JP7135035B2 - セパレータ部材及び燃料電池 - Google Patents

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Description

本発明は、セパレータ部材及び燃料電池に関する。
燃料電池スタックは、複数の発電セル(燃料電池)が複数積層されて形成される。発電セルは、電解質膜の両側に電極が配設されてなる電解質膜・電極構造体(MEA)と、MEAの両側に配設された一組のセパレータ部材とを有する。燃料電池スタックには、MEAとセパレータ部材の積層方向(セパレータ厚さ方向)に圧縮荷重が付与される。
各セパレータ部材は、金属板状のセパレータ本体を備える。セパレータ本体には、反応ガス(酸化剤ガス又は燃料ガス)を流すための反応ガス流路と、セパレータ本体を貫通するとともに反応ガス又は冷却媒体である流体を流す複数の連通孔と、流体の漏れを防止するためのシール部とが設けられている。シール部は、圧縮荷重によって弾性変形可能なようにセパレータ本体に一体的に突出成形されたシールビード部を含む。シール部の頂部は、圧縮荷重によりシールビード部を弾性変形させた状態でMEAの外周部に設けられた樹脂フィルム(樹脂枠部材)に対して気密に押し付けられる。
このようなセパレータ部材において、例えば、特許文献1には、セパレータ本体におけるシール部の外周側に、セパレータ本体に一体的に突出成形され、圧縮圧力を均一に分配するための補助ビード部を設けた構成が開示されている。
米国特許出願公開第2018/0145353号明細書
ところで、セパレータ部材とMEAとを積層する際、セパレータ部材のシールビード部は、セパレータ厚さ方向と直交する平面方向に倒れる場合がある。シールビード部が平面方向に倒れると、シール部のシール面が平面方向に位置ずれするため、シール部による所望のシール性を得ることができないことがある。上述したような従来技術の補助ビード部は、圧縮圧力を均一に分配するための補助ビード部であり、シールビード部の倒れを抑制するには十分ではないため、シールビード部の平面方向の倒れを効果的に抑えることはできない。
本発明は、このような課題を考慮してなされたものであり、シールビード部の平面方向の倒れを効果的に抑えることにより、シール部による所望のシール性を確保することができるセパレータ部材及び燃料電池を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様は、電解質膜の両側に電極が配設されてなる樹脂枠付き電解質膜・電極構造体に積層されるように燃料電池スタックに組み込むためのセパレータ部材であって、前記セパレータ部材には、セパレータ厚さ方向の圧縮荷重が付与され、前記セパレータ部材は、金属板状のセパレータ本体を有し、前記セパレータ本体には、前記電極に沿って反応ガスを流すための反応ガス流路と、前記セパレータ本体を前記セパレータ厚さ方向に貫通するとともに前記反応ガス流路又は冷却媒体流路に連通する複数の連通孔と、前記反応ガス流路及び前記複数の連通孔の周囲に位置して前記反応ガス又は冷却媒体からなる流体の漏れを防止するためのシール部と、が設けられ、前記シール部は、前記圧縮荷重によって弾性変形可能なように前記セパレータ本体から一体的に突出成形されたシールビード部を有し、前記セパレータ本体における前記シール部の外周側には、前記シールビード部の倒れを規制する支持ビード部が設けられ、前記支持ビード部は、前記シール部に沿って延在するとともに前記セパレータ本体から一体的に突出成形され、前記支持ビード部の幅は、当該支持ビード部の延在方向の位置によって異なり、前記支持ビード部の前記セパレータ厚さ方向の高さは、前記セパレータ部材が前記燃料電池スタックに組み込まれた状態で前記樹脂枠付き電解質膜・電極構造体から離間するように前記シールビード部の前記セパレータ厚さ方向の高さよりも低く形成されている、セパレータ部材である。
本発明の第2の態様は、電解質膜の両側に電極が配設されてなる電解質膜・電極構造体に積層されるように燃料電池スタックに組み込むためのセパレータ部材であって、前記セパレータ部材には、セパレータ厚さ方向の圧縮荷重が付与され、前記セパレータ部材は、金属板状のセパレータ本体を有し、前記セパレータ本体には、前記電極に沿って反応ガスを流すための反応ガス流路と、前記セパレータ本体を前記セパレータ厚さ方向に貫通するとともに前記反応ガス流路又は冷却媒体流路に連通する複数の連通孔と、前記反応ガス流路及び前記複数の連通孔の周囲に位置して前記反応ガス又は冷却媒体からなる流体の漏れを防止するためのシール部と、が設けられ、前記シール部は、前記圧縮荷重によって弾性変形可能なように前記セパレータ本体から一体的に突出成形されたシールビード部を有し、前記セパレータ本体における前記シール部の外周側には、前記シールビード部よりも高さが低く形成されるとともに前記シールビード部の倒れを規制する支持ビード部が設けられ、前記支持ビード部は、前記シール部に沿って延在するとともに前記セパレータ本体から一体的に突出成形され、前記支持ビード部の幅は、当該支持ビード部の延在方向の位置によって異なり、前記シール部は、前記反応ガス流路を囲む流路シール部と、前記複数の連通孔のそれぞれを個別に囲む複数の連通孔シール部と、を有し、前記支持ビード部は、前記複数の連通孔シール部と前記流路シール部との外周側に位置し、前記複数の連通孔シール部は、前記流路シール部の外側に位置する複数の外側連通孔シール部を含み、前記支持ビード部は、前記複数の外側連通孔シール部と前記流路シール部との間に突出するように設けられた複数の突出ビード部と、前記流路シール部及び前記複数の外側連通孔シール部に沿って延在した延在ビード部と、を有し、前記突出ビード部は、当該突出ビード部に隣接する延在ビード部よりも幅広に形成されている、セパレータ部材である。
本発明の第3の態様は、電解質膜の両側に電極が配設されてなる樹脂枠付き電解質膜・電極構造体と前記電解質膜・電極構造体の両側に配置された一組のセパレータ部材とを備えた燃料電池であって、前記燃料電池には、セパレータ厚さ方向の圧縮荷重が付与され、前記一組のセパレータ部材の少なくともいずれかは、上述したセパレータ部材である、燃料電池である。
本発明の第4の態様は、電解質膜の両側に電極が配設されてなる電解質膜・電極構造体と前記電解質膜・電極構造体の両側に配置された一組のセパレータ部材とを備えた燃料電池であって、前記燃料電池には、セパレータ厚さ方向の圧縮荷重が付与され、前記一組のセパレータ部材の少なくともいずれかは、金属板状のセパレータ本体を有し、前記セパレータ本体には、前記電極に沿って反応ガスを流すための反応ガス流路と、前記セパレータ本体を前記セパレータ厚さ方向に貫通するとともに前記反応ガス流路又は冷却媒体流路に連通する複数の連通孔と、前記反応ガス流路及び前記複数の連通孔の周囲に位置して前記反応ガス又は冷却媒体からなる流体の漏れを防止するためのシール部と、が設けられ、前記シール部は、前記圧縮荷重によって弾性変形可能なように前記セパレータ本体から一体的に突出成形されたシールビード部を有し、前記セパレータ本体における前記シール部の外周側には、前記シールビード部よりも高さが低く形成されるとともに前記シールビード部の倒れを規制する支持ビード部が設けられ、前記支持ビード部は、前記シール部に沿って延在するとともに前記セパレータ本体から一体的に突出成形され、前記支持ビード部の幅は、当該支持ビード部の延在方向の位置によって異なり、前記電解質膜・電極構造体の外周部には、樹脂枠部材が設けられ、前記一組のセパレータ部材のぞれぞれは、前記シールビード部を有し、前記樹脂枠部材は、前記一組のセパレータ部材の前記シールビード部によって挟持されている、燃料電池である。
本発明によれば、支持ビード部の幅が当該支持ビード部の延在方向の位置によって異なるため、支持ビード部の幅方向の剛性を向上させることができる。さらに、セパレータ部材と電解質膜・電極構造体とを積層して圧縮荷重を付与した際に、支持ビード部によってシールビード部の倒れを効果的に抑えることができる。従って、シール部による所望のシール性を確保することができる。
本発明の一実施形態に係る燃料電池(発電セル)を備えた燃料電池スタックの斜視図である。 図1の燃料電池スタックの一部省略分解斜視図である。 図2の接合セパレータを第1セパレータ部材側から見た一部省略平面図である。 図3の接合セパレータの一部拡大平面図である。 図2の接合セパレータを第2セパレータ部材側から見た一部省略平面図である。 図5の接合セパレータの一部拡大平面図である。 図5のVII-VII線に沿った断面説明図である。 図5のVIII-VIII線に沿った断面説明図である。
以下、本発明に係るセパレータ部材及び燃料電池について好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照しながら説明する。
図1に示すように、本発明の一実施形態に係る燃料電池スタック10は、複数の発電セル12(燃料電池)が水平方向(矢印A方向)に積層された積層体14を備える。燃料電池スタック10は、例えば、図示しない燃料電池電気自動車等の燃料電池車両に搭載される。
積層体14の積層方向の一端(矢印A1方向の端)には、ターミナルプレート16a、インシュレータ18a及びエンドプレート20aが外方に向かって、順次、配設される。積層体14の積層方向の他端(矢印A2方向の端)には、ターミナルプレート16b、インシュレータ18b及びエンドプレート20bが外方に向かって、順次、配設される。
エンドプレート20a、20bは、横長(縦長でもよい)の長方形状を有するとともに、各辺間には、連結バー24が配置される。各連結バー24は、両端がエンドプレート20a、20bの内面に固定されており、複数の積層された発電セル12に積層方向(矢印A方向)の圧縮荷重(締付荷重)を付与する。なお、燃料電池スタック10は、エンドプレート20a、20bを端板とする筐体を備え、当該筐体内に積層体14を収容するように構成してもよい。
発電セル12は、横長の長方形状を有する。発電セル12は、図2に示すように、樹脂枠付きMEA28と、樹脂枠付きMEA28を矢印A方向から挟持する第1セパレータ部材30及び第2セパレータ部材32とを有する。第1セパレータ部材30及び第2セパレータ部材32は、金属薄板、例えば、鋼板、ステンレス鋼板、アルミニウム板、めっき処理鋼板、あるいはその金属表面に防食用の表面処理を施した金属薄板の断面を波形にプレス成形して構成される。
第1セパレータ部材30と第2セパレータ部材32とは、複数の接合ライン33a(図7参照)により互いに接合されて接合セパレータ33を形成する。接合ライン33aは、後述する第1連通孔シール部62及び第2連通孔シール部100のそれぞれの両側と、後述する第1流路シール部64及び第2流路シール部102のそれぞれの外側に設けられる。また、接合セパレータ33には、第1セパレータ部材30の最外周と第2セパレータ部材32の最外周とを互いに接合する複数の接合部が接合セパレータ33の外周に沿って間隔を空けて設けられている。接合ライン33aは、例えばレーザ溶接ラインである。接合ライン33aは、MIG、TIG、シーム溶接、ロウ付け、カシメ等による接合部であってもよい。
図2において、樹脂枠付きMEA28は、電解質膜・電極構造体28a(以下、「MEA28a」という)と、MEA28aの外周部に接合されるとともに該外周部を周回する樹脂枠部材34(樹脂枠部、樹脂フィルム)とを備える。MEA28aは、電解質膜36と、電解質膜36の一方の面に設けられたカソード電極38と、電解質膜36の他方の面に設けられたアノード電極40とを有する。
電解質膜36は、例えば、固体高分子電解質膜(陽イオン交換膜)である。固体高分子電解質膜は、例えば、水分を含んだパーフルオロスルホン酸の薄膜である。電解質膜36は、カソード電極38及びアノード電極40に挟持される。電解質膜36は、フッ素系電解質の他、HC(炭化水素)系電解質を使用することができる。
詳細は図示しないが、カソード電極38は、電解質膜36の一方の面に接合される第1電極触媒層と、当該第1電極触媒層に積層される第1ガス拡散層とを有する。アノード電極40は、電解質膜36の他方の面に接合される第2電極触媒層と、当該第2電極触媒層に積層される第2ガス拡散層とを有する。
樹脂枠付きMEA28の樹脂枠部は、樹脂枠部材34を用いることなく、電解質膜36をカソード電極38及びアノード電極40よりも外方に突出させることにより形成してもよい。この場合、電解質膜36のうちカソード電極38及びアノード電極40よりも外方に突出した部分の両側に枠形状のフィルムを設けてもよい。
各発電セル12の長辺方向の一端縁部(矢印B1方向の端縁部)には、酸化剤ガス供給連通孔42a、複数(例えば、2つ)の冷却媒体排出連通孔44b、第1燃料ガス排出連通孔46b1及び第2燃料ガス排出連通孔46b2が設けられる。図1及び図2に示すように、酸化剤ガス供給連通孔42a、複数の冷却媒体排出連通孔44b、第1燃料ガス排出連通孔46b1及び第2燃料ガス排出連通孔46b2は、それぞれ、積層体14、インシュレータ18a及びエンドプレート20aを積層方向に貫通している(ターミナルプレート16aを貫通してもよい)。
図2において、酸化剤ガス供給連通孔42a、複数の冷却媒体排出連通孔44b、第1燃料ガス排出連通孔46b1及び第2燃料ガス排出連通孔46b2は、矢印C方向(発電セル12の短辺に沿った方向)に配列して設けられる。第1燃料ガス排出連通孔46b1及び第2燃料ガス排出連通孔46b2のそれぞれは、一方の反応ガスである燃料ガス、例えば、水素含有ガスを矢印A方向に排出する。酸化剤ガス供給連通孔42aは、他方の反応ガスである酸化剤ガス、例えば、酸素含有ガスを矢印A方向に供給する。冷却媒体排出連通孔44bは、冷却媒体を矢印A方向に排出する。
酸化剤ガス供給連通孔42aは、上下方向に離間して配置された2つの冷却媒体排出連通孔44bの間に配置されている。第1燃料ガス排出連通孔46b1は、上側の冷却媒体排出連通孔44bの上方(矢印C1方向)に配置されている。第2燃料ガス排出連通孔46b2は、下側の冷却媒体排出連通孔44bの下方(矢印C2方向)に配置されている。
各発電セル12の長辺方向の他端縁部(矢印B2方向の端縁部)には、燃料ガス供給連通孔46a、複数(例えば、2つ)の冷却媒体供給連通孔44a、第1酸化剤ガス排出連通孔42b1及び第2酸化剤ガス排出連通孔42b2が設けられる。図1及び図2に示すように、燃料ガス供給連通孔46a、複数の冷却媒体供給連通孔44a、第1酸化剤ガス排出連通孔42b1及び第2酸化剤ガス排出連通孔42b2は、それぞれ、積層体14、インシュレータ18a及びエンドプレート20aを積層方向に貫通している(ターミナルプレート16aを貫通してもよい)。
図2において、燃料ガス供給連通孔46a、複数の冷却媒体供給連通孔44a、第1酸化剤ガス排出連通孔42b1及び第2酸化剤ガス排出連通孔42b2は、矢印C方向(発電セル12の短辺に沿った方向)に配列して設けられる。燃料ガス供給連通孔46aは、燃料ガスを矢印A方向に供給する。第1酸化剤ガス排出連通孔42b1及び第2酸化剤ガス排出連通孔42b2のそれぞれは、酸化剤ガスを矢印A方向に排出する。冷却媒体供給連通孔44aは、冷却媒体を矢印A方向に供給する。
燃料ガス供給連通孔46aは、上下方向に離間して配置された2つの冷却媒体供給連通孔44aの間に配置されている。第1酸化剤ガス排出連通孔42b1は、上側の冷却媒体供給連通孔44aの上方(矢印C1方向)に配置されている。第2酸化剤ガス排出連通孔42b2は、下側の冷却媒体供給連通孔44aの下方(矢印C2方向)に配置されている。
各発電セル12には、第1ドレン連通孔48a及び第2ドレン連通孔48bが設けられている。図1及び図2に示すように、第1ドレン連通孔48a及び第2ドレン連通孔48bは、それぞれ、積層体14、インシュレータ18a及びエンドプレート20aを積層方向に貫通している(ターミナルプレート16aを貫通してもよい)。
図2において、第1ドレン連通孔48aは、発電セル12の矢印C2方向の端部(下端部)に位置している。第1ドレン連通孔48aは、発電セル12の長手方向の中央よりも発電セル12の一端側(矢印B1方向)にずれて位置している。第1ドレン連通孔48aは、第2燃料ガス排出連通孔46b2の下端よりも矢印C2方向(下方)に位置している(図3~図5参照)。
第1ドレン連通孔48aは、インシュレータ18b又はエンドプレート20bに設けられた図示しない連通路を介して第1燃料ガス排出連通孔46b1及び第2燃料ガス排出連通孔46b2に連通している。すなわち、第1ドレン連通孔48aは、発電セル12の運転時(発電時)に発生した生成水のうち第1燃料ガス排出連通孔46b1及び第2燃料ガス排出連通孔46b2に導かれたものを外部に排出する。
第2ドレン連通孔48bは、発電セル12の矢印C2方向の端部(下端部)に位置している。第2ドレン連通孔48bは、発電セル12の長手方向の中央よりも発電セル12の他端側(矢印B2方向)にずれて位置している。第2ドレン連通孔48bは、第2酸化剤ガス排出連通孔42b2の下端よりも矢印C2方向(下方)に位置している(図3、図5及び図6参照)。
第2ドレン連通孔48bは、インシュレータ18b又はエンドプレート20bに設けられた図示しない連通路を介して第1酸化剤ガス排出連通孔42b1及び第2酸化剤ガス排出連通孔42b2に連通している。すなわち、第2ドレン連通孔48bは、発電セル12の運転時(発電時)に生成した生成水のうち第1酸化剤ガス排出連通孔42b1及び第2酸化剤ガス排出連通孔42b2に導かれたものを外部に排出する。
以下の説明では、酸化剤ガス供給連通孔42a、第1酸化剤ガス排出連通孔42b1、第2酸化剤ガス排出連通孔42b2、冷却媒体供給連通孔44a、冷却媒体排出連通孔44b、燃料ガス供給連通孔46a、第1燃料ガス排出連通孔46b1、第2燃料ガス排出連通孔46b2、第1ドレン連通孔48a及び第2ドレン連通孔48bを、単に連通孔50ということがある。
連通孔50の配置、形状及び大きさは、本実施形態に限定されるものではなく、要求される仕様に応じて、適宜設定すればよい。
図3に示すように、第1セパレータ部材30は、金属板状の第1セパレータ本体52を備える。第1セパレータ本体52の樹脂枠付きMEA28に向かう面(以下、「表面52a」という。)には、例えば、矢印B方向に延在する酸化剤ガス流路54(反応ガス流路)が設けられる。酸化剤ガス流路54は、酸化剤ガス供給連通孔42a、第1酸化剤ガス排出連通孔42b1及び第2酸化剤ガス排出連通孔42b2に流体的に連通する。酸化剤ガス流路54は、矢印B方向に延在する複数の直線状の突起54aの間に形成された複数の直線状の流路溝54bを有する。ただし、酸化剤ガス流路54(突起54a及び流路溝54b)は、矢印B方向に波状に延在してもよい。
第1セパレータ本体52の表面52aにおいて、酸化剤ガス供給連通孔42aと酸化剤ガス流路54との間には、矢印C方向に並ぶ複数個のエンボス部56aからなるエンボス列を複数有する第1入口バッファ部56が設けられる。また、第1セパレータ本体52の表面52aにおいて、第1酸化剤ガス排出連通孔42b1及び酸化剤ガス流路54の間と第2酸化剤ガス排出連通孔42b2と酸化剤ガス流路54との間とには、矢印C方向に並ぶ複数個のエンボス部58aからなるエンボス列を複数有する第1出口バッファ部58が設けられる。
第1セパレータ本体52の表面52aには、反応ガス(酸化剤ガス若しくは燃料ガス)又は冷却媒体である流体の漏出を防止するための第1シール部60が設けられている。第1シール部60は、セパレータ厚さ方向(矢印A方向)から見て、直線状に延在している。ただし、第1シール部60は、セパレータ厚さ方向から見て、波状に延在してもよい。
第1シール部60は、複数の連通孔50を個別に囲む複数の第1連通孔シール部62(62a~62g)と、第1セパレータ本体52の外周部に設けられた第1流路シール部64(第1外周側シール部)とを有する。
以下、複数の第1連通孔シール部62のうち、酸化剤ガス供給連通孔42aを囲むものを「第1連通孔シール部62a」といい、第1酸化剤ガス排出連通孔42b1及び第2酸化剤ガス排出連通孔42b2を囲むものを「第1連通孔シール部62b」という。また、複数の第1連通孔シール部62のうち、燃料ガス供給連通孔46aを囲むものを「第1連通孔シール部62c」といい、第1燃料ガス排出連通孔46b1及び第2燃料ガス排出連通孔46b2を囲むものを「第1連通孔シール部62d」という。さらに、複数の第1連通孔シール部62のうち、冷却媒体供給連通孔44aを囲むものを「第1連通孔シール部62e」といい、冷却媒体排出連通孔44bを囲むものを「第1連通孔シール部62f」という。さらにまた、複数の第1連通孔シール部62のうち、第1ドレン連通孔48a及び第2ドレン連通孔48bを囲むものを「第1連通孔シール部62g」という。
第1流路シール部64は、反応ガス(酸化剤ガス)の漏れを防止するためのものである。第1流路シール部64は、酸化剤ガス流路54、第1入口バッファ部56、第1出口バッファ部58及び複数の第1連通孔シール部62a~62dを囲む。第1連通孔シール部62e~62gは、第1流路シール部64の外側に位置する外側連通孔シール部である。
第1セパレータ本体52の長手方向一端側(矢印B1方向)において、第1流路シール部64は、第1燃料ガス排出連通孔46b1と上側の冷却媒体排出連通孔44bとの間、上側の冷却媒体排出連通孔44bと酸化剤ガス供給連通孔42aとの間、酸化剤ガス供給連通孔42aと下側の冷却媒体排出連通孔44bとの間、及び下側の冷却媒体排出連通孔44bと第2燃料ガス排出連通孔46b2との間を延在するように、蛇行している。従って、第1セパレータ本体52の長手方向一端側において、第1流路シール部64は、第1セパレータ本体52の一方の短辺に向かって膨出するように、第1燃料ガス排出連通孔46b1、酸化剤ガス供給連通孔42a及び第2燃料ガス排出連通孔46b2をそれぞれ部分的に囲む3つの第1膨出形状部64a、64b、64cを有する。
第1セパレータ本体52の長手方向他端側(矢印B2方向)において、第1流路シール部64は、第1酸化剤ガス排出連通孔42b1と上側の冷却媒体供給連通孔44aとの間、上側の冷却媒体供給連通孔44aと燃料ガス供給連通孔46aとの間、燃料ガス供給連通孔46aと下側の冷却媒体供給連通孔44aとの間、及び下側の冷却媒体供給連通孔44aと第2酸化剤ガス排出連通孔42b2との間を延在するように、蛇行している。従って、第1セパレータ本体52の長手方向他端側において、第1流路シール部64は、第1セパレータ本体52の他方の短辺に向かって膨出するように、第1酸化剤ガス排出連通孔42b1、燃料ガス供給連通孔46a及び第2酸化剤ガス排出連通孔42b2をそれぞれ部分的に囲む3つの第1膨出形状部64d、64e、64fを有する。
図7に示すように、第1シール部60は、プレス成形により、樹脂枠付きMEA28に向かって第1セパレータ本体52に一体的に突出成形された第1シールビード部66と、第1シールビード部66に設けられた第1樹脂材68とを有する。第1シールビード部66の横断面形状は、第1シールビード部66の突出方向に向かって先細り形状となる台形形状である。すなわち、第1シールビード部66は、第1セパレータ部材30及び第2セパレータ部材32の積層方向の圧縮荷重によって弾性変形する。
第1シールビード部66は、互いに対向するように配置された一対の第1ビード側部66aと、一対の第1ビード側部66aの突出端同士を連結する第1ビード頂部66bと、を有する。一対の第1ビード側部66aの間隔は、第1ビード頂部66bに向かって徐々に狭くなっている。なお、第1ビード側部66aは、セパレータ厚さ方向(矢印A方向)と平行であってもよい。つまり、第1シールビード部66の横断面形状は、矩形状又は正方形状であってもよい。
第1樹脂材68は、第1シールビード部66の突出端面(第1ビード頂部66bの外面)に印刷又は塗布等により固着された弾性部材である。第1樹脂材68は、例えば、ポリエステル繊維で構成される。第1樹脂材68は、多孔性でない。なお、第1樹脂材68はなくてもよい。
図3において、第1セパレータ本体52には、第1連通孔シール部62aの内側(酸化剤ガス供給連通孔42a側)及び外側(酸化剤ガス流路54側)を連通するブリッジ部70が設けられる。第1セパレータ本体52には、第1連通孔シール部62bの内側(第1酸化剤ガス排出連通孔42b1又は第2酸化剤ガス排出連通孔42b2側)及び外側(酸化剤ガス流路54側)を連通するブリッジ部72が設けられる。
図7において、第1セパレータ本体52における第1シール部60の外周側には、第1シールビード部66よりも高さが低く形成されるとともに第1シールビード部66の倒れを規制する第1支持ビード部74が設けられている。第1支持ビード部74は、第1シール部60の外周に沿って延在するとともに第1セパレータ本体52の表面52aから一体的に突出成形されている。第1支持ビード部74は、第1シールビード部66に近接している。第1支持ビード部74は、第1セパレータ本体52に対して第1シールビード部66の突出方向と同じ方向(樹脂枠部材34に向かう方向)に突出している。
図7において、第1セパレータ部材30が燃料電池スタック10に組み込まれた状態で、第1支持ビード部74の突出長laは、第1シール部60の突出長Laよりも短い。そのため、第1支持ビード部74は、樹脂枠部材34に対して離間している。すなわち、第1支持ビード部74と樹脂枠部材34との間に僅かな隙間がある。そのため、第1支持ビード部74は、樹脂枠部材34から圧縮荷重を受けない。また、第1支持ビード部74は、圧縮荷重を受けないように樹脂枠部材34に接触してもよい。ただし、第1支持ビード部74は、燃料電池スタック10に矢印A方向の衝撃荷重が作用した際に、樹脂枠部材34に接触して当該衝撃荷重を受けるように形成されている。
具体的に、第1セパレータ部材30が燃料電池スタック10に組み込まれた状態で、第1支持ビード部74の突出長は、第1シールビード部66の突出長よりも短い。第1セパレータ部材30が燃料電池スタック10に組み込まれた状態で、第1支持ビード部74の突出長は、第1シールビード部66の突出長の50%以上100%未満が好ましく、60%以上90%以下がさらに好ましく、70%以上90%以下がさらに好ましい。この場合、第1セパレータ部材30を燃料電池スタック10に組み込む際に、第1シールビード部66の平面方向の倒れを第1支持ビード部74によって効果的に抑えることができる。また、第1支持ビード部74によって衝撃荷重を効果的に受けることができる。なお、第1支持ビード部74の突出長は、適宜設定可能である。
第1支持ビード部74は、第1セパレータ本体52の外周に沿って一周延在している(図2参照)。換言すれば、第1支持ビード部74は、複数の第1連通孔シール部62と第1流路シール部64の外周側に位置している。第1支持ビード部74の外周は、第1セパレータ本体52の外周に沿って延在している。
第1支持ビード部74の横断面形状は、第1支持ビード部74の突出方向に向かって先細り形状となる台形形状である。第1支持ビード部74は、第1セパレータ本体52の内方に位置する第1内側壁部76aと、第1セパレータ本体52の外方に位置する第1外側壁部76bと、第1内側壁部76aの突出端と第1外側壁部76bの突出端とを互いに連結する第1頂壁部76cとを有する。第1内側壁部76aと第1外側壁部76bとの間隔は、第1頂壁部76cに向かって徐々に狭くなっている。第1内側壁部76aの根元は、第1ビード側部66aの根元に近接している。
第1内側壁部76aの根元は、第1ビード側部66aの根元又は中間部位に連結してもよい。また、第1内側壁部76a及び第1外側壁部76bは、セパレータ厚さ方向(矢印A方向)と平行であってもよい。つまり、第1支持ビード部74の横断面形状は、矩形状又は正方形状であってもよい。
図3、図7及び図8において、第1支持ビード部74の外周縁部(第1外側壁部76b)は、第1セパレータ本体52の外縁に沿って直線状に延在した部分を有している。第1支持ビード部74の幅W(図7に示す第1頂壁部76cの幅)は、第1支持ビード部74の延在方向の位置によって異なる。ここで、第1支持ビード部74の幅とは、当該第1支持ビード部74の延在方向とセパレータ厚さ方向とに直交する方向の長さをいう。なお、図3及び図4には、便宜上、図7及び図8に示す第1頂壁部74c及び第1内側壁部76aの境界部と、第1頂壁部74cと第1外側壁部76bとの境界部のみを示している。
第1支持ビード部74は、第1連通孔シール部62e~62g(外側連通孔シール部)と第1流路シール部64との間に突出するように設けられた複数の第1突出ビード部78と、第1連通孔シール部62e~62g及び第1流路シール部64に沿って延在した複数の第1延在ビード部80と、を有する。
図4に示すように、第1突出ビード部78は、第1セパレータ本体52の内方に向かって突出している。第1突出ビード部78の突出端部は、突出方向に先細り形状となる三角形状に形成されている。ただし、第1突出ビード部78の突出端部は、突出方向に先細り形状となる台形形状であってもよい。
図3に示すように、以下、複数の第1突出ビード部78のうち、第1連通孔シール部62e、62fと第1膨出形状部64a~64fとの間に位置するものを「第1突出ビード部78a」という。また、複数の第1突出ビード部78のうち、第1膨出形状部64c、64fと第1連通孔シール部62gとの間に位置するものを「第1突出ビード部78b」という。さらに、複数の第1突出ビード部78のうち、第1流路シール部64の酸化剤ガス流路54を覆う部分と第1連通孔シール部62gとの間に位置するものを「第1突出ビード部78c」という。
複数の第1延在ビード部80のうち、第1膨出形状部64a~64fに対して矢印B方向(第1セパレータ部材30の長手方向)に対向しているものを「第1延在ビード部80a」という。また、複数の第1延在ビード部80のうち、第1連通孔シール部62e、62f(外側連通孔シール部)に対向しているものを「第1延在ビード部80b」という。さらに、複数の第1延在ビード部80のうち、第1膨出形状部64c、64fに矢印C2方向に対向しているものを「第1延在ビード部80c」という。また、複数の第1延在ビード部80のうち、第1連通孔シール部62gに対向しているものを「第1延在ビード部80d」という。さらに、複数の第1延在ビード部80のうち、第1流路シール部64に矢印C2方向に対向しているものを「第1延在ビード部80e」という。
図4に示すように、第1突出ビード部78aの左右両側には、第1延在ビード部80a、80bが位置している。換言すれば、第1突出ビード部78aは、第1延在ビード部80a、80bのそれぞれに隣接している。第1突出ビード部78aの幅寸法W1は、第1延在ビード部80aの幅寸法W2と第1延在ビード部80bの幅寸法W3とのそれぞれよりも広い(図7及び図8参照)。第1延在ビード部80aの幅寸法W2は、第1延在ビード部80bの幅寸法W3よりも狭い。つまり、第1支持ビード部74は、W1>W3>W2になっている。なお、第1延在ビード部80aの幅寸法W2は、第1延在ビード部80bの幅寸法W3よりも広くてもよいし同一であってもよい。
第1突出ビード部78bの左右両側には、第1延在ビード部80c、80dが位置している。換言すれば、第1突出ビード部78bは、第1延在ビード部80c、80dのそれぞれに隣接している。第1突出ビード部78bの幅寸法W4は、第1延在ビード部80cの幅寸法W5と第1延在ビード部80dの幅寸法W6とのそれぞれよりも広い。第1延在ビード部80cの幅寸法W5は、第1延在ビード部80dの幅寸法W6よりも広い。つまり、第1支持ビード部74は、W4>W5>W6になっている。なお、第1延在ビード部80cの幅寸法W5は、第1延在ビード部80dの幅寸法W6よりも狭くてもよいし同一であってもよい。
第1突出ビード部78cの左右両側には、第1延在ビード部80d、80eが位置している。換言すれば、第1突出ビード部78cは、第1延在ビード部80d、80eのそれぞれに隣接している。第1突出ビード部78cの幅寸法W7は、第1延在ビード部80dの幅寸法W6と第1延在ビード部80eの幅寸法W8とのそれぞれよりも広い。第1延在ビード部80dの幅寸法W6は、第1延在ビード部80eの幅寸法W8と同一である。つまり、第1支持ビード部74は、W7>W6且つW6=W8になっている。なお、第1延在ビード部80dの幅寸法W6は、第1延在ビード部80eの幅寸法W8よりも広くても狭くてもよい。
このように、第1支持ビード部74において、第1突出ビード部78は、当該第1突出ビード部78に隣接する第1延在ビード部80よりも幅広に形成されている。
図2及び図5に示すように、第2セパレータ部材32は、金属板状の第2セパレータ本体90を備える。第2セパレータ本体90の樹脂枠付きMEA28に向かう面(以下、「表面90a」という。)には、例えば、矢印B方向に延在する燃料ガス流路92(反応ガス流路)が形成される。燃料ガス流路92は、燃料ガス供給連通孔46a、第1燃料ガス排出連通孔46b1及び第2燃料ガス排出連通孔46b2に流体的に連通する。燃料ガス流路92は、矢印B方向に延在する複数の直線状の突起92aの間に形成された複数の直線状の流路溝92bを有する。ただし、燃料ガス流路92(突起92a及び流路溝92b)は、矢印B方向に波状に延在してもよい。
第2セパレータ本体90の表面90aにおいて、燃料ガス供給連通孔46aと燃料ガス流路92との間には、矢印C方向に並ぶ複数個のエンボス部94aからなるエンボス列を複数有する第2入口バッファ部94が設けられる。また、第2セパレータ本体90の表面90aにおいて、第1燃料ガス排出連通孔46b1及び燃料ガス流路92の間と第2燃料ガス排出連通孔46b2及び燃料ガス流路92の間とには、矢印C方向に並ぶ複数個のエンボス部96bからなるエンボス列を複数有する第2出口バッファ部96が設けられる。
第2セパレータ本体90の表面90aには、流体の漏出を防止するための第2シール部98が設けられている。第2シール部98は、セパレータ厚さ方向(矢印A方向)から見て、直線状に延在している。ただし、第2シール部98は、セパレータ厚さ方向から見て、波状に延在してもよい。
第2シール部98は、複数の連通孔50を個別に囲む複数の第2連通孔シール部100と、第2セパレータ本体90の外周部に設けられた第2流路シール部102(第2外周側シール部)とを有する。
以下、複数の第2連通孔シール部100のうち、燃料ガス供給連通孔46aを囲むものを「第2連通孔シール部100a」といい、第1燃料ガス排出連通孔46b1及び第2燃料ガス排出連通孔46b2を囲むものを「第2連通孔シール部100b」という。また、複数の第2連通孔シール部100のうち、酸化剤ガス供給連通孔42aを囲むものを「第2連通孔シール部100c」といい、第1酸化剤ガス排出連通孔42b1及び第2酸化剤ガス排出連通孔42b2を囲むものを「第2連通孔シール部100d」という。さらに、複数の第2連通孔シール部100のうち、冷却媒体供給連通孔44aを囲むものを「第2連通孔シール部100e」といい、冷却媒体排出連通孔44bを囲むものを「第2連通孔シール部100f」という。さらにまた、複数の第2連通孔シール部100のうち、第1ドレン連通孔48a及び第2ドレン連通孔48bを囲むものを「第2連通孔シール部100g」という。
第2流路シール部102は、反応ガス(燃料ガス)の漏れを防止するためのものである。第2流路シール部102は、燃料ガス流路92、第2入口バッファ部94、第2出口バッファ部96及び複数の第2連通孔シール部100a~100dを囲む。第2連通孔シール部100e~100gは、第2流路シール部102の外側に位置する外側連通孔シール部である。
第2セパレータ本体90の長手方向一端側(矢印B1方向)において、第2流路シール部102は、第1燃料ガス排出連通孔46b1と上側の冷却媒体排出連通孔44bとの間、上側の冷却媒体排出連通孔44bと酸化剤ガス供給連通孔42aとの間、酸化剤ガス供給連通孔42aと下側の冷却媒体排出連通孔44bとの間、及び下側の冷却媒体排出連通孔44bと第2燃料ガス排出連通孔46b2との間を延在するように、蛇行している。従って、第2セパレータ本体90の長手方向一端側において、第2流路シール部102は、第2セパレータ本体90の一方の短辺に向かって膨出するように、第1燃料ガス排出連通孔46b1、酸化剤ガス供給連通孔42a及び第2燃料ガス排出連通孔46b2をそれぞれ部分的に囲む3つの第2膨出形状部102a、102b、102cを有する。
第2セパレータ本体90の長手方向他端側(矢印B2方向)において、第2流路シール部102は、第1酸化剤ガス排出連通孔42b1と上側の冷却媒体供給連通孔44aとの間、上側の冷却媒体供給連通孔44aと燃料ガス供給連通孔46aとの間、燃料ガス供給連通孔46aと下側の冷却媒体供給連通孔44aとの間、及び下側の冷却媒体供給連通孔44aと第2酸化剤ガス排出連通孔42b2との間を延在するように、蛇行している。従って、第2セパレータ本体90の長手方向他端側において、第2流路シール部102は、第2セパレータ本体90の他方の短辺に向かって膨出するように、第1酸化剤ガス排出連通孔42b1、燃料ガス供給連通孔46a及び第2酸化剤ガス排出連通孔42b2をそれぞれ部分的に囲む3つの第2膨出形状部102d、102e、102fを有する。
図7に示すように、第2シール部98は、プレス成形により、樹脂枠付きMEA28に向かって第2セパレータ本体90に一体的に突出成形された第2シールビード部104と、第2シールビード部104に設けられた第2樹脂材106とを有する。第2シールビード部104の横断面形状は、第2シールビード部104の突出方向に向かって先細り形状となる台形形状である。すなわち、第2シールビード部104は、第1セパレータ部材30及び第2セパレータ部材32の積層方向の圧縮荷重によって弾性変形する。
第2シールビード部104は、互いに対向するように配置された一対の第2ビード側部104aと、一対の第2ビード側部104aの突出端同士を連結する第2ビード頂部104bとを有する。一対の第2ビード側部104aの間隔は、第2ビード頂部104bに向かって徐々に狭くなっている。なお、第2ビード側部104aは、セパレータ厚さ方向(矢印A方向)と平行であってもよい。つまり、第2シールビード部104の横断面形状は、矩形状又は正方形状であってもよい。
第2樹脂材106は、第2シールビード部104の突出端面(第2ビード頂部104bの外面)に印刷又は塗布等により固着された弾性部材である。第2樹脂材106は、例えば、ポリエステル繊維で構成される。第2樹脂材106は、多孔性でない。なお、第2樹脂材106はなくてもよい。
図5において、第2セパレータ本体90には、第2連通孔シール部100aの内側(燃料ガス供給連通孔46a側)及び外側(燃料ガス流路92側)を連通するブリッジ部107が設けられる。第2セパレータ本体90には、第2連通孔シール部100bの内側(第1燃料ガス排出連通孔46b1又は第2燃料ガス排出連通孔46b2側)及び外側(燃料ガス流路92側)を連通するブリッジ部108が設けられる。
図7において、第2セパレータ本体90における第2シール部98の外周側には、第2シールビード部104よりも高さが低く形成されるとともに第2シールビード部104の倒れを規制する第2支持ビード部110が設けられている。第2支持ビード部110は、第2シール部98の外周に沿って延在するとともに第2セパレータ本体90の表面90aから一体的に突出成形されている。第2支持ビード部110は、第2シールビード部104に近接している。第2支持ビード部110は、第セパレータ本体90に対して第2シールビード部104の突出方向と同じ方向(樹脂枠部材34に向かう方向)に突出している。
図7において、第2セパレータ部材32が燃料電池スタック10に組み込まれた状態で、第2支持ビード部110の突出長lbは、第2シール部98の突出長Lbよりも短い。そのため、第2支持ビード部110は、樹脂枠部材34に対して離間している。すなわち、第2支持ビード部110と樹脂枠部材34との間に僅かな隙間がある。そのため、第2支持ビード部110は、樹脂枠部材34から圧縮荷重を受けない。また、第2支持ビード部110は、圧縮荷重を受けないように樹脂枠部材34に接触してもよい。ただし、第2支持ビード部110は、燃料電池スタック10に矢印A方向の衝撃荷重が作用した際に、樹脂枠部材34に接触して当該衝撃荷重を受けるように形成されている。第2支持ビード部110の突出長lbは、第1支持ビード部74の突出長laと同一であるのが好ましい。また、第2シール部98の突出長Lbは、第1シール部60の突出長Laと同一であるのが好ましい。
具体的に、第2セパレータ部材32が燃料電池スタック10に組み込まれた状態で、第2支持ビード部110の突出長は、第2シールビード部104の突出長よりも短い。第2セパレータ部材32が燃料電池スタック10に組み込まれた状態で、第2支持ビード部110の突出長は、第2シールビード部104の突出長の50%以上100%未満が好ましく、60%以上90%以下がさらに好ましく、70%以上90%以下がさらに好ましい。この場合、第2セパレータ部材32を燃料電池スタック10に組み込む際に、第2シールビード部104の平面方向の倒れを第2支持ビード部110によって効果的に抑えることができる。また、第2支持ビード部110によって矢印A方向の衝撃荷重を効果的に受けることができる。なお、第2支持ビード部110の突出長は、適宜設定可能である。
第2支持ビード部110は、第2セパレータ本体90の外周に沿って一周延在している(図2参照)。換言すれば、第2支持ビード部110は、複数の第2連通孔シール部100と第2流路シール部102の外周側に位置している。第2支持ビード部110の外周は、第2セパレータ本体90の外周に沿って延在している。
第2支持ビード部110の横断面形状は、第2支持ビード部110の突出方向に向かって先細り形状となる台形形状である。第2支持ビード部110は、第2セパレータ本体90の内方に位置する第2内側壁部110aと、第2セパレータ本体90の外方に位置する第2外側壁部110bと、第2内側壁部110aの突出端と第2外側壁部110bの突出端とを互いに連結する第2頂壁部110cとを有する。第2内側壁部110aと第2外側壁部110bとの間隔は、第2頂壁部110cに向かって徐々に狭くなっている。第2内側壁部110aの根元は、第2ビード側部104aの根元に近接している。
第2内側壁部110aの根元は、第2ビード側部104aの根元又は中間部位に連結してもよい。また、第2内側壁部110a及び第2外側壁部110bは、セパレータ厚さ方向(矢印A方向)と平行であってもよい。つまり、第2支持ビード部110の横断面形状は、矩形状又は正方形状であってもよい。
図5、図7及び図8において、第2支持ビード部110の外周縁部(第2外側壁部110b)は、第2セパレータ本体90の外縁に沿って直線状に延在した部分を有している。第2支持ビード部110の幅W(図7に示す第2頂壁部110cの幅)は、第2支持ビード部110の延在方向の位置によって異なる。第2支持ビード部110と第1支持ビード部74とは、第1セパレータ部材30と第2セパレータ部材32との積層方向(矢印A方向)に重なる部分において、同一の幅(W=W)に設定されるのが好ましい。ここで、第2支持ビード部110の幅とは、当該第2支持ビード部110の延在方向とセパレータ厚さ方向とに直交する方向の長さをいう。なお、図5及び図6には、便宜上、図7及び図8に示す第2頂壁部110c及び第2内側壁部110aとの境界部と、第2頂壁部110c及び第2外側壁部110bとの境界部のみを示している。
第2支持ビード部110は、第2連通孔シール部100e~100g(外側連通孔シール部)と第2流路シール部102との間に突出するように設けられた複数の第2突出ビード部112と、第2連通孔シール部100e~100g及び第2流路シール部102に沿って延在した複数の第2延在ビード部114と、を有する。
図6に示すように、第2突出ビード部112は、第2セパレータ本体90の内方に向かって突出している。第2突出ビード部112の突出端部は、突出方向に先細り形状となる三角形状に形成されている。ただし、第2突出ビード部112の突出端部は、突出方向に先細り形状となる台形形状であってもよい。
図5に示すように、以下、複数の第2突出ビード部112のうち、第2連通孔シール部100e、100fと第2膨出形状部102a~102fとの間に位置するものを「第2突出ビード部112a」という。また、複数の第2突出ビード部112のうち、第2膨出形状部102c、102fと第2連通孔シール部100gとの間に位置するものを「第2突出ビード部112b」という。さらに、複数の第2突出ビード部112のうち、第2流路シール部102の燃料ガス流路92を覆う部分と第2連通孔シール部100gとの間に位置するものを「第2突出ビード部112c」という。
複数の第2延在ビード部114のうち、第2膨出形状部102a~102fに対して矢印B方向(第2セパレータ部材32の長手方向)に対向しているものを「第2延在ビード部114a」という。また、複数の第2延在ビード部114のうち、第2連通孔シール部100e、100f(外側連通孔シール部)に対向しているものを「第2延在ビード部114b」という。さらに、複数の第2延在ビード部114のうち、第2膨出形状部102c、102fに矢印C2方向に対向しているものを「第2延在ビード部114c」という。また、複数の第2延在ビード部114のうち、第2連通孔シール部100gに対向しているものを「第2延在ビード部114d」という。さらに、複数の第2延在ビード部114のうち、第2流路シール部102に矢印C2方向に対向するものを「第2延在ビード部114e」という。
図6に示すように、第2突出ビード部112aの左右両側には、第2延在ビード部114a、114bが位置している。換言すれば、第2突出ビード部112aは、第2延在ビード部114a、114bのそれぞれに隣接している。第2突出ビード部112aの幅寸法W9は、第2延在ビード部114aの幅寸法W10と第2延在ビード部114bの幅寸法W11とのそれぞれよりも広い(図8参照)。第2延在ビード部114aの幅寸法W10は、第2延在ビード部114bの幅寸法W11よりも狭い。つまり、第2支持ビード部110は、W9>W11>W10になっている。なお、第2延在ビード部114aの幅寸法W10は、第2延在ビード部114bの幅寸法W11よりも広くてもよいし同一であってもよい。
第2突出ビード部112bの左右両側には、第2延在ビード部114c、114dが位置している。換言すれば、第2突出ビード部112bは、第2延在ビード部114c、114dのそれぞれに隣接している。第2突出ビード部112bの幅寸法W12は、第2延在ビード部114cの幅寸法W13と第2延在ビード部114dの幅寸法W14とのそれぞれよりも広い。つまり、第2支持ビード部110は、W12>W13>W14になっている。なお、第2延在ビード部114cの幅寸法W13は、第2延在ビード部114dの幅寸法W14よりも狭くてもよいし同一であってもよい。
第2突出ビード部112cの左右両側には、第2延在ビード部114d、114eが位置している。換言すれば、第2突出ビード部112cは、第2延在ビード部114d、114eのそれぞれに隣接している。第2突出ビード部112cの幅寸法W15は、第2延在ビード部114dの幅寸法W14と第2延在ビード部114eの幅寸法W16とのそれぞれよりも広い。第2延在ビード部114dの幅寸法W14は、第2延在ビード部114eの幅寸法W16と同一である。つまり、第2支持ビード部110は、W15>W14且つW14=W16になっている。なお、第2延在ビード部114dの幅寸法W14は、第2延在ビード部114eの幅寸法W16よりも広くても狭くてもよい。
このように、第2支持ビード部110において、第2突出ビード部112は、当該第2突出ビード部112に隣接する第2延在ビード部114よりも幅広に形成されている。
図2において、互いに接合される第1セパレータ本体52の裏面52bと第2セパレータ本体90の裏面90bとの間には、冷却媒体供給連通孔44aと冷却媒体排出連通孔44bとに流体的に連通する冷却媒体流路116が形成される。冷却媒体流路116は、酸化剤ガス流路54が形成された第1セパレータ本体52の裏面形状と、燃料ガス流路92が形成された第2セパレータ本体90の裏面形状とが重なり合って形成される。
このように構成される燃料電池スタック10の動作について、以下に説明する。
まず、図1に示すように、酸化剤ガスは、エンドプレート20aの酸化剤ガス供給連通孔42aに供給される。燃料ガスは、エンドプレート20aの燃料ガス供給連通孔46aに供給される。冷却媒体は、エンドプレート20aの冷却媒体供給連通孔44aに供給される。
酸化剤ガスは、図3に示すように、酸化剤ガス供給連通孔42aから第1セパレータ部材30の酸化剤ガス流路54に導入される。酸化剤ガスは、酸化剤ガス流路54に沿って矢印B方向に移動し、図2に示すMEA28aのカソード電極38に供給される。
一方、燃料ガスは、図5に示すように、燃料ガス供給連通孔46aから第2セパレータ部材32の燃料ガス流路92に導入される。燃料ガスは、燃料ガス流路92に沿って矢印B方向に移動し、図2に示すMEA28aのアノード電極40に供給される。
従って、各MEA28aでは、カソード電極38に供給される酸化剤ガスと、アノード電極40に供給される燃料ガスとが、第1電極触媒層及び第2電極触媒層内で電気化学反応により消費されて、発電が行われる。
次いで、カソード電極38に供給されて消費された酸化剤ガスは、第1酸化剤ガス排出連通孔42b1及び第2酸化剤ガス排出連通孔42b2に沿って矢印A方向に排出される。同様に、アノード電極40に供給されて消費された燃料ガスは、第1燃料ガス排出連通孔46b1及び第2燃料ガス排出連通孔46b2に沿って矢印A方向に排出される。
また、冷却媒体供給連通孔44aに供給された冷却媒体は、第1セパレータ部材30と第2セパレータ部材32との間に形成された冷却媒体流路116に導入された後、矢印B方向に流通する。この冷却媒体は、MEA28aを冷却した後、冷却媒体排出連通孔44bから排出される。
本実施形態は、以下の効果を奏する。
第1セパレータ本体52における第1シール部60の外周側には、第1シールビード部66よりも高さが低く形成されるとともに第1シールビード部66の倒れを規制する第1支持ビード部74が設けられている。第1支持ビード部74は、第1シール部60に沿って延在するとともに第1セパレータ本体52から一体的に突出成形されている。第1支持ビード部74の幅は、第1支持ビード部74の延在方向の位置によって異なる。
また、第2セパレータ本体90における第2シール部98の外周側には、第2シールビード部104よりも高さが低く形成されるとともに第2シールビード部104の倒れを規制する第2支持ビード部110が設けられている。第2支持ビード部110は、第2シール部98に沿って延在するとともに第2セパレータ本体90から一体的に突出成形されている。第2支持ビード部110の幅は、第2支持ビード部110の延在方向の位置によって異なる。
このような構成によれば、第1支持ビード部74(第2支持ビード部110)の幅が当該第1支持ビード部74(当該第2支持ビード部110)の延在方向の位置によって異なっているため、第1支持ビード部74(第2支持ビード部110)の幅方向の剛性を向上させることができる。さらに、第1セパレータ部材30及び第2セパレータ部材32とMEA28aとを積層して圧縮荷重を付与した際に、第1支持ビード部74(第2支持ビード部110)によって第1シールビード部66(第2シールビード部104)の倒れを効果的に抑えることができる。換言すれば、第1シールビード部66(第2シールビード部104)の根元が外周側に変位しようとする動きを第1支持ビード部74(第2支持ビード部110)によって抑えることができるため、第1支持ビード部74(第2支持ビード部110)の倒れを効果的に抑えることができる。従って、第1シール部60(第2シール部98)による所望のシール性を確保することができる。
第1シール部60は、酸化剤ガス流路54を囲む第1流路シール部64と、複数の連通孔50のそれぞれを個別に囲む複数の第1連通孔シール部62を有する。第1支持ビード部74は、複数の第1連通孔シール部62と第1流路シール部64との外周側に位置している。
また、第2シール部98は、燃料ガス流路92を囲む第2流路シール部102と、複数の連通孔50のそれぞれを個別に囲む複数の第2連通孔シール部100を有する。第2支持ビード部110は、複数の第2連通孔シール部100と第2流路シール部102との外周側に位置している。
このような構成によれば、複数の第1連通孔シール部62(第2連通孔シール部100)による所望のシール性を確保することができるとともに第1流路シール部64(第2流路シール部102)による所望のシール性を確保することができる。
第1支持ビード部74は、複数の第1連通孔シール部62e~62gと第1流路シール部64との間に突出するように設けられた複数の第1突出ビード部78と、第1流路シール部64及び複数の第1連通孔シール部62e~62gに沿って延在した第1延在ビード部80とを有する。第1突出ビード部78は、当該第1突出ビード部78に隣接する第1延在ビード部80よりも幅広に形成されている。
また、第2支持ビード部110は、複数の第2連通孔シール部100e~100gと第2流路シール部102との間に突出するように設けられた複数の第2突出ビード部112と、第2流路シール部102及び複数の第2連通孔シール部100e~100gに沿って延在した第2延在ビード部114とを有する。第2突出ビード部112は、当該第2突出ビード部112に隣接する第2延在ビード部114よりも幅広に形成されている。
このような構成によれば、簡単な構成により、第1支持ビード部74(第2支持ビード部110)の幅を、当該第1支持ビード部74(当該第2支持ビード部110)の延在方向に位置によって異ならせることができる。
第1支持ビード部74は、第1セパレータ本体52の外縁に沿って一周延在している。また、第2支持ビード部110は、第2セパレータ本体90の外縁に沿って一周延在している。
このような構成によれば、第1支持ビード部74(第2支持ビード部110)の幅方向の剛性を効果的に向上させることができる。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改変が可能である。
以上の実施形態をまとめると、以下のようになる。
上記実施形態は、電解質膜(36)の両側に電極(38、40)が配設されてなる電解質膜・電極構造体(28a)に積層されるように燃料電池スタック(10)に組み込むためのセパレータ部材(30、32)であって、前記セパレータ部材には、セパレータ厚さ方向の圧縮荷重が付与され、前記セパレータ部材は、金属板状のセパレータ本体(52、90)を有し、前記セパレータ本体には、前記電極に沿って反応ガスを流すための反応ガス流路(54、92)と、前記セパレータ本体を前記セパレータ厚さ方向に貫通するとともに前記反応ガス流路又は冷却媒体流路(116)に連通する複数の連通孔(50)と、前記反応ガス流路及び前記複数の連通孔の周囲に位置して前記反応ガス又は冷却媒体からなる流体の漏れを防止するためのシール部(60、98)と、が設けられ、前記シール部は、前記圧縮荷重によって弾性変形可能なように前記セパレータ本体から一体的に突出成形されたシールビード部(66、104)を有し、前記セパレータ本体における前記シール部の外周側には、前記シールビード部よりも高さが低く形成されるとともに前記シールビード部の倒れを規制する支持ビード部(74、110)が設けられ、前記支持ビード部は、前記シール部に沿って延在するとともに前記セパレータ本体から一体的に突出成形され、前記支持ビード部の幅は、当該支持ビード部の延在方向の位置によって異なる、セパレータ部材を開示している。
上記のセパレータ部材において、前記シール部は、前記反応ガス流路を囲む流路シール部(64、102)と、前記複数の連通孔のそれぞれを個別に囲む複数の連通孔シール部(62、100)と、を有し、前記支持ビード部は、前記複数の連通孔シール部と前記流路シール部との外周側に位置してもよい。
上記のセパレータ部材において、前記複数の連通孔シール部は、前記流路シール部の外側に位置する複数の外側連通孔シール部(62e~62g、100e~100g)を含み、前記支持ビード部は、前記複数の外側連通孔シール部と前記流路シール部との間に突出するように設けられた複数の突出ビード部(78a~8c、112a~112c)と、前記流路シール部及び前記複数の外側連通孔シール部に沿って延在した延在ビード部(80a、114a)と、を有し、前記突出ビード部は、当該突出ビード部に隣接する延在ビード部よりも幅広に形成されてもよい。
上記のセパレータ部材において、前記支持ビード部の外周端は、直線状に延在した部分を有してもよい。
上記のセパレータ部材において、前記支持ビード部は、前記セパレータ本体の外縁に沿って一周延在してもよい。
上記実施形態は、電解質膜の両側に電極が配設されてなる電解質膜・電極構造体と前記電解質膜・電極構造体の両側に配置された一組のセパレータ部材とを備えた燃料電池(12)であって、前記燃料電池には、セパレータ厚さ方向の圧縮荷重が付与され、前記一組のセパレータ部材の少なくともいずれかは、上述したセパレータ部材である、燃料電池を開示している。
上記の燃料電池において、前記電解質膜・電極構造体の外周部には、樹脂枠部材(34)が設けられ、前記一組のセパレータ部材のぞれぞれは、前記シールビード部を有し、前記樹脂枠部材は、前記一組のセパレータ部材の前記シールビード部によって挟持されてもよい。
10…燃料電池スタック 12…発電セル(燃料電池)
28a…電解質膜・電極構造体 30…第1セパレータ部材
32…第2セパレータ部材 34…樹脂枠部材
36…電解質膜 38…カソード電極
40…アノード電極 50…連通孔
52…第1セパレータ本体 54…酸化剤ガス流路(反応ガス流路)
60…第1シール部 62…第1連通孔シール部
64…第1流路シール部 66…第1シールビード部
74…第1支持ビード部 78…第1突出ビード部
80…第1延在ビード部 90…第2セパレータ本体
92…燃料ガス流路(反応ガス流路) 98…第2シール部
100…第2連通孔シール部 102…第2流路シール部
104…第2シールビード部 110…第2支持ビード部
112…第2突出ビード部 114…第2延在ビード部

Claims (7)

  1. 電解質膜の両側に電極が配設されてなる樹脂枠付き電解質膜・電極構造体に積層されるように燃料電池スタックに組み込むためのセパレータ部材であって、
    前記セパレータ部材には、セパレータ厚さ方向の圧縮荷重が付与され、
    前記セパレータ部材は、金属板状のセパレータ本体を有し、
    前記セパレータ本体には、
    前記電極に沿って反応ガスを流すための反応ガス流路と、
    前記セパレータ本体を前記セパレータ厚さ方向に貫通するとともに前記反応ガス流路又は冷却媒体流路に連通する複数の連通孔と、
    前記反応ガス流路及び前記複数の連通孔の周囲に位置して前記反応ガス又は冷却媒体からなる流体の漏れを防止するためのシール部と、が設けられ、
    前記シール部は、前記圧縮荷重によって弾性変形可能なように前記セパレータ本体から一体的に突出成形されたシールビード部を有し、
    前記セパレータ本体における前記シール部の外周側には、前記シールビード部の倒れを規制する支持ビード部が設けられ、
    前記支持ビード部は、前記シール部に沿って延在するとともに前記セパレータ本体から一体的に突出成形され、
    前記支持ビード部の幅は、当該支持ビード部の延在方向の位置によって異なり、
    前記支持ビード部の前記セパレータ厚さ方向の高さは、前記セパレータ部材が前記燃料電池スタックに組み込まれた状態で前記樹脂枠付き電解質膜・電極構造体から離間するように前記シールビード部の前記セパレータ厚さ方向の高さよりも低く形成されている、セパレータ部材。
  2. 請求項1記載のセパレータ部材であって、
    前記シール部は、
    前記反応ガス流路を囲む流路シール部と、
    前記複数の連通孔のそれぞれを個別に囲む複数の連通孔シール部と、を有し、
    前記支持ビード部は、前記複数の連通孔シール部と前記流路シール部との外周側に位置している、セパレータ部材。
  3. 電解質膜の両側に電極が配設されてなる電解質膜・電極構造体に積層されるように燃料電池スタックに組み込むためのセパレータ部材であって、
    前記セパレータ部材には、セパレータ厚さ方向の圧縮荷重が付与され、
    前記セパレータ部材は、金属板状のセパレータ本体を有し、
    前記セパレータ本体には、
    前記電極に沿って反応ガスを流すための反応ガス流路と、
    前記セパレータ本体を前記セパレータ厚さ方向に貫通するとともに前記反応ガス流路又は冷却媒体流路に連通する複数の連通孔と、
    前記反応ガス流路及び前記複数の連通孔の周囲に位置して前記反応ガス又は冷却媒体からなる流体の漏れを防止するためのシール部と、が設けられ、
    前記シール部は、前記圧縮荷重によって弾性変形可能なように前記セパレータ本体から一体的に突出成形されたシールビード部を有し、
    前記セパレータ本体における前記シール部の外周側には、前記シールビード部よりも高さが低く形成されるとともに前記シールビード部の倒れを規制する支持ビード部が設けられ、
    前記支持ビード部は、前記シール部に沿って延在するとともに前記セパレータ本体から一体的に突出成形され、
    前記支持ビード部の幅は、当該支持ビード部の延在方向の位置によって異なり、
    前記シール部は、
    前記反応ガス流路を囲む流路シール部と、
    前記複数の連通孔のそれぞれを個別に囲む複数の連通孔シール部と、を有し、
    前記支持ビード部は、前記複数の連通孔シール部と前記流路シール部との外周側に位置し、
    前記複数の連通孔シール部は、前記流路シール部の外側に位置する複数の外側連通孔シール部を含み、
    前記支持ビード部は、
    前記複数の外側連通孔シール部と前記流路シール部との間に突出するように設けられた複数の突出ビード部と、
    前記流路シール部及び前記複数の外側連通孔シール部に沿って延在した延在ビード部と、を有し、
    前記突出ビード部は、当該突出ビード部に隣接する延在ビード部よりも幅広に形成されている、セパレータ部材。
  4. 請求項1~3のいずれか1項に記載のセパレータ部材であって、
    前記支持ビード部の外周端は、直線状に延在した部分を有する、セパレータ部材。
  5. 請求項1~4のいずれか1項に記載のセパレータ部材であって、
    前記支持ビード部は、前記セパレータ本体の外縁に沿って一周延在している、セパレータ部材。
  6. 電解質膜の両側に電極が配設されてなる樹脂枠付き電解質膜・電極構造体と前記電解質膜・電極構造体の両側に配置された一組のセパレータ部材とを備えた燃料電池であって、
    前記燃料電池には、セパレータ厚さ方向の圧縮荷重が付与され、
    前記一組のセパレータ部材の少なくともいずれかは、請求項1~5のいずれか1項に記載したセパレータ部材である、燃料電池。
  7. 電解質膜の両側に電極が配設されてなる電解質膜・電極構造体と前記電解質膜・電極構造体の両側に配置された一組のセパレータ部材とを備えた燃料電池であって、
    前記燃料電池には、セパレータ厚さ方向の圧縮荷重が付与され、
    前記一組のセパレータ部材の少なくともいずれかは、金属板状のセパレータ本体を有し、
    前記セパレータ本体には、
    前記電極に沿って反応ガスを流すための反応ガス流路と、
    前記セパレータ本体を前記セパレータ厚さ方向に貫通するとともに前記反応ガス流路又は冷却媒体流路に連通する複数の連通孔と、
    前記反応ガス流路及び前記複数の連通孔の周囲に位置して前記反応ガス又は冷却媒体からなる流体の漏れを防止するためのシール部と、が設けられ、
    前記シール部は、前記圧縮荷重によって弾性変形可能なように前記セパレータ本体から一体的に突出成形されたシールビード部を有し、
    前記セパレータ本体における前記シール部の外周側には、前記シールビード部よりも高さが低く形成されるとともに前記シールビード部の倒れを規制する支持ビード部が設けられ、
    前記支持ビード部は、前記シール部に沿って延在するとともに前記セパレータ本体から一体的に突出成形され、
    前記支持ビード部の幅は、当該支持ビード部の延在方向の位置によって異なり、
    前記電解質膜・電極構造体の外周部には、樹脂枠部材が設けられ、
    前記一組のセパレータ部材のぞれぞれは、前記シールビード部を有し、
    前記樹脂枠部材は、前記一組のセパレータ部材の前記シールビード部によって挟持されている、燃料電池。
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