JP6905289B1 - 衝撃吸収柵 - Google Patents

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Abstract

【課題】資材コストの削減および衝撃吸収柵の組立作業の簡略化を図りつつ、横ロープの余長部が衝撃吸収柵の外側へ向けて飛び出さすことを防止する。【解決手段】複数の支柱10と、複数の支柱10間に張り巡らした横ロープ20と、横ロープ20の一端部と支柱10の間に介装した緩衝装置30Aを具備する衝撃吸収柵であって、横ロープ20はその一端部に固定端部21を形成し、その他端部に余長部22を形成し、隣り合う支柱10の何れか一方に横ロープ20の固定端部21を摺動不能に固定し、隣り合う支柱10の何れか他方に余長部22を形成した横ロープ20の他端部を、緩衝装置30Aを介して摺動可能に取り付けて張設した。【選択図】図1

Description

本発明は落石、崩落土砂、雪崩等の落下物を捕捉する衝撃吸収柵に関し、特に防護ネットが摩擦摺動式の緩衝装置を具備する衝撃吸収柵に関する。
防護ネットを構成する複数の横ロープの両端部に設けた緩衝装置の衝撃吸収作用により衝撃を減衰しながら落下物を捕捉する衝撃吸収柵は周知である(特許文献1,2)。
図12(A)を参照して説明すると、従来の衝撃吸収柵は、隣り合う支柱80の間に複数の横ロープ82を多段的に張設している。
各横ロープ82の両端部は摩擦摺動式の緩衝装置81a,81bを介装して各支柱80に取り付けてある。
さらに複数の横ロープ82の片側面には金網等のネット材83を重合配置している。
この衝撃吸収柵は、横ロープ82の両端部近くを緩衝装置81a,81bで把持していて、横ロープ82の両端部を各緩衝装置81a,81bから外方へ延出しておく。
各緩衝装置81a,81bから外方へ延出した長さ分が余長部82aとなる。
受撃して横ロープ82の張力が所定値を超えたときに横ロープ82がスリップして衝撃エネルギーを吸収することから、スリップ長Lに応じて余長部82aの全長が設定してある。
特開2002−180422号公報 特開2020−117930号公報
従来の衝撃吸収柵は以下の問題点を有している。
<1>従来の衝撃吸収柵は、所定の衝撃吸収性能を発揮するため、1本の横ロープ82に対してその左右両側に2つの緩衝装置81a,81bを設置し、さらに横ロープ82の左右両側に二つの余長部82aを形成する必要がある。
そのため、横ロープ82の横架本数が増えると、緩衝装置81a,81bの使用数が増加するだけでなく、二つの余長部82aを含んで横ロープ82の使用長が長くなる。
緩衝装置81a,81bの使用数が増えるとともに、横ロープ82の全長が長くなることが、衝撃吸収柵の資材コストの上昇要因となるだけでなく、組立工数の増加要因となっている。
<2>図12(B)を参照して説明する。実際の現場では、落下物85が衝突して横ロープ82の張力が所定値を超えると、左右の何れか一方の緩衝装置81aのみが機能して、何れか他方の緩衝装置81bは機能しない。
このように、従来は横ロープ82の両端部に設けた2つの緩衝装置81a,81bが同時に緩衝機能を発揮することがなく、衝撃エネルギーの吸収効率に改善の余地がある。
本発明は以上の問題点を解決するために成されたもので、その目的とするところは、つぎの少なくとも一つの衝撃吸収柵を提供することにある。
<1>資材コストの削減および衝撃吸収柵の組立作業の簡略化を図ること。
<2>横ロープの余長部が衝撃吸収柵の外側へ向けて飛び出さすことを防止して、衝撃吸収柵の景観性および安全性を改善できるこ。
<3>横ロープの張設作業を簡単に行えること。
本発明は、所定の間隔を隔てて立設した複数の支柱と、複数の支柱間に張り巡らした防護ネットとを具備し、前記防護ネットは隣り合う支柱の間に張設した単数または複数の横ロープと、該横ロープの一端部と支柱の間に介装した緩衝装置を具備する衝撃吸収柵であって、前記横ロープはその一端部に固定端部を形成し、その他端部に余長部を形成し、隣り合う支柱の何れか一方に前記横ロープの固定端部を摺動不能に固定し、隣り合う支柱の何れか他方に前記横ロープの余長部を形成した横ロープの他端部を、緩衝装置を介して摺動可能に取り付けて張設し、前記横ロープの張力が緩衝装置による余長部の把持力を越えると余長部と緩衝装置の間にスリップが生じる。
本発明の他の形態において、前記緩衝装置の設置位置と横ロープの固定位置を隣り合う支柱の間で交互に逆にして複数の横ロープを張設する。
本発明の他の形態において、前記緩衝装置の設置位置と横ロープの固定位置を隣り合う各支柱に対して同一に揃えて複数の横ロープを張設する。
本発明の他の形態において、前記緩衝装置が径差を有する挿通孔と把持孔を有し、前記挿通孔および把持孔に横ロープの余長部を挿通可能な単数または複数の緩衝具と、湾曲したガイド面を有し、前記横ロープの余長部を反転させて係留する反転ガイド体とを具備し、反転ガイド体に巻き掛けて反転させた横ロープの余長部を衝撃吸収柵の内側へ向けて配索する。
本発明の他の形態において、前記緩衝装置が緩衝具と反転ガイド体との間に位置して、前記緩衝具と反転ガイド体との間隔を一定に保つ反転スペーサを具備し、前記反転スペーサの一方の側面に緩衝具が位置するように構成してもよい。
本発明の他の形態において、前記緩衝装置の反転ガイド体に巻き掛けて反転させた横ロープの余長部を緩衝具の把持孔で把持させるように構成する。
本発明の他の形態において、前記緩衝装置の反転ガイド体に巻き掛けて反転させた横ロープの余長部を把持する緩衝具の把持孔の孔径が挿通孔より小さい寸法関係にある。
本発明の他の形態において、前記緩衝装置の緩衝具の把持孔の孔径が横ロープのロープ径より小さい寸法関係にある。
本発明の他の形態において、前記緩衝装置の緩衝具の挿通孔の孔径が横ロープのロープ径と略同径の寸法関係にある。
本発明の他の形態において、前記緩衝装置の緩衝具は同一構造を呈する一対の挟持板と、一対の挟持板の間を均一に締め付ける締付手段とを有し、一対の挟持板の対向面に前記挿通孔と把持孔を画成するための断面半円形を呈する二つの収容溝を有する。
本発明は少なくともつぎのひとつの効果を奏する。
<1>横ロープの一端部を一方の支柱に摺動不能に固定し、余長部を片側のみに形成した横ロープの他端部を、緩衝装置を介して他方の支柱に摺動可能に張設するすることで、安定した緩衝性能を確保しながら、緩衝装置の使用数の削減と横ロープの使用長を削減することができる。
したがって、従来と比べて、資材コストの削減および衝撃吸収柵の組立作業の簡略化を図ることができる。
<2>緩衝装置の設置位置と横ロープの固定位置を隣り合う支柱の間で交互に逆にして複数の横ロープを張設すると、受撃時において上下に位置する各横ロープの延伸方向が異なるので、複数の横ロープの片面に重合して付設した金網等のネット材が特定方向に引き摺られて損傷するのを回避できる。
<3>緩衝装置の設置位置と横ロープの固定位置を隣り合う各支柱に対して同一に揃えて複数の横ロープを張設すると、特定の支柱に対して同一の横ロープの取付作業(横ロープの固定作業と緩衝装置を介した横ロープの取付作業)を行える。
したがって、取付用工具や機材等の移動を行わずに、各支柱に対する同種の取付作業を一括して効率よく行うことができる。
<4>従来の衝撃吸収柵では、横ロープの余長部が衝撃吸収柵の外側にはみ出したまま放置されていた。
これに対して、緩衝具と反転ガイド体とを具備する緩衝装置を使用すると、反転ガイド体に巻き掛けて反転させた横ロープの余長部を衝撃吸収柵の内側へ向けて配索できるので、余長部が柵外に飛び出さないで済む。
したがって、衝撃吸収柵の景観性がよくなるだけでなく、登山者等の通行の邪魔にならず衝撃吸収柵の安全性が高くなる。
<5>横ロープの余長部を衝撃吸収柵の内側へ向けて配索できるので、緩衝装置から離隔した横ロープと、衝撃吸収柵の内側へ配索した余長部との間に巻取機を掛け渡し、支柱および横ロープに反力を得て余長部を簡易に牽引して張設することができる。
本発明の実施例1に係る衝撃吸収柵のモデル図 緩衝装置の説明図で、(A)はクリップ式の緩衝具の説明図、(B)は楔体式の緩衝具の説明図 衝撃吸収柵における衝撃吸収作用の説明図で、(A)は受撃前の衝撃吸収柵のモデル図、(B)は受撃時の衝撃吸収柵のモデル図 横ロープの配索例を説明するための衝撃吸収柵のモデル図 一部を省略した本発明の実施例2に係る衝撃吸収柵の斜視図 緩衝装置の中央縦断面図 緩衝装置の分解組立図 緩衝装置の説明図で、(A)は緩衝装置の中央縦断面図、(B)は(A)のB−Bの断面図、(C)はロープ径の説明図 緩衝装置を用いた横ロープの緊張作業の説明図で、(A)は緩衝装置の支柱への係留作業の説明図、(B)は横ロープの余長部の緊張作業の説明図 横ロープの配索例を説明するための衝撃吸収柵のモデル図で、(A)は上下の横ロープの配索を変え衝撃吸収柵のモデル図、(B)は上下の横ロープの配索を同一に揃えた衝撃吸収柵のモデル図 複数の緩衝具を具備する他の緩衝装置の説明図 従来の衝撃吸収柵のモデル図で、(A)は緩衝装置の正面図、(B)は受撃時の衝撃吸収柵のモデル図
以下に図面を参照しながら本発明について説明する。
<1>衝撃吸収柵の概要
図1〜4を参照して実施例1に係る衝撃吸収柵について説明する。
図1を参照して説明すると、本発明が前提とする衝撃吸収柵は、所定の間隔を隔てて立設した複数の支柱10と、複数の支柱10間に張り巡らした防護ネットとを具備する。
以降に衝撃吸収柵について詳述する。
<2>支柱
支柱10は端末支柱または中間支柱であり、公知の形鋼や鋼管等の鋼材、コンクリート柱、鋼管とコンクリートを複合した充填鋼管等の何れか一種を適用できる。
支柱10の立設形態は傾倒可能に立設してもよいし、支柱10の下部をコンクリート基礎や現地地盤等に埋設して傾倒不能に立設してもよい。
傾倒式の支柱10は全方向に向けた傾倒を許容する立設構造の他に、斜面の傾斜方向に沿った傾倒を許容するヒンジ構造でもよい。
<3>防護ネット
防護ネットは隣り合う支柱10の間に張設した単数または複数の横ロープ20と、複数の横ロープ30の片面に重合させて付設した金網等のネット材25と、横ロープ20の一端部と支柱10の間に設置した緩衝装置30Aとを少なくとも具備する。
支柱10が端末支柱の場合は支柱10の左右の何れか片側に緩衝装置30Aを設け、支柱10が中間支柱の場合は支柱10の左右両側に緩衝装置30Aをそれぞれ設ける。
<3.1>横ロープの架設構造
横ロープ20はワイヤロープであり、その一端部に固定端部21を有し、その他端部に余長部22を有する。
本発明では、横ロープ20の一端部を一方の支柱10に摺動不能に固定し、余長部22を形成した横ロープ20の他端部を、緩衝装置30Aを介して支柱10に摺動可能に取り付ける。
横ロープ20の固定端部21の固定手段は、支柱10の側面に突設したブラケット等に連結してもよいし、支柱10の周面に巻き付けて固定してもよい。
<3.2>横ロープのロープ長
横ロープ20は隣り合う支柱10に多段的に横架するワイヤロープである。
横ロープ20の一端部を支柱10に固定するので、横ロープ20の1本の全長は、隣り合う支柱10の間の横架長に片側のみの余長部22の長さを加えたロープ長でよい。
すなわち、本発明では従来のように横ロープ20の両端部に余長部22を形成しないので、従来と比べて使用する全ての本数を合計した横ロープの全長を大幅に削減できる。
<4>緩衝装置
第1緩衝装置である緩衝装置30Aは横ロープ20に作用した張力が一定以上に達したときに、横ロープ20をスリップさせて張力を減衰する摩擦摺動式のブレーキ装置である。
<4.1>横ロープに対する緩衝装置の設置数
1本の横ロープ20に対して一端部のみに緩衝装置30Aを設置する。
本発明では、横ロープ20の両端部に緩衝装置30Aを設置した従来の衝撃吸収柵と比べて緩衝装置30Aの使用数を半減できるので、資材コストの大幅削減が可能なだけでなく、緩衝装置30Aの組付け作業も半減できる。
<4.2>緩衝装置の例示
本例では公知の摩擦摺動式の緩衝装置30Aを使用する形態について説明する。
図2(A)に例示した緩衝装置30Aは、横ロープ20を把持する緩衝具31と、緩衝具31を支える押圧板32と、支圧板32を支柱10の側面に連結するUボルト等の連結材33との組み合わせからなる。
緩衝具31は図示した公知のワイヤクリップの他に、ロープを挟持可能な2枚の挟持板と挟持板間を締付可能なボルトを組合せたものでもよい。
図2(B)に例示した緩衝装置30Aは、楔体で横ロープ20を把持する緩衝具34と、緩衝具34を支柱10の側面に連結する連結材33との組み合わせからなる。
緩衝具34は横ロープ20を挿通可能なテーパ孔を有するブロック体34aと、ロック体34aのテーパ孔に内挿可能な円錐体を分割してなる楔体34bとを具備し、テーパ孔内の楔体34bに横ロープ20を挿し込み、楔体34bの締付力によって横ロープ20を把持可能になっている。
緩衝装置30Aは図2に例示した形態に限定されず、公知の摩擦摺動式の緩衝装置を適用できる。
<5>受撃時における緩衝作用
図3を参照して衝撃吸収柵の緩衝作用について説明する。
<5.1>受撃前
図3(A)は受撃前の衝撃吸収柵を示していて、本例では防護ネットを構成する横ロープ20の一端の固定端部21を右方の支柱10に直接固定し、横ロープ20の他端部近くを緩衝装置30Aに把持させて左方の支柱10に連結している。
<5.2>受撃時
図3(B)は受撃時の衝撃吸収柵を示している。
落石等の衝撃Wが作用して横ロープ20の張力が増すと、横ロープ20の張力は、横ロープ20を把持する緩衝装置30Aの把持部へ伝わる。
横ロープ20の張力が緩衝装置30Aによる把持部の把持力より小さいときは、横ロープ20にスリップが生じない。
横ロープ20の張力が緩衝装置30Aによる把持力を越えると、スリップが生じて支柱10間に横架した横ロープ20の横架長が長く変化することに伴い、余長部22の全長が短く変化する。
横ロープ20がスリップする際の摺動抵抗により横ロープ20の張力が減衰される。
このように本発明では、横ロープ20に生じた張力が必ず緩衝装置30Aに伝わり、緩衝装置30Aが確実に緩衝作用を発揮するので、従来のような緩衝装置が機能しないといった問題を解消できる。
<6>横ロープの架設形態
隣り合う支柱10の間に複数の横ロープ20を多段的に架設するには、つぎの二つの架設形態を例示できる。
<6.1>横ロープの配置方向を交互に逆にして架設する形態
図1は隣り合う各支柱10に対する緩衝装置30Aの設置位置と横ロープ20の固定位置を交互に逆にして架設する形態を示している。
すなわち、特定の支柱10に対して、高さ方向に沿って緩衝装置30Aと固定端部21を取り付ける架設形態である。
緩衝装置30Aの設置位置と横ロープ20の固定位置を交互に入れ替えるのは、図示した横ロープ20の1本おきに限定されず、複数本おきに入れ替えるようにしてもよい。
本例の架設形態にあっては、受撃時において横ロープ20がスリップして延伸するが、上下に位置する各横ロープ20の延伸方向が異なるので、複数の横ロープ20の片面に重合して付設した金網等のネット材25が特定方向に引き摺られて損傷するのを回避できる、といった利点がある。
<6.2>横ロープの配置方向を同一に揃えて架設する形態
図4は緩衝装置30Aの設置位置と横ロープ20の固定位置を同一の支柱10に揃えて架設する形態を示している。
すなわち、特定の支柱10に対して、高さ方向に沿って同種の複数の緩衝装置30Aのみ、または複数の固定端部21のみを取り付ける架設形態である。
本例では各横ロープ20の右端部を右方の支柱10に摺動不能に固定すると共に、各横ロープ20の左端部を、緩衝装置30Aを介して左方の支柱10に連結している。
本例の架設形態にあっては、特定の支柱10に対する横ロープ20の取付作業(横ロープ20の固定作業と緩衝装置30Aを介した横ロープ20の取付作業)が共通している。
そのため、取付用工具や機材等の移動を行わずに、各支柱10に対する同種の取付作業を一括して効率よく行うことができる。
<7>実施例1の効果
本実施例1はつぎの効果を奏する。
1)本実施例では、横ロープ20の一端部を一方の支柱10に摺動不能に固定し、余長部22を片側のみに形成した横ロープ20の他端部を、緩衝装置30Aを介して支柱10に摺動可能に張設するすることで、安定した緩衝性能を確保しながら、緩衝装置30Aの使用数の削減と横ロープ20の使用長を削減することができる。
2)横ロープ1本に対して、緩衝装置30Aの使用数を半減できるとだけでなく、余長部の形成も片側6bのみで済むので、衝撃吸収柵全体としての資材コストを大幅に削減できると共に、緩衝装置30Aの組付け工数が減って衝撃吸収柵の組立作業を簡略化できる。
図5〜11を参照して実施例2に係る衝撃吸収柵について説明する。
1.構成
<1>他の衝撃吸収柵
図5,6を参照して説明すると、本例では、横ロープ20の余長部22を折り返す反転機能と、横ロープ20の余長部22に一定以上の張力が作用したときにスリップさせて張力を減衰する減衰機能を併有した緩衝装置30Bを使用して、横ロープ20の余長部22を衝撃吸収柵の内側に向けて配索した衝撃吸収柵について説明する。
本実施例においても先の実施例1と同様に、横ロープ20の一端部を一方の支柱10に摺動不能に固定し、余長部22を形成した横ロープ20の他端部を、緩衝装置30Bを介して支柱10に摺動可能に張設する。
<2>緩衝装置
図6,7を参照して説明すると、第2緩衝装置である緩衝装置30Bは摩擦摺動式の単数または複数の緩衝具40と、横ロープ20の余長部22を係留して反転させる反転ガイド体50と、緩衝具40と反転ガイド体50との間隔を一定に保つ反転スペーサ60とを具備する。
本例では反転ガイド体50と反転スペーサ60を別体で構成する形態について説明するが、これらの部材を一体に形成してもよい。
なお、反転スペーサ60は必須ではなく省略する場合もある。
例えば反転ガイド体50を半円形に形成し、反転ガイド体50の一側を緩衝具40の側面に当接させて反転スペーサ60を省略してもよい。
<2.1>緩衝具
図7,8を参照して説明する。緩衝具40は同一構造を呈する一対の挟持板41,41と、一対の挟持板41,41の間を均一に締め付ける締付手段とを有する。
一対の挟持板41,41の対向面には間隔を隔てて断面半円形を呈する第1収容溝42aと第2収容溝43aを有し、一対の挟持板41,41の対向面を接面することで、一対の第1収容溝42aが向き合って断面円形の挿通孔42を形成し、一対の第2収容溝43aが向き合うことで断面円形の把持孔43を形成する。
挿通孔42と把持孔43は全長に亘って均一径でもよいが、両孔42,43の両端部にラッパ状に拡径した拡径部42b,43bを形成すると、横ロープ20の配索作業や横ロープ20の余長部22のスリップを円滑に行うことができる。
<2.1.1>挿通孔と把持孔の孔径の寸法関係について
図8を参照して説明する。挿通孔42と把持孔43の孔径は同一ではなく、径差を有する。
両孔42,43の孔径に差を設けたのは、横ロープ20に作用する張力を利用して緩衝具40を支柱10(または反転スペーサ60)の接近方向へ付勢し得るように、緩衝具40の移動方向をコントロールするためである。
具体的には、把持孔43の孔径dが、挿通孔42の孔径dに対して相対的に小さい寸法関係にある。
より具体的には、挿通孔42の孔径dは把持孔43の孔径dより大径で、かつ横ロープ20のロープ径dと等しいか、或いは大きい寸法関係にある。
把持孔43の孔径dは、挿通孔42の孔径dはおよびロープ径dより小さい寸法関係にある。
すなわち、各部材の寸法関係はつぎのとおりである。
把持孔43の孔径d<挿通孔42の孔径d=横ロープ20のロープ径d
例えば、ロープ径dが18mmの横ロープ20を使用する場合、挿通孔42の孔径dは18mmであり、把持孔43の孔径dは16mmとする。
また必要に応じて、把持孔43の孔径dより大径の関係を有したまま、挿通孔42の孔径dを、ロープ径dより僅かに小さい寸法関係にする場合もある(把持孔43の孔径d<挿通孔42の孔径d<横ロープ20のロープ径d)。
本例では、横ロープ20を挿通孔42でガイドし、折り返した余長部22を最小径の把持孔43でスリップ可能に把持し、余長部22に作用する張力が、把持孔43の把持力を超えたときに余長部22がスリップを開始するように構成した。
緩衝具40の挿通孔42と把持孔43に径差を設け、折り返した余長部22を最小径の把持孔43で把持するように構成したのは、横ロープ20に作用する張力を安定して減衰するためである。
<2.1.2>締付手段
締付手段としては、例えば複数の締付ボルト44とナット45の組合せや万力型の締付具等を使用できる。
締付手段は一対の挟持板41,41の間を均等な力で締め付けできるものであればよい。
締付手段として複数の締付ボルト44を使用する場合は、挿通孔42と把持孔43に干渉しない位置にボルト孔を開設する。
<2.1.3>緩衝具の設置数
本例では反転ガイド体50の側面に単数の緩衝具40を配置する形態について説明するが、反転ガイド体50の側面に同一構造の緩衝具40を複数配置してもよい。
隣り合う複数の緩衝具40の側面は荷重を伝達可能に接面している。
本例のように緩衝装置30Bが複数の
緩衝具40の設置数に比例して余長部22の把持面積が増えるので、横ロープ20のスリップ張力(摺動抵抗)に応じて緩衝具40の設置数を適宜選択することができる。
<2.2>反転スペーサ
図6,7を参照して説明する。反転スペーサ60は緩衝具40と反転ガイド体50との間隔を一定に保持する間隔保持材である。
反転スペーサ60はその左右一側が緩衝具40の側面に当接可能であり、左右他側が反転ガイド体50と当接可能である。
本例では略台形を呈する2枚の支圧板61と、2枚の支圧板61の間に介装した補強材62と、2枚の支圧板61を一体に固定する取付ボルト63とを具備する形態について説明する。
反転スペーサ60は、緩衝具40から延出した横ロープ20の余長部22の折り返しを阻害せずに、反転ガイド体50と緩衝具40との離間距離を一定に保持できれば如何なる構造でもよい。
<2.3>反転ガイド体
図6,7を参照して説明する。反転ガイド体50は緩衝具40から延出した横ロープ20の余長部22を折り返すための円弧状に湾曲したガイド面51を有する。
本例では反転ガイド体50をシーブ状のリング体で構成する形態について説明するが、反転ガイド体50はリング体に限定されず、余長部22を折り返すための円弧状に湾曲したガイド面51を有する構造体であればよい。
反転ガイド体50をリング体で構成する場合、リング体は反転スペーサ60に対して回転可能または回転不能の何れの形態でもよい。
反転ガイド体50はシャックル等の連結持具52を介して支柱10の係留フック11に係留する。
2.横ロープの緊張作業
図9を参照しながら横ロープ20の緊張作業について説明する。
<1>横ロープの緊張前
図9(A)は横ロープ20の緊張前の状態を示している。
横ロープ20の右方の固定端部は実施例1と同様に別途の支柱に固定している。
横ロープ20の余長部22の配索作業について詳述する。
緩衝装置40の反転ガイド体50は支柱10の内側側面(支柱10スパンの内側)に突設した係留フック11にシャックル等連結具52を介して係留している。
横ロープ20の左方の余長部22は、反転ガイド体50のガイド面51に巻き掛けて反転する。
横ロープ20の反転作業と並行して、反転ガイド体50の側方に反転スペーサ60を配置すると共に、反転スペーサ60の側方に緩衝具40を配置する。
横ロープ20を反転する際、緩衝具40を仮組状態にしておきで、緩衝具40に横ロープ20の横ロープ20と折り返した余長部22をそれぞれスライド可能に挿通しておく。
<2>横ロープの緊張作業
横ロープの余長部を柵外へ突出していた従来の衝撃吸収柵において、横ロープを張設するには、衝撃吸収柵の外側に別途の反力源(例えば反力杭やアンカー等)を設け、反力源と横ロープとの間にチェーンブロックやレバーホイスト等の巻取機を掛け渡して横ロープを緊張していた。
従来の横ロープの張設作業は、横ロープの緊張作業に先行して堅牢な反力源の設置工を必要として、反力源の設置に多くの時間と労力を要して作業性が悪い、といった問題を内包していた。
図9(B)は本例における横ロープ20の緊張作業を示している。
本例では、緩衝装置30Bを使用することで、緩衝具40から延出した余長部22を折り返して配索できる。
そのため、緩衝装置30Bから離隔した横ロープ20と、折り返して緩衝装置30Bから延出した余長部22との間にチェーンブロックやレバーホイスト等の巻取機70を掛け渡し、支柱10および横ロープ20に反力を得て余長部22を牽引することができる。
巻取機70が横ロープ20と余長部22に連結するには、例えば公知の着脱可能なロープ用グリップ71を使用して連結する。
横ロープ20を緊張した状態で余長部22が逆戻りしないように緩衝具40を本締めして、巻取機70を取り外す。
このように本例では、支柱10と横ロープ20に反力を得て、余長部22を牽引することで、隣り合う支柱10間に横ロープ20を弛みのない状態で張設できる。
したがって、従来の緊張方法のように、支柱10の外方に別途の反力源を設ける必要がなくなり、支柱10間に横ロープ20を簡易に張設できて、横ロープ20の張設作業性を改善できる。
<3>横ロープの余長部の配索形態
従来の衝撃吸収柵では、緩衝装置を貫挿して延出した横ロープの余長部が衝撃吸収柵の外側にはみ出したまま放置されていた。
そのため、柵本体の外方に多数本の横ロープの余長部がはみ出すことになって景観性を悪くしているだけでなく、登山者等の通行の邪魔になるといった問題を内包していた。
本例の衝撃吸収柵では、横ロープ20の余長部22を緩衝装置30Bで折り返して衝撃吸収柵の内側に向けて配索できるので、余長部22が衝撃吸収柵の外側に飛び出さないで済む。
したがって、衝撃吸収柵の景観性がよくなるだけでなく、登山者等の通行の邪魔にならず衝撃吸収柵の安全性が高くなる。
<4>横ロープの架設形態
図10を参照して複数の横ロープ20の架設形態について説明する。
図10(A)は隣り合う支柱10の間に複数の横ロープ20を多段的に架設するにあたり、緩衝装置30Bの設置位置と横ロープ20の固定位置を交互に逆にして架設する形態を示している。
図10(B)は隣り合う支柱10の間に複数の横ロープ20を多段的に架設するにあたり、緩衝装置30Bの設置位置と横ロープ20の固定位置を同一に揃えて架設する形態を示している。
横ロープ20の各架設形態における利点は既述したとおりである。
3.緩衝装置の緩衝作用
図6を参照しながら緩衝装置30Bの緩衝作用について説明する。
<1>受撃前
受撃前における緩衝装置30Bは、反転リング体50に巻き掛けた横ロープ20の余長部22が緩衝具40の両孔42,43を挿通し、最小径の把持孔43が余長部22の終端側を摺動不能に保持している。
横ロープ20に導入された張力は、緩衝装置30B、連結具52および係留フック11を通じて支柱10が支持する。
<2>受撃時
防護ネットに衝撃が作用すると、横ロープ20の張力が増す。
横ロープ20の張力は、余長部22を通じて緩衝装置30Bを構成する緩衝具40の把持孔43の把持部へ伝わる。
横ロープ20の張力が緩衝具40による余長部22の把持力より小さいときは、余長部22にスリップが生じない。
横ロープ20の張力が緩衝具40による余長部22の把持力を越えると、余長部22と把持孔43の間にスリップが生じ、余長部22が引き出されて横ロープ20の横架長が長くなる。
緩衝具40は余長部22を引き出すときの摺動抵抗により、横ロープ20の張力を減衰できる。
本例では、横ロープ20の余長部22を折り返し、折り返した余長部22の終端に近い側を把持孔43で把持するように構成したので、従来の緩衝装置と比べて余長部22のスリップ張力(摺動抵抗)の安定性が格段に向上する。
さらに余長部22の摺動方向が緩衝具40を支柱10(反転ガイド体50)へ向けて付勢する方向と一致するので、余長部22に摺動が生じても緩衝具40は横移動しない。
そのため、緩衝具40が防護ネットを構成する金網等のネット資材と干渉して防護ネットを損傷するのを防止できる。
<3>実施例2の効果
本実施例2にあってはつぎの効果を奏する。
1)従来の衝撃吸収柵では、緩衝装置を貫挿して延出した横ロープの余長部が衝撃吸収柵の外側にはみ出したまま放置されていた。
そのため、柵本体の外方に多数本の横ロープの余長部がはみ出すことになって景観性を悪くしているだけでなく、登山者等の通行の邪魔になるといった問題を内包していた。
本例では、横ロープ20の余長部22を緩衝装置30Bで折り返して衝撃吸収柵の内側に向けて配索できるので、余長部22が柵外に飛び出さないで済む。
したがって、衝撃吸収柵の景観性がよくなるだけでなく、登山者等の通行の邪魔にならず衝撃吸収柵の安全性が高くなる。
2)緩衝装置30Bは簡単な構造の緩衝具40、反転ガイド体50等を並べただけの構成であるので、緩衝装置30Bを低コストに製作できるだけでなく、現場における緩衝装置30Bの組付け作業も簡単に行える。
3)横ロープ20の余長部22を衝撃吸収柵の内側へ向けて配索できるので、緩衝装置30Bから離隔した横ロープ20と、衝撃吸収柵の内側へ配索した余長部22との間に巻取機70を掛け渡し、支柱10および横ロープ20に反力を得て余長部22を牽引することができる。
したがって、衝撃吸収柵の外側に別途の反力源(例えば反力杭やアンカー等)を設ける必要がなくなり、横ロープ20の緊張作業の簡略化と効率化を図ることができる。
4)横ロープ20のスリップ時に緩衝具40が反転スペーサ60に衝当して緩衝具40の横移動を防止できる。
そのため、緩衝具40の横移動に起因した防護ネットの損傷問題を解消できる。
5)図11に示すように、反転ガイド体50の側面に同一構造を呈する複数の緩衝装置30Bを配置してもよい。
緩衝具40の配置数を選択することで、緩衝装置30Bの緩衝性能を調整することができる。
10・・・・支柱
11・・・・係留フック
20・・・・横ロープ
21・・・・横ロープ本体
22・・・・横ロープの余長部
30A・・・緩衝装置(第1緩衝装置)
30B・・・緩衝装置(第2緩衝装置)
31・・・・緩衝具
32・・・・支圧板
33・・・・連結材
34・・・・緩衝具
40・・・・緩衝具
41・・・・挟持板
42a・・・第1収容溝
42b・・・拡径部
42・・・・挿通孔
43a・・・第2収容溝
43b・・・拡径部
43・・・・把持孔
44・・・・締付ボルト
45・・・・ナット
50・・・・反転ガイド体
51・・・・ガイド面
60・・・・反転スペーサ
61・・・・支圧板
62・・・・補強材
63・・・・取付ボルト

Claims (10)

  1. 所定の間隔を隔てて立設した複数の支柱と、複数の支柱間に張り巡らした防護ネットとを具備し、前記防護ネットは隣り合う支柱の間に張設した単数または複数の横ロープと、該横ロープの一端部と支柱の間に介装した緩衝装置を具備する衝撃吸収柵であって、
    前記横ロープはその一端部に固定端部を形成し、その他端部に余長部を形成し、
    隣り合う支柱の何れか一方に前記横ロープの固定端部を摺動不能に固定し、
    隣り合う支柱の何れか他方に前記横ロープの余長部を形成した横ロープの他端部を、摩擦摺動式の緩衝装置を介して摺動可能に取り付けて張設し、
    前記横ロープの張力が緩衝装置による余長部の把持力を越えると余長部と緩衝装置の間にスリップが生じることを特徴とする、
    衝撃吸収柵。
  2. 前記緩衝装置の設置位置と横ロープの固定位置を隣り合う支柱の間で交互に逆にして複数の横ロープを張設したことを特徴とする、請求項1に記載の衝撃吸収柵。
  3. 前記緩衝装置の設置位置と横ロープの固定位置を隣り合う各支柱に対して同一に揃えて複数の横ロープを張設したことを特徴とする、請求項1に記載の衝撃吸収柵。
  4. 前記緩衝装置が径差を有する挿通孔と把持孔を有し、前記挿通孔および把持孔に横ロープの余長部を挿通可能な単数または複数の緩衝具と、湾曲したガイド面を有し、前記横ロープの余長部を反転させて係留する反転ガイド体とを具備し、反転ガイド体に巻き掛けて反転させた横ロープの余長部を衝撃吸収柵の内側へ向けて配索したことを特徴とする、請求項1乃至3の何れか一項に記載の衝撃吸収柵。
  5. 前記緩衝装置が緩衝具と反転ガイド体との間に位置して、前記緩衝具と反転ガイド体との間隔を一定に保つ反転スペーサを具備し、前記反転スペーサの一方の側面に緩衝具が位置し、前記反転スペーサの他方の側面に反転ガイド体が位置することを特徴とする、請求項4に記載の衝撃吸収柵。
  6. 前記緩衝装置の反転ガイド体に巻き掛けて反転させた横ロープの余長部を緩衝具の把持孔で把持することを特徴とする、請求項4また5に記載の衝撃吸収柵。
  7. 前記緩衝装置の反転ガイド体に巻き掛けて反転させた横ロープの余長部を把持する緩衝具の把持孔の孔径が挿通孔より小さい寸法関係にあることを特徴とする、請求項4乃至6の何れか一項に記載の衝撃吸収柵。
  8. 前記緩衝装置の緩衝具の把持孔の孔径が横ロープのロープ径より小さい寸法関係にあることを特徴とする、請求項4乃至7の何れか一項に記載の衝撃吸収柵。
  9. 前記緩衝装置の緩衝具の挿通孔の孔径が横ロープのロープ径と略同径の寸法関係にあることを特徴とする、請求項乃至8の何れか一項に記載の衝撃吸収柵。
  10. 前記緩衝装置の緩衝具は同一構造を呈する一対の挟持板と、一対の挟持板の間を均一に締め付ける締付手段とを有し、一対の挟持板の対向面に前記挿通孔と把持孔を画成するための断面半円形を呈する二つの収容溝を有することを特徴とする、請求項4乃至9の何れか一項に記載の衝撃吸収柵。
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