JP2002503163A - 雌螺子を有するプラスチック用品の射出成形方法及び装置 - Google Patents

雌螺子を有するプラスチック用品の射出成形方法及び装置

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Abstract

(57)【要約】 雌螺子を有するプラスチック用品、好ましくはスクリューキャップを射出成形する為の方法と装置を開示する。プラスチック用品はモールドの中空キャビティ内で射出成形される。コア50は、中空キャビティ内に配置され、雌螺子に対して相補形の雄螺子49を有する。雄螺子49と雌螺子はそれぞれ、螺子セグメントと螺子セクション51a-51dとして形成され、周方向に配されると共に、それぞれの間を軸方向に延びる空隙と空隙セクション52a-52dを閉鎖する。射出成形後のプラスチック用品は、コア50から取り出される。射出成形前に空隙セクション52a-52dに挿入されるフィラー要素、特にプランジャ53a-53dが設けられる。フィラー要素は、射出成形後に取り外される。その後プラスチック用品を螺子15,49の軸芯14を中心に相対回転させると、螺子セクション51a-51dが空隙と面一になる。その結果、プラスチック用品がコア50から軸方向に取り出される。

Description

【発明の詳細な説明】雌螺子を有するプラスチック用品の射出成形方法及び装置 本発明は、雌螺子を有するプラスチック用品の射出成形方法に関し、該方法に おいて、プラスチック用品はモールドの中空キャビティ内で射出成形され、コア は中空キャビティ内に固定保持されると共に雌螺子に対して相補形の雄螺子を有 し、雄螺子と雌螺子はそれぞれ螺子セグメントと螺子セクションの形に形成され 、周方向に配されると共にそれぞれに、それぞれの間に配される軸方向に延びる 空隙部と空隙セクションを閉鎖し、射出成形後のプラスチック用品はコアから取 り出される。 本発明は更に、雌螺子を有するプラスチック用品を製造する射出成形装置に関 し、該装置において、中空キャビティがモールド内に配され、コアが該中空キャ ビティ内に配されると共に雌螺子に対して相補形の雄螺子を有し、雄螺子と雌螺 子はそれぞれ螺子セグメントと螺子セクションの形に形成され、周方向に配され ると共にそれぞれに、それぞれの間に配される軸方向に延びる空隙部と空隙セク ションを閉鎖し、射出成形後のプラスチック用品をコアから取り出す手段が設け られている。 上記のタイプの方法と装置は、ドイツ特許公開公報DE 37 08 472 A1に開示さ れている。 本発明に於いて、雌螺子を有するプラスチック用品は主として、一般にボトル 又はボトル様容器を閉じる為に使用されるスクリューキャップであると解釈する が、本発明が特にこの分野の用途に限定されないことは勿論のことである。 従来の方法及び装置において、プラスチック用品射出成形機用モールドが使用 されるが、このモールドには、かかるスクリューキャップの製造の為に、特殊な 取り出し手段が設けられている。通常、単数又は複数の中空キャビティが、大抵 は固定部となる一方の第1モールドに設けられ、他方の第2モールドは該第1モ ールドに対して相対移動するようになっている。該第2モールドには、中空キャ ビティと同数のコアが突出している。従って、第1および第2モールドを合体さ せてモールドが閉じられると同時に、第2モールドのコアはそれぞれ、対応する 第1モールドの中空キャビティ内に収容される。コアの外周面には、製造される スクリューキャップの雌螺子に対して相補形の雄螺子が形成されている。コアは 更に、可動第2モールド内において回転可能に軸支され、例えばピニオンアンド ラック式駆動装置等の適切な駆動モータにより回転される。 スクリューキャップの射出成形時には、中空キャビティ内の空きスペースには 液状のプラスチック材料が射出される。スクリューキャップを取り出すには、先 ず二つのモールド部を分離する。射出成形されたスクリューキャップが嵌め合い 成形時に雄螺子を取り囲んでいることから、可動モールド部を固定モールド部か ら離した時に、コアが付いたままのスクリューキャップをそれぞれの中空キャビ ティから引き出す。 コアの雄螺子からスクリューキャップを取り出すには、上記の駆動装置により コアを回転させてスクリューキャップから外す。 上記のタイプの装置が一般に知られており、例えばドイツの業界誌"PLASTYERA RBEITER"vol.42,No.1,paqe56等に記載されている。 このような従来の方法では、多大な時間を要し、プラスチック材料射出成形機 のサイクルタイムが延びるのは明らかである。 更に当該技術では、雌螺子を有する、つまり一般的にアンダーカットと呼ばれ る部分を有するプラスチック用品を製造する為に、特殊なモールドとツールが広 く使用されている。これらの特殊なツールやモールドには、完成したプラスチッ ク用品から引き出す為に、射出成形後に破壊されるかもしくは外寸を削減される コアが設けられている。 冒頭に記述したドイツ特許公開公報DE 37 08 472 A1には、プラスチックボト ルを閉じる為に使用されるスクリューキャップが開示されている。 かかるスクリューキャップを手早く取り出せるようにする為に、雌螺子は、そ れぞれの間に軸方向に延びる空隙又はギャップが配された複数のセグメントとし て構成される。このような従来のスクリューキャップは、十分な力を用いてスク リューキャップを軸方向に引っ張ることにより、コアから取り出されるが、これ には、螺子の寸法と空隙の寸法を、スクリューキャップ内の螺子セグメントの歯 状突起がそれと相補形のコアの歯状突起上を損傷を受けることなく摺動するよう なものにする必要がある。 確かに、この従来の装置はスクリューキャップの取り出し時間をかなり短縮す るが、取り出しに要する力が大きく、しかも手早く取り出す際にスクリューキャ ップに全く損傷を与えないように注意を払う必要がある。 上記の事柄に鑑みて、本発明は、上述した問題を回避するような冒頭部に詳記 したタイプの方法と装置を提供することを目的とする。これに関する本発明の目 的は、使用する射出成形機のサイクルタイムが短縮されるように、かかるプラス チック用品の取り出しスピードを向上させることである。本発明のもう一つの目 的は、モールドの摩耗を最小限に抑えることである。本発明の更に別の目的は、 任意の螺子形状を有するプラスチック用品も、アンダーカット部の無いプラスチ ック用品も、短時間で製造できるようにすることである。 冒頭部に詳記される方法によると、本目的は、射出成形前に各空隙セクション に挿入されて射出成形後に取り出されるフィラー要素を設け、その後コア及び/ 又はプラスチック用品を螺子の軸芯回りに相対回転させることで、螺子セクショ ンが空隙と面一となって最終的にプラスチック用品がコアから軸方向に取り出せ るようにした構成により達成される。 冒頭部に詳記される装置によると、本目的は、コアの外周部の空隙セクション は空隙に対して相補形状を有する、軸方向に移動可能なプランジャの形に形成さ れ、取り出し手段は螺子セグメントの配置部位からプランジャを外した後に螺子 の軸芯回りにコアおよび/またはプラスチック用品を相対回転させることで、螺 子セクションを空隙部と面一とし、最終的にプラスチック用品がコアから軸方向 に取り出せるようにする手段を具備する構成により達成される。 以上により、本発明の目的は完全に達成される。 本発明によると、プラスチック用品の射出成形時には各螺子セグメント間の部 位は既に空いているので、コアを回転させると、螺子セグメントは空いているギ ャップつまり空隙に沿ってプラスチック用品から外される。 従来技術とは異なり、大きな力を用いて螺子セグメントを、コアの螺子セクシ ョンを軸方向に滑らせて引っ張り出す必要は無いので、高い歯状突起物や複雑な 形状のアンダーカットを有する極めて大きな螺子部も損傷を受けることなく無事 に成形プロセスを終了することができる。 本発明に従えば、用品の取り出し時に変形させる必要が無いので、弾性の低い 材料をプラスチック材料として用いることができる。 少し回転させてから軸方向に引っ張るという簡単な二つの動作によって取り出 しが実行できることから、この種の取り出し方法は、他の従来例のようにスクリ ューキャップを回転させてコアの雄螺子から外す方法と比べて、作業時間を大幅 に短縮する。 例えばスクリューキャップのような、本文に取り上げられる類のプラスチック 用品は、出来るだけ早く出来るだけ多く生産することが必要な典型的な大量生産 品であることから、少しだけ設計を複雑化する為の多少の投資をしても、採算は 取れるだろう。 回転時には、プラスチック用品をコアに対して回転させても、また逆にコアを プラスチック用品に対して回転させてもよい。 更に、各空隙にフィラー要素やプランジャを用いて、プラスチック用品をコア から取り外すのが好適である。 本発明の別の好適な実施態様において、プランジャは第1円周角にわたり、螺 子セクションは第2円周角にわたり、第1円周角は第2円周角よりも大きくして ある。 このような方策は、プラスチック用品からコアを引き離す際に、スクリューキ ャップの螺子セクションが取り外せるだけの十分なゆとりがある点で有利である 。 プランジャの径は、螺子セクションの径よりも大きくしても問題はない。又、 一定の範囲内(螺子山の弾性)において、螺子セクションの径よりも小さくする ことも可能である。 本発明の別の好適な実施態様において、コアは、螺子セクションおよびプラン ジャの径と略同程度の径を有する内部ボディを具備し、内部ボディは射出成形後 のプラスチック用品に対して軸方向に相対移動可能となっている。 このような方策は、非常に簡単にプラスチック用品からコアを分離できるとい う点で有利である。 この有利性は特に、内部ボディが、コアの外ボディ内の軸方向ガイド内に軸支 され、外ボディが射出成形後のプラスチック用品の軸方向止めを成す場合に発揮 される。 このような方策は、射出成形後のプラスチック用品が簡単にコアから外されて 、例えばモールドの下の容器等に自然落下する点で有利である。 最後に、本来知られているように、中空キャビティを第1モールド部内に配し 、コアのガイドを第2モールド部に配するのが好適である。 その他の有利性も、以下の説明及び添付図から明らかとなろう。 当然ながら、上述した特徴及び以下に説明する特徴は、特定の組み合わせにお いて利用できるだけでなく、本発明の範囲から逸脱することなく別の組み合わせ や単独で利用することも可能である。 本発明の実施態様を図面に示し、以下詳細に説明する。 図1は、本発明の方法によって、或は本発明のプラスチック用品射出成形装置 を用いて製造されるスクリューキャップを表し、図2の線I-Iについての縦断面 図である。 図2は、図1のスクリューキャップの底面図である。 図3は、図1及び2に示すスクリューキャップの製造に使用されるモールドの 部分縦断面図である。 図4及び5は、図3のツールに使用されるコアの異なる動作位置を表す斜視図 である。 図1及び2において、参照番号10は、例えばプラスチックボトルや類似の容器 を閉じるのに使用されるスクリューキャップ全体を示す。 スクリューキャップ10は、中空円筒状壁部11と閉端部12とを具備する。スクリ ューキャップ10の閉端部12に対向する側には、パイロットテーパー部13を介して アクセスできる開口部が設けられる。参照番号14は、スクリューキャップ10の軸 芯を示す。 中空円筒状壁部11は、雌螺子15を具備する。図示した実施態様では、雌螺子15 は4つの螺子セグメント16a-16dから構成され、螺子セグメントはそれぞれ雌螺 子15と壁部11の周沿いに配される。これと同数の軸方向の空隙17a-17dが、螺子 セグメント16a-16dの間に配置される。螺子は一条螺子でも多条螺子でもよい。 螺子歯の形状は様々な変更が可能である。軸方向空隙17a-17dとの境界 部では、螺子セグメント16a-16dの歯の自由端の縁は、例えばリップを設ける等 と、色々な形状に構成することができる。こうすることにより、公差補償が行わ れると共に、密閉効果が向上する。 図2において、空隙17a-17dの占める円周角をαで示し、螺子セグメント16a-1 6dの占める円周角をβで示す。αをβより若干大きく取るのが好適である。 図1,2に示す構成は、いろんな点で単なる例示に過ぎないことは言うまでもな い。例えば、4つの螺子セグメント16a-16dではなく、それより少ない数の、又 はより多い数の螺子セグメントを設けても構わない。又、螺子セグメント16a-16 dを、軸長全長に渡って延設したり、不連続的に配設する必要はなく、軸方向の セグメントとして設けることも可能である。最後に、図示した螺子の設計も単な る例示と解釈すべきである。本発明の範囲にある限り、考えうる如何なる設計の 螺子セグメントも使用可能である。本発明は更に、場合によっては、例えばバヨ ネット式密封装置等の螺子様アンダーカット部を有するプラスチック用品も包含 する。 本発明は、図1,2によるスクリューキャップ10の製造には、部分的に図3に示 されるモールド20の使用を提案する。 モールド20は、左側のモールド部21と右側のモールド部22を具備する。モール ド部21,22は、モールド20を閉じた時に分離面23で互いに隣接する。 中空キャビティ25は、右側のモールド部22内部に設けられる。中空キャビティ 25は,軸方向壁部26及びスクリューキャップ10の外形に対応して略径方向に延び る端部エリア27とを具備する。供給チャネル28は、端部エリア27の中心を通る。 矢印29で示すように、溶融状態のプラスチック材料を供給チャネル28から中空キ ャビティ25に射出する。尚当然のことながら、図は非常に概略的である。例えば 、供給チャネル28にニードル弁を設けることも可能である。又、供給チャネル28 を別の構成にしたり、中空キャビティ25の別の場所に配置することも可能である 。 軸方向ガイド35は、左側モールド部21内に設けられる。「軸方向」という用語 は、中空キャビティ25の軸芯、従って製造されるスクリューキャップ10の軸芯と 一致する軸芯14の方向にガイドするという意味である。 インサート40は、ガイド35に沿って進む。インサート40は、矢印41の方向に移 動可能であるが、更に矢印42に示すように軸芯14回りに回転させることもできる 。 インサート40の細部を斜視図4,5に示す。 図に示すように、インサート40には、左側モールド部21のガイド35に沿って延 びるガイド部45が設けられる。ガイド部45は環状面46に連なり、環状面は円錐部 47へと連なる。円錐部47は雄螺子49が設けられたコア50へと連なる。 図4から、螺子セクション51a-51dとその間に配設される空隙セクション52a-5 2dを根拠に、雄螺子49は円周方向においてセグメント方向にのみ配されると解さ れよう。螺子セクション52a-52dは、上述したように考えうる特殊な外形やそれ に付属するリップをも含めた螺子セグメント16a-16dに対して相補的な形状を成 す。図4の動作位置において、空隙セクション52a-52dにはプランジャ53a-53dが 嵌め込まれ、コア50の全体的な円筒状外形を実現する。即ち、プランジャ53a-53 dの外面は、螺子セクション51a-51dの外周と一致する。別の構成として、プラン ジャの外径を少し大きくすることも可能であり、特殊なケースとして、プランジ ャの径を若干小さめにすることも有り得る。 プランジャ53a-53dは、図4の矢印54で示すように、軸方向に移動可能である 。 図5は、別の動作位置のインサート40を示すが、この状態において、プランジ ャ53a-53d軸方向に後退し、螺子セクション51a-51dから軸方向に外れた場所にあ る。 図から分かるように、空隙部56a-56dはこのように空いた状態となる。 図3の断面図から、コア50も軸方向に移動してインサート40内部に収容される ことが分かる。その際に、螺子セクション51a-51dと空隙セクション52a-52dの外 径及びプランジャ53a-53dの外径と面一になっている第1ガイド61を使用する。 他の方法として、これも円筒面により構成されているが、円錐部57と環状面46と の境界に配置される第2ガイド62を使用してもよい。 図3-5において、以下の要領で成形作業を行う。 図3に示すようにモールド20を閉じると、コア50は図4に示す第1動作位置 にあり、この状態において、プランジャ53a-53dは、図3の上半分の部分に示さ れるように、その前端位置まで前進している。 供給チャネル28から中空キャビティ25内に液状プラスチック材料が射出される と、中空キャビティ25は完全に充填される。プラスチック材料は、前進位置のプ ランジャ53a-53dの外面を包み込む。分離面23では、プラスチック材料が円錐部4 7と接してスクリューキャップ10のパイロットテーパ部13を形成する。 中空キャビティ25内のプラスチック材料が十分に硬化すると、先ずプランジャ 53a-53dを矢印54の方向に沿って軸方向に後退させて、コア50を図5に示す第2 動作位置にする。この状態においては、空隙部56a-56dは空いた状態となり、コ ア50は製造されたばかりのスクリューキャップ10内に留まっている。モールド20 を閉じている時、それを開く時およびその直後も、この状態である。 スクリューキャップ10をコア50から取り出すには、図5に示すように、コア50 を軸芯14を中心として矢印42の方向に1/2(α+β)回転させる。こうすると、螺子 セクション51a-51dは、スクリューキャップ10の硬化プラスチック内において空 隙部56a-56dの当初の位置に置かれる。螺子セクション51a-51dは、空隙部56a-56 dと同じ幅、好ましくはそれよりも若干狭い幅になっているので、スクリューキ ャップ10をコア50から軸方向に取り出すことができる。 尚、ガイド61またはガイド62に沿って、コア50の方をインサート40から引き出 す方が得策であろう。第1ガイド61に沿ってコア50をインサート40から引き出す と、取り出されるスクリューキャップ10が円錐部47および環状面46上に残る。コ ア50を第2ガイド62に沿ってインサート40から引き出しても、スクリューキャッ プ10は必ず環状面46の上に残る。 この状態でモールドを完全に開いて軸芯14を水平にすると、射出成形されたス クリューキャップ10は、コア50がスクリューキャップ10から完全に後退すると同 時に自然落下する。 別の方法として、スクリューキャップを回転させてコア50から外してもよいし 、その両方を相対回転させてもよい。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成11年1月12日(1999.1.12) 【補正内容】 請求の範囲 1. 雌螺子15を有するプラスチック用品を射出成形する方法であって、該プ ラスチック用品はモールド20の中空キャビティ25内で射出成形され、コア50は中 空キャビティ25内に固定保持されると共に該雌螺子15に対して相補形の雄螺子49 を有し、雄螺子49および雌螺子15はそれぞれ螺子セクション51a-51dおよび螺子 セグメント16a-16dとして形成され、周方向に配されると共に、それぞれの間を 軸方向に延びる空隙17a-17dおよび空隙セクション52a-52dを閉鎖し、射出成形時 に空隙セクション52a-52d内に挿入されて射出成形後に取り出されるフィラー要 素が設けられ、成形後コア50とプラスチック用品を螺子15,49の軸芯を中心とし て相対回転させることで螺子セクション51a-51dが空隙17a-17dと面一になって最 終的にプラスチック用品がコア50から取り出される射出成形方法において、コア 50がモールド20内で回転しないように固定保持され、プラスチック用品を先ず回 転を阻止されたコア50上で回転させてから、取り出し手段を用いて軸方向に引き 出すことを特徴とする射出成形方法。 2. 請求項1に記載の方法において、プラスチック用品は第1および第2モ ールド部21,22を有するモールド20内で射出成形され、モールド部21,22はモー ルド20を閉じた時に分離面23で互いに隣接し、該中空キャビティ25が第1モール ド部22内に配され、コア50が第2モールド部22内に固定保持されることにより、 射出成形後のプラスチック用品が、モールド20を開く時に中空キャビティ25から 引きだされて分離面23内にある第2モールド部21の面46から突出し、その後プラ スチック用品を回転させて引き出すことを特徴とする射出成形方法。 3. 請求項1または2に記載の方法において、プラスチック用品はスクリュ ーキャップ10として形成されることを特徴とする射出成形方法。 4. 雌螺子15を有するプラスチック用品を製造する為の射出成形装置であっ て、中空キャビティ25がモールド20内に設けられ、コア50が中空キャビテ ィ25内に固定保持されると共に雌螺子15に対して相補形の雄螺子49を有し、雄螺 子49および雌螺子15はそれぞれ螺子セグメント16a-16dおよび螺子セクション51a -51dを有し、周方向に配されると共に、それぞれの間を軸方向に延びる空隙17a- 17dおよび空隙セクション52a-52dを閉鎖し、コア50の外周の空隙セクション52a- 52dが、空隙17a-17dの形状と相補形を成し軸方向に移動可能なプランジャ53a-53 dとして形成され、プランジャ53a-53dを空隙セグメント17a-17dの配置部位から 外した後に螺子15,49の軸芯14を中心にコア50とプラスチック用品を相対回転さ せることにより、螺子セクション51a-51dが空隙17a-17dと面一になってプラスチ ック用品がコア50から取り出せるようにする手段が設けられた射出装置において 、コア50がモールド20内で回転しないように固定保持され、コア50上でプラスチ ック用品を回転させてコア50から軸方向にプラスチック用品を引き出す手段が設 けられていることを特徴とする射出成形装置。 5. 請求項4に記載の装置において、モールド20は第1および第2モールド 部21,22を有し、中空キャビティ25が第1モールド部22内に設けられ、コア50が 第2モールド部22内で回転しないように固定保持されることを特徴とする射出成 形装置。 6. 請求項4または5に記載の装置において、プランジャ53a-53dは第1円 周角αにわたり、螺子セクション51a-51dは第2円周角βにわたり、第1円周角 αが第2円周角βより大きいことを特徴とする射出成形装置。 7. 請求項4-6のいずれかに記載の装置において、プランジャ53a-53dが螺子 セクション51a-51dよりも大きい径を有することを特徴とする射出成形装置。 8. 請求項4-6のいずれかに記載の装置において、プランジャ53a-53dが螺子 セクション51a-51dよりも若干小さい径を有することを特徴とする射出成形装置 。 9. 請求項4-8のいずれかに記載の装置において、コア50が螺子セクション5 1a-51dやプランジャ53a-53dの径と略同程度の径を有する内部ボディ60を具備し 、内部ボディ60が射出成形後のプラスチック用品に対して軸方向に相対 移動するようになっていることを特徴とする射出成形装置。 10. 請求項9に記載の装置において、内部ボディ60は、コア50の外ボディ63 内の軸方向ガイド61,62により軸支されており、外ボディ63が射出成形後のプラ スチック用品の軸方向止めを成すことを特徴とする射出成形装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 雌螺子15を有するプラスチック用品を射出成形する方法であって、該プ ラスチック用品はモールド20の中空キャビティ25内で射出成形され、コア50は中 空キャビティ25内に固定保持されると共に該雌螺子15に対して相補形の雄螺子49 を有し、雄螺子49および雌螺子15はそれぞれ螺子セクション51a-51dおよび螺子 セグメント16a-16dとして形成され、周方向に配されると共に、それぞれの間を 軸方向に延びる空隙17a-17dおよび空隙セクション52a-52dを閉鎖し、射出成形後 のプラスチック用品がコア50から取り出される方法において、射出成形前に空隙 セクション52a-52d内に挿入され、射出成形後に取り外されるフィラー要素が設 けられ、成形後にコア50及び/又はプラスチック用品を螺子15,49の軸芯14を中 心として相対回転させることで、螺子セクション51a-51dが空隙17a-17dと面一に なり、最終的にプラスチック用品がコア50から軸方向に取り出せることを特徴と する射出成形法。 2. 請求項1に記載の射出成形法において、プラスチック用品は、回転が阻 止されているコア50上を回転することを特徴とする射出成形法。 3. 請求項1に記載の射出成形法において、コア50が、回転が阻止されてい るプラスチック用品内を回転することを特徴とする射出成形法。 4. 請求項1-3のいずれかに記載の射出成形法において、プラスチック用品 はスクリューキャップ10として形成されることを特徴とする射出成形法。 5. 請求項1-4のいずれかに記載の射出成形法において、プラスチック用品 は、フィラー要素を用いて回転させた後、コア50から取り外されることを特徴と する射出成形法。 6. 雌螺子15を有するプラスチック用品を製造する為の射出成形装置であっ て、中空キャビティ25がモールド20内に設けられ、コア50が中空キャビティ25内 に固定保持されると共に雌螺子15に対して相補形の雄螺子49を有し、雄螺子49お よび雌螺子15はそれぞれ螺子セグメント16a-16dおよび螺子セクション51a-51dと して形成され、周方向に配されると共に、それぞれの間を軸方向に延びる空隙17 a-17dおよび空隙セクション52a-52dを閉鎖し、射出成形後のプラスチック用品を コア50から取り出す手段が設けられた射出成形装置にお いて、コア50の外周の空隙セクション52a-52dは空隙17a-17dの形状と相補形を成 すと共に軸方向に移動可能なプランジャ53a-53dの形に形成され、該取り出し手 段は、空隙セグメント17a-17dの配置部位からプランジャ53a-53dを取り外し、か つ、螺子セクション51a-51dが空隙17a-17dと面一になってプラスチック用品がコ ア50から軸方向に取り出せるようにコア50および/またはプラスチック用品を螺 子15,49の軸芯14を中心に相対回転させる手段であることを特徴とする射出成形 装置。 7. 請求項6に記載の射出成形装置において、該プランジャ53a-53dは第1 円周角αにわたり、螺子セクション51a-51dは第2円周角βにわたり、第1円周 角αは第2円周角βよりも大きいことを特徴とする射出成形装置。 8. 請求項6または7に記載の射出成形装置において、プランジャ53a-53d は螺子セクション51a-51dよりも大きい径を有することを特徴とする射出成形装 置。 9. 請求項6または7に記載の射出成形装置において、プランジャ53a-53d は螺子セクション51a-51dよりも若干小さい径を有することを特徴とする射出成 形装置。 10. 請求項6-9のいずれかに記載の射出成形装置において、コア50は、螺子 セクション51a-51dおよびプランジャ53a-53dの径と略同程度の径を有する内部ボ ディ60を具備し、該内部ボディ60が射出成形後のプラスチック用品に対して軸方 向に移動可能になっていることを特徴とする射出成形装置。 11. 請求項10に記載の射出成形装置において、該内部ボディ60は、コア50の 外ボディ63内部の軸方向ガイド61,62内に軸支され、外ボディ63が射出成形後の プラスチック用品の軸方向止めを成していることを特徴とする射出成形装置。 12. 請求項3-11のいずれかに記載の射出成形装置において、中空キャビティ 25が第1モールド部22内に配置され、コア50のガイド35が第2モールド部21内に 配置されることを特徴とする射出成形装置。
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