JP2542212B2 - 樹脂材料の気力輪送方法及び装置 - Google Patents

樹脂材料の気力輪送方法及び装置

Info

Publication number
JP2542212B2
JP2542212B2 JP62140298A JP14029887A JP2542212B2 JP 2542212 B2 JP2542212 B2 JP 2542212B2 JP 62140298 A JP62140298 A JP 62140298A JP 14029887 A JP14029887 A JP 14029887A JP 2542212 B2 JP2542212 B2 JP 2542212B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hopper
transportation
dehumidifying
station
molding machine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP62140298A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01181624A (ja
Inventor
治 松井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Matsui Mfg Co Ltd
Original Assignee
Matsui Mfg Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsui Mfg Co Ltd filed Critical Matsui Mfg Co Ltd
Priority to JP62140298A priority Critical patent/JP2542212B2/ja
Publication of JPH01181624A publication Critical patent/JPH01181624A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2542212B2 publication Critical patent/JP2542212B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air Transport Of Granular Materials (AREA)
  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は、デジタルオーディオデスクやレンズなどの
高い品質の要求される樹脂成形品の製造に好適に使用さ
れる樹脂材料の輸送方法及びその装置に関する。
〔背景技術〕
レンズやデジタルオーディオデスクなどの成形品は、
他の樹脂成形品とは異なり、高い品質が要求されるた
め、樹脂材料を成形機ホッパーに輸送する時に異物混入
のないこと、及び乾燥させた樹脂材料が油送管路の途中
で再度吸湿しないことなどの厳しい条件が必要とされて
いる。
従来のシステムでは、材料供給ステーションより供給
された樹脂材料を除湿乾燥ステーションにおいて所定の
水分率に乾燥させた後、材料処理ステーションに設けた
成形機ホッパーに供給するようにしているが、樹脂材料
の輸送途中における再吸湿を防止するため、樹脂材料は
成形機の処理量に見合わせて成形機ホッパーにバッチ方
式により輸送する工夫がなされている。しかし、システ
ム内の処理ステーション間の材料移送は、制御弁を開閉
して制御しているため、弁の摺動部に材料が噛み込むこ
とが多く、異物混入の問題は十分に解決されていないの
が現状である。
また、従来のシステムでは、材料を空気輸送する場合
に、輸送効率を向上させるため、輸送管路内に送り出す
空気の風量を大きくしているが、このために輸送管路の
摩耗が激しくなり、耐久面でも劣るものであった。
〔発明の目的〕
本発明は、叙上の事情に艦みてなされたもので輸送効
率が良い上に異物の混入がなく、配管などの摩耗が少な
いために耐久性にも優れた気力輸送方法と、この方法を
簡易な構成で効率的かつ安価に実施できる気力輸送装置
を提供することを目的としている。
〔発明の構成〕
上記目的を達成するため提案される本発明方法は、材
料供給ステーションより供給された樹脂材料を、除湿乾
燥ステーションにおいて除湿乾燥した後、材料輸送管路
を介して複数の成形機ホッパーを設けた材料処理ステー
ションに気力輸送する方法の改良であって、特に上記除
湿乾燥ステーションで除湿乾燥された材料を、輸送タン
クと連結された管路の途中に設けたガス噴射ノズルを駆
動して、輸送タンク内に強制移送することにより該輸送
タンク内に一旦収容し、その後輸送タンクを密閉保持し
た状態にして、この輸送タンク内に収容された材料を、
上記複数の成形機ホッパーのうち材料補給信号を発信し
た成形機ホッパーに対して順次バッチ圧送する一方、上
記材料補給信号を発信した成形機ホッパーを含む稼働中
の成形機ホッパーに対しては、それぞれのホッパー内に
設けたヒータを加熱すると同時に、上記材料輸送管とは
異なる別の送気管路を介してホッパー内の材料に乾燥さ
れた加圧ガスを送給することを特徴とする。
また、同時に提案される本発明システムは、所定量の
樹脂材料を収容する材料受入れタンクを有した材料供給
ステーションと、この材料供給ステーションより樹脂材
料を受入れて除湿乾燥させる除湿乾燥装置を有した除湿
乾燥ステーションと、この除湿乾燥ステーションの除湿
乾燥装置に収容された材料を逐次受け入れて密閉収容す
る輸送タンクと、この輸送タンクに材料輸送管路を介し
て分岐接続された複数の成形機ホッパーとを備えた樹脂
材料の気力輸送装置であって、特に上記除湿乾燥装置と
上記輸送タンクとを接続する連結管には、加圧ガスを噴
射して材料を強制移送させるガス噴射ノズルが設けら
れ、かつ上記成形機ホッパーの各々は、上記材料輸送管
路とは異なる送気管路を介して気力源に接続されるとと
もにそのホッパー内部にヒータを有し、上記気力源より
送給された乾燥された加圧ガスを導入してホッパー内を
循環させる予熱装置を備えた構成にしたことを特徴とす
る構成にしたことを特徴とする。
〔発明の効果〕
このような本発明では、在来のシステムに比べて、次
のような利点がある。
(1)圧送輸送方式を採用しているため、吸引輸送方式
のように外部からの異物を吸い込むことがなく、輸送途
中における異物混入の問題が解消される。
(2)システム内の各処理ステーション間の材料輸送
は、制御弁の開閉を直接行う方法ではなく、各ステーシ
ョン間を接続する連結管の途中に、ガス噴射ノズルを設
け、このノズルから加圧ガスを噴射して、材料を強制移
送しているので、材料移送の流れを制御弁により遮断す
る従来のシステムのような、制御弁の動作時における材
料の噛み込みが確実に防止される。
(3)除湿乾燥後に成形機ホッパーに輸送される材料
は、1バッチ輸送単位毎に輸送タンク内に一旦収容さ
れ、この輸送タンクを密閉した後、各成形機ホッパーに
移送するので材料の混入比を大きくできる。このため、
低い輸送スピードで高い輸送効率を得ることができ、輸
送スピードの低下により配管の摩耗も防止でき耐久性も
改善される。また、材料供給管路も内径の小さいものが
使用できるので、配管を小さくでき、システム小型にし
て安価に構成できる。
(4)成形機ホッパーは、ヒータを内蔵した直接加熱方
式であり、稼働時にはヒータが加熱されると同時に、気
力源からは材料輸送管路とは異なる別の送気管路を介し
て乾燥された加圧ガスが送給されるので材料の再吸湿が
未然に防止できる。また、このようにして成形機ホッパ
ー内に送給される加圧ガスは、輸送媒体とは異なり僅か
な風量(微圧)で十分なため気力源の負担も小さくでき
る。さらに、このような方法で、成形機ホッパー内の材
料の再吸湿が防止できるため、成形機ホッパーにはブロ
アーを設ける必要がなく、構造もシンプルにできる。
(5)除湿乾燥された後の材料は、輸送タンク内に一旦
収容された後、輸送タンクを密閉保持して各成形機ホッ
パーに低速で圧送されるために、輸送のための風量は従
来のブロアー式に比べて僅かで良い。このため、気力源
としては、小容量のコンプレッサーでよく、低露点の加
圧エアーを容易に生成できる。
〔実施例〕
以下に、添付図を参照して本発明の一実施例を説明す
る。
第1図は、本発明システムの概略構成図を示してい
る。システムは、材料供給ステーションA、材料貯蔵ス
テーションB、除湿乾燥ステーションC、材料処理ステ
ーションDより形成されている。
1はコンプレッサーで構成された空気源,2は材料供給
ステーションAを構成する材料受入れタンク,3は材料受
入れタンク2内に収容された材料を一時的に収容する材
料貯蔵ステーションBを構成する貯蔵サイロであり、受
入れタンク2から供給された材料を一時的に貯蔵する。
4はルーツブロアーであり、受入れタンク2に収容され
た樹脂材料を貯蔵サイロ3に圧送する空気源となる。
材料受入れタンク2内には、フレキシブルコンテナ20
内の樹脂材料が収容され、このコンテナ20内の樹脂材料
が受入れタンク2内に収容されると、ルーツブロアー4
が駆動され、材料輸送管21を介してタンク2内の樹脂材
料が貯蔵サイロ3内に圧送される。
貯蔵サイロ3は、受入れタンク2よりも大容量(通常
は数倍程度)のホッパー31を有しており、受け入れタン
ク2より圧送されて来る材料を一時的に貯蔵し、材料の
受入れタンク2内への頻繁な投入作業をなくすためシス
テムの規模に応じて付設される。このホッパー31の側璧
には、後述するような構造の2個のサンプリング筒32,3
2が設けられており、材料の検査時にはこのサンプリン
グ筒32,32のいずれかよりサイロ3内に収容された材料
の一部を放出させ採取できるようになっている。
この貯蔵サイロ3内に収容された材料は、後述するよ
うな構造のガス噴射ノズル5を駆動することにより耐圧
構造とされた補助ホッパー6に圧送される。この圧送は
バルブ7が先ず聞かれてから噴射ノズル5が駆動され
て、サイロ3からホッパー6内に材料が移送される。ホ
ッパー6内の材料が所定量に達すると、噴射ノズル5の
駆動はホッパー6のレベル計61がOFFとなることによっ
て停止され、材料移送の完了後はバルブ7が閉じられ密
閉される。
空気源であるコンプレッサー1は、補助ホッパー6内
の材料を除湿乾燥装置8に移送するときに駆動され、コ
ンプレッサー1が駆動されると、ガス供給管23を介して
材料輸送管22に加圧ガスが供給され、この時補助ホッパ
ー6内の材料は、材料輸送管22内を比較的高い濃度(混
入比が大きい)で、かつ低速度で除湿乾燥装置8に圧送
され、除湿乾燥装置8のホッパー81内に収容される。
材料が除湿乾燥ステーションC、つまり除湿乾燥装置
8内に収容されると、送風装置9が作動されて除湿乾燥
装置8のホッパー81内には除湿された熱風が循環供給さ
れる。樹脂材料は、この熱風を所定時間受けて所定の水
分率に乾燥され、乾燥された材料は次いで輸送タンク10
に送給される。輸送タンク10への材料移送も、中間に介
在させたガス噴射ノズル5とバルブ7と連動的に駆動し
て上記した補助ホッパー6への移送と同様にして行われ
る。
輸送タンク10内に収容された材料は、材料処理ステー
ションCに送給され、材料輸送管24に分岐接続された複
数の成形機ホッパー13内に選択的に供給される。図例で
は、このために材料輸送管24には、各成形機ホッパー13
に対応した三方向切替弁12・・・を設けており、成形機
ホッパー・・・のうちレベル計が材料レベルの下限を検
知し材料補給信号を発信したものがあると、このホッパ
ー13・・・に対応した切替弁12が開かれて材料の供給を
許容する。
本発明では、この切替弁12の開動作が完了した時に初
めて、輸送タンク10内の材料が材料輸送管24内に圧送さ
れ、その圧送が完了した(例えば1バッチ輸送の完了)
時に、開いていた切替弁12が閉じられるので、切替弁12
の開閉動作による材料の噛み込みは防止される。
成形機のホッパー13内の材料が上限レベルに達する
と、輸送タンク10からの材料供給も停止され、供給が完
了した時点で切替弁12は閉じられる。
かくして、フレキシブルコンテナ−20内の材料は、受
入れタンク2→貯蔵サイロ3→補助ホッパー6を介して
除湿乾燥装置8で乾燥された後、輸送タンク10内に収容
され、その後輸送タンク10より材料輸送管24を介して材
料補給信号を発信した成形機ホッパー13にバッチ方式に
よる選択的供給がなされる。
次いで、本発明装置の各処理部の構成を説明する。
第2図は、貯蔵ステーションBを示している。
貯蔵サイロ3は、材料受入れタンク2より大容量のホ
ッパー31を有しており、このホッパー31の側璧には材料
を採取するためのサンプリング筒32,32を設けている。
材料受入れホッパー2より送られた材料は、ホッパー31
の上部に設けた材料導入管31aよりホッパー31内部に投
入され、この時材料と一緒に送られて来る加圧ガスは、
材料導入管31aと対向してホッパー31の上部に設けた排
気管31bより放出される。ホッパー31には材料レベルを
検出するため2つのレベル計33,33を有しており、それ
ぞれが材料の上限,下限を検出する。材料レベルが上限
になると受入れタンク2からの材料の供給は停止され、
材料レベルが下限となると材料供給が開始される。
貯蔵サイロ3の下方には、サイロのホッパー31内の材
料を落下放出するための排出バルブ34が設けられてお
り、連結管35を介して補助ホッパー6が接続されてい
る。そして、この補助ホッパー6の上部には、メタルタ
ッチのボールバルブ36を設けており、上記した連結管35
の途中には、後述する構造の加圧ガス噴射ノズル5が設
けられている。
補助ホッパー6は、それ自体が耐圧構造となってお
り、その上部に設けたボールバルブ36を閉じると、密閉
されてホッパー31内部は気密に保たれる。
このような構造の補助ホッパー6の下部は、その一方
が加圧ガス供給管23を介して気力源1に接続されてお
り、他方は材料輸送管24に接続されている。なお、23a
は、圧送効率を良くするため、補助タンク6内の材料を
圧送する時に、気力源1より送給されて来る加圧ガスを
ホッパーの上部に導入する分岐管であり、37は加圧ガス
噴射ノズル5の排気(材料を移送した後の加圧ガス)を
排気管31bに導入するための連結管を示している。
第2a図は、貯蔵サイロの側璧に設けたサンプリング筒
を示している。
このサンプリング筒32は、ガスパージ機構を有してお
り、このガスパージ機構はホッパー31の側璧より所定の
傾度θをもって立ち上がらせた延出部32aの途中に、ガ
ス噴射ノズル30を設けて構成されている。このガス噴射
ノズル30は、内筒管301と外筒管302とを同心状に組合わ
せて形成した2重構造体となっており、内筒301は、一
端に鍔部301aを設け、他端の外周縁に先細状のテーパ部
301を設けて形成されている。他方の外筒管302は、内筒
管301を収容したときに、内筒管301の外周縁に形成され
た先細テーパ部301bとの間で環状のオリフィス部30aを
形成する内腔を形成した拡径開口部302aを一端に有した
構造となっている。そして、このような2重構造体は、
図に示したように、内筒管301の鍔部301aが外筒管302の
拡径開口部302aの内腔の下端に形成した凹所302bに嵌入
されるようにして内筒管301を外筒管302の拡径開口部30
2aに収容し、更に延出部32aのフランジ32bとの間にパッ
キン材303を介在させてから、接続部にクランプパンド3
04などを緊締させて接続する。なお、環状空隙30bに通
じた突出枝管30cは、加圧ガスの導入管である。
このようなサンプリング筒32のガス噴射ノズル30の上
方には、U字状のエルボ33を設けて頂部を形成してお
り、この頂部を形成したU字状のエルボ33のガス噴射ノ
ズル30の反対側には、操作ハンドル34aの回動操作によ
り排出口38aを開閉できるバルブ34を設けた直管38を垂
下接続している。このような構造をなすガスパージ構造
を有したサンプリング筒32では、材料の採取時にはバル
ブ34を開き、ガス噴射ノズル30を駆動して加圧ガスを噴
射させれば、ホッパー31内に貯溜されていた材料は、こ
の時のガス噴射圧により筒32の延出部32aを上昇して頂
部に達した後に、直管38内を落下して排出口38aより放
出される。そして、排出口38aより放出された材料が必
要な量だけ採取された時点で、ガス噴射ノズル30からの
加圧ガスの噴射を停止させると、延出部32aの立ち上が
り角度θが材料の残留を生じない安息角を考慮した角度
に設定しているので、サンプリング筒32内の材料は自ら
の自重によりホッパー31内部に戻ろうとし、ホッパー31
内の材料レベルがサンプリング筒32の開口32c位置より
低下したときには、自重によりホッパー31内に落下して
材料がサンプリング筒32内に残留することが防止され
る。
第3図,第3図は、材料の除湿乾燥ステーションCを
示したものである。
除湿乾燥装置8は、縦長のホッパー81の内部に材料を
乾燥させるために熱風に吹き出すデフューザ83を設けて
いる。ホッパー81の外部には、ヒータ86と除湿材を内蔵
した乾燥フィルター85を付設しており、ヒータ86のエア
ー導入口86aより導入したエアーをヒータ86により加熱
し、乾燥フィルター85を介して除湿した後は、連結管84
を介してホッパー81内に導入し、デフューザ83より乾燥
された熱風を吹き出して、ホッパー81内に収容された材
料を乾燥させる構造となっており、材料を乾燥した熱風
は、ホッパー81の上部に設けた排気管88より放出され、
送風装置(第1図において9で示す)に送られ、ここで
濾過されたエアーは再びヒータ86のエアー導入口86aよ
り導入されて、循環する。このような構造の除湿乾燥装
置のホッパー81の下方には、連結管35を介して輸送ホッ
パー10が接続されている。なお、81aはホッパー81内部
の状態を視認するために設けた開閉可能な構造とされた
透視窓である。
この輸送タンク10は、上記した補助ホッパー6と同じ
構造となっており、所定容量の耐圧構造容器本体10aの
上部にメタルタッチのボールバルブ16を設け、除湿乾燥
装置8のホッパー81に接続された連結管35にはガス噴射
ノズル5を設けている。なお、11は輸送タンク10の材料
レベルを検知するレベル計を示しており、89はガス噴射
ノズル5より噴射されたガスを放出する排気口を示し、
この排気口89は排気管(不図示)に接続される。
この輸送タンク10の各部のうち、容器本10aを除く補
助ホッパー6と対応した部分には、10番代の同一符号を
付して説明を省略する。
輸送タンク10の下方には、T字状の分岐管10bを設け
ており、その一方はガス圧供給管26を介して気力源1に
接続され、他方はレジューサ27を介して材料輸送管24に
接続されて成形機ホッパー13・・・と連結されている。
第4図は、材料処理ステーションDに設けた成形機ホ
ッパーの構造を示している。
図に示したように、成形機ホッパー13は、ホッパー本
体13aの中央上部より非通気性の保護筒14aを垂下させ、
この保護筒14aの内部に電熱線14bを設けた予熱装置14を
有している。電力源1より送気管路25を介して送給され
た加圧ガスは、レギュレータ13bにより風圧が調節され
た後、ホッパー本体13aの上部に設けた導入口13cより保
護筒14a内に導入され、保護筒14a内で加熱された後、保
護筒14aの下側に設けた開口部14cより放出される。
この開口部14cには、加圧ガスに混入したゴミを除去
するための焼結フィルター16が設けられている。なお、
13dはヒータの加熱温度などを調節する制御盤である。
また、材料輸送管24より加圧ガスとともに圧送されて
来る材料は、拡大配管17により減速され、ホッパー本体
13aの上部側璧に設けた材料導入口18より内部に投入さ
れ、他方材料移送後の加圧ガスは排気口19より外部に放
出される。
このような構造の成形機ホッパー13は、ブロアーなど
の送風装置を設けておらず、予熱装置14により気力源1
より圧送されて来る乾燥された加圧エアーを内部に導入
して材料に熱風を与える構造なので、構造もシンプルで
安価に構成できる。
本発明の第一の実施例では、材料移送に多量のガスを
要する材料供給ステーションAから材料貯蔵ステーショ
ンBへの圧送供給の気力源としてルーツブロアー4を使
用しており、貯蔵ステーションBから除湿乾燥ステーシ
ョンCへの圧送供給の気力源としてコンプレッサーエア
ーをしているが、本発明はこのようなものに限定され
ず、後述するように、両者の圧送にコンプレッサーエア
ーを使用しても良く、コンプレッサーエアー使用する場
合には、乾燥エアーが容易に得られるために、移送時に
おける再吸湿の問題をより一層効果的に防止できる。
また、本発明における気力源としては、加圧エアー以
外にも不活性ガスを使用でき、特に輸送媒体に不活性ガ
スを用いて、システム内を閉ループ循環させる構成にし
た場合には材料の移送時の酸化を効果的に防止でき、よ
りいっそう品質の高い形成品が得られることはいうまで
もない。
第5図は、各処理ステーション間に材料を移送する場
合に、好適に使用されるガス噴射ノズル5の構造を示し
たもので、バルブの開閉制御時の材料の噛み込みを防止
するために使用される。その基本的な構造は、第5図に
示したように、2つのホッパー70,80を連結する連結管
路35の途中に、加圧ガスを噴射して材料を強制移送する
ノズル50を設けてあり、このノズル50の駆動と連結管35
の下流側に設けたバルブ7の開閉制御を連動させて材料
を移送する。このガス噴射ノズル50は、内筒管50aと外
筒管50bとを同心状に組合わせて形成した2重構造体と
なっており、貯蔵サイロ3のサンプリング筒32に設けた
ガス噴射ノズルと同様な構造になっている。なお、50c
はノズル50を連結管35に固設するためのクランプバンド
である。
このガス噴射ノズルの制御は、前述したように、連結
管35の下流側に設けたホッパー80のバルブ7を開いてか
ら加圧ガスを噴射し、材料がこの加圧ガスにより下流側
の処理ステーションに設けたホッパー80内に完全に収容
された後に、バルブ7を閉めて移送を完了させる。
この噴射ノズルは、第一の実施例では、貯蔵ステーシ
ョンB,除湿乾燥ステーションCに設けられており、材料
移送時にのみ気力源1より導入した加圧ガスを材料輸送
管内に噴射させて材料を強制的に圧送させる構造として
いる。
第6図は、本発明の第二の実施例を示したものであ
る。
この実施例では、材料を輸送する輸送媒体のすべてに
コンプレッサエアーを用いており、材料を材料供給ステ
ーションAから除湿乾燥ステーションCに移送させる1
次輸送と、除湿乾燥ステーションCにおいて乾燥された
材料を材料処理ステーションAに移送させる2次輸送の
いずれの輸送媒体に対してもコンプレッサーエアーによ
る乾燥空気を使用しており、各ステーションからの排気
をコンプレッサーに戻す閉ループ循環を構成している。
また、この第二の実施例では、貯蔵ステーションBは省
略されているが、他の構成は第一の実施例と同様である
ので説明は省略する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明装置の第一の実施例を示す系統図、第
2図は材料貯蔵ステーションの構造例図、第2a図は、貯
蔵サイロに設けたガスパージ機構を有した突出筒の構造
説明図、第3図は除湿乾燥ステーションの構造説明正面
図、第3図はその側面図、第4図は成形機ホッパーの構
造説明図、第5図はガス噴射ノズルの構造説明図、第6
図は本発明の第二の実施例を示す系統図である。 (符号の説明) A……材料供給ステーション B……貯蔵ステーション C……除湿乾燥ステーション D……材料処理ステーション 1,4……気力源 2……材料受入れホッパー 3……貯蔵サイロ 5……ガス噴射ノズル 6……補助ホッパー 8……除湿乾燥装置 9……送風装置 10……輸送タンク 21,22……材料輸送管路 23……加圧ガス供給管路 24……材料輸送管路 25……送気管路 13……成形機ホッパー 14……予熱装置

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】材料供給ステーションより供給された樹脂
    材料を、除湿乾燥ステーションにおいて除湿乾燥した
    後、材料輸送管路を介して複数の成形機ホッパーを設け
    た材料処理ステーションに気力輸送する方法において、 上記除湿乾燥ステーションで除湿乾燥された材料を、輸
    送タンクと連結された管路の途中に設けたガス噴射ノズ
    ルを駆動して、輸送タンク内に強制移送することにより
    該輸送タンク内に一旦収容し、その後輸送タンクを密閉
    保持した状態にして、この輸送タンク内に収容された材
    料を、上記複数の成形機ホッパーのうち材料補給信号を
    発信した成形機ホッパーに対して順次バッチ圧送する一
    方、上記材料補給信号を発信した成形機ホッパーを含む
    稼働中の成形機ホッパーに対しては、それぞれのホッパ
    ー内に設けたヒータを加熱すると同時に、上記材料輸送
    管とは異なる別の送気管路を介して該ホッパー内の材料
    に乾燥された加圧ガスを送給することを特徴とする樹脂
    材料の気力輸送方法。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第(1)項記載の輸送方法
    において、樹脂材料の輸送媒体としてコンプレッサーに
    より生成された加圧乾燥エアーを使用しており、この加
    圧乾燥エアーをシステム内の管路に閉ループ循環させる
    ようにした樹脂材料の気力輸送方法。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第(1)項記載の輸送方法
    において、樹脂材料の輸送媒体として窒素ガスなどの不
    活性ガスを使用しており、この不活性ガスをシステム内
    の管路に閉ループ循環させるようにした樹脂材料の気力
    輸送方法。
  4. 【請求項4】所定量の樹脂材料を収容する材料受入れタ
    ンクを有した材料供給ステーションと、この材料供給ス
    テーションより樹脂材料を受入れて除湿乾燥させる除湿
    乾燥装置を有した除湿乾燥ステーションと、この除湿乾
    燥ステーションの除湿乾燥装置に収容された材料を逐次
    受け入れて密閉収容する輸送タンクと、この輸送タンク
    に材料輸送管路を介して分岐接続された複数の成形機ホ
    ッパーとを含んだ樹脂材料の気力輸送装置であって、 上記除湿乾燥装置と上記輸送タンクとを接続する連結管
    には、加圧ガスを噴射して材料を強制移送させるガス噴
    射ノズルが設けられ、かつ上記成形機ホッパーの各々
    は、上記材料輸送管路とは異なる送気管路を介して気力
    源に接続されるとともにそのホッパー内部にヒータを有
    し、上記気力源より送給された乾燥された加圧ガスを導
    入してホッパー内を循環させる予熱装置を備えた構成に
    したことを特徴とする樹脂材料の気力輸送装置。
JP62140298A 1987-06-04 1987-06-04 樹脂材料の気力輪送方法及び装置 Expired - Fee Related JP2542212B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62140298A JP2542212B2 (ja) 1987-06-04 1987-06-04 樹脂材料の気力輪送方法及び装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62140298A JP2542212B2 (ja) 1987-06-04 1987-06-04 樹脂材料の気力輪送方法及び装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01181624A JPH01181624A (ja) 1989-07-19
JP2542212B2 true JP2542212B2 (ja) 1996-10-09

Family

ID=15265533

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62140298A Expired - Fee Related JP2542212B2 (ja) 1987-06-04 1987-06-04 樹脂材料の気力輪送方法及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2542212B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0816585B2 (ja) * 1990-06-01 1996-02-21 三洋電機株式会社 マイクロ波乾燥装置
JP5006356B2 (ja) * 2009-02-25 2012-08-22 株式会社ウエストワーク 農業用バイオマット工法
JP2015030191A (ja) * 2013-08-02 2015-02-16 株式会社カワタ 粉粒体処理装置
CN105270776A (zh) * 2014-06-25 2016-01-27 天津海科信达石油技术有限公司 散灰罐防结块方法
CN104444375A (zh) * 2014-10-20 2015-03-25 无锡红旗除尘设备有限公司 一种转炉一次干法除尘细灰双管双仓泵静压浓相分段助推式气力输送系统
CN104401732A (zh) * 2014-10-20 2015-03-11 无锡红旗除尘设备有限公司 一种可防止腐蚀和粘黏堵管的烧结机机头除尘静压浓相分段助推式气力输送系统
JP2015127143A (ja) * 2015-01-30 2015-07-09 株式会社カワタ 粉粒体処理方法
JP6083771B2 (ja) * 2016-01-13 2017-02-22 株式会社カワタ 粉粒体処理方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01181624A (ja) 1989-07-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5033914A (en) High efficiency feeder apparatus for pneumatic conveying lines
JP2542212B2 (ja) 樹脂材料の気力輪送方法及び装置
US4730400A (en) Drum reactor for manufacturing fertilizers and other raw materials by aerobic fermentation
US5503198A (en) Method and apparatus for filling containers with dry ice pellets
US5094011A (en) Method and apparatus for conveying dried plastic granulates
US8834011B2 (en) Device for pneumatic treatment of powder materials
JPS6246814A (ja) 粉末材料を加圧容器へ空気的に注入する装置、および高炉への粉末石炭の注入におけるこの装置の適用
JP2008272703A (ja) 空気輸送装置の配管内洗浄方法および空気輸送装置
CN108974948B (zh) 一种氮气循环使用的气力输送装置
CN214494584U (zh) 一种炉料输送装置
CN216609490U (zh) 移动式混砂机
JPH0852342A (ja) 粉粒体ミキサープラントにおける粉粒体の移送制御方法とこれに用いられる装置
CN113247323A (zh) 一种基于物联网控制充气装置、充气方法及自动包装机
CN222331007U (zh) 一种转运系统
JP2005047052A (ja) 合成樹脂成形機用樹脂原料の供給装置及び合成樹脂成形機のガス吸引方法
CN212189385U (zh) 一种进料效率高的球磨机进料装置
CN218077744U (zh) 一种生产加工电石的原料配料站
CN220925640U (zh) 一种自吸料连续气力输送设备
CN218858892U (zh) 一种防止粉体结块的处理系统
US2312936A (en) Portable drier for use with tumbling barrels
CN220795701U (zh) 一种活性炭湿度调节装置
CN214217450U (zh) 一种香烟过滤嘴料棒管道气力输送堵塞的快速处理装置
JPH0383722A (ja) 接種剤の空気輸送方法および装置
CN215323405U (zh) 一种料仓、密封隔离罩组件
JP2010260185A (ja) 乾燥装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees