JP7168363B2 - モーター制御方法 - Google Patents
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Description
モーターの固定子は3相のコイルに電流を流して形成する磁気子を使用し、回転子はN極とS極が繰り返されて形成された永久磁石を使用する。モーターが連続的に回転するためにはモーターの連続的な回転磁界の形成が必要であり、連続的な回転磁界を形成するためには電機子の各相のコイルに流れる電流の整流を適切な時点に行わなければならず、適切な整流のためには回転子の位置を正確に認識しなければならない。ここで、整流とは、回転子が回転することができるようにモーターの固定子のコイルの電流方向を変えることである。
このようなモーターの円滑な運転のためには、回転子の位置と相電流の転換時点とを精度よく一致させなければならず、このために回転子の位置を検出するための装置が求められるが、一般には、回転子の位置検出のために、磁束の変化に応じて電位差が変わるホールセンサーを用いるか、或いは固定子の各相にCT(Current Transformer)を設置する。
また、モーターの使用期間によってはホールセンサーの位置がずれてしまう問題が発生するおそれがある。これは回転子の位置検出に誤差が存在するので、インバーター電流制御の精度低下を招き、インバーター効率を低下させる。よって、電流制御の前にホールセンサーオフセット角を測定して補償する必要がある。
前述の背景技術として説明された事項は、本発明の背景に対する理解増進のためのものに過ぎず、当該技術分野における通常の知識を有する者に既に知られている従来技術に該当することを認めるものと受け入れられてはならない。
[数1]
ここで、ωr:モーターの電気的回転速度[rad/s]、THall_update:ホールセンサー値の変化にかかった時間、THall:ホールセンサー値が変化した時間、THall_old:以前にホールセンサー値が変化した時間、N:モーターの極数
[数2]
ここで、θHall:現在のホールセンサーの位置角度[deg]、θEdge:ホールセンサーの信号が変化した時点の理想的な位置角度、ωr:モーターの電気的回転速度[rad/s]、ΔT:ホールセンサーの信号が変化した時点からの経過時間
[数3]
ここで、θspd:現在のPWMスイッチングデューティ演算時のモーター回転子の位置角度[deg]、θOld:直前のPWMスイッチングデューティ演算時のモーター回転子の位置角度[deg]、ωr:モーターの電気的回転速度[rad/s]、TPWM:PWMスイッチングデューティ演算周期
また、相対的にコストの低いホールセンサーを用いてモーター制御の精度を確保することができる。
さらに、モーター駆動電流を供給するインバーターを精度よく制御してインバーティング効率を高める効果を有する。
本発明に係る実施態様は、多様な変更を加えることができ、種々の形態を有することができるので、特定の実施態様を図面に例示して本明細書に詳細に説明する。しかし、これは本発明の概念による実施様態を特定の開示形態に限定しようとするものではなく、本発明の思想および技術範囲に含まれるすべての変更、均等物または代替物を含むと理解されるべきである。
本明細書において、「第1」および/または「第2」等の用語は多様な構成要素の説明に使用できるが、これらの構成要素はこのような用語によって限定されてはならない。前記用語は一つの構成要素を他の構成要素から区別する目的のみで使われる。例えば、本発明の概念による権利範囲から逸脱することなく、第1構成要素は第2構成要素と命名でき、同様に第2構成要素も第1構成要素とも命名できる。
また、別に定義しない限り、技術的或いは科学的用語を含んで、本明細書において使用される全ての用語は、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者であれば一般的に理解されるのと同一の意味を有する。 一般に使用される辞典に定義されているような用語は、関連技術の文脈上において有する意味と一致する意味であると解釈されるべきであり、本明細書において明白に定義しない限りは、理想的または過度に形式的な意味で解釈されない。
本発明のモーターは、内部に永久磁石を有するモーターであって、インバーターによりモーターの速度またはトルクなどが制御できる。具体的には、本発明のモーターは、燃料電池システムに空気を供給するエアブロワーで使用されるモーターである。
永久磁石モーターは、永久磁石が内部に装着されて回転する回転子の位置および速度を測定するために、ホールセンサーを含む。高価な駆動系モーターには優れた精度のレゾルバセンサーを使用することができるが、一般のポンプ、圧縮機またはブロワーに使用されるモーターには低価格のホールセンサーが装着される。
ホールセンサー信号の変化時点には、0から1に変化する立ち上がりエッジ(Rising edge)と、1から0に変化する立ち下がりエッジ(Falling edge)がある。このようなホールセンサー信号を受信するデジタル信号受信部は、ホールセンサー信号変化時点で正確にCPUへその時点を知らせるためのインタラプト(interrupt)を発生させることができる。CPUはクロック(Clock)を介して絶対時間情報(演算時間)を受信する。
通常、ホールセンサー信号は、一般のモーターでは電気的に120度の間隔で装着されたU相、V相、W相の3相から構成されるが、場合によっては単相、2相、4相など様々な構成が可能である。
図1は本発明の一実施形態に係るモーター制御システムの構成図である。
図1を参照すると、本発明の一実施形態に係るモーター制御システムは、モーター10がインバーター30によって制御され、インバーター30はインバーター制御器50によって制御される。インバーター制御器50は、上位制御器である燃料電池制御器(FCU)40から速度指令を受けてインバーター30に3相電流の指令を下し、インバーター30は、3相電流指令に基づいてモーター10に3相電流を提供する。
具体的には、インバーター制御器50内の電流制御器52は、速度制御器51から同期座標系の電流目標値(Id*、Iq*)の入力を受けて、同期座標系の電圧目標値(Vd*、Vq*)を座標変換器53へ伝達し、座標変換器53は、同期座標系の電圧目標値を3相電圧目標値(a相、b相、c相)に換算してインバーター30へ提供することができる。インバーター30は、提供された3相電圧目標値(a相、b相、c相)を基に3相スイッチング回路のPWM出力デュティ(duty)を介してモーター10に3相の電流を提供する。
特に、表面付着型永久磁石同期モーターの場合には、インバーター30からモーター10へ提供する駆動電流は3相電流であり、これは同期座標系q軸電流Iqに比例することができる。ここで、同期座標系d軸電流Idは0[A]である。
モーター10へ提供される3相電流を検出する電流センサー(図示せず)は、一般的に3相電流のうち2相の電流を検出するが、場合によっては1相、または3相全体に電流センサー(図示せず)が装着されることもある。
図2に示す通り、永久磁石モーターには3相のホールセンサーが装着され、永久磁石モーター、ホールセンサー、およびホールセンサーの装着位置などが理想的に正確に製作される場合には、3相のホールセンサー信号(U相、V相およびW相)が120[deg]の間隔で変化し、各ホールセンサー信号は、0から1に変化する立ち上がりエッジ(Rising Edge)と、1から0に変化する立ち下がりエッジ(Falling Edge)が180[deg]の間隔になる。
しかし、実際に製作された永久磁石モーターは永久磁石自体が正確に180[deg]で形成され難く、3相のホールセンサーも120[deg]の間隔で組み立てられ難い。これにより、ホールセンサー信号も製作上の誤差により180[deg]の間隔で変化しない。よって、図面の破線で示すように、理想的なホールセンサー信号の変化と実際ホールセンサー信号の変化との誤差を意味するホールセンサーオフセット角が発生する。
したがって、図示の如く、3相のホールセンサー信号それぞれの立ち上がりエッジ(Rising Edge)と立ち下がりエッジ(Falling Edge)に対してホールセンサーオフセット角が存在するので、合計6つのホールセンサーオフセット角が存在する。
ホールセンサーのU相、W相またはV相の信号変化時点を基準時点にしてモーター回転子の理想的な位置とモーター回転子の現在位置を算出することができる。よって、以下では、U相ホールセンサー信号の立ち上がりエッジ(Rising Edge)を基準時点にして、残りの5つのホールセンサーオフセット角を算出する方法について説明する。
図3に示す通り、ホールセンサーU相、V相、W相の3相の立ち上がりエッジ(Rising Edge)、立ち下がりエッジ(Falling Edge)のオフセット角のうち、U相ホールセンサー信号の立ち下がりエッジ(Falling Edge)のオフセット角計算方法についてのみフローチャートに示した。残りのホールセンサー信号に対するオフセット角計算方式までフローチャートに含む場合、フローチャートがあまり複雑になるため省略した。残りのオフセット角に対しても同一の方式で算出することができ、U相ホールセンサー信号の立ち下がりエッジ(Falling Edge)のオフセット角計算を行いながら並行して算出することができる。
本発明の一実施形態に係るモーター制御方法は、ホールセンサー信号を基にモーター回転子の理想的な位置を算出する段階(S400)と、モーター回転子の回転速度を基にモーター回転子の現在位置を算出する段階(S500)と、モーター回転子の理想的な位置とモーター回転子の現在位置との差をホールセンサーオフセット角として算出する段階(S600)とを含む。
モーター回転子の理想的な位置を算出する段階(S400)の前に、モーターの回転速度を算出する段階(S110)をさらに含むことができる。
[数1]
ここで、ωr:モーターの電気的回転速度[rad/s]、THall_update:ホールセンサー値の変化にかかった時間、THall:ホールセンサー値が変化した時間、THall_old:以前にホールセンサー値が変化した時間
実際モーターの回転速度は、モーターの極数に応じてモーターの電気的回転速度のN倍になることができる。
図4はホールセンサー信号が変化する状態を示す図である。
図4に示す通り、THall_updateは、ホールセンサー値が変化した時間と以前のホールセンサー値が変化した時間との間の時間から算出することができる。
ここで、THall_updateはU相、V相またはW相のいずれにもなることができるが、基準時点となるU相で算出することがより正確である。より具体的には、立ち上がりエッジ(Rising Edge)と立ち下がりエッジ(Falling Edge)との間の時間で示されているが、立ち上がりエッジ(Rising Edge)から次の立ち上がりエッジ(Rising Edge)までの時間を測定して2で割ったものが、ホールセンサーオフセット角の影響を受けないのでより正確である。
[数2]
ここで、θHall:現在のホールセンサーの位置角度[deg]、θEdge:ホールセンサーの信号が変化した時点の理想的な位置角度、ωr:モーターの電気的回転速度[rad/s]、ΔT:ホールセンサーの信号が変化した時点からの経過時間
U相の立ち上がりエッジ(Rising Edge)を基準時点とする場合には、θEdgeは残りの5つの信号変化時点の位置角度になることができる。
モーター制御器は、数kHzから数十kHzまでのスイッチング周波数を使用するため、100us内外の時間の間にモーター制御に関連した複雑な演算を行い、PWMデューティ(duty)を決定しなければならないので、演算負荷が非常に高い。このため、モーター制御器の演算負荷制約事項により、ホールセンサーの信号確認周期を無限に短くすることは不可能である。
このとき、インバーター制御器に含まれている電流制御器の正確な電流制御のために、PWMデューティ周期ごとに正確なモーターの位置および速度情報を知らなければならない。よって、PWMスイッチングデューティ演算周期TPWMごとにホールセンサーの信号を測定してモーター回転子の位置角度を算出することができる。つまり、PWMスイッチングデューティ演算周期TPWMは、モーター回転子の位置角度測定周期と同じである。
[数3]
ここで、θspd:現在のPWMスイッチングデューティ演算時のモーター回転子の位置角度[deg]、θOld:直前のPWMスイッチングデューティ演算時のモーター回転子の位置角度[deg]、ωr:モーターの電気的回転速度[rad/s]、TPWM:PWMスイッチングデューティ演算周期
モーターの回転速度を算出する段階(S110)の後に、モーター回転速度の変化量が所定の基準変化量未満であるか否かを判断する段階(S120)をさらに含み、モーター回転速度の変化量が所定の基準変化量未満である場合にモーター回転子の理想的な位置およびモーター回転子の現在位置を算出することができる。もしモーター回転速度の変化量が所定の基準変化量以上である場合には、測定する時間T1およびホールセンサーオフセット角計算回数Count1を0にリセットすることができる(S130)。
これは、ホールセンサーオフセット角の計算の際に使用される速度を基にした回転子位置計算値の精度が、モーターが定速で駆動されるときに高くなるためである。速度を基にした回転子位置計算値の精度は、計算された速度が正確であってこそ確保されるが、加減速区間では計測された速度と実際速度との誤差が存在するため精度が低くなるおそれがあるが、定速区間では計測された速度と実際の速度との誤差が略0に近いためである。
図示してはいないが、本発明の他の実施形態に係る本発明のモーター制御方法は、モーターの回転速度を算出する段階(S110)の後に、モーター回転速度が所定の基準回転速度以上であるか否かを判断する段階(図示せず)をさらに含み、モーター回転速度が所定の基準回転速度以上である場合に、モーター回転子の理想的な位置およびモーター回転子の現在位置を算出することができる。
基準回転速度以上であるか否かを確認する理由は、低速ではホールセンサー信号の変化が遅いため速度がアップデートされず、これにより、実際速度と計算速度との誤差が増加するためである。基準速度以上である条件を満足すると、可変速度条件でもホールセンサーオフセット角の計算が可能である。何回も繰り返し計算して平均した値からホールセンサーオフセット角を導出すると、速度が可変される区間で発生した誤差は減衰できる。
モーター回転子の理想的な位置およびモーター回転子の現在位置を算出する段階(S400、S500)は、ホールセンサーのU相、W相またはV相の信号変化時点を基準時点にしてモーター回転子の理想的な位置とモーター回転子の現在位置を算出することができる。すなわち、基準時点はホールセンサーのU相、W相またはV相それぞれの立ち上がりエッジ(Rising Edge)と立ち下がりエッジ(Falling Edge)の合計6つの時点のうち、いずれか一つであり得る。本明細書では、U相の立ち上がりエッジ(Rising Edge)を基準時点にして説明した。
モーター回転子の理想的な位置およびモーター回転子の現在位置を算出する段階(S400、S500)は、基準時点となるホールセンサーの信号変化時点が繰り返されるたびに、モーター回転子の理想的な位置とモーター回転子の現在位置を、基準時点となるホールセンサーの信号変化時点を基準にしたモーター回転子の理想的な位置に同期化することができる(S400’、S500’)。
[数4]
ここで、θHall:現在のホールセンサーの位置角度[deg]
θSpd:現在のPWMスイッチングデューティ演算時のモーター回転子の位置角度[deg]
ωr:モーターの電気的回転速度[rad/s]
ΔT:ホールセンサーの信号が変化した時点からの経過時間
θSpdは、速度を基にして演算時間の回転角を計算し、これを積分して位置角度が計算されるため、演算回数が増加するほど、速度誤差に起因した位置角度の誤差が増加する。
さらに精度を高めるためには、ホールセンサーオフセット角の計算回数をカウントし(S610)、カウントした計算回数が基準回数以上であるか否かを判断し(S620)、基準回数以上であれば、測定および算出した複数のホールセンサーオフセット角を平均して最終ホールセンサーオフセット角を算出することができる(S630)。
ホールセンサーオフセット角として算出する段階(S600)の前に、基準時点となるホールセンサー信号変化時点のホールセンサーオフセット角を算出する段階(図示せず)をさらに含み、基準時点となるホールセンサーの信号変化時点のホールセンサーオフセット角を算出する段階は、モーターに印加する電流を0[A]に制御して慣性制動し、慣性制動時の同期座標系d軸電圧およびq軸電圧に基づいて算出することができる。
[数5]
角度計算段階は、id=0、iq=0と仮定してオフセット角を計算する。
[数6]
ホールセンサーオフセット角が発生していない場合には、上記の電圧方程式によってVdは0になり、θも0になる。ホールセンサーオフセット角は、数6によって算出したθとして算出することができる。
ホールセンサーオフセット角として算出する段階(S600)の後に、算出されたホールセンサーオフセット角を補償して、算出された実際モーター回転子の位置を基にしてモーターを制御する段階(S700)をさらに含むことができる。
U相、V相およびW相それぞれの立ち上がりエッジ(Rising Edge)と立ち下がりエッジ(Falling Edge)が発生する位置角度にホールセンサーオフセット角を加えることにより、実際ホールセンサーの信号変化が発生する角度を算出することができる。具体的に、次のとおり補償することができる。
実際のU相ホールセンサー立ち下がりエッジ(Falling Edge)の位置角度=U相ホールセンサー立ち下がりエッジ(Falling Edge)の理想的な位置角度+ホールセンサーオフセット角U相立ち下がりエッジ(Falling Edge)だけでなく、すべてのホールセンサー信号変化時点を同様の方式で補償することができる。
ホールセンサー信号変化時点のホールセンサーオフセット角を補償することにより、実際のモーター回転子の位置角度を正確に算出することができる。実際値に近く算出された実際のモーター回転子の位置に基づいてモーターを制御することができる。
図5に示す通り、ホールセンサーオフセット角を補償する前の3相電流と、本発明のホールセンサーオフセット角を補償した後の3相電流を示すものである。図示の如く、3相電流のリップル電流が大きく減少したことが分かる。
つまり、ホールセンサーオフセット角の補償前には、位置角度の誤差が発生し、これにより電流制御が揺れながら3相電流がオシレーションする問題が発生した。一方、ホールセンサーオフセット角の補償後には、電流制御が安定する効果が発生する。
3相電流の制御が安定化されながらモーターの回転速度の精度およびモーターの駆動トルクの精度が向上し、オシレーションが抑制されるにつれてノイズおよび振動が減少してモーターの消耗動力が減少して駆動効率が向上し、モーターの耐久性が向上する効果を有する。
特に、モーターの回転速度、位置などを制御し或いはモーターのトルクを制御するにあたり、レゾルバレベルのモーター回転子の位置計算精度の確保が可能であるので、駆動系モーターの如く高精度のトルク制御を実施しなければならないモーターでも、レゾルバに比べて相対的にコストの低いホールセンサーを適用して同等レベルのトルク制御精度を確保できる効果を有する。
20 ホールセンサー
30 インバーター
40 燃料電池制御器(FCU)
50 インバーター制御器
Claims (12)
- ホールセンサー信号を基にモーター回転子の理想的な位置を算出する段階と、
モーター回転子の回転速度を基にモーター回転子の現在位置を算出する段階と、
モーター回転子の理想的な位置とモーター回転子の現在位置との差をホールセンサーオフセット角として算出する段階と、
前記モーター回転子の理想的な位置を算出する段階の前に、モーターの回転速度を算出する段階と、
前記モーターの回転速度を算出する段階の後に、前記モーターの回転速度が所定の基準回転速度以上であるか否かを判断する段階と、を含み、
前記モーターの回転速度が所定の基準回転速度以上である場合に、モーター回転子の理想的な位置およびモーター回転子の現在位置を算出することを特徴とするモーター制御方法。 - 前記モーターの回転速度を算出する段階の後に、モーターの回転速度の変化量が所定の基準変化量未満であるか否かを判断する段階をさらに含み、
モーターの回転速度の変化量が所定の基準変化量未満である場合に、モーター回転子の理想的な位置およびモーター回転子の現在位置を算出することを特徴とする請求項1に記載のモーター制御方法。 - 前記モーター回転子の理想的な位置を算出する段階は、ホールセンサーの信号が変化した時点を基準に、モーター回転子の理想的な位置を算出することを特徴とする請求項1に記載のモーター制御方法。
- 前記モーター回転子の現在位置を算出する段階は、以前のPWMスイッチングデューティ演算時のモーター回転子の位置からモーター回転子が回転した角度として算出することを特徴とする請求項1に記載のモーター制御方法。
- 前記モーター回転子の理想的な位置およびモーター回転子の現在位置を算出する段階は、
ホールセンサーのU相、W相またはV相の信号変化時点のいずれかを基準時点にしてモーター回転子の理想的な位置とモーター回転子の現在位置を算出することを特徴とする請求項1に記載のモーター制御方法。 - 前記モーター回転子の理想的な位置およびモーター回転子の現在位置を算出する段階は、
基準時点となるホールセンサーの信号変化時点が繰り返されるたびに、モーター回転子の理想的な位置とモーター回転子の現在位置を、基準時点となるホールセンサーの信号変化時点を基準としたモーター回転子の理想的な位置に同期化することを特徴とする請求項8に記載のモーター制御方法。 - 前記ホールセンサーのオフセット角として算出する段階は、基準時点となるホールセンサーの信号変化時点を除いた残りのホールセンサー信号変化時点のホールセンサーオフセット角を算出することを特徴とする請求項8に記載のモーター制御方法。
- 前記ホールセンサーのオフセット角として算出する段階の前に、基準時点となるホールセンサーの信号変化時点のホールセンサーオフセット角を算出する段階をさらに含み、
基準時点となるホールセンサーの信号変化時点のホールセンサーのオフセット角を算出する段階は、モーターに印加する電流を0[A]に制御して慣性制動し、慣性制動時の同期座標系d軸電圧およびq軸電圧に基づいて算出することを特徴とする請求項8に記載のモーター制御方法。 - 前記ホールセンサーのオフセット角として算出する段階の後に、算出されたホールセンサーのオフセット角を補償して、算出された実際モーター回転子の位置に基づいてモーターを制御する段階をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のモーター制御方法。
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