JP3377758B2 - 自動精米装置 - Google Patents

自動精米装置

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JP3377758B2
JP3377758B2 JP00936299A JP936299A JP3377758B2 JP 3377758 B2 JP3377758 B2 JP 3377758B2 JP 00936299 A JP00936299 A JP 00936299A JP 936299 A JP936299 A JP 936299A JP 3377758 B2 JP3377758 B2 JP 3377758B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は籾または玄米を精米
処理する自動精米装置に関する。 【0002】 【従来の技術】精米装置のうち、コインやプリペイドカ
ードに応じて作動し、供給ホッパ内に投入された米粒
(籾または玄米)を白米に処理する自動精米装置が知ら
れている。 【0003】このような従来の自動精米装置では、機体
の内部に籾摺機及び精米機が配置されており、精米機は
石抜き機を介して籾摺機に連結されている。一方、機体
の前面壁には米粒が投入される供給ホッパが配置されて
いる。この供給ホッパには、米粒搬送用のスクリューコ
ンベヤが設けられており、投入された米粒を機体の内部
へ搬送できる。さらに、供給ホッパ(スクリューコンベ
ヤ)は、機体の内部において昇降機に連結されている。
昇降機の米粒搬送出口には切替え弁が設けられている。
この切替え弁は、処理する米粒が籾あるいは玄米である
かを選択することにより作動して、昇降機によって搬送
した米粒を籾摺機または石抜き機(すなわち、精米機)
の何れかへ供給できるようになっている。 【0004】またさらに、機体の前面壁には、コイン投
入部及びカード挿入部が設けられており、コインを投入
できると共にカードが挿入できる。コインを投入後ある
いはプリペイドカードを挿入後に運転スイツチを操作す
ると、投入されたコインまたは挿入されたプリペイドカ
ードに応じて自動精米装置が作動する。 【0005】この自動精米装置を利用する際には、供給
ホッパへ米粒を投入すると共に、コインを投入しまたは
プリペイドカードを挿入し、次いで、穀物選択ボタンを
選択操作することによって、処理する(供給ホッパへ投
入した)米粒が籾か玄米かを選択する。さらに、運転ス
イツチを操作すると、投入された米粒が供給ホッパのス
クリューコンベヤによって機体の内部へ搬送されて昇降
機に供給される。昇降機では、選択された米粒の種別
(籾か玄米か)に応じて切替え弁が切り替わり、籾の場
合はそのまま籾摺機へ供給されて籾摺り処理された後
に、石抜き機を介して精米機に送り込まれ、精米機で精
米処理され白米となって取り出される。一方、処理する
(供給ホッパへ投入した)米粒が玄米の場合には、昇降
機から籾摺機へ供給されることなく、直接石抜き機を介
して精米機へ供給され、同様に精米処理され白米となっ
て取り出される。 【0006】このように、従来の自動精米装置は、投入
された籾または玄米を自動的に精米処理して白米にでき
る。 【0007】ところで、このような籾または玄米を自動
的に精米処理して白米にできる自動精米装置では、前述
した如く米粒(籾か玄米)を利用者が持ち込み、持ち込
んだ米粒を供給ホッパへ投入して精米処理が行われるよ
うになっているが、利用者のなかには、このように米粒
を持ち込んで精米処理するのは不便でありその場で直接
所望の白米を購入したいと要求する者もいる。また利用
者のなかには、このような自動精米装置で白米を得るの
ではなく、籾か玄米の状態のままで購入したいという者
もいる。 【0008】そこで、利用者が持ち込んだ米粒(籾か玄
米)を精米処理して白米を得ることができるのみなら
ず、その場において所望の米粒(白米、あるいは籾か玄
米)を得たいという個々の利用者の異なるニーズにそれ
ぞれ対応することができる自動精米装置を既に本出願人
が提案している(一例として、特願平10−19930
5号)。 【0009】この自動精米装置では、籾または玄米を自
動的に精米処理する精米処理部(従来の自動精米装置に
相当)と独立し籾または玄米を貯蔵すると共に貯蔵され
た籾または玄米を精米処理部へ供給可能な貯蔵庫が、精
米処理部に隣接して立設されている。 【0010】この自動精米装置の貯蔵庫内には、籾また
は玄米を貯蔵するタンクが設けられており、さらに、こ
のタンクにはエゼクタが連結されている。エゼクタには
ブロアが接続されており、タンク内の米粒を、ブロアか
ら送給される高圧空気によって送り出すことができる。
さらにこのエゼクタには、米粒搬送パイプが接続されて
いる。米粒搬送パイプの他端部は、前述した精米処理部
の供給ホッパに接続されている。すなわち、エゼクタに
よって送り出される米粒は、米粒搬送パイプを介して精
米処理部の供給ホッパに送り込まれる構成である。 【0011】この自動精米装置では、例えば、利用者が
籾または玄米を持ち込んで精米処理する場合には、持ち
込んだ米粒(籾または玄米)を精米処理部の供給ホッパ
へ投入する。供給ホッパへ投入された米粒は、供給ホッ
パから精米処理部へ供給されて精米処理され、白米とな
って取り出される。一方、利用者がその場において所望
の米粒(白米、あるいは籾か玄米)を得たいという場合
には、精米処理部に併設された貯蔵庫から所望の米粒が
精米処理部の供給ホッパに投入される。籾か玄米を得た
い場合にはそのまま取り出され、白米を得たい場合に
は、前述と同様の精米処理が実施されて白米となって取
り出される。 【0012】このように、前記自動精米装置では、利用
者が持ち込んだ米粒(籾か玄米)を精米処理して白米を
得ることができるのみならず、その場において所望の米
粒(白米、あるいは籾か玄米)を得たいという個々の利
用者の異なるニーズにそれぞれ対応することができる。 【0013】ところで、前述の如き構成の自動精米装置
では、貯蔵庫内にブロア等が設けられているため、この
貯蔵庫に通気口を設ける必要がある。しかしながら、こ
のような通気口は、外部からの異物の侵入防止対策の煩
雑さや貯蔵庫を施工する際の作業性やコスト等を考慮す
ると、無いほうが好ましい。 【0014】またさらに、前述の如き構成の自動精米装
置では、精米処理部と貯蔵庫との間に電気配線コード等
を架け渡さなければならないが、精米処理部と貯蔵庫と
は互いに独立して立設しているため、その配線工事等の
施工作業も煩雑であった。 【0015】 【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事情を考
慮し、利用者が持ち込んだ米粒(籾か玄米)を精米処理
して白米を得ることができると共にその場において所望
の米粒(白米、あるいは籾か玄米)を得たいという個々
の利用者の異なるニーズにそれぞれ対応することができ
るのみならず、装置の貯蔵庫に通気口を設ける必要がな
くなり、貯蔵庫を施工する際の作業性やコスト面で有利
になると共に、精米処理部と貯蔵庫との間の電気配線コ
ード等の架け渡し工事も容易になる自動精米装置を得る
ことが目的である。 【0016】 【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明の自
動精米装置は、建屋として立設され、供給された籾また
は玄米を自動的に精米処理する精米処理部と、前記精米
処理部に対し別棟の建屋として独立して立設され、籾ま
たは玄米を貯蔵すると共に貯蔵された籾または玄米を前
記精米処理部へ供給可能な貯蔵庫と、前記貯蔵庫と前記
精米処理部とを接続し、前記貯蔵庫に貯蔵された籾また
は玄米を前記精米処理部へ案内搬送する米粒搬送パイプ
と、を有する自動精米装置において、前記米粒搬送パイ
プの外周に位置して前記米粒搬送パイプを被覆する状態
で前記貯蔵庫と前記精米処理部との間に架け渡されて前
記両者間を連通し、前記貯蔵庫の通気口とされると共に
前記精米処理部と貯蔵庫との間に架け渡して配索される
電気配線コード類の架設路とされる架設パイプを備えた
ことを特徴としている。 【0017】請求項1記載の自動精米装置では、例え
ば、利用者が籾または玄米を持ち込んで精米処理する場
合には、持ち込んだ米粒(籾または玄米)を精米処理部
へ供給する。精米処理部へ供給された米粒は、そのまま
精米処理部で精米処理され、白米となって取り出され
る。一方、利用者がその場において所望の米粒(白米、
あるいは籾か玄米)を得たいという場合には、精米処理
部に隣接して立設された貯蔵庫から所望の米粒が米粒搬
送パイプを介して精米処理部へ供給される。籾か玄米を
得たい場合にはそのまま取り出され、白米を得たい場合
には、前述と同様の精米処理が実施されて白米となって
取り出される。 【0018】このように、請求項1記載の自動精米装置
では、利用者が持ち込んだ米粒(籾か玄米)を精米処理
して白米を得ることができるのみならず、その場におい
て所望の米粒(白米、あるいは籾か玄米)を得たいとい
う個々の利用者の異なるニーズにそれぞれ対応すること
ができる。 【0019】またここで、請求項1記載の自動精米装置
では、貯蔵庫と精米処理部とを接続する米粒搬送パイプ
の外周には、この米粒搬送パイプを被覆する状態で貯蔵
庫と精米処理部との間に架設パイプが架け渡されてお
り、貯蔵庫と精米処理部とはこの架設パイプによって連
通されている。 【0020】したがって、この架設パイプが貯蔵庫の実
質的な通気口としての機能を発揮することになり、貯蔵
庫に特別な通気口を設ける必要がなくなる。このため、
貯蔵庫を施工する際の作業性やコスト面で有利になる。 【0021】また、精米処理部と貯蔵庫との間に架け渡
される電気配線コード等を、架設パイプ内(米粒搬送パ
イプの外周)に架設することができる(換言すれば、架
設パイプ自体を、電気配線コード等の架設路として利用
することができる)。したがって、配線工事等の施工作
業が容易になる。 【0022】このように、請求項1記載の自動精米装置
では、利用者が持ち込んだ米粒(籾か玄米)を精米処理
して白米を得ることができると共にその場において所望
の米粒(白米、あるいは籾か玄米)を得たいという個々
の利用者の異なるニーズにそれぞれ対応することができ
るのみならず、装置の貯蔵庫に通気口を設ける必要がな
くなり、貯蔵庫を施工する際の作業性やコスト面で有利
になると共に、精米処理部と貯蔵庫との間の電気配線コ
ード等の架け渡し工事も容易になる。 【0023】 【発明の実施の形態】図1には本発明の実施の形態に係
る自動精米装置10の全体構成が正面図にて示されてい
る。なお、図1において示す「蔵だし米」、及び「こめ
太郎」なる記載は、本件出願人である「株式会社山本製
作所」の登録商標名である。 【0024】自動精米装置10は、精米処理部10Aと
貯蔵庫10Bによって構成されている。ここで、図3に
はこの精米処理部10Aの概略全体構成図が示されてい
る。精米処理部10Aは、機体12の前面壁13を境に
して機械室12Aと操作室12Bに区画されている。操
作室12Bには、米粒(籾Mまたは玄米G)が投入され
る供給ホッパ14が設けられている。供給ホッパ14の
底部には、米粒搬送用のスクリューコンベヤ15が内蔵
されており、供給ホッパ14内に投入された米粒を機体
12の機械室12Aへ搬送することができる。 【0025】スクリューコンベヤ15の米粒搬送方向終
端部は、機体12の機械室12Aに配置された昇降機1
6に連結されている。昇降機16は、供給ホッパ14へ
投入されスクリューコンベヤ15によって供給された米
粒を機体12の上部へ持ち上げ搬送できる。また、昇降
機16の放出口には切替弁44が設けられている。 【0026】機体12内部の昇降機16の側方には、脱
ぷ部としての籾摺機18が配置されている。籾摺機18
は、一対のゴムロール機構を備えたロール式とされてお
り、米粒(籾M)の脱ぷ処理ができる。なおこの脱ぷ部
は、他の型式のもの例えば、高速回転羽を備えた衝撃式
の遠心脱ぷ機であっても差し支えない。 【0027】籾摺機18の側方には石抜き機20が配置
されており、籾摺機18の排出口18Aに対応してい
る。このため、籾摺機18を経由した後の玄米Gは石抜
き機20へ供給されるようになっている。 【0028】なお、これらの籾摺機18及び石抜き機2
0は、適宜の樋等によってそれぞれ独立して昇降機16
の切替弁44に連通されており、切替弁44が切替え作
動することにより、昇降機16からそれぞれ直接に米粒
が供給されるようになっている。 【0029】また、機械室12Aの昇降機16の側方
(図3では下方)には、精米機22が配置されており、
石抜き機20を経由後の玄米Gが供給されるようになっ
ている。精米機22は、精白ロールを備えた縦型円筒摩
擦式とされており、玄米Gの精米処理ができる。なおこ
の精米機22は、他の型式のもの例えば、横型円筒式の
ものであっても差し支えない。 【0030】精米機22の側方には糠回収機24が配置
されており、精米処理の際に発生する米糠を回収し袋2
5に集積できる。 【0031】また、精米機22の放出口22Aに対応し
た機体12の操作室12Bには、集積タンク26が配置
されており、精米処理後の白米Hを袋27に集積でき
る。 【0032】またさらに、精米処理部10Aには、操作
パネル28が配置されている。操作パネル28は、機体
12の前面壁13の供給ホッパ14の上方に設けられて
おり、所定のコイン(例えば、100円硬貨)が投入で
きると共に、所定のカード(例えば、所謂クローズド型
のプリペイドカード)が挿入できる。また、操作パネル
28には、各種の運転選択ボタンが設けられており、こ
の自動精米装置10を適宜の運転態様で運転することが
できる。 【0033】なお、図1に示す如く、精米処理部10A
の機体12(機械室12A)には、通気口30が設けら
れている。 【0034】一方、以上の構成の精米処理部10Aの側
方には、貯蔵庫10Bが併設されている。ここで、図4
にはこの貯蔵庫10Bの構成が概略的な側面図にて示さ
れており、図5には貯蔵庫10Bの構成が概略的な平面
図にて示されている。 【0035】この貯蔵庫10Bには、左右一対のタンク
64及びタンク66が設けられている。各タンク64、
66はそれぞれ漏斗状に設けられており、内部に米粒
(籾Mまたは玄米G)を貯蔵することができる。また、
これらのタンク64、66の側方には、張り込みホッパ
68が配置されている。張り込みホッパ68には、外部
から米粒を投入して張り込むことができる。張り込みホ
ッパ68の側方には昇降機70が立設されており、張り
込みホッパ68内の米粒を持ち上げ搬送することができ
る。 【0036】昇降機70の上端部付近には、上スクリュ
ーコンベヤ72が設けられている。上スクリューコンベ
ヤ72は、タンク64、66の上端部に延出されてお
り、昇降機70によって持ち上げ搬送された米粒をさら
にタンク64、66の上部へ搬送することができる。さ
らに、上スクリューコンベヤ72の先端下部には繰出し
口74が形成されると共に、中間下部には開閉弁76が
設けられている。この開閉弁76を操作することで、上
スクリューコンベヤ72によって搬送される米粒をタン
ク64あるいはタンク66の何れかに繰り出すことがで
きる。例えば、開閉弁76を「開」状態とすれば、上ス
クリューコンベヤ72によって搬送される米粒を一方の
タンク64へ繰り出すことができ、開閉弁76を「閉」
状態とすれば、上スクリューコンベヤ72によって搬送
される米粒を他方のタンク66へ繰り出すことができる
構成である。 【0037】一方、タンク64、66の下端開口部に
は、それぞれ計量シャッタ78、80が設けられてお
り、開閉作動することでタンク64、66内の米粒を下
方へ落下供給することができる。計量シャッタ78、8
0のそれぞれ直下には、受ホッパ82が配置されてお
り、計量シャッタ78、80から落下供給される米粒を
受け取ることができる。また、受ホッパ82の底部に
は、米粒計量用のロードセル84、及び米粒搬送用のス
クリューコンベヤ86が内蔵されている。このロードセ
ル84によって受ホッパ82が受け取る米粒量(換言す
れば、計量シャッタ78、80の開閉タイミング)を検
出することができる。また、スクリューコンベヤ86
は、受け取った米粒をエゼクタ88へ搬送することがで
きる。 【0038】エゼクタ88には、パイプ90を介してブ
ロア92が接続されており、スクリューコンベヤ86に
よって搬送された米粒を、ブロア92から送給される高
圧空気によって送り出すことができる。さらにこのエゼ
クタ88には、米粒搬送パイプ94が接続されている。
この米粒搬送パイプ94は、貯蔵庫10Bから前述した
精米処理部10Aへと架け渡された後に、その他端部が
精米処理部10Aの供給ホッパ14に接続されている。
すなわち、エゼクタ88によって送り出される米粒は、
米粒搬送パイプ94を介して精米処理部10Aの供給ホ
ッパ14に送り込まれる構成である。 【0039】またここで、この自動精米装置10では、
貯蔵庫10Bと精米処理部10Aとの間に、架設パイプ
98が架け渡されている。 【0040】図2(A)及び図2(B)に詳細に示す如
く、この架設パイプ98は、前述した貯蔵庫10Bから
精米処理部10Aへと米粒を案内搬送する米粒搬送パイ
プ94よりも大径に形成されており、この米粒搬送パイ
プ94の外周に位置して米粒搬送パイプ94を被覆する
状態で貯蔵庫10Bと精米処理部10Aとの間に架け渡
されている。したがって、貯蔵庫10Bと精米処理部1
0Aとはこの架設パイプ98によって連通されており、
架設パイプ98が貯蔵庫10Bの実質的な通気口として
の機能を発揮するように構成されている。 【0041】またさらに、この架設パイプ98内(米粒
搬送パイプ94の外周)には、精米処理部10Aと貯蔵
庫10Bとの間に架け渡される200V電源コード10
0や100V電源コード102あるいは信号線104等
の電気配線コードが架設されている。 【0042】次に、本実施の形態の作用を説明する。 【0043】上記構成の自動精米装置10を利用する際
には、利用者は自動精米装置10において設定された
「米購入・精米運転」または「米持込・精米運転」の何
れかを選択して装置を運転することができる。 【0044】例えば、利用者が米粒(籾Mまたは玄米
G)を持ち込んで精米処理する場合には、「米持込・精
米運転」が実施される。 【0045】すなわち、持ち込んだ籾Mあるいは玄米G
を供給ホッパ14へ投入する。さらに、コインを投入す
るかカードを挿入する。次いで、運転スイッチを操作す
ると、スクリューコンベヤ15、昇降機16、籾摺機1
8、石抜き機20、精米機22の各駆動モータ、精米機
22の白度設定モータ23が作動されて運転が開始され
る。 【0046】運転が開始されると、供給ホッパ14へ投
入された籾Mあるいは玄米Gは、供給ホッパ14のスク
リューコンベヤ15によって機体の内部へ搬送される。
さらに、例えば仮に、処理する米粒が籾Mである場合に
は、籾Mが昇降機16へと搬送され、さらに、昇降機1
6によって持ち上げ搬送された籾Mは、切替弁44から
籾摺機18へ送り込まれ、籾摺機18によって籾摺り処
理(脱ぷ処理)されて玄米Gとなり、さらに石抜き機2
0へ供給される。一方、処理する米粒が玄米Gである場
合には、玄米Gが昇降機16へと搬送され、さらに、昇
降機16によって持ち上げ搬送された玄米Gは、切替弁
44から直接に石抜き機20へ供給される。 【0047】さらに、石抜き機20を通過した玄米G
は、精米機22へ供給される。精米機22では、供給さ
れた玄米Gの精米処理が行われた後に、精米処理後の白
米Hが集積タンク26へ排出されて袋27に集積され
る。 【0048】一方、利用者がその場において(籾Mや玄
米Gを持ち込むことなく)所望の白米Hを得たいという
場合には、「米購入・精米運転」が実施される。 【0049】この場合には、利用者が米粒の銘柄及び量
を指定すると共にコインを投入するかカードを挿入し、
運転スイッチが操作されると、精米処理部10Aに併設
された貯蔵庫10Bから指定された銘柄の米粒(籾Mま
たは玄米G)が精米処理部10Aへ供給される。 【0050】すなわち、指定された銘柄に対応するタン
ク64またはタンク66の計量シャッタ78または計量
シャッタ80の何れかが開放され、受ホッパ82へ落下
供給される。受ホッパ82では、落下供給された指定銘
柄の米粒がロードセル84によって指定量計量される。
指定量に達した時点で、計量シャッタ78または計量シ
ャッタ80は閉鎖される。 【0051】さらに、受ホッパ82内の米粒はスクリュ
ーコンベヤ86によってエゼクタ88へ搬送され、米粒
搬送パイプ94を介して精米処理部10Aの供給ホッパ
14へ送り込まれる。 【0052】以後は、前述と同様に精米処理部10Aに
おいて精米運転が実施され、精米処理後の白米Hが取り
出される。 【0053】このように、本実施の形態に係る自動精米
装置10では、利用者が持ち込んだ米粒(籾Mか玄米
G)を精米処理して白米Hを得ることができるのみなら
ず、その場において所望の白米Hを得たいという個々の
利用者の異なるニーズにそれぞれ対応することができ
る。 【0054】またここで、本実施の形態に係る自動精米
装置10では、貯蔵庫10Bと精米処理部10Aとを接
続する米粒搬送パイプ94の外周には、この米粒搬送パ
イプ94を被覆する状態で貯蔵庫10Bと精米処理部1
0Aとの間に架設パイプ98が架け渡されており、貯蔵
庫10Bと精米処理部10Aとはこの架設パイプ98に
よって連通されている。 【0055】したがって、この架設パイプ98が貯蔵庫
10Bの実質的な通気口としての機能を発揮することに
なり、貯蔵庫10Bに特別な通気口を設ける必要がなく
なる。このため、貯蔵庫10Bを施工する際の作業性や
コスト面で有利になる。 【0056】また、精米処理部10Aと貯蔵庫10Bと
の間に架け渡される200V電源コード100や100
V電源コード102あるいは信号線104等の電気配線
コードを、架設パイプ98内(米粒搬送パイプ94の外
周)に架設することができる(換言すれば、架設パイプ
98自体を、電気配線コードの架設路として利用するこ
とができる)。したがって、配線工事等の施工作業が容
易になる。 【0057】このように、本実施の形態に係る自動精米
装置10では、利用者が持ち込んだ米粒(籾Mか玄米
G)を精米処理して白米Hを得ることができると共にそ
の場において所望の米粒(白米H、あるいは籾Mか玄米
G)を得たいという個々の利用者の異なるニーズにそれ
ぞれ対応することができるのみならず、装置の貯蔵庫1
0Bに通気口を設ける必要がなくなり、貯蔵庫10Bを
施工する際の作業性やコスト面で有利になると共に、精
米処理部10Aと貯蔵庫10Bとの間の電気配線コード
の架け渡し工事も容易になる。 【0058】 【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る自動精米
装置は、利用者が持ち込んだ米粒(籾か玄米)を精米処
理して白米を得ることができると共にその場において所
望の米粒(白米、あるいは籾か玄米)を得たいという個
々の利用者の異なるニーズにそれぞれ対応することがで
きるのみならず、装置の貯蔵庫に通気口を設ける必要が
なくなり、貯蔵庫を施工する際の作業性やコスト面で有
利になると共に、精米処理部と貯蔵庫との間の電気配線
コード等の架け渡し工事も容易になるという優れた効果
を有している。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施の形態に係る自動精米装置の全体
構成を示す正面図である。 【図2】本発明の実施の形態に係る自動精米装置の架設
パイプの構成を示す断面図である。 【図3】本発明の実施の形態に係る自動精米装置の精米
処理部の概略全体構成図である。 【図4】本発明の実施の形態に係る自動精米装置の貯蔵
庫の構成を示す概略的な側面図図である。 【図5】本発明の実施の形態に係る自動精米装置の貯蔵
庫の構成を示す概略的な平面図図である。 【符号の説明】 10 自動精米装置 10A 精米処理部 10B 貯蔵庫 14 供給ホッパ 15 スクリューコンベヤ 16 昇降機 18 籾摺機 20 石抜き機 22 精米機 64 タンク 66 タンク 68 張り込みホッパ 70 昇降機 72 上スクリューコンベヤ 82 受ホッパ 86 スクリューコンベヤ 88 エゼクタ 94 米粒搬送パイプ 98 架設パイプ M 籾 G 玄米 H 白米
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B02B 5/00 - 7/02

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 建屋として立設され、供給された籾また
    は玄米を自動的に精米処理する精米処理部と、 前記精米処理部に対し別棟の建屋として独立して立設さ
    れ、籾または玄米を貯蔵すると共に貯蔵された籾または
    玄米を前記精米処理部へ供給可能な貯蔵庫と、 前記貯蔵庫と前記精米処理部とを接続し、前記貯蔵庫に
    貯蔵された籾または玄米を前記精米処理部へ案内搬送す
    る米粒搬送パイプと、 を有する自動精米装置において、 前記米粒搬送パイプの外周に位置して前記米粒搬送パイ
    プを被覆する状態で前記貯蔵庫と前記精米処理部との間
    に架け渡されて前記両者間を連通し、前記貯蔵庫の通気
    口とされると共に前記精米処理部と貯蔵庫との間に架け
    渡して配索される電気配線コード類の架設路とされる
    設パイプを備えたことを特徴とする自動精米装置。
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