JP6868381B2 - 電圧変動検知回路、半導体集積回路、車両 - Google Patents

電圧変動検知回路、半導体集積回路、車両 Download PDF

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Description

本発明は、電圧の変動を検知する電圧変動検知回路並びにこれを用いた半導体集積回路及び車両に関する。
特許文献1では、変動検知対象の電圧をA/Dコンバータでディジタル値に変換し、そのディジタル値の変動量から変動検知対象の電圧の変動幅を導出する電圧変動検知回路が提案されている。
特開2005−326313号公報
しかしながら、特許文献1で提案されている電圧変動検知回路は、A/Dコンバータを必要とする構成であるため、大掛かりな回路になっていた。
本発明は、上記の状況に鑑み、A/Dコンバータを必要としない構成で電圧の変動を検知することができる電圧変動検知回路並びにこれを用いた半導体集積回路及び車両を提供することを目的とする。
本明細書中に開示されている第1の構成の電圧変動検知回路は、閾値電圧を生成する閾値電圧生成回路と、変動検知対象の電圧と前記閾値電圧とを比較するコンパレータと、前記コンパレータの出力に基づいて前記閾値電圧生成回路を制御する制御部と、を有し、前記制御部は、前記閾値電圧を段階的に小さくし、前記変動検知対象の電圧が前記閾値電圧以上になると、前記閾値電圧を所定段階大きくしてから再度前記閾値電圧を段階的に小さくし、前記変動検知対象の電圧が前記閾値電圧以上になると、前記閾値電圧を所定段階大きくする動作が繰り返されるように、前記閾値電圧生成回路を制御し、前記制御部は、前記変動検知対象の電圧が前記閾値電圧以上になった時点の制御内容に基づいて前記変動検知対象の電圧の変動を検知する構成である。
また、上記第1の構成の電圧変動検知回路において、前記閾値電圧を所定の減少量又は所定値に達するまで段階的に小さくしても前記変動検知対象の電圧が前記閾値電圧以上にならない場合に、前記閾値電圧を最大にしてから再度前記閾値電圧を段階的に小さくする構成(第2の構成)であってもよい。
本明細書中に開示されている第3の構成の電圧変動検知回路は、閾値電圧を生成する閾値電圧生成回路と、変動検知対象の電圧と前記閾値電圧とを比較するコンパレータと、前記コンパレータの出力に基づいて前記閾値電圧生成回路を制御する制御部と、を有し、前記制御部は、前記閾値電圧を段階的に大きくし、前記変動検知対象の電圧が前記閾値電圧以下になると、前記閾値電圧を所定段階小さくしてから再度前記閾値電圧を段階的に大きくし、前記変動検知対象の電圧が前記閾値電圧以下になると、前記閾値電圧を所定段階小さくする動作が繰り返されるように、前記閾値電圧生成回路を制御し、前記制御部は、前記変動検知対象の電圧が前記閾値電圧以下になった時点の制御内容に基づいて前記変動検知対象の電圧の変動を検知する構成である。
また、上記第3の構成の電圧変動検知回路において、前記閾値電圧を所定の増加量又は所定値に達するまで段階的に大きくしても前記変動検知対象の電圧が前記閾値電圧以下にならない場合に、前記閾値電圧を最小にしてから再度前記閾値電圧を段階的に大きくする構成(第4の構成)であってもよい。
本明細書中に開示されている第5の構成の電圧変動検知回路は、第1閾値電圧及び前記第1閾値電圧より小さい第2閾値を生成する閾値電圧生成回路と、変動検知対象の電圧と前記第1閾値電圧とを比較する第1コンパレータと、前記変動検知対象の電圧と前記第2閾値電圧とを比較する第2コンパレータと、前記第1コンパレータの出力及び前記第2コンパレータの出力に基づいて前記閾値電圧生成回路を制御する制御部と、を有し、前記制御部は、前記第1閾値電圧を段階的に小さくし且つ前記第2閾値電圧を段階的に大きくし、前記変動検知対象の電圧が前記第1閾値電圧以上又は前記第2閾値電圧以下になると、前記第1閾値電圧を所定段階大きくし且つ前記第2閾値電圧を所定段階小さくしてから再度前記第1閾値電圧を段階的に小さくし且つ前記第2閾値電圧を段階的に大きくし、前記変動検知対象の電圧が前記第1閾値電圧以上又は前記第2閾値電圧以下になると、前記第1閾値電圧を所定段階大きくし且つ前記第2閾値電圧を所定段階小さくする動作が繰り返されるように、前記閾値電圧生成回路を制御し、前記制御部は、前記変動検知対象の電圧が前記第1閾値電圧以上又は前記第2閾値電圧以下になった時点の制御内容に基づいて前記変動検知対象の電圧の変動を検知する構成である。
また、上記第5の構成の電圧変動検知回路において、前記閾値電圧生成回路は、第1固定抵抗と、抵抗値が段階的に可変する可変抵抗と、第2固定抵抗と、を含み、前記第1固定抵抗の第1端に参照電圧が印加され、前記第1固定抵抗の第2端に前記可変抵抗の第1端が接続され、前記可変抵抗の第2端に前記第2固定抵抗の第1端が接続され、前記第2固定抵抗の第2端が接地され、前記第1固定抵抗と前記可変抵抗との接続ノードに前記第1閾値電圧が発生し、前記可変抵抗と前記第2固定抵抗との接続ノードに前記第2閾値電圧が発生する構成(第6の構成)であってもよい。
また、上記第1、2、5、6いずれかの構成の電圧変動検知回路において、前記制御部は、前記第1閾値電圧が最大であるときに前記変動検知対象の電圧が前記第1閾値電圧以上であれば、前記変動検知対象の電圧が過電圧になっていることを検出する構成(第7の構成)であってもよい。
また、上記第3〜6いずれかの構成の電圧変動検知回路において、前記制御部は、前記第2閾値電圧が最小であるときに前記変動検知対象の電圧が前記第2閾値電圧以下であれば、前記変動検知対象の電圧が低電圧になっていることを検出する構成(第8の構成)であってもよい。
また、上記第1〜8いずれかの構成の電圧変動検知回路において、前記制御部は、前記変動検知対象の電圧の発振、前記変動検知対象の電圧のスパイク、及び前記変動検知対象の電圧のドリフトの少なくとも一つを検知する構成(第9の構成)であってもよい。
本明細書中に開示されている半導体集積回路は、上記第1〜第9いずれかの構成の電圧変動検知回路と、前記変動検知対象の電圧を生成する電圧生成回路の少なくとも一部と、を有する構成(第10の構成)である。
本明細書中に開示されている車両は、上記第10の構成の半導体集積回路を有する構成(第11の構成)である。
本明細書中に開示されている電圧変動検知回路、半導体集積回路、及び車両によれば、A/Dコンバータを必要としない構成で電圧の変動を検知することができる。
電圧変動検知回路の第1構成例を示す図 可変抵抗の一構成例を示す図 検知対象の電圧と第1閾値電圧を示すタイムチャート 電圧変動検知回路の第2構成例を示す図 検知対象の電圧と第2閾値電圧を示すタイムチャート 電圧変動検知回路の第3構成例を示す図 検知対象の電圧、第1閾値電圧、及び第2閾値電圧を示すタイムチャート 電源装置の一構成例を示す図 電源装置の他の構成例を示す図 電源装置が搭載される車両の外観図
<第1構成例>
図1は、電圧変動検知回路の第1構成例を示す図である。図1に示す電圧変動検知回路は、定電圧源1と、固定抵抗2Aと、可変抵抗3と、コンパレータ4Aと、制御部5Aと、を有する。
第1閾値電圧VTH1を生成する閾値電圧生成回路は、定電圧源1、固定抵抗2A、及び可変抵抗3を有する。定電圧源1は参照電圧VREFを生成する。固定抵抗2Aと可変抵抗3とによって構成される分圧回路は、参照電圧VREFの分圧である第1閾値電圧VTH1を生成する。可変抵抗3の抵抗値が大きくなるほど、第1閾値電圧VTH1は大きくなる。可変抵抗3は、例えば図2に示すように抵抗R1〜R4を直列接続し、各抵抗R1〜R4に各スイッチSW1〜SW4を並列接続した構成にすることができる。図2に示す構成の場合、例えば抵抗R1〜R4の抵抗値の比を2:2:2:2にすると、可変抵抗3の抵抗値を等ピッチで2段階変化させることができる。
コンパレータ4Aは、変動検知対象の電圧VTGと第1閾値電圧VTH1を比較する。変動検知対象の電圧VTGが第1閾値電圧VTH1以上であれば、コンパレータ4Aはハイレベルの信号を出力する。一方、変動検知対象の電圧VTGが第1閾値電圧VTH1未満であれば、コンパレータ4Aはローレベルの信号を出力する。
制御部5Aは、コンパレータ4Aの出力に基づいて上記の閾値電圧生成回路を制御する。具体的には制御部5Aは可変抵抗3の抵抗値を制御する。なお、定電圧源1を可変電圧源に変更し、制御部5Aが可変電圧源の出力電圧を制御することも可能である。
制御部5Aの制御によって、上記の閾値電圧生成回路は次のような動作を繰り返す。
(1)第1閾値電圧VTH1を段階的に小さくする。
(2)変動検知対象の電圧VTGが第1閾値電圧VTH1以上になると、第1閾値電圧VTH1を所定段階大きくする。
(3)再度第1閾値電圧VTH1を段階的に小さくする。
(4)変動検知対象の電圧VTGが第1閾値電圧VTH1以上になると、第1閾値電圧VTH1を所定段階大きくする。
なお、変動検知対象の電圧VTGが第1閾値電圧VTH1以上になった時点における第1閾値電圧VTH1が大き過ぎて、第1閾値電圧VTH1を所定段階大きくすることができない場合がある。この場合には、上記の閾値電圧生成回路は、第1閾値電圧VTH1を所定段階大きくする代わりに第1閾値電圧VTH1を最大(図3中のVTH1_MAX参照)にする。
上述した制御部5Aの制御によって、第1閾値電圧VTH1は図3に示すように変化する。なお、図3では便宜上第1閾値電圧VTH1が連続的に変化しているように図示されているが、実際には上述した説明から明らかなように第1閾値電圧VTH1は段階的に変化する。
制御部5Aは、変動検知対象の電圧VTGが第1閾値電圧VTH1以上になった時点(図3中の黒丸参照)の制御内容に基づいて変動検知対象の電圧VTGの変動を検知する。すなわち、制御部5Aは、変動検知対象の電圧VTGが第1閾値電圧VTH1以上になった時点(図3中の黒丸参照)の制御内容(可変抵抗3の抵抗値)から、変動検知対象の電圧VTGが第1閾値電圧VTH1以上になった時点(図3中の黒丸参照)それぞれにおける変動検知対象の電圧VTGの値を検知し、変動検知対象の電圧VTGの変動を検知する。制御部5Aは、変動検知対象の電圧VTGの変動の検知結果を通知する過電圧通知信号SAを出力する。なお、変動検知対象の電圧VTGの変動の検知結果が複数種類ある場合、過電圧通知信号SAを多値化してもよく、過電圧通知信号SAを複数種類設けてもよい。
制御部5Aは、例えば変動検知対象の電圧VTGの極値を求め、求めた極値の群が所定の周期性を有していれば、変動検知対象の電圧VTGの発振を検出するようにしてもよい。
また、制御部5Aは、例えば変動検知対象の電圧VTGの所定期間における最新平均値を求め、その最新平均値と変動検知対象の電圧VTGの最新値との差が一定以上であれば、変動検知対象の電圧VTGのスパイクを検出するようにしてもよい。
また、制御部5Aは、例えば変動検知対象の電圧VTGの所定期間における最新平均値と変動検知対象の電圧VTGの所定期間における二番目に新しい平均値とを求め、その最新平均値とその二番目に新しい平均値との差が一定以上であれば、変動検知対象の電圧VTGのドリフトを検出するようにしてもよい。
さらに、制御部5Aは、第1閾値電圧VTH1が最大であるときに変動検知対象の電圧VTGが第1閾値電圧VTH1以上であれば、変動検知対象の電圧VTGが過電圧になっていることを検出する。制御部5Aは、変動検知対象の電圧VTGが過電圧になっていることを検出した場合、変動検知対象の電圧VTGが過電圧になっていることを通知する過電圧通知信号SBを出力する。したがって、図1に示す電圧変動検知回路は、過電圧検出回路を兼ねている。
以上説明した図1に示す電圧変動検知回路は、A/Dコンバータを必要としない構成で変動検知対象の電圧VTGの変動を検知することができる。
なお、上述した動作だけでは、変動検知対象の電圧VTGが第1閾値電圧VTH1以上になって第1閾値電圧VTH1が所定段階大きくなる際に変動検知対象の電圧VTGが第1閾値電圧VTH1よりも大きくなってしまう場合に不具合が生じる。具体的には、再度変動検知対象の電圧VTGが第1閾値電圧VTH1以上になることが不可能になる。
そこで、第1閾値電圧VTH1を所定の減少量又は所定値に達するまで段階的に小さくしても変動検知対象の電圧VTGが第1閾値電圧VTH1以上にならない場合に、上記の閾値電圧生成回路は第1閾値電圧VTH1を最大にしてから再度第1閾値電圧VTH1を段階的に小さくする動作を行うことが好ましい。
<第2構成例>
図4は、電圧変動検知回路の第2構成例を示す図である。図4に示す電圧変動検知回路は、定電圧源1と、可変抵抗3と、固定抵抗2Bと、コンパレータ4Bと、制御部5Bと、を有する。なお、図4において図1と同一の部分には同一の符号を付し詳細な説明を省略する。
第2閾値電圧VTH2を生成する閾値電圧生成回路は、定電圧源1、可変抵抗3、及び固定抵抗2Bを有する。可変抵抗3と固定抵抗2Bとによって構成される分圧回路は、参照電圧VREFの分圧である第2閾値電圧VTH2を生成する。可変抵抗3の抵抗値が大きくなるほど、第2閾値電圧VTH2は小さくなる。
コンパレータ4Bは、変動検知対象の電圧VTGと第2閾値電圧VTH2を比較する。変動検知対象の電圧VTGが第2閾値電圧VTH2以下であれば、コンパレータ4Bはハイレベルの信号を出力する。一方、変動検知対象の電圧VTGが第2閾値電圧VTH2未満より大きければ、コンパレータ4Bはローレベルの信号を出力する。
制御部5Bは、コンパレータ4Bの出力に基づいて上記の閾値電圧生成回路を制御する。具体的には制御部5Bは可変抵抗3の抵抗値を制御する。なお、定電圧源1を可変電圧源に変更し、制御部5Bが可変電圧源の出力電圧を制御することも可能である。
制御部5Bの制御によって、上記の閾値電圧生成回路は次のような動作を繰り返す。
(1)第2閾値電圧VTH2を段階的に大きくする。
(2)変動検知対象の電圧VTGが第2閾値電圧VTH2以下になると、第2閾値電圧VTH2を所定段階小さくする。
(3)再度第2閾値電圧VTH2を段階的に大きくする。
(4)変動検知対象の電圧VTGが第2閾値電圧VTH2以下になると、第2閾値電圧VTH2を所定段階小さくする。
なお、変動検知対象の電圧VTGが第2閾値電圧VTH2以下になった時点における第2閾値電圧VTH2が小さ過ぎて、第2閾値電圧VTH2を所定段階小さくすることができない場合がある。この場合には、上記の閾値電圧生成回路は、第2閾値電圧VTH2を所定段階小さくする代わりに第2閾値電圧VTH2を最小(図5中のVTH2_MIN参照)にする。
上述した制御部5Bの制御によって、第2閾値電圧VTH2は図5に示すように変化する。なお、図5では便宜上第2閾値電圧VTH2が連続的に変化しているように図示されているが、実際には上述した説明から明らかなように第2閾値電圧VTH2は段階的に変化する。
制御部5Bは、変動検知対象の電圧VTGが第2閾値電圧VTH2以下になった時点(図5中の黒丸参照)の制御内容に基づいて変動検知対象の電圧VTGの変動を検知する。すなわち、制御部5Bは、変動検知対象の電圧VTGが第2閾値電圧VTH2以下になった時点(図5中の黒丸参照)の制御内容(可変抵抗3の抵抗値)から、変動検知対象の電圧VTGが第2閾値電圧VTH2以下になった時点(図5中の黒丸参照)それぞれにおける変動検知対象の電圧VTGの値を検知し、変動検知対象の電圧VTGの変動を検知する。制御部5Aは、変動検知対象の電圧VTGの変動の検知結果を通知する過電圧通知信号SAを出力する。なお、変動検知対象の電圧VTGの変動の検知結果が複数種類ある場合、過電圧通知信号SAを多値化してもよく、過電圧通知信号SAを複数種類設けてもよい。
制御部5Bは、制御部5Aと同様に、変動検知対象の電圧VTGの発振、変動検知対象の電圧VTGのスパイク、変動検知対象の電圧VTGのドリフトの少なくとも一つを検出するようにしてもよい。
さらに、制御部5Bは、第2閾値電圧VTH2が最小であるときに変動検知対象の電圧VTGが第2閾値電圧VTH2以下であれば、変動検知対象の電圧VTGが低電圧になっていることを検出する。制御部5Bは、変動検知対象の電圧VTGが低電圧になっていることを検出した場合、変動検知対象の電圧VTGが低電圧になっていることを通知する低電圧通知信号SCを出力する。したがって、図4に示す電圧変動検知回路は、低電圧検出回路を兼ねている。
以上説明した図4に示す電圧変動検知回路は、A/Dコンバータを必要としない構成で変動検知対象の電圧VTGの変動を検知することができる。
なお、上述した動作だけでは、変動検知対象の電圧VTGが第2閾値電圧VTH2以下になって第2閾値電圧VTH2が所定段階小さくなる際に変動検知対象の電圧VTGが第2閾値電圧VTH2よりも大きくなってしまう場合に不具合が生じる。具体的には、再度変動検知対象の電圧VTGが第2閾値電圧VTH2以下になることが不可能になる。
そこで、第2閾値電圧VTH2を所定の増加量又は所定値に達するまで段階的に大きくしても変動検知対象の電圧VTGが第2閾値電圧VTH2以下にならない場合に、上記の閾値電圧生成回路は第2閾値電圧VTH2を最小にしてから再度第2閾値電圧VTH2を段階的に大きくする動作を行うことが好ましい。
<第3構成例>
図6は、電圧変動検知回路の第3構成例を示す図である。図6に示す電圧変動検知回路は、定電圧源1と、固定抵抗2A及び2Bと、可変抵抗3と、コンパレータ4A及び4Bと、制御部5Cと、を有する。なお、図6において図1及び図4と同一の部分には同一の符号を付し詳細な説明を省略する。
第1閾値電圧VTH1及び第2閾値電圧VTH2を生成する閾値電圧生成回路は、定電圧源1、固定抵抗2A、可変抵抗3、及び固定抵抗2Bを有する。固定抵抗2Aと可変抵抗3と固定抵抗2Bとによって構成される分圧回路は、参照電圧VREFの分圧である第1閾値電圧VTH1及び第2閾値電圧VTH2を生成する。固定抵抗2Aの第1端に参照電圧VREFが印加され、固定抵抗2Aの第2端に可変抵抗3の第1端が接続される。可変抵抗3の第2端に固定抵抗2Bの第1端が接続され、固定抵抗2Bの第2端が接地される。固定抵抗2Aと可変抵抗3との接続ノードに第1閾値電圧VTH1が発生し、可変抵抗3と固定抵抗2Bとの接続ノードに第2閾値電圧VTH2が発生する。可変抵抗3の抵抗値が大きくなるほど、第1閾値電圧VTH1は大きくなり、第2閾値電圧VTH2は小さくなる。
制御部5Cは、コンパレータ4Aの出力及びコンパレータ4Bの出力に基づいて上記の閾値電圧生成回路を制御する。具体的には制御部5Cは可変抵抗3の抵抗値を制御する。
制御部5Cの制御によって、上記の閾値電圧生成回路は次のような動作を繰り返す。
(1)第1閾値電圧VTH1を段階的に小さくし且つ第2閾値電圧VTH2を段階的に大きくする。
(2)変動検知対象の電圧VTGが第1閾値電圧VTH1以上又は第2閾値電圧VTH2以下になると、第1閾値電圧VTH1を所定段階大きくし且つ第2閾値電圧VTH2を所定段階小さくする。
(3)再度第1閾値電圧VTH1を段階的に小さくし且つ第2閾値電圧VTH2を段階的に大きくする。
(4)変動検知対象の電圧VTGが第1閾値電圧VTH1以上又は第2閾値電圧VTH2以下になると、第1閾値電圧VTH1を所定段階大きくし且つ第2閾値電圧VTH2を所定段階小さくする。
なお、変動検知対象の電圧VTGが第1閾値電圧VTH1以上になった時点における第1閾値電圧VTH1が大き過ぎて、第1閾値電圧VTH1を所定段階大きくすることができない場合がある。この場合には、上記の閾値電圧生成回路は、第1閾値電圧VTH1を所定段階大きくする代わりに第1閾値電圧VTH1を最大にする。
また、変動検知対象の電圧VTGが第2閾値電圧VTH2以下になった時点における第2閾値電圧VTH2が小さ過ぎて、第2閾値電圧VTH2を所定段階小さくすることができない場合がある。この場合には、上記の閾値電圧生成回路は、第2閾値電圧VTH2を所定段階小さくする代わりに第2閾値電圧VTH2を最小にする。
上述した制御部5Cの制御によって、第1閾値電圧VTH1及び第2閾値電圧VTH2は図7に示すように変化する。なお、図7では便宜上第1閾値電圧VTH1及び第2閾値電圧VTH2が連続的に変化しているように図示されているが、実際には上述した説明から明らかなように第1閾値電圧VTH1及び第2閾値電圧VTH2は段階的に変化する。
制御部5Cは、変動検知対象の電圧VTGが第1閾値電圧VTH1以上又は第2閾値電圧VTH2以下になった時点(図7中の黒丸参照)の制御内容に基づいて変動検知対象の電圧VTGの変動を検知する。すなわち、制御部5Cは、変動検知対象の電圧VTGが第1閾値電圧VTH1以上又は第2閾値電圧VTH2以下になった時点(図7中の黒丸参照)の制御内容(可変抵抗3の抵抗値)から、変動検知対象の電圧VTGが第1閾値電圧VTH1以上又は第2閾値電圧VTH2以下になった時点(図7中の黒丸参照)それぞれにおける変動検知対象の電圧VTGの値を検知し、変動検知対象の電圧VTGの変動を検知する。制御部5Aは、変動検知対象の電圧VTGの変動の検知結果を通知する過電圧通知信号SAを出力する。なお、変動検知対象の電圧VTGの変動の検知結果が複数種類ある場合、過電圧通知信号SAを多値化してもよく、過電圧通知信号SAを複数種類設けてもよい。
制御部5Cは、制御部5A及び5Bと同様に、変動検知対象の電圧VTGの発振、変動検知対象の電圧VTGのスパイク、変動検知対象の電圧VTGのドリフトの少なくとも一つを検出するようにしてもよい。
さらに、制御部5Cは、第1閾値電圧VTH1が最大であるときに変動検知対象の電圧VTGが第1閾値電圧VTH1以上であれば、変動検知対象の電圧VTGが過電圧になっていることを検出する。制御部5Cは、変動検知対象の電圧VTGが過電圧になっていることを検出した場合、変動検知対象の電圧VTGが過電圧になっていることを通知する過電圧通知信号SBを出力する。したがって、図6に示す電圧変動検知回路は、過電圧検出回路を兼ねている。
さらに、制御部5Cは、第2閾値電圧VTH2が最小であるときに変動検知対象の電圧VTGが第2閾値電圧VTH2以下であれば、変動検知対象の電圧VTGが低電圧になっていることを検出する。制御部5Cは、変動検知対象の電圧VTGが低電圧になっていることを検出した場合、変動検知対象の電圧VTGが低電圧になっていることを通知する低電圧通知信号SCを出力する。したがって、図6に示す電圧変動検知回路は、低電圧検出回路を兼ねている。
以上説明した図6に示す電圧変動検知回路は、A/Dコンバータを必要としない構成で変動検知対象の電圧VTGの変動を検知することができる。
図6に示す電圧変動検知回路では、変動検知対象の電圧VTGが第1閾値電圧VTH1以上になって第1閾値電圧VTH1が所定段階大きくなる際に変動検知対象の電圧VTGが第1閾値電圧VTH1よりも大きくなってしまう場合でも不具合は生じない。なぜなら、第2閾値電圧VTH2が段階的に大きくなることによって変動検知対象の電圧VTGが第2閾値電圧VTH2以下になることが可能だからである。また、変動検知対象の電圧VTGが第2閾値電圧VTH2以下になって第2閾値電圧VTH2が所定段階小さくなる際に変動検知対象の電圧VTGが第2閾値電圧VTH2よりも大きくなってしまう場合でも不具合は生じない。なぜなら、第1閾値電圧VTH1が段階的に小さくなることによって変動検知対象の電圧VTGが第1閾値電圧VTH2以上になることが可能だからである。
<電源装置>
上記で説明した電圧変動検知回路は例えば電源装置の一部品である電源用ICに搭載される。図8は、電圧変動検知回路を有するスイッチング電源装置の一構成例を示す図である。また、図9は、電圧変動検知回路を有するLDO(Low Drop-Out regulator)の一構成例を示す図である。
図8に示すスイッチング電源装置は、スイッチング電源用IC100を有する。
スイッチング電源用IC100は、基準電圧生成部101と、定電圧源102と、エラーアンプ103と、発振回路104と、スロープ電圧生成部105と、PWMコンパレータ106と、ドライバ107と、電圧変動検知回路108及び109と、を集積化した半導体集積回路装置である。また、スイッチング電源用IC100は、外部との電気的な接続を確立するために外部端子T101〜T105を有する。
コイルL101と、Nチャネル型MOS電界効果トランジスタQ101(以下、NMOSトランジスタQ101と称す)と、ダイオードD101と、出力コンデンサC101と、抵抗R101〜R103とが、スイッチング電源用IC100に外部接続される。
電源電圧Vccが外部端子T101に印加され、外部端子T102が接地される。電源電圧VccがコイルL101の第1端に印加され、コイルL101の第2端はNMOSトランジスタQ101のドレイン及びダイオードD101のアノードに接続される。NMOSトランジスタQ101のソースは電流検出用の抵抗R101を介して接地される。NMOSトランジスタQ101のゲートは外部端子T103に接続され、NMOSトランジスタQ101のソースは外部端子T104に接続される。
ダイオードD101のカソードは、出力コンデンサC101の第1端及び抵抗R102の第1端に接続される。出力コンデンサC1の第2端は接地される。抵抗R102の第2端は外部端子T105及び抵抗R103の第1端に接続される。抵抗R103の第2端は接地される。抵抗R102及びR103によって構成される分圧回路は、スイッチング電源装置の出力電圧VOUTを分圧した帰還電圧VFBを生成し、その帰還電圧VFBを外部端子T105に供給する。
続いて、スイッチング電源用IC100に集積化された回路ブロック毎の概要を説明する。
基準電圧生成部101は、外部端子T101に印加される電源電圧Vccから基準電圧VREGを生成する。基準電圧VREGは他の回路ブロックの駆動電圧として用いられる。
定電圧源102は、参照電圧VREFを生成する。 エラーアンプ103は、非反転入力端(+)に印加される参照電圧VREFと、反転入力端(−)に印加される帰還電圧VFBとの差分に応じた誤差電圧VERRを生成する。
発振回路104はクロック信号CKを生成する。スロープ電圧生成部105は、抵抗R101によって検出された電流に応じた三角波状または鋸波状のスロープ電圧VSLPを、クロック信号CKを用いて生成する。
PWMコンパレータ106は、反転入力端(−)に印加される誤差電圧VERRと非反転入力端(+)に印加されるスロープ電圧VSLPとを比較し、その比較結果に応じたPWM信号S1を生成する。
ドライバ107は、PWM信号S1に応じてNMOSトランジスタQ1のゲート信号を生成し外部端子T103に出力する。外部端子T103から出力されるゲート信号によってNMOSトランジスタQ1はオン/オフ制御される。
電圧変動検知回路108は電源電圧Vccの変動を検知する。例えば、電源電圧Vccをバッテリの出力電圧から得ることを想定した場合、電源電圧Vccの低下が懸念されるため、電圧変動検知回路108として図4に示す電圧変動検知回路を用いるとよい。
電圧変動検知回路109は帰還電圧VFBの変動を検知する。帰還電圧VFBに関して過電圧になる可能性も低電圧になる可能性もあるため、電圧変動検知回路109として図6に示す電圧変動検知回路を用いるとよい。
電圧変動検知回路108及び109から出力される通知信号は、例えばPWMコンパレータ106、ドライバ107等の動作停止を指示する信号として利用することができる。また、電圧変動検知回路108及び109から出力される通知信号を外部出力するための外部端子をスイッチング電源用IC100に設けて、電圧変動検知回路108及び109から出力される通知信号をスイッチング電源用IC100の外部に出力してもよい。
なお、電圧変動検知回路109は参照電圧VREFを生成する定電圧源を有しているが、電圧変動検知回路109の定電圧源と定電圧源102とは共用化しない方がよい。電圧変動検知回路109の定電圧源と定電圧源102とを別々の回路にすることによって、定電圧源102の異常によって帰還電圧VFBが変動した場合でも電圧変動検知回路109が帰還電圧VFBの変動を検知できるからである。一方、電圧変動検知回路108の定電圧源は例えば電圧変動検知回路109の定電圧源と共用化してもよい。
図9に示すLDOは、LDO用IC200を有する。
LDO用IC200は、基準電圧生成部201と、定電圧源202と、エラーアンプ203と、Pチャネル型MOS電界効果トランジスタQ201(以下、PMOSトランジスタQ201と称す)と、抵抗R201及びR202と、電圧変動検知回路204と、を集積化した半導体集積回路装置である。また、LDO用IC200は、外部との電気的な接続を確立するために外部端子T201〜T203を有する。
出力コンデンサC201がLDO用IC200に外部接続される。
電源電圧Vccが外部端子T201に印加され、外部端子T202が接地される。出力コンデンサC201の第1端が外部端子T203に接続され、出力コンデンサC201の第2端が接地される。
続いて、LDO用IC200に集積化された回路ブロック毎の概要を説明する。
基準電圧生成部201は、外部端子T201に印加される電源電圧Vccから基準電圧VREGを生成する。基準電圧VREGは他の回路ブロックの駆動電圧として用いられる。
PMOSトランジスタQ201は電源電圧Vccを降圧した出力電圧VOUTを生成して外部端子T023に出力する。抵抗R201及びR202によって構成される分圧回路は、出力電圧VOUTを分圧した帰還電圧VFBを生成する。
定電圧源202は、参照電圧VREFを生成する。 エラーアンプ203は、非反転入力端(+)に印加される帰還電圧VFBと、反転入力端(−)に印加される参照電圧VREFとの差分に応じた誤差電圧VERRを生成する。誤差電圧VERRはPMOSトランジスタQ201のゲートに供給される。したがって、PMOSトランジスタQ201のオン抵抗が誤差電圧VERRによって調整される。
電圧変動検知回路204は出力電圧VOUTの変動を検知する。電圧変動検知回路204として例えば図1に示す電圧変動検知回路を用いるとよい。
電圧変動検知回路204から出力される通知信号は、例えばエラーアンプ203の動作停止を指示する信号として利用することができる。また、電圧変動検知回路204から出力される通知信号を外部出力するための外部端子をLDO用IC200に設けて、電圧変動検知回路204から出力される通知信号をLDO用IC200の外部に出力してもよい。
なお、電圧変動検知回路204は参照電圧VREFを生成する定電圧源を有しているが、電圧変動検知回路204の定電圧源と定電圧源202とは共用化しない方がよい。電圧変動検知回路204の定電圧源と定電圧源202とを別々の回路にすることによって、定電圧源202の異常によって出力電圧VOUTが変動した場合でも電圧変動検知回路204が出力電圧VOUTの変動を検知できるからである。
<電源装置の用途例>
上記した電源装置は、例えば図10に示す車両X10に搭載される。例えば、図8に示すスイッチング電源装置は、車両X10に搭載されるMCU(Micro Control Unit)に電源電圧を供給する電源装置として用いることができる。例えば、図9に示すLDOは、車両X10に搭載される先進運転支援システム用のカメラ及びセンサに電源電圧を供給する電源装置として用いることができる。
<留意点>
本明細書中に開示されている種々の技術的特徴は、上記実施形態のほか、その技術的創作の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えることが可能である。例えば、図8では、スイッチング電源回路の出力段を昇圧型とした構成を例に挙げたが、出力段の構成はこれに限定されるものではなく、降圧型、昇降圧型、SEPIC型のいずれにも容易に対応することが可能である。すなわち、上記実施形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきであり、本発明の技術的範囲は、上記実施形態の説明ではなく、特許請求の範囲によって示されるものであり、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内に属する全ての変更が含まれると理解されるべきである。
1 定電圧源
2A、2B 固定抵抗
3 可変抵抗
4A、4B コンパレータ
5A〜5C 制御部
100 スイッチング電源用IC
200 LDO用IC
101、201 基準電圧生成部
102、202 定電圧源
103、203 エラーアンプ
104 発振回路
105 スロープ電圧生成部
106 PWMコンパレータ
107 ドライバ
108、109、204 電圧変動検知回路
C101、C201 出力コンデンサ
D101 ダイオード
L101 コイル
Q101 NMOSトランジスタ
Q201 PMOSトランジスタ
R1〜R4、R101〜R103、R201、R202 抵抗
SW1〜SW4 スイッチ
T101〜T105、T201〜T203 外部端子
X10 車両

Claims (11)

  1. 閾値電圧を生成する閾値電圧生成回路と、
    変動検知対象の電圧と前記閾値電圧とを比較するコンパレータと、
    前記コンパレータの出力に基づいて前記閾値電圧生成回路を制御する制御部と、を有し、
    前記制御部は、前記閾値電圧を段階的に小さくし、前記変動検知対象の電圧が前記閾値電圧以上になると、前記閾値電圧を所定段階大きくすることで前記閾値電圧を固定値分だけ大きくしてから再度前記閾値電圧を段階的に小さくし、前記変動検知対象の電圧が前記閾値電圧以上になると、前記閾値電圧を所定段階大きくすることで前記閾値電圧を前記固定値分だけ大きくする動作が繰り返されるように、前記閾値電圧生成回路を制御し、
    前記制御部は、前記変動検知対象の電圧が前記閾値電圧以上になった時点の制御内容に基づいて前記変動検知対象の電圧の変動を検知することを特徴とする電圧変動検知回路。
  2. 前記閾値電圧を所定の減少量又は所定値に達するまで段階的に小さくしても前記変動検知対象の電圧が前記閾値電圧以上にならない場合に、前記閾値電圧を最大にしてから再度前記閾値電圧を段階的に小さくする請求項1に記載の電圧変動検知回路。
  3. 閾値電圧を生成する閾値電圧生成回路と、
    変動検知対象の電圧と前記閾値電圧とを比較するコンパレータと、
    前記コンパレータの出力に基づいて前記閾値電圧生成回路を制御する制御部と、を有し、
    前記制御部は、前記閾値電圧を段階的に大きくし、前記変動検知対象の電圧が前記閾値電圧以下になると、前記閾値電圧を所定段階小さくすることで前記閾値電圧を固定値分だけ小さくしてから再度前記閾値電圧を段階的に大きくし、前記変動検知対象の電圧が前記閾値電圧以下になると、前記閾値電圧を所定段階小さくすることで前記閾値電圧を前記固定値分だけ小さくする動作が繰り返されるように、前記閾値電圧生成回路を制御し、
    前記制御部は、前記変動検知対象の電圧が前記閾値電圧以下になった時点の制御内容に基づいて前記変動検知対象の電圧の変動を検知することを特徴とする電圧変動検知回路。
  4. 前記閾値電圧を所定の増加量又は所定値に達するまで段階的に大きくしても前記変動検知対象の電圧が前記閾値電圧以下にならない場合に、前記閾値電圧を最小にしてから再度前記閾値電圧を段階的に大きくする請求項3に記載の電圧変動検知回路。
  5. 第1閾値電圧及び前記第1閾値電圧より小さい第2閾値電圧を生成する閾値電圧生成回路と、
    変動検知対象の電圧と前記第1閾値電圧とを比較する第1コンパレータと、
    前記変動検知対象の電圧と前記第2閾値電圧とを比較する第2コンパレータと、
    前記第1コンパレータの出力及び前記第2コンパレータの出力に基づいて前記閾値電圧生成回路を制御する制御部と、を有し、
    前記制御部は、前記第1閾値電圧を段階的に小さくし且つ前記第2閾値電圧を段階的に大きくし、前記変動検知対象の電圧が前記第1閾値電圧以上又は前記第2閾値電圧以下になると、前記第1閾値電圧を所定段階大きくすることで前記第1閾値電圧を第1固定値分だけ大きくし且つ前記第2閾値電圧を所定段階小さくすることで前記第2閾値電圧を第2固定値分だけ小さくしてから再度前記第1閾値電圧を段階的に小さくし且つ前記第2閾値電圧を段階的に大きくし、前記変動検知対象の電圧が前記第1閾値電圧以上又は前記第2閾値電圧以下になると、前記第1閾値電圧を所定段階大きくすることで前記第1閾値電圧を前記第1固定値分だけ大きくし且つ前記第2閾値電圧を所定段階小さくすることで前記第2閾値電圧を前記第2固定値分だけ小さくする動作が繰り返されるように、前記閾値電圧生成回路を制御し、
    前記制御部は、前記変動検知対象の電圧が前記第1閾値電圧以上又は前記第2閾値電圧以下になった時点の制御内容に基づいて前記変動検知対象の電圧の変動を検知することを特徴とする電圧変動検知回路。
  6. 前記閾値電圧生成回路は、
    第1固定抵抗と、
    抵抗値が段階的に可変する可変抵抗と、
    第2固定抵抗と、を含み、
    前記第1固定抵抗の第1端に参照電圧が印加され、
    前記第1固定抵抗の第2端に前記可変抵抗の第1端が接続され、
    前記可変抵抗の第2端に前記第2固定抵抗の第1端が接続され、
    前記第2固定抵抗の第2端が接地され、
    前記第1固定抵抗と前記可変抵抗との接続ノードに前記第1閾値電圧が発生し、前記可変抵抗と前記第2固定抵抗との接続ノードに前記第2閾値電圧が発生する請求項5に記載の電圧変動検知回路。
  7. 前記制御部は、
    前記第1閾値電圧が最大であるときに前記変動検知対象の電圧が前記第1閾値電圧以上であれば、前記変動検知対象の電圧が過電圧になっていることを検出する請求項5又は請求項6に記載の電圧変動検知回路。
  8. 前記制御部は、
    前記第2閾値電圧が最小であるときに前記変動検知対象の電圧が前記第2閾値電圧以下であれば、前記変動検知対象の電圧が低電圧になっていることを検出する請求項のいずれか一項に記載の電圧変動検知回路。
  9. 前記制御部は、前記変動検知対象の電圧の発振、前記変動検知対象の電圧のスパイク、及び前記変動検知対象の電圧のドリフトの少なくとも一つを検知する請求項1〜8のいずれか一項に記載の電圧変動検知回路。
  10. 請求項1〜9のいずれか一項に記載の電圧変動検知回路と、
    前記変動検知対象の電圧を生成する電圧生成回路の少なくとも一部と、を有することを特徴とする半導体集積回路。
  11. 請求項10に記載の半導体集積回路を有することを特徴とする車両。
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