JP6892835B2 - 非常救出用器具及びエレベーター装置 - Google Patents

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Description

本発明は、コンペンケーブルを備えたエレベーター装置の非常救出用器具、及び、エレベーター装置に関する。
主ロープの一端に乗りかご、他端に釣合おもりを吊持し、巻上機により主ロープを摩擦駆動して乗りかご及び釣合おもりを昇降する、いわゆるロープ式エレベーターが導入されている。このようなロープ式エレベーターでは、非常停止した乗りかごから乗客を救出する場合、一般に乗りかご側質量と釣合おもり側質量との不平衡質量を利用して、ブレーキを開放することで乗りかごを救出可能な位置に移動させ、乗客を救出する。しかし、非常停止時、乗りかご側質量と釣合おもり側質量が平衡状態であるとき、ブレーキを開放しても乗りかごは移動しない。
そこで、特許文献1では、乗りかごの下部と釣合おもりの下部との間に結合されるコンペンチェーンを備えたエレベーター装置において、非常停止時に、コンペンチェーンに錘を吊り下げることで乗りかごを移動させ、乗客を救出する方法が開示されている。
また、特許文献2では、コンペンチェーンのうち、複数のチェーンを取り外し可能な連結金具で連結してコンペンチェーンを構成し、乗りかごと釣合おもりが平衡状態であるとき連結金具を分離して不均衡を生み出す構成が開示されている。
特開2000−169055号公報 特開2007−210707号公報
ところで、乗りかごの昇降によって巻上機にかかるロープ重量のアンバランスを補正するコンペンセーション装置として、折り曲げ部における曲率半径を大きくすることを目的とし、索状体のコンペンケーブルが取り付けられたエレベーター装置がある。
このようなコンペンケーブルの場合、特許文献1に記載されたように、コンペンケーブルに容易に錘を掛けたり、特許文献2に記載されたように、取り外し可能な連結金具を簡便に設けたりすることができない。したがって、非常停止した乗りかごから乗客を救出するために、乗りかご側質量と釣合おもり側質量とを不均衡とすることが困難であるという問題があった。例えば、コンペンケーブルに錘を掛ける場合、コンペンケーブルの樹脂被覆を除去し、係止部を設けて錘を掛けることになり、救出作業後は、コンペンケーブルの取り替え作業が必要になる。
そこで、本発明は、コンペンケーブルを備えたエレベーター装置において、簡易な構造で乗りかご側質量と釣合おもり側質量とを不均衡とすることのできる非常救出用器具、及び、その非常救出用器具を用いたエレベーター装置を提供する。
上記課題を解決し、本発明の目的を達成するため、本発明の非常救出用器具は、一端が乗りかご、他端が釣合おもりに連結され、中間部が昇降路内で折り返されるコンペンケーブルを挟んで互いに対向する位置に配置され、コンペンケーブルに着脱可能に取り付けられる第1ブラケット及び第2ブラケットを有する。また、コンペンケーブルを挟んだ状態で第1ブラケット及び第2ブラケットを締結する締結体と、第1ブラケット及び、又は第2ブラケットに設けられ、おもりを係止可能な係止部と、を有する。そして、第1ブラケット及び第2ブラケットは、それぞれ、中間部に、コンペンケーブルの延在方向に垂直な方向における断面が三角形状である凹部を有する同一形状の部材で構成されており、第1ブラケット及び第2ブラケットは、それぞれの凹部にコンペンケーブルが圧接するようにコンペンケーブルに軸対称に取り付けられ、係止部は、コンペンケーブルに対して軸対称に設けられています。
また、本発明のエレベーター装置は、上記非常救出用器具が着脱可能に取り付けられる。
本発明によれば、簡易な構造で乗りかご側質量と釣合おもり側質量とを不均衡とすることができる。
本発明の第1の実施形態に係るエレベーター装置の全体構成図である。 本発明の第1の実施形態に係る非常救出用器具を上面から見たときの概略構成図である。 本発明の第1の実施形態に係る非常救出用器具を側面から見たときの概略構成図である。 非常救出用器具をコンペンケーブルに装着した状態を示す概略斜視図である。 非常救出用器具におもりを取り付ける際に用いるS字フックの構成図である。 本発明の第2の実施形態に係る非常救出用器具を上面から見たときの概略構成図である。 本発明の第2の実施形態に係る非常救出用器具を側面から見たときの概略構成図である。 本発明の第3の実施形態に係る非常救出用器具を上面から見たときの概略構成図である。
以下、本発明の実施形態に係る非常救出用器具及び非常救出用器具を用いるエレベーター装置の一例を、図面を参照しながら説明する。本発明の実施形態は以下の順で説明する。なお、本発明は以下の例に限定されるものではない。
1.第1の実施形態
1−1.エレベーター装置の構成
1−2.非常救出用器具の構成
1−3.非常時における乗客の救出方法
2.第2の実施形態
3.第3の実施形態
1.第1の実施形態
1−1.エレベーター装置の構成
まず、第1の実施形態に係るエレベーター装置100の構成について説明する。図1は、本実施形態のエレベーター装置100の全体構成図である。
本実施形態のエレベーター装置100は、建物構造物内に形成された昇降路6内に巻上機4を有し、昇降路6上部に機械室が設けられていない、いわゆる機械室レスエレベーターである。図1に示すように、本実施形態のエレベーター装置100は、乗りかご1と、釣合おもり2と、主ロープ3と、巻上機4と、コンペンケーブル5とを備えている。
[乗りかご]
乗りかご1は、人や荷物を載せるためのものであり、主ロープ3に支持されると共に、昇降路6に立設される一対のかご側ガイドレール(図示を省略する)に案内され、昇降路6内を上下方向に移動する。また、乗りかご1の側面には、乗り場ドアに対応する位置にかごドア(図示を省略する)が設けられており、各階に停止した際に、かごドア及び乗り場ドアが開くことで、乗りかご1への人や荷物の乗り降りが行われる。
[釣合おもり]
釣合おもり2は、乗りかご1との釣り合いをとるために設けられているものであり、主ロープ3に支持された状態で昇降路6内に収容されている。釣合おもり2の上部には、おもり側プーリ11が設けられており、主ロープ3はおもり側プーリ11に巻き掛けられることによって釣合おもり2を支持している。そして、釣合おもり2は、昇降路6に立設される一対のおもり側ガイドレール(図示を省略する)に案内され、昇降路6内を上下方向に移動する。
[主ロープ]
主ロープ3は、一端が昇降路6上部に固定具7により固定され、その中間部が乗りかご1のかご下プーリ8、頂上プーリ9、下部プーリ10、巻上機4のシーブ4a、及び、釣合おもり2の上部に設けられたおもり側プーリ11に順に巻き掛けられている。そして、主ロープ3の他端が昇降路6上部に固定部12により固定されている。また、エレベーターの機器配置によっては、頂上プーリ9、下部プーリ10がなく、かご下プーリ8から巻上機4のシーブ4aに直接巻き掛けられる場合であってもよい。
[巻上機]
巻上機4は、昇降路6の上部に配置され、シーブ4aを介して主ロープ3を摩擦駆動することにより、乗りかご1及び釣合おもり2を昇降させる。なお、本実施形態では、巻上機4は昇降路6上部に配置する例としているが、下部に配置する例であってもよい。
[コンペンケーブル]
コンペンケーブル5は、コンペンセーション装置を構成するものであり、一端が乗りかご1下部、他端が釣合おもり2下部に連結され、中間部が昇降路6内で折り返されて配置されている。このコンペンケーブル5により、乗りかご1の昇降によって巻上機4にかかる主ロープ3の重量のアンバランスが補正される。
そして、本実施形態のエレベーター装置100では、非常停止した乗りかご1から乗客を救出する際に、乗りかご1側質量と釣合おもり2側質量とを不均衡とするためにコンペンケーブル5の中間部に非常救出用器具20が着脱可能に取り付けられる。
1−2.非常救出用器具
図2は、本実施形態に係る非常救出用器具20を上面から見たときの概略構成図である。また、図3は、本実施形態に係る非常救出用器具20を側面から見たときの概略構成図である。
図2に示すように、非常救出用器具20は、第1ブラケット21aと、第2ブラケット21bと、第1ブラケット21a及び第2ブラケット21bを互いに締結する締結体22と、後述するおもりを係止する係止部23a、23bとを備える。第1ブラケット21a及び第2ブラケット21bは、コンペンケーブル5を狭持するようにコンペンケーブル5に固定される部材である。
第1ブラケット21aは、所定の厚さ寸法を有する板状の鋼材で構成されており、狭持部21a1と、折り曲げ部21a2とを有する。
狭持部21a1は、第1ブラケット21aを構成する板状部材の一端部側で構成され、その中間部に山形の屈曲部24を有する。屈曲部24は、一方の面に断面が三角形状である凹面24a(本発明の凹部に相当)を有している。また、狭持部21a1の屈曲部24を挟む両側には後述する固定ボルト22aが挿通されるボルト穴(図示を省略する)が設けられている。ここで、屈曲部24の「断面」とは、第1ブラケット21aをコンペンケーブル5に取り付けた際における、コンペンケーブル5の延在方向に垂直な方向における面を指すものとする。
一方、折り曲げ部21a2は、第1ブラケット21aを構成する板状部材の他端部側で構成され、板状部材の他端部を、屈曲部24の凹面24aが形成される面側とは反対側に折り曲げることによって形成されている。本実施形態では、折り曲げ部21a2は、板状部材を、例えば90度折り曲げることによって形成されている。また、折り曲げ部21a2には係止部23aとなる孔23a1が設けられている。
このように、第1ブラケット21aを構成する狭持部21a1及び折り曲げ部21a2は1枚の板状部材を曲げ加工することによって形成されており、互いに一体に形成されている。
このような形状を有する第1ブラケット21aは、屈曲部24の凹面24aにコンペンケーブル5が当接するように、コンペンケーブル5の側面部の一方側に配置される。
第2ブラケット21bは、第1ブラケット21aと同様の形状で構成されており、第1ブラケット21aと同様、断面が三角形状である凹面25aを有する屈曲部25が設けられた狭持部21b1と、折り曲げ部21b2とを有する。さらに、折り曲げ部21b2には、係止部23bとなる孔23b1が設けられている。
第2ブラケット21bにおける狭持部21b1、屈曲部25、及び折り曲げ部21b2の構成は、第1ブラケット21aにおける狭持部21a1、屈曲部24、及び折り曲げ部21a2とそれぞれ同様であるので重複説明を省略する。
第2ブラケット21bは、屈曲部25の凹面25aにコンペンケーブル5が当接するように、コンペンケーブル5の側面部の他方側に配置される。また、第2ブラケット21bは、その係止部23bがコンペンケーブル5に対して、第1ブラケット21aの係止部23aと点対称な位置に来るように配置される。
締結体22は、コンペンケーブル5を狭持して配置された第1ブラケット21a及び第2ブラケット21bのボルト穴を挿通する固定ボルト22aと、固定ボルト22aの先端に装着される固定ナット22b及びワッシャと22cで構成されている。本実施形態では、それぞれの屈曲部24、25挟む両側において、締結体22で第1ブラケット21a及び第2ブラケット21bが固定される。
1−3.非常時における乗客の救出方法
次に、エレベーター装置100の非常停止時に、乗客を乗りかご1から救出する方法について説明する。図4は、非常救出用器具20をコンペンケーブル5に装着した状態を示す概略斜視図であり、図5は、非常救出用器具20におもり60を取り付ける際に用いるS字フック50の構成図である。
エレベーター装置100が非常停止した際、乗りかご1側質量と、釣合おもり2側質量が平衡状態のとき、乗客を乗りかご1から救出するため、乗りかご1側質量と釣合おもり2側質量を不均衡とするため、非常救出用器具20をコンペンケーブル5に取り付ける。本実施形態では、乗りかご1を下の階に移動させるため、非常救出用器具20は、乗りかご1の下側であって、コンペンケーブル5の折り曲がり部分よりも乗りかご1側に取り付ける例とする。
この場合、まず、第1ブラケット21aを、その屈曲部24の凹面24aにコンペンケーブル5が当接するようにコンペンケーブル5の一方側に配置する。次に、第1ブラケット21aに対向させるように、第2ブラケット21bをその屈曲部25の凹面25aにコンペンケーブル5が当接するようにコンペンケーブル5の他方側に配置する。すなわち、非常救出用器具20の第1ブラケット21a及び第2ブラケット21bを対向させてコンペンケーブル5を挟み込む。
この状態で、固定ボルト22aを第1ブラケット21aの背面側から差し込んで、第1ブラケット21a及び第2ブラケット21bに挿通し、次いで固定ボルト22aの先端にワッシャ22cを装着して固定ナット22bを螺合する。固定ナット22bを強く締め付けることで、非常救出用器具20をコンペンケーブル5に強固に取り付ける。なお、本実施形態における第1ブラケット21aの屈曲部24と第2ブラケット21bの屈曲部25は、コンペンケーブル5を狭持したときに、凹面24a及び凹面25aがコンペンケーブル5の周囲を圧接することができる形状に形成されている。これにより、非常救出用器具20をコンペンケーブル5に強固に固定することができる。
そして、非常救出用器具20をコンペンケーブル5に取り付けた後、図5に示すS字フック50を、第1ブラケット21a及び第2ブラケット21bのそれぞれの係止部23a、23bに掛け、S字フック50に所望の重量のおもり60を掛ける。この場合、係止部23a、23bのそれぞれに、同じ重量のおもりを吊り下げるのが好ましい。また、吊り下げるおもり60には、図4に示すように、S字フック50に引っ掛けることができる索状体60aを取り付けておくことで、容易にS字フック50におもり60を掛けることができる。
このような手順で、非常救出用器具20及びおもり60を、必要に応じて、コンペンケーブル5の複数箇所に取り付けていく。乗りかご1側質量と釣合おもり2側質量を不均衡とし、乗りかご1を動かすためには、ある程度の数のおもりをコンペンケーブル5に取り付ける必要がある。一方、一つの非常救出用器具20に必要な全てのおもり60を取り付けると、非常救出用器具20の締め付けや、おもり60の負荷によりコンペンケーブル5の所定箇所に負荷が過大に掛かり、コンペンケーブル5が破損する恐れがある。したがって、非常救出用器具20及びおもり60を分散してコンペンケーブル5に取り付けることにより、コンペンケーブル5の破損を防ぐ。
このようにして、乗りかご1側質量と釣合おもり2側質量とを不均衡状態とした後、ブレーキを開放し、乗りかご1を低速で所定の乗り場位置まで移動させ、乗客を乗りかご1から救出する。
本実施形態によれば、コンペンケーブル5を備えたエレベーター装置100において、簡易な構造の非常救出用器具20により、乗りかご1側質量と釣合おもり2側質量を不均衡とすることができる。また、本実施形態では、おもり60を掛けるためのコンペンケーブル5の樹脂被覆を除去し係止部を設けるというような特別な加工を要することなく、コンペンケーブル5に必要な重量のおもり60を掛けることができる。これにより、本実施形態の非常救出用器具20を用いることにより、非常救出時における作業性の向上を図り、かつ、作業コストを抑えることができる。
そして、本実施形態によれば、簡易な構造の非常救出用器具20により乗りかご1側質量と釣合おもり2側質量とを不均衡とすることができるため、非常停止時に、迅速に乗客を救出することができる。
また、非常救出用器具20及びおもり60をコンペンケーブル5の複数箇所に取り付けることにより、コンペンケーブル5の所定箇所に負荷が過大に掛かるのを防ぐことができるため、コンペンケーブル5の破損を防ぐことができる。
さらに、本実施形態では、非常救出用器具20の係止部23a、23bに、索状体60aやS字フック50を介しておもり60を掛ける。これにより、例えば、ブレーキ開放の際に、非常救出用器具20の装着位置が、昇降路6の下部に徐々に近づき、コンペンケーブル5の折り曲げ部となって、非常救出用器具20が傾斜しても、おもり60は索状体60aやS字フック50を介して回動する。このため、おもり60は、S字フック50を介してそれぞれの係止部23a、23bに鉛直に掛けられた状態を維持することができ、おもり60を安定した状態で係止部23a、23bに係止することができる。
本実施形態の非常救出用器具20は、第1ブラケット21aと第2ブラケット21bの形状が同じであるため、生産コストの削減を図ることができる。また、本実施形態の非常救出用器具20は、おもり60を掛ける位置が、コンペンケーブル5の中心に対して対称な位置にあるため、コンペンケーブル5に対してバランスの良い位置におもり60を掛けることができる。
また、本実施形態の非常救出用器具20は、第1ブラケット21a及び第2ブラケット21bのそれぞれの屈曲部24、25の凹面24a、25aが三角形状である。このため、エレベーター装置100によってコンペンケーブル5の太さが多少違っていても凹面24a、25aをコンペンケーブル5の周囲に圧接させることができ、締結体22の締め付け具合によって非常救出用器具20をコンペンケーブル5に強固に取り付けることができる。
なお、本実施形態の非常救出用器具20は、第1ブラケット21a及び第2ブラケット21bのそれぞれの屈曲部24、25の凹面24a、25aを三角形状に構成したがこれに限られるものではない。コンペンケーブル5の周囲を狭持して固定できる形状であればよく、コンペンケーブル5の形状に合わせ、半円状、半楕円状、四角形状、その他の形状であってもよい。
2.第2の実施形態
次に、本発明の第2の実施形態に係る非常救出器具について説明する。図6は、本実施形態の非常救出用器具30を上面から見たときの概略構成図である。また、図7は、本実施形態の非常救出用器具30を側面から見たときの概略構成図である。図6及び図7において、図2、図3に対応する部分には同一符号を付し、重複説明を省略する。
非常救出用器具30は、第1ブラケット31aと、第2ブラケット31bと、第1ブラケット31a及び第2ブラケット31bを互いに締結する締結体32と、おもり60(図4参照)を係止する係止部33a、33bとを備える。第1ブラケット31a及び第2ブラケット31bは、コンペンケーブル5を狭持するようにコンペンケーブル5に固定される部材である。
第1ブラケット31aは、所定の厚さ寸法を有する板状の鋼材で構成されており、狭持部31a1と、第1折り曲げ部31a2と、第2折り曲げ部31a3とを有する。
狭持部31a1は、第1ブラケット31aを構成する板状部材の中間部で構成され、山形の屈曲部34を有する。屈曲部34は、一方の面に断面が三角形状である凹面34aを有している。また、狭持部31a1の屈曲部34を挟む両側には締結体32を構成する固定ボルト32aを挿通するボルト穴(図示を省略する)が設けられている。
第1折り曲げ部31a2は、第1ブラケット31aを構成する板状部材の一端部側で構成され、板状部材の一端部を、屈曲部34の凹面34aが形成される面側とは反対側に折り曲げることによって形成されている。本実施形態では、第1折り曲げ部31a2は、板状部材を、例えば90度折り曲げることによって形成されている。また、第1折り曲げ部31a2には係止部33aとなる孔33a1が設けられている。
第2折り曲げ部31a3は、第1ブラケット31aを構成する板状部材の他端部側で構成され、板状部材の他端部を、屈曲部35の凹面35aが形成される面側とは反対側に折り曲げることによって形成されている。本実施形態では、第2折り曲げ部31a3は、板状部材を、例えば90度折り曲げることによって形成されている。また、第2折り曲げ部31a3には、係止部33bとなる孔33b1が設けられている。
このように、第1ブラケット31aを構成する狭持部31a1、第1折り曲げ部31a2、第2折り曲げ部31a2は1枚の板状部材を曲げ加工することによって形成されており、一体に形成されている。
このような形状を有する第1ブラケット31aは、屈曲部34の凹面34aにコンペンケーブル5が当接するように、コンペンケーブル5の一方側に配置される。
第2ブラケット31bは、少なくとも、第1ブラケット31aの中間部に設けられた締結体32が設けられる位置に形成された2つのボルト穴の間隔よりも長い板状部材で構成されており、中間部に、屈曲部35を有する。屈曲部35は、一方の面に断面が三角形状である凹面35aを有している。また、第2ブラケット31bの屈曲部35を挟む両側には、第1ブラケット31aに設けられたボルト穴に対応する位置に締結体32を構成する固定ボルト32aを挿通するボルト穴(図示を省略する)が設けられている。
第2ブラケット31bは、屈曲部35の凹面35aにコンペンケーブル5が当接するように、コンペンケーブル5の他方側に配置される。
締結体32は、第1ブラケット31a及び第2ブラケット31bのボルト穴を挿通する固定ボルト32aと、固定ボルト32aの先端に装着される固定ナット32b及びワッシャ32cとで構成されている。本実施形態では、それぞれの屈曲部34、35を挟む両側において、締結体32で第1ブラケット31a及び第2ブラケット31bが固定される。
本実施形態の非常救出用器具30も、第1の実施形態における非常救出用器具20と同様にしてコンペンケーブル5に取り付けることができ、S字フック50を介してそれぞれの係止部33a、33bに所望の重量のおもり60を掛けることができる。そして、本実施形態の非常救出用器具30においても、第1の実施形態と同様の効果を奏する。
3.第3の実施形態
次に、本発明の第3の実施形態に係る非常救出器具について説明する。図8は、本実施形態の非常救出用器具40を上面から見たときの概略構成図である。図8において、図2に対応する部分には同一符号を付し、重複説明を省略する。
本実施形態に係る非常救出用器具40は、図8に示すように、第1ブラケット41aと、第2ブラケット41bと、第1ブラケット41a及び第2ブラケット41bを互いに締結する締結体42と、おもり60(図4参照)を係止する係止部43a、43bとを備える。第1ブラケット41a及び第2ブラケット41bは、コンペンケーブル5を狭持するようにコンペンケーブル5に固定される部材である。
第1ブラケット41aは、所定の厚さ寸法を有する矩形の鋼材で構成されており、中間部に、断面が三角形状の凹部44を有する。凹部44は、コンペンケーブル5に取り付ける際に、コンペンケーブル5に当接する溝部であり、第1の実施形態における第1ブラケット21aの凹面24aと同様、第1ブラケット41aのコンペンケーブル5と対向する面側から反対側の面、すなわち、厚さ方向に掛けて開口幅が狭くなるようなテーパー形状に形成されている。また、第1ブラケット41aの凹部44を挟む両側には締結体42を構成する固定ボルト42aを挿通するボルト穴(図示を省略する)が設けられている。さらに、第1ブラケット41aの両端部には、後述する係止部43a、43bとなる引っ掛けボルト43a1、43b1が取り付けられるボルト穴(図示を省略する)が設けられている。
第2ブラケット41bは、少なくとも、第1ブラケット41aの中間部に設けられた締結体42を構成する固定ボルト42aが挿通される2つのボルト穴の間隔よりも長い矩形の剛材で構成されており、中間部に、断面が三角形状の凹部45を有する。凹部45は、コンペンケーブル5に取り付ける際に、コンペンケーブル5に当接する溝部であり、第1ブラケット41aに設けられた凹部45と同様の形状に形成されている。また、第2ブラケット41bの凹部45を挟む両側には、第1ブラケット41aに設けられたボルト穴に対応する位置に、締結体42を構成する固定ボルト42aを挿通するボルト穴(図示を省略する)が設けられている。
締結体42は、第1ブラケット41a及び第2ブラケット41bのボルト穴を挿通する固定ボルト42aと、固定ボルト42aの先端に装着される固定ナット42b及びワッシャ42cとで構成されている。本実施形態では、それぞれの凹部44、45を挟む両側において、締結体42によって第1ブラケット41a及び第2ブラケット41bが固定される。
係止部43a、43bは、第1ブラケット41aの両端部に設けられたそれぞれのボルト穴に螺合可能に構成された引っ掛けボルト43a1、43b1によって構成されている。係止部43aでは、第1ブラケット41aの両端部に設けられたそれぞれのボルト穴に、それぞれの引っ掛けボルト43a1、43b1が、おもり60を掛けることができる程度に突出した状態で螺合されている。また、係止部43aを構成する2つの引っ掛けボルト43a1、43b1は、第1ブラケット41a及び第2ブラケット41bをコンペンケーブル5に取り付けた際に、コンペンケーブル5を挟んでほぼ一直線上に配置されている。
本実施形態においても、非常救出用器具40を、第1の実施形態における非常救出用器具20と同様にしてコンペンケーブル5に取り付けることができる。また、本実施形態では、係止部43a、43aにおいて、それぞれの引っ掛けボルト43a1、54b1の突出部分におもり60の索状体60aを引っ掛けることによって、非常救出用器具40におもり60を掛けることができる。
本実施形態では、係止部43a、43bを構成する2つの引っ掛けボルト43a1、43b1がコンペンケーブル5を挟んでほぼ一直線上に配置されているので、コンペンケーブル5に対してバランス良くおもりからの負荷を与えることができる。
なお、本実施形態のように、突出する係止部43a、43bにおもり60を掛ける場合には、おもり60に取り付けた索状体60aを係止部43a、43bに直接引っ掛けてもよく、また、図5に示すようなS字フック50を介して引っ掛けてもよい。
本実施形態の非常救出用器具40においても第1及び第2の実施形態と同様の効果を奏する。
ここで、第1〜第3の実施形態について、おもりは60、それぞれの非常救出用器具の左右端部に1個ずつぶら下げてコンペンケーブル5に負荷を掛けているが、これに限られるものではない。例えば、非常救出用器具において、それぞれの第1ブラケット又は第2ブラケットの中間付近に引っ掛けボルトや、孔を設けてS字フックを掛けることで、それぞれの非常救出用器具左右にそれぞれ2個以上のおもり60を掛けることができる。これにより、コンペンケーブル5に取り付ける非常救出用器具の個数や作業時間を削減することができ、コストの低減を図ることができる。
以上、第1〜第3の実施形態では、機械室レスエレベーター装置を例に説明したが、昇降路6上部に機械室を有するエレベーター装置についても本発明を適用することができる。
また、上述した実施形態は、本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。例えば、上述した実施形態の構成の一部を他の構成に置き換えることが可能であり、また、上述した実施形態の構成について他の構成を加えることも可能である。また、実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
1・・・乗りかご、2・・・釣合おもり、3・・・主ロープ、4・・・巻上機、5・・・コンペンケーブル、6・・・昇降路、20・・・非常救出用器具、21a・・・第1ブラケット、21a1・・・狭持部、21b・・・第2ブラケット、21b1・・・狭持部、22・・・締結体、23a・・・係止部、23b・・・係止部、24・・・屈曲部、25・・・屈曲部、30、40・・・非常救出用器具、50・・・S字フック、60・・・おもり、100・・・エレベーター装置

Claims (5)

  1. 一端が乗りかご、他端が釣合おもりに連結され、中間部が昇降路内で折り返されるコンペンケーブルを挟んで互いに対向する位置に配置され、前記コンペンケーブルに着脱可能に取り付けられる第1ブラケット及び第2ブラケットと、
    前記コンペンケーブルを挟んだ状態で前記第1ブラケット及び前記第2ブラケットを締結する締結体と、
    前記第1ブラケット及び第2ブラケットに設けられ、おもりを係止可能な係止部と、を有し、
    前記第1ブラケット及び前記第2ブラケットは、それぞれ、中間部に、前記コンペンケーブルの延在方向に垂直な方向における断面が三角形状である凹部を有する同一形状の部材で構成されており、
    前記第1ブラケット及び前記第2ブラケットは、それぞれの凹部にコンペンケーブルが圧接するように前記コンペンケーブルに軸対称に取り付けられ、
    前記係止部は、前記コンペンケーブルに対して軸対称に設けられている
    非常救出用器具。
  2. 前記おもりは、前記係止部にS字フックを介して係止される
    請求項1に記載の非常救出用器具。
  3. 前記係止部は、少なくとも2つ以上設けられている
    請求項1に記載の非常救出用器具。
  4. 乗りかごと、
    釣合おもりと、
    一端が前記乗りかご、他端が前記釣合おもりに連結され、中間部が昇降路内で折り返されるコンペンケーブルと、
    前記コンペンケーブルに着脱可能に取り付けられる非常救出用器具とを備え、
    前記非常救出用器具は、
    前記コンペンケーブルを挟んで互いに対向する位置に配置される第1ブラケット及び第2ブラケットと、
    前記コンペンケーブルを挟んだ状態で前記第1ブラケット及び前記第2ブラケットを締結する締結体と、
    前記第1ブラケット及び第2ブラケットに設けられ、おもりを係止可能な係止部と、を有し、
    前記第1ブラケット及び前記第2ブラケットは、それぞれ、中間部に、前記コンペンケーブルの延在方向に垂直な方向における断面が三角形状である凹部を有する同一形状の部材で構成されており、
    前記第1ブラケット及び前記第2ブラケットは、それぞれの凹部にコンペンケーブルが圧接するように前記コンペンケーブルに軸対称に取り付けられ、
    前記係止部は、前記コンペンケーブルに対して軸対称に設けられている
    エレベーター装置。
  5. 前記非常救出用器具は、前記コンペンケーブルに複数個取り付けられている
    請求項4に記載のエレベーター装置。
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