JP2002535307A - 結晶1α−ヒドロキシビタミンD2とその精製方法 - Google Patents

結晶1α−ヒドロキシビタミンD2とその精製方法

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JP2002535307A
JP2002535307A JP2000594777A JP2000594777A JP2002535307A JP 2002535307 A JP2002535307 A JP 2002535307A JP 2000594777 A JP2000594777 A JP 2000594777A JP 2000594777 A JP2000594777 A JP 2000594777A JP 2002535307 A JP2002535307 A JP 2002535307A
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シチンスキ,ラファル・アール
ホールデン,ヘイゼル
ソーデン,ジェームズ・ブライアン
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C401/00Irradiation products of cholesterol or its derivatives; Vitamin D derivatives, 9,10-seco cyclopenta[a]phenanthrene or analogues obtained by chemical preparation without irradiation

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Abstract

(57)【要約】 結晶形態の1α−ヒドロキシビタミンD2を得るための1α−ヒドロキシビタミンD2の精製方法。この方法は、ギ酸エチル、酢酸エチル及び2−プロパナール−ヘキサン混合物から成る群から選択された溶媒を不活性雰囲気下で沸騰させる工程、精製すべき1α−ヒドロキシビタミンD2含有生成物を該溶媒中に溶解する工程、該溶媒と溶解生成物とを1α−ヒドロキシビタミンD2の結晶の沈殿を形成させるために充分な時間にわたって周囲温度未満に冷却する工程、及び1α−ヒドロキシビタミンD2の結晶を回収する工程を包含する。精製すべき生成物を該溶媒に溶解した後に該溶媒に任意に石油エーテルを加えることができる。 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (連邦政府によって支援された研究又は開発に関する陳述) 本発明は、国立予防衛生研究所(NIH)から授与された、合衆国政府の支援
、助成金#DK−14881を受けてなされたものである。合衆国政府は本発明
にある一定の権利を有する。
【0002】 (発明の背景と概要) 本発明は有機化合物の精製に関し、さらに詳しくは、1α−ヒドロキシビタミ
ンD2(1α−OH−D2)を結晶形態で調製することによる1α−ヒドロキシビ
タミンD2(1α−OH−D2)の精製に関する。
【0003】 有機化合物、特に医薬的用途に指定された有機化合物の精製は、このような化
合物を合成する化学者にとってかなり重要である。化合物の調製は通常、多くの
合成工程を必要とするので、したがって、最終生成物はこの方法の最後の合成工
程に由来する副生成物によって汚染されるのみでなく、それまでの工程で形成さ
れた化合物によっても汚染される可能性がある。非常に効果的であるが比較的時
間を要するプロセスであるクロマトグラフィー精製さえも、薬物として用いるた
めに充分に純粋である化合物を通常生じない。
【0004】 1α−ヒドロキシビタミンD化合物を合成するために用いられる方法に依存し
て、種々な副次的な好ましくない化合物が最終生成物に付随する可能性がある。
したがって、例えば、ビタミンDの5,6−トランス幾何異性体の直接C−1ヒ
ドロキシル化を行い、続いて、SeO2/NMO酸化及び光化学的照射を行う[
Andrews等,J.Org.Chem.51,1635(1986);Ca
lverley等,Tetrahedron 43,4609(1987);C
houdry等,J.Org.Chem.58,1496(1993)]場合に
は、最終1α−ヒドロキシビタミンD生成物は1β−ヒドロキシ−並びに5,6
−トランス異性体によって汚染される可能性がある。この方法がプレビタミンD
化合物の4−フェニル−1,2,4−トリアゾリン−3,5−ジオン付加生成物
のC−1アリル酸化と、その後の修飾付加生成物の塩基性条件下でのシクロリバ
ージョン(cycloreversion)とから成る[Nevinckx等,Tetrahed
ron 47,9419(1991);Vanmaele等,Tetrahed
ron 41,141(1985)及び40,1179(1991);Vanm
aele等,Tetrahedron Lett.23,995(1982)]
場合には、所望の1α−ヒドロキシビタミンがプレビタミン5(10),6,8
−トリエン及び1β−ヒドロキシ異性体によって汚染される可能性があると予想
することができる。非常に広範囲で、無数の用途のある、最も有用なC−1ヒド
ロキシル化方法の1つはPaaren等によって考案された実験的に簡単な方法
である[J.Org.Chem.45,3253(1980)と、Proc.N
atl.Acad.Sci.U.S.A.75,2080(1978)とを参照
のこと]。この方法は、ビタミンDトシレート(vitamin D tosylates)の緩衝化
ソルボリシスから容易に得られる3,5−シクロビタミンD誘導体の、SeO2
/t−BuOOHによるアリル酸化と、その後の、所望の1α−ヒドロキシ化合
物への酸触媒シクロリバージョンとから成る。この合成経路を考慮すると、最終
生成物が1β−ヒドロキシエピマー、5,6−トランス異性体及びプレビタミン
D形によって汚染される可能性があると想定することは妥当である。1α−ヒド
ロキシビタミンD4は、ビタミンD2から又はエルゴステロールから合成された1
α−ヒドロキシビタミンD2中に見出される、もう1つの好ましくない汚染物で
ある。1α−ヒドロキシビタミンD4はビタミンD4のC−1酸化から生じ、ビタ
ミンD4は市販用エルゴステロール物質の汚染に由来する。典型的に、最終生成
物は約1.5重量%までの1α−ヒドロキシビタミンD4を含有しうる。したが
って、最終生成物中の1α−ヒドロキシビタミンD4量を除去するか又は約0.
1〜0.2%未満に実質的に減ずる精製方法が非常に望ましい。
【0005】 ビタミンDコンジュゲート化トリエン系(vitamin D conjugated triene syste
m)は感熱性及び感光性であるのみでなく、酸化されやすくもあり、非常に極性の
化合物の複雑な混合物を生じる。酸化は通常、ビタミンD化合物が長時間貯蔵さ
れているときに生ずる。ビタミンD化合物の部分的分解を生じうる他のタイプの
プロセスは幾つかの水脱離反応(some water-elimination reactions)から成り;
これらの駆動力はヒドロキシ基のアリル(1α−)及びホモアリル(3β−)位
置である。このような上記酸化及び脱離生成物の存在は薄層クロマトグラフィー
によって容易に検出することができる。したがって、例えば、予備被覆されたア
ルミニウムシリカシート[UVインジケーター付き;EM Science(C
herry Hill,NJ)から]と溶媒系ヘキサン−酢酸エチル(4:6)
とを用いて、1α−OH−D2のスポット(Rf0.27)とその脱離生成物のス
ポット(Rf約0.7〜0.9)は紫外線中で見ることができる。さらに、硫酸
をスプレーし、加熱した後に、酸化生成物に由来する付加的なスポットが視覚化
されることができる(Rf0)。
【0006】 通常、総ての1α−ヒドロキシル化方法は少なくとも1回のクロマトグラフィ
ー精製を必要とする。しかし、クロマトグラフィー精製された1α−ヒドロキシ
ビタミンD2でさえも、たとえ、矛盾のない分光学的データを示して、その均質
性を示唆するといえども、経口的、非経口的又は経皮的に投与することができる
治療剤に要求される純度基準を満たさない。それ故、1α−ヒドロキシビタミン
2の適当な精製方法が必要であることは明白であった。
【0007】 化合物の精製に用いることができる最も簡単な方法が結晶化プロセスであるこ
とは周知であるので、結晶化によって1α−OH−D2の精製を研究することを
決定した。溶媒は結晶化プロセスにおいて決定的な役割りを果たし、典型的に個
々の液体物質であるか又は種々な液体の適当な混合物である。1α−ヒドロキシ
ビタミンD2を結晶化するために最も適当な溶媒及び/又は溶媒系は次の要因を
特徴とする: (1)低い毒性; (2)低い沸点; (3)温度に対する溶解度特性の有意な依存性(充分な結晶化収率を生じるため
に必要な条件);及び (4)比較的低い価格。
【0008】 非常に無極性の溶媒(例えば、炭化水素類)は、それらにおける1α−OH−D 2 の溶解度が低いために適切ではないことが見出された。非常に極性の溶媒媒質
(例えば、アルコール類)中では全く逆の状態が生じ、これらの溶媒媒質中では
1α−OH−D2が高すぎる溶解度を示した。それ故、1α−OH−D2の上首尾
な結晶化のためには、中程度の極性の溶媒か、或いは極性がかなり異なる2種類
(又はそれ以上)の溶媒から成る混合物が必要であることが結論された。興味深
いことには、アセトン、酢酸エチル又はジエチルエーテルのような補助溶媒と共
に結晶化のために非常にしばしば用いられるヘキサンは、1α−OH−D2の結
晶化のためにあまり適さないことが判明した。ヘキサン含有溶媒系を用いたとき
には、結晶化の異常に低い収率が得られた。しかし、このような溶媒混合物にお
けるヘキサンを石油エーテルと置換すると、結晶の収率は有意に増加することが
発見された。非常に多くの実験後に、個別の溶媒、即ち、ギ酸エチルが1α−O
H−D2の結晶化のために最も有用であることが判明した。さらに、二成分及び
三成分溶媒系、即ち、酢酸エチル−石油エーテル及び2−プロパノール−ヘキサ
ン−石油エーテルも、それぞれ良好に機能した。これらの溶媒は総て低毒性を特
徴とし、また、蒸発及び他の周知の方法によって非常に容易に除去された。総て
の場合に、結晶化プロセスは容易にそして効果的に生じて、沈殿した結晶は濾過
によるそれらの回収を保証するほど充分に大きかった。
【0009】 (発明の詳細な説明) 本発明は、以下に示す式を特徴とする、薬理学的に重要な化合物、1α−ヒド
ロキシビタミンD2の有用な精製方法を提供する:
【化1】
【0010】 この精製手法は、下記: (1)単一溶媒系、即ち、ギ酸エチル; (2)二成分溶媒系、即ち、酢酸エチルと石油エーテル;又は (3)三成分溶媒系、即ち、ヘキサン及び石油エーテルと組み合わせた2−プロ
パノール のいずれかを溶媒又は溶媒系として用いて、精製すべき1α−ヒドロキシビタミ
ンD2物質を溶解する結晶化方法を用いることによって、結晶形態の1α−ヒド
ロキシビタミンD2生成物を得ることを包含する。
【0011】 その後、この溶媒又は溶媒系は真空を用いた若しくは真空を用いない蒸発によ
って又は周知である他の手段によって除去することができる。この手法は1α−
ヒドロキシビタミンD2の任意の既知合成から得られた1α−ヒドロキシビタミ
ンD2を種々な濃度で、即ち、μg量からkg量まで含有する広範囲の最終生成
物を精製するために用いることができる。当業者に周知であるように、溶媒の使
用量は精製すべき1α−ヒドロキシビタミンD2の量に応じて最少にすべき及び
/又は調節すべきである。
【0012】 本発明の結晶化方法の有用性と利点とは下記の特定の実施例に示される。Pa
arenの上記方法によって得て、シリカ上でのフラッシュクロマトグラフィー
によって精製し、冷蔵庫中で数か月間貯蔵した固体1α−ヒドロキシビタミンD 2 生成物を適当な出発物質として用いた。この物質は妥当に良好な500MHz 1H NMRスペクトル(図1g、1h)をまだ示したが、ストレート相(stra
ight-phase)及び逆相HPLC(それぞれ、図2aと5a)によって付随化合物
が検出され、さらに、幾つかの酸化生成物の存在がTLCによって確認された(
f0におけるスポットの存在)。上記に列挙した溶媒からの再結晶後に、沈殿
した物質を顕微鏡下で観察して、その結晶形態を確認した(図4a〜4f)。さ
らに、ギ酸メチルから沈殿した結晶の場合には、X線回折分析を行った。次に、
対応する結晶回収物を細心に分析し、それらの有意に改良された純度をストレー
ト相HPLC(図2b、2c、2d)、逆相HPLC(図5b、5c、5d)、
TLC及び500MHz 1H NMR(図1a〜1f)によって確認した。結
晶化の収率は高く、得られた結晶は比較的鋭敏な融点を示した。
【0013】 図2bと2cから見ることができるように、エステル含有溶媒からの2回の結
晶化後に得られた1α−ヒドロキシビタミンD2のHPLCプロファイルは、平
衡プロセス: HCOOEt(CH3COOEt)+ROH ⇔ HCOOR(CH3COOR)+EtOH において少量で形成される対応1α−OH−D2ギ酸エステル(単数又は複数種
類)及び酢酸エステル(単数又は複数種類)に起因する可能性が非常に大きい、
少量の低極性不純物の存在(Rv約18mlにおけるピーク)を示す。
【0014】 しかし、少量のこのようなエステル化化合物(0.4%未満)は、ビタミンD
エステルが生物体内で加水分解を受けるという周知の事実のために、結晶ビタミ
ンD2化合物の薬理学的応用のために如何なる問題も提示しない。
【0015】 さらに、図5b、5c及び5dに示した、再結晶化1α−ヒドロキシビタミン
2の対応逆相HPLCプロファイルは化合物純度のかなりの改良を明確に示す
。この重要な観察は、再結晶化化合物中の付随1α−ヒドロキシビタミンD4
保持時間約18mlのピーク)の有意に減少した割合から成る。この不純物の含
量は出発1α−ヒドロキシビタミンD2生成物中のその値に関して4分の1以下
(4.1〜4.3分の1)に減少し、0.2%を超えない。
【0016】 合成1α−ヒドロキシビタミンD2生成物の上記結晶化プロセスは有用な精製
方法を表わし、合成経路に由来する幾つかの副生成物のみでなく、さらに付随1
α−ヒドロキシビタミンD4をも除去することができる。このような不純物は天
然エルゴステロールがその22,23−ジヒドロ類似体によって汚染されている
結果であり、その結果として、ビタミンD4が商業的に入手可能なビタミンD2
に種々な割合で存在する。1α−ヒドロキシビタミンD2から1α−ヒドロキシ
ビタミンD4(1α−ヒドロキシル化プロセス後に形成された)をカラムクロマ
トグラフィー及びストレート相HPLCによって分離することは、これらの類似
したクロマトグラフィー特性のために実際には不可能であり、大規模な分離は逆
相HPLCによっても困難である。
【0017】 (1α−ヒドロキシビタミンD2の結晶化) 実施例1 ギ酸エチルからの結晶化 (a)精製すべき1α−ヒドロキシビタミンD2生成物(50mg)をアルゴ
ン雰囲気下で沸騰するギ酸エチル(1.2ml,Aldrich)中に溶解し、
室温(68°F)に数時間(1〜3時間)放置し、次に冷蔵庫(35〜45°F
)中に一晩(8〜12時間)放置した。沈殿した結晶を濾別し、少量の冷(0℃
)ギ酸エチルによって洗浄し、乾燥させた。結晶物質の収量は38mg(76%
)であった。結晶と母液とのHPLCプロファイルを図3a、3bに示す。
【0018】 (b)1α−ヒドロキシビタミンD2のこれらの結晶(26.8mg)を実施
例1(a)に述べたようにギ酸エチル(0.5ml)によって再結晶化し、沈殿
した結晶(20mg、78%)、m.p.153〜155℃を顕微鏡下で観察し
(図4a、4b)、そしてストレート相HPLC(結晶;図2b;母液:図3c
)、逆相HPLC(図5b)及び1H NMR(図1a、1b)によって分析し
た。
【0019】 実施例2 二成分溶媒系:酢酸エチル−石油エーテルからの結晶化 (a)精製すべき1α−ヒドロキシビタミンD2生成物(50mg)をアルゴ
ン雰囲気下で沸騰する酢酸エチル(0.5ml,Burdick & Jack
son)中に溶解し、石油エーテル(1.5ml,b.p.35〜60℃;Al
drich)を加えた。この溶液を室温(68°F)に数時間(1〜3時間)放
置し、次に冷蔵庫(35〜45°F)中に一晩(8〜12時間)放置した。沈殿
した結晶を濾別し、少量の石油エーテルによって洗浄し、乾燥させた。結晶物質
の収量は32.5mg(65%)であった。結晶と母液とのHPLCプロファイ
ルを図3d、3eに示す。
【0020】 (b)1α−ヒドロキシビタミンD2のこれらの結晶(24.8mg)を実施
例2(a)に述べたように酢酸エチル(0.23ml)と石油エーテル(0.6
9ml)によって再結晶化し、沈殿した結晶(17mg、69%)、m.p.1
49.5〜152.5℃を顕微鏡下で観察し(図4c、4d)、ストレート相H
PLC(結晶;図2c;母液:図3f)、逆相HPLC(図5c)及び1H N
MR(図1c、1d)によって分析した。
【0021】 実施例3 三成分溶媒系:2−プロパノール−ヘキサン−石油エーテルからの結晶化 (a)精製すべき1α−ヒドロキシビタミンD2生成物(50mg)をアルゴ
ン雰囲気下で沸騰する2−プロパノール−ヘキサン混合物(15:85;0.6
ml,Burdick & Jackson)中に溶解し、石油エーテル(1.
7ml,b.p.35〜60℃;Aldrich)を加えた。この溶液を室温(
68°F)に数時間(1〜3時間)放置し、次に冷蔵庫(35〜45°F)中に
一晩(8〜12時間)放置した。沈殿した結晶を濾別し、少量の石油エーテルに
よって洗浄し、乾燥させた。結晶物質の収量は34.5mg(69%)であった
。結晶と母液とのHPLCプロファイルを図3g、3hに示す。
【0022】 (b)1α−ヒドロキシビタミンD2のこれらの結晶(23.6mg)を実施
例3(a)に述べたように2−プロパノール−ヘキサン混合物(15:85;0
.15ml)と石油エーテル(0.4ml)によって再結晶化し、沈殿した結晶
(15.6mg、66%)、m.p.154〜156℃を顕微鏡下で観察し(図
4e、4f)、ストレート相HPLC(結晶;図2d;母液:図3i)、逆相H
PLC(図5d)及び1H NMR(図1e、1f)によって分析した。
【0023】 実施例4 実験 寸法0.52x0.44x0.38mmの無色三角形状(prism-shaped)結晶
を選択して、構造分析のために98247と名付けた。この化合物に関する強度
データをBruker SMART ccdエリア・ディテクター(ccd a
rea detector)を用いて収集した;(a)データ収集:SMART
Software Reference Manual(1994).Bru
ker−AXS,6300 Enterprise Dr.,Madison,
WI 53719−1173,USA;(b)データ・リダクション:SAIN
T Software Reference Manual(1994).Br
uker−AXS,6300 Enterprise Dr.,Madison
,WI 53719−1173,USA;Bruker P4ゴニオメーター上
に装着、グラファイト−モノクロメート化MoによるKα放射線(λ=0.71
073Å)を使用。サンプルを138°Kに冷却した。逆格子空間の1と1/2
半球を公称的にカバーした強度データを一連のそれぞれ0.4°のφ振動フレー
ムとして30秒/フレームにわたって測定した。このディテクターは512x5
12モードで操作され、サンプルから5.00cmに配置された。特有データの
有効範囲(coverage)はθでの25.00度まで98.9%完全であった。セルパ
ラメーターは3.0<θ<25.0°の範囲における3054ピークの非線形最
小二乗フィット(least squares fit)から決定した。最初の50フレームはデー
タ収集の終了時に反復されて、データ収集中に−0.15%の変化を示す全体で
140ピークを生じた。全体で6364データを1.96<θ<28.20°の
範囲において測定した。これらのデータを経験的方法、G.M.Sheldri
ck(1996),SADABS,エリア・ディテクター・データの経験的吸収
修正のためのプログラム(Program for Empirical Absorption Correction of Ar
ea Detector Data),ドイツ,ゲッティンゲン大学によって吸収に関して修正し
て、0.744及び0.970の最小及び最大透過率を得た。これらのデータを
マージして、R(int)=0.0320による4597独立データのセットを
形成した。
【0024】 系統的消滅と統計的検査とによって、単斜晶系空間群C2を決定して、その後
の精密化(refinement)によって実証した。構造を直接方法によって解明し、F2
に関する完全マトリックス最小二乗方法、(a)G.M.Sheldrick(
1994),SHELXTL,Version 5 Reference Ma
nual.Bruker−AXS,6300 Enterprise Dr.,
Madison,WI 53719−1173,USA;(b)Interna
tional Tables for Crystallography,C巻
,表6.1.1.4,4.2.6.8,及び4.2.4.2,Kluwer:B
oston(1995)によって精密化した。水素原子位置を最初に幾何学によ
って決定して、ライディング・モデル(riding model)によって精密化した。非水
素原子は異方性変位パラメーター(anisotropic displacement parameters)によ
って精密化した。全体で281パラメーターを3制約条件(restraints)及び45
67データに対照して精密化して、P=[F0 2+2Fc 2]/3であるときに、w
=1/[σ2(F2)+(0.0734P)2]の重量に関してwR(F2)=0.
1311とS=0.938を得た。最終R(F)は3133実測[F>4σ(F
)]データに関して0.0522であった。最終精密化サイクルにおいて最大シ
フト/s.u.は0.001であった。最終的ディファレンス・マップ(differe
nce map)はそれぞれ、0.317と−0.295e/Å3の最大値と最小値を有
した。絶対構造をFlackパラメーターの精密化、H.D.Flack,Ac
ta Cryst.A39,876〜881(1983)によって決定した。極
性軸制約条件(polar axis restraints)はFlackとSchwarzenba
chから、即ち、H.D.FlackとD.Schwarzenbach,Ac
ta Cryst.A44,499〜506(1988)から引用した。
【0025】 変位楕円体を50%確率レベルで描いた。メチル基C(2)をディスオーダー
して(disordered)、非プライム化原子(unprimed atom)に関しては0.661(
9)の占有率、プライム化原子(primed atom)に関しては0.339(9)の占
有率で2配向においてモデル化した。これらの原子の位置パラメーターに制約条
件を与えた。
【0026】 下記物理的データと、本明細書において記載し、算出した原子位置パラメータ
ーとによって定義される1α−ヒドロキシビタミンD2の三次元構造を図5に示
す。
【0027】
【表1】表1.98247に関する結晶データと構造精密化 同定コード 98247 実験式 C28H45O2 式量 413.64 結晶系 単斜晶系 空間群 C2 単位セル寸法 a=23.952(4)Å α=90° b=6.8121(9)Å β=119.579(2)° c=17.994(2)Å γ=90° 体積 2553.3(6)Å3 Z 4 密度(計算) 1.076Mg/m3 波長 0.71073Å 温度 138(2)K F(000) 916 吸収係数 0.065mm-1 吸収修正 経験的 最大及び最小透過率 0.970と0.744 データ収集のθ範囲 1.96〜28.20° 収集された反射 6364 独立的反射 4597[R(int)=0.0320] データ/制約条件/パラメータ 4597/3/281 wR(F2全データ) wR2=0.1311 R(F実測データ) R1=0.0522 F2に基づくgoodness-of-fit 0.938 実測データ[I>2σ(I)] 3133 絶対構造パラメーター 1.2(19) 最大及び平均シフト/s.u. 0.001と0.000 最大に異なるピークとホール 0.317と−0.295e/Å3
【0028】表2.98247に関する原子座標と、等価等方性原子変位パラメーター U(eq)は直交化Uijテンソルのトレースの1/3として定義する。
【表2】
【0029】表3.98247に関する結合長さ[Å]と結合角[°]
【表3】
【0030】表4.98247に関する異方性変位パラメーター(Å2x103 異方性変位因子指数(anisotropic displacement factor exponent)は次の形を
とる: −2π2[h2*211+・・・+2hka**12
【表4】
【0031】表5.98247に関する水素座標と、等方性変位パラメーター
【表5】
【0032】表6.98247に関するねじれ角[°]
【表6】
【0033】表7.98247に関する水素結合[Å及び°]
【表7】 等価原子を生じるために用いた対称性変換: #1 −x+1,y,−z+2、#2 x,y−1,z、#3 x,y+1,z
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1a〜1hは、下記溶媒系を用いた2回の結晶化後に得られた1α−ヒドロ
キシビタミンD2の結晶の1H NMRスペクトル(CDCl3,500MHz)
:HCOOEt(図1aと1b)、AcOEt−石油エーテル(図1cと1d)
及びiPrOH−ヘキサン−石油エーテル(図1eと1f)並びに結晶化前の固
体1α−ヒドロキシビタミンD2物質のスペクトル(図1gと1h)のグラフで
ある。
【図2】 図2a〜2dは、結晶化前の固体1α−ヒドロキシビタミンD2物質(図2a
)と、下記溶媒系:HCOOEt(図2b)、AcOEt−石油エーテル(図2
c)及びiPrOH−ヘキサン−石油エーテル(図2d)を用いた2回の結晶化
後に得られた結晶とのHPLC(10mmx25cm Zorbax−Silカ
ラム、ヘキサン中15%の2−プロパノール、4ml/分;260nmにおける
UV検出)プロファイルである。星印によって指示した領域(約36ml)では
、感度が20分の1に低下した。
【図3】 図3a〜3iは、下記溶媒系:HCOOEt(図3a)、AcOEt−石油エ
ーテル(図3d)及びiPrOH−ヘキサン−石油エーテル(図3g)を用いた
1回の結晶化後に得られた1α−ヒドロキシビタミンD2の結晶のHPLC(1
0mmx25cm Zorbax−Silカラム、ヘキサン中15%の2−プロ
パノール、4ml/分;260nmにおけるUV検出)プロファイル;下記溶媒
系:HCOOEt(図3b)、AcOEt−石油エーテル(図3e)及びiPr
OH−ヘキサン−石油エーテル(図3h)を用いた1回の結晶化後の母液のHP
LCプロファイル;並びに下記溶媒系:HCOOEt(図3c)、AcOEt−
石油エーテル(図3f)及びiPrOH−ヘキサン−石油エーテル(図3i)を
用いた2回の結晶化後の母液のHPLCプロファイルである。感度が低下した領
域(約36ml)は星印によって指示する。
【図4】 図4a〜4fは、下記溶媒系:HCOOEt(図4a−40x,図4b−10
0x)、AcOEt−石油エーテル(図4c−100x,図4d−400x)及
びiPrOH−ヘキサン−石油エーテル(図4e−100x,図4f−400x
)を用いた2回の結晶化後に得られた1α−ヒドロキシビタミンD2の結晶の顕
微鏡−拡大像である。
【図5】 図5a〜5dは、結晶化前の固体1α−ヒドロキシビタミンD2物質(図5a
)と、HCOOEt(図5b)、AcOEt−石油エーテル(図5c)及びiP
rOH−ヘキサン−石油エーテル(図5d)からの2回の結晶化後に得られた結
晶とのHPLC(4.6mmx25cm Zorbax−Eclipse XD
B−C18カラム、メタノール中7%の水、1.5ml/分;260nmにおけ
るUV検出)プロファイルである。星印によって指示した領域(約15分間)で
は、感度が20分の1に低下した。
【図6】 図6aと6bは、本明細書において明らかにし、記載した原子位置パラメータ
ーによって定義された1α−ヒドロキシビタミンD2の三次元構造の例示である
【手続補正書】
【提出日】平成13年7月24日(2001.7.24)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正の内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B01D 9/02 625 B01D 9/02 625A (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C U,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD ,GE,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN, IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,L K,LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK ,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO, RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,T M,TR,TT,TZ,UA,UG,UZ,VN,YU ,ZA,ZW (72)発明者 シチンスキ,ラファル・アール アメリカ合衆国ウィスコンシン州53705, マジソン,ユニバーシティ・ハウシズ 10 ディー (72)発明者 ホールデン,ヘイゼル アメリカ合衆国ウィスコンシン州53711, フィッチバーグ,ティンバーランド・サー クル 5826 (72)発明者 ソーデン,ジェームズ・ブライアン アメリカ合衆国ウィスコンシン州53705, マジソン,シーボイガン・アベニュー 4817,アパートメント 210 Fターム(参考) 4H006 AA01 AA02 AB27 AD15 AD40 BB11 BB14 BB17 BB61 UA13 UA52 【要約の続き】

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 結晶形態の1α−ヒドロキシビタミンD2
  2. 【請求項2】 本明細書の図6aと6bに例示され、本明細書の表1〜7に記
    載した原子位置パラメーターによって定義される1α−ヒドロキシビタミンD2
    の三次元構造。
  3. 【請求項3】 1α−ヒドロキシビタミンD2の精製方法であって、 (a)溶媒から1α−ヒドロキシビタミンD2を結晶化する工程;及び (b)結晶化した1α−ヒドロキシビタミンD2を回収する工程 を含む前記方法。
  4. 【請求項4】 前記溶媒がギ酸エチル、酢酸エチル及び2−プロパノール−ヘ
    キサン混合物から成る群から選択される、請求項3記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記溶媒が酢酸エチルを含み、そして1α−ヒドロキシビタミ
    ンD2を結晶化する前に前記溶媒に石油エーテルを加える工程をさらに包含する
    、請求項3記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記溶媒が2−プロパノール−ヘキサン混合物を含み、そして
    1α−ヒドロキシビタミンD2を結晶化する前に前記溶媒に石油エーテルを加え
    る工程をさらに包含する、請求項3記載の方法。
  7. 【請求項7】 回収工程が濾過を含む、請求項3記載の方法。
  8. 【請求項8】 (c)工程(b)からの回収結晶を用いて、工程(a)と工程
    (b)とを繰り返す工程 をさらに包含する、請求項3記載の方法。
  9. 【請求項9】 1α−ヒドロキシビタミンD2の精製方法であって、 (a)ギ酸エチル、酢酸エチル及び2−プロパノール−ヘキサン混合物から成る
    群から選択された溶媒を不活性雰囲気下で沸騰させる工程; (b)精製すべき1α−ヒドロキシビタミンD2含有生成物を前記溶媒中に溶解
    する工程; (c)前記溶媒と溶解した生成物とを、1α−ヒドロキシビタミンD2結晶の沈
    殿を形成させるために充分な時間量にわたって周囲温度未満に冷却する工程;及
    び (d)1α−ヒドロキシビタミンD2結晶を回収する工程 を含む前記方法。
  10. 【請求項10】 前記溶媒と溶解した生成物とを周囲温度に冷却させてから、
    周囲温度未満に冷却する工程をさらに包含する、請求項9記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記不活性雰囲気がアルゴン雰囲気である、請求項9記載の
    方法。
  12. 【請求項12】 前記溶媒と溶解した生成物とを約35°F〜約45°Fに冷
    却する、請求項9記載の方法。
  13. 【請求項13】 回収工程が濾過を含む、請求項9記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記溶媒が酢酸エチルを含み、そして前記生成物を前記溶媒
    中に溶解した後に前記溶媒に石油エーテルを加える工程をさらに包含する、請求
    項9記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記溶媒が2−プロパノール−ヘキサン混合物を含み、そし
    て前記生成物を前記溶媒中に溶解した後に前記溶媒に石油エーテルを加える工程
    をさらに包含する、請求項9記載の方法。
  16. 【請求項16】 (e)工程(d)からの回収結晶を工程(b)の生成物とし
    て用いて、工程(a)から(d)までを繰り返す工程 をさらに包含する、請求項9記載の方法。
  17. 【請求項17】 1α−ヒドロキシビタミンD2中の不純物としての1α−ヒ
    ドロキシビタミンD4を実質的に減少する方法であって、 (a)1α−ヒドロキシビタミンD2と1α−ヒドロキシビタミンD4とを含有す
    る溶媒から1α−ヒドロキシビタミンD2を結晶化する工程;及び (b)結晶化した1α−ヒドロキシビタミンD2を回収する工程 を含む前記方法。
  18. 【請求項18】 前記溶媒がギ酸エチル、酢酸エチル及び2−プロパノール−
    ヘキサン混合物から成る群から選択される、請求項17記載の方法。
  19. 【請求項19】 前記溶媒が酢酸エチルを含み、そして1α−ヒドロキシビタ
    ミンD2を結晶化する前に前記溶媒に石油エーテルを加える工程をさらに包含す
    る、請求項17記載の方法。
  20. 【請求項20】 前記溶媒が2−プロパノール−ヘキサン混合物を含み、そし
    て1α−ヒドロキシビタミンD2を結晶化する前に前記溶媒に石油エーテルを加
    える工程をさらに包含する、請求項17記載の方法。
  21. 【請求項21】 回収工程が濾過を含む、請求項17記載の方法。
  22. 【請求項22】 (c)工程(b)からの回収結晶を用いて、工程(a)と工
    程(b)とを繰り返す工程 をさらに包含する、請求項17記載の方法。
  23. 【請求項23】 (c)1α−ヒドロキシビタミンD4の量が0.1重量%未
    満になるまで充分な時間量にわたって、工程(b)からの回収結晶を用いて工程
    (a)と工程(b)とを繰り返す工程 をさらに包含する、請求項17記載の方法。
  24. 【請求項24】 結晶化工程が前記溶媒を沸騰すること、不純物として1α−
    ヒドロキシビタミンD4を含有する1α−ヒドロキシビタミン D2を前記沸騰溶
    媒中に溶解すること、及び1α−ヒドロキシビタミンD2結晶の沈殿を形成させ
    るために充分な時間量にわたって前記溶媒を冷却することを含む、請求項17記
    載の方法。
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