JP6866302B2 - ランドリーケア組成物中の青味剤としてのロイコトリフェニルメタン色素 - Google Patents

ランドリーケア組成物中の青味剤としてのロイコトリフェニルメタン色素 Download PDF

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    • C09B69/103Polymeric dyes; Reaction products of dyes with monomers or with macromolecular compounds containing a diaryl- or triarylmethane dye

Description

本出願は、ロイコ色素を含有するランドリーケア組成物および布帛物品の洗濯におけるその使用を記載する。これらのタイプの着色剤は、安定性の実質的に無色の状態で提供され、次いで、たとえば酸素への曝露、イオンの添加、光への曝露など、特定の物理的または化学的変化への曝露の際に、濃厚な着色状態に変化し得る。ロイコ色素を含有するランドリーケア組成物は、ランドリーケア組成物で洗浄されたかまたはそれ以外の方式で処理された布帛物品の明白なもしくは視覚的に知覚される白さを強化するまたはこれに所望の色合いを付与するように設計されている。
背景
ロイコ色素は、従来技術において、特定の物理的または化学的誘因への曝露の際に、無色またはわずかな着色の状態から着色状態への変化を示すことが知られている。生じる色の変化は、典型的には、ヒトの目に視覚的知覚できる。色の変化をもたらす化学的または物理的誘因には、酸化、分子内開環、pH変化、ならびに熱および/もしくは低温または光(たとえばUV光)への曝露が挙げられるが、これらに限定されない。たとえば、ロイコ色素の一クラスであるトリフェニルメタン(「TPM」)化合物は、用途、たとえば光画像化およびタイプライターで打ったリボンにおいて有用であり、これによりマイクロカプセル化TPMを酸性源と接触させ、圧力または熱を加えると画像が生成される。これらの色素は、たとえば、Chemistry and Applications of Leuco Dyes(Ramaiah Muthyala編、xi〜xiii、151〜152頁)に記載されている。
消費者製品を着色する高分子色素の使用は、従来技術において周知である。
非限定的な一例として、布帛の用途における、光学的増白剤または青味剤のいずれかの白色化剤の使用が知られている。布帛基材が老朽化するに従い、光、空気、汚れへの曝露、および基材を含む繊維の自然劣化により、その色は退色するか、または黄ばむ傾向がある。したがって、白色化剤の目的は、一般的に、これらの布帛基材を視覚的に増白化し、基材の退色および黄ばみを防止することである。
布地ケア製品に青味剤を添加する先の試みは、前もって形成された顔料または染料、たとえばアゾ染料、トリアミノトリフェニルメタン化合物、トリフェニルメタン化合物およびアントラキノン着色剤を使用した。Farmerの米国特許第4,137,243号は、改善された耐光性および耐アルカリ性を示す高分子アントラキノン由来の着色剤を教示している。Farmerは、これらの着色剤を洗剤組成物に導入して、洗剤組成物に着色または青味付け効果を与えることができることも開示している。したがって、これらのタイプの着色剤は、洗剤組成物のアルカリ性の条件に耐えるために、耐アルカリ性でなければならない。着色剤はまた、有色の洗剤組成物で洗浄した布帛物品を変色しないように、水に不堅牢でなければならない。しかし、Farmerは、特定の物理的または化学的変化への曝露の際に無色から着色状態に変える能力を有するロイコ色素を開示していない。
Langerらの米国特許第5,039,782号は、蛍光基および親水基を含有するコポリマー白色化剤を開示している。白色化剤は、好ましくは、4,4’−ビス(カルボメトキシスチルベン)であり、親水基は、好ましくは、ポリエチレングリコールとエチレングリコールとの混合物である。コポリマーは、ポリマーをよりよく疎水性表面(ポリエステル織物または汚れた綿織物など)に接着させるために、疎水性モノマー部分、たとえばポリエチレンテレフタレートを任意に含有する。結果として得られるコポリマーは、白色化剤としての機能と、布地に防汚性を与える機能との二重の機能性を提供する。しかし、参照として表3に列挙した試験データから、コポリマーが、第2の白色化剤(すなわち、Tinopal)を添加せずに、汚れた綿織物に十分な白色化をもたらすことができないことが明らかである。さらに、Langerらは、無色から着色状態への可逆的な変換を示すロイコ色素を開示していない。
Sadlowskiらの米国特許第7,208,459号は、布地の黄ばみを抑制するための、洗濯洗剤組成物中での色相染料の使用を開示している。色相染料は、布地上への顕著な染料蓄積を回避するように設計されているため、布地が、たとえば、洗濯洗剤中に存在する色相染料に繰り返し曝露された後、青みがかった色合いを示さない。洗濯洗剤組成物は、界面活性剤および色相染料で構成されている。界面活性剤は、本質的に、アニオン性、非イオン性、カチオン性、両性イオン性、および/または両性でよい。色相染料は、少なくとも10の色相効率および30%〜80%の範囲の洗浄除去値(wash removal value)を有することによって特徴付けられる。これらの特性を呈する例示的な染料は、青色またはバイオレット色の発色団を含有する特定のカテゴリーの染料、たとえばトリアリルメタン染料、塩基性染料、アントラキノン染料、およびアゾ染料を含む。しかし、この参考文献は、本発明に記載される非置換またはロイコ色素の使用を開示していない。
したがって、本発明の範囲内において、本明細書に記載のロイコ色素が、理想的に白色化剤としての使用に適し得ることが企図される。市販されている多くの白色化剤は、ランドリーケア組成物、たとえば洗濯洗剤、すすぎ助剤、布地柔軟剤などに添加されたとき、暗色、たとえば紺色を示す。たとえば、トリフェニルメタンおよびチアゾリウム構造は、正電荷を持つ有色種である。これらのような有色種では、色の量は視覚的に明らかであり、消費者にとって望ましくない色合いであり得る。粉末洗剤系は、典型的には、色の斑点を使用して、斑点または粒の内部内に色を練り込むことによって洗剤のみかけの色を低減する。液体製品は、多くの場合、不透明度調節剤を添合して、製品のみかけの濃さを低減する。
衣服およびその他の布帛基材が、白色化剤を含有する洗濯洗剤組成物によって可逆的に染色されるということで、消費者が気にせずに使用できる、効果的な白色化剤に対する必要性が存在する。したがって、本明細書に記載の無色のロイコ色素を、染色の心配なしにランドリーケア組成物に添加できるが、その理由は、これらの着色剤が、洗濯機に添加されたときには無色であり、洗濯サイクル中および/または白色化効果が実現されたとき、紫外光への曝露の際にのみ色を呈するからである。
本発明は、特定の物理的および/または化学的触媒の添加により有色の化合物へ変換することができる無色の化合物を利用することで、米国特許第4,137,243号および同第5,039,782号ならびに米国特許出願公開第2005/0288206号を上回る利点を提供する。このような化合物は、多くの消費者製品に有用であり、ランドリーケア組成物中の白色化剤としてのその使用を含むが、それだけに限定されない。白色化剤として、有色の化合物は、紫外光への曝露の際に青色、赤色、バイオレット色、紫色、またはこれらの組合せの範囲内の所望の波長を示し(または、光を吸収して同じ色合いを作り)、布帛基材の黄ばみを中和し、増白効果をもたらす。
概要
本発明は、(a)少なくとも1種の界面活性剤、および(b)次式(I)によって表される少なくとも1種の化合物:
Figure 0006866302
[ここで、X1、X2、X3およびR1〜R12基は、独立に、ハロゲン、水素、ヒドロキシ基、ニトロ基、アルキル基、置換アルキル基、−S(O)2OH、−S(O)2-[M+]、−C(O)OR13、−C(O)R13、−C(O)NR1314、−NC(O)OR13、−NC(O)SR13、−OR13、−NR1314、−S(O)213、−S(O)2NR1314、および−P(O)213からなる群から選択され、Mはカチオンであり、R13およびR14は、独立に、水素、アルキル基、置換アルキル基、アリール基、置換アリール基、およびRaからなる群から選択され、ここで、Raは、−Rx−O−Ry−Rzおよび−Ry−Rzからなる群から選択され、Rxは、アルカンジイル基およびアレーンジイル基からなる群から選択され、Rzは、水素、アルキル基、置換アルキル基、アシル基、およびRbからなる群から選択され、Rbは、式Iからなる群から選択される構造と一致する一価の基であり、Ryは、
(i)式(C)の構造と一致する繰り返し単位から独立に選択される2つ以上の二価の繰り返し単位を含む二価の置換基
Figure 0006866302
[ここで、R101およびR102は、独立に、水素、アルキル、ヒドロキシアルキル、アリール、アルコキシアルキル、およびアリールオキシアルキルからなる群から選択される]、
(ii)式(CX)の構造と一致する二価の置換基
Figure 0006866302
[ここで、R111およびR112は、独立に、水素、ヒドロキシル、およびC1〜C10アルキルからなる群から選択され、aaは1〜12の整数であり、bbは1以上(たとえば1〜100)の整数である]、
(iii)式(CXX)の構造と一致する二価の置換基
Figure 0006866302
[ここで、R121およびR122は、独立に、水素、ヒドロキシル、およびC1〜C10アルキルからなる群から選択され、ccは1〜12の整数であり、ddは1以上(たとえば1〜100)の整数である]、
(iv)式(CXXX)の構造と一致する二価の置換基
Figure 0006866302
[ここで、R131、R132およびR133は、独立に、アルキルおよびヒドロキシアルキルから選択され、eeは1以上(たとえば1〜100)の整数である]、
(v)式(CXL)の構造と一致する二価の置換基
Figure 0006866302
[ここで、各R141は、独立に、水素およびアルキルアミン基からなる群から選択され、ffは1以上(たとえば1〜100)の整数である]、
(vi)式(CL)の構造と一致する二価の置換基
Figure 0006866302
[ここで、ggは1以上(たとえば1〜100)の整数である]、
(vii)式(CLX)の構造と一致する二価の置換基
Figure 0006866302
[ここで、各R161は、独立に、水素およびメチルからなる群から選択され、hhは1以上(たとえば1〜100)の整数である]、
(viii)式(CLXX)の構造と一致する二価の置換基
Figure 0006866302
[ここで、R171、R172およびR173はそれぞれ、独立に、水素および−CH2CO2Hからなる群から選択され、jjは1以上(たとえば1〜100)の整数である]、および
(ix)式(C)、(CX)、(CXX)、(CXXX)、(CXL)、(CL)、(CLX)または(CLXX)の構造と一致する置換基からなる群から選択される2つ以上の置換基を含む二価の置換基
からなる群から選択される二価の置換基である]
を含む組成物に関する。
本発明は、(a)少なくとも1種のランドリーケア補助材料、および(b)少なくとも1種のロイコ色素を含むランドリーケア組成物にも関し、ここで、ロイコ色素が、酸化反応への曝露の際に色を形成し、中性のpHでゼロボルト超の標準レドックス電位を有する。
本発明は、さらに、(a)少なくとも1種のランドリーケア補助材料、および(b)次式(I)によって表される少なくとも1種の化合物:
Figure 0006866302
[ここで、X1、X2、X3およびR1〜R12基は、独立に、ハロゲン、水素、ヒドロキシ基、ニトロ基、アルキル基、置換アルキル基、−S(O)2OH、−S(O)2-[M+]、−C(O)OR13、−C(O)R13、−C(O)NR1314、−NC(O)OR13、−NC(O)SR13、−OR13、−NR1314、−S(O)213、−S(O)2NR1314、および−P(O)213からなる群から選択され、Mはカチオンであり、R13およびR14は、独立に、水素、アルキル基、置換アルキル基、アリール基、置換アリール基、およびRaからなる群から選択され、ここで、Raは、−Rx−O−Ry−Rzおよび−Ry−Rzからなる群から選択され、Rxは、アルカンジイル基およびアレーンジイル基からなる群から選択され、Rzは、水素、アルキル基、置換アルキル基、アシル基、およびRbからなる群から選択され、Rbは、式Iからなる群から選択される構造と一致する一価の基であり、Ryは、
(i)式(C)の構造と一致する繰り返し単位から独立に選択される2つ以上の二価の繰り返し単位を含む二価の置換基
Figure 0006866302
[ここで、R101およびR102は、独立に、水素、アルキル、ヒドロキシアルキル、アリール、アルコキシアルキル、およびアリールオキシアルキルからなる群から選択される]、
(ii)式(CX)の構造と一致する二価の置換基
Figure 0006866302
[ここで、R111およびR112は、独立に、水素、ヒドロキシル、およびC1〜C10アルキルからなる群から選択され、aaは1〜12の整数であり、bbは1以上(たとえば1〜100)の整数である]、
(iii)式(CXX)の構造と一致する二価の置換基
Figure 0006866302
[ここで、R121およびR122は、独立に、水素、ヒドロキシル、およびC1〜C10アルキルからなる群から選択され、ccは1〜12の整数であり、ddは1以上(たとえば1〜100)の整数である]、
(iv)式(CXXX)の構造と一致する二価の置換基
Figure 0006866302
[ここで、R131、R132およびR133は、独立に、アルキルおよびヒドロキシアルキルから選択され、eeは1以上(たとえば1〜100)の整数である]、
(v)式(CXL)の構造と一致する二価の置換基
Figure 0006866302
[ここで、各R141は、独立に、水素およびアルキルアミン基からなる群から選択され、ffは1以上(たとえば1〜100)の整数である]、
(vi)式(CL)の構造と一致する二価の置換基
Figure 0006866302
[ここで、ggは1以上(たとえば1〜100)の整数である]、
(vii)式(CLX)の構造と一致する二価の置換基
Figure 0006866302
[ここで、各R161は、独立に、水素およびメチルからなる群から選択され、hhは1以上(たとえば1〜100)の整数である]、
(viii)式(CLXX)の構造と一致する二価の置換基
Figure 0006866302
[ここで、R171、R172およびR173はそれぞれ、独立に、水素および−CH2CO2Hからなる群から選択され、jjは1以上(たとえば1〜100)の整数である]、および
(ix)式(C)、(CX)、(CXX)、(CXXX)、(CXL)、(CL)、(CLX)または(CLXX)の構造と一致する置換基からなる群から選択される2つ以上の置換基を含む二価の置換基
からなる群から選択される二価の置換基である]
を含むランドリーケア組成物に関する。
本発明は、次式(I)によって表されるロイコ高分子色素:
Figure 0006866302
[ここで、X1、X2、X3およびR1〜R12基は、独立に、ハロゲン、水素、ヒドロキシ基、ニトロ基、アルキル基、置換アルキル基、−S(O)2OH、−S(O)2-[M+]、−C(O)OR13、−C(O)R13、−C(O)NR1314、−NC(O)OR13、−NC(O)SR13、−OR13、−NR1314、−S(O)213、−S(O)2NR1314、および−P(O)213からなる群から選択され、Mはカチオンであり、R13およびR14は、独立に、水素、アルキル基、置換アルキル基、アリール基、置換アリール基、およびRaからなる群から選択され、ここで、Raは、−Rx−O−Ry−Rzおよび−Ry−Rzからなる群から選択され、Rxは、アルカンジイル基およびアレーンジイル基からなる群から選択され、Rzは、水素、アルキル基、置換アルキル基、アシル基、およびRbからなる群から選択され、Rbは、式Iからなる群から選択される構造と一致する一価の基であり、Ryは、
(i)式(C)の構造と一致する繰り返し単位から独立に選択される2つ以上の二価の繰り返し単位を含む二価の置換基
Figure 0006866302
[ここで、R101およびR102は、独立に、水素、アルキル、ヒドロキシアルキル、アリール、アルコキシアルキル、およびアリールオキシアルキルからなる群から選択される]、
(ii)式(CX)の構造と一致する二価の置換基
Figure 0006866302
[ここで、R111およびR112は、独立に、水素、ヒドロキシル、およびC1〜C10アルキルからなる群から選択され、aaは1〜12の整数であり、bbは1以上(たとえば1〜100)の整数である]、
(iii)式(CXX)の構造と一致する二価の置換基
Figure 0006866302
[ここで、R121およびR122は、独立に、水素、ヒドロキシル、およびC1〜C10アルキルからなる群から選択され、ccは1〜12の整数であり、ddは1以上(たとえば1〜100)の整数である]、
(iv)式(CXXX)の構造と一致する二価の置換基
Figure 0006866302
[ここで、R131、R132およびR133は、独立に、アルキルおよびヒドロキシアルキルから選択され、eeは1以上(たとえば1〜100)の整数である]、
(v)式(CXL)の構造と一致する二価の置換基
Figure 0006866302
[ここで、各R141は、独立に、水素およびアルキルアミン基からなる群から選択され、ffは1以上(たとえば1〜100)の整数である]、
(vi)式(CL)の構造と一致する二価の置換基
Figure 0006866302
[ここで、ggは1以上(たとえば1〜100)の整数である]、
(vii)式(CLX)の構造と一致する二価の置換基
Figure 0006866302
[ここで、各R161は、独立に、水素およびメチルからなる群から選択され、hhは1以上(たとえば1〜100)の整数である]、
(viii)式(CLXX)の構造と一致する二価の置換基
Figure 0006866302
[ここで、R171、R172およびR173はそれぞれ、独立に、水素および−CH2CO2Hからなる群から選択され、jjは1以上(たとえば1〜100)の整数である]、および
(ix)式(C)、(CX)、(CXX)、(CXXX)、(CXL)、(CL)、(CLX)または(CLXX)の構造と一致する置換基からなる群から選択される2つ以上の置換基を含む二価の置換基
からなる群から選択される二価の置換基であり、
ここで、X1、X2、X3およびR1〜R12のうちの少なくとも1つは、少なくとも1つのRa基を含む]
にも関する。
発明の詳細な説明
本特許出願に記載されるすべての特許、公開される特許出願、およびその他、任意の刊行物は、参照により全体がここに組み込まれる。
定義
用語「アルコキシ」は、本明細書で使用される場合、ブチレンオキシド、グリシドールオキシド、エチレンオキシドまたはプロピレンオキシドなどの繰り返し単位を有するポリオールのC1〜C8アルコキシおよびアルコキシ誘導体を含むことを意図している。
用語「ポリアルキレンオキシ」および「ポリオキシアルキレン」は、本明細書で使用される場合、ここでは区別なく使用され、一般的に、以下の繰り返し単位:−CH2CH2O−、−CH2CH2CH2O−、−CH2CH2CH2CH2O−、−CH2CH(CH3)O−、−CH2CH2CH(CH3)O−、およびこれらの任意の組合せを含有する分子構造を指す。さらに、ポリオキシアルキレン成分は、C2〜20アルキレンオキシ基、グリシドール基、グリシジル基、またはこれらの混合物から選択される1種以上のモノマーからなる群から選択してよい。
用語「アルキル」および「アルキルでキャップされた」は、本明細書で使用される場合、別段指定されない限り、C1〜C18アルキル基、一側面では、C1〜C6アルキル基を含むことを意図している。
用語「アリール」は、本明細書で使用される場合、別段指定されない限り、C3〜C12アリール基を含むことを意図している。
用語「アリールアルキル」は、本明細書で使用される場合、別段指定されない限り、C1〜C18アルキル基、一側面では、C1〜C6アルキル基を含むことを意図している。
用語「エチレンオキシド」、「プロピレンオキシド」および「ブチレンオキシド」は、それぞれ「EO」、「PO」および「BO」の典型的な名称でここに示され得る。
用語「ランドリーケア組成物」は、本明細書で使用される場合、別段指定されない限り、顆粒、粉末、液体、ゲル、ペースト、単位分量、バー形態および/またはフレークタイプの洗浄剤および/または布地処理組成物を含み、たとえば、これらに限定されないが、布地を洗濯するための製品、布地柔軟組成物、布地強化組成物、布地フレッシュニング組成物、その他の布地のケアおよびメンテナンスのための製品、ならびにこれらの組合せを含む。このような組成物は、洗浄工程に先立って使用される前処理組成物であってもよく、またはすすぎに添加される組成物、ならびにクリーニング補助剤、たとえば漂白添加剤および/または「ステインスティック」もしくは前処理組成物または基材含有製品、たとえば乾燥機に投入されるシートであってもよい。
用語「洗剤組成物」は、本明細書で使用される場合、ランドリーケア組成物の一部であり、布地を洗濯するための製品を含むが、これに限定されないクリーニング組成物を含む。このような組成物は、洗浄工程に先立って使用される前処理組成物であってよく、またはすすぎに添加される組成物、ならびにクリーニング補助剤、たとえば漂白添加剤および「ステインスティック」もしくは前処理タイプであってもよい。
用語「セルロース基材」は、本明細書で使用される場合、少なくとも大部分の重量によるセルロースを含む任意の基材を含むことを意図している。セルロースは、木材、綿、リネン、ジュート、および麻に含まれ得る。セルロース基材は、粉末、ファイバー、パルプの形態、ならびに粉末、ファイバーおよびパルプから形成される物品でよい。セルロース系ファイバーは、限定されないが、綿、レーヨン(再生セルロース)、アセテート(酢酸セルロース)、トリアセテート(三酢酸セルロース)、およびこれらの混合物を含む。セルロース系ファイバーから形成される物品は、布帛物品、たとえば布地を含む。パルプから形成される物品は、紙を含む。
用語「最大吸光係数」は、本明細書で使用される場合、400ナノメートルから750ナノメートルの範囲内の最大吸収波長(ここでは、最大波長とも呼ばれる)でのモル吸光係数を説明することを意図している。
ロイコ色素の「平均分子量」は、本明細書で使用される場合、その製造プロセスの結果として、本明細書で開示されるロイコ色素は、そのポリマー部分に繰り返し単位の分布を含有し得るため、その分子量分布によって決定された平均分子量として記録される。
本出願の試験方法の項で開示する試験方法は、出願者らの発明のパラメーターの各値を決定するために使用すべきである。
本明細書で使用される場合、特許請求の範囲で使用されるときの冠詞、たとえば「1つの(a)」および「1つの(an)」は、1以上の請求されたまたは記載されたものを意味すると理解される。
用語「含む」および「含めた」は、本明細書で使用される場合、非限定的であることを意味する。
用語「固体」は、本明細書で使用される場合、顆粒、粉末、バーおよび錠剤製品の形態を含む。
用語「流体」は、本明細書で使用される場合、液体、ゲル、ペーストおよびガス製品の形態を含む。
特記しない限り、すべての成分または組成物の濃度は、その成分または組成物の活性部分を基準とし、このような成分または組成物の市販の供給源中に存在し得る不純物、たとえば、残留溶媒または副生成物は除外する。
すべてのパーセンテージおよび比率は、別段の指定がない限り、重量により計算される。すべてのパーセンテージおよび比率は、別段の指定がない限り、全組成物に基づいて計算される。
本発明は、布帛基材に青色の色合いを付与して白色化するために、ランドリーケア組成物、たとえば液体洗濯洗剤中での使用に有用であり得るロイコ色素のクラスに関する。ロイコ色素は、本質的に無色またはごくわずかに有色であるが、活性化すると濃い色を発生することができる化合物である。ランドリーケア組成物中にロイコ化合物を使用する一利点は、活性化されるまでは無色であるこのような化合物が、ランドリーケア組成物にその独自の色を呈するようにさせることである。ロイコ色素は、一般的には、ランドリーケア組成物の原色を変えない。したがって、このような組成物の製造業者は、組成物の最終的な明度に影響する添加成分、たとえば青味剤について考慮せずに、消費者にとって最も魅力的な色を作ることができる。
ロイコ色素の別の利点は、その構造に見られる。ロイコ色素は、典型的には、共役数が少ない化学構造および大きなHOMO−LUMOエネルギーギャップをもたらす。したがって、ロイコ色素は、ランドリーケア組成物の高pH環境下で高安定性の傾向がある。
また、本発明のロイコ染料の高分子形態は、選択的移動性を示すことに留意することも重要である。言い換えると、これは、高分子形態での選択的な染色または非染色の特徴のために設計され、特定の物理的または化学的変化に曝露されると色変化の変換を示す。ロイコ染料には、以下の化合物クラス:スピロベンゾピラン、スピロナフトオキサジン、スピロチオピラン、ロイコキノン、ロイコアントラキノン、チアジンロイコ色素、オキサジンロイコ色素、フェナジン(phenanzine)ロイコ色素、フタリド系ロイコ、テトラゾリウム系ロイコ、トリフェニルメタン、トリアリルメタン、フルオラン、およびロイコジアリルメタンが含まれる。好ましいロイコ化合物クラスには、トリフェニルメタン色素が挙げられる。本発明のロイコ色素は、着色剤を含有する製品の所望の最終用途に応じた用途向けにカプセル化してもしなくてもよいことが企図される。
N,N二置換型ジアミノおよびトリアミノフェニルメタン化合物のトリフェニルメタン(「TPM」)構造は、青みがかった色合いを作るが、錯体形成または強イオンとの反応によって脱色される。好適なイオンの例として、たとえば、ヒドロキシルイオン、シアニドイオン、シアン酸イオン、およびこれらの混合物が挙げられる。ヒドロキシルイオンを生成するために必要な高アルカリ性環境は、典型的に、中性から酸性のpH範囲の製品には適さない。シアノ生成物は、紫外(UV)光に曝露されるまでは無色である。UV光に曝露されると、元の青色が生じ、青味付け効果が観察される。ランドリーケア組成物は、消費者受けするレベルまで着色され得、処理した布帛基材への青味の量を最も望ましいレベルに調節することができる。また、本発明の着色剤の少なくともいくつかは、有色種を劣化させる条件に対して安定性の潜在的な色を付与する能力を持つことも留意されたい。たとえば、トリフェニルアセトニトリルロイコ色素は、強塩基および熱に安定性であるが、有色型は劣化する。ロイコ型のメチレンブルーは、強い還元剤に対して安定性であるが、ほとんどのクラスの着色剤は、可逆的に脱色される。
別の態様では、一手法は、酸素に感受性の無色の青色着色剤前駆体を使用するものであり得る。たとえば、メチレンブルーは、その無色のロイコ型に還元され得る。実践的な適用例の場合、瓶詰め段階で少量の還元剤を添加して、密閉された瓶の中で着色剤を無色形態に変換することができる。好適な還元剤として、ハイドロサルファイト、還元糖など、およびこれらの混合物が挙げられる。チアゾリウムまたは他のメロシアニン(mericyanine)染料は、イオン付加によって無色形態に変換され得る。
最後に、従来の光学的増白剤または青味剤と無色の青味剤前駆体とのブレンドを使用して、その効果が適用してすぐに実現されるにしても、またはこのブレンドを配合して、経時的にもしくは色を発生させる曝露によって青味付け効果の増加がもたらされるにしても、白色化効果を与えることができる。
ロイコ高分子色素を含む好適な高分子成分の例として、複数の繰り返し単位を有するポリオキシアルキレン鎖が挙げられる。好ましくは、高分子成分は、2個から約100個の繰り返し単位、より好ましくは2個から約20個またはさらには約4個から約10個の繰り返し単位を有するポリオキシアルキレン鎖を含む。ポリオキシアルキレン鎖の非限定的な例として、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、グリシドールオキシド、ブチレンオキシド、およびこれらの混合物が挙げられる。
本発明のロイコ色素は、以下の構造によって特徴付けられ得る:
Figure 0006866302
[ここで、X1、X2、X3およびR1〜R12基は、独立に、ハロゲン、水素、ヒドロキシ基、ニトロ基、アルキル基、置換アルキル基、−S(O)2OH、−S(O)2-[M+]、−C(O)OR13、−C(O)R13、−C(O)NR1314、−NC(O)OR13、−NC(O)SR13、−OR13、−NR1314、−S(O)213、−S(O)2NR1314、および−P(O)213からなる群から選択され、Mはカチオンであり、R13およびR14は、独立に、水素、アルキル基、置換アルキル基、アリール基、置換アリール基、およびRaからなる群から選択され、ここで、Raは、−Rx−O−Ry−Rzおよび−Ry−Rzからなる群から選択され、Rxは、アルカンジイル基およびアレーンジイル基からなる群から選択され、Rzは、水素、アルキル基、置換アルキル基、アシル基、およびRbからなる群から選択され、Rbは、式Iからなる群から選択される構造に一致する一価の基であり、Ryは、
(i)式(C)の構造と一致する繰り返し単位から独立に選択される2つ以上の二価の繰り返し単位を含む二価の置換基
Figure 0006866302
[ここで、R101およびR102は、独立に、水素、アルキル、ヒドロキシアルキル、アリール、アルコキシアルキル、およびアリールオキシアルキルからなる群から選択される]、
(ii)式(CX)の構造と一致する二価の置換基
Figure 0006866302
[ここで、R111およびR112は、独立に、水素、ヒドロキシル、およびC1〜C10アルキルからなる群から選択され、aaは1〜12の整数であり、bbは1以上(たとえば1〜100)の整数である]、
(iii)式(CXX)の構造と一致する二価の置換基
Figure 0006866302
[ここで、R121およびR122は、独立に、水素、ヒドロキシル、およびC1〜C10アルキルからなる群から選択され、ccは1〜12の整数であり、ddは1以上(たとえば1〜100)の整数である]、
(iv)式(CXXX)の構造と一致する二価の置換基
Figure 0006866302
[ここで、R131、R132およびR133は、独立に、アルキルおよびヒドロキシアルキルから選択され、eeは1以上(たとえば1〜100)の整数である]、
(v)式(CXL)の構造と一致する二価の置換基
Figure 0006866302
[ここで、各R141は、独立に、水素およびアルキルアミン基からなる群から選択され、ffは1以上(たとえば1〜100)の整数である]、
(vi)式(CL)の構造と一致する二価の置換基
Figure 0006866302
[ここで、ggは1以上(たとえば1〜100)の整数である]、
(vii)式(CLX)の構造と一致する二価の置換基
Figure 0006866302
[ここで、各R161は、独立に、水素およびメチルからなる群から選択され、hhは1以上(たとえば1〜100)の整数である]、
(viii)式(CLXX)の構造と一致する二価の置換基
Figure 0006866302
[ここで、R171、R172およびR173はそれぞれ、独立に、水素および−CH2CO2Hからなる群から選択され、jjは1以上(たとえば1〜100)の整数である]、および
(ix)式(C)、(CX)、(CXX)、(CXXX)、(CXL)、(CL)、(CLX)または(CLXX)の構造と一致する置換基からなる群から選択される2つ以上の置換基を含む二価の置換基
からなる群から選択される二価の置換基である]。
本発明の一側面では、X1〜X3およびR1〜R12基すべての中のff、ggおよびhhの合計は2〜40である。本発明の別の側面では、X1〜X3およびR1〜R12基すべての中のff、ggおよびhhの合計は2〜20である。
本発明において有用なロイコ染料は、酸化反応を経たとき、有色色素を形成するものでもある。これらのロイコ染料のいくつかは、当技術分野で周知である(たとえば、The Theory of the Photographic Process、第3版、MeesおよびJames、pp.283−4,390−1,Macmillion Co.、N.Y.およびLight−Sensitive Systems、Kosar、pp.367,370−380、406(1965)Wiley and Sons,Inc.、N.Y.)が、保管中にそのロイコ形態を維持するために安定性のロイコ染料のみが本発明に適している。典型的には、物質が酸化しやすい量を定める一方法は、酸化還元電位またはレドックス電位を用いるものである。レドックス電位は、ボルトまたはミルボルトで測定される。高い正電位は、還元される酸化型の傾向が高く、酸化される還元型の傾向が低いことを意味する。時期尚早な色の形成を防止するために、中性のpHの水溶液中でゼロボルト超、または0.2ボルト以上、または0.4ボルト以上の標準レドックス電位を有するロイコ染料を使用することが好ましいことがある。たとえば、メチレンブルーのレドックス電位は、中性のpHで約ゼロボルトであると報告されている。出願者らは、メチレンブルーに、本発明の不要な特質である、保管中の色形成があることを発見した。酸化電位の測定は、当業者に周知である。利用される多くの方法のうちの1つは、テキストブック(たとえば、Electrochemistry for Chemists、第2版、John Wiley & Sons、N.Y.、1995年)に記載のサイクリックボルタンメトリーである。
好適なロイコ色素を、以下の表1Aに記載する。このような着色剤の対応する化学名は、iChemLabs(商標)(米国マサチューセッツ州ケンブリッジ)から入手可能なChem Doodleソフトウェア(バージョン6.0)によって決定され、それぞれ、以下の表1Bに列挙する。
Figure 0006866302
Figure 0006866302
Figure 0006866302
Figure 0006866302
表1Aおよび1Bに列挙した例は、典型的には、酸化によって無色から着色状態に変換される。たとえば、例1〜11は、酸化剤、たとえば酸素、空気および/または漂白剤に曝露されると発色することができる。
ロイコトリフェニルメタン色素に結合するポリマー鎖を調製ことができる重合法は複数ある。この重合法は、テキストブック、たとえばGeorge OdianによるPrinciples of Polymerization、第3版、John Wiley & Sons、1991年で見つけることができる。典型的な重合法、たとえば段階重合および連鎖重合は、すべて、異なる重合度を有する分子の分布を生じる。実際の重合反応は、やや複雑であり、ポリマーの厳密分布を予測することも、実際の単分布ポリマー(mono-distributed polymer)を含めた、厳密分布のポリマーを調製することもほぼ不可能であり得る。いくらか簡単にして、以下に示すような数学的モデルが開発された:
1)不均衡な停止および/または単量体分子への連鎖移動による連鎖重合:
Figure 0006866302
ここで、Niは、i個の繰り返し単位を含有するポリマーのモル分率であり、すなわち重合度iであり、pは、連鎖成長の可能性であり、反応速度またはポリマー成長(Rp)、移動(Rtr)、および停止(Rt)の比から計算することができる。
Figure 0006866302
数平均重合度は、以下になる。
Figure 0006866302
このケースでは、平均で約10個の繰り返し単位(モノマー)を有するポリマー鎖では、pは0.9になる。そして、1個のみ繰り返し単位を有するポリマー鎖のモル分率は、大体、(1−0.9)×1=0.1になる。これは、この分布中で約10%の「ポリマー」が、繰り返し単位を1個のみ含むことを意味する。
2)カップリング停止による連鎖重合:
Figure 0006866302
ここで、Niは、i個の繰り返し単位を含有するポリマーのモル分率であり、すなわち重合度iであり、pは、連鎖成長の可能性であり、反応速度またはポリマー成長(Rp)および停止(Rt)の比から計算することができる。
Figure 0006866302
数平均重合度は、以下になる。
Figure 0006866302
このケースでは、平均で約10個の繰り返し単位(モノマー)を有するポリマー鎖では、pは0.8になる。そして、2個のみ繰り返し単位を有するポリマー鎖のモル分率は、大体、1×(1−0.8)2×1=0.04になる。これは、この分布中で約4%の「ポリマー」が、繰り返し単位を2個のみ含むことを意味する。
3)直鎖状段階重合:
典型的な段階重合では、等モルのA2およびB2モノマーを用いて直鎖状ポリマーが得られ、重合度iのポリマーのモル分率は以下である。
Figure 0006866302
ここで、pは連鎖成長の可能性であり、これは反応の変換でもある。
数平均重合度は、以下になる。
Figure 0006866302
このケースでは、平均で約10個の繰り返し単位(モノマー)を有するポリマー鎖では、pは0.9になる。そして、2個のみ繰り返し単位を有するポリマー鎖のモル分率は、大体、(1−0.9)×0.90=0.1になる。これは、この分布中で約10%の「ポリマー」が、繰り返し単位を1個のみ含むことを意味する。
4)リビング重合:
リビング重合では、重合が停止または移行反応を含まないことを意味し、典型的には、かなり制御可能な分子量分布を生成することができる。そのため、これは「制御重合」とも呼ばれ、ポリマーは「分布が狭い」またはさらには「単分布」と見なされる。しかし、この重合は、ポアソン分布に従う、分布を有するポリマーを依然として生成する。重合度iのポリマーのモル分率は以下である。
Figure 0006866302
ここで、λは、分布の中間であり、これは数平均重合度でもある。
このケースでは、平均で約10個の繰り返し単位(モノマー)を有するポリマー鎖では、λは10になる。そして、1個のみ繰り返し単位を有するポリマー鎖のモル分率は、大体、
Figure 0006866302
になる。これは、この分布中で約0.05%の「ポリマー」が、繰り返し単位を1個のみ含むことを意味する。
上の4つのケースは、単純化した数学的モデルに基づく。上のモデルはいずれも、重合全体を通しての反応性が同じであり、重合中に拡散限界がなく、出発物質の消耗に伴う反応速度の変化がないと仮定する。実際のケースは、さらにずっと複雑である。共重合のケースでは、種々のモノマーの反応性が非常に異なり得る。その結果、ポリマー分布は、2峰性であり得、場合によってはブロックコポリマーとしても知られる「ブロック様」構造をいくつか形成することがある。
本発明のロイコ色素を、白色化剤として使用するために、ランドリーケア組成物中に導入してよい。ランドリーケア組成物には、これらに限定されないが、洗濯洗剤ならびに布地ケア組成物、たとえば液体および/または粉末洗濯洗剤配合物など、ならびにリンス入り布地柔軟剤(RAFS:rinse added fabric softening)組成物が含まれる。このような組成物は、1種以上の前記白色化剤およびランドリーケア成分を含む。白色化剤は、ランドリーケア組成物中に、組成物の約0.0001重量%〜約10重量%、より好ましくは組成物の約0.0001重量%〜約5重量%、さらにより好ましくは約0.0001重量%〜約1重量%の量で存在し得る。
洗濯洗剤を含むランドリーケア組成物は、ゲル形態を含めた、固体または液体形態でよい。洗濯洗剤組成物は、所望の洗浄特性を与えるために十分な量の界面活性剤を含む。洗濯洗剤組成物は、所望の洗浄特性を与えるために十分な量の界面活性剤を含む。一態様では、洗濯洗剤組成物は、約5重量%〜約90重量%の界面活性剤、より具体的には約5重量%〜約70重量%の界面活性剤、さらにより具体的には約5重量%〜約40重量%の界面活性剤を含む。界面活性剤は、アニオン性、非イオン性、カチオン性、両性イオン性、および/または両性の界面活性剤を含んでよい。より具体的な態様では、洗剤組成物は、アニオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、またはこれらの混合物を含む。
ロイコ色素は、利用した有機合成経路によって生成した反応生成物の混合物の形態で、組成物中に導入してもよく、このような反応混合物は、典型的には、式(I)の染料の混合物と、多くの場合には、それに加えて、副反応の反応生成物および/または少量の未反応の出発物質との混合物を含む。不純物の除去が好ましい場合もあるが、必ずしも必要ではなく、そのため、反応生成物の混合物を直接、本発明による組成物中で使用してもよい。
典型的には、本発明のロイコ色素は、組成物中に、組成物の0.00001〜5重量%、より通常では組成物の0.0001〜1重量%または0.5重量%までの量で存在する。
ロイコ色素の合成プロセスの結果、化学的不純物および/または中間体が形成され得る。存在し得る一タイプの不純物は、残留出発物質および/または反応用の試薬である。可能性のある不純物および/または中間体の別の発生源は、ロイコ色素の酸化型と認識される。少量のロイコ色素は、空気または酸素と接触したとき、酸化して有色のトリフェニルメタン(TPM)染料を形成し得る。有色TPM染料は、製品および/または洗剤中の他の成分とさらに反応して、他の分子を形成することができる。本文献中で考察される一例は、TPM染料とヒドロキシルアニオンとの反応によって形成されるTPMカルビノールである(Turgeon,J.D.およびLaMer,V.K.、J.Amer.Chem.Soc.、74、5988、1952)。
可能な不純物のさらなる発生源は、反応の副生成物である。いくつかの典型的な反応副生成物は、ミヒラーのハイドロールおよびミヒラーのケトンである。しかし、副生成物は、標的TPM分子の特定の合成経路によって決まる。
これらの不純物および/または中間体のいくつかを以下に示す。
例示的な酸化TPM染料:
Figure 0006866302
例示的なTPMカルビノール:
Figure 0006866302
例示的なミヒラーのハイドロール:
Figure 0006866302
例示的なミヒラーのケトン:
Figure 0006866302
本発明のロイコ色素を合成するための例示的な経路をいくつか開示するが、本発明は、これらの例および合成経路のみに限定すべきではない。本明細書で例示していない種々の合成経路および/または種々のロイコ色素用の追加の出発物質および/または試薬も、本発明に包含されるものとして企図される。
本発明の組成物は、典型的には、ロイコ色素以外にも、1種以上のランドリーケア補助材料を含む。
ランドリーケア補助材料
好適な補助剤は、たとえば、洗浄する基材の処理で、たとえば軟化するもしくはさっぱりさせることによって、洗浄性能を助長もしくは強化するためのものでよく、または香料、着色剤、非布地濃淡染料などを用いる場合は、組成物の審美性を修正するためのものでよい。好適な補助材料は、これらに限定されないが、界面活性剤、ビルダー、キレート剤、染料移動阻害剤、分散剤、酵素、および酵素安定剤、触媒物質、漂白活性剤、過酸化水素、過酸化水素源、前もって形成された過酸、ポリマー分散剤、粘土質汚れ除去/再付着防止剤、光沢剤、起泡抑制剤、染料、色相染料、香料、香料送達系、構造弾性化剤、布地柔軟剤、キャリア、ヒドロトロープ、加工助剤、溶媒、追加の染料および/または顔料を含み、これらのうち一部を以下に詳述する。以下の開示に加えて、このようなその他の補助剤の好適な例および使用濃度は、参照により組み込まれる米国特許第5,576,282号、同第6,306,812号B1、および同第6,326,348号B1に記載されている。
追加の布地色相剤。追加の布地濃淡染料を導入することは好ましくないが、ロイコ色素に加えて、組成物は、1種以上の追加の布地色相剤を含んでよい。好適な布地色相剤は、染料、染料−粘土共役物質、および顔料を含む。好適な染料は、合成ファイバー、たとえばポリエステルおよび/またはナイロンへの付着と比べて綿布帛により多く付着するものを含む。さらに好適な染料は、綿と比べて合成布帛、たとえばポリエステルおよび/またはナイロンにより多く付着するものを含む。好適な染料は、小分子染料および重合性染料を含む。好適な小分子染料は、Direct Blue、Direct Red、Direct Violet、Acid Blue、Acid Red、Acid Violet、Basic Blue、Basic VioletおよびBasic Red、またはこれらの混合物の色指数(C.I.)分類に該当する染料からなる群から選択される小分子染料を含む。小分子染料の例には、色指数(英国染料染色学会:Society of Dyers and Colourists、Bradford,UK)数Direct Violet9、Direct Violet35、Direct Violet48、Direct Violet51、Direct Violet66、Direct Violet99、Direct Blue1、Direct Blue71、Direct Blue80、Direct Blue279、Acid Red17、Acid Red73、Acid Red88、Acid Red150、Acid Violet15、Acid Violet17、Acid Violet24、Acid Violet43、Acid Red52、Acid Violet49、Acid Violet50、Acid Blue15、Acid Blue17、Acid Blue25、Acid Blue29、Acid Blue40、Acid Blue45、Acid Blue75、Acid Blue80、Acid Blue83、Acid Blue90およびAcid Blue113、Acid Black1、Basic Violet1、Basic Violet3、Basic Violet4、Basic Violet10、Basic Violet35、Basic Blue3、Basic Blue16、Basic Blue22、Basic Blue47、Basic Blue66、Basic Blue75、Basic Blue159からなる群から選択されるものが挙げられ、色指数(英国染料染色学会)数Acid Violet17、Acid Violet43、Acid Red52、Acid Red73、Acid Red88、Acid Red150、Acid Blue25、Acid Blue29、Acid Blue45、Acid Blue113、Acid Black1、Direct Blue1、Direct Blue71からなる群から選択される小分子染料が好ましいことがある。Direct Violet小分子染料が好ましいこともある。Acid Violet17、Direct Blue71、Direct Violet51、Direct Blue1、Acid Red88、Acid Red150、Acid Blue29、Acid Blue113およびこれらの混合物からなる群から選択される染料が好ましいこともある。
好適な重合性染料には、共有結合された色原体を含有するポリマー(染料−ポリマー抱合体)およびポリマーの骨格に共重合された色原体を有するポリマーおよびこれらの混合物からなる群から選択される重合性染料、ならびにLiquitint(登録商標)(Milliken&Company,Spartanburg,South Carolina,USA)の名称で販売されている布地直接染料(fabric−substantive colorant)、少なくとも1種の反応性染料と、ヒドロキシル部分、第1級アミン部分、第2級アミン部分、チオール部分およびこれらの混合物からなる群から選択される部分を含むポリマーからなる群から選択されるポリマーとから形成される染料−ポリマー抱合体からなる群から選択される重合性染料が挙げられる。さらに別の側面において、好適な重合性染料には、Liquitint(登録商標)(Milliken&Company,Spartanburg,South Carolina,USA)Violet CT、反応性青色色素、反応性紫色色素または反応性赤色色素と抱合しているカルボキシメチルセルロース(CMC)、たとえば製品名AZO−CM−CELLULOSE、製品コードS−ACMCでMegazyme,Wicklow,Irelandから販売されているC.I.Reactive Blue19と抱合しているCMC、アルコキシル化トリフェニルメタン高分子色素、アルコキシル化チオフェン高分子色素、およびこれらの混合物が挙げられる。好ましい追加の色相染料には、WO08/87497A1に記載の白色化剤が挙げられる。これらの白色化剤は、以下の構造(IV)によって特徴付けることができる。
Figure 0006866302
ここで、R1およびR2は、独立に、以下から選択することができる。
a)[(CH2CR’HO)x(CH2CR’’HO)yH](ここで、R’は、H、CH3、CH2O(CH2CH2O)zH)およびこれらの混合物からなる群から選択され、R’’は、H、CH2O(CH2CH2O)zHおよびこれらの混合物からなる群から選択され、x+y≦5であり、y≧1であり、z=0〜5である)、
b)R1=アルキル、アリールまたはアリールアルキル、R2=[(CH2CR’HO)x(CH2CR’’HO)yH](ここで、R’は、H、CH3、CH2O(CH2CH2O)zH)およびこれらの混合物からなる群から選択され、R’’は、H、CH2O(CH2CH2O)zHおよびこれらの混合物からなる群から選択され、x+y≦10であり、y≧1であり、z=0〜5である)、
c)R1=[CH2CH(OR3)CH2OR4]、R2=[CH2CH(OR3)CH2OR4](ここで、R3は、H、(CH2CH2O)zHおよびこれらの混合物からなる群から選択され、z=0〜10であり、R4は、(C1〜C16)アルキル、アリール基、およびこれらの混合物からなる群から選択される)、
d)R1およびR2は、独立に、後に1〜10個のアルキレンオキシド単位を添加する、スチレンオキシドのアミノ付加生成物、グリシジルメチルエーテル、イソブチルグリシジルエーテル、イソプロピルグリシジルエーテル、t−ブチルグリシジルエーテル、2−エチルヘキシルグリシジルエーテル、およびグリシジルヘキサデシルエーテルから選択することができる。
本発明の組成物に導入してよい好ましい追加の布地色相剤は、以下の構造(IV)によって特徴付けられ得る。
Figure 0006866302
ここで、R’は、H、CH3、CH2O(CH2CH2O)zH、およびこれらの混合物からなる群から選択され、R’’は、H、CH2O(CH2CH2O)zH、およびこれらの混合物からなる群から選択され、x+y≦5であり、y≧1であり、z=0〜5である。
さらに好ましい追加の色相染料は、以下の構造(V)によって特徴付けられてよい。
Figure 0006866302
この染料は、典型的には、1分子中、平均3〜10個のEO基、好ましくは5つのEO基を有する化合物の混合物である。
さらに追加の濃淡染料は、USPN200834511A1(Unilever)に記載のものである。好ましい助剤は、「ソルベントバイオレット13」である。
好適な染料粘土抱合体には、少なくとも1種のカチオン/塩基性染料およびスメクタイト粘土、ならびにこれらの混合物を含む群から選択される染料粘土抱合体が挙げられる。別の側面において、好適な染料粘土抱合体は、C.I.Basic Yellow1〜108、C.I.Basic Orange1〜69、C.I.Basic Red1〜118、C.I.Basic Violet1〜51、C.I.Basic Blue1〜164、C.I. Basic Green1〜14、C.I.Basic Brown1〜23、CI Basic Black1〜11、ならびにモンモリロナイト粘土、ヘクトライト粘土、サポナイト粘土およびこれらの混合物からなる群から選択される粘土からなる群から選択される一カチオン/塩基性染料からなる群から選択される染料粘土抱合体を含む。さらに別の側面において、好適な染料粘土抱合体は、モンモリロナイトBasic Blue B7 C.I.42595抱合体、モンモリロナイトBasic Blue B9 C.I.52015抱合体、モンモリロナイトBasic Violet V3 C.I.42555抱合体、モンモリロナイトBasic Green G1 C.I.42040抱合体、モンモリロナイトBasic Red R1 C.I.45160抱合体、モンモリロナイト C.I. Basic Black2抱合体、ヘクトライトBasic Blue B7 C.I.42595抱合体、ヘクトライトBasic Blue B9 C.I.52015抱合体、ヘクトライトBasic Violet V3 C.I.42555抱合体、ヘクトライトBasic Green G1 C.I.42040抱合体、ヘクトライトBasic Red R1 C.I.45160抱合体、ヘクトライト C.I. Basic Black2抱合体、サポナイトBasic Blue B7 C.I.42595抱合体、サポナイトBasic Blue B9 C.I.52015抱合体、サポナイトBasic Violet V3 C.I.42555抱合体、サポナイトBasic Green G1 C.I.42040抱合体、サポナイトBasic Red R1 C.I.45160抱合体、サポナイト C.I. Basic Black2抱合体、およびこれらの混合物からなる群から選択される染料粘土抱合体を含む。
好適な顔料は、フラバントロン、インダントロン、1〜4個の塩素原子を含有する塩化インダントロン、ピラントロン、ジクロロピラントロン、モノブロモジクロロピラントロン、ジブロモジクロロピラントロン、テトラブロモピラントロン、ペリレン−3,4,9,10−テトラカルボン酸ジイミド(ここで、イミド基は、無置換でも、C1〜C3アルキルまたはフェニルもしくは複素環式ラジカルで置換されていてもよく、フェニルまたは複素環式ラジカルは、水溶性を付与しない置換基を追加で持つことができる)、アントラピリミジンカルボン酸アミド、ビオラントロン、イソビオラントロン、ジオキサジン顔料、1分子当たり2個以下の塩素原子を含有し得る銅フタロシアニン、ポリクロロ銅フタロシアニンまたは1分子当たり14個以下の臭素原子を含有するポリブロモクロロ銅フタロシアニン、およびこれらの混合物からなる群から選択される顔料を含む。特に好ましいのは、Pigment Blue15〜20、とりわけPigment Blue15および/または16である。その他の好適な顔料は、Ultramarine Blue(C.I. Pigment Blue29)、Ultramarine Violet(C.I. Pigment Violet15)およびこれらの混合物を含む。好適な色相剤は、US7,208,459B2、WO2012/054835、WO2009/069077、WO2012/166768に詳述されている。
カプセル剤。組成物は、カプセル剤を含んでよい。一側面において、カプセル剤はコアを含み、殻は内面および外面を有し、前記殻は前記コアをカプセル化する。コアは、任意のランドリーケア補助剤を含み得るが、典型的には、コアは、香料、光沢剤、染料、昆虫忌避剤、シリコーン、ワックス、フレーバー、ビタミン、布地柔軟剤、一側面におけるスキンケア剤、パラフィン、酵素、抗菌剤、漂白剤、感覚惹起剤、およびこれらの混合物からなる群から選択される材料を含んでよく、前記殻は、ポリエチレン、ポリアミド、任意に他のコモノマーを含有するポリビニルアルコール、ポリスチレン、ポリイソプレン、ポリカーボネート、ポリエステル、ポリアクリレート、アミノプラスト(一側面において、前記アミノプラストは、ポリ尿素、ポリウレタン、および/またはポリ尿素ウレタンを含んでよく、一側面において、前記ポリ尿素は、ポリオキシメチレン尿素および/またはメラミンホルムアルデヒドを含んでよい)、ポリオレフィン、多糖類(一側面において、前記多糖類は、アルギネートおよび/またはキトサンを含んでよい)、ゼラチン、シェラック、エポキシ樹脂、ビニルポリマー、水に溶けない無機物質、シリコーン、およびこれらの混合物からなる群から選択される材料を含んでよい。好ましいカプセル剤は、香料を含む。好ましいカプセル剤は、メラミンホルムアルデヒドおよび/または架橋メラミンホルムアルデヒドを含み得る殻を含む。好ましいカプセル剤はコア材料および殻を含み、前記コア材料を少なくとも部分的に囲む前記殻を開示する。少なくとも75%、85%またはさらには90%の前記カプセル剤は、0.2MPa〜10MPaの破壊強度、および初期カプセル化有益剤全体に基づいて0%〜20%またはさらには10%未満もしくは5%の有益剤漏出量を有し得る。(i)少なくとも75%、85%またはさらには90%の前記カプセル剤が、1ミクロン〜80ミクロン、5ミクロン〜60ミクロン、10ミクロン〜50ミクロン、もしくはさらには15ミクロン〜40ミクロンの粒径を有し得、かつ/または(ii)少なくとも75%、85%またはさらには90%の前記カプセル剤が、30nm〜250nm、80nm〜180nm、またはさらには100nm〜160nmの粒子の壁厚を有し得るものが好ましい。ホルムアルデヒド捕捉剤を、たとえば、カプセルスラリー中で、カプセル剤と共に用いてもよく、かつ/またはカプセル剤をこのような組成物に添加する前、その間、その後に、組成物に添加してもよい。好適なカプセルは、USPA2008/0305982A1および/またはUSPA2009/0247449A1の教示にしたがって作製することができる。あるいは、好適なカプセルは、Appleton Papers Inc.(Appleton,Wisconsin,USA)から購入することができる。
好ましい側面において、組成物は、好ましくはカプセル剤に加えて、付着助剤を含んでよい。好ましい付着助剤は、カチオンおよび非イオン性ポリマーからなる群から選択される。好適なポリマーには、カチオンデンプン、カチオンヒドロキシエチルセルロース、ポリビニルホルムアルデヒド、ローカストビーンガム、マンナン、キシログルカン、タマリンドガム、ポリエチレンテレフタレートならびに任意にアクリル酸およびアクリルアミドを含む群から選択される1種以上のモノマーを有する、ジメチルアミノエチルメタクリレートを含有するポリマーが挙げられる。
香料。本発明の好ましい組成物は、香料を含む。典型的には、組成物は、WO08/87497に記載の群から選択される1種以上の香料原材料を含む香料を含む。しかし、ランドリーケア組成物中で有用な香料はいずれも使用可能である。本発明の組成物に香料を導入する好ましい方法は、水溶性ヒドロキシル化合物またはメラミンホルムアルデヒドもしくは変性ポリビニルアルコールのいずれかを含むカプセル化香料粒子を介するものである。一側面において、カプセル剤は、(a)1種以上の水溶性ヒドロキシル化合物、好ましくはデンプンを含む、少なくとも部分的に水溶性の固体マトリクス、および(b)固体マトリクスによってカプセル化された香油を含む。さらなる側面において、香料は、ポリアミン、好ましくはポリエチレンイミンと前もって錯体を形成することによってシッフ塩基を形成してよい。
ポリマー。組成物は、1種以上のポリマーを含んでよい。例として、任意に修飾されたカルボキシメチルセルロース、ポリ(ビニルピロリドン)、ポリ(エチレングリコール)、ポリ(ビニルアルコール)、ポリ(ビニルピリジン−N−オキシド)、ポリ(ビニルイミダゾール)、ポリカルボキシレート、たとえばポリアクリレート、マレイン酸/アクリル酸コポリマーおよびラウリルメタクリレート/アクリル酸コポリマーがある。
組成物は、1種以上の両親媒性洗浄ポリマー、たとえば以下の一般構造を有する化合物:ビス((C25O)(C24O)n)(CH3)−N+−Cx2x−N+−(CH3)−ビス((C25O)(C24O)n)(ここで、n=20〜30、x=3〜8)またはその硫酸化もしくはスルホン酸化変異体を含んでよい。一側面において、このポリマーを硫酸化またはスルホン化して、両性イオン性汚れ懸濁ポリマーを得る。
組成物は、好ましくは、布地および表面から油脂粒子を除去するようにバランスのとれた親水性および疎水性の性質を有する両親媒性アルコキシル化油脂洗浄ポリマーを含む。好ましい両親媒性アルコキシル化油脂洗浄ポリマーは、コア構造およびそのコア構造に結合した複数のアルコキシレート基を含む。これらは、好ましくは内側ポリエチレンオキシドブロックおよび外側ポリプロピレンオキシドブロックを有する、アルコキシル化ポリアルキレンイミンを含んでよい。典型的には、これらは、0.005〜10wt%、一般的には0.5〜8wt%の量で本発明の組成物に導入してよい。
アルコキシル化ポリカルボキシレート、たとえばポリアクリレートから調製されるものは、ここで、追加の油脂除去性能を付与する上で有用である。このような材料は、WO91/08281およびPCT90/01815に記載されている。化学的に、これらの材料は、7〜8個のアクリレート単位ごとに1つのエポキシ側鎖を有するポリアクリレートを含む。側鎖の式は−(CH2CH2O)m(CH2nCH3であり、ここでmは2〜3であり、nは6〜12である。側鎖は、ポリアクリレート「骨格」にエステル結合して、「くし形」ポリマー型構造を付与する。分子量は変動してよいが、典型的には、約2000〜約50,000の範囲である。このようなアルコキシル化ポリカルボキシレートは、ここでの組成物の約0.05重量%〜約10重量%を占めてよい。
共界面活性剤と他の補助成分との混合物は、両親媒性グラフトコポリマーと一緒に使用するのに特に向いている。好ましい両親媒性グラフトコポリマーは、(i)ポリエチレングリコール骨格、ならびに(ii)ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコールおよびこれらの混合物から選択される少なくとも1つのペンダント部分を含む。好ましい両親媒性グラフトコポリマーは、BASFから供給されるSokalan HP22である。好適なポリマーには、ランダムグラフトコポリマー、好ましくはポリエチレンオキシド骨格および複数のポリ酢酸ビニル側鎖を有するポリ酢酸ビニルグラフトポリエチレンオキシドコポリマーが挙げられる。ポリエチレンオキシド骨格の分子量は、好ましくは約6000であり、ポリエチレンオキシド対ポリ酢酸ビニルの重量比は約40対60であり、50個のエチレンオキシド単位当たりにあるグラフト点は1つ以下である。典型的には、これらは、0.005〜10wt%、より一般的には0.05=8wt%の量で、本発明の組成物に導入される。好ましくは、組成物は、1種以上のカルボキシレートポリマー、たとえばマレエート/アクリレートランダムコポリマーまたはポリアクリレートホモポリマーを含む。一側面において、カルボキシレートポリマーは、4,000Da〜9,000Daまたは6,000Da〜9,000Daの分子量を有するポリアクリレートホモポリマーである。典型的には、これらは、0.005〜10wt%または0.05〜8wt%の量で、本発明の組成物に導入される。
好ましくは、組成物は、1種以上の防汚ポリマーを含む。例として、次式(VI)、(VII)または(VIII)のうちの1つによって規定される構造を有する防汚ポリマーが挙げられる。
(VI) −[(OCHR1−CHRa−O−OC−Ar−CO−]d
(VII) −[(OCHR−CHRb−O−OC−sAr−CO−]e
(VIII) −[(OCHR−CHRc−ORf
ここで、
a、bおよびcは1〜200であり、
d、eおよびfは1〜50であり、
Arは1,4−置換フェニレンであり、
sArは、5位でSO3Meによって置換されている1,3−置換フェニレンであり、
Meは、Li、K、Mg/2、Ca/2、Al/3、アンモニウム、モノ−、ジ−、トリ−またはテトラアルキルアンモニウムであり、アルキル基は、C1〜C18アルキルもしくはC2〜C10ヒドロキシアルキル、またはこれらの混合物であり、
1、R、R、R、RおよびRは、独立に、HまたはC1〜C18n−またはイソアルキルから選択され、
は、直鎖状もしくは分岐C1〜C18アルキル、または直鎖状もしくは分岐C2〜C30アルケニル、または5〜9個の炭素原子を有するシクロアルキル基、またはC8〜C30アリール基、またはC6〜C30アリールアルキル基である。
好適な防汚ポリマーは、ポリエステル防汚ポリマー、たとえばRhodiaより供給されているRepel−o−tex SF、SF−2およびSRP6を含めたRepel−o−texポリマーがある。その他の好適な防汚ポリマーには、Clariantより供給されているTexcare SRA100、SRA300、SRN100、SRN170、SRN240、SRN300およびSRN325を含めたTexcareポリマーが挙げられる。その他の好適な防汚ポリマーは、Marloquestポリマー、たとえばSasolより供給されているMarloquest SLがある。
好ましくは、組成物は、アルキルセルロース、アルキルアルコキシアルキルセルロース、カルボキシアルキルセルロース、アルキルカルボキシアルキルセルロースから選択されるものを含めた、1種以上のセルロースポリマーを含む。好ましいセルロースポリマーは、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、メチルヒドロキシエチルセルロース、メチルカルボキシメチルセルロース、およびこれらの混合物を含む群から選択される。一側面において、カルボキシメチルセルロースは、0.5〜0.9のカルボキシメチル置換度および100,000Da〜300,000Daの分子量を有する。
酵素。好ましくは、組成物は、1種以上の酵素を含む。好ましい酵素は、洗浄性能および/または布地ケアの利益をもたらす。好適な酵素の例として、これらに限定されないが、ヘミセルラーゼ、ペルオキシダーゼ、プロテアーゼ、セルラーゼ、キシラナーゼ、リパーゼ、ホスホリパーゼ、エステラーゼ、クチナーゼ、ペクチナーゼ、マンナナーゼ、ペクチン酸リアーゼ、ケラチナーゼ、レダクターゼ、オキシダーゼ、フェノールオキシダーゼ、リポキシゲナーゼ、リグニナーゼ、プルラナーゼ、タンナーゼ、ペントサナーゼ、マラナーゼ(malanase)、ベータ−グルカナーゼ、アラビノシダーゼ、ヒアルロニダーゼ、コンドロイチナーゼ、ラッカーゼ、およびアミラーゼ、またはこれらの混合物が挙げられる。典型的な組合せは、たとえば、アミラーゼと併せて、プロテアーゼおよびリパーゼを含み得る酵素カクテルである。前述の追加の酵素は、組成物中に存在する場合、組成物の約0.00001重量%〜約2重量%、約0.0001重量%〜約1重量%、またはさらには約0.001重量%〜約0.5重量%の酵素タンパク質の濃度で存在し得る。
プロテアーゼ。好ましくは、組成物は、1種以上のプロテアーゼを含む。好適なプロテアーゼには、メタロプロテアーゼおよび中性またはアルカリ性微生物セリンプロテアーゼを含めたセリンプロテアーゼ、たとえばスブチリシン(EC3.4.21.62)が挙げられる。好適なプロテアーゼには、動物、植物または微生物起源のものが挙げられる。一側面において、このような好適なプロテアーゼは、微生物起源のものでよい。好適なプロテアーゼは、前述の好適なプロテアーゼの化学的または遺伝子学的に修飾された突然変異体を含む。一側面において、好適なプロテアーゼは、セリンプロテアーゼ、たとえばアルカリ性微生物プロテアーゼまたは/およびトリプシンタイプのプロテアーゼでよい。好適な中性またはアルカリ性プロテアーゼの例として、
(a)Bacillus、たとえばUS6,312,936B1、US5,679,630、US4,760,025、US7,262,042およびWO09/021867に記載のBacillus lentus、B.alkalophilus、B.subtilis、B.amyloliquefaciens、Bacillus pumilusおよびBacilus gibsoniiに由来するものを含めた、スブチリシン(EC3.4.21.62)、
(b)トリプシンタイプまたはキモトリプシンタイプのプロテアーゼ、たとえばWO89/06270に記載のフサリウムプロテアーゼ、およびWO05/052161およびWO05/052146に記載のCellumonasに由来するキモトリプシンプロテアーゼを含めたトリプシン(たとえば、ブタまたはウシ起源のもの)、
(c)WO07/044993A2に記載のBacillus amyloliquefaciensに由来するものを含めたメタロプロテアーゼ
が挙げられる。
好ましいプロテアーゼには、Bacillus gibsoniiまたはBacillus Lentusに由来するものが挙げられる。
好適な市販のプロテアーゼ酵素には、Novozymes A/S(デンマーク)より商標名Alcalase(登録商標)、Savinase(登録商標)、Primase(登録商標)、Durazym(登録商標)、Polarzyme(登録商標)、Kannase(登録商標)、Liquanase(登録商標)、Liquanase Ultra(登録商標)、Savinase Ultra(登録商標)、Ovozyme(登録商標)、Neutrase(登録商標)、Everlase(登録商標)、およびEsperase(登録商標)で販売されているもの、Genencor Internationalより商標名Maxatase(登録商標)、Maxacal(登録商標)、Maxapem(登録商標)、Properase(登録商標)、Purafect(登録商標)、Purafect Prime(登録商標)、Purafect Ox(登録商標)、FN3(登録商標)、FN4(登録商標)、Excellase(登録商標)およびPurafect OXP(登録商標)で販売されているもの、Solvay Enzymesより商標名Opticlean(登録商標)およびOptimase(登録商標)で販売されているもの、Henkel/Kemiraから入手可能なもの、すなわちBLAP(US5,352,604の図29に示す以下の変異S99D+S101R+S103A+V104I+G159Sを有する配列、以下BLAPと呼ぶ)、BLAP R(S3T+V4I+V199M+V205I+L217Dの変異を有するBLAP)、BLAP X(S3T+V4I+V205Iの変異を有するBLAP)およびBLAP F49(S3T+V4I+A194P+V199M+V205I+L217Dの変異を有するBLAP)(すべてHenkel/Kemira製)、ならびにKao製のKAP(A230V+S256G+S259Nの変異を有するBacillus alkalophilusのスブチリシン)が挙げられる。
アミラーゼ。好ましくは、組成物はアミラーゼを含んでよい。好適なアルファ−アミラーゼには、細菌または真菌起源のものが挙げられる。化学的にまたは遺伝子学的に修飾された突然変異体(変異体)が含まれる。好ましいアルカリ性アルファ−アミラーゼは、Bacillus株、たとえばBacillus licheniformis、Bacillus amyloliquefaciens、Bacillus stearothermophilus、Bacillus subtilis、またはその他のBacillus属、たとえばBacillus属NCIB12289、NCIB12512、NCIB12513、DSM9375(USP7,153,818)、DSM12368、DSMZ no.12649、KSM AP1378(WO97/00324)、KSM K36またはKSM K38(EP1,022,334)に由来する。好ましいアミラーゼには、以下が挙げられる。
(a)WO94/02597、WO94/18314、WO96/23874およびWO97/43424に記載の変異体、とりわけWO96/23874の配列番号2に列挙される酵素に対して以下の位置:15、23、105、106、124、128、133、154、156、181、188、190、197、202、208、209、243、264、304、305、391、408および444位の1つ以上に置換を有する変異体。
(b)USP5,856,164ならびにWO99/23211、WO96/23873、WO00/60060およびWO06/002643に記載の変異体、とりわけWO06/002643に配列番号12として記載されるAA560酵素に対して以下の位置:26、30、33、82、37、106、118、128、133、149、150、160、178、182、186、193、203、214、231、256、257、258、269、270、272、283、295、296、298、299、303、304、305、311、314、315、318、319、339、345、361、378、383、419、421、437、441、444、445、446、447、450、461、471、482、484位の1つ以上に置換を有する変異体(好ましくはD183*およびG184*の削除部分も含有する)。
(c)Bacillus属722由来の野生型酵素であるWO06/002643の配列番号4と少なくとも90%同一性を示す変異体、とりわけ183および184位に欠失を有する変異体および参照によりここに組み込まれるWO00/60060に記載の変異体。
(d)Bacillus属707由来の野生型酵素(US6,093,562の配列番号7)と少なくとも95%同一性を示す変異体、とりわけ1種以上の以下の変異M202、M208、S255、R172および/またはM261を含むもの。好ましくは、前記アミラーゼは、M202L、M202V、M202S、M202T、M202I、M202Q、M202W、S255Nおよび/またはR172Qのうちの1つ以上の変異を含む。特に好ましいのは、M202LまたはM202Tの変異を含むものである。
(e)WO09/149130に記載の変異体、好ましくはWO09/149130の配列番号1または配列番号2のGeobacillus Stearophermophilusまたはその欠失型由来の野生型酵素と少なくとも90%同一性を示すもの。
好適な市販のアルファ−アミラーゼには、DURAMYL(登録商標)、LIQUEZYME(登録商標)、TERMAMYL(登録商標)、TERMAMYL ULTRA(登録商標)、NATALASE(登録商標)、SUPRAMYL(登録商標)、STAINZYME(登録商標)、STAINZYME PLUS(登録商標)、FUNGAMYL(登録商標)、およびBAN(登録商標)(Novozymes A/S、Bagsvaerd,Denmark)、KEMZYM(登録商標)AT9000 Biozym Biotech Trading GmbH Wehlistrasse 27b A−1200 Wien Austria、RAPIDASE(登録商標)、PURASTAR(登録商標)、ENZYSIZE(登録商標)、OPTISIZE HT PLUS(登録商標)、POWERASE(登録商標)およびPURASTAR OXAM(登録商標)(Genencor International Inc.,Palo Alto,California)ならびにKAM(登録商標)(Kao、日本国東京都中央区日本橋茅場町1丁目14−10(郵便番号103−8210))が挙げられる。一側面において、好適なアミラーゼには、NATALASE(登録商標)、STAINZYME(登録商標)およびSTAINZYME PLUS(登録商標)、ならびにこれらの混合物が挙げられる。
リパーゼ。好ましくは、本発明は、「第1のサイクルリパーゼ」、たとえば米国特許第6,939,702号B1およびUS PA2009/0217464に記載のものを含めた1種以上のリパーゼを含む。好ましいリパーゼは、一次洗浄リパーゼである。本発明の一態様において、組成物は、一次洗浄リパーゼを含む。一次洗浄リパーゼは、(a)Humicola lanuginosa菌株DSM4109由来の野生型リパーゼと少なくとも90%同一性を有し、(b)前記野生型リパーゼと比べて、E1またはQ249の15A内の三次元構造の表面で、電気的に中性または負電荷を有するアミノ酸の、正電荷を有するアミノ酸による置換を含み、(c)C末端でペプチド付加を含み、かつ/または(d)N末端でペプチド付加を含み、かつ/または(e)以下の制限:i)前記野生型リパーゼのE210の位置に負電荷アミノ酸を含み、ii)前記野生型リパーゼの90〜101の位置に対応する領域に負電荷を有するアミノ酸を含み、iii)前記野生型リパーゼのN94に対応する位置に中性もしくは負電荷アミノ酸を含み、かつ/または前記野生型リパーゼの90〜101の位置に対応する領域に負または中性の正味の電荷を有することを満たす、アミノ酸配列を有するポリペプチドであるリパーゼを含む。好ましいのは、1つ以上のT231RおよびN233Rの変異を含むThermomyces lanuginosus由来の野生型リパーゼの変異体である。野生型配列は、Swissprot受入番号Swiss−Prot O59952(Thermomyces lanuginosus(Humicola lanuginosa)由来)の269個のアミノ酸(アミノ酸23〜291)である。好ましいリパーゼは、商標名Lipex(登録商標)およびLipolex(登録商標)およびLipoclean(登録商標)で販売されているものを含むと考えられる。
エンドグルカナーゼ。その他の好ましい酵素は、US7,141,403B2における配列番号2のアミノ酸配列と少なくとも90%、94%、97%およびさらには99%の同一性を有する配列を有するBacillus属のメンバーに対して内因性の細菌性ポリペプチドを含む、エンド−ベータ−1,4−グルカナーゼ活性(E.C.3.2.1.4)を示す、微生物由来のエンドグルカナーゼおよびその混合物を含む。好適なエンドグルカナーゼは、商標名Celluclean(登録商標)およびWhitezyme(登録商標)(Novozymes A/S、Bagsvaerd,Denmark)で販売されている。
ペクチン酸リアーゼ。その他の好ましい酵素は、商標名Pectawash(登録商標)、Pectaway(登録商標)、Xpect(登録商標)で販売されているペクチン酸リアーゼおよび商標名Mannaway(登録商標)で販売されているマンナナーゼ(すべてNovozymes A/S、Bagsvaerd,Denmark製)、ならびにPurabrite(登録商標)(Genencor International Inc.,Palo Alto,California)を含む。
漂白剤。組成物は、1種以上の漂白剤を含むことが好ましいことがある。漂白触媒以外の好適な漂白剤には、光漂白剤、漂白活性化剤、過酸化水素、過酸化水素源、前もって形成された過酸およびこれらの混合物が挙げられる。一般的に、漂白剤を使用する場合、本発明の組成物は、対象の組成物の約0.1重量%〜約50重量%またはさらには約0.1重量%〜約25重量%の漂白剤または漂白剤混合物を含んでよい。好適な漂白剤の例として、以下が挙げられる。
(1)光漂白剤、たとえば、スルホン化亜鉛フタロシアニン、スルホン化アルミニウムフタロシアニン、キサンテン染料、およびこれらの混合物、
(2)前もって形成された過酸:好適な前もって形成された過酸として、これらに限定されないが、前もって形成された過酸またはその塩、典型的には、過カルボン酸および塩、過炭酸および塩、過イミド酸および塩、過硫酸および塩、たとえば、Oxone(登録商標)、ならびにこれらの混合物からなる群から選択される化合物が挙げられる。好適な例として、ペルオキシカルボン酸もしくはその塩、またはペルオキシスルホン酸もしくはその塩が挙げられる。ここでの使用に適した典型的なペルオキシカルボン酸塩は、以下の化学式に対応する化学構造を有し:
Figure 0006866302
ここで、R14は、アルキル、アラルキル、シクロアルキル、アリールまたは複素環式基から選択され、R14基は、過酸が疎水性である場合は6〜14個の炭素原子または8〜12個の炭素原子を有し、過酸が親水性である場合は6個未満の炭素原子またはさらには4個未満の炭素原子を有する、直鎖状または分岐、置換または無置換でよく、Yは、中性の電荷を実現する任意の好適な対イオンであり、好ましくは、Yは、水素、ナトリウムまたはカリウムから選択される。好ましくは、R14は、直鎖または分岐、置換または無置換のC6〜9アルキルである。好ましくは、ペルオキシ酸またはその塩は、ペルオキシヘキサン酸、ペルオキシヘプタン酸、ペルオキシオクタン酸、ペルオキシノナン酸、ペルオキシデカン酸、任意のこれらの塩、または任意のこれらの組合せから選択される。特に好ましいペルオキシ酸は、フタルイミド−ペルオキシ−アルカン酸、特にε−フタルイミドペルオキシヘキサン酸(PAP)である。好ましくはペルオキシ酸またはその塩は、30℃〜60℃の範囲の融点を有する。
前もって形成されたペルオキシ酸またはその塩は、典型的には、以下の化学式に対応する化学構造を有する、ペルオキシスルホン酸またはその塩でもよく:
Figure 0006866302
ここで、R15は、アルキル、アラルキル、シクロアルキル、アリールまたは複素環式基から選択され、R15基は、直鎖状または分岐、置換または無置換であってよく、Zは、中性の電荷を実現する任意の好適な対イオンであり、好ましくは、Zは、水素、ナトリウムまたはカリウムから選択される。好ましくは、R15は、直鎖状または分岐、置換または無置換のC4〜14、好ましくはC6〜14アルキルである。好ましくは、このような漂白成分は、本発明の組成物中に、0.01〜50%、最も好ましくは0.1%〜20%の量で存在してよい。
(3)過酸化水素源、たとえば、アルカリ金属塩を含めた無機過水和物塩、たとえば過ホウ酸ナトリウム塩(通常、一または四水和物)、過炭酸塩、過硫酸塩、過リン酸塩、過ケイ酸塩およびこれらの混合物。本発明の一側面において、無機過水和物塩は、過ホウ酸ナトリウム塩、過炭酸ナトリウム塩およびこれらの混合物からなる群から選択される。無機過水和物塩は、使用する場合、典型的には、布地およびホームケア製品全体の0.05〜40wt%または1〜30wt%の量で存在し、典型的には、このような布地およびホームケア製品に、コーティングされていてよい結晶性固体として導入される。好適なコーティングには、無機塩、たとえばアルカリ金属ケイ酸塩、炭酸塩もしくはホウ酸塩またはこれらの混合物、あるいは有機材料、たとえば水溶性または分散性ポリマー、ワックス、油または脂肪質石鹸が挙げられる。
(4)R−(C=O)−Lを有する漂白活性化剤(ここで、Rは、漂白活性化剤が疎水性である場合は6〜14個または8〜12個の炭素原子を有し、漂白活性化剤が親水性である場合は6個未満またはさらには4個未満の炭素原子を有する、任意に分岐されたアルキル基であり、Lは脱離基である)。好適な脱離基の例として、安息香酸およびその誘導体、とりわけベンゼンスルホネートがある。好適な漂白活性化剤には、ドデカノイルオキシベンゼンスルホネート、デカノイルオキシベンゼンスルホネート、デカノイルオキシ安息香酸またはこれらの塩、3,5,5−トリメチルヘキサノイルオキシベンゼンスルホネート、テトラアセチルエチレンジアミン(TAED)およびノナノイルオキシベンゼンスルホネート(NOBS)が挙げられる。好適な漂白活性化剤は、WO98/17767にも開示されている。いずれの好適な漂白活性化剤も使用できるが、本発明の一側面では、対象組成物は、NOBS、TAEDまたはこれらの混合物を含んでよい。
(5)漂白触媒。本発明の組成物は、ペルオキシ酸および/またはその塩から酸素原子を受容し、酸素原子を易酸化性の基質に移すことができる、1種以上の漂白触媒も含み得る。好適な漂白触媒として、これらに限定されないが、イミニウムカチオンおよびポリイオン、イミニウム両性イオン、修飾アミン、修飾アミンオキシド、N−スルホニルイミン、N−ホスホニルイミン、N−アシルイミン、チアジアゾールジオキシド、ペルフルオロイミン、環状糖ケトンおよびアルファアミノケトンならびにこれらの混合物が挙げられる。好適なアルファアミノケトンは、たとえば、WO2012/000846A1、WO2008/015443A1、およびWO2008/014965A1に記載されている。好適な混合物は、USPA2007/0173430A1に記載されている。
理論に束縛されるものではないが、本発明者らは、この上記の方法で求電子性および疎水性を制御することは、漂白成分を、実質的により疎水性であり、求電子性が高い酸化剤によって漂白しやすい、目に見える発色団を含めた電子富化汚れを含有する布地の領域のみに送達することを可能にすると考えている。
一側面において、漂白触媒は、以下の一般式に対応する構造を有し:
Figure 0006866302
ここで、R13は、2−エチルヘキシル、2−プロピルヘプチル、2−ブチルオクチル、2−ペンチルノニル、2−ヘキシルデシル、n−ドデシル、n−テトラデシル、n−ヘキサデシル、n−オクタデシル、イソノニル、イソデシル、イソトリデシルおよびイソペンタデシルからなる群から選択される。
(6)組成物は、好ましくは、触媒金属錯体を含んでよい。好ましい一タイプの金属含有漂白触媒は、規定の漂白触媒活性の遷移金属カチオン、たとえば銅、鉄、チタン、ルテニウム、タングステン、モリブデン、またはマンガンカチオン、少量のまたは全く漂白触媒活性を有さない補助金属カチオン、たとえば亜鉛またはアルミニウムカチオン、および触媒および補助金属カチオンに対して規定の安定度定数を有する封鎖剤(sequestrate)、特にエチレンジアミンテトラ酢酸、エチレンジアミンテトラ(メチレンホスホン酸)およびこれらの水溶性塩を含む触媒系である。このような触媒は、US4,430,243に開示されている。
要望に応じて、ここでの組成物は、マンガン化合物による触媒作用を受けることができる。このような化合物および使用濃度は当技術分野で周知であり、たとえば、US5,576,282に開示されているマンガン系触媒が挙げられる。
ここで有用なコバルト漂白触媒は公知であり、たとえば、US5,597,936、US5,595,967に記載されている。このようなコバルト触媒は、公知の手順、たとえばUS5,597,936およびUS5,595,967における教示によって容易に調製される。
ここでの組成物は、好適には、リガンドの遷移金属錯体、たとえばビスピドン(bispidones)(WO05/042532A1)および/または大環状多環式硬質リガンド(「MRL」と略す)も含んでよい。実際、限定することを意図せず、ここでの組成物および方法を調節して、水性洗浄媒体中、およそ1億の活性MRL種当たり少なくとも1部を供給することができ、典型的には、洗浄リカー中、約0.005ppm〜約25ppm、約0.05ppm〜約10ppm、またはさらには約0.1ppm〜約5ppmのMRLを供給する。
瞬時遷移金属漂白触媒中の好適な遷移金属には、たとえば、マンガン、鉄およびクロムが挙げられる。好適なMRLは、5,12−ジエチル−1,5,8,12−テトラアザビシクロ[6.6.2]ヘキサデカンを含む。
好適な遷移金属MRLは、既知の手順、たとえばWO00/32601およびUS6,225,464における教示によって容易に調製される。
過酸化水素源/過酸および/または漂白活性化剤は、存在する場合、一般的に、布地およびホームケア製品に基づいて約0.1〜約60wt%、約0.5〜約40wt%、またはさらには約0.6〜約10wt%の量で組成物中に存在する。1種以上の疎水性過酸またはその前駆体を、1種以上の親水性過酸またはその前駆体と組み合わせて使用してもよい。
典型的には、過酸化水素源および漂白活性化剤は一緒に導入される。過酸化水素源および過酸または漂白活性化剤の量は、利用可能な酸素(過酸化物源由来)対過酸のモル比が1:1〜35:1またはさらには2:1〜10:1になるように選択してよい。
界面活性剤。好ましくは、組成物は、界面活性剤または界面活性剤系を含む。界面活性剤は、非イオン性、アニオン、カチオン、両性(amphoteric)、両性電解質(ampholytic)、両親媒性、両性イオン性、半極性非イオン性界面活性剤およびこれらの混合物から選択することができる。好ましい組成物は、界面活性剤/界面活性剤系の混合物を含む。好ましい界面活性剤系は、1種以上のアニオン界面活性剤を、最も好ましくは共界面活性剤と組み合わせて、最も好ましくは非イオンおよび/または両性および/または両性イオン性界面活性剤と組み合わせて含む。好ましい界面活性剤系は、アニオンおよび非イオン性界面活性剤を両方とも含み、好ましくは重量比が90:1〜1:90になるようにする。場合によっては、アニオン対非イオン性界面活性剤の重量比が少なくとも1:1であることが好ましい。しかし、10:1未満の比が好ましいこともある。存在する場合の界面活性剤の全濃度は、好ましくは、対象組成物の0.1重量%〜60重量%、1重量%〜50重量%、またはさらには5重量%〜40重量%である。
好ましくは、組成物は、アニオン洗浄剤用界面活性剤、好ましくはサルフェートおよび/またはスルホネート界面活性剤を含む。好ましい例として、アルキルベンゼンスルホネート、アルキルサルフェートおよびアルキルアルコキシル化サルフェートが挙げられる。好ましいスルホネートは、C10〜13アルキルベンゼンスルホネートである。好適なアルキルベンゼンスルホネート(LAS)は、市販の直鎖状アルキルベンゼン(LAB)をスルホン化することによって得ることができ、好適なLABは、低級2−フェニルLAB、たとえばSasolより商標名Isochem(登録商標)で供給されているもの、またはPetresaより商標名Petrelab(登録商標)で供給されているものを含み、その他の好適なLABには、高級2−フェニルLAB、たとえばSasolより商標名Hyblene(登録商標)で供給されているものが挙げられる。好適なアニオン洗浄剤用界面活性剤は、DETAL触媒法により得られるアルキルベンゼンスルホネートであるが、その他の合成経路、たとえばHFも好適な場合がある。一側面において、LASのマグネシウム塩を使用する。
好ましいサルフェート洗浄剤用界面活性剤には、アルキルサルフェート、典型的にはC8〜18アルキルサルフェートまたは主にC12アルキルサルフェートが挙げられる。さらに好ましいアルキルサルフェートは、アルキルアルコキシル化サルフェート、好ましくはC8〜18アルキルアルコキシル化サルフェートである。好ましくは、アルコキシル化基は、エトキシル化基である。典型的には、アルキルアルコキシル化サルフェートは、0.5〜30もしくは20、または0.5〜10の平均アルコキシル化度を有する。特に好ましいのは、0.5〜10、0.5〜7、0.5〜5またはさらには0.5〜3の平均エトキシル化度を有するC8〜18アルキルエトキシル化サルフェートである。
アルキルサルフェート、アルキルアルコキシル化サルフェートおよびアルキルベンゼンスルホネートは、直鎖状または分岐の置換または無置換でよい。界面活性剤が分岐の場合、好ましくは、界面活性剤は、中鎖分岐サルフェートまたはスルホネート界面活性剤を含むであろう。好ましくは、分岐基は、C1〜4アルキル基、典型的にはメチルおよび/またはエチル基を含む。
好ましくは、組成物は、非イオン性洗浄剤用界面活性剤を含む。好適な非イオン性界面活性剤は、C8〜C18アルキルエトキシレート、たとえばShellからのNEODOL(登録商標)非イオン性界面活性剤、C6〜C12アルキルフェノールアルコキシレート(ここで、アルコキシレート単位はエチレンオキシ単位、プロピレンオキシ単位またはこれらの混合物)、エチレンオキシド/プロピレンオキシドブロックポリマーを有するC12〜C18アルコールおよびC6〜C12アルキルフェノール凝縮物、たとえばBASFからのPluronic(登録商標)、C14〜C22中鎖分岐アルコール、典型的には1〜30の平均アルコキシル化度を有するC14〜C22中鎖分岐アルキルアルコキシレート、アルキル多糖類、一側面において、アルキルポリグルコシド、ポリヒドロキシ脂肪酸アミド、エーテルでキャップされたポリ(オキシアルキル化)アルコール界面活性剤、ならびにこれらの混合物からなる群から選択される。
好適な非イオン性洗浄剤用界面活性剤には、アルキルポリグルコシドおよび/またはアルキルアルコキシル化アルコールが挙げられる。
一側面において、非イオン性洗浄剤用界面活性剤は、アルキルアルコキシル化アルコール、一側面ではC8〜18アルキルアルコキシル化アルコール、たとえばC8〜18アルキルエトキシル化アルコールを含み、アルキルアルコキシル化アルコールは、1〜80、好ましくは1〜50、最も好ましくは1〜30、1〜20、または1〜10の平均アルコキシル化度を有してよい。一側面において、アルキルアルコキシル化アルコールは、1〜10、1〜7、1〜5、もしくは3〜7、またはさらには3もしくは2未満の平均エトキシル化度を有するC8〜18アルキルエトキシル化アルコールでよい。アルキルアルコキシル化アルコールは、直鎖状または分岐の置換または無置換であってよい。
好適な非イオン性界面活性剤には、BASFからの商標名Lutensol(登録商標)のものが挙げられる。
好適なカチオン洗浄剤用界面活性剤には、アルキルピリジニウム化合物、アルキル第4級アンモニウム化合物、アルキル第4級ホスホニウム化合物、アルキル三元スルホニウム化合物、およびこれらの混合物が挙げられる。
好適なカチオン洗浄剤用界面活性剤は、次の一般式を有する第4級アンモニウム化合物である。
(R)(R1)(R2)(R3)N+-
ここで、Rは、直鎖状または分岐、置換または無置換のC6〜18アルキルまたはアルケニル部分であり、R1およびR2は、独立に、メチルまたはエチル部分から選択され、R3は、ヒドロキシル、ヒドロキシメチルまたはヒドロキシエチル部分であり、Xは、中性の電荷を与えるアニオンであり、好適なアニオンは、ハロゲン化物、たとえば塩化物、サルフェート、およびスルホネートを含む。好適なカチオン洗浄剤用界面活性剤は、モノ−C6〜18アルキルモノヒドロキシエチルジメチル第4級アンモニウム塩化物である。非常に好適なカチオン洗浄剤用界面活性剤は、モノ−C8〜10アルキルモノヒドロキシエチルジメチル第4級アンモニウム塩化物、モノ−C10〜12アルキルモノヒドロキシエチルジメチル第4級アンモニウム塩化物およびモノ−C10アルキルモノヒドロキシエチルジメチル第4級アンモニウム塩化物である。
好適な両性/両性イオン性界面活性剤には、アミンオキシドおよびベタインが挙げられる。
アミンで中和されたアニオン界面活性剤、すなわち本発明のアニオン界面活性剤および補助アニオン共界面活性剤は、酸形態で存在してよく、前記酸形態は中和されて、本発明の洗浄剤用組成物における使用に望ましい界面活性剤塩を形成してよい。中和のための典型的な助剤は、金属対イオン塩基、たとえば水酸化物、たとえばNaOHまたはKOHを含む。酸形態の本発明のアニオン界面活性剤および補助アニオン界面活性剤または共界面活性剤を中和するためのさらに好ましい助剤は、アンモニア、アミン、またはアルカノールアミンを含む。アルカノールアミンが好ましい。好適な非限定的な例として、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、および当技術分野で公知のその他の直鎖状もしくは分岐アルカノールアミンが挙げられ、たとえば、非常に好ましいアルカノールアミンは、2−アミノ−1−プロパノール、1−アミノプロパノール、モノイソプロパノールアミン、または1−アミノ−3−プロパノールが挙げられる。アミンによる中和は、完全にまたは部分的に行ってよく、たとえば、一部のアニオン界面活性剤混合物は、ナトリウムまたはカリウムで中和されてよく、一部のアニオン界面活性剤混合物は、アミンまたはアルカノールアミンで中和されてよい。
ビルダー。好ましくは、組成物は、1種以上のビルターまたはビルダー系を含む。ビルダーを使用する場合、本発明の組成物は、典型的には、少なくとも1%、2%〜60%のビルダーを含む。組成物が、低濃度のリン酸塩および/またはゼオライト、たとえば1〜10または5wt%を含むことが好ましいこともある。組成物は、強力なビルダーを実質的に含まないことさえあり得、強力なビルダーを実質的に含まないとは、ゼオライトおよび/またはリン酸塩を「意図的に添加しない」ことを意味する。典型的なゼオライトビルダーには、ゼオライトA、ゼオライトPおよびゼオライトMAPが挙げられる。典型的なリン酸塩ビルダーは、トリポリリン酸ナトリウムである。
キレート剤。好ましくは、組成物は、キレート剤および/または結晶成長抑制剤を含む。好適な分子は、銅、鉄および/またはマンガンキレート剤ならびにこれらの混合物を含む。好適な分子は、アミノカルボキシレート、アミノホスホネート、スクシネート、これらの塩、およびこれらの混合物を含む。ここで使用するのに好適なキレート剤の非限定的な例として、エチレンジアミン四酢酸、N−(ヒドロキシエチル)エチレンジアミン三酢酸、ニトリロ三酢酸、エチレンジアミン四プロピオン酸、トリエチレンテトラアミン六酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、エタノールジグリシン、エチレンジアミンテトラキス(メチレンホスホネート)、ジエチレントリアミンペンタ(メチレンホスホン酸)(DTPMP)、エチレンジアミンジスクシネート(EDDS)、ヒドロキシエタンジメチレンホスホン酸(HEDP)、メチルグリシン二酢酸(MGDA)、ジエチレントリアミン五酢酸(DTPA)、これらの塩、およびこれらの混合物が挙げられる。本発明において使用するキレート剤のその他の非限定的な例は、米国特許第7445644号、同第7585376号ならびに2009/0176684A1に記載されている。ここで使用するその他の好適なキレート剤は、市販のDEQUESTシリーズならびにMonsanto、DuPontおよびNalco,Inc.製のキレート剤である。
染料移動阻害剤(DTI)。組成物は、1種以上の染料移動阻害剤を含んでよい。本発明の一態様において、本発明者らは、驚くべきことに、特定の染料に加えて重合性染料移動阻害剤を含む組成物が、改善された性能をもたらすことを発見した。これは驚くべきことであるが、その理由は、これらのポリマーが染料の付着を防止するからである。好適な染料移動阻害剤として、これらに限定されないが、ポリビニルピロリドンポリマー、ポリアミンN−オキシドポリマー、N−ビニルピロリドンとN−ビニルイミダゾールとのコポリマー、ポリビニルオキサゾリドンとポリビニルイミダゾールとのコポリマー、またはこれらの混合物が挙げられる。好適な例として、Ashland Aqualon製のPVP−K15、PVP−K30、ChromaBond S−400、ChromaBond S−403EおよびChromabond S−100、ならびにBASF製のSokalan HP165、Sokalan HP50、Sokalan HP53、Sokalan HP59、Sokalan(登録商標)HP56K、Sokalan(登録商標)HP66が挙げられる。その他の好適なDTIは、WO2012/004134に記載されている。対象組成物中に存在する場合、染料移動阻害剤は、組成物の約0.0001重量%〜約10重量%、約0.01重量%〜約5重量%またはさらには約0.1重量%〜約3重量%の濃度で存在してよい。
蛍光増白剤。好ましくは、組成物は、1種以上の蛍光増白剤を含む。本発明において有用であり得る市販の光学的増白剤は、これらに限定されないが、スチルベン、ピラゾリン、クマリン、カルボン酸、メチンシアニン、ジベンゾチオフェン−5,5−ジオキシド、アゾール、5−および6−員環複素環、ならびにその他の種々雑多な助剤の誘導体を含む部分群に分類することができる。特に好ましい増白剤は、2(4−スチリル−3−スルホフェニル)−2H−ナフトール[1,2−d]トリアゾールナトリウム、4,4’−ビス{[(4−アニリノ−6−(Nメチル−N−2ヒドロキシエチル)アミノ1,3,5−トリアジン−2−イル)]アミノ}スチルベン−2,2−ジスルホン酸二ナトリウム、4,4’−ビス{[(4−アニリノ−6−モルホリノ−1,3,5−トリアジン−2−イル)]アミノ}スチルベン−2−2’ジスルホン酸二ナトリウム、および4,4’−ビス(2−スルホスチリル)ビフェニル二ナトリウムから選択される。このような増白剤のその他の例は、「The Production and Application of Fluorescent Brightening Agents」、M.Zahradnik、John Wiley & Sons,New York(1982)に公開されている。本発明の組成物において有用な光学的増白剤の特定の非限定的な例は、米国特許第4,790,856号および米国特許第3,646,015号で確認されるものである。
好ましい増白剤は、以下の構造を有し:
Figure 0006866302
好適な蛍光増白剤の濃度は、約0.01、約0.05、約0.1またはさらには約0.2wt%の低濃度から0.5またはさらには0.75wt%の高濃度までを含む。
一側面において、増白剤は、粘土に投入して粒子を形成してもよい。
好ましい増白剤は、完全にまたは大部分が(典型的には、少なくとも50wt%、少なくとも75wt%、少なくとも90wt%、少なくとも99wt%)アルファ−結晶形態である。非常に好ましい増白剤は、好ましくは以下の構造を有するC.I.蛍光増白剤260を含む。
Figure 0006866302
これは、たとえば30℃または25℃またはさらには20℃未満の冷水によく溶解するので、特に有用であり得る。
好ましくは、増白剤は、最も好ましくは3〜30マイクロメートル、3マイクロメートル〜20マイクロメートル、または3〜10マイクロメートルの重量平均一次粒子サイズを有する微粉化粒子形態で、組成物に取り込まれる。
組成物は、ベータ−結晶形態のC.I.蛍光増白剤260を含んでよく、(i)アルファ−結晶形態のC.I.蛍光増白剤260対(ii)ベータ−結晶形態のC.I.蛍光増白剤260の重量比は、少なくとも0.1または少なくとも0.6でよい。
BE680847は、アルファ−結晶形態のC.I.蛍光増白剤260の製造方法に関する。
ケイ酸塩。組成物は、好ましくは、ケイ酸塩、たとえばケイ酸ナトリウムまたはケイ酸カリウムも含有してよい。組成物は、0wt%から10wt%未満まで、9wt%まで、または8wt%まで、または7wt%まで、または6wt%まで、または5wt%まで、または4wt%まで、または3wt%まで、またはさらには2wt%までのケイ酸塩、好ましくは0wt%超から、または0.5wt%から、またはさらには1wt%からのケイ酸塩を含んでよい。好適なケイ酸塩は、ケイ酸ナトリウムである。
分散剤。組成物は、好ましくは、分散剤も含有してよい。好適な水溶性有機材料は、ホモもしくはコポリマー酸またはこれらの塩を含み、ポリカルボン酸は、2個以下の炭素原子によって互いに離れている少なくとも2つのカルボキシルラジカルを含む。
酵素安定剤。組成物は、好ましくは、酵素安定剤を含んでよい。任意の従来型酵素安定剤は、たとえば、完成した布地およびホームケア製品中に水溶性のカルシウムおよび/またはマグネシウムイオン源を存在させて、該イオンを酵素に与えることによって使用できる。プロテアーゼを含む水性組成物の場合、可逆性プロテアーゼ阻害剤、たとえばボレートを含めたホウ素化合物、もしくは好ましくは4−ホルミルフェニルボロン酸、フェニルボロン酸およびこれらの誘導体、または化合物、たとえばギ酸カルシウム、ギ酸ナトリウムおよび1,2−プロパンジオールを添加して、さらに安定性を改善することができる。
溶媒系。本発明の組成物中の溶媒系は、水のみを含有する、または水を含まない、もしくは好ましくは水を含む有機溶媒の混合物を含有する溶媒系であってよい。好ましい有機溶媒には、1,2−プロパンジオール、エタノール、グリセロール、ジプロピレングリコール、メチルプロパンジオールおよびこれらの混合物が挙げられる。その他の低級アルコール、C1〜C4アルカノールアミン、たとえばモノエタノールアミンおよびトリエタノールアミンも使用できる。溶媒系は、たとえば、本発明の無水固体の態様の場合に存在していなくてよいが、より典型的には、約0.1%〜約98%、好ましくは少なくとも約1%〜約50%、より一般的には約5%〜約25%の範囲の濃度で存在する。
本発明の一部の態様において、組成物は、構造液体の形態である。このような構造液体は、構造が主成分(たとえば、界面活性剤材料)によって形成される内部構造化および/またはたとえば増粘剤として使用するための、二次成分(たとえば、ポリマー、粘土および/またはケイ酸塩材料)を使用して三次元マトリクス構造を付与することによる外部構造化のいずれかによるものでよい。組成物は、好ましくは0.01wt%〜5wt%の構造体、0.1wt%〜2.0wt%の構造体を含んでよい。好適な構造体の例は、US2006/0205631A1、US2005/0203213A1、US7294611、およびUS6855680に示されている。構造体は、典型的には、ジグリセリドおよびトリグリセリド、二ステアリン酸エチレングリコール、微結晶性セルロース、セルロース系材料、マイクロファイバーセルロース、疎水的に改質されたアルカリ膨潤性エマルション、たとえばPolygel W30(3V Sigma)、バイオポリマー、キサンタンガム、ジェランガム、硬化ヒマシ油、硬化ヒマシ油の誘導体、たとえばその非エトキシ化誘導体、ならびにこれらの混合物からなる群から選択され、特に硬化ヒマシ油、硬化ヒマシ油の誘導体、ミクロフィブリル化(microfibullar)セルロース、ヒドロキシ官能性結晶物質、長鎖脂肪アルコール、12−ヒドロキシステアリン酸、粘土ならびにこれらの混合物の群から選択されるものである。好ましい構造体は、好適なヒドロキシ官能性結晶物質を詳細に定義している米国特許第6,855,680号に記載されている。好ましいのは、硬化ヒマシ油である。いくつかの構造体は、様々なアスペクト比を有する糸状構造化系を有する。その他の好適な構造体およびそれらの製造方法は、WO2010/034736に記載されている。
本発明の組成物は、高融点の脂肪質化合物を含んでよい。ここで有用な高融点の脂肪質化合物は、25℃以上の融点を有し、脂肪アルコール、脂肪酸、脂肪アルコール誘導体、脂肪酸誘導体、およびこれらの混合物からなる群から選択される。低融点の該化合物は、この項に含むことを意図しない。高融点の化合物の非限定的な例は、International Cosmetic Ingredient Dictionary、第5版、1993およびCTFA Cosmetic Ingredient Handbook、第2版、1992に記載されている。存在する場合、高融点の脂肪質化合物は、好ましくは、組成物の0.1重量%〜40重量%、好ましくは1重量%〜30重量%、より好ましくは1.5重量%〜16重量%、改善されたコンディショニング効果、たとえば湿った髪に塗布する間の滑りやすい感触、柔らかさおよび乾燥した髪に感じる湿り気をもたらすことを考慮して1.5重量%〜8重量%の濃度で組成物中に含まれる。
カチオン性ポリマー。本発明の組成物は、カチオン性ポリマーを含有してもよい。組成物中のカチオン性ポリマーの濃度は、典型的には、0.05%〜3%、別の態様では0.075%〜2.0%、さらに別の態様では0.1%〜1.0%の範囲である。好適なカチオン性ポリマーは、カチオン電荷密度が、少なくとも0.5meq/gm、別の態様では少なくとも0.9meq/gm、別の態様では少なくとも1.2meq/gm、さらに別の態様では少なくとも1.5meq/gmであるが、組成物の使用目的のpHで、一態様で7meq/gm未満、別の態様では5meq/gm未満であり、このpHは一般的にpH3〜pH9であり、一態様ではpH4〜pH8である。ここで、ポリマーの「カチオン電荷密度」とは、ポリマー上の正電荷の数対ポリマーの分子量の比を指す。このような好適なカチオン性ポリマーの平均分子量は、一般的に10,000〜10,000,000、一態様では50,000〜5,000,000、別の態様では100,000〜3,000,000である。
本発明の組成物中で使用する好適なカチオン性ポリマーは、カチオン性窒素含有部分、たとえば第4級アンモニウムまたはカチオン性プロトン化アミノ部分を含有する。組成物中もしくは組成物のコアセルベート相中でポリマーが水溶性を維持する限り、かつ対イオンが、組成物の必須成分と物理的および化学的に適合するかまたはそれ以外の方式で製品の性能、安定性もしくは審美性を過度に損なわない限り、任意のアニオン性対イオンを、カチオン性ポリマーと共同して使用することができる。このような対イオンの非限定的な例として、ハロゲン化物(たとえば、塩化物、フッ化物、臭化物、ヨウ化物)、サルフェートおよびメチルサルフェートが挙げられる。
このようなポリマーの非限定的な例を、CTFA Cosmetic Ingredient Dictionary、第3版、Estrin、CrosleyおよびHaynes編集(The Cosmetic,Toiletry,and Fragrance Association,Inc.、Washington、D.C.(1982))に記載されている。
組成物中で使用するその他の好適なカチオン性ポリマーには、多糖ポリマー、カチオン性グアーガム誘導体、第4級窒素含有セルロースエーテル、合成ポリマー、エーテル化セルロースのコポリマー、グアーおよびデンプンが挙げられる。ここでのカチオン性ポリマーは、使用する場合、組成物に溶解性であるか、または上記のカチオン性ポリマーならびにアニオン性、両性および/または両性イオン性界面活性剤成分によって形成される組成物中の複合コアセルベート相に溶解性であるかのいずれかである。カチオン性ポリマーの複合コアセルベートは、組成物中の他の電荷を帯びた材料でも形成され得る。
好適なカチオン性ポリマーは、米国特許第3,962,418号、同第3,958,581号、ならびに米国特許出願公開第2007/0207109号A1に記載されている。
非イオン性ポリマー。本発明の組成物は、コンディショニング剤として非イオン性ポリマーを含んでもよい。ここでは、1000超の分子量を有するポリアルキレングリコールが有用である。有用なのは、以下の一般式:
Figure 0006866302
[ここで、R95は、H、メチル、およびこれらの混合物からなる群から選択される]を有するものである。コンディショニング剤、特にシリコーンを組成物に含めてもよい。本発明の組成物中で有用なコンディショニング剤は、典型的には、乳化液体粒子を形成する、水に不溶性で、水分散性、不揮発の液体を含む。組成物中で使用するのに好適なコンディショニング剤は、一般的に、シリコーン(たとえば、シリコーン油、カチオンシリコーン、シリコーンゴム、高屈折シリコーン、およびシリコーン樹脂)、有機コンディショニングオイル(たとえば、炭化水素油、ポリオレフィン、および脂肪エステル)もしくはこれらの組合せとして特徴付けられるコンディショニング剤、またはそれ以外の方式でここでの水性界面活性剤マトリクス中に液体、分散粒子を形成するコンディショニング剤である。このようなコンディショニング剤は、組成物の必須成分と物理的および化学的に適合すべきであり、他の点で製品安定性、審美性または性能を過度に損なってはならない。
組成物中のコンディショニング剤の濃度は、所望のコンディショニング効果をもたらすのに十分でなければならない。このような濃度は、コンディショニング剤、望まれるコンディショニング性能、コンディショニング剤粒子の平均サイズ、その他の成分の種類および濃度、ならびにその他の要素によって変動し得る。
シリコーンコンディショニング剤の濃度は、典型的には、約0.01%〜約10%の範囲である。好適なシリコーンコンディショニング剤、およびシリコーンの任意の懸濁剤の非限定的な例を、米国再発行特許第34,584号、米国特許第5,104,646号、同第5,106,609号、同第4,152,416号、同第2,826,551号、同第3,964,500号、同第4,364,837号、同第6,607,717号、同第6,482,969号、同第5,807,956号、同第5,981,681号、同第6,207,782号、同第7,465,439号、同第7,041,767号、同第7,217,777号、米国特許出願第2007/0286837号A1、同第2005/0048549号A1、同第2007/0041929号A1、英国特許第849,433号、ドイツ特許第DE10036533号(これらはすべて、参照によりここに組み込まれる)、Chemistry and Technology of Silicones、New York:Academic Press(1968)、General Electric Silicone Rubber Product Data Sheet SE30、SE33、SE54およびSE76、Silicon Compounds,Petrarch Systems,Inc.(1984)、ならびにEncyclopedia of Poymer Science and Engineering、15巻、第2版、204〜308、John Wiley & Sons,Inc.(1989)に記載する。
有機コンディショニングオイル。本発明の組成物は、コンディショニング剤として約0.05%〜約3%の少なくとも1種の有機コンディショニングオイルを、単独でまたは他のコンディショニング剤、たとえばシリコーン(ここに記載する)との組合せで含んでもよい。好適なコンディショニングオイルには、炭化水素油、ポリオレフィン、および脂肪エステルが挙げられる。また、ここでの組成物における使用に好適なものには、米国特許第5,674,478号および同第5,750,122号におけるProcter & Gamble Companyに記載のコンディショニング剤もある。また、ここでの使用に適しているのは、米国特許第4,529,586号、同第4,507,280号、同第4,663,158号、同第4,197,865号、同第4,217,914号、同第4,381,919号、および同第4,422,853号に記載のコンディショニング剤である。
衛生剤。本発明の組成物は、衛生および/または悪臭に対する利益を与える成分、たとえばリシノール酸亜鉛、チモール、第4級アンモニウム塩、たとえばBardac(登録商標)、ポリエチレンイミン(たとえばBASF製のLupasol(登録商標))およびこれらの亜鉛錯体、銀および銀化合物、とりわけAg+またはナノ銀分散系をゆっくり放出させるように設計されたものも含んでよい。
プロバイオティクス。組成物は、プロバイオティクス、たとえばWO2009/043709に記載のものを含んでよい。
起泡ブースター。組成物は、高起泡性を必要とする場合、好ましくは起泡ブースターを含み得る。好適な例は、C10〜C16アルカノールアミドまたはC10〜C14アルキルサルフェートであり、これらは、好ましくは1%〜10%のレベルで組み込まれる。C10〜C14モノエタノールおよびジエタノールアミドは、このような起泡ブースターの典型的なクラスを例示する。このような起泡ブースターと、高起泡性補助界面活性剤、たとえば上記のアミンオキシド、ベタインおよびスルタイン(sultaines)の使用も有利である。要望に応じて、水溶性マグネシウムおよび/またはカルシウム塩、たとえばMgCl2、MgSO4、CaCl2、CaSO4などは、典型的には、0.1%〜2%のレベルで添加して、追加の泡をもたらし、グリース除去性能を向上させることができる。
起泡抑制剤。泡の形成を低減または抑制する化合物を、本発明の組成物に組み込んでもよい。起泡抑制剤は、米国特許第4,489,455号および同第4,489,574号に記載のいわゆる「高濃度洗浄プロセス」、およびフロントローディング方式の洗濯機において特に重要であり得る。広範の材料が起泡抑制剤として使用でき、起泡抑制剤は当業者に周知である。たとえば、Kirk Othmer Encyclopedia of Chemical Technology、第3版、7巻、430〜447(John Wiley & Sons,Inc.,1979)を参照されたい。起泡抑制剤の例には、モノカルボキシル脂肪酸およびその中に溶ける塩、高分子量の炭化水素、たとえばパラフィン、脂肪酸エステル(たとえば、脂肪酸トリグリセリド)、一価アルコールの脂肪酸エステル、脂肪族C18〜C40ケトン(たとえば、ステアロン)、N−アルキル化アミノトリアジン、好ましくは約100℃未満の融点を有する蝋質炭化水素、シリコーン起泡抑制剤、および第2級アルコールが挙げられる。起泡抑制剤は、米国特許第2,954,347号、同第4,265,779号、同第4,265,779号、同第3,455,839号、同第3,933,672号、同第4,652,392号、同第4,978,471号、同第4,983,316号、同第5,288,431号、同第4,639,489号、同第4,749,740号、および同第4,798,679号、同第4,075,118号、欧州特許出願第89307851.9号、EP150872、ならびにDOS2,124,526に記載されている。
自動ランドリー洗濯機で使用される任意の洗剤組成物では、泡は、洗濯機から溢れるほど形成されるべきではない。起泡抑制剤は、利用する場合、好ましくは、起泡抑制量で存在する。「起泡抑制量」とは、組成物の調合剤が、起泡性を十分に制御して自動ランドリー洗濯機で使用する洗濯洗剤の起泡性を低くする、この起泡制御剤の量を選択することができることを意味する。ここでの組成物は、一般的に、0%〜10%の起泡抑制剤を含む。起泡抑制剤として利用する場合、モノカルボキシル脂肪酸およびその中の塩は、典型的には、洗剤組成物の5重量%以下の量で存在する。好ましくは、0.5%〜3%の脂肪モノカルボキシレート起泡抑制剤を利用する。シリコーン起泡抑制剤は、典型的には、洗剤組成物の2.0重量%以下の量で利用するが、より多くの量を使用してもよい。モノステアリルホスフェート起泡抑制剤は、一般的に、組成物の0.1重量%〜2重量%の範囲の量で利用される。炭化水素起泡抑制剤は、典型的には、0.01%〜5.0%の範囲の量で利用されるが、より高レベルで使用することもできる。アルコール起泡抑制剤は、典型的には、完成組成物の0.2重量%〜3重量%で使用される。
光沢剤。WO2011/163457に記載の光沢剤を、本発明の組成物に組み込んでもよい。
香料。好ましくは、組成物は、香料を、好ましくは0.001〜3wt%、最も好ましくは0.1〜1wt%の範囲で含む。多くの好適な香料の例が、CFTA Publicationsによって刊行されたCTFA(Cosmetic,Toiletry and Fragrance Association)1992 International Buyers GuideおよびSchnell Publishing Co.によって刊行されたOPD 1993 Chemicals Buyers Directory 80th Annual Editionにおいて提供されている。通常、複数の、たとえば4種、5種、6種、7種またはそれ以上の香料成分が、本発明の組成物中に存在する。香料混合物中、好ましくは、15〜25wt%はトップノートである。トップノートは、Poucher(Journal of the Society of Cosmetic Chemists 6(2):80[1995])によって規定されている。好ましいトップノートには、ローズオキシド、柑橘油、酢酸リナリル、ラベンダー、リナロール、ジヒドロミルセノールおよびシス−3−ヘキサノールが挙げられる。
包装材。任意の従来型包装材を使用してよく、包装材は、完全にまたは部分的に透明であってよく、したがって消費者は、本発明に必須の染料の色によって与えられ得るまたは貢献され得る製品の色を確認することができる。UV吸収化合物が、包装材の一部または全部に含まれてよい。
組成物の製造方法
本発明の組成物は、上記の任意の有用な形態であってよい。これらは、調合剤によって選択される任意の方法によって作製してよく、その非限定的な例は、例ならびにUS4,990,280、US20030087791A1、US20030087790A1、US20050003983A1、US20040048764A1、US4,762,636、US6,291,412、US20050227891A1、EP1070115A2、US5,879,584、US5,691,297、US5,574,005、US5,569,645、US5,565,422、US5,516,448、US5,489,392、US5,486に記載されている。
本発明のランドリーケア組成物は、液体形態である場合、水性(典型的には、2wt%超またはさらには5もしくは10wt%超の総水分、90または80または70wt%以下の総水分)でも非水性(典型的には、2wt%未満の総水分量)でもよい。典型的には、本発明の組成物は、界面活性剤、色相染料、およびある種の任意の他の成分の水溶液または均一分散系または懸濁液の形態であり、そのいくつかは普通、組成物の通常は液体の成分、たとえば液体アルコールエトキシル化非イオン性水性液体キャリア、およびその他の通常は液体のいずれかの任意の成分と組み合わせた固体形態であってよい。このような溶液、分散系または懸濁液は、ひとまず相安定性である。本発明のランドリーケア組成物は、液体形態の場合、好ましくは、20s−1および21℃で、1〜1500センチポイズ(1〜1500mPa*s)、より好ましくは100〜1000センチポイズ(100〜1000mPa*s)、最も好ましくは200〜500センチポイズ(200〜500mPa*s)の粘度を有する。粘度は、従来の方法によって決定することができる。粘度は、直径40mmおよび間隙サイズ500μmの平板鋼スピンドルを使用するTA instruments製のAR550レオメーターを使用して測定することができる。20s−1での高剪断粘度および0.05−1での低剪断粘度は、21℃で3分間の0.1−1〜25−1の対数剪断速度掃引(logarithmic shear rate sweep)から得ることができる。ここで述べる好ましいレオロジーは、内部に存在する洗剤成分による構造化を用いて、または外的レオロジー変性剤を用いることによって実現することができる。より好ましくは、ランドリーケア組成物、たとえば洗剤液組成物は、約100センチポイズ〜1500センチポイズ、より好ましくは100〜1000cpsの高剪断速度粘度を有する。単位分量ランドリーケア組成物、たとえば洗剤液組成物は、400〜1000cpsの高剪断速度粘度を有する。ランドリーケア組成物、たとえば洗濯柔軟剤組成物は、典型的には、10〜1000、より好ましくは10〜800cps、最も好ましくは10〜500cpsの高剪断速度粘度を有する。食器手洗い用組成物は、300〜4000cps、より好ましくは300〜1000cpsの高剪断速度粘度を有する。
液体組成物、好ましくはここでの液体洗剤組成物は、その成分を任意の好都合な順序で合わせ、結果として得られた成分の組合せを混合、たとえば撹拌して、相安定性の液体洗剤組成物を形成することによって調製することができる。このような組成物の調製方法において、液体成分、たとえば非イオン性界面活性剤、非界面活性液体キャリアおよびその他の任意の液体成分の少なくとも大部分またはさらには実質的にすべてを含有する液体マトリクスが形成され、この液体組合せに剪断撹拌を与えることによって液体成分を完全に混合する。たとえば、機械的撹拌子による迅速な撹拌が有益に用いられ得る。剪断撹拌を続けながら、実質的にすべての任意のアニオン界面活性剤および固体形態の成分を添加してよい。混合物の撹拌を続け、必要に応じて、この時点で増加して、液相中の不溶性固相微粒子の溶液または均一な分散系を形成することができる。固体形態の材料の一部または全部を、この撹拌した混合物に添加した後、含もうとする任意の酵素材料の粒子、たとえば酵素プリルを組み込む。上述した組成物を調製する手順の変形形態として、1種以上の固体成分を、少量の1種以上の液体成分で前もって混合した粒子の溶液またはスラリーとして、撹拌した混合物に添加してよい。組成物の成分をすべて添加した後、必要な粘度および相安定性の特性を有する組成物を形成するのに十分な時間をかけて混合物の撹拌を続ける。しばしば、これは約30〜60分間にわたる撹拌を必要とする。
液体組成物を形成する一側面において、先ず染料を1種以上の液体成分と合わせて染料予備混合物を形成し、この染料予備混合物を、洗濯洗剤組成物の成分バランスの実質的な部分、たとえば50重量%超、より具体的には70重量%超、さらにより具体的には90重量%超を含有する組成配合物に添加する。たとえば、上記の方法において、染料予備混合物および酵素成分は両方とも、成分を添加する最終段階で添加する。別の側面において、染料は、洗剤組成物に添加する前にカプセル化し、カプセル化染料は構造液体中に懸濁させ、懸濁液を、洗濯洗剤組成物の成分バランスの実質的な部分を含有する組成配合物に添加する。
本発明のロイコ色素は、広範なpH値を有する液体ランドリーケア組成物における使用に適していることが発見された。たとえば、本発明のロイコ色素は、10以上のpHを有する液体ランドリーケア組成物における使用に適していることが発見された。本発明のロイコ色素は、10未満のpHを有する液体ランドリーケア組成物における使用に適していることも発見された。したがって、ロイコ色素は、10以上10以下のpH値を有するランドリーケア組成物中で安定性である。
ポーチ。本発明の好ましい態様において、組成物は、ポーチまたはポッドとして公知のもののなかの水溶性フィルム中に保持された、錠剤形態または好ましくは液体/固体(任意に顆粒)/ゲル/ペーストの形態の、単回用量の形態で提供される。組成物は、単区画または多区画のポーチ中にカプセル化することができる。多区画ポーチは、EP−A−2133410により詳細に記載されている。組成物が多区画ポーチ中に存在する場合、本発明の組成物は、1つまたは2つ以上の区画内にあってよく、したがって染料は1つ以上の区画、任意にすべての区画内に存在してよい。非色相染料もしくは顔料またはその他の審美性強化剤(aesthetics)も1つ以上の区画内に使用してよい。一態様において、組成物は、多区画ポーチの単区画内に存在する。
ポーチを形成する好適なフィルムは、水に溶解性または分散性であり、好ましくは、最大孔径が20ミクロンのガラスフィルターを使用した後にここで開始した方法によって測定して、少なくとも50%、好ましくは少なくとも75%またはさらには少なくとも95%の水溶性/分散性を有する。
50グラム±0.1グラムのポーチ材料を、前もって秤量した400mlのビーカーに添加し、245ml±1mlの蒸留水を添加する。これを600spmに設定した磁気撹拌子で30分間激しく撹拌する。次いで、混合物を、上記の孔径(最大20ミクロン)を有する折りたたまれた定性的焼結ガラスフィルターに通して濾過する。従来の任意の方法によって、集めた濾液から水分を乾燥除去し、残留材料の重量を決定する(溶解または分散した留分)。次いで、パーセント溶解性または分散性を計算することができる。好ましいフィルム材料は、ポリマー材料である。フィルム材料は、たとえば、当技術分野で公知の、ポリマー材料のキャスティング、ブロー成形、押出成形またはブロー押出によって、得ることができる。ポーチ材料としての使用に適した、好ましいポリマー、コポリマーまたはこれらの誘導体は、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアルキレンオキシド、アクリルアミド、アクリル酸、セルロース、セルロースエーテル、セルロースエステル、セルロースアミド、ポリ酢酸ビニル、ポリカルボン酸および塩、ポリアミノ酸またはペプチド、ポリアミド、ポリアクリルアミド、マレイン酸/アクリル酸のコポリマー、デンプンおよびゼラチンを含めた多糖類、天然ゴム、たとえばキサンタンおよびカラガム(carragum)から選択される。より好ましいポリマーは、ポリアクリレートおよび水溶性アクリレートコポリマー、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、デキストリン、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、マルトデキストリン、ポリメタクリレートから選択され、最も好ましくは、ポリビニルアルコール、ポリビニルアルコールコポリマーおよびヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)、ならびにこれらの組合せから選択される。好ましくは、ポーチ材料中のポリマー、たとえばPVAポリマーのレベルは、少なくとも60%である。ポリマーは、好ましくは約1000〜1,000,000、より好ましくは約10,000〜300,000、さらにより好ましくは約20,000〜150,000の任意の重量平均分子量を有することができる。ポリマーの混合物は、ポーチ材料として使用することもできる。これは、その用途および必要とするニーズに応じて、区画またはポーチの機械的および/または溶解特性を制御する上で有益であり得る。好適な混合物には、たとえば、一ポリマーが別のポリマーより高い水溶性を有し、かつ/または一ポリマーが別のポリマーより高い機械的強度を有する混合物が挙げられる。また、重量平均分子量が異なるポリマーの混合物、たとえば重量平均分子量が約10,000〜40,000、好ましくはおよそ20,000であるPVAまたはそのコポリマーと、重量平均分子量が約100,000〜300,000、好ましくはおよそ150,000であるPVAまたはそのコポリマーとの混合物も好適である。また、ポリラクチドおよびポリビニルアルコールを混合することによって得られる、たとえば加水分解で分解可能な水溶性ポリマーブレンド、たとえばポリラクチドおよびポリビニルアルコールを含み、典型的には約1〜35重量%のポリラクチドおよび約65重量%〜99重量%のポリビニルアルコールを含む、ポリマーブレンド組成物も、ここで好適である。約60%〜約98%が加水分解されて、好ましくは約80%〜約90%が加水分解されて、材料の溶解特性を改善したポリマーが、ここでの使用に好ましい。
当然ながら、異なるフィルム材料および/または厚さが異なるフィルムを用いて、本発明の区画を作製してもよい。異なるフィルムを選択する利益は、結果として得られる区画が、異なる溶解性または放出特性を示し得ることである。
最も好ましいフィルム材料は、MonoSol取引参照番号M8630、M8900、H8779で知られているPVAフィルムならびにUS6166117およびUS6787512に記載のPVAフィルムならびに対応する溶解性および変形特性のPVAフィルムである。
ここでのフィルム材料は、1種以上の添加成分も含むことができる。たとえば、可塑剤、たとえば、グリセロール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ソルビトールおよびこれらの混合物を添加すると有利であり得る。その他の添加物には、洗浄水に送達される機能性洗剤添加物、たとえば有機ポリマー分散剤などを含む。
水溶性ポーチの製造方法
ポーチ形態の本発明の組成物は、任意の好適な器具および方法を用いて作製してよい。しかし、多区画ポーチは、好ましくは、水平型充填法(horizontal form filling process)を用いて作製される。フィルムを、好ましくは、湿らせ、より好ましくは加熱して、その展性を向上させる。さらにより好ましくは、方法は、真空を利用してフィルムを好適な型に延伸することも含む。フィルムを型に延伸する真空は、フィルムが表面の水平部分に置かれたら、0.2〜5秒間、好ましくは0.3〜3またはさらにより好ましくは0.5〜1.5秒間適用してよい。この真空は、好ましくは、−100mbar〜−1000mbar、またはさらには−200mbar〜−600mbarの圧力下をもたらすようにしてよい。
ポーチを作製する型は、必要とされるポーチの寸法に応じて、任意の形状、長さ、幅および深さを有することができる。型は、要望に応じて、互いにサイズおよび形状が様々であってもよい。たとえば、完成ポーチの容量が、5〜300ml、またはさらには10〜150mlまたはさらには20〜100mlであり、型のサイズはこれに応じて調節されることが好ましい場合がある。
いずれかの手段により、一般的に熱成形として公知のプロセスにおいて、熱をフィルムに適用することができる。たとえば、表面上にそれが供給される前または表面上に置かれたら、フィルムを加熱要素の下に通すかまたは熱風に通して直接加熱してよい。あるいは、たとえば表面を加熱するか、または高温のものをフィルム上に適用することによって、間接的に加熱してもよい。最も好ましくは、フィルムは、赤外光を利用して加熱する。フィルムは、好ましくは、50〜120℃、またはさらには60〜90℃の温度に加熱する。あるいは、フィルムは、それを表面上に供給する前に、または表面上に置いたら、いずれかの手段によって、たとえば湿潤剤(水、フィルム材料の溶液またはフィルム材料の可塑剤など)をフィルム上にスプレーすることによって直接的に、または表面を濡らすことによってもしくは濡れたものをフィルム上に適用することによって間接的に濡らすことができる。
粉末を含むポーチの場合、いくつかの理由によりフィルムをピンで刺すことが有利である。(a)ポーチ形成中のフィルム欠陥、たとえば、フィルムの引き伸ばしが急速過ぎる場合に発生する可能性があるフィルムの破裂を引き起こすフィルム欠陥が生じる可能性を減らすため、(b)たとえば漂白剤を含有する粉末の場合に酸素が形成されることから、ポーチで包まれた製品由来の任意のガスの放出を可能にするため、かつ/または(c)香料を連続的に放出させるためである。その上、加熱および/または湿潤を利用する場合、ピンで刺すのは、真空利用の前、間または後でよく、好ましくは真空適用中またはその前である。したがって、各型は、系につながる1つ以上の孔を含むことが好ましく、ここでより詳細に説明する通り、これらの孔を通じて孔の上のフィルムに真空を提供することができる。
フィルムを加熱/湿潤化すると、好ましくは真空を利用して、適切な型に引き伸ばされる。成形フィルムの充填は、ものを充填する(移動させる)任意の公知の方法によって行ってよい。最も好ましい方法は、製品形態および必要とされる充填速度によって決まる。好ましくは、成形フィルムは、インライン充填技法によって充填される。任意の好適な方法により、第2のフィルムを使用して、充填された、開いたポーチを閉じる。好ましくは、これは、水平位置で、連続する一定の動きの中でも行う。好ましくは、閉じることは、第2の材料またはフィルム、好ましくは水溶性フィルムを、開いたポーチのウェブ全体にわたって、またその上に連続的に供給し、次いで好ましくは第1のフィルムと第2のフィルムを一緒に、典型的には型間、すなわちポーチ間の領域で密封することによって行う。
好ましい密封方法には、ヒートシーリング、溶剤接着、および溶剤または湿式シーリングが挙げられる。シールを形成する領域のみが熱または溶剤で処理されることが好ましい。熱または溶剤を、任意の方法によって、好ましくは閉じる材料上に、好ましくはシールを形成する領域のみに適用することができる。溶剤または湿式シーリングまたは接着を利用する場合、熱も加えることが好ましいことがある。好ましい湿式または溶剤シーリング/接着法は、型の間の領域上に、または閉じる材料上に溶剤を選択的に適用し、たとえば、これらの領域上に溶剤をスプレーまたはプリントし、次いでこれらの領域上に圧力を加え、シールを形成することを含む。たとえば、上記のシーリングロールおよびベルト(任意に熱も加える)を使用することができる。
次いで、形成したポーチを切断機によって切断することができる。切断は、任意の公知の方法を用いて行ってよい。切断はまた、連続的に、好ましくは一定の速度で、好ましくは水平位置で行う。切断機は、たとえば、鋭利なものまたは高温のものであってよく、それによって高温のものの場合、高温のものは、フィルム/シーリング領域を溶かす。
多区画ポーチの異なる区画は、並列スタイルで一緒に作製することができ、連続したポーチは切断されていない。あるいは、区画は、別々に作製することができる。この方法および好ましい装置によれば、ポーチは、以下の工程を含む方法によって作成される。
a)第1の区画(上記)を形成することと、
b)工程(a)で形成した閉じた区画のいくつかまたはすべての中にくぼみを形成して、第1の区画の上に置かれた第2の成形区画を生成することと、
c)第3のフィルムによって第2の区画を充填し、閉じることと、
d)前記第1、第2および第3のフィルムを密封することと、
e)フィルムを切断して多区画ポーチを製造すること。
工程bで形成された前記くぼみは、好ましくは、工程a)で調製した区画に真空を適用することによって実現される。
あるいは、第2の、および任意に第3の区画は、別々の工程で作製し、次いで、参照によりここに組み込まれるEP08101442.5に記載の第1の区画と合わせてもよい。特に好ましい方法は、以下の工程を含む。
a)第1の成形機で第1のフィルムを使用して、任意に熱および/または真空を利用して、第1の区画を形成することと、
b)前記第1の区画を第1の組成物で充填することと、
c)第2の成形機で、任意に熱および真空を利用して、第2のフィルムを変性させ、第2のおよび任意に第3の成形区画を作製することと、
d)第2のおよび任意に第3の区画を充填することと、
e)第3のフィルムを使用して第2のおよび任意に第3の区画を密封することと、
f)密封した第2のおよび任意に第3の区画を第1の区画上に置くことと、
g)第1、第2および任意に第3の区画を密封することと、
h)フィルムを切断して多区画ポーチを製造すること。
第1および第2の成形機は、上記方法の実施に対するそれらの適性に基づいて選択する。第1の成型機は、好ましくは水平成型機である。第2の成形機は、好ましくは第1の成形機の上に位置する、好ましくは回転式ドラム成形機である。
その上、適当な供給点を使用することによって、複数の異なるもしくは特有の組成物および/または異なるもしくは特有の液体、ゲルもしくはペースト組成物を組み込む多区画ポーチを製造することが可能であることが理解されよう。
固体形態。すでに述べたように、ランドリーケア組成物は、固体形態であってもよい。好適な固体形態には、錠剤および微粒子形態、たとえば、顆粒状粒子、フレークまたはシートが挙げられる。このような固体形態の洗剤組成物を形成する様々な技法が、当技術分野において周知であり、ここで使用してよい。一側面において、たとえば組成物が顆粒状粒子の形態である場合、任意に追加の成分を含むが、洗濯洗剤組成物の全成分を含むわけではない、微粒子形態のロイコ色素が提供される。着色剤微粒子を、洗濯洗剤組成物の成分バランスを含有する1種以上の追加の微粒子と合わせる。さらに、任意に追加の成分を含むが、洗濯洗剤組成物の全成分を含むわけではない着色剤は、カプセル形態で提供されてよく、色相染料カプセル剤を、洗濯洗剤組成物の実質的成分バランスを含有する微粒子と合わせる。本発明のランドリーケア組成物に染料/有益剤を組み込むための好適な予混合粒子は、たとえば、WO2010/084039、WO2007/039042、WO2010/022775、WO2009/132870、WO2009/087033、WO2007/006357、WO2007/039042、WO2007/096052、WO2011/020991、WO2006/053598、WO2003/018740およびWO2003/018738に記載されている。
使用方法。前述の通りに調製した本発明の組成物を使用して、布地の洗濯/処理に使用する洗浄/処理用水溶液を生成することができる。一般的に、有効量の該組成物を、たとえば従来の布地用自動洗濯機の中の水に添加して、該洗濯用水溶液を生成する。次いで、こうして生成された洗浄用水溶液を、典型的には撹拌しながら、それで洗濯/処理する布地と接触させる。ここで水に添加して洗濯用水溶液を生成した、有効量の液体洗剤組成物は、洗浄用水溶液中に約500〜7,000ppmの組成物を生成するのに十分な量を含む、またはここで約1,000〜3,000ppmの洗剤組成物が洗浄用水溶液中に供給される。
典型的には、洗浄リカー中のランドリーケア組成物の濃度が0g/l超〜5g/l、または1g/l〜4.5g/lもしくは4.0g/lもしくは3.5g/lもしくは3.0g/lもしくは2.5g/lもしくはさらには2.0g/lもしくはさらには1.5g/lになるような量で、ランドリーケア組成物を洗浄水と接触させることによって洗浄リカーを生成する。布地または布帛の洗濯方法は、トップローディング式またはフロントローディング式自動洗濯機で実施してもよく、または手洗い洗濯用途で使用してもよい。これらの適用例において、洗浄リカーが生成され、洗浄リカー中の洗濯洗剤組成物の濃度は、主な洗浄サイクルのものである。洗浄リカーの容量が決定される場合、任意のすすぎ工程いずれの間にも水の投入は一切含まれない。
洗浄リカーは、40リットル以下の水、または30リットル以下、または20リットル以下、または10リットル以下、または8リットル以下、またはさらには6リットル以下の水を含み得る。洗浄リカーは、0超〜15リットル、または2リットル〜12リットルもしくはさらには8リットルの水を含み得る。典型的には、1リットルの洗浄リカー当たり0.01kg〜2kgの布地が、前記洗浄リカーに投入される。典型的には、1リットルの洗浄リカー当たり0.01kgから、または0.05kgから、または0.07kgから、または0.10kgから、または0.15kgから、または0.20kgから、または0.25kgからの布地が、前記洗浄リカーに投入される。任意に、50g以下、または45g以下、または40g以下、または35g以下、または30g以下、または25g以下、または20g以下、またはさらには15g以下、またはさらには10g以下の組成物を水と接触させて洗浄リカーを生成する。このような組成物は、典型的には、溶液中、約500ppm〜約15,000ppmの濃度で用いられる。洗浄溶剤が水である場合、水温は、典型的には、約5℃〜約90℃の範囲であり、位置は布地を含み、水対布地の比は典型的には約1:1〜約30:1である。典型的には、本発明のランドリーケア組成物を含む洗浄リカーは、3〜11.5のpHを有する。
一側面において、該方法は、任意に、前記表面または布地を洗浄および/またはすすぐ工程と、前記表面または布地を本明細書で開示した任意の組成物と接触させる工程とを含み、次いで任意に前記表面または布地を洗浄および/またはすすぐ工程と、任意の乾燥工程とを開示する。
該表面または布地の乾燥は、家庭または工業環境で用いられる一般的な手段のいずれか1つによって実行され得る。布地は、一般消費者または業務用条件下で洗濯できるいずれの布地も含み得、本発明は、合成布帛、たとえばポリエステルおよびナイロン、具体的には合成およびセルロース系の布地および/またはファイバーを含む混紡布地および/またはファイバーの処理に特に適している。合成布地の例として、ポリエステル、ナイロンがあり、これらはセルロース系の布地、たとえば、ポリコットン(polycotton)布地との混合物中に存在し得る。溶液は、典型的には、7〜11、より一般的には8〜10.5のpHを有する。組成物は、典型的には、溶液中、500ppm〜5,000ppmの濃度で用いられる。水温は、典型的には、約5℃〜約90℃の範囲である。水対布地の比は、典型的には、約1:1〜約30:1である。
本発明のランドリーケア組成物は、いく種もの追加の任意成分を含むこともできる。これらは、従来の洗濯洗剤組成物の成分、たとえば非着色性染料(non-tinting dyes)、洗浄ビルダー、酵素、酵素安定剤(たとえば、プロピレングリコール、ホウ酸および/またはホウ砂)、起泡抑制剤、汚れ懸濁剤、防汚剤、他の布地ケア有益剤、pH調節剤、キレート剤、スメクタイト粘土、溶媒、ヒドロトロープおよび位相安定剤、構造化剤、染料移動阻害剤、乳白剤、光学的増白剤、香料および着色剤を含む。様々な任意の潜在組成物の成分は、本明細書における組成物中に存在する場合、組成物または洗濯操作へ望ましい貢献をもたらすために通常用いられる濃度で利用すべきである。往々にして、このような任意の洗剤組成物成分の総量は、組成物の約0.01重量%〜約50重量%、より好ましくは約0.1重量%〜約30重量%の範囲でよい。
したがって、本発明のロイコ色素を、様々な適用技術を用いて、布帛基材に添加してよい。布帛基材への適用では、ランドリーケア組成物中に添加剤として青味剤が含まれることが好ましい。したがって、布帛基材への適用は、消費者が、ランドリーケア組成物、たとえば洗剤を洗濯機に入れたときに実際に行われる。同様に、リンス入り布地柔軟剤組成物は、典型的には、典型的な洗濯プロセス中、洗剤溶液が使用された後、リンス溶液と入れ替わる、すすぎサイクル中に加えられる。紙基材への適用の場合、最終的な紙製品が形成される前に、青味剤を紙パルプ混合物に添加してよい。
下記で調製する、本発明のロイコ色素化合物を使用して、ランドリーケア組成物および他の家庭用クリーニング組成物(布地の洗濯に使用する水性洗浄液、固体表面クリーナー、食器および皮膚用クリーナー、およびシャンプーを含むが、これらに限定されない)を形成することができる。一例として、有効な量の、本発明の着色剤を含有するランドリーケア組成物を、好ましくは通常の自動ランドリー洗濯機中の水に添加して、水性洗濯溶液を形成してよい。こうして生成された水性洗浄液を、次に、好ましくは撹拌下で、一緒に洗濯する布地と接触させる。
本発明の範囲内において、本明細書に記載のロイコ色素化合物は、物品、たとえばフォーム(たとえばポリウレタンフォーム)および熱可塑性材料を着色する上で有用であり得ることも企図される。たとえば、本発明は、少なくとも1種の界面活性剤および少なくとも1種のロイコ色素を含む物品も包含する。この関連で、界面活性剤は、本明細書に既に記載したいずれかから選択してもよい。しかし、他の界面活性剤、たとえばポリウレタン材料において使われることが多いケイ素界面活性剤も同様に使用が好適であり得る。典型的には、市販の有機ケイ素界面活性剤および/または乳化剤は、ポリマーの疎水性部分を形成する複数のケイ素原子および長鎖親水基、たとえばポリオキシアルキレンエーテル基を含むポリマーである。より一般的な有機ケイ素界面活性剤/乳化剤は、シロキサン基を含有する。このような化合物は、参照により本明細書に組み込まれる米国特許第3,884,848号に詳述されている。本明細書に記載の任意の界面活性剤は、単独または組み合わせでも、本発明における使用に好適であり得る。好適な界面活性剤の選択は、一般的に、ロイコ色素を含有する組成物および/または物品の最終用途によって決まる。
加えて、ロイコ色素は、成分として他の化学的組成物に添加されたときに、着色剤の安定性を付与するように、必要に応じて修飾することができることに留意されたい。たとえば、着色剤組成物の発色団に結合する特定の基を修飾して、所望の最終用途において着色剤に平衡状態および安定性を与えることができる。たとえば、最終用途のイオン強度、たとえば化学的組成物は、着色剤の平衡状態に影響し得る。これに応じて、着色剤への修飾を、ポリマー鎖および着色剤に結合する他の基に行ってよい。界面活性剤を含有する組成物において、界面活性剤含有組成物と同じまたは非常に類似の表面エネルギーおよび/またはHLB特性を有するように、着色剤を修飾することが望ましいことがある。
本発明のロイコ色素は、布帛基材(白色の衣服など)および/または紙製品に色合いを付けるために使用してよい。青色および/またはバイオレット色は、典型的に好ましい色合いであり、したがって青色および/またはバイオレット色の色合いを付与する好ましい着色剤または着色剤の混合物が望ましい。本発明のロイコ色素は、これらの所望の青色および/またはバイオレットの色合いを付与する。この関連で、ロイコ色素は、色相角240〜345、またはさらには色相角260〜320、またはさらには色相角270〜300で、白色基材に青色またはバイオレット色を付与する。試験目的で、白色基材は、漂白してシルケット加工した白色の布帛基材、たとえば綿織物シートでよい。
[実施例]
以下の例は、本発明のロイコ色素をさらに説明するために提供するが、添付の特許請求の範囲で定義される発明を限定すると解釈すべきではない。実際、当業者には、様々な修正および変更が、本発明の範囲または趣旨を逸脱することなく、本発明において行うことができることが明らかである。これらの例において列挙されるすべての部および百分率は、別段の指定がない限り、重量による。
色の合成:
表1Aおよび1B中のロイコ色素の例EX1のロイコクリスタルバイオレットは、Aldrichから購入した。表1Aおよび1B中の例EX2〜EX10は、下記の一般プロセスにしたがって調製した。
四口フラスコに、オーバーヘッドスターラー、冷却器、温度調節器、マントルヒーター、および窒素入口を装備した。次いで、約2モルのアルコキシル化アニリン(EX9にはN−メチルアニリンおよびEX10には2−(フェニルアミノ)エタノール)をフラスコに添加し、約65〜71℃に加熱した。加熱中、約1モルのジメチルアミノベンズアルデヒドおよび少量の水に前もって溶解しておいた触媒量(このケースでは約0.4モル)の尿素を添加した。上記の化学物質を混合した後、約1.2モルの塩酸(塩酸(Muriatic acid)の形態)を滴下添加して温度を90〜100℃未満に制御した。塩酸の添加後、反応液を95〜100℃で約7時間撹拌した。
例示的な合成経路を以下に示す:
合成例2:ロイコクリスタルバイオレット10EO(LCV 10EO)の合成
ロイコクリスタルバイオレット10EOの合成および構造を、以下のように記載することができる。
化学スキーム
Figure 0006866302
上記のプロセスによって合成されたロイコ色素を回収するために複数の方法を用いることができる。方法の1つは、先ず反応生成物を約9のpHに中和し、次いで回転蒸発法によって水を除去するものだった。粘着性物質を有機溶媒、たとえばイソプロパノールで希釈し、濾過して無機塩を除去した。有機溶媒を蒸発させ、最終生成物を得た。
EX11は、塩酸パラローザニリンの還元によって調製した。具体的には、115.18gの塩酸パラローザニリン、200mLのメタノール、11.1mLの5N 水酸化ナトリウム、および1.86gの水素化ホウ素ナトリウムを室温で約1時間撹拌した。次いで、pHを7〜9に調節し、生成物が凝結した。濾過して生成物を集めた。
比較例
比較例1
以下の構造を有する比較例1(CEX1)を、以下のプロセスによって調製した。
Figure 0006866302
500mL−四口フラスコに、オーバーヘッドスターラー、冷却器、温度調節器、マントルヒーター、および窒素入口を装備した。次いで、198gのアニリン55(5つのエチレンオキシドおよび5つのプロピレンオキシドでアルコキシル化されたアニリン)をフラスコに添加し、約65〜71℃に加熱した。加熱中、24.5gのジメチルアミノベンズアルデヒドおよび5.6gの尿素(5.6mLの水に前もって溶解した)を添加した。上記の化学物質を混合した後、約33.14gの塩酸(muriatic acid)を滴下添加して温度を90〜100℃未満に制御した。添加後、反応液を95〜100℃で約7時間撹拌した。
保持した後、0.36gのメタバナジン酸アンモニウムを添加した。次いで、32.1gの30%過酸化水素と29.1gの水との混合物を反応液中に滴下添加した。添加は約2〜3時間かかり、温度を105℃未満に制御した。添加後、反応液をさらに15分撹拌し、混合物の明度が約48になるまで、約11グラムの水を添加した。(明度は、光路長1cmの1g/Lの着色剤溶液の最大吸収波長での理論的吸光度として定義される)。
比較例2
以下の構造(クリスタルバイオレットラクトン10EO)を有する比較例2(CEX2)を、USPN第7,544,216号、同第7,597,723号、および同第7,637,963号に記載の手順にしたがって合成した。
Figure 0006866302
洗剤配合物:
いくつかの市販の粉末洗剤を試験目的で利用して、本発明のロイコ色素の利点を例示した。粉末洗剤を以下に列挙する。
・ AATCC(Association of Textile,Apparel and Materials Professionals)(米国ノースカロライナ州リサーチトライアングルパーク)から入手可能な、光学的増白剤(OB)を含まないAATCC 1193 Standard Reference Detergent。成分に、直鎖状アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム塩(C11、8LAS)、アルミノケイ酸ナトリウム固形物、炭酸ナトリウム、ケイ酸ナトリウム固形物(SiO2/Na2O=1,6)、硫酸ナトリウム、ポリエチレングリコール、ポリアクリル酸ナトリウム、シリコーン(起泡抑制剤)、保湿剤、種々雑多な助剤(界面活性剤原液中で未反応)が挙げられる。
・ The Procter & Gamble Company of Cincinnati(オハイオ州)から入手可能なTide(登録商標)Ultra Free and Gentle。洗剤成分には、炭酸ナトリウム(水の硬度を除去する)、アルミノケイ酸ナトリウム(水の硬度を除去する)、硫酸アルキル(界面活性剤)、硫酸ナトリウム(加工助剤)、直鎖状アルキルベンゼンスルホン酸塩(界面活性剤)、水(加工助剤)、ポリアクリル酸ナトリウム(分散剤)、ケイ酸塩(加工助剤)、エトキシレート(界面活性剤)、過炭酸ナトリウム(酸素漂白剤)、ポリエチレングリコール4000(安定剤)、プロテアーゼ(酵素、染み抜き剤)、ジアミノスチルベンジスルホン酸ジナトリウム(白色化剤)、シリコーン(起泡抑制剤)、およびセルラーゼ(酵素、染み抜き剤)が挙げられる。
・ Henkel(ドイツ、デュッセルドルフ)から入手可能な、光沢のあるPersil(登録商標)Power Gold Plus。成分には、硫酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、ベンゼンスルホン酸C10〜13アルキル誘導体ナトリウム塩、ケイ酸ナトリウム塩、炭酸ナトリウム過酸化水素化物、ポリアクリル酸ナトリウム、脂肪アルコールエトキシレートC12〜18 7EO、水、カルボキシメチルセルロース、Na塩、TAED、エチドロン酸四ナトリウム、デンプン、香料、4,4’−ビス[(4−アニリノ−6−モルホリノ−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ]スチルベン−2,2’−ジスルホン酸デ二ナトリウム、水酸化ナトリウム、ジ−meメチル(2−フェニルプロピル)シロキサン、着色剤、プロテアーゼ、リナロール、アミラーゼ、マンナナーゼ−1,4,エンド−β−、セルラーゼ、およびホルムアルデヒドが挙げられる。
・ Reckitt Benckiser(英国バークシャー州)から入手可能なVanish洗剤。成分には、過炭酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、硫酸ナトリウム、テトラアセチルエチレンジアミン(TAED)、ケイ酸ナトリウム、水、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム(直鎖状アルキルベンゼンスルホン酸塩)、パレス−5、ゼオライト、プロテアーゼ、香料、リパーゼ、およびアミラーゼが挙げられる。
・ La Corona Soap Factory(メキシコ)から入手可能なROMA洗剤。成分には、直鎖状アニオン性界面活性剤(クリーニング剤)、アルミノケイ酸塩およびケイ酸塩(硬水軟化剤)、カルボキシメチルセルロース(汚れ懸濁剤)、布地増白剤、および香料が挙げられる。
・ Vaishnavi Kosmetics Ind Pvt.Ltd.(インド、ヒマーチャルプラデーシュ州)から入手可能なMr.White洗剤。
・ Hindustan Unilever Ltd.(インド、ムンバイ)から入手可能なRIN洗剤。
・ Guangzhou Lily Enterprise Group Co.,Ltd.(中国、広東省)から入手可能なLiby洗剤。成分には、汚れ分離成分、コンパウンド界面活性剤、無リン水軟化剤、酵素、洗浄性能粒子、増白剤および抗菌剤入りオキシクリーン成分、ならびに香料が挙げられる。
試験方法および結果:
白色度の計算:CIELabのb*ならびにGanzおよびCIE白色度指数
白色度(「WI」)は、色測定の3つの構成要素である色相、彩度、および明度を含むと共に標準白色値の指標にもなる式によって計算される、色の適性評価である。いくつかの白色度の式を使用して、セルロース系基材の白色度を測定することができる。2つの一般的な式は、Ganz白色度指数およびCIE白色度である。Ganz白色度指数は、式:WI=(D*Y)+(P*x)+(Q*y)+Cで表し、式中、Y、xおよびyは比色分析値であり、D、P、QおよびCは、式パラメーターである。CIE白色度は、式:WI=Y−(800*x)−(1700*y)+813.7で表し、式中、Y、xおよびyは比色分析値である。より高い正のGanz WI値は、処理セルロース系基材がより高い青味付けまたは白色化効果を呈することを示す。さらなる情報が、Rolf Griesserの刊行物、Ciba−Geigy Ltd.、「Whiteness and Tint」、1993年6月から入手可能である。
物品の表面色を、分光光度計を使用してサンプルを測定することによって得られる一連の測定値L*、a*およびb*を使用して定量化してもよい。この試験に使用した装置は、Gretag Macbeth Color Eye 7000A分光光度計だった。使用したソフトウェアプログラムは、「Color imatch」だった。「L」は、サンプル中の白色または黒色の量の測定値であり、より高い「L」値は、より明るい色のサンプルを示す。サンプル中の赤色または緑色の量の測定値は、「a」値で決定される。サンプル中の青色または黄色の量の測定値は、「b」値で決定され、より低い(より負である)b*値は、サンプルにより多くの青色があることを示す。
基材の相対色のさらに別の測定は、DE CMCである。DE CMCは、全均一色空間の総合的な色差の測定であり、DE CMCは、色と対照との間の差の大きさを表す。Gretag Macbeth Color Eye 7000A分光光度計は、各サンプルの波長および反射率データに基づいて、DE CMC値を計算する。
いくつかの本発明のロイコ色素およびいくつかの比較例を調製し、青味付け効率について試験した。より低い(より負である)CIELabのb*値は、処理綿見本が、より高い青味付けまたは白色化効果を呈することを示す。
本発明の例(Ex4)と比較例(CEX1)の比較
本発明を例示するために、2つの洗剤組成物を調製し、比較した。一方の洗剤組成物は、本発明の例4(EX4、表1Aおよび1B中の例4)を含有し、他方は、比較例CEX1を含有していた。EX4およびCEX1は、同じポリマー差を有していたが、EX4はロイコ色素であり、CEX1は通常の着色剤であった。2つの着色剤を、低pH洗剤(このケースでは、Tide(登録商標)Free and Gentle洗剤)で、別々にブレンドした。洗剤がほぼ同じ色相効果を有するように、着色剤の量(EX4は400ppmで、CEX1は200ppm)を決定した。両方の洗剤の様相(CIEのL*値、a*値およびb*値に換算)を読み取り、表2で比較した。
EX4およびCEX1を含有する両方の洗剤の青味付け効果を、以下の試験によって比較した。1リットルのビーカー中、500mLの水道水、着色剤と予混合しておいた0.5グラムの洗剤を混合した。次いで、6片の漂白した木綿のTシャツ布地(Testfabrics,Inc.から購入、形式番号437W−60、6インチ×6インチサイズに裁断)を洗浄水に加え、Tergotometerを用い、室温で15分間、洗浄した。布地/水の比は、約40グラム/リットルである。洗浄後、布地サンプルを500mLの水道水を使って手で2回すすぎ、次いで乾燥機中で1時間乾燥した。CIEのL*値、a*値およびb*値を、Color eye分光光度計で、第1の洗浄効果について読み取った。次いで、乾燥した綿を洗浄し、さらに2回、上記の通りにすすぎ、最後に乾燥機中で再度乾燥した。CIEのL*値、a*値およびb*値を、Color eye分光光度計で、3回分の洗浄効果について読み取った。
洗浄したサンプルのデルタb*値を、以下の表2に記録する。デルタb*値は、同じ手順および色相染料を含有しない以外は同じ洗剤で洗浄した同じ種類の布地のb*値との引き算によって得た。
表2では、ロイコ色素を含有する適用例2(EX4)は、基本洗剤(適用例1、L*=95.3)と比較して、明るい色(L*=94.5)を有し、第1の洗浄および3回の洗浄の両方で良好な色相効果を実証している。CEX1による適用例は、もたらされた青味付け効果はほぼ同じであるが、より暗い色(L*=28.0)を有する。
Figure 0006866302
本発明の例(Ex2)と比較例(CEX2)の比較
EX2およびCEX2の青味付け効果を、以下の試験によって比較した。試験の手順は、以下に記載する。
1リットルのビーカー中、500mLの水道水、0.5グラムのTide(登録商標)Free and Gentle液体洗剤、および試験されるロイコ染料(ロイコ染料の投入は、以下の表3に含まれていた)を混合した。次いで、6片の漂白した木綿のTシャツ布地(Testfabrics,Inc.から購入、形式番号437W−60、6インチ×6インチサイズに裁断)を洗浄水に加え、Tergotometerを用い、室温で15分間、洗浄した。布地/水の比は、約40グラム/リットルだった。洗浄後、布地サンプルを500mLの水道水を使って手で2回すすぎ、次いで乾燥機中で1時間乾燥した。次いで、乾燥したサンプルを洗浄し、さらに2回、上記の通りにすすぎ、最後に乾燥機中で再度乾燥した。CIEのL*値、a*値およびb*値を、Color eye分光光度計で読み取った。
種々のロイコ色相染料で洗浄した綿のデルタb*値を、以下の表3に記録する。デルタb*値は、同じ手順および上記のロイコ色相染料を含有しない以外は同じ洗剤で洗浄した同じ種類の布地のb*値との引き算によって得た。本発明の例(EX2)は、より少ない投入量(1ppm対2ppm)でも、比較例CEX2より、布地に色合いを付ける上でより効果的である。
Figure 0006866302
低pH洗剤中での本発明の例の青味付け効果
表1Aおよび1Bに列挙した本発明の例の青味付け効果を、下記の手順にしたがって試験した。
1リットルのビーカー中、500mLの水道水、0.5グラムの洗剤(Tide(登録商標)Free and Gentle液体洗剤またはAATCC標準液体洗剤、両方とも約8〜9の低pHを有する)、および試験されるロイコ染料(ロイコ染料の投入は、以下の表4に含まれていた)を混合した。ロイコ染料は、1)洗剤と予混合するか、または2)約1mLの有機溶媒に前もって溶解しておき、次いで直接洗浄水に加えることによって、洗浄水中に導入することができる。6片の漂白した木綿のTシャツ布地(Testfabrics,Inc.から購入、形式番号437W−60、6インチ×6インチサイズに裁断)を洗浄水に加え、Tergotometerを用い、室温で15分間、洗浄した。布地/水の比は、約40グラム/リットルだった。洗浄後、布地サンプルを500mLの水道水を使って手で2回すすぎ、次いで乾燥機中で1時間乾燥した。CIEのL*値、a*値およびb*値を、Color eye分光光度計で読み取った。
種々のロイコ色相染料で洗浄した綿のデルタb*値を、以下の表4に記録する。デルタb*値は、上記と同じ手順にしたがって色相染料なしで洗浄した同じ種類の布地のb*値との引き算によって得た。
Figure 0006866302
高pH洗剤中での本発明の例の青味付け効果
ロイコ色素EX2およびEX4を、高pH洗剤(ALL(登録商標)洗剤、pHは約12.4である)と混合した。洗剤中の着色剤の量は、表5に列挙した洗浄水中の着色剤の濃度にしたがって選択した。次いで、1リットルのビーカー中、500mLの水道水、0.5グラムの洗剤を混合した。次いで、6片の漂白した木綿のTシャツ布地(Testfabrics,Inc.から購入、形式番号437W−60、6インチ×6インチサイズに裁断)を洗浄水に加え、Tergotometerを用い、室温で15分間、洗浄した。布地/水の比は、約40グラム/リットルだった。洗浄後、布地サンプルを500mLの水道水を使って手で2回すすぎ、次いで乾燥機中で1時間乾燥した。CIEのL*値、a*値およびb*値を、Color eye分光光度計で読み取った。
種々のロイコ色相染料で洗浄した綿のデルタb*値を、以下の表5に記録する。デルタb*値は、上記と同じ手順にしたがって色相染料なしで洗浄した同じ種類の布地のb*値との引き算によって得た。
Figure 0006866302
低pH洗剤中での本発明の例の保管安定性
400ppmのEX4を、Tide(登録商標)Free and Gentle液体洗剤と混合した。次いで、洗剤を、1)室温、および2)50℃で4週間老化させた。ロイコ色素を含有する洗剤のCIEのL*値、a*値およびb*値を測定し、保管前と保管後で比較した。洗剤の色相効率も試験し、適用例6〜14と同じ洗浄プロトコルにしたがって比較した。
ロイコ色素以外にも他の添加剤も洗剤配合物に添加して、洗浄中の色の発達を促進し、かつ/または保管中の色の形成を阻害することができる。これらの添加剤は、これらに限定されないが、酸化防止剤、還元剤、酸化剤、酸化触媒、および/またはこれらの組合せであってよい。
保管前および保管後の洗剤配合物および色相データを、表6で比較した。
Figure 0006866302
a:添加剤1は、3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンゼンプロパン酸(CAS20170−32−5)である。
b:添加剤2は、亜ジチオン酸ナトリウム(CAS7775−14−6)である。
1000ppmのEX2を、他の添加剤を含む/含まないTide(登録商標)Free and Gentle液体洗剤と混合した。保管安定性を試験し、以下の表7にまとめた。
Figure 0006866302
a:添加剤1は、3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンゼンプロパン酸(CAS20170−32−5)である。
b:添加剤2は、亜ジチオン酸ナトリウム(CAS7775−14−6)である。
50℃で4週間老化させる前および老化させた後の、適用例18、21および23で洗浄した綿のデルタb*値を、以下の表8で比較した。洗剤は、保管後、色相効率を維持していた。
Figure 0006866302
高pH洗剤中での本発明の例の保管安定性
1000ppmのEX2をALL(登録商標)洗剤と混合した。次いで、洗剤を、1)室温、および2)50℃で4週間老化させた。ロイコ色素を含有する洗剤のCIEのL*値、a*値およびb*値を測定し、保管前と保管後で比較した。洗剤の色相効率も試験し、適用例15および16と同じ洗浄プロトコルにしたがって比較した。
保管前および保管後の洗剤配合物ならびにL*値、a*値およびb*値を、表9で比較した。
Figure 0006866302
適用例23で洗浄した綿のデルタb*値を、50℃で4週間老化させた後と、以下の表10で比較した。洗剤は、保管後、色相効率を維持していた。
Figure 0006866302
粉末洗剤中での本発明の例の青味付け効果
ロイコ染料を、表11に列挙した多種の粉末洗剤と混合することによって、ロイコ染料を含有する粉末洗剤を調製した。次いで、1リットルのビーカー中、500mLの水道水、および試験されるロイコ染料を含有する粉末洗濯洗剤0.5グラムを混合した(ロイコ染料の洗浄水中の濃度は、以下の表11に含まれる)。6片の漂白した木綿のTシャツ布地(Testfabrics,Inc.から購入、形式番号437W−60、6インチ×6インチサイズに裁断)を洗浄水に加え、Tergotometerを用い、室温で15分間、洗浄した。布地/水の比は、約40グラム/リットルであった。洗浄後、布地サンプルを500mLの水道水を使って手で2回すすぎ、次いで乾燥機中で1時間乾燥した。CIEのL*値、a*値およびb*値を、Color eye分光光度計で読み取った。
多種の粉末洗濯洗剤と予混合した単一ロイコ色相染料(EX4)で洗浄した綿のデルタb*値を、以下の表11に記録する。デルタb*値は、同じ種類の布地を、上記と同じ手順にしたがって、洗剤のみ(色相染料は存在しない)で洗浄したときに記録したb*値を引くことによって得た。
Figure 0006866302
本発明の特定の態様を例示し、説明してきたが、当業者には、本発明の趣旨および範囲を逸脱することなく、他の様々な変更および修正を行うことができることが明白であろう。したがって、本発明の範囲内に属する、このようなすべての変更および修正は、添付の特許請求の範囲に包含されることが意図される。

Claims (18)

  1. (a)少なくとも1種の界面活性剤、および(b)次式(I)によって表される少なくとも1種の化合物:
    Figure 0006866302
    ここで、X1=NR1314、R13=アルキル基、R14=R、R=−Rx−O−Ry−Rz、Rx=アルカンジイル基、Ry=式(C)の構造と一致する繰り返し単位から独立に選択される2つ以上の二価の繰り返し単位を含む二価の置換基
    Figure 0006866302
    ここで、R101=水素、R102=水素、R=水素、
    =NR1314、R13=アルキル基、R14=アルキル基
    =NR1314、R13=アルキル基、R14=R、R=−Rx−O−Ry−Rz、Rx=アルカンジイル基、Ry=式(C)の構造と一致する繰り返し単位から独立に選択される2つ以上の二価の繰り返し単位を含む二価の置換基
    Figure 0006866302
    ここで、R101=水素、R102=水素、R=水素、および
    1〜R12=水素である、
    を含む組成物。
  2. yが、式(CA)、(CB)および(CC)からなる群から選択される構造と一致する二価の置換基である、請求項1に記載の組成物
    Figure 0006866302
    [ここで、ff、ggおよびhhは、ゼロおよび正の整数からなる群から選択され、ff、ggおよびhhの合計は2以上であるが、ただし、式(CA)のgg、式(CB)のggおよびhh、式(CC)のffおよびhhは、ゼロである。]。
  3. (a)少なくとも1種のランドリーケア補助材料、および(b)次式(I)によって表される少なくとも1種の化合物:
    Figure 0006866302
    ここで、X1=NR1314、R13=アルキル基、R14=R、R=−Rx−O−Ry−Rz、Rx=アルカンジイル基、Ry=式(C)の構造と一致する繰り返し単位から独立に選択される2つ以上の二価の繰り返し単位を含む二価の置換基
    Figure 0006866302
    ここで、R101=水素、R102=水素、R=水素、
    =NR1314、R13=アルキル基、R14=アルキル基
    =NR1314、R13=アルキル基、R14=R、R=−Rx−O−Ry−Rz、Rx=アルカンジイル基、Ry=式(C)の構造と一致する繰り返し単位から独立に選択される2つ以上の二価の繰り返し単位を含む二価の置換基
    Figure 0006866302
    ここで、R101=水素、R102=水素、R=水素、および
    1〜R12=水素である、
    を含む、ランドリーケア組成物。
  4. yが、式(CA)、(CB)および(CC)からなる群から選択される構造と一致する二価の置換基である、請求項3に記載のランドリーケア組成物
    Figure 0006866302
    [ここで、ff、ggおよびhhは、ゼロおよび正の整数からなる群から選択され、ff、ggおよびhhの合計は2以上であるが、ただし、式(CA)のgg、式(CB)のggおよびhh、式(CC)のffおよびhhは、ゼロである。]。
  5. 洗剤組成物である、請求項3に記載のランドリーケア組成物。
  6. 液体形態である、請求項3に記載のランドリーケア組成物。
  7. 10以上のpHを有する液体形態である、請求項3に記載のランドリーケア組成物。
  8. 10未満のpHを有する液体形態である、請求項3に記載のランドリーケア組成物。
  9. 固体形態である、請求項3に記載のランドリーケア組成物。
  10. 布帛基材を処理する方法であって、
    (a)請求項3に記載のランドリーケア組成物を用意する工程と、
    (b)前記ランドリーケア組成物を液体媒体に添加する工程と、
    (c)前記布帛基材を前記液体媒体に入れる工程と
    を含む、方法。
  11. 前記方法が、式(I)と一致する化合物を、それを酸化させた色の形態に変換するのに十分な条件下で実施される、請求項10に記載の方法。
  12. 次式(I)によって表されるロイコ高分子色素:
    Figure 0006866302
    ここで、X1=NR1314、R13=アルキル基、R14=R、R=−Rx−O−Ry−Rz、Rx=アルカンジイル基、Ry=式(C)の構造と一致する繰り返し単位から独立に選択される2つ以上の二価の繰り返し単位を含む二価の置換基
    Figure 0006866302
    ここで、R101=水素、R102=水素、R=水素、
    =NR1314、R13=アルキル基、R14=アルキル基
    =NR1314、R13=アルキル基、R14=R、R=−Rx−O−Ry−Rz、Rx=アルカンジイル基、Ry=式(C)の構造と一致する繰り返し単位から独立に選択される2つ以上の二価の繰り返し単位を含む二価の置換基
    Figure 0006866302
    ここで、R101=水素、R102=水素、R=水素、および
    1〜R12=水素である。
  13. yが、式(CA)、(CB)および(CC)からなる群から選択される構造と一致する二価の置換基である、請求項12に記載の色素
    Figure 0006866302
    [ここで、ff、ggおよびhhは、ゼロおよび正の整数からなる群から選択され、ff、ggおよびhhの合計は2以上であるが、ただし、式(CA)のgg、式(CB)のggおよびhh、式(CC)のffおよびhhは、ゼロである。]。
  14. ff、ggおよびhhの合計は、2〜40である請求項13に記載の色素。
  15. ff、ggおよびhhの合計は、2〜20である請求項13に記載の色素。
  16. 請求項12に記載のロイコ高分子色素を含む組成物。
  17. 請求項12に記載のロイコ高分子色素を含むランドリーケア組成物。
  18. 請求項12に記載のロイコ高分子色素を含む洗剤組成物。
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