JP6903255B1 - 加工プログラム修正装置、数値制御装置、加工プログラム修正方法および機械学習装置 - Google Patents

加工プログラム修正装置、数値制御装置、加工プログラム修正方法および機械学習装置 Download PDF

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Abstract

加工プログラム修正装置(100)は、第1の加工面および第2の加工面を有する被加工物を切削する工具を移動させるための指令が記述された加工プログラムの解析によって、被加工物に対して工具を移動させる経路である工具経路を求める加工プログラム解析部(7)と、工具経路上の指令点に工具が配置された場合に、被加工物の加工面上の点であって工具に対応する点である切削点を、工具経路上の複数の指令点の各々について算出する切削点算出部(9)と、第1の加工面および第2の加工面がなす角度である境界部角度を指令点および切削点から算出する角度算出部(13)と、境界部角度の情報が反映された加工プログラムを出力する加工プログラム出力部(16)と、を備える。

Description

本開示は、工具を用いた加工のための加工プログラムを修正する加工プログラム修正装置、数値制御装置、加工プログラム修正方法および機械学習装置に関する。
数値制御工作機械による加工には、あらかじめ設定された経路において被加工物または工具を移動させるための移動指令が記述された数値制御加工プログラムが用いられる。以下、数値制御工作機械を、単に「工作機械」と称する。数値制御加工プログラムを、単に「加工プログラム」と称する。加工プログラムは、例えば、市販のCAD(Computer Aided Design)/CAM(Computer Aided Manufacturing)装置によって作成される。加工プログラムは、Gコードまたはマクロ文といった文字列により、あらかじめ定められたフォーマットのファイルに記述される。ここで、Gコードとは、例えば、数値制御によって位置決め、直線補間、円弧補間、および平面指定等を行うための指令コードである。
切削加工のための加工プログラムを作成する場合に、CAD/CAM装置は、被加工物を目標形状に加工するための加工面に工具が接するようにして仮想的に工具を移動させて、工具経路を作成する。CAD/CAM装置は、工具経路に沿って工具を移動させる移動指令を、数値制御装置が解釈可能なGコードによって記述する。加工プログラムは、工作機械が有する数値制御装置へ入力される。数値制御装置は、加工プログラムの解析によって、移動指令から、補間周期ごとに工具経路を補間した補間データを作成する。数値制御装置は、補間データを基に工作機械の各軸を制御する。工作機械は、数値制御装置が工具の移動を制御することによって、切削加工を行う。
工具経路に沿って工具を移動させる制御が行われても、実際の工作機械では、機械またはサーボ系の追従遅れによる軌跡誤差、あるいは機械振動の発生によって、加工品の品質が低下する場合がある。軌跡誤差および機械振動は、工具経路のうち、工具経路の方向が大きく変わる曲がり部、または曲率が大きい角部において発生し易い。また、工具の移動速度が高いほど、軌跡誤差および機械振動は大きくなり易い。そこで、従来、工具経路の方向が大きく変化する部分での工具の許容速度を求めておき、工具経路の方向変化に応じて許容速度以下まで工具を減速させることが行われている。しかしながら、工具経路の方向の変化は大きいが、目標形状において平滑な部分を工具が通る場合、減速が不要であるにも関わらず工具は減速されることになる。また、目標形状における角部を工具が通るが、工具経路の向きの変化が小さい場合、減速が必要であるにも関わらず工具は減速されないことになる。このように、工具経路の方向のみに基づいて減速の要否が判断されることで、不要な減速によって加工の効率が低下し、かつ、必要な減速が行われないことによって加工品の品質が低下するという問題が生じていた。
特許文献1には、被加工箇所である輪郭等の目標形状に基づいて変曲点の属性を判別し、変曲点の属性ごとにあらかじめ設定されたパラメータを用いて加工速度を決定する加工装置が開示されている。
特開2003−108210号公報
特許文献1の技術によると、数値制御データに記述されているデータ点群は工具経路を表すものであるため、目標形状における角部が認識されず、減速の要否を適切に判断することができない場合がある。このように、特許文献1に開示される従来の技術によると、工作機械により高い品質の加工品を効率良く得ることが難しいという問題があった。
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、工作機械により高い品質の加工品を効率良く得ることを可能とする加工プログラム修正装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示にかかる加工プログラム修正装置は、第1の加工面および第2の加工面を有する被加工物を切削する工具を移動させるための指令が記述された加工プログラムの解析によって、被加工物に対して工具を移動させる経路である工具経路を求める加工プログラム解析部と、工具経路上の指令点に工具が配置された場合に、被加工物の加工面上の点であって工具に対応する点である切削点を、工具経路上の複数の指令点の各々について算出する切削点算出部と、第1の加工面および第2の加工面がなす角度である境界部角度を指令点および切削点から算出する角度算出部と、境界部角度の情報が反映された加工プログラムを出力する加工プログラム出力部と、を備える。
本開示にかかる加工プログラム修正装置は、工作機械により高い品質の加工品を効率良く得ることが可能となるという効果を奏する。
実施の形態1にかかる加工プログラム修正装置の構成を示す図 実施の形態1にかかる加工プログラム修正装置の動作手順を示すフローチャート 実施の形態1において工具データによって定義される工具の一例を示す図 実施の形態1において形状データによって定義される目標形状の一例を示す斜視図 実施の形態1において加工プログラムの解析によって求めた工具経路と指令点との一例を示す図 図5に示す工具経路において工具が移動する様子について説明するための第1の図 図5に示す工具経路において工具が移動する様子について説明するための第2の図 実施の形態1において算出される切削点について説明するための第1の図 実施の形態1において算出される切削点について説明するための第2の図 実施の形態1において算出される切削点について説明するための第3の図 図7に示す工具経路上の各指令点と、各指令点に対応する切削点とを示す図 実施の形態1における境界指令点の抽出について説明するための第1の図 実施の形態1における境界指令点の抽出について説明するための第2の図 実施の形態1における境界部角度の算出について説明するための第1の図 図14に示す境界部角度の算出方法の変形例について説明するための図 実施の形態1における境界部角度の算出について説明するための第2の図 図16に示す境界部角度の算出方法の変形例について説明するための図 実施の形態1の変形例にかかる加工プログラム修正装置の構成を示す図 実施の形態2において加工プログラムの解析によって求めた工具経路において工具が移動する様子について説明するための図 図19に示す工具経路上の各指令点と、各指令点に対応する切削点とを示す図 実施の形態2における境界部角度の算出について説明するための第1の図 実施の形態2における境界部角度の情報の補正について説明するための第1の図 実施の形態2における境界部角度の算出について説明するための第2の図 実施の形態2における境界部角度の情報の補正について説明するための第2の図 実施の形態1または2にかかる加工プログラム修正装置のハードウェア構成例を示す図 実施の形態3にかかる数値制御装置の構成を示す図 実施の形態3にかかる数値制御装置の動作手順を示すフローチャート 実施の形態4にかかる数値制御装置の構成を示す図 実施の形態4にかかる数値制御装置が有する学習部の動作手順を示すフローチャート 実施の形態4の変形例にかかる数値制御装置の構成を示す図
以下に、実施の形態にかかる加工プログラム修正装置、数値制御装置、加工プログラム修正方法および機械学習装置を図面に基づいて詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1にかかる加工プログラム修正装置100の構成を示す図である。加工プログラム修正装置100は、工具を用いた加工のための加工プログラムを修正する。
加工プログラム修正装置100は、加工プログラム入力部1と、加工プログラム記憶部2と、工具データ入力部3と、工具データ記憶部4と、形状データ入力部5と、形状データ記憶部6と、加工プログラム解析部7と、工具経路記憶部8と、切削点算出部9と、切削点記憶部10と、境界指令点抽出部11と、境界指令点記憶部12と、角度算出部13と、角度記憶部14と、修正部15と、加工プログラム出力部16とを有する。
加工プログラム入力部1には、加工プログラム修正装置100の外部から加工プログラムが入力される。加工プログラム記憶部2は、加工プログラム入力部1へ入力された加工プログラムを記憶する。実施の形態1において、加工プログラムには、被加工物を切削する工具を移動させるための移動指令が記述されている。なお、工具の移動とは、被加工物に対する工具の相対的な移動を指す。
工具データ入力部3には、加工プログラム修正装置100の外部から工具データが入力される。工具データ記憶部4は、工具データ入力部3へ入力された工具データを記憶する。工具データは、加工に用いられる工具を定義するデータである。工具データは、工具の種類を表す情報と、工具径および工具長といった工具の形状を表す情報とを含む。テーパがつけられている工具の場合、工具データには、工具の中心軸に対する工具外径母線の傾きを表す情報が含まれても良い。工具データには、旋削工具等の非対称な形状を表す情報が含まれても良い。
形状データ入力部5には、加工プログラム修正装置100の外部から形状データが入力される。形状データ記憶部6は、形状データ入力部5へ入力された形状データを記憶する。形状データは、目標形状を定義するデータである。形状データには、被加工物のうち工具の接触を回避すべき面の情報も含まれる。形状データは、3次元データであって、例えばCADデータである。
加工プログラム解析部7は、加工プログラム記憶部2から加工プログラムを読み出し、加工プログラムの解析処理を行う。加工プログラム解析部7は、加工プログラムの解析によって、工具経路を求める。工具経路は、被加工物に対して工具を移動させる経路である。加工プログラム解析部7は、加工プログラムに記述されている移動指令を解析し、工具経路と、工具経路上の点列である各指令点とを求める。工具経路記憶部8は、工具経路および指令点のデータを記憶する。
切削点算出部9は、切削点を算出する。切削点は、工具経路上の指令点に工具が配置された場合に、被加工物の加工面上の点であって工具に対応する点である。切削点の詳細については後述する。切削点算出部9は、工具経路上の複数の指令点の各々について切削点を算出する。切削点記憶部10は、切削点のデータを記憶する。
境界指令点抽出部11は、複数の指令点の中から境界指令点を抽出する。境界指令点は、被加工物のうち互いに接する2つの加工面の境界に位置する指令点である。境界指令点記憶部12は、境界指令点のデータを記憶する。角度算出部13は、指令点および切削点から境界部角度を算出する。境界部角度は、境界指令点において被加工物の第1の加工面および第2の加工面がなす角度である。角度記憶部14は、境界部角度のデータを記憶する。境界指令点および境界部角度の詳細については後述する。
修正部15は、加工プログラムに境界部角度の情報を反映させることによって加工プログラムを修正する。実施の形態1において、修正部15は、加工プログラムに境界部角度の情報を追加することによって加工プログラムを修正する。加工プログラム出力部16は、境界部角度の情報が反映された加工プログラムを、加工プログラム修正装置100の外部へ出力する。
次に、加工プログラム修正装置100の動作について説明する。図2は、実施の形態1にかかる加工プログラム修正装置100の動作手順を示すフローチャートである。
ステップS1において、加工プログラム修正装置100は、加工プログラム、工具データおよび形状データを受け付ける。あらかじめ定められたフォーマットのファイルである加工プログラムがCAD/CAM装置またはCAD/CAMシステムから加工プログラム入力部1へ入力される。または、加工プログラムは、作業者がキーボード等の入力機器を操作することによって加工プログラム入力部1へ入力される。加工プログラム入力部1は、入力された加工プログラムを加工プログラム記憶部2へ出力する。
工具データは、作業者が入力機器を操作することによって工具データ入力部3へ入力される。工具データ入力部3には、CADデータからのデータ変換によって得られた工具データが入力されても良い。工具データ入力部3は、入力された工具データを工具データ記憶部4へ出力する。
図3は、実施の形態1において工具データによって定義される工具の一例を示す図である。図3に示す工具T1は、ボールエンドミルである。工具T1は、円柱の底部に半球が付された形状である。工具T1の中心軸は、当該円柱の中心軸である。中心軸は、工具T1の回転軸である。工具径は、当該円柱の径である。工具長は、中心軸の方向における工具T1の長さである。
形状データは、あらかじめ定められたフォーマットのデータであって、CAD/CAM装置またはCAD/CAMシステムによって作成される。形状データは、CAD/CAM装置またはCAD/CAMシステムから形状データ入力部5へ入力される。形状データは、作業者が入力機器を操作することによって形状データ入力部5へ入力されても良い。
図4は、実施の形態1において形状データによって定義される目標形状の一例を示す斜視図である。図4に示す目標形状M1は、3個の加工面S0,S1,S2を有する3次元形状である。加工面S0,S1,S2の各々は、曲面または平面である。X軸、Y軸およびZ軸は、互いに垂直な3軸である。X軸方向を加工方向、Y軸方向を横方向、Z軸方向を上下方向と称することがある。ステップS1を終えると、加工プログラム修正装置100は、ステップS2へ手順を進める。
ステップS2において、加工プログラム修正装置100は、加工プログラムの解析によって、工具経路を求める。加工プログラム解析部7は、加工プログラム記憶部2から加工プログラムを読み出して、加工プログラムを解析する。加工プログラム解析部7は、加工プログラムの解析によって、工具経路と指令点とを求める。加工プログラム解析部7は、工具経路および指令点のデータを工具経路記憶部8へ出力する。
図5は、実施の形態1において加工プログラムの解析によって求めた工具経路と指令点との一例を示す図である。図5に示す工具経路TP1は、10個の指令点P0−P9において順次工具T1を移動させる経路である。
図6は、図5に示す工具経路TP1において工具T1が移動する様子について説明するための第1の図である。図7は、図5に示す工具経路TP1において工具T1が移動する様子について説明するための第2の図である。図6において、工具T1および工具経路TP1は、目標形状M1に対して斜め上の位置から見たときの目標形状M1に合わせて示されている。図7において、工具T1および工具経路TP1は、目標形状M1に対して横方向の位置から見たときの目標形状M1に合わせて示されている。工具T1は、各指令点P0−P9において、工具T1の基準点が指令点Pに一致するように配置される。基準点は、工具T1のうち中心軸上の位置である。なお、指令点Pとは、指令点P0−P9の各々を区別せずに称したものとする。ステップS2を終えると、加工プログラム修正装置100は、ステップS3へ手順を進める。
ステップS3において、加工プログラム修正装置100は、工具経路上の複数の指令点の各々について切削点を求める。切削点算出部9は、工具データ記憶部4から工具データを読み出す。切削点算出部9は、形状データ記憶部6から形状データを読み出す。切削点算出部9は、工具経路および指令点のデータを工具経路記憶部8から読み出す。切削点算出部9は、工具データと、形状データと、工具経路および指令点のデータとに基づいて、工具経路上の各指令点についての切削点を算出する。切削点算出部9は、指令点に対応付けられた切削点のデータを、切削点記憶部10へ出力する。
切削点算出部9は、形状データによって表現される目標形状M1と工具データによって表現される工具T1とを仮想空間にて疑似的に配置する演算によって、加工面Sと工具T1との位置関係を求める。切削点算出部9は、指令点P0−P9の各々について、指令点Pに工具T1が配置された際における当該位置関係を求める。なお、加工面Sとは、加工面S0,S1,S2の各々を区別せずに称したものとする。
目標形状M1と工具T1を仮想的に配置した場合に、工具T1の配置の態様には、加工面Sから工具T1が離れている第1の態様と、工具T1が加工面Sに接している第2の態様と、目標形状M1の一部に工具T1の一部が重なり合う第3の態様とがある。
図8は、実施の形態1において算出される切削点について説明するための第1の図である。図9は、実施の形態1において算出される切削点について説明するための第2の図である。図10は、実施の形態1において算出される切削点について説明するための第3の図である。
図8には、工具T1の配置の態様が第1の態様である場合における切削点CPの例を示す。第1の態様では、切削点算出部9は、加工面Sのうち工具T1との距離が最も短くなる点を切削点CPとして算出する。図9には、工具T1の配置の態様が第2の態様である場合における切削点CPの例を示す。第2の態様では、切削点算出部9は、加工面Sのうち工具T1が接する点を切削点CPとして算出する。
図10には、工具T1の配置の態様が第3の態様である場合における切削点CPの例を示す。第3の態様では、切削点算出部9は、工具T1の基準点を中心に仮想的に工具T1を縮小させる。切削点算出部9は、加工面Sに工具T1が接するまで工具T1を縮小させた状態において、加工面Sのうち縮小させた工具T1oが接する点を、切削点CPとして算出する。図8から図10の各態様において、切削点CPは、工具経路TP1上の指令点Pに工具T1が配置された場合に、被加工物の加工面S上の点であって工具T1に対応する点である。
図11は、図7に示す工具経路TP1上の各指令点Pと、各指令点Pに対応する切削点CPとを示す図である。切削点CP0−CP3は、それぞれ指令点P0−P3に対応する切削点CPである。切削点CP6は、指令点P5に対応する切削点CPである。切削点CP8は、指令点P9に対応する切削点CPである。図11に示す例では、各指令点P0−P3,P5,P9には、1つの切削点CPが対応する。
指令点P4は、2つの加工面S0,S1の境界付近にある指令点Pである。切削点CP4は、指令点P4に工具T1が配置されたときにおける加工面S0上の切削点CPである。切削点CP5は、指令点P4に工具T1が配置されたときにおける加工面S1上の切削点CPである。図11に示す例では、指令点P4には、2つの切削点CP4,CP5が対応する。
切削点CP7は、2つの加工面S1,S2の境界にある。切削点CP7は、指令点P6,P7,P8の各々に工具T1が配置されたときにおける切削点CPである。図11に示す例では、3個の指令点P6,P7,P8には、1つの切削点CP7が対応する。このように、1つの指令点Pに複数の切削点CPが対応する場合と、複数の指令点Pが1つの切削点CPに対応する場合とがある。境界指令点は、指令点Pと切削点CPとが1対1対応になっていない場合における指令点である。ステップS3を終えると、加工プログラム修正装置100は、ステップS4へ手順を進める。
ステップS4において、加工プログラム修正装置100は、工具経路上の複数の指令点の中から境界指令点を抽出する。境界指令点抽出部11は、形状データ記憶部6から形状データを読み出す。境界指令点抽出部11は、指令点に対応付けられた切削点のデータを切削点記憶部10から読み出す。境界指令点抽出部11は、形状データと切削点のデータとに基づいて、複数の指令点の中から境界指令点を抽出する。境界指令点抽出部11は、切削点に対応付けられた境界指令点のデータを、境界指令点記憶部12へ出力する。
図12は、実施の形態1における境界指令点の抽出について説明するための第1の図である。図13は、実施の形態1における境界指令点の抽出について説明するための第2の図である。図12および図13は、図11に示す複数の指令点P0−P9の中から抽出される境界指令点を示す。境界指令点は、互いに接する2つの加工面Sの境界に位置する指令点Pである。
図12に示すように、指令点P4は、2つの切削点CP4,CP5に対応付けられており、2つの加工面S0,S1の境界に位置する指令点Pである。2つの加工面S0,S1は、凹形状の境界部を構成する。境界指令点抽出部11は、指令点P4を境界指令点として抽出する。境界指令点抽出部11は、2つの切削点CP4,CP5に対応付けられた指令点P4のデータを、境界指令点のデータとして出力する。
図13に示すように、3個の指令点P6,P7,P8は、1つの切削点CP7に対応付けられており、2つの加工面S1,S2の境界に位置する指令点Pである。2つの加工面S1,S2は、凸形状の境界部を構成する。境界指令点抽出部11は、3個の指令点P6,P7,P8を境界指令点として抽出する。境界指令点抽出部11は、1つの切削点CP7に対応付けられた3個の指令点P6,P7,P8のデータを、境界指令点のデータとして出力する。ステップS4を終えると、加工プログラム修正装置100は、ステップS5へ手順を進める。
ステップS5において、加工プログラム修正装置100は、工具経路上の各境界指令点における境界部角度を算出する。角度算出部13は、形状データ記憶部6から形状データを読み出す。角度算出部13は、切削点に対応付けられた境界指令点のデータを境界指令点記憶部12から読み出す。角度算出部13は、形状データと境界指令点のデータとに基づいて、境界部角度を算出する。角度算出部13は、境界指令点に対応付けられた境界部角度のデータを、角度記憶部14へ出力する。
図14は、実施の形態1における境界部角度の算出について説明するための第1の図である。角度算出部13は、境界指令点である指令点P4について、境界部角度AN0を算出する。境界部角度AN0は、加工面S0と加工面S1との境界B1において加工面S0と加工面S1とがなす角度である。境界部角度AN0の算出において、加工面S0は第1の加工面であって、加工面S1は第2の加工面である。凹形状の境界部における境界部角度AN0は、目標形状M1の外部において加工面S0と加工面S1とがなす角度である。
なお、2つの加工面S0,S1の双方が自由曲面である場合のように、形状データと境界指令点のデータとから境界部角度AN0を直接求めることが困難である場合がある。角度算出部13は、加工面S0と加工面S1とがなす角度の近似結果である近似角度を、境界部角度AN0として算出しても良い。次に説明する変形例では、角度算出部13は、境界指令点に対応付けられた切削点に基づいて近似角度を算出する。
図15は、図14に示す境界部角度の算出方法の変形例について説明するための図である。角度算出部13は、切削点CP4における加工面S0の法線ベクトルNV4と、切削点CP5における加工面S1の法線ベクトルNV5とを求める。角度算出部13は、法線ベクトルNV4と法線ベクトルNV5とがなす角度AN0’の外角を、加工面S0と加工面S1との近似角度として求める。このようにして、角度算出部13は、境界部角度AN0として近似角度を算出することができる。
図16は、実施の形態1における境界部角度の算出について説明するための第2の図である。角度算出部13は、境界指令点である指令点P6,P7,P8について、境界部角度AN1を算出する。境界部角度AN1は、加工面S1と加工面S2との境界において加工面S1と加工面S2とがなす角度である。境界部角度AN1の算出において、加工面S1は第1の加工面であって、加工面S2は第2の加工面である。切削点CP7は、加工面S1と加工面S2との境界上に位置している。凸形状の境界部における境界部角度AN1は、目標形状M1の内部において加工面S1と加工面S2とがなす角度である。なお、被加工物は、少なくとも第1の加工面と第2の加工面とを有していれば良い。被加工物は、第1、第2および第3の加工面を有していても良く、それ以外の加工面をさらに有していても良いことは言うまでもない。
なお、2つの加工面S1,S2が自由曲面である場合のように、形状データと境界指令点のデータとから境界部角度AN1を直接求めることが困難である場合がある。角度算出部13は、加工面S1と加工面S2とがなす角度の近似結果である近似角度を、境界部角度AN1として算出しても良い。次に説明する変形例では、角度算出部13は、境界指令点に対応付けられた切削点に基づいて近似角度を算出する。
図17は、図16に示す境界部角度の算出方法の変形例について説明するための図である。角度算出部13は、切削点CP7における加工面S1の法線ベクトルNV7aと、切削点CP7における加工面S2の法線ベクトルNV7bとを求める。角度算出部13は、法線ベクトルNV7aと法線ベクトルNV7bとがなす角度AN1’の外角を、加工面S1と加工面S2との近似角度として求める。このようにして、角度算出部13は、境界部角度AN1として近似角度を算出することができる。
なお、角度算出部13は、境界部角度のデータに、境界部が凹形状と凸形状とのいずれであるかを示す情報を対応付けて、角度記憶部14へ出力しても良い。ステップS5を終えると、加工プログラム修正装置100は、ステップS6へ手順を進める。
ステップS6において、加工プログラム修正装置100は、加工プログラムに境界部角度の情報を記述することによって加工プログラムを修正する。修正部15は、工具経路および指令点のデータを工具経路記憶部8から読み出す。修正部15は、境界指令点に対応付けられた境界部角度のデータを角度記憶部14から読み出す。修正部15は、工具経路に基づいた移動指令からなる加工プログラムに、境界指令点である指令点に対応付けられた境界部角度の情報を記述する。修正部15は、加工プログラムに境界部角度の情報を記述することによって、加工プログラムを修正する。修正部15は、修正された加工プログラムを加工プログラム出力部16へ出力する。
修正部15は、境界部角度の情報とともに、境界部が凹形状と凸形状とのいずれであるかを示す情報を、加工プログラムに記述しても良い。ステップS6を終えると、加工プログラム修正装置100は、ステップS7へ手順を進める。
ステップS7において、加工プログラム修正装置100は、修正された加工プログラムを、加工プログラム出力部16により加工プログラム修正装置100の外部へ出力する。加工プログラム出力部16は、境界部角度の情報が記述された加工プログラムを出力する。加工プログラム出力部16は、被加工物のうち2つの加工面で構成される境界部が凸形状および凹形状のいずれであるかを表す情報が記述された加工プログラムを出力しても良い。以上により、加工プログラム修正装置100は、図2に示す手順による動作を終了する。
加工プログラム修正装置100によって修正された加工プログラムは、工作機械の数値制御装置へ入力される。数値制御装置は、境界指令点に対応付けられた境界部角度のデータを基に、境界部角度が対応付けられている各指令点について、当該指令点を工具が通るときにおける許容速度を算出する。許容速度は、所望される品質で加工面を加工し得る最も高い速度である。数値制御装置は、工具経路および指令点のデータと許容速度とに基づいて、補間データを作成する。
実施の形態1によると、加工プログラム修正装置100は、工具経路と、形状データと、工具データとに基づいて境界指令点を抽出し、抽出された境界指令点における境界度角度を求める。加工プログラム修正装置100は、工具経路の方向が大きく変わる曲がり部と目標形状における角部とを認識して、曲がり部および角部における境界部角度の情報が反映された加工プログラムを出力できる。これにより、加工品の品質向上が可能となる。
また、加工プログラム修正装置100は、境界において加工面が構成する境界部角度を求める。加工プログラム修正装置100は、加工目標形状が奥行き方向に一様でない輪郭の形状であって隣接する工具経路が変化する場合でも、工具経路ごとの輪郭のデータを必要としない。このため、加工プログラム修正装置100は、作業効率の低下を回避することが可能である。数値制御装置は、走査線加工以外の場合であって、かつ工具経路がある平面上に沿って進む経路ではない場合でも、許容速度を設定することができ加工面の品質を向上させることができる。
さらに、加工プログラム修正装置100は、工具経路の指令点に対応付けられた境界部角度の情報を加工プログラムに記載して出力するため、角度等によって変曲点の属性を区分しなくても良い。数値制御装置は、境界部角度に基づいて算出された許容速度に従って各々の指令点位置で工具を減速させることができる。数値制御装置は、複数の工具経路が隣り合う場合に、工具経路同士が隣り合う方向において連続的に加工面の角度が変化する場合であっても、工具経路間にて速度を滑らかに変化させることができる。数値制御装置は、工具経路間にて速度を滑らかに変化させることで、加工面の品質を向上できる。以上により、加工プログラム修正装置100は、工作機械により高い品質の加工品を効率良く得ることが可能となるという効果を奏する。
なお、境界部角度に応じた工具の速度は、加工プログラム修正装置が算出しても良い。ここで、加工プログラム修正装置が速度を算出する場合の変形例について説明する。図18は、実施の形態1の変形例にかかる加工プログラム修正装置101の構成を示す図である。加工プログラム修正装置101は、図1に示す構成に加えて、速度算出部17を有する。速度算出部17は、境界指令点における工具の速度を境界部角度に基づいて算出する。
速度算出部17は、工具経路および指令点のデータを工具経路記憶部8から読み出す。速度算出部17は、境界指令点に対応付けられた境界部角度のデータを角度記憶部14から読み出す。速度算出部17は、当該指令点を工具が通るときにおける速度である許容速度を算出する。速度算出部17は、境界部角度が対応付けられている各指令点について、速度を算出する。
速度の算出方法の一例は、加工プログラムに記述されている送り速度に係数を乗算する方法である。係数には、各指令点における境界部角度を180度で除算した値を使用することができる。かかる方法によると、速度算出部17は、境界部角度が180度に近いほど、加工プログラムに記述されている送り速度に近い速度を算出する。速度算出部17は、境界部が凹形状と凸形状とのいずれであるかに応じて、速度の算出方法を切り換えても良い。速度算出部17は、境界指令点に対応付けられた速度のデータを修正部15へ出力する。
修正部15は、工具経路に基づいた移動指令からなる加工プログラムに、速度の情報を記述する。修正部15は、加工プログラムに速度の情報を記述することによって、加工プログラムを修正する。加工プログラム出力部16は、速度の情報が記述された加工プログラムを出力する。速度の情報は境界部角度に基づいて算出された情報であることから、加工プログラム出力部16は、速度の情報の記述によって境界部角度の情報が反映された加工プログラムを出力する。
実施の形態1の変形例によると、加工プログラム修正装置101は、上記の加工プログラム修正装置100と同様に、工作機械により高い品質の加工品を効率良く得ることが可能となる。また、実施の形態1の変形例によると、数値制御装置では、境界部角度の情報を基に工具の速度を算出する処理が不要となる。
なお、実施の形態1にかかる加工プログラム修正装置100,101は、例えば上記特許文献1の加工装置と比較すると、以下の効果もある。特許文献1にかかる加工装置は、目標形状を認識するために加工プログラムである数値制御データを読み込み、数値制御データに記述されているデータ点群を細分化して変曲点の属性を判別する。特許文献1の技術によると、加工装置は、工具経路に沿った輪郭を基に目標形状を認識する。工具経路の方向とは垂直な奥行き方向において輪郭の形状が変化している目標形状の場合、加工装置は、目標形状を認識するために、奥行き方向に並ぶ工具経路の各々についてデータ点群を取り込む必要がある。このため、特許文献1の技術によると、加工速度を決定するための処理は、時間と手間とを要し、現状のプロセッサ等による実現が事実上困難である。これに対し、実施の形態1にかかる加工プログラム修正装置100,101は、奥行き方向の工具経路の各々についてのデータ点群を取り込む必要が無いため、現状のプロセッサ等でも処理を実行可能である。
実施の形態2.
実施の形態2にかかる加工プログラム修正装置100は、加工プログラムへ反映させる境界部角度の情報を、指令点における工具の進行方向と境界である線とがなす角度に基づいて補正する。実施の形態2にかかる加工プログラム修正装置100は、実施の形態1にかかる加工プログラム修正装置100と同様の構成を有する。実施の形態2にかかる加工プログラム修正装置100の動作手順は、図2に示す動作手順と同様である。実施の形態2では、上記の実施の形態1と同一の構成要素には同一の符号を付し、実施の形態1とは異なる処理について説明する。
図19は、実施の形態2において加工プログラムの解析によって求めた工具経路TP2において工具T1が移動する様子について説明するための図である。図19に示す工具経路TP2は、10個の指令点P10−P19において順次工具T1を移動させる経路である。図6に示す工具経路TP1はY軸方向における位置が一定である一方、図19に示す工具経路TP2は、Y軸方向における位置が変化する。
図20は、図19に示す工具経路TP2上の各指令点Pと、各指令点Pに対応する切削点CPとを示す図である。切削点算出部9は、工具経路TP2上の各指令点P10−P19についての切削点CP10−CP20を算出する。
切削点CP10−CP13は、それぞれ指令点P10−P13に対応する切削点CPである。切削点CP16は、指令点P15に対応する切削点CPである。切削点CP20は、指令点P19に対応する切削点CPである。図20に示す例では、各指令点P10−P13,P15,P19には、1つの切削点CPが対応する。指令点P14には、2つの切削点CP14,CP15が対応する。3個の指令点P16,P17,P18には、それぞれ切削点CP17,CP18,CP19が対応する。境界指令点抽出部11は、境界指令点である指令点P14,P16,P17,P18を抽出する。
図21は、実施の形態2における境界部角度の算出について説明するための第1の図である。実施の形態1の場合と同様に、角度算出部13は、境界指令点である指令点P14について、境界部角度AN2を算出する。境界部角度AN2は、加工面S0と加工面S1との境界B2において加工面S0と加工面S1とがなす角度である。
図22は、実施の形態2における境界部角度の情報の補正について説明するための第1の図である。角度算出部13は、指令点P14における工具T1の移動方向PV14と、境界B2である直線の方向である境界方向EV0とを求め、移動方向PV14と境界方向EV0とを比較する。角度算出部13は、移動方向PV14と境界方向EV0とが平行に近いほど、境界部角度AN2の情報を180度に近づける補正を行う。一方、角度算出部13は、移動方向PV14と境界方向EV0とが垂直に近いほど、境界部角度AN2の情報を補正しないようにする。具体的には、角度算出部13は、移動方向PV14と境界方向EV0とがなす角度が90度から180度に含まれる角度である場合に、境界部角度AN2の情報を、境界部角度AN2の元の値から180度の間で線形補間する。
図23は、実施の形態2における境界部角度の算出について説明するための第2の図である。各指令点P16,P17,P18は、加工面S1と加工面S2との境界B3上の点である。実施の形態1の場合と同様に、角度算出部13は、境界指令点である指令点P16−P18について、境界部角度AN3を算出する。境界部角度AN3は、境界B3において加工面S1と加工面S2とがなす角度である。
図24は、実施の形態2における境界部角度の情報の補正について説明するための第2の図である。角度算出部13は、指令点P16における工具T1の移動方向PV16と、境界B3である直線の方向である境界方向EV1とを求め、移動方向PV16と境界方向EV1とを比較する。角度算出部13は、移動方向PV16と境界方向EV1とが平行に近いほど、境界部角度AN3の情報を180度に近づける補正を行う。一方、角度算出部13は、移動方向PV16と境界方向EV1とが垂直に近いほど、境界部角度AN3の情報を補正しないようにする。具体的には、角度算出部13は、移動方向PV16と境界方向EV1とがなす角度が90度から180度に含まれる角度である場合に、境界部角度AN3の情報を、境界部角度AN3の元の値から180度の間で線形補間する。角度算出部13は、指令点P17,P18についても、指令点P16の場合と同様に、境界部角度AN3の情報を補正する。
なお、角度算出部13は、工具経路上において互いに隣り合う指令点同士を結ぶ直線の方向を、境界指令点における工具の進行方向として求めても良い。角度算出部13は、その他の方法によって、境界指令点における工具の進行方向を求めても良い。2つの加工面における境界の方向は、目標形状から直接得るのが望ましい。角度算出部13は、境界指令点に対応付けられた切削点に基づいて、境界の方向を近似的に求めても良い。角度算出部13は、2つの加工面の各々について、切削点における加工面の法線ベクトルを求め、各法線ベクトルの外積方向から、境界の方向を近似的に求めても良い。
工具の移動方向と境界方向とが平行に近いほど、工具の速度の減速が不要である。また、工具の移動方向と境界方向とが垂直に近いほど、工具の速度の減速が必要である。実施の形態2によると、加工プログラム修正装置100は、目標形状のうち工具の移動方向と境界方向とが平行に近い部分では、工具の減速が少なくなるように加工プログラムを修正することができる。また、加工プログラム修正装置100は、目標形状のうち工具の移動方向と境界方向とが垂直に近い部分では、算出された境界部角度に従って工具が減速されるように加工プログラムを修正することができる。これにより、加工プログラム修正装置100は、工作機械により高い品質の加工品を効率良く得ることが可能となるという効果を奏する。なお、実施の形態1の変形例にかかる加工プログラム修正装置101は、実施の形態2と同様に、境界部角度の情報を補正しても良い。
次に、実施の形態1または2にかかる加工プログラム修正装置100,101のハードウェア構成について説明する。図25は、実施の形態1または2にかかる加工プログラム修正装置100,101のハードウェア構成例を示す図である。図25には、プログラムを実行するハードウェアを用いることによって加工プログラム修正装置100,101の機能が実現される場合におけるハードウェア構成を示している。
加工プログラム修正装置100,101は、加工プログラム修正装置100,101への情報の入力のための入力部50と、各種処理を実行するプロセッサ51と、内蔵メモリであるメモリ52と、情報を記憶する記憶装置53と、加工プログラム修正装置100,101からの情報の出力のための出力部54と、を有する。
入力部50は、外部から加工プログラム修正装置100,101へ入力されるデータを受信する回路である。加工プログラム入力部1と、工具データ入力部3と、形状データ入力部5との各機能は、入力部50を使用して実現される。
プロセッサ51は、CPU(Central Processing Unit)である。プロセッサ51は、処理装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、又はDSP(Digital Signal Processor)であっても良い。メモリ52は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)またはEEPROM(登録商標)(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)である。
記憶装置53は、HDD(Hard Disk Drive)またはSSD(Solid State Drive)である。コンピュータを加工プログラム修正装置100,101として機能させるプログラムは、記憶装置53に格納される。プロセッサ51は、記憶装置53に格納されているプログラムをメモリ52に読み出して実行する。
プログラムは、コンピュータシステムによる読み取りが可能とされた記憶媒体に記憶されたものであっても良い。加工プログラム修正装置100,101は、記憶媒体に記録されたプログラムをメモリ52へ格納しても良い。記憶媒体は、フレキシブルディスクである可搬型記憶媒体、あるいは半導体メモリであるフラッシュメモリであっても良い。プログラムは、他のコンピュータあるいはサーバ装置から通信ネットワークを介してコンピュータシステムへインストールされても良い。
加工プログラム解析部7と、切削点算出部9と、境界指令点抽出部11と、角度算出部13と、修正部15と、速度算出部17との各機能は、プロセッサ51とソフトウェアの組み合わせによって実現される。当該各機能は、プロセッサ51およびファームウェアの組み合わせによって実現されても良く、プロセッサ51、ソフトウェアおよびファームウェアの組み合わせによって実現されても良い。ソフトウェアまたはファームウェアは、プログラムとして記述され、記憶装置53に格納される。
記憶装置53には、加工プログラム修正装置100,101において使用される各種データが格納される。加工プログラム記憶部2と、工具データ記憶部4と、形状データ記憶部6と、工具経路記憶部8と、切削点記憶部10と、境界指令点記憶部12と、角度記憶部14との各機能は、記憶装置53を使用して実現される。
出力部54は、加工プログラム修正装置100,101により修正された加工プログラムを外部へ出力する回路である。加工プログラム出力部16の機能は、出力部54を使用して実現される。
加工プログラム修正装置100,101の機能は、加工プログラムの修正のための専用のハードウェアである処理回路によって実現されても良い。処理回路は、単一回路、複合回路、プログラム化されたプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、又はこれらの組み合わせである。加工プログラム修正装置100,101の機能は、一部を専用のハードウェアで実現し、他の一部をソフトウェアまたはファームウェアで実現するようにしても良い。
実施の形態3.
実施の形態3では、数値制御装置において加工プログラムを修正する例について説明する。図26は、実施の形態3にかかる数値制御装置200の構成を示す図である。実施の形態3では、上記の実施の形態1または2と同一の構成要素には同一の符号を付し、実施の形態1または2とは異なる構成について説明する。
数値制御装置200は、加工プログラム入力部1と、加工プログラム記憶部2と、工具データ入力部3と、工具データ記憶部4と、形状データ入力部5と、形状データ記憶部6と、加工プログラム解析部7と、工具経路記憶部8と、切削点算出部9と、切削点記憶部10と、境界指令点抽出部11と、境界指令点記憶部12と、角度算出部13と、角度記憶部14と、速度算出部17と、補間加減速部20と、補間データ出力部21とを有する。
補間加減速部20は、単位時間ごとにおける工具経路上の位置を表す補間点を求める補間部としての機能と、補間点の加減速処理を行う機能とを有する。補間加減速部20は、速度算出部17によって算出された速度に基づいて補間点を求める。補間加減速部20は、加減速処理を経た補間点のデータである補間データを、補間データ出力部21へ出力する。補間データ出力部21は、工作機械のモータ駆動部22へ補間データを出力する。
次に、数値制御装置200の動作について説明する。図27は、実施の形態3にかかる数値制御装置200の動作手順を示すフローチャートである。
ステップS11において、数値制御装置200は、加工プログラム、工具データおよび形状データを受け付ける。ステップS12において、数値制御装置200は、加工プログラムの解析によって、工具経路を求める。ステップS13において、数値制御装置200は、工具経路上の複数の指令点の各々について切削点を求める。ステップS14において、数値制御装置200は、工具経路上の複数の指令点の中から境界指令点を抽出する。ステップS15において、数値制御装置200は、工具経路上の各境界指令点における境界部角度を算出する。ステップS11からステップS15の詳細は、図2に示すステップS1からステップS5の場合と同様である。なお、角度算出部13は、実施の形態2の場合と同様に、指令点における工具の進行方向と境界の線とがなす角度に基づいて、境界部角度の情報を補正しても良い。
ステップS16において、数値制御装置200は、境界指令点における工具の速度を境界部角度に基づいて算出する。速度算出部17は、工具経路および指令点のデータを工具経路記憶部8から読み出す。速度算出部17は、境界指令点に対応付けられた境界部角度のデータを角度記憶部14から読み出す。速度算出部17は、境界部角度が対応付けられている各指令点について、当該指令点を工具が通るときにおける速度を算出する。速度算出部17による速度の算出方法は、実施の形態1の変形例の場合と同様である。なお、角度算出部13によって境界部角度の情報が補正された場合、速度算出部17は、補正された境界部角度の情報を用いた演算によって速度を算出する。速度算出部17は、境界指令点に対応付けられた速度のデータを補間加減速部20へ出力する。
ステップS17において、数値制御装置200は、工具経路の補間処理と補間結果の加減速処理とを実施する。補間加減速部20は、工具経路に基づいた移動指令と速度のデータとに基づいて、補間周期ごとに、すなわち単位時間ごとに工具経路を補間した補間点を作成する。補間加減速部20は、補間点の加減速処理を行う。補間加減速部20は、補間データ出力部21へ補間データを出力する。
ステップS18において、数値制御装置200は、補間データ出力部21により、モータ駆動部22へ補間データを出力する。以上により、数値制御装置200は、図27に示す手順による動作を終了する。
実施の形態3によると、数値制御装置200は、工具経路と、形状データと、工具データとに基づいて境界指令点を抽出し、抽出された境界指令点における境界度角度から境界部における工具の速度を求める。数値制御装置200は、工具経路の方向が大きく変わる曲がり部と目標形状における角部とにおいて、所望の品質での加工が可能な速度で工具を移動させる制御が可能となる。これにより、加工品の品質向上が可能となる。実施の形態3によると、数値制御装置200は、実施の形態1または2の場合と同様に、工作機械により高い品質の加工品を効率良く得ることが可能となるという効果を奏する。
実施の形態4.
実施の形態2では、角度算出部13における境界部角度の情報の補正について説明した。実施の形態4では、機械学習の手法によって、境界部角度の情報の補正方法を学習する例について説明する。図28は、実施の形態4にかかる数値制御装置201の構成を示す図である。実施の形態4では、上記の実施の形態1から3と同一の構成要素には同一の符号を付し、実施の形態1から3とは異なる構成について説明する。
数値制御装置201は、図26に示す構成に加えて、補間データ記憶部23と機械学習装置30とを有する。補間加減速部20は、補間データ出力部21と補間データ記憶部23とへ補間データを出力する。補間データ記憶部23は、補間加減速部20によって作成された補間データを記憶する。
機械学習装置30は、加工時間の遅延をできるだけ少なくしながら所望の精度での加工を可能とする境界部角度の補正方法を学習する。機械学習装置30は、状態観測部31と学習部32とを備える。状態観測部31は、補間データ記憶部23から補間データを読み出す。状態観測部31は、補間データを状態変数として観測する。学習部32は、状態変数に基づいて作成されるデータセットに従って、境界部角度の情報の補正方法を学習する。
実施の形態2にて説明したように、角度算出部13は、指令点における工具の進行方向と、2つの加工面の境界である線とがなす角度に基づいて、境界部角度の情報を補正する。角度算出部13は、工具の移動方向と境界方向とがなす角度が90度から180度に含まれる角度である場合において、境界部角度の情報を、境界部角度の元の値から180度の間で補間する。機械学習装置30は、かかる補間を表す関数を学習する。
なお、状態変数には、補間点における工具と切削点との距離と、工具経路と工具の先端位置の軌跡との差を表す誤差量と、補間点における工具の速度または加速度と、工具経路における加工時間との少なくとも1つである加工データが含まれても良い。状態観測部31は、補間データに基づいて算出された加工データを、状態変数として観測する。
なお、状態変数として観測される加工データは、補間データに基づいて算出されたデータに限られず、工作機械において実測されたデータであっても良い。すなわち、状態観測部31は、補間点における工具と切削点との距離と、工具経路と工具の先端位置の軌跡との差を表す誤差量と、補間点における工具の速度または加速度と、工具経路における加工時間との少なくとも1つの実測値を、状態変数として観測しても良い。この場合、状態観測部31は、数値制御装置201の外部の測定機器から加工データを取得する。これにより、状態観測部31は、工作機械における振動等が加味された加工データを、状態変数として観測することができる。
学習部32は、状態観測部31から入力される状態変数をまとめ合わせたデータセットを作成する。学習部32は、データセットに従って、境界部角度の情報の補正方法を学習する。学習部32が用いる学習アルゴリズムはどのようなものを用いてもよい。一例として、強化学習(Reinforcement Learning)を適用した場合について説明する。
強化学習は、ある環境内におけるエージェントである行動主体が、現在の状態を観測し、取るべき行動を決定する、というものである。エージェントは行動を選択することで環境から報酬を得て、一連の行動を通じて報酬が最も多く得られるような方策を学習する。強化学習の代表的な手法として、Q学習(Q-Learning)およびTD学習(TD-Learning)などが知られている。例えば、Q学習の場合、行動価値関数Q(s,a)の一般的な更新式である行動価値テーブルは、次の式(1)で表される。行動価値関数Q(s,a)は、環境「s」のもとで行動「a」を選択する行動の価値である行動価値Qを表す。
Figure 0006903255
上記の式(1)により表される更新式は、時刻「t+1」における最良の行動「a」の行動価値が、時刻「t」において実行された行動「a」の行動価値Qよりも大きければ、行動価値Qを大きくし、逆の場合は、行動価値Qを小さくする。換言すれば、時刻「t」における行動「a」の行動価値Qを、時刻「t+1」における最良の行動価値に近づけるように、行動価値関数Q(s,a)を更新する。それにより、ある環境における最良の行動価値が、それ以前の環境における行動価値に順次伝播する。
学習部32は、報酬算出部33と関数更新部34とを有する。報酬算出部33は、状態変数に基づいて報酬を算出する。関数更新部34は、報酬算出部33によって算出される報酬に従って、補正方法を表す関数を更新する。
報酬算出部33は、加工によって得られる面精度と理想とする面精度との差分と、加工時間とに基づいて、報酬「r」を算出する。例えば、補正方法を変更した結果、面精度の差分が閾値以下となった場合、および、加工時間が短くなった場合において、報酬算出部33は報酬「r」を増大させる。報酬算出部33は、報酬の値である「1」を与えることによって報酬「r」を増大させる。なお、報酬の値は「1」に限られない。また、補正方法を変更した結果、面精度の差分が閾値を超えた場合、または、加工時間が長くなった場合において、報酬算出部33は、報酬「r」を低減させる。報酬算出部33は、報酬の値である「−1」を与えることによって報酬「r」を低減させる。なお、報酬の値は「−1」に限られない。
図29は、実施の形態4にかかる数値制御装置201が有する学習部32の動作手順を示すフローチャートである。図29のフローチャートを参照して、行動価値関数Q(s,a)を更新する強化学習方法について説明する。
ステップS21において、学習部32は、データセットを取得する。ステップS22において、学習部32は、面精度との差分と、加工時間とに基づいて報酬を算出する。ステップS23において、学習部32は、報酬に基づいて行動価値関数Q(s,a)を更新する。ステップS24において、学習部32は、行動価値関数Q(s,a)が収束したか否かを判断する。学習部32は、ステップS23における行動価値関数Q(s,a)の更新が行われなくなることによって行動価値関数Q(s,a)が収束したと判断する。
行動価値関数Q(s,a)が収束していないと判断された場合(ステップS24,No)、学習部32は、手順をステップS21へ戻す。行動価値関数Q(s,a)が収束したと判断された場合(ステップS24,Yes)、学習部32は、図29に示す手順による学習を終了する。なお、学習部32は、ステップS24による判断をせず、ステップS23からステップS21へ手順を戻すことによって学習を継続しても良い。
機械学習装置30は、生成された行動価値関数Q(s,a)である学習済モデルを角度算出部13へ出力する。角度算出部13は、学習済モデルに示される補正方法に従って、境界部角度の情報を補正する。数値制御装置201は、学習済モデルに示される補正方法に従って、境界部角度の情報を補正することによって、加工時間の遅延をできるだけ少なくしながら所望の精度での加工が可能となるように工作機械を制御することができる。
実施の形態3において、速度算出部17は、境界部角度の情報に基づいて工具の速度を算出する。境界部角度の情報の補正方法に代えて、速度の算出方法を学習しても良い。ここで、機械学習の手法によって速度の算出方法を学習する変形例について説明する。図30は、実施の形態4の変形例にかかる数値制御装置202の構成を示す図である。
数値制御装置202は、図26に示す構成に加えて、補間データ記憶部23と機械学習装置40とを有する。機械学習装置40は、加工時間の遅延をできるだけ少なくしながら所望の精度での加工を可能とする速度の算出方法を学習する。機械学習装置40は、状態観測部41と学習部42とを備える。状態観測部41は、補間データ記憶部23から補間データを読み出す。状態観測部41は、補間データを状態変数として観測する。学習部42は、状態変数に基づいて作成されるデータセットに従って、速度の算出方法を学習する。学習部42は、報酬算出部43と関数更新部44とを有する。
変形例においても、状態変数には、補間点における工具と切削点との距離と、工具経路と工具の先端位置の軌跡との差を表す誤差量と、補間点における工具の速度または加速度と、工具経路における加工時間との少なくとも1つである加工データが含まれても良い。状態観測部41は、補間データに基づいて算出された加工データを、状態変数として観測する。状態変数として観測される加工データは、補間データに基づいて算出されたデータに限られず、工作機械において実測されたデータであっても良い。
状態観測部41および学習部42の詳細は、上記の状態観測部31および学習部32の場合と同様である。機械学習装置40は、生成された行動価値関数Q(s,a)である学習済モデルを速度算出部17へ出力する。数値制御装置202は、学習済モデルに示される算出方法に従って速度を算出することによって、加工時間の遅延をできるだけ少なくしながら所望の精度での加工が可能となるように工作機械を制御することができる。
実施の形態4において、状態変数として観測される補間点のデータは、工具経路上の全ての補間点のデータである場合に限られない。状態観測部31,41は、工具経路における複数の補間点の中から加工面同士の境界以外における補間点を除いて、境界における補間点のデータのみを状態変数として観測しても良い。この場合、補間データ記憶部23において境界指令点に対応付けて補間点のデータを記憶することで、状態観測部31,41は、境界指令点に対応付けられている補間点のデータのみを取得しても良い。機械学習装置30,40は、境界における補間点のデータのみを状態変数として観測することによって、学習の効率化が可能となる。
実施の形態4では、学習部32,42が用いる学習アルゴリズムに強化学習を適用する場合について説明したが、学習アルゴリズムには、強化学習以外の学習が適用されても良い。学習部32,42は、強化学習以外の公知の学習アルゴリズム、例えば、深層学習(Deep Learning)、ニューラルネットワーク、遺伝的プログラミング、帰納論理プログラミングあるいはサポートベクターマシンといった学習アルゴリズムを用いて機械学習を実行しても良い。
機械学習装置30,40は、数値制御装置201,202に内蔵されるものに限られない。機械学習装置30,40は、実施の形態1または2にかかる加工プログラム修正装置100,101に内蔵されても良い。加工プログラム修正装置100,101に機械学習装置30,40が内蔵される場合、機械学習装置30,40は、数値制御装置から補間データおよび加工データを取得する。機械学習装置30,40は、工作機械において実測された加工データを測定機器から取得しても良い。機械学習装置30,40は、ネットワークを介して数値制御装置201,202に接続可能な装置であっても良い。機械学習装置30,40は、クラウドサーバ上に存在する装置であっても良い。
学習部32,42は、複数の数値制御装置201,202に対して作成されたデータセットに従って、補正方法または算出方法を学習しても良い。学習部32,42は、同一の現場で使用される複数の数値制御装置201,202から得たデータを基にデータセットを作成しても良く、あるいは、互いに異なる現場で使用される複数の数値制御装置201,202から得たデータを基にデータセットを作成しても良い。データセットは、複数の現場において互いに独立して稼働する複数の数値制御装置201,202から収集されたものであっても良い。複数の数値制御装置201,202からのデータセットの収集を開始した後に、データセットが収集される対象に新たな数値制御装置201,202が追加されても良い。また、複数の数値制御装置201,202からのデータセットの収集を開始した後に、データセットが収集される対象から、複数の数値制御装置201,202のうちの一部が除外されても良い。
ある1つの数値制御装置201,202について学習を行った学習部32,42は、当該数値制御装置201,202以外の他の数値制御装置201,202についての学習を行っても良い。当該他の数値制御装置201,202についての学習を行う学習部32,42は、当該他の数値制御装置201,202における再学習によって、学習済モデルを更新することができる。
次に、実施の形態3または4にかかる数値制御装置200,201,202のハードウェア構成について説明する。数値制御装置200,201,202のハードウェア構成は、図25に示すハードウェア構成と同様である。ここでは、図25を参照して、数値制御装置200,201,202のハードウェア構成について説明する。
加工プログラム入力部1と、工具データ入力部3と、形状データ入力部5との各機能は、入力部50を使用して実現される。加工プログラム解析部7と、切削点算出部9と、境界指令点抽出部11と、角度算出部13と、修正部15と、速度算出部17と、補間加減速部20と、機械学習装置30,40との各機能は、プロセッサ51とソフトウェアの組み合わせによって実現される。当該各機能は、プロセッサ51およびファームウェアの組み合わせによって実現されても良く、プロセッサ51、ソフトウェアおよびファームウェアの組み合わせによって実現されても良い。
加工プログラム記憶部2と、工具データ記憶部4と、形状データ記憶部6と、工具経路記憶部8と、切削点記憶部10と、境界指令点記憶部12と、角度記憶部14と、補間データ記憶部23との各機能は、記憶装置53を使用して実現される。補間データ出力部21の機能は、出力部54を使用して実現される。数値制御装置200,201,202の機能は、数値制御のための専用のハードウェアである処理回路によって実現されても良い。
機械学習装置30,40が数値制御装置200,201,202の外部の装置である場合、機械学習装置30,40は、パーソナルコンピュータまたは汎用コンピュータといったコンピュータシステムにより実現される。コンピュータシステムには、機械学習装置30,40として動作するための処理が記述されたプログラムがインストールされる。この場合における機械学習装置30,40のハードウェア構成は、図25に示すハードウェア構成と同様である。
以上の各実施の形態に示した構成は、本開示の内容の一例を示すものである。各実施の形態の構成は、別の公知の技術と組み合わせることが可能である。各実施の形態の構成同士が適宜組み合わせられても良い。本開示の要旨を逸脱しない範囲で、各実施の形態の構成の一部を省略または変更することが可能である。
1 加工プログラム入力部、2 加工プログラム記憶部、3 工具データ入力部、4 工具データ記憶部、5 形状データ入力部、6 形状データ記憶部、7 加工プログラム解析部、8 工具経路記憶部、9 切削点算出部、10 切削点記憶部、11 境界指令点抽出部、12 境界指令点記憶部、13 角度算出部、14 角度記憶部、15 修正部、16 加工プログラム出力部、17 速度算出部、20 補間加減速部、21 補間データ出力部、22 モータ駆動部、23 補間データ記憶部、30,40 機械学習装置、31,41 状態観測部、32,42 学習部、33,43 報酬算出部、34,44 関数更新部、50 入力部、51 プロセッサ、52 メモリ、53 記憶装置、54 出力部、100,101 加工プログラム修正装置、200,201,202 数値制御装置。

Claims (21)

  1. 第1の加工面および第2の加工面を有する被加工物を切削する工具を移動させるための指令が記述された加工プログラムの解析によって、前記被加工物に対して前記工具を移動させる経路である工具経路を求める加工プログラム解析部と、
    前記工具経路上の指令点に前記工具が配置された場合に、前記被加工物の加工面上の点であって前記工具に対応する点である切削点を、前記工具経路上の複数の前記指令点の各々について算出する切削点算出部と、
    前記第1の加工面および前記第2の加工面がなす角度である境界部角度を前記指令点および前記切削点から算出する角度算出部と、
    前記境界部角度の情報が反映された前記加工プログラムを出力する加工プログラム出力部と、
    を備えることを特徴とする加工プログラム修正装置。
  2. 前記第1の加工面および前記第2の加工面の境界に対応する前記指令点である境界指令点を複数の前記指令点の中から抽出する境界指令点抽出部をさらに備え、
    前記境界部角度は、前記境界指令点における角度であることを特徴とする請求項1に記載の加工プログラム修正装置。
  3. 前記境界指令点抽出部は、前記第1の加工面および前記第2の加工面の各々にある前記切削点に対応付けられた前記指令点と、前記境界にある前記切削点に対応付けられた前記指令点との少なくとも一方を、前記境界指令点として抽出することを特徴とする請求項2に記載の加工プログラム修正装置。
  4. 前記境界指令点における前記工具の速度を前記境界部角度に基づいて算出する速度算出部をさらに備え、
    前記加工プログラム出力部は、前記工具の速度の情報が記述された前記加工プログラムを出力することを特徴とする請求項2または3に記載の加工プログラム修正装置。
  5. 前記切削点算出部は、前記工具経路と、前記工具の形状を表す工具データと、前記被加工物の加工における目標形状を表す形状データとに基づいて前記切削点を求めることを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載の加工プログラム修正装置。
  6. 前記角度算出部は、前記第1の加工面の前記切削点における法線ベクトルと前記第2の加工面の前記切削点における法線ベクトルとに基づいて前記境界部角度を算出することを特徴とする請求項1から5のいずれか1つに記載の加工プログラム修正装置。
  7. 前記角度算出部は、前記加工プログラムへ反映させる前記境界部角度の情報を、前記指令点における前記工具の進行方向と前記第1の加工面および前記第2の加工面の境界である線とがなす角度に基づいて補正することを特徴とする請求項1から6のいずれか1つに記載の加工プログラム修正装置。
  8. 前記加工プログラム出力部は、前記境界部角度の情報が記述された前記加工プログラムを出力することを特徴とする請求項1から7のいずれか1つに記載の加工プログラム修正装置。
  9. 前記加工プログラム出力部は、前記被加工物のうち前記第1の加工面および前記第2の加工面で構成される境界部が凸形状および凹形状のいずれであるかを表す情報が記述された前記加工プログラムを出力することを特徴とする請求項1から8のいずれか1つに記載の加工プログラム修正装置。
  10. 第1の加工面および第2の加工面を有する被加工物を切削する工具を移動させるための指令が記述された加工プログラムの解析によって、前記被加工物に対して前記工具を移動させる経路である工具経路を求める加工プログラム解析部と、
    前記工具経路上の指令点に前記工具が配置された場合に、前記被加工物の加工面上の点であって前記工具に対応する点である切削点を、前記工具経路上の複数の前記指令点の各々について求める切削点算出部と、
    前記第1の加工面および前記第2の加工面がなす角度である境界部角度を前記指令点および前記切削点から算出する角度算出部と、
    前記工具の速度を前記境界部角度に基づいて算出する速度算出部と、
    単位時間ごとにおける前記工具経路上の位置を表す補間点を前記工具の速度に基づいて求める補間部と、
    を備えることを特徴とする数値制御装置。
  11. 前記第1の加工面および前記第2の加工面の境界に対応する前記指令点である境界指令点を複数の前記指令点の中から抽出する境界指令点抽出部をさらに備え、
    前記境界部角度は、前記境界指令点における角度であって、
    前記速度算出部は、前記境界指令点における前記工具の速度を前記境界部角度に基づいて算出することを特徴とする請求項10に記載の数値制御装置。
  12. 前記角度算出部は、前記境界部角度の情報を、前記指令点における前記工具の進行方向と前記第1の加工面および前記第2の加工面の境界の線とがなす角度に基づいて補正し、
    前記速度算出部は、補正された前記境界部角度の情報を用いた演算によって前記工具の速度を算出することを特徴とする請求項10または11に記載の数値制御装置。
  13. 前記補間点のデータを状態変数として観測する状態観測部と、
    前記状態変数に基づいて作成されるデータセットに従って、前記境界部角度の情報の補正方法を学習する学習部と、
    を備え、
    前記角度算出部は、学習された前記補正方法に従って前記境界部角度の情報を補正することを特徴とする請求項12に記載の数値制御装置。
  14. 前記補間点のデータを状態変数として観測する状態観測部と、
    前記状態変数に基づいて作成されるデータセットに従って、前記境界指令点における前記工具の速度の算出方法を学習する学習部と、
    を備え、
    前記速度算出部は、学習された前記算出方法に従って前記工具の速度を算出することを特徴とする請求項11に記載の数値制御装置。
  15. 前記状態変数は、前記補間点における前記工具と前記切削点との距離と、前記工具経路と前記工具の先端位置の軌跡との差を表す誤差量と、前記補間点における前記工具の速度または加速度と、前記工具経路における加工時間との少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項13または14に記載の数値制御装置。
  16. 前記状態観測部は、前記距離と、前記誤差量と、前記工具の速度または加速度と、前記加工時間との少なくとも1つの実測値を前記状態変数として観測することを特徴とする請求項15に記載の数値制御装置。
  17. 前記状態観測部は、前記工具経路における複数の前記補間点の中から前記境界以外における前記補間点を除いて、前記境界における前記補間点のデータを前記状態変数として観測することを特徴とする請求項13から16のいずれか1つに記載の数値制御装置。
  18. 第1の加工面および第2の加工面を有する被加工物を切削する工具を移動させるための指令が記述された加工プログラムを加工プログラム修正装置が修正する加工プログラム修正方法であって、
    前記加工プログラムの解析によって、前記被加工物に対して前記工具を移動させる経路である工具経路を求めるステップと、
    前記工具経路上の指令点に前記工具が配置された場合に、前記被加工物の加工面上の点であって前記工具に対応する点である切削点を、前記工具経路における複数の前記指令点の各々について算出するステップと、
    前記第1の加工面および前記第2の加工面がなす角度である境界部角度を前記指令点および前記切削点から算出するステップと、
    前記境界部角度の情報が反映された前記加工プログラムを出力するステップと、
    を含むことを特徴とする加工プログラム修正方法。
  19. 前記第1の加工面および前記第2の加工面の境界に対応する前記指令点である境界指令点を複数の前記指令点の中から抽出するステップをさらに含み、
    前記境界部角度は、前記境界指令点における角度であることを特徴とする請求項18に記載の加工プログラム修正方法。
  20. 請求項4に記載の加工プログラム修正装置または請求項10に記載の数値制御装置において境界指令点における工具の速度を算出するための算出方法を学習する機械学習装置であって、
    単位時間ごとにおける工具経路上の位置を表す補間点のデータを状態変数として観測する状態観測部と、
    前記状態変数に基づいて作成されるデータセットに従って前記工具の速度の前記算出方法を学習する学習部と、
    を備えることを特徴とする機械学習装置。
  21. 請求項7に記載の加工プログラム修正装置または請求項12に記載の数値制御装置において加工プログラムへ反映させる境界部角度の情報を、指令点における工具の進行方向と第1の加工面および第2の加工面の境界である線とがなす角度に基づいて補正するための補正方法を学習する機械学習装置であって、
    単位時間ごとにおける工具経路上の位置を表す補間点のデータを状態変数として観測する状態観測部と、
    前記状態変数に基づいて作成されるデータセットに従って前記境界部角度の情報の前記補正方法を学習する学習部と、
    を備えることを特徴とする機械学習装置。
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