JPH05269797A - 射出成形機のヒートカバー - Google Patents
射出成形機のヒートカバーInfo
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- JPH05269797A JPH05269797A JP9597792A JP9597792A JPH05269797A JP H05269797 A JPH05269797 A JP H05269797A JP 9597792 A JP9597792 A JP 9597792A JP 9597792 A JP9597792 A JP 9597792A JP H05269797 A JPH05269797 A JP H05269797A
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- Japan
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- cylinder assembly
- cover
- heat cover
- molding machine
- injection molding
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 射出成形機におけるシリンダアセンブリのヒ
ートカバーであって、シリンダアセンブリの露出部がな
く、射出ユニットの前後移動によっても露出部が生じな
いヒートカバーの提供。 【構成】 シリンダアセンブリ1の全体を覆うカバー9
とし、これをシリンダアセンブリ1の長手方向に伸縮自
在なテレスコピック構造とする。このカバー9は、前端
が型締めユニットにおけるフロントプラテン7の後面
に、後端が射出ユニットにおけるフロントプレート6の
前面に取付けられる。
ートカバーであって、シリンダアセンブリの露出部がな
く、射出ユニットの前後移動によっても露出部が生じな
いヒートカバーの提供。 【構成】 シリンダアセンブリ1の全体を覆うカバー9
とし、これをシリンダアセンブリ1の長手方向に伸縮自
在なテレスコピック構造とする。このカバー9は、前端
が型締めユニットにおけるフロントプラテン7の後面
に、後端が射出ユニットにおけるフロントプレート6の
前面に取付けられる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、射出成形機に関し、
射出ユニットのシリンダアセンブリにおけるヒートカバ
ーに関する。
射出ユニットのシリンダアセンブリにおけるヒートカバ
ーに関する。
【0002】
【従来技術】図1は、従来の射出成形機におけるシリン
ダアセンブリ1の部分を示す。シリンダアセンブリ1は
通常、スクリューが嵌挿されているバレル2、バレル先
端のノズル3および、バレルの外周に取り付けた加熱ヒ
ーター4で構成され、ヒーター4部分を覆うカバー5が
設けられている。シリンダアセンブリ1は前端が射出ユ
ニットにおけるフロントプレート6に取付けられてい
る。また、型締めユニットのフロントプラテン7の後面
には、前記のノズル3が嵌入できる位置にパージシール
ド8が構成されている。パージシールド8は通常、上面
と左右面(手前側および向う側面)を覆い、前後面およ
び下面は開放されている。
ダアセンブリ1の部分を示す。シリンダアセンブリ1は
通常、スクリューが嵌挿されているバレル2、バレル先
端のノズル3および、バレルの外周に取り付けた加熱ヒ
ーター4で構成され、ヒーター4部分を覆うカバー5が
設けられている。シリンダアセンブリ1は前端が射出ユ
ニットにおけるフロントプレート6に取付けられてい
る。また、型締めユニットのフロントプラテン7の後面
には、前記のノズル3が嵌入できる位置にパージシール
ド8が構成されている。パージシールド8は通常、上面
と左右面(手前側および向う側面)を覆い、前後面およ
び下面は開放されている。
【0003】このような従来構造では、ヒートカバー5
が加熱ヒーター4の上部を覆うだけなので、保温性が悪
く多量の熱が散逸してしまう。また、シリンダアセンブ
リ1の下面部や先端のノズル部が覆われておらず、図1
のようにパージング位置ではシリンダアセンブリ1の前
部が露出することがあり、危険である。さらに、シリン
ダアセンブリ1の長さに応じたヒートカバー5を準備し
なければならない。
が加熱ヒーター4の上部を覆うだけなので、保温性が悪
く多量の熱が散逸してしまう。また、シリンダアセンブ
リ1の下面部や先端のノズル部が覆われておらず、図1
のようにパージング位置ではシリンダアセンブリ1の前
部が露出することがあり、危険である。さらに、シリン
ダアセンブリ1の長さに応じたヒートカバー5を準備し
なければならない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、射出成形
機におけるシリンダアセンブリ1の全体を常に覆い、パ
ージシールドも兼ねる射出成形機におけるヒートカバー
の提供を課題とする。
機におけるシリンダアセンブリ1の全体を常に覆い、パ
ージシールドも兼ねる射出成形機におけるヒートカバー
の提供を課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】ヒートカバーがシリンダ
アセンブリの長手方向に伸縮自在なテレスコピック構造
とされる。ヒートカバーは前端が型締めユニットにおけ
るフロントプラテンの後面に、後端が射出ユニットにお
けるフロントプレートの前面に取付けられる。
アセンブリの長手方向に伸縮自在なテレスコピック構造
とされる。ヒートカバーは前端が型締めユニットにおけ
るフロントプラテンの後面に、後端が射出ユニットにお
けるフロントプレートの前面に取付けられる。
【0006】
【作用】ヒートカバーのテレスコピック構造は、シリン
ダアセンブリを露出させることなく、型締めユニットに
対し射出ユニットが前後に移動することを許容する。ヒ
ートカバーの両端が型締めユニット側と射出ユニット側
に取付けられた構造は、ヒートカバーがパージングシー
ルドを兼用することを可能とする。
ダアセンブリを露出させることなく、型締めユニットに
対し射出ユニットが前後に移動することを許容する。ヒ
ートカバーの両端が型締めユニット側と射出ユニット側
に取付けられた構造は、ヒートカバーがパージングシー
ルドを兼用することを可能とする。
【0007】
【実施例】図2〜図4は、本発明によるヒートカバー9
の1実施例を示す。ヒートカバー9はテレスコピックに
構成され、前端が型締めユニットのフロントプラテン7
に取付けられ、後端が射出ユニットのフロントプレート
6(具体的にはフロントプレート6と一体のホッパーブ
ロック10の前面)に取付けられている。したがって、
シリンダアセンブリ1は全体がヒートカバー9に覆われ
る。
の1実施例を示す。ヒートカバー9はテレスコピックに
構成され、前端が型締めユニットのフロントプラテン7
に取付けられ、後端が射出ユニットのフロントプレート
6(具体的にはフロントプレート6と一体のホッパーブ
ロック10の前面)に取付けられている。したがって、
シリンダアセンブリ1は全体がヒートカバー9に覆われ
る。
【0008】ヒートカバー9は、この実施例において、
前方から第1〜第5の順次に外径が小さくなる短い角筒
11(a〜e)で構成され、前方のものに後方のものが
嵌挿されている。
前方から第1〜第5の順次に外径が小さくなる短い角筒
11(a〜e)で構成され、前方のものに後方のものが
嵌挿されている。
【0009】第1の角筒11aは次の構成を備える。前
縁が下部を除いた3方で外方へ拡がるフランジ12に形
成され、その各辺の前面に固定用の永久磁石13が接着
されている。上面はガス抜き用に金網14が嵌め込ま
れ、また、正面(手前面)は内部を観察できる窓15に
構成されている。下面は両側のヒンジ16で上下方向に
開閉可能とされており、適宜な手段で閉じ状態が維持さ
れるようになっている。後縁は内側に屈曲されて係止部
17aとなっており、緩衝機能を有するシール部材18
aが装着されている。符号19は取っ手で正面に固定さ
れている。
縁が下部を除いた3方で外方へ拡がるフランジ12に形
成され、その各辺の前面に固定用の永久磁石13が接着
されている。上面はガス抜き用に金網14が嵌め込ま
れ、また、正面(手前面)は内部を観察できる窓15に
構成されている。下面は両側のヒンジ16で上下方向に
開閉可能とされており、適宜な手段で閉じ状態が維持さ
れるようになっている。後縁は内側に屈曲されて係止部
17aとなっており、緩衝機能を有するシール部材18
aが装着されている。符号19は取っ手で正面に固定さ
れている。
【0010】第2〜第4の角筒11(b〜d)は次の構
成を備える。前縁に前記の係止部17aに係合するよ
う、しかし、前方の角筒11の内径より小さな、外方へ
拡がった係合リブ20(b〜d)が4辺に形成される。
上下、左右面は閉鎖され、後縁に前記の係止部17aと
同様に係止部17(b〜d)が形成され、その内側にシ
ール部材18(b〜d)が装着されている。
成を備える。前縁に前記の係止部17aに係合するよ
う、しかし、前方の角筒11の内径より小さな、外方へ
拡がった係合リブ20(b〜d)が4辺に形成される。
上下、左右面は閉鎖され、後縁に前記の係止部17aと
同様に係止部17(b〜d)が形成され、その内側にシ
ール部材18(b〜d)が装着されている。
【0011】第5の角筒11eは次のように構成され
る。前縁に前記と同様な係止リブ20eが4辺に形成さ
れると共に、後縁が外方に拡がったフランジ21に形成
されている。上下、左右面は閉鎖されている。
る。前縁に前記と同様な係止リブ20eが4辺に形成さ
れると共に、後縁が外方に拡がったフランジ21に形成
されている。上下、左右面は閉鎖されている。
【0012】これら角筒11(a〜d)は、図4のよう
に相互に嵌入させて組み付け、ヒートカバー9とする。
これをシリンダアセンブリ1に前方から被せて第5角筒
11eの後端におけるフランジ21を射出ユニットのフ
ロントプレート6にねじ止めにより固定する。ついで、
ヒートカバー9の前端を型締めユニットのフロントプラ
テン7の前面に永久磁石13の磁力により取り付ける。
この場合、フロントプラテン7には、ヒートカバー9前
端の下面を受ける支承体22が補助的に固定されてお
り、永久磁石による取付けを安定なものにする。
に相互に嵌入させて組み付け、ヒートカバー9とする。
これをシリンダアセンブリ1に前方から被せて第5角筒
11eの後端におけるフランジ21を射出ユニットのフ
ロントプレート6にねじ止めにより固定する。ついで、
ヒートカバー9の前端を型締めユニットのフロントプラ
テン7の前面に永久磁石13の磁力により取り付ける。
この場合、フロントプラテン7には、ヒートカバー9前
端の下面を受ける支承体22が補助的に固定されてお
り、永久磁石による取付けを安定なものにする。
【0013】このようにしてヒートカバー9は図2の状
態に取付けられ、シリンダアセンブリ1の全体がヒート
カバー9で覆われる。また、射出ユニットが型締めユニ
ットに対して前後に移動してもヒートカバー9は伸縮
し、シリンダアセンブリ1のどの部分も露出することは
ない。これにより、シリンダアセンブリ1の露出部分に
対する接触事故が防止されると共に、加熱ヒーター4の
熱が外部へ自由に散逸してしまうのが防止される。
態に取付けられ、シリンダアセンブリ1の全体がヒート
カバー9で覆われる。また、射出ユニットが型締めユニ
ットに対して前後に移動してもヒートカバー9は伸縮
し、シリンダアセンブリ1のどの部分も露出することは
ない。これにより、シリンダアセンブリ1の露出部分に
対する接触事故が防止されると共に、加熱ヒーター4の
熱が外部へ自由に散逸してしまうのが防止される。
【0014】さらに、図2の状態は射出ユニットがパー
ジングの位置であり、ノズル3はノズルタッチが解除さ
れ、ヒートカバー9における第1の角筒11aの位置に
ある。したがって、この位置でパージングが行われても
パージ樹脂が飛散することはない。パージされた樹脂
は、第1の角筒11aの下面を開放して取り出される。
また、この実施例の場合、樹脂から分離するガスが多い
場合にも、ガスは上面の金網14からただちに放散し、
危険が防止される。
ジングの位置であり、ノズル3はノズルタッチが解除さ
れ、ヒートカバー9における第1の角筒11aの位置に
ある。したがって、この位置でパージングが行われても
パージ樹脂が飛散することはない。パージされた樹脂
は、第1の角筒11aの下面を開放して取り出される。
また、この実施例の場合、樹脂から分離するガスが多い
場合にも、ガスは上面の金網14からただちに放散し、
危険が防止される。
【0015】ノズル3部分の点検などの場合には、取っ
手19をもって強くヒートカバー9を後方へ引くと磁力
による取付けが解除され、ヒートカバー9を後方へ収縮
させ、ノズル3部分を露出させることができる。さら
に、シリンダアセンブリ1の交換などでシリンダアセン
ブリ1を射出ユニットから取り外す時は、ヒートカバー
9における第5の角筒11eを射出ユニットに固定して
いるねじも解除し、ヒートカバー9の全体を射出成形機
から取り外す。交換したために、あるいは機種によって
シリンダアセンブリ1の長さが異なっても、ヒートカバ
ー9は取付けの際にその長さが自動的に調整される。
手19をもって強くヒートカバー9を後方へ引くと磁力
による取付けが解除され、ヒートカバー9を後方へ収縮
させ、ノズル3部分を露出させることができる。さら
に、シリンダアセンブリ1の交換などでシリンダアセン
ブリ1を射出ユニットから取り外す時は、ヒートカバー
9における第5の角筒11eを射出ユニットに固定して
いるねじも解除し、ヒートカバー9の全体を射出成形機
から取り外す。交換したために、あるいは機種によって
シリンダアセンブリ1の長さが異なっても、ヒートカバ
ー9は取付けの際にその長さが自動的に調整される。
【0016】以上は1実施例である。ヒートカバー9前
端の取付けは永久磁石13ではなく、着脱操作が簡単な
フックやスナップ機構であっても良い。また、第1〜第
5の角筒11(a〜e)は断面が円形などであっても良
い。さらに、ヒートカバー9を構成する角筒11の数は
限定されない。係止部17、係合リブ20は他の係合構
造であっても良い。
端の取付けは永久磁石13ではなく、着脱操作が簡単な
フックやスナップ機構であっても良い。また、第1〜第
5の角筒11(a〜e)は断面が円形などであっても良
い。さらに、ヒートカバー9を構成する角筒11の数は
限定されない。係止部17、係合リブ20は他の係合構
造であっても良い。
【0017】
【発明の効果】作業者が射出成形機の高温部分に接触す
る事故をより確実に防止できる。シリンダアセンブリ部
分の熱効率が向上する。シリンダアセンブリの長さに応
じて各種長さのヒートカバーを準備する必要がなくな
る。ヒートカバーと別体にパージシールドを準備する必
要がない。
る事故をより確実に防止できる。シリンダアセンブリ部
分の熱効率が向上する。シリンダアセンブリの長さに応
じて各種長さのヒートカバーを準備する必要がなくな
る。ヒートカバーと別体にパージシールドを準備する必
要がない。
【図1】従来例の正面図。
【図2】本発明の正面図(一部断面)。
【図3】要部の斜視図。
【図4】模式的に示した断面図。
1 シリンダアセンブリ 6 フロン
トプレート 7 フロントプラテン 9 ヒート
カバー 11 角筒 13 永久
磁石
トプレート 7 フロントプラテン 9 ヒート
カバー 11 角筒 13 永久
磁石
Claims (1)
- 【請求項1】 射出成形機のシリンダアセンブリの全体
を覆うカバーであって、シリンダアセンブリの長手方向
に伸縮自在なテレスコピック構造とされ、前端が型締め
ユニットにおけるフロントプラテンの後面に、後端が射
出ユニットにおけるフロントプレートの前面に取付けら
れていることを特徴とした射出成形機のヒートカバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4095977A JP2759899B2 (ja) | 1992-03-24 | 1992-03-24 | 射出成形機のヒートカバー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4095977A JP2759899B2 (ja) | 1992-03-24 | 1992-03-24 | 射出成形機のヒートカバー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05269797A true JPH05269797A (ja) | 1993-10-19 |
JP2759899B2 JP2759899B2 (ja) | 1998-05-28 |
Family
ID=14152230
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4095977A Expired - Fee Related JP2759899B2 (ja) | 1992-03-24 | 1992-03-24 | 射出成形機のヒートカバー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2759899B2 (ja) |
Cited By (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002301557A (ja) * | 2001-04-06 | 2002-10-15 | Japan Steel Works Ltd:The | 金属射出成形機のパージカバー装置 |
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Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102062741B1 (ko) | 2018-03-13 | 2020-01-06 | 주식회사 포던테크 | 3d프린터의 열 재생장치 |
Citations (2)
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---|---|---|---|---|
JPS61120450U (ja) * | 1985-01-17 | 1986-07-29 | ||
JPH01249421A (ja) * | 1988-03-31 | 1989-10-04 | Niigata Eng Co Ltd | 加熱筒の周囲温度制御装置 |
-
1992
- 1992-03-24 JP JP4095977A patent/JP2759899B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2759899B2 (ja) | 1998-05-28 |
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