JPH1184919A - 加熱装置および画像形成装置 - Google Patents
加熱装置および画像形成装置Info
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- JPH1184919A JPH1184919A JP26292297A JP26292297A JPH1184919A JP H1184919 A JPH1184919 A JP H1184919A JP 26292297 A JP26292297 A JP 26292297A JP 26292297 A JP26292297 A JP 26292297A JP H1184919 A JPH1184919 A JP H1184919A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 温度分布を均一にして安定した画像形成を可
能とし、長寿命を図り、品質性に優れた加熱装置および
画像形成装置を提供する。 【解決手段】 断熱支持部材の基板支持部11cに金属
板14aを加熱用ヒータ12が取り付けられる位置に接
着し、さらに加熱用ヒータ12を金属板14aに当接さ
せる。なお、金属板14a上の斜線部は接着剤を表して
いる。
能とし、長寿命を図り、品質性に優れた加熱装置および
画像形成装置を提供する。 【解決手段】 断熱支持部材の基板支持部11cに金属
板14aを加熱用ヒータ12が取り付けられる位置に接
着し、さらに加熱用ヒータ12を金属板14aに当接さ
せる。なお、金属板14a上の斜線部は接着剤を表して
いる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、複写機、
プリンタ、あるいは、ファクシミリ装置など、シート上
に画像を形成する画像形成装置に関し、特に、このよう
な装置に備えられる、シートに熱を付与する加熱装置に
関するものである。
プリンタ、あるいは、ファクシミリ装置など、シート上
に画像を形成する画像形成装置に関し、特に、このよう
な装置に備えられる、シートに熱を付与する加熱装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、電子写真方式を用いたプリン
ター、複写機、ファクシミリなどの装置における記録材
(シート)上の未定着画像を定着する方式としては、熱
効率、安全性が良好な接触加熱型の定着装置として適用
された加熱装置が広く知られている。
ター、複写機、ファクシミリなどの装置における記録材
(シート)上の未定着画像を定着する方式としては、熱
効率、安全性が良好な接触加熱型の定着装置として適用
された加熱装置が広く知られている。
【0003】特に、近年では省エネルギー推進の観点か
ら、熱伝達効率が高く、装置の立ち上がりも早い方式と
して、熱容量の小さな定着フィルムを介して加熱するフ
ィルム加熱方式の定着方式が注目されており、特開昭6
3−313182号公報、特開平2−157878,特
開平4−44075〜44083,特開平4−2049
80〜204984号公報などに提案されている。
ら、熱伝達効率が高く、装置の立ち上がりも早い方式と
して、熱容量の小さな定着フィルムを介して加熱するフ
ィルム加熱方式の定着方式が注目されており、特開昭6
3−313182号公報、特開平2−157878,特
開平4−44075〜44083,特開平4−2049
80〜204984号公報などに提案されている。
【0004】このようなフィルム加熱方式の定着装置の
構成としては、定着フィルムの搬送に専用の搬送用ロー
ラと従動ローラを用いてテンションを加えながら加圧ロ
ーラとの間で定着フィルムを搬送する構成や、円筒形定
着フィルムを加圧ローラの搬送力で駆動させる構成(加
圧ローラ駆動型フィルム定着器)などがあり、前者は定
着フィルムの搬送性を高くできる利点を有し、後者は構
成を簡略化して低コストの定着器を実現できる利点があ
る。
構成としては、定着フィルムの搬送に専用の搬送用ロー
ラと従動ローラを用いてテンションを加えながら加圧ロ
ーラとの間で定着フィルムを搬送する構成や、円筒形定
着フィルムを加圧ローラの搬送力で駆動させる構成(加
圧ローラ駆動型フィルム定着器)などがあり、前者は定
着フィルムの搬送性を高くできる利点を有し、後者は構
成を簡略化して低コストの定着器を実現できる利点があ
る。
【0005】後者の加圧ローラ駆動型フィルム定着器を
例にして、図2〜図4を参照して、定着装置について簡
単に説明する。
例にして、図2〜図4を参照して、定着装置について簡
単に説明する。
【0006】図に示したように、シート(記録材)S上
に形成された未定着トナーT0による画像は、定着ロー
ラ1と、耐熱性ゴムからなる加圧ローラ2とにより加圧
・加熱されながら搬送される。
に形成された未定着トナーT0による画像は、定着ロー
ラ1と、耐熱性ゴムからなる加圧ローラ2とにより加圧
・加熱されながら搬送される。
【0007】より詳しく説明すると、加圧ローラ2と、
加圧ローラ2の回転により定着フィルムガイド部材を兼
ねる加熱ヒータ支持部材である断熱支持部材11に沿っ
て回転搬送する円筒形の定着フィルム13とのニップ部
に搬送され、これらにより加圧されながら搬送されて、
定着フィルム13を介して加熱用ヒータ12(サーミス
タ12b、ヒータ基板12a、発熱体12cにより構成
される)により加熱され、未定着トナーT0による画像
は加熱・加圧により永久画像T1として定着されてゆ
く。
加圧ローラ2の回転により定着フィルムガイド部材を兼
ねる加熱ヒータ支持部材である断熱支持部材11に沿っ
て回転搬送する円筒形の定着フィルム13とのニップ部
に搬送され、これらにより加圧されながら搬送されて、
定着フィルム13を介して加熱用ヒータ12(サーミス
タ12b、ヒータ基板12a、発熱体12cにより構成
される)により加熱され、未定着トナーT0による画像
は加熱・加圧により永久画像T1として定着されてゆ
く。
【0008】ここで、上述の断熱支持部材11の上流域
と下流域には、図3に示したように、シートSの搬送方
向と垂直な方向に所定間隔に複数のリブ11aが設けら
れており、フィルム加熱方式における定着フィルム13
の滑らかな回転とその定着フィルム形状の保持の機能を
果たしている。
と下流域には、図3に示したように、シートSの搬送方
向と垂直な方向に所定間隔に複数のリブ11aが設けら
れており、フィルム加熱方式における定着フィルム13
の滑らかな回転とその定着フィルム形状の保持の機能を
果たしている。
【0009】また、断熱支持部材11における加熱用ヒ
ータ支持部11cは、図4に示したように、加熱用ヒー
タ支持面11dと接点11e、およびザグリ11fから
なっている。
ータ支持部11cは、図4に示したように、加熱用ヒー
タ支持面11dと接点11e、およびザグリ11fから
なっている。
【0010】なお、上記の説明では、加熱装置をいわゆ
る定着装置として適用された場合について説明したが、
同様の構成で、表面に多孔質高分子層が形成されたシー
ト上に、例えば、インクジェット方式によって画像を形
成させた後に、シートを加熱・加圧して、多孔質高分子
層を融解させて表面処理を施すために、加熱装置を適用
することもできる。
る定着装置として適用された場合について説明したが、
同様の構成で、表面に多孔質高分子層が形成されたシー
ト上に、例えば、インクジェット方式によって画像を形
成させた後に、シートを加熱・加圧して、多孔質高分子
層を融解させて表面処理を施すために、加熱装置を適用
することもできる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来技術の場合には、下記のような問題が生じて
いた。
ような従来技術の場合には、下記のような問題が生じて
いた。
【0012】上述の断熱支持部材を使用したタイプの加
熱装置においては、定着フィルムを介して加熱用ヒータ
で定着ニップ部を集中的に加熱するために、加熱用ヒー
タ面における温度変化量は熱ローラータイプの加熱装置
に比べて、かなり大きなものとなる。
熱装置においては、定着フィルムを介して加熱用ヒータ
で定着ニップ部を集中的に加熱するために、加熱用ヒー
タ面における温度変化量は熱ローラータイプの加熱装置
に比べて、かなり大きなものとなる。
【0013】実際、封筒などの厚紙を通紙した場合、通
紙部と非通紙部における加熱用ヒータ長手方向の温度差
はかなり大きくなってしまっていた。
紙部と非通紙部における加熱用ヒータ長手方向の温度差
はかなり大きくなってしまっていた。
【0014】これは、通紙部においては、シートが熱を
吸収するのに対して、非通紙部では熱が吸収されにくい
からである。
吸収するのに対して、非通紙部では熱が吸収されにくい
からである。
【0015】また、この温度差が生じることにより、封
筒などの小サイズで厚めのシートなどを通紙した直後に
A4などのサイズの大きなシートを通紙した場合、非通
紙部であった場所で高温オフセットが生じてしまってい
た。
筒などの小サイズで厚めのシートなどを通紙した直後に
A4などのサイズの大きなシートを通紙した場合、非通
紙部であった場所で高温オフセットが生じてしまってい
た。
【0016】また、非通紙部の昇温も高速化が進むにつ
れ、大きくなる傾向がある。
れ、大きくなる傾向がある。
【0017】この時の、紙搬送時の通紙部と非通紙部の
温度差により、加熱用ヒータに熱ストレスが加わり、ヒ
ータ基板の破損を招く可能性があった。
温度差により、加熱用ヒータに熱ストレスが加わり、ヒ
ータ基板の破損を招く可能性があった。
【0018】本発明は上記の従来技術の課題を解決する
ためになされたもので、その目的とするところは、温度
分布を均一にして安定した画像形成を可能とし、長寿命
を図り、品質性に優れた加熱装置および画像形成装置を
提供することにある。
ためになされたもので、その目的とするところは、温度
分布を均一にして安定した画像形成を可能とし、長寿命
を図り、品質性に優れた加熱装置および画像形成装置を
提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の加熱装置にあっては、ヒータと、該ヒータを
支持すると共に放熱を防ぐ断熱支持部材と、該ヒータに
摺接可能に設けられたフィルムと、を有した加熱部材
と、該加熱部材側に加圧可能に配置された加圧部材と、
を備え、前記フィルムと加圧部材との間にシートを搬送
させて、該シートを加圧しながら加熱する加熱装置おい
て、前記ヒータと断熱支持部材との間に高熱伝導性部材
を介在させることを特徴とする。
に本発明の加熱装置にあっては、ヒータと、該ヒータを
支持すると共に放熱を防ぐ断熱支持部材と、該ヒータに
摺接可能に設けられたフィルムと、を有した加熱部材
と、該加熱部材側に加圧可能に配置された加圧部材と、
を備え、前記フィルムと加圧部材との間にシートを搬送
させて、該シートを加圧しながら加熱する加熱装置おい
て、前記ヒータと断熱支持部材との間に高熱伝導性部材
を介在させることを特徴とする。
【0020】したがって、高熱伝導性部材を介在させた
ことにより、昇温分布にバラツキがあっても、熱が伝導
して温度分布が均一化される。
ことにより、昇温分布にバラツキがあっても、熱が伝導
して温度分布が均一化される。
【0021】前記高熱伝導性部材の略全面を前記ヒータ
に当接させるとよい。
に当接させるとよい。
【0022】また、前記高熱伝導性部材は前記ヒータか
ら所定間隔あけて配置されることもできる。
ら所定間隔あけて配置されることもできる。
【0023】なお、前記所定間隔は、0.5mm以内の
隙間とすれば好適である。
隙間とすれば好適である。
【0024】さらに、前記高熱伝導性部材のうち所定領
域のみ前記ヒータに当接させることもできる。
域のみ前記ヒータに当接させることもできる。
【0025】前記高熱伝導性部材は、前記ヒータと断熱
支持部材により挟持されて、それぞれに弾性的に当接さ
せるとよい。
支持部材により挟持されて、それぞれに弾性的に当接さ
せるとよい。
【0026】前記高熱伝導性部材は、前記ヒータのうち
昇温度が高い部分を含むように局所的に配置されるとよ
い。
昇温度が高い部分を含むように局所的に配置されるとよ
い。
【0027】また、上記目的を達成するために本発明の
画像形成装置にあっては、シート上に未定着のトナー画
像を形成する画像形成手段と、該画像形成手段により未
定着のトナー画像が形成されたシートを上記の加熱装置
へ搬送する搬送手段と、を設け、前記加熱装置により、
搬送されるシート上に形成された未定着のトナー画像を
加熱して定着させることを特徴とする。
画像形成装置にあっては、シート上に未定着のトナー画
像を形成する画像形成手段と、該画像形成手段により未
定着のトナー画像が形成されたシートを上記の加熱装置
へ搬送する搬送手段と、を設け、前記加熱装置により、
搬送されるシート上に形成された未定着のトナー画像を
加熱して定着させることを特徴とする。
【0028】また、多孔質高分子層を有したシート上に
画像を形成する画像形成手段と、該画像形成手段により
画像が形成されたシートを上記の加熱装置へ搬送する搬
送手段と、を設け、前記加熱装置により、搬送されるシ
ートを加熱して、前記多孔質高分子層を融解させて表面
処理を施すこともできる。
画像を形成する画像形成手段と、該画像形成手段により
画像が形成されたシートを上記の加熱装置へ搬送する搬
送手段と、を設け、前記加熱装置により、搬送されるシ
ートを加熱して、前記多孔質高分子層を融解させて表面
処理を施すこともできる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、この発明
の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただ
し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、
材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載が
ないかぎりは、この発明の範囲をそれらのみに限定する
趣旨のものではない。
の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただ
し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、
材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載が
ないかぎりは、この発明の範囲をそれらのみに限定する
趣旨のものではない。
【0030】(第1の実施の形態)図1乃至図8を参照
して、本発明の第1の実施の形態に係る加熱装置および
画像形成装置について説明する。
して、本発明の第1の実施の形態に係る加熱装置および
画像形成装置について説明する。
【0031】なお、加熱装置をいわゆる定着装置として
適用した場合について説明する。
適用した場合について説明する。
【0032】まず、図1を参照して、画像形成装置につ
いて簡単に説明する。図1は画像形成装置の概略構成図
である。
いて簡単に説明する。図1は画像形成装置の概略構成図
である。
【0033】図1において、3は感光ドラムであり、O
PC、アモルファスSe、アモルファスSi等の感光材
料がアルミニウムやニッケルなどのシリンダ状の基板上
に形成されている。
PC、アモルファスSe、アモルファスSi等の感光材
料がアルミニウムやニッケルなどのシリンダ状の基板上
に形成されている。
【0034】感光ドラム3は矢印の方向に回転駆動さ
れ、まず、その表面は帯電装置としての帯電ローラ4に
よって一様帯電される。
れ、まず、その表面は帯電装置としての帯電ローラ4に
よって一様帯電される。
【0035】次に、画像情報に応じてON/OFF制御
されたレーザビームLによる走査露光が施され、静電潜
像が形成される。
されたレーザビームLによる走査露光が施され、静電潜
像が形成される。
【0036】この静電潜像は、現像装置5で現像、可視
化される。
化される。
【0037】現像方法としては、ジャンピング現像法、
2成分現像法、FEED現像法などが用いられ、通常、
イメージ露光と反転現像とを組み合わせて用いられるこ
とが多い。
2成分現像法、FEED現像法などが用いられ、通常、
イメージ露光と反転現像とを組み合わせて用いられるこ
とが多い。
【0038】可視化されたトナー像は、転写装置として
の転写ローラ6により、所定のタイミングで搬送された
シートS上に感光ドラム3上より転写される。
の転写ローラ6により、所定のタイミングで搬送された
シートS上に感光ドラム3上より転写される。
【0039】このときシートSは感光ドラム3と転写ロ
ーラ6に一定の加圧力で挾持搬送される。
ーラ6に一定の加圧力で挾持搬送される。
【0040】このトナー像が転写されたシートSは加熱
(定着)装置Hへと搬送され、永久画像として定着され
る。
(定着)装置Hへと搬送され、永久画像として定着され
る。
【0041】一方、感光ドラム3上に現存する転写残り
の残留トナーは、クリーニング装置7により感光ドラム
3表面より除去される。
の残留トナーは、クリーニング装置7により感光ドラム
3表面より除去される。
【0042】次に、加熱装置Hについて図2を参照して
詳しく説明する。図2は加熱装置の概略構成図である。
詳しく説明する。図2は加熱装置の概略構成図である。
【0043】図2に示したように、加熱装置Hは、概
略、加熱部材である定着ローラ1と、加圧部材である加
圧ローラ2とから構成されている。
略、加熱部材である定着ローラ1と、加圧部材である加
圧ローラ2とから構成されている。
【0044】加圧ローラ2は、芯金22の外側にシリコ
ンゴムやフッ素ゴム等の耐熱ゴムあるいはシリコンゴム
を発泡して形成された弾性層23を備えている。
ンゴムやフッ素ゴム等の耐熱ゴムあるいはシリコンゴム
を発泡して形成された弾性層23を備えている。
【0045】この上にPFA、PTFE、FEP等の離
型性層21を形成してもよい。
型性層21を形成してもよい。
【0046】また、定着ローラ1は以下の部材から構成
される。
される。
【0047】13は熱容量の小さな定着フィルムであ
り、耐熱性、熱可塑性を有するポリイミド、ポリアミド
イド、PEEK、PES、PPS、PFA、PTFE、
FEP等により形成されるものである。
り、耐熱性、熱可塑性を有するポリイミド、ポリアミド
イド、PEEK、PES、PPS、PFA、PTFE、
FEP等により形成されるものである。
【0048】さらにオフセット防止やシートの分離性を
確保するために表層にはPFA、PTFE、FEP等の
離型性の良好な耐熱樹脂を混合ないし単独で被覆したも
のである。
確保するために表層にはPFA、PTFE、FEP等の
離型性の良好な耐熱樹脂を混合ないし単独で被覆したも
のである。
【0049】また、定着フィルム13の内部には、加熱
用ヒータ12が具備されており、加熱用ヒータ12はシ
ートS上のトナー像を溶融、定着させるニップ部の加熱
を行う。
用ヒータ12が具備されており、加熱用ヒータ12はシ
ートS上のトナー像を溶融、定着させるニップ部の加熱
を行う。
【0050】なお、加熱用ヒータ12は、サーミスタ1
2b,ヒータ基板12a,発熱体12cによって構成さ
れる。
2b,ヒータ基板12a,発熱体12cによって構成さ
れる。
【0051】11は加熱用ヒータ12を保持し、ニップ
と反対方向への放熱を防ぐための断熱支持部材であり、
液晶ポリマー、フェノール樹脂、PPS、PEEK等に
より形成されており、定着フィルム13が矢印の方向に
余裕を持って回れるような形状と大きさを持っている。
と反対方向への放熱を防ぐための断熱支持部材であり、
液晶ポリマー、フェノール樹脂、PPS、PEEK等に
より形成されており、定着フィルム13が矢印の方向に
余裕を持って回れるような形状と大きさを持っている。
【0052】また、定着フィルム13は、内部の加熱用
ヒータ12および断熱支持部材11に摺擦しながら回転
するため、加熱用ヒータ12および断熱支持部材11
と、定着フィルム13との間の摩擦抵抗を小さく抑える
必要がある。
ヒータ12および断熱支持部材11に摺擦しながら回転
するため、加熱用ヒータ12および断熱支持部材11
と、定着フィルム13との間の摩擦抵抗を小さく抑える
必要がある。
【0053】このため加熱用ヒータ12および断熱支持
部材11の表面に耐熱性グリースなどの潤滑剤を少量介
在させてある。
部材11の表面に耐熱性グリースなどの潤滑剤を少量介
在させてある。
【0054】これにより定着フィルム13はスムーズに
回転することが可能となる。
回転することが可能となる。
【0055】以上のような構成により、上述の現像装置
5からシートS上に形成された未定着トナーT0による
画像は、加熱装置Hの加圧ローラ2と定着フィルム13
によるニップの間を通過することにより、熱と圧縮力に
より溶融され定着される。
5からシートS上に形成された未定着トナーT0による
画像は、加熱装置Hの加圧ローラ2と定着フィルム13
によるニップの間を通過することにより、熱と圧縮力に
より溶融され定着される。
【0056】このときの搬送力は、加圧ローラ2から付
与され、定着フィルム13自体は、従動する形をとり、
シートSと共に移動する。
与され、定着フィルム13自体は、従動する形をとり、
シートSと共に移動する。
【0057】このとき、重要な役割を果たすのが耐熱性
グリースと、断熱支持部材11である。
グリースと、断熱支持部材11である。
【0058】耐熱性グリースは定着フィルム13と断熱
支持部材11間の潤滑性のために使われ、断熱支持部材
11は定着フィルム13自体の熱を逃がさない用途と定
着フィルム13自体の形状を守る役目がある。
支持部材11間の潤滑性のために使われ、断熱支持部材
11は定着フィルム13自体の熱を逃がさない用途と定
着フィルム13自体の形状を守る役目がある。
【0059】次に、断熱支持部材11について図3およ
び図4を参照してより詳しく説明する。
び図4を参照してより詳しく説明する。
【0060】図3は断熱支持部材の概略構成図(図2に
おいてシートの搬送方向側から見た図)であり、図4は
断熱支持部材の要部(基板支持部)の概略構成図であ
る。
おいてシートの搬送方向側から見た図)であり、図4は
断熱支持部材の要部(基板支持部)の概略構成図であ
る。
【0061】断熱支持部材11は基板支持部11cとガ
イド部とからなっており、ガイド部はリブ11aとリブ
間ガイド11bとから構成されている。
イド部とからなっており、ガイド部はリブ11aとリブ
間ガイド11bとから構成されている。
【0062】リブ11aは定着フィルム13の形状を保
持するためにあり、リブ11aとリブ11aの間のリブ
間ガイド11bは、加熱用ヒータ12によって定着フィ
ルム13に与えられた熱がリブ11aとの接触により、
不均一になるのを抑えている。
持するためにあり、リブ11aとリブ11aの間のリブ
間ガイド11bは、加熱用ヒータ12によって定着フィ
ルム13に与えられた熱がリブ11aとの接触により、
不均一になるのを抑えている。
【0063】また、加熱用ヒータ12は、図4に示した
ように基板支持部11cにおける斜線部領域11dで接
触している。
ように基板支持部11cにおける斜線部領域11dで接
触している。
【0064】そして、接着ポイント11eが加熱用ヒー
タ12と断熱支持部材11を固定するために設けてあ
る。
タ12と断熱支持部材11を固定するために設けてあ
る。
【0065】なお、接着点は図4のような配置に限られ
るものではなく、同様のオンデマンド定着装置でも、様
々なパターンが施されている。
るものではなく、同様のオンデマンド定着装置でも、様
々なパターンが施されている。
【0066】これは、加熱用ヒータ12で発生した熱を
効率よくシートS上の未定着トナーT0に与えるため
で、極力接点を少なくしようとする思想からきたもので
ある。
効率よくシートS上の未定着トナーT0に与えるため
で、極力接点を少なくしようとする思想からきたもので
ある。
【0067】しかし、接着ポイント11eが図のように
等間隔に配置されている場合、大サイズシート通紙時に
は長手方向の温度不均一性は出現しないが、小サイズシ
ートを通紙した場合、接着ポイント11eによる熱の吸
収量バランスが崩れ、温度差が生じ、小サイズシートの
通紙時における、非通紙部にある接着ポイント11e付
近では特に大きな温度差が生じてしまっている。
等間隔に配置されている場合、大サイズシート通紙時に
は長手方向の温度不均一性は出現しないが、小サイズシ
ートを通紙した場合、接着ポイント11eによる熱の吸
収量バランスが崩れ、温度差が生じ、小サイズシートの
通紙時における、非通紙部にある接着ポイント11e付
近では特に大きな温度差が生じてしまっている。
【0068】また、断熱支持部材11の材質自体も熱容
量は小さく、熱伝導率もあまり良くないので、加熱用ヒ
ータ12で生じた熱は、通紙したときにシートSによっ
て奪い去られるのみである。
量は小さく、熱伝導率もあまり良くないので、加熱用ヒ
ータ12で生じた熱は、通紙したときにシートSによっ
て奪い去られるのみである。
【0069】そのため、図4に示した構成のみでは、小
サイズシートの通紙の直後に大サイズシートなどを通紙
した場合、小サイズシートの非通紙部である長手方向の
両端部で高温オフセットを生じてしまう。
サイズシートの通紙の直後に大サイズシートなどを通紙
した場合、小サイズシートの非通紙部である長手方向の
両端部で高温オフセットを生じてしまう。
【0070】そこで、本実施の形態では断熱支持部材1
1と加熱用ヒータ12との接着面の間に、高熱伝導性の
高熱伝導性部材としての金属板14aを全域に介在させ
ることで、小サイズシートを通紙した場合でも、長手方
向の温度差を小さくしている。
1と加熱用ヒータ12との接着面の間に、高熱伝導性の
高熱伝導性部材としての金属板14aを全域に介在させ
ることで、小サイズシートを通紙した場合でも、長手方
向の温度差を小さくしている。
【0071】以下、このように温度差を小さくする構成
について、図5および図6を参照して説明する。図5は
断熱支持部材と加熱用ヒータの接着部を示す模式図であ
り、図6は本発明の第1の実施の形態に係る断熱支持部
材の要部(基板支持部)の概略構成図である。
について、図5および図6を参照して説明する。図5は
断熱支持部材と加熱用ヒータの接着部を示す模式図であ
り、図6は本発明の第1の実施の形態に係る断熱支持部
材の要部(基板支持部)の概略構成図である。
【0072】図5に示したように、断熱支持部材11の
基板支持部11cに金属板14aを加熱用ヒータ12が
取り付けられる位置に接着し、さらに加熱用ヒータ12
を金属板14aに当接させる。
基板支持部11cに金属板14aを加熱用ヒータ12が
取り付けられる位置に接着し、さらに加熱用ヒータ12
を金属板14aに当接させる。
【0073】なお、金属板14a上の斜線部は接着剤を
表している。
表している。
【0074】このように、高熱伝導性部材である金属板
14aを断熱支持部材11と加熱用ヒータ12との間に
介在させることで、昇温度の分布に偏りが生じた場合に
も、熱は金属板14aにより伝導(拡散)されて温度分
布が均一化され、画像品質を高めることができると共
に、金属板などの各部材の長寿命化を図ることができ
る。
14aを断熱支持部材11と加熱用ヒータ12との間に
介在させることで、昇温度の分布に偏りが生じた場合に
も、熱は金属板14aにより伝導(拡散)されて温度分
布が均一化され、画像品質を高めることができると共
に、金属板などの各部材の長寿命化を図ることができ
る。
【0075】ここで、図5に模式的に示したように、単
に金属板を断熱支持部材11と加熱用ヒータ12との間
に介在させる構成とするのは、設計上、現実的には難し
い。
に金属板を断熱支持部材11と加熱用ヒータ12との間
に介在させる構成とするのは、設計上、現実的には難し
い。
【0076】以下、より現実的に具体的な例を説明す
る。
る。
【0077】基板支持部11cの斜線部領域11d(加
熱用ヒータ12の接触面)に対し、接着ポイント11e
は1mm弱の高低差があり、接着ポイント11eの方が
低い。
熱用ヒータ12の接触面)に対し、接着ポイント11e
は1mm弱の高低差があり、接着ポイント11eの方が
低い。
【0078】これは、接着剤が斜線部領域11dと接着
ポイント11eとの隙間に介在しているためである。
ポイント11eとの隙間に介在しているためである。
【0079】ここで、加熱用ヒータ12が定着装置動作
時に移動しないようにする必要があり、実際の使用状態
を考慮すると、この隙間に金属板を介在させ、かつ、加
熱用ヒータ12を移動しないようにする事は難しい。
時に移動しないようにする必要があり、実際の使用状態
を考慮すると、この隙間に金属板を介在させ、かつ、加
熱用ヒータ12を移動しないようにする事は難しい。
【0080】そこで、本実施の形態においては、図6に
示したように、基板支持部11cのザグリ部11fの斜
線部11gに金属板を埋め込む構成とする。
示したように、基板支持部11cのザグリ部11fの斜
線部11gに金属板を埋め込む構成とする。
【0081】図7および図8を参照して、本実施の形態
の構成としたことによる効果を説明する。
の構成としたことによる効果を説明する。
【0082】図7および図8は本発明の第1の実施の形
態に係る加熱装置の効果を示すグラフ図である。
態に係る加熱装置の効果を示すグラフ図である。
【0083】実際の検討結果より、定着性の確保できる
厚さが1.0mm以内、幅が10mm以内の金属板を、
図6に示したようにザグリ部11fの全体に設置する
と、加熱用ヒータ12における長手方向の温度差が、金
属板を設置する前と後とでは、図7に示したグラフ図の
ように差が生じる。
厚さが1.0mm以内、幅が10mm以内の金属板を、
図6に示したようにザグリ部11fの全体に設置する
と、加熱用ヒータ12における長手方向の温度差が、金
属板を設置する前と後とでは、図7に示したグラフ図の
ように差が生じる。
【0084】ここでは、厚みが0.8mmの金属板を用
い、測定位置が小サイズシートの通紙域で、
とは非通紙域である。
い、測定位置が小サイズシートの通紙域で、
とは非通紙域である。
【0085】また、グラフ中の点線が金属板設置前であ
り、実線が設置後である。
り、実線が設置後である。
【0086】このグラフで見る限り、金属板設置前後の
温度差は40度近くなり、厚紙通紙における非通紙部昇
温は金属板を設置することにより改善された。
温度差は40度近くなり、厚紙通紙における非通紙部昇
温は金属板を設置することにより改善された。
【0087】また、上述の金属板を配置した構成で濃度
低下率を金属板を配置する前の状態と後の状態を比較し
た結果が図8のグラフである。
低下率を金属板を配置する前の状態と後の状態を比較し
た結果が図8のグラフである。
【0088】金属板配置前の時に比べると熱低下率(定
着性等に影響)は多少悪化しているが、濃度低下率は目
標値である20%以内に収まっており、この20%とい
う数値も、濃度低下率の大きくでるべた黒で採ったデー
タなので、文字パターンではほぼ0%に近い低下率であ
ることから、加熱用ヒータ裏面に金属板を配置しても、
配置前の状態から問題なく移行でき、小サイズ記録を通
紙したときの非通紙部昇温を防ぐことが可能となる。
着性等に影響)は多少悪化しているが、濃度低下率は目
標値である20%以内に収まっており、この20%とい
う数値も、濃度低下率の大きくでるべた黒で採ったデー
タなので、文字パターンではほぼ0%に近い低下率であ
ることから、加熱用ヒータ裏面に金属板を配置しても、
配置前の状態から問題なく移行でき、小サイズ記録を通
紙したときの非通紙部昇温を防ぐことが可能となる。
【0089】これらの結果より、実用効果が大きかった
のは金属板の厚みが、0.4mm以上1.0mm以内で
幅が6mm以内(これ以上であると、加熱用ヒータより
大きくなってしまい、定着用フィルムに触れてしまった
りする)である。
のは金属板の厚みが、0.4mm以上1.0mm以内で
幅が6mm以内(これ以上であると、加熱用ヒータより
大きくなってしまい、定着用フィルムに触れてしまった
りする)である。
【0090】(第2の実施の形態)図9〜図12には、
本発明の第2の実施の形態が示されている。上記第1の
実施の形態では、高熱伝導性部材(金属板)を加熱用ヒ
ータに当接させる構成を示したが、本実施の形態では、
高熱伝導性部材を加熱用ヒータから所定の間隔をあけた
構成を示している。
本発明の第2の実施の形態が示されている。上記第1の
実施の形態では、高熱伝導性部材(金属板)を加熱用ヒ
ータに当接させる構成を示したが、本実施の形態では、
高熱伝導性部材を加熱用ヒータから所定の間隔をあけた
構成を示している。
【0091】その他の構成および作用については第1の
実施の形態と同一なので、同一の構成部分については同
一の符号を付して、その説明は省略する。
実施の形態と同一なので、同一の構成部分については同
一の符号を付して、その説明は省略する。
【0092】図9は本発明の第2の実施の形態に係る加
熱装置に備えられるヒータの概略構成図であり、図10
〜12は本発明の第2の実施の形態に係る加熱装置の効
果を示すグラフ図である。
熱装置に備えられるヒータの概略構成図であり、図10
〜12は本発明の第2の実施の形態に係る加熱装置の効
果を示すグラフ図である。
【0093】上述の第1の実施の形態で示したように、
接着ポイント11eを避け、断熱支持部材全域に1.0
mm以下の厚みを持ち10mm以下の幅を持つ金属板
を、加熱用ヒータの発熱体の裏面に当接するように配置
することで、加熱用ヒータの長手方向における温度差を
小さくすることができ、それに伴う濃度低下率も大きな
影響を受けずに済むことができた。
接着ポイント11eを避け、断熱支持部材全域に1.0
mm以下の厚みを持ち10mm以下の幅を持つ金属板
を、加熱用ヒータの発熱体の裏面に当接するように配置
することで、加熱用ヒータの長手方向における温度差を
小さくすることができ、それに伴う濃度低下率も大きな
影響を受けずに済むことができた。
【0094】しかし、ボール紙などの特に厚い厚紙を通
紙した場合、定着性は大きく落ち込んでしまう。
紙した場合、定着性は大きく落ち込んでしまう。
【0095】また、上述の第1の実施の形態で濃度低下
率が20%以下のものであっても電源投入直後に、例え
ばプロセススピードを92mm/secから144mm
/secに加速させ、前加熱時間を従来10秒であった
ものを、半分の5秒に短縮したところ、濃度低下率は2
0%を越えてしまう。
率が20%以下のものであっても電源投入直後に、例え
ばプロセススピードを92mm/secから144mm
/secに加速させ、前加熱時間を従来10秒であった
ものを、半分の5秒に短縮したところ、濃度低下率は2
0%を越えてしまう。
【0096】これは、金属板が加熱用ヒータの裏面に当
接し、加熱用ヒータの熱を過剰に吸熱してしまい、厚紙
などを通紙した場合、十分な熱が未定着トナーに供給さ
れず、定着不良が生じてしまうからである。
接し、加熱用ヒータの熱を過剰に吸熱してしまい、厚紙
などを通紙した場合、十分な熱が未定着トナーに供給さ
れず、定着不良が生じてしまうからである。
【0097】また、過剰に吸熱してしまうことから、加
熱用ヒータの立ち上がりが遅く、電源投入直後の1枚目
プリント時間を短縮することは難しい。
熱用ヒータの立ち上がりが遅く、電源投入直後の1枚目
プリント時間を短縮することは難しい。
【0098】そこで、本実施の形態においては、金属板
を加熱用ヒータに当接させるのではなく、加熱用ヒータ
12と、厚みが1.0mm以内の金属板と、の間のギャ
ップが0.5mm以下となるように配置した。
を加熱用ヒータに当接させるのではなく、加熱用ヒータ
12と、厚みが1.0mm以内の金属板と、の間のギャ
ップが0.5mm以下となるように配置した。
【0099】特に、小サイズシートを通紙した場合に非
通紙部の昇温の大きかった、捨て穴部付近に図9のよう
に限定して局所的に配置することにした。
通紙部の昇温の大きかった、捨て穴部付近に図9のよう
に限定して局所的に配置することにした。
【0100】ここでギャップを形成するにあたり、金属
板の加熱用ヒータ側の面に絶縁層膜を形成してギャップ
を形成しても良い。
板の加熱用ヒータ側の面に絶縁層膜を形成してギャップ
を形成しても良い。
【0101】また、金属板の厚みが、0.4mm以上
0.8mm以内でギャップの厚みが0.2mm以上とす
るのが定着性と昇温との兼ね合いから最適である。
0.8mm以内でギャップの厚みが0.2mm以上とす
るのが定着性と昇温との兼ね合いから最適である。
【0102】図9において、小サイズシートSを、通紙
した場合でも温度感知素子12dと断熱ヒューズ当接面
12eは通紙域内に配置され、本実施の形態では捨て穴
12fの真下に、非通紙部昇温が著しく大きかった付近
を囲むように、金属板14bを局所的に配置するように
構成している。
した場合でも温度感知素子12dと断熱ヒューズ当接面
12eは通紙域内に配置され、本実施の形態では捨て穴
12fの真下に、非通紙部昇温が著しく大きかった付近
を囲むように、金属板14bを局所的に配置するように
構成している。
【0103】これは、金属板14bを不必要な部分にま
で配置させずに、構成の簡略化を図るためである。
で配置させずに、構成の簡略化を図るためである。
【0104】この結果、金属板14bを加熱用ヒータ1
2に当接するときに比べ、図10に示したグラフのよう
に加熱用ヒータ面の温度分布は高めになるが、図11で
示したグラフの濃度低下率で見てみると、若干定着性が
向上されてきてはいるが、ほとんど違いはない。
2に当接するときに比べ、図10に示したグラフのよう
に加熱用ヒータ面の温度分布は高めになるが、図11で
示したグラフの濃度低下率で見てみると、若干定着性が
向上されてきてはいるが、ほとんど違いはない。
【0105】しかし、前加熱時間を10秒から5秒に短
縮した場合を図12のグラフに示したように、金属板を
当接させたものと、非接触のものとでは大きな差が生
じ、非接触にすることで、ファーストプリント時間の短
縮化が図れ、さらに、高速化に対応した定着装置を可能
とすることができることが分かる。
縮した場合を図12のグラフに示したように、金属板を
当接させたものと、非接触のものとでは大きな差が生
じ、非接触にすることで、ファーストプリント時間の短
縮化が図れ、さらに、高速化に対応した定着装置を可能
とすることができることが分かる。
【0106】(第3の実施の形態)図13および図14
には、本発明の第3の実施の形態が示されている。上記
第1の実施の形態では、高熱伝導性部材(金属板)の全
面を加熱用ヒータに当接させる構成を示したが、本実施
の形態では、高熱伝導性部材を加熱用ヒータに所定領域
のみ当接させる構成を示している。
には、本発明の第3の実施の形態が示されている。上記
第1の実施の形態では、高熱伝導性部材(金属板)の全
面を加熱用ヒータに当接させる構成を示したが、本実施
の形態では、高熱伝導性部材を加熱用ヒータに所定領域
のみ当接させる構成を示している。
【0107】その他の構成および作用については第1の
実施の形態と同一なので、同一の構成部分については同
一の符号を付して、その説明は省略する。
実施の形態と同一なので、同一の構成部分については同
一の符号を付して、その説明は省略する。
【0108】図13および図14は本発明の第3の実施
の形態に係る加熱装置に備えられる高熱伝導性部材(金
属板)の説明図である。
の形態に係る加熱装置に備えられる高熱伝導性部材(金
属板)の説明図である。
【0109】上述の実施の形態では、厚みのある金属板
を用いて加熱用ヒータの長手方向における温度分布の不
均一さを解消することが出来た。
を用いて加熱用ヒータの長手方向における温度分布の不
均一さを解消することが出来た。
【0110】また、濃度低下率も20%以内に収めるこ
とができ、上述の第2の実施の形態では更なる高速化の
可能性さえも見えてきた。
とができ、上述の第2の実施の形態では更なる高速化の
可能性さえも見えてきた。
【0111】しかし、この二つの実施の形態のように、
厚みのある金属板を配置することは、コストがかかって
しまい、何よりも実際に工場などの工程で組み込む場
合、接着などの手間がかかってしまう。
厚みのある金属板を配置することは、コストがかかって
しまい、何よりも実際に工場などの工程で組み込む場
合、接着などの手間がかかってしまう。
【0112】さらに、第2の実施の形態のように0.5
mm以内のギャップを長い時間保持することは技術的に
も難しい。
mm以内のギャップを長い時間保持することは技術的に
も難しい。
【0113】そこで、本実施の形態では、上述の実施の
形態で用いた厚みのある金属板を用いるのではなく、
0.05mm以上0.15mm以下の折り曲げ加工が行
いやすい厚みを持った金属板を用いている。
形態で用いた厚みのある金属板を用いるのではなく、
0.05mm以上0.15mm以下の折り曲げ加工が行
いやすい厚みを持った金属板を用いている。
【0114】また、最大の効果を発揮させるために、金
属板の幅として加熱用ヒータ基板幅を超すことのない最
大限の幅を持つ金属板を用い、図13のaやbの様に金
属板14c,14dを加工し、バネ性を持たせ、弾性的
に加熱用ヒータ12に線接触させている。
属板の幅として加熱用ヒータ基板幅を超すことのない最
大限の幅を持つ金属板を用い、図13のaやbの様に金
属板14c,14dを加工し、バネ性を持たせ、弾性的
に加熱用ヒータ12に線接触させている。
【0115】この結果、小サイズシートを通紙した場合
に生じる非通紙部の昇温は上述の第1の実施の形態の程
度まで下げることが可能となり、また、定着性は上述の
第2の実施の形態のようにファーストプリント時間を短
縮した場合でも濃度低下率が20%を越えることがなか
った。
に生じる非通紙部の昇温は上述の第1の実施の形態の程
度まで下げることが可能となり、また、定着性は上述の
第2の実施の形態のようにファーストプリント時間を短
縮した場合でも濃度低下率が20%を越えることがなか
った。
【0116】さらに、バネ性を持たせて、図14に示し
たように断熱支持部材11と加熱用ヒータ20との間に
挿入するだけなので、新たに金属板を固定するための接
着剤は一切不要となり、また、非接着でも金属板自体の
バネ性により、金属板が移動することが無く、構成が簡
略化され、より安全で低コストであり、しかも、加熱用
ヒータの長手方向の温度差を解消し、高速化の図りやす
い定着装置を提供することが可能となる。
たように断熱支持部材11と加熱用ヒータ20との間に
挿入するだけなので、新たに金属板を固定するための接
着剤は一切不要となり、また、非接着でも金属板自体の
バネ性により、金属板が移動することが無く、構成が簡
略化され、より安全で低コストであり、しかも、加熱用
ヒータの長手方向の温度差を解消し、高速化の図りやす
い定着装置を提供することが可能となる。
【0117】(その他の実施の形態)上述の実施の形態
では、シート上に形成された未定着のトナー像を定着さ
せるための、定着装置として加熱装置を適用した場合に
ついて説明したが、たとえば、表面に多孔質高分子層が
形成されたシートに、インクジェット方式などによって
画像を形成させた後に、シートを加熱して、多孔質高分
子層を融解させて表面処理を施すために、加熱装置を適
用することもできる。
では、シート上に形成された未定着のトナー像を定着さ
せるための、定着装置として加熱装置を適用した場合に
ついて説明したが、たとえば、表面に多孔質高分子層が
形成されたシートに、インクジェット方式などによって
画像を形成させた後に、シートを加熱して、多孔質高分
子層を融解させて表面処理を施すために、加熱装置を適
用することもできる。
【0118】また、高熱伝導性部材として金属板の場合
について説明したが、熱伝導性の高い材料であれば金属
に限るものではないことは言うまでもない。
について説明したが、熱伝導性の高い材料であれば金属
に限るものではないことは言うまでもない。
【0119】なお、画像形成装置については、複写機、
プリンタ、あるいは、ファクシミリ装置などに適用する
ことができるが、これらについては公知技術であるの
で、その説明は省略する。
プリンタ、あるいは、ファクシミリ装置などに適用する
ことができるが、これらについては公知技術であるの
で、その説明は省略する。
【0120】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の加熱装置
は、ヒータと断熱支持部材との間に高熱伝導性部材を介
在させることによって、昇温分布にバラツキがあって
も、熱が伝導して温度分布が均一化されるので、安定し
た画像形成を可能とし、長寿命化を図ることができ、品
質性が向上する。
は、ヒータと断熱支持部材との間に高熱伝導性部材を介
在させることによって、昇温分布にバラツキがあって
も、熱が伝導して温度分布が均一化されるので、安定し
た画像形成を可能とし、長寿命化を図ることができ、品
質性が向上する。
【0121】高熱伝導性部材の略全面をヒータに当接さ
せれば、温度分布の均一化を効率良く行うことができ
る。
せれば、温度分布の均一化を効率良く行うことができ
る。
【0122】また、高熱伝導性部材をヒータから所定間
隔あけて配置させれば、放熱を抑えて高速化を図ること
ができる。
隔あけて配置させれば、放熱を抑えて高速化を図ること
ができる。
【0123】なお、所定間隔は、0.5mm以内の隙間
とすれば好適である。
とすれば好適である。
【0124】さらに、高熱伝導性部材のうち所定領域の
みヒータに当接させれば、温度分布の均一化と高速化を
両立させることができる。
みヒータに当接させれば、温度分布の均一化と高速化を
両立させることができる。
【0125】高熱伝導性部材は、ヒータと断熱支持部材
により挟持されて、それぞれに弾性的に当接させれば、
接着剤などを必要とすることなく構成の簡略化を図るこ
とができる。
により挟持されて、それぞれに弾性的に当接させれば、
接着剤などを必要とすることなく構成の簡略化を図るこ
とができる。
【0126】高熱伝導性部材を、ヒータのうち昇温度が
高い部分を含むように局所的に配置するようにすれば、
高熱伝導性部材は必要最小限で済み、構成の簡略化を図
ることができる。
高い部分を含むように局所的に配置するようにすれば、
高熱伝導性部材は必要最小限で済み、構成の簡略化を図
ることができる。
【0127】また、本発明の画像形成装置に、未定着の
トナー画像を加熱して定着させるため、あるいは、多孔
質高分子層を有した記録材の多孔質高分子層を融解させ
て表面処理を施すために、上述の品質性に優れた加熱装
置を適用することができる。
トナー画像を加熱して定着させるため、あるいは、多孔
質高分子層を有した記録材の多孔質高分子層を融解させ
て表面処理を施すために、上述の品質性に優れた加熱装
置を適用することができる。
【図1】図1は画像形成装置の概略構成図である。
【図2】図2は加熱装置の概略構成図である。
【図3】図3は断熱支持部材の概略構成図である。
【図4】図4は断熱支持部材の要部の概略構成図であ
る。
る。
【図5】図5は断熱支持部材と加熱用ヒータの接着部を
示す模式図である。
示す模式図である。
【図6】図6は本発明の第1の実施の形態に係る断熱支
持部材の要部の概略構成図である。
持部材の要部の概略構成図である。
【図7】図7は本発明の第1の実施の形態に係る加熱装
置の効果を示すグラフ図である。
置の効果を示すグラフ図である。
【図8】図8は本発明の第1の実施の形態に係る加熱装
置の効果を示すグラフ図である。
置の効果を示すグラフ図である。
【図9】図9は本発明の第2の実施の形態に係る加熱装
置に備えられるヒータの概略構成図である。
置に備えられるヒータの概略構成図である。
【図10】図10は本発明の第2の実施の形態に係る加
熱装置の効果を示すグラフ図である。
熱装置の効果を示すグラフ図である。
【図11】図11は本発明の第2の実施の形態に係る加
熱装置の効果を示すグラフ図である。
熱装置の効果を示すグラフ図である。
【図12】図12は本発明の第2の実施の形態に係る加
熱装置の効果を示すグラフ図である。
熱装置の効果を示すグラフ図である。
【図13】図13は本発明の第3の実施の形態に係る加
熱装置に備えられる高熱伝導性部材の説明図である。
熱装置に備えられる高熱伝導性部材の説明図である。
【図14】図14は本発明の第3の実施の形態に係る加
熱装置に備えられる高熱伝導性部材の説明図である。
熱装置に備えられる高熱伝導性部材の説明図である。
1 定着ローラ 11 断熱支持部材 12 加熱用ヒータ 13 定着フィルム 14 金属板 2 加圧ローラ H 加熱装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹田 正美 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内
Claims (9)
- 【請求項1】ヒータと、該ヒータを支持すると共に放熱
を防ぐ断熱支持部材と、該ヒータに摺接可能に設けられ
たフィルムと、を有した加熱部材と、 該加熱部材側に加圧可能に配置された加圧部材と、を備
え、 前記フィルムと加圧部材との間にシートを搬送させて、
該シートを加圧しながら加熱する加熱装置おいて、 前記ヒータと断熱支持部材との間に高熱伝導性部材を介
在させることを特徴とする加熱装置。 - 【請求項2】前記高熱伝導性部材の略全面を前記ヒータ
に当接させることを特徴とする請求項1に記載の加熱装
置。 - 【請求項3】前記高熱伝導性部材は前記ヒータから所定
間隔あけて配置されることを特徴とする請求項1に記載
の加熱装置。 - 【請求項4】前記所定間隔は、0.5mm以内の隙間で
あることを特徴とする請求項3に記載の加熱装置。 - 【請求項5】前記高熱伝導性部材のうち所定領域のみ前
記ヒータに当接させることを特徴とする請求項1に記載
の加熱装置。 - 【請求項6】前記高熱伝導性部材は、前記ヒータと断熱
支持部材により挟持されて、それぞれに弾性的に当接さ
せることを特徴とする請求項5に記載の加熱装置。 - 【請求項7】前記高熱伝導性部材は、前記ヒータのうち
昇温度が高い部分を含むように局所的に配置されること
を特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の加熱
装置。 - 【請求項8】シート上に未定着のトナー画像を形成する
画像形成手段と、該画像形成手段により未定着のトナー
画像が形成されたシートを請求項1〜7のいずれか一つ
に記載の加熱装置へ搬送する搬送手段と、を設け、 前記加熱装置により、搬送されるシート上に形成された
未定着のトナー画像を加熱して定着させることを特徴と
する画像形成装置。 - 【請求項9】多孔質高分子層を有したシート上に画像を
形成する画像形成手段と、該画像形成手段により画像が
形成されたシートを請求項1〜7のいずれか一つに記載
の加熱装置へ搬送する搬送手段と、を設け、 前記加熱装置により、搬送されるシートを加熱して、前
記多孔質高分子層を融解させて表面処理を施すことを特
徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26292297A JPH1184919A (ja) | 1997-09-11 | 1997-09-11 | 加熱装置および画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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