JP7008588B2 - 燃料電池用セパレータ及び燃料電池スタック - Google Patents

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Description

本発明は、燃料電池用セパレータ及び燃料電池スタックに関する。
一般的に、固体高分子形燃料電池は、高分子イオン交換膜からなる固体高分子電解質膜を採用している。燃料電池は、固体高分子電解質膜の一方の面にアノード電極が、前記固体高分子電解質膜の他方の面にカソード電極が、それぞれ配設された電解質膜・電極構造体(MEA)を備える。電解質膜・電極構造体は、セパレータ(バイポーラ板)によって挟持されることにより、発電セル(単位燃料電池)が構成されている。発電セルは、所定の数だけ積層されることにより、例えば、車載用燃料電池スタックとして使用されている。
発電セルでは、MEAと一方のセパレータとの間に、一方の反応ガス流路として燃料ガス流路が形成され、MEAと他方のセパレータとの間に、他方の反応ガス流路として酸化剤ガス流路が形成されている。また、発電セルでは、複数の反応ガス連通孔が積層方向に沿って形成されている。
発電セルでは、セパレータとして金属セパレータが使用される場合がある。例えば、特許文献1では、金属セパレータにシール部としてプレス成形により凸形状のビードシールを形成することが開示されている。反応ガス連通孔を囲むビードシールには、反応ガス連通孔と反応ガス流路とを連通させる流路が設けられている。
特表2006-504872号公報
本発明は上記の従来技術に関連してなされたものであり、反応ガス連通孔と反応ガス流路との間で反応ガスを円滑に流通させることが可能な燃料電池用セパレータ及び燃料電池スタックを提供することを目的とする。
本発明の第1の態様は、反応面側である一方面側に突出して形成されたビード構造を有する金属セパレータを2枚接合して構成され、前記金属セパレータの前記一方面には燃料ガス又は酸化剤ガスである反応ガスを流すための反応ガス流路が形成され、前記反応ガス流路と連通する反応ガス連通孔がセパレータ厚さ方向に貫通形成され、前記ビード構造は、前記反応ガス連通孔の外周を周回する連通孔ビード部を有する燃料電池用セパレータであって、一方の前記金属セパレータの前記連通孔ビード部には、前記反応ガス流路と前記反応ガス連通孔とを連通する切欠部が設けられ、前記切欠部には一方の前記金属セパレータと一体に、前記反応ガス連通孔と前記反応ガス流路との間に延在する流路形成凸部が設けられ、前記流路形成凸部の両側に、前記反応ガス流路と前記反応ガス連通孔とを連通する連結流路が形成され、他方の前記金属セパレータの前記連通孔ビード部は、セパレータ厚さ方向から見て前記流路形成凸部と交差する方向に延在する部分を有する、燃料電池用セパレータである。
本発明の第2の態様は、本発明の第1の態様の燃料電池用セパレータと、電解質膜・電極構造体と、を備え、複数の前記燃料電池用セパレータと複数の前記電解質膜・電極構造体とが交互に積層されている、燃料電池スタックである。
本発明によれば、一方の金属セパレータの連通孔ビード部の一部を切り欠いた切欠部に、反応ガス連通孔と反応ガス流路との間に延在する流路形成凸部が設けられ、流路形成凸部の両側に連結流路が形成されている。このため、反応ガス連通孔と反応ガス流路との間で反応ガスを円滑に流通させることができる。
発電セルの分解斜視図である。 図1におけるII-II線に沿った発電セルの要部断面図である。 第1金属セパレータ側から見た接合セパレータの平面図である。 第1金属セパレータ側から見た接合セパレータの部分拡大平面図である。 図4におけるV-V線に沿った発電セルの断面図である。 図4におけるVI-VI線に沿った発電セルの断面図である。 第2金属セパレータ側から見た接合セパレータの平面図である。
以下、本発明に係る燃料電池用セパレータ及び燃料電池スタックについて好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照しながら説明する。
図1に示す単位燃料電池を構成する発電セル12は、外周に樹脂フィルム46が設けられた樹脂フィルム付きMEA28と、樹脂フィルム付きMEA28の一方面側(矢印A1方向側)に配置された第1金属セパレータ30と、樹脂フィルム付きMEA28の他方面側(矢印A2方向側)に配置された第2金属セパレータ32とを備える。複数の発電セル12が、例えば、矢印A方向(水平方向)又は矢印C方向(重力方向)に積層されるとともに、積層方向の締付荷重(圧縮荷重)が付与されて、燃料電池スタック10が構成される。燃料電池スタック10は、例えば、車載用燃料電池スタックとして燃料電池電気自動車(図示せず)に搭載される。
第1金属セパレータ30及び第2金属セパレータ32は、例えば、鋼板、ステンレス鋼板、アルミニウム板、めっき処理鋼板、あるいはその金属表面に防食用の表面処理を施した金属薄板の断面を波形にプレス成形して構成される。互いに隣接する発電セルにおける一方の発電セル12の第1金属セパレータ30と、他方の発電セル12の第2金属セパレータ32とは、一体に接合され、接合セパレータ33を構成する。接合セパレータ33は、燃料電池用セパレータの一態様である。
発電セル12の長辺方向である水平方向の一端縁部(矢印B1方向側の一端縁部)には、積層方向(矢印A方向)に互いに連通して、酸化剤ガス入口連通孔34a、冷却媒体入口連通孔36a及び燃料ガス出口連通孔38bが設けられる。酸化剤ガス入口連通孔34aは、反応ガス連通孔及び反応ガス入口連通孔の一態様である。燃料ガス出口連通孔38bは、反応ガス連通孔及び反応ガス出口連通孔の一態様である。
酸化剤ガス入口連通孔34a、冷却媒体入口連通孔36a及び燃料ガス出口連通孔38bは、鉛直方向(矢印C方向)に配列して設けられる。酸化剤ガス入口連通孔34aは、酸化剤ガス、例えば、酸素含有ガスを供給する。冷却媒体入口連通孔36aは、冷却媒体、例えば、水を供給する。燃料ガス出口連通孔38bは、燃料ガス、例えば、水素含有ガスを排出する。
発電セル12の長辺方向他端縁部(矢印B2方向側の他端縁部)には、積層方向に互いに連通して、燃料ガス入口連通孔38a、冷却媒体出口連通孔36b及び酸化剤ガス出口連通孔34bが設けられる。燃料ガス入口連通孔38aは、反応ガス連通孔及び反応ガス入口連通孔の一態様である。酸化剤ガス出口連通孔34bは、反応ガス連通孔及び反応ガス出口連通孔の一態様である。
燃料ガス入口連通孔38a、冷却媒体出口連通孔36b及び酸化剤ガス出口連通孔34bは、鉛直方向に配列して設けられる。燃料ガス入口連通孔38aは、燃料ガスを供給する。冷却媒体出口連通孔36bは、冷却媒体を排出する。酸化剤ガス出口連通孔34bは、酸化剤ガスを排出する。酸化剤ガス入口連通孔34a及び酸化剤ガス出口連通孔34bと燃料ガス入口連通孔38a及び燃料ガス出口連通孔38bの配置は、本実施形態に限定されるものではなく、要求される仕様に応じて、適宜設定すればよい。
図2に示すように、樹脂フィルム付きMEA28は、電解質膜・電極構造体28aと、電解質膜・電極構造体28aの外周部に設けられた枠形状の樹脂フィルム46とを備える。電解質膜・電極構造体28aは、電解質膜40と、電解質膜40を挟持するアノード電極42及びカソード電極44とを有する。
電解質膜40は、例えば、固体高分子電解質膜(陽イオン交換膜)である。固体高分子電解質膜は、例えば、水分を含んだパーフルオロスルホン酸の薄膜である。電解質膜40は、アノード電極42及びカソード電極44に挟持される。電解質膜40は、フッ素系電解質の他、HC(炭化水素)系電解質を使用することができる。
カソード電極44は、電解質膜40の一方の面に接合される第1電極触媒層44aと、第1電極触媒層44aに積層される第1ガス拡散層44bとを有する。アノード電極42は、電解質膜40の他方の面に接合される第2電極触媒層42aと、第2電極触媒層42aに積層される第2ガス拡散層42bとを有する。
樹脂フィルム46の内周端面は、電解質膜40の外周端面に近接する、重なる又は当接する。図1に示すように、樹脂フィルム46の矢印B1方向側の端縁部には、酸化剤ガス入口連通孔34a、冷却媒体入口連通孔36a及び燃料ガス出口連通孔38bが設けられる。樹脂フィルム46の矢印B2方向側の端縁部には、燃料ガス入口連通孔38a、冷却媒体出口連通孔36b及び酸化剤ガス出口連通孔34bが設けられる。
樹脂フィルム46は、例えば、PPS(ポリフェニレンサルファイド)、PPA(ポリフタルアミド)、PEN(ポリエチレンナフタレート)、PES(ポリエーテルサルフォン)、LCP(リキッドクリスタルポリマー)、PVDF(ポリフッ化ビニリデン)、シリコーン樹脂、フッ素樹脂、又はm-PPE(変性ポリフェニレンエーテル樹脂)、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PBT(ポリブチレンテレフタレート)又は変性ポリオレフィンで構成される。なお、樹脂フィルム46を用いることなく、電解質膜40を外方に突出させてもよい。また、外方に突出した電解質膜40の両側に枠形状のフィルムを設けてもよい。
図3に示すように、第1金属セパレータ30の樹脂フィルム付きMEA28に向かう面30a(以下、「表面30a」という)には、例えば、矢印B方向に延在する酸化剤ガス流路48が設けられる。
酸化剤ガス流路48は、酸化剤ガス入口連通孔34a及び酸化剤ガス出口連通孔34bに流体的に連通する。酸化剤ガス流路48は、矢印B方向に延在する複数本の凸部48a間に直線状流路溝48bを有する。複数の直線状流路溝48bに代えて、複数の波状流路溝が設けられてもよい。
第1金属セパレータ30の表面30aにおいて、酸化剤ガス入口連通孔34aと酸化剤ガス流路48との間には、矢印C方向に並ぶ複数個のエンボス部50aからなるエンボス列を複数有する入口バッファ部50Aが設けられる。また、第1金属セパレータ30の表面30aにおいて、酸化剤ガス出口連通孔34bと酸化剤ガス流路48との間には、複数個のエンボス部50bからなるエンボス列を複数有する出口バッファ部50Bが設けられる。エンボス部50a、50bは、樹脂フィルム付きMEA28に向かって突出する。
なお、第1金属セパレータ30の、酸化剤ガス流路48とは反対側の面30bには、入口バッファ部50Aの上記エンボス列間に、矢印C方向に並ぶ複数個のエンボス部67aからなるエンボス列が設けられるとともに、出口バッファ部50Bの上記エンボス列間に、矢印C方向に並ぶ複数個のエンボス部67bからなるエンボス列が設けられる。エンボス部67a、67bは、樹脂フィルム付きMEA28と反対側に向かって突出する。エンボス部67a、67bは、冷媒面側のバッファ部を構成する。
第1金属セパレータ30の表面30aには、プレス成形により第1シールライン51(ビード構造)が樹脂フィルム付きMEA28(図1)に向かって膨出成形される。図2に示すように、第1シールライン51の凸部先端面には、樹脂材56が印刷又は塗布等により固着される。樹脂材56は、例えば、ポリエステル繊維が使用される。樹脂材56は、樹脂フィルム46側に設けられてもよい。樹脂材56は、不可欠ではなく、なくてもよい。
図3に示すように、第1シールライン51は、酸化剤ガス流路48、入口バッファ部50A及び出口バッファ部50Bを囲むビードシール51a(以下、「内側ビード部51a」ともいう)と、内側ビード部51aよりも外側に設けられるとともに第1金属セパレータ30の外周に沿って延在するビードシール52(以下、「外側ビード部52」ともいう)と、複数の連通孔(酸化剤ガス入口連通孔34a等)を個別に囲む複数のビードシール53(以下、「連通孔ビード部53」ともいう)とを有する。
外側ビード部52は、第1金属セパレータ30の表面30aから樹脂フィルム付きMEA28に向かって突出するとともに当該表面30aの外周縁部を周回する。ビードシール51a、52、53は、樹脂フィルム46に密着し、積層方向の締付力により弾性変形することで樹脂フィルム46との間を気密及び液密にシールするシール構造である。
複数の連通孔ビード部53は、第1金属セパレータ30の表面30aから樹脂フィルム付きMEA28に向かって突出するとともに、酸化剤ガス入口連通孔34a、酸化剤ガス出口連通孔34b、燃料ガス入口連通孔38a、燃料ガス出口連通孔38b、冷却媒体入口連通孔36a及び冷却媒体出口連通孔36bの周囲をそれぞれ個別に周回する。
以下、複数の連通孔ビード部53のうち、酸化剤ガス入口連通孔34aを囲むものを「連通孔ビード部53a」と表記し、酸化剤ガス出口連通孔34bを囲むものを「連通孔ビード部53b」と表記する。
酸化剤ガス入口連通孔34aを囲む連通孔ビード部53aの、酸化剤ガス流路48側の辺部には、連通孔ビード部53aの一部を切り欠いて酸化剤ガス入口連通孔34aと酸化剤ガス流路48とを連通する切欠部80が設けられている。図4に示すように、切欠部80には第1金属セパレータ30と一体に、酸化剤ガス入口連通孔34aと酸化剤ガス流路48との間に延在する複数の流路形成凸部82が設けられている。具体的に、複数の流路形成凸部82は、プレス成形により樹脂フィルム付きMEA28(図1)に向かって膨出成形される。複数の流路形成凸部82は互いに平行に延在している。流路形成凸部82は、1本のみ設けられてもよい。
複数の流路形成凸部82間に、酸化剤ガス入口連通孔34aと酸化剤ガス流路48とを連通する連結流路84が形成されている。流路形成凸部82の両側に連結流路84が設けられている。複数の流路形成凸部82のうち両端に位置する流路形成凸部82eと、連通孔ビード部53aの両端部との間にも、連結流路84が形成されている。
複数の流路形成凸部82の各々の幅W2(流路形成凸部82の延在方向と直交する方向の寸法)は、連通孔ビード部53aの幅W1(連通孔ビード部53aの延在方向と直交する方向の寸法)と同じである。流路形成凸部82の幅W2は、連通孔ビード部53aの幅W1より小さくても大きくてもよい。複数の流路形成凸部82の延在長さは、連通孔ビード部53aの幅W1よりも大きい。複数の流路形成凸部82は、切欠部80から反応ガス流路側(酸化剤ガス流路48側)及び反応ガス連通孔側(酸化剤ガス入口連通孔34a側)に向かって延在している。
複数の流路形成凸部82は、セパレータ厚さ方向から見て第2金属セパレータ32の後述する連通孔ビード部63cに対して交差(直交)する方向に延在している。
図5及び図6に示すように、複数の流路形成凸部82の各々の頂部には樹脂材88が設けられている。樹脂材88は、厚さ及び材質が連通孔ビード部53a(第1シールライン51)の頂部に設けられた樹脂材54と同じである。
図6に示すように、流路形成凸部82の(ベースプレート部30sからの)突出高さは、連通孔ビード部53aの(ベースプレート部30sからの)突出高さと同じである。本実施形態では、流路形成凸部82の側壁部82sは、セパレータ厚さ方向(矢印A方向)に対して傾斜している。従って、流路形成凸部82は、セパレータ厚さ方向に沿った断面形状が台形状に形成されている。なお、流路形成凸部82は、セパレータ厚さ方向に沿った断面形状が矩形状に形成されてもよい。
図3において、酸化剤ガス出口連通孔34bを囲む連通孔ビード部53bの、酸化剤ガス流路48側の辺部には、連通孔ビード部53bの一部を切り欠いて酸化剤ガス出口連通孔34bと酸化剤ガス流路48とを連通する切欠部90が設けられている。切欠部90には第1金属セパレータ30と一体に、酸化剤ガス出口連通孔34bと酸化剤ガス流路48との間に延在する複数の流路形成凸部92が設けられている。流路形成凸部92は、1本のみ設けられてもよい。
複数の流路形成凸部92間に、酸化剤ガス出口連通孔34bと酸化剤ガス流路48とを連通する連結流路94が形成されている。流路形成凸部92の両側に連結流路94が設けられている。酸化剤ガス出口連通孔34b側に設けられた連通孔ビード部53b、複数の流路形成凸部92及び連結流路94は、それぞれ酸化剤ガス入口連通孔34a側に設けられた連通孔ビード部53a、複数の流路形成凸部82及び連結流路84と同様に構成されているため、詳細な説明は省略する。
第1金属セパレータ30における燃料ガス入口連通孔38aを囲む連通孔ビード部53cは、後述する第2金属セパレータ32の連通孔ビード部63aに樹脂フィルム46を介して対向する。第1金属セパレータ30における燃料ガス出口連通孔38bを囲む連通孔ビード部53dは、後述する第2金属セパレータ32の連通孔ビード部63bに樹脂フィルム46を介して対向する。
図3に示すように、接合セパレータ33を構成する第1金属セパレータ30と第2金属セパレータ32とは、レーザ溶接ライン33a~33eにより互いに接合されている。レーザ溶接ライン33a~33eは、第1金属セパレータ30、第2金属セパレータ32同士を接合する接合部の一態様である。レーザ溶接ライン33aは、酸化剤ガス入口連通孔34a、連通孔ビード部53a及び複数の流路形成凸部82を囲んで形成される。レーザ溶接ライン33bは、燃料ガス出口連通孔38b及び連通孔ビード部53dを囲んで形成される。
レーザ溶接ライン33cは、燃料ガス入口連通孔38a及び連通孔ビード部53cを囲んで形成される。レーザ溶接ライン33dは、酸化剤ガス出口連通孔34b、連通孔ビード部53b及び複数の流路形成凸部92を囲んで形成される。レーザ溶接ライン33eは、酸化剤ガス流路48、酸化剤ガス入口連通孔34a、酸化剤ガス出口連通孔34b、燃料ガス入口連通孔38a、燃料ガス出口連通孔38b、冷却媒体入口連通孔36a及び冷却媒体出口連通孔36bを囲んで、接合セパレータ33の外周部を周回して形成される。
なお、第1金属セパレータ30と第2金属セパレータ32とは、レーザ溶接に代えて、ロウ付けによって接合されてもよい。
図1に示すように、第2金属セパレータ32の樹脂フィルム付きMEA28に向かう面32a(以下、「表面32a」という)には、例えば、矢印B方向に延在する燃料ガス流路58が形成される。
図7に示すように、燃料ガス流路58は、燃料ガス入口連通孔38a及び燃料ガス出口連通孔38bに流体的に連通する。燃料ガス流路58は、矢印B方向に延在する複数本の凸部58a間に直線状流路溝58bを有する。複数の直線状流路溝58bに代えて、複数の波状流路溝が設けられてもよい。
第2金属セパレータ32の表面32aにおいて、燃料ガス入口連通孔38aと燃料ガス流路58との間には、矢印C方向に並ぶ複数個のエンボス部60aからなるエンボス列を複数有する入口バッファ部60Aが設けられる。また、第2金属セパレータ32の表面32aにおいて、燃料ガス出口連通孔38bと燃料ガス流路58との間には、複数個のエンボス部60bからなるエンボス列を複数有する出口バッファ部60Bが設けられる。エンボス部60a、60bは、樹脂フィルム付きMEA28に向かって突出する。
なお、第2金属セパレータ32の、燃料ガス流路58とは反対側の面32bには、入口バッファ部60Aの上記エンボス列間に、矢印C方向に並ぶ複数個のエンボス部69aからなるエンボス列が設けられるとともに、出口バッファ部60Bの上記エンボス列間に、矢印C方向に並ぶ複数個のエンボス部69bからなるエンボス列が設けられる。エンボス部69a、69bは、樹脂フィルム付きMEA28と反対側に向かって突出する。エンボス部69a、69bは、冷媒面側のバッファ部を構成する。
第2金属セパレータ32の表面32aには、プレス成形により第2シールライン61(ビード構造)が樹脂フィルム付きMEA28に向かって膨出成形される。
図2に示すように、第2シールライン61の凸部先端面には、樹脂材56が印刷又は塗布等により固着される。樹脂材56は、例えば、ポリエステル繊維が使用される。樹脂材56は、樹脂フィルム46側に設けられてもよい。樹脂材56は、不可欠ではなく、なくてもよい。
図7に示すように、第2シールライン61は、燃料ガス流路58、入口バッファ部60A及び出口バッファ部60Bを囲むビードシール(以下、「内側ビード部61a」という)と、内側ビード部61aよりも外側に設けられるとともに第2金属セパレータ32の外周に沿って延在するビードシール(以下、「外側ビード部62」という)と、複数の連通孔(燃料ガス入口連通孔38a等)を個別に囲む複数のビードシール(以下、「連通孔ビード部63」という)とを有する。外側ビード部62は、第2金属セパレータ32の表面32aから突出するとともに当該表面32aの外周縁部を周回する。
複数の連通孔ビード部63は、第2金属セパレータ32の表面32aから突出するとともに、酸化剤ガス入口連通孔34a、酸化剤ガス出口連通孔34b、燃料ガス入口連通孔38a、燃料ガス出口連通孔38b、冷却媒体入口連通孔36a及び冷却媒体出口連通孔36bの周囲をそれぞれ個別に周回する。
燃料ガス入口連通孔38aを囲む連通孔ビード部63aの、燃料ガス流路58側の辺部には、連通孔ビード部63aの一部を切り欠いて燃料ガス入口連通孔38aと燃料ガス流路58とを連通する切欠部100が設けられている。切欠部100には第2金属セパレータ32と一体に、燃料ガス入口連通孔38aと燃料ガス流路58との間に延在する複数の流路形成凸部102が設けられている。複数の流路形成凸部102間に、燃料ガス入口連通孔38aと燃料ガス流路58とを連通する連結流路104が形成されている。流路形成凸部102は1本のみ設けられ、流路形成凸部102の両側に連結流路104が設けられてもよい。
燃料ガス出口連通孔38bを囲む連通孔ビード部63bの、燃料ガス流路58側の辺部には、連通孔ビード部63bの一部を切り欠いて燃料ガス出口連通孔38bと燃料ガス流路58とを連通する切欠部110が設けられている。切欠部110には第2金属セパレータ32と一体に、燃料ガス出口連通孔38bと燃料ガス流路58との間に延在する複数の流路形成凸部112が設けられている。複数の流路形成凸部112間に、燃料ガス出口連通孔38bと燃料ガス流路58とを連通する連結流路114が形成されている。流路形成凸部112は1本のみ設けられ、流路形成凸部112の両側に連結流路114が設けられてもよい。
第2金属セパレータ32の燃料ガス入口連通孔38a側に設けられた連通孔ビード部63a、複数の流路形成凸部102及び連結流路104は、それぞれ、第1金属セパレータ30の酸化剤ガス入口連通孔34a側に設けられた連通孔ビード部53a、複数の流路形成凸部82及び連結流路84(図4)と同様に構成されているため、それらの詳細な説明は省略する。また、第2金属セパレータ32の燃料ガス出口連通孔38b側に設けられた連通孔ビード部63b、複数の流路形成凸部112及び連結流路114は、それぞれ、第1金属セパレータ30の酸化剤ガス入口連通孔34a側に設けられた連通孔ビード部53a、複数の流路形成凸部82及び連結流路84(図4)と同様に構成されているため、詳細な説明は省略する。
第2金属セパレータ32における酸化剤ガス入口連通孔34aを囲む連通孔ビード部63cは、第1金属セパレータ30の連通孔ビード部53a(図3)に樹脂フィルム46を介して対向する。図4に示すように、第2金属セパレータ32の連通孔ビード部63cは、セパレータ厚さ方向から見て、第1金属セパレータ30に設けられた複数の流路形成凸部82と交差する方向に延在する部分を有する。図7において、第2金属セパレータ32における酸化剤ガス出口連通孔34bを囲む連通孔ビード部63dは、第1金属セパレータ30の連通孔ビード部53b(図3)に樹脂フィルム46を介して対向する。
図1に示すように、互いに接合される第1金属セパレータ30の面30bと第2金属セパレータ32の面32bとの間には、冷却媒体入口連通孔36aと冷却媒体出口連通孔36bとに流体的に連通する冷却媒体流路66が形成される。冷却媒体流路66は、酸化剤ガス流路48が形成された第1金属セパレータ30の裏面形状と、燃料ガス流路58が形成された第2金属セパレータ32の裏面形状とが重なり合って形成される。
このように構成される発電セル12は、以下のように動作する。
まず、図1に示すように、酸素含有ガス等の酸化剤ガス、例えば、空気は、酸化剤ガス入口連通孔34aに供給される。水素含有ガス等の燃料ガスは、燃料ガス入口連通孔38aに供給される。純水やエチレングリコール、オイル等の冷却媒体は、冷却媒体入口連通孔36aに供給される。
酸化剤ガスは、図3及び図5に示すように、酸化剤ガス入口連通孔34aから複数の流路形成凸部82間に形成された連結流路84を介して第1金属セパレータ30の酸化剤ガス流路48に導入される。そして、図1に示すように、酸化剤ガスは、酸化剤ガス流路48に沿って矢印B方向に移動し、電解質膜・電極構造体28aのカソード電極44に供給される。
一方、燃料ガスは、図7に示すように、燃料ガス入口連通孔38aから複数の流路形成凸部102間に形成された連結流路104を介して第2金属セパレータ32の燃料ガス流路58に導入される。燃料ガスは、燃料ガス流路58に沿って矢印B方向に移動し、電解質膜・電極構造体28aのアノード電極42に供給される。
従って、各電解質膜・電極構造体28aでは、カソード電極44に供給される酸化剤ガスと、アノード電極42に供給される燃料ガスとが、第1電極触媒層44a及び第2電極触媒層42a内で電気化学反応により消費されて、発電が行われる。
次いで、カソード電極44に供給されて消費された酸化剤ガスは、酸化剤ガス流路48から複数の流路形成凸部92間に形成された連結流路94を介して酸化剤ガス出口連通孔34bへと流動し、酸化剤ガス出口連通孔34bに沿って矢印A方向に排出される。同様に、アノード電極42に供給されて消費された燃料ガスは、燃料ガス流路58から複数の流路形成凸部112間に形成された連結流路114(図7)を介して燃料ガス出口連通孔38bへと流動し、燃料ガス出口連通孔38bに沿って矢印A方向に排出される。
また、冷却媒体入口連通孔36aに供給された冷却媒体は、第1金属セパレータ30と第2金属セパレータ32との間に形成された冷却媒体流路66に導入された後、矢印B方向に流通する。この冷却媒体は、電解質膜・電極構造体28aを冷却した後、冷却媒体出口連通孔36bから排出される。
この場合、本実施形態は、以下の効果を奏する。
接合セパレータ33及び燃料電池スタック10によれば、一方の金属セパレータの連通孔ビード部の一部を切り欠いた切欠部に、反応ガス連通孔と反応ガス流路との間に延在する流路形成凸部が設けられ、流路形成凸部の両側に連結流路が形成されている。このため、反応ガス連通孔と反応ガス流路との間で反応ガスを円滑に流通させることができる。すなわち、反応ガス連通孔と反応ガス流路とを連通する流路として、連通孔ビード部に、連通孔ビード部と交差するトンネル構造を設け、一方の金属セパレータの裏側と表側との間で反応ガスを流通させる構成と比較して、本実施形態の構成によれば、反応ガスが金属セパレータの表側のみを通るため、流路の屈曲部(段差部)がない(あるいは小さい)。このため、反応ガスは連結流路を円滑に流れることができる。
具体的には、第1金属セパレータ30の連通孔ビード部53a、53bの一部を切り欠いた切欠部80、90に、酸化剤ガス入口連通孔34a及び酸化剤ガス出口連通孔34bと酸化剤ガス流路48との間に延在する流路形成凸部82、92が設けられ、流路形成凸部82、92の両側に連結流路84、94が形成されている。このため、酸化剤ガス入口連通孔34a及び酸化剤ガス出口連通孔34bと酸化剤ガス流路48との間で酸化剤ガスを円滑に流通させることができる。
また、第2金属セパレータ32の連通孔ビード部63a、63bの一部を切り欠いた切欠部100、110に、燃料ガス入口連通孔38a及び燃料ガス出口連通孔38bと燃料ガス流路58との間に延在する流路形成凸部102、112が設けられ、流路形成凸部102、112の両側に連結流路104、114が形成されている。このため、燃料ガス入口連通孔38a及び燃料ガス出口連通孔38bと燃料ガス流路58との間で燃料ガスを円滑に流通させることができる。
流路形成凸部82、92、102、112の突出高さは、連通孔ビード部53a、53b、63a、63bの突出高さと同じである。この構成により、切欠部80、90、100、110においても、燃料電池スタック10における燃料電池用セパレータ(接合セパレータ33)間に挟持される部材(樹脂フィルム46)を好適に支持することができる。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改変が可能である。
10…燃料電池スタック 12…発電セル
28…樹脂フィルム付きMEA 30…第1金属セパレータ
32…第2金属セパレータ
33…接合セパレータ(燃料電池用セパレータ)
48…酸化剤ガス流路 51…第1シールライン(ビード構造)
53、53a~53d、63、63a~63d…連通孔ビード部
58…燃料ガス流路 61…第2シールライン(ビード構造)
80、90、100、110…切欠部 82、92、102、112…流路形成凸部
84、94、104、114…連結流路

Claims (10)

  1. 反応面側である一方面側に突出して形成されたビード構造を有する金属セパレータを2枚接合して構成され、前記金属セパレータの前記一方面には燃料ガス又は酸化剤ガスである反応ガスを流すための反応ガス流路が形成され、前記反応ガス流路と連通する反応ガス連通孔がセパレータ厚さ方向に貫通形成され、前記ビード構造は、前記反応ガス連通孔の外周を周回する連通孔ビード部を有する燃料電池用セパレータであって、
    一方の前記金属セパレータの前記連通孔ビード部には、前記反応ガス流路と前記反応ガス連通孔とを連通する切欠部が設けられ、前記切欠部には一方の前記金属セパレータと一体に、前記反応ガス連通孔と前記反応ガス流路との間に延在する流路形成凸部が設けられ、前記流路形成凸部の両側に、前記反応ガス流路と前記反応ガス連通孔とを連通する連結流路が形成され、
    他方の前記金属セパレータの前記連通孔ビード部は、セパレータ厚さ方向から見て前記流路形成凸部と交差する方向に延在する部分を有し、
    前記連通孔ビード部及び前記流路形成凸部を囲んで、2枚の前記金属セパレータ同士を接合する接合部が設けられている、燃料電池用セパレータ。
  2. 請求項1記載の燃料電池用セパレータにおいて、
    前記流路形成凸部の突出高さは、前記連通孔ビード部の突出高さと同じである、燃料電池用セパレータ。
  3. 請求項1又は2記載の燃料電池用セパレータにおいて、
    前記流路形成凸部の幅は、前記連通孔ビード部の幅と同じである、燃料電池用セパレータ。
  4. 請求項1~3のいずれか1項に記載の燃料電池用セパレータにおいて、
    前記流路形成凸部の頂部には樹脂材が設けられている、燃料電池用セパレータ。
  5. 請求項1~のいずれか1項に記載の燃料電池用セパレータにおいて、
    2枚の前記金属セパレータ間には、冷却媒体を流すための冷却媒体流路が形成されている、燃料電池用セパレータ。
  6. 請求項1~のいずれか1項に記載の燃料電池用セパレータにおいて、
    前記流路形成凸部の延在長さは、前記連通孔ビード部の幅よりも大きい、燃料電池用セパレータ。
  7. 請求項1~のいずれか1項に記載の燃料電池用セパレータにおいて、
    前記流路形成凸部は、前記切欠部から前記反応ガス流路側及び前記反応ガス連通孔側に向かって突出している、燃料電池用セパレータ。
  8. 請求項1~のいずれか1項に記載の燃料電池用セパレータにおいて、
    前記流路形成凸部は、セパレータ厚さ方向から見て他方の前記金属セパレータの前記連通孔ビード部に対して直交する方向に延在している、燃料電池用セパレータ。
  9. 請求項1~のいずれか1項に記載の燃料電池用セパレータにおいて、
    前記連結流路は、前記反応ガスを供給する反応ガス入口連通孔と前記反応ガス流路との間、及び前記反応ガスを排出する反応ガス出口連通孔と前記反応ガス流路との間にそれぞれ設けられている、燃料電池用セパレータ。
  10. 請求項1~のいずれか1項に記載の燃料電池用セパレータと、
    電解質膜・電極構造体と、を備え、
    複数の前記燃料電池用セパレータと複数の前記電解質膜・電極構造体とが交互に積層されている、燃料電池スタック。
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