JP6870210B2 - 発泡壁紙用原反、発泡壁紙の製造方法 - Google Patents

発泡壁紙用原反、発泡壁紙の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6870210B2
JP6870210B2 JP2016062617A JP2016062617A JP6870210B2 JP 6870210 B2 JP6870210 B2 JP 6870210B2 JP 2016062617 A JP2016062617 A JP 2016062617A JP 2016062617 A JP2016062617 A JP 2016062617A JP 6870210 B2 JP6870210 B2 JP 6870210B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
melting point
range
low
foam wallpaper
radical scavenger
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016062617A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017172091A (ja
Inventor
佐川 浩一
浩一 佐川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Inc filed Critical Toppan Inc
Priority to JP2016062617A priority Critical patent/JP6870210B2/ja
Publication of JP2017172091A publication Critical patent/JP2017172091A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6870210B2 publication Critical patent/JP6870210B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

本発明は、発泡壁紙に関する技術である。
従来、発泡壁紙としては、紙基材に塩化ビニル樹脂の発泡樹脂層を形成したものが知られている。
近年、環境に配慮し、発泡樹脂層にエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂のような、ハロゲンを含有しない樹脂が用いられてきている(たとえば、特許文献1、2を参照)。
その中で、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂やポリエチレン樹脂を、Tダイ押出機で、発泡剤の分解温度以下で押出製膜した後、紙基材に貼り合わせて壁紙用原反を作製する方法が、生産性の高さから好適に用いられている(たとえば、特許文献3を参照)。
特許第3625069号公報 特開2000−255011号公報 特許第4629188号公報
しかしながら、上述した各特許文献に開示されている技術では、ブリードアウトが発生して、壁紙としての耐久性を低下させてしまうという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、耐久性を向上させることが可能な発泡壁紙用原反と、発泡壁紙の製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様は、発泡壁紙用原反が、基材と、基材上に積層された発泡剤含有樹脂層を備える。また、発泡剤含有樹脂層が、アゾ系発泡剤と亜鉛系発泡助剤とラジカル捕捉剤を含む。
本発明の一態様によれば、基材上に積層された発泡剤含有樹脂層がラジカル捕捉剤を含むため、ブリードアウトを抑制することが可能となり、耐久性を向上させることが可能な発泡壁紙用原反と、発泡壁紙の製造方法を提供することが可能となる。
本発明の第一実施形態の発泡壁紙用原反の構成を表す断面図である。 本発明の第一実施形態における発泡壁紙の構成を表す断面図である。
以下の詳細な説明では、本発明の実施形態について、完全な理解を提供するように、特定の細部について記載する。しかしながら、かかる特定の細部が無くとも、一つ以上の実施形態が実施可能であることは明確である。また、図面を簡潔なものとするために、周知の構造及び装置を、略図で表す場合がある。
(第一実施形態)
以下、本発明の第一実施形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、以降の説明における「融点」とは、大気圧下における数値である。
(構成)
図1を参照して、発泡壁紙用原反1の構成について説明する。
図1中に表すように、発泡壁紙用原反1は、基材2と、発泡剤含有樹脂層4を備える。
(基材2)
基材2の材料としては、壁紙用の裏打紙等、紙基材として通常使用されている材料であれば、特に限定されずに使用可能である。
したがって、基材2の材料としては、水溶性難燃剤を含浸させたパルプ主体の難燃紙や、無機質剤を混抄した無機質紙等を用いることが可能である。また、難燃紙や無機質紙の秤量は、50[g/m]以上300[g/m]以下の範囲内であってもよく、60[g/m]以上160[g/m]以下の範囲内であってもよい。
水溶性難燃剤としては、例えば、スルファミン酸グアニジン、リン酸グアニジン等を用いることが可能である。
無機質剤としては、例えば、炭酸マグネシウム、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム等を用いることが可能である。
基材2の表面のうち、発泡剤含有樹脂層4を積層する側の面(図1中において、基材2の上側の面)には、易接着処理を施してもよく、また、易接着処理層を設けてもよい。
易接着処理としては、例えば、コロナ放電処理、プラズマ処理、オゾン処理等を用いることが可能である。
易接着処理層は、例えば、アクリル−ブチル共重合体や、イソシアネートとポリオールとからなるポリウレタン等から形成する。
第一実施形態では、基材2の材料として、繊維質の材料を用いる。
したがって、第一実施形態では、基材2を、繊維質の基材とした場合について説明する。
(発泡剤含有樹脂層4)
発泡剤含有樹脂層4は、基材2上に積層されている。なお、「基材2上」とは、図1中において、基材2の上側の面を表す。
また、発泡剤含有樹脂層4は、樹脂成分と、充填剤と、アゾ系発泡剤と、亜鉛系発泡助剤と、ラジカル捕捉剤と、フェノール系酸化防止剤を含んで形成されている。
また、発泡剤含有樹脂層4の基材2とは反対側の面は、均一な面に形成されている。
また、発泡剤含有樹脂層4は、図2中に表す樹脂シート6を基材2上に積層し、加熱発泡させて形成されている。
すなわち、第一実施形態の発泡壁紙用原反1は、基材2上で発泡した樹脂シート6で形成されている。また、発泡剤含有樹脂層4は、基材2上に積層されるとともに、加熱発泡した樹脂シート6で形成されている。
したがって、発泡壁紙用原反1を用いて製造する発泡壁紙は、発泡壁紙用原反1を加熱発泡させて製造する。
以下、発泡剤含有樹脂層4が含む、樹脂成分と、充填剤と、アゾ系発泡剤と、亜鉛系発泡助剤と、ラジカル捕捉剤と、フェノール系酸化防止剤について説明する。
(樹脂成分)
樹脂成分としては、例えば、低密度ポリエチレンと高密度ポリエチレン等を用いることが可能である。
第一実施形態では、一例として、発泡剤含有樹脂層4が含む樹脂成分が、低密度ポリエチレンと超低密度ポリエチレンである場合を説明する。
低密度ポリエチレンは、例えば、密度0.91[g/cm]以上0.94[g/cm]以下の範囲内にあるものが挙げられる。
低密度ポリエチレンの密度は、好ましくは、密度0.91[g/cm]以上0.93[g/cm]以下の範囲内であり、より好ましくは、密度0.92[g/cm]以上0.93[g/cm]以下の範囲内である。
低密度ポリエチレンの分子量、融点、メルトフローレート(MFR)等については、特に制限されないが、融点については、50[℃]以上140[℃]以下の範囲内が好ましく、60[℃]以上110[℃]以下の範囲内がより好ましい。これは、低密度ポリエチレンの融点が140[℃]以下であれば、樹脂を溶融して成型する際に、より高温で溶融する必要がなく、発泡剤が成型中に分解してしまうという可能性が少ないためである。また、低密度ポリエチレンの融点が50[℃]以上であれば、実使用上の熱耐久性が十分に得られるためである。
低密度ポリエチレンのメルトフローレート(MFR)については、3以上150以下の範囲内のものが好ましく、4以上100以下の範囲内のものがより好ましい。これは、低密度ポリエチレンのMFRが3以上であれば、成型時に生じるせん断発熱を抑えることが可能であるため、加工温度の制御が容易になり、成型中に発泡剤が分解してしまうという可能性が少ないためである。また、低密度ポリエチレンのMFRが150以下であれば、製造された発泡壁紙用原反1の機械強度が保たれて、施工性及び耐久性に優れるためである。
上記の特性を有する低密度ポリエチレンとしては、例えば、日本ポリエチレン(株)製:「ノバテックLD LC802A」等、市販品を用いることが可能である。
超低密度ポリエチレンとしては、例えば、密度0.88[g/cm]以上0.91[g/cm]未満の範囲内にあるものを用いることが可能である。
超低密度ポリエチレンの密度は、好ましくは、密度0.88[g/cm]以上0.90[g/cm]以下の範囲内であり、より好ましくは、密度0.89[g/cm]以上0.90[g/cm]以下の範囲内である。
超低密度ポリエチレンの分子量、融点、MFR等については、特に制限されないが、融点については、50[℃]以上140[℃]以下の範囲内が好ましく、60[℃]以上110[℃]以下の範囲内がより好ましい。これは、超低密度ポリエチレンの融点が140[℃]以下であれば、樹脂を溶融して成型する際に、より高温で溶融する必要がなく、発泡剤が成型中に分解してしまうという可能性が少ないためである。また、超低密度ポリエチレンの融点が50[℃]以上であれば、実使用上の熱耐久性が十分に得られるためである。
超低密度ポリエチレンのMFRについては、3以上150以下の範囲内のものが好ましく、4以上100以下の範囲内のものがより好ましい。これは、超低密度ポリエチレンのMFRが3以上であれば、成型時に生じるせん断発熱を抑えることが可能となるため、加工温度の制御が容易になり、成型中に発泡剤が分解してしまうという可能性が少ないためである。また、超低密度ポリエチレンのMFRが150以下であれば、製造された発泡壁紙用原反1の機械強度が保たれ、施工性及び耐久性に優れるためである。
上記の特性を有する超低密度ポリエチレンとしては、例えば、日本ポリエチレン(株)製:「カーネル KJ−640T」等、市販品を用いることが可能である。
(充填剤)
充填剤としては、例えば、無機充填剤や有機充填剤を用いることが可能である。また、無機充填剤や有機充填剤は、一種を単独で用いることも、二種類以上を併用して用いることも可能である。
無機充填剤としては、例えば、炭酸カルシウム、二酸化チタン等を用いることが可能である。
有機充填剤としては、例えば、メラミンシアヌレート、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、木粉、セルロース及びその誘導体を用いることが可能である。
充填剤の含有量は、特に制限されないが、その合計量が、樹脂組成物全量を基準として、10[%]以上60[%]以下の範囲内の質量であることが好ましい。
樹脂組成物に充填剤を添加する理由は、発泡壁紙用原反1の隠蔽性の確保、単位面積当たりの燃焼カロリーの低減、嵩増しによる製造コストの低減等がある。
また、充填剤(特に、無機充填剤)の含有量が、樹脂組成物全量を基準として20[%]以上40[%]以下の範囲内の質量%であると、良好な隠蔽性を確保することが可能であるとともに燃焼カロリーが低い発泡壁紙用原反1を、低製造コストで製造することが可能となる。
上記の特性を有する無機充填剤(炭酸カルシウム)としては、例えば、備北粉化(株)製:「ソフトン1000」等、市販品を用いることが可能である。
上記の特性を有する有機充填剤(二酸化チタン)としては、例えば、石原産業(株)製:「タイペークCR−60−2」等、市販品を用いることが可能である。
(アゾ系発泡剤)
アゾ系発泡剤としては、例えば、アゾジカルボンアミド(ADCA)、アゾブチロニトリル、ジアゾアミノベンゼン等を用いることが可能である。
また、アゾジカルボンアミド系発泡剤(ADCA発泡剤)としては、例えば、永和化成(株)製:「ビニホール AC#3C−K2」等、市販品を用いることが可能である。
ADCA発泡剤は、毒性が少なく、発泡開始温度の調節が容易で適用範囲が広いため、好適である。
(亜鉛系発泡助剤)
亜鉛系発泡助剤としては、例えば、ステアリン酸亜鉛(例えば、日東化成工業(株)製:「Zn−St」)を用いることが可能である。
(ラジカル捕捉剤)
ラジカル捕捉剤としては、例えば、低分子量ヒンダードアミン系ラジカル捕捉剤(低分子量HALS)や、高分子量ヒンダードアミン系ラジカル捕捉剤(高分子量HALS)を用いることが可能である。
なお、低分子量ヒンダードアミン系ラジカル捕捉剤の分子量は1500未満とし、高分子量ヒンダードアミン系ラジカル捕捉剤の分子量は1500以上とする。すなわち、高分子量ヒンダードアミン系ラジカル捕捉剤とは、分子量が1500以上のヒンダードアミン系ラジカル捕捉剤である。
また、ラジカル捕捉剤としては、例えば、低融点ヒンダードアミン系ラジカル捕捉剤(低融点ラジカル捕捉剤)や、高融点ヒンダードアミン系ラジカル捕捉剤(高融点ラジカル捕捉剤)を用いることが可能である。
なお、高融点ヒンダードアミン系ラジカル捕捉剤の融点は105℃を超える温度とし、低融点ヒンダードアミン系ラジカル捕捉剤の融点は105℃以下の温度とする。すなわち、低融点ヒンダードアミン系ラジカル捕捉剤(低融点ラジカル捕捉剤)とは、融点が105℃以下のヒンダードアミン系ラジカル捕捉剤である。
低分子量HALSとしては、例えば、BASF(株)製の「チヌビン144」(分子量:685、融点:146℃以上150℃以下の範囲内)や、BASF(株)製の「チヌビン770」(分子量:481、融点:81℃以上85℃以下の範囲内)を用いることが可能である。
高分子量HALSとしては、例えば、BASF(株)製の「キマソーブ2020」(分子量:2600以上3400以下の範囲内、融点:120℃以上150℃以下の範囲内)や、ADEKA(株)製の「アデカスタブLA−68」(分子量:約1900、融点:80℃以上110℃以下の範囲内)を用いることが可能である。
第一実施形態では、ラジカル捕捉剤として、分子量が1500以上(約2000)であり、融点が85℃以上105℃以下の範囲内である、N−メチルタイプの高分子量且つ低融点ヒンダードアミン系ラジカル捕捉剤を用いた場合について説明する。このようなラジカル捕捉剤としては、例えば、ADEKA(株)製の「アデカスタブLA−63P」を用いることが可能である。
ラジカル捕捉剤の添加量の上限は特に無いが、コストや他物性への影響などを考慮すると、樹脂成分に対して50000[ppm]以下が好適であり、樹脂成分に対して10000[ppm]以下がさらに好適である。また、樹脂成分に対して5000[ppm]以下であると、さらに好適である。
ラジカル捕捉剤の添加量の下限は、性能との兼ね合いであるが、樹脂成分に対して100[ppm]以上が好適であり、樹脂成分に対して500[ppm]以上がさらに好適である。また、樹脂成分に対して1000[ppm]以上であると、さらに好適である。
N−メチルタイプのヒンダードアミン系ラジカル捕捉剤は、さらに、炭素鎖長を長くしてアルキル基化し、塩基性をさらに低くする事も可能である。しかしながら、N−水素とN−メチルとの比較に比べると、塩基性への影響はあまり大きくなく、その代わりに1モルあたりの有効官能基数が減少する。このため、N−メチルタイプのヒンダードアミン系ラジカル捕捉剤に対し、炭素鎖長を長くしてアルキル基化することは、費用対効果の観点で、N−メチルほど有効ではない。
(フェノール系酸化防止剤)
フェノール系酸化防止剤としては、例えば、高融点フェノール系酸化防止剤や、低融点フェノール系酸化防止剤を用いることが可能である。
なお、高融点フェノール系酸化防止剤の融点は105℃を超える温度とし、低融点フェノール系酸化防止剤の融点は105℃以下の温度とする。すなわち、低融点フェノール系酸化防止剤とは、融点が105℃以下のフェノール系酸化防止剤である。
高融点フェノール系酸化防止剤としては、例えば、ADEKA(株)製の「アデカスタブAO−60」(分子量:1178、融点:110℃以上130℃以下の範囲内)を用いることが可能である。
第一実施形態では、フェノール系酸化防止剤として、分子量が531であり、融点が51℃以上54℃以下の範囲内である、低融点フェノール系酸化防止剤を用いた場合について説明する。このようなフェノール系酸化防止剤としては、例えば、ADEKA(株)製:「アデカスタブAO−50」を用いることが可能である。
なお、フェノール系酸化防止剤の種類や量によっては、他の含有物(二酸化チタンや窒素酸化物等)との作用により、発泡壁紙用原反1が変色を起こす事がある。このため、フェノール系酸化防止剤としては、例えば、ブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)などは好適ではない。
また、フェノール系酸化防止剤の添加量は、樹脂成分に対して100[ppm]以上3000[ppm]以下の範囲内が好適である。これは、フェノール系酸化防止剤の添加量が樹脂成分に対して100[ppm]未満であると効果が限定的となり、フェノール系酸化防止剤の添加量が樹脂成分に対して3000[ppm]を超えると変色の懸念が増大するためである。
(発泡壁紙の製造方法)
以下、図1及び図2を参照して、第一実施形態の発泡壁紙の製造方法を説明する。
発泡壁紙の製造方法は、第一工程と、第二工程を有する。
第一工程では、図2中に表すように、樹脂シート6を基材2上にラミネートして、積層シート8を形成する。なお、樹脂シート6及び積層シート8の詳細な説明は、後述する。
第二工程では、第一工程で形成した積層シート8に対し、樹脂シート6が含有する発泡剤を発泡させることで発泡剤含有樹脂層4を形成するとともに、発泡剤含有樹脂層4を基材2上に積層して、発泡壁紙用原反1を製造する(図1参照)。
発泡剤の発泡は、樹脂シート6を加熱することで行う。
樹脂シート6を加熱する条件としては、樹脂シート6を構成する成分によって適宜設定することが可能であり、特に制限は無い。具体的には、160[℃]以上280[℃]以下の範囲内で10秒〜120秒の間で加熱することが好ましく、220[℃]以上240[℃]以下の範囲内で20秒〜40秒の間で加熱することがより好ましく、220[℃]で40秒間加熱することが更に好ましい。
(樹脂シート6の詳細な説明)
樹脂シート6は、発泡剤含有樹脂層4が含む成分(樹脂成分と、充填剤と、アゾ系発泡剤と、亜鉛系発泡助剤と、ラジカル捕捉剤と、フェノール系酸化防止剤)から形成されている。
第一実施形態では、樹脂シート6を、発泡剤含有樹脂層4が含む成分を押出製膜して形成した場合について説明する。
押出製膜の方法としては、例えば、Tダイ押出法、Tダイ押出同時ラミネーション法、Tダイ押出タンデムラミネーション法、円形ダイ押出法、円形ダイインフレーション押出法等の押出成形を用いることが可能である。
また、樹脂シート6を形成する方法としては、押出成形以外に、射出成形、プレス成形、ブロー成形、カレンダ成形、コーティング成形、キャスト成形、ディッピング成形、真空成形、トランスファ成形等、公知の成形方法を用いることも可能である。
樹脂シート6を形成する樹脂組成物としては、各成分を押出機で溶融・混練・分散させた後に、適宜ペレット化したものを用いることが可能である。
押出機は、単軸押出機でも二軸押出機でもよいが、生産性や品質への影響を考慮した場合、二軸押出機が望ましい。
押出製膜の条件としては、押出温度が100[℃]以上160[℃]以下の範囲内、押出圧力が2[MPa]以上50[MPa]以下の範囲内が挙げられる。
なお、発泡剤成分の分解を抑制しつつ、ポリエチレン成分の融点以上とする観点から、押出温度は、110[℃]以上150[℃]以下の範囲内、120[℃]以上140[℃]以下の範囲内がより好ましい。また、押出安定性の観点から、押出圧力は、3[MPa]以上40[MPa]以下の範囲内が好ましく、3[MPa]以上30[MPa]以下の範囲内がより好ましい。
樹脂シート6の厚さは、用途に応じて適宜設定することが可能であるが、第一実施形態のように、発泡壁紙用原反1を製造する用途であれば、50[μm]以上200[μm]以下の範囲内とすることが可能である。
また、第一実施形態では、樹脂シート6に含まれる樹脂分の一部または全部に対し、架橋処理が施されている場合について説明する。
架橋処理としては、例えば、電子線照射処理、過熱蒸気処理等の加熱処理を用いることが可能である。
電子線照射処理は、例えば、製膜した樹脂シート6の片面側、または、両面から電子線を照射する処理により、樹脂シート6に架橋処理を施す処理である。
電子線照射の条件としては、発泡剤含有樹脂層4の厚さにもよるが、加速電圧が150[kV]以上300[kV]以下の範囲内、照射線量が10[kGy]以上100[kGy]以下の範囲内が好ましい。これは、加速電圧が上記の範囲内であれば、電子線を樹脂シート6の厚さ方向深くまで十分に到達させることが可能であり、なおかつ、裏打紙への電子線による劣化を抑制することが可能となるためである。また、照射線量が上記の範囲内であれば、樹脂シート6の黄変や機械物性の変化を抑制しつつ、樹脂シート6に所望の架橋処理を施すことが容易となるためである。
過熱蒸気処理としては、例えば、温度が130[℃]以上280[℃]以下の範囲内の環境下で、20秒から15分の間、過熱蒸気(過熱水蒸気ともいう)処理する方法等を用いることが可能である。
また、過熱蒸気処理としては、例えば、過熱蒸気雰囲気下にシート状の物体を配置し、シート状の物体に過熱蒸気を接触させる方法が挙げられる。また、水架橋させる方法としては、湿度が60[%]以上の環境下において、温度が40[℃]以上70[℃]以下の範囲内の温度域で、1日〜1ヶ月の間、養生させて水架橋させる方法を用いることが可能である。具体的には、温度が40[℃]であるとともに、湿度が90[%]の恒温恒湿槽の環境下で養生させて、水架橋させる方法が挙げられる。
なお、樹脂組成物がシラン架橋性樹脂を含む場合には、架橋処理として、例えば、過熱蒸気処理、水架橋処理を用いることが可能である。
また、樹脂シート6の架橋処理は、樹脂組成物を製膜したものに施してもよく、積層シート8に対して施してもよい。
(積層シート8の詳細な説明)
積層シート8は、図2中に表すように、基材2と、基材2上に設けられた樹脂シート6を備えている。
また、積層シート8は、樹脂シート6を、基材2上にラミネートして形成されている。
樹脂シート6を基材2上にラミネートする方法としては、特に限定されるものではないが、例えば、樹脂シート6と基材2とを、熱プレス機等を用いて熱圧着を行う方法や、過熱蒸気を用いて圧着を行う方法等を用いることが可能である。
過熱蒸気を用いて圧着を行う方法によれば、過熱蒸気によって、樹脂シート6の表面の溶融状態を保ったまま、基材2上へラミネートすることが可能となる。このため、レベリング効果によって、密着させる基材2の表面の凹凸が、樹脂シート6に転写されることを抑制することが可能となる。また、樹脂シート6がシラン架橋性樹脂を含む場合は、過熱蒸気によって、シラン架橋性樹脂を効率良く架橋させることが可能となる。
なお、積層シート8の製造方法は、第一架橋工程、または、第二架橋工程を更に備えていてもよい。
第一架橋工程は、基材2上にラミネートされる前、または、ラミネート中の樹脂シート6に含まれる樹脂分の一部または全部を架橋処理する架橋工程である。
第二架橋工程は、積層シート8における樹脂シート6に含まれる樹脂分の一部または全部を架橋処理する工程である。
第一架橋工程及び第二架橋工程における架橋処理については、樹脂シート6の製造方法で述べた方法と同様の処理を用いることが可能である。この場合、樹脂シート6がシラン架橋性樹脂を含む場合は、過熱蒸気によって、ラミネートとシラン架橋性樹脂の架橋処理とを同時に行うことが可能である。
なお、上述した第一実施形態は、本発明の一例であり、本発明は、上述した第一実施形態に限定されることはなく、この実施形態以外の形態であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
(第一実施形態の効果)
第一実施形態の発泡壁紙用原反1であれば、以下に記載する効果を奏することが可能となる。
(1)発泡剤含有樹脂層4が、アゾ系発泡剤と、亜鉛系発泡助剤と、ラジカル捕捉剤とを含む。
その結果、基材2上に積層された発泡剤含有樹脂層4がラジカル捕捉剤を含むため、ブリードアウトを抑制することが可能となり、耐久性を向上させることが可能な発泡壁紙用原反1を提供することが可能となる。
(2)発泡剤含有樹脂層4が含むラジカル捕捉剤が、分子量が1500以上の高分子量ヒンダードアミン系ラジカル捕捉剤である。
その結果、発泡剤含有樹脂層4が含むラジカル捕捉剤が、高分子量ヒンダードアミン系ラジカル捕捉剤であるため、ブリードアウトをより効果的に抑制することが可能となる。
(3)発泡剤含有樹脂層4が含む低融点ラジカル捕捉剤(低融点ヒンダードアミン系ラジカル捕捉剤)の融点が、85℃以上105℃以下の範囲内である。
その結果、発泡剤を含有し、低温成形が必須である発泡剤含有樹脂層4に対し、ラジカル捕捉剤が低温で溶融するため分散性が良好となり、ラジカル捕捉剤の性能を効果的に発揮させることが可能となる。
(4)発泡剤含有樹脂層4が含むラジカル捕捉剤が、N−メチルタイプのヒンダードアミン系ラジカル捕捉剤である。
その結果、N−メチルタイプのヒンダードアミン系ラジカル捕捉剤を発泡剤含有樹脂層4に含ませることで、耐候剤が低塩基性となって、酸素吸収速度が低下し、酸化防止能が高くなるため、発泡壁紙用原反1の耐候性能を向上させることが可能となる。
(5)発泡剤含有樹脂層4が、フェノール系酸化防止剤をさらに含む。
その結果、発泡剤含有樹脂層4が、ラジカル捕捉の速度が速いフェノール系酸化防止剤を含むため、発泡剤含有樹脂層4が含むラジカル捕捉剤との相乗効果が得ることが可能となる。
(6)発泡剤含有樹脂層4が含む低融点フェノール系酸化防止剤の融点が、51℃以上54℃以下の範囲内である。
その結果、発泡剤を含有し、低温成形が必須である発泡剤含有樹脂層4に対し、フェノール系酸化防止剤が低温で溶融するため分散性が良好となり、フェノール系酸化防止剤の性能を効果的に発揮させることが可能となる。
(7)基材2が、繊維質の基材である。
その結果、基材2の構成が発泡壁紙用原反1に適切な構成となるとともに、基材2を形成する材料の入手が容易となる。
また、第一実施形態の発泡壁紙の製造方法であれば、以下に記載する効果を奏することが可能となる。
(8)上述した構成を備える発泡壁紙用原反1を加熱発泡させて、発泡壁紙を製造する。
その結果、基材2上に積層された発泡剤含有樹脂層4がラジカル捕捉剤を含むため、ブリードアウトを抑制することが可能となり、耐久性を向上させることが可能な発泡壁紙の製造方法を提供することが可能となる。これにより、耐久性を向上させることが可能な発泡壁紙を提供することが可能となる。
(変形例)
(1)第一実施形態では、発泡剤含有樹脂層4が含むラジカル捕捉剤を、分子量が1500以上の高分子量ヒンダードアミン系ラジカル捕捉剤としたが、これに限定するものではない。すなわち、発泡剤含有樹脂層4が含むラジカル捕捉剤として、分子量が1500未満の低分子量ヒンダードアミン系ラジカル捕捉剤を用いてもよい。
(2)第一実施形態では、発泡剤含有樹脂層4が含むラジカル捕捉剤の融点を、85℃以上105℃以下の範囲内としたが、これに限定するものではなく、発泡剤含有樹脂層4が含むラジカル捕捉剤の融点は、105℃以下であればよい。
また、例えば、発泡剤含有樹脂層4が含むラジカル捕捉剤の融点が、105℃を超える温度であってもよい。すなわち、発泡剤含有樹脂層4が含むラジカル捕捉剤として、高融点ヒンダードアミン系ラジカル捕捉剤を用いてもよい。
(3)第一実施形態では、発泡剤含有樹脂層4が含むフェノール系酸化防止剤の融点を、51℃以上54℃以下の範囲内としたが、これに限定するものではなく、発泡剤含有樹脂層4が含むフェノール系酸化防止剤の融点が、105℃以下であればよい。
また、例えば、発泡剤含有樹脂層4が含むフェノール系酸化防止剤の融点が、105℃を超える温度であってもよい。すなわち、発泡剤含有樹脂層4が含むフェノール系酸化防止剤の融点として、高融点フェノール系酸化防止剤を用いてもよい。
(4)第一実施形態では、発泡壁紙用原反1の構成を、基材2と、発泡剤含有樹脂層4を備える構成としたが、これに限定するものではない。すなわち、発泡壁紙用原反1の構成を、基材2と発泡剤含有樹脂層4に加え、模様層及び表面保護層を設けた構成としてもよい。
この場合、模様層及び表面保護層は、公知の材料を使用して適宜設けることが可能である。また、模様層及び表面保護層は、グラビアコーティング等、公知の印刷技術を用いて設けることが可能である。なお、模様層及び表面保護層は、発泡剤を発泡させる前に設けることが可能である。
第一実施形態の図1及び図2を参照しつつ、以下に記載する実施例により、本発明例1から12の発泡壁紙と、比較例の発泡壁紙について説明する。
(発泡壁紙の製造)
まず、同方向噛み合い型二軸押出機を用いて、発泡剤が分解しないように樹脂温度を110[℃]に制御しながら、表1及び表2中に表す配合で樹脂ペレットを作成した。
次に、作成した樹脂ペレットを、スクリュー径(D)が65[mm]、L/D=28の単軸押出機を用いて、厚さを100[μm]として製膜し、本発明例及び比較例の樹脂シートをそれぞれ形成した。
さらに、本発明例及び比較例の樹脂シートに対し、それぞれ、電子線照射装置(NHVコーポレーション(株)製)を用いて、加速電圧を200[kV]とし、吸収線量を70[kGy]として電子線を照射し、樹脂分を架橋させた。
次に、重量が65[g/m]の裏打紙(KJ特殊紙(株)製:「WK−6651HT」)上に、本発明例及び比較例の樹脂シートを置き、温度が150[℃]で加熱した熱ロールで熱融着させ、積層シートを形成した。
さらに、積層シートのうち、樹脂シート側の表面にコロナ処理を施した後、黄色:赤色=2:1の割合で調色した茶褐色の水性インキ(大日精化工業(株)製:「ハイドリックWP」)を、グラビア印刷機により1[g/m]塗工した。さらに、艶消し表面コート剤(日信化学工業(株)製:「ビニブラン892−3M」)を、それぞれ、グラビアコーティングで2[g/m]塗工した。
次に、本発明例及び比較例の積層シートを、温度を220[℃]に設定したオーブンで40秒間加熱し、発泡剤を発泡させて、本発明例及び比較例の発泡壁紙を製造した。
Figure 0006870210
Figure 0006870210
(樹脂組成物の評価)
本発明例1から12の発泡壁紙と比較例の発泡壁紙に対し、それぞれ、紫外線フェードメータ(スガ試験機(株)製:「U48」)を用いて、ブラックパネルの温度を63[℃]として紫外線照射を行い、96時間毎に表層の脆化を確認した。
脆化を確認する方法としては、10円玉を使って、200[gf]から2000[gf]まで、200[gf]刻みの荷重をかけて、表層に対するコインスクラッチ試験を行なう事で実施して、耐久性を評価した。
評価判定方法としては、コインスクラッチによって、裏打紙の一部、または、全部が表層に露出した荷重を、発泡壁紙の耐候性能を示す代替性能とした。それゆえ、荷重数値が大きいほど、耐候脆化性能が高い(脆化が進んでいない)と判断できる。
評価結果は、表3及び表4中に表す。なお、表3及び表4中に表す単位は[gf]である。
Figure 0006870210
Figure 0006870210
(評価結果)
表3及び表4中に表されるように、本発明例1から12の発泡壁紙は、比較例の発泡壁紙と比較して、高い耐候脆化性能を有していることが確認された。
特に、本発明例11、すなわち、分子量が約2000であり、融点が85℃以上105℃以下の範囲内であるラジカル捕捉剤と、分子量が531であり、融点が51℃以上54℃以下の範囲内であるフェノール系酸化防止剤を用いた発泡壁紙は、1008時間が経過した時点であっても、高い荷重(1800[gf])を保持することが可能であり、高い耐候脆化性能を有していることが確認された。
なお、表4中において、比較例の経過時間が1008時間の欄における「0[gf]」は、コインスクラッチ試験を行なう前の段階で、発泡壁紙の脆化により裏打紙が露出したことを表す。
1…発泡壁紙、2…基材、4…発泡樹脂層、6…樹脂シート、8…積層シート

Claims (12)

  1. 基材と、前記基材上に積層された発泡剤含有樹脂層と、を備え、
    前記発泡剤含有樹脂層は、樹脂成分と、アゾ系発泡剤と、亜鉛系発泡助剤と、ラジカル捕捉剤と、フェノール系酸化防止剤と、を含み、
    前記樹脂成分は、密度が0.91g/cm以上0.94g/cm以下の範囲内である低密度ポリエチレンと、密度が0.88g/cm以上0.91g/cm未満の範囲内である超低密度ポリエチレンと、を含み、
    前記発泡剤含有樹脂層における前記低密度ポリエチレンの配合量は、前記発泡剤含有樹脂層における前記超低密度ポリエチレンの配合量よりも多く、
    前記フェノール系酸化防止剤は、低融点フェノール系酸化防止剤であることを特徴とする発泡壁紙用原反。
  2. 前記低密度ポリエチレンの密度は、0.91g/cm以上0.93g/cm以下の範囲内であり、
    前記超低密度ポリエチレンの密度は、0.88g/cm以上0.90g/cm以下の範囲内であることを特徴とする請求項1に記載した発泡壁紙用原反。
  3. 前記低密度ポリエチレンの密度は、0.92g/cm以上0.93g/cm以下の範囲内であり、
    前記超低密度ポリエチレンの密度は、0.89g/cm以上0.90g/cm以下の範囲内であることを特徴とする請求項2に記載した発泡壁紙用原反。
  4. 前記低密度ポリエチレンの融点は、50℃以上140℃以下の範囲内であり、
    前記超低密度ポリエチレンの融点は、50℃以上140℃以下の範囲内であることを特徴とする請求項1から請求項3のうちいずれか1項に記載した発泡壁紙用原反。
  5. 前記低密度ポリエチレンの融点は、60℃以上110℃以下の範囲内であり、
    前記超低密度ポリエチレンの融点は、60℃以上110℃以下の範囲内であることを特徴とする請求項4に記載した発泡壁紙用原反。
  6. 前記ラジカル捕捉剤は、高分子量ヒンダードアミン系ラジカル捕捉剤であることを特徴とする請求項1から請求項5のうちいずれか1項に記載した発泡壁紙用原反。
  7. 前記ラジカル捕捉剤は、低融点ラジカル捕捉剤であることを特徴とする請求項1から請求項6のうちいずれか1項に記載した発泡壁紙用原反。
  8. 前記低融点ラジカル捕捉剤の融点は、85℃以上105℃以下の範囲内であることを特徴とする請求項7に記載した発泡壁紙用原反。
  9. 前記ラジカル捕捉剤は、N−メチルタイプのヒンダードアミン系ラジカル捕捉剤であることを特徴とする請求項1から請求項8のうちいずれか1項に記載した発泡壁紙用原反。
  10. 前記低融点フェノール系酸化防止剤の融点は、51℃以上54℃以下の範囲内であることを特徴とする請求項1から請求項9のうちいずれか1項に記載した発泡壁紙用原反。
  11. 前記基材は、繊維質の基材であることを特徴とする請求項1から請求項1のうちいずれか1項に記載した発泡壁紙用原反。
  12. 請求項1から請求項1のうちいずれか1項に記載した発泡壁紙用原反を加熱発泡させて製造することを特徴とする発泡壁紙の製造方法。
JP2016062617A 2016-03-25 2016-03-25 発泡壁紙用原反、発泡壁紙の製造方法 Active JP6870210B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016062617A JP6870210B2 (ja) 2016-03-25 2016-03-25 発泡壁紙用原反、発泡壁紙の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016062617A JP6870210B2 (ja) 2016-03-25 2016-03-25 発泡壁紙用原反、発泡壁紙の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017172091A JP2017172091A (ja) 2017-09-28
JP6870210B2 true JP6870210B2 (ja) 2021-05-12

Family

ID=59970478

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016062617A Active JP6870210B2 (ja) 2016-03-25 2016-03-25 発泡壁紙用原反、発泡壁紙の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6870210B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019171788A (ja) 2018-03-29 2019-10-10 大日本印刷株式会社 発泡積層シートおよび未発泡積層シート

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB9415930D0 (en) * 1994-08-04 1994-09-28 Forbo Nairn Ltd Floor coverings
BR9811085A (pt) * 1997-08-08 2005-04-12 Dow Chemical Co Materiais em folha adequados para uso como um material de cobertura de piso, parede ou teto, e processos e intermediarios para fazê-lo
JP2000094555A (ja) * 1998-07-23 2000-04-04 Dainippon Printing Co Ltd 化粧シート及びその製造方法
JP2000297170A (ja) * 1999-02-10 2000-10-24 Tosoh Corp エチレン系発泡成形用樹脂組成物およびそれよりなる発泡体
JP2000255011A (ja) * 1999-03-09 2000-09-19 Toppan Printing Co Ltd 発泡化粧材
JP2002540984A (ja) * 1999-04-01 2002-12-03 ザ ダウ ケミカル カンパニー 多層構造体
JP4408322B2 (ja) * 2000-03-17 2010-02-03 大日本印刷株式会社 発泡壁紙及びその製造方法
DE10300478A1 (de) * 2003-01-09 2004-07-22 Viktor Achter Gmbh & Co Kg Bedrucktes Kunstwildleder und ein Herstellungsverfahren hierfür
JP4946942B2 (ja) * 2008-03-28 2012-06-06 大日本印刷株式会社 発泡壁紙
JP2010082819A (ja) * 2008-09-29 2010-04-15 Dainippon Printing Co Ltd 機能性シート
JP2010211163A (ja) * 2009-03-12 2010-09-24 Sekisui Plastics Co Ltd 光反射板及びこれを用いた光反射体
JP6303393B2 (ja) * 2013-10-23 2018-04-04 凸版印刷株式会社 発泡壁紙

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017172091A (ja) 2017-09-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2022159382A (ja) 化粧シート及び化粧部材
JP7383234B2 (ja) 発泡壁紙用原反及び発泡壁紙
JP6870210B2 (ja) 発泡壁紙用原反、発泡壁紙の製造方法
JP6520138B2 (ja) 樹脂組成物、樹脂シート、積層シート及び発泡壁紙
JP6638277B2 (ja) 樹脂組成物セット、樹脂シート、積層シート及び発泡壁紙、並びに樹脂シート及び発泡壁紙の製造方法
JP6413696B2 (ja) 樹脂組成物、樹脂シート、積層シート及び発泡壁紙
JP6733130B2 (ja) 発泡壁紙の製造方法及び積層シートの製造方法
JP6720631B2 (ja) 樹脂組成物、樹脂シートの製造方法、積層シートの製造方法及び発泡壁紙の製造方法
JP6888265B2 (ja) 発泡壁紙及び発泡壁紙の製造方法
JP4742555B2 (ja) 発泡壁紙用原反及びその製造方法
JP6569299B2 (ja) 樹脂組成物、樹脂シート、積層シート及び発泡壁紙
JP6536146B2 (ja) 発泡壁紙
JP2017088802A (ja) 樹脂組成物、樹脂シートの製造方法、積層シートの製造方法及び発泡壁紙の製造方法
JP6705248B2 (ja) 樹脂組成物、樹脂シートの製造方法、積層シートの製造方法及び発泡壁紙の製造方法
JP6485021B2 (ja) 樹脂組成物、樹脂シート、積層シート及び発泡壁紙
JP6728872B2 (ja) 樹脂組成物、樹脂シートの製造方法、積層シートの製造方法及び発泡壁紙の製造方法
JP6511932B2 (ja) 樹脂組成物、樹脂シート、積層シート及び発泡壁紙
JP6772483B2 (ja) 発泡壁紙用原反、樹脂シート、積層シート及び発泡壁紙
JP6645010B2 (ja) 樹脂組成物、樹脂シート、積層シート及び発泡壁紙
JP2018059338A (ja) 発泡壁紙
JP6705235B2 (ja) 樹脂組成物、樹脂シートの製造方法、積層シートの製造方法及び発泡壁紙の製造方法
JP6413557B2 (ja) 樹脂組成物、樹脂シート、積層シート及び発泡壁紙
JP2018178468A (ja) 発泡壁紙用原反及び発泡壁紙
JP6834158B2 (ja) 発泡壁紙
JP2017197639A (ja) 表面保護フィルム及びその製造方法並びに該表面保護フィルムを最表面に積層した床材

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20160603

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20160622

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200303

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200402

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200915

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201005

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210316

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210329

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6870210

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250