JP6901678B2 - モータ制御装置及びモータ制御方法 - Google Patents

モータ制御装置及びモータ制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、モータの回転始動時に、回転子の回転に応じて電気角で180度毎に出力される検出信号を用いて、モータの駆動を制御するモータ制御装置に関する。
モータの回転始動時に、回転子の回転に応じて電気角で180度毎に出力される検出信号を用いて、モータの駆動を制御するモータ制御装置が知られている。このようなモータ制御装置として、例えば特許文献1には、回転子側に取り付けられたセンサターゲットとの周方向の相対位置関係に応じて出力されるHまたはLの位置センサ信号と、該位置センサ信号が切り替わる時間間隔から検出される前記回転子の回転速度とに基づいて、前記回転子の位相を推定する推定位相検出装置が開示されている。
詳しくは、前記特許文献1に開示されている推定位相検出装置は、前記位置センサ信号が2回検出されるまでの第一期間では、前記位置センサ信号のHまたはLに対応して定まる基準位相と始動加速度を2階積分して得られる補間位相との和から位相を推定する。一方、前記推定位相検出装置は、前記第一期間経過後の第二期間において、切り替わった前記位置センサ信号に基づく前記基準位相と、切り替わり前に検出された回転速度を積分することにより得られる補間位相との和から位相を推定する。
特開2015−100142号公報
上述の特許文献1に開示されている構成では、位置センサ信号の切り替わりが2回検出されるまでの第一期間において、位相を算出する際の回転速度(検出速度)が得られないため、始動加速度を用いて、位相を推定している。よって、前記特許文献1に開示されている構成では、回転速度を用いて精度良く位相を推定してモータの駆動制御を行えるようになるには、回転子の回転始動時から前記位置センサ信号の切り替わりが2回検出されるまでの時間を要する。
したがって、上述の特許文献1に開示されている構成では、モータの回転始動時の応答性があまり高くないため、回転子の回転速度が所定速度に達するまでに時間を要する。
本発明の目的は、回転子の回転位置を電気角で180度毎に検出可能な回転位置検出部を備えたモータ制御装置において、モータの回転始動時の応答性が高い構成を得ることにある。
本発明の一実施形態に係るモータ制御装置は、モータの回転子を正回転させる所定の位相を用いて、前記モータの駆動を制御するモータ駆動制御部と、前記モータの電気角が180度毎に、前記モータの回転子の回転位置に応じて2種類の検出信号を出力する回転位置検出部と、前記回転子の回転始動時から、前記回転位置検出部から出力される前記検出信号の種類が切り替わるまでの経過時間を用いて、前記回転子の回転始動時の停止位置を推定する停止位置推定部と、前記経過時間と前記停止位置とを用いて、前記回転子の回転速度を推定する回転速度推定部と、前記回転速度を用いて、前記所定の位相としての推定位相を算出する推定位相算出部と、を備える(第1の構成)。
以上の構成では、回転子の回転始動時から、回転位置検出部から出力される検出信号の種類が切り替わるまでの経過時間を用いて、回転子の回転始動時の停止位置を推定する。
これにより、前記停止位置を容易に推定することができる。
そして、前記経過時間及び前記停止位置を用いて、前記回転子の回転速度を推定するとともに、該回転速度を用いて推定位相を算出する。これにより、回転子を回転始動させる際に、従来の構成に比べて、回転子の回転速度を用いたモータの駆動制御に迅速に移行することができる。したがって、モータの回転始動時における応答性を向上することができる。
前記第1の構成において、前記停止位置推定部は、前記経過時間に応じて、前記停止位置が、前記回転子の安定停止点のいずれであるかを推定する(第2の構成)。
モータの回転子は、該モータに生じるコギングトルクの影響によって、停止する回転位置が決まっている。すなわち、回転子は、コギングトルクがゼロで且つ電気角に対するコギングトルクの傾きが負である電気角の位置(安定停止点)で停止する。
よって、回転子の回転始動時から、回転位置検出部から出力される検出信号の種類が切り替わるまでの経過時間に基づいて、安定停止点の中から回転子の回転始動時の停止位置を、容易に且つ精度良く推定できる。
前記第1または第2の構成において、モータ制御装置は、前記回転子の回転始動時に、前記検出信号に応じて、前記回転子の安定停止点のうち最大電気角の安定停止点に対して電気角で−90度以上で且つ最小電気角の安定停止点に対して電気角で90度以下の固定位相を、前記所定の位相として設定する固定位相設定部をさらに備える(第3の構成)。
これにより、回転子の回転始動時には、モータの駆動制御に固定位相を用いるため、従来構成のように始動加速度を用いた位相の演算が不要になる。よって、回転子の回転始動時の位相が容易に得られる。
ところで、前記固定位相とモータの実際の位相(以下、実位相)との誤差が、電気角の絶対値で90度よりも大きい場合には、図3に示すように、回転子に負のトルクが生じる。これは、モータを駆動制御する際に、実位相に対して固定子コイルに印加する電流の位相が電気角の絶対値で90度よりも大きくずれた場合、回転子のマグネットが受けるトルク(以下、マグネットトルク)が逆方向であることを意味している。一方、前記固定位相と実位相との誤差が電気角の絶対値で90度以下であれば、マグネットトルクは逆方向ではない。
これに対し、上述の構成では、回転子の回転始動時には、前記固定位相を、回転位置検出部から出力される検出信号に応じて、前記回転子の安定停止点のうち最大電気角の安定停止点に対して電気角で−90度以上で且つ最小電気角の安定停止点に対して電気角で90度以下の固定位相とする。これにより、安定停止点で停止していた前記回転子の回転位置での位相に対し、前記固定位相の誤差を電気角の絶対値で90度以下にすることができる。
したがって、上述の構成により、前記固定位相を用いてモータの始動制御を行った場合でも、回転子が逆方向に回転することを防止できる。したがって、モータを迅速に始動させることが可能になる。
本発明の一実施形態に係るモータの制御方法は、前記モータの回転子の回転始動時に、前記モータの電気角が180度毎に前記モータの回転子の回転位置に応じて回転位置検出部から出力される2種類の検出信号に応じて、前記回転子の安定停止点のうち最大電気角の安定停止点に対して−90度以上で且つ最小電気角の安定停止点に対して90度以下の電気角を、固定位相に設定する固定位相設定工程と、前記回転子の回転始動時から、前記固定位相を用いてモータ駆動制御部によって前記モータの駆動を制御することによって、前記回転位置検出部から出力される前記検出信号の種類が切り替わるまでの経過時間を用いて、前記回転子の回転始動時の停止位置を推定する停止位置推定工程と、前記経過時間と前記停止位置とを用いて、前記回転子の回転速度を推定する回転速度推定工程と、前記回転速度を用いて、推定位相を算出する推定位相算出工程と、を有する(第1の方法)。
本発明の一実施形態に係るモータ制御装置によれば、モータの回転位置を電気角で180度毎に検出可能な回転位置検出部を備えた構成において、回転子の回転始動時から、回転位置検出部から出力される検出信号の種類が切り替わるまでの経過時間を用いて、前記回転子の回転始動時の停止位置を推定する。前記経過時間及び前記停止位置を用いて推定される前記回転子の回転速度に基づいて、モータの駆動制御に用いられる推定位相を算出する。
これにより、回転子の回転位置を電気角で180度毎に検出可能な回転位置検出部を備えたモータにおいて、回転子の回転始動時の停止位置を容易に推定できるとともに、該停止位置を用いて推定される前記回転子の回転速度に基づいて、モータを駆動制御することができる。よって、モータの回転始動時の応答性が高い構成を実現できる。
図1は、実施形態に係るモータ制御装置の概略構成を示す制御ブロック図である。 図2は、電気角と、コギングトルク及び検出信号との関係を模式的に示す図である。 図3は、固定位相と実位相との誤差と、回転子に生じるトルクとの関係を模式的に示す図である。 図4は、固定位相を設定した場合に、回転子の回転によって該回転子に生じるトルクの変化を模式的に示す図である。 図5は、経過時間を用いて回転子の回転始動時の停止位置を推定する方法を模式的に示す図である。 図6は、モータ制御装置の動作の一例を示すフローである。 図7は、モータ制御装置の動作の一例を示すフローである。
以下、図面を参照し、本発明の実施の形態を詳しく説明する。図中の同一または相当部分については同一の符号を付してその説明は繰り返さない。
図1は、本発明の実施形態に係るモータ制御装置1の概略構成を示すブロック図である。このモータ制御装置1は、モータ2を駆動させる駆動回路3に対して、制御信号を出力する。すなわち、モータ制御装置1は、モータ2の駆動を制御する。モータ2は、回転子51と、固定子55と、被検出部60とを備える。図1において、符号13は、被検出部60の回転位置を検出する後述の位置検出センサである。
モータ2は、例えば、円筒形の固定子55の内方に回転子51が配置された、いわゆるインナーロータタイプのモータである。なお、モータは、回転子が固定子の径方向外方で回転する、いわゆるアウターロータタイプのモータであってもよい。
回転子51は、回転子コア52と、回転子コア52の外周部に周方向に並んで配置される界磁用マグネット53とを有する。本実施形態では、界磁用マグネット53は、回転子コア52の外周部に4つ配置されている。すなわち、本実施形態のモータ2は、極数が4である。なお、界磁用マグネット53は、回転子コアの内部に配置されていてもよい。
固定子55は、略円筒状のヨーク56と、ヨーク56の内周面から内方に向かって延びる複数(本実施形態では6つ)のティース57と、ティース57に巻かれたコイル58とを有する。ヨーク56及び複数のティース57は、一体形成されている。
本実施形態のモータ2は、例えば、極数が4で、スロット数が6のモータである。なお、モータ2は、極数が4以外であってもよいし、スロット数が6以外であってもよい。
被検出部60は、回転子51と一体で回転する。被検出部60は、磁性材料によって構成されている。被検出部60は、本体部61と、本体部61からモータ2の径方向一方及び他方に向かってそれぞれ突出する一対の突出部62とを有する。すなわち、一対の突出部62は、本体部61の外周側に180度の間隔で設けられている。これにより、被検出部60は、外周面に凹凸を有する。
駆動回路3は、モータ2を駆動させるように、3相のブリッジ回路を構成する複数のスイッチング素子(図示省略)を備えたスイッチング回路である。駆動回路3は、一般的なスイッチング回路と同様の構成を有するため、詳しい説明は省略する。
モータ制御装置1は、入力されるモータ駆動指令に応じて、駆動回路3に対し、スイッチング素子を駆動させる制御信号を出力する。また、モータ制御装置1は、前記モータ駆動指令に応じて、モータ2の回転子51の回転位置に基づく位相制御を行うことによって、モータ2の駆動を制御する。なお、前記モータ駆動指令は、図示しない上位のコントローラからモータ制御装置1に入力される。
具体的には、モータ制御装置1は、モータ駆動制御部11と、位相設定部12と、回転位置検出部13とを備える。モータ駆動制御部11は、位相設定部12で設定された位相に応じて、モータ2を駆動させるための制御信号を生成する。モータ駆動制御部11は、生成した前記制御信号を、駆動回路3に対して出力する。なお、モータ駆動制御部11の構成は、従来の構成と同様なので、詳しい説明を省略する。
回転位置検出部13は、回転子51と一体で回転する被検出部60との間で磁束を生じさせる磁石を有する。回転位置検出部13は、外周面に凹凸を有する被検出部60が回転子51と一体で回転した際に、被検出部60との間の磁束の変化を検出して、2種類の検出信号(High信号、Low信号)を出力する。回転位置検出部13は、被検出部60との間の磁束の変化を検出した際に、前記検出信号の種類を切り替える。
具体的には、回転位置検出部13は、径方向内方に被検出部60の一対の突出部62のいずれか一方が位置する場合には、前記検出信号としてHigh信号を出力する一方、径方向内方に被検出部60の一対の突出部62以外が位置する場合には、前記検出信号としてLow信号を出力する。回転位置検出部13から出力された検出信号は、モータ制御装置1内の位相設定部12に入力される。なお、回転位置検出部13は、モータ2の始動時にも、被検出部60の回転位置に応じて2種類の検出信号(High信号、Low信号)のうち一方の検出信号を出力する。
位相設定部12は、回転位置検出部13から出力された検出信号に応じて、モータ駆動制御部11で用いる位相を設定する。位相設定部12は、モータ2の始動時、すなわち回転子51の回転始動時には、回転位置検出部13から出力される検出信号に応じて、固定位相を設定する。また、位相設定部12は、前記固定位相の設定後、回転子51の回転によって回転位置検出部13から出力される前記検出信号の種類が切り替わった際に、回転子51の回転始動後から前記検出信号の切り替わり(以下、エッジという)までの経過時間を用いて、回転子51の停止位置を推定するとともに、前記経過時間及び前記停止位置を用いて得られる回転速度から推定位相を求める。さらに、位相設定部12は、前記検出信号のエッジを検出する毎に、推定位相を求める。これらの固定位相及び推定位相は、位相設定部12によって設定されている間、モータ2の駆動制御に用いられる。
具体的には、位相設定部12は、検出信号判定部21と、固定位相設定部22と、経過時間計測部23と、初期回転速度算出部30と、推定位相算出部40とを有する。
検出信号判定部21は、回転位置検出部13から出力される検出信号がLow信号またはHigh信号に切り替えられた際に、前記検出信号のエッジを検出する。また、検出信号判定部21は、前記検出信号のエッジを検出した場合に、算出指示信号を出力する。後述するように、算出指示信号は、経過時間計測部23及び推定位相算出部40に入力される。
固定位相設定部22は、モータ2の始動時から、検出信号判定部21によって前記算出指示信号が出力されるまでの間、回転位置検出部13から出力される検出信号に応じて、固定位相を設定する。
詳しくは、固定位相設定部22は、モータ2の始動時に、回転位置検出部13から出力される検出信号がLow信号の場合には、電気角で90度を固定位相に設定する。一方、固定位相設定部22は、モータ2の始動時に、回転位置検出部13から出力される検出信号がHigh信号の場合には、電気角で270度を固定位相に設定する。前記固定位相は、モータ2の駆動制御に用いられる。
ここで、モータ2の回転子51は、モータ2に生じるコギングトルクの影響によって、停止する回転位置が決まっている。すなわち、回転子51は、コギングトルクがゼロで且つ電気角に対するコギングトルクの傾きが負である電気角の位置(安定停止点)で停止する。図2に、モータ2に生じるコギングトルクと回転子51の安定停止点との関係を示す。図2に示すように、前記安定停止点は、電気角が0度から180度の範囲内で、30度(最小電気角の安定停止点)、90度、150度(最大電気角の安定停止点)であり、電気角が180度から360度の範囲内で、210度(最小電気角の安定停止点)、270度、330度(最大電気角の安定停止点)である。
なお、図2において、回転位置検出部13から出力される検出信号がHigh信号からLow信号に切り替わる位置が、電気角0度である。よって、図2では、回転位置検出部13から出力される検出信号がLow信号からHigh信号に切り替わる位置が、電気角で180度である。
ところで、モータ2の駆動制御に用いる位相と、モータ2の実際の位相(実位相)とに誤差がある場合、その誤差に応じて回転子51に生じるトルクも変化する。前記誤差と回転子51に生じるトルクとの関係を、図3に示す。なお、図3において、マグネットトルク(以下、単にトルクともいう)の正の値は、モータ2を駆動させる際に、回転子51をモータ駆動指令における回転方向に回転(以下、正回転という)させるトルクである。一方、図3において、トルクの負の値は、モータ2を駆動させる際に、回転子51をモータ駆動指令における回転方向とは逆方向に回転(以下、逆回転という)させるトルクである。また、以下の説明において、位相の誤差は、実位相からモータ2の駆動制御に用いる位相を減算した値である。
図3に示すように、前記誤差が電気角で−90度よりも大きく且つ90度よりも小さい範囲内では、回転子51には、正のトルク、すなわち、回転子51を正回転させるトルクが生じる。一方、前記誤差が電気角で90度よりも大きい範囲または電気角で−90度よりも小さい範囲では、回転子51には、負のトルク、すなわち、回転子51を逆回転させるトルクが生じる。
したがって、モータ2の駆動制御に用いる位相と、モータ2の実際の位相との誤差が、電気角の絶対値で90度よりも小さければ、回転子51を正回転させることができる。これにより、モータ2を迅速に始動させることができる。
図2に、回転位置検出部13から出力される検出信号と、電気角との関係を示す。図2に示すように、前記検出信号がLow信号の場合には、電気角は0度から180度の間であり、前記検出信号がHigh信号の場合には、電気角は180度から360度の間である。
よって、前記検出信号がLow信号の場合、回転子51の停止位置が電気角で30度、90度、150度のいずれであるかは不明だが、既述のように固定位相を電気角で90度にすることで、回転子51の停止位置における実際の位相と、前記固定位相との誤差を電気角の絶対値で90度以下にすることができる。
同様に、前記検出信号がHigh信号の場合、回転子51の停止位置が電気角で210度、270度、330度のいずれであるかは不明だが、既述のように固定位相を電気角で270度にすることで、回転子51の停止位置における実際の位相と、前記固定位相との誤差を電気角の絶対値で90度以下にすることができる。
以上のように、前記検出信号がLow信号の場合に、固定位相を電気角で90度に設定するとともに、前記検出信号がHigh信号の場合に、固定位相を電気角で270度に設定することにより、モータ2の始動時に、回転子51を正回転させることができる。すなわち、固定位相設定部22は、回転子51の回転始動時に、前記検出信号に応じて、電気角で90度または270度を前記固定位相とする。これにより、固定位相と実位相との誤差が電気角の絶対値で90度以下になる。よって、モータ2の回転子51が逆方向に回転することを防止できる。
経過時間計測部23は、回転子51の回転始動時から、検出信号判定部21によって前記検出信号のエッジが検出されるまで(検出信号判定部21から算出指示信号が入力されるまで)の経過時間を計測する。また、経過時間計測部23は、検出信号判定部21によって前記検出信号のエッジが検出される間隔を計測する。経過時間計測部23によって計測された前記経過時間は、経過時間信号として、後述の初期回転速度算出部30に出力される。一方、経過時間計測部23によって計測された前記間隔は、エッジ間隔信号として、後述の推定位相算出部40に出力される。
初期回転速度算出部30は、経過時間計測部23によって計測された前記経過時間を用いて、回転子51の回転始動時から前記検出信号のエッジ検出までの回転子51の回転速度(初期回転速度)を算出する。なお、初期回転速度算出部30には、経過時間計測部23から出力される前記経過時間信号が入力される。
初期回転速度算出部30は、停止位置推定部31と、回転速度推定部32とを有する。停止位置推定部31は、前記経過時間信号に含まれる経過時間に関する情報に基づいて、回転子51の回転始動時の停止位置を推定する。前記経過時間は、回転子51の回転始動時の停止位置に応じて異なる。すなわち、回転子51の前記停止位置によって、前記検出信号のエッジが検出されるまでの回転子51の回転角度が異なるとともに、前記停止位置に対応する実際の位相(実位相)と前記固定位相との誤差に応じて回転子51に生じるトルクが異なる(図3参照)。
回転子51の前記停止位置によって前記経過時間が異なる点について、図4の例を用いて説明する。なお、以下では、回転位置検出部13から出力される信号がLow信号であり、回転子51の回転始動時に固定位相を電気角で90度に設定した場合に、安定停止点の30度、90度、150度(電気角)で回転子51が停止しているときの前記経過時間について説明する。また、以下では、回転子51が停止している回転位置(電気角で30度、90度、150度)をそれぞれパターン1から3として、説明する。
<パターン1>
回転子51が電気角で30度の回転位置に停止していた場合をパターン1とする。このパターン1の場合には、モータ始動時における固定位相と実位相との誤差は−60度である。前記誤差に対するトルク変化を示す図4に、パターン1の場合を(1)で示す。パターン1では、回転子51に、正回転させる正のトルクが生じる。
回転子51が正回転すると、実位相は徐々に大きくなるため、図4に実線矢印で示すように、前記誤差は徐々に小さくなる。これにより、回転子51に生じるトルクは徐々に増大する。
回転子51が正回転して実位相が固定位相と一致した場合に、前記誤差はゼロになるため、回転子51に生じるトルクは最大になる。回転子51がさらに正回転すると、実位相が固定位相よりも大きくなるため、正の前記誤差が徐々に増える。これにより、回転子51に生じるトルクは徐々に減少する。
<パターン2>
回転子51が電気角で90度の回転位置に停止していた場合をパターン2とする。このパターン2の場合には、モータ始動時における固定位相と実位相との誤差は0度である。図4に、パターン2の場合を(2)で示す。パターン2では、回転子51に、正回転させる正のトルクが生じる。
モータ始動時に回転子51に生じる正のトルクは最も大きい。そのため、回転子51は、モータ始動時に迅速に回転始動する。回転子51が正回転すると、実位相は徐々に大きくなるため、図4に実線矢印で示すように、前記誤差は徐々に大きくなる。これにより、回転子51に生じるトルクは徐々に減少する。
<パターン3>
回転子51が電気角で150度の回転位置に停止していた場合をパターン3とする。このパターン3の場合には、モータ始動時における固定位相と実位相との誤差は60度である。図4に、パターン3の場合を(3)で示す。パターン3では、回転子51に、正回転させる正のトルクが生じる。
回転子51が正回転すると、実位相は徐々に大きくなるため、図4に実線矢印で示すように前記誤差は徐々に大きくなる。これにより、回転子51に生じるトルクは徐々に減少する。
上述の各パターンにおいて、回転子51の回転始動時から検出信号のエッジ検出までの経過時間を、それぞれ、ta,tb,tcとする。各パターンにおいて、回転子51の回転始動時の停止位置から検出信号のエッジ検出までの回転角度と、回転子51の回転始動時から検出信号のエッジ検出までに回転子51に生じる正のトルクとを考慮すると、tb<tc<taの関係が成立する。すなわち、パターン2の場合は、回転子51の回転始動時の停止位置から検出信号のエッジ検出までの回転角度が最も小さいパターン3の場合に比べて前記回転角度は大きいものの、前記パターン3の場合よりも回転子51に生じる正のトルクが大きい。そのため、パターン3の場合に比べて、パターン2の場合の方が、前記経過時間が短い。なお、パターン1の場合は、回転子51に生じる正のトルクがパターン3の場合と同様なので、回転子51の回転始動時の停止位置から検出信号のエッジ検出までの回転角度がパターン3の場合に比べて大きい分、パターン3の場合よりも前記経過時間が長い。
停止位置推定部31では、上述の図4に示す例では、パターン2の場合の前記経過時間とパターン3の場合の前記経過時間との間、及び、パターン3の場合の前記経過時間とパターン1の場合の前記経過時間との間に、それぞれ、閾値tth1,tth2が設定される。これにより、停止位置推定部31は、前記経過時間と閾値tth1,tth2との大小関係に応じて、安定停止点の中から、回転子51の回転始動時の停止位置を推定することができる。
具体的には、図5に示すように、前記経過時間が閾値tth1よりも短い場合(t<tth1)には、停止位置推定部31は、回転子51が、回転始動時にパターン2の位置、すなわち電気角で90度の安定停止点に停止していると推定する。前記経過時間が閾値tth1以上で閾値tth2以下の場合(tth1≦t≦tth2)には、停止位置推定部31は、回転子51が、回転始動時にパターン3の位置、すなわち電気角で150度の安定停止点に停止していると推定する。前記経過時間が閾値tth2よりも長い場合(tth2<t)には、停止位置推定部31は、回転子51が、回転始動時にパターン1の位置、すなわち電気角で30度の安定停止点に停止していると推定する。
以上のように、停止位置推定部31は、前記経過時間に応じて、回転子51の回転始動時の停止位置が安定停止点のいずれであるかを推定する。
回転速度推定部32は、経過時間計測部23で計測された前記経過時間と、停止位置推定部31で推定された回転子51の回転始動時の停止位置とを用いて、回転子51の回転速度を算出する。詳しくは、回転速度推定部32は、下式で示すように、前記停止位置から前記検出信号のエッジが検出されるまでの角度を、前記経過時間で除すことにより、前記回転速度を算出する。
ω=(180−m)×π/180/t[rad/s]
ここで、mは、回転子51の回転始動時の停止位置における電気角であり、tは、前記経過時間である。
回転速度推定部32は、求めた前記回転速度を、回転速度信号として出力する。この回転速度信号は、後述の推定位相算出部40に入力される。
推定位相算出部40は、検出信号判定部21から前記算出指示信号が入力された際、すなわち検出信号判定部21が前記検出信号に基づいてエッジを検出した際に、推定位相を算出する。推定位相算出部40は、初期回転速度算出部30から入力される前記回転速度信号に基づいて、回転速度推定部32で求めた回転速度を積分することにより、補間位相を算出し、該補間位相を後述の基準位相に加算することにより、推定位相を算出する。また、推定位相算出部40は、経過時間計測部23から入力される前記エッジ間隔信号に基づいて、補間位相を算出し、該補間位相を、後述の基準位相に加算することにより、推定位相を算出する。
具体的には、推定位相算出部40は、基準位相設定部41と、補間位相算出部42と、演算部43とを有する。基準位相設定部41は、検出信号判定部21によって前記検出信号のエッジが検出される毎に、回転位置検出部13から出力された検出信号に応じて、基準位相を設定する。具体的には、基準位相設定部41は、前記検出信号がLow信号の場合に、電気角で0度を基準位相に設定し、前記検出信号がHigh信号の場合に、電気角で180度を基準位相に設定する。
補間位相算出部42は、検出信号判定部21から前記算出指示信号が入力された際に、すなわち検出信号判定部21によって前記検出信号のエッジが検出された際に、初期回転速度算出部30で求められた回転速度を積分することにより、補間位相を算出する。
また、補間位相算出部42は、経過時間計測部23から前記エッジ間隔信号が入力された際に、該エッジ間隔信号を用いて、補間位相を算出する。詳しくは、補間位相算出部42は、検出信号のエッジが検出された際の回転位置と検出信号のエッジが前回検出された際の回転位置との差(電気角で180度)を、前回の検出信号のエッジの検出時刻t1と今回の検出信号のエッジの検出時刻t2との差(t2−t1)で除することにより、モータ2の回転速度を求める。そして、補間位相算出部42は、前記回転速度を積分することにより、補間位相を得る。
演算部43は、検出信号判定部21から前記算出指示信号が入力された際に、すなわち検出信号判定部21によって前記検出信号のエッジが検出された際に、前記基準位相に前記補間位相を加算した値を、推定位相とする。前記推定位相は、モータ2の駆動制御に用いられる。
(モータ制御方法)
次に、上述のような構成を有するモータ制御装置1を動作させることにより実現されるモータ制御方法について、図6に示すフローを用いて説明する。
図6に示すフローがスタートすると、まずステップSA1において、固定位相設定部22は、回転位置検出部13から出力される検出信号がLow信号(図4においてL)かどうかを判定する。
ステップSA1で前記検出信号がLow信号であると判定された場合(YESの場合)には、ステップSA2に進んで、固定位相設定部22が電気角で90度を固定位相に設定する。一方、ステップSA1で前記検出信号がLow信号でないと判定された場合(NOの場合)、すなわち前記検出信号がHigh信号の場合には、ステップSA3に進んで、固定位相設定部22が電気角で270度を固定位相に設定する。
ステップSA2,SA3において固定位相設定部22が固定位相を設定した後、ステップSA4に進んで、モータ駆動制御部11が、前記固定位相を用いてモータ2の駆動を制御するための制御信号を生成する。これにより、モータ2は、前記固定位相に基づいて駆動制御され、回転子51が回転始動する。
その後、ステップSA5に進んで、検出信号判定部21が前記検出信号のエッジを検出したかどうかを判定する。このステップSA5で前記検出信号のエッジが検出されていないと判定された場合(NOの場合)には、ステップSA4に戻って、ステップSA5で前記検出信号のエッジが検出されたと判定されるまで、モータ2を固定位相で駆動制御する。
一方、ステップSA5で前記検出信号のエッジが検出されたと判定された場合(YESの場合)には、ステップSA6に進んで、経過時間計測部23が、回転子51の回転始動時から前記検出信号のエッジが検出されるまでの経過時間を経過時間信号として出力する。
続くステップSA7では、停止位置推定部31が、回転子51の回転始動時の停止位置(初期停止位置)を推定する。具体的には、停止位置推定部31は、回転子51の回転始動時から前記検出信号のエッジ検出までの経過時間を経過時間信号として経過時間計測部23から得て、この経過時間に基づいて、回転子51の初期停止位置を推定する。停止位置推定部31は、図5に示すような閾値tth1,tth2に対する前記経過時間の大小関係を判定することにより、回転子51の初期停止位置を推定する。
続くステップSA8では、回転速度推定部32は、前記初期停止位置と前記経過時間とを用いて、回転子51の回転速度を算出する。詳しくは、回転速度推定部32は、下式で示すように、前記初期停止位置から前記検出信号のエッジが検出されるまでの角度を、前記経過時間で除すことにより、前記回転速度を算出する。
ω=(180−m)×π/180/t[rad/s]
ここで、mは、回転子51の初期停止位置における電気角であり、tは、前記経過時間である。
ステップSA9では、基準位相設定部41が、回転位置検出部13から出力される検出信号がLow信号であるかどうかを判定する。ステップSA9において、前記検出信号がLow信号であると判定された場合(YESの場合)には、ステップSA10に進んで、基準位相設定部41が電気角0度を基準位相に設定する。
一方、ステップSA9において、前記検出信号がLow信号でないと判定された場合(NOの場合)、すなわち前記検出信号がHigh信号の場合には、ステップSA11に進んで、基準位相設定部41が電気角180度を基準位相に設定する。
ステップSA10,SA11の後に進むステップSA12では、補間位相算出部42が、ステップSA8で算出した前記回転速度を積分することにより、補間位相を算出する。
その後、ステップSA13に進んで、演算部43が、前記基準位相に前記補間位相を加算することにより、推定位相を求める。そして、ステップSA14において、モータ駆動制御部11は、ステップSA13で求めた前記推定位相を用いてモータ2の駆動を制御する制御信号を生成する。これにより、モータ2は、ステップSA13で求めた前記推定位相に基づいて駆動制御される。
その後、ステップSA15では、モータ制御装置1は、モータ2の駆動が停止したかどうかを判定する。ステップSA15でモータ2の駆動が停止したと判定された場合(YESの場合)には、このフローを終了する(エンド)。
一方、ステップSA15でモータ2の駆動が停止していないと判定された場合(NOの場合)には、ステップSA16に進んで、検出信号判定部21が回転位置検出部13から出力される検出信号のエッジを検出したかどうかの判定を行う。
ステップSA16において、前記検出信号のエッジを検出したと判定された場合(YESの場合)には、ステップSA8に戻って、補間位相算出部42が、直近のエッジ検出の時刻と、その前のエッジ検出の時刻との差を用いて、回転速度を算出する。
一方、ステップSA16において、前記検出信号のエッジを検出していないと判定された場合(NOの場合)には、ステップSA12に戻る。
ここで、ステップSA1からSA3が固定位相設定工程に対応する。ステップSA4からSA7が停止位置推定工程に対応する。ステップSA8が回転速度推定工程に対応する。ステップSA9からSA13が推定位相算出工程に対応する。
以上より、回転位置検出部13から出力される検出信号のエッジを検出した際に、回転子51の回転始動時から前記検出信号のエッジ検出までの経過時間に基づいて、回転子51の回転始動時の停止位置を推定することができる。これにより、回転子51の回転速度を求めて、モータ2の推定位相を算出することができる。すなわち、前記検出信号の1回のエッジ検出によって、モータ2を回転速度に応じて駆動制御することができる。
したがって、従来の構成のように、モータ2を回転速度に応じて駆動制御するまでに、前記検出信号のエッジを2回、検出する必要がない。よって、従来の構成に比べて、モータ2の回転子51をより迅速に回転始動させることができる。
また、上述の構成では、回転子51の回転始動時に、前記検出信号に応じて設定される固定位相を用いて、モータ2の駆動制御が行われる。しかも、電気角で90度または270度を前記固定位相に設定することにより、モータ2の回転子51を逆回転させることなく正回転させることができる。よって、回転子51の回転始動時に、回転子51が逆回転しないような位相を容易に設定できる。
したがって、本実施形態の構成により、従来の構成に比べて、簡単な制御によって、モータ2を応答性良く始動させることができる。
(その他の実施形態)
以上、本発明の実施の形態を説明したが、上述した実施の形態は本発明を実施するための例示に過ぎない。よって、上述した実施の形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で上述した実施の形態を適宜変形して実施することが可能である。
前記実施形態では、回転子51の回転始動時に、回転位置検出部13から出力される検出信号のエッジが最初に検出されるまで、モータ2は、前記検出信号に応じて設定される固定位相によって駆動制御される。しかしながら、モータ2は、回転子51が逆回転をしないように決定された位相であれば、前記固定位相以外の位相を用いて、駆動制御されてもよい。
前記実施形態では、前記固定位相として、電気角で90度または270度が用いられる。しかしながら、前記固定位相は、90度または270度以外の電気角が用いられてもよい。ただし、前記固定位相は、回転子51の安定停止点のうち電気角で180度または360度に最も近い安定停止点から電気角の絶対値で90度以下である。
前記実施形態では、回転子51の回転始動時の停止位置が電気角で30度、90度、150度の各パターンにおいて、回転子51の回転始動時から検出信号のエッジ検出までの経過時間を、それぞれ、ta,tb,tcとした場合に、tb<tc<taの一例を挙げている。しかしながら、回転子51の回転始動時の停止時位置が電気角で210度、270度、330度の各パターンにおいて、前記経過時間を用いて回転子51の回転始動時の停止位置を推定してもよい。また、前記経過時間の関係は、tb<tc<taに限定されない。この場合には、前記経過時間によって、回転子51の回転始動時の停止位置が安定停止点のいずれであるかを推定できるように前記経過時間の閾値を設定すればよい。
前記実施形態では、固定位相設定部22は、第1固定相を電気角で90度に設定する。しかしながら、第1固定位相は、回転位置検出部13から出力される検出信号がLow信号の場合には、回転子51の安定停止点のうち最大電気角の安定停止点(本実施形態では150度)に対して電気角で−90度以上で且つ最小電気角の安定停止点(本実施形態では30度)に対して電気角で90度以下であればよい。また、第1固定位相は、回転位置検出部13から出力される検出信号がHigh信号の場合には、回転子51の安定停止点のうち最大電気角の安定停止点(本実施形態では330度)に対して電気角で−90度以上で且つ最小電気角の安定停止点(本実施形態では210度)に対して電気角で90度以下であればよい。
前記実施形態では、安定停止点は、電気角が0度から180度の範囲内で、30度、90度、150度であり、電気角が180度から360度の範囲内で、210度、270度、330度である。しかしながら、前記実施形態とは異なる構造のモータを用いた場合、前記安定停止点の電気角は、前記実施形態の例とは異なる。このような場合にも、前記実施形態の構成は適用可能である。なお、その場合でも、電気角が0度から180度の範囲及び180度から360度の範囲内で、それぞれ、最も電気角が小さい安定停止点が最小電気角の安定停止点であり、最も電気角が大きい安定停止点が最大電気角の安定停止点である。
本発明は、モータの回転始動時に、回転子の回転に応じて電気角で180度毎に出力される検出信号を用いて、モータの駆動を制御するモータ制御装置に利用可能である。
1 モータ制御装置
2 モータ
11 モータ駆動制御部
12 位相設定部
13 回転位置検出部
21 検出信号判定部
22 固定位相設定部
23 経過時間計測部
30 初期回転速度算出部
31 停止位置推定部
32 回転速度推定部
40 推定位相算出部
41 基準位相設定部
42 補間位相算出部
43 演算部
51 回転子
60 被検出部
61 本体部
62 突出部

Claims (4)

  1. モータ制御装置であって、
    モータの回転子を正回転させる所定の位相を用いて、前記モータの駆動を制御するモータ駆動制御部と、
    前記モータの電気角が180度毎に、前記モータの回転子の回転位置に応じて2種類の検出信号を出力する回転位置検出部と、
    前記回転子の回転始動時から、前記回転位置検出部から出力される前記検出信号の種類が切り替わるまでの経過時間を用いて、前記回転子の回転始動時の停止位置を推定する停止位置推定部と、
    前記経過時間と前記停止位置とを用いて、前記回転子の回転速度を推定する回転速度推定部と、
    前記回転速度を用いて、前記所定の位相としての推定位相を算出する推定位相算出部と、
    を備える、モータ制御装置。
  2. 請求項1に記載のモータ制御装置において、
    前記停止位置推定部は、前記経過時間に応じて、前記停止位置が、前記回転子の安定停止点のいずれであるかを推定する、モータ制御装置。
  3. 請求項1または2に記載のモータ制御装置において、
    前記回転子の回転始動時に、前記検出信号に応じて、前記回転子の安定停止点のうち最大電気角の安定停止点に対して電気角で−90度以上で且つ最小電気角の安定停止点に対して電気角で90度以下の固定位相を、前記所定の位相として設定する固定位相設定部をさらに備える、モータ制御装置。
  4. モータの制御方法であって、
    前記モータの回転子の回転始動時に、前記モータの電気角が180度毎に前記モータの回転子の回転位置に応じて回転位置検出部から出力される2種類の検出信号に応じて、前記回転子の安定停止点のうち最大電気角の安定停止点に対して−90度以上で且つ最小電気角の安定停止点に対して90度以下の電気角を、固定位相に設定する固定位相設定工程と、
    前記回転子の回転始動時から、前記固定位相を用いてモータ駆動制御部によって前記モータの駆動を制御することによって、前記回転位置検出部から出力される前記検出信号の種類が切り替わるまでの経過時間を用いて、前記回転子の回転始動時の停止位置を推定する停止位置推定工程と、
    前記経過時間と前記停止位置とを用いて、前記回転子の回転速度を推定する回転速度推定工程と、
    前記回転速度を用いて、推定位相を算出する推定位相算出工程と、
    を有する、モータ制御方法。
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