JPH0383722A - 接種剤の空気輸送方法および装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、鋳造プラントにおける注湯ラインの近傍に設
置した補給用タンクへ、債造プラントの周辺に設置した
接種剤の貯蔵ホッパーから、輸送管を通しで接種剤を空
気輸送する方法とその装置に関するものである。

〔従来の技術〕

球状黒鉛柵鉄鋳物を鋳造プラントで製造する際、造型フ
ィンにおいて造型され、例えばモールドコンベヤに乗せ
られて注湯ラインに移送された鋳型に、この鍔型と同期
して走行する台車上に載設された注湯取鍋から、球状黒
鉛僑鉄の溶湯を注湯する時、この注湯中のｔ＃湯に黒鉛
を球状化するための接種剤を添加する。

そして、この接種剤は、前記台車に設けた容器に若干の
量を一旦収容しておき、注湯ごとに必要量を添加するの
であるが、容器に収容した接種剤が減少したときは、注
湯ラインの近傍に設置された接種剤補給用のタンクから
、例えばボータプルコンベヤ等の輸送手段により、停車
した台率上の容器へ接種剤の補給を行なっている。

さらに、鋳造プラントの周辺の比較的遠隔の場所に設置
した接種剤の貯蔵ホッパーから、前記注湯フィンの近傍
に設置された補給用タンクへ接種剤を供給するときは、
一般に、ベルトコンベヤによって接種剤を輸送するか、
あるいは圧縮空気により中空の輸送管を介して接種剤を
輸送している。

〔発明が解決しようとする課題〕

ところが、ベルトコンベヤによる輸送は、湿度の高い場
所を通過するため（鋳造プラント待に注湯ライン付近は
一般に高温であるとともに高温である）接種剤に水分が
吸収され、この接種剤を溶湯に添加すると水蒸気爆発を
起こすおそれがある。

表た、ベルトコンベヤはある程度の幅があるため、複雑
な襲造プラント中に配設することは困難である。

一方、圧縮空気による輸送は、輸送管の配管は比較的自
由ににできるが、圧縮空気には水分が含まれるため、前
記コンベヤの場合と同様の１１１ｍを有するものである
。

本発明は、前記問題点を解消し、水蒸気爆発のおそれの
ある水分を含むことなく、互いに遠隔の場所にある貯蔵
ホッパーから補給用タンクへ接種剤を能率的に輸送する
ことができる方法と、その装置を提供しようとするもの
である。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は、上記目的連成のため種々検討の結果なされた
ものであり、その方法は、送風源と補給用タンクとを連
通ずる輸送管に、接種剤を貯蔵するホッパーの下方を連
通せしめ、該連通部分とホッパーとの間に敗けられたパ
ルプを介して前記ホッパー内の接種剤を輸送管に送り込
み、前記送風源からの送風により接種剤を前記補給用タ
ンクに輸送する接種剤の空気輸送方法において、前記ホ
ッパーより輸送管に接種剤を、送り込む時は、ホッパー
下方の連通部分側への送風を遮゛断して該送風を外気に
放出し、輸送管に送り込まれた接種剤を輸送する時は、
外気への放出を停止するとともに送風の遮断を解除する
ことを特徴とするものである。

また、ｌ：記方法を５ＥｊＪＩするための装置は、送風
源と補給用タンクとを連通ずる輸送管に、接種剤貯蔵用
のホッパーの下方を、接種剤送り出し用パルプを介して
連通せしめ、該連通部分と前記送風源との闇の輸送管路
中に開閉自在の送風遮断用パルプを設けるとともに、該
送風遮断用パルプと前記送を源との間の輸送管路から、
一端が外気１こ開放する排気管を分岐せしめ、該排気管
中にｒＭ開閉自在排気用パルプを設けたこヒを特徴とす
るものである。

〔作　用〕

貯蔵ホッパーから補給用タンクへの接種剤の輸送は、輸
送管中を圧縮空穴によらず、送風機等の送風源からの送
風によって行なうので、接種剤は水分を含むことがなく
、従って溶湯に添加した際水蒸気爆発を起こすおそれが
ない。

そして輸送管に貯蔵ホッパー内の接種剤を送り込むとき
は、送風遮断用パルプを閉にして送風を遮断するので、
送り出し用バルブに逆方向の風圧が加わることがなく、
送り込みが０＊に行なわれ、接種剤が逆流するようなト
ラブルがない。

〔実施例〕

以下、１１＄１図により本発明の一実施例を説明する。

第１図は全体構成を示す概略図である。

図において、１は小径管よりなる輸送管で、送風機２と
、遠隔の場所に設置された補給用タンク３との間を連通
している。

４は接種剤を貯蔵する貯蔵ホッパーで、複数枚の羽Ｉａ
（図では４枚）を有する接種剤送り出し用のロータリー
パルプ５を下方に備え、退出管４Ｅを介して輸送管１に
連０通している。

６は退出’ｌｆ　４　ｍが輸送管１に連通する部分と送
風？１２との間の輸送管１中に設けた送風遮断用パルプ
で、例えば電動のベタ７フイパルプまたはボールパルプ
である。７はこの送風遮断用パルプ６と送風機２との間
の輸送管１から分岐した排気管８中に設けた＄％用パル
プで、例えば電動のバタフライバルブまたはボールパル
プである。なお、７０１±消音器である。

貯確ホッパー４内に貯蔵した接種剤を補給用タンク３に
輸送するに当たっては、送風遮断用パルプ６を閉にして
送風機２によって送風中の送風を遮断するとともに、排
気用パルプ７を開にして送風を外気に放出する。

この状態において、ロータリーパルプ５を回転させ、貯
蔵ホッパー４内の接種剤を連続しで送出Ｗ４ｍを介して
輸送管１に送り込む、所定量送り込んだ後排気用パルプ
を閉じ、送風を外気に放出するのを停止するとともに、
送風遮断用パルプ６を開にして送風を再開し、輸送管１
内に送り込まれた接種剤を補給用タンク３に向けて輸送
する。

補給用タンク３では、比較的上方の排気口（図示せず）
からフィルター３ａを通って空気のみが排気され、接種
剤は下方に溜まる。そして所定量が溜まるとその高さを
検知器（図示せず）で検知して表示するとともに、送風
機２ほかの運転を停止する。

なお、上記送風ｌ１１２の運転のほか、ロータリーパル
プ５の回転ならびに送風遮断用パルプと排気用パルプの
交互の開閉操作等を電気的に制御することにより、自動
運啄することができる。

〔発明の効果〕

上述のように本発明によると、接種剤を圧縮空気による
ことなく、送風により輸送管中を輸送するものであるか
ら、複雑に入り組みかつ湿度の高い飾造プラントの中に
おいても、自由な経路で輸送ができ、しかも吸湿するこ
とがない。

従って、溶湯中に添加したとき水蒸気爆発を起こすおそ
れはなく、極めて安全に接種作業ができる。

また、貯ｍ水ツバー内の接種剤を輸送管に送り込むとき
、および送り込んだ接種剤を輸送するときは、パルプを
切り換えて送風の遮断とその解除および送風の排気とそ
の停止を行なうので、接種剤の送り出し用パルプに逆方
向の風圧が加わることがなく、輸送管への送り込みが順
調に行なわれ、接種剤が逆流する等のトラブルがない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す概略図である。 １　：輸送管、 ３　：補給用タンク ４ａ　：送出管、 ルプ（送り出しパルプ）、 遮断用パルプ、 ２　：送風機、 ４　：貯蔵ホッパー ５　：ロータリーバ ６　：送風 ７　：排気用パルプ、 ８　： 排気管

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）送風源と補給用タンクとを連通する輸送管に、接
   種剤を貯蔵するホッパーの下方を連通せしめ、該連通部
   分とホッパーとの間に設けたパルプを介して前記ホッパ
   ー内の接種剤を輸送管に送り込み、前記送風源からの送
   風により接種剤を前記補給用タンクに輸送する接種剤の
   空気輸送方法において、前記ホッパーより輸送管に接種
   剤を送り込む時は、ホッパー下方の連通部分側への送風
   を遮断して該送風を外気に放出し、輸送管に送り込まれ
   た接種剤を輸送する時は、外気への放出を停止するとと
   もに送風の遮断を解除することを特徴とする接種剤の空
   気輸送方法。
2. （２）送風源と補給用タンクとを連通する輸送管に、接
   種剤貯蔵用のホッパーの下方を、接種剤送り出し用パル
   プを介して連通せしめ、該連通部分と前記送風源との間
   の輸送管路中に開閉自在の送風遮断用パルプを設けると
   ともに、該送風遮断用パルプと前記送風源との間の輸送
   管路から、一端が外気に開放する排気管を分岐せしめ、
   該排気管中に開閉自在の排気用パルプを設けたことを特
   徴とする接種剤の輸送装置。