JP6878113B2 - シート給送装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シートを給送するシート給送装置に関する。
従来、プリンター及び複写機等の画像形成装置において、装置本体に対して引出可能に挿入される給送カセットを備え、カセット内に収納されたシートを給送するシート給送装置が用いられている。このようなシート給送装置において、給送カセットを装置本体に挿入する際の衝撃によるシートの位置ずれ、部品の破損、及び衝突音といった不都合を回避するため、給送カセット又は装置本体に緩衝機構を配置する場合がある。特許文献1には、ダッシュポット型のオイルダンパと、装置本体に当接した場合にオイルダンパを作動させる回動部材と、を給紙カセットに配置したシート給送装置が記載されている。
一方、シート給送装置には、シートを支持した状態で給送カセットに対して昇降可能な積載板又は中板等と呼ばれる支持部材を備えたものがある。このような支持部材は、多くの場合、装置本体に配置されたモータに駆動されて昇降し、給送カセットが装置本体から引出された場合にはモータとの連結が解除されて自重によって下降する。このとき、支持部材が自由落下に近い状態で下降すると、給送カセットの底部等と衝突してシートの位置ずれ及び衝突音等の不都合が生じ得る。特許文献2には、ワイヤーロープで吊下げられたシート積載板を有する構成で、ワイヤーロープの巻取り軸を回転式のオイルダンパに接続することでシート積載板の下降動作を制動する構成が記載されている。
特開2015−214424号公報 特開平8−127434号公報
ここで、給送カセットを装置本体に挿入する際の衝撃緩和機能と、給送カセットが装置本体から引出された場合の支持部材の下降速度を抑制する機能とを一つのシート給送装置に実装することが考えられる。これにより、給送カセットを装置本体から引出す場合及び装置本体に挿入する場合のそれぞれについて、シートの位置ずれ等の不都合を回避したユーザビリティの高いシート給送装置が得られると期待される。しかしながら、上記文献に記載の構成を組合せた場合、各機能に対応する2つのオイルダンパを配置することになり、コスト増大につながってしまう。
そこで、本発明は、コストを抑制しつつユーザビリティを向上可能なシート給送装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係るシート給送装置は、装置本体と、前記装置本体に引出可能に挿入され、シートを収納するシート収納手段と、前記シート収納手段に昇降可能に支持され、シートを支持するシート支持手段と、前記シート支持手段を前記シート収納手段に対して上昇させる移動手段と、前記シート収納手段に支持され、前記シート収納手段が前記装置本体に挿入される場合に、前記装置本体に当接して前記シート収納手段に対して相対移動する可動部と、抵抗部材を有し、前記抵抗部材が発生する抵抗力を前記可動部及び前記シート支持手段に伝達可能な緩衝機構と、を備え、前記緩衝機構は、前記シート収納手段が前記装置本体に挿入される場合、前記抵抗部材が発生する抵抗力によって前記可動部と前記シート収納手段の相対移動に抵抗することで前記シート収納手段の移動速度を抑制し、前記シート支持手段が前記移動手段によって上昇した状態で前記シート収納手段が前記装置本体から引出された場合、前記抵抗部材が発生する抵抗力によって前記シート支持手段の下降に抵抗することで前記シート支持手段の下降速度を抑制する、ことを特徴とする。
本発明に係るシート給送装置によれば、コストを抑制しつつユーザビリティを向上させることができる。
本開示に係る画像形成装置の概略図(a)及び斜視図(b)。 第1の実施例に係るシート給送装置の斜視図。 第1の実施例に係る給送カセットについて、挿入動作の途中の状態を示す側面図(a)及び上面図(b)と、挿入動作後の状態を示す側面図(c)及び上面図(d)。 第1の実施例に係る給送カセットについて、装置本体から引出される前の状態を示す側面図(a)及び上面図(b)と、引出動作の途中の状態を示す側面図(c)及び上面図(d)。 第2の実施例に係る給送カセットについて、挿入動作の途中の状態を示す側面図(a)及び上面図(b)と、挿入動作後の状態を示す側面図(c)及び上面図(d)。 第2の実施例に係る給送カセットについて、装置本体から引出される前の状態を示す側面図(a)及び上面図(b)と、引出動作の途中の状態を示す側面図(c)及び上面図(d)。 第3の実施例に係る給送カセットについて、挿入動作の途中の状態を示す側面図(a)及び上面図(b)と、挿入動作後の状態を示す側面図(c)及び上面図(d)。 第4の実施例に係る給送カセットについて、装置本体から引出される前の状態を示す側面図(a)及び上面図(b)と、引出動作の途中の状態を示す側面図(c)及び上面図(d)。 第1の比較例に係る給送カセットの斜視図(a)と、第2の比較例に係る給送カセットの斜視図(b)。 第2の比較例に係る給送カセットについて、挿入動作の途中の状態を示す側面図(a)及び上面図(b)と、挿入動作後の状態を示す側面図(c)及び上面図(d)。 第2の比較例に係る給送カセットについて、装置本体から引出される前の状態を示す側面図(a)及び上面図(b)と、引出動作の途中の状態を示す側面図(c)及び上面図(d)。
以下、図面を参照しながら、本開示に係る画像形成装置について説明する。図1(a)に示すように、画像形成装置1は、電子写真方式の画像形成エンジンを備えた複合機である。画像形成装置1は、外部PCから入力された画像情報や画像読取部130によって原稿から読取った画像情報に基づいてシートSに画像を形成する。ただし、シートSとは、用紙及び封筒等の紙、オーバーヘッドプロジェクタ用シート(OHT)等のプラスチックフィルム、並びに布を含む、記録媒体を指す。
画像形成装置1は、画像形成部の一例である画像形成ユニット110Y,110M,110C,110Kを収容する装置本体100と、シートを収納可能な複数の給送カセット(収納庫)30とを備えている。図1(b)に示すように、各給送カセット30は、装置本体100の前面100Fに対向した視点で手前側(引出方向J2とする)に移動させることで、装置本体100から引出可能な状態で挿入されている。
図1(a)に示すように、装置本体100には、4つの画像形成ユニット110Y,110M,110C,110K及び中間転写ベルト123を含む中間転写タンデム方式の画像形成エンジンが搭載されている。画像形成ユニット110Y〜110Kは、それぞれ感光ドラム111Y,111M,111C,111Kを備えた電子写真ユニットであり、イエロー、マゼンタ、シアン、及びブラックのトナー像を形成する。画像形成ユニット110Y〜110Kによって形成されたトナー像は、中間転写ベルト123を介してシートSに転写される。各画像形成ユニット110Y〜110Kの構成は、収容しているトナーの色が異なる以外は基本的に同様であるため、イエローの画像形成ユニット110Yを例にして画像形成ユニットの構成及びトナー像の形成動作について説明する。
画像形成ユニット110Yに対してトナー像の形成開始が要求されると、感光ドラム111Yが回転駆動され、帯電装置112が感光ドラム111Yの表面を一様に帯電させる。装置本体100の上部に設けられた露光装置113は、画像情報に基づくレーザ光を感光ドラム111Yに照射してドラム表面を露光し、感光ドラム111Yに静電潜像を形成する。そして、現像装置114から供給されたトナーによって静電潜像が可視化(現像)されることで、感光ドラム111Yの表面にトナー像が形成される。
同様にして、画像形成ユニット110M,110C,110Kにおいても、感光ドラム111M,111C,111Kの表面に各色のトナー像が形成される。各画像形成ユニット110M〜110Kによって形成されたトナー像は、一次転写ローラ115により、中間転写体としての中間転写ベルト123へと互いに重なり合うようにして一次転写される。感光ドラムに残留したトナー等の付着物は、各画像形成ユニット110M,110C,110Y,110Kに設けられたクリーニング装置116によって除去される。
中間転写ベルト123は、一次転写ローラ115、二次転写内ローラ118及びテンションローラ等に巻き回されており、感光ドラム111Y〜111Kに連れ回る方向(図中時計回り方向)に回転駆動される。中間転写ベルト123に担持されたトナー像は、二次転写内ローラ118に対向する二次転写ローラ119と中間転写ベルト123とによって形成される二次転写部においてシートSに二次転写される。中間転写ベルト123に残留したトナー等の付着物は、ベルトクリーニング装置によって除去される。トナー像が転写されたシートSは、定着装置121へ受け渡される。定着装置121は、シートSを挟持して搬送しながらトナー像を加熱可能なベルト搬送装置を有し、トナー像に熱及び圧力を付与することでトナーを溶融・固着させてシートSに画像を定着させる。
シート給送装置としての画像形成装置1は、このような画像形成プロセスに並行して、給送カセット30からシートSを給送する給送動作を行う。装置本体100には、各給送カセット30に対応して給送ユニット15が配置されており、給送カセット30に収納されたシートSを給送ユニット15によって1枚ずつ分離しながらレジストレーション部117へ向けて送り出す。
レジストレーション部117は、シートSの斜行補正を行うと共に、画像形成ユニット110Y〜110Kにおけるトナー像の形成動作の進行に合わせて二次転写部へ向けてシートSを送り出す。そして、二次転写部及び定着装置121を通過することで画像を形成されたシートSは、排出ローラ対125によって装置本体100の外部に排出され、排出トレイに積載されるか、又は綴じ処理装置等のシート処理装置に受け渡される。また、両面印刷を行う場合は、反転搬送部126においてシートSのスイッチバックが行われ、シートSが表面と裏面とを入替えられた状態でレジストレーション部117へ向けて再搬送される。そして、裏面に画像を形成されたシートは、排出ローラ対125によって装置本体100の外部に排出される。
[給送カセット]
次に、比較用の構成(以下、比較例)における給送カセットの構成について、図9乃至図11を用いて説明する。なお、比較例としての給送カセット30,302は、カセットの挿入による衝撃を緩和する緩衝機構(70)と、カセット引出時の積載板の下降速度を抑制する緩衝機構(160,260)とが別個に配置される点で後述の実施例1〜3と異なっている。
図9(a)に示すように、シート収納手段としての給送カセット30は、カセット本体31と、カセット本体31に対して昇降可能な積載板32とを有する。給送カセット30は、挿入方向J1及び引出方向J2に動かされることで、装置本体に対して挿入及び引出可能である。
シートSが積載される積載板32は、回動軸32aを中心にして上下方向に回動可能な板状部材であり、リフタ板33に下面を押圧されることで上昇する。リフタ板33は、リフタ軸34を中心にしてリフタギヤ35と一体的に回動する。従動ギヤとしてのリフタギヤ35は、駆動ギヤとしてのアイドラギヤ41に噛合っており、アイドラギヤ41は昇降モータ43の出力ギヤ42に噛合っている。従って、リフタギヤ35は、駆動源としての昇降モータ43からの駆動力によって回動し、リフタ板33を介して積載板32を昇降させる昇降ギヤとして作用する。積載板32は、シートを支持した状態でシート収納手段に対して昇降可能なシート支持手段に相当し、リフタ板33はシート支持手段を上昇させる移動手段に相当する。
ここで、昇降モータ43及びアイドラギヤ41を含む駆動ユニット44は装置本体に配置され、リフタギヤ35は給送カセット30に支持されている。従って、昇降モータ43からの駆動力をリフタギヤ35に駆動伝達する駆動伝達手段としてのアイドラギヤ41及びリフタギヤ35は、給送カセット30の挿入及び引出動作に伴って連結状態が切換る。即ち、給送カセット30が挿入方向J1に向かって装置本体に挿入された状態では、リフタギヤ35が昇降モータ43に駆動連結される。また、給送カセット30が引出方向J2に向かって装置本体から引出された状態では、リフタギヤ35がアイドラギヤ41から離間して昇降モータ43との駆動連結が解除される。
シート給送手段の一例である給送ユニット15は、装置本体に支持され、積載板32の上方に配置されている。給送ユニット15は、積載板32に積載されたシートSの最上位シートの上面に当接可能な給送ローラ51と、給送ローラ51によって送り出されるシートを他のシートから分離する分離ローラ52とを備える。給送ローラ51の近傍には、積載板32に積載されたシートSの最上位シートが所定高さに到達したことを検知可能な高さ検知手段として、積載面検知センサ53が配置されている(図10(a)参照)。積載面検知センサ53の検知位置は、最上位シートの上面が給送ローラ51に当接して給送ローラ51によるシートの送り出しが可能となるように設定されている。
図9(a)に示すように、第1の比較例としての給送カセット30には、給送カセット30を引出した際に下降する積載板32の下降速度を抑制する緩衝機構として、回転型のダンパ70が配置されている。ダンパ70は、給送カセット30の側板71に固定された内輪72と、内輪72の外周側に配置された外輪73とを有し、内輪72と外輪73との間の微小な空間に封入されたオイル等のせん断抵抗によって外輪73の回転に抵抗する抵抗部材である。外輪73にはリフタギヤ35に噛合うギヤ歯が形成されており、ダンパ70が発生する抵抗力はリフタギヤ35及びリフタ板33を介して積載板32に伝達される。
また、給送カセット30には、カセット挿入時の衝撃を緩和する機構として、ダッシュポット型のダンパ62を含む緩衝機構160が設けられている。ダンパ62は、給送カセット30の挿入方向J1及び引出方向J2に沿って移動可能なシリンダ62aと、カセット本体31に固定されたピストン62bと、シリンダ62aを挿入方向J1に向けて付勢する復帰バネ62cと、を備える。シリンダ62aは、カセット本体31に固定された支持部材161によってスライド可能に支持されており、ダンパ62はシリンダ62aのスライド移動によって直線的に伸縮する直動型の抵抗部材である。
ダンパ62は、カセット本体31から挿入方向J1に向かって突出しており、給送カセット30の挿入動作に伴ってシリンダ62aが装置本体に当接して押圧されることで収縮する。このとき、ダンパ62の内部に封入されたオイルの粘性抵抗により、ダンパ62とカセット本体31の相対移動に抵抗する抵抗力が発生する。この抵抗力は、カセット本体31に対して引出方向J2の力として作用し、給送カセット30の挿入方向J1の運動エネルギーを減衰させる。
一方、第2の比較例としての給送カセット30には、図9(b)に示すように、カセット挿入時の衝撃を緩和する機構としてダッシュポット型のダンパ62を含む他の緩衝機構260が設けられている。第1の比較例と異なり、緩衝機構260のダンパ62は挿入方向J1に直交する方向を伸縮方向として配置されており、ピストン62bはシリンダ62aに対して図中左右方向に移動する。
緩衝機構260は、カセット本体31に固定された支持部材261によって回動可能に支持された回動部材であるリンク部材63を有する。リンク部材63は、カセット本体31から挿入方向J1に向かって突出する突出位置と、突出位置から引出方向J2に退避した退避位置とに移動可能であり、給送カセット30が装置本体から引出された状態では初期位置である突出位置に保持される。また、リンク部材63は、給送カセット30の装置本体への挿入に伴って装置本体に押圧されることで、伝達部材64を介してダンパ62のピストン62bを押圧する。
続いて、第2の比較例に係る給送カセット30を装置本体に挿入する場合及び装置本体から引出す場合の動作について説明する。まず、給送カセット30の挿入動作について、図10を用いて説明する。図10(a)、(b)は給送カセット30の挿入動作の途中の状態を表しており、図10(c)、(d)は挿入動作の完了後の状態を表している。また、図10(a)、(c)は給送カセット30を挿入方向J1の下流側から視た概略図であり、図10(b)、(d)は給送カセット30を上方から視た概略図である。
図10(a)、(b)に示すように、給送カセット30を挿入する前の状態において、リンク部材63は復帰バネ62cの付勢力によって突出位置に保持されている。給送カセット30を挿入方向J1に移動させて装置本体に挿入すると、リフタギヤ35とアイドラギヤ41とが噛合ってリフタ板33が昇降モータ43に駆動連結される。
これに並行して、突出位置にあるリンク部材63は装置本体に固定された側板1aに当接し、側板1aに押圧されて支持軸63aを中心に矢印K1の方向に回動する。これに伴って、リンク部材63に押圧された伝達部材64が矢印L1の方向に移動し、ピストン62bが図中左方に押し込まれる。このとき、ピストン62bがシリンダ62aに封入されたオイルの粘性抵抗に抗して押し込まれることから、給送カセット30の運動エネルギーの一部がダンパ62を収縮させる仕事によって消費される。即ち、ダンパ62がカセット本体31とリンク部材63の相対移動に抵抗することで、緩衝機構260が設けられていない場合に比べて給送カセット30の移動速度が抑制される。これにより、給送カセット30と装置本体の衝突によるシートの位置ずれ、部品の破損、及び衝突音との発生が低減される。
図10(c)、(d)に示すように、給送カセット30が装置本体に挿入された状態において、リンク部材63は装置本体の側板1aに押圧されて退避位置に保持される。このとき、シリンダ62aは復帰バネ62cから図中左方への弾発力を受けているが、支持部材261によって移動を規制されている。
次に、給送カセット30を装置本体から引出す場合の動作について、図11を用いて説明する。図11(a)、(b)は給送カセット30が引出される前の状態を表しており、図11(c)、(d)は給送カセット30の引出動作の途中の状態を表している。また、図11(a)、(c)は給送カセット30を挿入方向J1の下流側から視た概略図であり、図11(b)、(d)は給送カセット30を上方から視た概略図である。
図11(a)、(b)に示すように、昇降モータ43は給送カセット30が装置本体に挿入された後に駆動開始される。装置本体には給送カセット30を検知可能なカセット検知センサが配置されており、昇降モータ43はカセット検知センサの検知信号に基づいて駆動開始される。すると、出力ギヤ42、アイドラギヤ41、リフタギヤ35がそれぞれ矢印M1,N1,I1の方向に回転し、これによって積載板32が矢印H1の方向に上昇する。このとき、ダンパ70の外輪73も矢印P1の方向に回転する。昇降モータ43は、積載面検知センサ53によってシートSの上面が検知されると停止され、続いて給送ローラ51の駆動が開始されることでシートSの給送が開始される。
図11(c)、(d)に示すように、シートSの補給等の場合に給送カセット30が引出方向J2に沿って装置本体から引出されると、リフタギヤ35がアイドラギヤ41から離間し、リフタ板33と昇降モータ43の駆動連結が解除される。すると、積載板32は自重及びシートSの重量によって矢印H2の方向に下降を開始し、これに伴ってリフタギヤ35及びダンパ70の外輪73がそれぞれ矢印I2,P2の方向に回転する。このとき、外輪73は内輪72との間の隙間に封入されたオイルの粘性抵抗に抗して回転することから、積載板32の下方向への運動エネルギーの一部が外輪73を回転させる仕事によって消費される。即ち、ダンパ70が積載板32の下降に抵抗することで、ダンパ70が設けられていない場合に比べて積載板32の下降速度が抑制される。これにより、積載板32と給送カセット30との衝突によるシートの位置ずれ、部品の破損、及び衝突音との発生が低減される。
このように、第1及び第2比較例の構成では、カセット挿入時の衝撃を緩和する第1の緩衝機構160,260と、カセット引出時の積載板32の下降速度を抑制する第2の緩衝機構(70)とが別個に設けられている。第1及び第2の緩衝機構は、それぞれ抵抗力を発生する抵抗部材としてのダンパ62,70を備えている。
一方、以下の実施例1〜3に係るシート給送装置の給送カセット30は、共通の抵抗部材が発生する抵抗力によってカセット挿入時の衝撃の緩和と積載板の下降速度の抑制とを実現している。以下、各実施例の構成について詳しく説明する。
まず、第1の実施例に係るシート給送装置の構成について図2乃至図4を用いて説明する。以下、上述の説明と共通する要素には同符号を付して説明を省略する。
図2は本実施例に係る給送カセット30を、装置本体の背面側(挿入方向J1の下流側)から視た斜視図である。図2に示すように、本実施例に係る給送カセット30は、直動型のダンパ62を含む緩衝機構60を備えている。即ち、ダンパ62は、オイルが封入されたシリンダ62aと、シリンダ62aに対して移動可能なピストン62bと、シリンダ62a及びピストン62bの間に縮設された復帰バネ62cとを備える。ダンパ62は、平面視において給送カセット30の挿入方向J1に直交する方向(図中左右方向)に伸縮可能である。
緩衝機構60は、支持軸63a及び支持部材61を介してカセット本体31に回動可能に支持されたリンク部材63を備える。リンク部材63は、装置本体から挿入方向J1の下流に突出する突出位置と、突出位置に比べて挿入方向J1の上流に退避した退避位置との間で回動可能である。リンク部材63は、給送カセット30の挿入動作に伴って装置本体に押圧されることで回動し、伝達部材64を介してダンパ62のピストン62bを押圧する。
ここで、緩衝機構60は、ダンパ62の伸縮方向において一方側からダンパ62に当接する伝達部材64の他に、他方側からダンパ62に当接する補助伝達部材65を備えている。補助伝達部材65は、積載板32に連動してダンパ62の伸縮方向に沿ってスライドすることで、ダンパ62のシリンダ62aを押圧可能である。なお、ダンパ62のシリンダ62aは、支持部材61によって伸縮方向(図中左右方向)に沿ってスライド可能に支持される。また、リフタギヤ35には、補助伝達部材65をダンパ62に向かって押圧可能なカム面35aが設けられている。
ダンパ62は、第1移動部に相当するピストン62bと、第1移動部に相対移動可能な第2移動部に相当するシリンダ62aとを備えた抵抗部材の一例である。リンク部材63は装置本体に押圧されることでシート収納手段に相対移動する可動部に相当し、第1位置に相当する突出位置と第2位置に相当する退避位置との間で移動する。ダンパ62の復帰バネ62cは、ダンパ62を伸張した状態に復帰させる復帰手段であると共に、リンク部材63を所定方向に、つまり第1位置へ向けて付勢する付勢手段として作用する。伝達部材65は、抵抗部材が発生する抵抗力を可動部に伝達可能な第1伝達手段に相当する。また、補助伝達部材65は、抵抗部材が発生する抵抗力をシート支持手段としての積載板32に伝達可能な第2伝達手段に相当する。
本実施例に係る給送カセット30を装置本体に挿入する場合及び装置本体から引出す場合の動作について説明する。まず、給送カセット30の挿入動作について、図3を用いて説明する。図3(a)、(b)は給送カセット30の挿入動作の途中の状態を表しており、図3(c)、(d)は挿入動作の完了後の状態を表している。また、図3(a)、(c)は給送カセット30を挿入方向J1の下流側から視た概略図であり、図3(b)、(d)は給送カセット30を上方から視た概略図である。
図3(a)、(b)に示すように、給送カセット30を挿入する前の状態において、リンク部材63は復帰バネ62cの付勢力によって突出位置に保持されている。また、積載板32は給送カセット30によって下方への移動が規制される下方位置、つまり可動範囲の下限位置まで下降しているものとする。このとき、リフタギヤ35のカム面35aはダンパ62の伸縮方向に対して垂直な姿勢に保持され、補助伝達部材65に当接している。
給送カセット30を挿入方向J1に移動させて装置本体に挿入すると、リフタギヤ35とアイドラギヤ41とが噛合ってリフタ板33が昇降モータ43に駆動連結される。これに並行して、突出位置にあるリンク部材63は装置本体に固定された側板1aに当接し、側板1aに押圧されて支持軸63aを中心に矢印K1の方向に回動する。すると、リンク部材63に押圧された伝達部材64が矢印L1の方向(図中左方)に移動し、ピストン62bが図中左方に押し込まれる。
このとき、補助伝達部材65はカム面35aによって図中左方への移動を規制されており、伝達部材64がピストン62bを押し込む力に抗してシリンダ62aを保持する。そして、ピストン62bがシリンダ62aに封入されたオイルの粘性抵抗に抗して押し込まれることから、給送カセット30の運動エネルギーの一部がダンパ62を収縮させる仕事によって消費される。即ち、ダンパ62がカセット本体31とリンク部材63の相対移動に抵抗することで、緩衝機構60が設けられていない場合に比べて給送カセット30の挿入速度が抑制される。
図3(c)、(d)に示すように、給送カセット30が装置本体に挿入された状態において、リンク部材63は装置本体の側板1aに押圧されて退避位置に保持される。このとき、シリンダ62aは復帰バネ62cから図中左方への弾発力を受けているが、補助伝達部材65によって移動を規制される。
次に、給送カセット30を装置本体から引出す場合の動作について、図4を用いて説明する。図4(a)、(b)は給送カセット30が引出される前の状態を表しており、図4(c)、(d)は給送カセット30の引出動作の途中の状態を表している。また、図4(a)、(c)は給送カセット30を挿入方向J1の下流側から視た概略図であり、図4(b)、(d)は給送カセット30を上方から視た概略図である。
図4(a)、(b)に示すように、昇降モータ43は給送カセット30が装置本体に挿入された後に駆動開始される。すると、出力ギヤ42、アイドラギヤ41、リフタギヤ35がそれぞれ矢印M1,N1,I1の方向に回転し、これによって積載板32が矢印H1の方向に上昇する。昇降モータ43は、積載面検知センサ53によってシートSの上面が検知されると停止され、続いて給送ローラ51の駆動が開始されることでシートSの給送が開始される。以下、給送カセット30が装置本体に挿入された状態における積載板32の上限位置、即ち、最小枚数のシートSが積載された状態で積載面検知センサ53によってシートSの上面が検知された場合の積載板32の位置を上方位置とする。
ここで、リフタギヤ35が矢印I1の方向に回転する動作に伴って、カム面35aも補助伝達部材65の当接面65aに沿って回動する。すると、カム面35aが補助伝達部材65の移動経路から退避して、復帰バネ62cの付勢力によってダンパ62のシリンダ62a及び補助伝達部材65が矢印L1の方向に移動する。カム面35a及び当接面65aの形状は、リフタギヤ35の回転に伴ってシリンダ62a及び補助伝達部材65が徐々に移動するように設定されている。そして、シリンダ62aがピストン62bに対して矢印L1の方向に移動することで、ダンパ62は再び伸張した状態となる。
図4(c)、(d)に示すように、給送カセット30が引出方向J2に沿って装置本体から引出されると、リフタギヤ35がアイドラギヤ41から離間し、リフタ板33と昇降モータ43の駆動連結が解除される。すると、積載板32は自重及びシートSの重量によって矢印H2の方向に下降を開始する。このとき、積載板32の下降に伴ってリフタギヤ35が矢印I2の方向に回転し、カム面35aが補助伝達部材65を矢印L2の方向に押圧する。
ここで、給送カセット30を装置本体から引出したことにより、リンク部材63は装置本体の側板1aから離間している。このため、カム面35aが補助伝達部材65を押圧する力によってダンパ62が矢印L2の方向にスライドすると共に、リンク部材63は初期位置である突出位置に向かって矢印K2の方向に回動する。支持部材61は、リンク部材63の回動範囲を規制する規制部材を兼ねており、リンク部材63は突出位置を超えて矢印K2の方向に回動することを規制されている。
このため、リンク部材63が初期位置に到達した後は、リフタギヤ35は補助伝達部材65を介してダンパ62を収縮させながら矢印I2方向に回転することになる。そして、積載板32の下方向への運動エネルギーの一部がダンパ62を収縮させる仕事によって消費されることから、積載板32の下降速度が抑制される。即ち、ダンパ62が積載板32の下降に抵抗することで、緩衝機構60が設けられていない場合に比べて積載板32の下降速度が抑制される。
なお、緩衝機構60によって積載板32の下方位置まで下降すると、カム面35aによって補助伝達部材64が再び位置決めされた状態となる。この状態で給送カセット30を装置本体に挿入すると、図3を用いて説明したように、ダンパ62の発生する抵抗力によって給送カセット30の挿入動作が緩衝される。
ところで、給送カセット30を装置本体から引出した後、リンク部材63が突出位置に到達するまでの間は、積載板32の下降に伴ってダンパ62がスライド移動するため、積載板32の下降速度の抑制が開始されるまでの待ち時間となる。しかし、積載板32が上方位置から下方位置まで下降する際の補助伝達部材65の移動量に比べて、リンク部材63が退避位置から突出位置まで回動する際の伝達部材64の移動量は十分に小さい。また、ダンパ62の復帰バネ62cの付勢力は、装置本体から離間したリンク部材63を積載板32が下方位置に到達するより前に突出位置に回動させる程度に強く設定されている。このため、少なくとも積載板32が下方位置に到達する前にダンパ62の抵抗力が積載板32に伝わるようになり、積載板32の下降速度を抑制する効果が得られる。
[本実施例の効果]
このように、本実施例の緩衝機構60は、共通の抵抗部材であるダンパ62を用いて、カセット挿入時の衝撃の緩和と、カセット引出時の積載板32の下降速度の緩和とを実現している。このため、給送カセット30を装置本体から引出す場合及び装置本体に挿入する場合のそれぞれについて、シートの位置ずれ等の不都合を回避したユーザビリティの高いシート給送装置が得られる。そして、上述の比較例のように各緩衝機能を実現するための複数の抵抗部材を配置する構成に比べてコストを低減することができる。
また、本実施例の緩衝機構60は、給送カセット30が装置本体から引出された状態において、積載板32の位置に応じて緩衝機構60の状態が切換る構成としている。即ち、積載板32が下方位置にある場合(図3(a)、(b))には、伝達部材64がダンパ62の抵抗力をリンク部材63に伝達可能な第1状態となる。また、積載板32が上方位置にある場合(図4(c)、(d))には、補助伝達部材65がダンパ62の抵抗力をリフタギヤ35に伝達可能な第2状態となる。これにより、単一のダンパ62によってカセット挿入時の衝撃の緩和とカセット引出時の積載板32の下降速度の緩和とを実現する構成において、ダンパ62が発生する抵抗力を適切なタイミングで適切な作用部位に伝達することができる。
特に、本実施例では、給送カセット30が装置本体から引出された後、積載板32が下方位置に到達する前にリンク部材63が突出位置へ移動し、緩衝機構60が積載板32の下降に対する緩衝作用を発揮する第2状態となるように構成されている。そして、積載板32が下方位置に到達すると、緩衝機構60が給送カセット30の挿入に対する緩衝作用を発揮する第1状態に切換わるように構成されている。即ち、ユーザーが給送カセット30を引出してから再び挿入するまでの間に緩衝機構60の状態が自動的に切換わる構成であるため、ユーザビリティの向上を図ることができる。
また、本実施例では、ダンパ62の第1移動部であるピストン62b及び第2移動部であるシリンダ62aのいずれか一方を固定することにより、緩衝機構60の第1状態と第2状態とを切換えている。即ち、第1状態においては、第2移動部に係合可能な第2係合部としての補助伝達部材65によってシリンダ62aが固定される。この状態で、第1移動部に係合可能な第1係合部としての伝達部材64がピストン62bを押圧することで、ダンパ62の発生する抵抗力がリンク部材63に伝わる。また、第2状態においては、リンク部材63及び伝達部材64によってピストン62bが固定された状態で補助伝達部材65がシリンダ62aを移動させることで、ダンパ62の発生する抵抗力が積載板32に伝わる。
なお、ダンパ62の抵抗力の強さやカム面35aの形状等は、積載板32が可動範囲の上限位置から下方位置に到達するまでの時間が、給送カセット30の引出しから再挿入までの時間として想定される時間より短くなるように設定することが好ましい。また、リフタギヤ35の回動軸からカム面35aまでの径方向の距離を調節することにより、積載板32に付与される抵抗力の強さを調節可能である。同様に、リンク部材63の回動軸からリンク部材63とピストン62bとの当接位置までの径方向の距離を調節することにより、リンク部材63に付与される抵抗力の強さを調節可能である。
次に、第2の実施例に係るシート給送装置の構成について、図5及び図6を用いて説明する。本実施例に係るシート給送装置は、回転型のダンパ70を用いた緩衝機構90を備える点で上記実施例1と異なっている。以下、実施例1と共通する要素には同符号を付して説明を省略する。
図5(a)、(b)に示すように、緩衝機構90は、可動部の他の例である直動リンク86とダンパ70との間に介在するリンク側伝達部91と、積載板32とダンパ70との間に介在するリフタ側伝達部92と、を備える。リンク側伝達部91は抵抗部材としてのダンパ70が発生する抵抗力を直動リンク86に伝達可能な第1伝達手段に相当し、リフタ側伝達部92はダンパ70が発生する抵抗力をシート支持手段としての積載板32に伝達可能な第2伝達手段に相当する。
ダンパ70は、カセット本体31に固定された内輪72と、回転可能な外輪73とを有し、内輪72及び外輪73の間に封入されたオイルの粘性抵抗によって外輪73の回転に抵抗する。直動リンク86は、カセット本体31に固定されたガイド部87によってスライド可能に支持される。直動リンク86は、カセット本体31から挿入方向J1に突出する突出位置と、突出位置より挿入方向J1の上流に退避する退避位置とに移動可能である。また、直動リンク86は、付勢手段としての付勢バネ86aによって突出位置へ向けて付勢されている。
リフタ側伝達部92は、リフタギヤ35に噛合う第1アイドラギヤ80と、第1アイドラギヤに噛合う第2アイドラギヤ81と、第1アイドラギヤ81及びダンパ70の外輪73に噛合う第1ラックギヤ82と、を有する。第1ラックギヤ82は、ガイドピン82a,82bに案内されることで、リフタギヤ35の回転角に応じてダンパ70に係合する位置とダンパ70から離脱する位置とに移動可能である。第1ラックギヤ82は、少なくとも積載板32が下方位置にある場合にダンパ70から離脱した状態となるように配置されている。
リンク側伝達部91は、直動リンク86に設けられた第2ラックギヤ86bと、第2ラックギヤ86bに噛合う第3アイドラギヤ85と、第3アイドラギヤ85及びダンパ70の外輪73に噛合う第4アイドラギヤ84と、を有する。第2ラックギヤ86bは、直動リンク86が突出位置にある場合に第3アイドラギヤ85に噛合い、直動リンク86が退避位置にある場合に第3アイドラギヤ85から離脱するように配置されている。また、第3アイドラギヤ85は傘歯ギヤ部を有し、ダンパ70の回転軸に沿った直動リンク86の移動を回転軸に垂直な平面における回転運動に変換する機能を有する。
リンク側伝達部91の第2ラックギヤ86b及び第3アイドラギヤ85は、可動部である直動リンク86の位置に応じてダンパ70と直動リンク86とを連結及び連結解除可能な第1連結機構を構成する。また、リフタ側伝達部92の第1ラックギヤ82及びダンパ70の外輪73は、シート支持手段である積載板32の位置に応じてダンパ70と積載板32とを連結及び連結解除可能な第2連結機構を構成する。なお、ラックギヤ(82,86b)を用いる構成は第1/第2連結機構の一例であり、例えば欠歯歯車を用いてダンパ70と直動リンク86又は積載板32とを連結及び連結解除する構成としてもよい。
本実施例に係る給送カセット30を装置本体に挿入する場合及び装置本体から引出す場合の動作について説明する。まず、給送カセット30の挿入動作について、図5を用いて説明する。図5(a)、(b)は給送カセット30の挿入動作の途中の状態を表しており、図5(c)、(d)は挿入動作の完了後の状態を表している。また、図5(a)、(c)は給送カセット30を挿入方向J1の下流側から視た概略図であり、図5(b)、(d)は給送カセット30を上方から視た概略図である。
図5(a)、(b)に示すように、給送カセット30を挿入する前の状態において、直動リンク86は付勢バネ86aの付勢力によって突出位置に保持されている。また、積載板32は給送カセット30によって下方位置まで下降しているものとする。このとき、リンク側伝達部91の第2ラックギヤ86bは第3アイドラギヤ85に噛合っており、直動リンク86とダンパ70は連結されている。一方、リフタ側伝達部92の第1ラックギヤ82はダンパ70から離脱しており、リフタ板33とダンパ70の連結は解除されている。
給送カセット30を挿入方向J1に移動させて装置本体に挿入すると、リフタギヤ35とアイドラギヤ41とが噛合ってリフタ板33が昇降モータ43に駆動連結される。これに並行して、突出位置にある直動リンク86は装置本体に固定された側板1aに当接し、側板1aに押圧されて矢印O1の方向にスライドする。
すると、直動リンク86の移動に連動して、第3アイドラギヤ85、第4アイドラギヤ84、及びダンパ70の外輪がそれぞれ矢印N1,P1,Q1の方向に回転し、ダンパ70が発生する抵抗力が直動リンク86に伝達される。そして、ダンパ70の外輪が内輪との間に封入されたオイルの粘性抵抗に抗して回転することから、給送カセット30の運動エネルギーの一部がダンパ70の外輪を回転させる仕事によって消費される。即ち、ダンパ70がカセット本体31と直動リンク86の相対移動に抵抗することで、緩衝機構90が設けられていない場合に比べて給送カセット30の挿入速度が抑制される。
図5(c)、(d)に示すように、給送カセット30が装置本体に挿入された状態において、直動リンク86は装置本体の側板1aに押圧されて退避位置に保持される。このとき、直動リンク86の第2ラックギヤ86bは第3アイドラギヤ85から離脱した状態であり、直動リンク86とダンパ70との連結は解除されている。
次に、給送カセット30を装置本体から引出す場合の動作について、図6を用いて説明する。図6(a)、(b)は給送カセット30が引出される前の状態を表しており、図6(c)、(d)は給送カセット30の引出動作の途中の状態を表している。また、図6(a)、(c)は給送カセット30を挿入方向J1の下流側から視た概略図であり、図6(b)、(d)は給送カセット30を上方から視た概略図である。
図6(a)、(b)に示すように、昇降モータ43は給送カセット30が装置本体に挿入された後に駆動開始される。すると、出力ギヤ42、アイドラギヤ41、リフタギヤ35がそれぞれ矢印M1,N1,I1の方向に回転し、これによって積載板32が矢印H1の方向に上昇する。昇降モータ43は、積載面検知センサ53によってシートSの上面が検知されると停止され、続いて給送ローラ51の駆動が開始されることでシートSの給送が開始される。
ここで、リフタギヤ35が矢印I1の方向に回転する動作に伴って第1アイドラギヤ80及び第2アイドラギヤ81が矢印U1,T1の方向に回転し、第1ラックギヤ82が矢印R1の方向、つまりダンパ70に接近する方向に移動する。そして、第1ラックギヤ82とダンパ70の外輪とが噛合うと、リフタ側伝達部92を介してリフタ板33とダンパ70とが連結された状態となる。一方、直動リンク86とダンパ70とは連結が解除された状態が保たれており、直動リンク86は第1ラックギヤ82とダンパ70とが噛合う動作及び積載板32の上昇動作の妨げとはならない。
図6(c)、(d)に示すように、給送カセット30が引出方向J2に沿って装置本体から引出されると、リフタギヤ35がアイドラギヤ41から離間し、リフタ板33と昇降モータ43の駆動連結が解除される。すると、積載板32は自重及びシートSの重量によって矢印H2の方向に下降を開始する。このとき、積載板32の下降に伴ってリフタギヤ35、第1アイドラギヤ80、及び第2アイドラギヤ81はそれぞれ矢印I2,U2,T2の方向に回転し、第1ラックギヤ82は矢印R2の方向にスライドする。なお、ダンパ70の矢印Q2の方向への回転に伴って、第3アイドラギヤ85及び第4アイドラギヤ84はそれぞれ矢印N2,P2の方向に回転し、直動リンク86は矢印O2の方向に向かって移動する。
ここで、リフタ板33がリフタ側伝達部92を介してダンパ70に連結されていることから、積載板32の下降に伴ってダンパ70の外輪が矢印Q2の方向に回転する。このため、積載板32の下方向への運動エネルギーの一部がダンパ70の外輪を回転させる仕事によって消費されることになり、積載板32の下降速度が抑制される。即ち、ダンパ70が積載板32の下降に抵抗することで、緩衝機構90が設けられていない場合に比べて積載板32の下降速度が抑制される。
なお、積載板32が下方位置まで下降すると、第1ラックギヤ82とダンパ70の連結が解除される。リフタ側伝達部92の駆動伝達比は、ユーザーが給送カセット30を引出してから再び挿入するまでの間隔として想定される時間より早く(例えば1秒未満で)積載板32が下方位置に到達するように設定することが好ましい。ここで、第1ラックギヤ82がダンパ70から離脱するまでの第3アイドラギヤ85の回転量によっては、直動リンク86が突出位置を超えて挿入方向J1に移動する場合がある。しかし、第1ラックギヤ82とダンパ70の連結解除により、付勢バネ86aの付勢力によって直動リンク86が突出位置に移動するため、第2ラックギヤ86bと第3アイドラギヤ85とが噛合った状態に復帰する。この状態で給送カセット30を装置本体に再び挿入すると、図5を用いて説明したように、ダンパ70の発生する抵抗力によって給送カセット30の挿入動作が緩衝される。
また、ダンパ70は、例えばワンウェイクラッチを内蔵することで、矢印P1の方向に空転可能とし、その反対方向、即ち積載板32の下降に対応する回転方向にのみ抵抗力を発生する構成としてもよい。その場合、第1アイドラギヤ80を第1ラックギヤ82に直接噛み合わせる等の構成により、積載板32が下降する際のダンパ70の回転方向と直動リンク86が突出位置から退避位置に押し込まれる際のダンパ70の回転方向を揃えるとよい。また、これに代えて、ダンパ70からの抵抗力が十分小さい範囲となるように積載板32の上昇速度を小さめに設定してもよい。
[本実施例の効果]
このように、本実施例の緩衝機構90は、共通の抵抗部材である回転型のダンパ70を用いて、カセット挿入時の衝撃の緩和と、カセット引出時の積載板32の下降速度の緩和とを実現している。このため、給送カセット30を装置本体から引出す場合及び装置本体に挿入する場合のそれぞれについて、シートの位置ずれ等の不都合を回避したユーザビリティの高いシート給送装置が得られる。そして、上述の比較例のように各緩衝機能を実現するための複数の抵抗部材を配置する構成に比べてコストを低減することができる。
また、本実施例の緩衝機構90は、給送カセット30が装置本体から引出された状態において、積載板32の位置に応じて緩衝機構60の状態が切換る構成としている。即ち、積載板32が下方位置にある場合(図5(a)、(b))、リンク側伝達部91によって直動リンク86とダンパ70が連結される一方で、リフタ側伝達部92によるリフタ板33とダンパ70の連結が解除される。つまり、この場合には、緩衝機構90は抵抗部材によって発生する抵抗力を第1伝達手段によって可動部に伝達可能な第1状態となる。また、積載板32が上方位置にある場合(図6(c)、(d))、リフタ側伝達部92によってリフタ板33とダンパ70が連結される一方で、リンク側伝達部91による直動リンク86とダンパ70の連結が解除される。つまり、この場合には、緩衝機構90は抵抗部材によって発生する抵抗力を第2伝達手段によってシート支持手段に伝達可能な第2状態となる。これにより、単一のダンパ70によってカセット挿入時の衝撃の緩和とカセット引出時の積載板32の下降速度の緩和とを実現する構成において、ダンパ70が発生する抵抗力を適切なタイミングで適切な作用部位に伝達することができる。
また、本実施例では、給送カセット30が装置本体から引出されると同時に、緩衝機構90が積載板32の下降に対する緩衝作用を発揮する第2状態となるように構成されている。そして、積載板32が下方位置に到達すると、緩衝機構90が給送カセット30の挿入に対する緩衝作用を発揮する第1状態に切換わるように構成されている。即ち、ユーザーが給送カセット30を引出してから再び挿入するまでの間に緩衝機構90の状態が自動的に切換わる構成であるため、ユーザビリティの向上を図ることができる。
次に、第3の実施例に係るシート給送装置の構成について、図7及び図8を用いて説明する。本実施例に係るシート給送装置は、直動型のダンパ89を用いた緩衝機構120を備える点で上記実施例2と異なっている。以下、実施例2と共通する要素には同符号を付して説明を省略する。
図7(a)、(b)に示すように、緩衝機構120は、直動型のダンパ89と、ダンパ側伝達部93と、リフタ側伝達部94と、を備える。ダンパ89は、内部にオイルを封入し、ガイド部87によって挿入方向J1に沿ってスライド可能なシリンダ89aと、カセット本体に固定されたピストン89bと、シリンダ89aを挿入方向J1に向かって付勢する復帰バネ89cと、を備える。
ダンパ側伝達部93及びリフタ側伝達部94の構成は実施例2におけるリンク側伝達部91及びリフタ側伝達部92と共通である。即ち、リフタ側伝達部92は、リフタギヤ35に噛合う第1アイドラギヤ80と、第1アイドラギヤに噛合う第2アイドラギヤ81と、第1アイドラギヤ81に噛合う第1ラックギヤ82と、を有する。また、ダンパ側伝達部93は、ダンパ89に設けられた第2ラックギヤ86bと、第2ラックギヤ86bに噛合う第3アイドラギヤ85と、第3アイドラギヤ85に噛合う第4アイドラギヤ84と、を有する。
ここで、本実施例では、抵抗部材であるダンパ89のシリンダ89aが、装置本体の側板1aに直接的に当接可能な構成となっている。即ち、シリンダ89aの底面89dは、給送カセット30に対して相対移動可能な可動部の他の例である。シリンダ89aは、付勢手段としての復帰バネ89cの付勢力により、底面89dがカセット本体31から挿入方向J1の下流に突出する突出位置に向かって付勢されている。また、シリンダ89aは、底面89dが装置本体100の側板1aに押圧されることで、突出位置に比べて挿入方向J1の上流に退避する退避位置に移動する。
また、ダンパ側伝達部93とリフタ側伝達部94は、実施例2のダンパ70に代わって配置される第5アイドラギヤ88によって連結される。リフタ側伝達部94の第1ラックギヤ82は、第5アイドラギヤ88に噛合う位置と第5アイドラギヤ88から離脱する位置とに移動可能である。一方、ダンパ側伝達部93の第4アイドラギヤ84は第5アイドラギヤ88と常時噛合っている。従って、第1ラックギヤ82がリフタギヤ35の回転角に応じて第5アイドラギヤ88に係合及び離脱することにより、ダンパ側伝達部93及びリフタ側伝達部94が連結された状態と連結が解除された状態とが切換わる。第1ラックギヤ82及び第5アイドラギヤは、シート支持手段である積載板32の位置に応じて積載板32とダンパ89とを連結及び連結解除可能な連結機構を構成する。
本実施例に係る給送カセット30を装置本体に挿入する場合及び装置本体から引出す場合の動作について説明する。まず、給送カセット30の挿入動作について、図7を用いて説明する。図7(a)、(b)は給送カセット30の挿入動作の途中の状態を表しており、図7(c)、(d)は挿入動作の完了後の状態を表している。また、図7(a)、(c)は給送カセット30を挿入方向J1の下流側から視た概略図であり、図7(b)、(d)は給送カセット30を上方から視た概略図である。
図7(a)、(b)に示すように、給送カセット30を挿入する前の状態において、ダンパ89は復帰バネ89cの付勢力によって突出位置に保持されている。また、積載板32は給送カセット30によって下方位置まで下降しているものとする。このとき、リフタ側伝達部94の第1ラックギヤ82は第5アイドラギヤ88から離脱しており、リフタ板33とダンパ89の連結は解除されている。
給送カセット30を挿入方向J1に移動させて装置本体に挿入すると、リフタギヤ35とアイドラギヤ41とが噛合ってリフタ板33が昇降モータ43に駆動連結される。これに並行して、突出位置にあるダンパ89のシリンダ89aの底面89dが装置本体に固定された側板1aに当接し、側板1aに押圧されて矢印O1の方向にスライドする。
すると、カセット本体31の移動に伴って、オイルの粘性抵抗に抗してピストン89bがシリンダ89aに対して挿入方向J1に押し込まれる。これにより、給送カセット30の運動エネルギーの一部がダンパ89を収縮させる仕事によって消費される。即ち、ダンパ89がカセット本体31とシリンダ89aの底面89dとの相対移動に抵抗することで、緩衝機構120が設けられていない場合に比べて給送カセット30の挿入速度が抑制される。なお、シリンダ89aの移動に連動して、第3アイドラギヤ85、第4アイドラギヤ84、及び第5アイドラギヤ88にはそれぞれ矢印N1,P1,Q1の方向の回転力が伝わる。このとき、第1ラックギヤ82が第5アイドラギヤ88から離脱しているため、これらのギヤは空転する。
図7(c)、(d)に示すように、給送カセット30が装置本体に挿入された状態において、ダンパ89は装置本体の側板1aに押圧されて退避位置に保持される。このとき、第2ラックギヤ86bは第3アイドラギヤ85から離脱した状態であり、ダンパ89と第5アイドラギヤ88との連結は解除されている。
次に、給送カセット30を装置本体から引出す場合の動作について、図8を用いて説明する。図8(a)、(b)は給送カセット30が引出される前の状態を表しており、図8(c)、(d)は給送カセット30の引出動作の途中の状態を表している。また、図8(a)、(c)は給送カセット30を挿入方向J1の下流側から視た概略図であり、図8(b)、(d)は給送カセット30を上方から視た概略図である。
図8(a)、(b)に示すように、昇降モータ43は給送カセット30が装置本体に挿入された後に駆動開始される。すると、出力ギヤ42、アイドラギヤ41、リフタギヤ35がそれぞれ矢印M1,N1,I1の方向に回転し、これによって積載板32が矢印H1の方向に上昇する。昇降モータ43は、積載面検知センサ53によってシートSの上面が検知されると停止され、続いて給送ローラ51の駆動が開始されることでシートSの給送が開始される。
ここで、リフタギヤ35が矢印I1の方向に回転する動作に伴って第1アイドラギヤ80及び第2アイドラギヤ81が矢印U1,T1の方向に回転し、第1ラックギヤ82が矢印R1の方向、つまり第5アイドラギヤ88に接近する方向に移動する。そして、第1ラックギヤ82と第5アイドラギヤ88とが噛合う。一方、ダンパ89と第5アイドラギヤ88とは連結が解除された状態が保たれており、ダンパ89は第1ラックギヤ82と第5アイドラギヤ88とが噛合う動作及び積載板32の上昇動作の妨げとはならない。
図8(c)、(d)に示すように、給送カセット30が引出方向J2に沿って装置本体から引出されると、リフタギヤ35がアイドラギヤ41から離間し、リフタ板33と昇降モータ43の駆動連結が解除される。すると、積載板32は自重及びシートSの重量によって矢印H2の方向に下降を開始する。また、給送カセット30の引出動作に伴って、復帰バネ89cの付勢力によってダンパ89のシリンダ89aは突出位置へ向かって移動する。これにより、積載板32が下方位置へと到達する前に、シリンダ89aに設けられた第2ラックギヤ86bと第3アイドラギヤ85とが噛合う。
これにより、リフタ板33がリフタ側伝達部94、第5アイドラギヤ88、及びダンパ側伝達部93を介してダンパ89に連結された状態となる。積載板32の下降に伴って、リフタギヤ35、第1アイドラギヤ80、及び第2アイドラギヤ81はそれぞれ矢印I2,U2,T2の方向に回転し、第1ラックギヤ82は矢印R2の方向にスライドする。これに伴って、第5アイドラギヤ88、第4アイドラギヤ84、及び第3アイドラギヤ85はそれぞれ矢印Q2,P2,N2の方向に回転し、第2ラックギヤ86bは矢印O2の方向にスライドする。
結果として、積載板32の下降に伴って、ダンパ89のシリンダ89aがピストン89bの位置を基準として矢印O2の方向にスライドする。このため、積載板32の下方向への運動エネルギーの一部がダンパ89を伸張させる仕事によって消費され、積載板32の下降速度が抑制される。即ち、ダンパ89が積載板32の下降に抵抗することで、緩衝機構120が設けられていない場合に比べて積載板32の下降速度が抑制される。
なお、積載板32が下方位置まで下降すると、第1ラックギヤ82と第5アイドラギヤ88の連結が解除される。この状態で給送カセット30を装置本体に再び挿入すると、図7を用いて説明したように、ダンパ89の発生する抵抗力によって給送カセット30の挿入動作が緩衝される。
[本実施例の効果]
このように、本実施例の緩衝機構120は、共通の抵抗部材である直動型のダンパ89を用いて、カセット挿入時の衝撃の緩和と、カセット引出時の積載板32の下降速度の緩和とを実現している。このため、給送カセット30を装置本体から引出す場合及び装置本体に挿入する場合のそれぞれについて、シートの位置ずれ等の不都合を回避したユーザビリティの高いシート給送装置が得られる。そして、上述の比較例のように各緩衝機能を実現するための複数の抵抗部材を配置する構成に比べてコストを低減することができる。
また、本実施例の緩衝機構120は、給送カセット30が装置本体から引出された状態において、積載板32の位置に応じて緩衝機構120の状態が切換る構成としている。即ち、積載板32が下方位置にある場合(図7(a)、(b))、リフタ側伝達部94によるリフタ板33と第5アイドラギヤ88の連結が解除される。つまり、この場合には、緩衝機構120はダンパ89によって発生する抵抗力がシリンダ89aの底面89dを介して装置本体に作用する第1状態となる。また、積載板32が上方位置にある場合(図8(c)、(d))、リフタ側伝達部94によってリフタ板33と第5アイドラギヤ88が連結される。つまり、この場合には、緩衝機構120はダンパ89によって発生する抵抗力をダンパ側伝達部93、第5アイドラギヤ88、及びリフタ側伝達部94を介して積載板32に伝達可能な第2状態となる。
つまり、本実施例では、シート支持手段の位置に応じてシート支持手段と抵抗部材とを連結及び連結解除可能な連結機構(82,88)を設けている。これにより、単一のダンパ89によってカセット挿入時の衝撃の緩和とカセット引出時の積載板32の下降速度の緩和とを実現する構成において、ダンパ89が発生する抵抗力を適切なタイミングで適切な作用部位に伝達することができる。
また、本実施例では、給送カセット30が装置本体から引出された後、シリンダ89aが突出位置へ向かって移動することで緩衝機構120が積載板32の下降に対する緩衝作用を発揮する第2状態となる。そして、積載板32が下方位置に到達すると、緩衝機構90が給送カセット30の挿入に対する緩衝作用を発揮する第1状態に切換わるように構成されている。即ち、ユーザーが給送カセット30を引出してから再び挿入するまでの間に緩衝機構90の状態が自動的に切換わる構成であるため、ユーザビリティの向上を図ることができる。
[他の実施形態]
以上の実施例1〜3は、画像形成装置1の装置本体と装置本体に装着された給送カセット30とによってシート給送装置が構成されるものとして説明したが、印刷機能を備えた画像形成装置1の本体部分とは別個に設けられるものに適用してもよい。例えば、必要に応じて画像形成装置1に増設されるオプションフィーダとして本技術を適用してもよい。
また、実施例1〜3における直動式及び回動式のダンパは抵抗部材の一例であり、他の作動原理に基づく抵抗部材を用いてもよい。例えば粘性流体としてオイルに代えて気体を用いるエアダンパを用いてもよく、摩擦によって運動エネルギーを減衰させるもの、或いはバネ等の弾性体によって運動エネルギーを弾性エネルギーとして吸収するものを用いてもよい。
また、リフタ板及びリフタギヤはシート支持手段を上昇させる移動手段の一例であり、例えばシート支持手段に連結されたワイヤーを巻取る巻取り軸を移動手段として用いてもよい。さらに、実施例1〜3ではダンパが発生する抵抗力がリフタギヤを介して積載板に伝達されるものとして説明したが、抵抗部材が発生する抵抗力を移動手段を介さずにシート支持手段に伝達する構成としてもよい。
1…シート給送装置(画像形成装置)/30…シート収納手段(給送カセット)/32…シート支持手段(積載板)/33…移動手段(リフタ板)/35…駆動伝達手段、従動ギヤ(リフタギヤ)/35a…第2伝達手段、カム面/41…駆動伝達手段、駆動ギヤ(アイドラギヤ)/43…駆動源(昇降モータ)/60,90,120…緩衝機構/62,70,89…抵抗部材(ダンパ)/62a…第2移動部(シリンダ)/62b…第1移動部(ピストン)/62c…付勢手段(復帰バネ)/63,86,89d…可動部(リンク部材、直動リンク)/64…第1伝達手段、第1係合部(伝達部材)/65…第2伝達手段、第2係合部(補助伝達部材)/73,82…第2連結機構(第1ラックギヤ、外輪)/85,86b…第1連結機構(第3アイドラギヤ85、第2ラックギヤ)/88,93,94…連結機構(第5アイドラギヤ、ダンパ側伝達部、リフタ側伝達部)/91…第1伝達手段(リンク側伝達部)/92…第2伝達手段(リフタ側伝達部)/100…装置本体/110Y,110M,110C,110K…画像形成手段(画像形成ユニット)

Claims (14)

  1. 装置本体と、
    前記装置本体に引出可能に挿入され、シートを収納するシート収納手段と、
    前記シート収納手段に昇降可能に支持され、シートを支持するシート支持手段と、
    前記シート支持手段を前記シート収納手段に対して上昇させる移動手段と、
    前記シート収納手段に支持され、前記シート収納手段が前記装置本体に挿入される場合に、前記装置本体に当接して前記シート収納手段に対して相対移動する可動部と、
    抵抗部材を有し、前記抵抗部材が発生する抵抗力を前記可動部及び前記シート支持手段に伝達可能な緩衝機構と、を備え、
    前記緩衝機構は、前記シート収納手段が前記装置本体に挿入される場合、前記抵抗部材が発生する抵抗力によって前記可動部と前記シート収納手段の相対移動に抵抗することで前記シート収納手段の移動速度を抑制し、前記シート支持手段が前記移動手段によって上昇した状態で前記シート収納手段が前記装置本体から引出された場合、前記抵抗部材が発生する抵抗力によって前記シート支持手段の下降に抵抗することで前記シート支持手段の下降速度を抑制する、
    ことを特徴とするシート給送装置。
  2. 前記シート支持手段は、前記シート収納手段によって下降を規制される下方位置と、前記下方位置より上方の上方位置との間で移動可能であり、前記上方位置にある状態で前記シート収納手段が前記装置本体から引出された場合、前記下方位置へ向かって下降し、
    前記緩衝機構は、前記抵抗部材が発生する抵抗力を前記可動部に伝達可能な第1状態と、前記抵抗部材が発生する抵抗力を前記シート支持手段に伝達可能な第2状態と、に切換え可能であり、前記シート支持手段が前記上方位置にある状態で前記シート収納手段が前記装置本体から引出された場合、前記第2状態となった後、前記シート支持手段が下降して前記下方位置に到達することで前記第1状態に切換わる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のシート給送装置。
  3. 前記緩衝機構は、前記抵抗部材と前記可動部との間に介在し、前記第1状態において前記抵抗部材が発生する抵抗力を前記可動部に伝達する第1伝達手段と、前記抵抗部材と前記シート支持手段との間に介在し、前記第2状態において前記抵抗部材が発生する抵抗力を前記シート支持手段に伝達する第2伝達手段とを有する、
    ことを特徴とする、請求項2に記載のシート給送装置。
  4. 前記抵抗部材は、第1移動部と、前記第1移動部に相対移動可能な第2移動部と、を有し、前記第1移動部及び前記第2移動部の相対移動に対して抵抗力を発生し、
    前記第1伝達手段は、前記第1移動部に係合可能かつ前記可動部に連動する第1係合部を有し、
    前記第2伝達手段は、前記第2移動部に係合可能かつ前記シート支持手段に連動する第2係合部を有し、
    前記緩衝機構は、前記第1状態において、前記第2係合部によって前記第2移動部の移動が規制された状態で前記第1係合部が前記第1移動部を移動させることで、前記抵抗部材からの抵抗力を前記可動部に伝達し、前記第2状態において、前記第1係合部によって前記第1移動部の移動が規制された状態で前記第2係合部が前記第2移動部を移動させることで、前記抵抗部材からの抵抗力を前記シート支持手段に伝達する、
    ことを特徴とする、請求項3に記載のシート給送装置。
  5. 前記抵抗部材は、前記第1移動部及び前記第2移動部が直線的に相対移動することで伸縮可能であり、
    前記第1係合部は、前記抵抗部材に対して伸縮方向の一方側から当接し、
    前記第2係合部は、前記抵抗部材に対して伸縮方向の他方側から当接する、
    ことを特徴とする、請求項4に記載のシート給送装置。
  6. 前記移動手段は、前記シート支持手段を上昇及び下降させる昇降ギヤを有し、
    前記第2伝達手段は、前記昇降ギヤに配置され、前記シート支持手段が下降する場合、前記昇降ギヤの回転に伴って前記第2移動部を移動可能なカム面を有する、
    ことを特徴とする、請求項4又は5に記載のシート給送装置。
  7. 前記可動部を所定方向に付勢する付勢手段を備え、
    前記可動部は、前記付勢手段の付勢力によって位置決めされる第1位置と、前記シート収納手段が前記装置本体に挿入された場合に、前記装置本体に押圧されることで位置決めされる第2位置とに移動可能であり、
    前記緩衝機構は、前記可動部が前記第1位置にあり、前記シート支持手段が前記下方位置にある場合、前記第1状態となり、前記可動部が前記第1位置にあり、前記シート支持手段が前記上方位置にある場合、前記第2状態となるように構成され、
    前記付勢手段は、前記シート支持手段が前記上方位置にある状態で前記シート収納手段が前記装置本体から引出された場合、前記シート支持手段が前記下方位置に到達する前に前記可動部を前記第2位置から前記第1位置へ移動させる、
    ことを特徴とする、請求項2乃至6のいずれか1項に記載のシート給送装置。
  8. 前記第1伝達手段は、前記シート収納手段が前記装置本体から引出された場合、前記可動部と前記抵抗部材とを連結し、前記シート収納手段が前記装置本体に挿入された場合、前記可動部と前記抵抗部材との連結を解除する第1連結機構を有し、
    前記第2伝達手段は、前記シート支持手段が前記上方位置にある場合、前記シート支持手段と前記抵抗部材とを連結し、前記シート支持手段が前記下方位置にある場合、前記シート支持手段と前記抵抗部材との連結を解除する第2連結機構を有する、
    ことを特徴とする、請求項3に記載のシート給送装置。
  9. 前記抵抗部材は、前記シート収納手段に固定された内輪と、前記内輪の外周側に配置された回転可能な外輪とを有し、前記外輪の回転に対して抵抗力を発生し、
    前記第1連結機構は、前記外輪と前記可動部とを連結及び連結解除可能であり、
    前記第2連結機構は、前記外輪と前記シート支持手段とを連結及び連結解除可能である、
    ことを特徴とする、請求項8に記載のシート給送装置。
  10. 前記抵抗部材は、前記シート収納手段に移動可能に支持され、
    前記可動部が前記抵抗部材に配置され、
    前記緩衝機構は、前記第2状態において前記シート支持手段と前記抵抗部材とを連結し、前記第1状態において前記シート支持手段と前記抵抗部材との連結を解除する連結機構を有する、
    ことを特徴とする、請求項2に記載のシート給送装置。
  11. 前記装置本体に配置され、前記移動手段を駆動する駆動源と、
    前記シート収納手段が前記装置本体に挿入された状態で前記駆動源と前記移動手段とを駆動連結し、前記シート収納手段が前記装置本体から引出された状態で前記駆動源と前記移動手段との駆動連結を解除する駆動伝達手段と、を備える、
    ことを特徴とする、請求項1乃至10のいずれか1項に記載のシート給送装置。
  12. 前記駆動伝達手段は、前記装置本体に支持され、前記駆動源からの駆動力によって回転する駆動ギヤと、前記シート収納手段に支持され、前記駆動ギヤに回転駆動されることで前記移動手段を駆動する従動ギヤとを有し、前記シート収納手段が前記装置本体から引出される動作に伴って前記駆動ギヤと前記従動ギヤとが離間し、前記シート収納手段が前記装置本体に挿入される動作に伴って前記駆動ギヤと前記従動ギヤとが噛合う、
    ことを特徴とする、請求項11に記載のシート給送装置。
  13. 前記抵抗部材は、内部に流体が封入され、流体の粘性抵抗によって抵抗力を発生させる、
    ことを特徴とする、請求項1乃至12のいずれか1項に記載のシート給送装置。
  14. 前記装置本体に支持され、前記シート収納手段に収納されたシートを給送するシート給送手段と、
    前記装置本体に配置され、前記シート給送手段によって給送されるシートに画像を形成する画像形成手段と、を備える、
    ことを特徴とする、請求項1乃至13のいずれか1項に記載のシート給送装置。
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