JP3910119B2 - シリンダブロック鋳造機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンジンのシリンダブロックを鋳造する鋳造機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、エンジンのシリンダブロックを鋳造する際、シリンダボアにスリーブを鋳込むようにしており、この際、金型のキャビティ内に突出する水平または垂直のボアピンにスリーブを嵌め込んだ状態で型締めするのが一般的である。また、本出願人は、例えば特開2000−197954のようなスリーブ投入装置を提案しており、この技術では、V型、直列エンジンのどちらにの場合にも同一の投入装置で対応出来るような装置として構成され、スリーブを金型の所定位置まで自動的に移送した後、押込みシリンダによりボアピンにスリーブを押し込むようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、エンジンの機種や形状等によっては、ボアピンを水平または垂直にするためには、タイバーとの干渉や湯口の関係等から大型の鋳造機を使用しなければならないことがあるのに対し、ボアピンを傾斜させると、一段小型の鋳造機を使用出来るということがあった。
【0004】
そこで本発明は、一段小型の鋳造機を使用してシリンダブロックを鋳造できるようにし、また鋳造機のレイアウトをコンパクト化することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本発明は、鋳込みスリーブを保持するボアピンを備えたシリンダブロック鋳造機において、ボアピンに傾斜角を付与し、また、このボアピンに投入されるスリーブを落下防止機構によって支持するようにするとともに、この落下防止機構として、シリンダと、このシリンダからスリーブ下端に向けて出没自在に延出するスリーブ支持ピンを設け、シリンダは金型内に埋設されるようにした。
【0006】
このように、ボアピンに傾斜角を付与することにより、ボアピンの配置自由度が高まり、一段小型の鋳造機を使用出来るようになる。
しかしながら、ボアピンを傾斜させると、ボアピンに投入したスリーブが落下しやすくなり、定位置に保持しておくのが難しいという問題があるため、本発明ではスリーブ落下防止機構を設けるようにしており、この落下防止機構として、金型内にシリンダを埋め込み、このシリンダからスリーブ支持ピンを延出させてスリーブの下端を支持し得るようにする。そして、このスリーブ支持ピンを出没自在にすることによって装置のコンパクト化を図るようにする。
【0007】
また本発明では、前記スリーブ支持ピンは、スリーブ投入装置によるボアピンへのスリーブの投入が完了した時点で、前進してスリーブ下端を支持するようにし、金型が型締めする際に可動型が所定位置まで前進した時点で、後退を開始してスリーブから離脱するよう制御するようにした。
【0008】
こうすることにより、型開きしてスリーブをボアピンに投入した時点から、型締めしてスリーブ下端が可動型によって支持されるまで、スリーブの定位置を保つよう落下防止を図ることが出来、またリミットスイッチ等により自動制御することにより、自動化が図れる。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について添付した図面に基づき説明する。
ここで図1は本発明に係るシリンダブロック鋳造機の構成概要図、図2は金型のボアピンに投入されるスリーブをスリーブ支持ピンで支持した状態の説明図、図3はスリーブ支持ピンを後退させて型締めした状態の説明図、図4は本鋳造機で鋳造されたシリンダブロックの説明図である。
【0010】
本発明に係るシリンダブロック鋳造機は、例えば、800t程度の大型の鋳造機を使用する代わりに、一段小型の500t程度の鋳造機を使用してシリンダブロックを鋳造できるようにされ、ボアピンに傾斜角を付与するとともに、ボアピンに投入されるスリーブの落下防止を図るため、金型内に落下防止機構を設けることを特徴としている。
【0011】
この鋳造機1は、図1に示すように、固定型2に対して開閉自在な可動型3を備えており、この可動型3には、傾斜角を有するボアピン5を備えた摺動中子4がスライド自在に設けられている。
そして、可動型3の金型内には、落下防止機構6の一部品であるコンパクトシリンダ7が埋設され、このコンパクトシリンダ7からボアピン5の下方に向けて延出するスリーブ支持ピン8がシリンダ7の作動により進退動自在に設けられている。
【0012】
そして、前記ボアピン5に対しては、不図示のスリーブ投入ロボットにより、スリーブ9を自動的に投入できるようにされ、この投入ロボットは、型開きした状態で摺動中子4が定位置にスライドしてくると、自動的にボアピン5の前方に位置決めされ、保持するスリーブ9の角度をボアピン5の角度に合わせた後、押込みシリンダによりボアピン5に向けてスリーブ9を押込むようにしている。
【0013】
前記スリーブ支持ピン8は、ボアピン5に押し込まれたスリーブ9が落下するのを防止出来るようにされ、ボアピン5に投入されたスリーブ9の下方に向けて前進可能にされるとともに、後退した状態ではスリーブ9の下方から退避できるようにされている。
一方、前記固定型2には、型締め状態でボアピン5端面に当接するスリーブ合わせ部2sが突設されており、このスリーブ合わせ部2sは、型締め途中でボアピン5端面に当接した時点から、スリーブ9が落下するのを防止する機能を果たすようにされている。
【0014】
以上のようなシリンダブロック鋳造機1の作用等について説明する。
離型剤をスプレー塗布している間に、摺動中子4がスライドしてボアピン5が定位置にセットされる。このボアピン5は、水平方向から約25度傾斜している。
【0015】
スプレー塗布が完了すると、不図示のスリーブ投入ロボットが規定の位置に進入し、保持するスリーブ9をボアピン5の前方に位置させると、スリーブ押込みシリンダによりスリーブ9をボアピン5に押し込む。そしてスリーブ押込みシリンダの前進端において、不図示のリミットスイッチが作動して、コンパクトシリンダ7を伸長作動させ、スリーブ支持ピン8が前進する。そしてこのスリーブ支持ピン8は、図2に示すように、スリーブ9の下端部を支持する。そして、スリーブ支持ピン8が前進端に達すると、その信号を受けてロボットは型外に移動する。
【0016】
次いで、型締めが開始され、固定型2のスリーブ合せ部2sがボアピン5端面の位置まで接近して、スリーブ9の下端部を支持する位置まで前進すると、不図示のリミットスイッチが信号を発して、コンパクトシリンダ7を後退作動させ、スリーブ支持ピン8が後退し、図3に示すような型締め状態となる。
【0017】
そして型内に溶湯を注湯することにより、図4に示すようなスリーブ9が鋳込まれたシリンダブロック10が鋳造される。
【0018】
以上のような鋳造機において、スリーブ9を保持するボアピン5を傾斜させるとともに、装着されたスリーブ9の落下を防止する落下防止機構6を金型内に埋設するようにしたため、一段小型の鋳造機を使用することが出来、しかも鋳造機のコンパクト化が図れるようになった。
【0019】
尚、本発明は以上のような実施形態に限定されるものではない。本発明の特許請求の範囲に記載した事項と実質的に同一の構成を有し、同一の作用効果を奏するものは本発明の技術的範囲に属する。
【0020】
【発明の効果】
以上のように本発明に係るシリンダブロック鋳造機は、鋳込みスリーブを保持するボアピンを備えたシリンダブロック鋳造機において、ボアピンに傾斜角を付与し、また、このボアピンに投入されるスリーブを、金型内に埋設される落下防止機構によって支持するようにしたため、ボアピンの配置自由度が高まり、小型の鋳造機を使用出来るようになり、しかも鋳造機のコンパクト化が図れる。
また、スリーブ支持ピンは、型締めが開始された時点で後退させるよう制御するで、全自動化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシリンダブロック鋳造機の構成概要図
【図2】金型のボアピンに投入されるスリーブをスリーブ支持ピンで支持した状態の説明図
【図3】スリーブ支持ピンを後退させて型締めした状態の説明図
【図4】本鋳造機で鋳造されたシリンダブロックの説明図
【符号の説明】
1…鋳造機、2…固定型、2s…スリーブ合せ部、3…可動型、5…ボアピン、6…落下防止機構、7…コンパクトシリンダ、8…スリーブ支持ピン、9…スリーブ、10…シリンダブロック。

Claims (1)

  1. 鋳込みスリーブを保持するボアピンを備えたシリンダブロック鋳造機であって、前記ボアピンには傾斜角が付与されており、また、このボアピンに投入されるスリーブは落下防止機構によって支持するようにされるとともに、この落下防止機構は、シリンダと、このシリンダからスリーブ下端に向けて出没自在に延出するスリーブ支持ピンを備え、前記シリンダは金型内に埋設されていることを特徴とするシリンダブロック鋳造機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2009037816A1 (ja) * 2007-09-21 2009-03-26 Honda Motor Co., Ltd. 鋳造金型装置

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