JP4612216B2 - 金属射出成形機のパージカバー装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、マグネシウム合金、アルミニウム合金、亜鉛合金などの低融点金属材料を射出成形するための金属射出成形機における射出ノズル部のパージカバー装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図5に従来の金属射出成形機のパージカバー装置を示す。
【0003】
金属射出成形では、低融点金属材料の凝固粒、切削片、破砕粒など(以下、材料チップという)が、加熱筒1の後部に取り付けられた図示しない材料ホッパーに投入され、加熱筒1内で加熱および混練されて溶融ないし半溶融状態の材料(以下、溶湯という)になり、前方に送られて加熱筒1内の図示しない前室に貯留される。
【0004】
加熱筒1内の前室に貯留された溶湯が所定量に達した後、加熱筒1を取り付けた射出装置2全体が前進させられ、加熱筒1の先端に取り付けられたノズル3が、型締装置4に固定されかつ事前に閉鎖された金型5のスプルーブッシュ6に当接する。次に射出装置2に内蔵された図示しない射出シリンダが前進側に駆動され、加熱筒1内に挿入された図示しないスクリュまたはプランジャが前進する(以下、この動作を射出という)と、加熱筒1内の前室に貯留された溶湯がノズル3および金型5内のスプルー穴7などを通過して、金型5内のキャビティ8に充填される。
【0005】
金型5内のキャビティ8に充填された溶湯が冷却固化した後、型締装置4が駆動されて金型5が開放され、冷却固化した溶湯が成形品として取り出される。
【0006】
上記の一連に工程が繰り返されることにより、金属成形品が連続的に成形される。
【0007】
ところが、上記の成形作業の開始段階においてのズル3から金型5内に注入される溶湯が均一な状態になっていない場合や、成形作業の途中で溶湯の状態が不均一になった場合、あるいは成形作業を終了する場合などに、射出装置2全体を後退させノズル3を金型5から離間させた状態で、加熱筒1内の溶湯をノズル3から排出する作業(以下、パージという)が必要になる。
【0008】
パージによってノズル3から排出される溶湯は、人体にとって非常な高温(例えば、マグネシウム合金の場合約600℃)であり、またマグネシウム合金のように、大気中で激しい酸化すなわち火炎および白煙を伴う燃焼を起こす材料もあるので、乾燥させた鋳物砂9などを入れたパージ受け皿10内に落下させ、受け止めた溶湯に鋳物砂9などをかぶせて酸素を遮断した状態で冷却消火させ、回収されている。
【0009】
上記のパージ作業において、ノズル3から排出される溶湯の速度が速すぎると、溶湯がパージ受け皿10内にうまく落下せず、周囲に飛び散る場合もある。また、成形作業中にノズル3とスプループッシュ6との当接状態が不均一になり、両者の間から溶湯が漏れ出したり噴出したりする場合もある。
【0010】
このようなノズル3の周辺における高温および溶湯飛散による危険性を除去する安全装置として、パージカバー装置が装着されている。パージカバー装置のパージカバー11は、上面、正面および背面を覆うコの字型であり、固定盤12に接する位置に設置され、ボルトなどで、固定盤12や成形機の機台などに固定されている。また、正面すなわち運転者が立つ側(以下、操作側という)に透明ガラスの窓47を有する点検ドア13が設けられ、さらに、点検ドア13のインターロックとしてリミットスイッチ14が取り付けられている。
【0011】
上記のように、従来のパージカバー11は、ノズル3周囲の開放された上面、正面および裏面をコの字型に覆っているので、作業者等が誤ってノズル3表面などの高温部に触れることはなく、ノズル3から飛散した溶湯が作業者等に直接当たることも防止される。また、パージカバー11自体はボルトなどで、固定盤12などにしっかり固定されているので、簡単に取り外して成形機が運転される危険性はない。
【0012】
さらに、操作側に点検ドア13が設けられているので、パージカバー11を取り外さないでも、ノズル3の周囲を点検したり清掃したりできる。また、点検ドア13が開放されるとリミットスイッチ14が作動し、成形機の制御装置のインターロックが働いて、射出動作やパージ動作ができないようにされているので、ノズル3周囲の点検および清掃作業が安全にできる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
通常のパージ作業の場合、溶湯がノズル3からパージ受け皿10に直接流下するように、溶湯の排出速度はゆっくりした速度に設定される。ところが、パージ速度が誤って速く設定された場合には、溶湯が固定盤12のノズル挿入穴15内面や金型5のスプールブッシュ6などに直接到達し、付着ないし固着して除去作業が困難になり、成形作業の継続を阻害する。
【0014】
このため、固定盤12のノズル挿入穴15内部またはその外側に、パージされた溶湯を受け止める板(以下、パージプレートという)を挿入して、スプールブッシュ6などへの溶湯の固着を防止することが行われているが、成形時には邪魔になるので除去しなければならない。このため、パージ作業の都度、高温箇所へパージプレートを挿入したり、抜き出したりする動作は、危険を伴う煩雑な作業であった。
【0015】
また、成形機の性能向上に伴う射出速度の上昇により、ノズル3から飛散した溶湯が固定盤12や金型5などに当たって跳ね返り、パージカバー11の後側すなわち射出装置の方向へ飛散する、いわゆる2次飛散への対応も必要になっている。
【0016】
パージ作業時にノズル3の前方に置くパージプレートは、成形時にノズル3をスプールブッシュ6に当接させるためにはノズル3の前方位置から除去しなければならない。また、パージプレートが残された状態でノズル3を前進させて両者が衝突すると、パージプレートやノズル3の表面に取り付けられたヒーター17およびその電気配線などが破損する。
【0017】
2次飛散した溶湯が、パージカバー11の後側すなわち射出装置側と加熱筒1の外面あるいは加熱筒1の外側に巻かれた図示しない断熱材との隙間を通過して射出装置側へ飛散し、その方向に存在する機器を損傷したり、作業者等に危害を与える可能性がある。
【0018】
パージカバー11の上部、すなわち上面、正面、背面および側面を閉鎖すると、パージカバー11内部の空気が高温に加熱され、電気配線など耐熱性の低い部品の信頼性が低下したり、点検ドア13を開けて作業する際に、作業者がパージカバー11内部に滞留した高温空気に曝される危険性がある。また、特に上方を遮蔽されるとパージカバー11の内部が暗くなって、作業性が低下したり、専用の照明手段が必要になる。
【0019】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、金属射出成形機における溶湯のパージ作業を、容易、迅速、かつ安全に、また、機器の破損なしに行うことができるパージカバー装置を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】
本発明による金属射出成形機のパージカバー装置は、固定盤に接する位置に設置され、ノズル周囲の開放された上面、正面および背面をコの字状に覆うパージカバーと、パージプレートの内部に設置され、ノズルの前方を遮る形のパージプレートパージプレートをパージカバーの外側から、固定盤に対するノズルの移動方向と直交する水平方向にスライドさせることによって、成形時にはパージプレートをノズル干渉しない退避位置に移動させるスライド手段と、を備える。パージプレートは、ノズルに正対するパージ面、パージ面に直角に曲げられた天井面、およびパージ面の下方からノズル側に傾斜された流下面からなる受け板と、受け板の両側に設けられた一対の側板と、を有する凹状に形成されている。
【0021】
また、パージプレートが退避位置にスライドしたことを確認する確認手段を設けるとともに、パージプレートを退避位置に保持する保持手段を設ける。
【0022】
さらに、パージカバーの後部に、加熱筒の外面あるいは加熱筒の外側に取り付けられた断熱材干渉しない程度の後板を設ける
【0023】
上記装置を用いて、パージ作業を行う場合には、パージプレートをノズルの前方にスライドさせる。これにより、ノズルからパージされる溶湯はパージプレートに受け止められ、下方のパージ受け皿内に落下する。
【0024】
また、成形作業を行う場合には、パージプレートを退避位置にスライドさせる。これにより、ノズルはパージプレートに衝突することなく、スプールブッシュに当接され、金型内への射出動作が可能になる。
【0025】
2次飛散した溶湯が、パージカバーと加熱筒の外面などとの隙間を通過して射出装置側へ飛散しようとすると、パージカバーの後板に衝突して阻止される。
【0026】
本発明による他のパージカバー装置では、パージカバーの上部に排気フードを形成し、排気ダクトに接続できるようにする。
【0027】
これにより、パージカバー内部の上方の貯留される高温空気は、パージの際に発生する白煙などと同様に、排気フードから排気ダクトを経て外部に排出され、処理される。
【0028】
本発明による更に他のパージカバー装置では、パージカバーの上面に複数の小穴を設け、それぞれの小穴の下方に、上方に飛散する溶湯が小穴からパージカバーの外側に飛散することを防ぐ跳ね戻し手段を設置する。
【0029】
これにより、パージカバーの内部に発生する高温空気は、上面の小穴から上方へ排出される。また、工場天井の照明が上面の小穴から入るので、パージカバーの内部が極端に暗くならない。さらにノズルから噴出した溶湯や2次飛散により上方に飛散した溶湯は、パージカバーの内部上面および跳ね戻し手段に衝突して、外部への飛散は阻止される。
【0030】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を実施例に基づき図面を参照して説明する。なお、従来例と同一または同等の部分については同一符号で示し、説明を省略する。
【0031】
(第1実施例)
図1および図2に本発明の第1の実施例を示す。
【0032】
本実施例のパージカバー装置では、パージカバー11内の前部上方に、ノズル3の移動方向と垂直な方向に2本のガイドバー23が取り付けられ、ガイドバー23に摺動可能に嵌合された2本のガイド筒24に跨るようにパージプレート16が固定されている。パージプレート16は、ノズル3に正対するパージ面25と直角に屈曲した天井面26およびノズル3側に傾斜した流下面27からなる受け板28と、受け板28の両側を保持しガイド筒24に固定された2枚の側板29からなる。
【0033】
パージプレート16の反操作側(操作側の反対側)には、スライドハンドル30とカム板31が固定されている。スライドハンドル30は、ノズル3の移動方向と平行に伸び、パージカバー11の後部で上方に曲げられ、パージカバー11の上面に設けられた長穴32を貫通して上方に伸び、滑り止めの刻みがある握り部33が上端に設けられている。長穴32の固定盤側に、下方に向けて邪魔板34が取り付けられている。
【0034】
図2(b)、(c)に示すように、カム板31は先端に傾斜35が設けられ、その少し内側に台形に窪んだロック溝36が設けられている。パージカバー11の反操作側に、カム板31が通過するカム穴37が設けられ、カム板31が反操作側に突き出した位置にリミットスイッチ38が取り付けられている。リミットスイッチ38の受圧コロ41はロック溝36に嵌入可能とされている。リミットスイッチ38には、点検ドア13用のリミットスイッチ14と同様に、スイッチの保護と誤動作を防ぐためのカバー39が取り付けられている。
【0035】
パージカバー11の射出装置側には、加熱筒1などとの干渉を防ぐための切欠き40を設けた後板22が取り付けられている。
【0036】
次にパージカバー装置の動作について説明する。
【0037】
パージ作業をする場合には、ノズル3を後退させた後、スライドハンドル30を操作側に引いて、図1(b)の状態にする。この状態でパージすると、パージされた溶湯は受け板28のパージ面25に衝突し、下方の流下面27を流れて、パージ受け皿10内に流下する。パージされる量が多くて、溶湯がパージ面25から水平方向に流れた場合は、側板29に当たって方向を変え、パージ受け皿10内に流下する。
【0038】
成形作業をする場合には、スライドハンドル30を反操作側に押して、図2(b)の状態にする。このとき、リミットスイッチ38の受圧コロ41がカム板31の傾斜35に乗り上げて作動した後、ロック溝36に嵌入して停止する。ロック溝36の深さは、受圧コロ41が嵌合した状態でもリミットスイッチ38の作動が継続するように設定されており、この作動信号によりパージプレート16が退避位置すなわちノズル3の前進動作が可能な位置にあることを成形機の制御装置が検知する。
【0039】
なお、パージプレート16の退避位置に保持する方法として、ローラキャッチやマグネットキャッチなど専用のロック部品を用いることもできるが、本実施例では受圧コロ41とロック溝36との嵌合を利用するので、装置をより簡素化することができる。
【0040】
また、誤操作などにより、2次飛散が発生し、溶湯がパージカバー11と加熱筒1の外面などとの隙間を通過して射出装置側へ飛散しようとしても、パージカバー11の後板22に衝突して阻止される。
【0041】
なお、金属射出成形用の金型には、スプールブッシュ6が金型5の中心より下方に設けられたタイプもあり、そのような金型を使用する場合には、図5に示すように、固定盤12の下側口ケート穴48にスプルブッシュを合わせて金型を取り付けるとともに、型締装置4に対して射出装置2全体を下方に移動させることができる機構が成形機に設けられているが、本実施例のパージカバー11は下方に余裕を設けてあり、パージプレートも上下に長く形成されているので、射出装置2全体を下方に移動させた場合にも、支障なくパージ作業を行うことができる。
【0042】
(第2実施例)
次に、第2の実施例を、図3を参照して説明する。なお、第1の実施例と同一または同等の部分については同一符号で示し、説明を省略する。
【0043】
本実施例のパージカバー装置では、パージカバー11の上面を、中央が高くなるようにして排気フード42を形成し、その最高位置に設けた排気口43を排気ダクト44に接続する。また、排気性能を向上させるために、スライドハンドル45は、パージカバー11の後板22の比較的高い位置に設けられた長穴46を貫通するように形成される。
【0044】
パージカバー11内部の上方に滞留する高温空気は、パージの際に発生する白煙などと同様に、排気フード42から排気ダクト44を経て外部に排出され、処理されるので、耐熱性の低い部品の信頼性が低下したり、点検ドア13を開けて作業する作業者が高温空気に曝される危険性がなくなる。
【0045】
(第3実施例)
更に、第3の実施例を、図4を参照して説明する。なお、第1の実施例と同一または同等の部分については同一符号で示し、説明を省略する。
【0046】
パージカバー11の上面に複数の小穴20が設けられ、それぞれの小穴20の下方に跳ね戻し板21が設置されている。
【0047】
本実施例のパージカバー装置では、パージカバー11の内部に発生する高温空気は、上面の小穴20から上方へ排出されるので、内部に滞留することはない。また、建物の天井の照明が上面の小穴20から入るので、パージカバー11の内部が極端に暗くならず、専用の照明手段を設ける必要もない。さらに上方に飛散した溶湯は、パージカバー11の内部上面および跳ね戻し板21に衝突して阻止されるので、パージカバー11の外側に飛散する恐れはない。
【0048】
上記の実施例では、長方形の小穴20と平板の跳ね戻し板21を用いたが、小穴20を円形にしたり、跳ね戻し板21を曲面を変えたり、代わりにパイプを取り付けることもできる。
【0049】
【発明の効果】
請求項1に係る発明によれば、パージ作業時にノズルからパージされる溶湯は、パージプレートに受け止められ、下方のパージ受け皿内に落下するので、回収が容易である。成形時にはパージプレートを退避位置にスライドさせられるので、成形作業の支障にならない。
【0050】
請求項2に係る発明によれば、また、パージプレートが退避位置にあることが確認されないとノズルの前進動作が開始できないように、成形機の電気制御を設定すれば、ノズルとパージプレートとの衝突が回避されるので、ノズルやヒーターおよびその電気配線などの破損が防止できる。
【0051】
請求項3に係る発明によれば、さらに、2次飛散した溶湯が、パージカバーと加熱筒の外面などとの隙間を通過して射出装置側へ飛散しようとしても、パージカバーの後板に衝突して阻止されるので、その方向に存在する装置を破損したり、作業者等に危害を与えることはない。
【0053】
請求項に係る発明によれば、パージカバー内部の高温空気は、パージの際に発生する白煙などの同様に、排気フードから外部に排出され処理されるので、耐熱性の低い部品の信頼性を低下させることはなく、点検ドアを開けて作業する作業者が高温空気に曝される危険性もない。
【0054】
請求項に係る発明によれば、パージカバー内部の高温空気は、上面の小穴から上方へ排出され、内部に滞留することはない。また、工場天井の照明が上面小穴から入るので、パージカバーの内部が極端に暗くならす、したがって専用の照明手段を設ける必要もない。さらに上方に飛散した溶湯は、パージカバーの内部上面および跳ね戻し手段に衝突して阻止されるので、パージカバーの外側に飛散する恐れはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例のパージカバー装置を示す。(a)は図2(b)のD―D線断面図あり、(b)は(a)のA−A線断面図である。
【図2】(a)は図1(b)のB矢視図であり、(b)は(a)のC―C矢視図であり、(c)は(b)のE部拡大図である。
【図3】第2の実施例のパージカバー装置を示す。(a)は(b)のG―G線断面図であり、(b)は(a)のF−F矢視図である。
【図4】第3の実施例のパージカバー装置を示す。(a)は(b)のI―I線断面図であり、(b)は(a)のH矢視図である。
【図5】従来のパージカバー装置を示す。(a)は(b)のK矢視図であり、(b)は(a)のJ−J矢視図である。
【符号の説明】
1 加熱筒
2 射出装置
3 ノズル
4 型締装置
5 金型
6 スプルーブッシュ
7 スプルー穴
8 キャビティ
9 鋳物砂
10 パージ受け皿
11 パージカバー
12 固定盤
13 点検ドア
14 リミットスイッチ
15 ノズル挿入穴
16 パージプレート
17 ヒーター
20 小穴
21 跳ね戻し板(跳ね戻し手段)
22 後板
23 ガイドバー
24 ガイド筒
25 パージ面
26 天井面
27 流下面
28 受け板
29 側板
30 スライドハンドル(スライド手段)
31 カム板
32 長穴
33 握り部
34 邪魔板
35 傾斜
36 ロック溝(保持手段)
37 カム穴
38 リミットスイッチ(確認手段)
39 カバー
40 切欠き
41 受圧コロ
42 排気フード
43 排気口
44 排気ダクト
45 スライドハンドル
46 長穴
47 窓
48 下側口ケート穴

Claims (5)

  1. 固定盤(12)に接する位置に設置され、ノズル(3)周囲の開放された上面、正面および背面をコの字型に覆うパージカバー(11)と、
    前記パージカバー(11)の内部に設置され前記ノズル(3)の前方を遮る形のパージプレート(16)
    前記パージプレート(16)を前記パージカバー(11)の外側から、前記固定盤(12)に対する前記ノズル(3)の移動方向と直交する水平方向にスライドさせることによって、成形時には前記パージプレート(16)を前記ノズル(3)干渉しない退避位置に移動させるスライド手段(30)と、を備え、
    前記パージプレート(16)は、前記ノズル(3)に正対するパージ面(25)、前記パージ面(25)に直角に曲げられた天井面(26)、および前記パージ面(25)の下方から前記ノズル(3)側に傾斜された流下面(27)からなる受け板(28)と、前記受け板(28)の両側に設けられた一対の側板(29)と、を有する凹状に形成されている、金属射出成形機のパージカバー装置。
  2. 前記パージプレート(16)が退避位置にスライドしたことを確認する確認手段(38)を設けるとともに、前記パージプレート(16)を退避位置に保持する保持手段(36)を設けたことを特徴とする請求項1記載の金属射出成形機のパージカバー装置。
  3. 前記パージカバー(11)の射出装置側に、加熱筒(1)の外面あるいは加熱筒(1)の外側に取り付けられた断熱材と干渉しない後板(22)を設けたことを特徴とする請求項1または2記載の金属射出成形機のパージカバー装置。
  4. 前記パージカバー(11)の上面に排気フード(42)を形成し、前記排気フード(42)を排気ダクト(44)に接続したことを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載の金属射出成形機のパージカバー装置。
  5. 前記パージカバー(11)の上面に複数の小穴(20)を設け、それぞれの前記小穴(20)の下方に、上方に飛散する溶湯が前記小穴(20)から前記パージカバー(11)の外側に飛散することを防ぐ跳ね戻し手段(21)を設けたことを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載の金属射出成形機のパージカバー装置。
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