JP6882253B2 - 射出成形機用排気ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、射出成形機用排気ユニットに関する。
従来、射出成形機には、シリンダ、ノズル等を覆う様々なカバーが設けられている。このうち、ノズルの周りには、パージ作業の際に成形材料の飛散を抑制するパージカバーが設けられている(例えば、特許文献1、2参照)。
特開2013−226816号公報 特開2002−301557号公報
射出成形機において、シリンダ、ノズル等が高温になると、暖められた空気がパージカバーの内部に籠るため、パージカバーの表面の温度が高くなる。そのため、射出成形機用パージカバーにおいては、成形材料の飛散を抑制しつつ、表面の温度をより低くすることが求められている。
本発明は、成形材料の飛散を抑制しつつ、表面の温度をより低くできる射出成形機用排気ユニットを提供することを目的とする。
(1)本発明は、射出成形機のシリンダのノズルが貫通するノズル貫通口(例えば、後述するノズル貫通口215)、前記シリンダよりも上方向に延出される排気流路(例えば、後述する第2カバー22)及び前記排気流路と連通する排気口(例えば、後述する排気口234)を有するパージカバー(例えば、後述するパージカバー20)と、前記パージカバーの前記排気口と連結される固定プラテン(例えば、後述する固定プラテン2)と、を備える射出成形機用排気ユニット(例えば、後述する射出成形機用排気ユニット5)に関する。
(2) (1)に記載の射出成形機用排気ユニットにおいて、前記パージカバーの前記排気流路は、前記シリンダの側から排気される空気を前記固定プラテンの側に誘導する屋根部(例えば、後述する第2カバー22)を備えてもよい。
(3) (2)に記載の射出成形機用排気ユニットにおいて、前記屋根部は、前記シリンダの側から前記固定プラテンの側に向けて上方に傾斜する傾斜面(例えば、後述する傾斜板221)を有してもよい。
(4) (2)又は(3)に記載の射出成形機用排気ユニットにおいて、前記屋根部は、放熱構造を有する外カバー(例えば、後述する外カバー220)と、放熱構造を有しない内カバー(例えば、後述する内カバー230)とを重ね合わせた二重構造でもよい。
(5) (1)から(4)までのいずれかに記載の射出成形機用排気ユニットにおいて、前記固定プラテンは、連結される前記パージカバーの前記排気口から排気される空気を、前記固定プラテンの内部を経由して外部に排出する排出穴(例えば、後述する排出穴2b)を有してもよい。
本発明に係る射出成形機用排気ユニットによれば、成形材料の飛散を抑制しつつ、表面の温度をより低くできる。
シリンダカバー10及び本実施形態の射出成形機用排気ユニット5を設けた射出成形機1の部分斜視図である。 固定プラテン2をX2側から見たときの斜視図である。 射出成形機用排気ユニット5の断面図である。 シリンダカバー10の第1の構成を示す断面図である。 シリンダカバー10の第2の構成を示す断面図である。 パージカバー20の分解斜視図である。 パージカバー20の分解断面図であり、外カバー220と内カバー230との連結構造を示している。
以下、本発明の実施形態について説明する。なお、本明細書に添付した図面は、いずれも模式図であり、理解しやすさ等を考慮して、各部の形状、縮尺、縦横の寸法比等を、実物から変更又は誇張している。また、図面においては、部材の断面を示すハッチングを適宜に省略する。
本明細書等において、形状、幾何学的条件、これらの程度を特定する用語、例えば、「平行」、「直交」、「方向」等の用語については、その用語の厳密な意味に加えて、ほぼ平行、ほぼ直交等とみなせる程度の範囲、概ねその方向とみなせる範囲を含む。
また、本明細書等では、射出成形機1のシリンダ3の長手方向と平行な方向であって、シリンダ3の進退方向となる前後方向をX方向とし、X方向と平面視において直交する左右方向をY方向とし、X−Y平面に直交する方向であって、上下方向(鉛直方向)をZ方向とする。前後方向(X方向)においては、シリンダ3が固定プラテン2に接近する前方向をX1方向、シリンダ3が固定プラテン2から離れる後方向をX2方向とする。左右方向(Y方向)においては、図中の右方向をY1方向、左方向をY2方向とする。上下方向(Z方向)においては、図中の上方向をZ1方向、下方向をZ2方向とする。なお、本明細書においては、「〜方向」を適宜に「〜側」ともいう。
図1は、シリンダカバー10及び本実施形態の射出成形機用排気ユニット5を設けた射出成形機1の部分斜視図である。
図2は、固定プラテン2をX2側から見たときの斜視図である。
図3は、射出成形機用排気ユニット5の断面図である。
図4Aは、シリンダカバー10の第1の構成を示す断面図である。図4Bは、シリンダカバー10の第2の構成を示す断面図である。図4A及び図4Bは、固定プラテン2側からシリンダカバー10を見たときの、Y−Z面に平行な断面を示している。
図5は、パージカバー20の分解斜視図である。
図6は、パージカバー20の分解断面図であり、外カバー220と内カバー230との連結構造を示している。
図1に示すように、射出成形機1には、シリンダカバー10と、パージカバー20とが設けられている。
図1においては、射出成形機1を構成する各部のうち、実施形態の説明に必要な部分として、固定プラテン2、シリンダ3、水冷ジャケット4を図示している。
図1に示す固定プラテン2とパージカバー20は、本実施形態の射出成形機用排気ユニット5を構成する。すなわち、固定プラテン2は、固定金型(後述)を支持する構造体であると共に、射出成形機用排気ユニット5の一部を構成する。
固定プラテン2は、固定金型(不図示)を支持する構造体である。固定プラテン2は、図2及び図3に示すように、シリンダ3のノズル3a(後述)が挿入される挿入口2aを備える。また、固定プラテン2は、図2に示すように、後側(X2側)の2箇所に排出穴2bを備える。排出穴2bは、図3に示すように、固定プラテン2の後側(X2側)から上側(Z1側)に連通する穴である。図3に示すように、パージカバー20の排気口234(後述)から排気される空気の一部(図中、符号Aで示す矢印)は、排出穴2bから固定プラテン2の内部を経由して上側(Z1側)に排出される。なお、固定プラテン2に排出穴2bを設けることにより、空気の一部を排出できると共に、固定プラテン2をより軽量化できる。
固定プラテン2のX1側には、可動プラテン(不図示)が設けられている。可動プラテンは、可動金型(不図示)を支持する構造体である。金型は、固定プラテン2に支持された固定金型と、可動プラテンに支持された可動金型とから構成される。可動プラテンは、型駆動装置(不図示)により、X(X1−X2)方向に移動可能に支持されている。可動プラテンをX2方向に移動させて、固定プラテン2と密着させた後、機械的に型閉じすることにより、金型の内部にキャビティ(空洞)が形成される。このキャビティ内にシリンダ3から成形材料を充填することにより、成形品を成形できる。
シリンダ3は、溶かした成形材料(樹脂)を金型に送り込む装置である。シリンダ3は、射出装置(不図示)により駆動され、X方向に沿って進退する。図1において、シリンダ3を固定プラテン2の方向に前進させ、ノズル3a(後述)を固定プラテン2の挿入口2a(図3参照)に侵入させた状態で、シリンダ3の内部に設けられたスクリュー(不図示)を回転させることにより、所定量の成形材料を金型の内部に充填できる。シリンダ3のX1側の先端には、図3に示すように、溶けた成形材料を金型の中に送り込むノズル3aが設けられている。また、シリンダ3の外周側には、シリンダ3の内部に充填された成形材料を溶融するためのヒータ(不図示)が設けられている。
水冷ジャケット4は、シリンダ3の根元側(X2側)の部分を冷却する装置である。水冷ジャケット4には、シリンダ3を冷却するための水が循環している。水冷ジャケット4のX2側には、射出装置(不図示)が設けられている。
なお、上述した射出成形機1及び後述するシリンダカバー10及びパージカバー20は、基台(不図示)の上に設置されている。
シリンダカバー10は、シリンダ3の周囲を覆う保護部材である。シリンダ3の周囲にシリンダカバー10を設けることにより、ヒータの加熱により高温となったシリンダ3への接触を抑制できる。シリンダカバー10のX1側の端部は、パージカバー20のノズル貫通口215(後述)に挿入されている。シリンダカバー10のX2側の端部は、水冷ジャケット4に接続されている。なお、シリンダカバー10のX2側の端部は、水冷ジャケット4に接続される構成に限らず、例えば、シリンダ3に接続されていてもよい。
第1の構成のシリンダカバー10は、図4Aに示すように、上板11、右側板12及び左側板13により構成されている。第1の構成のシリンダカバー10は、下側(Z2側)の面が開放されており、断面形状が逆凹形となる。また、第2の構成のシリンダカバー10は、図4Bに示すように、上板11、右側板12、左側板13及び底板14により、略筒状に構成されている。
シリンダカバー10の構成は、上記第1及び第2の構成のいずれであってもよい。なお、シリンダカバー10は、上記第1及び第2の構成と同等の機能を有していれば、どのような構成を採用してもよい。
パージカバー20は、シリンダカバー10のX1側においてノズル3a(シリンダ3)の周囲を覆う保護部材である。ノズル3aの周囲にパージカバー20を設けることにより、パージ作業の際に成形材料の飛散を抑制できる。また、本実施形態のパージカバー20によれば、後述するように、シリンダ3の周辺で暖められた空気が固定プラテン2の側に誘導されるため、パージカバー20の内部に籠りにくくなる。
パージカバー20は、図5に示すように、第1カバー21及び第2カバー22を備える。
第1カバー21は、パージカバー20において、下側(Z2側)に配置される部材である。第1カバー21は、図5に示すように、右側板211、左側板212、連結板213及び窓付き扉214を備える。右側板211は、第1カバー21において右側(Y1側)に配置される板状の部材である。左側板212は、第1カバー21において左側(Y2側)に配置される板状の部材である。右側板211と左側板212は、後側(X2側)の上部において、連結板213により連結されている。
第1カバー21は、後側(X2側)にノズル貫通口215を備える。ノズル貫通口215は、シリンダ3のノズル3a(図3参照)が挿入される開口である。
第1カバー21は、前側(X1側)に連結枠216を備える。連結枠216は、第1カバー21において、固定プラテン2(図3参照)と連結される部分である。
第1カバー21は、上側(Z1側)に連通口217を備える。連通口217は、第2カバー22の連通口235(後述)と連通する開口である。
窓付き扉214は、左側板212に設けられた扉であり、ヒンジ部214bにより、矢印方向に開閉自在に構成されている。窓付き扉214には、透明な窓214aが設けられている。作業者は、窓付き扉214を閉じた状態で、窓214aからノズル3a(図3参照)の周辺を視認できる。なお、窓付き扉214は、右側板211に設けてもよいし、右側板211及び左側板212の両方に設けてもよい。
第1カバー21は、図3に示すように、X1側の連結枠216において、固定プラテン2のX2側の面に取り付けられている。第1カバー21のX1側には、連結枠216が開口しているため、第1カバー21を固定プラテン2に取り付けた状態で、シリンダ3をX方向に沿って進退させることにより、ノズル3aを固定プラテン2の挿入口2aに侵入させたり、退出させたりできる。
第2カバー22は、第1カバー21において、シリンダ3よりも上方向(Z1方向)に延出される排気流路である。また、第2カバー22は、シリンダ3の側から排気される暖められた空気を固定プラテン2の側に誘導する屋根部として機能する。
第2カバー22は、図5に示すように、外カバー220及び内カバー230を備える。本実施形態の第2カバー22は、外カバー220と内カバー230とを重ね合わせた二重構造のカバーとして構成されている。
外カバー220は、第2カバー22において、上側(Z1側)に配置される部材である。外カバー220は、図5に示すように、傾斜板221、右側板222、左側板223及び後板224を備える。
傾斜板221は、外カバー220において、上側(Z1側)に配置される板状の部材である。傾斜板221は、外カバー220において、シリンダ3の側から固定プラテン2の側に向けて上方(Z1方向)に傾斜する傾斜面となる。このように、屋根部としての第2カバー22は、シリンダ3の側から固定プラテン2の側に向けて上方に傾斜する傾斜面を有する。
右側板222は、外カバー220において、右側(Y1側)に配置される板状の部材である。左側板223は、外カバー220において、左側(Y2側)に配置される板状の部材である。後板224は、外カバー220において、後側(X2側)に配置される板状の部材である。外カバー220は、左右方向(Y方向)からの側面視において、傾斜面となる傾斜板221が、後側(X2側)から前側(X1側)へ向けて上方(Z1方向)に傾斜した略直角三角形となるように構成されている。
図5に示すように、外カバー220の傾斜板221、右側板222及び左側板223には、円形の通気穴225が複数設けられている。通気穴225は、内カバー230(後述)の表面で暖められた空気を外部に放出する開口である。すなわち、外カバー220は、放熱構造として、複数の通気穴225を有している。また、外カバー220は、外カバー220に比べて表面の温度が高くなる内カバー230(後述)への接触を抑制する機能を有する。
外カバー220の右側板222及び左側板223には、第1連結穴226がそれぞれ4箇所に設けられている(図5では、左側板223の第1連結穴226のみを示す)。第1連結穴226は、ボルト241(後述)が挿入される開口である。
内カバー230は、第2カバー22において、外カバー220の内側に配置される部材である。内カバー230は、傾斜板231、右側板232及び左側板233を備える。
傾斜板231は、内カバー230において、上側(Z1側)に配置される板状の部材である。傾斜板231は、内カバー230において、シリンダ3の側から固定プラテン2の側に向けて上方(Z1方向)に傾斜する傾斜面となる。右側板232は、内カバー230において、右側(Y1側)に配置される板状の部材である。左側板233は、内カバー230において、左側(Y2側)に配置される板状の部材である。
内カバー230は、左右方向(Y方向)からの側面視において、傾斜面となる傾斜板231が、後側(X2側)から前側(X1側)へ向けて上方(Z1方向)に傾斜した略直角三角形となるように構成されている。
図5に示すように、内カバー230の傾斜板231、右側板232及び左側板233は、通気穴等の放熱構造を備えていない。内カバー230において、シリンダ3の周辺で暖められた空気を固定プラテン2の側へ誘導するためである。
内カバー230は、前側(X1側)に排気口234を備える。排気口234は、シリンダ3の周辺で暖められた空気を、固定プラテン2の排出穴2b(図3参照)に導く開口である。図3に示すように、パージカバー20を固定プラテン2に連結すると、排気口234は、固定プラテン2の排出穴2bと前後方向(X方向)において対向する。
また、内カバー230は、下側(Z2側)に連通口235を備える。連通口235は、第1カバー21の連通口217と連通する開口である。
内カバー230の右側板232及び左側板233には、第2連結穴236がそれぞれ4箇所に設けられている(図5では、左側板233の第2連結穴236のみを示す)。第2連結穴236は、ボルト241(後述)が突出する開口である。第2連結穴236は、内カバー230の外側に外カバー220を重ね合わせた際に、外カバー220の第1連結穴226と係合する位置に設けられている。
外カバー220と内カバー230とを重ね合わせ、図6に示すように、外カバー220と内カバー230との間にスペーサー244を挟み込み、ワッシャ242を通したボルト241を、連結穴226及び236に挿入してナット243で締結することにより、外カバー220と内カバー230とを連結できる。また、スペーサー244の代わりに、長ナット(不図示)を用いてもよい。その場合、外カバー220の側及び内カバー230の側から、それぞれの連結穴226、236に短いボルト(一方は逆ネジ)を挿入し、カバー間に挟み込んだ長ナットと締結すればよい。
外カバー220と内カバー230とを連結させると、外カバー220と内カバー230との間には、図6に示すように、所定の隙間tが形成される。内カバー230の表面で暖められた空気は、両カバー間に形成された隙間tから外カバー220の通気穴225を通過することにより、外部に排出される。
第2カバー22は、外カバー220と内カバー230とを重ね合わせた状態で、第1カバー21の連通口217に設置される。第2カバー22は、連通口217の外周部分に、例えば、ネジ等により接合される。
上記のように構成された本実施形態の射出成形機用排気ユニット5において、シリンダ3の周囲で暖められた空気は、シリンダカバー10からパージカバー20に導入され、パージカバー20の第1カバー21を通過して、第2カバー22へ誘導される。この空気の一部は、第2カバー22から固定プラテン2の側に誘導され、固定プラテン2の排出穴2bに導かれる。固定プラテン2の排出穴2bに導かれた空気は、図3に示すように、固定プラテン2の内部を経由して上側(Z1側)に排出される。
上述した本実施形態の射出成形機用排気ユニット5によれば、例えば、以下のような効果を奏する。
本実施形態の射出成形機用排気ユニット5において、パージカバー20の上側(Z1側)、右側(Y1側)及び左側(Y2側)は、第1カバー21及び第2カバー22により覆われるため、パージ作業の際に漏れ出した成形材料が外部に飛散することを効果的に抑制できる。また、シリンダ3の周囲で暖められた空気は、第2カバー22から固定プラテン2の側に誘導されるため、パージカバー20の内部に籠りにくくなる。これにより、暖められた空気の多くは、熱容量の大きな固定プラテン2に吸収されるため、パージカバー20の表面の温度を低く保つことができる。
したがって、本実施形態の射出成形機用排気ユニット5によれば、成形材料の飛散を抑制しつつ、パージカバー20の表面の温度をより低くできる。
本実施形態の射出成形機用排気ユニット5において、固定プラテン2は、後側(X2側)から外側(Z1側)に連通する排出穴2bを備える。これによれば、パージカバー20の第2カバー22から固定プラテン2に誘導された暖められた空気の一部を、排出穴2bから外部に排出できるため、排出穴2bを備えていない場合に比べて、パージカバー20の表面の温度をより低く保つことができる。
本実施形態の射出成形機用排気ユニット5において、パージカバー20の排気流路となる第2カバー22は、シリンダ3の側から排出される暖められた空気を、固定プラテン2の側に誘導する屋根部として機能する。そのため、シリンダ3の側から排出される暖められた空気を、パージカバー20の表面に排出することなく、固定プラテン2の側に効率良く導くことができる。
本実施形態の射出成形機用排気ユニット5において、パージカバー20の排気流路となる第2カバー22は、シリンダ3の側から固定プラテン2の側に向けて上方に傾斜する傾斜面を有する。そのため、シリンダ3の側から排出される暖められた空気を、固定プラテン2の側により効率良く導くことができる。
本実施形態の射出成形機用排気ユニット5において、第2カバー22(パージカバー20)は、外カバー220と内カバー230とを重ね合わせた二重構造のため、パージ作業の際に漏れ出した成形材料が外部に飛散することをより効果的に抑制できる。
本実施形態の射出成形機用排気ユニット5において、第2カバー22の外カバー220は、放熱構造として複数の通気穴225を備えている。そのため、外カバー220において、内カバー230の表面で暖められた空気を通気穴225から外部に放出できる。また、内カバー230は、通気穴等の放熱構造を備えていない。そのため、内カバー230において、シリンダ3の周辺で暖められた空気のほとんどを固定プラテン2の側へ効率良く誘導できる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、後述する変形形態のように種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の技術的範囲内に含まれる。また、実施形態に記載した効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、実施形態に記載したものに限定されない。なお、上述の実施形態及び後述する変形形態は、適宜に組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。
(変形形態)
実施形態において、固定プラテン2に設けられる排出穴2bは、2つに限らず、例えば、1つでもよいし、3つ以上でもよい。また、固定プラテン2に排出穴2bを設けない構成としてもよく、その場合においても、パージカバー20の表面の温度を低く保つことができる。
実施形態において、屋根部としての第2カバー22は、直線形状の傾斜面に限らず、例えば、円形の一部を備えた形状でもよいし、四角形状等でもよい。すなわち、第2カバー22は、シリンダ3の側から排気される空気を固定プラテン2の側に誘導できれば、どのような形状であってもよい。
実施形態において、外カバー220の通気穴225は、円形に限らず、例えば、楕円形、四角形、三角形、台形等でもよいし、多角形でもよい。また、通気穴225は、穴形状に限らず、スリット形状であってもよい。通気穴225は、図5に示すように、規則的に配置されていてもよいし、ランダムに配置されていてもよい。更に、外カバー220の傾斜板221、右側板222及び左側板223において、通気穴225の形状、大きさ、数等は、同一でもよいし、異なっていてもよい。
なお、放熱構造は、複数の通気穴225を設ける構造に制限されず、例えば、部分的に厚さが薄い凹みを設ける構造等であってもよい。
1:射出成形機、2:固定プラテン、2b:排出穴、3:シリンダ、3a:ノズル、4:水冷ジャケット、5:射出成形機用排気ユニット、10:シリンダカバー、20:パージカバー、21:第1カバー、22:第2カバー、215:ノズル貫通口、220:外カバー、221:傾斜板、225:通気穴、230:内カバー、234:排気口

Claims (5)

  1. 射出成形機のシリンダのノズルが貫通するノズル貫通口、前記シリンダよりも上方向に延出される排気流路及び前記排気流路と連通する排気口を有するパージカバーと、
    前記パージカバーの前記排気口と連結される固定プラテンと、
    を備える射出成形機用排気ユニット。
  2. 請求項1に記載の射出成形機用排気ユニットにおいて、
    前記パージカバーの前記排気流路は、前記シリンダの側から排気される空気を前記固定プラテンの側に誘導する屋根部を備える射出成形機用排気ユニット。
  3. 請求項2に記載の射出成形機用排気ユニットにおいて、
    前記屋根部は、前記シリンダの側から前記固定プラテンの側に向けて上方に傾斜する傾斜面を有する射出成形機用排気ユニット。
  4. 請求項2又は請求項3に記載の射出成形機用排気ユニットにおいて、
    前記屋根部は、放熱構造を有する外カバーと、放熱構造を有しない内カバーとを重ね合わせた二重構造である射出成形機用排気ユニット。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の射出成形機用排気ユニットにおいて、
    前記固定プラテンは、連結される前記パージカバーの前記排気口から排気される空気を、前記固定プラテンの内部を経由して外部に排出する排出穴を有する射出成形機用排気ユニット。
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