JPH11260533A - 加熱体アセンブリ、加熱装置、及び画像形成装置 - Google Patents

加熱体アセンブリ、加熱装置、及び画像形成装置

Info

Publication number
JPH11260533A
JPH11260533A JP7358998A JP7358998A JPH11260533A JP H11260533 A JPH11260533 A JP H11260533A JP 7358998 A JP7358998 A JP 7358998A JP 7358998 A JP7358998 A JP 7358998A JP H11260533 A JPH11260533 A JP H11260533A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heating
heating element
heat transfer
heat
substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7358998A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Ogawa
賢一 小川
Yasumasa Otsuka
康正 大塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP7358998A priority Critical patent/JPH11260533A/ja
Publication of JPH11260533A publication Critical patent/JPH11260533A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Surface Heating Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気的に絶縁性の基板と該基板に設けた通電
により発熱する抵抗発熱体を基本構成体とする加熱体、
該加熱体を用いた加熱装置、及び該加熱装置を画像加熱
定着装置として具備させた画像形成装置について、非通
紙部昇温現象を可及的に緩和させて非通紙部昇温現象に
起因する不具合を解消すること。 【解決手段】 被加熱材Pに熱エネルギーを付与する加
熱体アセンブリ1であり、電気的に絶縁性の基板2aと
該基板に設けた通電により発熱する抵抗発熱体2b・2
cを基本構成体とする加熱体2と、該加熱体2をサンド
イッチに挟ませて配設した、加熱体2の基板2aよりも
熱伝導率のよい第1と第2の伝熱部材3・4からなる加
熱体アセンブリ、該加熱体アセンブリを用いた加熱装
置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被加熱材に熱エネ
ルギーを付与する加熱体アセンブリ(加熱構造体)、該
加熱体アセンブリを用いた加熱装置、及び該加熱装置を
画像加熱定着装置として具備させた画像形成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、電子写真複写機、プリンタ、フ
ァクシミリ等の画像形成装置の画像加熱定着装置、すな
わち電子写真、静電記録、磁気記録等の適宜の画像形成
プロセス手段により加熱定着性の顕画剤(トナー)を用
いて被記録紙(被記録材、転写材シート、印刷用紙、エ
レクトロファックスシート、静電記録シートなど)の面
に間接(転写)方式もしくは直接方式で形成担持させ
た、目的の画像情報に対応した未定着顕画剤像を被記録
紙面に加熱定着させるための加熱装置としては、従来一
般に、熱ローラー方式の装置が多用されていた。
【0003】この熱ローラー方式の加熱装置は、ハロゲ
ンヒータ等の内蔵熱源により所定の加熱温度に維持させ
た加熱ローラー(定着ローラー)と、これに圧接させた
弾性加圧ローラーとの圧接ニップ部(定着ニップ部)に
被記録紙を導入して挟持搬送させることで加熱ローラー
の熱で被記録紙面の未定着顕画剤像を加熱定着させるも
のである。
【0004】しかしこの熱ローラー方式の画像加熱定着
装置としての加熱装置は、いつでもすぐに画像出力がな
されるようにするために加熱ローラーの温度を常時高温
に維持しておかなければならず、そのために消費エネル
ギーが大きく、また待機中も機内に熱を放出するため機
内昇温の問題も発生していた。また電源を投入してから
加熱ローラーが被加熱材としての被記録材を加熱するの
に適した所定温度に昇温するまでにかなりの待ち時間を
要する。
【0005】最近では、フィルム加熱方式の加熱装置が
提案され、実用化されている(特開昭63−31318
2号公報、特開平1−263679号公報、同2−15
7878号公報、同4−44075〜44083号公
報、同4−204980〜204984号公報等)。
【0006】この加熱装置は、被加熱材を加熱体に耐熱
フィルムを介して密着させ、加熱体と耐熱フィルムとを
相対移動させて加熱体の熱を耐熱フィルムを介して被加
熱材へ与える方式および構成のものであり、未定着トナ
ー画像を該画像を担持している被記録紙面に永久固着画
像として加熱定着処理する手段として活用できる。
【0007】また、例えば、画像を担持した被記録紙を
加熱して艶などの表面性を改質する装置、仮定着処理す
る装置、その他、シート状の被加熱材を加熱処理する手
段として広く使用できる。
【0008】このようなフィルム加熱方式の加熱装置
は、昇温の速い低熱容量の加熱体や薄膜のフィルムを用
いることができるために短時間に加熱体の温度が上昇
し、待機中に加熱体の通電加熱を行なう必要がなくな
り、被加熱材としての被記録紙をすぐに通紙しても該被
記録紙が定着部位に到達するまでに加熱体を所定温度ま
で十分に昇温させることができ、省電力化やウエイトタ
イムの短縮化(クイックスタート性)が可能となる、画
像形成装置等の本機の機内昇温を低めることができる等
の利点を有し、効果的なものである。
【0009】図14にフィルム加熱方式の加熱装置(像
加熱装置、画像加熱定着装置)の要部の横断面模型図を
示した。
【0010】51は加熱体としてのセラミックヒーター
であり、加熱体支持部材(ヒーターホルダー)52に下
向きに固定支持させてある。53は耐熱性のフィルム
(定着フィルム)、54はこのフィルム53を挟んで加
熱体51の下向き面とニップ部N(加熱ニップ部、定着
ニップ部)を形成する加圧部材としての弾性ローラーで
ある。
【0011】而して、加熱体51の下向き面にフィルム
53を加圧ローラー54で密着させて矢印方向aに摺動
搬送させ、ニップ部Nのフィルム53と加圧ローラー5
4との間に被加熱材としての画像定着すべき紙等の被記
録紙Pを導入してフィルム53と一緒にニップ部Nを挟
持搬送させることにより加熱体51の熱をフィルム53
を介して被記録紙に付与して被記録紙上の未定着顕画像
(トナー画像)tを被記録材面に加熱定着させるもので
ある。ニップ部Nを通った被記録紙部分はフィルム53
の面から順次に曲率分離して搬送される。
【0012】加熱体としてのセラミックヒーター51
は、 a.フィルム53若しくは被加熱材としての被記録紙P
のニップ部Nにおける搬送方向aに対して直交する方向
(図面に垂直方向)を長手とする細長の耐熱性・電気絶
縁性・良熱伝導性の加熱体基板、一般にアルミナ(酸化
アルミニウム、Al23 )のセラミック材基板51a b.該基板51の表面側に基板長手に沿って細帯状に形
成具備させた、通電により発熱する抵抗発熱体51b c.この抵抗発熱体52を形成具備させた基板表面側を
オーバーコートさせた耐熱性・絶縁性の表面保護層51
c d.加熱体基板51の裏面側に設けた温度検知素子51
d 等からなる、全体に低熱容量の線状加熱体である。
【0013】この加熱体51を、抵抗発熱体51bを形
成具備させた基板表面側を下向きに露呈させて断熱性・
剛性のある支持部材52に固定支持させて配設してあ
る。加熱体51の抵抗発熱体51bはニップ部N内に対
応位置している。
【0014】加熱体51は、抵抗発熱体51bに対する
給電により該抵抗発熱体が長手全長にわたって発熱する
ことで迅速に昇温し、その昇温が温度検知素子51dで
検知され、その検知温度情報が温度制御回路(不図示)
に入力して、加熱体の温度が所定の温度に維持されるよ
うに抵抗発熱体51bへの通電が制御される。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な加熱装置において、加熱体としてのセラミックヒータ
ー51は従来一般にアルミナを加熱体基板として用いた
もの(以下、アルミナヒーターと記す)が利用されてい
る。
【0016】しかしアルミナヒーターを用いた加熱装置
にはいわゆる「非通紙部昇温」現象が比較的顕著に発生
する。非通紙部昇温は小サイズ被記録紙(ショートメデ
ィア)を連続通紙して加熱定着処理を実行させたとき、
小サイズ通紙部領域に対応する加熱ニップ部分の温度に
対して非通紙部領域に対応する加熱ニップ部分の温度が
上昇していく現象であり、加熱ニップ部において通紙部
領域では通紙している被記録紙によって加熱体自体の温
度が一定に保たれている一方、非通紙部領域においては
被記録紙に加熱体の熱量が奪われないため一方的に加圧
ローラーを暖めてしまい温度が必要以上に上昇するため
である。
【0017】これは、加熱体基板としてのアルミナや、
加圧ローラー表面を覆っているゴム層の熱伝導性等の関
係により、局部的温度上昇部である非通紙部領域の熱量
が通紙部側に発散しにくいためである。
【0018】このため、小サイズ被記録紙を通紙し、非
通紙部昇温のひどくなった状態の直後に普通サイズの被
記録紙を通紙した場合には非通紙部領域に対応する被被
記録紙部分のトナーが異常に溶融してしまい、ホットオ
フセットや加熱体ホルダーの熔けなど、画像に不都合な
状態が発生してしまう。ホットオフセットでフィルムに
トナーが付着すると、被記録紙の後端や、次の被記録紙
の表や裏にそのトナーが再付着してしまう。
【0019】また、加熱体基板の局部的温度差による熱
膨張応力(熱ストレス)により加熱体基板に割れが生じ
ることもある。
【0020】そして、高速化を実現させるためには通過
時間の短くなった被記録紙に十分な熱エネルギーを供給
するために定着温度をさらに高く設定する必要があり、
それに伴って小サイズ紙被記録紙を通紙する際、通紙部
と非通紙部の温度差が拡大されて非通紙部の過剰昇温に
よる周辺部材への耐熱性の改善、加熱体基板にかかる熱
ストレスの増大に伴う基板強化の改善等の対策も必要と
なってくる。
【0021】非通紙部昇温現象は加熱体基板として熱伝
導がより高い材質部材を用いることで緩和される。そこ
で、近年、加熱体基板として従来用いられていたアルミ
ナ基板よりも優れた熱伝導性を有する窒化アルミニウム
(AlN)の基板が注目され、その利用が検討されてい
る。また、炭化ケイ素(SiC)基板も熱伝導性等に優
れる。表1にそれらの部材の特性(熱伝導率、熱膨張
率)を示した。
【0022】
【表1】 しかし、加熱体基板として窒化アルミニウムのような熱
伝導性の良い材質部材を用いた加熱体の場合でも非通紙
部昇温は全く無くなるわけでなく、この場合においても
非通紙部昇温をより緩和させることが要望されている。
【0023】そこで本発明は、電気的に絶縁性の基板と
該基板に設けた通電により発熱する抵抗発熱体を基本構
成体とする加熱体、該加熱体を用いた加熱装置、及び該
加熱装置を画像加熱定着装置として具備させた画像形成
装置について、非通紙部昇温現象を可及的に緩和させて
非通紙部昇温現象に起因する不具合を解消すること、よ
り具体的には、画像加熱定着装置にあっては画像のオフ
セット、定着溶融ムラ、加熱体支持部材の溶け等の問題
を解決すること、さらには異常な熱応力の発生による加
熱体割れを生じさせることなく、しかも定着性を良好に
保持することができるようにすること等を目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明は下記の構成を特
徴とする、加熱体アセンブリ、加熱装置、及び画像形成
装置加熱装置及び画像形成装置である。
【0025】(1)被加熱材に熱エネルギーを付与する
加熱体アセンブリであり、電気的に絶縁性の基板と該基
板に設けた通電により発熱する抵抗発熱体を基本構成体
とする加熱体と、該加熱体をサンドイッチに挟ませて配
設した、加熱体の基板よりも熱伝導率のよい第1と第2
の伝熱部材からなることを特徴とする加熱体アセンブ
リ。
【0026】(2)加熱体の基板の熱伝導率は、0℃環
境において90W/m・K以上であることを特徴とする
(1)に記載の加熱体アセンブリ。
【0027】(3)加熱体の基板は、窒化アルミニウム
または酸化アルミニウムまたは炭化ケイ素のセラミック
材からなることを特徴とする(1)または(2)に記載
の加熱体アセンブリ。
【0028】(4)第1及び第2の伝熱部材の熱伝導率
は、0℃環境において200W/m・K以上であること
を特徴とする(1)から(3)の何れか1つに記載の加
熱体アセンブリ。
【0029】(5)第1と第2の伝熱部材の厚みは、
0.5mm以上であることを特徴とする(1)から
(4)の何れか1つに記載の加熱体アセンブリ。
【0030】(6)第1と第2の伝熱部材の長手寸法
は、加熱体の抵抗発熱体の長さ以上であることを特徴と
する(1)から(5)の何れか1つに記載の加熱体アセ
ンブリ。
【0031】(7)第1の伝熱部材の自由面側を被加熱
材に熱エネルギーを付与する被加熱材加熱面としたと
き、該被加熱材加熱面の粗さRzは0.5μm以上50
μm以下であり、該被加熱材加熱面とは反対側の加熱体
と対面する第1の伝熱部材の裏面は凹凸形状をしてお
り、その粗さRzは50μm以上であることを特徴とす
る(1)から(6)の何れか1つに記載の加熱体アセン
ブリ。
【0032】(8)第2の伝熱部材側を加熱体アセンブ
リを支持する支持部材に対向する側としたとき、該第2
の伝熱部材の加熱体アセンブリ支持部材に対面する表面
もしくは加熱体と対面する裏面もしくはその両面は凹凸
形状をしており、その粗さRzは50μm以上であるこ
とを特徴とする(1)から(7)の何れか1つに記載の
加熱体アセンブリ。
【0033】(9)加熱体と伝熱部材間に充填材を入れ
たことを特徴とする(1)から(8)の何れか1つに記
載の加熱装置。
【0034】(10)前記(1)から(9)の何れか1
つに記載の加熱体アセンブリを被加熱材に熱エネルギー
を付与する熱源部材として備えたことを特徴とする加熱
装置。
【0035】(11)支持部材に固定支持させた熱源部
材と、この熱源部材と摺動するフィルムと、このフィル
ムを介して熱源部材とニップを形成する加圧部材を有
し、ニップのフィルムと加圧部材の間で被加熱材を挟持
搬送させて、フィルムを介して熱源部材の熱エネルギー
を被加熱材に付与する加熱装置において、前記熱源部材
は、電気的に絶縁性の基板と該基板に設けた通電により
発熱する抵抗発熱体を基本構成体とする加熱体と、該加
熱体をサンドイッチに挟ませて配設した、加熱体の基板
よりも熱伝導率のよい第1と第2の伝熱部材からなる加
熱体アセンブリであり、第1の伝熱部材はニップ内に対
応位置して該第1の伝熱部材の自由面にフィルムが摺動
し、第2の伝熱部材は加熱体を中にして第1の伝熱部材
側とは反対側において加熱体アセンブリ支持部材に対面
して位置していることを特徴とする加熱装置。
【0036】(12)ニップ内に対応する加熱体アセン
ブリ部分位置に温度検知素子を設け、この温度検知素子
の検知温度情報に基づいて加熱体の発熱量を可変にする
ことが可能であることを特徴とする(11)に記載の加
熱装置。
【0037】(13)加熱体アセンブリの第1及び第2
の伝熱部材の熱伝導率は、0℃環境において200W/
m・K以上であることを特徴とする(11)または(1
2)に記載の加熱装置。
【0038】(14)加熱体アセンブリの第1と第2の
伝熱部材の厚みは、0.5mm以上であることを特徴と
する(11)から(13)の何れか1つに記載の加熱装
置。
【0039】(15)加熱体アセンブリの第1と第2の
伝熱部材の長手寸法は、加熱体の抵抗発熱体の長さ以上
であることを特徴とする(請求項11)から(14)の
何れか1つに記載の加熱装置。
【0040】(16)加熱体アセンブリの第1と第2の
伝熱部材の短手(幅)寸法はニップの幅よりも大きいこ
とを特徴とする(11)から(15)の何れか1つに記
載の加熱装置。
【0041】(17)加熱体アセンブリの第2の伝熱部
材と、これが対面する加熱体アセンブリ支持部材部分の
間に断熱層を設けていることを特徴とする(11)から
(16)の何れか1つに記載の加熱装置。
【0042】(18)断熱層の熱伝導率は、0℃環境に
おいて1.0W/m・K以下であることを特徴とする
(17)に記載の加熱装置。
【0043】(19)第1の伝熱部材の加熱体に対面す
る側である裏面は凹凸形状をしており、その粗さRzは
50μm以上であり、フィルムが摺動する側である表面
の粗さRzは0.5μm以上50μm以下であることを
特徴とする(11)から(18)の何れか1つに記載の
加熱装置。
【0044】(20)第2の伝熱部材の加熱体に対面す
る側である裏面もしくは加熱体アセンブリ支持部材に対
面する側である表面もしくはその両面は凹凸形状をして
おり、その粗さRzは50μm以上であることを特徴と
する(11)から(19)の何れか1つに記載の加熱装
置。
【0045】(21)加熱体アセンブリの第2の伝熱部
材が対面する加熱体アセンブリ支持部材部分の面は凹凸
形状をしており、その粗さRzは50μm以上であるこ
とを特徴とする(11)から(20)の何れか1つに記
載の加熱装置。
【0046】(22)加熱体の基板の熱伝導率は、0℃
環境において90W/m・K以上であることを特徴とす
る(11)から(21)の何れか1つに記載の加熱装
置。
【0047】(23)加熱体の基板は、窒化アルミニウ
ムまたは酸化アルミニウムまたは炭化ケイ素のセラミッ
ク材からなることを特徴とする(11)から(22)の
何れか1つに記載の加熱装置。
【0048】(24)加熱体アセンブリの加熱体と伝熱
部材間に充填材を入れたことを特徴とする(11)から
(23)の何れか1つに記載の加熱装置。
【0049】(25)加圧部材が加圧ローラーであるこ
とを特徴とする(11)から(24)の何れか1つに記
載の加熱装置。
【0050】(26)被記録材上の画像を加熱する像加
熱装置であることを特徴とする(11)から(25)の
何れか1つに記載の加熱装置。
【0051】(27)被記録材上に未定着画像を形成担
持させる作像手段と、被記録材上の未定着画像を加熱定
着させる定着手段を有する画像形成装置であり、被記録
材上の未定着画像を加熱定着させる定着手段が(10)
から(25)の何れか1つに記載の加熱装置であること
を特徴とする画像形成装置。
【0052】〈作 用〉加熱体を第1と第2の伝熱部材
でサンドイッチに挟ませてなる加熱体アセンブリは、加
熱体自体が局部的温度差を生じる、あるいは生じ易いも
のであっても、該加熱体の表裏に当接させて配設した、
加熱体の加熱体基板よりも熱伝導率のよい材質の部材で
ある第1と第2の伝熱部材により、厚み方向・横方向・
長さ方向の熱の移動が高められて、加熱体アセンブリ全
体としては局部的温度差が大幅に緩和されたものとな
る。
【0053】加熱体アセンブリの加熱体とニップ側に配
置させた第1の伝熱部材は、非通紙部昇温の際の加圧部
材の温度を下げることができる。そうすることにより、
ホットオフセットの防止・画像の高画質化・加圧部材コ
ートの安価化・搬送性の安定・加熱体の割れやグリース
の固化防止等に有効な効果を生む。
【0054】さらに、加熱体と支持部材側に配置させた
第2の伝熱部材は、非通紙部昇温の際の加熱体の温度を
下げることが出来る。そうすると、加熱体の非通紙部温
度を下げることが出来て、ホットオフセットの防止・画
像の高画質化・加熱体割れの防止・支持部材の溶融防止
・材料の安価化・搬送性の安定・加熱体の割れやグリー
スの固化防止等に有効な効果を生む。
【0055】さらにその第2の伝熱部材と支持部材の間
に配置させた断熱層は定着性の向上を促す効果がある。
そうすると、支持部材への熱の逃げを少なくすることが
可能になり、定着性の向上。定着温調温度を下げれられ
る・画像の高画質化・支持部材の溶融防止・材料の安価
化・加熱体の割れやグリースの固化防止等に有効な効果
を生む。
【0056】かくして、本発明によれば、電気的に絶縁
性の基板と該基板に設けた通電により発熱する抵抗発熱
体を基本構成体とする加熱体、該加熱体を用いた加熱装
置、及び該加熱装置を画像加熱定着装置として具備させ
た画像形成装置について、非通紙部昇温現象を可及的に
緩和させて非通紙部昇温現象に起因する不具合を解消す
ること、より具体的には、画像加熱定着装置にあっては
画像のオフセット、定着溶融ムラ、加熱体支持部材の溶
け等の問題を解決すること、さらには異常な熱応力の発
生による加熱体割れを生じさせることなく、しかも定着
性を良好に保持することができる。
【0057】
【発明の実施の形態】〈実施例1〉(図1〜図8) 図1は本発明に従うフィルム加熱方式の加熱装置の一例
の概略構成図、図2は要部の拡大横断面模型図、図3は
加熱体アセンブリの分解斜視図、図4の(a)は加熱体
の一部切欠きの表面側模型図、(b)は裏面側模型図、
(c)は横断面模型図である。
【0058】本実施例の加熱装置は加圧ローラー駆動タ
イプの画像加熱定着装置である。
【0059】(1)装置の全体的な概略構成 図1において、1は加熱体アセンブリであり、加熱体2
と、該加熱体2をサンドイッチに挟ませて配設した第1
と第2の伝熱部材3・4からなる。この加熱体アセンブ
リ1については後記(2)項で詳述する。
【0060】5は横断面略半円弧状樋型の加熱体アセン
ブリ支持部材(ヒーターホルダー、ステー)、6は円筒
状の耐熱性フィルム(定着フィルム)、7は加圧部材と
しての弾性加圧ローラーである。
【0061】支持部材2は、耐熱性、電気絶縁性で、高
い加重に耐えられる剛性材料、例えばPPS(ポリフェ
ニレンサルファイド)、PAI(ポリアミドイミド)、
PI(ポリイミド)、PEEK(ポリエーテルエーテル
ケトン)等で構成され、加熱体アセンブリ1はこの支持
部材5の下面の略中央部に支持部材長手に沿って設けた
溝部5a内に第1の伝熱部材3の表面(自由面)を下向
きに露呈させて嵌入して固定支持させてある。
【0062】円筒状のフィルム6は、例えば、厚さ40
μm〜100μm程度の耐熱性のフィルムである。例え
ば、ポリイミドなどの基材フィルム上にPFAやPTF
E等の離型性の耐熱樹脂を被覆したフィルムであり、上
記のように加熱体アセンブリ1を支持させた支持部材5
にルーズに外嵌させてある。
【0063】弾性加圧ローラー7は、芯金7aと、該芯
金に同心一体に設けた、シリコーンゴム等の弾性・耐熱
性材料のローラー層7bからなり、芯金7aの両端部を
それぞれ加熱装置の手前側と奥側のシャーシ側板間に軸
受を介して回転自由に支持させてある。
【0064】そして加熱体アセンブリ1を固定支持さ
せ、円筒状フィルム6を外嵌させた支持部材5を加圧ロ
ーラー7の上側に加熱体アセンブリ1の部分を加圧ロー
ラー7の上面に対向させて位置させ、支持部材5を不図
示の加圧手段にて加圧ローラー7の上面に対して所定の
押圧力をもって圧接させた状態に保持させる。これによ
り加熱体アセンブリ1の第1の伝熱部材3の下向き表面
と加圧ローラー7の上面との間にフィルム6を挟んで所
定幅の定着ニップ部Nが形成される。
【0065】加圧ローラー7は駆動手段Mにより矢印の
反時計方向に回転駆動される。この加圧ローラー7の回
転駆動による該ローラー7の外面とフィルム6の外面と
の、ニップ部Nにおける圧接摩擦力で円筒状フィルム6
に回転力が作用して、該フィルム6がその内面がニップ
部Nにおいて加熱体アセンブリ1の第1の伝熱部材3の
下向き表面に密着して摺動しながら矢印の時計方向aに
加圧ローラー7の回転周速度に略対応した周速度をもっ
て支持部材5の外回りを回転状態になる(加圧ローラー
駆動方式)。
【0066】支持部材5は加熱体アセンブリ1を保持す
るとともにフィルム6の回転時の搬送安定性を図るフィ
ルムガイドの役目もしている。
【0067】また、相互摺擦するフィルム6の内面と加
熱体アセンブリ1の第1の伝熱部材3の下向き表面との
摺動抵抗を低減するために両者の間に耐熱性グリース等
の潤滑剤を少量介在させることもできる。
【0068】而して、加圧ローラー7が回転駆動され、
それに伴って円筒状フィルム6が支持部材5の外回りを
回転し、加熱体アセンブリ1の加熱体2に通電がなされ
て該加熱体2即ち加熱体アセンブリ1の発熱でニップ部
Nの温度が所定に立ち上って温調された状態において、
ニップ部Nに未定着トナー像tを担持した被加熱材とし
ての被記録紙Pが導入され、ニップ部Nにおいて被記録
紙Pのトナー像担持面側がフィルム6の外面に密着して
フィルム6と一緒にニップ部Nを挟持搬送されていく。
【0069】この挟持搬送過程において、加熱体アセン
ブリ1の熱がフィルム6を介して被記録紙Pに付与さ
れ、被記録紙P上の未定着トナー像tが加熱加圧定着さ
れる。
【0070】被記録紙Pはニップ部Nを通過するとフィ
ルム6の外面から曲率分離して搬送される。
【0071】(2)加熱体アセンブリ1の構成 加熱体アセンブリ1は、加熱体2と、該加熱体2をサン
ドイッチに挟ませて配設した第1と第2の伝熱部材3・
4からなる。
【0072】加熱体2は電気的に絶縁性の基板と、該基
板に設けた通電により発熱する抵抗発熱体を基本構成体
とするものである。
【0073】第1と第2の伝熱部材3・4は加熱体2の
基板よりも熱伝導率のよい材質の部材である。
【0074】a)加熱体2(主として図4) 加熱体2は本例は加熱体基板2aとしてセラミック材を
用いたセラミックヒーターであり、は全体に低熱容量で
昇温の速いものである。
【0075】2aは横長の加熱体基板である。2b・2
cはこの基板の表面側に基板長手に沿って具備させた折
り返しパターン(往路と復路)の並行2条の第1と第2
の抵抗発熱体である。2d・2eはそれぞれ基板表面の
長手一端部側に並設した第1と第2の電極パターンであ
る。第1の電極パターン2dと第1の抵抗発熱体2bの
一端部は導体パターン2fで導通させてあり、第2の電
極パターン2eと第2の抵抗発熱体2cの一端部は導体
パターン2gで導通させてある。また、第1と第2の抵
抗発熱体2bと2cの他端部相互は導体パターン2hで
導通させてある。
【0076】これにより、第1の電極パターン2d→導
体パターン2f→第1の抵抗発熱体2b→導体パターン
2h→第2の抵抗発熱体2c→導体パターン2g→第2
の電極パターン2eの直列電路(ACライン)が構成さ
れる。
【0077】加熱体基板2aは、ニップ部Nにおけるフ
ィルム・被記録紙搬送方向aに対して直交する方向(フ
ィルム幅方向)を長手とする横長・薄肉のものであり、
本実施例では、長さ240mm、幅10mm、厚さ0.
7mmの窒化アルミニウム(AlN)を使用した。
【0078】第1と第2の抵抗発熱体2b・2cは、本
実施例では銀パラジウムペーストをそれぞれ厚み10μ
m・幅1mmの並行2条の細帯状パターンにスクリーン
印刷により塗工し、焼成して形成したものである。長さ
はどちらも216mmである。
【0079】2p・2qはそれぞれ基板表面の長手他端
部側に並設した第3と第4の電極パターンである。この
第3と第4の電極パターンはそれぞれスルーホール2r
・2sを介して基板裏面側に基板長手の略中央部に至ら
せて形成した並行2条の導体パターン2t・2uと導通
させてある。またこの並行2条の導体パターンの先端部
間には温度検知素子(検温素子)としてのサーミスター
2vを具備させてある。
【0080】これにより、第3の電極パターン2p→ス
ルーホール2r→導体パターン2t→サーミスター2v
→導体パターン2u→スルーホール2s→第4の電極パ
ターン2qの直列電路(DCライン)が構成される。
【0081】サーミスター2vは、本実施例では、コバ
ルト、マンガン、ニッケル、ルテニウムといったものの
合金や酸化物、白金あるいはチタン酸バリウム等のセラ
ミックといったものの粒子をガラスペースト材と混合
し、基板裏面上にスクリーン印刷して形成した薄層タイ
プのものとした。チップ型サーミスターにすることもで
きる。
【0082】上記の第1〜第4の電極パターン2d・2
e・2p・2q、導体パターン2f・2g・2h・2t
・2uは、銀(Ag)ペーストを基板の表面側と裏面側
の所定の位置に所定のパターンでスクリーン印刷により
塗工し、焼成することで形成してある。
【0083】また、2iは基板表面側の絶縁コート層で
あり、第1〜第4の電極パターン2d・2e・2p・2
q部分を除いて基板表面を被覆させてある。2wは基板
裏面側の絶縁コート層であり、スルーホール2r・2
s、導体パターン2t・2u、サーミスター2v部分も
含めて基板裏面を全面的に被覆させてある。
【0084】この基板表面側と基板裏面側の絶縁コート
層2i・2wは例えば厚さ10μm程度の耐熱性ガラス
層であり、ガラスペーストを基板表面側に所定のパター
ンでスクリーン印刷により塗工し、焼成することで形成
できる。
【0085】第1及び第2の抵抗発熱体2b・2cと温
度検知素子2vはニップ部N内に位置させてある。
【0086】而して、ACラインの第1と第2の電極パ
ターン2d・2eを有する加熱体一端部には給電用コネ
クタ(不図示)が嵌着されて、商用電源21・トライア
ック22等からなる給電回路からACラインの第1と第
2の電極パターン2d・2e間に給電されることで、第
1と第2の抵抗発熱体2bと2cが発熱して加熱体2の
所定の有効長さ領域が昇温する。
【0087】またDCラインの第3と第4の電極パター
ン2p・2qを有する加熱体他端部には信号取り出しコ
ネクタ(不図示)が嵌着されて、DCラインの第3と第
4の電極パターン2p・2qと制御系のA/Dコンバー
タ24とが接続され、加熱体の温度情報としてのサーミ
スター電圧が取り出されてA/Dコンバータ24へ入力
され、デジタルデータとしてCPU23へ取り込まれ
る。
【0088】CPU23はその入力デジタルデータを基
に加熱体温度を所定の一定温度に制御すべくトライアッ
ク22を制御する。即ちACラインへの給電を制御す
る。
【0089】b)第1と第2の伝熱部材3・4 上記の加熱体2をサンドイッチに挟ませて配設した第1
と第2の伝熱部材3・4は、加熱体2の加熱体基板2a
よりも熱伝導率のよい材質の部材である。例えば、アル
ミニウム(Al)、銅(Cu)、銀(Ag)等である。
第1と第2の伝熱部材3・4の熱伝導率は0℃において
200W/m・K以上であることが望ましい。純粋な窒
化アルミニウムでも熱伝導率が200W/m・Kであ
る。しかしこの材料を用いても非通紙部昇温の防止等に
効果は少ない。
【0090】参考までに、アルミニウム、銅、銀の熱伝
導率を表2に示した。アルミニウムは加熱体基板材料で
あるアルミナや窒化アルミニウムよりも熱伝導率が高
い。また銅と銀はアルミナ・窒化アルミニウム・炭化ケ
イ素よりも熱伝導率が格段に高い。
【0091】
【表2】 本実施例では第1と第2の伝熱部材3・4は共にアルミ
ニウム材にした。第1の伝熱部材3の寸法は、加熱体基
板2aの長さ240mm・幅10mm・厚さ0.7mm
に対して、長さ230mm・幅10mm・厚さ1.0m
mとした。また第2の伝熱部材4の寸法は、長さ240
mm・幅10mm・厚さ1.0mmとした。
【0092】そして、加熱体2を第1と第2の伝熱部材
3・4でサンドイッチに挟ませて三者を当接させて加熱
体アセンブリ1とした。第1の伝熱部材3は加熱体2の
表面側(抵抗発熱体2b・2cを具備させた基板表面
側)とし、第2の伝熱部材4は加熱体2の裏面側(検温
素子2vを具備させた基板裏面側)とした。加熱体2と
第1及び第2の伝熱部材3・4との電気的絶縁は本実施
例では加熱体2の表裏面側の絶縁コート層2i・2wで
なされる。
【0093】第2の伝熱部材4と加熱体2の間は充填材
としてシリコーン系のグリースを50mg程度薄く塗布
して両者4・2の接触性及び熱伝達を行いやすくした。
このシリコーングリースは東レダウコーニング・シリコ
ーン株式会社の製品で商品名SRX−333という。充
填材は上記グリース以外のものでも良いが、条件として
耐熱性に優れ、熱伝導性の良いものが好ましい。第1の
伝熱部材3と加熱体2の間にも耐熱性・熱伝導性グリー
ス等の充填材を介在させてもよいことはもちろんであ
る。また上記加熱体2、第1と第2の伝熱部材3・4の
表面性(表面粗さRz、JISに規定)は10μm程度
である。
【0094】第1と第2の伝熱部材3・4の長さは少な
くとも加熱体2の抵抗発熱体2b・2cの長さ以上にす
ることが好ましい。
【0095】第1と第2の伝熱部材3・4の幅は少なく
ともニップ部Nの幅よりも大きいことが好ましい。
【0096】而して、上記のように加熱体2を第1と第
2の伝熱部材3・4でサンドイッチに挟ませてなる加熱
体アセンブリ1は、加熱体2自体が局部的温度差を生じ
る、あるいは生じ易いものであっても、該加熱体2の表
裏に当接させて配設されている、加熱体2の加熱体基板
2aよりも熱伝導率のよい材質の部材である第1と第2
の伝熱部材3・4により、厚み方向・横方向・長さ方向
の熱の移動が高められて、加熱体アセンブリ1全体とし
ては局部的温度差が大幅に緩和されたものとなる。
【0097】アルミナによるセラミック基板を使用した
加熱体では、抵抗発熱体が完全にニップ部内に収まって
いないとセラミック基板が割れる恐れがある。というの
は、もし抵抗発熱体がニップ部外にはみ出していると、
はみ出した部分は、被記録紙やや加圧ローラーに熱を奪
われることが無いために急激に高温となり、セラミック
基板がその一部分だ膨張して応力が加わるためである。
これを防止するには、抵抗発熱体はニップ部幅より細く
する必要がある。一方、抵抗発熱体を細くすることは、
定着性は劣化する方向であるため、抵抗発熱体には充分
な電力を供給して加熱し、定着性を良好に保持する必要
がある。このような場合小さいサイズの紙を通紙した場
合に、通紙した位置以外の加圧ローラーの非通紙部領域
では温度が異常に上昇してしまい、その後に通紙した紙
へ異常画像を出力する恐れがある。この画像の乱れが生
じる原因として、非通紙昇温が発生した位置では、被記
録紙上にのったトナーが定着ニップ部を通過した際に異
常に溶融してしまい、被記録紙上のトナーがフィルムに
溶けて付着し、その紙の後端や、次の紙の表や裏にその
トナーが定着してしまうのである。
【0098】そして高速化を実現させるためには通過時
間の短くなった紙(記録紙)に十分な熱エネルギーを供
給するために定着温度をさらに高く設定する必要があ
り、それに伴って小サイズ紙を通紙する際、通紙部と非
通紙部の温度差が拡大されて非通紙部の過剰昇温による
周辺部材への耐熱性の改善、加熱体基板にかかる熱スト
レスの増大に伴う基板強化の改善等の対策も必要となっ
てくる。
【0099】上記のように加熱体2を第1と第2の伝熱
部材3・4でサンドイッチに挟ませてなる加熱体アセン
ブリ1は以上の課題を同時に満たし、加圧ローラー7や
加熱体2の異常昇温を軽減させるとともに、画像のオフ
セット、定着溶融ムラ、加熱体支持部材5の溶け等の問
題を解決し、さらに加熱体1が割れることなく、しかも
定着性を良好に保持することができる。
【0100】(3)性能試験 本実施例の装置を下記の条件下で使用して非通紙部昇温
現象の程度を、非通紙部の加圧ローラー部分の温度を測
定することで試験した。
【0101】・プロセススピード:50mm/sec ・A4紙専用 ・動作環境:23℃/50% ・加圧ローラー硬度:50° ・装置に加わっている総加圧力:10kgf ・入力電圧:120V ・本体を朝一状態にしてCOM10封筒を5枚連続通紙
(スループットにして約6枚/分相当) また、本装置の定着温度設定は朝一状態から連続プリン
トでは、加熱体2の温度を200℃に維持して5枚続
き、6枚目から190℃に加熱体の温度を下げて定着工
程を経過する。
【0102】本装置を使用した場合ではホットオフセッ
トが発生しやすい条件として朝一から3枚目から5枚目
に現れてくる事が多い。また、このオフセットという現
象は各装置によって出やすい場所がある。これは、各装
置でのそれぞれの温度設定および通紙基準等の条件が違
う為である。
【0103】図5の実線グラフが本実施例の装置の場
合の測定結果である。
【0104】一方、比較例1として、本実施例装置にお
いて加熱体アセンブリ1を、第2の伝熱部材4を省き、
加熱体2と第1の伝熱部材3の2部材のものにした装置
について非通紙部昇温現象の程度を、非通紙部の加圧ロ
ーラー部分の温度を測定することで試験した。図5の破
線グラフがその結果である。通紙部の加圧ローラー温
度は120℃を常に維持する。
【0105】また比較例2として、本実施例装置におい
て加熱体アセンブリ1を、第1と第2の伝熱部材3・4
のどちらも省き、加熱体2だけのものにした装置につい
て非通紙部昇温現象の程度を、非通紙部の加圧ローラー
部分の温度を測定することで試験した。図5の一点鎖グ
ラフがその結果である。
【0106】図5のグラフ・・の比較から明らか
なように、本実施例のように加熱体2を第1と第2の2
枚の伝熱部材3・4でサンドイッチにした加熱体アセン
ブリ1を用いた装置は、伝熱部材のない加熱体2だけの
比較例2の装置の場合よりはもちろん、加熱体2に伝熱
部材を1枚具備させた比較例1の装置よりも非通紙部昇
温が緩和されていることがわかる。
【0107】比較例1のグラフにおいて、a′・b′
・c′はそれぞれ2枚目目突入直前、4枚目突入直前、
5枚目を排出し後回転(最終の被記録材の定着プロセス
を終了してから本体のモータが止まるまでに行なわれる
回転)が終了する直前の温度である。それぞれの実温度
は90℃、120℃、150℃であった。
【0108】このような温度状態の下、COM10を通
紙した直後に普通紙サイズの紙をプリントした。する
と、ホットオフセットが発生し画像に乱れが生じてい
た。これは、加圧ローラー7の非通紙部分の温度が異常
に温度上昇しているために発生する。温度が上昇する理
由として、通紙部では加圧ローラー7の温度が通紙した
紙に吸収され持っていかれ、一方通紙域外(非通紙部)
においては加圧ローラー7の温度は逃げることが出来な
く、温度が上昇してしまう為である。
【0109】a・b・cは本実施例における加圧ローラ
ーの非通紙部分の温度であり、それぞれ2枚目目突入直
前、4枚目突入直前、5枚目を排出し後回転が終了する
直前の温度である。それぞれの実温度は90℃、110
℃、130℃であった。
【0110】比較例1に比べて、加圧ローラー7の非通
紙部昇温が約10deg.〜20deg.軽減できたの
である。さらにこの温度状態の下、普通紙サイズの紙を
プリントした。するとホットオフセットは比較例に比べ
て良くなっており、問題の無いレベルに達している。
【0111】このように本実施例の装置を使用した時に
非通紙部の温度が低くなる理由として、加熱体自体の非
通紙部昇温が緩和されたことが挙げられる。本実施例の
形態では、加熱体表面側と、加熱体2とホルダ5の間で
ある加熱体裏面側とに、第1および第2の伝熱部材3・
4が存在することで、加熱体自体の熱伝導に加えて、第
1および第2の伝熱部材3・4によってさらに多くの熱
の移動が行なわれたのである。さらに、加圧ローラー7
自体も、加熱体の過昇温部分からの温度が流れて来なく
なったために、比較例1に比べて若干ながら低くなった
のである。
【0112】また本実施例では、伝熱部材3・4にアル
ミニウムの板を使用したが、この材料は他の材料でも良
く、銅・銀等の様に熱伝導率が0℃において200W/
m・K以上のものが好ましい。
【0113】さらに伝熱部材3・4のサイズも各装置に
合わせて大きくしたり、小さくしたり、厚みを厚くした
り、薄くしたり変更してもよい。厚みに関しては、実験
データから、少なくとも0.5mm以上であることが好
ましい。それよりも薄いものでは非通紙部昇温の緩和は
約5deg程度しか下がらず、効果が少なかった。
【0114】また、さらに効果を上げる手段として、加
熱体と伝熱部材の熱移動を多くさせるために、相互当接
する加熱体面と伝熱部材面に凹凸形状を持たせるのもよ
い。
【0115】より具体的には、第1の伝熱部材3の加熱
体2に対面する側である裏面は凹凸形状をしており、そ
の粗さRzは50μm以上であり、フィルム6が摺動す
る側である表面の粗さRzは0.5μm以上50μm以
下である。0.5μmより小さくするのは精度的(加工
的)に不可能である。
【0116】第2の伝熱部材4の加熱体2に対面する側
である裏面もしくは加熱体アセンブリ支持部材5に対面
する側である表面もしくはその両面は凹凸形状をしてお
り、その粗さRzは50μm以上である。
【0117】加熱体アセンブリの第2の伝熱部材4が対
面する加熱体アセンブリ支持部材部分の面は凹凸形状を
しており、その粗さRzは50μm以上である。
【0118】図6は加熱体2と第2の伝熱部材4の相互
当接面に凹凸の形状を持たせるた場合の断面模型図であ
る。図のように、加熱体2面に刻んだ溝と溝の間隔を
1.0mm、溝自体の広さを1.0mm、溝の深さを
0.1mmとし、その溝にはまるように第2の伝熱部材
4面にも同様の形状(溝と溝の間隔を1.0mm、溝自
体の広さを1.0mm、溝の深さを0.1mm)を刻み
込む。そして、その接触面には上記実施例で使用したよ
うな特性を持つグリースを介在させる。そうすることに
よって、加熱体2と伝熱部材4の接触面接が増加してよ
り高効率で熱の移動が行えるのである。
【0119】いま、凹凸の形状(Rz)と熱交換を示し
たグラフを図7に示す。これは、本実施例の形状をモデ
ルにした治具を使用して測定を行なった。図8には、そ
の測定要領を示す。加熱体2と伝熱部材4(3)の間に
温度測定を行なう熱電対9を配置する。この伝熱部材の
下面である熱電対側の形状はRzが約2μmの形状をし
た比較的フラットな面を形成して熱電対への熱移動を可
能にした。また一方、上面の形状(Rz)はそれぞれ2
・5・10・20・30・40・50・60・70・1
00μmで、合計10本の部材を用意した。この伝熱部
材の材料はアルミの板を使用した。厚みが1.0mm、
幅が10mm、長さが230mmである。そして、この
伝熱部材の上部には、温度が190°C一様に保たれて
いる加熱体を接触させた。それぞれ接触している部分に
は熱移動をさらに向上させるために伝熱グリースを塗布
した。この伝熱グリースは本実施例でも使用したSRX
ー333である。こうすることで、上部の加熱体からの
熱が伝熱部材を通過し、そして最下面にある熱電対へと
熱が伝わる。このような治具を使用して、Rzの変化に
よって熱電対が100°Cに上昇するまでの時間を測定
した。図7のグラフを見てわかるようにRzが10〜4
0μmでは、熱電対が100°Cになるのに約40se
c必要である。Rzが約50μm位から変極点を持ち、
Rzが増加するに従って時間が短縮させているのがわか
る。
【0120】このように、この凹凸形状(Rz)が50
μm以上であれば上記構成のように熱のやり取りが可能
になり、さらに高効率に熱交換が可能となる。
【0121】〈実施例2〉(図9〜図11) 本実施例は、上記実施例1の装置においてさらに、図9
のように、加熱体アセンブリ1の第2の伝熱部材4と、
これが対面する加熱体アセンブリ支持部材の間に断熱層
(断熱材)8を設けたものである。その他の装置構成は
実施例1の装置と同様であるので再度の説明は省略す
る。
【0122】本実施例の場合も加熱体2の異常昇温に関
しては第1と第2の伝熱部材3・4によって緩和させて
非通紙部昇温に伴う諸々の弊害を緩和させる効果をもっ
ている。さらに、断熱層8を配置させることで加熱体2
から発熱した熱を効率よく非記録紙P側(加圧ローラー
7側)に持っていってくれる。本実施例で使用した断熱
材は、dupont社製のポリイミドをベースとしたK
aptonという製品を使用した。また、このKapt
onの熱伝導率は0.15W/m・Kであり、非常に熱
伝導が悪く、さらに耐熱性に優れている(250°C)
ものである。この断熱材として使用する材料の特性とし
ては、熱伝導率は1.0W/m・K以下であり、耐熱性
(200°C以上)に優れていることが望まれる。この
ような断熱材を使用することで、加熱体アセンブリ支持
部材5へ加熱体2の熱が逃げることなく定着性の向上に
つながり、定着温度も下げられる可能性が出てくる。
【0123】この構成をした時の加圧ローラー7の温度
を図10に記し、支持部材5の温度を図11に記す。支
持部材5の温度は、支持部材5と断熱層8の間に熱電対
を挿入して測定した。
【0124】図10中のグラフbは実施例1に行った状
態での加圧ローラー7の温度を示し、グラフaで示した
ものは本実施例の状態での加圧ローラー7の温度であ
る。この図10から見てわかる通り、全体的に加圧ロー
ラー7の温度が5deg.程度上昇しているのがわか
る。
【0125】また図11中のグラフdは実施例1に行っ
た状態での支持部材5の温度を示し、グラフcで示した
ものは本実施例の状態での支持部材5の温度である。図
11からも見てわかるとおり、支持部材5へ伝わる第2
の伝熱部材4の温度は断熱層8によって断熱され、実施
例1で測定した支持部材5の温度よりも低く抑えられて
いるのである。
【0126】よって、この実施例2の構成をとることに
よって実施例1よりもまして定着性は加圧ローラー7が
温度上昇した分向上した。そして、支持部材5に至って
は温度の低下に伴って材料自体の熱によるマージンは大
きくなった。つまり温度によるマージンが増えるという
ことは、材料の耐熱グレードを下げることが出来るため
安価な材料を使用することができるようになる。
【0127】さらに、支持部材5の温度を下げる必要が
ある場合には、第2の伝熱部材4の形状を変更してもよ
い。例えば、断熱層8に接触している第2の伝熱部材4
の形状に凹凸を設けて断熱層8に接触させることで、断
熱層8側へ熱の移動が少なくなり、より高効率か定着状
態を得ることが出来る。一方、この凹凸形状はRzが5
0μm以上であれば上記構成のように熱のやり取りが可
能になり、同様の結果を得ることができる。
【0128】〈実施例3〉(図12) 図12の(a)・(b)・(c)はそれぞれフィルム加
熱方式の加熱装置の他の構成形態例を示したものであ
る。
【0129】(a)のものは、支持部材5に保持させた
加熱体アセンブリ1(2・3・4)と、駆動ローラー1
1と、従動ローラー(テンションローラー)12との3
部材間にエンドレスベルト状の耐熱性フィルム6を懸回
張設して駆動ローラー11によりフィルム6を回転駆動
する構成のものである。Mは駆動ローラー11の駆動手
段である。加圧ローラー7はフィルム6の回転移動に伴
い従動回転する。
【0130】(b)のものは、支持部材5に保持させた
加熱体アセンブリ1(2・3・4)と、駆動ローラー1
1の2部材間にエンドレスベルト状の耐熱性フィルム6
を懸回張設して駆動ローラー11により回転駆動する構
成のものである。加圧ローラー7はフィルム6の回転移
動に伴い従動回転する。
【0131】(c)のものは、耐熱性フィルム6として
ロール巻きにした長尺の有端フィルムを用い、これに繰
り出し軸13側から支持部材5に保持させた加熱体アセ
ンブリ1(2・3・4)を経由させて巻き取り軸14側
へ所定の速度で走行させる構成にしたものである。Mは
巻き取り軸14の駆動手段である。
【0132】〈実施例4〉(図13) 図13は、例えば実施例1の加熱装置を画像加熱定着装
置として具備させた画像形成装置の一例の概略構成図で
ある。本実施例の画像形成装置は転写式電子写真プロセ
ス利用のレーザービームプリンターである。
【0133】31は像担持体としての回転ドラム型の電
子写真感光体(以下、感光ドラムと記す)であり、矢印
の時計方向に所定の周速度(プロセススピード)をもっ
て回転駆動される。
【0134】感光ドラム31はその回転過程において1
次帯電器32による所定の極性・電位VD (暗部電位)
の一様帯電処理を受け、その帯電処理面にレーザースキ
ャナー33による目的の画像情報に対応したレーザービ
ーム走査露光Lを受ける。これにより回転感光ドラム3
1面に目的の画像情報に対応した静電潜像が形成され
る。
【0135】レーザースキャナー33は不図示のホスト
コンピューター等の外部装置から送られた目的の画像情
報信号(時系列電気デジタル画素信号)に対応して強度
変調したレーザー光を出力し、このレーザー光で回転感
光ドラム31の一様帯電処理面を走査露光(ラスタ走
査)Lする。レーザー光の強度及び照射スポット径はプ
リンターの解像度及び所望の画像濃度によって適正に設
定されている。
【0136】回転感光ドラム31の一様帯電処理面のレ
ーザー光で照射された部分は電位減衰して明部電位VL
になり、そうでない部分は1次帯電器32で帯電された
暗部電位VD に保持されることによって静電潜像の形成
がなされる。
【0137】回転感光ドラム31面に形成された静電潜
像は現像器34によって順次現像される。現像器34内
のトナーtはトナー供給回転体である現像スリーブ34
aと現像ブレード34bとによって、トナー層厚さ、ト
リボを制御され、現像スリーブ34a上に均一なトナー
層を形成する。現像ブレード34bとしては通常金属製
若しくは樹脂製のものが用いられ、樹脂系のものは現像
スリーブ34aに対して適正な当接圧をもって接してい
る。現像スリーブ34a上に形成されたトナー層は現像
スリーブ34a自身の回転にともない感光ドラム31に
対向し、現像スリーブ34aに印加されている電圧Vdc
と感光ドラム31の表面電位が形成する電界により明部
電位VL の部分だけ選択的に顕像化する(反転現像)。
【0138】回転感光ドラム31面に形成されたトナー
像は、感光ドラム31と転写装置35との対向部である
転写部位において、該転写部位に対して所定の制御タイ
ミングにて給送された被記録紙(転写材)Pに対して順
次に転写される。転写装置35としては図に示したコロ
ナ帯電器以外に、導電弾性回転体に電源から電流を供給
して被記録紙に転写電荷を付与しながら搬送する転写ロ
ーラー方式等がある。
【0139】37はプリンター内の下部に装着した給紙
カセットであり、被記録紙Pを積載収納させてある。こ
の給紙カセット37内の被記録紙Pが給紙ローラー38
と分離爪部材39により1枚分離給送され、シートパス
40、レジストローラー対41、シートパス42の経路
で転写部位へ所定の制御タイミングにて給送される。
【0140】転写部位にてトナー像の転写を受けた被記
録紙Pは回転感光ドラム31面から順次に分離されて、
像加熱装置としての定着装置10へ導入されてトナー像
の定着処理(加熱加圧による永久固定画像化)を受け、
シートパス43、排紙ローラー44を経由して排紙トレ
イ45に送り出される。
【0141】一方、被記録紙分離後の回転感光ドラム3
1面はクリーニング装置36により転写残りトナー等の
付着残留物の除去を受けて清掃され、繰り返して作像に
供される。
【0142】〈その他〉 a)抵抗発熱体2b・2cは、1本構成であっても、3
本以上の多数本構成のものとすることもできる。加熱体
2の抵抗発熱体はニップ部外に位置させることもでき
る。
【0143】b)加熱体2としてのセラミックヒーター
の基板2aは、窒化アルミニウムに限らず、酸化アルミ
ニウム(アルミナ)や炭化ケイ素、その他のセラミック
からなるものであってもよい。基板2aはホーター割れ
防止の観点からその熱伝導率が0℃環境で90W/m・
K以上であることが望ましい。
【0144】c)加熱体2の過熱保護手段として安全素
子、例えば温度ヒューズやサーモスイッチを加熱体2の
ACラインに対する給電路に直列に介入させ、これを加
熱体2、あるいは伝熱部材4(3)に当接させてあるい
は近接させて配設してもよい。
【0145】d)加圧部材はローラーでなくともよい。
例えばベルト部材にすることもできる。
【0146】g)被加熱紙Pの搬送基準は片側搬送基準
でも両側搬送基準でもよい。
【0147】f)本発明において、加熱装置はフィルム
加熱方式のものに限られるものではない。また、実施例
の加熱定着装置だけに限られず、画像を担持した被記録
材を加熱してつや等の表面性を改質する像加熱装置、仮
定着する像加熱装置、その他、被加熱材の加熱乾燥装
置、加熱ラミネート装置など、広く被加熱材を加熱処理
する手段・装置が含まれる。
【0148】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電気的に絶縁性の基板と該基板に設けた通電により発熱
する抵抗発熱体を基本構成体とする加熱体、該加熱体を
用いた加熱装置、及び該加熱装置を画像加熱定着装置と
して具備させた画像形成装置について、非通紙部昇温現
象を可及的に緩和させて非通紙部昇温現象に起因する不
具合を解消すること、より具体的には、画像加熱定着装
置にあっては画像のオフセット、定着溶融ムラ、加熱体
支持部材の溶け等の問題を解決すること、さらには異常
な熱応力の発生による加熱体割れを生じさせることな
く、しかも定着性を良好に保持することができる。
【0149】本発明の加熱装置の様に加熱体と定着ニッ
プ側に配置させた第1の伝熱部材は、非通紙部昇温の際
の加圧部材の温度を下げることができる。そうすること
により、ホットオフセットの防止・画像の高画質化・加
圧部材コートの安価化・搬送性の安定・加熱体の割れや
グリースの固化防止等に有効な効果を生む。
【0150】さらに、加熱体と支持部材側に配置させた
第2の伝熱部材は、非通紙部昇温の際の加熱体の温度を
下げることが出来る。そうすると、加熱体の非通紙部温
度を下げることが出来て、ホットオフセットの防止・画
像の高画質化・加熱体割れの防止・支持部材の溶融防止
・材料の安価化・搬送性の安定・加熱体の割れやグリー
スの固化防止等に有効な効果を生む。
【0151】さらにその第2の伝熱部材と支持部材の間
に配置させた断熱層は定着性の向上を促す効果がある。
そうすると、支持部材への熱の逃げを少なくすることが
可能になり、定着性の向上。定着温調温度を下げれられ
る・画像の高画質化・支持部材の溶融防止・材料の安価
化・加熱体の割れやグリースの固化防止等に有効な効果
を生む。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1におけるフィルム加熱方式加熱装置の
概略構成図
【図2】要部の拡大横断面模型図
【図3】加熱体アセンブリの分解斜視図
【図4】(a)は加熱体の表面側の一部切欠き模型図、
(b)は裏面側の模型一部切欠き図、(c)は(b)図
における(c)−(c)線に沿う加熱体の横断面模型図
【図5】実施例1、比較例1、比較例2の各装置の非通
紙部昇温の試験結果のグラフ図
【図6】加熱体と第2の伝熱部材の相互当接面に凹凸の
形状を持たせるた場合の断面模型図
【図7】凹凸の形状(Rz)と熱交換を示したグラフ図
【図8】その測定要領図
【図9】実施例2の装置の要部の拡大横断面模型図
【図10】加圧ローラーの非通紙部の温度推移グラフ
【図11】支持部材の温度推移グラフ
【図12】(a)・(b)・(c)はそれぞれフィルム
加熱方式加熱装置の他の構成形態例の模型図
【図13】画像形成装置の一例の概略構成図
【図14】フィルム加熱方式加熱装置の要部の横断面模
型図
【符号の説明】
1 加熱体アセンブリ 2 加熱体 2a 加熱体基板 2b・2c 抵抗発熱体 2v 温度検知素子 3 第1の伝熱部材 4 第2の伝熱部材 5 加熱体支持部材 6 フィルム 7 加圧ローラー P 被記録紙(被加熱材) N ニップ部

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加熱材に熱エネルギーを付与する加熱
    体アセンブリであり、電気的に絶縁性の基板と該基板に
    設けた通電により発熱する抵抗発熱体を基本構成体とす
    る加熱体と、該加熱体をサンドイッチに挟ませて配設し
    た、加熱体の基板よりも熱伝導率のよい第1と第2の伝
    熱部材からなることを特徴とする加熱体アセンブリ。
  2. 【請求項2】 加熱体の基板の熱伝導率は、0℃環境に
    おいて90W/m・K以上であることを特徴とする請求
    項1に記載の加熱体アセンブリ。
  3. 【請求項3】 加熱体の基板は、窒化アルミニウムまた
    は酸化アルミニウムまたは炭化ケイ素のセラミック材か
    らなることを特徴とする請求項1または2に記載の加熱
    体アセンブリ。
  4. 【請求項4】 第1及び第2の伝熱部材の熱伝導率は、
    0℃環境において200W/m・K以上であることを特
    徴とする請求項1から3の何れか1つに記載の加熱体ア
    センブリ。
  5. 【請求項5】 第1と第2の伝熱部材の厚みは、0.5
    mm以上であることを特徴とする請求項1から4の何れ
    か1つに記載の加熱体アセンブリ。
  6. 【請求項6】 第1と第2の伝熱部材の長手寸法は、加
    熱体の抵抗発熱体の長さ以上であることを特徴とする請
    求項1から5の何れか1つに記載の加熱体アセンブリ。
  7. 【請求項7】 第1の伝熱部材の自由面側を被加熱材に
    熱エネルギーを付与する被加熱材加熱面としたとき、該
    被加熱材加熱面の粗さRzは0.5μm以上50μm以
    下であり、該被加熱材加熱面とは反対側の加熱体と対面
    する第1の伝熱部材の裏面は凹凸形状をしており、その
    粗さRzは50μm以上であることを特徴とする請求項
    1から6の何れか1つに記載の加熱体アセンブリ。
  8. 【請求項8】 第2の伝熱部材側を加熱体アセンブリを
    支持する支持部材に対向する側としたとき、該第2の伝
    熱部材の加熱体アセンブリ支持部材に対面する表面もし
    くは加熱体と対面する裏面もしくはその両面は凹凸形状
    をしており、その粗さRzは50μm以上であることを
    特徴とする請求項1から7の何れか1つに記載の加熱体
    アセンブリ。
  9. 【請求項9】 加熱体と伝熱部材間に充填材を入れたこ
    とを特徴とする請求項1から8の何れか1つに記載の加
    熱装置。
  10. 【請求項10】 請求項1から9の何れか1つに記載の
    加熱体アセンブリを被加熱材に熱エネルギーを付与する
    熱源部材として備えたことを特徴とする加熱装置。
  11. 【請求項11】 支持部材に固定支持させた熱源部材
    と、この熱源部材と摺動するフィルムと、このフィルム
    を介して熱源部材とニップを形成する加圧部材を有し、
    ニップのフィルムと加圧部材の間で被加熱材を挟持搬送
    させて、フィルムを介して熱源部材の熱エネルギーを被
    加熱材に付与する加熱装置において、 前記熱源部材は、電気的に絶縁性の基板と該基板に設け
    た通電により発熱する抵抗発熱体を基本構成体とする加
    熱体と、該加熱体をサンドイッチに挟ませて配設した、
    加熱体の基板よりも熱伝導率のよい第1と第2の伝熱部
    材からなる加熱体アセンブリであり、第1の伝熱部材は
    ニップ内に対応位置して該第1の伝熱部材の自由面にフ
    ィルムが摺動し、第2の伝熱部材は加熱体を中にして第
    1の伝熱部材側とは反対側において加熱体アセンブリ支
    持部材に対面して位置していることを特徴とする加熱装
    置。
  12. 【請求項12】 ニップ内に対応する加熱体アセンブリ
    部分位置に温度検知素子を設け、この温度検知素子の検
    知温度情報に基づいて加熱体の発熱量を可変にすること
    が可能であることを特徴とする請求項11に記載の加熱
    装置。
  13. 【請求項13】 加熱体アセンブリの第1及び第2の伝
    熱部材の熱伝導率は、0℃環境において200W/m・
    K以上であることを特徴とする請求項11または12に
    記載の加熱装置。
  14. 【請求項14】 加熱体アセンブリの第1と第2の伝熱
    部材の厚みは、0.5mm以上であることを特徴とする
    請求項11から13の何れか1つに記載の加熱装置。
  15. 【請求項15】 加熱体アセンブリの第1と第2の伝熱
    部材の長手寸法は、加熱体の抵抗発熱体の長さ以上であ
    ることを特徴とする請求項11から14の何れか1つに
    記載の加熱装置。
  16. 【請求項16】 加熱体アセンブリの第1と第2の伝熱
    部材の短手(幅)寸法はニップの幅よりも大きいことを
    特徴とする請求項11から15の何れか1つに記載の加
    熱装置。
  17. 【請求項17】 加熱体アセンブリの第2の伝熱部材
    と、これが対面する加熱体アセンブリ支持部材部分の間
    に断熱層を設けていることを特徴とする請求項11から
    16の何れか1つに記載の加熱装置。
  18. 【請求項18】 断熱層の熱伝導率は、0℃環境におい
    て1.0W/m・K以下であることを特徴とする請求項
    17に記載の加熱装置。
  19. 【請求項19】 第1の伝熱部材の加熱体に対面する側
    である裏面は凹凸形状をしており、その粗さRzは50
    μm以上であり、フィルムが摺動する側である表面の粗
    さRzは0.5μm以上50μm以下であることを特徴
    とする請求項11から18の何れか1つに記載の加熱装
    置。
  20. 【請求項20】 第2の伝熱部材の加熱体に対面する側
    である裏面もしくは加熱体アセンブリ支持部材に対面す
    る側である表面もしくはその両面は凹凸形状をしてお
    り、その粗さRzは50μm以上であることを特徴とす
    る請求項11から19の何れか1つに記載の加熱装置。
  21. 【請求項21】 加熱体アセンブリの第2の伝熱部材が
    対面する加熱体アセンブリ支持部材部分の面は凹凸形状
    をしており、その粗さRzは50μm以上であることを
    特徴とする請求項11から20の何れか1つに記載の加
    熱装置。
  22. 【請求項22】 加熱体の基板の熱伝導率は、0℃環境
    において90W/m・K以上であることを特徴とする請
    求項11から21の何れか1つに記載の加熱装置。
  23. 【請求項23】 加熱体の基板は、窒化アルミニウムま
    たは酸化アルミニウムまたは炭化ケイ素のセラミック材
    からなることを特徴とする請求項11から22の何れか
    1つに記載の加熱装置。
  24. 【請求項24】 加熱体アセンブリの加熱体と伝熱部材
    間に充填材を入れたことを特徴とする請求項11から2
    3の何れか1つに記載の加熱装置。
  25. 【請求項25】 加圧部材が加圧ローラーであることを
    特徴とする請求項11から24の何れか1つに記載の加
    熱装置。
  26. 【請求項26】 被記録材上の画像を加熱する像加熱装
    置であることを特徴とする請求項11から25の何れか
    1つに記載の加熱装置。
  27. 【請求項27】 被記録材上に未定着画像を形成担持さ
    せる作像手段と、被記録材上の未定着画像を加熱定着さ
    せる定着手段を有する画像形成装置であり、被記録材上
    の未定着画像を加熱定着させる定着手段が請求項10か
    ら25の何れか1つに記載の加熱装置であることを特徴
    とする画像形成装置。
JP7358998A 1998-03-06 1998-03-06 加熱体アセンブリ、加熱装置、及び画像形成装置 Pending JPH11260533A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7358998A JPH11260533A (ja) 1998-03-06 1998-03-06 加熱体アセンブリ、加熱装置、及び画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7358998A JPH11260533A (ja) 1998-03-06 1998-03-06 加熱体アセンブリ、加熱装置、及び画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11260533A true JPH11260533A (ja) 1999-09-24

Family

ID=13522662

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7358998A Pending JPH11260533A (ja) 1998-03-06 1998-03-06 加熱体アセンブリ、加熱装置、及び画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11260533A (ja)

Cited By (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013024890A (ja) * 2011-07-14 2013-02-04 Sharp Corp 定着装置及びこれを用いる画像形成装置
US8669495B2 (en) 2006-02-07 2014-03-11 Canon Kabushiki Kaisha Heater having heat generating resistor on substrate and image heating apparatus mounting heater thereon
JP2014123100A (ja) * 2012-11-21 2014-07-03 Canon Inc 像加熱装置
JP2014238560A (ja) * 2013-06-10 2014-12-18 キヤノン株式会社 像加熱装置
JP2015043075A (ja) * 2013-07-22 2015-03-05 キヤノン株式会社 定着装置
JP2015145950A (ja) * 2014-02-03 2015-08-13 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP2015194661A (ja) * 2014-03-17 2015-11-05 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP2016012011A (ja) * 2014-06-27 2016-01-21 キヤノン株式会社 定着装置
US9291966B2 (en) 2013-08-26 2016-03-22 Ricoh Company, Ltd. Fixing device and image forming apparatus
JP2016090865A (ja) * 2014-11-06 2016-05-23 キヤノン株式会社 定着装置
JP2016114743A (ja) * 2014-12-15 2016-06-23 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP2016133639A (ja) * 2015-01-20 2016-07-25 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP2016145961A (ja) * 2015-01-30 2016-08-12 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
US9471016B2 (en) 2014-02-14 2016-10-18 Canon Kabushiki Kaisha Fixing apparatus
US9501012B2 (en) 2014-10-01 2016-11-22 Canon Kabushiki Kaisha Fixing apparatus for fixing a toner image to a recording medium
JP2016200665A (ja) * 2015-04-08 2016-12-01 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
US9529309B2 (en) 2013-11-07 2016-12-27 Ricoh Company, Ltd. Fixing device and image forming apparatus including a multi-layer nip formation pad
JP2017016117A (ja) * 2015-07-01 2017-01-19 ゼロックス コーポレイションXerox Corporation ソリッドヒータ装置における印刷された熱電対
JP2017049618A (ja) * 2016-12-13 2017-03-09 キヤノン株式会社 像加熱装置
JP2017120390A (ja) * 2015-12-25 2017-07-06 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP2017120389A (ja) * 2015-12-25 2017-07-06 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP2019128507A (ja) * 2018-01-26 2019-08-01 株式会社沖データ 定着装置及び画像形成装置
US10409206B2 (en) 2017-05-31 2019-09-10 Canon Kabushiki Kaisha Fixing device having a positioning portion that is inserted into an opening of a supporting member to prevent movement of a heat conductive member
JP2020134729A (ja) * 2019-02-20 2020-08-31 株式会社沖データ 定着装置及び画像形成装置
JP2021009208A (ja) * 2019-06-28 2021-01-28 株式会社沖データ 定着装置及び画像形成装置
US11579550B2 (en) 2020-09-28 2023-02-14 Canon Kabushiki Kaisha Fixing device including heat equalizing member and image forming apparatus
EP4286954A1 (en) * 2022-06-01 2023-12-06 Toshiba Tec Kabushiki Kaisha Fixing device

Cited By (34)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8669495B2 (en) 2006-02-07 2014-03-11 Canon Kabushiki Kaisha Heater having heat generating resistor on substrate and image heating apparatus mounting heater thereon
JP2013024890A (ja) * 2011-07-14 2013-02-04 Sharp Corp 定着装置及びこれを用いる画像形成装置
US10268145B2 (en) 2012-11-21 2019-04-23 Canon Kabushiki Kaisha Image heating apparatus having a plate-like heater and a heat conduction plate
US9829839B2 (en) 2012-11-21 2017-11-28 Canon Kabushiki Kaisha Image heating apparatus having an electric power shut-off member, thermal fuse, or thermal switch operable in response to an abnormal temperature rise
JP2017199024A (ja) * 2012-11-21 2017-11-02 キヤノン株式会社 像加熱装置
JP2014123100A (ja) * 2012-11-21 2014-07-03 Canon Inc 像加熱装置
JP2016029512A (ja) * 2012-11-21 2016-03-03 キヤノン株式会社 像加熱装置
CN110703575A (zh) * 2012-11-21 2020-01-17 佳能株式会社 图像加热设备
JP2014238560A (ja) * 2013-06-10 2014-12-18 キヤノン株式会社 像加熱装置
JP2015043075A (ja) * 2013-07-22 2015-03-05 キヤノン株式会社 定着装置
US9235172B2 (en) 2013-07-22 2016-01-12 Canon Kabushiki Kaisha Image fixing apparatus
US9618888B2 (en) 2013-08-26 2017-04-11 Ricoh Company, Ltd. Fixing device and image forming apparatus
US9291966B2 (en) 2013-08-26 2016-03-22 Ricoh Company, Ltd. Fixing device and image forming apparatus
US9529309B2 (en) 2013-11-07 2016-12-27 Ricoh Company, Ltd. Fixing device and image forming apparatus including a multi-layer nip formation pad
JP2015145950A (ja) * 2014-02-03 2015-08-13 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
US9471016B2 (en) 2014-02-14 2016-10-18 Canon Kabushiki Kaisha Fixing apparatus
JP2015194661A (ja) * 2014-03-17 2015-11-05 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP2016012011A (ja) * 2014-06-27 2016-01-21 キヤノン株式会社 定着装置
US9501012B2 (en) 2014-10-01 2016-11-22 Canon Kabushiki Kaisha Fixing apparatus for fixing a toner image to a recording medium
JP2016090865A (ja) * 2014-11-06 2016-05-23 キヤノン株式会社 定着装置
JP2016114743A (ja) * 2014-12-15 2016-06-23 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP2016133639A (ja) * 2015-01-20 2016-07-25 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP2016145961A (ja) * 2015-01-30 2016-08-12 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP2016200665A (ja) * 2015-04-08 2016-12-01 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP2017016117A (ja) * 2015-07-01 2017-01-19 ゼロックス コーポレイションXerox Corporation ソリッドヒータ装置における印刷された熱電対
JP2017120390A (ja) * 2015-12-25 2017-07-06 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP2017120389A (ja) * 2015-12-25 2017-07-06 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP2017049618A (ja) * 2016-12-13 2017-03-09 キヤノン株式会社 像加熱装置
US10409206B2 (en) 2017-05-31 2019-09-10 Canon Kabushiki Kaisha Fixing device having a positioning portion that is inserted into an opening of a supporting member to prevent movement of a heat conductive member
JP2019128507A (ja) * 2018-01-26 2019-08-01 株式会社沖データ 定着装置及び画像形成装置
JP2020134729A (ja) * 2019-02-20 2020-08-31 株式会社沖データ 定着装置及び画像形成装置
JP2021009208A (ja) * 2019-06-28 2021-01-28 株式会社沖データ 定着装置及び画像形成装置
US11579550B2 (en) 2020-09-28 2023-02-14 Canon Kabushiki Kaisha Fixing device including heat equalizing member and image forming apparatus
EP4286954A1 (en) * 2022-06-01 2023-12-06 Toshiba Tec Kabushiki Kaisha Fixing device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH11260533A (ja) 加熱体アセンブリ、加熱装置、及び画像形成装置
JP4659204B2 (ja) 定着装置及びこの定着装置を備える画像形成装置
KR100311702B1 (ko) 화상 가열 장치 및 가열체
JP2000250340A (ja) 定着装置および画像形成装置
JPH10221986A (ja) 画像形成装置及び加熱定着装置の加熱用ヒータ
JPH10207266A (ja) 画像形成装置
JP2001324892A (ja) 像加熱装置及びそれを有する画像形成装置
JP3977200B2 (ja) 像加熱装置
JPH11190951A (ja) 加熱体、加熱装置、像加熱装置、及び画像形成装置
JP4672850B2 (ja) 定着装置
JP2002169413A (ja) 画像形成装置
JP2004013045A (ja) 像加熱装置及び画像形成装置
JPH11249465A (ja) 像加熱装置及び画像形成装置
JP2002236426A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2000250337A (ja) 加熱体、像加熱装置、および画像形成装置
JPH10321352A (ja) ヒータ、加熱装置及び画像形成装置
JP2000068036A (ja) 加熱体、加熱体複層構成体、加熱装置及び画像形成装置
JPH11231695A (ja) 加熱装置および画像形成装置
JPH11231696A (ja) 加熱体、加熱装置、及び画像形成装置
JPH11233243A (ja) 加熱体、加熱装置、像加熱装置、及び画像形成装置
JP3391995B2 (ja) 加熱体及び加熱装置
JP4642213B2 (ja) 画像形成装置
JP3507260B2 (ja) 加熱装置及び加熱体
JP2003263044A (ja) 画像形成装置
JP2004047247A (ja) 電極構造、加熱体、加熱装置、及び画像形成装置