JP5468553B2 - 溶媒を本質的に含まないアバカビルの結晶形態 - Google Patents

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Description

本発明は、アバカビル塩基の結晶形態、その調製のための方法、治療的に活性な成分としてのその使用、及びそれを含有する医薬組成物に関する。
アバカビルは、{(1S,4R)−4−[2−アミノ−6−(シクロプロピルアミノ)−9H−プリン−9−イル]−シクロペンタ−2−エニル}メタノール、CAS番号136470−78−5の国際一般名称(INN)である。アバカビル及びその治療的に許容可能な塩、特にヘミ硫酸塩は、HIV−1及びHIV−2の強力な選択的阻害剤としてよく知られており、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染の治療に使用することができる。
アバカビルの構造は式(I)に相当する:
Figure 0005468553
欧州特許出願公開第434450号には、アバカビルとその塩を含む9−置換−2−アミノプリン類、その調製方法、これら化合物を使用する医薬組成物が開示されている。
アバカビルの様々な調製方法が従来から知られている。そのある方法では、アバカビルは、適当なピリミジン化合物から出発し、それを糖類似体残基とカップリングさせた後、環化させてイミダゾール環を形成し、最後にプリン環の6位にシクロプロピルアミノ基を導入することによって得られる。
欧州特許出願公開第434450号の教示によれば、アバカビル塩基は、アセトニトリル(ACN)を使用する倍散により又はクロマトグラフィーによって最終的に単離され、ついで対応する酸との反応によってアバカビルの塩に転化されうる。かかる単離方法(倍散及びクロマトグラフィー)は、工業的用途には適していないので、通常実験室規模に限定されている。更に、アセトニトリルを使用する倍散によるアバカビル塩基の単離はガム状固体(実施例7)を生じ、クロマトグラフィーによる単離(メタノール/酢酸エチルから溶離)は固体発泡体を生じる(実施例19又は28)。
他の文献もまた倍散又はクロマトグラフィーによるアバカビルの分離を記述しているが、常にガム状固体又は固体発泡体が得られており(国際公開第9921861号及び欧州特許出願公開第741710号を参照)、工業的規模で操業するのは困難である。
国際公開第9852949号はアセトンから単離されるアバカビルの調製を記述している。この文献によれば、アバカビル遊離塩基の製造は、溶媒を捕捉する非晶質固体を生じ、よって大規模な精製や、更なる精製手順を伴わない製剤化には適していない(国際公開第9852949号の第1頁を参照)。他の文献もまたアセトンからのアバカビルの獲得について記述している(Susan M. Daluge等, Nucleosides, nucleotides and nucleic acids 2000, vol. 19, pp. 297-327;国際公開第9939691号又は国際公開第2008037760号を参照)。最後の文献には酢酸エチルからのアバカビルの調製もまた記載されている。これらの文献の幾つかでは、得られたアバカビルが固体であることは記載されているが、得られた化合物が非晶質であるか又はその格子中に溶媒を捕捉しているかという事実については何ら言及されていない。アセトンからのアバカビルの調製を再現すると、アバカビルのアセトン溶媒和物が得られることが示され、これは、溶媒を捕捉するという事実に関して国際公開第9852949号と一致している。国際公開第2008037760号に記載されたような酢酸エチルからのアバカビルの結晶化では、自然に変化して数時間後に褐色のガムを生じるアバカビルの酢酸エチル溶媒和物が得られることが示された。
相当量の有機溶媒を含む医薬の製剤化は、その受容者への潜在的な溶媒毒性と溶媒の関数としての医薬の効力の変化のために受け入れることができない。
国際公開第9852949号には、アバカビルの塩、特に従来から知られているアバカビル塩基に関して改善された物理特性を示すヘミ硫酸塩の使用が提案されている。上記特性により工業的規模での塩の製造と、特に薬学的製剤の調製のためのその使用が可能になる。しかしながら、アバカビルの塩の調製は、塩を調製するという余分なプロセス工程を含み、化合物の製造コスト及び時間を増大させる。一般に、アバカビル遊離塩基は塩の調製のための前躯体化合物である。よって、塩の調製に使用される調製プロセスに応じて、アバカビル遊離塩基の単離工程がまた実施されなければならない。
よって、医薬製剤中で直接的に薬学的に活性な成分として使用するか、又は所望される場合は続いてその薬学的に許容可能な塩に転化するために、工業的規模での操業に適したアバカビル塩基の新たな固体形態を見出す必要性が尚も存在している。
更に、薬学的に活性な成分の異なった固体形態は異なった特性を有する場合があり、製造方法とまた薬理学においてもある種の利点をもたらす。よって、新しい固体形態の発見は、ある形態が一タイプの製剤により適し、他の形態は他の異なった製剤に適するので、製造方法の効率の明らかな改善及び/又は活性成分の薬学的製剤の特性の改善に寄与しうる。
欧州特許出願公開第434450号 国際公開第9921861号 欧州特許出願公開第741710号 国際公開第9852949号 国際公開第9939691号 国際公開第2008037760号
Susan M. Daluge等, Nucleosides, nucleotides and nucleic acids 2000, vol. 19, pp. 297-327
本発明者等は、改善された物理特性を有し、よって先に述べた課題の幾つかを解消する本質的に溶媒を含まないアバカビル結晶形態を見出した。我々の知る限りでは、これは、本質的に溶媒を含まないアバカビル塩基の最初の結晶形態である。 特に、本発明者等は、本質的に溶媒を含まず、安定で、取り扱いが容易な形態Iと命名した結晶形態と、再現性のあるその調製方法を見出した。この新規な形態は溶媒を捕捉しない。溶媒を捕捉するアバカビルの固体形態、特にアセトン又は酢酸エチルを含む形態は、従来から知られているが、アバカビルの対応する固体形態中に存在するアセトン又は酢酸エチルのその量は薬学でのその使用には許容され得ない。また、比較例1において例証されるように、アバカビルの酢酸エチル溶媒和物は室温では安定していない。
更に、ガム状固体又は固体発泡体である欧州特許出願公開第434450号、国際公開第9921861号、及び欧州特許出願公開第741710号に記載のアバカビルと比較して、本質的に溶媒を含まないアバカビル結晶形態の改善された物理特性は、改善された加工特性をもたらし、医薬製剤の調製において使用するのに適した化合物を提供する。
従って、溶媒を捕捉せず、結晶化する能力を持ち、容易に濾過されるアバカビルの新規な結晶形態、その調製方法、治療的に活性な薬剤としてのその使用及びそれを含有する薬学的組成物を提供することは当該技術に対する有意な貢献である。
疑義を避けるために、ここで使用される場合、アバカビル、アバカビル塩基、又はアバカビル遊離塩基なる用語は、以下の式(I)の化合物{(1S,4R)−4−[2−アミノ−6−(シクロプロピルアミノ)−9H−プリン−9−イル]−シクロペンタ−2−エニル}メタノールを区別なく指すために使用する。
よって、本発明の一態様によれば、式(I)の本質的に溶媒を含まないアバカビルの結晶形態が提供される。
Figure 0005468553
およそ8.0、10.0、10.2、10.6、11.9、12.4、12.7、15.0、16.1、16.6、19.5、20.2、20.6、20.7、21.9、23.0、23.9、及び25.0度2θに特徴的ピークを含む粉末X線回折図(粉末X線回折像)を有することを特徴とする式(I)の溶媒を本質的に含まないアバカビルの結晶形態がまた提供される。この新規な結晶形態は形態Iを命名する。
本発明の他の態様は、上に定義したアバカビルの結晶形態Iの調製方法において、a)(C−C)−アルコール、ジクロロメタン、アセトニトリル/水、及びその混合物から選択される溶媒系中の上記化合物の溶液からアバカビルを結晶化させる工程;b)先の工程において出現するアバカビル塩基の結晶形態を単離する工程;及びc)このようにして得られたアバカビルの結晶形態から溶媒を除去する工程を含むことを特徴とする方法に関する。あるいは、本発明のアバカビルの結晶形態Iは、30−40℃の温度で本発明の結晶形態Iへのアバカビルの転化に必要な期間、アセトニトリル中へアバカビルを分散させることを含む調製プロセスによって得ることができる。一般に、それは少なくとも30分分散される。
本発明の他の態様は、上述の本質的に溶媒を含まないアバカビルの結晶形態の治療的有効量を活性成分として、適切な薬学的に許容可能な賦形剤又は担体と共に含有する医薬組成物に関する。
最後に、本発明の他の態様は、HIV感染の治療及び/又は予防のための医薬の調製のための、上述した本質的に溶媒を含まないアバカビルの結晶形態の使用に関する。この態様はまたHIV感染の治療及び/又は予防に使用するための上述の本質的に溶媒を含まないアバカビルの結晶形態として表すこともできる。
本発明はまたHIV感染に罹っているか又は罹りやすいヒトを含む哺乳動物の治療及び/又は予防方法であって、上記患者に、本発明の本質的に溶媒を含まないアバカビルの結晶形態の治療的有効量を、薬学的に許容可能な賦形剤又は担体と共に投与することを含む方法にも関する。
本質的に溶媒を含まない本発明のアバカビルの結晶形態Iの粉末X線回折図(PXRD)パターンを示す。 本質的に溶媒を含まない本発明のアバカビルの結晶形態Iの示差走査熱量測定(DSC)曲線を示す。 単位胞中の独立の分子の標識スキームと共にアバカビル形態Iのオルテップ−プロット(50%)を示す。
特定の実施態様では、本質的に溶媒を含まないアバカビルの新規結晶形態は、表1及び図1に示される、2θ度単位である2θ(°)及びオングストロームでのd値であるd(Å)で表されるピークパターンを粉末X線回折図において示すことを特徴とする形態Iである。
Figure 0005468553
PXRDはCuα線(λ=1.54060Å)を照射して以下に開示された回折装置を使用して得る。固体の粉末回折パターンを獲得するために、ポリアセテート製の2つのホイルを使用して標準試料ホルダーでおよそ20mgの非操作試料を調製した。粉末回折パターンは、透過幾何学のCuKα1線を使用するD8アドバンスシリーズ2θ/θ粉末回折システムで獲得した。該システムは、VANTEC−1単一光子計数PSD、ゲルマニウムモノクロメータ、90位置オートチェンジャーサンプルステージ、固定発散スリット及びラジアルソーラー(soller)を備えている。使用されるプログラム:データ収集についてDIFFRACプラスXRDコマンダーV2.5.1、評価についてEVA V.12.0。
アバカビルのこの新規な結晶形態Iは、単結晶X線回折(SCXRD)によって得られる単結晶格子の次のデータを示す:
結晶系 単斜晶系
空間群 P2
単位格子寸法:
a=9.1975(5)Å α=90°
b=13.7033(7)Å β=109.096(3)°
c=11.6018(5)Å γ=90°
体積= 1381.78(12Å
密度= 1.376Mg/m
基本格子中に存在する2つの独立分子の配置の表示を図3に示す。
測定された結晶は、偏光を用いるZeiss実体顕微鏡を使用して選択し、操作のための保護オイルとしてパーフルオロエーテル中に浸漬して不活性条件下で調製した。結晶構造の決定は、APPEX2 4K CCD面積検出器、MoKα線のFR591回転陽極、モノクロメータとしてMontelミラー及びKryoflex低温デバイス(T=100K)を備えたBruker−Nonius回折装置を使用して実施した。フルスフィアーデータ収集オメガ及びファイスキャン。使用したプログラム:データ収集Apex2 V.1.0−22(Bruker-Nonius 2004)、データ整理Saint+Version6.22(Bruker-Nonius 2001)及び吸収修正SADABS V.2.10(2003)。結晶構造解は、SHELXTLバージョン6.10(Sheldrick, Universtitat Gottingen (Germany), 2000)で実行される直接法を使用して達成し、XPプログラムを使用して可視化した。ついで、欠損した原子を差フーリエ合成から見出し、原子リストに加えた。全ての測定した強度を使用したF に対する最小二乗法による精密化を、プログラムSHELXTLバージョン6.10(Sheldrick, Universtitat Gottingen (Germany), 2000)を使用して実施した。異方性置換パラメータを含む全ての非水素原子を精密化した。
これらのデータは、新しい結晶形態がその結晶構造に溶媒を含んでおらず、よってそれが溶媒和物ではないことを裏付けている。
単結晶データからの理想的な粉末回折パターンの計算は、図1に示したものと一致していた。
よって、この形態は本質的に溶媒を含んでおらず、溶媒和を含まない。「本質的に溶媒を含まない」なる表現は、それが、溶媒の存在について関係する医薬仕様に準拠していることであることと理解される。溶媒を含まないということは、溶媒が生成物の結晶構造の一部を形成していないことが理解され、溶媒を溶媒和するということは、溶媒が生成物の結晶構造中に導入されることが理解される。
アバカビルの結晶形態Iは、およそ157℃に融解ピークを示すDSCによってまた特徴付けられる(図2参照)。
DSC分析はMettler Toledo DSC822eで記録した。1−2mgの試料を計量して、ピンホールを有する蓋部を持つ40mLのアルミニウム坩堝に入れ、窒素(50mL/分)下で、10℃/分の加熱速度で30から250℃まで加熱した。データ収集と評価はソフトウェアSTAReを用いて行った。
上述のように、本発明のアバカビルの結晶形態Iは、a)(C−C)−アルコール、ジクロロメタン、アセトニトリル/水、及びその混合物から選択される溶媒系中の上記化合物の溶液からアバカビルを結晶化させる工程;b)先の工程において出現するアバカビル塩基の結晶形態を単離する工程;及びc)このようにして得られたアバカビルの結晶形態から溶媒を除去する工程を含む方法によって調製することができる。
好ましい実施態様では、溶媒系は(C−C)−アルコールである。(C−C)−アルコールの例は、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール、tert−ブタノール、sec−ブタノール、及びイソブタノールを含む。好ましくは、(C−C)−アルコールは、メタノール、エタノール、及びイソプロパノールから選択される。
他の好ましい実施態様では、調製プロセスは、(C−C)−アルコール中のアバカビル溶液に貧溶媒を添加することを更に含む。好ましくは、貧溶媒は、(C−C)−アルカン、例えばシクロヘキサン、ヘプタン、ペンタン及びヘキサンである。より好ましい実施態様では、n−ペンタンが(C−C)−アルコール中のアバカビル溶液に加えられる。
一般に、出発のアバカビルは、用いられる溶媒の沸点又は沸点に近い温度で溶解される。ついで、熱い溶液がゆっくりと冷却され、場合によっては貧溶媒を添加することができ、溶解したアバカビルを結晶化させ、得られた懸濁液は、撹拌しながら特定の時間、一般には一晩、その温度に維持される。得られた懸濁液は容易に撹拌される。
上清溶液からの生成物の分離は、濾過のような一般的な方法によって行うことができる。よって、固形物フィルターが直ぐに調製を容易にする。
残りの溶媒は、場合によっては真空下での、乾燥によって生成物から除去されうる。生成物はその結晶構造中に溶媒を閉塞しないので、また容易に乾燥される。
よって、本発明のアバカビルの結晶形態Iの物理的性質は調製プロセス全体を通じての操作を容易にする。更に、該プロセスは再現性があり、着実であり、よって容易に工業化できる。
アバカビルの結晶形態Iは、高収率で、99%を越える高純度で得られる。同様に、それは高い光学的純度、つまり99%以上の鏡像体過剰率(e.e.)で得られる。
あるいは、アバカビルの結晶形態Iは、転換が完了するのに必要な時間の間、20−50℃からなる温度でのアセトニトリル中へのアバカビルの分散を含む調製プロセスによって得ることができる。一般に、それは少なくとも30分分散される。好ましい実施態様では、アセトニトリル中へのアバカビルの分散は、30−40℃からなる温度で実施される。
本質的に溶媒を含まない本発明の新規結晶形態は、当該分野で知られている方法、例えば適切な溶媒中の対応する薬学的に許容可能な酸との反応により、あるいはアバカビルの塩と無機又は有機塩との間のイオン交換によって、薬学的に許容可能な塩に転換することができる。好ましくは、薬学的に許容可能な塩はヘミ硫酸塩である。
上記プロセスを実施するために最も適した条件は、当該分野の当業者によって考慮されるパラメータ、例えば出発材料の濃度、温度等に応じて変わる。これらは常套的な試験によって本明細書に記載した実施例の教唆を参酌して上記当業者によって容易に決定することができる。
本発明の医薬組成物は、溶媒を本質的に含まないアバカビルの結晶形態の治療的有効量を、適切な薬学的に許容可能な賦形剤又は担体と共に含む。本発明の化合物は、通常は、標準的な薬学的実務に従って製剤化されうる。
本発明の溶媒を本質的に含まないアバカビルの結晶形態はHIV感染の治療及び/又は予防に有用である。
明細書及び特許請求の範囲において、「含む」なる語句及び該語句の変形語は、他の技術的な特徴、添加剤、成分又は工程を排除することを意図していない。当業者にとって、本発明の他の目的、利点及び特徴は、部分的には明細書を調べることにより、部分的には本発明の実施によって推論されうる。次の実施例は例示手段として提供するもので、本発明を限定するものではない。
実施例1:メタノールを溶媒として用いたアバカビル塩基の結晶形態Iの調製
アバカビル(1.00g,約17%のジクロロメタンを含む)を還流下でメタノール(2.2mL)に溶解させた。溶液をゆっくりと−5℃まで冷却し、得られた懸濁液を、穏やかに撹拌しながらその温度に一晩保った。混合物を濾過し、40℃で減圧下(7−10mbar)で4時間乾燥させて、白色固形物(0.55g,66%収率,<5000ppmのメタノール)を得た。PXRD分析により図1に示す回折図形が得られた。
実施例2:エタノールを溶媒として用いたアバカビル塩基の結晶形態Iの調製
アバカビル(1.00g,約17%のジクロロメタンを含む)を還流下でエタノール(3.5mL)に溶解させた。溶液をゆっくりと−5℃まで冷却し、得られた懸濁液を、穏やかに撹拌しながらその温度に一晩保った。混合物を濾過し、40℃で減圧下(7−10mbar)で4時間乾燥させて、白色固形物(0.63g,76%収率,<5000ppmのエタノール)を得た。PXRD分析により図1に示す回折図形が得られた。
実施例3:イソプロパノールを溶媒として用いたアバカビル塩基の結晶形態Iの調製
アバカビル(1.00g,約17%のジクロロメタンを含む)を還流下でイソプロパノール(5.5mL)に溶解させた。溶液をゆっくりと−5℃まで冷却し、得られた懸濁液を、穏やかに撹拌しながらその温度に一晩保った。混合物を濾過し、40℃で減圧下(7−10mbar)で4時間乾燥させて、白色固形物(0.67g,81%収率,<5000ppmのイソプロパノール)を得た。PXRD分析により図1に示す回折図形が得られた。
実施例4:イソプロパノールを溶媒として用いたアバカビル塩基の結晶形態Iの再結晶化
アバカビル(6.71g)の結晶形態を還流下でイソプロパノール(30mL)に溶解させた。溶液をゆっくりと−5℃まで冷却し、得られた懸濁液を、穏やかに撹拌しながらその温度に一晩保った。混合物を濾過し、40℃で減圧下(7−10mbar)で4時間乾燥させて、白色固形物(6.05g,90%収率,<5000ppmのイソプロパノール)を得た。PXRD分析により図1に示す回折図形が得られた。
実施例5:ACN/HO中でのアバカビル塩基の結晶形態Iの調製
一般手順: アバカビル(400−500mg,約17%のジクロロメタンを含む)を、60℃で最少量のACN・水混合物(表2)に溶解させた。得られた溶液を室温(RT)まで冷却し、結晶を濾過によって集め、40℃で減圧下(5−10mbar)で4時間乾燥させた。
結晶化条件を表2にまとめる。
Figure 0005468553
上記の全実験において、アバカビル塩基の結晶形態Iが得られた。残留溶媒量はH−NMRにより定量した。得られた結晶形態は本質的に溶媒を含んでいなかった。
実施例6:貧溶媒添加での結晶化によるアバカビル塩基の結晶形態Iの調製
一般手順: アバカビル(200−500mg,約17%のジクロロメタンを含む)を、35℃で最少量の溶媒に溶解させた。ついで、結晶化が観察されるまで、n−ペンタンを溶液に加え、得られた懸濁液を室温まで冷却し、固形物を濾過し、40℃で減圧下(5−10mbar)で4時間乾燥させた。
結晶化条件を表3にまとめる。
Figure 0005468553
上記の双方の実験において、アバカビルの結晶形態Iが得られた。残留溶媒量はH−NMRにより定量した。得られた結晶形態は本質的に溶媒を含んでいなかった。
実施例7:アセトニトリル中での分散によるアバカビル塩基の結晶形態Iの調製
アバカビル(200−500mg,約17%のジクロロメタンを含む)を、35℃で11mLのアセトニトリルに分散させた。得られた懸濁液を少なくとも30分間上記温度に維持し、ついで分散液を室温まで冷却し、固形物を濾過し、40℃で減圧下(5−10mbar)で4時間乾燥させた。アバカビル塩基の結晶形態Iが得られた。溶媒量はH−NMRにより定量した。残留溶媒:0.2%。得られた結晶形態は本質的に溶媒を含んでいなかった。
比較例1:酢酸エチル中におけるアバカビルの結晶化
アバカビル(1.5g)を酢酸エチル(30mL)中で加熱して還流し、得られた溶液を0/5℃まで冷却した。得られたスラリーを濾過し、得られた固形物を、一定の重量になるまで40℃で減圧下で乾燥させた。約16%の酢酸エチルを含む白色固形物として1.2g(67%収率)のアバカビル溶媒和物が得られた。PXRD分析により図1に示すものとは異なる回折図形が得られた。溶媒量はH−NMRにより定量した。数時間後、この固形物は自然に変化して褐色ガム状物が得られた。これは、得られた化合物が固体として不安定であることを意味している。
比較例2:アセトン中のアバカビルの結晶化(国際公開第9939691号の実施例4の再現)
アバカビル(2.54g)のエタノール溶液を減圧下で蒸留によって濃縮して乾固させた。アセトン(120mL)を加え、混合物を再濃縮して約11mLの液体容積を得た。得られた懸濁液を0/5℃に冷却し、固形物を濾過し、一定の重量になるまで室温で真空下で乾燥させ、約9.4%のアセトンを含む2.40gのアバカビル溶媒和物(86%収率)を得た。PXRD分析により図1に示すものとは異なる回折図形が得られた。溶媒量はH−NMRにより定量した。

Claims (12)

  1. およそ8.0、10.0、10.2、10.6、11.9、12.4、12.7、15.0、16.1、16.6、19.5、20.2、20.6、20.7、21.9、23.0、23.9、及び25.0度2θに特徴的ピークを含む粉末X線回折図を有することを特徴とする、式(I)の本質的に溶媒及び溶媒和物を含まないアバカビルの結晶形態。
    Figure 0005468553
  2. 16.2、17.2、17.3、21.1、21.4、21.6、22.4、22.5、24.2、24.9、25.5、26.4、26.8及び27.2に特徴的ピークを更に含む、請求項に記載のアバカビルの結晶形態。
  3. 請求項1又は2に記載したアバカビルの結晶形態の調製方法において、
    a)(C−C)−アルコール、ジクロロメタン、アセトニトリル/水、及びその混合物から選択される溶媒系中の上記化合物の溶液からアバカビルを結晶化させる工程;
    b)先の工程において出現するアバカビル塩基の結晶形態を単離する工程;及び
    c)このようにして得られたアバカビルの結晶形態から溶媒を除去する工程
    を含むことを特徴とする方法。
  4. 溶媒系が、メタノール、エタノール、及びイソプロパノールからなる群から選択される(C−C)−アルコールである請求項に記載の調製方法。
  5. アバカビルの(C−C)−アルコール溶液に貧溶媒として(C−C)−アルカンを加えることを更に含む請求項3又は4に記載の調製方法。
  6. アルカンがn−ペンタンである請求項に記載の調製方法。
  7. 請求項1又は2に記載の本質的に溶媒を含まない結晶形態への出発アバカビルの転化に必要な時間の間、20−50℃からなる温度でアセトニトリル中へアバカビルを分散させることを含むことを特徴とする、請求項1又は2に記載のアバカビルの結晶形態の調製方法。
  8. アセトニトリル中へのアバカビルの分散が、30−40℃からなる温度で実施される請求項に記載の調製方法。
  9. 薬学的に許容可能な酸とのアバカビルの反応による、あるいはアバカビルの塩と有機又は無機塩との反応による、アバカビルの薬学的に許容可能な塩への転化を更に含む請求項
    からの何れか一項に記載の調製方法。
  10. 請求項1又は2に記載の本質的に溶媒を含まないアバカビルの結晶形態を、適切な量の薬学的賦形剤又は担体と共に含有する医薬組成物。
  11. HIV感染の治療及び/又は予防のための医薬の調製のための、請求項1又は2に記載の本質的に溶媒を含まないアバカビルの結晶形態の使用。
  12. HIV感染の治療及び/又は予防における使用のための、請求項1又は2に記載の本質的に溶媒を含まないアバカビルの結晶形態。
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