JP6883200B2 - 車両用デフレクタ装置 - Google Patents
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特許文献1に記載の車両用デフレクタ装置は、車両のルーフの開口部に回転可能に取り付けられる。車両用デフレクタ装置は、一対のアームを有するデフレクタを有する。
この構成によれば、デフレクタは、ガイドレールに位置決めされるホルダを介してガイドレールに回転可能に取り付けられるため、ガイドレールとの接触に起因する異音の発生が抑制される。
この構成によれば、ガイドレールにおいて、ホルダの第3規制部が係合するための断面を形成する必要がない。
デフレクタの回転において互いに接触する部材のうち一方が金属であり、他方が樹脂であると、樹脂製の部材が磨耗する。この点、上記構成によれば、デフレクタが回転するとき樹脂同士が擦れる。これにより、アームの磨耗を抑制できる。
以下の説明で、車両における「車両上下方向」とは、車両が水平な平地に配置されたとき鉛直方向に沿う方向を示す。車両用デフレクタ装置において「車両上下方向DZ」とは、車両用デフレクタ装置が車両に搭載されたときの姿勢を基準姿勢として、その基準姿勢で車両の車両上下方向に沿う方向である。また、実施形態の説明において、単に「上方」、「下方」というときは、車両用デフレクタ装置の基準姿勢で車両上下方向DZにおける上方、下方を示す。車両用デフレクタ装置において「車両幅方向DX」とは、車両用デフレクタ装置が基準姿勢であるときの車両の幅方向に沿う方向である。車両幅方向DXにおいて、車室に向かう方向を「内方」といい、車外に向かう方向を「外方」という。車両用デフレクタ装置において「車両前後方向DY」とは、車両用デフレクタ装置が基準姿勢であるときの車両の前後方向に沿う方向である。車両前後方向DYは、車両上下方向DZと車両幅方向DXとに直交する。
デフレクタ21は、一対のガイドレール10の前側に配置される。そして、デフレクタ21は、ホルダ30を介してガイドレール10に回転可能に取り付けられる。ホルダ30は、ガイドレール10に固定される。ホルダ30は、摺動部材5を案内する縦壁(第1縦壁12及び第2縦壁13)及び横壁(第1横壁14等)との係合により、ガイドレール10の所定位置に位置決めされる。
第2被係合部25は、デフレクタ21が径方向に移動することを規制する。第2被係合部25は、アーム23の内面から内方に突出する突起として構成されて、ホルダ30に設けられている溝構造の第2係合部49に挿通する。
まず、図6を参照して、ホルダ30が取り付けられるガイドレール10について説明する。ガイドレール10は、金属の押出成形で形成される。押出成形であるため、ガイドレール10の断面形状は、所定部分(例えば、後述の切欠部14a)を除き、ガイドレール10の延長方向で一定である。ガイドレール10において、所定部分の断面形状は、加工により、断面形状が他の部分と異なっている。軽量化のため、ガイドレール10は、アルミニウムまたはアルミニウム合金により形成され得る。
可撓部43A,43Bは、基部42A,42Bの上面の前端と後端とを架け渡すように設けられる。可撓部43A,43Bは、上方に湾曲し、下方に撓み得る。
すなわち、ホルダ30は、車両幅方向DXにおける両側の2箇所で2つの第1規制部41A,41Bにより車両上下方向DZに移動規制される。
(1)車両用デフレクタ装置20のホルダ30は、車両上下方向DZにホルダ30を移動規制する第1規制部41A,41Bと、車両幅方向DXにホルダ30を移動規制する第2規制部44A,44Bと、車両前後方向DYにホルダ30を移動規制する第3規制部47とを有する。一方の第1規制部41Aは、ガイドレール10の第1縦壁12に交差する第1横壁14に接触する。他方の第1規制部41Bは、ガイドレール10の第2縦壁13に交差する第2横壁15に接触する。第2規制部44A,44Bは、ガイドレール10の第2縦壁13に接触する。第3規制部47は、車両前後方向DYにおけるガイドレール10の断面14bに接触する。このように、ホルダ30は、ガイドレール10に位置決めされる。そして、デフレクタ21はホルダ30を介してガイドレール10に回転可能に取り付けられるため、ガイドレール10との接触に起因する異音の発生が抑制される。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、第3規制部47に係合する部分は、ガイドレール10において第1横壁14の切欠部14aの断面14bとして構成されているが、その構成はこれに限定されない。例えば、ガイドレール10において、第3規制部47に係合する部分は、第1横壁14に限られず、第1縦壁12、第2縦壁13または底壁11に設けられ得る。また、切欠部14aの断面14bではなく、貫通孔の断面として構成され得る。これらの場合、第3規制部47は、ホルダ30において、これらに係合可能なところに設けられる。
上記実施形態に係る車両用デフレクタ装置20では、車両前後方向DYでホルダ30を移動規制する第3規制部47は第1挟持壁33に設けられ、ガイドレール10の切欠部14aに係合する。図14には、これとは別の構造の第3規制部147の例が示されている。第3規制部147は、ホルダ30の底壁32から下方に突出する。第3規制部147は、ホルダ30が車両前後方向DYにおいてガイドレール10の所定位置に配置されたときに、ガイドレール10の前端の端面19に接触する。このような構成により、ホルダ30の後方移動が規制される。また、ガイドレール10に取り付けられたホルダ30において、ホルダ30の第3規制部147の前には、ストッパ200が配置される。ストッパ200は、ガイドレール10に取り付けられて、第3規制部147が前方移動することを規制する。このような構成により、ホルダ30は、第3規制部147とストッパ200との協働で、車両前後方向DYの移動が規制される。このような構成によれば、ガイドレール10に切欠部14aを形成する必要がない。なお、上記ストッパ200は、ガイドレール10に取り付けられるハウジングやフレームの一部であってもよい。
Claims (5)
- 一対のアームを有するデフレクタと、可動パネルの移動を案内するガイドレールに取り付けられて前記デフレクタの前記アームを回転可能に支持する一対のホルダとを備え、
前記ホルダは、ホルダ本体部と、前記ホルダ本体部に設けられて前記ガイドレールに対して車両上下方向に前記ホルダを移動規制する第1規制部と、前記ホルダ本体部に設けられて車両幅方向に前記ホルダを移動規制する第2規制部と、前記ホルダ本体部に設けられて車両前後方向に前記ホルダを移動規制する第3規制部とを有し、
前記第1規制部は、前記ガイドレールの縦壁に交差する横壁に接触し、前記第2規制部は、前記ガイドレールの前記縦壁または別の縦壁に接触し、前記第3規制部は、車両前後方向における前記ガイドレールの断面に接触するものであって、
前記第3規制部は、前記ホルダ本体部から車両幅方向に突出し、前記ガイドレールの壁において車両幅方向に延びる切欠部または貫通孔の断面に接触する、車両用デフレクタ装置。 - 一対のアームを有するデフレクタと、可動パネルの移動を案内するガイドレールに取り付けられて前記デフレクタの前記アームを回転可能に支持する一対のホルダとを備え、
前記ホルダは、ホルダ本体部と、前記ホルダ本体部に設けられて前記ガイドレールに対して車両上下方向に前記ホルダを移動規制する第1規制部と、前記ホルダ本体部に設けられて車両幅方向に前記ホルダを移動規制する第2規制部と、前記ホルダ本体部に設けられて車両前後方向に前記ホルダを移動規制する第3規制部とを有し、
前記第1規制部は、前記ガイドレールの縦壁に交差する横壁に接触し、前記第2規制部は、前記ガイドレールの前記縦壁または別の縦壁に接触し、前記第3規制部は、車両前後方向における前記ガイドレールの端面に接触するものであって、
前記第3規制部は、前記ホルダ本体部に設けられて車両上下方向または車両幅方向に突出し、前記ガイドレールの車両前後方向の前端の端面に接触する、車両用デフレクタ装置。 - 前記デフレクタにおいて少なくともアームは樹脂製であり、かつ前記ホルダは樹脂製である
請求項1又は請求項2に記載の車両用デフレクタ装置。 - 前記ホルダは、前記デフレクタの回転中心で係合する第1係合部と、前記回転中心から離間したところで前記デフレクタの前記アームに係合する第2係合部を有し、前記デフレクタは、前記ホルダの前記第1係合部に係合する第1被係合部と、前記ホルダの前記第2係合部に係合する第2被係合部とを有し、前記第2係合部と前記第2被係合部との係合により前記デフレクタが径方向に移動規制される、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の車両用デフレクタ装置。
- 前記ホルダの第1係合部は突起として構成され、前記デフレクタの前記第1被係合部は、突起として構成される前記第1係合部が挿通する溝として構成され、
前記ホルダの第2係合部は円弧状の溝として構成され、前記デフレクタの前記第2被係合部は、円弧状の溝として構成される前記第2係合部に挿通する突起として構成される、請求項4に記載の車両用デフレクタ装置。
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