JP6882079B2 - 定着装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複写機やレーザビームプリンタ等、電子写真方式・静電記録方式等の作像プロセスを採用した画像形成装置に使用される定着装置に関するものである。
定着装置として、セラミックヒータ(ヒータ)を用いたフィルム定着方式が知られている。そして、従来より、「非通紙部昇温による端部位置のオフセット」の対策が考えられている。すなわち、小サイズ紙を通紙する際に、記録材が通紙されない端部領域においては、発熱部材からの熱量がそのまま蓄積され、非常に高い温度になる場合がある。このような状態で、普通紙サイズ(大サイズ)の記録材を通紙した場合に、端部領域で、トナーが溶けすぎてしまうことで、トナーが定着フィルム表面に付着し、1回転した際に、トナーがついてしまうホットオフセットという現象が発生してしまうことがある。
そこで、この現象を軽減させるために、発熱部材とそれを保持する保持部材との間に熱伝導率が発熱部材の基材よりも大きい部材を発熱部材裏の全面領域に配置させる構成が知られている(特許文献1)。この構成によって、端部位置で発生している熱量を分散させることで端部位置の温度を低減させ、非通紙部昇温を緩和させ、ホットオフセットの発生を防止することができる。
特開平11−260533号公報
しかしながら、特許文献1では、普通紙サイズ(大サイズ)の記録材を通紙した際には、電力遮断部材はヒータ裏の熱伝導部材を介して接触配置されるため、定着装置の冷間時には電力遮断部材が熱容量部材となる。そのため、ヒータの熱を奪ってしまい、電力遮断部材位置の定着フィルムにおいて温度が低くなり、電力遮断部材位置の定着性が劣化してしまう場合がある。
また、熱伝導部材としてアルミ板等の金属からなる部材を使用する場合、加熱によって伸縮してしまうため、発熱部材としてのヒータを支持する支持部材への位置決めが必要になる。その為に、保持部材に電力遮断部材の配置窓とは別に位置決め穴を設けると、その位置決め穴を起点に支持部材の強度が弱くなり、位置決め穴の近傍で支持部材の沈み込みによる変形が生じてしまう場合がある。
本発明の目的は、熱伝導部材による均熱効果を維持しつつ、電力遮断部材位置の定着性の劣化を抑えると共に、熱伝導部材の位置決めのために発熱部材の支持部材の変形を抑えることができる定着装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明に係る代表的な定着装置は、細長い形状を有すると共に長手方向に延び、第1の領域と、前記長手方向において前記第1の領域とは異なる位置に位置する第2の領域と、を有する発熱部材と、前記発熱部材に接し回転可能な無端ベルトと、前記無端ベルトに対向し、前記無端ベルトと共にトナー像を担持した記録材を挟持搬送するニップ部を形成する対向体と、前記第1の領域内において、前記長手方向に延びると共に前記発熱部材に接触する面を備えた熱伝導部材と、前記発熱部材から離れる方向へ延びるように、前記長手方向における前記熱伝導部材の端部に設けられた位置決め部と、前記第2の領域に対応する位置において開口する第1開口部を有し、前記熱伝導部材を介して前記発熱部材を支持する支持部材と、前記支持部材の前記第1開口部内に配置され、前記発熱部材への電力を遮断する電力遮断部材と、を備え、前記位置決め部は、前記熱伝導部材の移動を規制するように前記支持部材の前記第1開口部に挿入されることを特徴とする。
本発明によれば、熱伝導部材による均熱効果を維持しつつ、電力遮断部材位置の定着性の劣化を抑えると共に、熱伝導部材の位置決めのために発熱部材の支持部材の変形を抑えることができる。
本発明の実施形態に係る定着装置の構成を説明する断面模式図 本発明の実施形態に係る定着装置の構成を説明する正面模式図 セラミックヒータの説明図 サーミスタおよびサーモスイッチの説明図 (a)は第1の実施形態におけるヒータおよび金属板の保持方法を説明する図、(b)は金属板の保持方法を説明する図、(c)は金属板の係合部を説明する斜視図 (a)はヒータ保持部材としての給電コネクタの説明図、(b)はヒータ保持部材としてのヒータクリップの説明図 (a)は第1の実施形態におけるヒータ、金属板の位置を説明する断面模式図、(b)はサーモスイッチ部の断面模式図 (a)は比較例におけるヒータおよび金属板の保持方法を説明する図、(b)は比較例における金属板の保持方法を説明する図、(c)は比較例における金属板の係合部を説明する斜視図 比較例におけるサーモスイッチ部の断面模式図 第1の実施形態と比較例のサーモスイッチ位置のヒータ裏面温度変化を示す図 第1の実施形態と比較例のヒータ面上の高さプロファイルを示す図 (a)は第2の実施形態におけるヒータおよび金属板の保持方法を説明する図、(b)は金属板の保持方法を説明する図、(c)は金属板の係合部を説明する斜視図 (a)は第2の実施形態におけるヒータ、金属板の位置を説明する断面模式図、(b)はサーモスイッチ部の断面模式図 第2の実施形態と比較例のサーモスイッチ位置のヒータ裏面温度変化を示す図 第2の実施形態と比較例のヒータ面上の高さプロファイルを示す図
以下に、本発明の実施の形態を添付の図面に基づいて詳細に説明する。
《第1の実施形態》
(定着装置)
以下の説明において、長手方向とは、記録材搬送路面において記録材搬送方向に直交する方向(第1の方向)である。また、短手方向とは、記録材搬送方向と同方向(第1の方向に交差(直交)する第2の方向)である。図1は、本実施形態に係る定着装置18を長手方向から見た断面の模式図、図2は定着装置18の長手方向の端部の模式図である。
31は可撓性を有する筒状のフィルム(無端ベルト)36を含むフィルムユニット、32は加圧部材としての加圧ローラである。このフィルムユニット31と加圧ローラ32は、ヒータ37が回転可能なフィルム36を介して加圧ローラ32に対向する向きで、装置フレーム33の左右の側板34間に略平行に配設してある。
加圧ローラ32は、芯金32aと、芯金32aの外側に形成した弾性層32bと、弾性層32bの外側に形成した離型層32cと、を有する。この加圧ローラ32は、ヒータ37でバックアップされたフィルム36に対向する対向体として、フィルム36と共にトナー像を担持した記録材を記録材搬送方向へ挟持搬送するニップ部を形成する。加圧ローラ32の弾性層32bの材質としては、シリコーンゴムやフッ素ゴム等が用いられる。離型層32cの材質としては、PFA、PTFE、又はFEP等が用いられる。
本実施形態では、芯金32aとしてのステンレス鋼製の外径11mmの上に射出成形により厚み約3.5mmのシリコーンゴムの弾性層32bを形成し、その外側に厚み約40μmのPFA樹脂チューブの離型層32cを被覆した加圧ローラ32を用いた。加圧ローラ32の外径は、18mmである。この加圧ローラ32の硬度は、ASKER−C硬度計で9.8Nの荷重において、ニップNの確保や耐久性などの観点から、40°〜70°の範囲が望ましい。本実施形態においては、54°に調整している。
加圧ローラ32の長手方向の弾性層の長さは、226mmである。この加圧ローラ32は、図2に示すように、芯金32aの長手方向の両端で、それぞれ軸受部材35を介して装置フレーム側板34間に回転自由に支持させている。Gは、加圧ローラ32の芯金32aの一端部に固定された駆動ギアである。この駆動ギアGに駆動源(不図示)から回転力が伝達されて、加圧ローラ32が回転駆動される。
図1に示すフィルムユニット31は、フィルム36、フィルム36の内面に接触する(接する)板状の発熱部材としてのヒータ37、ヒータ37を支持する支持部材38、支持部材38とヒータ37の間に挟まれる熱容量部材としての金属板39と、を有する。フィルムユニット31は、さらに、支持部材38を補強する加圧ステイ41、フィルム36の長手方向の移動を規制するフランジ42等を有する。
フィルム36は、基層と、基層の外側に形成された弾性層と、弾性層の外側に形成された離型層と、を有する筒状の可撓性部材である。本実施形態のフィルム36は内径18mmであり、基層として厚み60μmのポリイミドの基材を、弾性層として厚み約150μmのシリコーンゴムを、離型層としての厚み15μmのPFA樹脂チューブを用いている。
支持部材38は、図1に示すように、横断面が略半円状樋型の形状のもので、剛性・耐熱性・断熱性を有する部材であり、本実施形態では液晶ポリマーにより形成されている。この支持部材38は、支持部材38に外嵌したフィルム36の内面を支持する役割と、ヒータ37の一方の面を支持する役割と、を有している。
ヒータ37は、図3のように、アルミナ、窒化アルミ等のセラミックよりなる基板37a上に、銀・パラジウム合金等による抵抗発熱体37bをスクリーン印刷等によって形成し、さらに抵抗発熱体37bに銀等による電気接点部37cを接続してなる。本実施形態においては、二本の抵抗発熱体37bが直列に接続され、抵抗値は18Ωである。抵抗発熱体37bの上に保護層としてのガラスコート37dを形成することにより、抵抗発熱体37bを保護し、フィルム36との摺動性を向上させている。
このヒータ37は、細長い形状を有し、長手方向が第1の方向になるように、支持部材38の支持面に対向しつつ、フィルム36の母線方向(長手方向、第1の方向)に沿って配設されている。本実施形態のヒータ37の基板37aは長手方向の長さが270mm、短手方向の長さが5.8mm、厚みが1.0mmの直方体の形状であり、材質はアルミナである。抵抗発熱体37bは、長手方向端部で電気接点部37eを経由して折り返したパターンとなっており、上流側、下流側とも同一形状であり、長手方向長さは222mm、短手方向長さは0.9mmである。
また、抵抗発熱体37bの短手方向の位置は、上流側、下流側ともに、セラミック基板37a端から0.7mmの位置にあり、短手方向中心から対称な位置に印刷されている。なお、フィルム36の内面には耐熱性を有するグリスが塗布されており、ヒータ37および支持部材38と、フィルム36の内面との摺動性が向上している。
図4は、支持部材38と、温度検知素子(温度変化で電気抵抗が変化)であるサーミスタ43、ヒータ37に供給する電力を遮断する電力遮断部材(過昇温抑止素子、安全素子)としてのサーモスイッチ44と、を上方より見た図である。支持部材38には、サーミスタ43、サーモスイッチ44を着脱するための夫々に対応した開口部として配置窓43aおよび44aが設けられ、配置窓43aからサーミスタ43が、また配置窓44aからサーモスイッチ44がそれぞれ配置されている。サーミスタ43は、金属板39を介してヒータ37の熱を感熱するように金属板39の上に温度素子が設けられている。
一方、サーモスイッチ44は金属板を介さず直接ヒータ37の熱を感熱するように、ヒータ37裏面と加圧接触するように支持されている。サーモスイッチ44のヒータ37裏面への加圧力は、サーモスイッチ44を保持するサーモスイッチホルダ(不図示)と加圧ステイ41の間に配置されたバネ(不図示)により付与される。
サーミスタ43は、筐体に金属板39への接触状態を安定させるためのセラミックペーパー等を介して、サーミスタ素子を配し、さらにポリイミドテープ等の絶縁物が被覆されている。
そして、サーモスイッチ44は、ヒータ37が異常昇温した際に、ヒータ37の異常発熱を感知し、ヒータ37への通電を遮断する部品である。サーモスイッチ44は、熱膨張係数の異なる2種類以上の金属または合金を、堅固に接着して板状に仕上げたバイメタルが搭載されており、ヒータ37の異常高温により、熱膨張係数の大きな金属の方が、熱膨張係数の小さい金属側へ曲がる。この変位を利用して接点を開閉することにより、ヒータ37へ通電する回路を遮断する。
次に、図1の加圧ステイ41は、その横断面がU字型の形状であり、フィルム36の母線方向(長手方向、第1の方向)に長い部材である。加圧ステイ41の役割は、フィルムユニット31の曲げ剛性を高めることである。本実施形態の加圧ステイ41は、板厚1.6mmのステンレス鋼を曲げ加工して形成されている。
左右のフランジ42は、加圧ステイ41の長手方向の両端部を保持し、それぞれが有する縦溝部42aが、装置フレーム33の左右の側板34がそれぞれ有する縦溝部34aに係合している。本実施形態では、フランジ42の材料として、液晶ポリマー樹脂を用いている。
加圧バネ46は、図2のように、左右のフランジ42の加圧部42bと加圧アーム45との間に配し、左右のフランジ42、加圧ステイ41、支持部材38を介してヒータ37がフィルム36を挟んで加圧ローラ32に対して押圧される。本実施形態では、フィルム36と加圧ローラ32との圧接力が総圧で180Nである。これによって、ヒータ37でバックアップされたフィルム36が加圧ローラ32と共に6mm程度のニップ部Nを形成する。
定着装置の動作時には、加圧ローラ32の駆動ギアGに不図示の駆動源から回転力が伝達されて、加圧ローラ32が図1において時計方向に所定の速度で回転駆動される。本実施形態では、記録材の搬送速度が100mm/secとなるように加圧ローラ32の回転速度を設定した。この加圧ローラ32の回転駆動に伴って、ニップ部Nにおいて加圧ローラ32とフィルム36との間で働く摩擦力でフィルム36に回転力が作用する。これにより、図1に示すように、フィルム36は、ヒータ37の一面に接触しながら摺動し支持部材38の外回りを反時計方向に加圧ローラ32の回転に従動して回転する。
フィルム36が回転して、ヒータ37に対する通電がなされ、ヒータ37のサーミスタ43の検知温度が目標温度に到達した状態で、記録材(記録紙)Pが導入される。定着入り口ガイド30は、未定着状態であるトナー像tを載せた記録材Pがニップ部Nに向かうようにガイドする役割を果たしている。
ニップ部Nに未定着トナー画像tを担持した記録材Pが導入され、ニップ部Nにおいて記録材Pのトナー画像を担持する面がフィルム36に密着してフィルム36と共にニップ部Nを挟持搬送されていく。この搬送過程において、ヒータ37で加熱されたフィルム36の熱により記録材P上の未定着トナー画像tが記録材P上に加熱・加圧されて溶融定着される。
ニップ部Nを通過した記録材Pは、フィルム36の面から曲率分離して排出され、不図示の排紙ローラ対により機外に排出される。なお、本実施形態における定着装置の最大通紙可能幅は216mmであり、LTR(レター)サイズの記録材を20PPMの速度でプリント可能である。
(本実施形態の特徴)
図5、図6を用いて、本実施形態の熱容量性部材としての金属板39、40およびその保持方法について説明する。図5(a)は長手方向断面図、図5(b)はヒータ37を取り外した状態で金属板39、40が支持部材38に設けられた状態の図である。図5(c)は、金属板係合部を説明する斜視図である。なお、図5においてはサーミスタ43およびサーモスイッチ44の表示を省略している。
図5(a)、(b)に示すように、本実施形態においては、支持部材38に金属板39、40を取り付けた上からさらにヒータ37を取り付ける。そして、図6(a)、(b)に示すように、ヒータ37の長手方向端部は、端部保持部材としての給電コネクタ47及びヒータクリップ48によって保持され、かつ支持部材38の長手方向端部に接触して保持されている。ヒータ37の長手中央部は、金属板39、40を介して支持部材38に支持され(図5(a))、ヒータ37の長手端部は支持部材38に接触して支持される(図6(a)(b))。
図6(a)に示すように、給電コネクタ47は、コの字型の樹脂からなるハウジング部47aと、コンタクト端子47bによって形成される。そして、ヒータ37と支持部材38を挟んで保持すると共に、コンタクト端子47bがヒータ37の電極37c(図3)と接触し、電気的に接続される。なお、本実施形態では、給電コネクタ47をヒータ37の端部保持部材として用いたが、ヒータ37に給電する役割と、ヒータの端部保持部材としての役割を分け、別体で構成してもよい。図6(a)で、コンタクト端子47bは束線49に接続されており、束線49は不図示のAC電源・トライアックに接続されている。
図6(b)に示すように、ヒータクリップ48は、コの字型に曲げられた金属板から形成され、そのバネ性によってヒータ37の端部保持部材としてヒータ37の端部を支持部材38に接触させて保持している。また、ヒータクリップ48に押えられているヒータ37の長手方向の端部は、ヒータ摺動面内方向には移動が可能である。これにより、ヒータ37の熱膨張時に、ヒータ37に不必要な応力がかかることを防止している。
図5(c)で、金属板39、40と、支持部材38に設けられたその係合部について説明する。本実施形態では、金属板39、40として、厚さが0.3mmで一定であるアルミニウム板(以後、アルミ板と略す)を用いている。アルミ板39、40のヒータ37と当接する当接部の搬送方向幅Mはともに4mmであり、長手方向の幅は、アルミ板39がL1=161mm、アルミ板40がL2=79mmである。
アルミ板39は、ヒータ37の裏面と接触する第1の面と、長手方向の両端部に第2の面(第1の面に対しヒータ37から離れる方向(ヒータ37と反対方向)に傾いた面)としてl=3mmの直角に折り曲げられた折り曲げ部39a、39bを備える。そして、折り曲げ部39a、39bは、それぞれ支持部材38を装置フレーム33に取付けるための開口部としての取り付け穴38a、38bに差し込まれる。同様に、アルミ板40は、長手方向の両端部に第2の面としてl=3mmの折り曲げ部40a、40bを備え、それぞれ支持部材38の取り付け穴38b、38cに差し込まれる。
なお、この取り付け穴38aと38cは同じ大きさで、アルミ板39、40の熱膨張を吸収するために折り曲げ部に対して若干大きめ(誤差量Δは1mm以下)に設けており、本実施形態では、a=0.4mm、b=4.1mmである。
そして、支持部材38を装置フレーム33に取付けるための取り付け穴38bは、支持部材38が装置フレーム33から外された状態でサーモスイッチ44を配置するための配置窓44aと兼用され、本実施形態では、b=4.1mm、c=15.1mmである。
図7に、本実施形態の定着装置の長手方向から見た断面図を示す。図7(a)は、図5(b)の矢印A部の断面図である。ヒータ37は、支持部材38上のアルミ板39によって受けられており、ヒータ基板幅Sは5.8mm、アルミ板39の搬送方向幅Mは4mmである。また、図7(b)は図5(b)の矢印B部のアルミ板隙間図の断面図である。アルミ板39とアルミ板40の間Kには、サーモスイッチ44が配置してあり、アルミ板を介さず、ヒータ37とサーモスイッチ44が直接接触している。すなわち、ヒータ37とサーモスイッチ44との間において、通常使用時におけるヒータ37とサーモスイッチ44との間の伝熱が抑制されている。
金属板39、40の厚さは0.3mmであるため、上述した誤差量Δを勘案すると、アルミ板39とアルミ板40の間K(mm)については、以下の式を満足する。
K+0.3×2+Δ=15.1
(本実施形態の作用)
図8は比較例を示す図であり、図8(a)は長手方向の断面図、図8(b)はヒータ37を取り外した状態でアルミ板39、40が、支持部材38に設けられた状態の図である。本比較例では、アルミ板39はサーミスタ43と接触し、またアルミ板40はおよびサーモスイッチ44と接触する。アルミ板39の折り曲げ部39bと、アルミ板40の折り曲げ部40aは、サーモスイッチ44の配置窓44aとは別の取り付け穴38dに差し込まれている。図9は、図8(b)の矢印B部のアルミ板隙間図の断面図である。
図10に、本実施形態と比較例のサーモスイッチ位置のヒータ裏面温度変化を示す。これは、ヒータ37の裏面の記録材搬送方向の中央部に熱電対(温度変化で起電力が変化)を取り付け、ヒータ通電開始からのヒータ裏温度を測定したものである。そして、長手方向(第1の方向)に関し、本実施形態では図5(b)のA部とB部の温度、比較例では図8(b)のA部とB部の温度を測定した。
比較例においては、ヒータ37の通電開始から3秒経過時のヒータ裏面の温度を比較すると、A部に対してB部の温度が約17℃低いのに対して、本実施形態においては、A部に対してB部の温度は2〜3℃低い。本実施形態と比較例とでA部は何も変わっていないため、A部はほぼ同じ温度推移となっている。B部で比較すると、本実施形態では、比較例よりもヒータ裏面の温度が約15℃高いことが分かる。
この状態で画像をプリントした結果、比較例では1枚目のプリントにおいてサーモスイッチ44部で定着不良が発生した。これは、ヒータ37の裏面が局所的に低温になり、この箇所のフィルム表面温度も低くなるためである。比較例のフィルム表面温度を放射温度計で測定したところ、1枚目のプリント直前はA部に対してB部の方が約5℃低くなっていることが分かった。
この定着不良は、定着装置が常温で十分に冷え切った状態から定着温度まで昇温した直後において顕著に発生し、プリントを繰り返すとヒータ裏面の温度が均されていくため、徐々に発生しなくなる。比較例では、定着不良は2枚目で軽微になり、3枚目で消失した。
一方、本実施形態においては、ヒータ裏面の温度が比較例に比べて均一になり、1枚目でも定着不良は発生することなく、良好な画像を得ることができた。これは、サーモスイッチ44の位置以外のヒータ裏面にアルミ板を配置することで、サーモスイッチ有り無し部分での熱容量を合わせた状態で温調され、サーモスイッチ44の位置で局所的な温度低下にならないためである。
次に、図11を用いて支持部材38の強度について説明する。図11は電源回路故障によるヒータ37の昇温を想定し、145Vを約7秒間印加した際における、ヒータ37面上の高さを測定したものである。矢印αは、サーモスイッチ44が配置されている配置窓44a位置のヒータ面高さを示す。一方、矢印βは、比較例の取り付け穴38d部のヒータ面高さを示している。
矢印α部では、本実施形態と比較例との間でヒータ面高さの差がなく、支持部材38の沈み込みが発生していない。これは、サーモスイッチ44がヒータ37裏面と加圧接触することによって支持部材38のバックアップとなり、沈み込みを抑制しているためと思われる。
それに対して、矢印β部では、本実施形態より比較例の方がヒータ面高さが約0.03mm低くなっている。これは、比較例の矢印β部には取り付け穴38dがあり、その取り付け穴を起点に支持部材38の強度が弱くなり、取り付け穴38d近傍で沈み込みによる変形が生じているからである。
以上、本実施形態では、サーモスイッチ44の位置以外のヒータ裏面に金属板として熱容量部材を配置することで、サーモスイッチ44の有り無し部分での熱容量を合わせた状態で温調することで、サーモスイッチ44の位置の局所的な温度低下を回避する。
そして、本実施形態では、支持部材38は、ヒータ37の長手方向(第1の方向)において第1の領域とは異なる位置にある第2の領域に対向する、サーモスイッチ44に対応した開口部を備える。そして、アルミ板39における上述した第2の面と開口部の第1の方向における端面とを接触させてアルミ板39を位置決めて支持する。すなわち、金属板の支持部材38への位置決め穴をサーモスイッチ44の配置窓(開口部)と兼ねることで、位置決め穴による支持部材38の強度低下による沈み込みを回避する。
これにより、従来の高熱伝導性部材による均熱効果を維持しつつ、ヒータ(発熱部材)の局所的な温度低下による定着不良の発生を防止し、またヒータ支持部材の強度低下による沈み込みを回避して良好な画像を得ることができる。
《第2の実施形態》
第1の実施形態では、ヒータとサーモスイッチとの間において、通常使用時におけるヒータとサーモスイッチとの間の伝熱が抑制されるように、サーモスイッチがヒータの裏面に、金属板を介さず。直接接触する構成であった。本実施形態では、更に通常使用時におけるヒータとサーモスイッチの伝熱を抑制する為に、ヒータとサーモスイッチとの間に、スペーサ部材を用いる。本実施形態における定着装置の概略は、第1の実施形態と同じであるため省略し、本実施形態の特徴部についてのみ説明する。
(本実施形態の特徴)
図12(a)は本実施形態における長手方向の断面図、図12(b)はヒータ37を取り外した状態でアルミ板39、40が支持部材38に設けられた状態の図である。図12(c)は、アルミ板係合部およびスペーサ部材を説明する斜視図である。図12(c)において、50はアルミ板39と40の間に配置したサーモスイッチ44用のスペーサ部材(スペーサ)であり、ヒータ37の通常温度に耐え得る耐熱性を有し、かつ支持部材38と同等もしくはそれ以下の熱容量であることが好ましい。
サーモスイッチ44はその熱容量が大きいため、ヒータ37の裏面側の他の部材(支持部材38、サーミスタ43)が配置される箇所よりも、ヒータ37の熱が表面に接する定着フィルム36に伝わり難い。これにより、記録材P上のトナー像tの定着ムラや光沢ムラが生じ易い。本実施形態では、サーモスイッチ44用の樹脂材料からなるスペーサ50を、ヒータ37とサーモスイッチ44の間に挟持し、サーモスイッチ44とヒータ37の裏面を直接接触しない状態にする。
これにより、ヒータ37とサーモスイッチ44の伝熱を抑制しつつ、ヒータ37とサーモスイッチ44の間隔を固定することで、記録材P上のトナー像tの定着ムラや光沢ムラを解消しつつ、サーモスイッチ44を安定して動作させることができる。図13(a)、(b)は、図12(b)の矢印A部、B部の断面図である。
スペーサ50のサイズは、長手方向(第1の方向)の幅J=4mm、記録材搬送方向(第2の方向)の幅G=3mm、高さH=0.5mmである。そして、このスペーサ50を介して、サーモスイッチ44がヒータ37の裏面と加圧接触するように支持されている。本実施形態では、スペーサ50の材料としてLCPを採用した。
(本実施形態の作用)
本実施形態と比較される比較例は、図8および図9に示す第1の実施形態と比較された比較例と同じである。図14に、本実施形態と比較例のサーモスイッチ位置のヒータ裏面温度変化を示す。本実施形態では、図12(b)のA部とB部の温度を測定し、比較例では、図8(b)のA部とB部の温度を測定している。本実施形態と比較例とで、A部は何も変わっておらず、ほぼ同じ温度推移であったため、本実施形態のA部の温度表示は省略している。B部で比較すると、本実施形態では、比較例よりもヒータ裏面温度が約10℃高いことが分かる。
このような状態で画像をプリントした結果、比較例では1枚目のプリントにおいてサーモスイッチ44の位置で定着不良が発生し、2枚目で軽微になり、3枚目で消失した。一方、本実施形態においては、ヒータ裏面の温度が比較例に比べて均一になり、1枚目でも定着不良は発生することなく、良好な画像を得ることができた。これは、スペーサ50によって、サーモスイッチ44とヒータ37の裏面が非接触状態になり、ヒータ37とサーモスイッチ44との伝熱を抑制し、サーモスイッチ44の位置で局所的な温度低下が抑制されるためである。
次に、図15を用いて支持部材38の強度について説明する。図15は、第1の実施形態と同様に、電源回路故障によるヒータ37の昇温を想定し、145Vを約7秒間印加した際における、ヒータ37面上の高さを測定したものである。矢印αは、サーモスイッチ44が配置されている配置窓44aの位置のヒータ面高さを示し、矢印βは、比較例の取り付け穴38d(図8)の位置のヒータ面高さを示している。
矢印α部では、本実施形態、比較例共にヒータ面高さに差がなく、支持部材38の沈み込みが発生していない。矢印β部では、本実施形態より比較例の方がヒータ面高さが約0.05mm低くなっている。これは、第1の実施形態において記載した比較例と同様に、比較例の矢印β部には取り付け穴38dがあり、その取り付け穴を起点に支持部材38の強度が弱くなり、取り付け穴38d近傍で沈み込みによる変形が生じているからである。
以上、本実施形態では、サーモスイッチ44の位置以外のヒータ裏面に金属板として熱容量部材を配置することで、サーモスイッチ44の有り無し部分での熱容量を合わせた状態で温調することで、サーモスイッチ44の位置の局所的な温度低下を回避する。そして、本実施形態では、ヒータとサーモスイッチとの間にスペーサ部材を用いることで、通常使用時におけるヒータとサーモスイッチの伝熱を更に抑制することができる。
また、金属板の支持部材38への位置決め穴をサーモスイッチ44の配置窓と兼ねることで、位置決め穴による支持部材38の強度低下による沈み込みを回避することができる。これにより、従来の高熱伝導性部材による均熱効果を維持しつつ、ヒータ(発熱部材)の局所的な温度低下による定着不良の発生を防止し、またヒータ支持部材の強度低下による沈み込みを回避して良好な画像を得ることができる。
(変形例)
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
(変形例1)
上述した実施形態では、ヒータと接する第1の面を備える熱伝導部材39、40における第2の面としての折り曲げ部39b、40aを、支持部材38の開口部44aと位置決めを行う位置決め部としたが、本発明はこれに限定されるものではない。
熱伝導部材39、40における第2の面としての39b、40aに相当する位置決め部材を熱伝導部材39、40と一体化し、この位置決め部材で支持部材38の開口部44aと位置決めを行うようにしても良い。この場合、位置決め部材は熱伝導性を必ずしも備えなくて良く、この位置決め部材が金属材料でなく例えば樹脂材料で形成されても良い。また、熱伝導部材39、40におけるヒータと接する第1の面と、位置決め部としての第2の面(39b、40a)は同じ厚さであったが、位置決め部材を熱伝導部材のヒータと接する第1の面と異なる厚さ(例えばより大きな厚さ)とすることもできる。
(変形例2)
上述した実施形態では、発熱部材としてのヒータの長手方向(第1の方向)の抵抗発熱体の発熱分布は一様との前提で説明したが、本発明はこれに限られるものではない。サーモスイッチ44の位置において長手方向(第1の方向)の他の位置より発熱量が多くなるように、抵抗発熱体の形状を変えるようにしても良い。これにより、ヒータ(発熱部材)の局所的な温度低下による定着不良の発生をより抑えることが可能となる。
(変形例3)
上述した実施形態では、発熱部材としてのヒータの過昇温を抑止するための電力遮断部材としてサーモスイッチ44を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、熱容量の大きい他の素子を用いることもできる。
(変形例4)
上述した実施形態では、対向体として無端ベルトを加圧する加圧ローラを用いたが、対向体として無端ベルトを用いるものであっても良い。そして、対向体は定着回転体としての無端ベルトを加圧するものに限らず、加圧されるものであっても良い。
(変形例5)
上述した実施形態では、記録材として記録紙を説明したが、本発明における記録材は紙に限定されるものではない。一般に、記録材とは、画像形成装置によってトナー像が形成されるシート状の部材であり、例えば、定型或いは不定型の普通紙、厚紙、薄紙、封筒、葉書、シール、樹脂シート、OHPシート、光沢紙等が含まれる。なお、上述した実施形態では、便宜上、記録材Pの扱いを通紙、排紙の用語を用いて説明したが、これによって本発明における記録材が紙に限定されるものではない。
(変形例6)
上述した実施形態では、未定着トナー像をシートに定着する定着装置を例に説明したが、本発明は、これに限らず、画像の光沢を向上させるべく、シートに仮定着されたトナー像を加熱加圧する装置(この場合も定着装置と呼ぶ)にも同様に適用可能である。
32・・加圧ローラ、36・・定着フィルム、37・・ヒータ、38・・支持部材、38b・・取り付け穴、39・・高熱伝導性部材、39b・・折り曲げ部(第2の面)、40・・高熱伝導性部材、40a・・折り曲げ部(第2の面)、P・・記録材、N・・ニップ部

Claims (9)

  1. 細長い形状を有すると共に長手方向に延び、第1の領域と、前記長手方向において前記第1の領域とは異なる位置に位置する第2の領域と、を有する発熱部材と、
    前記発熱部材に接し回転可能な無端ベルトと、
    前記無端ベルトに対向し、前記無端ベルトと共にトナー像を担持した記録材を挟持搬送するニップ部を形成する対向体と、
    前記第1の領域内において、前記長手方向に延びると共に前記発熱部材に接触する面を備えた熱伝導部材と、
    前記発熱部材から離れる方向へ延びるように、前記長手方向における前記熱伝導部材の端部に設けられた位置決め部と、
    前記第2の領域に対応する位置において開口する第1開口部を有し、前記熱伝導部材を介して前記発熱部材を支持する支持部材と、
    前記支持部材の前記第1開口部内に配置され、前記発熱部材への電力を遮断する電力遮断部材と、を備え、
    前記位置決め部は、前記熱伝導部材の移動を規制するように前記支持部材の前記第1開口部に挿入されることを特徴とする定着装置。
  2. 前記熱伝導部材は、金属材料で形成されることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記発熱部材の前記長手方向において前記第1の領域および前記第2の領域とは異なる位置にある第3の領域において、前記熱伝導部材を介さずに、前記発熱部材に接触して設けられ、前記発熱部材の温度を検知するための温度検知素子を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の定着装置。
  4. 前記支持部材は、前記温度検知素子に対応した第2開口部を備えることを特徴とする請求項に記載の定着装置。
  5. 前記位置決め部は、前記熱伝導部材の一部である、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の定着装置。
  6. 前記電力遮断部材は、前記第2の領域において、前記発熱部材に接触することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の定着装置。
  7. 前記発熱部材の第2の領域に設けられ、前記発熱部材及び前記電力遮断部材に接触するスペーサ部材を更に備えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の定着装置。
  8. 前記スペーサ部材は、樹脂材料で形成されることを特徴とする請求項7に記載の定着装置。
  9. 前記スペーサ部材は、金属材料で形成されることを特徴とする請求項7に記載の定着装置。
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