JP6877172B2 - 細断装置 - Google Patents
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脱穀処理後の排出物を細断処理する細断装置であって、
回転軸心周りで角度をずらして前記回転軸心方向で異なる位置に設けられた複数の回転刃を有し、前記回転軸心方向に並ぶ複数の回転刃セットと、複数の固定刃と、が備えられ、
前記回転刃及び前記固定刃は、遊端側ほど先細る先細り形状であり、かつ、前記回転軸心方向視において、前記固定刃の先細り部が前記回転刃の遊端の回転軌跡よりも前記回転軸心側に入り込むように設けられ、
前記回転軸心方向に隣り合う回転刃セット同士において、一方の回転刃セットに属する前記複数の回転刃に対して、他方の回転刃セットに属する前記複数の回転刃が前記回転軸心周りで一方側に所定の角度ずつずれており、かつ、前記複数の回転刃セットにおいて、一方側の最外端の回転刃セットに属する前記複数の回転刃と、他方側の最外端の回転刃セットに属する前記複数の回転刃とが前記回転軸心周りで同位相であることにある。
前記固定刃に、前記固定刃の先細り部と、前記回転軸心方向視で前記回転刃の先細り部と重複しない位置に位置する基部と、が備えられ、
前記基部に、前記固定刃の先細り部の刃と連続する刃が備えられていると好適である。
前記固定刃は、前記回転軸心方向視において、前記回転刃の遊端の回転軌跡に対する接線と直交しない状態で、前記固定刃の遊端側ほど前記排出物の搬送方向下手側に位置するように傾斜していると好適である。
前記複数の固定刃は、前記回転軸心方向に隣り合う状態で配置され、
前記回転軸心方向に存在する全ての隣り合う前記固定刃の間を、一つの前記回転刃が通過する単一回転刃通過状態と、前記全ての隣り合う前記固定刃の間のうち少なくとも一部を、二つ以上の前記回転刃が通過する複数回転刃通過状態とに、前記回転軸心方向における前記固定刃の間隔を変更可能であると好適である。
前記複数回転刃通過状態において、前記全ての隣り合う前記固定刃の間を、二つの前記回転刃が通過すると好適である。
前記単一回転刃通過状態及び前記複数回転刃通過状態において、前記回転軸心方向における両端の前記固定刃は、前記回転軸心方向における両端の前記回転刃に対して、両外側に位置していると好適である。
前記固定刃を支持する支持部材に、前記固定刃が取り付けられる取り付け部材が備えられ、
前記取り付け部材は、一つの前記固定刃を取り付け可能であると共に、二つの前記固定刃を取り付け可能であると好適である。
図1には、脱穀装置1を示している。図1に示すように、脱穀装置1には、扱室2が形成されている。扱室2には、扱胴3が設けられている。扱胴3には、前後向き軸心Y1周りで回転可能な胴部4と、胴部4の外周から径外方向に突出する複数の扱歯5と、が備えられている。扱胴3の下方には、受網6が設けられている。扱胴3と受網6との間には、扱処理空間7が形成されている。
図1から図3に示すように、細断装置14には、案内板15(本発明に係る「支持部材」に相当)と、細断部16と、ケース17と、排出カバー18と、複数の固定刃19と、が備えられている。
案内板15には、複数の固定刃19が支持されている。案内板15は、選別部8の後部から回転刃22の下方を通って後方に向けて延びている。案内板15は、回転軸心X1よりも後側まで延びている。具体的には、案内板15は、前後方向において、回転軸心X1と、回転刃22の遊端の回転軌跡Tの後端との間まで延びている。案内板15には、排出物の搬送方向上手側に位置する上手側板20と、排出物の搬送方向下手側に位置する下手側板21と、が備えられている。上手側板20は、脱穀装置1における左側壁と右側壁とに亘っている。下手側板21は、ケース17における左側の側板25と右側の側板25とに亘っている。下手側板21の後端部には、後下がりに傾斜する傾斜部21aが形成されている。
細断部16は、案内板15の上側において回転軸心X1周りで回転し、投入口27から投入された排出物を、案内板15との間に掻き込んで複数の回転刃22と複数の固定刃19とによって細断する。細断部16には、複数の回転刃22と、回転体23と、が備えられている。回転体23は、回転軸心X1周りで回転可能である。回転体23には、取り付け部24が回転体23の外周から径外方向に螺旋状に突出する状態で設けられている。取り付け部24には、回転刃22がボルト固定されている。
回転刃22は、遊端側ほど先細る先細り形状である。回転刃22には、先細り部22aと、基部22bと、が備えられている。回転刃22における回転方向の両縁部には、夫々、刃先22cが、先細り部22aと基部22bとに亘って形成されている。すなわち、基部22bには、先細り部22aの刃と連続する刃が備えられている。
ケース17は、細断部16を覆う箱形状である。ケース17には、左右一対の側板25と、左側の側板25と右側の側板25とに亘る天板26と、が備えられている。ケース17の前上部には、排出物が投入される投入口27が形成されている。投入口27には、受網6の後端部と扱胴3の後端部との間から排出された排出物が投入される。ケース17の後下部には、細断後の排出物を外部に放出する放出口28が形成されている。
排出カバー18は、ケース17の後部から後方に延びている。排出カバー18には、左右一対の側板29と、左側の側板29と右側の側板29とに亘る天板30と、が備えられている。天板30は、後下がりに傾斜するように、垂直部26cの下端部から後下方に向けて延びている。
図2及び図3に示すように、複数の固定刃19は、回転軸心X1方向に隣り合う状態で配置されている。固定刃19は、回転軸心X1方向視において、回転刃22の遊端の回転軌跡Tに対する接線Lと直交しない状態で、固定刃19の遊端側ほど排出物の搬送方向下手側に位置するように傾斜している。すなわち、固定刃19は、回転軸心X1方向視において、後倒れに傾斜している。
細断装置14は、単一回転刃通過状態(図6参照)と複数回転刃通過状態(図3及び図5参照)とに、回転軸心X1方向における固定刃19の間隔を変更可能である。なお、説明の便宜上、図5及び図6では、各部材を簡略化して図示している。
図2に示すように、回転刃22及び固定刃19は、回転軸心X1方向視において、先細り部22aと先細り部19aとが重複するように設けられている。図2では、回転刃22と固定刃19との交差角度(先細り部22aと先細り部19aとの交差角度)をαで示している。交差角度αは、本実施形態では、例えば、30度に設定されている。なお、回転刃22の回転によって、回転刃22と固定刃19との交差角度αが変化することになるところ、交差角度αが30度であるとは、回転刃22と固定刃19とが交差する際における平均的な交差角度が30度であることを意味している。
(1)上記実施形態では、固定刃19において、基部19bに先細り部19aの刃と連続する刃が備えられている。しかし、これに代えて、固定刃19において、基部19bに先細り部19aの刃と連続する刃が備えられていなくてもよい。すなわち、固定刃19において、先細り部19aのみに刃が備えられていてもよい。
15 案内板(支持部材)
19 固定刃
19a 先細り部
19b 基部
22 回転刃
22a 先細り部
31 取り付け部材
L 接線
S1〜S6 第一〜第六のセット(回転刃セット)
T 回転軌跡
X1 回転軸心
Claims (7)
- 脱穀処理後の排出物を細断処理する細断装置であって、
回転軸心周りで角度をずらして前記回転軸心方向で異なる位置に設けられた複数の回転刃を有し、前記回転軸心方向に並ぶ複数の回転刃セットと、複数の固定刃と、が備えられ、
前記回転刃及び前記固定刃は、遊端側ほど先細る先細り形状であり、かつ、前記回転軸心方向視において、前記固定刃の先細り部が前記回転刃の遊端の回転軌跡よりも前記回転軸心側に入り込むように設けられ、
前記回転軸心方向に隣り合う回転刃セット同士において、一方の回転刃セットに属する前記複数の回転刃に対して、他方の回転刃セットに属する前記複数の回転刃が前記回転軸心周りで一方側に所定の角度ずつずれており、かつ、前記複数の回転刃セットにおいて、一方側の最外端の回転刃セットに属する前記複数の回転刃と、他方側の最外端の回転刃セットに属する前記複数の回転刃とが前記回転軸心周りで同位相である細断装置。 - 前記固定刃に、前記固定刃の先細り部と、前記回転軸心方向視で前記回転刃の先細り部と重複しない位置に位置する基部と、が備えられ、
前記基部に、前記固定刃の先細り部の刃と連続する刃が備えられている請求項1に記載の細断装置。 - 前記固定刃は、前記回転軸心方向視において、前記回転刃の遊端の回転軌跡に対する接線と直交しない状態で、前記固定刃の遊端側ほど前記排出物の搬送方向下手側に位置するように傾斜している請求項1又は2に記載の細断装置。
- 前記複数の固定刃は、前記回転軸心方向に隣り合う状態で配置され、
前記回転軸心方向に存在する全ての隣り合う前記固定刃の間を、一つの前記回転刃が通過する単一回転刃通過状態と、前記全ての隣り合う前記固定刃の間のうち少なくとも一部を、二つ以上の前記回転刃が通過する複数回転刃通過状態とに、前記回転軸心方向における前記固定刃の間隔を変更可能な請求項1から3の何れか一項に記載の細断装置。 - 前記複数回転刃通過状態において、前記全ての隣り合う前記固定刃の間を、二つの前記回転刃が通過する請求項4に記載の細断装置。
- 前記単一回転刃通過状態及び前記複数回転刃通過状態において、前記回転軸心方向における両端の前記固定刃は、前記回転軸心方向における両端の前記回転刃に対して、両外側に位置している請求項4又は5に記載の細断装置。
- 前記固定刃を支持する支持部材に、前記固定刃が取り付けられる取り付け部材が備えられ、
前記取り付け部材は、一つの前記固定刃を取り付け可能であると共に、二つの前記固定刃を取り付け可能である請求項1から6の何れか一項に記載の細断装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017026210A JP6877172B2 (ja) | 2017-02-15 | 2017-02-15 | 細断装置 |
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017026210A JP6877172B2 (ja) | 2017-02-15 | 2017-02-15 | 細断装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2018130067A JP2018130067A (ja) | 2018-08-23 |
JP6877172B2 true JP6877172B2 (ja) | 2021-05-26 |
Family
ID=63247139
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2017026210A Active JP6877172B2 (ja) | 2017-02-15 | 2017-02-15 | 細断装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
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JP (1) | JP6877172B2 (ja) |
CN (1) | CN208191410U (ja) |
-
2017
- 2017-02-15 JP JP2017026210A patent/JP6877172B2/ja active Active
- 2017-12-20 CN CN201721790180.3U patent/CN208191410U/zh active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2018130067A (ja) | 2018-08-23 |
CN208191410U (zh) | 2018-12-07 |
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