JP6892465B2 - 燃料電池 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料電池に関する。
一般的に、固体高分子型燃料電池は、高分子イオン交換膜からなる固体高分子電解質膜を採用している。燃料電池は、固体高分子電解質膜の一方の面にアノード電極が、前記固体高分子電解質膜の他方の面にカソード電極が、それぞれ配設された電解質膜・電極構造体(MEA)を備える。電解質膜・電極構造体は、セパレータ(バイポーラ板)によって挟持されることにより、発電セル(単位燃料電池)が構成されている。発電セルは、所定の数だけ積層されることにより、例えば、車載用燃料電池スタックとして使用されている。
発電セルでは、MEAと一方のセパレータとの間に、一方の反応ガス流路として燃料ガス流路が形成され、MEAと他方のセパレータとの間に、他方の反応ガス流路として酸化剤ガス流路が形成されている。また、発電セルでは、複数の反応ガス連通孔が積層方向に沿って形成されている。
発電セルでは、セパレータとして金属セパレータが使用される場合がある。例えば、特許文献1では、金属セパレータにシール部としてプレス成形により凸形状のビードシールを形成することが開示されている。ビードシールは、反応ガス連通孔等を囲む連通孔ビード部と、連通孔ビード部とともに反応ガス流路を囲む外側ビード部とを有する。
米国特許第8371587号明細書
本発明は上記の従来技術に関連してなされたものであり、ビードシールに均一な押圧荷重を付与することが可能な燃料電池を提供することを目的とする。
本発明の態様は、電解質膜・電極構造体と、前記電解質膜・電極構造体に積層された燃料電池用金属セパレータとを備えた燃料電池であって、前記電解質膜・電極構造体の外周部には樹脂枠部材が接合され、前記燃料電池用金属セパレータは、反応面側である一方面に燃料ガス又は酸化剤ガスである反応ガスを流すための反応ガス流路が形成され、前記反応ガス流路又は冷却媒体流路に連通する連通孔がセパレータ厚さ方向に貫通形成され、一方面側に突出して前記反応ガス又は冷却媒体である流体の漏れを防止するためのビードシールが形成され、前記ビードシールは、前記樹脂枠部材に当接して前記連通孔を囲む連通孔ビード部と、前記樹脂枠部材に当接して前記反応ガス流路を囲む外側ビード部とを有し、前記電解質膜・電極構造体及び前記樹脂枠部材に重ねられて積層方向の締付荷重が付与されるものであり、前記連通孔ビード部と前記外側ビード部とが並んで延在する2重シール部において、前記連通孔ビード部と前記外側ビード部の間に、前記一方面側から突出する凸部が一体に形成され、前記燃料電池用金属セパレータの前記一方面とは反対の面側では、前記凸部の裏側形状を構成する凹部が設けられており、前記締付荷重による前記ビードシールの圧縮後において、前記凸部の頂部と前記樹脂枠部材との間に隙間が設けられるように前記凸部の高さは前記ビードシールの高さよりも低い、燃料電池である。
本発明によれば、連通孔ビード部と外側ビード部との間に設けられた凸部により、ビードシールの根元が平面方向に変位しようとする動きを吸収するため、締付荷重付与時のビードシールの回転モーメントの発生が抑制される。これにより、ビードシールに均一な押圧荷重(シール圧)を付与することが可能となり、所望のシール性を得ることができる。
本発明の実施形態に係る燃料電池スタックの斜視図である。 発電セルの分解斜視図である。 第1金属セパレータ側から見た接合セパレータの構成説明図である。 第2金属セパレータ側から見た接合セパレータの構成説明図である。 図3におけるV−V線に相当する箇所での燃料電池スタックの断面図である。 図6Aは、他の態様に係る凸部の断面図である。図6Bは、さらに他の態様に係る凸部の断面図である。 比較例に係る金属セパレータを備えた燃料電池スタックの断面図である。
図1に示すように、本発明の実施形態に係る燃料電池スタック10は、複数の発電セル12が水平方向(矢印A方向)又は重力方向(矢印C方向)に積層された積層体14を備える。燃料電池スタック10は、例えば、図示しない燃料電池電気自動車等の燃料電池車両に搭載される。
積層体14の積層方向(矢印A方向)一端には、ターミナルプレート(電力取出プレート)16a、インシュレータ18a及びエンドプレート20aが外方に向かって、順次、配設される。積層体14の積層方向他端には、ターミナルプレート16b、インシュレータ18b及びエンドプレート20bが外方に向かって、順次、配設される。一方のインシュレータ18aは、積層体14と一方のエンドプレート20aとの間に配置されている。他方のインシュレータ18bは、積層体14と他方のエンドプレート20bとの間に配置されている。インシュレータ18a、18bは、絶縁性材料、例えば、ポリカーボネート(PC)やフェノール樹脂等で形成される。
エンドプレート20a、20bは、横長(縦長でもよい)の長方形状を有するとともに、各辺間には、連結バー24が配置される。各連結バー24は、両端がエンドプレート20a、20bの内面に固定されており、複数の積層された発電セル12に積層方向(矢印A方向)の締め付け荷重を付与する。なお、燃料電池スタック10は、エンドプレート20a、20bを端板とする筐体を備え、当該筐体内に積層体14を収容するように構成してもよい。
発電セル12は、図2に示すように、樹脂枠付きMEA28が、第1金属セパレータ30及び第2金属セパレータ32により挟持される。第1金属セパレータ30及び第2金属セパレータ32は、例えば、鋼板、ステンレス鋼板、アルミニウム板、めっき処理鋼板、あるいはその金属表面に防食用の表面処理を施した金属薄板の断面を波形にプレス成形して構成される。
樹脂枠付きMEA28は、電解質膜・電極構造体28a(以下、「MEA28a」という)と、MEA28aの外周部に接合されるとともに該外周部を周回する樹脂枠部材46とを備える。MEA28aは、電解質膜40と、電解質膜40の一方の面に設けられたアノード電極(第1電極)42と、電解質膜40の他方の面に設けられたカソード電極(第2電極)44とを有する。
電解質膜40は、例えば、固体高分子電解質膜(陽イオン交換膜)である。固体高分子電解質膜は、例えば、水分を含んだパーフルオロスルホン酸の薄膜である。電解質膜40は、アノード電極42及びカソード電極44に挟持される。電解質膜40は、フッ素系電解質の他、HC(炭化水素)系電解質を使用することができる。
詳細は図示しないが、アノード電極42は、電解質膜40の一方の面に接合される第1電極触媒層と、当該第1電極触媒層に積層される第1ガス拡散層とを有する。カソード電極44は、電解質膜40の他方の面に接合される第2電極触媒層と、当該第2電極触媒層に積層される第2ガス拡散層とを有する。
発電セル12の長辺方向である矢印B方向(図2中、水平方向)の一端縁部には、積層方向に延在して、酸化剤ガス供給連通孔34a、複数の冷却媒体排出連通孔36b及び複数(例えば、本実施形態のように2個)の燃料ガス排出連通孔38b(反応ガス排出連通孔)が設けられる。酸化剤ガス供給連通孔34a、複数の冷却媒体排出連通孔36b及び複数の燃料ガス排出連通孔38bは、それぞれ、積層体14、インシュレータ18a及びエンドプレート20aを積層方向に貫通している(ターミナルプレート16aを貫通してもよい)。これらの連通孔は上下方向(長方形状の発電セル12の短辺に沿った方向)に配列して設けられる。燃料ガス排出連通孔38bは、一方の反応ガスである燃料ガス、例えば、水素含有ガスを排出する。酸化剤ガス供給連通孔34aは、他方の反応ガスである酸化剤ガス、例えば、酸素含有ガスを供給する。冷却媒体排出連通孔36bは、冷却媒体を排出する。
酸化剤ガス供給連通孔34aは、上下方向に離間して配置された2つの冷却媒体排出連通孔36bの間に配置されている。複数の燃料ガス排出連通孔38bは、上側燃料ガス排出連通孔38b1と、下側燃料ガス排出連通孔38b2とを有する。上側燃料ガス排出連通孔38b1は、上側の冷却媒体排出連通孔36bの上方に配置されている。下側燃料ガス排出連通孔38b2は、下側の冷却媒体排出連通孔36bの下方に配置されている。
発電セル12の矢印B方向の他端縁部には、積層方向に互いに連通して、燃料ガス供給連通孔38a、複数の冷却媒体供給連通孔36a及び複数(例えば、本実施形態のように2個)の酸化剤ガス排出連通孔34b(反応ガス排出連通孔)が設けられる。燃料ガス供給連通孔38a、複数の冷却媒体供給連通孔36a及び複数の酸化剤ガス排出連通孔34bは、それぞれ、積層体14、インシュレータ18a及びエンドプレート20aを積層方向に貫通している(ターミナルプレート16aを貫通してもよい)。これらの連通孔は上下方向(長方形状の発電セル12の短辺に沿った方向)に配列して設けられる。
燃料ガス供給連通孔38aは、燃料ガスを供給する。冷却媒体供給連通孔36aは、冷却媒体を供給する。酸化剤ガス排出連通孔34bは、酸化剤ガスを排出する。酸化剤ガス供給連通孔34a、複数の酸化剤ガス排出連通孔34b、燃料ガス供給連通孔38a及び複数の燃料ガス排出連通孔38bの配置は、本実施形態に限定されるものではない。要求される仕様に応じて、適宜設定すればよい。
燃料ガス供給連通孔38aは、上下方向に離間して配置された2つの冷却媒体供給連通孔36aの間に配置されている。複数の酸化剤ガス排出連通孔34bは、上側酸化剤ガス排出連通孔34b1と、下側酸化剤ガス排出連通孔34b2とを有する。上側酸化剤ガス排出連通孔34b1は、上側の冷却媒体供給連通孔36aの上方に配置されている。下側酸化剤ガス排出連通孔34b2は、下側の冷却媒体供給連通孔36aの下方に配置されている。
図1に示すように、酸化剤ガス供給連通孔34a、冷却媒体供給連通孔36a及び燃料ガス供給連通孔38aは、それぞれ、エンドプレート20aに設けられた入口35a、37a、39aに連通する。また、酸化剤ガス排出連通孔34b、冷却媒体排出連通孔36b及び燃料ガス排出連通孔38bは、それぞれ、エンドプレート20aに設けられた出口35b、37b、39bに連通する。
図2に示すように、樹脂枠部材46の矢印B方向の一端縁部には、酸化剤ガス供給連通孔34a、複数の冷却媒体排出連通孔36b及び複数の燃料ガス排出連通孔38bが設けられる。樹脂枠部材46の矢印B方向の他端縁部には、燃料ガス供給連通孔38a、複数の冷却媒体供給連通孔36a及び複数の酸化剤ガス排出連通孔34bが設けられる。
樹脂枠部材46を用いることなく、電解質膜40を外方に突出させてもよい。また、外方に突出した電解質膜40の両側に枠形状のフィルムを設けてもよい。
図3に示すように、第1金属セパレータ30の樹脂枠付きMEA28に向かう表面30aには、例えば、矢印B方向に延在する酸化剤ガス流路48が設けられる。酸化剤ガス流路48は、酸化剤ガス供給連通孔34a及び酸化剤ガス排出連通孔34bに流体的に連通する。酸化剤ガス流路48は、矢印B方向に延在する複数本の凸部48a間に直線状流路溝(又は波状流路溝)48bを有する。
酸化剤ガス供給連通孔34aと酸化剤ガス流路48との間には、プレス成形により、複数個のエンボス部を有する入口バッファ部50aが設けられる。酸化剤ガス排出連通孔34bと酸化剤ガス流路48との間には、プレス成形により、複数個のエンボス部を有する出口バッファ部50bが設けられる。
第1金属セパレータ30の表面30aには、プレス成形により、樹脂枠付きMEA28に向かってビードシール51が突出成形される。ビードシール51は、樹脂枠部材46に密着し、積層方向の締付力により弾性変形することで樹脂枠部材46との間を気密及び液密にシールするシール構造である。ビードシール51は、複数の連通孔ビード部52と、外側ビード部53とを有する。
複数の連通孔ビード部52は、酸化剤ガス供給連通孔34a、酸化剤ガス排出連通孔34b、燃料ガス供給連通孔38a、燃料ガス排出連通孔38b、冷却媒体供給連通孔36a及び冷却媒体排出連通孔36bの周囲をそれぞれ個別に周回する。酸化剤ガス供給連通孔34aを囲む連通孔ビード部52には、酸化剤ガス供給連通孔34aと酸化剤ガス流路48とを連通する複数のトンネル80tを有するブリッジ部80が設けられている。酸化剤ガス排出連通孔34bを囲む連通孔ビード部52には、酸化剤ガス排出連通孔34bと酸化剤ガス流路48とを連通する複数のトンネル82tを有するブリッジ部82が設けられている。
外側ビード部53は、第1金属セパレータ30の外周部に沿って設けられ、酸化剤ガス流路48とともに酸化剤ガス供給連通孔34a、2つの酸化剤ガス排出連通孔34b、燃料ガス供給連通孔38a及び2つの燃料ガス排出連通孔38bを囲む。
第1金属セパレータ30の長手方向一端側において、外側ビード部53は、上側燃料ガス排出連通孔38b1と上側の冷却媒体排出連通孔36bとの間、上側の冷却媒体排出連通孔36bと酸化剤ガス供給連通孔34aとの間、酸化剤ガス供給連通孔34aと下側の冷却媒体排出連通孔36bとの間、及び下側の冷却媒体排出連通孔36bと下側燃料ガス排出連通孔38b2との間を延在するように、蛇行している。従って、第1金属セパレータ30の長手方向一端側において、外側ビード部53は、第1金属セパレータ30の一方の短辺に向かって膨出するように、上側燃料ガス排出連通孔38b1、酸化剤ガス供給連通孔34a及び下側燃料ガス排出連通孔38b2をそれぞれ部分的に囲む3つの膨出形状部53a、53b、53cを有する。
第1金属セパレータ30の長手方向他端側において、外側ビード部53は、上側酸化剤ガス排出連通孔34b1と上側の冷却媒体供給連通孔36aとの間、上側の冷却媒体供給連通孔36aと燃料ガス供給連通孔38aとの間、燃料ガス供給連通孔38aと下側の冷却媒体供給連通孔36aとの間、及び下側の冷却媒体供給連通孔36aと下側酸化剤ガス排出連通孔34b2との間を延在するように、蛇行している。従って、第1金属セパレータ30の長手方向他端側において、外側ビード部53は、第1金属セパレータ30の他方の短辺に向かって膨出するように、上側酸化剤ガス排出連通孔34b1、燃料ガス供給連通孔38a及び下側酸化剤ガス排出連通孔34b2をそれぞれ部分的に囲む3つの膨出形状部53d、53e、53fを有する。
図4に示すように、第2金属セパレータ32の樹脂枠付きMEA28に向かう表面32aには、例えば、矢印B方向に延在する燃料ガス流路58が形成される。燃料ガス流路58は、燃料ガス供給連通孔38a及び燃料ガス排出連通孔38bに流体的に連通する。燃料ガス流路58は、矢印B方向に延在する複数本の凸部58a間に直線状流路溝(又は波状流路溝)58bを有する。
燃料ガス供給連通孔38aと燃料ガス流路58との間には、プレス成形により、複数個のエンボス部を有する入口バッファ部60aが設けられる。燃料ガス排出連通孔38bと燃料ガス流路58との間には、プレス成形により、複数個のエンボス部を有する出口バッファ部60bが設けられる。
第2金属セパレータ32の表面32aには、プレス成形により、樹脂枠付きMEA28に向かってビードシール61が突出成形される。ビードシール61は、樹脂枠部材46に密着し、積層方向の締付力により弾性変形することで樹脂枠部材46との間を気密及び液密にシールするシール構造である。ビードシール61は、複数の連通孔ビード部62と、外側ビード部63とを有する。
複数の連通孔ビード部62は、酸化剤ガス供給連通孔34a、酸化剤ガス排出連通孔34b、燃料ガス供給連通孔38a、燃料ガス排出連通孔38b、冷却媒体供給連通孔36a及び冷却媒体排出連通孔36bの周囲をそれぞれ個別に周回する。燃料ガス供給連通孔38aを囲む連通孔ビード部62には、燃料ガス供給連通孔38aと燃料ガス流路58とを連通する複数のトンネル90tを有するブリッジ部90が設けられている。燃料ガス排出連通孔38bを囲む連通孔ビード部62には、燃料ガス排出連通孔38bと燃料ガス流路58とを連通する複数のトンネル92tを有するブリッジ部92が設けられている。
外側ビード部63は、第2金属セパレータ32の外周部に沿って設けられ、燃料ガス流路58とともに酸化剤ガス供給連通孔34a、酸化剤ガス排出連通孔34b、燃料ガス供給連通孔38a及び燃料ガス排出連通孔38bを囲む。
第2金属セパレータ32の長手方向一端側において、外側ビード部63は、上側酸化剤ガス排出連通孔34b1と上側の冷却媒体供給連通孔36aとの間、上側の冷却媒体供給連通孔36aと燃料ガス供給連通孔38aとの間、燃料ガス供給連通孔38aと下側の冷却媒体供給連通孔36aとの間、及び下側の冷却媒体供給連通孔36aと下側酸化剤ガス排出連通孔34b2との間を延在するように、蛇行している。従って、第2金属セパレータ32の長手方向一端側において、外側ビード部63は、第2金属セパレータ32の一方の短辺に向かって膨出するように、上側酸化剤ガス排出連通孔34b1、燃料ガス供給連通孔38a及び下側酸化剤ガス排出連通孔34b2をそれぞれ部分的に囲む3つの膨出形状部63a、63b、63cを有する。
第2金属セパレータ32の長手方向他端側において、外側ビード部63は、上側燃料ガス排出連通孔38b1と上側の冷却媒体排出連通孔36bとの間、上側の冷却媒体排出連通孔36bと酸化剤ガス供給連通孔34aとの間、酸化剤ガス供給連通孔34aと下側の冷却媒体排出連通孔36bとの間、及び下側の冷却媒体排出連通孔36bと下側燃料ガス排出連通孔38b2との間を延在するように、蛇行している。従って、第2金属セパレータ32の長手方向他端側において、外側ビード部63は、第2金属セパレータ32の他方の短辺に向かって膨出するように、上側燃料ガス排出連通孔38b1、酸化剤ガス供給連通孔34a及び下側燃料ガス排出連通孔38b2をそれぞれ部分的に囲む3つの膨出形状部63d、63e、63fを有する。
図2において、第1金属セパレータ30と第2金属セパレータ32とは、外周を溶接、ろう付け等により一体に接合され、接合セパレータ33を構成する。互いに接合される第1金属セパレータ30の裏面30bと第2金属セパレータ32の裏面32bとの間には、冷却媒体供給連通孔36aと冷却媒体排出連通孔36bとに流体的に連通する冷却媒体流路66が形成される。冷却媒体流路66は、酸化剤ガス流路48が形成された第1金属セパレータ30の裏面形状と、燃料ガス流路58が形成された第2金属セパレータ32の裏面形状とが重なり合って形成される。
図3において、接合セパレータ33を構成する第1金属セパレータ30と第2金属セパレータ32とは、接合ライン33a、33b(図示の便宜上、仮想線で示す)により互いに接合されている。接合ライン33a、33bは、例えばレーザ溶接ラインである。接合ライン33a、33bは、ロウ付けによる接合部であってもよい。接合ライン33aは、複数の連通孔ビード部52(及び連通孔ビード部62)を個別に囲む。接合ライン33bは、外側ビード部53(及び外側ビード部63)を囲み、接合セパレータ33の外周部に設けられる。
図3に示すように、連通孔ビード部52と外側ビード部53とが並んで延在する2重シール部において、連通孔ビード部52の外周と外側ビード部53の内周との間に、第1金属セパレータ30の表面30a側から突出する凸部94がプレス成形により一体に形成されている。第1金属セパレータ30の裏面30b側では、凸部94の裏側形状を構成する凹部95が設けられている(図5参照)。凸部94は、ガス連通孔(酸化剤ガス供給連通孔34a、酸化剤ガス排出連通孔34b、燃料ガス供給連通孔38a、燃料ガス排出連通孔38b)を囲む接合ライン33aと、外側ビード部53の内周との間にそれぞれ設けられている。
2つの酸化剤ガス排出連通孔34b及び2つの燃料ガス排出連通孔38bは、長方形状の第1金属セパレータ30の4つの隅部に配置されている。第1金属セパレータ30の4つの角部30k(第1金属セパレータ30の周縁部上に位置する角部)に対向する位置に凸部94が設けられている。
第1金属セパレータ30の長手方向一端側に設けられた5つの連通孔において両端に位置する連通孔(燃料ガス排出連通孔38b)と第1金属セパレータ30の周縁部(長辺及び短辺)との間に凸部94a、94cが設けられている。第1金属セパレータ30の長手方向一端側に設けられた5つの連通孔において中央に位置する連通孔(酸化剤ガス供給連通孔34a)と第1金属セパレータ30の周縁部(短辺)との間に、凸部94bが設けられている。
凸部94a、94cは、燃料ガス排出連通孔38bを囲む連通孔ビード部52の一部に沿って延在している。凸部94bは、酸化剤ガス供給連通孔34aを囲む連通孔ビード部52の一部に沿って延在している。燃料ガス排出連通孔38bを囲む連通孔ビード部52に沿って延在する凸部94a、94cの延在長さは、酸化剤ガス供給連通孔34aを囲む連通孔ビード部52に沿って延在する凸部94bの延在長さよりも長い。
第1金属セパレータ30の長手方向他端側に設けられた5つの連通孔において両端に位置する連通孔(酸化剤ガス排出連通孔34b)と第1金属セパレータ30の周縁部(長辺及び短辺)との間に、凸部94d、94fが設けられている。第1金属セパレータ30の長手方向他端側に設けられた5つの連通孔において中央に位置する連通孔(燃料ガス供給連通孔38a)と第1金属セパレータ30の周縁部(短辺)との間に、凸部94eが設けられている。
凸部94d、94fは、酸化剤ガス排出連通孔34bを囲む連通孔ビード部52の一部に沿って延在している。凸部94eは、燃料ガス供給連通孔38aを囲む連通孔ビード部52の一部に沿って延在している。酸化剤ガス排出連通孔34bを囲む連通孔ビード部52に沿って延在する凸部94d、94fの延在長さは、燃料ガス供給連通孔38aを囲む連通孔ビード部52に沿って延在する凸部94eの延在長さよりも長い。
図4に示すように、連通孔ビード部62と外側ビード部63とが並んで延在する2重シール部において、連通孔ビード部62の外周と外側ビード部63の内周との間に、第2金属セパレータ32の表面側から突出する凸部96がプレス成形により一体に形成されている。第2金属セパレータ32の裏面32b側では、凸部96の裏側形状を構成する凹部97が設けられている(図5参照)。凸部96は、ガス連通孔(酸化剤ガス供給連通孔34a、酸化剤ガス排出連通孔34b、燃料ガス供給連通孔38a、燃料ガス排出連通孔38b)を囲む接合ライン33aと、外側ビード部63の内周との間に設けられている。
2つの酸化剤ガス排出連通孔34b及び2つの燃料ガス排出連通孔38bは、長方形状の第2金属セパレータ32の4つの隅部に配置されている。第2金属セパレータ32の4つの角部32k(第2金属セパレータ32の周縁部上に位置する角部)に対向する位置に凸部96が設けられている。
第2金属セパレータ32の長手方向一端側に設けられた5つの連通孔において両端に位置する連通孔(酸化剤ガス排出連通孔34b)と第2金属セパレータ32の周縁部(長辺及び短辺)との間に、凸部96a、96cが設けられている。第2金属セパレータ32の長手方向一端側に設けられた5つの連通孔において中央に位置する連通孔(燃料ガス供給連通孔38a)と第2金属セパレータ32の周縁部(短辺)との間に、凸部96bが設けられている。
凸部96a、96cは、酸化剤ガス排出連通孔34bを囲む連通孔ビード部62の一部に沿って延在している。凸部96bは、燃料ガス供給連通孔38aを囲む連通孔ビード部62の一部に沿って延在している。酸化剤ガス排出連通孔34bを囲む連通孔ビード部62に沿って延在する凸部96a、96cの延在長さは、燃料ガス供給連通孔38aを囲む連通孔ビード部62に沿って延在する凸部96bの延在長さよりも長い。
第2金属セパレータ32の長手方向他端側に設けられた5つの連通孔において両端に位置する連通孔(燃料ガス排出連通孔38b)と第2金属セパレータ32の周縁部(長辺及び短辺)との間に、凸部96d、96fが設けられている。第2金属セパレータ32の長手方向他端側に設けられた5つの連通孔において中央に位置する連通孔(酸化剤ガス供給連通孔34a)と第2金属セパレータ32の周縁部(短辺)との間に、凸部96eが設けられている。
凸部96d、96fは、燃料ガス排出連通孔38bを囲む連通孔ビード部62の一部に沿って延在している。凸部96eは、酸化剤ガス供給連通孔34aを囲む連通孔ビード部62の一部に沿って延在している。燃料ガス排出連通孔38bを囲む連通孔ビード部62に沿って延在する凸部96d、96fの延在長さは、酸化剤ガス供給連通孔34aを囲む連通孔ビード部62に沿って延在する凸部96eの延在長さよりも長い。
図5に示すように、第1金属セパレータ30に設けられた凸部94の高さ(基準面となるベースプレート部30sからの凸部94の突出高さ)は、積層方向(矢印A方向)の締付荷重による、ビードシール51の圧縮時の高さ(ベースプレート部30sからのビードシール51の突出高さ)よりも低い。従って、凸部94の頂部と樹脂枠部材46との間には隙間Gが設けられている。第2金属セパレータ32に設けられた凸部96の高さ(基準面となるベースプレート部32sからの突出高さ)は、積層方向の締付荷重による、ビードシール61の圧縮時の高さ(ベースプレート部32sからのビードシール61の突出高さ)よりも低い。従って、凸部96の頂部と樹脂枠部材46との間には隙間Gが設けられている。積層方向から見て凸部94と凸部96とは重なっている。従って、凸部94の裏面形状である凹部95と凸部96の裏面形状である凹部97とは積層方向に互いに対向している。
連通孔ビード部52と外側ビード部53の各凸部先端面には、樹脂部材56が印刷又は塗布等により固着されている。連通孔ビード部62と外側ビード部63の各凸部先端面には、樹脂部材56が印刷又は塗布等により固着されている。なお、当該樹脂部材56はなくてもよい。
台形状の断面形状を有する凸部94、96に代えて、図6Aに示すような三角形状の断面形状を有する凸部94T、96Tが設けられてよい。あるいは、図6Bに示すような円弧状の断面形状を有する凸部94A、96Aが設けられてもよい。
このように構成される燃料電池スタック10の動作について、以下に説明する。
まず、図1に示すように、酸素含有ガス等の酸化剤ガス、例えば、空気は、エンドプレート20aの酸化剤ガス供給連通孔34a(入口35a)に供給される。水素含有ガス等の燃料ガスは、エンドプレート20aの燃料ガス供給連通孔38a(入口39a)に供給される。純水やエチレングリコール、オイル等の冷却媒体は、エンドプレート20aの冷却媒体供給連通孔36a(入口37a)に供給される。
酸化剤ガスは、図3に示すように、酸化剤ガス供給連通孔34aから第1金属セパレータ30の酸化剤ガス流路48に導入される。酸化剤ガスは、酸化剤ガス流路48に沿って矢印B方向に移動し、図2に示すMEA28aのカソード電極44に供給される。
一方、燃料ガスは、図4に示すように、燃料ガス供給連通孔38aから第2金属セパレータ32の燃料ガス流路58に導入される。燃料ガスは、燃料ガス流路58に沿って矢印B方向に移動し、図2に示すMEA28aのアノード電極42に供給される。
従って、各MEA28aでは、カソード電極44に供給される酸化剤ガスと、アノード電極42に供給される燃料ガスとが、第2電極触媒層及び第1電極触媒層内で電気化学反応により消費されて、発電が行われる。
次いで、カソード電極44に供給されて消費された酸化剤ガスは、酸化剤ガス排出連通孔34bに沿って矢印A方向に排出される。同様に、アノード電極42に供給されて消費された燃料ガスは、燃料ガス排出連通孔38bに沿って矢印A方向に排出される。
また、冷却媒体供給連通孔36aに供給された冷却媒体は、第1金属セパレータ30と第2金属セパレータ32との間に形成された冷却媒体流路66に導入された後、矢印B方向に流通する。この冷却媒体は、MEA28aを冷却した後、冷却媒体排出連通孔36bから排出される。
この場合、本実施形態は、以下の効果を奏する。
図5に示すように、第1金属セパレータ30には、連通孔ビード部52と外側ビード部53とが並んで延在する2重シール部において、連通孔ビード部52と外側ビード部53の間に、表面30a側から突出する凸部94が一体に形成されている。このように連通孔ビード部52と外側ビード部53との間に設けられた凸部94により、ビードシール51(連通孔ビード部52及び外側ビード部53)の根元が平面方向に変位しようとする動きを吸収するため、締付荷重付与時のビードシール51の回転モーメントの発生が抑制される。これにより、ビードシール51に均一な押圧荷重(シール圧)を付与することが可能となり、所望のシール性を得ることができる。第2金属セパレータ32に設けられた凸部96によっても、上記と同様の効果を得ることができる。
図7に示す比較例に係る金属セパレータ100のように、連通孔ビード部102と外側ビード部104との間に凸部が設けられていない場合、積層方向の締付荷重が付与された際、ビードシール(連通孔ビード部102及び外側ビード部104)の根元の平面方向への変位により、平面方向への逃げ場がなくなる。それにより、ビードシールに回転モーメントが発生し、ビードシールの根元が積層方向に変位し、ビードシールが傾くため、ビードシールに均一な押圧荷重(シール圧)を付与することが困難となる。
これに対し、図5に示すように、本実施形態では、2重シール部を構成する連通孔ビード部52と外側ビード部53との間に凸部94が設けられ、2重シール部を構成する連通孔ビード部62と外側ビード部63との間に凸部96が設けられているため、ビードシール51、61に積層方向の締付荷重が付与された際、凸部94、96は、ビードシール51、61から伝達される荷重により積層方向に広がる(樹脂枠部材46側に近づくように変形する)。その際、ビードシール51、61の根元が平面方向(凸部94、96側)に変位するため、ビードシール51、61の回転モーメントの発生が抑制される。従って、ビードシール51、61に均一な押圧荷重(シール圧)を付与することが可能である。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改変が可能である。
以上の実施形態をまとめると、以下のようになる。
上記実施形態は、反応面側である一方面に燃料ガス又は酸化剤ガスである反応ガスを流すための反応ガス流路(48、58)が形成され、前記反応ガス流路(48、58)又は冷却媒体流路(66)に連通する連通孔がセパレータ厚さ方向に貫通形成され、一方面側に突出して前記反応ガス又は冷却媒体である流体の漏れを防止するためのビードシール(51、61)が形成され、前記ビードシール(51、61)は、前記連通孔を囲む連通孔ビード部(52、62)と、前記反応ガス流路(48、58)を囲む外側ビード部(53、63)とを有し、電解質膜・電極構造体(28a)に重ねられて積層方向の締付荷重が付与される燃料電池用金属セパレータ(30、32)であって前記連通孔ビード部(52、62)と前記外側ビード部(53、63)とが並んで延在する2重シール部において、前記連通孔ビード部(52、62)と前記外側ビード部(53、63)の間に、前記一方面側から突出する凸部(94、96)が一体に形成され、前記凸部(94、96)の高さは、前記締付荷重による前記ビードシール(51、61)の圧縮時の高さよりも低い、燃料電池用金属セパレータ(30、32)を開示している。
前記連通孔は、長方形状の前記燃料電池用金属セパレータ(30、32)の隅部に配置され、前記燃料電池用金属セパレータ(30、32)の角部(30k、32k)に対向する位置に前記凸部(94、96)が設けられてもよい。
前記凸部(94、96)は、前記反応ガスを流す前記連通孔を囲む前記連通孔ビード部(52、62)の一部に沿って延在してもよい。
前記連通孔は、前記燃料電池用金属セパレータ(30、32)の一端側に前記反応ガス流路(48、58)の幅方向に並んで5つ配置され、5つの前記連通孔において両端に位置する連通孔と前記燃料電池用金属セパレータ(30、32)の周縁部との間、及び、5つの前記連通孔において中央に位置する連通孔と前記燃料電池用金属セパレータ(30、32)の周縁部との間に、前記凸部(94、96)が設けられてもよい。
前記連通孔は、前記燃料電池用金属セパレータ(30、32)の一端側に前記反応ガス流路(48、58)の幅方向に並んで5つ配置され、前記凸部(94、96)は複数設けられ、5つの前記連通孔において両端に位置する連通孔と前記燃料電池用金属セパレータ(30、32)の周縁部との間に設けられる前記凸部(94、96)の延在長さは、5つの前記連通孔において中央に位置する連通孔と前記燃料電池用金属セパレータ(30、32)の周縁部との間に設けられる前記凸部(94、96)の延在長さよりも長くてもよい。
また、上記実施形態は、電解質膜・電極構造体(28a)と、前記電解質膜・電極構造体(28a)に積層された燃料電池用金属セパレータ(30、32)とを備えた燃料電池(12)であって、前記燃料電池用金属セパレータ(30、32)は、反応面側である一方面に燃料ガス又は酸化剤ガスである反応ガスを流すための反応ガス流路(48、58)が形成され、前記反応ガス流路(48、58)又は冷却媒体流路(66)に連通する連通孔がセパレータ厚さ方向に貫通形成され、一方面側に突出して前記反応ガス又は冷却媒体である流体の漏れを防止するためのビードシール(51、61)が形成され、前記ビードシール(51、61)は、前記連通孔を囲む連通孔ビード部(52、62)と、前記反応ガス流路(48、58)を囲む外側ビード部(53、63)とを有し、電解質膜・電極構造体(28a)に重ねられて積層方向の締付荷重が付与されるものであり、前記連通孔ビード部(52、62)と前記外側ビード部(53、63)とが並んで延在する2重シール部において、前記連通孔ビード部(52、62)と前記外側ビード部(53、63)の間に、前記一方面側から突出する凸部(94、96)が一体に形成され、前記凸部(94、96)の高さは、前記締付荷重による前記ビードシール(51、61)の圧縮時の高さよりも低い、燃料電池(12)を開示している。
10…燃料電池スタック 12…発電セル
48…酸化剤ガス流路 51、61…ビードシール
52、62…連通孔ビード部 53、63…外側ビード部
58…燃料ガス流路 94、96…凸部

Claims (5)

  1. 電解質膜・電極構造体と、前記電解質膜・電極構造体に積層された燃料電池用金属セパレータとを備えた燃料電池であって、
    前記電解質膜・電極構造体の外周部には樹脂枠部材が接合され、
    前記燃料電池用金属セパレータは、反応面側である一方面に燃料ガス又は酸化剤ガスである反応ガスを流すための反応ガス流路が形成され、前記反応ガス流路又は冷却媒体流路に連通する連通孔がセパレータ厚さ方向に貫通形成され、一方面側に突出して前記反応ガス又は冷却媒体である流体の漏れを防止するためのビードシールが形成され、前記ビードシールは、前記樹脂枠部材に当接して前記連通孔を囲む連通孔ビード部と、前記樹脂枠部材に当接して前記反応ガス流路を囲む外側ビード部とを有し、前記電解質膜・電極構造体及び前記樹脂枠部材に重ねられて積層方向の締付荷重が付与されるものであり
    前記連通孔ビード部と前記外側ビード部とが並んで延在する2重シール部において、前記連通孔ビード部と前記外側ビード部の間に、前記一方面側から突出する凸部が一体に形成され、
    前記燃料電池用金属セパレータの前記一方面とは反対の面側では、前記凸部の裏側形状を構成する凹部が設けられており、
    前記締付荷重による前記ビードシールの圧縮後において、前記凸部の頂部と前記樹脂枠部材との間に隙間が設けられるように前記凸部の高さは前記ビードシールの高さよりも低い、燃料電池。
  2. 請求項1記載の燃料電池において、
    前記連通孔は、長方形状の前記燃料電池用金属セパレータの隅部に配置され、
    前記燃料電池用金属セパレータの角部に対向する位置に前記凸部が設けられる、燃料電池。
  3. 請求項1又は2記載の燃料電池において、
    前記凸部は、前記反応ガスを流す前記連通孔を囲む前記連通孔ビード部の一部に沿って延在する、燃料電池。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の燃料電池において、
    前記連通孔は、前記燃料電池用金属セパレータの一端側に前記反応ガス流路の幅方向に並んで5つ配置され、
    5つの前記連通孔において両端に位置する連通孔と前記燃料電池用金属セパレータの周縁部との間、及び、5つの前記連通孔において中央に位置する連通孔と前記燃料電池用金属セパレータの周縁部との間に、前記凸部が設けられる、燃料電池。
  5. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の燃料電池において、
    前記連通孔は、前記燃料電池用金属セパレータの一端側に前記反応ガス流路の幅方向に並んで5つ配置され、
    前記凸部は複数設けられ、
    5つの前記連通孔において両端に位置する連通孔と前記燃料電池用金属セパレータの周縁部との間に設けられる前記凸部の延在長さは、5つの前記連通孔において中央に位置する連通孔と前記燃料電池用金属セパレータの周縁部との間に設けられる前記凸部の延在長さよりも長い、燃料電池。
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