JP6877172B2 - 細断装置 - Google Patents

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本発明は、脱穀処理後の排出物を細断処理する細断装置に関する。
上記のような細断装置として、例えば、特許文献1に記載の細断装置が既に知られている。特許文献1に記載の細断装置には、複数の回転刃と、複数の固定刃と、が備えられている。
特開2014−14298号公報
特許文献1に記載の細断装置では、回転刃及び固定刃として、刃幅が略等しい形状(略矩形状)の刃が用いられている。ここで、回転刃及び固定刃によって排出物の切断を良好に行うには、回転刃の回転軸心方向視において、回転刃と固定刃との交差角度が、切断に最適な角度(例えば、30度)となるようにすることが望ましい。しかし、特許文献1に記載の細断装置では、回転刃及び固定刃が略矩形状であるため、回転刃と固定刃との交差角度が、回転刃の回転に伴って変化し易く、回転刃と固定刃との交差角度を切断に最適な角度に設定するのが難しい。
上記状況に鑑み、回転刃と固定刃との交差角度を切断に最適な角度に設定し易い細断装置が要望されている。
本発明の特徴は、
脱穀処理後の排出物を細断処理する細断装置であって、
回転軸心周りで角度をずらして前記回転軸心方向で異なる位置に設けられた複数の回転刃を有し、前記回転軸心方向に並ぶ複数の回転刃セットと、複数の固定刃と、が備えられ、
前記回転刃及び前記固定刃は、遊端側ほど先細る先細り形状であり、かつ、前記回転軸心方向視において、前記固定刃の先細り部が前記回転刃の遊端の回転軌跡よりも前記回転軸心側に入り込むように設けられ
前記回転軸心方向に隣り合う回転刃セット同士において、一方の回転刃セットに属する前記複数の回転刃に対して、他方の回転刃セットに属する前記複数の回転刃が前記回転軸心周りで一方側に所定の角度ずつずれており、かつ、前記複数の回転刃セットにおいて、一方側の最外端の回転刃セットに属する前記複数の回転刃と、他方側の最外端の回転刃セットに属する前記複数の回転刃とが前記回転軸心周りで同位相であることにある。
本特徴構成によれば、回転刃の回転軸心方向視において、回転刃の先細り部と固定刃の先細り部とが重複する状態で、回転刃と固定刃とが交差することになる。その際、刃自体の先細り形状によって、回転刃及び固定刃が略矩形状の場合よりも、回転刃の回転に伴う回転刃と固定刃との交差角度の変化が小さくなるため、回転刃と固定刃との交差角度を切断に最適な角度に設定し易くなる。
さらに、本発明において、
前記固定刃に、前記固定刃の先細り部と、前記回転軸心方向視で前記回転刃の先細り部と重複しない位置に位置する基部と、が備えられ、
前記基部に、前記固定刃の先細り部の刃と連続する刃が備えられていると好適である。
本特徴構成によれば、排出物を固定刃の先細り部の刃及び回転刃によって切断することができる。また、排出物が基部に引っ掛かったとしても、当該排出物を基部の刃によって切断することができる。
さらに、本発明において、
前記固定刃は、前記回転軸心方向視において、前記回転刃の遊端の回転軌跡に対する接線と直交しない状態で、前記固定刃の遊端側ほど前記排出物の搬送方向下手側に位置するように傾斜していると好適である。
本特徴構成によれば、搬送方向下手側に移動する排出物に対して、固定刃が抵抗になり難いため、細断後の排出物を外部にスムーズに排出することができる。
さらに、本発明において、
前記複数の固定刃は、前記回転軸心方向に隣り合う状態で配置され、
前記回転軸心方向に存在する全ての隣り合う前記固定刃の間を、一つの前記回転刃が通過する単一回転刃通過状態と、前記全ての隣り合う前記固定刃の間のうち少なくとも一部を、二つ以上の前記回転刃が通過する複数回転刃通過状態とに、前記回転軸心方向における前記固定刃の間隔を変更可能であると好適である。
本特徴構成によれば、単一回転刃通過状態では、隣り合う固定刃の間を一つの回転刃が通過する、すなわち、回転軸心方向における固定刃の間隔が小さくなるため、排出物を細かく切断することができる。一方、複数回転刃通過状態では、隣り合う固定刃の間を二つ以上の回転刃が通過する、すなわち、回転軸心方向における回転刃の間隔が大きくなるため、細断装置を駆動する負荷を低減することができる。
さらに、本発明において、
前記複数回転刃通過状態において、前記全ての隣り合う前記固定刃の間を、二つの前記回転刃が通過すると好適である。
本特徴構成によれば、全ての隣り合う固定刃の間を、三つ以上の回転刃が通過する場合と比較して、細断装置を駆動する負荷を低減しながらも、排出物をある程度細かく切断することができる。
さらに、本発明において、
前記単一回転刃通過状態及び前記複数回転刃通過状態において、前記回転軸心方向における両端の前記固定刃は、前記回転軸心方向における両端の前記回転刃に対して、両外側に位置していると好適である。
本特徴構成によれば、両端の固定刃が両端の回転刃に対して両外側から切断作用を発揮することになる。これにより、回転刃に連れ回る排出物が両外側に逃げることなく、排出物を確実に切断することができる。
さらに、本発明において、
前記固定刃を支持する支持部材に、前記固定刃が取り付けられる取り付け部材が備えられ、
前記取り付け部材は、一つの前記固定刃を取り付け可能であると共に、二つの前記固定刃を取り付け可能であると好適である。
本特徴構成によれば、一つの固定刃を取り付ける場合と二つの固定刃を取り付け部場合とで、取り付け部材を兼用することができる。
脱穀装置及び細断装置を示す左側面断面図である。 細断装置を示す左側面断面図である。 細断装置を示す背面断面図である。 固定刃の取り付け構造を示す斜視図である。 複数回転刃通過状態を示す背面図である。 単一回転刃通過状態を示す背面図である。
本発明を実施するための形態について、図面に基づき説明する。なお、以下の説明では、図1に示す矢印Fの方向を「前側」、矢印Bの方向を「後側」、矢印Fが指す方向に向かって左側の方向を「左側」、矢印Fが指す方向に向かって右側の方向を「右側」とする。
〔脱穀装置〕
図1には、脱穀装置1を示している。図1に示すように、脱穀装置1には、扱室2が形成されている。扱室2には、扱胴3が設けられている。扱胴3には、前後向き軸心Y1周りで回転可能な胴部4と、胴部4の外周から径外方向に突出する複数の扱歯5と、が備えられている。扱胴3の下方には、受網6が設けられている。扱胴3と受網6との間には、扱処理空間7が形成されている。
脱穀装置1の下側には、選別部8が設けられている。選別部8は、受網6を漏下した脱穀処理物を選別処理して穀粒と塵埃とに選別するとともに塵埃を後部の排塵口9から外部に排出する。選別部8には、揺動選別装置10と、唐箕11と、一番回収部12と、二番回収部13と、が備えられている。揺動選別装置10は、選別対象物を後方に移送しながら篩い選別する。唐箕11は、揺動選別装置10に選別風を送風する。一番回収部12は、一番物の穀粒(単粒化穀粒等)を回収する。二番回収部13は、二番物の穀粒(枝梗付き穀粒等)を回収する。脱穀装置1の後側には、脱穀処理後の排出物を細断処理する細断装置14が設けられている。
〔細断装置〕
図1から図3に示すように、細断装置14には、案内板15(本発明に係る「支持部材」に相当)と、細断部16と、ケース17と、排出カバー18と、複数の固定刃19と、が備えられている。
〔案内板〕
案内板15には、複数の固定刃19が支持されている。案内板15は、選別部8の後部から回転刃22の下方を通って後方に向けて延びている。案内板15は、回転軸心X1よりも後側まで延びている。具体的には、案内板15は、前後方向において、回転軸心X1と、回転刃22の遊端の回転軌跡Tの後端との間まで延びている。案内板15には、排出物の搬送方向上手側に位置する上手側板20と、排出物の搬送方向下手側に位置する下手側板21と、が備えられている。上手側板20は、脱穀装置1における左側壁と右側壁とに亘っている。下手側板21は、ケース17における左側の側板25と右側の側板25とに亘っている。下手側板21の後端部には、後下がりに傾斜する傾斜部21aが形成されている。
〔細断部〕
細断部16は、案内板15の上側において回転軸心X1周りで回転し、投入口27から投入された排出物を、案内板15との間に掻き込んで複数の回転刃22と複数の固定刃19とによって細断する。細断部16には、複数の回転刃22と、回転体23と、が備えられている。回転体23は、回転軸心X1周りで回転可能である。回転体23には、取り付け部24が回転体23の外周から径外方向に螺旋状に突出する状態で設けられている。取り付け部24には、回転刃22がボルト固定されている。
ここで、本実施形態において、細断部16には、合計で二十四枚の回転刃22が備えられている。これらの回転刃22は、四枚で一つのセットを構成している。すなわち、細断部16には、第一〜第六のセットS1、S2、S3、S4、S5、S6が備えられている。各セットにおいて、四枚の回転刃22が回転軸心X1周りで等角度間隔(90度間隔)で配置されている。隣り合うセット同士は、回転軸心X1周りの一方側に所定の角度(本実施形態では、例えば、18度)ずつずれている。したがって、第一のセットS1と第六のセットS6とは、回転軸心X1周りで同位相(回転軸心X1方向視で全部重なる位置)に位置している。
〔回転刃〕
回転刃22は、遊端側ほど先細る先細り形状である。回転刃22には、先細り部22aと、基部22bと、が備えられている。回転刃22における回転方向の両縁部には、夫々、刃先22cが、先細り部22aと基部22bとに亘って形成されている。すなわち、基部22bには、先細り部22aの刃と連続する刃が備えられている。
〔ケース〕
ケース17は、細断部16を覆う箱形状である。ケース17には、左右一対の側板25と、左側の側板25と右側の側板25とに亘る天板26と、が備えられている。ケース17の前上部には、排出物が投入される投入口27が形成されている。投入口27には、受網6の後端部と扱胴3の後端部との間から排出された排出物が投入される。ケース17の後下部には、細断後の排出物を外部に放出する放出口28が形成されている。
天板26のうち箇所Pよりも後側の部分には、箇所Pから後方に向けて延びる水平部26aと、水平部26aの後端部から後下方に向けて延びる傾斜部26bと、傾斜部26bの後端部から下方に向けて延びる垂直部26cと、が設けられている。天板26のうち箇所Pよりも前側の部分には、箇所Pから上方に向けて延びる垂直部26dと、垂直部26dの上端部から前上方に向けて延びる傾斜部26eと、傾斜部26eの前端部から上方に向けて延びる垂直部26fと、垂直部26fの上端部から後方に向けて延びる水平部26gと、が設けられている。なお、天板26のうち箇所Pよりも後側の部分と天板26のうち箇所Pよりも前側の部分とは、一つの部材によって構成されていてもよいし、あるいは、別々の部材によって構成されていてもよい。
投入口27(特に、天板26のうち箇所Pよりも前側の部分に覆われた空間)を広くするべく、箇所Pを回転軸心X1よりも後側に位置させている。放出口28を広くするべく、上下方向において、垂直部26cの下端の高さ位置を回転軸心X1の高さ位置に近付けている。
〔排出カバー〕
排出カバー18は、ケース17の後部から後方に延びている。排出カバー18には、左右一対の側板29と、左側の側板29と右側の側板29とに亘る天板30と、が備えられている。天板30は、後下がりに傾斜するように、垂直部26cの下端部から後下方に向けて延びている。
〔固定刃〕
図2及び図3に示すように、複数の固定刃19は、回転軸心X1方向に隣り合う状態で配置されている。固定刃19は、回転軸心X1方向視において、回転刃22の遊端の回転軌跡Tに対する接線Lと直交しない状態で、固定刃19の遊端側ほど排出物の搬送方向下手側に位置するように傾斜している。すなわち、固定刃19は、回転軸心X1方向視において、後倒れに傾斜している。
固定刃19は、遊端側ほど先細る先細り形状である。固定刃19には、先細り部19aと、基部19bと、が備えられている。基部19bは、回転軸心X1方向視で先細り部22aと重複しない位置に位置している。すなわち、基部19bは、回転刃22の遊端の回転軌跡Tよりも径外側に位置している。固定刃19における回転方向の両縁部には、夫々、刃先19cが、先細り部19aと基部19bとに亘って形成されている。すなわち、基部19bには、先細り部19aの刃と連続する刃が備えられている。
図2から図4に示すように、案内板15には、固定刃19が取り付けられる取り付け部材31が備えられている。取り付け部材31には、取り付けフレーム32と、複数の取り付けブラケット33と、が備えられている。取り付けフレーム32は、案内板15における左端部と右端部とに亘るように、回転軸心X1方向に延びている。案内板15(下手側板21)及び取り付けフレーム32には、これらを固定刃19が貫通するように、夫々、貫通孔21b及び貫通孔32aが形成されている。
取り付けブラケット33は、取り付けフレーム32にボルト34固定されている。取り付けブラケット33には、回転軸心X1方向に延びる支軸33aが備えられている。支軸33aの両端部には、夫々、固定刃19が取り付け可能である。すなわち、取り付けブラケット33には、一つの固定刃19を取り付け可能であると共に、二つの固定刃19を取り付け可能である。
〔単一回転刃通過状態、複数回転刃通過状態〕
細断装置14は、単一回転刃通過状態(図6参照)と複数回転刃通過状態(図3及び図5参照)とに、回転軸心X1方向における固定刃19の間隔を変更可能である。なお、説明の便宜上、図5及び図6では、各部材を簡略化して図示している。
図5に示すように、複数回転刃通過状態は、回転軸心X1方向に存在する全ての隣り合う固定刃19の間のうち少なくとも一部を、二つ以上の回転刃が通過する状態である。本実施形態では、複数回転刃通過状態において、全ての隣り合う固定刃19の間を、二つの回転刃22が通過する。複数回転刃通過状態では、一つの固定刃19が支軸33aの一端部に取り付けられている。複数回転刃通過状態では、回転軸心X1方向における固定刃19の間隔が単一回転刃通過状態よりも大きくなっている。複数回転刃通過状態において、回転軸心X1方向における両端の固定刃19は、回転軸心X1方向における両端の回転刃22に対して、両外側に位置している。
図6に示すように、単一回転刃通過状態は、回転軸心X1方向に存在する全ての隣り合う固定刃19の間を、一つの回転刃22が通過する状態である。単一回転刃通過状態では、二つの固定刃19が、夫々、支軸33aの両端部に取り付けられている。単一回転刃通過状態では、回転軸心X1方向における固定刃19の間隔が複数回転刃通過状態よりも小さくなっている。単一回転刃通過状態において、回転軸心X1方向における両端の固定刃19は、回転軸心X1方向における両端の回転刃22に対して、両外側に位置している。
〔回転刃と固定刃との交差角度〕
図2に示すように、回転刃22及び固定刃19は、回転軸心X1方向視において、先細り部22aと先細り部19aとが重複するように設けられている。図2では、回転刃22と固定刃19との交差角度(先細り部22aと先細り部19aとの交差角度)をαで示している。交差角度αは、本実施形態では、例えば、30度に設定されている。なお、回転刃22の回転によって、回転刃22と固定刃19との交差角度αが変化することになるところ、交差角度αが30度であるとは、回転刃22と固定刃19とが交差する際における平均的な交差角度が30度であることを意味している。
このような構成によれば、回転軸心X1方向視において、先細り部22aと先細り部19aとが重複する状態で、回転刃22と固定刃19とが交差することになる。その際、刃自体の先細り形状によって、回転刃22及び固定刃19が略矩形状の場合よりも、回転刃22の回転に伴う回転刃22と固定刃19との交差角度の変化が小さくなるため、交差角度αを切断に最適な角度(例えば、30度)に設定し易くなる。
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態では、固定刃19において、基部19bに先細り部19aの刃と連続する刃が備えられている。しかし、これに代えて、固定刃19において、基部19bに先細り部19aの刃と連続する刃が備えられていなくてもよい。すなわち、固定刃19において、先細り部19aのみに刃が備えられていてもよい。
(2)上記実施形態では、固定刃19は、回転軸心X1方向視において、回転刃22の遊端の回転軌跡Tに対する接線Lと直交しない状態で、固定刃19の遊端側ほど排出物の搬送方向下手側に位置するように傾斜している。しかし、これに代えて、固定刃19は、回転軸心X1方向視において、回転刃22の遊端の回転軌跡Tに対する接線Lと直交していてもよい。
(3)上記実施形態では、複数回転刃通過状態において、全ての隣り合う固定刃19の間を、二つの回転刃22が通過する。しかし、これに代えて、複数回転刃通過状態において、全ての隣り合う固定刃19の間を、三つ以上の回転刃22が通過してもよい。あるいは、複数回転刃通過状態において、全ての隣り合う固定刃19の間のうち少なくとも一部を、二つ以上の回転刃22が通過してもよい。
(4)上記実施形態では、一つの固定刃19を支軸33aの一端部に取り付けるか、あるいは、二つの固定刃19を夫々、支軸33aの両端部に取り付けるかによって、複数回転刃通過状態と単一回転刃通過状態とが切り替わる。しかし、これに代えて、複数回転刃通過状態と単一回転刃通過状態とを切り替えるべく、固定刃19の枚数を変更する切り替え機構が備えられていてもよい。
(5)上記実施形態では、単一回転刃通過状態及び複数回転刃通過状態において、回転軸心X1方向における両端の固定刃19は、回転軸心X1方向における両端の回転刃22に対して、両外側に位置している。しかし、これに代えて、単一回転刃通過状態及び複数回転刃通過状態のうち少なくとも何れか一方において、回転軸心X1方向における両端の固定刃19は、回転軸心X1方向における両端の回転刃22に対して、両内側に位置していてもよい。あるいは、単一回転刃通過状態及び複数回転刃通過状態のうち少なくとも何れか一方において、回転軸心X1方向における一端の固定刃19は、回転軸心X1方向における一端の回転刃22に対して外側に位置し、かつ、回転軸心X1方向における他端の固定刃19は、回転軸心X1方向における他端の回転刃22に対して内側に位置していてもよい。
(6)上記実施形態では、取り付けブラケット33には、一つの固定刃19を取り付け可能であると共に、二つの固定刃19を取り付け可能である。しかし、これに代えて、取り付けブラケット33には、一つの固定刃19を取り付け可能であると共に、二つ以上の固定刃19を取り付け可能であってもよい。
本発明は、普通型コンバイン用の細断装置の他、自脱型コンバイン用の細断装置にも利用可能である。
14 細断装置
15 案内板(支持部材)
19 固定刃
19a 先細り部
19b 基部
22 回転刃
22a 先細り部
31 取り付け部材
L 接線
S1〜S6 第一〜第六のセット(回転刃セット)
T 回転軌跡
X1 回転軸心

Claims (7)

  1. 脱穀処理後の排出物を細断処理する細断装置であって、
    回転軸心周りで角度をずらして前記回転軸心方向で異なる位置に設けられた複数の回転刃を有し、前記回転軸心方向に並ぶ複数の回転刃セットと、複数の固定刃と、が備えられ、
    前記回転刃及び前記固定刃は、遊端側ほど先細る先細り形状であり、かつ、前記回転軸心方向視において、前記固定刃の先細り部が前記回転刃の遊端の回転軌跡よりも前記回転軸心側に入り込むように設けられ
    前記回転軸心方向に隣り合う回転刃セット同士において、一方の回転刃セットに属する前記複数の回転刃に対して、他方の回転刃セットに属する前記複数の回転刃が前記回転軸心周りで一方側に所定の角度ずつずれており、かつ、前記複数の回転刃セットにおいて、一方側の最外端の回転刃セットに属する前記複数の回転刃と、他方側の最外端の回転刃セットに属する前記複数の回転刃とが前記回転軸心周りで同位相である細断装置。
  2. 前記固定刃に、前記固定刃の先細り部と、前記回転軸心方向視で前記回転刃の先細り部と重複しない位置に位置する基部と、が備えられ、
    前記基部に、前記固定刃の先細り部の刃と連続する刃が備えられている請求項1に記載の細断装置。
  3. 前記固定刃は、前記回転軸心方向視において、前記回転刃の遊端の回転軌跡に対する接線と直交しない状態で、前記固定刃の遊端側ほど前記排出物の搬送方向下手側に位置するように傾斜している請求項1又は2に記載の細断装置。
  4. 前記複数の固定刃は、前記回転軸心方向に隣り合う状態で配置され、
    前記回転軸心方向に存在する全ての隣り合う前記固定刃の間を、一つの前記回転刃が通過する単一回転刃通過状態と、前記全ての隣り合う前記固定刃の間のうち少なくとも一部を、二つ以上の前記回転刃が通過する複数回転刃通過状態とに、前記回転軸心方向における前記固定刃の間隔を変更可能な請求項1から3の何れか一項に記載の細断装置。
  5. 前記複数回転刃通過状態において、前記全ての隣り合う前記固定刃の間を、二つの前記回転刃が通過する請求項4に記載の細断装置。
  6. 前記単一回転刃通過状態及び前記複数回転刃通過状態において、前記回転軸心方向における両端の前記固定刃は、前記回転軸心方向における両端の前記回転刃に対して、両外側に位置している請求項4又は5に記載の細断装置。
  7. 前記固定刃を支持する支持部材に、前記固定刃が取り付けられる取り付け部材が備えられ、
    前記取り付け部材は、一つの前記固定刃を取り付け可能であると共に、二つの前記固定刃を取り付け可能である請求項1から6の何れか一項に記載の細断装置。
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