JP6892458B2 - 燃料噴射装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば内燃機関に使用される燃料噴射装置に関するものである。
本技術分野の背景技術として、特開2005―54676号公報(特許文献1)がある。この特許文献1では複数の燃料噴霧点火プラグの近傍に噴霧を集中させて、点火プラグの電極周りに燃料が微粒化した混合気を形成し、燃焼室内を適正に成層化して着火性を向上させる方法が開示されている。
また、特開2014−1660号公報(特許文献2)には、「内燃機関(1)の燃焼室(22)内に燃料を噴射する複数の噴射孔(112;212)を有する燃料噴射弁であって、前記複数の噴射孔の各々が、燃料を通過させて噴射する燃料量と噴射方向を決定するガイド領域(114;144;174;214)と、当該ガイド領域を通過した燃料を噴霧に変える拡散領域(116;146;176;216)と、を備える、燃料噴射弁(10)において、前記複数の噴射孔のうち少なくとも1つは、前記拡散領域の中心軸(118b;148b;178b;218b)が、前記ガイド領域の中心軸(118a;148a;178a;218a)に平行であり、且つ、当該ガイド領域の当該中心軸よりも前記燃料噴射弁の中心軸(120;150;180;220)から遠い側に偏心して形成されている 。(請求項1)」と開示されている。
特開2005−54676号公報 特開2014−1660号公報
内燃機関の燃料噴射装置においては、低排気を実現するため、システム燃料圧力を高圧化し、噴射した燃料の粒子を微粒化することで空気との混合を促進させて未燃焼ガスを抑制する方法や、燃料噴霧のエンジン筒内での燃料の付着を抑制して未燃焼粒子を低減する方法が考案されている。
とくに微粒化を狙って高燃料圧力にする場合、燃料噴霧の貫徹力が増加するため、噴射した燃料噴霧の噴霧到達距離(以降、ペネトレーションと呼ぶ)が大きくなる。このため、吸気弁や筒内壁面に付着し、有害物質の排出量(以降PNと呼ぶ)が増加する場合がある。そこで有害物質の排出を低減可能な噴霧到達距離の短い噴霧と有害物質の排出を低減可能な微細な微粒の噴霧を噴射可能な燃料噴射装置を提供することが検討されている。
例えば特許文献1のように、複数の噴射孔を有する燃料噴射装置において、空気流動の小さい領域の噴射孔を小さくし、空気流動の大きい領域の噴射孔を大きく構成することで、ペネトレーション増加による悪影響を低減することが可能となる。
しかしながら、ペネトレーションの低減を狙って噴射孔径を大きくした場合であっても高圧化等の理由によって燃料の流速が早い場合、燃料の流れが噴射孔壁面から剥離して、噴射孔出口での燃料流速が不均一となることで噴霧の到達距離が長くなる場合があった。
また、噴射孔のθ角によっては噴射孔入口での燃料流速が不均一となることでインジェクタが燃料を噴射開始直前と直後の非定常時の粗大粒子の燃料が発生する場合があった。
以上の理由により、これら開示されている方法では噴霧の到達距離を低減しかつ燃料噴射停止時に発生する粗大粒子低減についての開示が十分でなかった。
本発明は、上記の問題を解決することを目的とし、PN性能に優れた燃料噴射装置の提供が可能となる。
上記課題を解決するために本発明の燃料噴射装置では、弁体と前記弁体の先端側において燃料を噴射する複数の噴射孔が形成された噴射孔形成部とを備えた燃料噴射装置において、前記噴射孔形成部には、前記噴射孔形成部の中心軸線と第1噴射孔軸線との交差角度がθ1となる第1噴射孔と、前記噴射孔形成部の前記中心軸線と第2噴射孔軸線との交差角度が前記θ1よりも大きいθ2となる第2噴射孔と、が形成され、前記噴射孔形成部の中心軸線から前記第1噴射孔の第1入口面中心との第1最短距離が前記噴射孔形成部の中心軸線から前記第2噴射孔の第2入口面中心との第2最短距離よりも大きくなるように前記第1噴射孔及び前記第2噴射孔が形成され、かつ、前記第1噴射孔の前記第1噴射孔軸線のうち第1出口面から先の第1直線が、前記第2噴射孔の前記第2噴射孔軸線のうち第2出口面から先の第2直線と交わらないように形成された。
本発明の上記構成により、PN性能に優れた燃料噴射装置の提供が可能となる。本発明のその他の構成、作用、効果については以下の実施例で詳細に説明する。
本実施例の燃料噴射装置とECU構成される燃料噴射システムと、燃料噴射装置の縦断面図を示した図である。 エンジンの筒内に直接燃料を噴射する筒内直接噴射方の内燃機関(直噴エンジン)の模式図である。 図2のA−A’断面から燃料噴射装置の方向にみた場合の燃料噴射装置204のオリフィスカップ116から噴射される燃料噴霧の投影図である。 オリフィスカップ116を燃料噴射装置204の先端方向から見た図である。 図4とは反対側の方向(上流方向)からオリフィスカップ116を見た図である。 図5における第2の噴霧D2を形成する第2噴射孔502と第1の噴霧D1を形成する第1噴射孔501を通過する断面B−B’の断面拡大図である。 図6における枠4011の拡大図である。 図6における枠4021の拡大図である。 図4とは反対側の方向(上流方向)からオリフィスカップ116を見た図である。 は図9のY軸に沿って弁体軸方向における断面図で上から第2噴射孔と第1噴射孔の断面図を示す。 実施例2の上流方向からオリフィスカップ116を見た図である。 実施例3の上流方向からオリフィスカップ116を見た図である。 実施例4の上流方向からオリフィスカップ116を見た図である。
以下、本発明に係る実施例について説明する。
最初に図1を用いて本発明に係る第一の実施例における燃料噴射装置の構成と動作について説明する。図1は、本実施例の燃料噴射装置とECU構成される燃料噴射システムと、燃料噴射装置の縦断面図を示した図である。
燃料噴射装置の燃料の噴射はエンジンコントロールユニット(ECU)154から送出される噴射パルスの幅によって制御されており、この噴射パルスは燃料噴射装置の駆動回路153に入力される。駆動回路153はECU154からの指令に基づいて駆動電流波形を決定し、前記噴射パルスに基づく時間だけ燃料噴射装置に前記駆動電流波形を供給する。なお、駆動回路153は、ECU154と一体の部品や基板として実装されている場合もある。本実施例では駆動回路154とECU154が一体となった装置を駆動装置150と呼ぶ。
次に、燃料噴射装置及びその駆動装置の構成と基本的な動作を説明する。ECU154では、エンジンの状態を示す信号を各種センサから取り込み、内燃機関の運転条件に応じて燃料噴射装置から噴射する噴射量を制御するための噴射パルスの幅や噴射タイミングの演算を行う。また、ECU154には、各種センサからの信号を取り込むためのA/D変換器とI/Oポートが備えられている。ECU154より出力された噴射パルスは、信号線151を通して燃料噴射装置の駆動回路13に入力される。駆動回路153は、ソレノイド105に印加する電圧を制御し、電流を供給する。ECU154は、通信ライン152を通して、駆動回路153と通信を行っており、燃料噴射装置に供給する燃料の圧力や運転条件によって駆動回路153によって生成する駆動電流を切替えることや、電流および時間の設定値を変更することが可能である。
次に燃料噴射装置の構成と動作について説明する。図1における燃料噴射装置は、通常閉弁型の電磁式燃料噴射装置である。コイル105に通電されていない状態では、弁体114はスプリング110によって付勢され、弁座118に密着し閉状態となっている。この閉状態において可動子102は、ゼロスプリング112によって、弁体114に密着させられ、弁体114が閉じた状態で可動子102と磁気コア107との間に空隙を有している。燃料は燃料噴射装置の上部より供給され、弁座118で燃料をシールしている。閉弁時には、スプリング110による力および燃料圧力による力が弁体114に作用し、閉方向に押されている。
開閉弁のための電磁力を発生させる磁気回路は、磁気コア107と可動子102の外周側に配置された筒状部材であるノズルホルダ101と磁気コア107、可動子102、ハウジング103によって構成されている。コイル105に電流が供給されると、磁気回路中に磁束が発生し、可動部品である可動子102と磁気コア107との間に磁気吸引力が発生する。可動子102に作用する磁気吸引力がスプリング110による荷重と、燃料圧力によって弁体114に作用する力の和を超えると、可動子102が上方へ動く。
このとき弁体114は可動子102と共に上方へ移動し、可動子102の上端面が磁気コア107の下面に衝突するまで移動する。その結果、弁体114が弁座118より離間し、供給された燃料が、複数の噴射口119から噴射される。次に、可動子102の上端面が磁気コア107の下面に衝突した後、弁体114は可動子102から離脱し、オーバーシュートするが、一定の時間の後に弁体114は可動子102上で静止する。なお、本実施例では便宜上、図1を基準として上方向、下方向と呼ぶが、これは実際に電磁式燃料噴射装置が内燃機関に取り付けられた状態における上方向、下方向と必ずしも一致しなくても良い。
コイル105への電流の供給が切れると、磁気回路中に発生していた磁束が減少し、磁気吸引力が低下する。磁気吸引力がスプリング110による荷重と、燃料圧力によって弁体114および可動子102が受ける流体力を合わせた力よりも小さくなると、可動子102および弁体114は下方へ動く。弁体114が弁座118と衝突した時点で、可動子102は弁体114から離脱する。一方弁体114は弁座118と衝突した後に静止し、燃料の噴射が停止する。なお、可動子102と弁体114は同じ部材として一体成形するかもしくは、別部材で構成し、溶接もしくは圧入等の方法で結合されていてもよい。
複数の噴射孔119を有する円筒状のオリフィスカップ116はノズルホルダ101に結合されており、オリフィスカップ116は弁体114の径方向の動きを規制するガイド部120を有する。なお、図1ではオリフィスカップ116とガイド部120は一体に形成されているが、別部材としてもよい。弁体114は、下流側においてガイド部120により径方向の動きが規制される。また弁体114は上流側においてつば部130が磁気コア107の内径により径方向の動きが規制される。これにより弁体114は主として開・閉弁方向(上下方向)に動作できるように構成されている。可動子102と弁体が同じ部材である場合、ゼロスプリング112は構成上、必要なく、本発明はどちらの構造に対しても適用が可能である。
次に、図2から図8を用いて本実施例の構成と燃料噴射装置の課題について説明する。
図2はエンジンの筒内に直接燃料を噴射する筒内直接噴射方の内燃機関(直噴エンジン)の模式図である。なお、図2には、燃料噴射装置のオリフィスカップ116の先端部から燃料が噴射された直後のエンジン筒内の燃料噴霧の状態を記載する。
図3は、図2のA−A’断面から燃料噴射装置の方向にみた場合の燃料噴射装置204のオリフィスカップ116から噴射される燃料噴霧の投影図である。図4は、オリフィスカップ116を燃料噴射装置204の先端方向から見た図である。
図2に示すように直噴エンジンは、燃料噴射装置204、吸気バルブ205、点火プラグ203、排気バルブ211、吸気管207、排気管212、ピストン209、ピストン209を内包するシリンダ220により構成される。燃料噴射装置204は、シリンダ204の円筒面に取り付けられ、燃料噴射装置204を中心として吸気バルブ205は左右に2個取り付けられている。図2では説明の関係上、吸気バルブ205は燃料噴射装置と同一断面に取り付けられた図面で説明する。図3に噴霧と2つの吸気バルブ301、302との位置の関係を示す。
吸気バルブ205が開いた後、吸気管207を通過した空気はエンジン筒内208に導かれ、流入した空気の流動に合わせて燃料噴射装置204から燃料を噴射する。噴射された燃料は、エンジン筒内208に導かれた空気の流動にのって、空気と混合され、混合気を形成する。その後、ピストン209が上死点に近づいたタイミングにおいて、点火プラグ203で混合気に着火することで、燃焼し、推進力を得る。
燃料噴射装置204は、流入空気と燃料の混合を促進させるため、吸気バルブ205に近いエンジン筒内壁面210に取り付けられる。また、燃料噴射装置204の取り付け角度は、吸気バルブ205との干渉を防ぐために、燃料噴射装置204の中心軸201がエンジンの筒内の水平軸202に対して5〜30degに取り付けられる。吸気バルブ205を高くすると、吸気管の圧損が増加するため、吸気管の角度を小さくする必要があり、吸気管207の角度に応じて、燃料噴射装置204の取り付け角度を決定している。したがって、吸気管207との干渉を防ぐために、燃料噴射装置204の中心軸がエンジン筒内の水平軸202に対して角度が小さくなるように配置するとよい。
燃料噴射装置204から噴射される燃料噴霧は図3のD1〜D6のように形成される。
1つの第1の噴霧D1は複数の噴射孔のうち、点火プラグ203の先端側を最も指向するように形成される。第2の噴霧D2は複数の噴射孔のうち、最もピストン209の上面側を指向するように形成される。第3の噴霧D3、D5は複数の噴射孔のうち、吸気バルブ301、302の最も近傍方向に噴射され、かつ、噴霧D3が一方の吸気バルブ301の側に傾斜し、噴霧D5が他方の吸気バルブ301の側に傾斜するように形成される。第4の噴霧D4、D6は2番目にピストン209の上面側を指向するように形成され、かつ噴霧D4がピストン209の上面の一方の外径側に向かい、噴霧D6がピストン209の上面の他方の外径側に向かうように形成される。
なお、図4において第1噴射孔401が噴霧D1に、第2噴射孔402が噴霧D2、第3噴射孔403が噴霧D3、第4噴射孔404が噴霧D4、第5噴射孔405が噴霧D5、第6噴射孔406が噴霧D6に対応する。
燃料噴射装置204の取り付け位置と、点火プラグ203の取り付け位置の関係上、点火プラグ203の先端側を最も指向するように形成される第1の噴霧D1の中心軸206は、燃料噴射装置204の中心軸201に対して0〜十数度程度の角度となる。
次に、燃料噴射装置204のオリフィスカップ116の構成について、図5、6、7、8を用いて説明する。図5は、図4とは反対側の方向(上流方向)からオリフィスカップ116を見た図である。噴射孔入口面401E−406Eは図4の第1噴射孔−第6噴射孔(401−406)のそれぞれの入口面(上流側面)を示す。噴射孔入口面401E−406Eの中心(重心)を噴射孔入口面中心401C−406Cで示す。
図6は、図5における第2の噴霧D2を形成する第2噴射孔502と第1の噴霧D1を形成する第1噴射孔501を通過する断面B−B’の断面拡大図である。図7、8は、図6における枠4011とF4021の拡大図であり、それぞれ第1噴射孔401と第2噴射孔402の燃料の流れを示した図である。
弁体114と接して燃料をシールする弁座118を形成するシート面601は、略円錐状の形状であり、弁体114の球面部610と接することで燃料をシールしている。噴射孔は、オリフィスカップ中心点508を持つP.C.D.上に噴射孔中心点401C、402C、403C、404C、405C、406Cをもつ噴霧D1〜D6を形成する第1噴射孔−第6噴射孔(401−406)から構成される。噴射孔501から506の先端部(下流側)には、噴射孔より内径が大きいザグリ部401B、402B、403B、404B、405B、406Bが形成される。第2噴射孔402の噴射孔入口面402Eの噴射孔中心点402Cとオリフィスカップ中心点508とを接続する直線を402L、またそれぞれの噴射孔の入口面中心とオリフィスカップ中心点508とを接続する直線を同様に401L、403L、404L、405L、406Lと定義する。たとえば、隣接する第2噴射孔402と第6噴射孔406とで形成される直線402Lと406Lとの交差角度θ26と、隣接する第4噴射孔404と第2噴射孔402とで形成される直線404Lと402Lとの交差角度θ42は均一角度にて配置されている。
ここで図6に示すように燃料噴射装置204の中心軸201と第1噴射孔の噴射孔軸4012との交差角度θ401は中心軸201と第2噴射孔の噴射孔軸4022との交差角度θ402よりも小さくなる。したがって、第1噴射孔401においては交差角度θ401が小さいことで図7に示す様に、噴孔入り口でサック室(先端ボリューム)の側からの下流側からの燃料の流れ401Dが上流側からの燃料の流れ401Uに対して支配的になり、下流側からの流れ込みが大きくなる。したがって、燃料の流れとしては401Fに表示するようになることで燃料の後ダレが発生する。
一方で第2噴射孔402においては交差角度θ402が大きいことで図8に示す様に、噴孔入り口で上流側からの燃料の流れ402Uがサック室(先端ボリューム)の側からの下流側からの燃料の流れ402Dに対して支配的になり、上流側からの流れ込みが大きくなる。したがって、燃料の流れとしては402Fに表示するようになることで剥離領域が大きくなり、ペネトが大きくなる。
シート面601の法線方向の線602と各噴射孔の中心軸との噴射孔角度が大きい場合、燃料が噴射孔の入口で剥離して、噴射孔内の燃料が剥離した逆側の面に偏って流れる。
例えば噴射孔501では、シート面の法線方向の線602と噴射孔401の中心軸4012とのなす角度が噴射孔角度604となり、燃料噴射装置204の取り付け上、他の噴射孔に対して大きいため、上記で説明した通り噴射孔間角度が均一角度の場合、弁体114の先端のボリューム605から流れてきた燃料が、噴射孔入口で噴射孔下流側壁面から剥離し、燃料がシート側の壁面側に沿って流れ、噴射孔出口での燃料噴霧の流速分布は不均一となり、噴射孔出口での噴射孔中心軸方向の速度ベクトルの最大値が大きくなる。
燃料の剥離によって、噴射孔内が燃料で満たされていない場合、実質的に噴射孔の内径が小さくなる効果に相当する。したがって、噴射孔から噴射される燃料の単位時間当たりの流量をQo、噴射孔から噴射される燃料の流速をv、噴射孔の断面積をDとすると、流速vは式(1)の関係で求められる。
=Qo/ Do (1)
式(1)より、噴射孔径Dが小さくなると、流速vが大きくなる。その結果、噴霧の貫徹力が大きくなるため、燃料噴霧の到達距離(ペネトレーション)は長くなる。ペネトレーションが長くなることで、燃料噴霧の筒内壁面210、ピストン209、排気バルブ211への燃料付着が増加する。筒内壁面210やピストン209に付着した燃料は気化しにくいため、PNが増加する場合がある。
とくに、噴射孔401は、上述で説明したとおりに、噴射孔角度604が大きくなるため、ペネトレーションが長くなり易く、筒内壁面210に付着し易い課題があった。
燃料の噴射が停止する直前と直後では弁体114と弁座118の間に形成される燃料通路を狭くなるため、流れが不安定となる。よって弁座に設けられている噴射孔への燃料流れ込が不安定となるため、噴射される燃料の粒子径が粗大となる。この粗大粒子を含む燃料が噴射されることで燃料は気化しにくいためPNが増加する場合がある。
次に、図9、10を用いて本実施例の構成について説明する。図9は、図4とは反対側の方向(上流方向)からオリフィスカップ116を見た図である。図10は図9のY軸に沿って弁体軸方向における断面図で上から第2噴射孔と第1噴射孔の断面図を示す。本実施例の燃料噴射装置204は、第1噴射孔901と、第2噴射孔902と、第3噴射孔903、第4噴射孔904、第5噴射孔905、第6噴射孔906を有している。ここで図10に示すように燃料噴射装置204の中心軸201と第1噴射孔901の噴射孔軸9012との交差角度θ901は中心軸201と第2噴射孔902の噴射孔軸9022との交差角度θ902よりも小さくなる。なお、交差角度θ902は図示していないその他の噴射孔(903、904、905、906)の噴射孔軸(9032、9042、9052、9062)と中心軸201との交差角度(θ903、θ904、θ905、θ906)噴射孔角度θは、第4の噴射孔904よりもその他の噴射孔の方が大きくなるよう構成する。
図7では、交差角度θ401が他に比べて小さく、下流側(サック室から流入する流れ)の流速が支配的になる。その結果、下流側(サック室)内からの流れ込みが大きくなり、後ダレが発生する。
本実施例1による構成によれば、噴射孔角度θが大きい第2噴射孔902のP.C.D.(pitch circle diameter)911を他の噴射孔のP.C.D.912、913より小さくする。なお、P.C.D.は図9のように弁体軸方向の上流側から見て、オリフィスカップ(噴射孔形成部)の中心914から各噴射孔(901−906)の入口面(901E−906E)の中心(901C−906C)までの距離で定義される。これによりオリフィスカップの中心914に対して燃料の流れ込み入口から見た噴射孔入口902Eの中心902Cまでの距離を他の噴射孔(901、903−906)における対応する距離よりも小さくできる。よって図8で示したような流速が大きくなる噴射孔入口902のシート部近傍部をシート部(上流側)から離し、先端のボリューム605内からの流れの影響を受けやすくすることが可能となる。
その結果、図5の構成にくらべてシート部からの流れの影響を小さくでき、噴射孔入口での剥離を低減し、噴射孔の出口面での流速を抑制可能となる。
また図8では、交差角度θ402が他に比べて大きく、上流側の流速が支配的になる。
その結果、剥離領域が大きくなり、ペネトが大きくなる。本実施例による構成によれば、上述したように先端のボリューム605からの流れやすさが改善されるため、噴射孔入口の流れ込みが安定する。
また、中心軸201との噴射孔軸の交差角度の小さい第1噴射孔901の噴射孔入口面901EのP.C.D.913を他の噴射孔(902−906)のP.C.D.911、912より大きくする。つまりオリフィスカップの中心914に対して燃料の流れ込み入口から見た噴射孔入口面901Eの中心901Cまでの距離を他の噴射孔(902−906)の対応する距離よりも大きくする。これにより噴射孔入口902の先端側部(下流側部)を先端のボリューム605の側から離すことができ、シート部からの流れを受けやすくすることが可能となる。その結果、図5の構成に比べて先端のボリューム605からの流れの影響を小さくでき噴射孔入口での剥離を低減し、噴射孔の噴射孔出口面の出口面での流速を抑制可能となる。これにより同様に噴射孔出口での流れが安定する。
燃料の流れ込み入口から見て、つまり図9のように弁体軸上流方向から見て、それ以外の噴射孔(903−906)は、第2噴射孔902の噴射孔入口面902Eの中心902とオリフィスカップの中心914までの距離(P.C.D911)と第1噴射孔901の噴射孔入口面901Eの中心901とオリフィスカップの中心914までの距離(P.C.D913)との間のP.C.D912となるように、それぞれの噴射孔入口面(903E、904E、905E、906E)が形成される。
また、それぞれの噴射孔(901、902、903、904、905、906)の噴射孔軸(9012、9022、9032、9042、9052、9062)と中心軸201との交差角度(θ901、θ902、θ903、θ904、θ905、θ906)が大きいほど、上記のようにP.C.Dを小さく設定する。これにより、他の噴射孔に対しても噴射孔入口の流れ込みを安定することが可能となる。
また、噴射孔のオリフィスカップの中心914に対して燃料の流れ込み入口から見た噴射孔中心までの距離を変更することによって噴射孔間の距離が各噴射孔で変化する。このため、噴射孔間の距離の最適化が必要となる。
隣接する第2噴射孔902と第6噴射孔906とで形成される直線902Lと906Lとの交差角度θ26と、隣接する第4噴射孔904と第2噴射孔902とで形成される直線904Lと902Lとの交差角度θ42とは均一角度にて配置されている。一方で、隣接する第1噴射孔901と第5噴射孔905とで形成される直線901Lと905Lとの交差角度θ51と、隣接する第1噴射孔901と第3噴射孔903とで形成される直線901Lと903Lとの交差角度θ13とは均一角度にて配置されている。ここで、交差角度θ26及び交差角度θ42は交差角度θ51及び交差角度θ13に対して小さくなるように設定されると良い。
このように交差角度θ26及び交差角度θ42を小さくすること、第2噴射孔902と第6噴射孔906、及び第2噴射孔902と第4噴射孔904の噴射孔間の距離が小さくなる。噴射孔間の距離が小さくなることで噴射孔入口に流れ込む流体がお互いの噴射孔に対して干渉しやすくなるため、流れ込みにくくなる。よってシート部上流側1001からの流速が小さくなり、結果としてペネトレーションが抑制でき、PN低減が可能となる。また先端のボリューム605側からの流れ込が安定するため、粗大粒子発生を抑制できる。
なお、本実施例において噴射孔間の距離は、噴射孔上流側1001と噴射孔内での流体抵抗に依存するため、互いの噴射孔(901−906)の入口面(901E−906E)の中心(901C−906C)を接続した直線の長さと定義する。
また第1噴射孔901と第5噴射孔905とで形成される直線901Lと905Lとの交差角度θ51、及び第1噴射孔901と第3噴射孔903とで形成される直線901Lと903Lとの交差角度θ13が他の噴射孔同士でなす交差角度(θ65、θ26、θ42、θ34)の何れよりも大きくなるように構成することが望ましい。このように三つの噴射孔中心(901C、903C、905C)と中心914がなす交差角度(θ51、θ13)を大きくすることで噴射孔間の距離を大きくできる。噴射孔間の距離が大きくなることで噴射孔入口に流れ込む流体が他の噴射孔の干渉を受けにくくなるため、流れ込みやすくなる。このため、噴射孔下流側1002からの流速が小さくなり、噴射孔上流1001が安定するため、ペネトレーションが抑制でき、PN低減が可能となる。
以上のように本実施例の燃料噴射装置は、弁体114と弁体114の先端側において燃料を噴射する複数の噴射孔(901−906)が形成された噴射孔形成部(オリフィスカップ)とを備えた。そして噴射孔形成部には、噴射孔形成部の中心軸線201と第1噴射孔軸線9012との交差角度がθ1(θ901)となる第1噴射孔901と、噴射孔形成部の中心軸線201と第2噴射孔軸線9022との交差角度がθ1(θ901)よりも大きいθ2(θ902)となる第2噴射孔902と、が形成される。そして、噴射孔形成部の中心軸線201から第1噴射孔901の第1入口面中心901Cとの第1最短距離が噴射孔形成部の中心軸線201から第2噴射孔902の第2入口面中心902Cとの第2最短距離よりも大きくなるように第1噴射孔901及び第2噴射孔902が形成される。ここで最短距離とは図面9の中心914とそれぞれの噴射孔の中心との距離のことで水平方向に形成される。そして、第1噴射孔901の第1噴射孔軸線9012のうち第1出口面から先の第1直線が、第2噴射孔902の第2噴射孔軸線9022のうち第2出口面から先の第2直線と交わらないように形成される。つまりそれぞれの噴射孔出口から先において互いに交わらないように構成される。
第1噴射孔901の第1入口面中心901Cと第1噴射孔901の外周方向において隣に配置された噴射孔(903、又は905)の入口面中心(903C、又は905C)との距離L1が、第2噴射孔902の第2入口面中心902Cと第2噴射孔の外周方向において隣に配置された噴射孔(904、又は906)の入口面中心(904C、又は906C)との距離L2よりも大きくなるようにこれらの複数の噴射孔(901−906)が形成される。
また、第1噴射孔901の第1入口面中心901Cと噴射孔形成部の中心914とを結ぶ直線901Lと、第1噴射孔901の外周方向において隣に配置された噴射孔(903、又は905)の入口面中心(903C、又は905C)と噴射孔形成部の中心914とを結ぶ直線(903L、又は905L)との交差角度β1(θ13、又はθ51)が、第2噴射孔902の第2入口面中心902Cと噴射孔形成部の中心914とを結ぶ直線902Lと、第2噴射孔902の外周方向において隣に配置された噴射孔(904、又は906)の入口面中心(904C、又は906C)と噴射孔形成部の中心914とを結ぶ直線(904L、又は906L)との交差角度β2(θ26、又はθ42)よりも大きくなるように複数の噴射孔が形成された。
また第1噴射孔901の第1噴射孔軸線9012のうち第1出口面から先の第1直線が、第2噴射孔902の第2噴射孔軸線9022のうち第2出口面から先の第2直線と交わらないように形成されることが望ましい。また第1噴射孔901の上記した交差角度θ1(θ901)は、その他の複数の噴射孔(902−906)の噴射孔軸線(9022―9062)と噴射孔形成部の中心軸線201との交差角度(θ902−θ906)に対して最も小さくなるように構成されることが望ましい。
第1噴射孔901及び第2噴射孔902は噴射孔形成部を中心軸線方向(201)から見て径方向外側に配置され、噴射孔形成部の中心914を基準としてほぼ対称の位置に配置された。また当該燃料噴射装置204がエンジンに取り付けられた状態において複数の噴射孔(901−906)のうち第1噴射孔901が最も点火プラグ203の先端部を指向するように配置された。また噴射孔形成部には、噴射孔形成部の中心軸線201と第3噴射孔軸線9032との交差角度θ903がθ1(θ901)よりも大きくθ2(θ902)よりも小さいθ3(θ903)となる第3噴射孔903が形成される。そして、噴射孔形成部の中心軸線201から第3噴射孔903の第3入口面中心903Cとの第3最短距離が上記第1最短距離より小さく上記第2最短距離よりも大きくなるように第1噴射孔901、第2噴射孔902及び第3噴射孔903が形成されることが望ましい。
また第3噴射孔903の第3噴射孔軸線9032のうち第3出口面から先の第3直線が、第1噴射孔901の第1噴射孔軸線9012のうち第1出口面から先の第1直線、及び第2噴射孔902の第2噴射孔軸線9022のうち第2出口面から先の第2直線の何れとも交わらないように形成されることが望ましい。
また、第1噴射孔901及び第2噴射孔(903、又は905)が噴射孔形成部を中心軸線方向から見て径方向外側に配置され、外周方向に沿って並んで配置されるように構成される。この場合、噴射孔形成部には、噴射孔形成部を中心軸線方向から見て第1噴射孔901に対して第2噴射孔903、又は905)と反対側に配置され、かつ、噴射孔形成部の中心軸線201と第3噴射孔軸線(9042、又は9062)との交差角度(θ904、又はθ906)がθ1(θ901)よりも大きいθ3(θ904、又はθ906)となる第3噴射孔(904、又は906)が形成される。そして、第3噴射孔(904、又は906)の第3噴射孔軸線(9042、又は9062)のうち第3出口面から先の第3直線が、上記第1直線(901の第1直線)及び第2直線(903、又は905の第3直線、又は第5直線)と交わらないように形成されることが望ましい。なお、この場合、交差角度θ2(θ903、又はθ905)と交差角度θ3(θ904、又はθ906)とは同一であることが望ましい。
また第1噴射孔901、第2噴射孔(903、又は905)、及び第3噴射孔(904、又は906)は噴射孔形成部を中心軸線方向から見て径方向外側に配置され、外周方向に沿って第2噴射孔(903、又は905)、第1噴射孔901、第3噴射孔(90、又は90)の順番に並んで配置される。
このような構成によって、弁体のシート側から流れる燃料が支配的となる噴射孔角度θに対してオリフィスカップの中心から噴射孔までに形成される弁体と弁座の隙間より流れる燃料の影響を強くすることで噴射孔出口の燃料流速を均一化しペネトレーションを短くすることが可能となる。またオリフィスカップの中心から噴射孔までに形成される弁体と弁座の隙間より流れる燃料が支配的となる変更角度θに対しては弁体のシート側から流れる燃料の影響を強くすることで噴射孔出口の燃料流速を均一化しペネトレーションを短くすることが可能となる。また流れ込によってオリフィスカップの中心に対して燃料の流れ込み入口から見た噴射孔中心までの距離を変更することで噴射停止時の燃料流れ込を安定化させることで早大粒子を低減することが可能となる。その結果、燃料の筒内壁面への付着と、燃料の微粒化によってPN低減が可能となる。
図11を用いて本発明に係る第二の実施例について説明する。図11は本実施例におけるオリフィスカップ116の燃料入口側から見た噴射孔配置の拡大図である。
本実施例と実施例1との差異は、噴射孔角度θが最小となる噴射孔をそれぞれ複数有する点にある。噴射孔角度θが最小となる噴射孔同士1109、1110とオリフィスカップの中心914のなす角度は小さくする。これにより、噴射孔同士の干渉が増大するため、噴射孔下流側1002から流れ込む流量が大きくなり、流速が大きくなる。よって噴射孔上流側1001の流れ込によって発生する発生する剥離が減少するためペネトレーションを抑制できる。また噴射孔角度θが最大となる少なくとも1つ以上、ここでは第2の噴射孔1108と第5の噴射孔1111とオリフィスカップの中心914とその隣り合う噴射孔とがなす角度は大きくする。これにより噴射孔同士の干渉が減衰するため、噴射孔下流側1002から流れ込む流量が小さくなり、流速が小さくなる。よって噴射孔下流側1002の流れ込によって発生する発生する剥離が減少するためペネトレーションを抑制できる。
図12を用いて本発明に係る第2の実施例について説明する。図は実施例2におけるオリフィスカップ116の燃料入口側から見た噴射孔配置の拡大図である
実施例3における実施例1との差異は、異孔径が構成されている点にある。図12の様に径が最大となる噴射孔1202と1206に対しては噴射孔とオリフィスカップ中心点914がなす角度が大きくなるようにする。また径が最小となる噴射孔1204に対してはその逆に角度が小さくなるようにする。この構成とすることで上記のペネトレーションと粗大粒径を抑制する他に噴射孔入口に流れ込む流量を調整する事で狙いの流量分配を設計することが可能となる。
図13を用いて本発明に係る第二の実施例について説明する。図13は本実施例におけるオリフィスカップ116の燃料入口側から見た噴射孔配置の拡大図である
実施例4における実施例1との差異は、隣り合う第1の噴射孔1301と第6の噴射孔1306によってY軸上304に存在する噴霧D1とD4を狙う構成とされている点にある。第1の噴射孔1301と第6の噴射孔1306とオリフィスカップの中心914がなす角度は小さくする。その他の噴射孔に対しては狙いの流量分配率に応じて流量を大きくしたい噴射孔は噴射孔と中心点がなす角度が大きくなるようにし、流量を小さくしたい噴射孔は噴射孔とオリフィスカップの中心914がなす角度が小さくなるように構成する。
流量を小さくしたい噴射孔と流量を大きくしたい噴射孔が隣り合う場合、流量を大きくしたい噴射孔のもう片方側との噴射孔と中心点がなす角度が大きくなるようにし、流量を小さくしたい噴射孔をその逆となるように構成する。これにより上記記載のペネトレーションと粗大粒径を抑制する他に噴射孔入口に流れ込む流量を調整することで狙いの流量分配を設計することが可能となる。
116…オリフィスカップ、901−906…第1噴射孔−第6噴射孔、9012−9062…第1噴射孔軸−第6噴射孔軸。

Claims (13)

  1. 弁体と前記弁体の先端側において燃料を噴射する複数の噴射孔が形成された噴射孔形成部とを備えた燃料噴射装置において、
    前記噴射孔形成部には、前記噴射孔形成部の中心軸線と第1噴射孔軸線との交差角度がθ1となる第1噴射孔と、前記噴射孔形成部の前記中心軸線と第2噴射孔軸線との交差角度が前記θ1よりも大きいθ2となる第2噴射孔と、が形成され、
    前記噴射孔形成部の中心軸線から前記第1噴射孔の第1入口面中心との第1最短距離が前記噴射孔形成部の中心軸線から前記第2噴射孔の第2入口面中心との第2最短距離よりも大きくなるように前記第1噴射孔及び前記第2噴射孔が形成され、かつ、
    前記第1噴射孔の前記第1噴射孔軸線のうち第1出口面から先の第1直線が、前記第2噴射孔の前記第2噴射孔軸線のうち第2出口面から先の第2直線と交わらないように形成され、
    前記噴射孔形成部には、前記噴射孔形成部の前記中心軸線と第3噴射孔軸線との交差角度が前記θ1よりも大きく前記θ2よりも小さいθ3となる第3噴射孔が形成され、
    前記噴射孔形成部の中心軸線から前記第3噴射孔の第3入口面中心との第3最短距離が前記第1最短距離より小さく前記第2最短距離よりも大きくなるように前記第1噴射孔、前記第2噴射孔及び前記第3噴射孔が形成された燃料噴射装置。
  2. 請求項1に記載の燃料噴射装置において、
    前記第3噴射孔の前記第3噴射孔軸線のうち第3出口面から先の第3直線が、前記第1噴射孔の前記第1噴射孔軸線のうち第1出口面から先の第1直線、及び前記第2噴射孔の前記第2噴射孔軸線のうち第2出口面から先の第2直線の何れとも交わらないように形成された燃料噴射装置。
  3. 弁体と前記弁体の先端側において燃料を噴射する複数の噴射孔が形成された噴射孔形成部とを備えた燃料噴射装置において、
    前記噴射孔形成部には、前記噴射孔形成部の中心軸線と第1噴射孔軸線との交差角度がθ1となる第1噴射孔と、前記噴射孔形成部の前記中心軸線と第2噴射孔軸線との交差角度が前記θ1よりも大きいθ2となる第2噴射孔と、が形成され、
    前記第1噴射孔の第1入口面中心と前記噴射孔形成部の中心とを結ぶ直線と、前記第1噴射孔の外周方向において前記噴射孔形成部の中心軸線まわりの角度位置が隣に配置された噴射孔の入口面中心と前記噴射孔形成部の中心とを結ぶ直線との交差角度β1が、前記第2噴射孔の第2入口面中心と前記噴射孔形成部の中心とを結ぶ直線と、前記第2噴射孔の外周方向において前記噴射孔形成部の中心軸線まわりの角度位置が隣に配置された噴射孔の入口面中心と前記噴射孔形成部の中心とを結ぶ直線との交差角度β2よりも大きくなるように前記複数の噴射孔が形成された燃料噴射装置。
  4. 請求項3に記載の燃料噴射装置において、
    前記第1噴射孔の前記第1噴射孔軸線のうち第1出口面から先の第1直線が、前記第2噴射孔の前記第2噴射孔軸線のうち第2出口面から先の第2直線と交わらないように形成された燃料噴射装置。
  5. 請求項1〜4の何れか一項に記載の燃料噴射装置において、
    前記第1噴射孔の前記交差角度θ1は、その他の複数の噴射孔の噴射孔軸線と前記噴射孔形成部の前記中心軸線との交差角度に対して最も小さくなるように構成された燃料噴射装置。
  6. 請求項1〜4の何れか一項に記載の燃料噴射装置において、
    前記第1噴射孔及び前記第2噴射孔は前記噴射孔形成部を中心軸線方向から見て径方向外側に配置され、前記噴射孔形成部の中心を基準としてほぼ対称の位置に配置された燃料噴射装置。
  7. 請求項1〜4の何れか一項に記載の燃料噴射装置において、
    当該燃料噴射装置がエンジンに取り付けられた状態において前記複数の噴射孔のうち前記第1噴射孔が最も点火プラグの先端部を指向するように配置された燃料噴射装置。
  8. 請求項1〜の何れか一項に記載の燃料噴射装置において、
    前記第1噴射孔及び前記第2噴射孔は前記噴射孔形成部を中心軸線方向から見て径方向外側に配置され、外周方向において前記噴射孔形成部の中心軸線まわり配置された燃料噴射装置。
  9. 弁体と前記弁体の先端側において燃料を噴射する複数の噴射孔が形成された噴射孔形成部とを備えた燃料噴射装置において、
    前記噴射孔形成部には、前記噴射孔形成部の中心軸線と第1噴射孔軸線との交差角度がθ1となる第1噴射孔と、前記噴射孔形成部の前記中心軸線と第2噴射孔軸線との交差角度が前記θ1よりも大きいθ2となる第2噴射孔と、が形成され、
    前記噴射孔形成部の中心軸線から前記第1噴射孔の第1入口面中心との第1最短距離が前記噴射孔形成部の中心軸線から前記第2噴射孔の第2入口面中心との第2最短距離よりも大きくなるように前記第1噴射孔及び前記第2噴射孔が形成され、かつ、
    前記第1噴射孔の前記第1噴射孔軸線のうち第1出口面から先の第1直線が、前記第2噴射孔の前記第2噴射孔軸線のうち第2出口面から先の第2直線と交わらないように形成され、
    前記第1噴射孔及び前記第2噴射孔は前記噴射孔形成部を中心軸線方向から見て径方向外側に配置され、
    前記噴射孔形成部には、前記噴射孔形成部の前記中心軸線と第3噴射孔軸線との交差角度が前記θ1よりも大きく前記θ2とは異なるθ3となる第3噴射孔が形成され、
    前記第3噴射孔の前記第3噴射孔軸線のうち第3出口面から先の第3直線が、前記第1直線及び前記第2直線と交わらないように形成された燃料噴射装置。
  10. 弁体と前記弁体の先端側において燃料を噴射する複数の噴射孔が形成された噴射孔形成部とを備えた燃料噴射装置において、
    前記噴射孔形成部には、前記噴射孔形成部の中心軸線と第1噴射孔軸線との交差角度がθ1となる第1噴射孔と、前記噴射孔形成部の前記中心軸線と第2噴射孔軸線との交差角度が前記θ1よりも大きいθ2となる第2噴射孔と、が形成され、
    前記第1噴射孔の第1入口面中心と前記第1噴射孔の外周方向において前記噴射孔形成部の中心軸線まわりの角度位置が隣に配置された噴射孔の入口面中心との距離L1が、前記第2噴射孔の第2入口面中心と前記第2噴射孔の外周方向において前記噴射孔形成部の中心軸線まわりの角度位置が隣に配置された噴射孔の入口面中心との距離L2よりも大きくなるように前記複数の噴射孔が形成され、
    前記第1噴射孔及び前記第2噴射孔は前記噴射孔形成部を中心軸線方向から見て径方向外側に配置され、
    前記噴射孔形成部には、前記噴射孔形成部の前記中心軸線と第3噴射孔軸線との交差角度が前記θ1よりも大きく前記θ2とは異なるθ3となる第3噴射孔が形成され、
    前記第3噴射孔の前記第3噴射孔軸線のうち第3出口面から先の第3直線が、前記第1噴射孔の前記第1噴射孔軸線のうち第1出口面から先の第1直線、及び前記第2噴射孔の前記第2噴射孔軸線のうち第2出口面から先の第2直線と交わらないように形成された燃料噴射装置。
  11. 弁体と前記弁体の先端側において燃料を噴射する複数の噴射孔が形成された噴射孔形成部とを備えた燃料噴射装置において、
    前記噴射孔形成部には、前記噴射孔形成部の中心軸線と第1噴射孔軸線との交差角度がθ1となる第1噴射孔と、前記噴射孔形成部の前記中心軸線と第2噴射孔軸線との交差角度が前記θ1よりも大きいθ2となる第2噴射孔と、が形成され、
    前記第1噴射孔の第1入口面中心と前記噴射孔形成部の中心とを結ぶ直線と、前記第1噴射孔の外周方向において前記噴射孔形成部の中心軸線まわりの角度位置が隣に配置された噴射孔の入口面中心と前記噴射孔形成部の中心とを結ぶ直線との交差角度β1が、前記第2噴射孔の第2入口面中心と前記噴射孔形成部の中心とを結ぶ直線と、前記第2噴射孔の外周方向において前記噴射孔形成部の中心軸線まわりの角度位置が隣に配置された噴射孔の入口面中心と前記噴射孔形成部の中心とを結ぶ直線との交差角度β2よりも大きくなるように前記複数の噴射孔が形成され、
    前記第1噴射孔及び前記第2噴射孔は前記噴射孔形成部を中心軸線方向から見て径方向外側に配置され、
    前記噴射孔形成部には、前記噴射孔形成部の前記中心軸線と第3噴射孔軸線との交差角度が前記θ1よりも大きいθ3となる第3噴射孔が形成され、
    前記第3噴射孔の前記第3噴射孔軸線のうち第3出口面から先の第3直線が、前記第1噴射孔の前記第1噴射孔軸線のうち第1出口面から先の第1直線、及び前記第2噴射孔の前記第2噴射孔軸線のうち第2出口面から先の第2直線と交わらないように形成された燃料噴射装置。
  12. 請求項11に記載の燃料噴射装置において、
    交差角度θ2と交差角度θ3とは同一である燃料噴射装置。
  13. 請求項9〜11の何れか一項に記載の燃料噴射装置において、
    前記第1噴射孔、前記第2噴射孔、及び前記第3噴射孔は前記噴射孔形成部を中心軸線方向から見て径方向外側に配置され、外周方向において前記噴射孔形成部の中心軸線まわり前記第2噴射孔、前記第1噴射孔、前記第3噴射孔の順番に配置された燃料噴射装置。
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