JP6905982B2 - ループ形成方法及び装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ループ形成方法及び装置に関するものである。
様々な種類の編み機がよく知られている。それらの機械の最も重要な種類に、丸編み機、横編み機又は縦編み機が属している。
編み機は、通常、編み物ツールを支持する少なくとも1つの針床を含んでいる。丸編み機の針床は、よく「シリンダ」と呼ばれる。このフレーズは、それらの円筒形状が考慮されている。本明細書において、「針床」という表現(impression)は、たとえそれらが平坦、円筒形又はどんな形状であっても、編み物ツールを支持する全ての種類の機器を示している。
編み物ツールは、例えば、針、シンカー又はそれに類似したものである。又、編み物ツールは、ループ形成工程に直接的に関係し、それによって織り糸と接触する、編み機の一部である。様々な編み物ツールが、織り糸を掴み、引き、又は押さえつける(grasp, lead or hold down)。本明細書において、全ての編み物ツールは、「システム・コンポーネント」と呼ばれる。
専用のシステム・コンポーネントの一種は、スライダ・ニードルである。独国特許発明第69803142T2号明細書は、スライダ・ニードルを示している。各スライダの形状は、スライダの移動方向と直交する平面においてU形状である。その結果、スライダのU形状の脚部は、各スライダが移動する針の軸部(shank)を、部分的に取り囲む。又、各スライダが移動する針の針軸部と、隣接する針又は隣接する針軸部との間に、任意の脚部が部分的に配置される、と言うこともできる。編み工程の際、針軸部とスライダとの間に相対運動が発生する。これにより、スライダは、フックの内部で編み糸用の開口部を一時的に閉じるか、或いは、針軸部に沿って編み糸を運送する。そうすることで、スライダは、編み糸と定期的に接触する。
編み中に、様々な種類の編み機で作動する様々な種類のシステム・コンポーネントは、少なくとも針床の一種に対して相対運動をする。針床のチャネル内におけるそのような相対運動は、最新の編み機に特有のいくつかの問題を生じる。
すなわち、システム・コンポーネントと針床との間の大きな摩擦負荷や、更には、チャネル内でのシステム・コンポーネントの焼き付き(sticking)である。摩擦は、システム・コンポーネント及び針床に摩耗をもたらすと共に、編み機内に望ましくない熱を発生させる。
独国特許出願公開第102013104189A1号明細書では、シンカーの突出部の動作の長手方向成分によって引き起こされるのではない、チャネル内でのシンカーの焼き付きの問題について論じられている。この公報は、その問題を解決するために、長さが異なる2つのシンカーを、共通の1つの溝内で使用することを提案している。
欧州特許出願公開第0672770A1号明細書は、丸編み生地を編むための横編み機を提示している。提示された編み機の1つは、共通の1つの溝内で2つの針を使用している。それらの針は、刃のような送り部材を備えている。前記の公報は、送り部材によってもたらされる針間の干渉を防止するために、スペーサが必要であることについて言及している。スペーサ自体や、その動作モードについては、それ以上詳細に説明されていない。
独国特許出願公開第3311361A1号明細書は、ループ形成のための、同じ長手方向に移動する針及びシンカーを含む、編み機を提示している。前記の編み機は、チャネルにおいて針が支持されている、編み機の下部領域に配置された、第1のシリンダを含んでいる。使用されている針は非常に長い軸部を有しているため、フックが常にニードル・シリンダからはるかに離れた上方向にある。ニードル・シリンダの上部には、シンカーを支持するための追加シリンダがあり、シンカーは針と比較して短くなっている。針の上述した長い軸部は、シンカーのためのシリンダの、チャネルの針溝壁(trick walls)の上部、従って、シンカーの間にある。針及びシンカーのループ形成のための手段(フック、ホールド・ダウン・エッジ(holding-down-edge)及びノック・オーバー・エッジ(knock-over-edge))は、編み機の、ループが形成される領域において延びている。前記の領域は、シンカーのシリンダの上側の位置している。これによって、針及びシンカーは、チャネルにおいて少なくとも部分的に別々にガイドされ、このようにして、針及びシンカーが共通のチャネルで単にガイドされる配置と比較して、摩擦が低減される。
独国特許出願公開第19740985A1号明細書は、編み針の平坦面、或いは、針床のチャネルの壁にある、凹部を提示している。この凹部は、編み針の側面の特定領域のみに設けられ、針の側面の全長にわたって設けられてはいない。それらの手段の結果、編み工程における前記要素の接触面の表面積が縮小する。従って、機械でのエネルギー消費及び発熱が低減される。
欧州特許出願公開第1860219A1号明細書は、比較的細い軸部を備えた編み針を提示している。この明細書のいくつかの図は、断面図において、針が針溝内で傾いて又は斜めに配置されることで、針の断面の上角及びその反対の下角のみが、針溝に接触することを示している。接触面の表面積がまたもや縮小されるため、システムのエネルギー消費が低減される。従って、発熱も低減される。
国際公開第2012/055591A1号は、以下の目的のために構成された編み機を提示している。すなわち、ハイゲージ、製造コストの低減、及び、エネルギー消費の低減である。この明細書は、1つの針溝あたりに2つの針を備えることを提案している。
国際公開第2013/041380A1号は、上述した国際公開第2012/055591A1号によって示されたように並べられた針のための、改善された作動カムを備えた編み機を提示している。この編み機は、低コストで製作が可能であり、更に、高品質の織物を生産することができる。
独国特許発明第610511B号明細書は、非常に類似する2つの種類の針を開示している。双方の種類は、針の突出部を搭載した、(針の幅方向に)厚く安定した後部を含んでいる。2種類の針の相違点は、初めのグループが他方の種類よりも長い後部を備えていることである。フックを支持する両種類の針の前部は、相対的に細くなっている。それらの前部は、同じ長さである。この明細書により示された針床では、各針の細い前部の一部が、針床の各スロット内でガイドされる。長い種類の針は、短い種類の針のグループを囲んでいる。長い針の後部の終端部分は、各スロットによって付加的にガイドされる。隣接する針の厚い後部の側面部分は、互いに接触する。独国特許発明第610511B号明細書は、大半の編み機の針床で共通の、長い針溝を研削(grinding)するための、コストの低減を目的としている。これらの長い溝は、針の比較的小さい部分の長さにしか及ばない、上述したスロットにより置き換えられている。しかしながら、この明細書は、近代の編み工程の要求にふさわしい編み機を教示していない。独国特許発明第610511B号明細書に示された編み床(knitting beds)が、近代の編みの速さを対象とした場合、針が折れ曲がってしまうことが考えられる。従って、針が過度の摩耗に晒されるようになるか、或いは、針が各スロット内で突き刺さる虞がある。
本発明の目的は、製造が容易で近代のループ形成速度にも対応した針床を使用する、方法及び装置を提供することである。
上記の目的は、クレーム1に係る方法と、クレーム12に係る装置とで達成される。
本発明のループ形成方法(loop forming process)は、ループ形成手段を備えると共に針床のチャネル内を移動する、システム・コンポーネントの間に、少なくとも1つの可動式スペーサを用いる。上記のスペーサの使用によって、針床は、複数のシステム・コンポーネントと少なくとも1つのスペーサとを具備可能な、非常に広いチャネル又は溝を使用できるようになる。非常に好適な針床は、各針床のピッチの0.8倍、0.9倍、1倍、1.2倍、1.3倍、1.5倍、2倍及び3倍以上の幅を有する、チャネルを備えている。大抵のスペーサは製作が容易であり、従って費用効率が高い。
本発明のループ形成方法に従うと、システム・コンポーネントは、針床に対して相対運動をする。針床に対するシステム・コンポーネントの移動方向は、針床のチャネル又は溝の縦伸びによって定められる長手方向である。システム・コンポーネントは、それらのチャネル内に嵌入されて移動される。針床の末端領域では、ループが形成される。既に言及したように、システム・コンポーネントは、フック及びラッチのような、ループ形成のための専用の手段を備えている。システム・コンポーネントのそれらの手段は、針床の前記末端領域(ループ形成ゾーン)内で動作する。針床の前記末端領域において、針のフック及びラッチは、編み糸と接触し、この編み糸でループを形成する。通常、スペーサは、編み糸から離れて配置され、編み糸と接触することはない。
本発明のループ形成方法に従うと、少なくとも1つのスペーサが、針床の少なくとも1つのチャネルに嵌入される。好ましくは、2つのシステム・コンポーネントの間に1つのスペーサが存在する。2つのシステム・コンポーネントの間に1つ以上のスペーサが存在することや、システム・コンポーネントと針床のチャネルの壁との間にスペーサが存在することもできる。
スペーサは、隣接する2つのシステム・コンポーネント間の距離を定める。好ましい実施形態では、針床のチャネルの幅方向である方向xにおけるスペーサの幅が、針床のチャネルの範囲を定める壁の幅と等しい。好適には、方向xと直交するスペーサの両側面が、隣接する2つのシステム・コンポーネントの、各々の側面の一方と、機械的に接触する。
スペーサは、長手方向において、システム・コンポーネントより短くてもよい。しかしながら、スペーサの少なくとも一部が、溝の長手延在方向yの、システム・コンポーネントに突出部が設けられた区間において延びていると有利である。スペーサは、フックやラッチのような、編み糸と接触するように意図された手段を有していない。スペーサは、その形状により、針床の末端領域においてさえも、システム・コンポーネントの距離を定めることができる。スペーサは、編み糸と接触するものではない。
少なくとも1つのスペーサの運動は、システム・コンポーネントの運動方向と同様の長手方向である。大抵の場合、スペーサ又は複数のスペーサは、いくつかのシステム・コンポーネントを備えた1つの溝に差し込まれる。少なくとも1つのスペーサを、壁とシステム・コンポーネントとの間に配置することも好適である。スペーサは、針床に対して移動する(第1の相対速度)。本発明の少なくとも1つのスペーサが、編み機の最新式の針床の、2つの溝の範囲を定める壁の代わりをする、と言うこともできる。スペーサと2つの隣接するシステム・コンポーネントとの間の相対速度は、2つの溝における最新式の針床の壁とシステム・コンポーネントとの間の相対速度よりも、はるかに小さくすることができる。従って、システム・コンポーネントとスペーサとの間の摩擦は、システム・コンポーネントと最新式の針床の上述した壁との間の摩擦よりも、低減される。
この事実は、本発明の他の重要な特性の原点であるかもしれず、本発明の実施形態及び方法は、エネルギーを節約することができる。
多くのシステム・コンポーネントは、それらが編み用に嵌入される針床のチャネルの壁と、少なくとも部分的に接触することがある、2つの反対の側面を含んでいる。加えて、より小さい面の一部が、チャネルの底部と接触することがある。少なくとも初めに言及した類の摩擦は、可動式スペーサによって低減することができる。
少なくとも1つのスペーサの、2つの隣接するシステム・コンポーネントに対する相対運動は、好適なものである。大抵の時間、スペーサと2つの隣接するシステム・コンポーネントとの運動は、針溝の長手方向における最高点と最低点との間の、周期的な運動を含んでいる。「少なくとも1つのスペーサの、2つの隣接するシステム・コンポーネントに対する相対運動が存在する」という言い回しは、そのような運動の期間中に、それらの要素(スペーサ及び2つの隣接するシステム・コンポーネント)が互いに対して静止する時期があるかもしれないことを、除外するものではない。
スペーサと、隣接する一方又は双方のシステム・コンポーネントとの、針床に対する周期的な運動が、スペーサの運動期間の少なくとも半分にわたって、同じ方向であると好適である。運動が同じ方向を有する時期が長くなると、更に好適である(70%、80%或いは90%以上)。
他の試験(他の種類の針、他の油、他の速度、他のゲージ(gauges))は、システム・コンポーネント及びスペーサが同じ方向に駆動される時期が、それらの要素が反対方向になる時期よりも長ければ、十分であることを示している。要素が互いに対して略静止する時期も存在するため、後者の状況は初めの状況と異なっている。
上述した要素の針床に対する相対運動が、正(ゼロより大きい)でありかつ同じ方向である場合、スペーサと2つの隣接するシステム・コンポーネントとの間の相対速度は、上述した各要素の針床に対する相対速度よりも小さい。この事実は、ループ形成工程(loop forming process)中のエネルギー消費の総体的な削減のために、重要であると考えられる。従って、より進歩した本発明のループ形成方法は、上述した条件が満たされる非常に長い時期によって、特徴づけられる。
多くの編み機において、システム・コンポーネントと針床との間の、長手方向の相対運動は、カムに対する針床の相対運動によって開始される。それらの相対運動は、チャネルの幅方向xにおけるものであるため、方向yにおける長手方向の相対運動と直交する。従って、システム・コンポーネントのカムとの相互作用は、ループ形成に必要な長手方向の運動を開始させる。しかしながら、この種の相互作用は、システム・コンポーネントへ直行方向の力をも伝達し、それがチャネルの壁に対してシステム・コンポーネントを押しつけるため、不本意な摩擦の発生源となる。上述したように、システム・コンポーネント及びスペーサを、それら各々の溝において移動させる力は、スペーサの突出部及びシステム・コンポーネントの突出部の、カム軌道(cam tracks)に沿った相対運動によって提供することができ、それらのカム軌道は、カム・ホルダ(cam holder)に固定されたカムによって規定されるものである。丸編み機は、通常、機枠に固定されたカム・ホルダを備えている。横編み機は、針床に対して移動される運び台(carriages)の一部である、カム・ホルダを使用することが多い。双方のケースにおいて、カム・ホルダと針床との間の相対運動が存在する。
カム・ホルダと針床との間の、上述した相対運動によって駆動される要素は、少なくとも1つの突出部を備えることができる。
少なくとも1つのスペーサと、2つの隣接するシステム・コンポーネントとによって実行される、針床に対する運動は、等しくてもよい(同じ運動の速度及び/又は大きさ等)。しかしながら、その相対運動は、特定の遅延時間(特定の位相シフト)を有していてもよい。
スペーサ及びシステム・コンポーネントによるそのような運動は、少なくとも1つの同じカムによって開始してもよい(更には、1つのシステム内の運動に必要な全てのカムが同じであってもよい)。後者の場合、上述した全ての要素が、同じカム軌道に従うことになる(全ての運動が同じだが遅延を有している)。
2つの隣接するシステム・コンポーネントの少なくとも一方が、スペーサにその運動のための力を提供しても好適である。通常、そのようなスペーサは、カムとの相互作用のための突出部を必要としない。少なくとも1つのシステム・コンポーネントからスペーサへの、各力の伝達は、例えば、それらの要素間の摩擦によって提供してもよい。
既に上記で触れたように、スペーサはループ形成手段が無いことが好ましいが、システム・コンポーネントはそのような手段を備えている。より好ましくは、スペーサは、直接的又は他の要素を介して間接的に、そのようなシステム・コンポーネントの運動を制御しない。これは、本明細書に従うスペーサが、要素の制御やシンカーの制御(例えば、シンカーをひっくり返す(knocking over)ためやその類のため)の機能を、好ましくは果たさないことを意味している。更に、スペーサが、編み工程中に、針やシステム・コンポーネントの選択手段(means for selecting)としての機能を果たさない場合も有利である(選択要素(selection element)、選択シンカー(selection sinkers))。従って、スペーサが、システム・コンポーネントをガイドする(又はそれとの機械的な接触を確立する)凹部、凸部、突起、又はその類のもの、或いは、システム・コンポーネントを制御する更なる部材を、有していない(the spacers are devoid of recesses, protrusions, juts or the like which guide a - or establish mechanical contact with a - system component or with a further member, which controls a system component)ことも好ましい。
2つの隣接するシステム・コンポーネント間の距離は、限定的又は排他的に、1つのスペーサ又は複数のスペーサによって定められる。2つの隣接するシステム・コンポーネント間の距離を定める、複数のスペーサが存在する場合、少なくとも2つ(to)のスペーサが、それらのシステム・コンポーネントの1つと接触することができる。
1つの隣接するシステム・コンポーネントは、同じ針床で1つの方向において、他方の隣接するシステム・コンポーネントに最も近いシステム・コンポーネントである。
本発明の更なる特徴及び効果は、図の説明からより一層明らかになる。図は、好ましいが排他的ではない本発明の実施形態を示しており、従って、限定するものではない実施例を提供する。提示された特有の特徴の多くは、本発明をその最も広い形態に改良するように、有効に使用することができる。
システム要素を備えた第1の溝の平面図を提供している。 システム要素を備えた第2の溝の平面図を提供している。 システム要素を備えた第3の溝の平面図を提供している。 第1の針床の断面を示している。 第2の針床の部分的な斜視図である。 第3の針床の部分的な平面図である。 第4の針床の部分的な斜視図である。 第5の針床の断面図である。 第1のグループの要素の概略図を示している。 2つのカムを含む第1のグループのカムの概略図を示している。 第2のグループの要素の概略図を示している。 3つのカムを含む第2のグループのカムの概略図を示している。 スペーサ及び2つの隣接するシステム・コンポーネントの、針床に対する長手方向位置についての3つのグラフを示している。 スペーサ及び2つの隣接するシステム・コンポーネントの、針床に対する相対速度についての3つのグラフを示している。 5つのグラフを示しており、それらのうちの3つは、針床に対する上述した要素の相対速度であり、それらのうちの2つは、2つの隣接するシステム・コンポーネントに対するスペーサの相対速度である。 図15に示した5つのグラフを異なる状況下において再度示している。 異なる状況下における上述した5つのグラフのうちの3つのみを示している。 純粋な調和関数ではない1つのグラフを示している。 図18に示した種類の3つのグラフを示している。 グラフVSBが区間60において僅かに変更された状態の、図19に示した3つのグラフを示している。
図1は、システム・コンポーネント11、12を具備する、針床14の第1の溝16の平面図を示している。システム・コンポーネント11、12の各々は、フック20及びラッチ24を備えている。これらのフック及びラッチは、併せて、ループ形成手段20、24としても示されている。2つの隣接するシステム・コンポーネント11、12の間には、スペーサ10が介在している。このスペーサ10は、2つの何れのシステム・コンポーネント11、12とも、機械的な安定した接続を有していない。
直線53は、針又はシステム・コンポーネント11、12の軸部39の側面と平行な、長手方向yへ向けられ、針のフック20の中央と交差する、対称線である。図1に示された2本の対称線53の間の距離は、ピッチ52と称される。この距離は、図1に示されるような溝16を含む針床14により作ることができる、編み物の特性を示すため、当業者には周知である。ピッチは、ミリメートル単位で測定され、単純に上述した距離を示している。針床14及びそこで作られる織物の特性を示すための、より最近の更に別の方法は、1つの針床14に含むことができる、1インチあたりの針11、12の数を示すゲージである。更に、図1は、システム・コンポーネント11が、対称線53に関して対称であることを示している。上述した3つの要素であるスペーサ10、システム・コンポーネント11及びシステム・コンポーネント12は、固定壁15と溝16の底部55とにより範囲が定められた、溝16内に配置されている。
図2は、2つのシステム・コンポーネント11、12と、2つの隣接するシステム・コンポーネント11、12の、ループ形成手段20、24の間の間隔を規定する、2つのスペーサ10とを具備した、僅かに異なる溝16を示している。夫々のスペーサ10は、またもや、システム・コンポーネント11、12と固定接続されていないため、それらの要素10、11、12は、溝16内で個々に移動することができる。システム・コンポーネント11、12は、対称線53に関して対称である。又、システム・コンポーネント11、12は、各システム・コンポーネントを二等分に分ける点線53に関して対称な、標準的な針であってもよい。
図3は、固定壁15と溝の底部55とによって範囲が定められた、更なる溝16の実施形態を示している。溝16には、移動可能に配置された3つのシステム・コンポーネントがある。それらのループ形成手段20、24の間の距離は、2つのスペーサ10によって調整される。
図1、図2及び図3は、次のような本発明の非常に有益な特性を明らかにする。すなわち、溝16は、本発明の針床と同じピッチを備えた最新式の針床14よりも幅が広い(方向xにより大きな幅を保持する)。本発明に好適な針床は、ピッチ52より0.7(0,7)倍大きい幅、或いは、ピッチ52より更に大きい(even bigger than)幅や、ピッチ52の1.5倍更に大きい幅を有している。上記のピッチを備える溝は、システム・コンポーネントの長さの、少なくとも95%、90%、85%、80%、70%又は60%と等しい長さを有していてもよい。溝16の各々は、そのような溝やチャネルが研削加工されるか、或いは、固定壁15が底部55内又は底部55上に固定される、最新式のものに従うと、加工が容易である。双方の場合において、作製者は、幅の広いより少数の溝を加工するように限定してもいいならば、多額の資金を省くことができる。更に、そのような幅の広い溝は、清掃が容易であり、又、新しい装置全体(overall new device)の油の消費が、多くの最新式の装置よりも少なくなる。各溝は、好適には、システム・コンポーネントの長さの、150%、120%、95%、90%、85%、80%、70%又は60%よりも大きい長さを有してもよい。針床は、この種の溝を、1つ、2つ、3つ、或いは、専有的に(exclusively)又は略専有的に備えていてもよい。
図4は、第1の針床14の断面を示している。針床14は、固定壁15によって互いに範囲制限された、溝/チャネル16を含んでいる。溝16の1つは、第1の針11と第2の針12とを備えている。針11、12の間には、スペーサ10が介在している。このスペーサ10は、針11、12の間の距離21を定めている。通常、この距離は、主に或いは完全に、方向xに延びている。全ての要素10、11、12が、各要素の移動のための力を受ける突出部17を備えている。
図4に示された実施形態は、スペーサ10の軸部と同じ幅(x方向における)を有する固定壁15を備えている。この寸法は、本発明の全ての実施形態において更に有利なものである。更に、システム・コンポーネントの軸部は、(x方向に)同じ幅を有していてもよい。軸部及び固定壁の幅が異なる、本発明の別の実施形態も存在する。
図5は、第2の針床14の部分的な斜視図である。この針床14は、溝16を備えている。それらの幅は、波括弧16によって表されている。溝16は、固定壁15によって互いに範囲制限されている。溝16の各々は、スペーサ10、第1の針11及び第2の針12を含んでいる。これらの要素10、11、12の各々は、突出部17を備えている。針は、その前端に、ループ形成ゾーン19で延びるフック20を有している。ループ形成ゾーン19は、ループ33が形成される区域や領域である。スペーサ10は、ループ形成ゾーン19で延びておらず、又、スペーサ10は、フック20やループを形成する如何なる手段も備えていない。
図5により示された実施形態では、スペーサ10の突出部17が、針11、12の突出部17とは別の長手方向位置yに設けられている。これは、スペーサの突出部17が、針の突出部17とは別のカム18を用いることを意味する。
既に上記で説明したように、スペーサ10及びシステム・コンポーネント11、12は、同じカム18(或いは要約すれば、スペーサ10と同じカム軌道)を用いることもできる。この場合、上述した要素10、11、12の突出部は、要素の別々の長手方向延長線上の、対応する長手方向位置に設けられてもよい。
更に、図5は、スペーサ10及び針11、12が、それらの長手方向yにおいて、少なくとも非常によく似た動きをすることを示している(非常によく似た「カーブ」を形成している、スペーサ10とシステム・コンポーネント11、12との突出部17の位置を参照)。図4及び図5が、3つの要素10、11、12を具備した溝16を備える針床14のみを示している事実は、2つのスペーサ及び3つのシステム・コンポーネント11、12や、3つのスペーサ及び2つのシステム・コンポーネントといった、多くの他の有利な可能性が存在しないことを意味するものではない。
加えて、読者は、「システム・コンポーネント」という用語が、針に限定されるものではなく、織り糸23と接触してループ形成工程に携わる、シンカーや他の機器を含むことを思い出すこととなる。
図6は、第3の針床14の平面図を示している。図6に示された種類の針床は、丸編み機で用いられることが多い。丸編み機の場合、針床14は、ニードル・シリンダとも呼ばれている。図6は、ループ形成ゾーン19で行われる、ループ形成工程の一例を示している。針11、12と、特にフック20及びラッチ24とは、ループ形成工程に携わるため、糸23と接触する。更に、シンカー25も糸23に接触する。x方向におけるループ33の伸びは、波括弧33で表されている。更に、図6は、針11、12及び針床14の、当業者には既知の、いくつかのより詳細な点を示している。ラッチ24は、ソウ・スロット(saw slot)26において回動する。ループ形成工程の間、ラッチ24は、糸23のためにラッチ24によってフック20の内部が開閉されるように、回動軸27の周りを円弧移動する。又、ループ形成工程の間、針は、針の軸部や針床14の溝26のy方向において、実質的に移動する。シンカー25は、針11、12の軸部の高さ方向のz方向において、実質的に移動する。針床14は、スロット28を備えており、それらが図6による視点で歯のように見える。スロット28は、シンカー25の移動をガイドする。シンカー25とスペーサ10との相違点は、以下のように要約される。
スペーサ10は、システム・コンポーネント11、12と同じ方向に、実質的に移動する。更に、スペーサは、フック20及びラッチ24やその類のもののようなループ形成手段が無く、又、ループ形成工程に携わっていない。加えて、スペーサは、近接或いは隣接する2つのシステム・コンポーネント11、12の間の距離を、実質的に規定する。大抵の場合、シンカー25とシステム・コンポーネント11、12の各々とは、特定の距離を保持しているため、それらのシステム・コンポーネント11、12の間の距離は、それら特定の距離とシンカー25の幅との合計になる。ループ形成領域における前述のそれらの距離は、糸にループ形成工程のための十分なスペースを与えると共に、異なる要素間の過度な摩擦を回避するために必要なものである。
更に、図6は、隣接するループ形成手段の間の距離を規定するための、別の可能性を提供する。符号52(ポインタ52参照)は、隣接する2つのシステム・コンポーネントの、フック20の中央の間の距離を示している。この距離52は、(当然のことながら(of cause)、)各フックにより形成されている隣接する2つのループ33の距離に等しい。当業者は、大抵、この距離を「ピッチ」と呼ぶ(ゲージが1インチあたりの針の数であるのに対し、ピッチはこの距離をミリメートルで示す)。大抵のループ形成方法や、大抵のループ形成装置において、このピッチは一様である(1つの針床の全てのシステム・コンポーネントが、互いに同じ距離を有している)。さもなければ、そのような機械で作られた編み物が不均質であると、消費者によって気付かれてしまうであろう。本発明に関しては、隣接する針やシステム・コンポーネント間のピッチ調整のために、スペーサが調整や補助を行うと言うことができる。
図7は、図5で供した斜視図とよく似た別の斜視図において、針床の第4の実施例を示している。従って、図7の説明は、図5と図7とで示された針床14の間の相違点に限定することができる。図7では、要素10、11、12をガイドする溝又はチャネル16が、3つのスペーサ10と、4つの針11、12とを備えている(これが意味するところは、本発明のあらゆる実施形態に適用すると非常に好適な、溝16の幅が3つのピッチよりも大きいことである)。繰り返しになるが、スペーサは2つの針11、12の間に配置される。更に、溝16は、互いに固定壁15によって範囲が定められる。加えて、図7は、スペーサ10の移動を制限可能な移動制限凹部31を示している。スペーサ10の各々は、凹部31内へ突出して、チャネル16のy方向におけるスペーサ10の移動を制限する、移動制限凸部32を備えている。
図8は、針床14の同じ第4の実施形態の断面を示している。移動制限手段31、32の具備は、本発明の全ての実施形態で有利である。相対的な移動のための力をカムから受けないスペーサ10を備えた実施形態については、特に有利である。この力の他の選択的な供給源は、1つの或いは複数の、隣接するシステム・コンポーネント11、12である。この場合は、スペーサ10の移動のために、カム18を提供しなくてもよい。力を伝達する1つの実現手段は、要素10、11、12間の摩擦である。
既に言及したように、図8は、第4の実施形態の断面図である。図8において、第4の実施形態は、図7の右側に示されたスペーサ10の、右側面34の平面に沿って示されている。図8は、y方向に異なる2つの位置で、スペーサ10とそれに隣接する針11とを示している(実線及び点線参照)。
図9は、第1の針11及び第2の針12と、それら11、12の間に配置されることとなるスペーサ10とを示している。針又はシステム・コンポーネント11、12は、y方向にスペーサ10と異なる位置に、突出部17を備えている。図10は、上述した要素10、11、12の突出部17のための通路35を定める、カム18を示している。このように、2つのカム18は、図9のスペーサ10と針11、12とが異なるカム軌道を有することを表している。図11及び図12は、この類の別の実施例を提供している。
図11は、第1の針11、スペーサ10及び第2の針12を示している。これらの各要素は、異なる長手方向yの位置に各自の突出部17を有している。その結果、図12は、3つのカム18が3つの異なるy方向の各位置にあることを示している。このように、図11及び図12は、上述した3つの要素10、11、12が、3つの異なるカム軌道を有することを表している。
図面は、本発明の主要な特性を明らかにする。溝16は、最新式の針床14よりも幅が大きい(方向xにより大きい幅を有している)。本発明に適切な針床は、それらのピッチより0.7(0,7)倍大きい幅、ピッチ52より更に大きい幅、或いは、それらのピッチ52の1.5倍、2倍又は3倍更に大きい幅を有している。上記のピッチを備える溝16は、システム・コンポーネントの長さの、95%、90%、85%、80%、70%又は60%と等しい長さを有していてもよい。溝16の各々は、清掃が容易であり、又、新しい装置全体の油の消費が、比較できる多くの最新式の装置の場合よりも少なくなる。
図13は、スペーサ10及び2つの隣接するシステム・コンポーネント11、12の、針床14に対する長手方向位置についての3つのグラフYN1B、YSB、YN2Bを示している。これら3つのグラフは、要素10、11、12の各々の運動の1周期を描写している。これに関連して、「周期」という言い回しは、それらの要素が溝/軸部の長手方向において同じ位置に到達するために必要な、時間の周期を意味しており、その位置では再び周期がスタートする。当業者は、そのような周期の長さを、調和関数に関して2πと呼ぶであろう。通常、そのような周期は、編み機内の要素のカム軌道全体と異なっている。丸編み機において、要素(又はその突出部)は、要素(又はその突出部)が編み機内で同じ位置に到達するまで、カム軌道に沿って移動される。横編み機では、運び台に固定可能なカム・ホルダが、再度、同じ位置及び従って同じ要素10、11、12に到達するまで移動される。通常、カム軌道は、複数の周期を含んでいる。
図13に示したケースでは、3つ全ての要素(スペーサ10、第1の針11及び第2の針12)が、短い遅延時間13で同じ動きをしている。3つのグラフYN1B、YSB、YN2Bは、最高点1と最低点2とに相次いで達する。
そのような動きは、本発明の全ての実施形態において有利である。関係する要素に対して移動のための力を伝達する1つの有利な方法は、要素10、11、12に突出部を提供すると共に、突出部へ力を伝達するカム18に対して針床14を動かすことである。図14に示されるケース(「全ての要素が同じ動きをしている」)では、全ての要素が、同じカムのグループと相互に作用できる。これは、全ての要素が同じカム軌道を有し得ることを意味している。
上述した要素10、11、12の移動は、サインやコサイン(sinus or cosinus)のように、時間の調和関数に合わせることができる。図13は、上述した3つの要素10、11、12の運動の、1周期Pのみを示している。3つのグラフYN1B、YSB、YN2Bを比較すると、時間周期Pのほとんどの間、それらの動きが同じ方向であることが明らかになる。このことは、隣接するそれら3つの要素間の相対速度の縮小が、(最新式の針床の隣接する2つの溝16の範囲を定める固定壁15と比較して、)それらの要素間の摩擦を低減させるため、本発明の全ての実施形態について非常に有利である。これに基づき、同じ移動の周期Pの少なくとも半分にわたって、それらの動きが同じ方向である場合、(スペーサ10とシステム・コンポーネント11、12の一方とのような)隣接する2つの要素間の摩擦が、1つの同じ周期Pの間に低減されると推定することは、道理にかなっているように思われる。
又、図13は、3つの要素10、11、12の動きが、常に同じ方向とは限らない時期3、4が存在することも示している。これらの時期は、3つの要素10、11、12の夫々が、長手方向yにおけるそれらの各運動の最高点と最低点とに達する、時点1、2を含んでいる。
図14は、図13と同じ運動を示している。しかしながら、図14に示された3つのグラフは、針床14に対する3つの要素10、11、12の相対速度VSB、VN1B、VN2Bを表しており、長手方向yにおけるそれらの位置ではない。上記の速度VSB、VN1B、VN2Bは、それらの要素の位置YN1B、YSB、YN2Bの、時間tについての導関数(derivatives)である。時間の調和関数の導関数は、元の関数との比較で位相がπ/2シフトした、再度の調和関数である(本明細書は、上記のグラフや関数を、純粋に調和したもの(purely harmonic ones)として取り扱うこととする)。
図15は、相対速度VSB、VN1B、VN2Bについての同じ3つのグラフを示している。更に、図15は、第1の針11に対するスペーサ10と、第2の針12に対するスペーサ10との相対速度を描く、2つの更なるグラフVSN1及びVSN2を加えて示している(この場合、2つの隣接するシステム・コンポーネントが単に針と呼ばれ、第1の針は、極値1、2のような特定のポイントに到着する最初の(first)針である)。
要素10、11、12間の相対速度VSN1及びVSN2は、要素10、11、12と針床14との間の相対速度と比較して、相対的に低くなっている。既に以前に説明したように、この事は、スペーサ10の代わりに固定壁15を備える最新式の針床と比較して、要素10、11、12間の摩擦を低減させる。従って、本発明の形態は、エネルギーを節約することができる。
更に、図16は、既に説明した相対速度VSB、VN1B、VN2B、VSN1及びVSN2についての5つのグラフを示している。しかしながら、針床14に対するスペーサ10の運動VSBは、同じ針床14に対する2つの針の相対運動VN1B及びVN2Bと比較して、シフトしたものになっている。スペーサ10は、針よりもかなり遅れて、その運動の極値1、2に達する。各要素の極値1、2間の「距離」や「時期」は、矢印5で示されている。
驚いたことに、スペーサ10及び隣接するシステム・コンポーネント11、12の、そのような運動のシフトが有利であることを、テストが示している。この計測(measure)の主旨は、隣接する要素10、11、12が互いに対して静止する(resting)ことを、防止する点である。このような静止は、例えば、図13〜図15に示された運動の場合、時期6において起こる可能性がある。この時期のとき、要素10〜12の各々の速度VSN1及びVSN2が低く、更にはゼロにも達する。
この静止は、それらの要素の各相対運動を再開するのに、より強い力を必要とする虞がある(スティック・スリップ現象)。図17は、3つのグラフVN1B、VSB及びVSN1のみを示している。図17に示されたケースでは、運動VSB及びVSN1の極値1、2の間の「距離」5が、図16のものよりもかなり小さくなっている。その結果として、スペーサ10と第1の針11との間の相対速度VSN1が、図16のものよりも小さくなっている。更に、速度VSN1の極値の大きさMSN1が、要素10、11の針床14に対する相対速度VN1B及びVSBの、極値の大きさMN1B及びMSBよりも小さくなっている。図17に示された類の運動は、エネルギーの節約になることを証明している。
従って、隣接する2つの針の少なくとも一方の、針床に対する運動の極値の大きさMN1B及び/又はMN2Bが、スペーサ10のシステム・コンポーネント11、12の各々に対する相対運動の、極値の大きさMSN1よりも小さい場合は、本発明の全ての実施形態について有益である。
上述したように、図16及び図17は、スペーサ10とそれに隣接するシステム・コンポーネント11、12との、シフトされた運動を示しているため、針床14に対する、システム・コンポーネント11、12の運動VN1B、VN2Bの極値と、スペーサ10の運動VSBの極値とが、距離5を有している。この距離は、図13〜図15でのような遅延13だけではない。
初めの3つの図で示した運動のための力が、カムによって提供される場合、遅延13は、同じカムを通過する隣接する2つの要素での、単なる遅延(時間の差)である。
更に、編み機の機枠に対して移動しないが、突出部17を具備する要素10、11、12を搭載した回転する針床14にある、カム18によって、図16及び図17で示された運動のための力が提供される場合、距離5は、次のような方法で実現される。
スペーサ10の突出部17と、システム・コンポーネント11、12の突出部とは、異なるグループのカム18の通路35を通して駆動される。その結果、スペーサ10及びシステム・コンポーネント11、12は、異なるカム軌道を有する。「距離又は位相差」5は、スペーサ10とシステム・コンポーネント11、12との突出部17が通過して駆動される、異なる通路35(図13及び図15参照)の極点(extrema)37の(好ましくはx方向における)距離によってもたらされる。これに関連して、針床14のチャネル又は溝16の幅方向における距離5は、位相差5の大きさ又は長さを決定する。図16及び図17では、この距離が時間差としても示されている。
要素を駆動する上述した方法は、ループ形成工程のための力を提供する、実際に(really)1つの有利な方法である。カム18の異なる2つのグループは、システムによって提供される。一方のグループは、システム・コンポーネント11、12の突出部17に関連し、他方のグループは、少なくとも1つのスペーサ10の突出部17に関連する。
既に以前に説明したように、上述した異なる運動の詳細は、本発明の全ての実施形態により、有益に実行することができる。
図18及び図19は、既に上で記載した、所謂スティック・スリップ現象の役目(role)を更に明らかにする。双方の図は、夫々の速度が明らかに第2の方向xの純粋な調和関数ではない、現実的なシナリオにおける、時間に対する要素10、11、12の相対速度vについてのグラフを示している。図18は、第1の針11の針床14に対する相対速度VN1Bの、1つのグラフのみを示している。これに関連して、針11の運動の時期7、8は、針床14に対する相対加速度が無い。これらの区間は、特に重要である。この種の第1の区間7は、各々の針11の後退運動(retreating movement)の部分である。第2の区間8は、針の前進運動の始まりにおける停止を示している。区間7、8の双方において、針床14に対する加速度は存在しない。
図19は、第1の針11、スペーサ10及び第2の針12を備えた溝内(図1、図4及び図5を参照)で発生する、相対速度についての5つのグラフを示しており、このとき、上記の全ての要素は、図18に示した針11の速度VN1Bの基礎となるカム軌道と同じカム軌道となる、1つのカム軌道を通して駆動されている。図19は、針床に対する加速度が無い異なる区間7、8の間に、重複(overlap)があることを示している。その結果、第1の針とスペーサとの間、及び、第2の針とスペーサとの間の、相対速度VSN1及びVSN2が存在しない、2つの別の区間が生じる。これらの区間は、それらの直接的に隣接する要素10、11及び10、12の間に、スティック・スリップ現象を起こす虞がある。この現象を回避することができ、それによってエネルギーの節約を助ける、いくつかの代替的な運動が存在する。
スペーサ10の運動は、針11、12により行われる運動と異なっていてもよい。「異なる」は、既に前に説明したように、針11、12とスペーサとの運動の極値の間に、ズレが存在してもよいことを意味する。しかしながら、別の可能性も存在し、スペーサは、別の運動を行ってもよく、換言すれば、他の2つの要素11、12に対して静止しない運動を行ってもよい。このため、スペーサは、それに隣接するシステム・コンポーネント11、12のカム軌道と、異なる経路に形成されたカム軌道に従ってもよい。他の可能性は、針床14に対するスペーサの相対加速度の開始を、隣接するシステム・コンポーネント11、12よりも早い時間にする(或いは、それらとは第2の方向xに異なるポイントにする)ことである。スペーサの加速度のより早い開始は、これに関連して、全ての実施形態について有利である。
要約すると、これに関連する最も有利な計測は、時期60で行われている。それらの時期では、1つのグループの隣接する2つのシステム・コンポーネント11、12に、相対加速度が存在しない。それらの時期の少なくとも1つにおいて、スペーサ10は、システム・コンポーネント11、12に対する相対加速度を有している。図20は、図19に基づくものであり、この計測の一例を提供している。
図20に示された初めの時期60(左側のもの)において、スペーサ10は、それに隣接する2つのシステム・コンポーネント11、12の運動とは、かなり異なった運動(ポインタ61参照)を実行している。スペーサ10はループ形成工程に携わらないため、この運動が可能である。更に、スペーサの伸び(extension)は、システム・コンポーネント11、12の伸びよりも、y方向でかなり短くなっている。システム・コンポーネントの、それらの突出部が位置している長手延在方向の一部分に、スペーサが存在していると有利である。更に、スペーサ10の長さが、システム・コンポーネント11、12の長さの、少なくとも90%、80%、70%又は60%であると有利である。上述した種類の計測は、本発明のあらゆる実施形態に関して有利である。
図13〜図20は、要素の長手方向位置yや、長手方向yにおける要素の速度が、時間tの関数として示された図を含んでいる。要素の長手方向位置yや、長手方向yにおける要素の速度が、方向xにおける要素の各位置の関数として示されている場合、それらの図のグラフは、正確に或いは略同じ形を有している。本明細書は、とりわけ丸編み機について適合する。
1:最高点/極値、2:最低点/極値、3、4:運動YSB、YN1B、YN2Bが同じ方向ではない時期、5:少なくとも1つのスペーサがその最低点及び最高点に達する位置と、システム・コンポーネントがそれらの最低点及び最高点に達する位置との間(双方の位置は固定される機枠と関連する)の、時間の距離や期間を示す矢印、6:要素10〜12間の相対速度が低い時期、7:針床に対する相対速度が無い1つ目の区間、8:針床に対する相対速度が無い2つ目の区間、10:スペーサ/要素、11:第1の針/要素/システム・コンポーネント、12:第2の針/要素/システム・コンポーネント、13:第1の針とスペーサとの間の遅延時間を示す矢印、14:針床、15:針床の2つの溝の範囲を定める固定壁、16:要素のガイド用の溝/チャネル、17:要素の突出部、18:カム、19:ループ形成ゾーン、20:フック、21:針11及び12間の距離、22:スペーサの移動を制限する保持機器、23:糸/織り糸、24:ラッチ、25:シンカー、26:ソウ・スロット、27:ラッチの回動軸、28:針床の歯/スロット、31:移動制限凹部、32:移動制限凸部、33:ループの伸びを示す波括弧、34:図8の右側に示されたスペーサ10の右側面、35:突出部17用のカム18内の通路、37:(y方向における)通路35の極点、39:システム・コンポーネントの軸部、52:2つの隣接するシステム・コンポーネントのフック20の中央間の距離/ピッチ、53:対称線、55:溝の底部、60:2つの隣接するシステム・コンポーネント間の相対加速度が無い時期、61:スペーサがシステム・コンポーネントと異なる運動をする時期を示すポインタ、YSB:針床に対するスペーサの長手方向位置y、YN1B:針床に対する第1の針の長手方向位置y、YN2B:針床に対する第2の針の長手方向位置y、VSB:針床に対するスペーサの長手方向速度v、VN1B:針床に対する第1の針の長手方向速度v、VN2B:針床に対する第2の針の長手方向速度v、VSN1:第1の針に対するスペーサの長手方向速度v、VSN2:第2の針に対するスペーサの長手方向速度v、P:周期、t:時間、x:要素の軸部/溝の幅の方向、y:要素の軸部/溝の長さの方向、z:要素の軸部/溝の高さの方向、v:速度、MSB:針床に対するスペーサの長手方向速度vの極値の大きさ、MN1B:針床に対する第1の針の長手方向速度vの極値の大きさ、MSN1:第1の針に対するスペーサの長手方向速度vの極値の大きさ

Claims (18)

  1. ループ形成方法であって、
    複数のシステム・コンポーネント(11、12)を針床(14)に対して移動させ、前記システム・コンポーネント(11、12)を、ループ形成のために編み糸(23)と接触させることと、
    少なくとも1つのスペーサ(10)を、前記複数のシステム・コンポーネント(11、12)のうちの、少なくとも2つの隣接するシステム・コンポーネント(11、12)の間に配置して、該2つの隣接するシステム・コンポーネント(11、12)の間の距離(21)を定めると共に、前記スペーサ(10)を前記2つの隣接するシステム・コンポーネント(11、12)に機械的に接触させることと、
    前記スペーサ(10)を編み糸から離して配置し、編み糸と接触しないようにすることと、
    前記スペーサ(10)を前記針床(14)に対して移動させることと、を含み、
    前記スペーサ(10)を、少なくともループ形成工程中の一時期に、前記2つの隣接するシステム・コンポーネント(11、12)の双方に対しても移動させることを特徴とするループ形成方法。
  2. 前記スペーサ(10)を、
    前記針床(14)に対して第1の相対速度(VSB)により、
    前記2つのシステム・コンポーネント(11)のうちの1つ目に対して第2の相対速度(VSN1)により、
    及び、前記2つのシステム・コンポーネント(12)のうちの2つ目に対して第3の相対速度(VSN2)により、
    ループ形成工程の間に少なくとも一時的に移動させることを特徴とする請求項1記載のループ形成方法。
  3. 前記スペーサ(10)及び前記少なくとも2つの隣接するシステム・コンポーネント(11、12)を、前記針床(14)に対して周期的に運動させ、このとき、それらの要素(10、11、12)の各々が、それらの軸部の長手方向(y)において最低点(1)及び最高点(2)に達し、
    前記針床(14)に対する前記運動に、同じ持続期間(P)を持たせ、
    該持続期間(P)の少なくとも85%、より好ましくは90%にわたって、前記第1の相対速度(VSB)を、前記第2の相対速度(VSN1)及び/又は前記第3の相対速度(VSN2)に対して、より大きく或いは等しくさせることを特徴とする請求項2記載のループ形成方法。
  4. 前記針床(14)に対して移動する少なくとも1つのカム(18)により、前記スペーサ(10)へ該スペーサ(10)の移動のための力を提供することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載のループ形成方法。
  5. 前記スペーサ(10)及び前記少なくとも2つの隣接するシステム・コンポーネント(11、12)に、前記針床(14)に対する同じ相対運動を実行させ、このとき、それらの要素(10、11、12)の各々が、特定の遅延(13)を有してそれらの運動を実行することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載のループ形成方法。
  6. 前記スペーサ(10)及び前記少なくとも2つの隣接するシステム・コンポーネント(11、12)に、それらの相対運動のための力を、少なくとも1つの同じカム(18)から連続的に受けさせることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項記載のループ形成方法。
  7. 前記スペーサ(10)に、該スペーサ(10)の相対運動のための力を、前記2つの隣接するシステム・コンポーネント(11、12)に対してそれらの相対運動のための力を提供しない、少なくとも1つのカム(18)から受けさせることを特徴とする請求項5記載のループ形成方法。
  8. 前記スペーサ及び前記少なくとも2つの隣接するシステム・コンポーネントに、それらの軸部の長手方向(y)において最低点(1)及び最高点(2)を有する運動を実行させ、
    ループ形成工程の間に、前記針床(14)をカム・ホルダに対して移動させ、
    前記スペーサ(10)を、前記針床(14)の運動方向(φ)における、編み機の枠に対する、前記2つの隣接するシステム・コンポーネント(11、12)とは別の位置で、最低点(1)及び最高点(2)の少なくとも1つに到達させることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項記載のループ形成方法。
  9. 前記スペーサ(10)に、該スペーサ(10)の相対運動のための力を、前記2つの隣接するシステム・コンポーネント(11、12)のうちの、少なくとも一方から受けさせることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載のループ形成方法。
  10. 前記2つの隣接するシステム・コンポーネント(11、12)に、該システム・コンポーネント(11、12)が互いに対して加速度を有さない時期(60)を含む、前記針床(14)に対する運動を実行させ、
    前記2つのシステム・コンポーネントの間に配置された、前記少なくとも1つのスペーサ(10)を、少なくとも1つの前記時期(60)の間に、前記2つの隣接するシステム・コンポーネント(11、12)に対して少なくとも一時的に加速させることを特徴とする請求項1から9のいずれか1項記載のループ形成方法。
  11. ループ形成工程に携わるループ形成手段(20)の運動を、前記少なくとも1つのスペーサ(10)によって、直接的にも或いは他の部材を介して間接的にも制御しないことを特徴とする請求項1から10のいずれか1項記載のループ形成方法。
  12. ループ形成装置であって、
    針床(14)と、
    ループ形成手段を備え、少なくともループ形成工程中の一時期にループ形成に携わり、前記針床(14)内に移動可能に配置される複数のシステム・コンポーネント(11、12)と、
    前記複数のシステム・コンポーネントのうちの、少なくとも2つの隣接するシステム・コンポーネント(11、12)の間に配置され、該2つの隣接するシステム・コンポーネント(11、12)の間の距離を定めると共に、前記2つの隣接するシステム・コンポーネント(11、12)に機械的に接触する、少なくとも1つのスペーサ(10)と、を含み、
    前記スペーサ(10)は、ループ形成手段(20、24)を有さず、前記針床(14)内に移動可能に配置され、
    前記スペーサ(10)は、前記2つの隣接するシステム・コンポーネント(11、12)の双方に対しても移動可能に配置されることを特徴とするループ形成装置。
  13. システム・コンポーネント(11、12)の数が2つより多く、スペーサ(10)の数が1つより多いことを特徴とする請求項12記載のループ形成装置。
  14. スペーサ(10)及びシステム・コンポーネント(11、12)を収容するための、少なくとも2つの溝(16)を含み、
    該2つの溝(16)は、該溝(16)の幅方向における大きさが、前記スペーサ(10)の軸部と同じである壁(15)によって、範囲が定められていることを特徴とする請求項12又は13記載のループ形成装置。
  15. 溝(16)の長さ方向(y)における、少なくとも1つのスペーサ(10)の運動を制限するための、少なくとも1つの手段(31、32)を含むことを特徴とする請求項12から14のいずれか1項記載のループ形成装置。
  16. 各針床(14)のピッチ(52)の0.8倍、0.9倍、1倍、1.2倍、1.3倍、2倍又は3倍と等しいかそれより大きい幅を有すると共に、前記システム・コンポーネント(11、12)の長さの150%、120%、95%、90%、85%、80%、70%又は60%よりも好ましくは大きい長さを有する、少なくとも1つの溝(16)を含むことを特徴とする請求項12から15のいずれか1項記載のループ形成装置。
  17. 前記少なくとも1つのスペーサ(10)は、システム・コンポーネント(11、12)をガイドするための、又はシステム・コンポーネント(11、12)との機械的な接触を確立するための手段、或いは、システム・コンポーネントを制御する更なる部材を、有していないことを特徴とする請求項12から16のいずれか1項記載のループ形成装置。
  18. 前記少なくとも1つのスペーサ(10)は、システム・コンポーネント(11、12)をガイドするための、又はシステム・コンポーネント(11、12)との機械的な接触を確立するための、凹部、凸部、突起、又はその類のもの、或いは、システム・コンポーネント(11、12)を制御する更なる部材を、有していないことを特徴とする請求項17記載のループ形成装置。
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