示す如き節点記憶領域MEM3に格納されているか否かを判定する。節点記憶領域MEM3は、例えば内部記憶部に設けられており、例えば各ガラス要素グループ番号EGIDx, ..., EGIDxnに対して、各節点番号NODEz1, ..., NODEzp、要素参照回数RN及び要素番号ELEMを格納する。ステップS207の判定結果がNOであると、ステップ208は、節点記憶領域MEM3に要素参照回数RN=1及び要素番号ELEMを格納し、処理はステップS205へ戻る。他方、ステップS208の判定結果がYESであると、ステップS209は、節点記憶領域MEM3に格納されている要素参照回数RNを「+1」だけインクリメントすると共に、節点記憶領域MEM3に要素番号ELEMを追加し、処理はステップS205へ戻る。
図10において、ステップS211は、節点記憶領域MEM3に格納された全ての節点番号NODEz1, ..., NODEzpのデータの処理が終了したか否かを判定し、判定結果がNOであると、ステップS212は、節点記憶領域MEM3に格納された節点番号NODEを1つ取り出す。ステップS213は、取り出した節点番号NODEの要素参照回数RNが2回以下であるか否かを判定し、判定結果がNOであると処理はステップS211へ戻る。他方、ステップS213の判定結果がYESであると、ステップS214は、要素参照回数RNが2回以下の節点番号NODEのデータを図13に示す如きエッジ節点記憶領域MEM3に格納する。エッジ節点記憶領域MEM4は、例えば内部記憶部に設けられており、例えば格納されるデータにはガラス要素グループ願号EGx1, ..., EGxn、節点番号NODEz1, ..., NODEzp、要素参照回数RN、要素番号ELEM及びエッジ節点チェックフラグCFが含まれる。エッジ節点チェックフラグCFは、エッジ要素のチェックの際に使用されるものであり、最初は「0」が設定される。ステップS211の判定結果がYESであると、処理は終了して図5に示すステップS3へ進む。これにより、ステップS1で抽出されたガラス要素グループからガラス要素の節点を取り出し、参照回数が2回以下の節点を自動的にグループ化することができる。
図14は、ステップS3のエッジ要素グループ化処理を説明するフローチャートである。図14において、ステップS301は、図13に示すエッジ節点記憶領域MEM4に格納された全てのデータの処理が終了したか否かを判定する。ステップS301の判定結果がNOであると、ステップS302は、エッジ節点記憶領域MEM4に格納された要素番号ELEMを1つ取り出す。ステップS303は、ステップS302で取り出した要素番号ELEMが図15に示す如きエッジ要素記憶領域MEM5に格納されているか否かを判定し、判定結果がYESであると処理はステップS301へ戻る。エッジ要素記憶領域MEM5は、例えば内部記憶部に設けられており、例えば各ガラス要素グループEGx1, ..., EGxnに対してエッジ要素となる要素の要素番号ELEMを格納する。ステップS303の判定結果がNOであると、ステップS304は、ステップS302で取り出されてエッジ要素記憶領域MEM5に格納されていない要素番号ELEMをエッジ要素記憶領域MEM5に格納し、処理はステップS301へ戻る。又、ステップS301の判定結果がYESであると、処理は終了して図5に示すステップS4へ進む。これにより、ステップS2でグループ化された節点に属するガラス要素をエッジ要素として自動的にグループ化することができる。
図16は、図14のエッジ要素グループ化処理により抽出及びグループ化されたエッジ要素20Eを示す平面図である。
図17、図18及び図19は、ステップS4のエッジ要素のグループ化チェック処理を説明するフローチャートである。図17において、ステップS401は、図12に示す節点記憶領域MEM3及び図20に示す節点座標記憶領域MEM6に格納されているデータに基づいて、ガラス要素グループEGの座標範囲を求める。具体的には、節点記憶領域MEM3及び節点座標記憶領域MEM6に格納されているデータからX,Y,Z座標の夫々の最小値及び最大値を求める。節点座標記憶領域MEM6は、例えば内部記憶部に設けられており、例えば各節点番号NODEz1, ..., NODEzpのX座標、Y座標及びZ座標の座標値を格納する。ステップS402は、求めた各X,Y,Z座標の範囲で最大値から最小値を減算した結果が最小となる座標系を求めて、減算結果が最小となる座標系を座標系記憶領域MEM7に格納する。座標系記憶領域MEM7は、例えば内部記憶部に設けられており、減算結果が最小となる座標系を座標系COORDとして格納する。この例では、ディスプレイパネル2の厚さが最小であるため、減算結果が最小となるのはZ座標系であり、このZ座標系を座標系COORDとして格納する。
ステップS403は、ガラス要素グループEGのうち、エッジ節点記憶領域MEM4から、要素参照回数が少ない例えば図21に示す節点番号N1を1つ取り出し、ステップS404は、エッジ節点記憶領域MEM4から、この節点番号N1に関連する図21に示す関連要素番号E1を取り出す。図21は、エッジ要素のチェックを説明する図である。ステップS405は、要素記憶領域MEM2から、要素番号E1に関連する節点番号NODEを取り出して、図22に示す節点番号記憶領域MEM8に格納する。節点番号記憶領域MEM8は、例えば内部記憶部に設けられており、ステップS404で取り出した節点番号NODEを格納する。ステップS406は、節点番号記憶領域MEM8から、節点番号N1と隣り合う節点番号N11〜N13をで取り出す。
ステップS407は、節点番号N11〜N13の節点のうち、エッジ節点記憶領域MEM4に格納されている節点が存在すれば、その節点のチェックフラグCFを「2」に変更する。これにより、図21において、節点番号N11〜N13の節点のチェックフラグCFは全て「2」となる。ステップS408は、ステップS407でチェックフラグCFが「2」に変更された節点のうち、節点番号N1と座標系COORDで示す座標が近い節点を選択して図23に示すように節点番号N2とすると共に、節点番号N2のチェックフラグCFを「1」に設定する。図23はエッジ要素のチェックを説明する図である。この例では、節点番号N1, N11, N13のZ座標は同じであり、節点番号N13が選択される。
ステップS409は、節点番号N2に関連する要素で要素番号E1以外の要素の数を判定する。ステップS409の判定の結果、節点番号N2に関連する要素で要素番号E1以外の要素の数が図23に示すように1個であると処理は図18に示すステップS411へ進み、図24に示すように0個であると図18に示すステップS412へ進み、図25に示すように2個以上であると図18に示すステップS431へ進む。図24は、所定要素(E1)以外の関連要素がない場合を説明する図であり、図25は、所定要素(E1)以外の関連要素が複数存在する場合を説明する図である。
図18において、ステップS411は、要素番号E1以外の関連要素の要素番号をE2とし、処理は後述するステップS413へ進む。又、ステップS412は、要素番号E1を要素番号E2とし、処理は後述するステップS413へ進む。
ステップS431は、要素記憶領域MEM2から要素番号E1以外の関連要素の節点番号を取り出す。ステップS432は、取り出した節点番号の節点のうち、節点番号N2の節点と隣合い、要素番号E1に関連しない節点、即ち、図25の場合は節点番号N23, N24の節点を取り出す。ステップS433は、節点番号N1, N2の節点を結ぶ仮想線N1-N2と、節点番号N2の節点と隣り合う例えば節点番号N23, N24の節点とがなす角度を求め、なす角度の大きい節点を節点番号記憶領域MEM8に格納すると共に、エッジ節点記憶領域MEM4に格納する。ステップS433の後、処理は図19と共に後述するステップS441へ進む。
ステップS413は、要素記憶領域MEM2から、要素番号E2に関連する節点番号を取り出して節点番号記憶領域MEM8に格納する。ステップS414は、節点番号記憶領域MEM8から、節点番号N2と隣り合う節点を取り出す。ステップS415は、節点番号N2と隣合う節点のうち、エッジ節点記憶領域MEM4に格納されている節点のみを節点番号記憶領域MEM8に格納する。ステップS416は、節点番号記憶領域MEM8に格納されている節点のチェックフラグCFが「0」であるか否かを判定し、判定結果がYESであると、ステップS417は、チェックフラグCFを「2」にする。ステップS416の判定結果がNO、或いは、ステップS417の後、ステップS418は、節点番号記憶領域MEM8に格納されている節点数を判定する。具体的には、ステップS418は、節点数が1個、0個、2個、或いは、3個であるかを判定する。
ステップS418の判定の結果節点数が1個の場合、処理は図19と共に後述するステップS441へ進む。
図26に示すように節点数が0個の場合、ステップ419は、隣合う節点のうち、要素番号E1と関連しない節点を節点番号記憶領域MEM8及びエッジ節点記憶領域MEM4に格納する記憶し、処理は図19と共に後述するステップS441へ進む。図26は、エッジ要素の節点、即ち、エッジ節点、及び要素の追加を説明する図である。
図27に示すように節点数が2個の場合、ステップS420は、節点番号N1と同じ節点番号を節点番号記憶領域MEM8から削除し、処理は図19と共に後述するステップS441へ進む。図27は、エッジ節点が節点番号記憶領域MEM8に2個存在する場合を説明する図である。
図24に示すように節点数が3個の場合、ステップS421は、節点番号N1と同じ節点番号を節点番号記憶領域MEM8から削除する。又、ステップS422は、座標系COORDで示す座標が近い節点1つを節点番号記憶領域MEM8に残し、処理は図19と共に後述するステップS441へ進む。
図19において、ステップS441は、節点番号記憶領域MEM8の節点番号のチェックフラグCFをエッジ節点記憶領域MEM4から取り出して、「1」であるか否かを判定し、判定結果がNOであると、処理は後述するステップS444へ進む。ステップS441の判定結果がYESであると、ステップS442は、エッジ節点記憶領域MEM4にチェックフラグCFが「0」の節点があるか否かを判定する。ステップS442の判定結果がYESであると、ステップS443は、節点番号記憶領域MEM8をクリアすると共に、要素番号E2に関連する節点でチェックフラグCFが「2」の節点をエッジ節点記憶領域MEM4から取り出して節点番号記憶領域MEM8に格納し、処理はステップS444へ進む。他方、ステップS442の判定結果がNOであると、処理はステップS446へ進む。
ステップS444は、要素番号E2を要素番号E1に変更し、節点番号N2を節点番号N1に変更する。ステップS445は、節点番号記憶領域MEM8に格納された節点番号をN2とし、エッジ節点記憶領域MEM4に格納された節点番号N2のチェックフラグCFを「1」にして、処理は図17に示すステップS409へ戻る。
ステップS446は、エッジ節点記憶領域MEM4に格納されている要素をエッジ要素記憶領域MEM5にエッジ要素として格納し、その際、エッジ要素が重複しないようにする。ステップS446の後、処理は終了して図5に示すステップS5へ進む。これにより、ディスプレイパネル2のエッジ部分のガラス要素が全てエッジ要素としてグループ化されているか否かをチェックし、エッジ部分のガラス要素が全てエッジ要素としてグループ化されるまでステップS3のグループ化を行う処理が自動的に行われる。つまり、ステップS3のエッジ要素のグループ化の際に、規則的に作成されていない要素(メッシュ)についてエッジ要素のグループ化もれを防ぐため、エッジ要素とエッジ節点の情報に基づいてエッジ要素が連続した要素となっているか否かを識別し、連続していない部分のエッジ要素をグループ化されたエッジ要素に自動的に追加することができる。
図28は、ステップS5の面内要素グループ化処理を説明するフローチャートである。図28において、ステップS501は、ガラス要素グループ番号記憶領域MEM1中の全てのデータの処理が終了したか否かを判定する。ステップS501の判定結果がNOであると、ステップS502は、要素記憶領域MEM2からガラス要素グループ番号記憶領域MEM1に格納された未処理の要素グループEGの要素ELEMを取り出す。ステップS503は、要素ELEMがエッジ要素であるか否かを判定し、判定結果がYESであると処理はステップS501へ戻る。ステップS503の判定結果がNOであると、ステップS504は、要素ELEMを面内要素として図29に示す面内要素記憶領域MEM9に格納し、処理はステップS501へ戻る。面内要素記憶領域MEM9は、例えば内部記憶部に設けられており、例えば各ガラス要素グループ番号EGIDx1, ..., EGIDxnの要素番号ELEMを格納する。ステップS501の判定結果がYESであると、処理は終了する。これにより、ステップS3,S4でグループ化されたエッジ要素以外のガラス要素を面内要素として自動的にグループ化することができる。
上記実施例によれば、解析の要素(部品サイズ、要素サイズ)が変更になっても、解析モデルを構成する要素を容易に、且つ、自動的にエッジ要素と面内要素にグループ化することができ、処理の効率化を図ることができる。又、解析モデルを構成する要素を自動的にエッジ要素と面内要素にグループ化するので、ユーザが誤った操作をしたり誤った判断をすることで誤ったグループ化処理を行う可能性はなく、ユーザへの負荷も軽減することができる。このようにしてグループ化されたエッジ要素と面内要素は、例えばガラス等の破断可能な材料で構成された要素の破断の有無を判断する場合に行うひずみの評価等の、解析モデルの各種試験や評価に用いることができる。解析モデルの各種試験や評価の手順自体は、周知の手順を採用することができるのでその説明は省略するが、これらの手順もコンピュータシステム100により実現可能であり、試験や評価を行う時にコンピュータシステム100により例えば内部記憶部に格納されたグループ化されたエッジ要素及び面内要素が自動的に取り出される。
図30は、図5のグループ化処理により自動的にグループ化されたエッジ要素20Eを示す図であり、図31は、図5のグループ化処理によりグループ化された面内要素20Iを示す図である。図30及び図31に示すエッジ要素20E,20Iは、ステップS2〜S4によるグループ化が行われる際にディスプレイ102の表示画面102aに表示される。
又、図32は、図30に示すエッジ要素20Eのひずみの評価結果を示す図であり、図33は、図31に示す面内要素20Iのひずみ分布の評価結果を示す図である。図32及び図33は、ディスプレイパネル2がLCDパネルで構成され、LCDパネルのうちエッジ要素20Eで構成されたエッジ部分のひずみ閾値が0.0002であり、面内要素20Iで構成されたエッジ部分以外の部分のひずみ閾値が0.0026である場合のシミュレーション結果を示し、ひずみ分布の色が黒くなる程ひずみが大きいことを示す。この場合、エッジ要素20Eで構成されたエッジ部分のひずみの最大値は、図32に示す箇所で0.0012となり、0.0012<0.002であるため、ひずみが最大値の箇所でも破断が生じないことが確認された。又、面内要素20Iで構成されたエッジ部分以外の部分のひずみの最大値は、図33に示す箇所で0.002となり、0.002<0.0026であるため、ひずみが最大値の箇所でも破断が生じないことが確認された。従って、図5のグループ化処理により自動的にグループ化されたエッジ要素20Eと面内要素20Iは、夫々解析モデルのエッジ部分とエッジ部分以外の部分とに正確に対応しており、ひずみの評価等のシミュレーションに用いるのに適していることが確認された。
尚、本発明は、以下に付記する発明をも包含するものである。
(付記1)
有限要素法解析におけるコンピュータによる要素のグループ化方法であって、
解析対象となる解析モデルを構成する要素のうち、該コンピュータにより特定なパラメータが共通な特定要素の節点を自動的に取り出し、該コンピュータにより参照回数が所定回数以下の節点を自動的にグループ化して記憶部に格納する節点グループ化ステップと、
該コンピュータによりグループ化された節点に属する特定要素を該記憶部から取り出してエッジ要素として自動的にグループ化して該記憶部に格納するエッジ要素グループ化ステップと、
該コンピュータにより該解析モデルのエッジ部分の特定要素が全てエッジ要素としてグループ化されているか否かをチェックし、該コンピュータにより該エッジ部分の特定要素が全てエッジ要素としてグループ化されるまで該エッジ要素グループ化ステップを自動的に行うエッジ要素のグループ化チェックステップと、
該コンピュータによりグループ化された該エッジ部分の特定要素であるエッジ要素以外の特定要素を面内要素として自動的にグループ化して該記憶部に格納する面内要素グループ化ステップと
を含むことを特徴とする要素のグループ化方法。
(付記2)
該コンピュータにより該解析モデルから該特定要素を該特定なパラメータに基づいて自動的に抽出して該記憶部に格納する特定要素抽出ステップ
を更に含むことを特徴とする付記1記載の要素のグループ化方法。
(付記3)
該特定なパラメータは、要素を構成する材料に関する情報であり、
該エッジ要素及び該面内要素は、要素分割された部品の破断の有無を判断する該解析モデルの試験又は評価を行う時に該コンピュータにより該記憶部から自動的に取り出される
ことを特徴とする付記2記載の要素のグループ化方法。
(付記4)
該材料は、ガラス、プラスチック及びセラミックを含む破断可能な材料からなるグループから選択された1つの材料であることを特徴とする、付記3記載の要素のグループ化方法。
(付記5)
該所定回数は2回であることを特徴とする付記1乃至4のいずれか1項記載の要素のグループ化方法。
(付記6)
該コンピュータによりグループ化された該エッジ要素及び該面内要素を表示部に表示するステップ
を更に含むことを特徴とする付記1乃至3のいずれか1項記載の要素のグループ化方法。
(付記7)
該グループ化チェックステップは、エッジ要素と該エッジ要素の節点であるエッジ節点の情報に基づいて、該コンピュータにより該エッジ要素が連続した要素となっているか否かを識別し、連続していない部分のエッジ要素を該グループ化されたエッジ要素に自動的に追加して該記憶部に格納することを特徴とする付記1乃至6のいずれか1項記載の要素のグループ化方法。
(付記8)
コンピュータに有限要素法解析における要素のグループ化を行わせるためのプログラムであって、該コンピュータに、
解析対象となる解析モデルを構成する要素のうち、特定なパラメータが共通な特定要素の節点を自動的に取り出し、参照回数が所定回数以下の節点を自動的にグループ化して記憶部に格納する節点グループ化手順と、
グループ化された節点に属する特定要素を該記憶部から取り出してエッジ要素として自動的にグループ化して該記憶部に格納するエッジ要素グループ化手順と、
該解析モデルのエッジ部分の特定要素が全てエッジ要素としてグループ化されているか否かをチェックし、該エッジ部分の特定要素が全てエッジ要素としてグループ化されるまで該エッジ要素グループ化手順を自動的に行うエッジ要素のグループ化チェック手順と、
グループ化された該エッジ部分の特定要素であるエッジ要素以外の特定要素を面内要素として自動的にグループ化して該記憶部に格納する面内要素グループ化手順と
を実行させることを特徴とするプログラム。
(付記9)
該コンピュータに、該解析モデルから該特定要素を該特定なパラメータに基づいて自動的に抽出して該記憶部に格納する特定要素抽出手順
を更に実行させることを特徴とする付記8記載のプログラム。
(付記10)
該特定なパラメータは、要素を構成する材料に関する情報であり、
該エッジ要素及び該面内要素は、要素分割された部品の破断の有無を判断する該解析モデルの試験又は評価を行う時に該コンピュータに該記憶部から自動的に取り出させる
ことを特徴とする付記9記載のプログラム。
(付記11)
該材料は、ガラス、プラスチック及びセラミックを含む破断可能な材料からなるグループから選択された1つの材料であることを特徴とする、付記10記載のプログラム。
(付記12)
該所定回数は2回であることを特徴とする付記8乃至11のいずれか1項記載のプログラム。
(付記13)
該コンピュータに、グループ化された該エッジ要素及び該面内要素を表示部に表示させる手順
を更に実行させることを特徴とする付記8乃至12のいずれか1項記載のプログラム。
(付記14)
該グループ化チェック手順は、該コンピュータに、エッジ要素と該エッジ要素の節点であるエッジ節点の情報に基づいて、該エッジ要素が連続した要素となっているか否かを識別させ、連続していない部分のエッジ要素を該グループ化されたエッジ要素に自動的に追加させて該記憶部に格納させることを特徴とする付記8乃至13のいずれか1項記載のプログラム。
(付記15)
付記1乃至7のグループ化方法によって設計された解析モデルを筐体の少なくとも一部として有する電子装置。
以上、本発明を実施例により説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変形及び改良が可能であることは言うまでもない。
本発明の一実施例が適用されるコンピュータシステムを示す斜視図である。 コンピュータシステムの本体部内の要部の構成を説明するブロック図である。 解析モデルを示す側面図である。 図3の解析モデルから取り出される破断可能な材料で構成された要素を示す斜視図である。 グループ化処理の概略を説明するフローチャートである。 ガラス要素抽出処理を説明するフローチャートである。 材料データを説明する図である。 ガラス要素グループ番号記憶領域を説明する図である。 節点グループ化処理を説明するフローチャートである。 節点グループ化処理を説明するフローチャートである。 要素記憶領域を説明する図である。 節点記憶領域を説明する図である。 エッジ節点記憶領域を説明する図である。 エッジ要素グループ化処理を説明するフローチャートである。 エッジ要素記憶領域を説明する図である。 抽出及びグループ化されたエッジ要素を示す図である。 エッジ要素のグループ化チェック処理を説明するフローチャートである。 エッジ要素のグループ化チェック処理を説明するフローチャートである。 エッジ要素のグループ化チェック処理を説明するフローチャートである。 節点座標記憶領域を説明する図である。 エッジ要素のチェックを説明する図である。 節点記憶領域を説明する図である。 エッジ要素のチェックを説明する図である。 所定要素以外の関連要素がない場合を説明する図である。 所定要素以外の関連要素が複数存在する場合を説明する図である。 エッジ節点及び要素の追加を説明する図である。 エッジ節点が節点番号記憶領域に2個存在する場合を説明する図である。 面内要素グループ化処理を説明するフローチャートである。 面債要素記憶領域を説明する図である。 エッジ要素を示す図である。 面内要素を示す図である。 エッジ要素のひずみの評価結果を示す図である。 面内要素のひずみ分布の評価結果を示す図である。
符号の説明
1M 解析モデル
20 ガラス要素
20E エッジ要素
20I 面内要素
100 コンピュータシステム
101 本体部
102 ディスプレイ
102a 表示画面
103 キーボード
104 マウス
105 モデム
106 記録媒体
110 ディスク
200 バス
201 CPU
202 メモリ部
203 ディスクドライブ
204 ハードディスクドライブ

Claims (10)

  1. 有限要素法解析におけるコンピュータによる要素のグループ化方法であって、
    解析対象となる解析モデルを構成する要素のうち、該コンピュータにより特定なパラメータが共通な特定要素の節点を自動的に取り出し、該コンピュータにより参照回数が所定回数以下の節点を自動的にグループ化して記憶部に格納する節点グループ化ステップと、
    該コンピュータによりグループ化された節点に属する特定要素を該記憶部から取り出してエッジ要素として自動的にグループ化して該記憶部に格納するエッジ要素グループ化ステップと、
    該コンピュータにより該解析モデルのエッジ部分の特定要素が全てエッジ要素としてグループ化されているか否かをチェックし、該コンピュータにより該エッジ部分の特定要素が全てエッジ要素としてグループ化されるまで該エッジ要素グループ化ステップを自動的に行うエッジ要素のグループ化チェックステップと、
    該コンピュータによりグループ化された該エッジ部分の特定要素であるエッジ要素以外の特定要素を面内要素として自動的にグループ化して該記憶部に格納する面内要素グループ化ステップと
    を含むことを特徴とする要素のグループ化方法。
  2. 該コンピュータにより該解析モデルから該特定要素を該特定なパラメータに基づいて自動的に抽出して該記憶部に格納する特定要素抽出ステップ
    を更に含むことを特徴とする請求項1記載の要素のグループ化方法。
  3. 該特定なパラメータは、要素を構成する材料に関する情報であり、
    該エッジ要素及び該面内要素は、要素分割された部品の破断の有無を判断する該解析モデルの試験又は評価を行う時に該コンピュータにより該記憶部から自動的に取り出される
    ことを特徴とする請求項2記載の要素のグループ化方法。
  4. コンピュータに有限要素法解析における要素のグループ化を行わせるためのプログラムであって、該コンピュータに、
    解析対象となる解析モデルを構成する要素のうち、特定なパラメータが共通な特定要素の節点を自動的に取り出し、参照回数が所定回数以下の節点を自動的にグループ化して記憶部に格納する節点グループ化手順と、
    グループ化された節点に属する特定要素を該記憶部から取り出してエッジ要素として自動的にグループ化して該記憶部に格納するエッジ要素グループ化手順と、
    該解析モデルのエッジ部分の特定要素が全てエッジ要素としてグループ化されているか否かをチェックし、該エッジ部分の特定要素が全てエッジ要素としてグループ化されるまで該エッジ要素グループ化手順を自動的に行うエッジ要素のグループ化チェック手順と、
    グループ化された該エッジ部分の特定要素であるエッジ要素以外の特定要素を面内要素として自動的にグループ化して該記憶部に格納する面内要素グループ化手順と
    を実行させることを特徴とするプログラム。
  5. 該コンピュータに、該解析モデルから該特定要素を該特定なパラメータに基づいて自動的に抽出して該記憶部に格納する特定要素抽出手順
    を更に実行させることを特徴とする請求項4記載のプログラム。
  6. 該特定なパラメータは、要素を構成する材料に関する情報であり、
    該エッジ要素及び該面内要素は、要素分割された部品の破断の有無を判断する該解析モデルの試験又は評価を行う時に該コンピュータに該記憶部から自動的に取り出させる
    ことを特徴とする請求項5記載のプログラム。
  7. 該材料は、ガラス、プラスチック及びセラミックを含む破断可能な材料からなるグループから選択された1つの材料であることを特徴とする、請求項6記載のプログラム。
  8. 該所定回数は2回であることを特徴とする請求項4乃至7のいずれか1項記載のプログラム。
  9. 該コンピュータに、グループ化された該エッジ要素及び該面内要素を表示部に表示させる手順
    を更に実行させることを特徴とする請求項4乃至8のいずれか1項記載のプログラム。
  10. 該グループ化チェック手順は、該コンピュータに、エッジ要素と該エッジ要素の節点であるエッジ節点の情報に基づいて、該エッジ要素が連続した要素となっているか否かを識別させ、連続していない部分のエッジ要素を該グループ化されたエッジ要素に自動的に追加させて該記憶部に格納させることを特徴とする請求項4乃至9のいずれか1項記載のプログラム。
JP2007296840A 2007-11-15 2007-11-15 有限要素法解析における要素のグループ化方法及びプログラム Expired - Fee Related JP5023986B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007296840A JP5023986B2 (ja) 2007-11-15 2007-11-15 有限要素法解析における要素のグループ化方法及びプログラム
EP08164186.2A EP2063369B1 (en) 2007-11-15 2008-09-11 Element grouping method for finite element method analysis, and computer-readable storage medium
US12/232,315 US8032339B2 (en) 2007-11-15 2008-09-15 Element grouping method for finite element method analysis, and computer-readable storage medium

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007296840A JP5023986B2 (ja) 2007-11-15 2007-11-15 有限要素法解析における要素のグループ化方法及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009123000A true JP2009123000A (ja) 2009-06-04
JP5023986B2 JP5023986B2 (ja) 2012-09-12

Family

ID=40040147

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007296840A Expired - Fee Related JP5023986B2 (ja) 2007-11-15 2007-11-15 有限要素法解析における要素のグループ化方法及びプログラム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8032339B2 (ja)
EP (1) EP2063369B1 (ja)
JP (1) JP5023986B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103745035A (zh) * 2013-12-23 2014-04-23 广西科技大学 一种基于有限元的弹塑性分析方法
CN103984800B (zh) * 2014-04-17 2017-04-19 中国航空工业集团公司沈阳飞机设计研究所 一种边缘装配不对称对座舱盖应力影响的分析方法
CN105787146B (zh) * 2015-11-19 2019-04-09 厦门理工学院 一种客车挡风玻璃检验模曲面模型逆向建模方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0830810A (ja) * 1994-07-19 1996-02-02 Toyota Syst Res:Kk 多角形群の認識方法及びその装置
JPH08297752A (ja) * 1995-04-27 1996-11-12 Canon Inc 有限要素分割データの誤り検出方法
JPH096991A (ja) * 1995-06-20 1997-01-10 Canon Inc 有限要素分割モデルから辺,面,要素を抽出する方法及びその装置
JPH096992A (ja) * 1995-06-20 1997-01-10 Canon Inc 有限要素分割モデルから輪郭線、頂点を抽出する方法及びその装置
JP2006185369A (ja) * 2004-12-28 2006-07-13 Fujitsu Ltd 数値解析支援装置,数値解析支援方法,数値解析支援プログラムおよび同プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4858146A (en) * 1986-08-13 1989-08-15 The Babcock & Wilcox Company Automated design of structures using a finite element database
US5891131A (en) * 1993-02-01 1999-04-06 Arizona Board Of Regents Method and apparatus for automated simulation and design of corneal refractive procedures
JP3242811B2 (ja) * 1995-03-20 2001-12-25 富士通株式会社 有限要素法解析用モデルの作成方法及び装置
EP0740273B1 (en) * 1995-04-27 2002-08-07 Canon Kabushiki Kaisha Method and apparatus for processing finite element meshing model
US6544650B2 (en) * 2000-04-05 2003-04-08 Honeywell International Inc. Models and methods of integrating simulation techniques for advanced material predictive analysis
US20020065613A1 (en) * 2000-09-21 2002-05-30 Woods Joseph Thomas System, method and storage medium for predicting impact performance of painted thermoplastic
US7505885B2 (en) * 2003-01-24 2009-03-17 The Boeing Company Method and interface elements for finite-element fracture analysis
US20060235660A1 (en) * 2005-04-18 2006-10-19 Chi Allen W Customized processing in association with finite element analysis
JP4165551B2 (ja) * 2005-10-20 2008-10-15 トヨタ自動車株式会社 スポット溶接破断解析方法
JP4771822B2 (ja) * 2006-02-08 2011-09-14 富士通株式会社 数値解析メッシュ生成装置、数値解析メッシュ生成方法、数値解析メッシュ生成プログラム

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0830810A (ja) * 1994-07-19 1996-02-02 Toyota Syst Res:Kk 多角形群の認識方法及びその装置
JPH08297752A (ja) * 1995-04-27 1996-11-12 Canon Inc 有限要素分割データの誤り検出方法
JPH096991A (ja) * 1995-06-20 1997-01-10 Canon Inc 有限要素分割モデルから辺,面,要素を抽出する方法及びその装置
JPH096992A (ja) * 1995-06-20 1997-01-10 Canon Inc 有限要素分割モデルから輪郭線、頂点を抽出する方法及びその装置
JP2006185369A (ja) * 2004-12-28 2006-07-13 Fujitsu Ltd 数値解析支援装置,数値解析支援方法,数値解析支援プログラムおよび同プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体

Also Published As

Publication number Publication date
US8032339B2 (en) 2011-10-04
EP2063369A1 (en) 2009-05-27
JP5023986B2 (ja) 2012-09-12
EP2063369B1 (en) 2017-09-27
US20090132214A1 (en) 2009-05-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7512527B2 (en) Apparatus and method for preparing data to generate simulation model, and program thereof
JP5023986B2 (ja) 有限要素法解析における要素のグループ化方法及びプログラム
JP2008112268A (ja) タイミング検証方法、タイミング検証装置及びタイミング検証プログラム
US9536018B2 (en) Computer-implemented method of identifying a group of perforations
US8024158B2 (en) Management system and management method of CAD data used for a structural analysis
JP4903671B2 (ja) 解析モデル作成装置
JP7246636B2 (ja) 情報処理装置、粒子シミュレータシステム、及び粒子シミュレータ方法
JP6233034B2 (ja) 基板解析プログラム、情報処理装置及び基板解析方法
JP6355909B2 (ja) 検査記録装置及び検査記録評価方法
US10796042B1 (en) Partial selection-based model extraction from circuit design layout
JP7167489B2 (ja) 解析モデル表示処理プログラム、解析モデル表示処理方法および情報処理装置
KR20180117499A (ko) 3차원 메쉬 데이터 간소화 방법 및 장치
JP4520822B2 (ja) 電磁波解析装置、電磁波解析方法および電磁波解析プログラム
JP2007213437A (ja) 情報処理方法、情報処理装置
JP7251329B2 (ja) 制御プログラム、制御方法および制御装置
US20140142896A1 (en) System and method of refining a topological indexed mesh
JP2008299592A (ja) 電波領域図面作成方法、プログラムおよび記録媒体
JP2003167928A (ja) メッシュ作成装置およびメッシュ作成プログラム
JP2010244368A (ja) 構成部品データ簡略化装置、構成部品データ簡略化方法および構成部品データ簡略化プログラム
JP6421447B2 (ja) 解析装置、解析プログラム、および解析方法
JP5581788B2 (ja) データ検査装置及びプログラム
KR101291322B1 (ko) 치수품질 분석 시스템의 치수품질 가시화 방법 및 그에 따른 프로그램이 기록된 기록매체
KR100444783B1 (ko) 등가선 도시 시스템 및 방법
JP2010003191A (ja) 形状解析装置、形状解析方法、および、形状解析プログラム
JP2021105913A (ja) 情報処理システム、情報処理方法、プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100616

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111206

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111213

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120213

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120522

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120604

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150629

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees