JP6456110B2 - 像加熱装置及びフィルムユニット - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真方式を用いた画像形成装置に備えられる像加熱装置に関する。
従来より、複写機やLBP等の電子写真方式、静電記録方式等による作像プロセスを採用する画像形成装置に具備される像加熱装置として、フィルム定着方式のものが用いられている。フィルム定着方式の像加熱装置においては、定着フィルムと加圧ローラ(加圧部材)が圧接配置され、定着フィルムを加熱するための加熱体が、定着フィルムと加圧部材との対向部(ニップ部)における定着フィルム内面に密着するように配置される。加熱体は、アルミナ、窒化アルミ等のセラミックを基板として、基板上に発熱抵抗体を形成したセラミックヒータが一般的に用いられる。セラミックヒータ上の発熱抵抗体には、コンセントからの一次電流が、電源回路において波数制御、位相制御などの制御方法で電力制御された状態で投入され、発熱・像加熱を行うことができる。加熱体は、樹脂等によるホルダ(支持部材)に支持され、温度検知素子、安全素子等が接触配置されている。これらは検知温度に基づいた投入電力制御、異常昇温時の電流遮断などの機能を有している。
上記加熱体を具備するフィルム加熱定着器においては、長手方向の幅が小さい記録材(小サイズ紙)を用いて未定着トナー画像の加熱定着動作を行った場合には、フィルムの長手方向の放熱量に差が生じる。つまり、フィルムに記録材が接触する部分では記録材に熱を奪われるが、記録材が接触しない部分では記録材に熱を奪われることはない。このため、ニップ部において、記録材が通過する領域(通紙部)の温度よりも、記録材が通過しない領域(非通紙部)の方が温度が高くなる、所謂、非通紙部昇温と呼ばれている現象が起こる。非通紙部昇温が生じると、ニップ内での温度ムラによる画像不良や、非通紙部における加圧ローラの熱膨張による紙シワ、紙搬送不良などを引き起こす。さらには、非通紙部に対応するフィルム、加圧部材部分の熱劣化が進行し、破壊に至る場合もある。
この非通紙部昇温の課題を解決するために、特許文献1では、ヒータの基板と支持部材との間に高熱伝導部材を設置することで、長手方向(記録材の搬送方向に直交する方向、記録材の幅方向)におけるヒータの温度分布を均一にする提案がなされている。また、特許文献2では、高熱伝導部材の使用にあたり安全性確保のため、2つの高熱伝導部材を長手方向に並べ、一方の高熱伝導部材にサーミスタを接触させ、他方の高熱伝導部材にヒューズを接触させた構成が提案されている。画像形成装置の電源回路における一次側と二次側とを電気的に分離する構成である。
特開平11−84919号公報 特開2014−123100号公報
特許文献1のように、長手方向に連続した一本の高熱伝導部材を使用する構成では、高熱伝導部材として用いる金属板(例えば、アルミニウム板)は、ヒータのサイズに合わせて細長い形状に形成されるため、反りの発生が懸念される。反りが発生するとヒータ基板に対する高熱伝導部材の密着性が長手方向に不均一になる可能性がある。
特許文献2の複数の高熱伝導部材を配置する構成では、反りの発生による高熱伝導部材
・ヒータ基板間の密着性低下の懸念は低減されるものの、2つの高熱伝導部材の間に隙間ができるため、伝熱の均一性において新たな懸念が生じる。
本発明の目的は、複数の熱伝導部材を備えた構成における均熱効果を高めることができる技術を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の像加熱装置は、
記録材に形成されたトナー像を加熱する像加熱装置であって、
基板と、前記基板に形成され通電により発熱する発熱抵抗体と、を有するヒータと、
前記ヒータによって加熱される筒状のフィルムと、
前記ヒータを支持する支持部材と、
前記ヒータと前記支持部材との間において、前記ヒータの前記フィルムと接触する面と反対側の面に接触、前記ヒータの長手方向互いに離間して設けられる、前記基板よりも熱伝導率が高い複数の第1熱伝導部材と、
前記ヒータの長手方向における複数の前記第1熱伝導部材の間において、前記ヒータの前記反対側の面に接触するとともに、複数の前記第1熱伝導部材それぞれと接触する、空気よりも熱伝導率が高い第2熱伝導部材と、
を備えることを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本発明のフィルムユニットは、
記録材に形成されたトナー像を加熱するフィルムユニットであって、
基板と、前記基板に形成され通電により発熱する発熱抵抗体と、を有するヒータと、
前記ヒータによって加熱される筒状のフィルムと、
前記ヒータを支持する支持部材と、
前記ヒータと前記支持部材との間において、前記ヒータの前記フィルムと接触する面と反対側の面に接触し、前記ヒータの長手方向へ互いに離間して設けられる、前記基板よりも熱伝導率が高い複数の第1熱伝導部材と、
前記ヒータの長手方向における複数の前記第1熱伝導部材の間において、前記ヒータの前記反対側の面に接触するとともに、複数の前記第1熱伝導部材それぞれと接触する、空気よりも熱伝導率が高い第2熱伝導部材と、
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、複数の熱伝導部材を備えた構成における均熱効果を高めることができる。
本発明の実施例に係る像加熱装置の構成を説明する模式的断面図 本発明の実施例に係る像加熱装置の構成を説明する模式的正面図 セラミックヒータの構成を説明する模式図 サーミスタおよび温度ヒューズの構成を説明する模式図 実施例1におけるヒータ及び金属板の保持構成を説明する模式図 ヒータ保持部材の構成を説明する模式図 実施例1における金属板隙間部の構成を説明する模式的断面図 比較例におけるヒータ及び金属板の保持構成を説明する模式図 比較例における金属板隙間部を示す模式的断面図 実施例1と比較例のヒータ裏温度変化を比較して示す図 実施例2におけるヒータ及び金属板の保持構成を説明する模式図 実施例2における金属板隙間部の構成を説明する模式的断面図 実施例2と比較例の金属板隙間部におけるヒータ裏温度変化を示す図
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状それらの相対配置などは、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。すなわち、この発明の範囲を以下の実施の形態に限定する趣旨のものではない。
<実施例1>
本発明の実施例に係る像加熱装置は、電子写真プロセスを利用したレーザービームプリンタなどの画像形成装置に備えられるものであり、電子写真プロセスにより記録材上に形成された未定着トナー像(現像剤像)を記録材に定着させるための装置である。かかる定
着処理は、記録材を搬送しながら行われ、記録材の搬送は、記録材搬送方向と直交する方向において記録材の中央を記録材搬送路の中央基準に合致させて行うようになっている。以下の装置構成の説明において、長手方向とは、記録材搬送路面において記録材搬送方向に直交する方向であり、搬送される記録材の幅方向である。短手方向とは記録材搬送方向と同方向であり、搬送される記録材の長さ方向である。なお、本実施例に係る像加熱装置が組み込まれる画像形成装置の構成(加熱定着部以外の画像形成部などの構成)については、従来技術と同様であり、説明は省略する。
(定着装置(像加熱装置))
図1は、本実施例に係る像加熱装置としての定着装置18を長手方向からみた断面の模式図、図2は、本実施例に係る定着装置18を短手方向からみた模式図であり、長手方向の中央部の図示を省略し、端部周辺の構成のみを示している。
31は、可撓性を有する筒状のフィルム36(定着部材)を含むフィルムユニット、32は、加圧部材としての加圧ローラである。このフィルムユニット31と加圧ローラ32は、ヒータ37がフィルム36を介して加圧ローラ32に対向するように、装置フレーム33の左右の側板34間に略平行に配設してある。
加圧ローラ32は、芯金32aと、芯金32aの外側に形成した弾性層32bと、弾性層32bの外側に形成した離型層32cと、を有する。弾性層32bの材質としては、シリコーンゴムやフッ素ゴム等が用いられる。離型層32cの材質としては、PFA、PTFE、又はFEP等が用いられる。本実施例では、ステンレス鋼製の外径11mmの芯金32a上に射出成形により厚み約3.5mmのシリコーンゴム層32bを形成し、その外側に厚み約40μmのPFA樹脂チューブ32cを被覆した加圧ローラ32を用いた。加圧ローラ32の外径は18mmである。この加圧ローラ32の硬度は、ASKER−C硬度計で9.8Nの荷重において、ニップNの確保や耐久性などの観点から、40°〜70°の範囲が望ましい。本実施例においては、54°に調整している。加圧ローラ32の長手方向の弾性層の長さは226mmである。
図2に示すように、加圧ローラ32は、芯金32aの長手方向の両端で、それぞれ軸受部材35を介して装置フレーム側板34間に回転可能に支持させている。Gは加圧ローラ芯金32aの一端部に固定された駆動ギアである。この駆動ギアGに駆動源(不図示)から回転力が伝達されて加圧ローラ32が回転駆動される。
図1に示すように、フィルムユニット31は、フィルム36、フィルム36の内面(内周面)に接触する板状のヒータ37、ヒータ37を支持する支持部材38、高熱伝導部材としての金属板39と、を有する。フィルムユニット31は、さらに、支持部材38を補強する加圧ステイ41、フィルム36の長手方向の移動を規制するフランジ42等を有する。フィルム36は、基層と、基層の外側に形成された弾性層と、弾性層の外側に形成された離型層と、を有した筒状の可撓性部材である。本実施例のフィルム36は内径18mmであり、基層として厚み60μmのポリイミドの基材を、弾性層として厚み約150μmのシリコーンゴムを、離型層としての厚み15μmのPFA樹脂チューブを用いている。支持部材38は、図1に示すように、横断面が略半円状樋型の形状のもので、剛性・耐熱性・断熱性を有する部材であり、本実施例では液晶ポリマーにより形成されている。この支持部材38は、支持部材38に外嵌したフィルム36の内面を支持する役割と、ヒータ37の一方の面を支持する役割と、を有している。
図3は、ヒータ37の構成を説明するための模式図である。ヒータ37は、アルミナ、窒化アルミ等のセラミックよりなる基板37a上に、銀・パラジウム合金等による発熱抵抗体37bをスクリーン印刷等によって形成し、さらに発熱抵抗体37bに銀等による電気接点部37cを接続してなる。本実施例においては、二本の発熱抵抗体37bが直列に
接続され、抵抗値は18Ωである。発熱抵抗体37bの上に保護層としてのガラスコート37dを形成することにより、発熱抵抗体37bを保護し、フィルム36との摺動性を向上させている。このヒータ37は、支持部材38の支持面に対向しつつフィルム36の母線方向に沿って配設されている。
本実施例のヒータ37の基板37aは、長手方向の長さが270mm、短手方向の長さが5.8mm、厚みが1.0mmの直方体の形状であり、材質はアルミナ(熱伝導率20W/mK)である。発熱抵抗体37bは、長手方向端部で電気接点部37eを経由して折り返したパターンとなっており、記録材搬送方向における上流側、下流側とも同一形状であり、長手方向長さは222mm、短手方向長さは0.9mmである。また、発熱抵抗体37bの短手方向の位置は、上流側、下流側ともに、セラミック基板37a端から0.7mmの位置にあり、短手方向中心から対称な位置に印刷されている。なお、フィルム36の内面には耐熱性を有するグリスが塗布されており、ヒータ37および支持部材38と、フィルム36の内面との摺動性の向上が図られている。
図4は、支持部材38と、感温素子であるサーミスタ43および温度ヒューズ44と、を示した模式図である。支持部材38には貫通孔43aおよび44aが設けられ、その貫通孔43aから温度検知素子としてのサーミスタ43、貫通孔44aから安全素子としての温度ヒューズ44とがそれぞれ金属板39、40に接触するように配置されている。つまり、金属板39、40を介してヒータ37の熱を感熱するように金属板39、40の上に感温素子が設けられている。
サーミスタ43(温度検知部材)は、筐体に金属板39(第2の第1熱伝導部材)への接触状態を安定させるためのセラミックペーパー等を介してサーミスタ素子を配し、さらにポリイミドテープ等の絶縁物が被覆されている。温度ヒューズ44(通電遮断部材)は、ヒータ37が異常昇温した際に、ヒータの異常発熱を感知して作動し、ヒータ37への通電を遮断する部品である。温度ヒューズ44は、円筒状の金属筐体内に所定温度で溶融するヒューズエレメントが搭載されており、ヒータ37の異常昇温によりヒューズエレメントが溶断した時にヒータ37へ通電する回路を遮断する。温度ヒューズ44は、金属板40(第1の第1熱伝導部材)に、熱伝導グリスを介して設置され、温度ヒューズ44がヒータ37に対して浮くことによる動作不良を防止している。
図1に示すように、加圧ステイ41は、その横断面がU字型の形状であり、フィルム36の母線方向に長い部材である。加圧ステイ41の役割は、フィルムユニット31の曲げ剛性を高めることである。本実施例の加圧ステイ41は、板厚1.6mmのステンレス鋼を曲げ加工して形成されている。左右のフランジ42は、加圧ステイ41の両端部を保持し、それぞれが有する縦溝部42aを装置フレーム33の左右の側板34がそれぞれ有する縦溝部34aに係合している。本実施例では、フランジ42の材料として、液晶ポリマー樹脂を用いている。
図2に示すように、左右のフランジ42の加圧部42bと加圧アーム45との間に配された加圧バネ46により、左右のフランジ42、加圧ステイ41、支持部材38を介して、ヒータ37がフィルム36を挟んで加圧ローラ32に対して押圧される。本実施例では、フィルム36と加圧ローラ32との圧接力が総圧で180Nである。これによって、ヒータ37がフィルム36を介して加圧ローラ32の弾性に抗して加圧ローラ32と共に6mm程度のニップ部Nが形成される。
定着装置18の動作時には、加圧ローラ32の駆動ギアGに不図示の駆動源から回転力が伝達されて加圧ローラ32が図1において時計回り方向に所定の速度で回転駆動される。本実施例では、記録材の搬送速度が100mm/secとなるように加圧ローラ32の
回転速度を設定した。この加圧ローラ32の回転駆動に伴ってニップ部Nにおいて加圧ローラ32の外面(外周面)とフィルム36の外面(外周面)との間で働く摩擦力により、フィルム36に回転力が作用する。これにより、図1に示すように、フィルム36はヒータ37の一面に接触しながら摺動し支持部材38の外回りを反時計方向に加圧ローラ32の回転に従動して回転する。
フィルム36が回転して、ヒータ37に対する通電がなされ、ヒータ37のサーミスタ43の検知温度が目標温度に到達した状態で記録材Pが導入される。定着入り口ガイド30は、未定着状態であるトナー像tを載せた記録材Pがニップ部Nに向かうようにガイドする役割を果たしている。ニップ部Nに導入された記録材Pは、ニップ部Nにおいて未定着トナー画像tを担持する面がフィルム36に密着し、フィルム36と共にニップ部Nを挟持搬送されていく。この搬送過程において、ヒータ37で加熱されたフィルム36の熱により記録材P上の未定着トナー画像tが記録材P上に加熱・加圧されて溶融定着される。ニップ部Nを通過した記録材Pは、フィルム36の面から曲率分離して排出され、不図示の排紙ローラ対により機外に排出される。なお、本実施例における定着装置の最大通紙可能幅は216mmであり、LTRサイズの記録材を20PPMの速度でプリント可能である。
(本実施例の特徴)
図5、図6を参照して、本実施例の高熱伝導部材(第1熱伝導部材)としての金属板39、40およびその保持方法について説明する。
図5は、本実施例におけるヒータ37及び金属板39、40の保持構成を説明する模式図である。図5(a)は、ヒータ37、保持部材38及び金属板39、40を長手方向に切った断面で示す模式図である。図5(b)は、ヒータ37を取り外した状態で金属板39、40が支持部材38に設けられた状態を示す模式図である。図5(c)は、金属板係合部の構成を説明する模式的斜視図である。なお、図5ではサーミスタ43および温度ヒューズ44の図示を省略している。
図6(a)は、ヒータ保持部材としての給電コネクタ47の説明図であり、図6(b)は、ヒータ保持部材としてのヒータクリップ48の説明図である。
図5(a)、(b)に示すように、本実施例においては、支持部材38に金属板39、40を取り付けた上からさらにヒータ37を取り付けられる。そして、図6(a)、(b)に示すように、ヒータ37の端部は保持部材としての給電コネクタ47及びヒータクリップ48によって、支持部材38の端部に対して接触して保持されている。
ヒータ37の長手中央部は金属板39、40を介して支持部材38に支持され、ヒータ37の長手端部は支持部材38に接触して支持される。
図6(a)に示すように、給電コネクタ47は、コの字型の樹脂からなるハウジング部47aとコンタクト端子47bによって構成される。給電コネクタ47は、ヒータ37と支持部材38をそれぞれの厚み方向に挟んで保持すると共に、コンタクト端子47bがヒータ37の電極37cと接触し、電気的に接続される。なお、本実施例では給電コネクタ47をヒータ保持部材として用いたが、ヒータに給電する役割と、ヒータ保持部材としての役割を分け、別体で構成してもよい。コンタクト端子47bは束線49に接続されており、束線49は、画像形成装置の装置本体に設けられた不図示のAC電源・トライアックに接続されている。
図6(b)に示すように、ヒータクリップ48は、コの字型に曲げられた金属板から形成され、そのバネ性によって保持部材としてヒータ37の端を支持部材38に接触させて保持している。またヒータクリップ48に押えられているヒータ端部はヒータ摺動面内方向には移動が可能である。これにより、ヒータ37の熱膨張時に、ヒータ37に不必要な
応力がかかることを防止している。
図5(c)を参照し、金属板39、40と支持部材38との係合部について説明する。本実施例では、金属板39、40として、厚みが0.3mmで一定であるアルミニウム板(以後、アルミ板と略す)を用いている。アルミ板39、40は、熱伝導率が200W/mKであり、ヒータ37との当接部の搬送方向幅Mはともに4mm、長手方向幅は、アルミ板39がL1=102mm、アルミ板40がL2=115mmである。アルミ板39、40は中央部にK=5mmの間隔をあけて記録材の幅方向に離間配列されている。アルミ板39、40は、基板37aの長手方向において、ニップ部における、本装置で搬送可能な最大幅の記録材より幅の小さい記録材が通過しない領域と重なる(オーバーラップする)ように配置される。アルミ板39は、長手両端部にl=3mmの折り曲げ部39a、39bを持ち、それぞれ支持部材38の取り付け穴38a、38bに差し込まれる。同様に、アルミ板40は、長手両端部にl=3mmの折り曲げ部40a、40bを持ち、それぞれ支持部材38の取り付け穴38c、38dに差し込まれる。なお、この取り付け穴38a〜38dはすべて同じ大きさで、アルミ板39、40の熱膨張を吸収するために折り曲げ部に対して若干大きめに設けており、本実施例では、a=0.4mm、b=4.1mmである。
図7で本実施例の定着装置の断面図を示す。図7(a)は、図5(b)の矢印A部の断面図である。ヒータ37は、基板37aにおける発熱抵抗体37bが形成された面とは反対側の面が支持部材38上でアルミ板39によって受けられており、基板37aの幅Sは5.8mm、アルミ板39の搬送方向幅Mは4mmである。図7(b)は、図5(b)の矢印B部のアルミ板隙間図の断面図である。アルミ板39とアルミ板40の間K=5mmの領域には、アルミ板39、40の間を埋めるようにグリス50(第2熱伝導部材)が塗布されており、グリス50を介してヒータ37と支持部材38が接触している。なお、グリス50として、東レダウコーニング社製のSC102を30mg塗布しており、熱伝導率は0.9W/mKである。なお、アルミ板39、40が接触するヒータ37の面は、基板37aの上記反対側の面に限定されるものではなく、発熱抵抗体37bが形成された面と接触する構成でもよい。
(本実施例の作用)
図8は、本実施例の比較例におけるヒータ及び金属板の保持構成を説明する模式図であり、(a)は長手方向断面図、(b)はヒータ37を取り外した状態で金属板39、40が支持部材38に設けられた状態の図である。
図9は、図8(b)の矢印B部のアルミ板隙間図の模式的断面図である。アルミ板39とアルミ板40の間の領域には、本実施例のグリス50のような熱伝導部材を有しておらず、ヒータ37と支持部材38の間は、アルミ板の厚み分である0.3mmの空隙となっている。この隙間部の構成以外の構成においては、比較例と本実施例は共通しており、共通する構成については本実施例と同じ符号を付してその説明を省略する。
図10は、本実施例および本実施例の比較例のヒータ裏温度変化を比較して示している。ヒータ裏の搬送方向中央部に熱電対を取り付け、定着ヒータ通電開始からのヒータ裏温度を測定したものである。本実施例は図5(b)のA部とB部の温度、比較例は図8(b)のA部とB部の温度を測定している。比較例においては、定着ヒータ通電開始から3秒経過時のヒータ裏温度を比較すると、A部に対してB部の温度が約17℃高いのに対して、本実施例においては、A部に対してB部の温度は2〜3℃高い。本実施例と比較例とでA部は構成上何も変わらないため、A部はほぼ同じ温度推移となっている。B部で比較すると、本実施例では、比較例よりもヒータ裏温度が約15℃低減していることがわかる。
この状態で画像をプリントした結果、比較例では1枚目のプリントにおいてアルミ板と
アルミ板の隙間部でホットオフセットが発生した。これは、ヒータ裏が局所的に高温になり、この箇所のフィルム表面温度も高くなるためである。比較例のフィルム表面温度を放射温度計で測定したところ、1枚目のプリント直前はA部に対してB部の方が約5℃高くなっていることがわかった。このホットオフセットは、像加熱装置が常温で十分に冷え切った状態から定着温度まで昇温した直後において顕著に発生し、プリントを繰り返すとヒータ裏の温度が均されていくため、徐々に発生しなくなる。比較例では、ホットオフセットは2枚目で軽微になり、3枚目で消失した。
そして、本実施例においては、ヒータ裏の温度が比較例に比べて均一になり、1枚目でもホットオフセットは発生することなく、良好な画像を得ることができた。これは、グリス50によってアルミ板39、40間の隙間が埋まり、アルミ板39、40間の隙間部でもヒータ37裏からグリス50を介して支持部材38へ伝熱され、ヒータ37裏が隙間部において局所的に高温にならないためである。
なお、本実施例ではグリスとして、SC102を採用したが、SC102よりも熱伝導率が優れたSC4476cv(熱伝導率:3.1W/mK、東レダウコーニング社製)などを用いると更にヒータ裏の温度差はなくなる。また、SC102よりも熱伝導率が悪いHP300(熱伝導率:0.2W/mK、東レダウコーニング社製)などのグリスを用いてもよい。この場合も、ヒータ37と支持部材38の間に空気層が形成された場合の空気の熱伝導率0.025W/mKより熱伝導は良くなるため、ある程度の効果を得ることができる。これらのグリスはいずれも絶縁性であるが、特許文献2の実施例7の理由で金属板を電気的に分離している場合には、絶縁性を有することが必要となる。一方、電気的な分離のためではなく、反りの発生回避のために金属板を分離している場合には、導電性グリスであっても問題ない。ただし、熱伝導性を良好にし過ぎると、そもそもの像加熱装置の熱容量の左右差の観点で金属板を分離した効果が小さくなってしまうことが懸念される。したがって、目的に応じて最適な物性値を持つグリス種を選択するのが好ましい。
以上説明したように、本実施例の構成によれば、高熱伝導部材間にグリスを塗布することで、高熱伝導部材間のヒータの昇温を抑制することができる。これにより、従来の高熱伝導部材による均熱効果を維持しつつ、加熱体の局所的な温度上昇に起因したホットオフセットの発生を防止して良好な画像を得ることが可能である。
本実施例では、2つの第1熱伝導部材を長手方向に離間配置する構成としているが、第1熱伝導部材を設ける数は特に限定されるものではない。金属板の反りの影響を低減でき、かつ、長手方向における均一な温度分布の形成に好適な範囲で3つ以上の数の第1熱伝導部材を長手方向に離間配置する構成としてもよく、この場合、各第1熱伝導部材の間の隙間それぞれに第2熱伝導部材を設けるとよい。また、第2熱伝導部材による第1熱伝導部材の隙間の埋め方も、上述した局所的な温度上昇の抑制を図ることができるのであれば、例えば、第2熱伝導部材が第1熱伝導部材の隙間部を完全に埋めた状態になるように構成する必要はない。すなわち、かかる隙間部においてヒータと支持部材との間を熱伝導可能に埋める(接続する)構成が担保されるものであればよい。また、第2熱伝導部材の熱伝導率は、少なくとも空気の熱伝導率よりも大きければ、基板や第1熱伝導部材の熱伝導率との関係は、上記局所的な温度上昇を抑制できる範囲で適宜設定されるものである。第1熱伝導部材の間の隙間の大きさやその他各種寸法関係についても、長手方向における均一な温度分布を形成できる限りにおいて、適宜設定されるものである。
<実施例2>
本発明の実施例2においては、複数の第1熱伝導部材の間に設けられる第2熱伝導部材として弾性体を用いた場合の例を示す。本実施例における定着装置の概略は、実施例1と同じであるため共通する構成についての説明は省略し、本実施例の特徴部についてのみ説
明する。
(本実施例の特徴)
図11は、実施例2におけるヒータ37及び金属板39、40の保持構成を説明する模式図である。図11(a)は、ヒータ37、保持部材38及び金属板39、40を長手方向に切った断面で示す模式図である。図11(b)はヒータ37を取り外した状態で金属板39、40が支持部材38に設けられた状態を示す模式図である。図11(c)は、アルミ板係合部および熱伝導部材を説明する斜視図である。図11(c)において、51はアルミ板39、40の間に配置した第2熱伝導部材としてのシリコーンゴム片である。シリコーンゴム51のサイズは、長手方向幅J=4mm、搬送方向幅G=3mm、高さH=2mmであり、支持部材38座面に接着して固定されている。また、シリコーンゴム51のAsker−C硬度は18°であり、熱伝導率は0.2W/mKの絶縁LTVゴムを用いている。
図12は、図11(b)の矢印B部のアルミ板隙間における本実施例に係る定着装置の模式的断面図である。アルミ板39、40の間の領域にはシリコーンゴム51が配置されている。定着ニップN部において加圧ローラ32との間で発生する180Nの圧接力により、シリコーンゴム51が圧縮力を受けてアルミ板39、40と同じ高さに弾性変形し、シリコーンゴム51を介してヒータ37と支持部材38が接触した状態となっている。
(本実施例の作用)
本実施例の比較例に係る定着装置は、図8及び図9に示す実施例1の比較例と同じ構成である。図13は、本実施例および本実施例の比較例のヒータ裏温度変化を比較して示している。本実施例は図11(b)のA部とB部の温度、比較例は図8(b)のA部とB部の温度を測定している。本実施例と比較例とでA部は構成上何も変わらず、A部の温度推移はほぼ同じであったため、本実施例のA部の温度表示は省略している。B部で比較すると、本実施例では、比較例よりもヒータ裏温度が約10℃低減していることがわかる。
この状態で画像をプリントした結果、比較例では1枚目のプリントにおいてアルミ板とアルミ板の隙間部でホットオフセットが発生し、2枚目で軽微になり、3枚目で消失した。そして、本実施例においては、ヒータ裏の温度が比較例に比べて均一になり、1枚目でもホットオフセットは発生することなく、良好な画像を得ることができた。これは、圧縮されたシリコーンゴム51によってアルミ板39、40間の隙間が埋まり、アルミ板39、40間の隙間部でもヒータ37裏からシリコーンゴム51を介して支持部材38へ伝熱され、隙間部のヒータ37裏が局所的に高温にならないためである。
なお、本実施例では第2熱伝導部材として、シリコーンソリッドゴムを採用したが、発泡ゴムやスポンジなどの弾性体であってもよい。ソリッドゴムに対して熱伝導率は劣るが、ヒータ37と支持部材38の間に空気層が形成された場合の空気の熱伝導率0.025W/mKより熱伝導は良くなるため、ある程度の効果を得ることができる。特許文献2の実施例7の理由で金属板を電気的に分離している場合には、絶縁性を有することが必要となる。電気的な分離のためではなく、反りの発生回避のために金属板を分離している場合には、導電性の弾性体であっても問題ない。したがって、目的に応じて最適な物性値を持つ弾性体を選択するのが好ましい。
以上説明したように、本実施例の構成によれば、高熱伝導部材間に弾性体を配置することで、高熱伝導部材間のヒータの昇温を抑制することができる。これにより、従来の高熱伝導部材による均熱効果を維持しつつ、加熱体の局所的な温度上昇に起因したホットオフセットの発生を防止して良好な画像を得ることが可能である。
18…定着装置(像加熱装置)、32…加圧ローラ(加圧部材)、36…フィルム(定着部材)、37…ヒータ、37a…基板、37b…発熱抵抗体、38…支持部材、39、40…高熱伝導部材(第1熱伝導部材)、50…グリス(第2熱伝導部材)、P…記録材、N…ニップ部、t…未定着トナー像

Claims (19)

  1. 記録材に形成されたトナー像を加熱する像加熱装置であって、
    基板と、前記基板に形成され通電により発熱する発熱抵抗体と、を有するヒータと、
    前記ヒータによって加熱される筒状のフィルムと、
    前記ヒータを支持する支持部材と、
    前記ヒータと前記支持部材との間において、前記ヒータの前記フィルムと接触する面と反対側の面に接触し、前記ヒータの長手方向へ互いに離間して設けられる、前記基板よりも熱伝導率が高い複数の第1熱伝導部材と、
    前記ヒータの長手方向における複数の前記第1熱伝導部材の間において、前記ヒータの前記反対側の面に接触するとともに、複数の前記第1熱伝導部材それぞれと接触する、空気よりも熱伝導率が高い第2熱伝導部材と、
    を備えることを特徴とする像加熱装置。
  2. 記録材を挟持搬送するニップ部を前記フィルムとの間に形成する加圧部材を備えることを特徴とする請求項1に記載の像加熱装置。
  3. 前記ヒータは、前記フィルムを介して前記加圧部材に圧接されるように前記フィルムの内面に接触することで、前記フィルムの外面と前記加圧部材との間に前記ニップ部を形成することを特徴とする請求項2に記載の像加熱装置。
  4. 前記加圧部材は、回転可能に設けられたローラであり、前記フィルムを介して前記ヒータに圧接され、かつ回転することにより、前記ニップ部において前記フィルムとの間で記録材を挟持搬送することを特徴とする請求項2または3に記載の像加熱装置。
  5. 前記ヒータの長手方向は、記録材が前記ニップ部で挟持搬送される方向と直交する方向であることを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の像加熱装置。
  6. 複数の前記第1熱伝導部材は、前記ニップ部で搬送可能な最大幅の記録材より幅の小さい記録材が通過しない、前記ニップ部における領域と重なるように、前記直交する方向に配列されることを特徴とする請求項5に記載の像加熱装置。
  7. 前記第1熱伝導部材は、アルミニウム板であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の像加熱装置。
  8. 前記第2熱伝導部材は、グリスであることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の像加熱装置。
  9. 前記第2熱伝導部材は、弾性体であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の像加熱装置。
  10. 前記弾性体は、ゴムまたはスポンジであることを特徴とする請求項9に記載の像加熱装置。
  11. 前記第2熱伝導部材は、絶縁体であることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の像加熱装置。
  12. 前記ヒータの異常昇温により作動し前記通電を遮断する通電遮断部材であって、複数の前記第1熱伝導部材のうちの一の前記第1熱伝導部材と接触するように設けられる通電遮断部材と、
    前記複数の前記第1熱伝導部材のうちの前記一の前記第1熱伝導部材とは異なる他の前記第1熱伝導部材に接触するように設けられ、前記他の前記第1熱伝導部材を介して前記ヒータの温度を検知する温度検知部材と、
    を備えることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の像加熱装置。
  13. 記録材に形成されたトナー像を加熱するフィルムユニットであって、
    基板と、前記基板に形成され通電により発熱する発熱抵抗体と、を有するヒータと、
    前記ヒータによって加熱される筒状のフィルムと、
    前記ヒータを支持する支持部材と、
    前記ヒータと前記支持部材との間において、前記ヒータの前記フィルムと接触する面と反対側の面に接触し、前記ヒータの長手方向へ互いに離間して設けられる、前記基板よりも熱伝導率が高い複数の第1熱伝導部材と、
    前記ヒータの長手方向における複数の前記第1熱伝導部材の間において、前記ヒータの前記反対側の面に接触するとともに、複数の前記第1熱伝導部材それぞれと接触する、空気よりも熱伝導率が高い第2熱伝導部材と、
    を備えることを特徴とするフィルムユニット。
  14. 前記第1熱伝導部材は、アルミニウム板であることを特徴とする請求項13に記載のフィルムユニット。
  15. 前記第2熱伝導部材は、グリスであることを特徴とする請求項13または14に記載のフィルムユニット。
  16. 前記第2熱伝導部材は、弾性体であることを特徴とする請求項13〜15のいずれか1項に記載のフィルムユニット。
  17. 前記弾性体は、ゴムまたはスポンジであることを特徴とする請求項16に記載のフィルムユニット。
  18. 前記第2熱伝導部材は、絶縁体であることを特徴とする請求項13〜17のいずれか1項に記載のフィルムユニット。
  19. 前記ヒータの異常昇温により作動し前記通電を遮断する通電遮断部材であって、複数の前記第1熱伝導部材のうちの一の前記第1熱伝導部材と接触するように設けられる通電遮断部材と、
    前記複数の前記第1熱伝導部材のうちの前記一の前記第1熱伝導部材とは異なる他の前記第1熱伝導部材に接触するように設けられ、前記他の前記第1熱伝導部材を介して前記ヒータの温度を検知する温度検知部材と、
    を備えることを特徴とする請求項13〜18のいずれか1項に記載のフィルムユニット。
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