JP6870302B2 - エンジン及びモータジェネレータの制御システム - Google Patents
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Description
また、ECUに、エンジンの制御機能だけでなく、モータジェネレータの制御機能も持たせる場合、ECUにモータジェネレータの制御用の入出力端子を設けたり、モータジェネレータの制御機能分だけECUのスペックを高くしたりする必要がある。船外機や車両においては、例えばエンジンは共通であるが、仕様によってモータジェネレータを搭載したり、搭載しなかったりすることがある。この場合、モータジェレータを搭載しない仕様でも、モータジェネレータの制御用の入出力端子を備え、モータジェネレータの制御機能分だけ高いスペックを有するECUを使用することになるため、コストアップの要因となってしまう。
また、ECUがモータジェネレータに対応していない場合、後付けでモータジェネレータを搭載することができない。
図1に、本発明を適用可能な船外機の例を示す。なお、必要に応じて、図において前後、左右、及び上下の方向を付す。これらの方向は、船外機1が船体に取り付けられた状態を基準とする方向をいう。
船外機1は、その外殻を構成するケース2、及びケース2の上部に設けられたカウリング3を備える。また、船外機1にはケース2の前側にクランプブラケット4が設けられ、船外機1はクランプブラケット4を介して船体の船尾板5に装着される。また、船外機1には、ステアリングブラケット6を介して操作手段であるティラーハンドル7が取り付けられる。
エンジン8は、船外機1のケース2内においてエンジンホルダに搭載され、クランクシャフト8aが鉛直方向に向くように縦置きに設置される。
エンジン8は、例えば水冷4サイクル3気筒エンジンであって、前部にクランクケース14が配置され、クランクケース14の後部にシリンダブロック15が接合する。そして、シリンダブロック15の後部にシリンダヘッド16が接合し、シリンダヘッド16にシリンダヘッドカバー17が被装される。シリンダブロック15内には3つの筒状のスリーブ(気筒)が上下方向に略水平に並んで形成され、各スリーブ内にはピストンが摺動自在に挿入される。
クランクケース14とシリンダブロック15との接合面にはクランクシャフト8aが略垂直に配置され、クランクシャフト8aとピストンとが連結されることにより、ピストンの往復ストロークがクランクシャフト8aの回転運動に変換される。
エンジン8の前面には、モータジェネレータ18を制御するモータジェネレータコントロールユニット(以下、MGCUと記す)200が配設される。MGCU200は、箱型の筐体201内に各種部品が組み込まれてユニット化されている。ここでいう各種部品には、モータジェネレータ18の駆動及び整流のための駆動/整流回路204が含まれる。駆動/整流回路204は発熱することから、筐体201に放熱フィン202が設けられる。
エンジン8の前面には、スロットル開度を検出するスロットルポジションセンサ20が配設される。
エンジン8の上部には、クランク角を検出するクランク角センサ21が配設される。クランク角を検出することにより、エンジン回転数を検出することができる。
船外機1の適所、図1に示すように、例えばステアリングブラケット6の基端付近に、スタートスイッチ22及びストップスイッチ23が設置される。スタートスイッチ22は、エンジン始動時に押下する操作部材である。また、ストップスイッチ23は、エンジン停止時に押下する操作部材である。
ECU100において、102はDC電源端子であり、バッテリ25或いはMGCU200から直流電源の供給を受ける。
103は入力端子であり、各種センサやスイッチ類から信号を入力する。入力端子103は、ここでは一のブロックとして図示するが、入力元の数に応じて用意される。例えばニュートラルスイッチ19のON/OFF信号、スロットルポジションセンサ20の検出信号、クランク角センサ21の検出信号を入力する。また、ストップスイッチ23のON/OFF信号、スイッチユニット24の操作信号を入力する。それ以外にも、カム角センサ、スロットルポジションセンサ、吸気圧センサ、吸気温センサ、シリンダ温センサ等、エンジンの制御に必要な信号を入力する。
105は出力端子であり、各種信号を出力する。出力端子105は、ここでは一のブロックとして図示するが、出力先の数に応じて用意される。例えば燃料噴射のためのインジェクタ、ISC(Idol Speed Control)バルブ、点火のためのイグニッションコイル等に制御信号を出力する。また、警告音や警告表示といった警告を行うための警告信号を出力する。警告信号としては、例えばオーバーヒートパターンの警告信号がある。
204は駆動/整流回路である。駆動/整流回路204は、モータジェネレータ18を電動機として駆動させる際には、バッテリ25から供給される直流を交流に変換して、モータジェネレータ18に駆動電流を供給する。また、駆動/整流回路204は、モータジェネレータ18を発電機として運転する際には、モータジェネレータ18から供給される交流を直流に変換して、バッテリ25やECU100にDC電源として供給する。
205はDC電源端子であり、バッテリ25及びECU100との間でDC出力をやり取りする。
208は出力端子であり、各種信号を出力する。出力端子208は、ここでは一のブロックとして図示するが、出力先の数に応じて用意される。例えば警告音や警告表示といった警告を行うための警告信号を出力する。
そして、ECU100及びMGCU200がそれぞれ判定等の処理を実行するように、ニュートラルスイッチ19のON/OFF信号、スロットルポジションセンサ20の検出信号、クランク角センサ21の検出信号、ストップスイッチ23のON/OFF信号、スイッチユニット24の操作信号は、ECU100及びMGCU200にパラレルに入力される。
図4を参照して、エンジン始動時におけるモータジェネレータ18の制御例を説明する。
図4は、MGCU200において実行される、エンジン始動時におけるモータジェネレータ18の制御例を示すフローチャートである。
ステップS401で、制御部207は、スタートスイッチ22がONになったか否かを判定する。スタートスイッチ22がONになれば、ステップS402に処理を進め、スタートスイッチ22がOFFのままであれば、本処理を抜ける。
ステップS402で、制御部207は、ストップスイッチ23がOFFであるか否かを判定する。ストップスイッチ23がOFFであれば、ステップS403に処理を進め、ストップスイッチ23がOFFでなければ、本処理を抜ける。
ステップS403で、制御部207は、ニュートラルスイッチ19がONであるか否か、すなわちシフトポジションがニュートラルであるか否かを判定する。ニュートラルスイッチ19がONであれば、ステップS404に処理を進め、ニュートラルスイッチ19がONでなければ、本処理を抜ける。
ステップS404で、制御部207は、駆動/整流回路204を用いて、モータジェネレータ18を電動機として駆動し、エンジン8のスタータモータとして動作させる。
ステップS405で、制御部207は、エンジン回転数が一定以上になるまで待ち、エンジン回転数が一定以上になったならばエンジン8が始動したとして、ステップS406に処理を進める。
ステップS406で、制御部207は、モータジェネレータ18の駆動を停止する。
例えば前進している状態からの着岸時にブレーキをかけるために、操作レバーを前進(フォワード)から中立(ニュートラル)を経て後進(リバース)に切り替えることにより、進行方向と逆の方向の推力を発生させることがある。この場合に、船舶が惰性で前進を続けている状態で、フォワードからニュートラルを経てリバースに切り替えてプロペラを逆転させようとすると、エンジンに負荷がかかり、エンジンの低回転時の出力トルクが小さいときには、エンジンストールが発生するおそれがある。
図5に、モータジェネレータ18によるアシスト制御の例のタイムチャートを示す。図5は、シフトポジションの状態、ニュートラルスイッチ19の出力、モータジェネレータ18の駆動状態、及びエンジン回転数の経時変化の例を示す。
図5に示すように、シフトポジションをフォワードからニュートラルを経てリバースに切り替えるとき、ニュートラルスイッチ19がOFFからONに変化し、その後ONからOFFに変化する。
ここで、ニュートラルスイッチ19でON/OFFが検出されるタイミングと、シフトポジションが実際にフォワード/ニュートラル/リバースに切り替わるタイミングとには差が生じる。すなわち、ニュートラルスイッチ19はニュートラルであるか否かを検出するのに対して、シフトギア機構13においてフォワード或いはリバースに完全に切り替わるのは、ドッグクラッチが前進ギア又は後進ギアに完全に噛み合ったときとなる。そのため、例えばニュートラルスイッチ19がONからOFFに変化してから(タイミングt1)、ドッグクラッチが前進ギア又は後進ギアに完全に噛み合ってリバース或いはフォワードに完全に切り替わるまで(タイミングt2)にタイミング差が生じる。
この場合に、MGCU200は、エンジン回転数に基づいて、エンジン回転数を所定の回転数に維持するようにモータジェネレータ18によるアシストを制御する。
また、MGCU200は、モータジェネレータ18によるアシストを開始した後、一定時間だけアシストを継続する(タイミングt3)。
図5では、フォワードからニュートラルを経てリバースに切り替える状況を示したが、例えば図6に示すように、フォワードからニュートラルを経て再度フォワードに戻すような状況もありうる。この場合も、MGCU200は、ニュートラルスイッチ19がONからOFFになったとき(タイミングt1)、モータジェネレータ18によるアシストを開始する。一方で、エンジン回転数の低下は、ニュートラルを挟んで異なるシフトポジションに切り替える(例えばフォワードからニュートラルを経てリバースに切り替える)ときに比較的大きくなるが、ニュートラルを挟んで同じシフトポジションに戻す(例えばフォワードからニュートラルを経て再度フォワードに戻す)ときにはほとんど発生しない。そのため、フォワードからニュートラルを経て再度フォワードに戻すような状況では、モータジェネレータ18によるアシストを行うと、逆にエンジン回転数が急上昇する可能性がある。
そこで、MGCU200は、モータジェネレータ18によるアシストを開始した後、エンジン回転数が所定の上昇状態となった場合、アシストは不要であるとして、モータジェネレータ18によるアシストを停止する(タイミングt4)。所定の上昇状態としては、例えばエンジン回転数の上昇変化率が所定の閾値を超える状態等、予め定めておけばよい。
ステップS701で、制御部207は、ニュートラルからのシフト操作が検出されたか、すなわちニュートラルスイッチ19がONからOFFになったか否かを判定する。ニュートラルからのシフト操作が検出された場合、ステップS702に処理を進め、ニュートラルからのシフト操作が検出されなかった場合、本処理を抜ける。
ステップS702で、制御部207は、駆動/整流回路204を用いて、モータジェネレータ18を電動機として駆動し、アシストを開始する。
ステップS703で、制御部207は、エンジン回転数の上昇変化率が所定の閾値以下であるか否かを判定する。エンジン回転数の上昇変化率が所定の閾値以下である場合、ステップS704に処理を進め、エンジン回転数の上昇変化率が所定の閾値を超えた場合、ステップS705に処理を進める。
ステップS704で、制御部207は、モータジェネレータ18によるアシストを開始してから一定時間経過するまでアシストを継続し、一定時間経過後、ステップS705に処理を進める。
ステップS705で、制御部207は、モータジェネレータ18の駆動を停止して、アシストを停止する。
また、ドッグクラッチが前進ギア又は後進ギアに噛み合うタイミングt2よりも前にアシストを開始することにより、エンジン回転数がほぼ低下することのない状態でアシストを開始することができる。したがって、エンジンストールを確実に防ぐとともに、モータジェネレータ18で消費する電力を抑えることができる。
シフトポジションセンサでは、ニュートラルスイッチ19のようにシフトポジションがニュートラルであるか否かだけでなく、ニュートラルからフォワードに切り替わるのか、リバースに切り替わるのかまで検出することができる。エンジン回転数の低下は、ニュートラルからリバースへの切り替え時の方が発生しやすいので、例えばニュートラルからリバースへのシフト操作が検出されたときだけ、モータジェネレータ18によるアシストを開始するようにしてもよい。
図8に、トローリング制御の例のタイムチャートを示す。図8は、ニュートラルスイッチ19の出力、スロットル開度、スイッチユニット24のアップスイッチ24U(トロールUP_SW)及びダウンスイッチ24D(トロールDN_SW)の出力、通常モード/トローリングモードの状態、エンジン回転数、モータジェネレータ18の駆動状態、エンジン8の点火及び燃料噴射状態、警告の状態、及びデコンプ機構の作動状態の経時変化の例を示す。
トローリングモードにおいて基本的には、通常モードにおけるスロットル全閉時と同様、エンジン8のISC(Idol Speed Control)による回転数制御を行う。以下、ISCにより略一定に保たれる回転数をISC回転数と称する。そして、ISC回転数N1を初期トロール回転数として、アップスイッチ24Uを1回押下するたびに、目標エンジン回転数を一段階高くし、ダウンスイッチ24Dを1回押下するたびに、目標エンジン回転数を一段低くすることができる。ISC回転数N1としては、エンジン8が安定的に運転できるエンジン回転数が設定される。
この状態で、ダウンスイッチ24Dの押下により目標エンジン回転数が更に低く設定され、デコンプ回転数以下に設定されたとき、デコンプ機構が作動する(タイミングt3)。これにより、エンジン8のシリンダの圧力が抜け、ポンピングロスを軽減させて、モータジェネレータ18をより低トルク駆動することができ、バッテリ25の消耗を低減させることができる。
この場合に、通常モードに移行するのと同時に、モータジェネレータ18の駆動を停止し、かつ、エンジン8の点火及び燃料噴射を再開すると、エンジン回転数がISC回転数N1まで急上昇するおそれがある。そこで、通常モードに移行するに際して、モータジェネレータ18の駆動を継続して、ISC回転数N1まで徐々に上昇させ(タイミングt6)、ISC回転数N1近くまで上昇したときにエンジン8の点火及び燃料噴射を再開する(タイミングt5)。MGCU200の制御下でエンジン回転数をISC回転数N1にまで上昇させるときに、警告音や警告表示等の警告を行うことにより、ユーザにエンジン回転数が上昇することを認識させることができる。
ステップS901で、制御部207は、アップスイッチ24U及びダウンスイッチ24Dいずれかの長押しが検出されたか否かを判定する。アップスイッチ24U及びダウンスイッチ24Dいずれかの長押しが検出された場合、ステップS902に処理を進め、長押しが検出されなかった場合、本処理を抜ける。
ステップS902で、制御部207は、ニュートラルスイッチ19がOFFであるか、すなわちシフトインであるか否かを判定する。ニュートラルスイッチ19がOFFである場合、ステップS903に処理を進め、ニュートラルスイッチ19がONである場合、本処理を抜ける。
ステップS903で、制御部207は、スロットル全閉であるか否かを判定する。スロットル全閉である場合、ステップS904に処理を進め、スロットル全閉でない場合、本処理を抜ける。
ステップS904で、制御部207は、通常モードからトローリングモードに移行させる。
また、ここでは省略したが、通常モードからトローリングモードへの移行の条件として、例えばバッテリ25の電圧が一定の電圧以上あるという条件を加えてもよい。
ステップS1001で、制御部207は、アップスイッチ24U又はダウンスイッチ24Dの押下が検出されたか否かを判定する。アップスイッチ24U又はダウンスイッチ24Dの押下が検出された場合、ステップS1002に処理を進め、押下が検出されなかった場合、本処理を抜ける。なお、本処理を抜けるとは、現時点で実行されている、目標エンジン回転数になるように実行する制御が継続されることを意味する。
ステップS1002で、制御部207は、ステップS401におけるアップスイッチ24U又はダウンスイッチ24Dの押下により設定される目標エンジン回転数Nが、ISC回転数N1を下回るか否かを判定する。N<N1である場合、ステップS1003に処理を進め、N<N1でない場合、本処理を抜ける。
ステップS1003で、制御部207は、駆動/整流回路204を用いて、モータジェネレータ18を電動機として駆動し、モータジェネレータ18を駆動源として、目標エンジン回転数での低速運転を行う。
ステップS1101で、制御部207は、トローリングモードの終了条件となるまで待つ。終了条件は、既述したように、ニュートラルスイッチ19がON、アップスイッチ24U及びダウンスイッチ24Dいずれかの長押し、スロットルを開く、バッテリ25の電圧が所定の電圧以下になる、といった条件である。終了条件となると、ステップS1102に処理を進める。
ステップS1102で、制御部207は、トローリングモードから通常モードに移行させ、その後、ステップS1103に処理を進める。
ステップS1103で、制御部207は、目標エンジン回転数NがISC回転数N1を下回っているか否か、すなわちモータジェネレータ18を駆動源として低速運転を行っているか否かを判定する。N<N1である場合、ステップS1104に処理を進め、N<N1でない場合、本処理を抜ける。
ステップS1104で、制御部207は、駆動/整流回路204を用いて、モータジェネレータ18を電動機として駆動し、モータジェネレータ18の駆動回転数を上昇させて、エンジン回転数を徐々に上昇させる。
ステップS1105で、制御部207は、エンジン回転数がISC回転数N1に到達するまで待つ。エンジン回転数がISC回転数N1に到達すると、ステップS1106に処理を進める。
ステップS1106で、制御部207は、モータジェネレータ18の駆動を停止する。
また、モータジェネレータ18を駆動して目標エンジン回転数になるように制御するときに、エンジン8における点火及び燃料噴射を停止するようにしたので、エンジン回転数の変動やエンジンストールの発生を防ぐとともに、燃焼消費量の削減を図ることができる。
図12は、MGCU200において実行される、モータジェネレータ18の駆動を停止する制御例を示すフローチャートである。図12のフローチャートは、モータジェネレータ18を電動機として駆動させているときに実行される。
ステップS1201で、制御部207は、ストップスイッチ23がONになったか否かを判定する。ストップスイッチ23がONになれば、ステップS1202に処理を進め、ストップスイッチ23がOFFのままであれば、ステップS1203に処理を進める。
ステップS1202で、制御部207は、モータジェネレータ18の駆動を停止する。
ステップS1203で、制御部207は、ECU100から所定の警告信号が出力されているか否かを判定する。所定の警告信号が出力されていれば、ステップS1202に処理を進め、所定の警告信号が出力されていなければ、本処理を抜ける。
また、ストップスイッチ23が押下されていないときでも、エンジン8のオーバーヒート等の異常時には、エンジン8を停止させる必要があるので、モータジェネレータ18の駆動を停止する。
また、ECU100とMGCU200とを別々のユニットとすることにより、各ユニットを小型化することができ、エンジン収容空間内におけるこれらユニットの配置の自由度を高めることができる。これにより、ECU100とMGCU200とをエンジン8の異なる面に配設することができ、MGCU200が発する熱の影響がECU100に及びにくくすることができる。
さらに、ECU100とMGCU200とが相互に通信を行わないようにすれば、ユニットごとに自由に設計変更等しやすくなり、また、いずれかのユニットだけを交換したり、新たに設置したりしやすくなる。
しかも、MGCU200は駆動/整流回路204を含むようにユニット化されているので、船外機に一括して組み付けることができ、組み付けの手間の低減やコストダウンを図ることができる。
例えば図2A、図2B等で説明したECU100、MGCU200、各種センサやスイッチ類の配置は一例に過ぎず、これに限定されるものではない。
8:エンジン
18:モータジェネレータ
100:エンジンコントロールユニット(ECU)
101:筐体
104:制御部
200:モータジェネレータコントロールユニット(MGCU)
201:筐体
202:放熱フィン
204:駆動/整流回路
207:制御部
Claims (2)
- ティラーハンドルを備える船外機に搭載されたエンジンを制御するエンジンコントロールユニットと、
前記エンジンのクランクシャフトに連結されたモータジェネレータを制御するモータジェネレータコントロールユニットとを備え、
前記モータジェネレータコントロールユニットに、前記モータジェネレータの駆動及び整流のための回路が設けられ、
前記エンジンコントロールユニットと前記モータジェネレータコントロールユニットとは相互に通信を行わず、
前記モータジェネレータコントロールユニットは、前記ティラーハンドル後方の前記エンジンのクランクケースに配設されて、前記エンジンコントロールユニットとは前記エンジンの異なる面に配設され、
前記モータジェネレータコントロールユニットの筐体に放熱フィンが設けられ、
前記ティラーハンドルに通常モードとトローリングモードとを切り替えるスイッチユニットが取り付けられ、
前記モータジェネレータコントロールユニットは、前記モータジェネレータを電動機として駆動し、前記エンジンにアシスト力を付与するように制御するとともに、目標エンジン回転数を可変とするトローリングモードを有し、
前記モータジェネレータコントロールユニットは、前記トローリングモード時に前記目標エンジン回転数が所定の回転数を下回るように設定されたとき、前記モータジェネレータを電動機として駆動し、前記目標エンジン回転数になるように制御することを特徴とする船外機のエンジン及びモータジェネレータの制御システム。 - 前記モータジェネレータコントロールユニットは、前記モータジェネレータを電動機として駆動し、前記エンジンのスタータモータとして動作させるように制御することを特徴とする請求項1に記載のエンジン及びモータジェネレータの制御システム。
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