JP6968746B2 - 燃料電池用セパレータ部材及び燃料電池スタック - Google Patents

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Description

本発明は、燃料電池スタックの単位セルを構成するセパレータを備えた燃料電池用セパレータ部材及び燃料電池スタックに関する。
例えば、固体高分子型燃料電池は、高分子イオン交換膜からなる電解質膜の両側に、それぞれアノード電極及びカソード電極を配設した電解質膜・電極構造体(MEA)を、セパレータによって挟持した単位セル(発電セル)を備えている。セパレータには、電解質膜・電極構造体の発電面に沿って反応ガスを流す反応ガス流路と、反応ガス流路を囲んで反応ガスの漏れを防止するシール部とが設けられている。
単位セルは、通常、所定の数だけ積層して締め付けることにより、例えば、車載用燃料電池スタックとして使用されている。そのため、シール部のシール面は、燃料電池スタックの締め付け荷重によってMEAの外周部又はMEAに設けられた枠部に押し付けられている。すなわち、シール部のシール面には、所定の面圧が作用している。
また、この種の燃料電池スタックでは、外部から衝撃荷重が加わる場合がある。その際、単位セルは、積層方向に直交する方向(締め付け荷重が付与されていない方向)に移動が生じ易い。
例えば、特許文献1には、このような移動を抑制することができる燃料電池スタックが提案されている。この燃料電池スタックのセパレータには、その外周部から外方に突出した板状の荷重受け部を備えている。荷重受け部は、燃料電池スタックに外部から衝撃荷重が加わった際に、スタックケースの内面から内方に向かって突出した突出部に接触する。これにより、単位セルの積層方向に直交する方向の移動が抑制される。
米国特許出願公開第2016/0072145号明細書
セパレータのうち荷重受け部を支持する部位(支持部)は、剛性を高める必要がある。支持部の剛性を高めるためにセパレータのうちシール部と荷重受け部との間の部位からMEAを挟んで反対側に位置する反対側セパレータに向かうようにリブを突出成形すると、リブの突出端面が反対側セパレータ(反対側セパレータに成形されたリブの突出端面)に接触する。
リブの延在方向の端部は、比較的剛性が高いため撓み難い。そのため、燃料電池スタックの締め付け荷重がリブの端部に作用してしまい、シール部のうちリブの延在方向の端部に近い部分に作用する面圧が比較的小さくなる(面圧が抜ける)ことがある。従って、シール部に作用する面圧がばらつくおそれがある。
本発明は、このような課題を考慮してなされたものであり、セパレータのうち荷重受け部が設けられる支持部の剛性を向上させることができるとともにセパレータのシール部に作用する面圧のばらつきを低減することができる燃料電池用セパレータ部材及び燃料電池スタックを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る燃料電池用セパレータ部材は、燃料電池スタックの単位セルを構成するセパレータと、前記セパレータの外周部から外方に突出するように前記セパレータに設けられた板状の荷重受け部と、を備え、前記単位セルは、電解質膜・電極構造体を挟んで前記セパレータとは反対側に位置する反対側セパレータを有する燃料電池用セパレータ部材であって、前記セパレータには、前記セパレータの外周部を周回して前記電解質膜・電極構造体に密着することにより、前記電解質膜・電極構造体と前記セパレータとの間からの流体の漏れを防止するシール部と、前記セパレータのうち前記シール部と前記荷重受け部との間の部位から前記反対側セパレータに向かうように突出し、且つ前記シール部の延在方向に沿って線状に延在したリブと、が設けられ、前記リブの延在方向の少なくとも一方の端部には、開口部が形成されていることを特徴とする。
上記の燃料電池用セパレータ部材において、前記シール部は、前記セパレータの平面視で波状に延在し、前記リブの延在方向の端部は、前記シール部のうち前記セパレータの外縁部に対して凹むように湾曲した凹状湾曲部に対向していることが好ましい。
上記の燃料電池用セパレータ部材において、前記リブの突出長は、前記セパレータの厚さ方向に沿った前記シール部の長さと同一であることが好ましい。
上記の燃料電池用セパレータ部材において、前記セパレータには、前記リブから前記リブの延在方向と交差する方向に延出した補強リブが設けられていることが好ましい。
本発明に係る燃料電池スタックは、上述した燃料電池用セパレータ部材を有する単位セルが複数積層されることを特徴とする。
上記の燃料電池スタックにおいて、前記単位セルは、前記セパレータとしての第1セパレータと第2セパレータとが互いに接合された接合セパレータを有し、前記第2セパレータには、前記荷重受け部が設けられていないことが好ましい。
本発明によれば、セパレータのうちシール部と荷重受け部との間の部位からリブが突出しているため、セパレータにおける荷重受け部が設けられる支持部の剛性を向上させることができる。
また、リブの延在方向の少なくとも一方の端部に開口部を形成しているため、リブの延在方向の端部の剛性を適度に低下させることができる。これにより、燃料電池用セパレータ部材を燃料電池スタックに組み込んで積層方向に締め付け荷重を付与した際に、リブの延在方向の端部を効果的に撓ませることができる。よって、シール部のうちリブの延在方向の端部に近い部分のシール部に作用する圧力(面圧)が低下することを抑えることができる。従って、セパレータのシール部に作用する面圧のばらつきを低減することができる。
本発明の一実施形態に係る燃料電池用セパレータ部材を備えた燃料電池スタックの一部分解斜視図である。 図1の燃料電池スタックの模式的横断面図である。 図1の燃料電池スタックを構成する単位セルの要部分解斜視図である。 図2のIV−IV線に沿った一部省略断面図である。 図5Aは、第1リブ及び荷重受け部を示す一部省略斜視図であり、図5Bは第2リブを示す一部省略斜視図である。 図6Aは第1変形例に係るセパレータ部材の一部省略平面図であり、図6Bは第2変形例に係るセパレータ部材の一部省略平面図である。
以下、本発明に係る燃料電池用セパレータ部材及び燃料電池スタックについて好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照しながら説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る燃料電池スタック10は、複数の単位セル12が積層された積層体14を備える。燃料電池スタック10は、例えば、複数の単位セル12の積層方向(矢印A方向)が燃料電池自動車の水平方向(車幅方向又は車長方向)に沿うように燃料電池自動車に搭載される。ただし、燃料電池スタック10は、複数の単位セル12の積層方向が燃料電池自動車の鉛直方向(車高方向)に沿うように燃料電池自動車に搭載されてもよい。
積層体14の積層方向(矢印A方向)の一端には、ターミナルプレート16aと絶縁プレート18aとを介してエンドプレート20aが、外方に向かって、順次、配設される。積層体14の積層方向の他端には、ターミナルプレート16bと絶縁プレート18bとを介してエンドプレート20bが、外方に向かって、順次、配設される。
つまり、一組のエンドプレート20a、20bは、複数の単位セル12の積層方向の両端に位置している。エンドプレート20aの中央部からは、ターミナルプレート16aに接続された出力端子22aが延在している。エンドプレート20bの中央部からは、ターミナルプレート16bに接続された出力端子22bが延在している。
各エンドプレート20a、20bは、横長の長方形状を有する。図1及び図2に示すように、エンドプレート20a、20bの各辺間には、連結部材24a〜24d(連結バー)が配置される。各連結部材24a〜24dの両端は、ボルト26によりエンドプレート20a、20bの内面に固定されている(図1参照)。これにより、連結部材24a〜24dは、積層体14に積層方向(矢印A方向)の締め付け荷重を付与する。
連結部材24aは、エンドプレート20a、20bの一方の長辺の中央から一端側にずれて位置している。連結部材24bは、エンドプレート20a、20bの他方の長辺の中央から他端側にずれて位置している。連結部材24c、24dは、エンドプレート20a、20bの各短辺の中央に位置している。
燃料電池スタック10は、積層体14を積層方向と直交する方向から覆うカバー部28を備えている。カバー部28は、エンドプレート20a、20bの短手方向(矢印C方向)の両端の2面を構成する横長プレート形状の一組のサイドパネル30a、30bと、エンドプレート20a、20bの長手方向(矢印B方向)の両端の2面を構成する横長プレート形状の一組のサイドパネル30c、30dとを有する。各サイドパネル30a〜30dは、ボルト32によりエンドプレート20a、20bの側面に固定されている。カバー部28は、必要に応じて用いればよく、不要にすることもできる。カバー部28は、サイドパネル30a〜30dを一体の鋳物又は一体の押出材で形成してもよい。
図3及び図4に示すように、単位セル12は、MEA34(電解質膜・電極構造体)と、MEA34を挟持する第1セパレータ36及び第2セパレータ37とを備えている。
図3において、単位セル12の長辺方向である矢印B方向の一端縁部には、酸化剤ガス入口連通孔38a、冷却媒体入口連通孔40a及び燃料ガス出口連通孔42bが、矢印C方向(鉛直方向)に配列して設けられる。各単位セル12の酸化剤ガス入口連通孔38aは、複数の単位セル12の積層方向(矢印A方向)に互いに連通し、酸化剤ガス、例えば、酸素含有ガスを供給する。各単位セル12の冷却媒体入口連通孔40aは、矢印A方向に互いに連通し、冷却媒体を供給する。各単位セル12の燃料ガス出口連通孔42bは、矢印A方向に互いに連通し、燃料ガス、例えば、水素含有ガスを排出する。
単位セル12の矢印B方向の他端縁部には、燃料ガス入口連通孔42a、冷却媒体出口連通孔40b及び酸化剤ガス出口連通孔38bが、矢印C方向に配列して設けられる。各単位セル12の燃料ガス入口連通孔42aは、矢印A方向に互いに連通し、燃料ガスを供給する。各単位セル12の冷却媒体出口連通孔40bは、矢印A方向に互いに連通し、冷却媒体を排出する。各単位セル12の酸化剤ガス出口連通孔38bは、矢印A方向に互いに連通し、酸化剤ガスを排出する。
なお、酸化剤ガス入口連通孔38a及び酸化剤ガス出口連通孔38bと燃料ガス入口連通孔42a及び燃料ガス出口連通孔42bと冷却媒体入口連通孔40a及び冷却媒体出口連通孔40bのそれぞれは、エンドプレート20aにも形成されている(図1参照)。
酸化剤ガス入口連通孔38a及び酸化剤ガス出口連通孔38bと燃料ガス入口連通孔42a及び燃料ガス出口連通孔42bと冷却媒体入口連通孔40a及び冷却媒体出口連通孔40bの配置及び形状は、本実施形態に限定されるものではない。要求される仕様に応じて、適宜設定すればよい。
図3及び図4に示すように、第1セパレータ36のMEA34に向かう面36aには、酸化剤ガス入口連通孔38aと酸化剤ガス出口連通孔38bとに連通する酸化剤ガス流路44が設けられる。酸化剤ガス流路44は、矢印B方向に延在する複数の酸化剤ガス流路溝を有する。
第2セパレータ37のMEA34に向かう面37aには、燃料ガス入口連通孔42aと燃料ガス出口連通孔42bとに連通する燃料ガス流路46が設けられる。燃料ガス流路46は、矢印A方向に延在する複数の燃料ガス流路溝を有する。
第1セパレータ36と第2セパレータ37とは、互いに対向する面36b、37b間に冷却媒体流路48を一体的に形成する。冷却媒体流路48は、矢印B方向に延在する複数の冷却媒体流路溝を有する。
MEA34は、例えば、水分を含んだパーフルオロスルホン酸の薄膜である固体高分子電解質膜50(陽イオン交換膜)と、固体高分子電解質膜50を挟持するカソード電極52及びアノード電極54を有する。
固体高分子電解質膜50は、フッ素系電解質の他、HC(炭化水素)系電解質を使用してもよい。固体高分子電解質膜50は、カソード電極52及びアノード電極54よりも大きな平面寸法(外形寸法)を有する。すなわち、固体高分子電解質膜50は、カソード電極52及びアノード電極54よりも外周側に突出している。固体高分子電解質膜50の外周側に突出する部分は、反応ガスが不透過な枠形状のフィルムで構成してもよい。フィルムの内周は、カソード電極52及びアノード電極54の外周に接触する。
カソード電極52は、固体高分子電解質膜50の面50aに接合されている。アノード電極54は、固体高分子電解質膜50の面50bに接合されている。カソード電極52及びアノード電極54のそれぞれは、電極触媒層とガス拡散層とを含む。電極触媒層は、白金合金が表面に担持された多孔質カーボン粒子が、ガス拡散層の表面に一様に塗布されて形成される。ガス拡散層は、カーボンペーパ、カーボンクロス等からなる。
なお、MEA34は、固体高分子電解質膜50の平面寸法をカソード電極52及びアノード電極54の平面寸法よりも小さく形成し、カソード電極52の外周縁部とアノード電極54の外周縁部との間に枠形状を有する樹脂フィルム(樹脂枠部材)を挟持するように構成してもよい。この場合、MEA34は、カソード電極52が固体高分子電解質膜50よりも小さな平面寸法に設定されるとともに、アノード電極54が固体高分子電解質膜50と同一の平面寸法に設定される、いわゆる、段差MEAであってもよい。ただし、MEA34は、アノード電極54が固体高分子電解質膜50よりも小さな平面寸法に設定されるとともに、カソード電極52が固体高分子電解質膜50と同一の平面寸法に設定されてもよい。また、MEA34は、段差MEAに限定されず、両方のガス拡散層が互いに同一の平面寸法に設定されてもいてもよい。なお、樹脂フィルムは、反応ガスが不透過に構成されている。
第1セパレータ36及び第2セパレータ37は、長方形状(四角形状)に形成されている。第1セパレータ36及び第2セパレータ37は、例えば、鋼板、ステンレス鋼板、アルミニウム板、めっき処理鋼板、あるいはその金属表面に防食用の表面処理を施した金属薄板の断面を波形にプレス成形して構成される。第1セパレータ36と第2セパレータ37とは、面36bと面37bを対向させるとともに接触させた状態で外周を溶接、ろう付け、かしめ等により一体に接合され、接合セパレータ39を構成する。
図4及び図5Aに示すように、第1セパレータ36には、第1シールライン58a(シール部)がMEA34に向かって一体で膨出成形されている。第1シールライン58aの突出端面である第1シール面59aは、固体高分子電解質膜50の面50aに気密に接触する平坦面である(図4参照)。ただし、第1シールライン58aの突出端面は、R形状であってもよい。
第1シールライン58aは、第1セパレータ36の外周部を周回することにより、第1セパレータ36とMEA34との間から流体(燃料ガス、酸化剤ガス及び冷却媒体)が外部に漏出することを防止する。すなわち、第1シールライン58aは、その第1シール面59aが固体高分子電解質膜50の面50a又は外周の樹脂フィルムに直接接触(密着)して弾性変形することによりシールするメタルビードシールとして構成されている。
なお、メタルビードシールである第1シールライン58aの突出端面には、弾性を有する樹脂材が設けられていてもよい。この場合、第1シール面59aは、樹脂材に設けられる。また、第1シールライン58aは、弾性を有するゴムシール部材で形成されていてもよい。
図3及び図5Aにおいて、第1シールライン58aは、第1セパレータ36の平面視で波状に延在している。第1シールライン58aの波の周期及び振幅は、良好なシール特性が得られるように適宜設定すればよい。すなわち、第1シールライン58aは、第1凹状湾曲部60aと第1凸状湾曲部61aとが交互に配置された構成を有する。第1凹状湾曲部60aは、第1セパレータ36の外縁部に対して凹むように湾曲している。第1凸状湾曲部61aは、第1セパレータ36の外縁部に向かって突出するように湾曲している。ただし、第1シールライン58aは、直線状に延在していてもよい。
第1シールライン58aの側壁63は、第1セパレータ36の厚さ方向(積層方向である矢印A方向)に対して傾斜している。従って、第1シールライン58aは、第1セパレータ36の厚さ方向に沿った断面形状が台形状に形成されている。なお、第1シールライン58aの側壁63は、第1セパレータ36の厚さ方向と平行であってもよい。すなわち、第1シールライン58aは、第1セパレータ36の厚さ方向に沿った断面形状が矩形状に形成されていてもよい。
図4及び図5Bに示すように、第2セパレータ37には、第2シールライン58bがMEA34に向かって一体で膨出成形されている。第2シールライン58bの突出端面である第2シール面59bは、固体高分子電解質膜50の面50bに気密に接触する平坦面である(図4参照)。ただし、第2シールライン58bの第2シール面59bは、R形状に膨出していてもよい。
第2シールライン58bは、第2セパレータ37の外周部を周回することにより、第2セパレータ37とMEA34との間から流体(燃料ガス、酸化剤ガス及び冷却媒体)が漏出することを防止する。すなわち、第2シールライン58bは、その第2シール面59bが固体高分子電解質膜50の面50b又は外周の樹脂フィルムに直接接触(密着)して弾性変形することによりシールするメタルビードシールとして構成されている。
なお、メタルビードシールである第2シールライン58bの突出端面には、弾性を有する樹脂材が設けられていてもよい。この場合、第2シール面59bは、樹脂材に設けられる。また、第2シールライン58bは、弾性を有するゴムシール部材で形成されていてもよい。
図3及び図5Bに示すように、第2シールライン58bは、第2セパレータ37の平面視で波状に延在している。第2シールライン58bの波の周期及び振幅は、良好なシール特性が得られるように適宜設定すればよい。すなわち、第2シールライン58bは、第2凹状湾曲部60bと第2凸状湾曲部61bとが交互に配置された構成を有する。第2凹状湾曲部60bは、第2セパレータ37の外縁部に対して凹むように湾曲している。第2凸状湾曲部61bは、第2セパレータ37の外縁部に向かって突出するように湾曲している。ただし、第2シールライン58bは、直線状に延在していてもよい。
第2シールライン58bの側壁65は、第2セパレータ37の厚さ方向に対して傾斜している。従って、第2シールライン58bは、第2セパレータ37の厚さ方向に沿った断面形状が台形状に形成されている。なお、第2シールライン58bの側壁65は、第2セパレータ37の厚さ方向と平行であってもよい。すなわち、第2シールライン58bは、第2セパレータ37の厚さ方向に沿った断面形状が矩形状に形成されていてもよい。
図2及び図3に示すように、第1セパレータ36の一方の長辺には、支持部62aが外方(矢印C方向)に向かって突出成形されている。支持部62aは、連結部材24aに対向するように第1セパレータ36の一方の長辺の中央から一端側にずれて位置している(図2参照)。支持部62aは、プレス成形により第1セパレータ36に一体的に設けられている。ただし、支持部62aは、第1セパレータ36に対して接合されていてもよい。
図2〜図5Aに示すように、支持部62aには、単位セル12の積層方向に直交した方向(矢印B方向)の外部荷重(衝撃荷重)を受けるための板状の荷重受け部64aが設けられている。図4及び図5Aにおいて、荷重受け部64aは、支持部62aから矢印C方向に向かって外方に突出した凸部68と、凸部68に一体的に設けられて支持部62aに接合された取付部70とを備える。
荷重受け部64aの凸部68は、連結部材24aに形成された凹部66a内に挿入されている(図2参照)。凸部68は、その幅方向(矢印B方向)の中央部に位置する凸部本体72と、凸部本体72の幅方向の両端から幅方向の両側に向かって膨出した一組の膨出部74とを有する。
図4において、凸部本体72の中央部には、燃料電池スタック10の製造時に各単位セル12を位置決めするためのロッド78が挿通される位置決め孔80が形成されている。なお、ロッド78は、各単位セル12の位置決めが完了した後で位置決め孔80から抜き取られてもよいし、位置決め孔80に残されてもよい。
図4及び図5Aに示すように、凸部68は、その外形形状を構成するベース部84と、ベース部84の外表面を被覆する絶縁部86とを有する。ベース部84と取付部70とは、1枚の金属板をプレス成形することによって一体的に成形されている。ベース部84及び取付部70を構成する材料としては、第1セパレータ36及び第2セパレータ37を構成する材料と同様のものが挙げられる。絶縁部86は、ベース部84と連結部材24aとの間の電気的な接続を遮断する。
取付部70は、略長方形状に形成されており、矢印B方向に延びている。取付部70は、支持部62aの矢印B方向の中央部に位置している。取付部70は、支持部62aの面(第1セパレータ36の面36a)に重ねられた状態で溶接又はろう付け等によって支持部62aに対して接合されている。取付部70と支持部62aとを互いに接合する接合部88(溶接ビード)は、取付部70の長手方向(矢印B方向)に沿って延在している。
図2及び図3に示すように、第1セパレータ36の他方の長辺には、支持部62bが外方(矢印C方向)に向かって突出成形されている。支持部62bは、連結部材24bに対向するように第1セパレータ36の他方の長辺の中央から他端側にずれて位置している(図2参照)。支持部62bは、プレス成形により第1セパレータ36に一体的に設けられている。ただし、支持部62bは、第1セパレータ36に対して接合されていてもよい。
図2〜図5Aにおいて、支持部62bには、単位セル12の積層方向に直交した方向(矢印B方向)の外部荷重(衝撃荷重)を受けるための板状の荷重受け部64bが設けられている。荷重受け部64bは、上述した荷重受け部64aと同様に構成されている。換言すれば、荷重受け部64bは、荷重受け部64aを上下反転した形状を有する。そのため、荷重受け部64bの詳細な構成の説明については省略する。なお、荷重受け部64bの凸部68は、連結部材24bに形成された凹部66b内に挿入されている(図2参照)。
第1セパレータ36には、支持部62aの剛性を向上させるための第1リブ90a、90bが成形されている。図4及び図5Aに示すように、第1リブ90aは、第1セパレータ36のうち荷重受け部64aと第1シールライン58aとの間の部位からMEA34を挟んで第1セパレータ36とは反対側に位置する第2セパレータ37(反対側セパレータ)に向かうように突出している。第1リブ90aは、第1セパレータ36に一体的にプレス成形されている。
第1リブ90aは、第1シールライン58aの延在方向(矢印B方向)に沿って直線状に延在している。ただし、第1リブ90aは、波状に延在していてもよい。第1リブ90aは、荷重受け部64aの取付部70に沿って取付部70と略同じ長さだけ矢印B方向に延在している。第1リブ90aの突出端面92は、平坦面である。ただし、第1リブ90aの突出端面92は、R形状に膨出していてもよい。第1リブ90aの突出長は、第1シールライン58aの突出長(第1セパレータ36の厚さ方向に沿った長さ)と略同一である。
第1リブ90aの側壁94は、第1セパレータ36の厚さ方向(積層方向である矢印A方向)に対して傾斜している。従って、第1リブ90aは、第1セパレータ36の厚さ方向に沿った断面形状が台形状に形成されている。第1リブ90aは、積層方向に締め付け荷重が付与されると弾性変形する。なお、第1リブ90aの側壁94は、第1セパレータ36の厚さ方向と平行であってもよい。すなわち、第1リブ90aは、第1セパレータ36の厚さ方向に沿った断面形状が矩形状に形成されていてもよい。
図5Aにおいて、第1リブ90aの両端部には、第1リブ90aの延在方向に開口した開口部96が形成されている。なお、開口部96は、第1リブ90aの片方の端部のみに形成されていてもよい。すなわち、第1リブ90aの裏側凹形状である内部空間98は、開口部96を介して第1セパレータ36のMEA34に向かう面36a側の空間99に連通している。この場合、空間99は、第1シールライン58aの外側に位置するため、反応ガスが外部に流れることはない。第1リブ90aの両端を構成する短辺は、矢印C方向に沿って直線状に延在している。第1リブ90aの延在方向の両端部は、第1シールライン58aの第1凹状湾曲部60aに対向している。
第1リブ90bは、荷重受け部64bと第1シールライン58aとの間の部位からMEA34を挟んで第1セパレータ36とは反対側に位置する第2セパレータ37に向かうように突出している。第1リブ90bは、荷重受け部64bの取付部70に沿って取付部70と略同じ長さだけ矢印B方向に延在している。第1リブ90bは、上述した第1リブ90aと同様に構成されている。そのため、第1リブ90bの構成の説明については省略する。
本実施形態では、第1セパレータ36の支持部62aに荷重受け部64aが接合されるとともに第1セパレータ36の支持部62bに荷重受け部64bが接合されることにより燃料電池用セパレータ部材(以下、「セパレータ部材110」と称する。)が構成される。
図3〜図4及び図5Bに示すように、第2セパレータ37には、第1リブ90a、90bに対向するように2つの第2リブ100a、100bが成形されている。図4及び図5Bに示すように、第2リブ100aは、第2セパレータ37のうち第2シールライン58bよりも外周部からMEA34を挟んで第2セパレータ37とは反対側に位置する第1セパレータ36(第1リブ90a、90b)に向かうように突出している。第2リブ100aは、第2セパレータ37に一体的にプレス成形されている。
第2リブ100aは、第2シールライン58bの延在方向(矢印B方向)に沿って直線状に延在している。ただし、第2リブ100aは、波状に延在していてもよい。第2リブ100a全長は、第1リブ90aの全長と略同一である。第2リブ100aの突出端面102は、平坦面である。ただし、第2リブ100aの突出端面102は、R形状に膨出していてもよい。第2リブ100aの突出長は、第2シールライン58bの突出長(第2セパレータ37の厚さ方向に沿った長さ)と略同一である。第2リブ100aの突出端面102は、第1リブ90aの突出端面92に当接する。
第2リブ100aの側壁104は、第2セパレータ37の厚さ方向(積層方向である矢印A方向)に対して傾斜している。従って、第2リブ100aは、第2セパレータ37の厚さ方向に沿った断面形状が台形状に形成されている。第2リブ100aは、積層方向に締め付け荷重が付与されると弾性変形する。なお、第2リブ100aの側壁104は、第2セパレータ37の厚さ方向と平行であってもよい。すなわち、第2リブ100aは、第2セパレータ37の厚さ方向に沿った断面形状が矩形状に形成されていてもよい。
図5Bにおいて、第2リブ100aの両端部には、第1リブ90aの延在方向に開口した開口部106が形成されている。なお、開口部106は、第2リブ100aの片方の端部のみに形成されていてもよい。すなわち、第2リブ100aの裏側凹形状である内部空間108は、開口部106を介して第2セパレータ37のMEA34に向かう面37a側の空間109に連通している。この場合、空間109は、第2シールライン58bの外側に位置するため、反応ガスが外部に流れることはない。第2リブ100aの両端を構成する短辺は、矢印C方向に沿って直線状に延在している。第2リブ100aの延在方向の両端部は、第2シールライン58bの第2凹状湾曲部60bに対向している。
第2リブ100bは、上述した第2リブ100aと同様に構成されている。そのため、第2リブ100bの構成の説明については省略する。
次に、このように構成される燃料電池スタック10の作用について説明する。
まず、図1に示すように、酸素含有ガス等の酸化剤ガス、例えば、空気は、エンドプレート20aの酸化剤ガス入口連通孔38aに供給される。水素含有ガス等の燃料ガスは、エンドプレート20aの燃料ガス入口連通孔42aに供給される。純水やエチレングリコール、オイル等の冷却媒体は、エンドプレート20aの冷却媒体入口連通孔40aに供給される。
酸化剤ガスは、図3に示すように、酸化剤ガス入口連通孔38aから第1セパレータ36の酸化剤ガス流路44に導入される。酸化剤ガスは、酸化剤ガス流路44に沿って矢印B方向に移動し、電解質膜・電極構造体のカソード電極52に供給される。
一方、燃料ガスは、燃料ガス入口連通孔42aから第2セパレータ37の燃料ガス流路46に導入される。燃料ガスは、燃料ガス流路46に沿って矢印B方向に移動し、電解質膜・電極構造体のアノード電極54に供給される。
従って、各MEA34では、カソード電極52に供給される酸化剤ガスと、アノード電極54に供給される燃料ガスとが、電気化学反応により消費されて、発電が行われる。
次いで、カソード電極52に供給されて消費された酸化剤ガスは、酸化剤ガス出口連通孔38bに沿って矢印A方向に排出される。同様に、アノード電極54に供給されて消費された燃料ガスは、燃料ガス出口連通孔42bに沿って矢印A方向に排出される。
また、冷却媒体入口連通孔40aに供給された冷却媒体は、第1セパレータ36と第2セパレータ37との間に形成された冷却媒体流路48に導入された後、矢印B方向に流通する。この冷却媒体は、MEA34を冷却した後、冷却媒体出口連通孔40bから排出される。
本実施形態では、外部から燃料電池スタック10に矢印B方向の衝撃荷重が加わると、荷重受け部64aが連結部材24aの凹部66aを構成する壁面に接触するとともに荷重受け部64bが連結部材24bの凹部66bを構成する壁面に接触する。これにより、単位セル12が矢印B方向に位置ずれすることが抑えられる。
本実施形態に係るセパレータ部材110及び燃料電池スタック10は、以下の効果を奏する。
第1リブ90a、90bは、第1セパレータ36のうち第1シールライン58aと荷重受け部64a、64bとの間の部位からMEA34を挟んで第1セパレータ36とは反対側に位置する第2セパレータ37(反対側セパレータ)に向かうように突出し、且つ第1シールライン58aの延在方向に沿って線状に延在している。第1リブ90a、90bの延在方向の両端部には、開口部96が形成されている。
これにより、第1リブ90a、90bによって第1セパレータ36における荷重受け部64a、64bが設けられる支持部62a、62bの剛性を向上させることができる。
また、第1リブ90a、90bの延在方向の両端部に開口部96を形成しているため、第1リブ90a、90bの延在方向の端部の剛性を適度に低下させることができる。よって、セパレータ部材110を燃料電池スタック10に組み込んで積層方向に締め付け荷重を付与した際に、第1リブ90a、90bの延在方向の端部を効果的に撓ませることができる。よって、第1シールライン58aのうち第1リブ90a、90bの延在方向の両端部に近い部分の面圧が低下することを抑えることができる。従って、第1シールライン58aの面圧のばらつきを抑えることができる。
第1シールライン58aは、第1セパレータ36の平面視で波状に延在している。第1リブ90a、90bの延在方向の両端部は、第1シールライン58aのうち第1セパレータ36の外縁部に対して凹むように湾曲した第1凹状湾曲部60aに対向している。
これにより、第1リブ90a、90bの延在方向の両端部と第1シールライン58aとの離間距離を比較的長くすることができるため、第1シールライン58aのうち第1リブ90a、90bの端部に近い第1凹状湾曲部60aの面圧が低下することを効果的に抑えることができる。
第1リブ90a、90bの突出長は、第1セパレータ36の厚さ方向に沿った第1シールライン58aの長さ(第1シールライン58aの突出長)と略同一である。これにより、支持部62a、62bの剛性を効果的に向上させることができるとともに第1シールライン58aの面圧のばらつきを抑えることができる。第1リブ90a、90bの突出端面92と第2リブ100a、100bの突出端面102とは、互いに当接している。これにより、第1リブ90a、90bと第2リブ100a、100bの剛性を向上させることができる。
本発明は、上述した構成に限定されない。燃料電池スタック10は、図6Aに示す第1変形例に係るセパレータ部材110aを備えていてもよい。なお、第1変形例に係るセパレータ部材110aにおいて、上述したセパレータ部材110と同一の構成には同一の参照符号を付し、その詳細な説明については省略する。後述する第2変形例に係るセパレータ部材110bについて同様である。
図6Aに示すように、セパレータ部材110aを構成する第1セパレータ36には、第1リブ90aから荷重受け部64aが位置する側に突出した複数の第1補強リブ112aと、第1リブ90aから第1シールライン58aが位置する側に突出した複数の第2補強リブ112bとが設けられている。第1リブ90aの両端部には、第1リブ90aの延在方向に開口した開口部96(図5A参照)が形成されている。
つまり、第1補強リブ112aと第2補強リブ112bとは、第1リブ90aから第1リブ90aの延在方向と交差する方向(直交する方向)に延出している。複数の第1補強リブ112aは、第1リブ90aの延在方向に等間隔に設けられている。第1補強リブ112aの突出長(第1セパレータ36の厚さ方向に沿った長さ)は、第1リブ90aの突出長と略同一である。
複数の第2補強リブ112bは、第1リブ90aの延在方向に等間隔に設けられている。第2補強リブ112bの突出長(第2セパレータ37の厚さ方向に沿った長さ)は、第1リブ90aの突出長と略同一である。
第1補強リブ112aと第2補強リブ112bとは、第1リブ90aの延在方向の同じ位置から両側に延出している。換言すれば、第1補強リブ112aと第2補強リブ112bとは、矢印C方向に並んでいる。なお、第1補強リブ112a及び第2補強リブ112bは、第1リブ90aの両端部に設けられていない。
第1補強リブ112a及び第2補強リブ112bは、第1リブ90aと同様に第1リブ90bに設けられている。この場合、第1リブ90bの両端部には、第1リブ90bの延在方向に開口した開口部96(図5A参照)が形成されている。なお、第1補強リブ112a及び第2補強リブ112bは、第2セパレータ37の第2リブ100a、100bに設けられていてもよい。この場合、第2リブ100a、100bの両端部には、第2リブ100a、100bの延在方向に開口した開口部106(図5B参照)が形成されている。
このような構成によれば、第1セパレータ36の支持部62a、62bの剛性を第1補強リブ112a及び第2補強リブ112bによって一層効果的に向上させることができる。
燃料電池スタック10は、図6Bに示す第2変形例に係るセパレータ部材110bを備えていてもよい。図6Bに示すように、セパレータ部材110bを構成する第1セパレータ36には、上述した第1補強リブ112aと第2補強リブ112bとが設けられている。
この第1補強リブ112aと第2補強リブ112bとは、第1リブ90aの延在方向に互い違い(千鳥状)に配置されている。なお、第1リブ90aの両端部には、第1リブ90aの延在方向に開口した開口部96(図5A参照)が形成されている。つまり、第1リブ90aのうち互いに隣接する第1補強リブ112aが延出する間の部分から第2補強リブ112bが延出している。このようなセパレータ部材110bでは、上述したセパレータ部材110aと同様の効果を奏する。
図6Bに示す第1補強リブ112a及び第2補強リブ1112bは、第1リブ90aと同様に第1リブ90bに設けられていてもよい。この場合、第1リブ90bの両端部には、第1リブ90bの延在方向に開口した開口部96(図5A参照)が形成されている。また、図6Bに示す第1補強リブ112a及び第2補強リブ112bは、第2セパレータ37の第2リブ100a、100bに設けられていてもよい。この場合、第2リブ100a、100bの両端部には、第2リブ100a、100bの延在方向に開口した開口部106(図5B参照)が形成されている。
荷重受け部64a、64bは、第1セパレータ36各長辺の中央に位置していてもよい。また、荷重受け部64a、64bは、第1セパレータ36の各長辺又は各短辺に2つ以上設けられていてもよい。荷重受け部64a、64bは、第1セパレータ36及び第2セパレータ37の両方に設けられていてもよい。
本発明に係る燃料電池用セパレータ部材及び燃料電池スタックは、上述の実施形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
10…燃料電池スタック 12…単位セル
34…電解質膜・電極構造体 36…第1セパレータ
37…第2セパレータ 58a…第1シールライン(シール部)
59a…第1シール面 64a、64b…荷重受け部
90a、90b…第1リブ 96…開口部
110、110a、110b…燃料電池用セパレータ部材

Claims (6)

  1. 燃料電池スタックの単位セルを構成するセパレータと、前記セパレータの外周部から外方に突出するように前記セパレータに設けられた板状の荷重受け部と、を備え、前記単位セルは、電解質膜・電極構造体を挟んで前記セパレータとは反対側に位置する反対側セパレータを有する燃料電池用セパレータ部材であって、
    前記セパレータには、
    前記セパレータの外周部を周回して前記電解質膜・電極構造体に密着することにより、前記電解質膜・電極構造体と前記セパレータとの間からの流体の漏れを防止するシール部と、
    前記セパレータのうち前記シール部と前記荷重受け部との間の部位から前記反対側セパレータに向かうように突出し、且つ前記シール部の延在方向に沿って線状に延在したリブと、が設けられ、
    前記リブの延在方向の少なくとも一方の端部には、開口部が形成されている、
    ことを特徴とする燃料電池用セパレータ部材。
  2. 請求項1記載の燃料電池用セパレータ部材において、
    前記シール部は、前記セパレータの平面視で波状に延在し、
    前記リブの延在方向の端部は、前記シール部のうち前記セパレータの外縁部に対して凹むように湾曲した凹状湾曲部に対向している、
    ことを特徴とする燃料電池用セパレータ部材。
  3. 請求項1又は2に記載の燃料電池用セパレータ部材において、
    前記リブの突出長は、前記セパレータの厚さ方向に沿った前記シール部の長さと同一である、
    ことを特徴とする燃料電池用セパレータ部材。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の燃料電池用セパレータ部材において、
    前記セパレータには、前記リブから前記リブの延在方向と交差する方向に延出した補強リブが設けられている、
    ことを特徴とする燃料電池用セパレータ部材。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の燃料電池用セパレータ部材を有する単位セルが複数積層されることを特徴とする燃料電池スタック。
  6. 請求項5記載の燃料電池スタックにおいて、
    前記単位セルは、前記セパレータとしての第1セパレータと第2セパレータとが互いに接合された接合セパレータを有し、
    前記第2セパレータには、前記荷重受け部が設けられていない、
    ことを特徴とする燃料電池スタック。
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