JP6894945B2 - ルビプロストン結晶およびその調製方法 - Google Patents

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Description

本発明は新規なルビプロストン結晶およびその調製方法に関し、特に、高純度のルビプロストン結晶およびその調製方法に関する。
ルビプロストンは、慢性特発性便秘、主に過敏性腸症候群に関連する女性の便秘、およびオピオイド誘発性便秘などの疾患の治療のための製剤Amitiza(登録商標)における活性医薬成分である。ルビプロストンはより不安定なプロスタグランジンE1として分類され、以下の反応工程式Aに示されるように、酸性またはアルカリ性条件下で、または室温でさえ、プロスタグランジンA1(以下、不純物Aと称する)に容易かつ迅速に分解される。
Figure 0006894945
このため、反応工程式Aに示すように、ルビプロストンの調製方法および精製工程のいずれにおいても一定量の不純物Aが発生し、不純物Aがルビプロストンの主要な分解生成物又は不純物として同定されている。不純物Aはシリカゲルクロマトグラフィーによって除去することができるが、その後の高温長時間濃縮プロセスの間に、精製ルビプロストン溶液中で追加の不純物Aが再生される。これを考慮すると、ルビプロストンの工業的大量生産のための最良の最終精製方法は結晶化であり、これは高温または長時間の濃縮プロセスを必要としないことが注目されている。
多くの先行技術文献はルビプロストンの結晶化方法を示しているが、結晶化の前後いずれかの不純物Aの量を開示していない。先行技術文献は、ルビプロストンの結晶形の種類に焦点を当てている。したがって、ルビプロストンを精製するための従来の結晶化方法の利点は、先行技術の引例に基づいて評価することはできない。
例えば、特許文献1は、以下ルビプロストン結晶Iと称されるルビプロストンの結晶形態を開示しており、これは酢酸エチル/n−ヘキサン、アセトン/n−ヘキサン、ジクロロメタン/n−ヘキサン、イソプロパノール/n−ヘキサン、アセトン/水、およびメタノール/水などの各種低沸点溶媒系を使用して得ることができる。低沸点の溶媒は、単に溶媒を留去させることによって得られた結晶から容易に除去されるので、典型的に結晶化において使用されてきた。ルビプロストン結晶Iは、図1に示すような粉末X線回折パターンと、ピーク開始温度59.34℃、ピーク極大60.97℃の吸熱ピークを含む示差走査熱量測定パターンとを有する。
特許文献2には、酢酸イソプロピル/ヘプタンの溶媒系で得られる結晶性ルビプロストン(以下、ルビプロストン結晶IIと称する)が開示されている。特許文献2は、2つの結晶学的に独立した分子、鏡像体がルビプロストン結晶IIの単位格子において光学顕微鏡によって見出されたことを教示している。特許文献2はさらに、単結晶データから理想的な分散粉末パターンが計算されたことを開示しており、このパターンは、添付図面の図2および図3に示されている。これを見ると、図3に示したルビプロストンの多形B(すなわち、特許文献2の図3)はルビプロストン結晶Iと同じかもしれないが、特許文献2はルビプロストン結晶IIの粉末X線回析スペクトルを直接的に示していない。さらに、特許文献2は、2つの鏡像体の量比を教示しておらず、また、どの鏡像体がルビプロストンの結晶形であるかを示していない。
特許文献3は別の結晶形態のルビプロストン、すなわちAPO−II(以下、ルビプロストン結晶IIIと称する)を開示しており、これは、図4に示すようなX線回折図と、ピーク開始温度が約76℃でピーク極大が約77℃の吸熱ピークを含む示差走査熱量測定サーモグラムとを有する。
特許文献4は、図5に示されるような粉末X線回析パターンおよび58±2℃の最高値を含む示差走査熱量測定パターンを有する、さらなるルビプロストン結晶形態(以下、ルビプロストン結晶IVと称する)を開示する。
したがって、結晶化精製方法の間に望ましくない不純物、特に不純物Aを効果的に低減または回避することができ、または容易に除去することができるような、高純度ルビプロストン結晶を効率的かつ経済的に調製するための結晶化方法が必要とされている。
国際公開第2009/121228号パンフレット 米国特許出願公開第2010/056808号明細書 国際公開第2011/091513号パンフレット 中国特許出願公開第104710398号明細書
上記背景技術に基づいて、本発明者らは一連の調査研究を行い、驚くべきことに、高沸点の溶媒を使用することで、ルビプロストンの新規な結晶形を高純度で得ることができることを見出した。本発明は少なくとも部分的に、2つの結晶形のルビプロストンに関し、一方はo−キシレンまたはm−キシレンから沈殿し、ルビプロストン結晶Vと称され、他方はp−キシレンから沈殿し、ルビプロストン結晶VIと称される。また、本発明はルビプロストン結晶Vおよびルビプロストン結晶VIの調製方法に関する。
一態様において、本発明は、o−キシレン、m−キシレンおよびそれらの混合物からなる群から選択される第1の溶媒にルビプロストンを溶解させて均一溶液を形成する工程;温度を下げる工程および/またはペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、ノナン、デカン、シクロペンタン、シクロヘキサン、シクロヘプタンおよびそれらの混合物からなる群より選択される第2の溶媒を該均一溶液に加えて、相分離流体を底部に形成させる工程;上部澄明溶液をピペッティングして残りの相分離流体を集める工程;ならびに相分離流体を高真空下で留去して沈殿物を形成させる工程を含む、ルビプロストン結晶Vの調製方法を提供する。
一態様において、本発明は、o−キシレン、m−キシレン、エチルエーテル、イソプロピルエーテル、メチル tert−ブチルエーテルおよびそれらの混合物からなる群より選択される第3の溶媒にルビプロストンを溶解して均一溶液を形成する工程;温度を低下させる工程および/または該均一溶液にペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、ノナン、デカン、シクロペンタン、シクロヘキサン、シクロヘプタンおよびそれらの混合物からなる群より選択される第4の溶媒を添加する工程;ルビプロストン結晶Vの種晶を加える工程;ならびに撹拌して沈殿物を形成させる工程を含む、別のルビプロストン結晶Vの調製方法を提供する。
一態様において、本発明は、以下の2θ反射角:6.5±0.2°、13.2±0.2°、15.6±0.2°、18.9±0.2°および20.2±0.2°に5つの最も強い特徴的ピークを示す粉末X線回折(XRPD)パターンを有するルビプロストン結晶Vを提供し、2θ反射角での特徴的ピークの半値幅は約0.3°〜約2°である。
一態様において、本発明はルビプロストンをp−キシレンに溶解して均一溶液を形成する工程;温度を低下させる工程および/または均一溶液に、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、ノナン、デカン、シクロペンタン、シクロヘキサン、シクロヘプタンおよびそれらの混合物からなる群より選択される溶媒を添加する工程;ならびに撹拌して沈殿を形成させる工程を含む、ルビプロストン結晶VIの調製方法を提供する。
一態様において、本発明は、以下の2θ反射角:7.5±0.2°、10.3±0.2°、13.9±0.2°、18.7±0.2°および21.1±0.2°に5つの最も強い強度ピークを示すXRPDパターンを有するルビプロストン結晶VIを提供する。
別の態様において、本発明は、結晶化による高純度ルビプロストンの調製のために有用な、新規なルビプロストン結晶を提供する。
ルビプロストン結晶Iの粉末X線回析(XRPD)図を示す。 ルビプロストン結晶IIの単結晶データから計算した理想的な粉末X線回析(XRPD)パターンである。 ルビプロストン結晶IIの単結晶データーから計算された、別の理想的な粉末X線回析(XRPD)パターンである。 ルビプロストン結晶IIIの粉末X線回析(XRPD)図を示す。 ルビプロストン結晶IVの粉末X線回析(XRPD)図を示す。 ルビプロストン結晶Vの粉末X線回析(XRPD)図を示す。 ルビプロストン結晶Vの示差走査熱量測定(DSC)サーモグラムパターンを示す。 ルビプロストン結晶Vのフーリエ変換赤外(FTIR)スペクトルを示す。 ルビプロストン結晶VIの粉末X線回析(XRPD)図を示す。 ルビプロストン結晶VIの示差走査熱量測定(DSC)サーモグラムを示す。 (a)30℃、18h、100rpm;(b)25℃、18h、100rpm;(c)20℃、18h、100rpm;(d)10℃、18h、100rpm;(e)0℃、18h、100rpm;(f)20℃、18h、50rpm;(g)20℃、18h、200rpm;または(h)20℃、18h、250rpmで酢酸イソプロピル/ヘプタン系から調製したルビプロストン結晶のXRPDパターンを示す。 (a)20℃、0h、または(b)20℃、2時間、酢酸イソプロピル/ヘプタン中で撹拌したルビプロストン結晶Vの結晶形変換を示す。
発明の詳細な説明
ルビプロストン結晶Vおよびその調製
本発明において、ルビプロストン結晶Vの調製方法は、以下の工程を含む:
(a)o−キシレン、m−キシレンおよびそれらの混合物からなる群より選択される第1の溶媒に粗ルビプロストンを溶解させて、均一溶液を形成する工程;
(b)相分離流体が底部に形成されるまで、温度を低下させる工程および/またはペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、ノナン、デカン、シクロペンタン、シクロヘキサン、シクロヘプタンおよびそれらの混合物からなる群より選択される第2の溶媒を均一溶液に添加する工程;
(c)上部の澄明な溶液をピペッティングし、残りの相分離した流体を集める工程;
(d)任意に、ルビプロストン結晶Vの種晶を添加する工程;
(e)沈殿が形成されるまで、相分離した流体を高真空下で留去する工程;
(f)第2の溶媒を添加して沈殿物をすすぐ工程;
(g)沈殿物を濾過して除去し、それによってルビプロストン結晶Vを単離する工程;
(h)任意にルビプロストン結晶Vを乾燥させる工程。
第1の溶媒の選択は、ルビプロストンの結晶形を得ることができるかどうかおよび/またはどの種類のルビプロストンの結晶形が得られるかを決定するための鍵である。本発明において、粗ルビプロストンを溶解するために使用される第1の溶剤は、o−キシレン、m−キシレン、およびそれらの混合物からなる群より選択され、好ましくはo−キシレンである。第1の溶媒の体積は、粗ルビプロストン1gに対して約0.5mL〜約10mL、好ましくは約1mL〜約5mL、より好ましくは約1.5mL〜約4mLの範囲である。粗ルビプロストンは、約0℃〜約80℃、好ましくは約20℃〜約70℃、より好ましくは室温〜約60℃の温度範囲で第1の溶媒に溶解することができる。
好ましい実施形態において、第2の溶媒がペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、ノナン、デカン、シクロペンタン、シクロヘキサン、シクロヘプタンおよびそれらの混合物、好ましくはn−ペンタン、n−ヘキサン、シクロヘプタン、n−ヘプタンおよびそれらの混合物からなる群より選択される。第2の溶媒の体積は第1の溶媒1mLに対して約0.5mL〜約30mL、好ましくは約1mL〜約15mL、より好ましくは約2mL〜約10mLの範囲である。第2の溶媒は、約−10℃〜約80℃、好ましくは約−5℃〜約60℃、より好ましくは約0℃〜約30℃の温度範囲で添加することができる。
本発明の一実施形態では、均一溶液の温度が約−10℃〜約40℃、好ましくは約0℃〜約30℃、より好ましくは約10℃〜約25℃の温度範囲に下げられる。
本発明の一実施形態では、結晶の析出が約−10℃〜約40℃、好ましくは約0℃〜約30℃、より好ましくは約10℃〜約25℃の温度範囲で行うことができる。
本発明の一実施形態では、相分離された液体を留去する工程が約10−4トル〜約25トル、好ましくは約10−2トル〜約10トル、好ましくは約10−1トル〜約1トルの減圧下で行うことができる。
前述の方法は新規なルビプロストン結晶Vを直接的に製造することができるが、このルビプロストン結晶Vは本質的に単結晶形態であり、種晶を加えることなく、他の結晶形のルビプロストンを含まない。このようにして得られたルビプロストン結晶Vは、ルビプロストン結晶Vをコピーするための種晶として用いることができる。
本発明は、以下の工程を含む、ルビプロストン結晶Vをコピーするための別のプロセスを提供する:
(a)o−キシレン、m−キシレン、エチルエーテル、イソプロピルエーテル、メチル tert−ブチルエーテルおよびそれらの混合物からなる群より選択される第3の溶媒にルビプロストンを溶解して、均一溶液を形成する工程;
(b)温度を低下させる工程および/またはペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、ノナン、デカン、シクロペンタン、シクロヘキサン、シクロヘプタンおよびこれらの混合物からなる群より選択される第4の溶媒を均一溶液に添加する工程;
(c)ルビプロストン結晶Vの種晶を加える工程;
(d)沈殿物が形成されるまで撹拌する工程;
(e)沈殿物を濾過して除去し、それによってルビプロストン結晶Vを単離する工程;
(f)任意にルビプロストン結晶Vを乾燥する工程。
本発明の一実施形態では、第3の溶剤がo−キシレン、m−キシレン、エチルエーテル、イソプロピルエーテル、メチル tert−ブチルエーテルおよびそれらの混合物からなる群より選択され、好ましくはイソプロピルエーテルである。第3の溶媒の体積は、粗ルビプロストン1gに対して約0.5mL〜約10mL、好ましくは約1mL〜約5mL、より好ましくは約1.5mL〜約4mLの範囲である。粗ルビプロストンは、約0℃〜約80℃、好ましくは約20℃〜約70℃、より好ましくは室温〜約60℃の温度範囲で第3の溶媒に溶解することができる。
本発明の一実施形態では、第4の溶剤がペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、ノナン、デカン、シクロペンタン、シクロヘキサン、シクロヘプタンおよびそれらの混合物、好ましくはn−ペンタン、n−ヘキサン、シクロヘプタン、n−ヘプタンおよびそれらの混合物からなる群から選択される。第4の溶媒の体積は第3の溶媒1mLに対して約0.5mL〜約30mL、好ましくは約1mL〜約15mL、より好ましくは約2mL〜約10mLの範囲である。第4の溶媒は、約−50℃〜約80℃、好ましくは約−10℃〜約60℃、より好ましくは約0℃〜約30℃の範囲の温度で添加することができる。
本発明の一実施形態では、均一溶液の温度が約−30℃〜約40℃、好ましくは約−10℃〜約30℃、より好ましくは約10℃〜約25℃の温度範囲に下げられる。
結晶の析出は、約−10℃〜約40℃、好ましくは約0℃〜約30℃、より好ましくは約10℃〜約25℃の温度範囲で行うことができる。
沈殿物を濾過して除去する工程は、第4の溶媒または第3の溶媒と第4の溶媒との混合物を使用して沈殿物を洗浄することを含む。該混合溶媒は、第3の溶媒および第4の溶媒を約1:1〜約1:100、好ましくは約1:1〜約1:10の割合で含有することができる。
第3の溶媒は、ルビプロストン結晶Vがルビプロストン結晶Vの種を用いて直接的にコピーできるかを決定するための鍵である。例えば、本出願人は、第3の溶媒として酢酸イソプロピル等のエステルを用いた場合、ルビプロストン結晶Vは速やかにルビプロストン結晶Iに変換されることから、そのような溶媒はルビプロストン結晶Vをコピーするのには用いることはできないことを見出した。ルビプロストン結晶Vを種晶として多量に用いても依然としてルビプロストン結晶Vを得ることはできない。しかしながら、本発明者らは、驚くべきことに、第3の溶媒としてo−キシレン、m−キシレン、エチルエーテル、イソプロピルエーテルまたはメチル tert-ブチルエーテルを用いることで、ルビプロストン結晶Vが非常に安定となり、ルビプロストン結晶Iに変換されにくくなることを見出した。この方法によれば、ルビプロストン結晶Vの種晶の存在下で高純度のルビプロストン結晶Vを得ることができる。ルビプロストン結晶Vの種晶を添加しないと、この方法はルビプロストン結晶Iまたはルビプロストン結晶Iとルビプロストン結晶Vの混合物のいずれかを生成するだけである。また、ルビプロストン結晶Vの種晶や粗ルビプロストンに含まれる不純物Aの量にかかわらず、得られるルビプロストン結晶Vは実質的に不純物Aを含まない、換言すると、この結晶化法は粗ルビプロストンおよびルビプロストンの種晶から不純物Aを効果的に除去する。
本発明の一実施形態では、ルビプロストン結晶Vは以下の2θ反射角:6.5±0.2°、13.2±0.2°、15.6±0.2°、18.9±0.2°および20.2±0.2°に5つの最も強い特徴的ピークを示すXRPDパターンを有する。好ましい実施形態では、XRPDパターンが以下の2θ反射角:10.8±0.2°、14.0±0.2°、14.8±0.2°、16.0±0.2°、17.8±0.2°、21.0±0.2°および21.4±0.2°に特徴的なピークをさらに含む。より好ましくは、ルビプロストン結晶VのXRPDパターンは図6と一致する。ルビプロストン結晶Vの各データを表1に示す。
Figure 0006894945
一実施形態では、本発明は以下の2θ反射角:6.5±0.2°、13.2±0.2°、15.6±0.2°、18.9±0.2°および20.2±0.2°に5つの最も強い特徴的なピークを示すXRPDパターンを有するルビプロストン結晶Vを提供し、2θ反射角での特徴的なピークの半値幅は約0.3°〜約2°である。
一実施形態では、本発明は実質的に図6に示すようなXRPDパターンを有するルビプロストン結晶Vを提供する。
本発明の方法によって得られたルビプロストン結晶Vは本質的に単結晶であるため、ルビプロストン結晶Iのような他の結晶形を含まない。図6に示すように、2〜10°の2θ反射角、すなわち6.5±0.2°に唯一の特徴的なピークがあるが、7.6±0.2°ではない(ルビプロストン結晶Iの1つの特徴的なピーク)。好ましい実施形態では、本発明が以下の2θ反射角:6.5±0.2°、13.2±0.2°、15.6±0.2°、18.9±0.2°および20.2±0.2°に5つの最も強い強度ピークを示し、7.6±0.2°の2θ反射角には特徴的なピークを実質的に含まないXRPDパターンを有するルビプロストン結晶Vを提供する。本発明において、「実質的に含まない」という語は、XRPDパターンにおいて、7.6±0.2°でのピーク強度が6.5±0.2°でのピーク強度の5%未満、好ましくは1%未満であることを意味する。
一実施形態では、本発明は、60.6±1℃にピーク開始温度および64.7±1℃に最大ピークを有する吸熱ピークを含む示差走査熱量計(DSC)パターンを有するルビプロストン結晶Vを提供する。
一実施形態では、本発明は実質的に図7に示すDSCサーモグラムパターンを有するルビプロストン結晶Vを提供する。
一実施形態では、本発明は、3388±4、2938±4、2872±4、1729±4、1729±4、1713±4、1415±4、1247±4、1222±4、1207±4、1180±4、1105±4、1091±4、1060±4、1006±4、987±4、918±4cm−1にピークを有する1%KBrフーリエ変換赤外(FTIR)スペクトルを有するルビプロストン結晶Vを提供する。
一実施形態では、本発明は実質的に図8に示すように、1%KBr−FTIRスペクトルを有するルビプロストン結晶Vを提供する。
本発明のルビプロストン結晶Vは約0.3%以下、好ましくは約0.2%以下、好ましくは約0.1%以下の不純物Aを含み、より好ましくはHPLC法で測定した不純物Aの検出不能量を含み、HPLC法の検出限界は0.02%以上である。
さらに、本発明のルビプロストン結晶Vは、ルビプロストンの通常の温度(約−20℃)で6ヶ月間貯蔵した後でも、他の結晶形も分解した不純物Aの生成物もなく、良好な安定性を示す。
ルビプロストン結晶VIおよびその製剤
一実施形態では、ルビプロストン結晶VIを調製するための方法は以下の工程を含む:
(a)粗ルビプロストンをp−キシレンに溶解して均一溶液を形成する工程;
(b)温度を下げる工程および/またはペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、ノナン、デカン、シクロペンタン、シクロヘキサン、シクロヘプタンおよびこれらの混合物からなる群より選択される第5の溶媒を均一溶液に加える工程;
(c)任意に、ルビプロストン結晶VIの種晶を添加する工程;
(d)沈殿が生じるまで混合物を撹拌し、それによって沈殿を形成する工程;
(e)沈殿物を濾過して除去し、それによってルビプロストン結晶VIを単離する工程;
(f)任意に、ルビプロストン結晶VIを乾燥させる工程。
一実施形態では、p−キシレンの体積は粗ルビプロストン1gに対して約0.5mL〜約10mL、好ましくは約1mL〜約5mL、好ましくは約1.5mL〜約4mLの範囲である。粗ルビプロストンは、約10℃〜約80℃、好ましくは約20℃〜約70℃、より好ましくは約室温〜約60℃の温度範囲でp−キシレンに溶解することができる。
一実施形態では、第5の溶媒はペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、ノナン、デカン、シクロペンタン、シクロヘキサン、シクロヘプタンおよびそれらの混合物、好ましくはn−ペンタン、n−ヘキサン、シクロヘプタン、n−ヘプタンおよびそれらの混合物からなる群から選択される。第5の溶媒の体積は、p−キシレン1mLに対して約0.5mL〜約30mL、好ましくは約1mL〜約15mL、好ましくは約2mL〜約10mLの範囲である。この溶媒は、約10℃〜約80℃、好ましくは約15℃〜約60℃、より好ましくは約20℃〜約50℃の温度範囲で添加することができる。
本発明の一実施形態では、均一溶液の温度が約0℃〜約40℃、好ましくは約15℃〜約30℃、より好ましくは約15℃〜約25℃の温度範囲に下げられる。
結晶の沈殿は、約10℃〜約40℃、好ましくは約12℃〜約30℃、より好ましくは約15℃〜約25℃の温度範囲で行うことができる。
沈殿物を濾過する工程は、第5の溶媒またはp−キシレンと第5の溶媒との混合物を使用して沈殿物を洗浄することを含む。該混合溶媒において、p−キシレンおよび第5の溶媒の量は、約1:1〜約1:100、好ましくは約1:1〜約1:10の割合である。
前述の本発明の方法によって得られるルビプロストン結晶VIは本質的に単結晶形態であり、不純物Aの含有量が従来よりも少ないか、または実質的に不純物Aを含まない。
本発明において、ルビプロストン結晶VIは、以下の2θ反射角:7.5±0.2°、10.3±0.2°、13.9±0.2°、18.7±0.2°および21.1±0.2°に5つの最も強い特徴的ピークを示すXRPDパターンを有する。より好ましくは、ルビプロストン結晶VIのXRPDパターンは図9と一致する。ルビプロストン結晶VIの各データを表2に示す。
Figure 0006894945
一実施形態では、本発明は、約47.4±1℃にピーク開始温度および約50.7±1℃にピークを有する吸熱ピークを含むDSCサーモグラムパターンを有するルビプロストン結晶VIを提供する。好ましい実施形態において、本発明は、実質的に図10に示されるDSCサーモグラムパターンを有するルビプロストン結晶VIを提供する。
本発明のルビプロストン結晶VIは約0.3%以下、好ましくは約0.2%以下、好ましくは約0.1%以下の不純物Aを含み、より好ましくはHPLC法で測定した不純物Aの検出不能量を含み、HPLC法の検出限界は0.02%以上である。
以下の実施例を用いて本発明をさらに説明するが、実施例は本発明の範囲を限定することを意図するものではない。当業者によって容易に達成され得る任意の変更または改変は、本明細書および添付の特許請求の範囲の開示の範囲内にある。
粉末X線回折(XRPD)解析:XRPDパターンを、固定発散スリットおよび1D LYNXEYE検出器を有するBruker D2 PHASER回折計で収集した。試料(約100mg)を試料台上に平らに置いた。調製した試料を、10mAおよび30kVの電源でCuKα放射を用いて、0.02°のステップサイズおよび1秒のステップ時間で、5°〜50°の2θ範囲にわたって分析した。CuKβ放射は、発散ビームニッケルフィルターによって除去した。
示差走査熱量測定(DSC)解析:DSCパターンをTA DISCOVERY DSC25装置で収集した。試料(約5mg)を、クリンプ閉鎖アルミニウム蓋を有するアルミニウムパン中に秤量した。調製した試料を、窒素流下(約50mL/分)、10℃/分の走査速度で10℃〜100℃で分析した。融点温度および融解熱は、測定前にインジウム(In)によって較正した。
フーリエ変換赤外(FTIR)分析:FTIRスペクトルをPerkin Elmer SPECTRUM 100装置で収集した。試料を、メノウ乳鉢および乳棒を用いて約1:100の割合(w/w)で臭化カリウム(KBr)と混合した。混合物をペレットダイ中で約10〜13トンの圧力で2分間圧縮した。得られた円盤を、4cm−1の解像度で、4000cm−1から650cm−1までの収集された背景に対して4回走査した。データをベースライン補正し、正規化した。
実施例1 粗ルビプロストンの調製
4−メトキシベンジル7−[(2R,4aR,5R,7aR)−2−(1,1−ジフルオロ−ペンチル)−オクタヒドロ−2−ヒドロキシ−6−オキソシクロペンタ[b]ピラン−5−イル]ヘプタノエート(60g、117.5mmol、エナンチオマー純度99%)を酢酸エチル600mLに溶解し、続いて5%パラジウム炭を加え、水素下で3時間反応した。次に、反応混合物をセライトパッドで濾過した。溶媒を真空下で留去した。粗生成物を、ヘキサンおよび酢酸エチルの混合物を勾配溶離剤として使用するシリカゲルクロマトグラフィーで精製して、40gの油性ルビプロストンを得た。生成物のHPLC分析により、不純物Aを1.1%含むことが分かった。
実施例2 ルビプロストン結晶VIの調製
油性ルビプロストン(実施例1からの0.51g)およびp−キシレン(1.0mL)を、40℃で加熱して溶解し、次いで室温に冷却した。n−ペンタンの溶媒(1.0mL)をゆっくり滴下し、混合物を氷水浴中で固体沈殿が生じるまで1時間撹拌した。得られた懸濁液を濾過し、すすぎ、次いで、室温で4時間、高真空下で乾燥させて、0.38gのルビプロストン結晶VIを得た。XRPDおよびDSCの結果は、図9および図10に示す通りであった。
実施例3 ルビプロストン結晶VIの調製
油性ルビプロストン(実施例1からの0.52g)およびp−キシレン(1.3mL)を、溶解のために40℃で加熱し、次いで室温に冷却した。固体沈殿が生じるまで、混合物を氷水浴中で1時間撹拌した。得られた懸濁液を濾過し、洗浄し、次いで、室温で4時間、高真空下で乾燥させて、0.41gのルビプロストン結晶VIを得た。XRPDおよびDSCの結果は、図9および図10に示すものと同様であった。
実施例4 ルビプロストン結晶VIの調製
油性ルビプロストン(実施例1からの0.50g)およびp−キシレン(1.0mL)を、40℃で加熱して溶解し、次いで室温に冷却した。n−ペンタンの溶媒(1.0mL)をゆっくり滴下し、固体沈殿が生じるまで混合物を1時間撹拌した。その後、得られた懸濁液を濾過し、すすぎ、次いで、室温で4時間、高真空下で乾燥させて、0.41gのルビプロストン結晶VIを得、生成物のHPLC分析は、不純物Aが見出されなかったことを示した。XRPDおよびDSCの結果は、図9および図10に示すものと同じであった。
実施例5 ルビプロストン結晶VIの調製
油性ルビプロストン(実施例1からの0.20g)およびp−キシレン(1.0mL)を、40℃で加熱して溶解し、次いで室温に冷却した。n−ヘキサンの溶媒(1.0mL)をゆっくり滴下し、固体沈殿が生じるまで混合物を1時間撹拌した。得られた懸濁液を濾過し、すすぎ、次いで、室温で4時間、高真空下で乾燥させて、0.14gのルビプロストン結晶VIを得、生成物のHPLC分析は、不純物Aが見出されなかったことを示した。XRPDおよびDSCの結果は、図9および図10に示すものと同様であった。
実施例6 ルビプロストン結晶Vの調製
油性ルビプロストン(実施例1からの0.20g)およびo−キシレン(0.5mL)を、溶解のために40℃で加熱し、次いで室温に冷却した。n−ペンタンの溶媒(1.0mL)をゆっくり滴下し、相分離流体が形成されるまで混合物を氷水浴中で2時間撹拌した。次いで、相分離した流体を分離し、真空下、周囲温度で、固体沈殿が生じるまで蒸発させた。得られた沈殿物を1.0mLのn−ペンタンで洗浄し、濾過により単離し、周囲温度で真空乾燥させて0.10gのルビプロストン結晶Vを得、生成物のHPLC分析によって、0.21%の不純物Aが見出されたことを示した。XRPD、DSCおよびFTIRの結果は、図6、図7および図8に示す通りであった。
実施例7 ルビプロストン結晶Vの調製
油性ルビプロストン(実施例1からの0.20g)およびo−キシレン(0.5mL)を、溶解のために40℃で加熱し、次いで室温に冷却した。n−ペンタンの溶媒(1.0mL)をゆっくり滴下し、相分離流体が形成されるまで混合物を2時間撹拌した。次いで、相分離した流体を分離し、真空下、周囲温度で、固体沈殿が生じるまで留去させた。得られた沈殿を1.0mLのn−ペンタンで洗浄し、濾過により単離し、周囲温度で真空乾燥させて、0.12gのルビプロストンを得た。生成物のXRPD、DSCおよびFTIRの結果は図6、図7および図8に示すものと同様であり、HPLC分析により、不純物Aを0.18%含むことが分かった。
実施例8 ルビプロストン結晶Vの調製
油性ルビプロストン(実施例1からの0.20g)およびm−キシレン(0.5mL)を、40℃で加熱して溶解し、次いで室温に冷却した。n−ヘプタンの溶媒(1.0mL)をゆっくり滴下し、相分離流体が形成されるまで30時間撹拌した。次いで、相分離した流体を分離し、真空下、周囲温度で、固体沈殿が生じるまで留去した。得られた沈殿を1.0mLのn−ヘプタンで洗浄し、濾過により単離し、周囲温度で真空乾燥させて、0.11gのルビプロストンを得た。生成物のXRPD、DSCおよびFTIRの結果は図6、図7、および図8に示すものと同様であり、HPLC分析により不純物Aを0.1%含むことが分かった。
実施例9 ルビプロストン結晶Vのコピー
油性ルビプロストン(実施例1からの0.50g)およびo−キシレン(2.0mL)を、溶解のために40℃で加熱し、次いで室温に冷却した。n−ペンタンの溶剤(4.0mL)をゆっくり滴下した後、種結晶(10mg、実施例6で調製した結晶V)を加え、固形分が析出するまで1時間撹拌した。得られた懸濁液を濾過し、すすぎ、次いで、室温で4時間、高真空下で乾燥させて、ルビプロストン結晶V(0.32g)を得た。生成物のXRPD、DSC、およびFTIRの結果は図6、図7、および図8に示すものと同様であり、HPLC分析は、不純物Aが見出されなかったことを示した。
実施例10 ルビプロストン結晶Vのコピー
油性ルビプロストン(実施例1からの0.20g)およびイソプロピルエーテル(0.6mL)を、溶解のために40℃で加熱し、次いで室温に冷却した。n−ヘプタンの溶剤(0.6mL)をゆっくり滴下し、次いで種結晶(10mg、実施例6で調製した結晶V)を加え、固形物が沈殿するまで1時間撹拌した。得られた懸濁液を濾過し、すすぎ、次いで、高真空下、室温で30時間乾燥させて、ルビプロストン結晶V(0.11g)を得た。生成物のXRPD、DSC、およびFTIRの結果は図6、図7および図8に示すものと同様であり、HPLC分析によると、不純物Aは見られなかった。
実施例11 ルビプロストン結晶Vのコピー
油性ルビプロストン(実施例1からの0.20g)およびメチル tert−ブチルエーテル(0.6mL)を、溶解のために40℃で加熱し、次いで室温に冷却した。n−ペンタンの溶剤(0.6mL)をゆっくり滴下し、次いで種結晶(10mg、実施例6で調製した結晶V)を加え、固形物が沈殿するまで1時間撹拌した。得られた懸濁液を濾過し、すすぎ、次いで、高真空下、室温で30時間乾燥させて、ルビプロストン結晶V(0.10g)を得た。生成物のXRPD、DSC、およびFTIRの結果は図6、図7および図8に示すものと同様であり、HPLC分析によると、不純物Aは見られなかった。
実施例12 ルビプロストン結晶のコピー
油性ルビプロストン(実施例1からの0.20g)およびエチルエーテル(0.6mL)を、溶解のために40℃で加熱し、次いで室温に冷却した。n−ヘキサン(0.8mL)の溶剤をゆっくり滴下し、次いで種晶(10mg、実施例6で調製した結晶V)を加え、固形物が沈殿するまで1時間撹拌した。得られた懸濁液を濾過し、すすぎ、次いで、高真空下、室温で30時間乾燥させて、ルビプロストン結晶V(0.14g)を得た。生成物のXRPD、DSC、およびIRの結果は図6、図7および図8に示すものと同様であり、HPLC分析は、不純物Aが見出されなかったことを示した。
実施例13 特許文献2の段落[0038]によるルビプロストン結晶IIの再生
油性ルビプロストン(実施例1からの0.20g、エナンチオマー純度>99%)および酢酸イソプロピル(0.16mL、0.8部)を、溶解のために40℃で加熱し、次いで、それぞれ、30℃、25℃、20℃、10℃、および0℃に冷却した。ヘプタン(0.84mL、4.2部)をゆっくり滴下し、固体沈殿がそれぞれ30℃、25℃、20℃、10℃、および0℃で生じるまで、混合物を18時間(50、100、200または250rpmで)撹拌した。得られた懸濁液を濾過し、すすぎ、次いで、室温で高真空下で乾燥させて、ルビプロストン結晶IIを得た。XRPDの結果を図11(a)〜(h)に示す。
図11(a)〜11(h)に示すように、図11(a)〜11(h)のXRPDパターンには、図1および図3(ルビプロストン結晶I)に描かれたパターンのみが見られ、図2に描かれたパターンは見られない。結果は図1および図3(すなわち、特許文献2の図3)がルビプロストンの結晶形のXRPDパターンを示し、図2(すなわち、特許文献2の図2)が、ルビプロストンの鏡像体のXRPDパターンを示すことを実証する。これはこの実施例で使用した油状ルビプロストンがXRPD解析の検出限界より低い1%未満のエナンチオマーしか含まないため、ルビプロストンの鏡像体のパターンは全てのXRPDパターンで見られないからである。これを考慮すると、特許文献2の図2は、ルビプロストンの結晶形態ではなく、ルビプロストンの鏡像体パターンを示す。
したがって、図6に示すルビプロストン結晶VのXRPDパターンは図2のそれと同様であるが、特許文献2の図2に示す多形Aは単結晶形態であるルビプロストン結晶Vではなく、ルビプロストンの鏡像体である。また、図2と図6に示すパターンの大きな違いは、2θ反射角での特徴的なピークの半値幅であることが分かる。2θ反射角でのルビプロストン結晶Vの半値幅は約0.3°〜約2°であるが、2θ反射角での図2に示す半値幅は0.3°未満であり、これはルビプロストン結晶Vの平均結晶サイズとルビプロストンの鏡像体が異なっていることを意味する。
実施例14 ルビプロストンの結晶形変換
酢酸イソプロピル(0.16mL)およびヘプタン(0.84mL)(すなわち、特許文献2の結晶化のための溶媒系)の混合物に、ルビプロストン結晶V(実施例9からの0.20g)を添加し、混合物を20℃で2時間撹拌した。得られた懸濁液を濾過し、すすぎ、次いで、室温で高真空下で乾燥させて、ルビプロストン結晶Iを得た。XRPDの結果を図12(a)および(b)に示す。
図12(a)および(b)に示すように、ルビプロストン結晶Vの結晶形は、わずか2時間以内に図1および図3に示される結晶形(ルビプロストン結晶I)に完全に変換された。この結果は特許文献2から得られたルビプロストン結晶IIがルビプロストン結晶Vを全く含まないことを証明するが、これはルビプロストン結晶Vが特許文献2の結晶化条件下では18時間もの間存在することができないからである。したがって、ルビプロストン結晶Vはルビプロストンの新規な結晶形であり、光学顕微鏡によってルビプロストン結晶性IIの単位格子中に見られる図2に示す結晶形は、ルビプロストン結晶Vではなく、ルビプロストンの鏡像体である。

Claims (20)

  1. 以下の2θ反射角:7.5±0.2°、10.3±0.2°、13.9±0.2°、18.7±0.2°および21.1±0.2°に5つの最も強い特徴的ピークを示す粉末X線回折(XRPD)パターンを有するルビプロストン結晶VI。
  2. XRPDパターンが、さらに以下の2θ反射角:6.2±0.2°、12.5±0.2°、14.8±0.2°、15.3±0.2°、17.0±0.2°、19.3±0.2°、22.3±0.2°、23.8±0.2°および26.2±0.2°に特徴的なピークを含む、請求項1に記載のルビプロストン結晶VI。
  3. 前記XRPDパターンが実質的に図9に示される、請求項2に記載のルビプロストン結晶VI。
  4. 7.4±1℃のピーク開始温度および50.7±1℃のピーク最大値を有する吸熱ピークを含む示差走査熱量測定(DSC)サーモグラムパターンを有する、請求項1に記載のルビプロストン結晶VI。
  5. DSCサーモグラムパターンが実質的に図10に示される、請求項4に記載のルビプロストン結晶VI。
  6. ルビプロストンをp−キシレンに溶解して均一溶液を形成する工程;
    温度を下げる工程および/またはペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、ノナン、デカン、シクロペンタン、シクロヘキサン、シクロヘプタンおよびそれらの混合物からなる群より選択される溶媒を添加する工程;ならびに
    沈殿が形成されるまで撹拌する工程
    を含む、請求項1〜5のいずれかに記載のルビプロストン結晶VIの調製方法。
  7. 前記撹拌する工程の前に、さらにルビプロストン結晶VIの種晶を加える工程を含む、請求項6に記載の方法。
  8. 沈殿物を濾過して除去し、それによってルビプロストン結晶VIを単離する工程;および
    任意にルビプロストン結晶VIを乾燥させる工程
    をさらに含む、請求項6に記載の方法。
  9. 2θ反射角:6.5±0.2°、13.2±0.2°、15.6±0.2°、18.9±0.2°及び20.2±0.2°に5つの最も強い特徴的なピークを示し、2θ反射角の特徴的なピークの半値幅が0.3°〜2°の間である粉末X線回析(XRPD)パターンを有するルビプロストン結晶V。
  10. 前記XRPDパターンが7.6±0.2°の2θ反射角における特性ピークを実質的に含まない、請求項9に記載のルビプロストン結晶V。
  11. 前記XRPDパターンが実質的に図6に示されている、請求項10に記載のルビプロストン結晶V。
  12. 60.6±1℃にピーク開始温度および64.7±1℃に最大ピークを有する吸熱ピークを含む示差走査熱量測定(DSC)サーモグラムパターンを有する、請求項9に記載のルビプロストン結晶V。
  13. DSCサーモグラムパターンが実質的に図7に示される、請求項12に記載のルビプロストン結晶V。
  14. 3388±4、2938±4、2872±4、1729±4、1729±4、1713±4、1415±4、1247±4、1222±4、1207±4、1180±4、1105±4、1091±4、1060±4、1006±4、987±4および918±4cm-1にピークを有する1%KBrフーリエ変換赤外(FTIR)スペクトルを有する、請求項9に記載のルビプロストン結晶V。
  15. FTIRスペクトルが実質的に図8に示される、請求項14に記載のルビプロストン結晶V。
  16. o−キシレン、m−キシレンおよびそれらの混合物からなる群より選択される第1の溶媒にルビプロストンを溶解させて、均一溶液を形成する工程;
    相分離流体が底部で形成されるまで、温度を下げる工程および/またはペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、ノナン、デカン、シクロペンタン、シクロヘキサン、シクロヘプタンおよびそれらの混合物からなる群から選択される第2の溶媒を均一溶液に添加する工程;
    上部の澄明な溶液をピペッティングし、残りの相分離した流体を集める工程;ならびに
    沈殿が形成されるまで、相分離した流体を高真空下で留去する工程
    を含む、請求項8〜14のいずれかに記載のルビプロストン結晶Vの調製方法。
  17. 前記ピペッティングする工程と前記留去する工程との間に、任意にルビプロストン結晶Vの種晶を加える工程をさらに含む、請求項16に記載の方法。
  18. 第2の溶媒を添加して沈殿物をすすぐ工程;および
    沈殿物を濾過して除去し、それによってルビプロストン結晶Vを単離し、任意にルビプロストン結晶Vを乾燥させる工程
    をさらに含む、請求項16に記載の方法。
  19. o−キシレン、m−キシレン、エチルエーテル、イソプロピルエーテル、メチル tert−ブチルエーテルおよびそれらの混合物からなる群から選択される第3の溶媒にルビプロストンを溶解して、均一溶液を形成する工程;
    温度を下げる工程および/またはペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、ノナン、デカン、シクロペンタン、シクロヘキサン、シクロヘプタンおよびこれらの混合物からなる群から選択される第4の溶媒を加える工程;ならびに
    ルビプロストン結晶Vの種晶を加え、沈殿が生じるまで撹拌する工程
    を含む、請求項8〜14のいずれかに記載のルビプロストン結晶Vの調製方法。
  20. 沈殿物を濾過して除去し、それによってルビプロストン結晶Vを単離し、任意にルビプロストン結晶Vを乾燥させる工程をさらに含む、請求項19に記載の方法。
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