JP6888931B2 - 膜構造物の製造方法およびパターン形成方法 - Google Patents
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Description
A1は、置換もしくは非置換のベンゼン環または置換もしくは非置換の芳香族複素環を少なくとも一つ含む2価の環基であり、
B1は、2価の有機基であり、
*は、連結点である。
Mは、置換もしくは非置換のC1〜C5アルキレン基、−O−、−S−、−SO2−、またはカルボニル基であり、
前記グループ2中、
R0およびR1は、それぞれ独立して、水素原子、ヒドロキシ基、置換もしくは非置換のC1〜C30アルコキシ基、ハロゲン原子、置換もしくは非置換のC1〜C30アルキル基、または置換もしくは非置換のC6〜C30アリール基である。
A2は、置換もしくは非置換のベンゼン環を少なくとも一つ含む2価の環基であり、前記化学式1中のA1とは異なり、
B1および*は、前記化学式1の定義と同義である。
aおよびbは、それぞれ独立して、0〜2の整数であり、
Lは、下記グループ3に記載された化合物のうち少なくとも一つから誘導される2価の環基であり、前記2価の環基は、少なくとも一つの水素原子が置換されていてもよく;
Mは、置換もしくは非置換のC1〜C5アルキレン基、−O−、−S−、−SO2−、またはカルボニル基である。
第1有機層を形成する工程(S1)では、複数のパターンを有する基板上に第1組成物を塗布した後、硬化して第1有機層を形成する。
重合体は、下記の化学式1で表される構造単位を含む:
A1は、置換もしくは非置換のベンゼン環または置換もしくは非置換の芳香族複素環を少なくとも一つ含む2価の環基であり、
B1は、2価の有機基であり、
*は、連結点である。
前記グループ2中、R0およびR1は、それぞれ独立して、水素原子、ヒドロキシ基、置換もしくは非置換のC1〜C30アルコキシ基、ハロゲン原子(F、Br、ClもしくはI)、置換もしくは非置換のC1〜C30アルキル基または置換もしくは非置換のC6〜C30アリール基である。
A2は、置換もしくは非置換のベンゼン環を少なくとも一つ含む2価の環基であり、前記化学式1中のA1とは異なり、
B1および*は、前記化学式1の定義と同義である。
aおよびbは、それぞれ独立して、0〜2の整数であり、
Lは、下記グループ3に記載された化合物のうち少なくとも一つから誘導される2価の環基であり、前記2価の環基は、少なくとも一つの水素原子が置換されていてもよい。
Mは、置換もしくは非置換のC1〜C5アルキレン基、−O−、−S−、−SO2−、またはカルボニル基であり、連結点は特に限定されない。
前記第1組成物に含まれる溶媒は、前記第1組成物に含まれる重合体に対する十分な溶解性または分散性を有するものであれば特に限定されないが、例えば、プロピレングリコール、プロピレングリコールジアセテート、メトキシプロパンジオール、ジエチレングリコール、ジエチレングリコールブチルエーテル、トリ(エチレングリコール)モノメチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、シクロヘキサノン、エチルラクテート、γ−ブチロラクトン、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、メチルピロリドン、メチルピロリジノン、アセチルアセトンおよびエチル3−エトキシプロピオネートからなる群から選択される少なくとも一つを含むことが好ましい。これらは1種単独で用いてもよいし、2種以上を混合して用いてもよい。
前記第1組成物は、上記以外に、さらに添加剤を含んでいてもよい。かような添加剤としては、例えば、界面活性剤、可塑剤、架橋剤、熱酸発生剤(Thermal Acid Generator、TAG)、光酸発生剤(Photo Acid Generator、PAG)等が挙げられる。これらの添加剤は、これらは1種単独で用いてもよいし、2種以上を混合して用いてもよい。
次に、第1有機層の一部を除去する工程(S2)を説明する。第1有機層の一部を除去する工程(S2)では、第1有機層を液状物質で処理して前記第1有機層の一部を除去する。すなわち、第1有機層を液状物質に接触させることにより、前記第1有機層の一部が、液状物質に溶解して除去されて平坦化される。
エチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、プロピレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコール、ポリ(エチレングリコール)、プロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテルなどのようなエーテル系溶媒;
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、エチルエトキシプロピオネート、プロピレングリコールモノメチルエーテルプロピオネート、エチレングリコールジアセテート、エチルラクテート、ブチルラクテート、メチル2−ヒドロキシイソブチレート、n−ブチルアセテートなどのようなエステル系溶媒;
ホルムアミド、モノメチルホルムアミド、ジメチルホルムアミド、アセトアミド、モノメチルアセトアミド、ジメチルアセトアミド、モノエチルアセトアミド、ジエチルアセトアミド、N−メチルピロリドンなどのようなアミド系溶媒;
メトキシメチルプロピオネート、メトキシエチルプロピオネート、メトキシプロピルプロピオネート、メトキシブチルプロピオネート、エトキシメチルプロピオネート、エトキシエチルプロピオネート、エトキシプロピルプロピオネート、エトキシブチルプロピオネートなどのようなアルコキシアルキルプロピオネート系溶媒;
ジメチルスルホン、ジメチルスルホキシドおよびスルホランのような硫黄含有溶媒;
アセトン、アセチルアセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンのようなケトン類溶媒;等が挙げられる。これら溶媒は、1種単独で使用されてもまたは2種以上を混合して使用されてもよい。
次に、上記工程S3にて一部が除去された前記第1有機層上に第2組成物を塗布した後、硬化過程を経て第2有機層を形成する工程(S3)を説明する。
上記各工程S1〜S3における各層の形態について、以下、図面を参照して説明する。
合成例1
フラスコにフェナントレン−9−オール16g(82mmol)、1,3−ビス(2−メトキシエチル)ベンゼン16g(71mmol)、ジエチルスルフェート0.46gおよびプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(PGMEA)61gを投入した後、100℃で2〜15時間攪拌して重合反応を行った。重量平均分子量が2,000〜3,500となった時点で反応を完了した。
原料等としてアントラセン(18g、101mmol)、1,4−ビス(メトキシメチル)ベンゼン(26g、157mmol)、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(PGMEA)66gおよびジエチルスルフェート0.5gを用いたこと以外は、合成例1と同様の合成過程を経て下記の化学式2aで表される構造単位を含む重合体(Mw:3500)を得た。
原料等として4,4'−(9H−フルオレン−9,9−ジイル)ジフェノール(38g、108mmol)、1,4−ビス(メトキシメチル)ベンゼン(17g、102mmol)、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(PGMEA)82gおよびジエチルスルフェート0.5gを用いたこと以外は、合成例1と同様の合成過程を経て下記の化学式3aで表される構造単位を含む重合体(Mw:3500)を得た。
原料等としてピロカテコール(48g、436mmol)、1,3−ビス(メトキシメチル)ベンゼン(17g、102mmol)、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(PGMEA)98gおよびジエチルスルフェート0.5gを用いたこと以外は、合成例1と同様の合成過程を経て下記の化学式4aで表される構造単位を含む重合体(Mw:3500)を得た。
原料等として6,6'−(9H−フルオレン−9,9−ジイル)ジナフタレン−1−オール(23g、51mmol)、フェナントレン−9−オール(18g92mmol)、1,3−ビス(メトキシメチル)ベンゼン(34g、205mmol)、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(PGMEA)115gおよびジエチルスルフェートジエチルスルフェートジエチルスルフェートジエチルスルフェートジエチルスルフェート0.5gを用いたこと以外は、合成例1と同様の合成過程を経て下記の化学式5aで表される構造単位を含む重合体(Mw:3000)を得た。
実施例1
前記化学式1aで表される重合体100重量部、および下記の化学式Xで表される単量体(以下、単量体1:架橋剤)40重量部を組成物全体(100重量%)中の10重量%になるように溶媒(プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(PGMEA):エチルラクテート(EL)の体積比=1:1)に溶解してハードマスク用組成物を調製した。調製された組成物を、シリコンウエハーの上にスピンオンコーティングした後、120℃で2分間ソフトベークして薄膜を形成した。この薄膜の上に混合溶媒(γ−ブチロラクトン5重量%、エチルラクテート20重量%、およびエチル3−エトキシプロピオネート75重量%)をスピンオン状態で2mL注液して薄膜の一部と共に除去した。次に、前記ハードマスク用組成物で2次コーティングを行った後、400℃で2分間ハードベークし、ベアウエハー上における組成物により形成された薄膜の厚さが2500Å(250nm)になるように調節した(厚さ測定:KMAC社製(ST5000)、以下の実施例および比較例も同様である)。
前記化学式1aで表される重合体100重量部、および前記化学式Xで表される単量体(単量体1)40重量部を組成物全体(100重量%)中の10重量%になるように溶媒(PGMEA/EL=1:1(体積比))に溶解してハードマスク用組成物を調製した。調製された組成物を、シリコンウエハーの上にスピンオンコーティングした後、150℃で2分間ソフトベークして薄膜を形成した。この薄膜の上に混合溶媒(γ−ブチロラクトン5重量%、エチルラクテート20重量%、およびエチル3−エトキシプロピオネート75重量%)をスピンオン状態で2mL注液して薄膜の一部と共に除去した。次に、ハードマスク用組成物で2次コーティングを行った後、400℃で2分間ハードベークし、ベアウエハー上における組成物(組成物により形成された薄膜)の厚さが2500Å(250nm)になるように調節した。
前記化学式1aで表される重合体100重量部、下記の化学式Yで表される単量体(以下、単量体2:架橋剤)30重量部および熱酸発生剤であるピリジニウムp−トルエンスルホネート0.05重量部を組成物全体(100重量%)中の10重量%になるように溶媒(PGMEA/EL=1:1(体積比))に溶解してハードマスク用組成物を調製した。調製された組成物を、パターンウエハーの上にスピンオンコーティングした後、120℃で1分間ソフトベークして薄膜を形成した。この薄膜の上に混合溶媒(γ−ブチロラクトン5重量%、エチルラクテート20重量%、およびエチル3−エトキシプロピオネート75重量%)をスピンオン状態で2mL注液して薄膜の一部と共に除去した。次に、ハードマスク用組成物で2次コーティングを行った後、400℃で2分間ハードベークし、ベアウエハー上における組成物(組成物により形成された薄膜)の厚さが2500Å(250nm)になるように調節した。
前記化学式1aで表される重合体100重量部および前記化学式Xで表される単量体(単量体1)20重量部を組成物全体(100重量%)中の10重量%になるように溶媒(PGMEA/EL=1:1(体積比))に溶解してハードマスク用組成物を調製した。調製された組成物を、シリコンウエハーの上にスピンオンコーティングした後、170℃で2分間ソフトベークして薄膜を形成した。この薄膜の上に混合溶媒(γ−ブチロラクトン5重量%、エチルラクテート20重量%、およびエチル3−エトキシプロピオネート75重量%)をスピン−オンの状態で2mL注液して薄膜の一部と共に除去した。次に、ハードマスク用組成物で2次コーティングを行った後、400℃で2分間ハードベークし、ベアウエハー上における組成物(組成物により形成された薄膜)の厚さが2500Å(250nm)になるように調節した。
前記化学式1aで表される重合体100重量部、前記化学式Xで表される単量体(単量体1)40重量部および熱酸発生剤であるピリジニウムp−トルエンスルホネート0.05重量部を溶媒組成物全体(100重量%)中の10重量%になるように溶媒(PGMEA/EL=1:1(体積比))に溶解してハードマスク用組成物を調製した。調製された組成物を、シリコンウエハーの上にスピンオンコーティングした後、120℃で2分間ソフトベークして薄膜を形成した。この薄膜の上に混合溶媒(γ−ブチロラクトン5重量%、エチルラクテート20重量%、およびエチル3−エトキシプロピオネート75重量%)をスピンオン状態で5mL注液して薄膜の一部と共に除去した。次に、ハードマスク用組成物で2次コーティングを行った後、400℃で2分間ハードベークし、ベアウエハー上における組成物(組成物により形成された薄膜)の厚さが2500Å(250nm)になるように調節した。
前記化学式2aで表される重合体100重量部、および前記化学式Xで表される単量体(単量体1)10重量部を組成物全体(100重量%)中の10重量%になるように溶媒(PGMEA/EL=1:1(体積比))に溶解してハードマスク用組成物を調製した。調製された組成物を、シリコンウエハーの上にスピンオンコーティングした後、150℃で2分間ソフトベークして薄膜を形成した。この薄膜の上に混合溶媒(γ−ブチロラクトン5重量%、エチルラクテート20重量%、およびエチル3−エトキシプロピオネート75重量%)をスピンオン状態で2mL注液して薄膜の一部と共に除去した。次に、ハードマスク用組成物で2次コーティングを行った後、400℃で2分間ハードベークし、ベアウエハー上における組成物(組成物により形成された薄膜)の厚さが2500Å(250nm)になるように調節した。
前記化学式3aで表される重合体100重量部、および前記化学式Yで表される単量体(単量体2)30重量部を組成物全体(100重量%)中の10重量%になるように溶媒(PGMEA/EL=1:1(体積比))に溶解してハードマスク用組成物を調製した。調製された組成物を、シリコンウエハーの上にスピンオンコーティングした後、140℃で2分間ソフトベークして薄膜を形成した。この薄膜の上に混合溶媒(γ−ブチロラクトン5重量%、エチルラクテート20重量%、およびエチル3−エトキシプロピオネート75重量%)をスピンオン状態で2mL注液して薄膜の一部と共に除去した。次に、ハードマスク用組成物で2次コーティングを行った後、400℃で2分間ハードベークし、ベアウエハー上における組成物(組成物により形成された薄膜)の厚さが2500Å(250nm)になるように調節した。
前記化学式5aで表される重合体100重量部、前記の化学式Yで表される単量体(単量体2)10重量部および熱酸発生剤であるピリジニウムp−トルエンスルホネート0.05重量部を組成物全体(100重量%)中の10重量%になるように溶媒(PGMEA/EL=1:1(体積比))に溶解してハードマスク用組成物を調製した。調製された組成物を、シリコンウエハーの上にスピンオンコーティングした後、140℃で2分間ソフトベークして薄膜を形成した。この薄膜の上に混合溶媒(γ−ブチロラクトン5重量%、エチルラクテート20重量%、およびエチル3−エトキシプロピオネート75重量%)をスピンオン状態で2mL注液して薄膜の一部と共に除去した。次に、ハードマスク用組成物で2次コーティングを行った後、400℃で2分間ハードベークし、ベアウエハー上における組成物(組成物により形成された薄膜)の厚さが2500Å(250nm)になるように調節した。
前記化学式1aで表される重合体100重量部、および前記化学式Xで表される単量体(単量体1)40重量部を組成物全体(100重量%)中の10重量%になるように溶媒(PGMEA/EL=1:1(体積比))に溶解してハードマスク用組成物を調製した。調製された組成物を、シリコンウエハーの上にスピンオンコーティングした後、400℃で2分間ハードベークし、ベアウエハー上における組成物(組成物により形成された薄膜)の厚さが2500Å(250nm)になるように調節した。
前記化学式1aで表される重合体100重量部、前記化学式Yで表される単量体(単量体2)30重量部および熱酸発生剤であるピリジニウムp−トルエンスルホネート0.05重量部を組成物全体(100重量%)中の10重量%になるように溶媒(PGMEA/EL=1:1(体積比))に溶解してハードマスク用組成物を調製した。調製された組成物を、シリコンウエハーの上にスピンオンコーティングした後、400℃で2分間ハードベークし、ベアウエハー上における組成物(組成物により形成された薄膜)の厚さが2500Å(250nm)になるように調節した。
前記化学式1aで表される重合体100重量部、および前記化学式Xで表される単量体(単量体1)20重量部を組成物全体(100重量%)中の10重量%になるように溶媒(PGMEA/EL=1:1(体積比))に溶解してハードマスク用組成物を調製した。調製された組成物を、シリコンウエハーの上にスピンオンコーティングした後、400℃で2分間ハードベークし、ベアウエハー上における組成物(組成物により形成された薄膜)の厚さが2500Å(250nm)になるように調節した。
前記化学式2aで表される重合体100重量部、および前記化学式Xで表される単量体(単量体1)10重量部を組成物全体(100重量%)中の10重量%になるように溶媒(PGMEA/EL=1:1(体積比))に溶解してハードマスク用組成物を調製した。調製された組成物を、シリコンウエハーの上にスピンオンコーティングした後、400℃で2分間ハードベークし、ベアウエハー上における組成物(組成物により形成された薄膜)の厚さが2500Å(250nm)になるように調節した。
前記化学式3aで表される重合体100重量部、および前記化学式Xで表される単量体(単量体1)40重量部を組成物全体(100重量%)中の10重量%になるように溶媒(PGMEA/EL=1:1(体積比))に溶解してハードマスク用組成物を調製した。調製された組成物を、シリコンウエハーの上にスピンオンコーティングした後、400℃で2分間ハードベークし、ベアウエハー上における組成物(組成物により形成された薄膜)の厚さが2500Å(250nm)になるように調節した。
前記化学式5aで表される重合体を全体組成物(100重量%)に対して10重量%になるように溶媒(PGMEA/EL=1:1(体積比))に溶解してハードマスク用組成物を調製した。調製された組成物を、シリコンウエハーの上にスピンオンコーティングした後、400℃で2分間ハードベークし、ベアウエハー上における組成物(組成物により形成された薄膜)の厚さが2500Å(250nm)になるように調節した。
前記化学式5aで表される重合体100重量部、および前記化学式Xで表される単量体(単量体1)10重量部を組成物全体(100重量%)中の10重量%になるように溶媒(PGMEA/EL=1:1(体積比))に溶解してハードマスク用組成物を調製した。調製された組成物を、シリコンウエハーの上にスピンオンコーティングした後、400℃で2分間ハードベークし、ベアウエハー上における組成物の厚さが2500Å(250nm)になるように調節した。
最終形成された薄膜の平坦化特性を段差とボイドの有無とで評価した。
110…基板、
120…有機層、
130…シリコン含有薄膜層、
140…反射防止層、
150…フォトレジスト層、
G…ギャップ。
Claims (19)
- 複数のパターンを有する基板上に第1組成物を塗布した後、硬化して第1有機層を形成する工程(S1)と、
前記第1有機層を液状物質で処理して前記第1有機層の一部を除去する工程(S2)と、
一部が除去された前記第1有機層上に第2組成物を塗布した後、硬化して第2有機層を形成する工程(S3)と、
を含み、
前記第1組成物および前記第2組成物は、それぞれ独立して、下記の化学式1で表される構造単位を含む重合体と、溶媒と、を含む膜構造物の製造方法:
前記化学式1中、
A1は、ベンゼン環を少なくとも一つ含む2価の環基であって、前記ベンゼン環の少なくとも一つの水素原子は、ヒドロキシ基、チオニル基、チオール基、シアノ基、アミノ基、C1−C10アルキル基、C6−C30アリール基、C1〜C30アルコキシ基、またはこれらの組み合わせにより置換されていてもよく、
B1は、下記の化学式3で表される2価の有機基であり、*は、連結点である:
前記化学式3中、
aおよびbは、それぞれ独立して、0〜2の整数であり、
Lは、下記グループ3に記載された化合物のうち少なくとも一つから誘導される2価の環基である;
前記グループ3中、
Mは、少なくとも一つの水素原子がハロゲン原子(F、Br、ClもしくはI)、ヒドロキシ基、C1〜C30アルコキシ基、ニトロ基、シアノ基、アミノ基、アジド基、アミジノ基、ヒドラジノ基、ヒドラゾノ基、カルボニル基、カルバモイル基、チオニル基、チオール基、エステル基、カルボキシル基やその塩、スルホン酸基やその塩、燐酸やその塩、C1〜C30アルキル基、C2〜C30アルケニル基、C2〜C30アルキニル基、C6〜C30アリール基、C7〜C30アリールアルキル基、C1〜C30ヘテロアルキル基、C2〜C30ヘテロアリール基、C3〜C30ヘテロアリールアルキル基、C3〜C30シクロアルキル基、C3〜C30のシクロアルケニル基、C6〜C15シクロアルキニル基、C2〜C30ヘテロシクロアルキル基、置換もしくは非置換のC1〜C30アルキルアミン基、置換もしくは非置換のC1〜C20アルデヒド基、置換もしくは非置換のC1〜C4アルキルエーテル、置換もしくは非置換のC7〜C20アリールアルキレンエーテル、置換もしくは非置換のC1〜C30ハロアルキル基、置換もしくは非置換のC1〜C20アルキルボラン基、および置換もしくは非置換のC6〜C30アリールボラン基からなる群より選択される置換基で置換されていてもよいC1〜C5アルキレン基、−O−、−S−、−SO 2 −、またはカルボニル基である。 - 一部が除去された前記第1有機層の少なくとも一部は、前記パターンのギャップ内部に残存する、請求項1に記載の膜構造物の製造方法。
- 前記液状物質は、γ−ブチロラクトン、δ−バレロラクトン、エチルラクテート、エチル3−エトキシプロピオネート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、β−ヒドロキシ−β−メチルブチレート、メチルアルコール、エチルアルコール、1−プロピルアルコール、2−プロピルアルコール、2−ブタノール、エチレングリコール、プロピレングリコール、グリセロール、1,6−ヘキサンジオール、シクロヘキサンジオール、ソルビトール、キシリトール、2−メチル−2,4−ペンタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、エチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、プロピレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコール、ポリ(エチレングリコール)、プロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、エチルエトキシプロピオネート、プロピレングリコールモノメチルエーテルプロピオネート、エチレングリコールジアセテート、エチルラクテート、ブチルラクテート、メチル2−ヒドロキシイソブチレート、n−ブチルアセテート、ホルムアミド、モノメチルホルムアミド、ジメチルホルムアミド、アセトアミド、モノメチルアセトアミド、ジメチルアセトアミド、モノエチルアセトアミド、ジエチルアセトアミド、N−メチルピロリドン、メトキシメチルプロピオネート、メトキシエチルプロピオネート、メトキシプロピルプロピオネート、メトキシブチルプロピオネート、エトキシメチルプロピオネート、エトキシエチルプロピオネート、エトキシプロピルプロピオネート、エトキシブチルプロピオネート、ジメチルスルホン、ジメチルスルホキシド、スルホラン、アセトン、アセチルアセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンまたはこれらの組み合わせを含む、請求項1または2に記載の膜構造物の製造方法。
- 前記S2工程において、前記液状物質を0.1mL〜100mL用いる、請求項1〜3のいずれか1項に記載の膜構造物の製造方法。
- 前記第1有機層および前記第2有機層は、ハードマスク層である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の膜構造物の製造方法。
- 前記第2有機層を、一部が除去された前記第1有機層の直上に形成する、請求項1〜5のいずれか1項に記載の膜構造物の製造方法。
- 前記化学式1中、A1は、その構造内に2以上の環骨格を含む2価の環基である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の膜構造物の製造方法。
- 前記化学式1中、A1は、下記グループ1および2に記載された化合物のうち少なくとも一つから誘導される2価の環基であり、前記2価の環基は、少なくとも一つの水素原子がハロゲン原子(F、Br、Cl、またはI)、ヒドロキシ基、C1〜C30アルコキシ基、ニトロ基、シアノ基、アミノ基、アジド基、アミジノ基、ヒドラジノ基、ヒドラゾノ基、カルボニル基、カルバモイル基、チオニル基、チオール基、エステル基、カルボキシル基やその塩、スルホン酸基やその塩、燐酸やその塩、C1〜C30アルキル基、C2〜C30アルケニル基、C2〜C30アルキニル基、C6〜C30アリール基、C7〜C30アリールアルキル基、C1〜C30ヘテロアルキル基、C2〜C30ヘテロアリール基、C3〜C30ヘテロアリールアルキル基、C3〜C30シクロアルキル基、C3〜C30のシクロアルケニル基、C6〜C15シクロアルキニル基、C2〜C30ヘテロシクロアルキル基、置換もしくは非置換のC1〜C30アルキルアミン基、置換もしくは非置換のC1〜C20アルデヒド基、置換もしくは非置換のC1〜C4アルキルエーテル、置換もしくは非置換のC7〜C20アリールアルキレンエーテル、置換もしくは非置換のC1〜C30ハロアルキル基、置換もしくは非置換のC1〜C20アルキルボラン基、および置換もしくは非置換のC6〜C30アリールボラン基からなる群より選択される置換基で置換されていてもよい、請求項1〜6のいずれか1項に記載の膜構造物の製造方法:
前記グループ1中、
Mは、置換もしくは非置換のC1〜C5アルキレン基、−O−、−S−、−SO2−、またはカルボニル基であり;
前記グループ2中、
R0およびR1は、それぞれ独立して、水素原子、ヒドロキシ基、置換もしくは非置換のC1〜C30アルコキシ基、ハロゲン原子、置換もしくは非置換のC1〜C30アルキル基、または置換もしくは非置換のC6〜C30アリール基である。 - 前記化学式1中、A1 において、前記ベンゼン環の少なくとも一つの水素原子がヒドロキシ基、チオニル基、チオール基、シアノ基、アミノ基、C1〜C10アルキル基、C6〜C30アリール基、またはC1〜C30アルコキシ基により置換されている、請求項1〜8のいずれか1項に記載の膜構造物の製造方法。
- 前記重合体は、下記の化学式2で表される構造単位をさらに含む、請求項1〜9のいずれか1項に記載の膜構造物の製造方法:
前記化学式2中、
A2は、ハロゲン原子(F、Br、Cl、またはI)、ヒドロキシ基、C1〜C30アルコキシ基、ニトロ基、シアノ基、アミノ基、アジド基、アミジノ基、ヒドラジノ基、ヒドラゾノ基、カルボニル基、カルバモイル基、チオニル基、チオール基、エステル基、カルボキシル基やその塩、スルホン酸基やその塩、燐酸やその塩、C1〜C30アルキル基、C2〜C30アルケニル基、C2〜C30アルキニル基、C6〜C30アリール基、C7〜C30アリールアルキル基、C1〜C30ヘテロアルキル基、C2〜C30ヘテロアリール基、C3〜C30ヘテロアリールアルキル基、C3〜C30シクロアルキル基、C3〜C30のシクロアルケニル基、C6〜C15シクロアルキニル基、C2〜C30ヘテロシクロアルキル基、置換もしくは非置換のC1〜C30アルキルアミン基、置換もしくは非置換のC1〜C20アルデヒド基、置換もしくは非置換のC1〜C4アルキルエーテル、置換もしくは非置換のC7〜C20アリールアルキレンエーテル、置換もしくは非置換のC1〜C30ハロアルキル基、置換もしくは非置換のC1〜C20アルキルボラン基、および置換もしくは非置換のC6〜C30アリールボラン基からなる群より選択される置換基で置換されていてもよいベンゼン環を少なくとも一つ含む2価の環基であり、前記化学式1中のA1とは異なり、
B1および*は、前記化学式1の定義と同義である。 - 前記重合体は、重量平均分子量が500〜200,000である、請求項1〜10のいずれか1項に記載の膜構造物の製造方法。
- 前記第2組成物を塗布した後の硬化過程は、前記第1組成物を塗布した後の硬化過程よりも高い温度で行われる、請求項1〜11のいずれか1項に記載の膜構造物の製造方法。
- 前記第1組成物および前記第2組成物は、それぞれ独立して、界面活性剤、可塑剤、架橋剤、熱酸発生剤(TAG)、光酸発生剤(PAG)、またはこれらの組み合わせをさらに含む、請求項1〜12のいずれか1項に記載の膜構造物の製造方法。
- 前記架橋剤は、メトキシメチル化グリコルリル、ブトキシメチル化グリコルリル、メトキシメチル化メラミン、ブトキシメチル化メラミン、メトキシメチル化ベンゾグアナミン、ブトキシメチル化ベンゾグアナミン、メトキシメチル化尿素、ブトキシメチル化尿素、メトキシメチル化チオ尿素、ブトキシメチル化チオ尿素、メトキシメチル化ベンゼン、ブトキシメチル化ベンゼン、メトキシメチル化フェノール、ブトキシメチル化フェノール、またはこれらの組み合わせを含む、請求項13に記載の膜構造物の製造方法。
- 前記第1組成物に含まれる溶媒、および前記第2組成物に含まれる溶媒は、それぞれ独立して、プロピレングリコール、プロピレングリコールジアセテート、メトキシプロパンジオール、ジエチレングリコール、ジエチレングリコールブチルエーテル、トリ(エチレングリコール)モノメチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、シクロヘキサノン、エチルラクテート、γ−ブチロラクトン、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、メチルピロリドン、メチルピロリジノン、アセチルアセトン、エチル3−エトキシプロピオネート、またはこれらの組み合わせを含む、請求項1〜14のいずれか1項に記載の膜構造物の製造方法。
- 前記第1組成物および前記第2組成物は、それぞれ独立して、30nm〜10μmの厚さに塗布される、請求項1〜15のいずれか1項に記載の膜構造物の製造方法。
- 前記基板の一方の面は、複数のパターンを有する第1部分およびパターンを有していない第2部分を含み、前記第2有機層の段差合計は、前記第1有機層の段差合計と比較して小さい値を有する、請求項1〜16のいずれか1項に記載の膜構造物の製造方法。
- 請求項1〜17のいずれか1項に記載の方法により膜構造物を製造する工程と、
前記膜構造物上にシリコン含有薄膜層を形成する工程と、
前記シリコン含有薄膜層上にフォトレジスト層を形成する工程と、
前記フォトレジスト層を露光および現像してフォトレジストパターンを形成する工程と、
前記フォトレジストパターンを用いて前記シリコン含有薄膜層、および前記膜構造物内の第1有機層、第2有機層、またはこれらの組み合わせを選択的に除去する工程と、
を含む、パターン形成方法。 - 前記フォトレジスト層を形成する工程の前に、底面反射防止層(BARC)を形成する工程をさらに含む、請求項18に記載のパターン形成方法。
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