JP6867704B2 - アルミニウム又はアルミ合金の着色処理方法 - Google Patents

アルミニウム又はアルミ合金の着色処理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6867704B2
JP6867704B2 JP2018562826A JP2018562826A JP6867704B2 JP 6867704 B2 JP6867704 B2 JP 6867704B2 JP 2018562826 A JP2018562826 A JP 2018562826A JP 2018562826 A JP2018562826 A JP 2018562826A JP 6867704 B2 JP6867704 B2 JP 6867704B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dye
oxide film
anodic oxide
precipitation step
pores
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018562826A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2018134970A1 (ja
Inventor
松尾 勇一郎
勇一郎 松尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Publication of JPWO2018134970A1 publication Critical patent/JPWO2018134970A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6867704B2 publication Critical patent/JP6867704B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C25ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES; APPARATUS THEREFOR
    • C25DPROCESSES FOR THE ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PRODUCTION OF COATINGS; ELECTROFORMING; APPARATUS THEREFOR
    • C25D11/00Electrolytic coating by surface reaction, i.e. forming conversion layers
    • C25D11/02Anodisation
    • C25D11/04Anodisation of aluminium or alloys based thereon
    • C25D11/18After-treatment, e.g. pore-sealing
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C25ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES; APPARATUS THEREFOR
    • C25DPROCESSES FOR THE ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PRODUCTION OF COATINGS; ELECTROFORMING; APPARATUS THEREFOR
    • C25D11/00Electrolytic coating by surface reaction, i.e. forming conversion layers
    • C25D11/02Anodisation
    • C25D11/04Anodisation of aluminium or alloys based thereon
    • C25D11/18After-treatment, e.g. pore-sealing
    • C25D11/20Electrolytic after-treatment

Description

本発明は、アルミニウム又はアルミ合金の表面に着色処理を行う着色処理方法に関する。
アルミニウム又はその合金の着色処理方法として、アルミニウム材の表面に陽極酸化皮膜を形成する陽極酸化皮膜形成工程と、陽極酸化被膜を形成したアルミニウム材をエッチング処理するエッチング処理工程と、エッチング処理したアルミニウム材に着色を施す着色工程とを含むものが知られている(例えば、特許文献1参照)。エッチング工程では、希アルカリ水溶液にアルミニウム材を浸漬させて陽極酸化皮膜のバリヤ層を化学的に溶解させ、着色工程では、染料粒子を分散させた溶液中にアルミニウム材を浸漬させた状態にて染料粒子を電気泳動法によって着色しており、このようにすると、染料粒子がアルミニウム材の陽極酸化皮膜の多数の細孔内に泳動・析出する。
特開平11−236697号公報
しかしながら、この着色処理方法では、染料粒子を溶解させた溶液を用い、この溶液を例えば15〜25℃に維持した状態にて、陽極酸化皮膜が形成されたアルミニウム材を浸漬して着色するために、この溶液の劣化が進行しやすくなる。例えば、着色処理をすることなく溶液を2〜3日放置すると、カビなどにより溶液が劣化して所望の通りに着色できず、放置した溶液を廃棄して染料粒子を溶解させた溶液を新たにつくる必要がある。
本発明の目的は、染料粒子を溶解させた溶液の劣化を抑え、長時間放置してもこの溶液を使用することができるアルミニウム又はアルミ合金の着色処理方法を提供することである。
本発明のアルミニウム又はアルミ合金の着色処理方法は、アルミニウム又はアルミ合金から形成された母材の少なくとも一部の表面に陽極酸化皮膜を形成すると同時に抗菌性金属を析出させる陽極酸化皮膜形成・金属析出工程と、染料粒子を溶解させた染料溶液に前記母材の前記陽極酸化皮膜を浸漬させて前記陽極酸化皮膜の多数の細孔内に前記染料粒子を析出させて着色する染料析出工程と、前記染料析出工程の後に前記陽極酸化皮膜の前記多数の細孔を封孔する封孔処理工程とを含み、
前記陽極酸化皮膜形成・金属析出工程においては、前記母材の少なくとも一部を硫酸浴、シュウ酸浴又はこれらの混合浴中に浸漬させ、前記抗菌性金属の硝酸塩及び/又は硫酸塩を添加した電解液中にて電解処理し、これによって、前記母材の表面に前記陽極酸化皮膜を形成すると同時に、添加した前記硝酸塩及び/又は硫酸塩の前記抗菌性金属を前記陽極酸化皮膜の前記多数の細孔内に析出させ、その後、前記染料析出工程を遂行し、前記染料析出工程においては、前記陽極酸化皮膜の前記多数の細孔内に析出した前記抗菌性金属を覆うように前記染料粒子を析出させることを特徴とする。
このようなアルミニウム又はアルミ合金の着色方法では、染料析出工程においては、染料溶液を第1の温度に維持して陽極酸化皮膜の多数の細孔への染料粒子の流入を促進させる第1染料析出工程と、第1の温度よりも低い第2の温度に染料溶液を維持して陽極酸化皮膜の多数の細孔に流入した染料粒子を安定させる第2染料析出工程とを遂行するのが好ましい。
また、本発明の他のアルミニウム又はアルミ合金の着色方法は、アルミニウム又はアルミ合金から形成された母材の少なくとも一部の表面に陽極酸化皮膜を形成する陽極酸化皮膜形成工程と、染料粒子を溶解させた染料溶液に前記母材の前記陽極酸化皮膜を浸漬させて前記陽極酸化皮膜の多数の細孔内に前記染料粒子を析出させて着色する染料析出工程と、前記染料析出工程の後に前記陽極酸化皮膜の前記多数の細孔を封孔する封孔処理工程とを含み、
前記染料析出工程の前に、前記陽極酸化皮膜の前記多数の細孔内に抗菌性金属を析出させる金属析出工程を行い、前記染料析出工程においては、前記染料溶液を第1の温度に維持して前記陽極酸化皮膜の前記多数の細孔への前記染料粒子の流入を促進させる第1染料析出工程と、前記第1の温度よりも低い第2の温度に前記染料溶液を維持して前記陽極酸化皮膜の前記多数の細孔に流入した前記染料粒子を安定させる第2染料析出工程とを含んでいることを特徴とする。
このようなアルミニウム又はアルミ合金の着色処理方法では、陽極酸化皮膜形成工程においては、母材の少なくとも一部を硫酸浴、シュウ酸浴又はこれらの混合浴中に浸漬して陽極酸化処理を施して母材の表面に陽極酸化皮膜を形成し、また金属析出工程においては、陽極酸化皮膜を形成した母材抗菌性金属の硝酸塩及び/又は硫酸塩を添加した電解液中に浸漬させて電解処理し、これにより、添加した硝酸塩及び/又は硫酸塩の抗菌性金属陽極酸化皮膜多数の細孔内に析出させることができる。
このアルミニウム又はアルミ合金の着色処理方法では、抗菌性金属が銀又は銅であり、硝酸塩としての硝酸銀又は硝酸銅、或いは硫酸塩としての硫酸銀又は硫酸銅を添加するのが好ましく、このように構成することにより、アルミニウム又はアルミ合金から形成された母材に所望の抗菌作用を持たせることができる。更に、母材の表面に形成された陽極酸化皮膜多数の細孔の深さH1を7〜20μmに形成し、多数の細孔内に析出した抗菌性金属の深さH2を5〜12μmに形成し、また多数の細孔内に析出した染料粒子の高さH3を2〜8μmに形成するのが好まくこのように構成することにより、母材を所望の通りに着色することができる。
本発明のアルミニウム又はアルミ合金の着色処理方法によれば、陽極酸化皮膜形成・金属析出工程、染料析出工程及び封孔処理工程を含み、この陽極酸化皮膜の多数の細孔内に染料粒子を析出させて着色する場合、この染料粒子を析出させる前(即ち、染料析出工程の前)に、陽極酸化皮膜の多数の細孔内に抗菌性金属を析出させるようにする。このように抗菌性金属を析出させた後に染料析出工程を遂行することにより、陽極酸化皮膜の多数の細孔に析出した抗菌性金属が染料溶液に作用して雑菌(例えば、カビ菌など)の繁殖を効果的に抑え、これにより、染料溶液を放置しても染料溶液の劣化がほとんどなく長期にわたって用いることができる。また、陽極酸化皮膜形成・金属析出工程において、母材の表面に陽極酸化皮膜を形成すると同時に、この陽極酸化皮膜の多数の細孔内に抗菌性金属を析出させることができ、着色処理の作業効率を高めることができる。
また、本発明の他のアルミニウム又はアルミ合金の着色処理方法によれば、アルミニウム又はその合金から形成された母材の少なくとも一部の表面に陽極酸化皮膜を形成し、この陽極酸化皮膜の多数の細孔内に染料粒子を析出させて着色する場合、この染料粒子を析出させる前(即ち:、染料析出工程の前)に金属析出工程を行って陽極酸化皮膜の多数の細孔内に抗菌性金属を析出させるようにする。そして、染色析出工程においては、その前半(第1染料析出工程)において染料溶液を第1の温度(例えば、40〜70℃)に維持して処理することにより、母材の陽極酸化皮膜の多数の細孔への染料粒子の流入を促進させることができ、またその後半(第2染料析出工程)においてこの染料溶液を第2の温度(例えば、10〜35℃)に維持して処理することにより、陽極酸化皮膜の多数の細孔に流入した前記染料粒子を安定させることができる。
本発明に従うアルミニウム又はアルミ合金の着色処理方法の作業工程を簡略的に示す作業工程図。 図1の着色処理方法における陽極酸化皮膜形成・金属析出工程を行うために用いる第1処理装置の一例を簡略的に示す図。 陽極酸化皮膜形成・金属析出工程を行った後の母材表面の状態を拡大して示す部分拡大断面図。 図1の着色処理方法における染料析出工程を行うために用いる第2処理装置の一例を簡略的に示す図。 染料析出工程を行った後の母材表面の状態を拡大して示す部分拡大断面図。 図1の着色処理方法における封孔処理工程を行うために用いる第3処理装置の一例を簡略的に示す図。 封孔処理工程を行った後の母材表面の状態を拡大して示す部分拡大断面図。 図7の母材表面の一部を更に拡大して示す部分拡大断面図。 変形形態の着色処理方法における陽極酸化皮膜形成工程を行った後の母材表面の状態を示す部分拡大断面図。 経過時間と染料溶液の劣化状態との関係を示す図。
以下、添付図面を参照して、本発明に従うアルミニウム又はその合金の着色処理方法の一実施形態について説明する。尚、この実施形態では、母材Mとしてアルミニウムから形成したものを用いているが、アルミ合金から形成したものを用いるようにしてもよい。
図1において、この実施形態のアルミニウム又はその合金の着色処理方法は、図1に示す通り、前処理工程S1、陽極酸化皮膜形成・金属析出工程S2、染料析出工程S3及び封孔処理工程S4を含んでいる。前処理工程S1では、アルミニウム(又はアルミ合金)から形成された母材M(例えば、プレート状部材)に前処理を行い、陽極酸化皮膜形成・金属析出工程S2では、前処理した母材Mの表面の少なくとも一部に陽極酸化皮膜2を形成すると同時に、形成した陽極酸化皮膜2の多数の細孔4内に後述するようにして抗菌性金属6を析出させ(図3参照)、染料析出工程S3では、母材Mの陽極酸化皮膜2の多数の細孔4内に後述するようにして染料粒子8を析出させ(図5参照)、また封孔処理工程S4では、母材Mの陽極酸化皮膜2の多数の細孔4の開口部を後述するようにして封孔処理する(図7参照)。
次に、アルミニウム又はアルミ合金の着色処理方法の各工程について、図2〜図8を参照しながらより具体的に説明する。前処理工程S1においては、母材Mに対する前処理が行われる。即ち、母材Mの表面に存在する汚れなどの不純物を洗浄して除去する洗浄処理、母材Mの表面に存在する油成分を除去する脱脂処理などが行われ、このような前処理工程S1を行った後に母材Mに対して次のようにして着色処理が行われる。
前処理工程S1の後に陽極酸化皮膜形成・金属析出工程S2が行われ、この陽極酸化皮膜形成・金属析出工程S2においては、例えば、図2に示す第1処理装置12が用いられる。図2において、図示の第1処理装置12は、直方体状の電解槽14を備え、この電解槽14内の両側部に電極部材16,18が配設されている。この形態では、電極部材16,18は、長手方向、図2において左右方向に間隔をおいて配設された4個のプレート状電極20,22から構成され、これらプレート状電極20,22がカーボンから形成されている。電極部材16,18は電気的に並列に配置され、一方の電極部材16の4個のプレート状電極20は電気的に直列に接続され、他方の電極部材18の4個のプレート状電極22は電気的に直列に接続されている。一対の電極部材16,18の間に処理すべき母材M(M1,M2)が配設される。一方の母材M1は電極部材16に対向してその内側に配設され、他方の母材M2は電極部材18に対向してその内側に配設される。母材M(M1.M2)は、例えばプレート状部材から構成される。
この電解槽14内には、母材M(M1,M2)を表面処理するための電解液が充填され、処理すべき母材Mはこの電解液中に浸漬される。電解液としては、硫酸浴、シュウ酸浴又はこれらの混合浴が用いられる。そして、このような浴に抗菌性金属(例えば、銀又は銅)の硝酸塩として硝酸銀及び硝酸銅のいずれか一つ又は二つ(即ち、硝酸銀、硝酸銅又はこれら双方)が添加される。硫酸浴を用いる場合、硫酸が例えば150〜300g/リットルの割合で溶解され、シュウ酸浴を用いる場合、例えば例えば20〜40g/リットルの割合で溶解される。また、このような浴に添加される硝酸銀又は硝酸銅は、例えば2〜10g/リットルの割合で加えられる。金属の硝酸塩が2g/リットルより少なくなると、表面処理を行ったときの金属の析出量が少なくなり、また金属の硝酸塩が10g/リットルを超えると、表面処理を行ったときに陽極酸化皮膜2にピット(孔食)が発生して皮膜欠陥が発生し易くなる。
硝酸塩に代えて、抗菌性金属の硫酸塩としての硫酸銀及び硫酸銅のいずれか一つ又は二つ(即ち、硫酸銀、硫酸銅又はこれら双方)を添加するようにしてもよく、この場合にも、添加される硫酸銀又は硫酸銅は、例えば2〜10g/リットルの割合で加えられる。
母材M(M1,M2)に表面処理を施す際、母材Mに例えば交直重畳波形の電流、即ち交流電流と直流のプラス側電流とを重畳させた電流が加えられ、この交直重畳の電流を加えて母材Mに電解処理を施す。図示の形態では、直流電源24のプラス側がリアクタ26に電気的に接続され、またこの直流電源24のマイナス側が電極部材16,18(プレート状電極20,22)に電気的に接続される。更に、交流電源28がリアクタ26に電気的に接続され、リアクタ26は直流電源24のプラス側の電流を交流電源28からの交流電流に重畳し、重畳した重畳電流を処理すべき母材M(M1,M2)に送給する。
この陽極酸化皮膜形成・金属析出工程S2では、電流密度が例えば1〜10A/dm2の範囲になるように選定され、この電流密度が所定設定時間(例えば、5〜180分間)継続して通電される。また、電解液の浴の温度は例えば0〜30℃の範囲になるように選定される。
上述した第1処理装置12により母材M(M1,M2)に上述したように処理を施すと、母材Mの表面は図3に示す通りに形成される。図3を参照して、アルミニウム(又はアルミ合金)から形成された母材M(M1,M2)の表面に陽極酸化皮膜2が形成される。この陽極酸化皮膜2は、母材Mのベース部30の表面に形成されるバリヤ層32と、このバリヤ層32の表面に形成される多孔質層34とから構成され、バリヤ層32の厚さT1は約0.01〜0.1μm程度に、また多孔質層34の厚さT2は約7〜15μm程度に形成され、陽極酸化皮膜2の厚さT3は、この多孔質層34の厚さT2とほぼ等しく、約7〜20μmとなる。
また、上述した処理方法で処理すると、母材M(M1,M2)の表面に陽極酸化皮膜2が形成されると同時に、この陽極酸化皮膜2の多孔質層34に存在する多数の細孔4内に抗菌性金属としての硝酸塩の金属、例えば硝酸銀(又は硝酸銅)を用いた場合に銀(又は銅)が析出し、かかる細孔4の下部に抗菌性金属6の析出層が形成される。抗菌性金属6の深さH2(厚さ)は、5〜12μm程度となるように処理される(図5参照)。従って、多孔質層34の多数の細孔4に抗菌性金属、この実施形態では銀(又は銅)が析出するので、母材M(M1,M2)に抗菌性、防汚性を持たすことができるとともに、熱伝導性、導電性も高めることができる。また、母材M(M1,M2)の表面に陽極酸化皮膜2が存在するので、この母材Mの表面の硬度を高めことができ、耐摩耗性なども改善することができる。
この陽極酸化皮膜形成・金属析出工程S2の後に染料析出工程S3(即ち、着色工程)が行われる。この染料析出工程S3においては、例えば、図4に示す第2処理装置42が用いられる。図4において、図示の第2処理装置42は、直方体状の着色槽44を備え、この着色槽44内にヒータ手段46が配設されている。この形態では、ヒータ手段46は、複数(図示の例では、4つ)の電気ヒータ48から構成され、これら電気ヒータ48が電気的に直列に接続されている。これら電気ヒータ48は、コントローラ50を含む交流電源装置52からの交流電流が送給される。この着色槽44内には温度センサ54(温度検知手段を構成する)が配設され、この温度センサ54は、着色槽44内の染料溶液の温度を検知し、その検知信号が交流電源装置52に送給される。
この着色槽44内には、更に、攪拌装置56が配設される。攪拌装置56は、駆動源(例えば、電動モータ)により所定方向に回動される軸部材58と、この軸部材58の先端部に取り付けられた攪拌羽根60を備え、攪拌羽根60によって染料溶液を攪拌して溶液中の染料粒子を均一化する。
着色槽44内には、母材M(M1,M2)を着色処理するための染料溶液が充填され、処理すべき母材Mはこの染料溶液中に浸漬される。染料溶液としては、例えば、水(例えば、純水)に所望の色の染料粒子を溶解させたものが用いられる。母材Mを例えば赤色に着色する場合、例えば、奥野製薬工業株式会社から商品名「TAC RED−GD」として市販されている染料を用いることができる。また、例えば青色(又はオレンジ色、黒色)に着色する場合、例えば、奥野製薬工業株式会社から商品名「TAC BLUE−SLH」(又は「TAC ORANGE−LH」、「TAC BLACK−SLH」)として市販されている染料を用いることができる。このような染料粒子は、例えば1〜20g/リットルの割合で溶解され、攪拌装置56により所要の通りに攪拌される。
上述した第2処理装置44により母材M(M1,M2)(陽極酸化皮膜2が形成され、その細孔4内に抗菌性金属6が析出している母材M)に着色処理を施すと、母材Mの表面は図5に示す通りに形成される。図5を参照して、この染料析出工程S3においては、染料溶液中の染料粒子が母材M(M1,M2)の表面の形成された陽極酸化皮膜2の多数の細孔4内に流入し、多数の細孔4内に析出した抗菌性金属6を覆うように各細孔4の開口側に析出する。
この染料析出工程S3は、例えば、攪拌装置56により染料溶液を攪拌しながら5〜40分程行われ、このとき染料溶液の温度は、例えば10〜50℃に維持され、この温度の維持は、温度センサ54の検知温度に基づいて電気ヒータ48を作動制御することにより行われ、その制御はコントローラ50により行われる。
この染料析出工程S3においては、この染料析出工程S3を通して染料溶液の温度を一定に保つようにしてもよいが、この染料溶液を次のように維持して処理するようにしてもよい。即ち、染料析出工程S3の前半(第1染料析出工程S31)においては、この染料溶液の温度を第1温度、例えば40〜70℃に維持し、このような第1温度に維持して処理することにより、陽極酸化皮膜4の多数の細孔4内への染料粒子の流入を促進し、染料の析出効率を高めることができる。またこの染料析出工程S3の後半(第2染料析出工程S32)においては、この染料溶液の温度を第1温度よりも低い第2温度、例えば10〜35℃に維持し、このような第2温度に維持して処理することにより、陽極酸化皮膜2の多数の細孔4内に析出した染料粒子を安定させることができる。この第1染料析出工程31は、例えば2〜20分程度行い、それに続く第2染料析出工程32は、例えば3〜20分程度行うことができる。
このように染料析出工程S3を終了すると、図5に示すように、陽極酸化皮膜2の多数の細孔4内の下部に析出した抗菌性金属6の上側にこれを覆うように染料粒子8が析出し、この染料粒子8の深さH3(厚さ)は、例えば2〜8μm程度となるように処理される。尚、上述したようにして染料粒子を析出させるのではなく、例えば、それ自体周知の電気泳動法を用いて染料粒子を析出させるようにしてもよい。
このように陽極酸化皮膜2の細孔4の下部に抗菌性金属6、例えば銀を析出させることにより、母材Mに上述したように抗菌性、防汚性を持たせ、更に熱伝導性、導電性も高めることができ、更に細孔4の上部に染料粒子8を析出させることにより、母材Mに着色を施して意匠性、装飾性を高めることができる。
更に、この着色方法では、染料析出工程S3の前段階で抗菌性金属6の析出を行っている(この実施形態では、陽極酸化皮膜形成・金属析出工程S2を実施している)ので、染料析出工程S3において、着色槽44の染料溶液に母材Mを浸漬させて着色を行うときに、この母材Mに析出した抗菌性金属6が染料溶液に作用して溶液中の雑菌の繁殖が抑えられ、その浸漬時間が長いとこの雑菌が死滅するようになり、これにより、染料溶液の劣化が効果的に抑えられ、この染料溶液を長期にわたって使用することが可能となる。
この染料析出工程S3の後に、封孔処理工程S4が行われる。この封孔処理工程S4においては、例えば、図6に示す第3処理装置62が用いられる。図6において、図示の第3処理装置62の基本的構成は、攪拌装置56を備えていない点を除いて、図4に示す第2処理装置42とほぼ同じである。図示の第3処理装置62は、直方体状の封孔処理槽64を備え、この封孔処理槽64内に、複数の電気ヒータ68から構成されたヒータ手段66が配設されている。ヒータ手段66は、コントローラ70を含む交流電源装置72からの交流電流が送給される。この封孔処理槽64内には温度センサ74(温度検知手段を構成する)が配設され、この温度センサ74は、封孔処理槽64内の封孔処理液の温度を検知し、交流電電装置72は、温度センサ74からのその検知信号に基づいてヒータ手段66を作動させ、これにより、封孔処理液が所定の温度に維持される。
封孔処理槽64内には、母材M(M1,M2)を陽極酸化皮膜2の多数の細孔4を封孔処理するための封孔処理液、例えば水(例えば、純水)が充填され、処理すべき母材Mはこの封孔処理液中に浸漬される。封孔処理液としては、例えば、水に封孔処理剤を溶解させたものを用いるようにしてもよい。
この封孔処理工程S4においては、封孔処理液を例えば70〜90℃に保ち、この温度状態の封孔処理液に母材M(M1,M2)を例えば5〜40分程度浸漬することにより行われる。
このように封孔処理工程S4を行うと、母材M(M1,M2)の表面は、図7及び図8に示す通りとなる。即ち、陽極酸化皮膜2の多数の細孔4の開口部に径方向内側に閉塞突部82が生じ、この閉塞突部82により細孔4の開口部が閉塞されるようになり、このように封孔処理を行うことにより、多数の細孔4内の抗菌性金属6及び染料粒子8を安定的に固定することができる。
上述した実施形態では、陽極酸化皮膜形成・金属析出工程S2を実施し、母材Mの表面に陽極酸化皮膜2を形成すると同時に、この陽極酸化皮膜2に抗菌性金属6を析出させているが、この陽極酸化皮膜形成・金属析出工程S2を二つの工程、即ち陽極酸化皮膜2を形成する陽極酸化皮膜形成工程S21と、この陽極酸化皮膜2の細孔4内に抗菌性金属6を析出させる金属析出工程(S22)とを別の工程で行うようにしてもよい。この場合、陽極酸化皮膜形成工程(S21)においては、母材を硫酸浴、シュウ酸浴又はこれらの混合浴に浸漬して陽極酸化処理を施せばよく、このように陽極酸化皮膜形成工程S21を遂行すると、母材Mの表面は、図9に示す通りとなり、母材Mの表面に多数の細孔4を有する陽極酸化皮膜2が形成される。その後の金属析出工程S22においては、硝酸塩としての硝酸銀及び硝酸銅のいずれか一つ又は二つ、又は硫酸塩としての硫酸銀及び硫酸銅のいずれか一つ又は二つを添加した電解液でもって電解処理すればよく、このように別々に陽極酸化皮膜形成工程S21及び金属析出工程S22を遂行しても、図5に示すように、母材Mの表面への陽極酸化皮膜2の形成と、この陽極酸化皮膜2への抗菌性金属6の析出とを行うことができる。

染料溶液の劣化進行を確認するために、次の実験を行った。即ち、実施例として、前処理工程、陽極酸化皮膜形成・金属析出工程及び染料析出工程を実施した。陽極酸化皮膜形成・金属析出工程においては、母材の表面に陽極酸化皮膜を形成するとともに、この陽極酸化皮膜の多数の細孔内に抗菌性金属として銀を析出させた。また、染料析出工程S3において、純水に赤色の染料(奥野製薬工業株式会社から商品名「TAC RED−GD」として市販されているもの)を5g/リットルの割合で溶解し、この染料溶液を用いて母材に着色(表面への染料析出)を行った。この染料着色は、染料溶液を30℃に保ち、この温度状態の染料溶液に母材を30分間浸漬して行った。
この染料析出工程の後に、この染料溶液を工場内に放置してその特性の変化、即ち染料溶液の劣化状態を調べた。この染料溶液の特性の変化状態は、図10に実線で示す通りであり、染料析出工程の終了後から7日以上経過しても染料溶液の劣化はほとんど見られず、染料析出に使用可能な状態であった。
比較例として、前処理工程、陽極酸化皮膜形成工程及び染料析出工程を実施し(金属析出工程を省略する)、この染料析出工程S3において、実施例と同様の染料溶液を用い、この実施例と同様の条件で母材に着色(表面への染料析出)を行った。
この染料析出工程の後に、この染料溶液を実施例と同様にして工場内に放置してその特性の変化、即ち染料溶液の劣化状態を調べた。この染料溶液の特性の変化状態は、図10に一点鎖線で示す通りであり、染料析出工程の終了後から4日程経過する染料溶液の劣化が進み、染料析出に使用できない状態となっていた。
上述した確認実験から、染料析出工程の前に金属析出工程を遂行する、換言すると陽極酸化皮膜の表面に抗菌性金属(銀)を析出させることにより、この抗菌性金属(銀)の抗菌作用により雑菌の繁殖が抑えられ、その結果、染料溶液の劣化が抑制されたと考えられる。
2 陽極酸化皮膜
4 細孔
6 抗菌性金属
8 染料粒子
12 第1処理装置
14 電解槽
42 第2処理装置
44 着色槽
62 第3処理装置
64 封孔処理槽
M,M1,M2 母材

Claims (6)

  1. アルミニウム又はアルミ合金から形成された母材の少なくとも一部の表面に陽極酸化皮膜を形成すると同時に抗菌性金属を析出させる陽極酸化皮膜形成・金属析出工程と、染料粒子を溶解させた染料溶液に前記母材の前記陽極酸化皮膜を浸漬させて前記陽極酸化皮膜の多数の細孔内に前記染料粒子を析出させて着色する染料析出工程と、前記染料析出工程の後に前記陽極酸化皮膜の前記多数の細孔を封孔する封孔処理工程とを含んでおり、
    前記陽極酸化皮膜形成・金属析出工程においては、前記母材の少なくとも一部を硫酸浴、シュウ酸浴又はこれらの混合浴中に浸漬させ、前記抗菌性金属の硝酸塩及び/又は硫酸塩を添加した電解液中にて電解処理し、これによって、前記母材の表面に前記陽極酸化皮膜を形成すると同時に、添加した前記硝酸塩及び/又は硫酸塩の前記抗菌性金属を前記陽極酸化皮膜の前記多数の細孔内に析出させ、その後、前記染料析出工程を遂行し、前記染料析出工程においては、前記陽極酸化皮膜の前記多数の細孔内に析出した前記抗菌性金属を覆うように前記染料粒子を析出させることを特徴とするアルミニウム又はアルミ合金の着色処理方法。
  2. 前記染料析出工程においては、前記染料溶液を第1の温度に維持して前記陽極酸化皮膜の前記多数の細孔への前記染料粒子の流入を促進させる第1染料析出工程と、前記第1の温度よりも低い第2の温度に前記染料溶液を維持して前記陽極酸化皮膜の前記多数の細孔に流入した前記染料粒子を安定させる第2染料析出工程とを含んでいることを特徴とする請求項に記載のアルミニウム又はアルミ合金の着色処理方法。
  3. アルミニウム又はアルミ合金から形成された母材の少なくとも一部の表面に陽極酸化皮膜を形成する陽極酸化皮膜形成工程と、染料粒子を溶解させた染料溶液に前記母材の前記陽極酸化皮膜を浸漬させて前記陽極酸化皮膜の多数の細孔内に前記染料粒子を析出させて着色する染料析出工程と、前記染料析出工程の後に前記陽極酸化皮膜の前記多数の細孔を封孔する封孔処理工程とを含み、
    前記染料析出工程の前に、前記陽極酸化皮膜の前記多数の細孔内に抗菌性金属を析出させる金属析出工程を行い、前記染料析出工程においては、前記染料溶液を第1の温度に維持して前記陽極酸化皮膜の前記多数の細孔への前記染料粒子の流入を促進させる第1染料析出工程と、前記第1の温度よりも低い第2の温度に前記染料溶液を維持して前記陽極酸化皮膜の前記多数の細孔に流入した前記染料粒子を安定させる第2染料析出工程とを含んでいることを特徴とするアルミニウム又はアルミ合金の着色処理方法。
  4. 前記陽極酸化皮膜形成工程においては、前記母材の少なくとも一部を硫酸浴、シュウ酸浴又はこれらの混合浴中に浸漬して陽極酸化処理を施して前記母材の表面に前記陽極酸化皮膜を形成し、また前記金属析出工程においては、前記陽極酸化皮膜を形成した前記母材を前記抗菌性金属の硝酸塩及び/又は硫酸塩を添加した電解液中に浸漬させて電解処理し、これにより、添加した前記硝酸塩及び/又は硫酸塩の前記抗菌性金属を前記陽極酸化皮膜の前記多数の細孔内に析出させ、その後、前記染料析出工程を行うことを特徴とする請求項に記載のアルミニウム又はアルミ合金の着色処理方法。
  5. 前記抗菌性金属は銀又は銅であり、硝酸塩としての硝酸銀又は硝酸銅、或いは硫酸塩としての硫酸銀又は硫酸銅が添加されることを特徴とする請求項1又は4に記載のアルミニウム又はアルミ合金の着色処理方法。
  6. 前記母材の表面に形成された前記陽極酸化皮膜の前記多数の細孔の深さH1は7〜20μmであり、前記多数の細孔内に析出した抗菌性金属の深さH2は5〜12μmであり、また前記多数の細孔内に析出した染料粒子の高さH3は2〜8μmであることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のアルミニウム又はアルミ合金の着色処理方法。
JP2018562826A 2017-01-20 2017-01-20 アルミニウム又はアルミ合金の着色処理方法 Active JP6867704B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2017/001937 WO2018134970A1 (ja) 2017-01-20 2017-01-20 アルミニウム又はアルミ合金の着色処理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2018134970A1 JPWO2018134970A1 (ja) 2019-11-07
JP6867704B2 true JP6867704B2 (ja) 2021-05-12

Family

ID=62908996

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018562826A Active JP6867704B2 (ja) 2017-01-20 2017-01-20 アルミニウム又はアルミ合金の着色処理方法

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP6867704B2 (ja)
BR (1) BR112019014820A2 (ja)
WO (1) WO2018134970A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110195249A (zh) * 2019-06-06 2019-09-03 苏州晶俊新材料科技有限公司 一种抗菌、彩色铝或铝合金的阳极氧化制备方法
CN113136612A (zh) * 2021-01-25 2021-07-20 深圳吉美瑞科技有限公司 一种阳极氧化抗菌金属件及其制备方法
CN113774452B (zh) * 2021-08-19 2022-10-18 中国科学院金属研究所 一种制备抗菌彩色铝合金的阳极氧化工艺
CN115110129B (zh) * 2022-06-09 2023-11-17 泰州星瑞精密工业有限公司 一种铝合金产品的表面氧化加工工艺

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3251475B2 (ja) * 1995-09-06 2002-01-28 昭 藤嶋 抗菌・防黴・防汚性のアルミ建材及び着色アルミ建材の製造方法
JP3247308B2 (ja) * 1996-12-05 2002-01-15 住友大阪セメント株式会社 抗菌性に優れた軽合金およびその製造方法
JPH10245696A (ja) * 1997-03-03 1998-09-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 抗菌性アルミニウム製品およびその製造方法
JPH11229186A (ja) * 1998-02-19 1999-08-24 Sumitomo Osaka Cement Co Ltd 抗菌・耐蝕性軽合金およびその製造方法
WO2000001865A1 (fr) * 1998-07-07 2000-01-13 Izumi Techno Inc. Procede pour traiter la surface d'une preforme en aluminium

Also Published As

Publication number Publication date
WO2018134970A1 (ja) 2018-07-26
JPWO2018134970A1 (ja) 2019-11-07
BR112019014820A2 (pt) 2020-02-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6867704B2 (ja) アルミニウム又はアルミ合金の着色処理方法
JP6004181B2 (ja) 陽極酸化皮膜及びその製造方法
US20160319452A1 (en) Method and composition for metal finishing
AU2014374136B2 (en) Composition and method for inhibiting corrosion of an anodized material
WO2000001865A1 (fr) Procede pour traiter la surface d'une preforme en aluminium
CN105887152A (zh) 一种铝合金阳极氧化工艺
CN103210125A (zh) 从铬电极电解溶解铬
JP2007154302A (ja) アルミニウム合金陽極酸化用電源システム
KR100695999B1 (ko) 고주파펄스를 이용한 금속재의 아노다이징 공정
JP2007154300A (ja) アルミニウム合金陽極酸化方法およびアルミニウム合金陽極酸化用電源
JP2007154301A (ja) アルミニウム合金陽極酸化方法およびアルミニウム合金陽極酸化用電源
JP2004035930A (ja) アルミニウム合金材及びその陽極酸化処理方法
JP2014173128A (ja) アルミニウム系部材の修復方法、修復処理液、アルミニウム系材料およびその製造方法
JP2008261282A (ja) アルマイト処理された部品を有する燃料ポンプと、その燃料ポンプ部品のアルマイト処理方法
JPS633038B2 (ja)
JPH11217693A (ja) グレー発色アルミニウム材とその着色体の製造方法
JP2551274B2 (ja) アルミ系材料の表面処理方法
JP2004277866A (ja) アルミニウム又はアルミニウム合金の封孔処理方法
BR9907916B1 (pt) processo de tratamento quÍmico por fosfato eletrolÍtico para formar uma pelÍcula, e, pelÍcula composta sobre uma superfÍcie de aÇo.
JPH04193998A (ja) 反復瞬間通電高速陽極酸化法
JP2018188702A (ja) 金属材表面の酸化皮膜の除去方法
JP2908105B2 (ja) アルミニウム又はアルミニウム合金の電解着色法
JP3406403B2 (ja) 強酸性水用電極
JP3370897B2 (ja) Zn−Ni系合金電気メッキ浴へのZnイオンの供給方法および装置
JPH02197591A (ja) 銅電鋳方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201027

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210127

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210210

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210401

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210402

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6867704

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250