JP2003105721A - 落石防護柵 - Google Patents

落石防護柵

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JP2003105721A
JP2003105721A JP2001303105A JP2001303105A JP2003105721A JP 2003105721 A JP2003105721 A JP 2003105721A JP 2001303105 A JP2001303105 A JP 2001303105A JP 2001303105 A JP2001303105 A JP 2001303105A JP 2003105721 A JP2003105721 A JP 2003105721A
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protection fence
rope
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rockfall protection
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Hiroshi Yoshida
吉田博
Toshio Kubota
窪田俊男
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YOSHIDA KOUZOU DESIGN KK
Yoshida Kozo Dezain YK
Civil KK
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Civil Kk
YOSHIDA KOUZOU DESIGN KK
Yoshida Kozo Dezain YK
Civil KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】設計のコンパクト化を図り、現地での施工性を
向上させた落石防護柵を提供すること目的とする。 【解決手段】ヒンジ22を介して回動自在に立設した支
柱2に複数の水平ロープ材4を架設し、水平ロープ材4
の全体に防護ネット3を取り付ける。支柱2上部と斜面
10山側との間に第1の緩衝具7を介在した控えロープ
6で接続する。水平ロープ材4の端部と支柱間に第2の
緩衝具8を介在する。防護ネット3は複数の線材を編成
してなり、該線材の隣接するもの同士を複数回より合わ
せて、より部31を形成する。水平ロープ材4と防護ネ
ット3とを複数のコイル部材9で連結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、岩盤崩落や落石等
が生じ易い危険地域に設置する落石防護柵に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、所定の間隔を隔てて斜面等に支柱
を立設し、その間に複数本のワイヤロープを上下方向に
一定の間隔で横方向に架設した落石防護柵や、金網等の
防護ネットを横方向に張り巡らした落石防護柵が知られ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記したよう
な従来の落石防護柵には、次のような問題があった。 <イ>支柱の塑性変形や、ワイヤーロープまたは防護ネ
ットの弾性伸びを利用して落石等の衝突物の衝撃を吸収
する方式である。このため、衝撃吸収率を高めるために
は、支柱に剛性の高い部材を使用するとともに大きなコ
ンクリート基礎を構築し、ワイヤロープまたは防護ネッ
トに引張耐力の大きなものを使用しなければならない。
従って、衝撃吸収率のアップを期待できる反面、部材の
コストアップや重量増加に伴う施工性の低下という問題
が生じる。 <ロ>衝撃エネルギーの減衰量を大きくする方法として
は、支柱間に横架するワイヤーロープの本数を増して一
本当たりの負荷を軽減したり、或いはワイヤーロープと
支柱との交差箇所に緩衝具を介在する方法、特殊治具や
特殊ネットを使用する方法等が考えられる。しかしなが
ら、これらの方法はいずれもコストが高くつく割りに減
衰効率が低い。 <ハ>金網等の防護ネットはひし形金網を使用してお
り、一般的に衝撃吸収効果が低い。しかも落石の都度、
変形した金網や支柱の交換を強いられ、維持管理に要す
る経済的負担が大きい。
【0004】
【発明の目的】本発明は、以上の点に鑑みてなされたも
ので、設計のコンパクト化を図った落石防護柵を提供す
ること目的とする。また、本発明は、現地での施工性を
向上させた落石防護柵を提供すること目的とする。ま
た、本発明は、トータルで施工コストを低減し、しかも
落石防護効果の向上が図れる落石防護柵を提供すること
目的とする。本発明は、上記目的のうち少なくとも一つ
を達成するようにしたものである。
【0005】
【問題点を解決するための手段】上記のような目的を達
成するために、本発明の落石防護柵は、所定間隔で立設
した複数の支柱に水平ロープ材と防護ネットを取り付け
てなる落石防護柵であって、下端をヒンジを介して傾倒
可能に立設した支柱と、前記支柱上部と斜面山側との間
を結ぶ控えロープと、前記控えロープに介在し、設定し
た把持力を超えた張力が控えロープに作用したとき、該
控えロープの摺動を許容する第1の緩衝具と、前記水平
ロープ材と防護ネットとを連結する緩衝機能を有する連
結具と、からなるものである。
【0006】また、本発明の落石防護柵は、前記水平ロ
ープ材の端部と前記支柱間に介在し、設定した把持力を
超えた張力が水平ロープ材に作用したとき、該水平ロー
プ材の摺動を許容する第2の緩衝具を設けたことを特徴
とするものである。
【0007】また、本発明の落石防護柵の防護ネット
は、複数の線材を編成してなり、隣接する線材同士を複
数回より合わせてより部を形成したことを特徴とするも
のである。
【0008】また、本発明の落石防護柵の連結具は、水
平ロープ材と防護ネットとを巻きつける複数のコイル部
材であることを特徴とするものである。
【0009】また、本発明の落石防護柵の支柱は、複数
本の鋼管を束ねて構成したことを特徴とするものであ
る。
【0010】
【発明の実施の形態1】以下、図面を参照しながら本発
明に係る一実施の形態について説明する。
【0011】<イ> 全体の構成 図1に本発明の落石防護柵1の全体構造を示し、図2に
一部を断面した落石防護柵1の側面図を示す。落石防護
柵1は、一定の間隔を隔てて立設した支柱2と、支柱2
上部と斜面山側との間を結ぶ控えロープ6と、各支柱2
間に架設した複数の水平ロープ材4と、この水平ロープ
材4に連結具9で連結された防護ネット3とにより構成
する。
【0012】<ロ> 支柱 支柱2は、H鋼やコンクリートを充填した鋼管、PC鋼
材を内挿し、コンクリートを充填した鋼管等の剛性部材
で構成する。斜面10の落石防護柵1の施工位置(路面
端12)に基礎コンクリート21を構築し、この基礎コ
ンクリート21上に支柱2を所定間隔で立設する。支柱
2は、その下端にヒンジ22を介して斜面10の傾斜方
向や落石防護柵1の長手方向に向けて傾倒可能となって
いる。ヒンジ22を介在することで、落石等の衝撃力の
作用方向に沿って支柱2を積極的に傾倒することがで
き、支柱2に作用する曲げモーメントを大幅に低減する
ことができる。また、支柱2が変形してもヒンジ22の
箇所で支柱2を取り外し、簡単に支柱2を交換すること
ができる。支柱2の強度は、落石等の衝撃が防護ネット
3を介して間接的に受けたとき、または支柱2に直接的
な衝撃を受けたとき、塑性変形が限界値を越えない程度
の強度に設定しておく。
【0013】<ハ>控えロープ 支柱2の斜面10谷側への傾倒を阻止するために、斜面
10山側と支柱2上部との間を控えロープ6で接続す
る。接続方法は、例えば控えロープ6の一端を巻付けグ
リップ61とターンバックル62を介して支柱2上部に
固定し、控えロープ6の他端を第1の緩衝具7を介在し
てアンカー11で斜面10に固定する。ターンバックル
62を調節して控えロープ6に張力を与えることができ
る。なお、支柱2の斜面10山側への傾倒を阻止するた
めに、支柱2上部と斜面10との間に控材14を設置し
ておく。
【0014】<ニ>第1の緩衝具 第1の緩衝具7の一例としては、図2に示すようにUボ
ルト73、2つの挟持体71、締付用のボルト72など
で構成するものが挙げられる。この挟持体71に、控え
ロープ6を収容する溝を刻設し、ここに控えロープ6を
収容してボルト72を締め付け、控えロープ6を把持す
る。ボルト72の締結力によって控えロープ6の把持力
(摩擦力)を調整できるようになっている。控えロープ
6を所定の摩擦力で把持し、控えロープ6に設定以上の
張力が作用したときに、余長部60の摺動を許容するも
のである。第1の緩衝具7をアンカー11に取り付ける
のは、Uボルト73によるボルト止めとする。尚、第1
の緩衝具7は、控えロープ6を所定の摩擦力で把持でき
るものであれば、ワイヤクリップ等その他の部材を用い
てもよい。第1の緩衝具7を介在することによって支柱
2に対する負荷を軽減することができ、基礎コンクリー
ト21を小さく設計することができる。
【0015】<ホ>支持ロープ 各支柱2間であって、支柱2の上部に支持ロー5を連結
金具51を介して架設する。支持ロープ5は、支柱2の
間隔を保持するためのものである。連結金具51は、例
えばターンバックル等のような調節可能なものとし、こ
れを支持ロープ5の両端に取り付け、連結金具51の一
方のフックを支柱2の孔25に引っ掛けて支柱2の傾き
(落石防護柵1の長手方向に対する傾き)を調節できる
ようにする(図3参照)。
【0016】<ヘ> 防護ネット 防護ネット3は、衝撃吸収機能を有する帯状のネットで
ある。防護ネット3は、複数の線材を編成してなり、こ
の線材の隣接するもの同士を複数回より合わせて、より
部31を形成する。防護ネット3は、なまし鉄線、亜鉛
めっき鉄線、ステンレス網線、樹脂被覆鉄線等の線材を
使用し、例えば亀甲金網30等とすることができる(図
1参照)。亀甲金網30は線材が交差する部分をねじり
合わせ状に接続してなるので、線材の交差部分(より部
31)の伸びが小さく、剛性が高いものとなっている。
従来、防護ネットとして菱形金網を使用する場合が多い
が、菱形金網は、一部の線材が破断するとストッキング
の伝染のように破断部が直ちに拡大して強度が激減し
て、以後の落石に対して十分に機能しないものであっ
た。亀甲金網30は素線を捩り合わせて編成しているの
で、菱形金網に比べて伸び量が少なく、強度の点で格段
に優れており、一部の線材が破断しても強度はほとんど
変化することがなく、破断部が拡大することもないた
め、以後の落石に対して十分に機能することができる。
また、亀甲金網30は、前記したように剛性が高いの
で、落石衝撃力を分散させ、多数の水平ロープ材4に衝
撃力を分散させることができる。
【0017】このように構成した防護ネット3を、後述
する複数の水平ロープ材4の全体または一部に取り付け
る。防護ネット3と水平ロープ材4は、実施例では4本
の支柱2に張り巡らせているが(図1参照)、これに限
定されることなく、支柱2の本数を適宜増減してよい。
防護ネット3の上辺及び下辺を、支柱2の上部及び下部
に略一致させ、複数本の水平ロープ材4に連結具9で連
結して防護ネット3を張り巡らせる。
【0018】<ト> 水平ロープ材 水平ロープ材4は、複数の素線束(通常は3束)を編成
して構成されている。複数の素線をより合わせて構成さ
れる素線束や、複数の素線束の編成方法等については従
来技術と同様である。水平ロープ材4を、両端の支柱2
に所定の間隔で複数本互いに平行に配置し、水平ロープ
材4の端部に第2の緩衝具8を介在して架設する。
【0019】<チ>第2の緩衝具 第2の緩衝具8の一例としては、Uボルト81と、溝8
3を有する締付部材82及びナット85等で構成するワ
イヤクリップ等が挙げられる(図3参照)。支柱2の側
面に孔24を開けておく。図3に示すように、U字形体
27とボルト28からなるシャックルなどを用いて、水
平ロープ材4の先をU字形体27で折り返し、所定の長
さだけ長く延ばして余長部40を設ける。溝83内に水
平ロープ材4及び余長部40を収容し、Uボルト81を
反対側から貫通孔84に通してナット85で締め付け、
水平ロープ材4及び余長部40を把持する。水平ロープ
材4に把持力を越える張力が作用した場合に、水平ロー
プ材4の摺動を許容させるものである。その際、水平ロ
ープ材4を把持する把持力は、防護ネット3に衝撃が加
わったとき、支柱2の塑性変形が限界値に達する前に水
平ロープ材4が第2の緩衝具8から摺動しはじめる程度
の強度に設定しておく。尚、第2の緩衝具8は、水平ロ
ープ材4を所定の把持力で把持できるものであれば、公
知の緩衝具を用いてもよい。
【0020】<リ>連結具 水平ロープ材4と防護ネット3(亀甲金網30)を連結す
る連結具9は、例えば緩衝機能を有するコイル部材を用
いる(図1参照)。亀甲金網30と水平ロープ材4にまた
がってコイル部材9を回転させてやれば、簡単にコイル
部材9が巻き付いて水平ロープ材4と亀甲金網30とを
連結する。単にコイル部材9を巻き付けるように挿入す
ればよいので、簡単かつ確実に連結することができる。
なお、コイル部材9は巻き付いているだけなので、亀甲
金網30と水平ロープ材4は互いに移動可能な連結状態
となっている。
【0021】山岳地帯を切り開いて道路等を施工した
り、丘陵地帯を切り開いて宅地開発を行った場合、岩盤
崩落や落石、地滑り等が生じやすいが、本発明の落石防
護柵1によれば小さな基礎コンクリート21を打設する
だけでよく、また防護ネット3と水平ロープ材4とをコ
イル部材9で巻き付けて連結するだけであるので、これ
ら落石危険箇所に簡単に設置することができる。
【0022】
【作用】以下、本発明の落石防護柵1に落石等による衝
撃力が作用した場合の衝撃力吸収メカニズムについて説
明する。岩塊等が斜面から剥離し、落石となって落石防
護柵1に衝突する。落石は先ず防護ネット3(亀甲金網
30)に衝突し、衝撃力が亀甲金網30から水平ロープ
4へ伝達し、さらに支柱2に伝達する。支柱2はヒンジ
22を介して積極的に傾倒するように構成されており、
また支柱2の上部とアンカー11との間には第1の緩衝
具7を介在した控えロープ6で接続されている。したが
って、支柱2に伝達された衝撃エネルギーは、控えロー
プ6に引張力として作用し、この引張力が第1の緩衝具
7の把持力を超えると余長部60が摺動を開始する。こ
の摺動抵抗により衝撃エネルギーが減衰される。このた
め、支柱2には大きな負荷がかからず、支柱2及び基礎
コンクリート21について設計のコンパクト化を図るこ
とができる。
【0023】一方、防護ネット3に衝撃が加わることに
よって、水平ロープ材4に張力が生じる。水平ロープ材
4は第2の緩衝具8によって所定の把持力をもって支柱
2に結合しており、落石の衝撃力がこの設定した把持力
を超える張力を水平ロープ材4に作用させると、水平ロ
ープ材4は第2の緩衝具8から滑り出す。水平ロープ材
4は一定の張力を保ったまま第2の緩衝具8から滑り、
第2の緩衝具8と水平ロープ材4の摩擦により衝撃エネ
ルギーを吸収する。即ち、衝撃エネルギーは、第2の緩
衝具8と水平ロープ材4の摩擦により吸収される。
【0024】また、亀甲金網30は剛性が高く、落石衝
撃力を全体的に分散するため、衝撃エネルギーの減衰は
衝撃力が作用した部位だけで行われるのではなく、亀甲
金網30の広い範囲で行われ、衝撃エネルギーは亀甲金
網30によっても効果的に減衰する。さらに、亀甲金網
30は菱形金網に比べて強度の点で格段に優れており、
一部の線材が破断しても強度はほとんど変化することが
なく、破断部が拡大することもないため、大規模な落石
等にも対応できる。
【0025】
【発明の実施の形態2】本発明では、前記したように控
えロープ6に第1の緩衝具7を介在し、支柱2に対する
負荷を軽減することができので、大きなコンクリート基
礎21を構築することなく、路面端12に小さい躯体の
コンクリート26とすることができる(図4参照)。地盤
にアンカー13を打ち込み、アンカー13とコンクリー
ト26を一体化し、ヒンジ22を介して支柱2を立設す
る。コンクリート26は、例えばコンクリートブロック
などを用いてもよい。
【0026】
【発明の実施の形態3】支柱2を複数本の鋼管を束ねて
構成してもよい。束ねた鋼管の上端に上キャップを被
せ、下端にヒンジ22付き下キャップを被せ、支柱2を
傾倒可能に立設する。鋼管を現地へ運び、現地で束ねて
支柱2を構成することができ、運搬性が向上する。
【0027】
【発明の効果】本発明の落石防護柵は、以上説明したよ
うになるから次のような効果を得ることができる。 <イ> 支柱上部と斜面山側との間を第1の緩衝具を介
在した控えロープで接続しているため、支柱に対する負
荷を軽減することができ、設計のコンパクト化を図るこ
とができる。したがって、従来のような重力式のコンク
リート基礎を設けないで済み、施工性を大幅に改善でき
るとともに、工費も大幅に低減することができる。 <ロ>コンクリート基礎を小さくできるので、コンクリ
ート資材を少なくすることができ、交通不便な現場でも
経済的に施工することができる。 <ハ> 防護ネットは、複数の線材を複数回より合わせ
て、より部を形成してなるので、伸びが小さく、剛性が
高いものとなっており、落石衝撃力を分散させ、したが
って多数の水平ロープ材4に衝撃力を分散させることが
できる。 <ニ> 防護ネットと複数の水平ロープ材を多数のコイ
ル部材で巻き付けて連結してなるから、水平ロープ材が
上下に広がるようなことがなく、縦ロープ等を省略する
ことができる。 <ホ> 亀甲金網等を使用した防護ネットは剛性が高
く、そのため力が全体的に分散するため、衝撃エネルギ
ーの減衰は衝撃力が作用した部位だけで行われるのでは
なく、防護ネットの広い範囲に力が分散し、衝撃エネル
ギーは防護ネットによっても効果的に減衰する。 <ヘ> 防護ネットとロープ材にコイル部材を巻き付け
るだけのシンプルな構造のため、施工性のよい落石防護
柵を提供することができる。 <ト> 防護ネットに亀甲金網を使用した場合、亀甲金
網は線材を捩り合わせて編成しているので、菱形金網に
比べて強度の点で格段に優れており、大規模な落石等に
も対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の落石防護柵の一部を示す斜視図。
【図2】本発明の落石防護柵の側面図。
【図3】緩衝具の一例を示す断面図。
【図4】本発明の他の例を示す側面図。
【符号の説明】
1・・・落石防護柵 2・・・支柱 21・・基礎コンクリート 22・・ヒンジ 3・・・防護ネット 30・・亀甲金網 31・・より部 4・・・水平ロープ材 5・・・支持ロープ 6・・・控えロープ 7・・・第1の緩衝具 8・・・第2の緩衝具 9・・・コイル部材 10・・斜面 11・・アンカー 13・・アンカー
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年10月4日(2001.10.
4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【図1】
【図3】
【図4】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 窪田俊男 新潟県新潟市鳥屋野3−14−13 株式会社 シビル内 Fターム(参考) 2D001 PA06 PB04 PC03 PD06 PD10 PD11

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定間隔で立設した複数の支柱に水平ロー
    プ材と防護ネットを取り付けてなる落石防護柵であっ
    て、 下端をヒンジを介して傾倒可能に立設した支柱と、 前記支柱上部と斜面山側との間を結ぶ控えロープと、 前記控えロープに介在し、設定した把持力を超えた張力
    が控えロープに作用したとき、該控えロープの摺動を許
    容する第1の緩衝具と、 前記水平ロープ材と防護ネットとを連結する緩衝機能を
    有する連結具と、からなる、 落石防護柵。
  2. 【請求項2】請求項1に記載する落石防護柵において、
    前記水平ロープ材の端部と前記支柱間に介在し、設定し
    た把持力を超えた張力が水平ロープ材に作用したとき、
    該水平ロープ材の摺動を許容する第2の緩衝具を設けた
    ことを特徴とする落石防護柵。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2に記載する落石防
    護柵において、前記防護ネットは複数の線材を編成して
    なり、隣接する線材同士を複数回より合わせてより部を
    形成したことを特徴とする落石防護柵。
  4. 【請求項4】請求項1乃至請求項3のいずれかに記載す
    る落石防護柵において、前記連結具は、水平ロープ材と
    防護ネットとを巻きつける複数のコイル部材であること
    を特徴とする落石防護柵。
  5. 【請求項5】請求項1乃至請求項4のいずれかに記載す
    る落石防護柵において、前記支柱を複数本の鋼管を束ね
    て構成したことを特徴とする落石防護柵。
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