JP5493165B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5493165B2
JP5493165B2 JP2009223961A JP2009223961A JP5493165B2 JP 5493165 B2 JP5493165 B2 JP 5493165B2 JP 2009223961 A JP2009223961 A JP 2009223961A JP 2009223961 A JP2009223961 A JP 2009223961A JP 5493165 B2 JP5493165 B2 JP 5493165B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
etching
processing chamber
wiring layer
manufacturing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009223961A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011077085A (ja
Inventor
明広 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Semiconductor Ltd
Original Assignee
Fujitsu Semiconductor Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Semiconductor Ltd filed Critical Fujitsu Semiconductor Ltd
Priority to JP2009223961A priority Critical patent/JP5493165B2/ja
Publication of JP2011077085A publication Critical patent/JP2011077085A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5493165B2 publication Critical patent/JP5493165B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、半導体装置の製造方法に係り、特に、ダマシン法により絶縁膜に埋め込まれた配線を形成する半導体装置の製造方法に関する。
近年、半導体集積回路の微細化・高速化に伴い、一部の配線材料として、導電率の高い銅が使用されている。これまで配線層は、配線材料を堆積した後、リソグラフィー及びドライエッチングを用いてパターニングすることにより形成されてきた。しかしながら、銅は、エッチング生成物であるCuハロゲン化物の蒸気圧が低いことから、一般的にウェーハを300℃以上の高温に加熱する必要があり、マスクの耐熱性等の問題からドライエッチングが困難であった。
そのため、銅を用いた配線層の形成には、絶縁膜に溝や穴を形成し、この溝や穴に銅を埋め込み、その後不要な部分をCMP(化学的機械的研磨:Chemical Mechanical Polishing)技術を用いて削り取る、いわゆるダマシンプロセスが用いられている。また、例えば6層以上にもなるような多層配線においては、工程数の削減を目的として、上層と下層の配線層を接続するビアホールと配線トレンチとを同時に加工するデュアルダマシンプロセスが一般的に使用されている。
このようなダマシンプロセスにおいて、下層の配線層に接続されるビアホールを形成する際には、ビアホールの底部に下層のCu配線層が露出した後、アルゴンスパッタリングによるクリーニングが行われていた。これは、ビアホールの底部に露出している下層のCu配線層の表面に生成されている酸化膜等の変質層を除去し、これから形成する上層配線層と下層配線層との間の良好な電気的接続を得るために行われるものである。このアルゴンスパッタリングは、上層配線層のバリア層を形成する際の前処理として、バリア層を形成するためのスパッタ装置内で行うことが多い。
特表2007−529895号公報
アルゴンスパッタリングを用いたビアホール底部のクリーニングは、従来のアルミニウム合金配線において行われてきた方法であり、配線の微細化が進むにつれて、より微細な接続孔の底部を十分にクリーニングすることは困難となっている。
また、銅配線の場合には、ビアホールの底部に露出している下層配線層の表面から叩きだされた銅がビアホールの側壁に再付着し、この再付着物が層間絶縁膜中に拡散して配線間リークを引き起こすことがあった。
そこで、銅配線プロセスのためのクリーニングとしては、ビアホール底部の変質層を水素プラズマ処理による還元反応で除去する方法が有望視されている。この水素プラズマ処理は、層間絶縁膜のエッチングによって下層配線層の表面が露出した時点で、エッチング装置内において連続して行うことが多い。
しかしながら、ビアホール底部の変質層の除去を水素プラズマ処理により行うと、同じエッチング装置を用いて行う次のウェーハのエッチング処理が不安定になることが、本願発明者によって初めて明らかとなった。
本発明の目的は、銅配線の形成プロセスにおいて、絶縁膜にビアホールや配線トレンチを形成する際のエッチング処理を安定化する半導体装置の製造方法を提供することにある。
実施形態の一観点によれば、半導体基板上に、Cuを含む配線層を形成する工程と、前記配線層上に、絶縁膜を形成する工程と、前記絶縁膜上に、有機膜を形成する工程と、前記有機膜上に、第1の開口部を有するレジスト膜を形成する工程と、前記レジスト膜を形成した前記半導体基板を、エッチング装置の処理室内に搬入する工程と、前記エッチング装置の前記処理室内において、前記レジスト膜をマスクとして、前記第1の開口部内の前記有機膜をエッチングする工程と、前記エッチング装置の前記処理室内において、前記第1の開口部内の前記絶縁膜をエッチングし、前記絶縁膜に、前記配線層を露出する第2の開口部を形成する工程と、前記エッチング装置の前記処理室内において、前記第2の開口部内に露出した前記配線層の表面を水素プラズマ処理する工程と、水素プラズマ処理を行った前記半導体基板を、前記エッチング装置の前記処理室から搬出する工程と、前記半導体基板を搬出後、前記エッチング装置の前記処理室内に付着したCu堆積物を除去する工程とを有する半導体装置の製造方法が提供される。
また、実施形態の他の観点によれば、Cuを含む配線層と、前記配線層上に形成された絶縁膜と、前記絶縁膜上に形成された有機膜と、前記有機膜上に形成され、第1の開口部を有するレジスト膜とを有する複数の半導体基板について、前記レジスト膜をマスクとして、前記第1の開口部内の前記有機膜をエッチングする工程と、前記第1の開口部内の前記絶縁膜をエッチングし、前記絶縁膜に、前記配線層を露出する第2の開口部を形成する工程と、前記第2の開口部内に露出した前記配線層の表面を水素プラズマ処理する工程とを、同じエッチング装置の処理室で連続して処理する半導体装置の製造方法であって、一の半導体基板について前記水素プラズマ処理を行う工程を行った後、前記一の半導体基板の次に処理する他の半導体基板について前記有機膜をエッチングする工程を行う前に、前記処理室内に付着したCu堆積物を除去する工程を有する半導体装置の製造方法が提供される。
開示の半導体装置の製造方法によれば、銅配線の形成プロセスにおいて、絶縁膜にビアホールや配線トレンチなどの開口部を形成する際のエッチング処理を、複数のウェーハに渡って安定して行うことができる。これにより、開口部の出来上がり幅の変動を小さくすることができ、半導体装置の生産性を向上することができる。
図1は、一実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程断面図(その1)である。 図2は、一実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程断面図(その2)である。 図3は、一実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程断面図(その3)である。 図4は、一実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程断面図(その4)である。 図5は、一実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程断面図(その5)である。 図6は、一実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程断面図(その6)である。 図7は、配線トレンチのトレンチ幅とウェーハの処理枚数との関係を示すグラフ(その1)である。 図8は、配線トレンチのトレンチ幅とウェーハの処理枚数との関係を示すグラフ(その2)である。 平行平板型のRIE装置の構造を示す概略図である。 図10は、処理室を洗浄した直後における有機膜のエッチングレートを示すグラフである。 図11は、処理室の洗浄及び水素プラズマ処理を行った後における有機膜のエッチングレートを示すグラフである。 図12は、150枚のウェーハを処理した後(最後の水素プラズマ処理なし)における有機膜のエッチングレートを示すグラフである。 図13は、150枚のウェーハを処理した後(最後の水素プラズマ処理あり)における有機膜のエッチングレートを示すグラフである。 図14は、151枚のウェーハを処理した後(最後の水素プラズマ処理なし)における有機膜のエッチングレートを示すグラフである。 図15は、配線トレンチのトレンチ幅がばらつくメカニズムを説明する図である。 図16は、処理室のクリーニングとしてプラズマエッチング処理の代わりに酸素プラズマ処理を行った場合における有機膜のエッチングレートを示すグラフである。
一実施形態による半導体装置の製造方法について図1乃至図16を用いて説明する。
図1乃至図6は、本実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程断面図である。図7及び図8は、配線トレンチのトレンチ幅とウェーハの処理枚数との関係を示すグラフである。図9は、平行平板型のRIE装置の構造を示す概略図である。図10は、処理室を洗浄した直後における有機膜のエッチングレートを示すグラフである。図11は、処理室の洗浄及び水素プラズマ処理を行った後における有機膜のエッチングレートを示すグラフである。図12は、150枚のウェーハを処理した後(最後の水素プラズマ処理なし)における有機膜のエッチングレートを示すグラフである。図13は、150枚のウェーハを処理した後(最後の水素プラズマ処理あり)における有機膜のエッチングレートを示すグラフである。図14は、151枚のウェーハを処理した後(最後の水素プラズマ処理なし)における有機膜のエッチングレートを示すグラフである。図15は、配線トレンチのトレンチ幅がばらつくメカニズムを説明する図である。図16は、処理室のクリーニングとしてプラズマエッチング処理の代わりに酸素プラズマ処理を行った場合における有機膜のエッチングレートを示すグラフである。
まず、層間絶縁膜10の表面部に、銅(Cu)を主体とする配線層12を埋め込み形成する(図1(a))。配線層12は、シングルダマシン法により形成してよいし、デュアルダマシン法により形成してもよい。なお、層間絶縁膜10は、図示しない半導体基板上に形成されている。半導体基板には、MISトランジスタ等の素子や他の配線層等が形成されていてもよい。
次いで、配線層12が埋め込まれた層間絶縁膜10上に、絶縁膜14,16,18,20を形成する(図1(b))。
絶縁膜14は、配線層12からの銅の拡散を防止するカバー膜として機能する膜であり、例えば、膜厚が30nm程度のSiC膜やSiN膜等を適用することができる。
絶縁膜16は、配線層12とその上層に形成する配線層との間を絶縁する層間絶縁膜の主要部分を形成する膜である。絶縁膜16としては、層間容量低減の観点から、低誘電率材料が望ましく、例えば、膜厚が220nm程度のポーラス絶縁膜等を適用することができる。
絶縁膜18,20は、絶縁膜14,16をパターニングする際のハードマスク等として機能する膜であり、必要に応じて、SiC、SiO等を組み合わせて適用することができる。例えば、絶縁膜18として、膜厚が50nm程度のSiC膜等を、絶縁膜20として、膜厚が120nmのSiO膜等を、適用することができる。必ずしも積層構造のハードマスクとする必要はなく、単層構造のハードマスクとしてもよい。
次いで、絶縁膜20上に、例えばスピンコート法により、有機系反射防止膜であるBARC膜20と、フォトレジスト膜22とを形成する。フォトレジスト膜22は、特に限定されるものではないが、例えば、ArFレーザ用のフォトレジスト材料を適用することができる。
次いで、例えば波長193nmのArFレーザを光源に用いたフォトリソグラフィにより、配線層12に接続されるビアホールを形成する領域のフォトレジスト膜24に、開口部26を形成する(図2(a))。
次いで、開口部26を形成したフォトレジスト膜24をマスクとして、BARC膜22、絶縁膜20,18,16をドライエッチングし、ビアホール26を絶縁膜14上まで開口する。
次いで、アッシングにより、フォトレジスト膜22及びBARC膜20を除去する(図2(b))。
次いで、絶縁膜20上及びビアホール28内に、例えばスピンコート法により、例えば膜厚300nmの有機レジスト材料のレジスト膜30を形成する。レジスト膜30は、絶縁膜20,18,16をパターニングして配線トレンチを形成する際に用いるマスクである。
次いで、レジスト膜30上に、例えばプラズマCVD法により、例えば膜厚50nmのシリコン酸化膜を形成し、シリコン酸化膜のレジスト膜32を形成する。レジスト膜32は、レジスト膜30をパターニングする際のハードマスクである。
次いで、レジスト膜32上に、例えばスピンコート法により、例えば膜厚80nmの有BARC膜34と、フォトレジスト膜36とを形成する。フォトレジスト膜36は、特に限定されるものではないが、例えば、ArFレーザ用のフォトレジスト材料を適用することができる。
次いで、例えば波長193nmのArFレーザを光源に用いたフォトリソグラフィにより、ビアホール28を介して配線層12に接続される配線層用の配線トレンチを形成する領域のフォトレジスト膜36に、開口部38を形成する(図3)。
次いで、開口部38を形成したフォトレジスト膜36をマスクとして、BARC膜34及びレジスト膜32をドライエッチングする。これにより、フォトレジスト膜36の開口部38が、レジスト膜32に転写される。BARC膜34及びレジスト膜32のエッチング条件は、例えば、圧力を50mTorr、CF流量を100cc/min、O流量を10cc/min、パワーを800Wとする。
次いで、開口部38が転写されたレジスト膜32をマスクとして、レジスト膜30をドライエッチングする。これにより、レジスト膜32に転写された開口部38が、レジスト膜30に転写される。なお、レジスト膜32上に残存しているBARC膜34及びフォトレジスト膜36は、レジスト膜30のエッチングの際に同時に除去される。レジスト膜30のエッチング条件は、例えば、圧力を10mTorr、N流量を100cc/min、O流量を50cc/min、CO流量を50cc/min、パワーを800Wとする。
次いで、開口部38が転写されたレジスト膜30をマスクとして、絶縁膜20,18,16をドライエッチングし、配線トレンチ40を、絶縁膜16の途中まで開口する(図4(a))。なお、レジスト膜30上に残存しているレジスト膜32は、絶縁膜20,18,16のエッチングの際に同時に除去される。絶縁膜20のエッチング条件は、例えば、圧力を100mTorr、C流量を15cc/min、O流量を10cc/min、Ar流量を400cc/min、パワーを1800Wとする。絶縁膜18のエッチング条件は、例えば、圧力を120mTorr、CF流量を40cc/min、CHF流量を10cc/min、O流量を15cc/min、Ar流量を400cc/min、パワーを500Wとする。絶縁膜16のエッチング条件は、例えば、圧力を60mTorr、CF流量を100cc/min、CHF流量を50cc/min、パワーを500Wとする。
次いで、アッシングにより、絶縁膜20上及びビアホール28内に残存するレジスト膜30を除去する(図4(b))。アッシングの条件は、例えば、圧力を15mTorr、O流量を100cc/min、CO流量を50cc/min、パワーを500Wとする。
次いで、絶縁膜16,20をマスクとして絶縁膜14をドライエッチングし、ビアホール28を配線層12上まで開口する。こうして、絶縁膜14,16,18,20に、配線層12に接続されるビアホール28及び配線トレンチ40を形成する(図5(a))。絶縁膜14のエッチング条件は、例えば、圧力を120mTorr、CF流量を40cc/min、CHF流量を10cc/min、O流量を15cc/min、Ar流量を400cc/min、パワーを500Wとする。
配線層12は、絶縁膜14の形成過程やビアホール28の形成過程において酸素含有雰囲気等に曝され、その表面には酸化膜等の変質層(図示せず)が形成されている。この変質層を残したままで上層の配線層を形成すると、配線層12と上層の配線層との間の接続信頼性を低下することがある。
そこで、配線層12と上層配線層との良好な電気的接続を得るために、ビアホール28の底部に露出する配線層12の表面に形成されている変質層を除去する。
変質層を除去するための処理としては、Hプラズマ処理など、銅の変質層に対して還元作用を有するガスを用いたプラズマ処理を適用することができる。還元性のガスを用いたプラズマ処理を適用することにより、変質層の構成物質がビアホール28や配線トレンチ40の内壁に再付着することを防止できる。
水素プラズマ処理の場合は、例えば、圧力を200mTorr、N流量を100cc/min、H流量を100cc/min、パワーを300Wとして、15秒間処理する。
次いで、全面に、例えばスパッタ法により、例えば窒化タンタル膜を堆積し、窒化タンタル膜のバリアメタル42を形成する。
次いで、バリアメタル42上に例えばスパッタ法により、Cuを堆積し、Cuのシード層(図示せず)を形成する。
次いで、シード層をシードとしてCuめっきを行い、バリアメタル42上に、Cu膜44を形成する。
これにより、ビアホール28及び配線トレンチ40は、バリアメタル42及びCu膜44によって埋め込まれる(図5(b))。
次いで、Cu膜44及びバリアメタル42をCMP法により研磨し、Cu膜44及びバリアメタル42をビアホール28内及び配線トレンチ40内に選択的に残存させる。こうして、ビアホール28内及び配線トレンチ40内に、バリアメタル42及びCu膜44を有し、ビアホール28を介して配線層12に接続された配線層46を形成する。
こうして、いわゆるデュアルダマシンプロセスにより、絶縁膜14,16,18,20に埋め込まれ、ビアホール28を介して配線層12に接続された配線層46を形成することができる。
図3乃至図5(a)に示す一連のエッチング工程は、エッチング装置の同じ処理室内で連続して行うことが多い。この一連の工程を複数枚のウェーハについて連続して処理する場合、一のウェーハについて水素プラズマ処理を行った後には、他のウェーハについてBARC膜34及びレジスト膜32のエッチング処理が行われることになる。
しかしながら、複数枚のウェーハを連続して処理すると、エッチング後の配線トレンチ38の幅が変動することが、本願発明者によって初めて明らかとなった。
図7は、形成した配線トレンチ40のトレンチ幅と、ウェーハの処理枚数との関係を示すグラフである。トレンチ幅の測定は、トレンチエッチングを行い、薬液による洗浄を行った後、CD−SEMを用いて行った。また、ウェーハ100枚の処理に対し、総てのウェーハの測定を行った。縦軸のトレンチ幅は、ウェーハ面内5点の測定を行い、その平均をプロットしたものである。
図7に示すように、形成した配線トレンチ40のトレンチ幅は、ウェーハ間で大きくばらつき、変動している。
このようなトレンチ幅のばらつきを防止するために、本実施形態による半導体装置の製造方法では、一のウェーハについて水素プラズマ処理を行い処理室から搬出した後、次に処理するウェーハを処理室内に搬入する前に、処理室の内部に付着しているCu堆積物を除去する処理を行う。処理室の内部に付着しているCu堆積物は、後述するように、ビアホール28を配線層12まで開口する際に発生するものである。Cu堆積物を除去する処理は、1枚のウェーハを処理する毎に行うようにしてもよいし、所定の枚数のウェーハを処理する毎に行うようにしてもよい。
処理室内部に付着しているCu堆積物を除去する処理としては、特に限定されるものではないが、CF、SF、NF等のガスを用いたドライクリーニングを適用すること望ましい。CFを用いる場合、例えば、圧力を120mTorr、CF流量を200cc/min、パワーを2000Wとして、30秒間のプラズマ処理を行う。
図8は、一のウェーハの処理と他のウェーハの処理との間にCu堆積物を除去する処理を行った場合における、配線トレンチ40のトレンチ幅とウェーハの処理枚数との関係を示すグラフである。トレンチ幅の測定は、トレンチエッチングを行い、薬液による洗浄を行った後、CD−SEMを用いて行った。また、ウェーハ100枚の処理に対し、総てのウェーハの測定を行った。縦軸のトレンチ幅は、ウェーハ面内5点の測定を行い、その平均をプロットしたものである。
図8に示すように、形成した配線トレンチ40のトレンチ幅は、ウェーハの処理枚数増加に伴い僅かに増加しているが、Cu堆積物を除去する処理を行わない場合と比較して、ウェーハ間のばらつき幅や変動幅を大幅に低減できた。
次に、一のウェーハの処理と他のウェーハの処理との間に処理室内のCu堆積物を除去する処理を行うことによってトレンチ幅のばらつきを低減できる理由について、本願発明者による検証結果を交えて説明する。
図9は、検証に用いた平行平板型のRIE(反応性イオンエッチング)装置の構造を示す概略図である。
処理室50には、処理室50内にガスを導入するためのガス導入配管52と、処理室50内のガスを排気するための排気用配管54とが設けられている。
処理室50内には、下部電極56と上部電極58とが対向するように配置されている。上部電極58の表面には、Si、SiO、Alなどの天板72が形成されている。下部電極56には、マッチング回路60を介して、下部電極56と上部電極58との間にプラズマを生成するための高周波を印加する高周波電源62が接続されている。
下部電極56上には、静電チャック64を介して、処理対象の半導体ウェーハ66が載置される。静電チャック64には、静電チャック用電源68が接続されている。静電チャック64と静電チャック用電源68との間には、高周波電源62からの高周波が静電チャック用電源68に影響するのを防止するためのローパスフィルタ70が設けられている。
まず、処理室50内部にCuが付着することを検証した結果について示す。
処理室50の内部に付着しているCu堆積物の付着量を算出する手段として、以下の実験を行った。
図9に示すRIE装置を用い、膜厚100nmの熱酸化膜が形成されたシリコンウェーハを、圧力100mTorr、CFのガス流量を200cc/min、パワーを1000Wとして10秒間処理した。その後、シリコンウェーハ上の熱酸化膜を弗酸水溶液のエッチング液で溶解し、そのエッチング液をICP−MSを用いて分析し、シリコンウェーハ上に付着していたCuの量を算出した。この実験では、処理室50の内部に付着しているCu堆積物の量が多いほど、プラズマ処理後にシリコンウェーハ上に付着しているCuが多くなるものと考えられる。
処理室50を洗浄した直後の実験では、処理したシリコンウェーハの表面上のCu付着量は、検出の下限に近い、0.5×1010atoms/cm程度であった。
これに対し、図3乃至図5(a)に示すエッチング工程を10枚のウェーハに対して行った後に行った実験では、Cu付着量は1000×1010atoms/cm程度であった。
また、図3乃至図5(a)に示すエッチング工程を150枚、300枚のウェーハに対して行った後に行った実験では、Cu付着量は、それぞれ、2000×1010atoms/cm程度、2100×1010atoms/cm程度であった。
これら実験結果から、図3乃至図5(a)に示す工程を行うことにより、処理室50内部にCuが付着することを検証できた。処理室50内部にCuが付着するのは、ビアホール28を開口する際、下層の配線層12のCu表面が露出した後のオーバーエッチングにより、配線層12の表面からCuが叩き出されて処理室50内部に再付着するためと考えられる。
次に、処理室50内部にCuが付着することによる不具合について検証した結果を示す。
図9に示すRIE装置を用い、処理室50内部の洗浄直後における有機膜のエッチングレートを測定した。
有機膜は、フォトレジスト膜36、BARC膜34、レジスト膜30を想定したものである。ここでは、有機膜としてI線用のフォトレジストを用いた。I線用のフォトレジストをウェーハ上に2000nmの膜厚で塗布し、エッチング前後のフォトレジスト膜の膜厚の差から、フォトレジストのエッチングレートを算出した。
エッチング条件は、圧力を10mTorr、Nの流量を100cc/min、Oの流量を50cc/min、COの流量を50cc/min、パワーを800Wとし、60秒間処理した。
まず、処理室50を洗浄した直後に、上記手順により、有機膜のエッチングレートを測定した。
図10は、処理室50を洗浄した直後における有機膜のエッチングレートの測定結果である。図10に示すように、処理室50を洗浄した直後における有機膜のエッチングレートの平均値は、366nm/minであった。
次いで、処理室50内にダミーウェーハを入れ、ビアホール26底部の変質層の除去工程に相当する水素プラズマ処理を行った。水素プラズマ処理は、圧力を200mTorr、N流量を100cc/min、H流量を100cc/min、パワーを300Wとし、15秒間処理した。その後に、上記手順により、有機膜のエッチングレートを測定した。
図11は、水素プラズマ処理後における有機膜のエッチングレートの測定結果である。図11に示すように、水素プラズマ処理後における有機膜のエッチングレートの平均値は、洗浄処理直後とほぼ同じである365nm/minであった。このことから、水素プラズマ処理自体は、有機膜のエッチングレートに直接的に影響を与えないことが判った。
次いで、図3乃至図5(a)に示すエッチング工程を、150枚のウェーハに対して行った。ここでは、150枚目のウェーハについては、最後の水素プラズマ処理を行わなかった。
図12は、150枚のウェーハ処理後(最後の水素プラズマ処理なし)における有機膜のエッチングレートの測定結果である。図12に示すように、150枚のウェーハを処理し、最後の水素プラズマ処理を行わなかった試料では、有機膜のエッチングレートの平均値は、356nm/minであった。図10に示す処理室50の洗浄直後や図11に示す水素プラズマ処理直後におけるエッチングレートと比較すると、ウェーハ外周でエッチングレートが低くなっているものの、これは、内部にCu堆積物が付着した処理室50の想定内のレート変動である。
次いで、処理室50内にダミーウェーハを入れ、ビアホール26底部の変質層の除去工程に相当する水素プラズマ処理を行った。水素プラズマ処理は、圧力を200mTorr、N流量を100cc/min、H流量を100cc/min、パワーを300Wとし、15秒間処理した。その後に、上記手順により、有機膜のエッチングレートを測定した。
図13は、150枚のウェーハ処理後に水素プラズマ処理を行った場合における有機膜のエッチングレートの測定結果である。図13に示すように、150枚のウェーハを処理し、その後に水素プラズマ処理を行った試料では、有機膜のエッチングレートの平均値は、330nm/minであった。150枚のウェーハの処理後に水素プラズマ処理を行った試料では、ウェーハ中心部におけるエッチングレートの低下が目立っていた。図12及び図13の結果から、エッチング処理後の水素プラズマ処理が、有機膜のエッチングレートに大きく影響していることが判る。
次いで、図3乃至図5(a)に示す工程を、さらに1枚のウェーハに対して行った。ここでは、最後の水素プラズマ処理を行わなかった。その後に、上記手順により、有機膜のエッチングレートを測定した。
図14は、151枚のウェーハ処理後(最後の水素プラズマ処理なし)における有機膜のエッチングレートの測定結果である。図14に示すように、151枚のウェーハを処理し、最後の水素プラズマ処理を行わなかった試料では、有機膜のエッチングレートの平均値は、355nm/minであり、図13で見られたようなウェーハ中心部におけるエッチングレートの低下は認められなかった。
以上の結果から、Cuが内部に付着した処理室50にて、ウェーハ処理の最後のステップで水素プラズマ処理を行うと、次のウェーハ処理の初期ステップにおいて、有機膜、例えばBARC膜や有機レジスト膜のエッチングレートの低下が生じることが判る。また、エッチング処理後の最後のステップでは、エッチングレートへの影響が見えなくなることが判る。
図3乃至図5(a)に示すエッチング工程におけるウェーハ処理の最初のステップでエッチングレートが低下すると、一般的には出来上がり幅が狭くなる。また、このエッチングレートが不安定ならば、出来上がりの幅は、ばらつきが大きくなる。これらの現象は、図7に示す実験結果と符合するものである。
上記検証結果に基づき、本願発明者は、トレンチ幅がばらつく原因を、以下のように推察している。
層間絶縁膜のエッチングプロセスでは、絶縁膜の膜厚ばらつきやエッチング条件の変動等を考慮して、所定量のオーバーエッチングを含んだ条件でエッチングが行われる。図5(a)に示すビアホール26を配線層12上まで開口する工程では、このオーバーエッチングによって、配線層12の表面は少なからずプラズマに曝され、イオンスパッタなどによって構成元素のCuが表面から叩き出される。
配線層12の表面から叩き出されたCuは、ビアホール26の側壁や処理室50内部に再付着する。処理室50内部、例えば天板72などに付着したCu74は、例えば図15(a)に示すように、表面が酸化されているものと考えられる(酸化層76)。このため、Cu付着物は、そのままの状態ではエッチングレートに影響を与えることはない(図12参照)。
処理室50内部にCu堆積物が形成された状態で、配線層12表面の変質層を除去するための水素プラズマ処理を行うと、処理室50内部に付着しているCu74表面の酸化層76も還元され、処理室表面にはCu74が露出する(図15(b))。
次に処理するウェーハを処理室内に搬入し、BARC膜34、レジスト膜32,30等のエッチング処理のためにOを含む雰囲気中でプラズマ処理を行うと、プラズマ中の酸素ラジカル(O)が、処理室表面に露出したCuの影響により消失する。例えば図15(c)に示すように、天板72表面に露出したCu74の表面を酸化することにより、酸素ラジカルが失活する。或いは、例えば図15(d)に示すように、Cu74表面にて酸素ラジカルが再結合してOとなり、酸素ラジカルが消失する。
この結果、プラズマ中の酸素ラジカルが減少し、エッチングレートの低下やエッチング角度の変動をもたらす(図13参照)。エッチングレートの低下やエッチング角度の変動は、オーバーエッチングに伴う配線層12からのCuの飛散量等によって変化するため、ウェーハ間でエッチングレートが変動し、ひいては配線トレンチ38のトレンチ幅がばらつく原因になるものと考えられる。
処理室50表面に露出しているCu74は、その後の絶縁膜20,18,16のエッチングの際のエッチングプラズマに曝されて除去され、或いは、ビアホール26を開口する際のオーバーエッチングにより再び生成されるCu堆積物で覆われ、エッチングレートに影響を与えない元の状態に戻るものと考えられる(図14参照)。
本実施形態による半導体装置の製造方法のように、一のウェーハの処理後、他のウェーハの処理前に、処理室内のドライクリーニングを行うことにより、BARC膜34、レジスト膜32,30等のエッチング処理を、Cu堆積物が影響しない環境で行うことができる。これにより、酸素ラジカルの消失を防止し、エッチングレートを安定化することができる。
なお、よく知られた処理室の洗浄方法として、酸素プラズマを用いたドライクリーニングがある。しかしながら、酸素プラズマを用いたドライクリーニングでは、エッチングレートの低下を防止することはできない。
図3乃至図5(a)に示すエッチング工程を行った後にウェーハを処理室から搬出して酸素プラズマ処理を行ったのち、上記手順により有機膜のエッチングレートを測定した。酸素プラズマ処理は、圧力を200mTorr、O2流量を500cc/min、パワーを500Wとし、45秒間処理した。
図16は、エッチング処理及び水素プラズマ処理の後に酸素プラズマ処理を行った場合における有機膜のエッチングレートの測定結果である。
図16に示すように、水素プラズマ処理後に酸素プラズマ処理を行った場合では、有機膜のエッチングレートの平均値は、341nm/minであった。この結果は、図13の結果と比較すると若干の改善は見られるものの、ウェーハ中心部におけるエッチングレートの低下は、依然として大きかった。
次のウェーハの処理の初期ステップで、例えばエッチングレートの低下のようなことが起こるが、処理の最後のステップでは、影響は見えなくなっている。このことから、水素プラズマ処理の後、次のウェーハを処理する前に、エッチング処理を行うことにより、水素プラズマによるレート変動を防止することができる。
これは、酸素プラズマ処理では解決せず、実際のエッチングガスのプラズマ処理で解決することから、処理室50内部を実際にエッチングし、Cuを剥がすことが効果的であると考えられる。
一般に、処理室50の壁、上部電極58を覆う天板72には、Si、SiO、Alなどが使用されていることから、これらをエッチングすることができる、CF、NF、SF等を用いたプラズマ処理が有効であると考えられる。処理室50内部に付着しているCu堆積物を除去する処理は、特に限定されるものではないが、ドライエッチング装置の既存の設備で容易に実現できる等の観点から、プラズマを用いたドライクリーニングが好適である。
また、CuやCuの反応生成物自体は気化しないため、処理室50の壁等から剥離したCuは、ステージ上に落下してしまう。落下したCuは次に処理するウェーハの裏面に付着したりする可能性があるので、Cu除去のためのプラズマ処理に当たっては、ステージ上にダミーウェーハを載置しておくことが望ましい。ステージ上にダミーウェーハを載置しておくことで、より高いパワーをプラズマに投入して、Cuの剥離効果を増加することも可能である。
このように、本実施形態によれば、銅配線の形成プロセスにおいて、絶縁膜にビアホールや配線トレンチなどの開口部を形成するためのエッチング工程を複数のウェーハについて連続して行う際に、一のウェーハについて水素プラズマ処理を行い処理室から搬出した後、次に処理するウェーハを処理室内に搬入する前に、処理室の内部に付着しているCu堆積物を除去する処理を行うので、次に処理するウェーハのエッチングを安定して行うことができる。
[変形実施形態]
上記実施形態に限らず種々の変形が可能である。
例えば、上記実施形態では、下層のCu配線層に接続されるデュアルダマシン構造の配線層を形成する場合を説明したが、下層のCu配線層に接続されるコンタクトプラグや、Cuを含むコンタクトプラグに接続される配線層を、シングルダマシン法により形成する場合にも適用することができる。
開示の半導体装置の製造方法は、同一のエッチング装置を用い、酸素ラジカルを含むプラズマを用いて有機膜をエッチングする工程と、絶縁膜にCuの構造物を露出する開口部を形成する工程と、露出したCuの構造物の表面を水素プラズマ処理する工程とを含む一連のプロセスを、複数のウェーハについて連続して行う場合に広く適用することができる。
また、上記本実施形態ではプラズマ源として平行平板型RIE装置を用いたが、マイクロ波や誘導結合型プラズマ源をソースプラズマに組み合わせたプラズマエッチング装置を用いてもよい。
また、上記実施形態では、Cu堆積物の除去の際に用いたガスとしてCFを例示したが、CFのほか、NF、SFその他のフッ素を含むガスなど、処理室内部の材料に対してエッチレートを有するガスプラズマを使用することにより同様の効果が得られることは自明である。水素プラズマ処理を行った処理室をフッ素を含むプラズマを用いてドライクリーニングすることにより、処理室内に付着したCu堆積物によるエッチングレート低下を容易に回復させることができる。これにより、出来上がり幅の変動が小さくなり、生産性を上げることができる。
また、上記実施形態に記載の処理条件は、本願発明者が用いた装置における好適な条件であり、開示の半導体装置の製造方法は、上記実施形態に記載の処理条件に限定されるものではない。
10…層間絶縁膜
12…配線層,46
14,16,18,20…絶縁膜
22,34…BARC膜
24,36…フォトレジスト膜
26,38…開口部
28…ビアホール
30,32…レジスト膜
40…配線トレンチ
42…バリアメタル
44…Cu膜
50…処理室
52…ガス導入配管
54…排気用配管
56…下部電極
58…上部電極
60…マッチング回路
62…高周波電源
64…静電チャック
66…半導体ウェーハ
68…静電チャック用電源
70…ローパスフィルタ
72…天板
74…Cu
76…酸化層

Claims (6)

  1. 同じエッチング装置の処理室で連続して半導体基板に対するエッチング処理を行う半導体装置の製造方法であって、
    半導体基板上に、Cuを含む配線層を形成する工程と、
    前記配線層上に、絶縁膜を形成する工程と、
    前記絶縁膜上に、有機膜を形成する工程と、
    前記有機膜上に、第1の開口部を有するレジスト膜を形成する工程と、
    前記レジスト膜を形成した前記半導体基板を、前記エッチング装置の前記処理室内に搬入する工程と、
    前記エッチング装置の前記処理室内において、前記レジスト膜をマスクとして、前記第1の開口部内の前記有機膜をエッチングする工程と、
    前記エッチング装置の前記処理室内において、前記第1の開口部内の前記絶縁膜をエッチングし、前記絶縁膜に、前記配線層を露出する第2の開口部を形成する工程と、
    前記エッチング装置の前記処理室内において、前記第2の開口部内に露出した前記配線層の表面を水素プラズマ処理する工程と、
    水素プラズマ処理を行った前記半導体基板を、前記エッチング装置の前記処理室から搬出する工程と、
    前記半導体基板を搬出後、前記エッチング装置の前記処理室内に付着したCu堆積物を除去する工程と
    次にエッチング処理を行う半導体基板を、前記エッチング装置の前記処理室内に搬入して前記水素プラズマ処理を行う工程と
    を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. Cuを含む配線層と、前記配線層上に形成された絶縁膜と、前記絶縁膜上に形成された有機膜と、前記有機膜上に形成され、第1の開口部を有するレジスト膜とを有する複数の半導体基板について、
    前記レジスト膜をマスクとして、前記第1の開口部内の前記有機膜をエッチングする工程と、
    前記第1の開口部内の前記絶縁膜をエッチングし、前記絶縁膜に、前記配線層を露出する第2の開口部を形成する工程と、
    前記第2の開口部内に露出した前記配線層の表面を水素プラズマ処理する工程とを、
    同じエッチング装置の処理室で連続して処理する半導体装置の製造方法であって、
    一の半導体基板について前記処理室で前記水素プラズマ処理を行う工程を行った後、前記一の半導体基板の次に処理する他の半導体基板について前記有機膜をエッチングする工程を行う前に、前記処理室内に付着したCu堆積物を除去する工程と、
    前記他の半導体基板について前記処理室で前記水素プラズマ処理を行う工程と
    を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 請求項1又は2記載の半導体装置の製造方法において、
    前記Cu堆積物を除去する工程では、プラズマを用いたドライクリーニングにより前記Cu堆積物を除去する
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 請求項3記載の半導体装置の製造方法において、
    前記プラズマは、CF、SF及びNFから選択される少なくとも一のガスを用いて形成したプラズマである
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記Cu堆積物を除去する工程では、前記処理室内にダミーウェーハを配置した状態で、前記Cu堆積物を除去する
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記有機膜は、有機系反射防止膜又は有機レジスト膜である
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
JP2009223961A 2009-09-29 2009-09-29 半導体装置の製造方法 Expired - Fee Related JP5493165B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009223961A JP5493165B2 (ja) 2009-09-29 2009-09-29 半導体装置の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009223961A JP5493165B2 (ja) 2009-09-29 2009-09-29 半導体装置の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011077085A JP2011077085A (ja) 2011-04-14
JP5493165B2 true JP5493165B2 (ja) 2014-05-14

Family

ID=44020806

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009223961A Expired - Fee Related JP5493165B2 (ja) 2009-09-29 2009-09-29 半導体装置の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5493165B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013077711A (ja) 2011-09-30 2013-04-25 Sony Corp 半導体装置および半導体装置の製造方法
US9076825B2 (en) * 2013-01-30 2015-07-07 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device and method for manufacturing the semiconductor device
KR101926023B1 (ko) * 2015-10-23 2018-12-06 삼성에스디아이 주식회사 막 구조물 제조 방법 및 패턴형성방법

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3520577B2 (ja) * 1994-10-25 2004-04-19 株式会社日立製作所 プラズマ処理装置
JP3568749B2 (ja) * 1996-12-17 2004-09-22 株式会社デンソー 半導体のドライエッチング方法
JP3501937B2 (ja) * 1998-01-30 2004-03-02 富士通株式会社 半導体装置の製造方法
JP2003224185A (ja) * 2002-01-28 2003-08-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体装置の製造方法
EP2025775A1 (en) * 2007-07-05 2009-02-18 Interuniversitair Microelektronica Centrum Vzw Photon induced cleaning of a reaction chamber

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011077085A (ja) 2011-04-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6720132B2 (en) Bi-layer photoresist dry development and reactive ion etch method
JP4422493B2 (ja) フォトレジストおよびエッチング残渣の除去方法
US7067235B2 (en) Bi-layer photoresist dry development and reactive ion etch method
TW200305948A (en) System level in-situ integrated dielectric etch process particularly useful for copper dual damascene
KR20150018592A (ko) 하드마스크 개구 및 하드마스크 개구에 의한 에칭 프로파일 제어
KR100414506B1 (ko) 드라이 에칭 방법 및 반도체 장치의 제조 방법
JP2001358218A (ja) 有機膜のエッチング方法及び素子の製造方法
JP2004247675A (ja) 半導体装置の製造方法
JP2010050310A (ja) 半導体装置の製造方法
JP4108228B2 (ja) 半導体装置の製造方法
US20070163995A1 (en) Plasma processing method, apparatus and storage medium
JP5493165B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP2006148122A (ja) 半導体基板上の金属構造から残留物を除去するための方法
JP2004517470A (ja) バイア形成工程において発生するエッチング残渣を除去する方法
JP2020504445A (ja) 超伝導配線構造体において抵抗素子を形成するための方法
US7119011B2 (en) Semiconductor device and manufacturing method thereof
JPH0786255A (ja) アルミニウム系金属パターンの形成方法
US11688604B2 (en) Method for using ultra thin ruthenium metal hard mask for etching profile control
US6613680B2 (en) Method of manufacturing a semiconductor device
JPH07297281A (ja) 接続孔の製造方法
JP3877461B2 (ja) 半導体装置の製造方法
KR100641483B1 (ko) 반도체 소자의 다마신 패턴 형성 방법
KR100652285B1 (ko) 포토레지스트 잔여물 제거 방법
JP2003264228A (ja) 半導体装置の製造方法
KR100904422B1 (ko) 반도체 소자 제조 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120605

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131021

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20131028

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131029

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140106

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140128

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140210

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5493165

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees