JP6890465B2 - エスカレーターの保守作業安全柵 - Google Patents

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Description

本開示は、エスカレーターの保守作業安全柵に関する。
エスカレーターは、建物の上部階の乗降口と下部階の乗降口との間を移動する複数の踏段に利用者を乗せて運搬する。踏段の両側には、スカートガードと、その上面であるインナーデッキの上に移動手摺を支持する欄干が設けられる。欄干を挟んでインナーデッキと反対側の部分がアウターデッキである。
特許文献1には、建物内で隣接して設けられる2組のエスカレーターのうち、一組のエスカレーターを運転させながら他の一組のエスカレーターを工事する際の間仕切りが開示されている。ここでは、乗降口を外部から遮蔽する乗降口仕切り部材と、階床間で交差するエスカレーター同士について各階の床と天井との間で上下方向に間仕切りする中央仕切り部材を用いている。
特許文献2では、階床間で交差するエスカレーターの間に間隙が存在しない場合、あるいは間隙があっても非常に狭い場合には、特許文献1の中央仕切り部材が適用できないことを指摘している。ここでは、階床間で交差するエスカレーターの間において、運転させる方のエスカレーターのアウターデッキと、その上方の外装板あるいは天井との間に中央間仕切り部材を設けることが開示されている。
特許文献3では、特許文献2の方法では、中央間仕切り部材が設けられるアウターデッキについての工事ができないことを指摘している。ここでは、上部階の乗降口近傍および下部階の乗降口近傍に設置した上下部縦柱の間に斜行して配置される少なくとも2本の傾斜部拘束部材を設け、この2本の傾斜部拘束部材の間に嵌め込まれる複数の仕切板を中央間仕切り部材とすることが開示されている。
特許文献4では、エスカレーターの上部階の乗降口と下部階の乗降口を周囲から間仕切りするために、ベースから立てられ高さ方向に伸縮自在の支持柱の間に、屋根パネル、側面パネル、扉パネルを嵌め込む構成が開示されている。そして、上部階の乗降口の支持柱と下部階の乗降口の支持柱との間にワイヤを設け、斜行するエスカレーターの側面を覆うように、このワイヤに複数枚の防災シートを配置することが述べられている。
特許文献5には、1つの配置空間に複数のエスカレーターが隣り合わせに配置される場合に、エスカレーターの隣り合う間の側面空間に、適当間隔をおいて適当数の索条を建物の上下方向に張り渡して索条骨格とし、これに幕を取り付けることが開示されている。
特開平8−151182号公報 特開平10−109868号公報 特開2002−293491号公報 特開2002−060170号公報 特開2001−151455号公報
先行技術に開示される工事用の間仕切り等は、大掛かりで、短期間で作業が終了するエスカレーターの保守点検等の保守作業に適していない。エスカレーターの保守作業においては、ユーザの都合のよい時間帯を利用し、ユーザ等が誤って入り込まないように保守作業の場所を安全柵で囲うことが行われる。ところが、年中無休で24時間営業の店舗等に設置されたエスカレーターの場合は、いつでも周囲にユーザがいる状況で、安全柵を設けても柵の高さは1m程度であり、ユーザが入り込まないまでも覗き込んだり、声をかけられたりで、保守作業に支障がある。本発明の目的は、簡単に設置と撤去が可能で、ユーザの目に触れることなく保守作業が可能なエスカレーターの安全柵を提供することである。
本開示に係るエスカレーターの保守作業安全柵は、エスカレーターの上部階の乗降口、下部階の乗降口、及び上部階の乗降口と下部階の乗降口を結ぶ昇降路の左右両側面と上方とを覆う伸縮自在な蛇腹構造を有し、少なくとも2つの運搬可能な蛇腹幌部に分割可能で、分割されたそれぞれの蛇腹幌部は、他の蛇腹幌部と着脱自在に接続可能である。
上記構成によれば、上部階の乗降口、下部階の乗降口、及び昇降路の左右両側面と上方とを覆い、伸縮自在な蛇腹構造の安全柵であるので、ユーザの目に触れることなく保守作業が可能である。また、全体を少なくとも2つの運搬可能な蛇腹幌部に分割可能であり、分割されたそれぞれの蛇腹幌部は、他の蛇腹幌部と着脱自在に接続可能であるので、簡単に設置と撤去が可能である。
本開示に係るエスカレーターの保守作業安全柵において、上部階の乗降口及び下部階の乗降口のそれぞれに設けられ、床面から測った所定の作業用高さを有する左右の縦枠、及び、左右の縦枠の上部を接続する上枠を有する第1乗降口枠体と、第1乗降口枠体と同じ構造の第2乗降口枠体と、踏段から手摺の上面までの高さを所定の作業用高さから差し引いた第2高さを有する左右の縦枠、及び、左右の縦枠の上部を接続する上枠を有する昇降路枠体と、第1乗降口枠体と第2乗降口枠体との間を接続し、乗降口の左右両側面と上方とを覆う乗降口幌と、第2乗降口枠体と昇降路枠体とを接続し、乗降口に接続する昇降路の手摺よりも上方部分の左右両側面と上方とを覆う昇降路幌と、第1乗降口枠体に設けられ、乗降口幌及び昇降路幌で囲まれた作業空間に出入可能な入口幕と、を含む複合幌部を備えることが好ましい。
上記構成によれば、入口幕が設けられ所定の作業用高さを有する第1乗降口枠体と、第1乗降口枠体と同じ構造の第2乗降口枠体と、第1乗降口枠体及び第2乗降口枠体よりも低い高さの昇降路枠体とを有し、これらの間が幌で覆われる。これにより、保守作業員が入口幕から幌で覆われた内部に入って、ユーザの目に触れることなく保守作業を行うことができる。
本開示に係るエスカレーターの保守作業安全柵において、昇降路枠体の左右の縦枠は、手摺転動用コロを有することが好ましい。
本開示に係るエスカレーターの保守作業安全柵において、昇降路枠体の左右の縦枠は、アウターデッキ転動用コロを有することが好ましい。上記構成によれば、昇降路枠体の左右の縦枠は手摺に接触しないようにできるので、手摺に関する保守作業を行うことができる。
本開示に係るエスカレーターの保守作業安全柵において、上部階用の複合幌部と下部階用の複合幌部との間に配置される1以上の中間幌部であって、踏段から手摺の上面までの高さを所定の作業用高さから差し引いた第2高さを有する左右の縦枠、及び、左右の縦枠の上部を接続する上枠を有する第1昇降路枠体と、第1昇降路枠体と同じ構造の第2昇降路枠体と、第1昇降路枠体と第2昇降路枠体とを接続し、昇降路の手摺よりも上方部分の左右両側面と上方とを覆う昇降路幌と、を含む1以上の中間幌部を備えることが好ましい。上記構成によれば、昇降路の長さに応じて中間幌部の数を増減して昇降路部分を覆うことができる。
本開示に係るエスカレーターの保守作業安全柵において、上部階の乗降口に設けられ上部階の乗降口を覆う乗降口幌を有する上部階用の乗降口幌部と、下部階の乗降口に設けられ下部階の乗降口を覆う乗降口幌を有する下部階用の乗降口幌部と、上部階用の乗降口幌部と下部階用の乗降口幌部との間に配置される1以上の中間幌部と、を備え、上部階用の乗降口幌部及び下部階用の乗降口幌部は、それぞれ、床面から測った所定の作業用高さを有する左右の縦枠、及び、左右の縦枠の上部を接続する上枠を有する第1乗降口枠体と、第1乗降口枠体と同じ構造の第2乗降口枠体と、第1乗降口枠体と第2乗降口枠体との間を接続し、乗降口の左右両側面と上方とを覆う乗降口幌と、第1乗降口枠体に設けられ、乗降口幌で囲まれた作業空間に出入可能な入口幕と、を含み、中間幌部は、踏段から手摺の上面までの高さを所定の作業用高さから差し引いた第2高さを有する左右の縦枠、及び、左右の縦枠の上部を接続する上枠を有する第1昇降路枠体と、第1昇降路枠体と同じ構造の第2昇降路枠体と、第1昇降路枠体と第2昇降路枠体とを接続し、昇降路の手摺よりも上方部分の左右両側面と上方とを覆う昇降路幌と、を含むことが好ましい。
上記構成によれば、上部階用の乗降口幌部及び下部階用の乗降口幌部は、乗降路側の昇降路を覆うための昇降路幌を含む複合幌部に比較して簡単な構成とできる。
本開示に係るエスカレーターの保守作業安全柵において、第1昇降路枠体及び第2昇降路枠体のそれぞれの左右の縦枠は、手摺転動用コロを有することが好ましい。
本開示に係るエスカレーターの保守作業安全柵において、第1昇降路枠体及び第2昇降路枠体のそれぞれの左右の縦枠は、アウターデッキ転動用コロを有することが好ましい。
本開示に係るエスカレーターの保守作業安全柵において、第1乗降口枠体及び第2乗降口枠体は、床面転動用コロを有することが好ましい。上記構成によれば、第1乗降口枠体及び第2乗降口枠体を有する複合幌部や、乗降口幌部を運搬することが容易になる。
上記構成のエスカレーターの安全柵によれば、簡単に設置と撤去が可能で、ユーザの目に触れることなく保守作業が可能となる。
エスカレーターに設置された実施の形態に係るエスカレーターの安全柵の構成を示す図である。 実施の形態に係るエスカレーターの安全柵において、複合幌部の斜視図である。 実施の形態に係るエスカレーターの安全柵において、中間幌部の斜視図である。 図2の複合幌部の折畳状態を示す図である。 図3の中間幌部の折畳状態を示す図である。 図1において、第2乗降口枠体と昇降路枠体とがエスカレーターのアウターデッキに支持され転動可能な構成を示す図である 短い昇降路のエスカレーターについて、2つの複合幌部を接続して構成されるエスカレーターの安全柵を示す図である。 短い昇降路のエスカレーターについて、2つの乗降口幌部と1つの中間幌部とを接続して構成されるエスカレーターの安全柵を示す図である。 長い昇降路のエスカレーターについて、2つの複合幌部と2つの中間幌部とを接続して構成されるエスカレーターの安全柵を示す図である。
以下に図面を用いて本発明に係る実施の形態につき、詳細に説明する。以下で述べる蛇腹構造の折畳数、形状、寸法、材質等は、説明のための例示であって、エスカレーターの安全柵の仕様等に合わせ、適宜変更が可能である。以下では、全ての図面において同様の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、エスカレーター10に設置されたエスカレーターの保守作業安全柵30を示す図である。以下では、特に断らない限り、エスカレーターの保守作業安全柵30を、安全柵30と呼ぶ。
エスカレーター10は、複数階を有する店舗等の建物4において、異なる階の間のユーザの移動の利便を図るために、上部階6と下部階8との間に設けられるユーザ運搬手段である。エスカレーター10は、無限循環軌道に接続された複数の踏段12に利用客を乗せて、上部階6と下部階8との間を傾斜して移動する。踏段12の両側には、図示しないスカートガード及びその上面であるインナーデッキの上に、移動手摺14を支持する欄干16が設けられる。移動手摺14は、踏段12の移動に合わせて欄干16上を移動し、安全のために利用者が把持する手摺である。以下では、特に断らない限り、移動手摺14を、手摺14と呼ぶ。欄干16を挟んでインナーデッキと反対側の部分がアウターデッキ18である。欄干16は、インナーデッキとアウターデッキ18の上面に立設される透明な樹脂板部材である。これは説明のための例示であって、不透明な板材で欄干16を構成してもよい。
図1に、直交する3方向として、長手方向、上下方向、左右方向を示す。長手方向は、建物4においてエスカレーター10が延伸する方向であり、エスカレーター10が運行状態のときの踏段12の走行方向である。長手方向の両側を区別するときは、上部階6に向かう方向を一方側と呼び、下部階8に向かう方向を他方側と呼ぶ。上下方向は、建物4の上下方向であり、上部階6側の方向を上方側と呼び、下部階8側の方向を下方側と呼ぶ。左右方向は、エスカレーター10における2つの欄干16を結ぶ方向で、上部階6から下部階8を見て、右側の欄干16側の方向が右方向であり、左側の欄干16側の方向が左方向である。図1のエスカレーター10は、右方向から見た側面図である。
図1に、エスカレーター10における長手方向に沿って、上部階6の乗降口20と、下部階8の乗降口22と、乗降口20と乗降口22との間の昇降路24との区分を示す。建物4には、エスカレーター10における無限循環軌道、踏段12の無限軌道の駆動装置、手摺14の駆動装置等が設けられるトラス26が踏段12の下方側に設けられる。乗降口20,22は、保守作業員がトラス26に降りるマンホールを覆う蓋部である金属板21,23が設けられる平坦床領域の周辺である。金属板21,23は、作業用の蓋であるが、利用客に対するランディングゾーンを示す働きもする。昇降路24は、エスカレーター10が運転中における踏段12の走行方向に沿った斜行領域である。
安全柵30は、上部階6の乗降口20に配置される上部階6用の複合幌部40、下部階8の乗降口22に配置される下部階8用の複合幌部41、及び、複合幌部40と複合幌部41との間に配置される中間幌部70を含む。複合幌部40、複合幌部41、中間幌部70は、エスカレーター10の乗降口20、昇降路24、乗降口22の左右両側面と上方とを覆う伸縮自在の蛇腹構造を有する。蛇腹構造とは、折畳状態と伸長状態を取り得て、軸方向に沿って曲がることが可能な構造である。曲がりながら伸縮できる性質に着目して、アコーディオン構造と呼ぶこともある。複合幌部40、複合幌部41、中間幌部70においては、左右側面と上方とを覆う防炎幌が山谷の折目を有して形成され、折畳状態と伸長状態を取り得て、軸方向に沿って曲がることができる。
複合幌部40は、乗降口20の左右両側面と上面とを覆う乗降口幌42と、乗降口20に接続する昇降路24の手摺14よりも上方側の左右両側面と上面とを覆う昇降路幌44と、一方側の端部に設けられる入口幕46とを含む。複合幌部41は、乗降口22の左右両側面と上面とを覆う乗降口幌43と、乗降口22に接続する昇降路24の手摺14よりも上方側の左右両側面と上面とを覆う昇降路幌45と、他方側の端部に設けられる入口幕47とを含む。このように、複合幌部40と複合幌部41は、配置方向が昇降路24に対して互いに反対方向であることを除けば、同じ構造を有する。そこで、以下では、主として複合幌部40の構造について説明する。
中間幌部70は、複合幌部40,41の昇降路幌44,45と同様に、昇降路24の手摺14よりも上方側の左右両側面と上面とを覆う昇降路幌72を有し、一方側が複合幌部40に着脱可能に接続され、他方側が複合幌部41に着脱可能に接続される。
蛇腹構造である複合幌部40の伸長状態の斜視図を図2に示し、中間幌部70の伸長状態の斜視図を図3に示す。また、複合幌部40の折畳状態の側面図を図4に示し、中間幌部70の折畳状態の側面図を図5に示す。これらの図は、いずれも、エスカレーター10に安全柵30として配置される前の状態を示す図である。
図2に示す複合幌部40は、第1乗降口枠体50、第2乗降口枠体51、昇降路枠体60の3つの三方枠と、乗降口幌42、昇降路幌44の2つの三方幌を含む。
第1乗降口枠体50は、上部階6の床面から測った所定の作業用高さH0を有する左右の縦枠52,54、及び、左右の縦枠52,54の上部を接続する上枠56を有する三方枠である。所定の作業用高さH0は、保守作業員の最大身長に対して十分な高さに設定される。左右の縦枠52,54の下方側の端部にそれぞれ回転自在に設けられる2つのコロは、複合幌部40を運搬する際に床面上を転がることができる床面転動用コロ58である。第2乗降口枠体51は、第1乗降口枠体50と同じ構造を有する三方枠であり、その左右の縦枠の下方側の端部にはそれぞれ回転自在にコロが床面転動用コロ59として設けられる。
昇降路枠体60は、左右の縦枠、及び、左右の縦枠の上部を接続する上枠を有する三方枠で、第1乗降口枠体50、第2乗降口枠体51とは、高さが異なる。昇降路枠体60の縦枠の上下方向に沿った第2高さH2は、踏段12から手摺14の上面までの高さH1を所定の作業用高さH0から差し引いた高さである。すなわち、H2=(H0−H1)である。昇降路枠体60の左右の縦枠の下方側の端部には、手摺14に支持される支持部が設けられる。支持部は、手摺14に固定されるボルト等であってもよいが、ここでは、手摺14の上面を転動可能な2つの手摺転動用コロ62を用いる。手摺転動用コロ62は、床面転動用コロ58,59と同じものとしてよい。
かかる第1乗降口枠体50、第2乗降口枠体51、昇降路枠体60は、適当な強度を有する材料を所定の形状に成形したものが用いられる。材料としては、金属製のアングル材を用いることができ、複数のアングル材を組み合わせて三方枠として用いることができる。
乗降口幌42は、第1乗降口枠体50と第2乗降口枠体51との間を接続し、乗降口20の左右両側面と上方とを覆う三方幌である。乗降口幌42は、予め山部と谷部とを繰り返して蛇腹状に成形した不透明のシート材を用い、山部と谷部とが延びる方向をシート材の左右方向として、シート材の左右端部の一方を第1乗降口枠体50に、他方を第2乗降口枠体51に取付ける。第1乗降口枠体50への取付は、三方枠を構成する縦枠52,54と上枠56とに沿って行う。第2乗降口枠体51への取付も同様に、三方枠を構成する2つの縦枠と上枠とに沿って行う。これによって、乗降口幌42は、2つの三方枠である第1乗降口枠体50と第2乗降口枠体51との間で、両側面と上面とを覆う三方幌となる。
乗降口幌42について、第1乗降口枠体50と第2乗降口枠体51との間に、適当な三方支持体を設けてもよい。例えば、山部の数に対応する数の三方支持体を準備し、各三方支持体に各山部を取付ける。これによって、山部と谷部とが繰り返す蛇腹状の形成が容易となる。三方支持体としては、適当な太さと機械的強度を有する金属線をコの字状に成形したものを用いることができる。
昇降路幌44は、第2乗降口枠体51と昇降路枠体60とを接続し、乗降口20に接続する昇降路24の手摺14よりも上方部分の左右両側面と上方とを覆う三方幌である。昇降路幌44は、乗降口幌42よりも三方枠としての2つの縦枠の高さが短い。その点を除けば、乗降口幌42で述べた内容をそのまま適用できる。すなわち、予め山部と谷部とを繰り返して蛇腹状に成形した不透明のシート材を用い、山部と谷部とが延びる方向をシート材の左右方向として、シート材の左右端部の一方を第2乗降口枠体51に、他方を昇降路枠体60に取付ける。第2乗降口枠体51への取付は、三方枠を構成する2つの縦枠と上枠56とに沿って行う。昇降路枠体60への取付も同様に、三方枠を構成する2つの縦枠と上枠とに沿って行う。これによって、昇降路幌44は、2つの三方枠である第2乗降口枠体51と昇降路枠体60との間で、乗降口20に接続する昇降路24の手摺14よりも上方部分の左右両側面と上方とを覆う三方幌となる。乗降口幌42と同様に、昇降路幌44について、第2乗降口枠体51と昇降路枠体60との間に、適当な三方支持体を設けてもよい。これによって、山部と谷部とが繰り返す蛇腹状の形成が容易となる。
かかる乗降口幌42と昇降路幌44としては、安全柵30として適当な材質の防災シートを所定の蛇腹状に成形したものが用いられる。防災シートは、三方幌である乗降口幌42と昇降路幌44で囲まれた空間が外側から見えないように、不透明なものを用いる。
入口幕46は、第1乗降口枠体50の三方枠としての開口に設けられる開閉自在の垂れシートである。保守作業員が乗降口幌42で囲まれた作業空間に入るときは入口幕46を捲り、入った後は入口幕46の自重で入口開口が閉じられる。かかる入口幕46としては、乗降口幌42と昇降路幌44に用いられる不透明な防災シートを所定の形状に成形したものを用いることができる。
図3に示す中間幌部70は、第1昇降路枠体80、第2昇降路枠体81の2つの三方枠と、昇降路幌72の2つの三方幌を含む。
第1昇降路枠体80は、左右の縦枠82,84及び、左右の縦枠82,84の上部を接続する上枠86を有する三方枠で、第1昇降路枠体80の縦枠82,84の上下方向に沿った高さは、複合幌部40における昇降路枠体60の第2高さH2と同じである。第1昇降路枠体80の左右の縦枠82,84の下方側の端部には、手摺14に支持される支持部として手摺転動用コロ88が設けられる。手摺転動用コロ88は、複合幌部40における昇降路枠体60に設けられる手摺転動用コロ62と同じものとしてよい。第2昇降路枠体81は、第1昇降路枠体80と同じ構造を有する三方枠であり、その左右の縦枠の下方側の端部にはそれぞれ手摺転動用コロ89が設けられる。上記のように、第1昇降路枠体80と第2昇降路枠体81は、複合幌部40の昇降路枠体60と同じ構造の三方枠であるので、材質等を含め、これ以上の説明を省略する。
昇降路幌72は、第1昇降路枠体80と第2昇降路枠体81とを接続し、昇降路24の手摺14よりも上方部分の左右両側面と上方とを覆う三方幌である。昇降路幌72は、複合幌部40の昇降路幌44と長手方向の長さが異なることを除けば同じ構造の蛇腹幌であるので、シート材、第1昇降路枠体80と第2昇降路枠体81への取付、三方支持体等を含め、これ以上の説明を省略する。
図4は、複合幌部40の折畳状態の側面図である。折畳状態とは、図2において、乗降口幌42と昇降路幌44の伸長状態にある蛇腹構造を長手方向に縮めた状態である。図2の伸長状態においては、隣接する山部の間が広がっているが、図4の折畳状態においては、隣接する山部は接近して、ほとんど接触する状態となる。折畳状態の蛇腹構造はそのままでは伸長方向に戻るので、第1乗降口枠体50と昇降路枠体60とに設けた2つの係止部64,66に、固定部材68を掛け渡して、折畳状態を保持する。
図5は、中間幌部70の折畳状態の側面図である。折畳状態の内容は複合幌部40で述べた内容と同じであるので、これ以上の説明を省略する。中間幌部70においては、第1昇降路枠体80と第2昇降路枠体81とに設けた2つの係止部74,76に、固定部材78を掛け渡して、折畳状態を保持する。
図4、図5に示すように、折畳状態においては、複合幌部40、中間幌部70の長手方向に沿った長さは、伸長状態に比較して短縮される。また、複合幌部40は、4つの床面転動用コロ58,59を備え、中間幌部70は、4つの手摺転動用コロ88,89を備える。これらの転動用コロを利用することで、複合幌部40、複合幌部40と同じ構造の複合幌部41、中間幌部70を折畳状態のまま、所定の場所に容易に運搬することできる。
図2に示す複合幌部40、これと同じ構造を有する複合幌部41、図3に示す中間幌部70のエスカレーター10への配置は、次の手順で行われる。以下では、保守作業は、複数の保守作業員によって行われるものとする。
保守作業員は、保守作業を行うエスカレーター10の上部階6に、折畳状態の複合幌部40と折畳状態の中間幌部70を運搬し、次に、下部階8に折畳状態の複合幌部41を運搬する。中間幌部70を下部階8に運搬してもよい。複合幌部40,41の運搬は、床面転動用コロ58,59を用いて建物4の床面上を移動させる。中間幌部70の運搬は、台車等に乗せて移動させてもよいが、手摺転動用コロ88,89を床面転動用に利用して建物4の床面上を移動させることができる。
次に、保守作業員は、下部階8において、複合幌部41の入口幕47がエスカレーター10の長手方向の他方側を向き、昇降路幌45が昇降路24側を向くように配置する。そして、複合幌部41の2つの縦枠の位置を、アウターデッキ18の他方側の端部に接するように合わせる。エスカレーター10の構造上、アウターデッキ18の他方側の端部にできるだけ近づけることでよい。次に、折畳状態を保持している固定部材68を外し、昇降路枠体60に設けられている手摺転動用コロ62を手摺14の上面に乗せて、昇降路幌45を上部階6側に伸長させる。この状態で、複合幌部41の位置を乗降口22に固定する。床面転動用コロ58,59がロック機構付きの場合は、ロック機構をロックする。あるいは、適当な固定具を用いて、縦枠をアウターデッキ18に固定してもよい。
次に、保守作業員は、エスカレーター10の踏段12を上って上部階6に行く。そして、折畳状態の中間幌部70について、第2昇降路枠体81を下部階8側に向けて、手摺転動用コロ88,89をエスカレーター10の手摺14の上に乗せる。その状態で、手摺14の上から手摺転動用コロ88,89が外れないようにしながら、手摺14の上を下部階8に向けて移動させ、既に手摺14の上に乗っている複合幌部41の昇降路枠体60に、中間幌部70の第2昇降路枠体81を合わせる。そして、中間幌部70の第2昇降路枠体81を複合幌部41の昇降路枠体60にしっかり固定する。これらの作業は、保守作業員がエスカレーター10の踏段12上を移動しながら行い、中間幌部70の第2昇降路枠体81と複合幌部41の昇降路枠体60との固定も、踏段12側から行う。固定方法としては、昇降路枠体60の縦枠と、第2昇降路枠体81の縦枠とを、適当な接続具を用いてボルト止めして行うことができる。これに代えて、昇降路枠体60の縦枠と第2昇降路枠体81の縦枠の一方に鉄片を取付け、他方に磁石を取り付けて、磁石の吸引力で固定してもよい。
次に、保守作業員は、上部階6において、複合幌部40の設定を行う。その内容は、下部階8において複合幌部41について行ったものと同様であるが、ここでは、折畳状態の複合幌部40について、入口幕46がエスカレーター10の長手方向の一方側を向き、昇降路幌44が昇降路24側を向くように配置する。そして、複合幌部40の2つの縦枠の位置を、アウターデッキ18の他方側の端部に接するように合わせる。そして、折畳状態を保持している固定部材68を外し、昇降路枠体60に設けられている手摺転動用コロ62を手摺14の上面に乗せて、昇降路幌44を下部階8側に向けて伸長させる。この状態で、複合幌部40の位置を乗降口20に固定する。
次に、折畳状態で手摺14の上に配置されている中間幌部70について、折畳状態を保持している固定部材78を外し、昇降路幌72を上部階6側に向けて伸長させる。そして、中間幌部70の第1昇降路枠体80と、複合幌部40の昇降路枠体60とを向い合せ、適当な固定手段を用いて、これらをしっかり固定する。
このようにして、図1に示すように、下部階用の複合幌部40と中間幌部70と下部階用の複合幌部41が接続された安全柵30がエスカレーター10に配置される。そこで、保守作業員は、入口幕46,47を捲って、蛇腹構造の幌で三方が囲まれた空間を作業空間として、エスカレーター10の外側にいる店舗のユーザ等を気にせずに、保守作業を行うことができる。蛇腹構造の幌は不透明の防炎シートで構成されているが、欄干16は透明な樹脂板等で構成されているので、欄干16を通して外光が作業空間に入るので、適当な明るさの作業環境となる。必要に応じ、内部照明を用いてもよい。
保守作業が終わると、上部階用の複合幌部40と中間幌部70と下部階用の複合幌部41の間の固定が外され、乗降口20における複合幌部40の位置の固定と、乗降口22における複合幌部41の位置の固定が外される。このようにして、安全柵30は、複合幌部40、中間幌部70、複合幌部41の3つの蛇腹幌部に分割された状態となり、それぞれは、固定部材68または固定部材78を用いて折畳状態に戻される。折畳状態の複合幌部40、中間幌部70、複合幌部41は、保守作業員によって上部階6、下部階8からそれぞれ搬出される。
上記では、手摺転動用コロ62,88,89が手摺14の上を転動するので、手摺14に関する保守作業等が困難である。図6に示す安全柵31は、複合幌部40,41の昇降路枠体60に代えて、縦枠の長さが長い昇降路枠体100を用い、中間幌部70の第1昇降路枠体80と第2昇降路枠体81に代えて、縦枠の長さが長い第1昇降路枠体104と第2昇降路枠体105を用いる。昇降路枠体100の先端には、アウターデッキ転動用コロ102が設けられ、第1昇降路枠体104と第2昇降路枠体105の先端には、それぞれ、アウターデッキ転動用コロ106,107が設けられる。アウターデッキ転動用コロ102,106,107は、アウターデッキ18の上面を転動する。安全柵31においては、手摺14の上を転動するものがないので、手摺14に関する保守作業が容易となる。
上記の安全柵30は、エスカレーター10の長手方向の長さに合わせて、2つの複合幌部40,41と1つの中間幌部70の合計で3つの蛇腹幌部で構成されている。図7と図8は、長手方向の長さが短いエスカレーター110についての安全柵32,33を示す図である。図7の安全柵32は、2つの複合幌部112,113の合計2つの蛇腹幌部で構成する例である。複合幌部112,113における昇降路幌114,115の長手方向の長さは、エスカレーター110の長手方向の長さに合わせて設定される。安全柵32は、安全柵30に比較して、蛇腹幌部の数を少なくできる。
図8の安全柵33は、2つの乗降口幌部120,121と、1つの中間幌部122の合計3つの蛇腹幌部で構成する例である。乗降口幌部120,121は、複合幌部40,41における昇降路幌44がなく、単に、乗降口幌42,43のみを有する蛇腹幌部である。その分、中間幌部122の昇降路幌124の長さが長くなる。乗降口幌部120,121は複合幌部40,41に比較して簡単な構成であるので、安全柵33は、全体として簡単な構成となる。
図9は、長手方向の長さが長いエスカレーター112についての安全柵34を示す図である。長手方向の長さが長いエスカレーター112については、図1で述べた中間幌部70を、複数個接続して用いることで、エスカレーター112の長さに対応することができる。図9の安全柵34は、2つの複合幌部40,41と、2つの中間幌部70の合計4つの蛇腹幌部で構成する例を示す図である。中間幌部70の数は、エスカレーター10の長さに合わせて適宜変更が可能である。
長いエスカレーター112に対して、図8で述べた乗降口幌部120,121を用いて、中間幌部122の数を複数用いて対応することもできる。また、上記の安全柵32,33,34に、図6で述べたアウターデッキ転動用コロ102,106,107を適用することもできる。
6 上部階、8 下部階、10,110,112 エスカレーター、12 踏段、14 (移動)手摺、16 欄干、18 アウターデッキ、20,22 乗降口、21,23 金属板、24 昇降路、26 トラス、30,31,32,33,34 (エスカレーターの保守作業)安全柵、40,41,112,113 複合幌部、42,43 乗降口幌、44,45,72,114,115,124 昇降路幌、46,47 入口幕、50,51 乗降口枠体、52,54,82,84 縦枠、56,86 上枠、58,59 床面転動用コロ、60,100 昇降路枠体、62,88,89 手摺転動用コロ、64,66,74,76 係止部、68,78 固定部材、70,122 中間幌部、80,104 第1昇降路枠体、81,105 第2昇降路枠体、102,106,107 アウターデッキ転動用コロ、120,121 乗降口幌部。

Claims (11)

  1. エスカレーターの上部階の乗降口、下部階の乗降口、及び前記上部階の乗降口と前記下部階の乗降口を結ぶ昇降路の左右両側面と上方とを覆う伸縮自在な蛇腹構造を有し、
    少なくとも2つの運搬可能な蛇腹幌部に分割可能で、分割されたそれぞれの前記蛇腹幌部は、他の前記蛇腹幌部と着脱自在に接続可能であり、
    前記上部階の乗降口及び前記下部階の乗降口のそれぞれに設けられ、
    床面から測った所定の作業用高さを有する左右の縦枠、及び、前記左右の縦枠の上部を接続する上枠を有する第1乗降口枠体と、
    前記第1乗降口枠体と同じ構造の第2乗降口枠体と、
    踏段から手摺の上面までの高さを前記所定の作業用高さから差し引いた第2高さを有する左右の縦枠、及び、前記左右の縦枠の上部を接続する上枠を有する昇降路枠体と、
    前記第1乗降口枠体と前記第2乗降口枠体との間を接続し、乗降口の前記左右両側面と前記上方とを覆う乗降口幌と、
    前記第2乗降口枠体と前記昇降路枠体とを接続し、前記手摺よりも上方部分の前記左右両側面と前記上方とを覆う昇降路幌と、
    を含む複合幌部を備え
    記昇降路幌の高さが前記乗降口幌の高さよりも短い、エスカレーターの保守作業安全柵。
  2. 前記昇降路枠体の前記左右の縦枠は、手摺転動用コロを有する、請求項1に記載のエスカレーターの保守作業安全柵。
  3. エスカレーターの上部階の乗降口、下部階の乗降口、及び前記上部階の乗降口と前記下部階の乗降口を結ぶ昇降路の左右両側面と上方とを覆う伸縮自在な蛇腹構造を有し、
    少なくとも2つの運搬可能な蛇腹幌部に分割可能で、分割されたそれぞれの前記蛇腹幌部は、他の前記蛇腹幌部と着脱自在に接続可能であり、
    前記上部階の乗降口及び前記下部階の乗降口のそれぞれに設けられ、
    床面から測った所定の作業用高さを有する左右の縦枠、及び、前記左右の縦枠の上部を接続する上枠を有する第1乗降口枠体と、
    前記第1乗降口枠体と同じ構造の第2乗降口枠体と、
    前記所定の作業用高さを有する左右の縦枠、及び、前記左右の縦枠の上部を接続する上枠を有する昇降路枠体と、
    前記第1乗降口枠体と前記第2乗降口枠体との間を接続し、乗降口の前記左右両側面と前記上方とを覆う乗降口幌と、
    前記第2乗降口枠体と前記昇降路枠体とを接続し、前記手摺よりも上方部分の前記左右両側面と前記上方とを覆う昇降路幌と、
    を含む複合幌部を備え、
    前記昇降路幌の高さが前記乗降口幌の高さよりも短く、
    前記昇降路枠体の前記左右の縦枠は、アウターデッキ転動用コロを有する、エスカレーターの保守作業安全柵。
  4. 上部階用の前記複合幌部と下部階用の前記複合幌部との間に配置される1以上の中間幌部であって、
    前記踏段から前記手摺の上面までの高さを前記所定の作業用高さから差し引いた第2高さを有する左右の縦枠、及び、前記左右の縦枠の上部を接続する上枠を有する第1昇降路枠体と、
    前記第1昇降路枠体と同じ構造の第2昇降路枠体と、
    前記第1昇降路枠体と前記第2昇降路枠体とを接続し、前記手摺よりも上方部分の前記左右両側面と前記上方とを覆う昇降路幌と、
    を含む1以上の中間幌部を備える、請求項1に記載のエスカレーターの保守作業安全柵。
  5. エスカレーターの上部階の乗降口、下部階の乗降口、及び前記上部階の乗降口と前記下部階の乗降口を結ぶ昇降路の左右両側面と上方とを覆う伸縮自在な蛇腹構造を有し、
    少なくとも2つの運搬可能な蛇腹幌部に分割可能で、分割されたそれぞれの前記蛇腹幌部は、他の前記蛇腹幌部と着脱自在に接続可能であり、
    前記上部階の乗降口に設けられ前記上部階の乗降口を覆う乗降口幌を有する上部階用の乗降口幌部と、
    前記下部階の乗降口に設けられ前記下部階の乗降口を覆う乗降口幌を有する下部階用の乗降口幌部と、
    前記上部階用の乗降口幌部と前記下部階用の乗降口幌部との間に配置される1以上の中間幌部と、
    を備え、
    前記上部階用の乗降口幌部及び前記下部階用の乗降口幌部は、それぞれ、
    床面から測った所定の作業用高さを有する左右の縦枠、及び、前記左右の縦枠の上部を接続する上枠を有する第1乗降口枠体と、
    前記第1乗降口枠体と同じ構造の第2乗降口枠体と、
    前記第1乗降口枠体と前記第2乗降口枠体との間を接続し、乗降口の前記左右両側面と前記上方とを覆う乗降口幌と、
    を含み、
    前記中間幌部は、
    踏段から手摺の上面までの高さを前記所定の作業用高さから差し引いた第2高さを有する左右の縦枠、及び、前記左右の縦枠の上部を接続する上枠を有する第1昇降路枠体と、
    前記第1昇降路枠体と同じ構造の第2昇降路枠体と、
    前記第1昇降路枠体と前記第2昇降路枠体とを接続し、前記手摺よりも上方部分の前記左右両側面と前記上方とを覆う昇降路幌と、
    を含み
    記昇降路幌の高さが、前記上部階用の乗降口幌部の前記乗降口幌の高さよりも短いと共に、前記下部階用の乗降口幌部の前記乗降口幌の高さよりも短い、エスカレーターの保守作業安全柵。
  6. 前記第1昇降路枠体及び前記第2昇降路枠体のそれぞれの前記左右の縦枠は、手摺転動用コロを有する、請求項4または5に記載のエスカレーターの保守作業安全柵。
  7. エスカレーターの上部階の乗降口、下部階の乗降口、及び前記上部階の乗降口と前記下部階の乗降口を結ぶ昇降路の左右両側面と上方とを覆う伸縮自在な蛇腹構造を有し、
    少なくとも2つの運搬可能な蛇腹幌部に分割可能で、分割されたそれぞれの前記蛇腹幌部は、他の前記蛇腹幌部と着脱自在に接続可能であり、
    前記上部階の乗降口及び前記下部階の乗降口のそれぞれに設けられ、
    床面から測った所定の作業用高さを有する左右の縦枠、及び、前記左右の縦枠の上部を接続する上枠を有する第1乗降口枠体と、
    前記第1乗降口枠体と同じ構造の第2乗降口枠体と、
    踏段から手摺の上面までの高さを前記所定の作業用高さから差し引いた第2高さを有する左右の縦枠、及び、前記左右の縦枠の上部を接続する上枠を有する昇降路枠体と、
    前記第1乗降口枠体と前記第2乗降口枠体との間を接続し、乗降口の前記左右両側面と前記上方とを覆う乗降口幌と、
    前記第2乗降口枠体と前記昇降路枠体とを接続し、前記手摺よりも上方部分の前記左右両側面と前記上方とを覆う昇降路幌と、
    を含む複合幌部を備え、
    前記昇降路幌の高さが前記乗降口幌の高さよりも短く、
    上部階用の前記複合幌部と下部階用の前記複合幌部との間に配置される1以上の中間幌部であって、
    前記所定の作業用高さを有する左右の縦枠、及び、前記左右の縦枠の上部を接続する上枠を有する第1昇降路枠体と、
    前記第1昇降路枠体と同じ構造の第2昇降路枠体と、
    前記第1昇降路枠体と前記第2昇降路枠体とを接続し、前記手摺よりも上方部分の前記左右両側面と前記上方とを覆う昇降路幌と、
    を含む1以上の中間幌部を備え、
    前記第1昇降路枠体及び前記第2昇降路枠体のそれぞれの前記左右の縦枠は、アウターデッキ転動用コロを有する、エスカレーターの保守作業安全柵。
  8. 前記第1乗降口枠体及び前記第2乗降口枠体は、床面転動用コロを有する、請求項1または5に記載のエスカレーターの保守作業安全柵。
  9. 前記第1乗降口枠体、及び前記昇降路枠体の夫々には、係止部が設けられており、
    前記第1乗降口枠体の前記係止部と、前記昇降路枠体の前記係止部とに固定部材を掛け渡すことで、前記複合幌部の折畳状態が保持される、請求項1に記載のエスカレーターの保守作業安全柵。
  10. 前記中間幌部の前記第1昇降路枠体、及び前記中間幌部の前記第2昇降路枠体の夫々には、係止部が設けられており、
    前記中間幌部の前記第1昇降路枠体の前記係止部と、前記中間幌部の前記第2昇降路枠体の前記係止部とに固定部材を掛け渡すことで、前記中間幌部の折畳状態が保持される、請求項5に記載のエスカレーターの保守作業安全柵。
  11. エスカレーターの上部階の乗降口、下部階の乗降口、及び前記上部階の乗降口と前記下部階の乗降口を結ぶ昇降路の左右両側面と上方とを覆う伸縮自在な蛇腹構造を有し、
    少なくとも2つの運搬可能な蛇腹幌部に分割可能で、分割されたそれぞれの前記蛇腹幌部は、他の前記蛇腹幌部と着脱自在に接続可能であり、
    前記上部階の乗降口に設けられ前記上部階の乗降口を覆う乗降口幌を有する上部階用の乗降口幌部と、
    前記下部階の乗降口に設けられ前記下部階の乗降口を覆う乗降口幌を有する下部階用の乗降口幌部と、
    前記上部階用の乗降口幌部と前記下部階用の乗降口幌部との間に配置される1以上の中間幌部と、
    を備え、
    前記上部階用の乗降口幌部及び前記下部階用の乗降口幌部は、それぞれ、
    床面から測った所定の作業用高さを有する左右の縦枠、及び、前記左右の縦枠の上部を接続する上枠を有する第1乗降口枠体と、
    前記第1乗降口枠体と同じ構造の第2乗降口枠体と、
    前記第1乗降口枠体と前記第2乗降口枠体との間を接続し、乗降口の前記左右両側面と前記上方とを覆う乗降口幌と、
    を含み、
    前記中間幌部は、
    前記所定の作業用高さを有する左右の縦枠、及び、前記左右の縦枠の上部を接続する上枠を有する第1昇降路枠体と、
    前記第1昇降路枠体と同じ構造の第2昇降路枠体と、
    前記第1昇降路枠体と前記第2昇降路枠体とを接続し、前記手摺よりも上方部分の前記左右両側面と前記上方とを覆う昇降路幌と、
    を含み、
    前記昇降路幌の高さが、前記上部階用の乗降口幌部の前記乗降口幌の高さよりも短いと共に、前記下部階用の乗降口幌部の前記乗降口幌の高さよりも短く、
    前記第1昇降路枠体及び前記第2昇降路枠体のそれぞれの前記左右の縦枠は、アウターデッキ転動用コロを有する、エスカレーターの保守作業安全柵。
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