JP6855769B2 - 船外機の制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、エンジンが搭載された船外機を制御する船外機の制御装置に関する。
船外機を搭載した船舶において、着岸や釣り等のための低速運転時に、低速域で船速の微調整を可能にすることが求められている。
例えば特許文献1には、エンジンと電動モータとをプロペラの駆動源として備えたハイブリッド型の船舶推進機において、トローリングモードが指示されているとき、プロペラを電動モータによって駆動しかつ電動モータの出力の大きさを操作レバーからの指示に応じて調整する構成が開示されている。
特開2008−62905号公報
エンジンでは、安定的に運転できるエンジン回転数よりも低いエンジン回転数になるとエンジンストールが発生するおそれがあるため、エンジン回転数を低くすることに限度があるのに対して、電動モータでは、エンジンでは実現できないより低速での運転も可能となる。
しかしながら、特許文献1ではハイブリッド型の船舶推進機を前提としており、エンジン、発電体、電磁クラッチ及び電動モータを設置しなければならず、重量やコストが増大してしまう。
本発明は上記のような点に鑑みてなされたものであり、ハイブリッド型に比べて簡易な構成で、トローリングモード時に、エンジンが安定的に運転できるエンジン回転数よりも低い目標エンジン回転数で低速運転できるようにすることを目的とする。
本発明の船外機の制御装置は、エンジンが搭載された船外機を制御する船外機の制御装置であって、前記船外機はティラーハンドルを備え、前記ティラーハンドルに設置したスイッチにより通常運転を行う通常モードと低速運転を行うトローリングモードの切替えを行い、前記トローリングモードは目標エンジン回転数を可変とするトローリングモードし、前記エンジンに電動アクチュエータを用いたデコンプ機構を配置し、前記トローリングモード時に目標エンジン回転数が所定の回転数を下回るように設定されたとき、前記エンジンのクランクシャフトに連結するモータジェネレータを駆動して前記目標エンジン回転数になるように制御するモータジェネレータ制御手段を備え、前記モータジェネレータ制御手段により前記モータジェネレータを駆動して前記目標エンジン回転数になるように制御するときに、前記デコンプ機構が作動することを特徴とする。
本発明によれば、ハイブリッド型に比べて簡易な構成で、トローリングモード時に、エンジンが安定的に運転できるエンジン回転数よりも低い目標エンジン回転数で低速運転することができる。
実施例に係る船外機の制御装置及びその周辺の構成を示す図である。 実施例に係る制御装置によるトローリング制御の例を示すタイムチャートである。 通常モードからトローリングモードへの移行処理を示すフローチャートである。 トローリングモードにおける駆動源の切り替え処理を示すフローチャートである。 トローリングモードから通常モードへの移行処理を示すフローチャートである。
本発明の一実施形態に係る船外機の制御装置は、エンジンが搭載された船外機を制御する船外機の制御装置であって、目標エンジン回転数を可変とするトローリングモードを有し、前記トローリングモード時に目標エンジン回転数が所定の回転数、具体的にはエンジンが安定的に運転できるエンジン回転数を下回るように設定されたとき、前記エンジンのクランクシャフトに連結するモータジェネレータを駆動して前記目標エンジン回転数になるように制御するモータジェネレータ制御手段を備える。このようにした船外機の制御装置では、ハイブリッド型に比べて簡易な構成で、トローリングモード時に、エンジンが安定的に運転できるエンジン回転数よりも低い目標エンジン回転数で低速運転することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施例について説明する。
図1に、実施例に係る船外機の制御装置100及びその周辺の構成を示す。
内燃機関であるエンジン1は、船外機のエンジンホルダに搭載され、クランクシャフト1aが鉛直方向に向くように縦置きに設置される。クランクシャフト1aの回転力は、鉛直方向に延在するドライブシャフト8から前後方向に延在するプロペラシャフト9に伝達され、プロペラ10が回転する。ドライブシャフト8とプロペラシャフト9との間には、シフト機構11が配設される。シフト機構11は、ここでは具体的な図示は省略するが、ドッグクラッチが前進ギア又は後進ギアに噛み合うことで、プロペラ10が正転又は逆転し、船体は前進(フォワード)又は後進(リバース)の推進力を得る。
モータジェネレータ2は、電動機及び発電機として動作可能な回転電機であり、エンジン1のクランクシャフト1aに直結する。モータジェネレータ2をスタータモータとして動作させることによりエンジン1を始動させることができる。
スイッチユニット3は、船外機のティラーハンドル4に設置され、アップスイッチ3U及びダウンスイッチ3Dを備える。スイッチユニット3は、通常運転を行う通常モード、及び低速運転を行うトローリングモードの切り替えを指示し、更にトローリングモードにおいて目標エンジン回転数の調整を指示することができる。本実施例では、例えばアップスイッチ3U及びダウンスイッチ3Dいずれかの長押しにより、通常モードとトローリングモードとを切り替えることができる。そして、トローリングモードにおいて、目標エンジン回転数が可変であり、アップスイッチ3Uを押下することで目標エンジン回転数を高くし、ダウンスイッチ3Dを押下することで目標エンジン回転数を低くすることができる。なお、スイッチ3がティラーハンドル4に設置されるとしたが、船体の操縦席付近に配置されるリモコンボックスに設置されてもよい。
ニュートラルスイッチ5は、船外機の適所に設置され、シフトポジションがニュートラルであるか否かを検出する。ニュートラルスイッチ5は、シフトポジションがニュートラルであるときにON信号を出力する。
スロットルポジションセンサ6は、エンジン1のスロットル開度を検出する。
回転数センサ7は、エンジン回転数を検出する。
デコンプ機構12は、エンジン1のシリンダの圧力を解放する。本実施例では、遠心ウエイト方式のデコンプ機構12が搭載されており、エンジン回転数が予め定められたデコンプ回転数以下となったときにデコンプ機構12が作動する。
バッテリ13は、モータジェネレータ2の電源となる。
制御装置100は、各部からの信号を入力する入力部101と、判定部102と、モータジェネレータ制御部103と、エンジン制御部104と、エンジン1の各部やモータジェネレータ2に信号を出力する出力部105とを備える。
モータジェネレータ制御部103は、トローリングモード時に、スイッチユニット3の操作により目標エンジン回転数が所定の回転数、具体的にはエンジン1が安定的に運転できるエンジン回転数を下回るように設定されたとき、モータジェネレータ2を駆動して目標エンジン回転数になるように制御する。このとき、エンジン制御部104は、エンジン1の点火及び燃料噴射を停止する。
このようにした制御装置100は、例えばCPU、ROM、RAM等を備えたコンピュータ装置により構成される。なお、制御装置100の機能は、1台のコンピュータ装置により実現されてもよいし、複数台のコンピュータ装置が協働して実現されるようにしてもよい。
図2に、制御装置100によるトローリング制御の例のタイムチャートを示す。図2は、ニュートラルスイッチ5の出力、スロットル開度、スイッチユニット3のアップスイッチ3U(トロールUP_SW)及びダウンスイッチ3D(トロールDN_SW)の出力、通常モード/トローリングモードの状態、エンジン回転数、モータジェネレータ2の駆動状態、エンジン1の点火及び燃料噴射状態、警告の状態、及びデコンプ機構12の作動状態の経時変化の例を示す。
図2に示すように、通常モード時に、アップスイッチ3U及びダウンスイッチ3Dいずれかが長押しが検出されると(図2の例ではアップスイッチ3Uの長押し)、シフトポジションがフォワード又はリバースにあるシフトイン(ニュートラルスイッチ5がOFF)、及びスロットル全閉であることを条件として、トローリングモードに移行する(タイミングt1)。
トローリングモードにおいて、制御装置100は、基本的には、通常モードにおけるスロットル全閉時と同様、エンジン1のISC(Idol Speed Control)による回転数制御を行う。以下、ISCにより略一定に保たれる回転数をISC回転数と称する。そして、ISC回転数N1を初期トロール回転数として、アップスイッチ3Uを1回押下するたびに、目標エンジン回転数を一段階高くし、ダウンスイッチ3Dを1回押下するたびに、目標エンジン回転数を一段低くすることができる。ISC回転数N1としては、エンジン1が安定的に運転できるエンジン回転数が設定される。
ここで、目標エンジン回転数がISC回転数N1以上に設定されているとき、制御装置100は、エンジン1の点火及び燃料噴射を駆動して目標エンジン回転数になるように制御する。すなわち、エンジン1を駆動源として、目標エンジン回転数での低速運転を行うことになる。
一方、ダウンスイッチ3Dの押下により目標エンジン回転数がISC回転数N1を下回るように設定されたとする(タイミングt2)。このとき、制御装置100は、モータジェネレータ2を電動機として駆動して目標エンジン回転数になるように制御し、同時にエンジン1の点火及び燃料噴射を停止する。すなわち、モータジェネレータ2を駆動源として、目標エンジン回転数での低速運転を行うことになる。
この状態で、ダウンスイッチ3Dの押下により目標エンジン回転数が更に低く設定され、デコンプ回転数以下に設定されたとき、デコンプ機構12が作動する(タイミングt3)。これにより、エンジン1のシリンダの圧力が抜け、ポンピングロスを軽減させて、モータジェネレータ2をより低トルク駆動することができ、バッテリ13の消耗を低減させることができる。
トローリングモードは、例えばシフトポジションをニュートラルにする(ニュートラルスイッチ5がONになる)と終了し、通常モードに移行する(タイミングt4)。なお、トローリングモードから通常モードへの移行は、アップスイッチ3U及びダウンスイッチ3Dいずれかの長押し、スロットルを開く等によっても実行される。また、トローリングモードから通常モードへの移行は、バッテリ13の電圧が所定の電圧以下となったときにも実行される。モータジェネレータ2を駆動源とすることでバッテリ13の電圧が消費されるので、所定の電圧以下となったときには、バッテリ保護のため、トローリングモードを中止するためである。
トローリングモードから通常モードに移行するときに、制御装置100は、目標エンジン回転数がISC回転数N1を下回っている、すなわちモータジェネレータ2を駆動源として低速運転を行っているならば、モータジェネレータ2の駆動を停止し、かつ、エンジン1の点火及び燃料噴射を再開する。
この場合に、通常モードに移行するのと同時に、モータジェネレータ2の駆動を停止し、かつ、エンジン1の点火及び燃料噴射を再開すると、エンジン回転数がISC回転数N1まで急上昇するおそれがある。そこで、通常モードに移行するに際して、モータジェネレータ2の駆動を継続して、ISC回転数N1まで徐々に上昇させ(タイミングt6)、ISC回転数N1近くまで上昇したときにエンジン1の点火及び燃料噴射を再開する(タイミングt5)。エンジン回転数をISC回転数N1にまで上昇させるときに、警告音や警告表示等の警告を行うことにより、ユーザにエンジン回転数が上昇することを認識させることができる。
以下では、図3〜図5を参照して、制御装置100によるトローリング制御の処理例を説明する。
図3は、通常モードからトローリングモードへの移行処理を示すフローチャートである。図3のフローチャートは、通常モード時に実行される。
ステップS301で、判定部102は、入力部101で入力するスイッチユニット3の信号に基づいて、アップスイッチ3U及びダウンスイッチ3Dいずれかの長押しが検出されたか否かを判定する。アップスイッチ3U及びダウンスイッチ3Dいずれかの長押しが検出された場合、ステップS302に処理を進め、長押しが検出されなかった場合、本処理を抜ける。
ステップS302で、判定部102は、入力部101で入力するニュートラルスイッチ5のON/OFF信号に基づいて、ニュートラルスイッチ5がOFFであるか、すなわちシフトインであるか否かを判定する。ニュートラルスイッチ5がOFFである場合、ステップS303に処理を進め、ニュートラルスイッチ5がONである場合、本処理を抜ける。
ステップS303で、判定部102は、入力部101で入力するスロットルポジションセンサ6の信号に基づいて、スロットル全閉であるか否かを判定する。スロットル全閉である場合、ステップS304に処理を進め、スロットル全閉でない場合、本処理を抜ける。
ステップS304で、制御装置100は、通常モードからトローリングモードに移行させる。
なお、ここでは省略したが、通常モードからトローリングモードへの移行の条件として、例えばバッテリ13の電圧が一定の電圧以上あるという条件を加えてもよい。
図4は、トローリングモードにおける駆動源の切り替え処理を示すフローチャートである。図4のフローチャートは、トローリングモード時に実行される。
ステップS401で、判定部102は、入力部101で入力するスイッチユニット3の信号に基づいて、アップスイッチ3U又はダウンスイッチ3Dの押下が検出されたか否かを判定する。アップスイッチ3U又はダウンスイッチ3Dの押下が検出された場合、ステップS402に処理を進め、押下が検出されなかった場合、本処理を抜ける。なお、本処理を抜けるとは、現時点で実行している、目標エンジン回転数になるように実行する制御を継続することを意味する。
ステップS402で、判定部102は、ステップS401におけるアップスイッチ3U又はダウンスイッチ3Dの押下により設定される目標エンジン回転数Nが、ISC回転数N1を下回るか否かを判定する。N<N1である場合、ステップS403に処理を進め、N<N1でない場合、ステップS404に処理を進める。
ステップS403で、モータジェネレータ制御部103は、モータジェネレータ2を駆動源として、目標エンジン回転数での低速運転を行う。このとき、エンジン制御部104は、エンジン1の点火及び燃料噴射を停止する。
一方、ステップS404で、エンジン制御部104は、エンジン1を駆動源として、目標エンジン回転数での低速運転を行う。このとき、モータジェネレータ制御部103は、モータジェネレータ2の駆動を停止する。
図5は、トローリングモードから通常モードへの移行処理を示すフローチャートである。図5のフローチャートは、トローリングモード時に実行される。
ステップS501で、判定部102は、トローリングモードの終了条件となるまで待つ。終了条件は、既述したように、ニュートラルスイッチ5がON、アップスイッチ3U及びダウンスイッチ3Dいずれかの長押し、スロットルを開く、バッテリの電圧が所定の電圧以下になる、といった条件である。終了条件となると、ステップS502に処理を進める。
ステップS502で、制御装置100は、トローリングモードから通常モードに移行させ、その後、ステップS503に処理を進める。
ステップS503で、判定部102は、目標エンジン回転数NがISC回転数N1を下回っているか否か、すなわちモータジェネレータ2を駆動源として低速運転を行っているか否かを判定する。N<N1である場合、ステップS504に処理を進め、N<N1でない場合、本処理を抜ける。
ステップS504で、モータジェネレータ制御部103は、モータジェネレータ2の駆動回転数を上昇させてエンジン回転数を徐々に上昇させる。
ステップS505で、判定部102は、入力部101で入力するエンジン回転数の信号に基づいて、エンジン回転数が回転数N2に到達するまで待つ。回転数N2は、ISC回転数N1よりも低い回転数として設定されている。エンジン回転数が回転数N2に到達すると、ステップS506に処理を進める。
ステップS506で、エンジン制御部104は、エンジン1の点火及び燃料噴射を開始する。
ステップS507で、判定部102は、入力部101で入力するエンジン回転数の信号に基づいて、エンジン回転数がISC回転数N1に到達するまで待つ。エンジン回転数がISC回転数N1に到達すると、ステップS508に処理を進める。
ステップS508で、モータジェネレータ制御部103は、モータジェネレータ2の駆動を停止する。
以上のように、トローリングモード時に、スイッチユニット3の操作により目標エンジン回転数がISC回転数N1を下回るように設定されたとき、モータジェネレータ2を駆動して目標エンジン回転数になるように制御する。これにより、ハイブリッド型に比べて簡易な構成で、トローリングモード時に、エンジン1が安定的に運転できるエンジン回転数よりも低い目標エンジン回転数で低速運転することができる。
また、モータジェネレータ2を駆動して目標エンジン回転数になるように制御するときに、エンジン1における点火及び燃料噴射を停止するようにしたので、エンジン回転数の変動やエンジンストールの発生を防ぐとともに、燃焼消費量の削減を図ることができる。
以上、本発明を種々の実施例と共に説明したが、これらの実施例にのみ限定されるものではなく、発明の範囲内で変更等が可能である。
実施例では、遠心ウエイト方式のデコンプ機構12を説明したが、例えば電動アクチュエータを用いたデコンプ機構を採用してもよい。電動アクチュエータを用いたデコンプ機構とすることにより、任意のタイミングでエンジン1のシリンダの圧力を解放することができる。したがって、例えばトローリングモードにおいてモータジェネレータ2を駆動源として低速運転を行うときには、同時にデコンプ機構を作動させるような制御が可能になる。
なお、制御装置100は、エンジン1を制御するECU(Engine Control Unit)に組み込まれるかたちで構成されてもよいし、その一部又は全てがECUとは別に構成されてもよい。
また、本発明は、本発明の船外機の制御機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータがプログラムを読み出して実行することによっても実現可能である。
1:エンジン
2:モータジェネレータ
3:スイッチユニット
5:ニュートラルスイッチ
6:スロットルポジションセンサ
7:回転数センサ
12:デコンプ機構
13:バッテリ
100:エンジン制御装置
101:入力部
102:判定部
103:モータジェネレータ制御部
104:エンジン制御部
105:出力部

Claims (5)

  1. エンジンが搭載された船外機を制御する船外機の制御装置であって、
    前記船外機はティラーハンドルを備え、
    前記ティラーハンドルに設置したスイッチにより通常運転を行う通常モードと低速運転を行うトローリングモードの切替えを行い、
    前記トローリングモードは目標エンジン回転数を可変とするトローリングモードし、
    前記エンジンに電動アクチュエータを用いたデコンプ機構を配置し、
    前記トローリングモード時に目標エンジン回転数が所定の回転数を下回るように設定されたとき、前記エンジンのクランクシャフトに連結するモータジェネレータを駆動して前記目標エンジン回転数になるように制御するモータジェネレータ制御手段を備え、
    前記モータジェネレータ制御手段により前記モータジェネレータを駆動して前記目標エンジン回転数になるように制御するときに、前記デコンプ機構が作動することを特徴とする船外機の制御装置。
  2. 前記モータジェネレータ制御手段により前記モータジェネレータを駆動して前記目標エンジン回転数になるように制御するときに、前記エンジンにおける点火及び燃料噴射を停止するエンジン制御手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の船外機の制御装置。
  3. 前記エンジン制御手段は、前記トローリングモード時に目標エンジン回転数が前記所定の回転数以上に設定されたとき、前記エンジンの点火及び燃料噴射を駆動して前記目標エンジン回転数になるように制御することを特徴とする請求項2に記載の船外機の制御装置。
  4. 前記モータジェネレータ制御手段は、前記モータジェネレータを駆動して前記目標エンジン回転数になるように制御している状態から、前記トローリングモードを終了するに際して、前記モータジェネレータの駆動を継続して、前記所定の回転数まで上昇させることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の船外機の制御装置。
  5. 前記モータジェネレータの電源となるバッテリの電圧が所定の電圧以下となったとき、前記トローリングモードを終了することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の船外機の制御装置。
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