JP6885373B2 - 精米設備 - Google Patents

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Description

本発明は、料金を投入して精米する精米設備に関する。
建屋内に仕切壁を挟んで前後に客室と機械室とを設け、仕切壁の客室側に操作盤を配置し、機械室には、原料投入ホッパ、玄米昇降機、石抜機、精米昇降機、精米機を順に配置する構成がある(特許文献1)。
また、石抜機の排出口の下方にエアー搬送機を備え、エアー搬送機には送風路を介してブロワーと接続し、エアー搬送路には空気揚穀路を介して精米機に接続し、玄米を空気搬送する構成がある(特許文献2)。
特開2017−131843号公報 特開平8-215589号公報
本発明は、精米設備の玄米搬送装置を廉価にすることを課題とする。
かかる課題を解決するために、請求項1記載の発明は、投入ホッパ5と、前記投入ホッパ5内の玄米を繰り出すロータリバルブ6と、石抜機8と、精米機10と、前記投入ホッパ5の玄米を前記石抜機8側に搬送する搬送手段7とを備えた精米設備において、前記搬送手段7は搬送パイプ17に送風機16を接続して玄米を空気搬送する構成とし、
搬送パイプ17は、ロータリバルブ6の下方にあってロータリバルブ6で繰り出された玄米を受ける水平搬送部17aを設け、
前記投入ホッパ5内の玄米量が所定量以下になったことを検出すると前記送風機16を停止し、前記送風機16停止中に前記ロータリバルブ6から水平搬送部17aに繰り出された残米を前記送風機16の再起動によって空気搬送する構成とした精米設備とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、残米を前記送風機16の再起動によって空気搬送する間、前記ロータリバルブ6を停止する構成とした。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記搬送手段7の終端側に設ける貯留部18に、前記石抜機8側へ玄米供給可能な第1排出口18aと、玄米還元口21に連通可能な第2排出口18bと、前記第1排出口18a及び前記第2排出口18bをそれぞれ独立的に開閉可能な第1開閉シャッタ22a及び第2開閉シャッタ22bを設け、前記貯留部18に搬送される玄米を前記第1排出口18a側又は前記第2排出口18b側に案内すべく切り替わる切替弁23を設け、前記玄米還元口21に玄米を還元する持ち帰りスイッチ24を設け、前記持ち帰りスイッチ24を操作すると前記第1開閉シャッタ22a及び前記第2開閉シャッタ22bをもって前記第1排出口18a及び前記第2排出口18bを共に一旦閉とした後、前記第2排出口18bを開として玄米を前記玄米還元口21に流下させる構成とした。
請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれか一に記載の発明において、前記搬送手段7を構成する前記搬送パイプ17の揚上部途中に異物捕捉手段20を備え、前記異物捕捉手段20の配置位置よりも下位において前記搬送パイプ17に異物排出シャッタ19aを介して連通する異物排出口19を設けた。
本発明に関連する第発明は、投入ホッパ5と、投入ホッパ5内の玄米を繰り出すロータリバルブ6と、石抜機8と、精米機10と、投入ホッパ5の玄米を石抜機8側に搬送する搬送手段7とを備えた精米設備において、搬送手段7は搬送パイプ17に送風機16を接続して玄米を空気搬送する構成とし、投入ホッパ5内の玄米量が所定量以下になったことを検出すると送風機16を停止し、送風機16停止中にロータリバルブ6から繰り出された残米を送風機16の再起動によって空気搬送する構成とした精米設備とする。
本発明に関連する第発明は、本発明に関連する第発明において、残米を送風機16の再起動によって空気搬送する間、ロータリバルブ6を停止する構成とした。
本発明に関連する第発明は、本発明に関連する第1又は発明において、搬送手段7の終端側に設ける貯留部18に、石抜機8側へ玄米供給可能な第1排出口18aと、玄米還元口21に連通可能な第2排出口18bと、第1排出口18a及び第2排出口18bをそれぞれ独立的に開閉可能な第1開閉シャッタ22a及び第2開閉シャッタ22bを設け、貯留部18に搬送される玄米を第1排出口18a側又は第2排出口18b側に案内すべく切り替わる切替弁23を設け、玄米還元口21に玄米を還元する持ち帰りスイッチ24を設け、持ち帰りスイッチ24を操作すると第1開閉シャッタ22a及び第2開閉シャッタ22bをもって第1排出口18a及び第2排出口18bを共に一旦閉とした後、第2排出口18bを開として玄米を玄米還元口21に流下させる構成とした。
本発明に関連する第発明は、本発明に関連する第1から3のいずれか一発明において、搬送手段7を構成する搬送パイプ17の揚上部途中に異物捕捉手段20を備え、異物捕捉手段20の配置位置よりも下位において搬送パイプ17に異物排出シャッタ19aを介して連通する異物排出口19を設ける。
本発明によると、バケット昇降機に代替して空気搬送手段をもって玄米の搬送手段を構成するものであるから、廉価に構成できる。
本発明に関連する第1及び発明によると、バケット昇降機に代替して空気搬送手段をもって玄米の搬送手段を構成するものであるから、廉価に構成できる。また、投入ホッパ5内玄米量が少量残米になると送風機16を停止して確実に搬送パイプ17に落下させ、再度の送風機16駆動によって残米を空気搬送でき投入ホッパ5内残米を少なくできる。特に請求項2に記載の発明によると、再度の送風機16駆動中、ロータリバルブ6を停止するから送風機16駆動による圧風を投入ホッパ5から噴き出すことを少なくできる。
本発明に関連する第発明は、玄米持ち帰りの際には、玄米は一旦貯留部18に所定に貯められ、開閉シャッタ22bが開いた第2排出口18bから玄米還元口21に流下案内されるものであるから、空気搬送のため貯留部18内に噴出される圧風が玄米還元口21から漏れ出ることがなく利用者に不快感を与えない。
本発明に関連する第発明は、異物捕捉手段20によって搬送パイプ17内を移動できない異物は、送風機16の停止によって落下して開かれている異物排出口19から排出される。
平面から見た精米設備の内部を示す図 正面から見た客室を示す図 精米設備の作業工程図 投入ホッパ及び第1搬送手段を示す側面図 石抜ホッパの一部断面した正面図 制御ブロック図 フローチャート図 フローチャート図 フローチャート図
本発明の実施の形態の料金式精米設備について以下説明する。
図2に示すように精米設備は、建屋1を仕切壁2で前後方向に機械室3と客室4に仕切る構成である。
精米設備内には、利用者が持参した玄米を収容する投入ホッパ5と、投入ホッパ5内の玄米を繰り出すロータリバルブ6と、繰り出された玄米を受けて揚穀する第1の搬送手段7と、玄米中に混在する石を選別分離する石抜機8と、石抜機8で選別された玄米を揚穀する第2の搬送手段9と、玄米を精米処理して精白米とする精米機10と、精白米を収容する白米タンク11を設ける。
投入ホッパ5と白米タンク11は客室4側にのぞむように設け、第1の搬送手段7・石抜機8・第2の搬送手段9・精米機10は機械室3側に設ける。投入ホッパ5は客室4の左右一側に設け、白米タンク11は客室4の左右他側に設ける。投入ホッパ5と白米タンク11の間には、その盤面に精白度を設定する精白度選択スイッチ12、料金を投入する料金投入口13、釣銭返却口14等を配設した制御盤を設ける。投入ホッパ5の前側には、投入ホッパ5の投入口を閉鎖・開放する開閉扉15を設ける。
前記第1の搬送手段7は、前記ロータリバルブ6の回転連動によって投入ホッパ5から繰り出される玄米を受けて送風機16からの高圧空気により搬送する第1の搬送パイプ17を備えている。この第1の搬送パイプ17は、ホース部材によって構成されていて、一端に送風機16を接続し途中部に玄米を受けるようロータリバルブ6のフレーム部6a下方に接続した水平搬送部17aと、前記石抜機8の近傍上方に設置された貯留部としての石抜タンク18に上端を接続する垂直搬送部17bとに折曲形成されている。
前記送風機16は、送風モータ16mの回転駆動によって図外ファンを連動し第1の搬送パイプ17に圧風を供給できる構成であり、送風モータ16mはオン,オフ制御される。すなわち、料金投入を条件に精白度精白スイッチ12をオンすると、精米設備各部のモータに駆動出力されるとともに、該送風モータ16mもONされ圧風が搬送パイプ17に供給される。ロータリバルブ6を連動するバルブモータ6mも同様にONしてロータリバルブ6を介して投入ホッパ5内の玄米を繰り出そうとし、そしてバルブのフレーム部6aの下方開口部から繰り出される玄米は、搬送パイプ17に沿って空気搬送され貯留タンクとしての石抜タンク18に達する。
前記搬送パイプ17の水平搬送部17aから垂直搬送部17bへの屈曲部に、水平搬送部17a側において夾雑物等の異物排出口19を形成し、さらにこの異物排出口19を開閉する異物排出シャッタ19aを備えている。前記搬送パイプ17の垂直搬送部17b途中に夾雑物等のうち比較的径大あるいは長尺の異物、例えば藁くずを捕捉する異物捕捉手段としての網体20を配置し、玄米搬送中は例え異物が垂直搬送部17bに沿って揚上されてもこの網体20に達して捕捉され自重で又は送風機16による送風が停止されたときに垂直搬送部17b内を落下して異物排出口19部に堆積しようとし、適宜に開動作する異物排出シャッタ19a部から機外又は回収箱19bに排出できる。
なお、前記異物捕捉手段としての網体20は、空気搬送される玄米が通過し得る目合いの網を採用し、もって玄米は垂直搬送部17bの上端から石抜タンク18に至ることができるが、藁くずは網体20を通過できない目合いとする。
石抜タンク18は、第1排出口18aと第2排出口18bを備え、このうち第1排出口18aは石抜機8に玄米供給可能に設けられ、第2排出口18bは前記投入ホッパ5の上方に構成する玄米還元口21に連通する構成である。
前記第1排出口18aと第2排出口18bにはそれぞれに対応して第1・第2開閉シャッタ22a,22bを備え、常時は閉姿勢の第1・第2開閉シャッタ22a,22bは対応する第1・第2排出口用ソレノイド23a,23bの励磁によって開姿勢となる。ソレノイド23a又は23bの消磁によって閉姿勢に復帰する構成としている。そして、第1排出口18aと第2排出口18bとの間に切替弁23が設けられ、常時は貯留タンク18に至る玄米を第1排出口18a側に流下するよう設けられ、持ち帰りスイッチ24のON操作によって切替弁23を姿勢切替して玄米を第2排出口18b側に流下させるよう構成している。
石抜機8で石抜処理された玄米及び残米としての玄米は前記第2の搬送手段9の下部に設けられた下部ホッパ25に流下する。第2の搬送手段9は、送風機26の駆動によって生じる圧風によって玄米を垂直上方に空気搬送するよう構成されている。第2の搬送手段9によって揚上された玄米は、精米機10の精米タンク27に流下するよう構成されている。
精米タンク27から繰り出された玄米は精米機10によって精白処理され、精白米は白米タンク11に収容される構成である。
前記第1の搬送手段7は、送風機16の駆動により玄米を空気搬送する構成であるから、投入ホッパ5の玄米量が少なくなると圧風を受けて水平搬送部7aに落下できない態となる。このため投入ホッパ5の玄米量が所定以下になると送風機5の駆動を停止して残米を少なくするよう構成している。図7のフローチャートにおいて、制御部30に各部スイッチやセンサ情報を入力する(S101)。後述ホッパ下限センサ31が玄米有りを判定して、複数ある精白度選択スイッチ12のいずれか一がONされると、送風モータ16mとバルブモータ6mがONすべく出力される(S102〜S105)。ロータリバルブ6の回転によって投入ホッパ5内の玄米は所定量に繰り出され、繰り出された玄米は送風機6の回転による圧風によって空気搬送される(S106)。
そして、投入ホッパ5内の玄米量が所定位置に配置された下限センサ31高さを下回り、下限センサ31がONとなると(S107)、送風モータ16mはOFFし送風機16は回転停止する(S108)。同時に、前記異物排出シャッタ19aは開出力される(S109)。所定時間T1に設定されたタイマ作動するが、この所定時間T1経過すると、送風モータ16mは再起動し異物排出シャッタ19aは閉じられるが(S112,S113)、この所定時間T1中において、バルブモータ6mは作動継続しており、玄米を繰り出すものであるから、下限センサ31以下に残る投入ホッパ5内の玄米はほぼ全部が繰り出されて水平搬送部7aに堆積できる。所定時間T1経過後は、バルブモータ6mがOFFし(S114)、送風モータ16mの再起動により(S115)、堆積する玄米は空気搬送され(S116)、水平搬送部17a・垂直搬送部17bを経て石抜タンク18に至ることができる。
このように、ロータリバルブ6による玄米繰り出し中に、所定時間T1送風モータ16mを停止することにより、少量となった玄米を確実に水平搬送部7aに繰り出すことができ、送風機16を継続することによりロータリバルブ6の回転で生じる隙間部を圧風が噴き上げて玄米を投入ホッパ5部で停滞させることなく残米を少なくできる。またこの時バルブモータ6mをオフすることでロータリバルブ6を停止することによって送風機16の圧風の吹き上がりを防ぐこととなり客室4の利用者に不快感を抱かせない。
なお、上記S115の送風モータ16m再起動及びこの再起動に伴うS116の空気搬送は、予め設定した所定時間T2の間実行される(S117,S118)。この所定時間T2経過後送風モータ16mはOFF出力され停止する。この所定時間T2は、前記下限センサ31以下に残る投入ホッパ5内の玄米を搬送手段7で搬送できる時間に設定されている。
次に、第1搬送手段7によって空気搬送される玄米の貯留タンクとしての石抜タンク18からの排出制御について、図8に基づき説明する。S201〜S204については、図7のS101〜S106に対応するもので玄米は石抜タンク18へ空気搬送される。そして、前記持ち帰りスイッチ24ON操作の有無が判定され、持ち帰りスイッチ24ON操作の無いときは、玄米は通常の石抜・精米の工程を実行するもので、切替弁23は石抜機8へ供給する側に切り替わり、さらに第1排出口18aは開き、第2排出口18bは閉じて、空気搬送される玄米を順次石抜機8に供給する。
また、S205で持ち帰りスイッチ24がONしたと判定されると、切替弁23は持ち帰り側に切り替わる(S212)。そして第1排出口18a及び第2排出口18bは共に閉じて玄米を所定に貯留する(S213〜S216)。実施例では所定時間T3中、第1,第2排出口18a,18bを閉じて貯留することができ(S217〜S219)、この所定時間T3経過後、送風機16のモータ16mに停止出力して送風機16を停止し(S220)、第2排出口18bが開いて玄米は玄米還元口21から回収できる(S221〜S223)。
玄米還元、すなわち玄米持ち帰りの場合には、玄米還元口21を介して空気搬送される石抜タンク18に連通するものであるから、圧風がこの玄米還元口21から噴き出して客室4側にいる利用者に不快感を与える恐れがあるが、前記のように所定時間T3中石抜タンク18に玄米貯留することでこの貯留玄米が噴き出しをブロックでき客室側への噴き出しを防止できる。なお、実施例のように、第2排出口18b開作動の条件として送風機16停止を組み入れることによって塵埃飛散防止の効果が顕著である。
図8における実施例において、S211又はS223を実行するとS201にリターンできるものであり、従ってS223で玄米還元されても未だ投入ホッパ5に残米があるときは、S202で検出され、2度目、3度目…の玄米還元が実行されるようになっている。
石抜機8においては傾斜揺動選別盤32を備え玄米と石又はこれに類似の異物は比重選別され、傾斜下手側に玄米が取り出され傾斜上手側には石又は類似の異物が取り出される。なお、傾斜揺動選別盤32の盤面に残る残米は傾斜上手側から取り出される。
前記石抜機8の作動によって取り出される玄米及び残米は第2の搬送手段9の下部ホッパ25に受けられ、揚上搬送される。第2の搬送手段9は、第1の搬送手段7と同様の構成であり、第2の搬送パイプ33は送風機26を接続し下部ホッパ25の玄米を受ける水平搬送部33aとこの水平搬送部33aに連通する垂直搬送部33bからなり、空気搬送された玄米は垂直搬送部33bの上端側から精米タンク27に流下案内される構成としている。
図9に基づき精米機への玄米供給制御と第1・第2搬送手段駆動制御について説明する。精米タンク27内には上限センサ35uと下限センサ35d、そして下方にロータリバルブ36を備え、上限センサ35uが玄米検知していない場合には(S301,S302)、玄米受入可能の判断とし、第1搬送手段7、第2搬送手段9及びロータリバルブ36を駆動して精米機10への玄米供給によって精米処理を行う(S303〜S306)。精米処理中予め設定した設定時間T4をカウントし、この設定時間T4(例えば5分)が経過し(S307,S308)、下限センサ35dに玄米を検知すると(S309),第1搬送手段7、第2搬送手段9及びロータリバルブ36を所定時間T5(例えば10秒)停止する(S310〜S314)。この後スタートに戻り、上記の内容を繰り返す。
なお、S302で上限センサ35u玄米検知する場合は、これ以上の玄米受入はできないためS310〜S311の各部停止に移行する。また、S309で下限センサ35d以下を検知するときは、各部停止制御を行うことなく各部駆動状態を継続しフロースタートに戻ることとなる。玄米がこの下限センサ35d以下の場合は精米終了間際が想定される。
前記石抜タンク18内には、空気搬送される玄米中に混在する塵埃類は、接続する塵埃ホース37を介して排出可能に設けるが、この塵埃ホース37の排出端部を精米機10の精白処理によって排出される糠を所定に搬送する糠ファン装置38に導入可能に接続するよう構成する。石抜タンク18内には空気搬送のための風圧を緩和する傾斜棚18f,18f…を傾斜姿勢に備えて塵埃飛散を防止している。
次に、料金投入口13に現金を投入して精米運転を行う手順について説明する。
利用者が料金投入口13に料金を投入したことを、料金投入検出センサ(図示せず)が検出すると、制御部30は検出情報を入力し開閉扉15に開放出力し、開閉扉15は開放動作をする。利用者は、持参した玄米を投入ホッパ5に投入して精白度選択スイッチ12で所望の精白度(例えば無洗米・標準・分搗き)を選択する。制御部30は精白度選択スイッチ12の選択情報を受けて装置各部に運転開始出力する。
装置各部が運転すると、前記のように、ロータリバルブ6で投入ホッパ5内の玄米を繰り出し、第1の搬送手段7で搬送し、石抜機8で石抜処理し、第2の搬送手段で搬送し、精米機10で精米処理されて精白米となり白米タンク11に排出される。料金に対応する運転時間が経過するか、精米機10に供給される玄米が無くなったことを投入ホッパ下限センサ31が検出すると、制御部30は運転停止出力し、その所定時間後に精米運転は終了する。精米運転停止出力から設定時間が経過すると、開閉扉15が閉鎖する。精米運転終了時、釣銭がある場合には、釣銭返却口14の近傍に設けた釣銭ランプ14aを点滅させる。利用者は、この釣銭ランプ14aの表示を見て、釣銭返却口14から出てくる釣銭を回収できる。
5 投入ホッパ
6 ロータリバルブ
7 搬送手段(第1の搬送手段)
8 石抜機
10 精米機
16 送風機
17 搬送パイプ(第1の搬送パイプ)
18 貯留部(石抜タンク)
18a 第1排出口
18b 第2排出口
19a 異物排出シャッタ
20 異物捕捉手段(網体)
22a 第1開閉シャッタ
22b 第2開閉シャッタ
23 切替弁
24 持ち帰りスイッチ

Claims (4)

  1. 投入ホッパ(5)と、前記投入ホッパ(5)内の玄米を繰り出すロータリバルブ(6)と、石抜機(8)と、精米機(10)と、前記投入ホッパ(5)の玄米を前記石抜機(8)側に搬送する搬送手段(7)とを備えた精米設備において、前記搬送手段(7)は搬送パイプ(17)に送風機(16)を接続して玄米を空気搬送する構成とし、
    搬送パイプ(17)は、ロータリバルブ(6)の下方にあってロータリバルブ(6)で繰り出された玄米を受ける水平搬送部(17a)を設け、
    前記投入ホッパ(5)内の玄米量が所定量以下になったことを検出すると前記送風機(16)を停止し、前記送風機(16)停止中に前記ロータリバルブ(6)から水平搬送部(17a)に繰り出された残米を前記送風機(16)の再起動によって空気搬送する構成とした精米設備。
  2. 残米を前記送風機(16)の再起動によって空気搬送する間、前記ロータリバルブ(6)を停止する構成とした請求項1に記載の精米設備。
  3. 前記搬送手段(7)の終端側に設ける貯留部(18)に、前記石抜機(8)側へ玄米供給可能な第1排出口(18a)と、玄米還元口(21)に連通可能な第2排出口(18b)と、前記第1排出口(18a)及び前記第2排出口(18b)をそれぞれ独立的に開閉可能な第1開閉シャッタ(22a)及び第2開閉シャッタ(22b)を設け、前記貯留部(18)に搬送される玄米を前記第1排出口(18a)側又は前記第2排出口(18b)側に案内すべく切り替わる切替弁(23)を設け、前記玄米還元口(21)に玄米を還元する持ち帰りスイッチ(24)を設け、前記持ち帰りスイッチ(24)を操作すると前記第1開閉シャッタ(22a)及び前記第2開閉シャッタ(22b)をもって前記第1排出口(18a)及び前記第2排出口(18b)を共に一旦閉とした後、前記第2排出口(18b)を開として玄米を前記玄米還元口(21)に流下させる構成とした請求項1又は請求項2に記載の精米設備。
  4. 前記搬送手段(7)を構成する前記搬送パイプ(17)の揚上部途中に異物捕捉手段(20)を備え、前記異物捕捉手段(20)の配置位置よりも下位において前記搬送パイプ(17)に異物排出シャッタ(19a)を介して連通する異物排出口(19)を設けた請求項1から請求項3のいずれか一に記載の精米設備。
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