JP6900404B2 - 射出成形によってスリーブを製造するための方法及び関係する成形用具、並びに成果物としてのスリーブ - Google Patents

射出成形によってスリーブを製造するための方法及び関係する成形用具、並びに成果物としてのスリーブ Download PDF

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Description

本発明は、射出成形によってスリーブを製造するための方法及び関係する成形用具、並びにそれらの成果として得られるスリーブに関する。
本発明は、より詳しくは、スリーブの一端を形成する基部と同一直線上に配置された少なくとも1つの変形可能ベローズ部を含む円筒形又は円筒円錐形である成形中空体を備える、ヘリカルベローズ又は“ブーツ”とも称するスリーブを製造するための射出成形方法に関連している。当該スリーブは、少なくとも2つの部分から形成される金型と、コアとを含む成形用具によって、製造される。金型は、開放位置から密閉位置へ、またその逆に、当該金型部の相対移動によって移行するのに適格な、金型キャビティを画成する。コアは、金型キャビティに少なくとも部分的に挿入できるとともに、金型キャビティが密閉状態になった時にスリーブのベローズ部を成形するために前記ねじ山の間に第1金型間隔が形成されるように金型の螺旋ねじ山と相補的である螺旋ねじ山を外部に設けた円筒形又は円筒円錐形“第1”部分を備えている。
径方向旋回部を有する、特にトランスミッション又はステアリングベローズといった、ベローズスリーブが当業者に周知である。すなわち、外被の縦軸に対して実質的に径方向である方向に延びる波面を有する、波形壁によって画成される円筒形又は円筒円錐形ベローズ外被を有するスリーブである。
それらのベローズスリーブは、長い間、射出ブロー成形によって熱可塑性材料で製作される以前は、ゴムで製作されていた。
その技術では完全な満足が得られないため、特許文献1に示されるように、密閉金型において射出成形によりベローズスリーブを製造するための方法が開発されてきた。その方法では、コアをベローズスリーブに対してねじ戻さなければならず、それが複雑な形状、特に多葉形状に基づくスリーブの製造を妨げている。
最後に、その方法は、スリーブ及びコアの特定部分の間で相当の摩擦を生じさせ、前記スリーブに損傷を与える危険がある。
また、スリーブを製造するための方法は特許文献2にも記載されている。
フランス特許第2848497号明細書 国際公開第2006/048433号パンフレット
従って、本発明の目的は、特に多葉形状の複雑な形状の基部を有するスリーブを製作するために使用可能な前記形式の方法を提供することである。
本発明の別の目的は、スリーブに改善された強度を提供することである。
このために、本発明は、スリーブの一端を形成する基部と同一直線上に配置された少なくとも1つの変形可能ベローズ部を含む円筒形又は円筒円錐形成形中空体を備えるヘリカルベローズとも称するスリーブを、開放位置から密閉位置へ、またその逆に、当該金型部と、さらにコアとの相対移動によって移行するのに適格な、金型キャビティを画成する少なくとも2つの部分から形成される金型を含む成形用具によって製造するための射出成形方法を提供するものであり、該コアは金型キャビティに少なくとも部分的に挿入できるとともに、金型の螺旋ねじ山と相補的である螺旋ねじ山を外部に設けた円筒形又は円筒円錐形“第1”部分を含んでおり、それにより、前記金型キャビティが密閉状態になった時にスリーブのベローズ部を成形するために第1金型間隔が前記螺旋ねじ山の間に形成され、該方法は、螺旋ねじ山を外部に備えた円筒形又は円筒円錐形第1部分に加えて、コアが、金型の凹設部と相補的である“可動”第2部分も備えており、それにより、前記金型キャビティが密閉状態になった時にスリーブの基部を成形するために第2金型間隔がコアの前記第2部分と金型の凹設部との間に形成され、さらに、コアが金型キャビティに少なくとも部分的に挿入され金型キャビティが密閉状態になった時に、前記方法が、コアと金型キャビティの内部との間に空いている第1及び第2金型間隔を、材料を注入することによって充填するステップと、コアの第1部分から離れて行くコアの第1部分の螺旋ねじ山のねじ山の巻き軸と平行な方向で軸方向にコアの第2部分が移動する間、又はその終わりに、金型を開くステップと、ねじ戻しによって金型からスリーブを取り外す目的でコアの第1部分に対するスリーブの回転運動を駆動するステップとを含むことを特徴とする。
コアを複数の分離可能部分として設計することにより、複雑な形状のスリーブを製作することが可能になる。
方法の実現において、前記方法は、ねじ戻しによって金型からスリーブを取り外す目的でコアの第1部分に対するスリーブの回転運動を駆動するステップの前に、スリーブとコアの第1部分との間に圧力下で流体を注入するステップを含む。空気といった圧力下の流体は金型からスリーブのベローズ部を取り外すのを容易にする。
方法の実現において、コアが金型キャビティに挿入された時に、前記方法は、コアの第1部分の螺旋ねじ山の巻き軸と平行である方向で軸方向にコアの第2部分がコアの第1部分に向けて移動する間に金型キャビティを閉じるステップを含む。
好ましくは、コアの第2部分の移動は、金型キャビティを閉じるステップと同期して行われる。これによりサイクル時間を短縮することが可能になる。
本発明はまた、スリーブの一端を形成する基部と同一直線上に配置された少なくとも1つの変形可能ベローズ部を含む円筒形又は円筒円錐形成形中空体を備えるヘリカルベローズとも称するスリーブを製造するための射出成形用具を提供するものであり、前記成形用具は、開放位置から密閉位置へ、またその逆に、当該金型部と、さらにコアとの相対移動によって移行するのに適格な、金型キャビティを画成する少なくとも2つの部分から形成される金型を備えており、該コアは金型キャビティに少なくとも部分的に挿入でき、前記スリーブはコアと金型キャビティの内部との間に空いている空間を充填材料によって充填することによって形成され、該成形用具は、コアが、少なくとも2つの分離可能部分にあるとともに、コアが金型キャビティに少なくとも部分的に挿入され金型キャビティが密閉状態になった時に、スリーブの螺旋旋回部を備えたベローズ部を成形するために第1金型間隔が前記螺旋ねじ山の間に形成される、金型の螺旋ねじ山と相補的である螺旋ねじ山を外部に設けた円筒形又は円筒円錐形“第1”部分と、コアが金型の金型キャビティに少なくとも部分的に挿入され金型キャビティが密閉状態になった時に、スリーブの基部を成形するために第2金型間隔がコアの前記第2部分と金型の凹設部との間に形成される、金型の凹設部と相補的である第2部分とを備えており、コアの第2部分は、コアが金型キャビティに挿入された時に、コアの第1部分から離れる方向又は寄る方向に移動するコアの第1部分の螺旋ねじ山のねじ山の巻き軸と平行な方向で軸方向に移動可能な“可動”部分である、ことを特徴とする。複数の分離可能部分としてコアを製作することにより、ねじ戻し中の基部における摩擦を制限することが可能になるとともに、非円形基部を有するスリーブの製作が可能になる。
成形用具の実施形態において、コアの前記第1及び第2部分は、互いの近くに位置した時に、コアの第1部分の螺旋ねじ山のねじ山の巻き軸と平行に延びる係合方向での摺動係合による組立により互いに結合される。
成形用具の実施形態において、コアは、コアの第1部分と同一直線上に、コアの前記第1部分の円筒形又は円筒円錐形状の一端にシャフト部を備えており、該シャフト部は、コアの前記第1及び第2部分の間の摺動係合による組立のためにコアの第2部分が螺合されている。従って、コアの第2部分は、コアの第1部分に対して中心におかれ、信頼できる様態で保持される。これにより、より正確で安定したスリーブの製造がもたらされる。
実施形態において、金型及びコアは、金型の部分が金型キャビティの密閉位置と開放位置との間で移動するのと同時に、コアの第2部分が、コアの第1部分に近い位置とコアの第1部分から離間した位置との間で移動するのを可能にするように構成されている。これにより短縮したサイクル時間がもたらされる。
実施形態において、コアは、第2部分と同一直線上に延び、第2部分とともに移動するように拘束された第3部分を備えており、第2部分はコアの第1部分と第3部分との間に延びており、この第3部分は、コアの第1部分の方向に開いているV字形を一緒に形成する2つの腕部(又はそれぞれハウジング)を含んでおり、2つの腕部(又はそれぞれハウジング)は、金型の開型に対応して金型の部分が離れる方向に移動するのと同時に、コアの第2部分をコアの第1部分から離れる方向で軸方向に移動させるために金型の部分と相補的である形状の、ハウジング(又はそれぞれ腕部)と協働するのに適したものである。
実施形態において、成形用具は、コアの第1部分の螺旋ねじ山のねじ山の巻き軸と平行な軸に関してスリーブに対するコアの第1部分の回転運動を駆動するための手段を備える。詳しくは、たとえ手動でのねじ戻しによる離型が想定可能であるとしても、このねじ戻しは好ましくは自動化される。回転を駆動するための手段は、スリーブの、及び/又はコアの第1部分の回転を駆動するように構成されてもよい。
実施形態において、成形用具は圧力下で流体を注入するための注入手段を備えており、前記注入手段はコアの前記第1部分の内部に少なくとも部分的に収容されており、コアの第1部分は中空体の形態である。
空気といった流体を圧力下で注入するためのこの手段は、スリーブの壁をコアから分離して、スリーブがコアに対して回転する時にスリーブとコアとの間の摩擦を制限する。注入手段の流体出口オリフィスは、材料を注入するための位置においてはコアの可動部分によってふさがれ、金型の開放位置においては開かれる。
実施形態において、コアの前記第2部分と金型の凹設部との間に第2金型間隔を形成するために金型の凹設部と相補的である形状のコアの第2部分の領域は、好ましくは円形である表面の部分によって一体に連結された好ましくは円弧状開口部から形成される多葉状表面である。それらが円形である場合、これらの表面はコアの第1部分の螺旋ねじ山の巻き軸と交差する中心半径である。
実施形態において、コアは、コアの第1部分と同一直線上に、コアの第2部分に面して位置づけられる端部の反対側になるコアの前記第1部分の円筒形又は円筒円錐形状の端部に円筒体を備えており、該円筒体は、金型の凹設部と相補的である形状のものであり、それにより、コアが金型の金型キャビティに挿入され金型キャビティが密閉状態になった時に、スリーブの基部の反対側にスリーブの端部を成形するために第3金型間隔がコアの前記円筒体と金型の凹設部との間に形成される。円筒体は、コアの第1部分との単一部品として、又は別個に製作可能である。好ましくは、円筒体が別個の場合、それは円錐によってコアの第1部分の端部において芯合わせされ、端部を密閉金型の2つの部分に芯合わせする。
実施形態において、成形用具は、コアが金型キャビティに少なくとも部分的に挿入された時にコアを保持するための手段を備える。この保持手段は、必要に応じて、コアの第1部分の回転を妨げることなく、コアの少なくとも特定の部分が金型において適所に保持されるのを可能にする。
本発明はまた、スリーブの一端を形成する基部と同一直線上に配置された変形可能ベローズ部を含む円筒形又は円筒円錐形成形中空体を備えるヘリカルベローズとも称するスリーブを製造する目的で成形用具を得るために少なくとも2つの部分から形成される金型の金型キャビティに少なくとも部分的に挿入されるのに適格なコアを提供するものであり、前記スリーブは、コアが金型キャビティに少なくとも部分的に挿入され金型キャビティが密閉状態になった時に、コアと金型キャビティの内部との間に空いている空間を充填材料によって充填することによって形成され、該コアは、少なくとも2つの分離可能部分から形成されているとともに、螺旋ねじ山を外部に設けた円筒形又は円筒円錐形“第1”部分と、第2部分と、コアの第1部分と同一直線上におけるコアの前記第1部分の円筒形又は円筒円錐形状の一端のシャフト部とを備えており、該シャフト部は、コアの前記第1及び第2部分の間の摺動係合による組立のためにコアの第2部分が螺合されており、コアの第1部分から離れる方向又は寄る方向に移動するコアの第1部分の螺旋ねじ山のねじ山の巻き軸と平行な方向でコアの第2部分の軸方向移動を可能にするのに適したものであることを特徴とする。
本発明はまた、スリーブの一端を形成する基部と同一直線上に配置された少なくとも1つの変形可能ベローズ部を含む円筒形又は円筒円錐形成形中空体を備えるヘリカルベローズとも称するスリーブを提供するものであり、該スリーブは、前記スリーブが、基部とベローズ部との間の接合部に少なくとも1つの接合面を内部で呈する射出成形部品であることを特徴とする。
任意で、基部は多葉形状である内部形状であってよい。ベローズ部及び基部は、好ましくは熱可塑性材料である様々な材料で製作されてもよい。
スリーブは、それを取り付け、それが回転するのを防ぐとともに、スリーブの製造中に使用するのに適格な突起又はウェブを含んでもよい。
本発明は、添付図面に関して示される以下の実施形態の説明を読み取ることによってより良好に理解できる。
注入前に金型キャビティが開放位置にある本発明に従った成形用具の略部分断面図である。 金型キャビティが密閉位置にあり金型充填材料の注入後の本発明に従った成形用具の略部分断面図である。 軸方向に同時に移動しているコアの第2部分を示すために金型キャビティの開型中おける本発明に従った成形用具の略部分断面図である。 金型キャビティが開放位置にありスリーブがねじ戻された状態の本発明に従った成形用具の略部分断面図である。 本発明に従ったスリーブの斜視図である。 コアの第2及び第3部分を省略したコア及びその保持手段の部分斜視図である。 コアの第1及び第2部分から離間した位置におけるコア及びその保持手段の斜視図である。 コアの第1及び第2部分に近い位置におけるコア及びその保持手段の斜視図である。
上述の通り、本発明は、ヘリカルベローズとも称する、図5に図示したスリーブ1を製造するための方法を提供する。
このスリーブ1は、特にポリエステル、ポリアミド又はポリウレタンといった熱可塑性材料から一般に製作される射出成形部品である。このスリーブ1は、この実施例では円筒円錐形である成形中空体から成る。スリーブ1は、スリーブ1の一端を形成する基部3と同一直線上に配置された変形可能ベローズ部2から成る。ベローズ部2は、円筒円錐体の縦軸に関して螺旋巻きを形成する旋回部を呈する。この実施例において、基部3は、円形である外部形状及び円形ではない内部形状による基部である。基部3の内部形状は多葉形状、詳しくは三葉状であって、葉に対応する隆起部には参照符号41が付されており、隆起部を一体に連結する本体の縦軸と交差する中心半径の円形部分には参照符号42が付されている。
基部3を備えた端の反対側のその端において、スリーブ1はスリーブの小基部5と称する概ね円形の部分を更に備える。それを製造する方法のために、スリーブは、基部3とスリーブ1のベローズ部2との間の接合部の内側に見える少なくとも1つの接合面6を呈する。接合面6は環状内周線を形成する。接合面はスリーブの軸方向表面、すなわち径方向表面とは対照的に、スリーブの縦軸に平行に延びるスリーブの表面に形成される。接合面によって形成される環状内周線は、円筒円錐体の縦軸に対して垂直である平面で延びる。
図5に示されるようにスリーブを製造するために、図1乃至4及び6に示す成形用具7を使用することが可能である。この実施例において、この成形用具7は、金型8のシェルを各々形成する2つの部分81、82に形成された金型8を含む。金型8のこれらの2つの部分81、82は、金型キャビティ9を画成する。これらの2つの金型部81、82は、互いに近寄る方向又は離れる方向に移動するように摺動可能なスタンドに取り付けられており、金型キャビティ9は金型8の部分81、82が動いて離れた位置に対応する開放位置から金型8の部分81、82が動いて近寄った位置に対応する密閉位置に移行する。金型8は一般に、射出成形用に既知である様態で、金属で製作される。
成形用具7は、金型キャビティ9に少なくとも部分的に挿入可能なコア10を更に含む。コア10は、金型8の螺旋ねじ山13と相補的である螺旋ねじ山12を外部に設けた、この実施例では円筒円錐形部分である第1部分11を含んでおり、それにより、コア10が金型キャビティ9に少なくとも部分的に挿入され金型キャビティ9が密閉状態になった時に、スリーブ1の螺旋旋回部を備えたベローズ部2を成形するために第1金型間隔14が前記螺旋ねじ山12、13の間に形成される。
コア10は、金型8の凹設部16と相補的である第2部分15を含み、それにより、コア10が金型キャビティ9に挿入され、金型キャビティ9が密閉状態になった時に、スリーブ1の基部3を成形するために第2金型間隔がコア10の第2部分15と金型8の凹設部16との間に形成される。
コア10のこの第2部分15は、コア10の第1部分11の螺旋ねじ山12のねじ山の巻き軸XX’と平行な方向で軸方向に移動可能な“可動”部分であって、コア10が金型キャビティ9に少なくとも部分的に挿入された時に、コア10の第1部分11から離れる方向又は近寄る方向に移動する。
コア10の前記第2部分15と金型8の凹設部16との間に第2金型間隔17を形成するために金型8の凹設部16と相補的である形状のコア10の第2部分15の領域は、コア10の第1部分11の螺旋ねじ山のねじ山の巻き軸XX’と交差する中心半径の円形表面の部分242によって一体に連結されている円弧状開口部241から形成される多葉状表面24である。
局部的に、コアのこの第2部分15は、円筒形又はわずかに円錐形である外面を有し、それにより金型が密閉された時に、コアの第2部分が金型の2つの半シェル81及び82において正しく芯合わせされることが可能になる。従って、コア全体が金型内部で適正に芯合わせされ、小厚さであるスリーブのその部分の良好な反復性を保証する。
コア10の第2部分15が軸方向に移動可能とするために、コア10は、コア10の第1部分11と同一直線上に、且つコア10の前記第1部分11の円筒形又は円筒円錐形状の一端に、シャフト部18を備える。シャフト部18は、コア10の前記第1及び第2部分11、15の間の摺動係合による組立のためにコア10の第2部分15が螺合されている。従って、コア10のこの第2部分15は、円形の内面及び上述のような外面による概ね環状形状を有する。コアの第2部分15は、金型の密閉位置において前記第2部分を金型の内部に芯合わせするために、その表面の一部に芯合わせ手段を形成するように外部的に造形される。
シャフト部18はコア10の第1部分11とともに移動するように拘束されている。好ましくは、シャフト部18及びコアの第1部分11は単一部品として製作される。
シャフト部18は、コア10の第1部分11の螺旋ねじ山12のねじ山の巻き軸XX’と同じ軸に延びている。このシャフト部8は、この実施例ではシャフト部18の自由端部が挿入されて軸受けを形成するリングによって形成される保持手段26によって金型キャビティ9内部に予め配置され、リングは金型8の部分81、82の間にできる空間の内部又は外部に配置されたのに適したものである。
図示した実施例において、金型8及びコア10は、コア10の第2部分15がコア10の第1部分11に近い位置とコア10の第1部分11から離間した位置との間で移動するのと同時に、金型8の部分81、82が密閉位置と開放位置との間で移動可能にするように構成されている。
この実施形態において、コア10は、第2部分15と同一直線上に延び第2部分15とともに移動するように拘束された第3部分19を備えており、第2部分15はコア10の第1部分11と第3部分19との間に延びる。
この第3部分19は、シャフト部8で摺動するリングを含み、リングはコア10の第1部分11の方向に開いているV字形をともに形成する2つの腕部20を備える。2つの腕部20は、金型8の部分81、82と相補的である形状のハウジング21に挿入されるのに適したものであり、それらは前記ハウジング21と協働して、コア10の第2部分15がコア10の第1部分11から離れる方向で軸方向に移動するのと同時に、金型8の部分81、82が金型8の開型に対応して離れる方向に移動するのを可能にする。
変形例において、反対の構成が適用可能である。すなわち、腕部は金型によって保持され、ハウジングは、コアにハウジングが示されている図7に示すように、コアによって保持されてもよい。
従って、この実施形態において、図3に示す通り金型8の部分81、82が離れる方向に移動するように駆動された時に、腕部20は、互いに離れて行く動作により、コア10の部分11から離れて行くことによって金型部のハウジング21から滑り出ようとする。
逆に言えば、図2に示すように、金型8の部分81、82が互いに向けて移動した時に、腕部20は、互いに向けて寄って行く動作により、コア10の第1部分11の方向に移動することによって金型部のハウジング21に滑り込もうとする。
このように、コア10の第2部分15は、金型キャビティの閉鎖中においてはコアの第1部分に向けて移動しようとし、金型キャビティの開型中においてはコアの第1部分から離れる方向に移動しようとする。
金型の部分81、82の移動を互いに近寄る方向又は離れる方向に駆動するための手段は、この種の金型の従来手段であり、一例として、それらは金型部を案内するための手段と関係づけられた作動装置によって形成される。従って、それらは当業者には周知であるので、詳述しない。
コア10は、コア10の第1部分11と同一直線上に、コア10の第2部分15に面して位置づけられる端部の反対側になるコア10の前記第1部分11の円筒円錐形状の端部に円筒体25を備えており、その円筒体25は金型8の凹設部27と相補的である形状のものであり、それにより、コア10が金型8の金型キャビティ9に挿入され金型キャビティ9が密閉状態になった時に、スリーブ1の基部3の反対側にスリーブの小基部5と称するスリーブ1の端部を成形するために第3金型間隔28がコア10の前記円筒体25と金型8の凹設部27との間に形成される。
図示した実施例において、円筒体25及びコア10の第1部分11は単一部品として製作される。コア10の第2部分15に相当する様態で、円筒体25は、コア10の第1部分とは別個に製作された後、前記円筒体25とコア10の第1部分11との間の摺動係合による組立のために、コアの第1部分と同一直線上に延びるシャフト部に螺合されるか、又は他に、成形用具の固定軸受けに螺合され得る。スリーブは引き続き、小基部5とスリーブ1のベローズ部2との間の接合部領域において、付加的な接合面を内部に設け得る。
組立を完了するために、成形用具は圧力下で流体を注入するための手段23を更に備えており、前記注入手段23はコア10の第1部分11の内部に少なくとも部分的に収容されており、コア10の第1部分11は中空体の形態である。
このように、圧力下で流体(詳しくは空気)を注入するためのこの手段23は、一端で圧力下の空気の供給源と接続され、その他端が図4に示したコアの可動部分の各接合部の境界面に通じている、導管を備えてもよい。材料の注入中、接合部表面に通じるオリフィスの配置は、コアの可動部分が材料の注入中これらの出口オリフィスをふさぎ、コアの可動部分が離れる方向に移動した時に開くので、オリフィスを充填するのを回避するために機能する。
最後に、成形用具は、コア10の第1部分11の螺旋ねじ山12のねじ山の巻き軸XX’と平行な軸に関するスリーブ1に対するコア10の第1部分11の回転運動を駆動するための手段22を備える。図4に図示した実施例において、この手段22はスリーブ1の回転を駆動するための手段であり、前記スリーブを把持し軸XX’に関して回転させるのに適格なクランプの形態をしている。コアの回転を駆動するための手段を付加的又は代替的に設けることもできる。
図4に図示した実施例において、コア10の第1部分11とともに移動するように拘束されたシャフト部18は、回転式であるように示されており、コア10の第1部分の螺旋ねじ山12のねじ山の巻き軸XX’に関して回転するように取り付けられている。
このように、回転を駆動するための手段22は、シャフト部18の回転を駆動するための手段であり、回転は、かみ合い、循環伝動装置、又は他の手段によって実行される。
上述したような成形用具7によって、スリーブは次のように製造される。金型8が開放位置にあり、コア10は図1に図示したように、すなわちコアの第2部分がコアの第1部分から離間した状態で、金型キャビティ9の内部に収容され保持されている。
初めに、金型の部分81、82が互いに向けて移動して、金型キャビティ9は密閉位置に移行することが可能になる。金型8の部分81、82が互いに向けて移動することにより、コア10の第2部分15及びコアの第1部分11が同時に、腕部20とハウジング21との間の協働によって互いに向けて移動することになる。
金型キャビティ9がこの密閉位置になると、第1、第2及び第3の金型間隔を充填するための材料が注入される。従って、この充填材料は、図2に示すように、金型キャビティの内部とコアとの間に空いている空間を充填する。
注入が終了すると、金型が開かれる。この金型の開型の間、コア10の第2部分15はコア10の第1部分11から離れる方向に移動する。スリーブの内壁とコア10の第1部分11の外壁との間に空気が注入されて、スリーブの壁をコア10から分離する。クランプが再びスリーブを把持して、それをコア10の第1部分11をねじ戻す方向に回転させる。変形例又は追加例として、回転の際、コア10の第1部分11を駆動してもよい。
加えて、図示した実施例において、コアの第2部分は、金型が開かれるのと同時に、コア10の第1部分のコアの第1部分から離れる方向で軸方向に移動する。この軸方向移動は、たとえ同時開型方式が好ましいとはいえ、本発明の範囲を越えることなく、金型が開かれた後に始動することができる。
得られるスリーブは優れた強度をもたらす。
1 スリーブ
2 ベローズ部
3 基部
41 隆起部
42 円形部分
5 小基部
6 接合面
7 成形用具
8 金型
81、82 部分
9 金型キャビティ
10 コア
11 第1部分
12 螺旋ねじ山
13 螺旋ねじ山
14 第1金型間隔
15 第2部分
16 凹設部
17 第2金型間隔
18 シャフト部
19 第3部分
20 腕部
21 ハウジング
22 回転運動を駆動するための手段
23 圧力下で流体を注入するための手段
24 多葉状表面
241 円弧状開口部
242 円形表面の部分
25 円筒体
26 保持手段
27 凹設部
28 第3金型間隔

Claims (14)

  1. スリーブ(1)の一端を形成する基部(3)と同一直線上に配置された少なくとも1つの変形可能なベローズ部(2)を含む円筒形又は円筒円錐形の成形中空体を備えるヘリカルベローズとも称するスリーブ(1)を、開放位置から密閉位置へ、またその逆に、当該金型部(81、82)と、さらにコア(10)との相対移動によって移行するのに適格な、金型キャビティ(9)を画成する少なくとも2つの部分(81、82)から形成される金型(8)を含む成形用具(7)によって製造するための射出成形方法であって、該コアは、前記金型キャビティ(9)に少なくとも部分的に挿入できるとともに、前記金型(8)の螺旋ねじ山(13)と相補的である螺旋ねじ山(12)を外部に設けた円筒形又は円筒円錐形の“第1”部分(11)を含んでおり、それにより、前記金型キャビティ(9)が密閉状態になった時に前記スリーブ(1)の前記ベローズ部(2)を成形するために第1金型間隔(14)が前記螺旋ねじ山(12、13)の間に形成され、該方法は、前記螺旋ねじ山(12)を外部に備えた円筒形又は円筒円錐形の前記第1部分(11)に加えて、前記コア(10)が、前記金型(8)の凹設部(16)と相補的である“可動”の第2部分(15)も備えており、それにより、前記金型キャビティ(9)が密閉状態になった時に前記スリーブ(1)の前記基部(3)を成形するために第2金型間隔(17)が前記コア(10)の前記第2部分(15)と前記金型(8)の前記凹設部(16)との間に形成され、さらに、前記コア(10)が前記金型キャビティ(9)に少なくとも部分的に挿入されて前記金型キャビティ(9)が密閉状態になった時に、前記方法が、前記コア(10)と前記金型キャビティ(9)の内部との間に空いている前記第1金型間隔(14)及び前記第2金型間隔(17)を、材料を注入することによって充填するステップと、前記コア(10)の前記第1部分(11)から離れて行く前記コア(10)の前記第1部分(11)の前記螺旋ねじ山(12)のねじ山の巻き軸(XX’)と平行な方向で軸方向に前記コア(10)の前記第2部分(15)が移動する間、又はその終わりに、前記金型(8)を開くステップと、ねじ戻しによって前記金型から前記スリーブ(1)を取り外す目的で前記コア(10)の前記第1部分(11)に対する前記スリーブ(1)の回転運動を駆動するステップと、ねじ戻しによって前記金型から前記スリーブ(1)を取り外す目的で前記コア(10)の前記第1部分(11)に対する前記スリーブ(1)の回転運動を駆動するステップの前に、前記コア(10)の前記第1部分(11)と前記スリーブ(1)との間に圧力下で流体を注入するステップとを含んでいることを特徴とする、方法。
  2. スリーブ(1)の一端を形成する基部(3)と同一直線上に配置された少なくとも1つの変形可能なベローズ部(2)を含む円筒形又は円筒円錐形の成形中空体を備えるヘリカルベローズとも称するスリーブ(1)を製造するための射出成形用具(7)であって、前記成形用具(7)は、開放位置から密閉位置へ、またその逆に、当該金型部(81、82)と、さらにコア(10)との相対移動によって移行するのに適格な、金型キャビティ(9)を画成する少なくとも2つの部分(81、82)から形成される金型(8)を備えており、該コアは前記金型キャビティ(9)に少なくとも部分的に挿入でき、前記スリーブ(1)は前記コア(10)と前記金型キャビティ(9)の内部との間に空いている空間を充填材料によって充填することによって形成され、該成形用具は、前記コア(10)が、少なくとも2つの分離可能部分(11、15)にあるとともに、前記金型(8)の螺旋ねじ山(13)と相補的である螺旋ねじ山(12)を外部に設けた円筒形又は円筒円錐形の“第1”部分(11)と、前記金型(8)の凹設部(16)と相補的である第2部分(15)とを備えており、前記コア(10)が前記金型キャビティ(9)に少なくとも部分的に挿入され前記金型キャビティが密閉状態になった時に、前記スリーブ(1)の螺旋旋回部を備えた前記ベローズ部(2)を成形するために前記第1金型間隔(14)が前記螺旋ねじ山(12、13)の間に形成され、前記コア(10)が前記金型の前記金型キャビティ(9)に少なくとも部分的に挿入され前記金型キャビティが密閉状態になった時に、前記スリーブ(1)の前記基部(3)を成形するために前記第2金型間隔(17)が前記コア(10)の前記第2部分(15)と前記金型(8)の前記凹設部(16)との間に形成され、前記コア(10)の前記第2部分(15)は、前記コア(10)が前記金型キャビティ(9)に挿入された時に、前記コア(10)の前記第1部分(11)から離れる方向又は近寄る方向に移動する前記コア(10)の前記第1部分(11)の前記螺旋ねじ山(12)のねじ山の巻き軸(XX’)と平行な方向で軸方向に移動可能な“可動”部分であり、
    前記コア(10)は、前記第2部分(15)と同一直線上に延び、前記第2部分(15)とともに移動するように拘束された第3部分(19)を備えており、前記第2部分(15)は前記コア(10)の前記第1部分(11)と前記第3部分(19)との間に延びており、前記金型キャビティ(9)が開放状態になった時に前記第3部分(19)が前記金型(8)から離隔し、前記金型キャビティ(9)が前記密閉状態になった時に前記第3部分(19)の外表面が前記金型(8)に接触する、ことを特徴とする、成形用具。
  3. 前記コア(10)の前記第1及び第2部分(11、15)は、互いの近くに位置した時に、前記コア(10)の前記第1部分(11)の前記螺旋ねじ山(12)のねじ山の巻き軸(XX’)と平行に延びる係合方向での摺動係合による組立により互いに結合されることを特徴とする、請求項に記載の成形用具(7)。
  4. 前記コア(10)は、前記コア(10)の前記第1部分(11)と同一直線上に、前記コア(10)の前記第1部分(11)の円筒形又は円筒円錐形状の一端にシャフト部を備えており、前記コア(10)の前記第1及び第2部分(11、15)の間の摺動係合による組立のために前記コア(10)の前記第2部分(15)が前記シャフト部(18)の周囲に設けられていることを特徴とする、請求項又は請求項に記載の成形用具(7)。
  5. 前記金型(8)及び前記コア(10)は、前記金型(8)の前記部分(81、82)が前記金型キャビティの密閉位置と開放位置との間で移動するのと同時に、前記コア(10)の前記第2部分(15)が、前記コア(10)の前記第1部分(11)に近い位置と前記コア(10)の前記第1部分(11)から離間した位置との間で移動するのを可能にするように構成されていることを特徴とする、請求項からのいずれか一項に記載の成形用具(7)。
  6. 記第3部分(19)は、前記コア(10)の前記第1部分(11)の方向に開いているV字形を一緒に形成する2つの腕部(20)(又はハウジングのそれぞれ)を含んでおり、前記2つの腕部(20)(又はハウジングのそれぞれ)は、前記金型(8)の開型に対応して前記金型(8)の前記部分(81、82)が離れる方向に移動するのと同時に、前記コア(10)の前記第2部分(15)を前記コア(10)の前記第1部分(11)から離れる方向で軸方向に移動させるために前記金型(8)の前記部分(81、82)と相補的である形状の、ハウジング(21)(又は腕部のそれぞれ)と協働するのに適したものであることを特徴とする、請求項に記載の成形用具(7)。
  7. 前記コア(10)の前記第1部分(11)の前記螺旋ねじ山(12)のねじ山の巻き軸(XX’)と平行な軸に関して前記スリーブ(1)に対する前記コア(10)の前記第1部分(11)の回転運動を駆動するための手段(22)を備えることを特徴とする、請求項からのいずれか一項に記載の成形用具(7)。
  8. 圧力下で流体を注入するための注入手段(23)を備えており、前記注入手段(23)は前記コア(10)の前記第1部分(11)の内部に少なくとも部分的に収容されており、前記コア(10)の前記第1部分(11)は中空体の形態であることを特徴とする、請求項からのいずれか一項に記載の成形用具(7)。
  9. 前記コア(10)の前記第2部分(15)と前記金型(8)の前記凹設部(16)との間に前記第2金型間隔(17)を形成するために前記金型(8)の前記凹設部(16)と相補的である形状の前記コア(10)の前記第2部分(15)の領域は、円形である表面の部分(242)によって一体に連結された円弧状開口部(241)から形成される多葉状表面(24)であることを特徴とする、請求項からのいずれか一項に記載の成形用具(7)。
  10. 前記コア(10)は、前記コア(10)の前記第1部分(11)と同一直線上に、前記コア(10)の前記第2部分(15)に面して位置づけられる端部の反対側になる前記コア(10)の前記第1部分(11)の円筒形又は円筒円錐形状の端部に円筒体を備えており、該円筒体(25)は、前記金型(8)の凹設部(27)と相補的である形状のものであり、それにより、前記コア(10)が前記金型(8)の前記金型キャビティ(9)に挿入され前記金型キャビティ(9)が密閉状態になった時に、前記スリーブ(1)の前記基部(3)の反対側に前記スリーブ(1)の端部を成形するために第3金型間隔(28)が前記コア(10)の前記円筒体(25)と前記金型(8)の前記凹設部(27)との間に形成されることを特徴とする、請求項からのいずれか一項に記載の成形用具(7)。
  11. 前記コアが前記金型キャビティ(9)に少なくとも部分的に挿入された時に前記コア(10)を保持するための手段(26)を備えることを特徴とする、請求項から10のいずれか一項に記載の成形用具(7)。
  12. スリーブ(1)の一端を形成する基部(3)と同一直線上に配置された変形可能なベローズ部(2)を含む円筒形又は円筒円錐形の成形中空体を備えるヘリカルベローズとも称するスリーブ(1)を製造する目的で請求項から11のいずれか一項に記載の成形用具(7)を得るために少なくとも2つの部分(81、82)から形成される金型(8)の金型キャビティ(9)に少なくとも部分的に挿入されるのに適格なコア(10)であって、前記スリーブ(1)は、前記コア(10)が前記金型キャビティ(9)に少なくとも部分的に挿入され前記金型キャビティ(9)が密閉状態になった時に、前記コア(10)と前記金型キャビティ(9)の内部との間に空いている空間を充填材料によって充填することによって形成され、該コア(10)は、少なくとも2つの分離可能部分から形成されているとともに、螺旋ねじ山(12)を外部に設けた円筒形又は円筒円錐形の“第1”部分(11)と、第2部分(15)と、前記コア(10)の前記第1部分(11)と同一直線上における前記コア(10)の前記第1部分(11)の円筒形又は円筒円錐形状の一端のシャフト部とを備えており、前記コア(10)の前記第1及び第2部分(11、15)の間の摺動係合による組立のために前記コア(10)の前記第2部分(15)が前記シャフト部(18)の周囲に設けられており、前記コア(10)の前記第1部分(11)から離れる方向又は近寄る方向に移動する前記コア(10)の前記第1部分(11)の前記螺旋ねじ山(12)のねじ山の巻き軸(XX’)と平行な方向で前記コア(10)の前記第2部分(15)の軸方向移動を可能にするために、前記シャフト部(18)は、前記コアの前記第1部分(11)と共に移動するように拘束されていることを特徴とする、コア(10)。
  13. 前記シャフト部(18)及び前記コア(10)の前記第1部分(11)は単一部品から構成されている、請求項12に記載のコア(10)。
  14. スリーブ(1)の一端を形成する基部(3)と同一直線上に配置された少なくとも1つの変形可能なベローズ部(2)を含む円筒形又は円筒円錐形の成形中空体を備えるヘリカルベローズとも称するスリーブ(1)であって、該スリーブ(1)が少なくとも1つの接合面(6)を内部で呈する射出成形部品であり、前記ベローズ部(2)は、円筒円錐体の縦軸に関して螺旋巻きを形成する旋回部を呈し、前記接合面は前記基部(3)と前記ベローズ部(2)との間の接合部に配置され、前記接合面は、前記スリーブ(1)の縦軸に平行に延びる前記スリーブの表面に形成されていることを特徴とする、スリーブ(1)。
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