JP2001259818A - ホットランナ金型及びその成形方法 - Google Patents

ホットランナ金型及びその成形方法

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JP2001259818A JP2000073783A JP2000073783A JP2001259818A JP 2001259818 A JP2001259818 A JP 2001259818A JP 2000073783 A JP2000073783 A JP 2000073783A JP 2000073783 A JP2000073783 A JP 2000073783A JP 2001259818 A JP2001259818 A JP 2001259818A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャビティ内が排気されて負圧になっても、
ホットランナノズル内に保持された溶湯が射出前にキャ
ビティ内に吸い込まれることがないようにする。 【解決手段】 固定側金型26のホットランナノズル3
2先端近くに設けられている熱電対58を用いてホット
ランナノズル32温度を制御し、ホットランナノズル内
湯道32aの直径(a)とランド部32bの直径(b)
の比(b/a)が0.5〜0.8であるランド部32b
に形成されるコールドプラグ38を完全溶解させない状
態で、内径が中心軸に対して3度以上の勾配を有するよ
うに大きくなっている先端部32cを通って射出を行
い、射出された完全溶解していないコールドプラグ38
を、可動側金型28に形成され、中心軸方向への側面抜
き勾配が中心軸に対して10度以下の凹部であるコール
ドプラグキャッチャ56が受け入れた後、キャビティ3
3内に溶湯36が充填されるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マグネシウム合
金、アルミニウム合金、亜鉛合金などの金属射出成形に
用いられる金型内加熱ランナ内に溶湯を保持するホット
ランナ金型と、その成形方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6に従来のホットランナ金型を使用し
た金属射出成形機の一部を示す側断面図を、図7に従来
のホットランナ成形においてコールドプラグが溶解した
状態を示す側断面図を、図8に従来のホットランナ成形
においてキャビティ内に溶湯を射出し、冷却固化した状
態を示す側断面図を、図9にホットランナノズル先端部
付近の拡大側断面図を、それぞれ示す。
【0003】これに示されるものは、内部にスクリュ1
0が設けられたシリンダーバレル12の外周部に、シリ
ンダ12を加熱するためのシリンダヒータ14と、シリ
ンダヒータ14を制御するためのシリンダ温度制御用熱
電対16とがそれぞれ設けられている。シリンダ12の
先端にはノズル18が設けられており、ノズル18の外
周部にはノズル18を加熱するためのノズルヒータ20
と、ノズルヒータ20を制御するための熱電対22とが
それぞれ設けられている。スクリュ10は、これが回転
することにより加熱された溶融又は半溶融の金属材料
(以下溶湯という)36をシリンダーバレル12先端に
輸送、計量する。スクリュヘッド10aとシリンダーバ
レル12先端との間にできる貯留部の溶湯36とスクリ
ュ10側の溶湯36とは逆流防止リング11により連通
又は遮断される。
【0004】ホットランナ金型は、固定側金型26と可
動側金型28とにより構成されており、固定側金型26
は、固定側金型バックプレート25を介して成形機型締
め装置の固定側型盤24に固定されて移動が拘束されて
いる。可動側金型28は、図示されない可動側型盤に取
付けられて、固定側金型26に接触及び離隔するように
移動可能に構成されており、固定側金型26と可動側金
型28とが整合することによりキャビティ33及びオー
バーフロー37が形成される。
【0005】固定側金型バックプレート25内には、マ
ニホールド30とマニホールド30を加熱保持するマニ
ホールド加熱誘導コイル34とがそれぞれ収納されてお
り、固定側金型26内には、マニホールド30に接続し
先端がキャビティ33内に開口したホットランナノズル
32が設けられている。ホットランナノズル32の外周
部には、これを加熱するためのノズル加熱用誘導コイル
35と、ノズル加熱用誘導コイル35を制御する熱電対
37とがそれぞれ設けられている。ホットランナノズル
32の先端部付近には、ホットランナノズル内湯道32
aの直径よりも小さい直径を有するランド部32bが形
成されており、ランド部32bには、成型品とホットラ
ンナノズル32内の溶湯36とが切り離される際に溶湯
36が凝固して形成されるコールドプラグ38が成形さ
れる。このコールドプラグ38により溶湯36が外部に
漏れないようになっている。
【0006】ノズル18の先端はマニホールド30に当
接しており、シリンダ12、ノズル18、マニホールド
30及びホットランナノズル32内には、シリンダヒー
タ14、ノズルヒータ20、誘導加熱コイル34及びノ
ズル加熱用誘導コイル35により加熱された溶湯36が
保持されている。
【0007】可動側金型28には、複数本のエジェクタ
ピン40の一端が軸方向に移動可能に貫通しており、各
エジェクタピン40の一端が可動側金型28から突出す
ることにより成形品を押し出すことが可能である。各エ
ジェクタピン40の他端はこれらを軸方向へ移動可能な
図示してないエジェクタプレートに固定されている。
【0008】次に動作について説明する。マニホールド
30及びホットランナノズル32は、それぞれ誘導加熱
コイル34及びノズル加熱用誘導コイル35によって昇
温されており、ホットランナ内湯道32aの成形材料は
完全溶融もしくは半溶融状態で保持されている。ただ
し、通常時はノズル先端にコールドプラグ38が形成で
きるような温度に調整されている。
【0009】溶湯36を射出する際には、まず、可動側
金型28を移動させて固定側金型26と可動側金型28
とを閉じた状態にする。次に、図7に示されるように、
ノズル加熱用誘導コイル35によりホットランナノズル
32の先端温度を溶湯36を加熱保持するための保持温
度から急上昇させてコールドプラグ38を溶かし、ピー
ク温度到達と同時にスクリュ10を高速で前進させて、
ホットランナ30、ノズル18及びシリンダ12内の溶
湯36を、図8に示されるように、ホットランナノズル
32から順次キャビティ33内に射出させる。
【0010】ここで、代表的なマグネシウム合金である
AZ91Dの場合、ホットランナノズル32先端近辺に
差し込まれた熱電対37によって測定される温度で制御
されるノズル保持温度は500℃〜560℃であり、射
出前昇温時には600℃〜650℃まで短時間の間に加
熱されてコールドプラグ38が完全に溶解される。
【0011】金型26及び28は、溶湯36よりもかな
り低い200℃に加熱保持されており、さらに金型26
及び28は注入される溶湯36の体積よりも十分に大き
いので、キャビティ33内へ充填された溶湯36の熱は
金型26及び28に直ちに奪われることになり、溶湯3
6は1秒以下という短時間で凝固する。
【0012】射出後、ホットランナノズル32の加熱出
力を落として、ホットランナノズル32の温度を保持温
度まで降温する。ホットランナノズル32先端部はキャ
ビティ33に面しているので、キャビティ33内と同じ
ように金型26及び28に熱を奪われて凝固相が形成さ
れる。
【0013】この後、型開し、成形品が取り出される
が、その時にランド部32b内に残った凝固相がコール
ドプラグ38となり、ホットランナノズル32内の溶湯
36の漏出を防ぐ。
【0014】成形品を取り出し後、次のショットのため
に金型26及び28表面に離型剤が噴霧されて1サイク
ルが終了する。
【0015】次に、図10にホットランナ金型を使用し
て真空成形するときの金属射出成形装置の側断面図を、
図11にコールドプラグ38が完全溶解した状態の側断
面図を、図12に射出前のホットランナノズル32内の
溶湯36がキャビティ33内に吸い出されて凝固してし
まった状態の側断面図を、それぞれ示す。なお、上記真
空成型しないときの金属射出成形装置と同様の構成には
同一符号を付し、その説明を省略するとともに、同様の
動作に関しても説明を省略する。
【0016】オーバーフロー37から真空引きする際に
キャビティ33内のガスのみ排出して溶湯36を冷却固
化させるための冷却ベントブロック42が金型26及び
28の上部に設けられており、冷却ベントブロック42
には、ホース44の一端が接続されている。ホース44
の他端は、型閉じ後の射出前に一定時間開く真空バルブ
46を介して常時真空保持されている真空タンク48に
接続されており、真空タンク48にはこれを排気する真
空ポンプ50が接続されている。
【0017】次に、動作について説明する。溶湯36の
射出前に、真空ポンプ50を駆動し、真空バルブ46を
開いて真空タンク48にキャビティ33内のガスを排出
し、その後、射出成形を行う。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の真空成形を行わない場合の金属成形においては、次
のような問題がある。すなわち、射出時に溶湯36が型
表面に噴霧された離型剤など発生するガスを巻き込み、
成形品の内部欠陥や膨れを発生したり、ボスなどの突起
部への充填性が低下したり、背圧により湯流れ性が低下
したりすることなどがある。
【0019】また、真空成形を行う金属成形の場合は、
射出前にガスの巻き込みを防ぐためにキャビティ33内
を排気するため、上記課題は改善されるものの、射出前
にキャビティ33内を排気すると、キャビティ33内が
負圧になる。これにより、射出するためにコールドプラ
グ38を完全溶解させると、ホットランナノズル32内
に保持された溶湯36が射出前にキャビティ33内に吸
い込まれてしまう。吸い込まれた溶湯36は金型26及
び28に熱を奪われて直ちに凝固するので、キャビティ
33入口が凝固した金属によって塞がれてしまい、射出
しようとしてもできなくなり、成形が行われなくなるこ
とがあるという課題がある。本発明は、このような課題
を解決するためのものである。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記のような
従来のものの課題を解決するためのものであり、ホット
ランナノズル先端にコールドプラグを形成したまま射出
成形することによりキャビティ内が排気されて負圧にな
っても、射出前にホットランナノズル内の溶湯がキャビ
ティ内に吸い込まれることがないようにしたホットラン
ナ金型とその成形方法を提供することを目的とする。
【0021】本発明のうちで請求項1記載の発明は、金
属射出成形機から射出された溶湯(36)をホットラン
ナノズル(32)を通してキャビティ(33)内に注入
するホットランナ金型において、 前記ホットランナノ
ズル(32)の温度を制御するホットランナノズル加熱
手段(52)を設け、射出時にコールドプラグ(38)
が完全溶解しない温度で成形を行うことができるように
構成したことを特徴とするものである。
【0022】また、本発明のうちで請求項2記載の発明
は、請求項1記載の発明において、前記ホットランナノ
ズル(32)は、先端部付近にホットランナノズル内湯
道(32a)の直径を細くしたランド部(32b)を形
成し、前記ランド部(32b)は、ホットランナノズル
(32)先端に形成されたコールドプラグ(38)が射
出時の溶湯圧力によって塑性変形しながら押し出される
ような内径比としたことを特徴とするものである。
【0023】また、本発明のうちで請求項3記載の発明
は、請求項2記載の発明において、前記ホットランナノ
ズル(32)のホットランナノズル内湯道(32a)の
直径(a)とランド部(32b)の直径(b)の比(b
/a)が0.5〜0.8であることを特徴とするもので
ある。
【0024】また、本発明のうちで請求項4記載の発明
は、請求項2又は3記載の発明において、前記ホットラ
ンナノズル(32)は、ランド部(32b)から先端ま
での内径が、中心軸に対して3度以上の勾配をなすよう
に大きくなっていることを特徴とするものである。
【0025】また、本発明のうちで請求項5記載の発明
は、請求項1〜4のいずれか記載の発明において、前記
ホットランナノズル(32)を内蔵する固定側金型(2
6)には、該固定側金型(26)を冷却するための冷却
用媒体の通路(54)が設けられていることを特徴とす
るものである。
【0026】また、本発明のうちで請求項6記載の発明
は、請求項1〜5のいずれか記載の発明において、前記
ホットランナ金型のうち可動側金型(28)には、前記
ホットランナノズル(32)口と対向する位置に充填口
を有し、該充填口からコールドプラグ(38)を受け入
れるコールドプラグキャッチャ(56)が形成されてい
ることを特徴とするものである。
【0027】また、本発明のうちで請求項7記載の発明
は、請求項6のいずれか記載の発明において、前記コー
ルドプラグキャッチャ(56)の充填口は、ホットラン
ナノズル(32)口の大きさよりも大きいことを特徴と
するものである。
【0028】また、本発明のうちで請求項8記載の発明
は、請求項6又は7記載の発明において、前記コールド
プラグキャッチャ(56)は可動側金型(28)に形成
された凹部であることを特徴とするものである。
【0029】また、本発明のうちで請求項9記載の発明
は、請求項8記載の発明において、前記凹部の中心軸方
向への側面抜き勾配が中心軸に対して10度以下である
ことを特徴とするものである。
【0030】また、本発明のうちで請求項10記載の発
明は、クレーム1のホットランナ金型において、射出時
にコールドプラグ(38)が完全溶解しない温度で成形
を行うようにしたことを特徴とするものである。
【0031】また、本発明のうちで請求項11記載の発
明は、請求項10記載の発明において、固定側金型(2
6)のホットランナノズル(32)先端近くに設けられ
ているノズル温度制御用熱電対(58)を用いてホット
ランナノズル(32)温度を制御し、ホットランナノズ
ル(32)先端付近に形成されるホットランナノズル内
湯道(32a)の直径よりも小さい直径を有するランド
部(32b)に形成されるコールドプラグ(38)を完
全溶解させない状態で、ランド部(32b)からホット
ランナノズル(32)先端にかけて内径が大きくなって
いる先端部(32c)を通って射出を行い、射出された
完全溶解していないコールドプラグ(38)を、可動側
金型(28)に形成されたコールドプラグキャッチャ
(56)が受け入れた後、キャビティ(33)内に成形
材料が充填され、成形材料が凝固して金型が開き成形品
が取り出されたとき、ホットランナノズル(32)内の
成形材料はランド部(32b)の先端から破断してコー
ルドプラグ(38)が形成されることを特徴とするもの
である。
【0032】また、本発明のうちで請求項12記載の発
明は、請求項11記載の発明において、完全溶解してい
ないコールドプラグ(38)は、ホットランナノズル内
湯道(32a)の直径(a)とランド部(32b)の直
径(b)の比(b/a)が0.5〜0.8であるランド
部(32b)と、ランド部(32b)からホットランナ
ノズル(32)先端までの内径が中心軸に対して3度以
上の勾配を有するように大きくなっている先端部(32
c)とを通って射出され、射出されたコールドプラグ
(38)は、ホットランナノズル(32)口よりも充填
口が大きく、中心軸方向への側面抜き勾配が中心軸に対
して10度以下の凹部であるコールドプラグキャッチャ
(56)に受け入れられることを特徴とするものであ
る。
【0033】また、本発明のうちで請求項13記載の発
明は、請求項11又は12記載の発明において、使用さ
れる成形材料がマグネシウム合金であり、射出時におけ
る前記ホットランナノズル(32)の温度が液相線温度
以下であることを特徴とするものである。
【0034】また、本発明のうちで請求項14記載の発
明は、請求項11〜13のいずれか記載の発明におい
て、固定側金型(26)及び可動側金型(28)により
形成されたキャビティ(33)内を排気する工程を有す
ることを特徴とするものである。なお、上記かっこ内の
符号は、後述する実施の形態の対応する部材を示す。
【0035】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
により説明する。図1にホットランナノズル先端近傍の
拡大側断面図を、図2に本発明のホットランナ成形にお
いて金型を型閉めした射出前の状態を示す側断面図を、
図3に本発明のホットランナ成形において射出直後の状
態を示す側断面図を、図4に本発明のホットランナ成形
においてキャビティ内に射出した溶湯が冷却固化された
状態を示す側断面図を、図5に本発明のホットランナ成
形において金型が開いた状態を示す側断面図を、それぞ
れ示す。なお、従来技術で説明した構成と重複する部分
に関しては同一符号を付し、その説明を省略する。
【0036】図2に示すように、内部にスクリュ10及
び逆流防止リング11が設けられたシリンダーバレル1
2の外周部に、シリンダヒータ14と、シリンダ温度制
御用熱電対16とがそれぞれ設けられている。シリンダ
12の先端にはノズル18が設けられており、ノズル1
8の外周部にはノズルヒータ20と、熱電対22とがそ
れぞれ設けられている。
【0037】ホットランナ金型は、固定側金型26と可
動側金型28とにより構成されており、固定側金型26
は、固定側金型バックプレート25を介して固定側型盤
24に固定されている。可動側金型28は、サポートブ
ロック29、図示されない取付板などと共に図示されな
い可動側型盤に取付けられて、固定側金型26に接触及
び離隔するように移動可能に構成されており、固定側金
型26と可動側金型28とが整合することによりキャビ
ティ33及びオーバーフロー37が形成される。固定側
金型バックプレート25内にはマニホールド30が、ま
た固定側金型26内にはホットランナノズル32がそれ
ぞれ設けられており、マニホールド30とホットランナ
ノズル32とはそれぞれ電気ヒータ52により加熱され
る。
【0038】ノズル18の先端はマニホールド30に当
接しており、シリンダ12、ノズル18、マニホールド
30及びホットランナノズル32内には、シリンダヒー
タ14、ノズルヒータ20及び電気ヒータ52により加
熱された溶湯36が保持されている。ホットランナノズ
ル32の先端にはコールドプラグ38が成形されてお
り、このコールドプラグ38により溶湯36が外部に漏
れないようになっている。
【0039】可動側金型28には、複数本のエジェクタ
ピン40の一端が貫通しており、各エジェクタピン40
の他端は図示してないエジェクタプレートに固定されて
いる。
【0040】固定側金型26及び可動側金型28の上部
には冷却ベントブロック42が設けられており、冷却ベ
ントブロック42にはホース44の一端が接続されてい
る。ホース44の他端は、真空バルブ46を介して真空
タンク48に接続されており、真空タンク48には真空
ポンプ50が接続されている。
【0041】本実施の形態では、ホットランナノズル3
2の温度を制御するホットランナノズル加熱手段52に
より、射出時にコールドプラグ38が完全溶解しない温
度で成形を行うことができるように構成したものであ
る。さらに、図1に示すように、固定側金型26に設け
られたホットランナノズル32は、これの先端部付近に
ホットランナノズル内湯道32aの直径を細くしたラン
ド部32bが形成されており、ホットランナノズル内湯
道32aの直径(a)とランド部32bの直径(b)の
比(b/a)は0.5〜0.8である。これは、ホット
ランナノズル32先端に形成されたコールドプラグ38
が射出時の溶湯圧力によって塑性変形しながら押し出さ
れるような内径比であり、且つコールドプラグによって
溶湯を保持可能な内径比である。ホットランナノズル3
2のランド部32b近傍にはこの部分の温度を測定可能
な熱電対58が設けられている。また、ホットランナノ
ズル32は、ランド部32bからホットランナノズル3
2先端までの内径が、中心軸に対して3度以上の勾配を
なすように大きくなっている先端部32cを有してい
る。固定側金型26には、これが異常加熱されないよう
にするためにこれを冷却するための冷却用媒体が通る冷
却用通路54が設けられており、冷却媒体としてはエア
ーや油などが用いられる。
【0042】また、可動側金型28には、射出されたコ
ールドプラグ38を受け入れるコールドプラグキャッチ
ャ56が形成されており、コールドプラグキャッチャ5
6は、ホットランナノズル32口と対向する位置にホッ
トランナノズル32口の大きさよりも大きい充填口を有
するとともに、中心軸方向への側面抜き勾配が中心軸に
対して10度以下である凹部である。このようにコール
ドプラグキャッチャ56の中心軸に対する抜き勾配を1
0度以下にすることにより、型開時にコールドプラグキ
ャッチャ56側面の摩擦力によって成形品に可動側金型
28側へ付いていく力が働きやすくなる。
【0043】次に動作について説明する。マニホールド
30及びホットランナノズル32は、それぞれ電気ヒー
タ52によって加熱保持されており、ホットランナ内湯
道32aの成形材料は完全溶融もしくは半溶融状態で保
持されている。ただし、ホットランナノズル32の先端
はコールドプラグ38が形成できるような温度に調整さ
れており、ランド部32bの働きによってホットランナ
ノズル32内の溶湯36が漏出しないようになってい
る。
【0044】図2に示されるように、溶湯36を射出す
る際には、まず、可動側金型28を移動させて固定側金
型26と可動側金型28とを閉じた状態にする。次に、
真空バルブ46が開いて数秒間キャビティ33内が排気
された後、スクリュ10が高速前進することにより溶湯
36が前に押し出されてキャビティ33内に溶湯36が
射出される。射出時に、ホットランナノズル32先端の
温度は待機温度と同じ温度でもコールドプラグ38は塑
性変形しながら排出可能であるし、塑性変形しやすいよ
うに型閉じ動作中もしくは排気中に完全溶解しない範囲
で昇温するような制御行ってもよい。射出時にコールド
プラグが排出可能かどうかということは、ホットランナ
ノズル32の温度、成形材料の種類によって決まるコー
ルドプラグ38の硬さ、射出時にコールドプラグ38に
かかる溶湯圧力、及びランド部32bの形状によって左
右されるが、射出時にコールドプラグ38が完全溶融し
ないような温度条件を選定する必要がある。
【0045】例えば、代表的なマグネシウム合金である
AZ91Dの場合、ホットランナノズル32先端近辺に
差し込まれた熱電対58によって測定される温度で制御
されるノズル保持温度は500℃〜560℃であり、射
出前昇温時には500℃〜595℃までの間に加熱すれ
ばよいが、これらの設定温度とコールドプラグ38自体
の温度は熱電対58の位置などによって相対的に変わ
る。
【0046】図3に示されるように、射出時に押し出さ
れたコールドプラグ38はコールドプラグキャッチャ5
6に補足され、コールドプラグ38に続くように射出さ
れる溶湯36はキャビティ33内に充填されていく。
【0047】図4に示されるように、固定側金型26及
び可動側金型28は、溶湯36よりもかなり低い200
℃程度に加熱保持されており、さらに両金型26及び2
8自体は注入される溶湯36の体積よりも十分に大きい
金属の塊であるので、キャビティ33内へ充填された溶
湯36の熱は両金型26及び28に奪われることにな
り、溶湯36は1秒以下という短時間で凝固する。
【0048】キャビティ33内で凝固した溶湯36を介
して金型に奪われる熱量はホットランナノズル32を加
熱する熱量よりも圧倒的に大きいので、キャビティ33
内と同じようにホットランナノズル32先端にも凝固相
が形成される。
【0049】射出後にスクリュ10は回転しながら後退
し、スクリュ10の前の空洞部に次のショットのための
溶湯36を計量する。計量完了後、図5に示されるよう
に、金型26及び28を開き、エジェクタピン40が前
進して成形品が押し出され、図示してない取出しロボッ
トなどによって成形品が取り出される。この時、ホット
ランナノズル32内に残った凝固相においてランド部3
2bの先端が最も弱いのでそこから破断し、ホットラン
ナノズル32内に残った凝固相がコールドプラグ38と
なって、ホットランナノズル32内の溶湯36の漏出を
防ぐ。
【0050】成形品取り出し後、次のショットのために
固定側金型26及び可動側金型28表面に離型剤が噴霧
されて1サイクルが終了する。
【0051】なお、上記実施の形態においては、インラ
インスクリュ方式の成形機について記述したが、成形機
の形式については限定せず、たとえば、スクリュ10で
はなくプランジャが前進して溶湯36を射出するような
方式のものでも構わない。
【0052】また、ホットランナノズル32及びマニホ
ールド30の加熱方式についても限定せず、抵抗加熱ヒ
ータ以外に、例えば誘導加熱法など他の加熱方法を使用
してもよい。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のうち請求
項1記載の発明は、射出時にコールドプラグ(38)を
完全溶解しない状態で溶湯圧によって排出可能とする構
成としたため、キャビティ(33)内を排気しても射出
前にキャビティ(33)内に溶湯が吸い込まれることが
ない。また、キャビティ(33)内への溶湯(36)吸
い込みを防ぐためにホットランナノズル(32)先端に
シャットオフバルブを設けるといった複雑な構造も必要
ないので装置が安価にできる。また、射出前にホットラ
ンナノズル(32)を急速加熱してコールドプラグ(3
8)を完全溶解させる必要がないので、コールドプラグ
(38)が排出しやすいように昇温して軟化させるとし
ても完全溶解させる場合よりも少ない昇温幅でよいた
め、急速加熱するための誘導加熱などの特殊な加熱方法
を使わなくてもよいので装置のコストが安価に抑えられ
る。
【0054】また、本発明のうちで請求項2記載の発明
は、ランド部(32b)の内径比により、ランド部(3
2b)内にある完全溶解していないコールドプラグ(3
8)を射出時の溶湯圧力により塑性変形させながらキャ
ビティ(33)内に押し出すことができる。
【0055】また、本発明のうちで請求項3記載の発明
は、ホットランナノズル内湯道(32a)の直径(a)
とランド部(32b)の直径(b)の比が0.5〜0.
8であるため、ランド部(32b)内にある完全溶解し
ていないコールドプラグ(38)を射出時の溶湯圧力に
より効果的に塑性変形させながらキャビティ(33)内
に押し出すことができる。
【0056】また、本発明のうちで請求項4記載の発明
は、ランド部(32b)からホットランナノズル(3
2)先端までの内径が中心軸対して3度以上の勾配をな
すように大きくなっているため、型開時に成形品が固定
側金型(26)から離れやすくなり、ランド部(32
b)において凝固相が破断しやすい。
【0057】また、本発明のうちで請求項5記載の発明
は、冷却用媒体の通路に冷却用媒体を通すことにより、
ホットランナノズル(32)の加熱によって固定側金型
(26)が異常加熱することを防止することができる。
【0058】また、本発明のうちで請求項6記載の発明
は、排出された完全溶解されていないコールドプラグ
(38)が、ホットランナノズル(32)口と対向する
位置にある充填口からコールドプラグキャッチャ(5
6)に受け入れられるため、製品部へコールドプラグ
(38)が混入することがなく、これによる欠陥の発生
を防止することができる。
【0059】また、本発明のうちで請求項7記載の発明
は、充填口の大きさはホットランナノズル(32)口の
大きさよりも大きいため、ホットランナノズルから排出
されたコールドプラグ(38)を確実に充填口からコー
ルドプラグキャッチャ(56)に受け入れさせることが
できる。
【0060】また、本発明のうちで請求項8記載の発明
は、排出されたコールドプラグ(38)を凹部内に収納
することができる。
【0061】また、本発明のうちで請求項9記載の発明
は、凹部の中心軸方向への側面抜き勾配を中心軸に対し
て10度以下にすることにより、型開時にコールドプラ
グキャッチャ(56)側面の摩擦力によって成形品に可
動側金型(28)側へ付いていく力が働きやすくなる。
【0062】また、本発明のうちで請求項10記載の発
明は、射出時にコールドプラグが完全溶解しない温度で
成形を行うため、キャビティ(33)内を排気しても射
出前にキャビティ(33)内に溶湯(36)が吸い込ま
れることがない。
【0063】また、本発明のうちで請求項11記載の発
明は、ランド部(32b)の内径比により、コールドプ
ラグ(38)を完全溶解させない状態で射出させること
ができ、また、射出されたコールドプラグ(38)は可
動側金型(28)のコールドプラグキャッチャ(56)
に受け入れられるため、製品部に混入して欠陥を生じる
ことはなく、さらには、先端部(32c)の形状により
型開時に成形品が固定側金型(26)から離れやすくな
り、ランド部(32b)において凝固相が破断しやす
い。
【0064】また、本発明のうちで請求項12記載の発
明は、射出時には、ランド部(32b)内にある完全溶
解していないコールドプラグ(38)を射出時の溶湯
(36)圧力により塑性変形させながらキャビティ(3
3)内に押し出しやすく、型開時には、ランド部(32
b)において破断して、成形品が固定側金型(26)か
ら離れやすく、且つ可動側金型(28)側へ付いていく
力が働きやすくなる。
【0065】また、本発明のうちで請求項13記載の発
明は、マグネシウム合金の成形材料を、液相線温度以下
のホットランナノズル(32)温度で射出することがで
きる。
【0066】また、本発明のうちで請求項14記載の発
明は、射出中のガスの巻き込みを低減することができ、
成形品の品質を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ホットランナノズル先端近傍の拡大側断面図で
ある。
【図2】本発明のホットランナ成形において金型を型閉
めした射出前の状態を示す側断面図である。
【図3】本発明のホットランナ成形において射出直後の
状態を示す側断面図である。
【図4】本発明のホットランナ成形においてキャビティ
内に射出した溶湯が冷却固化された状態を示す側断面図
である。
【図5】本発明のホットランナ成形において金型が開い
た状態を示す側断面図である。
【図6】従来のホットランナ金型を使用した金属射出成
形機の一部を示す側断面図である。
【図7】従来のホットランナ成形においてコールドプラ
グが溶解した状態を示す側断面図である。
【図8】従来のホットランナ成形においてキャビティ内
に溶湯を射出し、冷却固化した状態を示す側断面図であ
る。
【図9】ホットランナノズル先端部付近の拡大側断面図
である。
【図10】ホットランナ金型を使用して真空成形すると
きの金属射出成形装置の側断面図である。
【図11】コールドプラグ38が完全溶解した状態の側
断面図である。
【図12】射出前のホットランナノズル32内の溶湯3
6がキャビティ33内に吸い出されて凝固してしまった
状態の側断面図である。
【符号の説明】
26 固定側金型 28 可動側金型 32 ホットランナノズル 32a ホットランナノズル内湯道 32b ランド部 32c 先端部 33 キャビティ 36 溶湯 38 コールドプラグ 56 コールドプラグキャッチャ 58 熱電対
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂本 隆一 広島県広島市安芸区船越南一丁目6番1号 株式会社日本製鋼所内 (72)発明者 比枝 敏昭 広島県広島市安芸区船越南一丁目6番1号 株式会社日本製鋼所内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属射出成形機から射出された溶湯(3
    6)をホットランナノズル(32)を通してキャビティ
    (33)内に注入するホットランナ金型において、 前記ホットランナノズル(32)の温度を制御するホッ
    トランナノズル加熱手段(52)を設け、射出時にコー
    ルドプラグ(38)が完全溶解しない温度で成形を行う
    ことができるように構成したことを特徴とするホットラ
    ンナ金型。
  2. 【請求項2】 前記ホットランナノズル(32)は、先
    端部付近にホットランナノズル内湯道(32a)の直径
    を細くしたランド部(32b)を形成し、前記ランド部
    (32b)は、ホットランナノズル(32)先端に形成
    されたコールドプラグ(38)が射出時の溶湯圧力によ
    って塑性変形しながら押し出されるような内径比とした
    ことを特徴とする請求項1記載のホットランナ金型。
  3. 【請求項3】 前記ホットランナノズル(32)のホッ
    トランナノズル内湯道(32a)の直径(a)とランド
    部(32b)の直径(b)の比(b/a)が0.5〜
    0.8であることを特徴とする請求項2記載のホットラ
    ンナ金型。
  4. 【請求項4】 前記ホットランナノズル(32)は、ラ
    ンド部(32b)から先端までの内径が、中心軸に対し
    て3度以上の勾配をなすように大きくなっていることを
    特徴とする請求項2又は3記載のホットランナ金型。
  5. 【請求項5】 前記ホットランナノズル(32)を内蔵
    する固定側金型(26)には、該固定側金型(26)を
    冷却するための冷却用媒体の通路(54)が設けられて
    いることを特徴とする請求項1〜4のいずれか記載のホ
    ットランナ金型。
  6. 【請求項6】 前記ホットランナ金型のうち可動側金型
    (28)には、前記ホットランナノズル(32)口と対
    向する位置に充填口を有し、該充填口からコールドプラ
    グ(38)を受け入れるコールドプラグキャッチャ(5
    6)が形成されていることを特徴とする請求項1〜5の
    いずれか記載のホットランナ金型。
  7. 【請求項7】 前記コールドプラグキャッチャ(56)
    の充填口は、ホットランナノズル(32)口の大きさよ
    りも大きいことを特徴とする請求項6記載のホットラン
    ナ金型。
  8. 【請求項8】 前記コールドプラグキャッチャ(56)
    は可動側金型(28)に形成された凹部であることを特
    徴とする請求項6又は7記載のホットランナ金型。
  9. 【請求項9】 前記凹部の中心軸方向への側面抜き勾配
    が中心軸に対して10度以下であることを特徴とする請
    求項8記載のホットランナ金型。
  10. 【請求項10】 金属射出成形機から射出された溶湯
    (36)をホットランナノズル(32)を通してキャビ
    ティ(33)内に注入するホットランナ金型において、 射出時にコールドプラグ(38)が完全溶解しない温度
    で成形を行うようにしたことを特徴とするホットランナ
    成形方法。
  11. 【請求項11】 固定側金型(26)のホットランナノ
    ズル(32)先端近くに設けられているノズル温度制御
    用熱電対(58)を用いてホットランナノズル(32)
    温度を制御し、ホットランナノズル(32)先端付近に
    形成されるホットランナノズル内湯道(32a)の直径
    よりも小さい直径を有するランド部(32b)に形成さ
    れるコールドプラグ(38)を完全溶解させない状態
    で、ランド部(32b)からホットランナノズル(3
    2)先端にかけて内径が大きくなっている先端部(32
    c)を通って射出を行い、射出された完全溶解していな
    いコールドプラグ(38)を、可動側金型(28)に形
    成されたコールドプラグキャッチャ(56)が受け入れ
    た後、キャビティ(33)内に成形材料が充填され、成
    形材料が凝固して金型が開き成形品が取り出されたと
    き、ホットランナノズル(32)内の成形材料はランド
    部(32b)の先端から破断してコールドプラグ(3
    8)が形成されることを特徴とする請求項10記載のホ
    ットランナ成形方法。
  12. 【請求項12】 完全溶解していないコールドプラグ
    (38)は、ホットランナノズル内湯道(32a)の直
    径(a)とランド部(32b)の直径(b)の比(b/
    a)が0.5〜0.8であるランド部(32b)と、ラ
    ンド部(32b)からホットランナノズル(32)先端
    までの内径が中心軸に対して3度以上の勾配を有するよ
    うに大きくなっている先端部(32c)とを通って射出
    され、射出されたコールドプラグ(38)は、ホットラ
    ンナノズル(32)口よりも充填口が大きく、中心軸方
    向への側面抜き勾配が中心軸に対して10度以下の凹部
    であるコールドプラグキャッチャ(56)に受け入れら
    れることを特徴とする請求項11記載のホットランナ成
    形方法。
  13. 【請求項13】 使用される成形材料がマグネシウム合
    金であり、射出時における前記ホットランナノズル(3
    2)の温度が液相線温度以下であることを特徴とする請
    求項11又は12記載のホットランナの成形方法。
  14. 【請求項14】 固定側金型(26)及び可動側金型
    (28)により形成されたキャビティ(33)内を排気
    する工程を有することを特徴とする請求項11〜13の
    いずれか記載のホットランナ成形方法。
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