JP2020534420A - 洗濯ケア組成物中の青味剤としてのロイコ着色剤の使用方法 - Google Patents

洗濯ケア組成物中の青味剤としてのロイコ着色剤の使用方法 Download PDF

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Abstract

織物物品を処理するための方法であって、(a)ロイコ組成物を含む洗濯ケア組成物を提供する工程と、(b)洗濯ケア組成物を液体媒体に添加する工程と、(c)織物物品を液体媒体と接触するように置く工程と、(d)ロイコ組成物の少なくともある一部分を織物物品上に付着させる工程と、(e)任意に、織物をすすぐ工程と、(f)織物物品を乾燥させる工程であって、ロイコ組成物は、10以上の光感度指数を有するロイコ着色剤を含む、乾燥させる工程と、を含む、織物物品を処理するための方法。

Description

本出願は、ロイコ着色剤を含有する洗濯ケア組成物で織物物品を処理するための方法を記載する。これらの種類の着色剤は、安定した実質的に無色の状態で提供され、次いで、例えば、酸素への曝露、イオン添加、光への曝露などの特定の物理的又は化学的な変化に長時間曝露されると、濃い有色状態に変換され得る。ロイコ着色剤を含有する織物物品洗濯ケア組成物の処理方法は、洗濯ケア組成物による洗浄及び乾燥後に経時的に、織物物品の見かけの若しくは視覚的に知覚される白色度を向上させるか、又は織物物品に所望の色合いを与えるように設計される。
経年により、布地基材は、光、空気、汚れへの暴露、及び基材に含まれる繊維の自然劣化により、色あせ又は黄変する傾向がある。したがって、これら織物基材を視覚的に改良し、色あせ及び黄変を相殺するために、消費者製品を着色するための高分子着色剤の使用が従来技術において周知となっている。例えば、織物用途においては、光学増白剤又は青味剤のいずれかのホワイトニング剤を使用することが周知である。更に、消費者が明るい又は淡い青色及び高度に透明な洗濯ケア組成物を好むことは、従来技術において周知である。しかしながら、従来の青味剤の青色又は紫色の色相のために、配合者は、濃い青色洗濯ケア組成物中の従来の青味剤を使用するように制約されているか、又は顆粒組成物中の青色スペックルとして青味剤を隠蔽するか、又は青味剤を単位用量の青色区画に含むように制約されている。
また、ロイコ染料は、特定の化学的又は物理的なトリガに曝露された際に、無色又はわずかに有色の状態から有色の状態への変化を呈することも従来技術において既知である。生じる呈色の変化は、典型的には、人間の目で視覚的に知覚可能である。これらの化合物のうちの多くは、可視光領域(400〜750nm)においていくらかの吸光度を有するので、多かれ少なかれいくらかの色を有する。本明細書において言及されるように、染料は、その適用濃度及び条件ではそれほど発色しなかったが、トリガされた形態では著しく発色する場合、「ロイコ染料」であると見なされる。トリガされた際の色変化は、400〜750nmの範囲、好ましくは500〜650nmの範囲、最も好ましくは530〜620nmの範囲におけるロイコ染料分子のモル減衰係数(一部の文献ではモル吸光係数、モル吸収係数、及び/又はモル吸光率としても既知である)の変化に起因する。トリガ前後のロイコ染料のモル減衰係数の増加は、50%よりも大きく、より好ましくは200%よりも大きく、最も好ましくは500%よりも大きくなければならない。
青味剤を布地に適用すると、消費者の習慣及び慣行の変動と組み合わされた広範な全世界的な洗浄条件にわたって均衡を保つことが困難であり得る潜在的なトレードオフが存在する。例えば、配合物コスト全体を低減するために、最小量の高付着性青味染料を使用することを望み得る。しかしながら、このような染料は、多くのサイクルにわたって構築され、過剰な色相につながり得る。他の実例では、純生成物を布地に直接適用することにより、局所的に高濃度の青味剤が得られ、これは、染色されたように見える領域をもたらし得る。消費者の習慣、織物物品、及び洗浄条件は広範に変化するため、過剰な色相又は染色の可能な全ての実例に対して保護することは困難であり得る。
したがって、所望の消費者の白色度の効果をもたらすだけでなく、消費者が、布地を太陽光に暴露することによって生成物の使用のいかなる意図されていない影響も逆転させることができるように十分に感光性である、青味剤に対する必要性が依然として存在している。
ここで、驚くべきことに、本明細書において特許請求されているロイコ着色剤は、所望の消費者の白色度の効果を提供するだけでなく、過剰な色相又は染色の実例が容易に対処され得る太陽光曝露にも十分に感光性であることが見出された。
一態様では、本発明は、(a)ロイコ組成物を含む洗濯ケア組成物を提供する工程と、(b)洗濯ケア組成物を液体媒体に添加する工程と、(c)織物物品を液体媒体と接触するように置く工程と、(d)ロイコ組成物の少なくともある一部分を織物物品上に付着させる工程と、(e)任意に、織物をすすぐ工程と、(f)織物物品を乾燥させる工程であって、ロイコ組成物は、10以上の光感度指数を有するロイコ着色剤を含む、乾燥させる工程と、を含む、織物物品を処理するための方法を提供する。
定義
本明細書で使用するとき、「アルコキシ」という用語は、C〜Cアルコキシ、及びブチレンオキシド、グリシドールオキシド、エチレンオキシド、又はプロピレンオキシドなどの繰り返し単位を有するポリオールのアルコキシ誘導体を含むことを意図する。
本明細書で使用するとき、「アルキレンオキシ」及び「オキシアルキレン」という相互交換可能な用語、並びに「ポリアルキレンオキシ」及び「ポリオキシアルキレン」という相互交換可能な用語は、一般に、以下の繰り返し単位:−CO−、−CO−、−CO−、及びこれらの任意の組み合わせの1つ以上をそれぞれ含有する分子構造を指す。これらの基に対応する非限定的な構造としては、例えば、−CHCHO−、−CHCHCHO−、−CHCHCHCHO−、−CHCH(CH)O−、及び−CHCH(CHCH)O−が挙げられる。更に、ポリオキシアルキレン構成要素は、C2〜20アルキレンオキシ基、グリシジル基、又はこれらの混合物から選択される1つ以上のモノマーからなる群から選択されてもよい。
本明細書において、「エチレンオキシド」、「プロピレンオキシド」、及び「ブチレンオキシド」という用語は、それぞれ、これらの典型的な表記である「EO」、「PO」、及び「BO」で示される場合がある。
本明細書で使用するとき、「アルキル」及び「アルキル末端保護された」という用語は、置換又は無置換の炭化水素から水素原子を除去することによって形成される任意の一価基を意味することを意図する。非限定的な例としては、C〜C18アルキル基、一態様では、C〜Cアルキル基を含む分岐状又は非分岐状、置換又は無置換のヒドロカルビル部分が挙げられる。
本明細書で使用するとき、特に明記しない限り、「アリール」という用語は、C〜C12アリール基を含むことを意図する。「アリール」という用語は、炭素環式及び複素環式のアリール基の両方を指す。
本明細書で使用するとき、「アルカリル」という用語は、任意のアルキル置換アリール置換基及びアリール置換アルキル置換基を指す。より具体的には、この用語は、追加の置換基を含んでいても含んでいなくてもよいC7〜16アルキル置換アリール置換基及びC7〜16アリール置換アルキル置換基を指すことを意図する。
本明細書で使用するとき、「洗剤組成物」という用語は、洗濯ケア組成物の一部であり、布地を洗濯するための製品が挙げられるがこれに限定されない洗浄組成物を含む。このような組成物は、洗浄工程の前に用いるための前処理組成物であっても、すすぎ時添加用組成物、並びに、漂白添加剤及び「シミ取りスティック」又は前処理タイプのような洗浄助剤であってもよい。
本明細書で使用するとき、「洗濯ケア組成物」という用語は、特に指定しない限り、顆粒状、粉末状、液状、ゲル状、ペースト状、単位用量型、棒状、及び/若しくはフレーク状の洗浄剤並びに/又は布地処理組成物を含み、布地を洗濯するための製品、布地柔軟化組成物、布地強化組成物、布地フレッシュニング組成物、並びに布地をケア及びメンテナンスするための他の製品、並びにこれらの組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。このような組成物は、洗浄工程の前に使用するための前処理組成物であってもよく、あるいはすすぎ添加用組成物、並びに漂白添加剤及び/又は「シミ取りスティック」、又は前処理組成物、又は乾燥機添加用シートなどの基材を有する製品などの洗浄助剤であってもよい。
本明細書で使用するとき、「ロイコ」という用語(例えば、化合物、部分、ラジカル、染料、モノマー、断片、又はポリマーに関して使用するとき)は、特定の化学的又は物理的なトリガに曝露された際、1つ以上の化学的及び/又は物理的な変化を受け、その結果、第1の色状態(例えば、無着色又は実質的に無色)から第2のより高度に有色の状態へとシフトする実体(例えば、有機化合物又はその一部)を指す。好適な化学的又は物理的なトリガとしては、酸化、pH変化、温度変化、及び電磁放射線(例えば、光)曝露における変化が挙げられるが、これらに限定されない。ロイコ実体において生じる好適な化学的又は物理的な変化としては、分子内環化などの酸化及び非酸化的変化が挙げられるが、これらに限定されない。したがって、一態様では、好適なロイコ実体は、発色団の可逆的に還元された形態であり得る。一態様では、ロイコ部分は、好ましくは、上記の化学的及び/又は物理的なトリガの1つ以上に曝露された際、第1及び第2のπ系を組み込んだ第3の複合共役π系に変換され得る、少なくとも当該第1及び第2のπ系を含む。
本明細書で使用するとき、「ロイコ組成物」又は「ロイコ着色剤組成物」という用語は、本明細書で更に詳細に記載されるように、独立して選択される構造を有する少なくとも2つのロイコ化合物を含む組成物を指す。
本明細書で使用するとき、ロイコ着色剤の「平均分子量」は、その分子量分布によって決定したときの重量平均分子量として報告され、その製造プロセスの結果として、本明細書に開示されるロイコ着色剤は、そのポリマー部分に繰り返し単位の分布を含み得る。
本明細書で使用するとき、「最大吸光係数」及び「最大モル吸光係数」という用語は、400ナノメートル〜750ナノメートルの範囲における最大吸光波長(本明細書では最大波長とも称する)におけるモル吸光係数を表すことを意図する。
本明細書で使用するとき、「第1の色」という用語は、トリガ前の洗濯ケア組成物の色を指すために使用され、無色及び実質的に無色を含む任意の色を含むことを意図する。
本明細書で使用するとき、「第2の色」という用語は、トリガ後の洗濯ケア組成物の色を指すために使用され、目視検査又は分光測光分析などの分析技術の使用のいずれかを通じて洗濯ケア組成物の第1の色と区別可能な任意の色を含むことを意図する。
本明細書で使用するとき、「変換剤」という用語は、その既知の形態(一重項及び三重項の状態)のいずれかにおける分子酸素以外の、当該技術分野において既知の任意の酸化剤を指す。
本明細書で使用するとき、「トリガ剤」という用語は、ロイコ組成物を無色又は実質的に無色の状態から有色の状態に変換するのに好適な反応物質を指す。
本明細書で使用するとき、「ホワイトニング剤」という用語は、白色の綿布における場合、210〜345の相対色相角、又は更には240〜320の相対色相角、又は更には250〜300(例えば、250〜290)の相対色相角を有する色相を当該布に提供する、トリガされたら染料を形成することができる染料又はロイコ着色剤を指す。
本明細書で使用するとき、「セルロース基材」は、重量基準でセルロースの少なくとも大部分を占めるあらゆる基材を含むことが意図される。セルロースは、木材、綿、亜麻布、黄麻及び麻布に見出すことができる。セルロース基材は、粉末、繊維、パルプの形態、並びに粉末、繊維及びパルプから形成される物品の形態であってよい。セルロース繊維としては、綿、レーヨン(再生セルロース)、アセテート(酢酸セルロース)、トリアセテート(三酢酸セルロース)及びこれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。セルロース繊維から形成される物品としては、布地などの織物製品が挙げられる。パルプから形成される物品としては、紙が挙げられる。
本明細書で使用するとき、特許請求の範囲において使用される「a」及び「an」などの冠詞は、特許請求又は記述されるものが1つ以上であることを意味すると理解される。
本明細書で使用するとき、「含む(「include/s」及び「including」)」という用語は非限定的であることを意味する。
本明細書において使用するとき、「固体」という用語は、顆粒、粉末、バー及び錠剤の製品形態を含む。
本発明で使用する場合、「流体」という用語は、液体、ゲル、ペースト、及び気体の製品形態を含む。
本出願人らの発明のパラメータのそれぞれの値を求めるには、本出願の試験方法の項で開示される試験方法を用いるべきである。
別途記載のない限り、全ての成分又は組成物の濃度は、当該成分又は組成物の活性部分に関するものであり、このような成分又は組成物の市販の供給源に存在し得る不純物、例えば残留溶媒又は副生成物は除外される。
全ての百分率及び比率は、別途記載のない限り、重量基準で計算される。全ての百分率及び比率は、別途記載のない限り、全組成に基づいて計算される。
一態様では、200〜1,000nm(より好ましくは400〜750nm)の範囲の波長における最大吸光度における当該第2の有色状態のモル吸光係数は、第2の有色状態の最大吸光度の波長における当該第1の色状態のモル吸光係数の好ましくは少なくとも5倍、より好ましくは10倍、更により好ましくは25倍、最も好ましくは少なくとも50倍である。好ましくは、200〜1,000nm(より好ましくは400〜750nm)の範囲の波長における最大吸光度における当該第2の有色状態のモル吸光係数は、対応する波長範囲における当該第1の色状態の最大モル吸光係数の少なくとも5倍、好ましくは10倍、更により好ましくは25倍、最も好ましくは少なくとも50倍である。当業者であれば、これら比がはるかに高くなり得ることを理解するであろう。例えば、第1の色状態は、400〜750nmの波長範囲においてわずか10M−1cm−1の最大モル吸光係数を有していてよく、第2の有色状態は、400〜750nmの波長範囲において80,000M−1cm−1以上もの最大モル吸光係数を有していてよく、この場合、吸光係数の比は8,000:1以上になる。
一態様では、400〜750nmの範囲の波長における当該第1の色状態の最大モル吸光係数は1000M1cm−1未満であり、400〜750nmの範囲の波長における当該第2の有色状態の最大モル吸光係数は、5,000M1cm−1よりも大きく、好ましくは10,000、25,000、50,000又は更には100,000M−1cm−1よりも大きい。当業者であれば、1つを超えるロイコ部分を含むポリマーが、第1の色状態において非常に高い最大モル吸光係数を有し得る(例えば、多数のロイコ部分の相加効果又は第2の有色状態に変換された1つ以上のロイコ部分の存在に起因する)ことを認識し、理解するであろう。
本発明は、色相を提供して織物基材を白色化するために、液体洗濯洗剤などの洗濯ケア組成物で使用するのに有用であり得るロイコ着色剤の分類に関する。ロイコ着色剤は、本質的に無色であるか、又はほんのわずかに有色であるが、活性化時に強烈に発色することができる化合物である。洗濯ケア組成物においてロイコ化合物を使用する1つの利点は、このような化合物は活性化されるまで無色であるので、洗濯ケア組成物がそれ自体の色を呈することができる点である。ロイコ着色剤は、一般に、洗濯ケア組成物の原色を変化させない。したがって、このような組成物の製造業者は、青味剤などの添加成分が組成物の最終色値に影響を及ぼすことに関して懸念することなく、消費者にとって最も魅力的な色を処方することができる。
本発明の洗濯ケア組成物に使用されるロイコ着色剤の量は、本発明の目的を達成するのに好適な任意の濃度であってよい。一態様では、洗濯ケア組成物は、約0.0001重量%〜約1.0重量%、好ましくは0.0005重量%〜約0.5重量%、更により好ましくは約0.0008重量%〜約0.2重量%、最も好ましくは0.004重量%〜約0.1重量%の量のロイコ着色剤を含む。
別の態様では、洗濯ケア組成物は、0.0025〜5.0ミリ当量/kg、好ましくは0.005〜2.5ミリ当量/kg、更により好ましくは0.01〜1.0ミリ当量/kg、最も好ましくは0.05〜0.50ミリ当量/kgの量のロイコ着色剤を含み、ミリ当量/kgの単位は、洗濯組成物1kg当たりのロイコ部分のミリ当量を指す。2つ以上のロイコ部分を含むロイコ着色剤では、ミリ当量数は、以下の等式によるロイコ着色剤のミリモル数に関連する:(ロイコ着色剤のミリモル)×(ロイコ部分のミリ当量数/ロイコ着色剤のミリモル)=ロイコ部分のミリ当量。ロイコ着色剤当たり単一のロイコ部分しか存在しない場合、ミリ当量/kgの数は、洗濯ケア組成物の1kg当たりのロイコ着色剤のミリモルの数に等しい。
一態様では、本発明は、ジアリールメタンロイコ、トリアリールメタンロイコ、オキサジンロイコ、チアジンロイコ、ヒドロキノンロイコ、アリールアミノフェノールロイコ、及びこれらの混合物からなる群から選択されるロイコ組成物に関する。
本明細書で使用するのに好適なジアリールメタンロイコ化合物としては、本明細書に記載される第2の有色状態を形成することができるジアリールメチレン誘導体が挙げられるが、これらに限定されない。好適な例としては、ミヒラーメタン、−OH基で置換されたジアリールメチレン(例えば、ミヒラーヒドロール)並びにそのエーテル及びエステル、−CN基などの光切断性部分で置換されたジアリールメチレン(ビス(パラ−N,N−ジメチル)フェニル)アセトニトリル)、並びに同様のこのような化合物が挙げられるが、これらに限定されない。
一態様では、本発明は、
Figure 2020534420
(f)これらの混合物
からなる群から選択される1つ以上の化合物から選択され、
式I〜Vのその酸化形態に対する比は、少なくとも1:19、1:9、又は1:3、好ましくは少なくとも1:1、より好ましくは少なくとも3:1、最も好ましくは少なくとも9:1又は更には19:1である、組成物に関する。
式(I)の構造では、各環A、B及びCにおける各個々のR、R、及びR基は、独立して水素、重水素、及びRからなる群から選択され、各Rは、独立して、ハロゲン、ニトロ、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、アルカリル、置換アルカリル、−(CH−O−R、−(CH−NR、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)O、−C(O)NR、−OC(O)R、−OC(O)OR、−OC(O)NR、−S(O)、−S(O)OR、−S(O)、−S(O)NR、−NRC(O)R、−NRC(O)OR、−NRC(O)SR、−NRC(O)NR、−P(O)、−P(O)(OR、−P(O)(OR)O、及び−P(O)(Oからなる群から選択され、添字nは、0〜4、好ましくは0〜1、最も好ましくは0の整数であり、異なるA、B及びC環における2つのR基が結合して、5員以上の縮合環を形成してもよく、縮合環が6員以上であるとき、異なるA、B及びC環における2つのR基が結合して、任意に1つ以上のヘテロ原子を含有する有機リンカーを形成してもよく、一実施形態では、異なるA、B及びC環における2つのR基が結合して、−O−及び−S−から選択されるヘテロ原子架橋を形成して、6員縮合環を作り、同じ環におけるR及びR又は同じ環におけるR及びRが結合して、縮合脂肪族環又は縮合芳香族環を形成してもよく、これら環のいずれもヘテロ原子を含有してもよく、3つの環A、B又はCの少なくとも1つにおいて、R及びR基の好ましくは少なくとも2つ、より好ましくは少なくとも3つ、最も好ましくは4つ全てが水素であり、好ましくは、環A、B及びCの少なくとも2つにおけるR及びR基の4つ全てが水素であり、いくつかの実施形態では、環A、B及びCにおける全てのR及びR基が水素であり、好ましくは、各Rは、独立して、水素、−OR及び−NRから選択され、Rの2つ以下、好ましくは1つ以下が水素であり、好ましくは水素は存在せず、より好ましくは、少なくとも1つ、好ましくは2つ、最も好ましくは3つ全てのRが−NRであり、いくつかの実施形態では、環A、B及びCの1つ又は更には2つは、1つ以上の独立して選択されるR基で任意に置換されている、独立してO、S及びNから選択される1又は2つのヘテロ原子を含む、独立して選択されるC〜Cヘテロアリール環で置換されてもよく、Gは、独立して、水素、重水素、C〜C16アルコキシド、フェノキシド、ビスフェノキシド、ナイトライト、ニトリル、アルキルアミン、イミダゾール、アリールアミン、ポリアルキレンオキシド、ハライド、アルキルスルフィド、アリールスルフィド、又はホスフィンオキシドからなる群から選択され、一態様では、Gの[(重水素)/(重水素+水素)]の比率は、少なくとも0.20、好ましくは少なくとも0.40、更により好ましくは少なくとも0.50、最も好ましくは少なくとも0.60又は更には少なくとも0.80であり、同じヘテロ原子に結合しているR、R及びRのいずれか2つが結合して、任意に−O−、−NR15−、及び−S−からなる群から選択される1つ以上の追加のヘテロ原子を含む5員以上の環を形成してもよい。
式(II)〜(III)の構造中、e及びfは、独立して、0〜4の整数であり、各R20及びR21は、独立して、ハロゲン、ニトロ基、アルキル基、置換アルキル基、−NC(O)OR、−NC(O)SR、−OR、及び−NRからなる群から選択され、各R25は、独立して、単糖部分、二糖部分、オリゴ糖部分、及び多糖部分、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NRからなる群から選択され、各R22及びR23は、独立して、水素、アルキル基、及び置換アルキル基からなる群から選択される。
式(IV)の構造中、R30は、架橋アミン部分に対してオルト又はパラに位置し、−OR38及び−NR3637からなる群から選択され、各R36及びR37は、独立して、水素、アルキル基、置換アルキル基、アリール基、置換アリール基、アシル基、R、−C(O)OR、−C(O)R、及び−C(O)NRからなる群から選択され、R38は、水素、アシル基、−C(O)OR、−C(O)R、及び−C(O)NRからなる群から選択され、g及びhは、独立して、0〜4の整数であり、各R31及びR32は、独立して、アルキル基、置換アルキル基、アリール基、置換アリール基、アルカリル、置換アルカリル、−(CH−O−R、−(CH−NR、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)O、−C(O)NR、−OC(O)R、−OC(O)OR、−OC(O)NR、−S(O)、−S(O)OR、−S(O)、−S(O)NR、−NRC(O)R、−NRC(O)OR、−NRC(O)SR、−NRC(O)NR、−P(O)、−P(O)(OR、−P(O)(OR)O、及び−P(O)(Oからなる群から選択され、添字nは、0〜4、好ましくは0〜1、最も好ましくは0の整数であり、−NR3435は、架橋アミン部分に対してオルト又はパラに位置し、R34及びR35は、独立して、水素、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、アルカリル、置換アルカリル、及びRからなる群から選択され、R33は、独立して、水素、−S(O)、−C(O)N(H)R、−C(O)OR、及び−C(O)Rからなる群から選択され、gが2〜4である場合、任意の2つの隣接するR31基が結合して、5員以上の縮合環を形成してもよく、縮合環中の原子の2つ以下が窒素原子であってもよい。
式(V)の構造中、X40は、酸素原子、硫黄原子、及びNR45からなる群から選択され、R45は、独立して、水素、重水素、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、アルカリル、置換アルカリル、−S(O)OH、−S(O)、−C(O)OR、−C(O)R、及び−C(O)NRからなる群から選択され、R40及びR41は、独立して−(CH−O−R、−(CH−NRからなる群から選択され、添字nは、0〜4、好ましくは0〜1、最も好ましくは0の整数であり、j及びkは、独立して、0〜3の整数であり、R42及びR43は、独立してアルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、アルカリル、置換アルカリル、−(CH)n−O−R、−(CH−NR、−S(O)、−C(O)NR、−NC(O)OR、−NC(O)SR、−C(O)OR、−C(O)R、−(CH−O−R、−(CH−NRからなる群から選択され、添字nは、0〜4、好ましくは0〜1、最も好ましくは0の整数であり、R44は、−C(O)R、−C(O)NR、及び−C(O)ORである。
式(I)〜(V)の構造において、前述の基のいずれかに存在する任意の電荷は、好適な独立して選択される内部又は外部対イオンと平衡化される。好適な独立して選択される外部対イオンは、カチオン性又はアニオン性であってよい。好適なカチオンの例としては、好ましくは第I族及び第II族から選択される1つ以上の金属が挙げられるが、これらに限定されず、これらのうち最も好ましいものは、Na、K、Mg、及びCa、又はイミニウム、アンモニウム、及びホスホニウムなどの有機カチオンである。好適なアニオンの例としては、フルオリド、クロリド、ブロミド、ヨーダイド、パークロレート、ハイドロゲンサルフェート、サルフェート、アミノサルフェート、ニトレート、ジヒドロゲンホスフェート、ハイドロゲンホスフェート、ホスフェート、ビカルボネート、カルボネート、メトサルフェート、エトサルフェート、シアネート、チオシアネート、テトラクロロジンケート、ボレート、テトラフルオロボレート、アセテート、クロロアセテート、シアノアセテート、ヒドロキシアセテート、アミノアセテート、メチルアミノアセテート、ジ−及びトリ−クロロアセテート、2−クロロ−プロピオネート、2−ヒドロキシプロピオネート、グリコレート、チオグリコレート、チオアセテート、フェノキシアセテート、トリメチルアセテート、バレレート、パルミテート、アクリレート、オキサレート、マロネート、クロトネート、スクシネート、シトレート、メチレン−ビス−チオグリコレート、エチレン−ビス−イミノアセテート、ニトリロトリアセテート、フマレート、マレエート、ベンゾエート、メチルベンゾエート、クロロベンゾエート、ジクロロベンゾエート、ヒドロキシベンゾエート、アミノベンゾエート、フタレート、テレフタレート、インドリルアセテート、クロロベンゼンスルホネート、ベンゼンスルホネート、トルエンスルホネート、ビフェニルスルホネート、及びクロロトルエンスルホネートが挙げられるが、これらに限定されない。当業者は、上記したものの代わりに使用することができる異なる対イオンを十分に認識している。
式(I)〜(V)の構造中、R、R、R、及びR15は、独立して、水素、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、アルカリル、置換アルカリル、及びRからなる群から選択され、式中、Rは、28〜500、好ましくは43〜350、更により好ましくは43〜250の範囲の当該モノマー分子量を有する1つ以上の有機モノマーから構成される有機基であり、この有機基は、式I〜Vの構造に一致する1つ以上の追加のロイコ着色剤部分で置換され得る。一態様では、Rは、アルキレンオキシ(ポリエーテル)、オキソアルキレンオキシ(ポリエステル)、オキソアルキレンアミン(ポリアミド)、エピクロロヒドリン、四級化エピクロロヒドリン、アルキレンアミン、ヒドロキシアルキレン、アシルオキシアルキレン、カルボキシアルキレン、カルボアルコキシアルキレン、及び糖からなる群から選択される。任意のロイコ着色剤が3つ以上の連続するモノマーを有するR基を含む場合、そのロイコ着色剤は、本明細書において「高分子ロイコ着色剤」として定義される。当業者は、溶解度、分配、付着、除去、染色などの多くの特性属性のいずれかに関する化合物の特性が、その中に組み込まれるこのような連続するモノマーの配置、同一性、及び数に関連することを承知している。したがって、当業者は、このような連続するモノマーの配置、同一性、及び数を調整して、程度の差はあれ、予測可能な様式で任意の特定の属性を変化させることができる。
好ましいロイコ着色剤としては、式VIの構造に適合するものが挙げられ、
Figure 2020534420
式中、各Rは、H、メチル、エチル、((CHCHO)(CO))H、及びこれらの混合物からなる群から独立して選択され、好ましくは、少なくとも1つのR基は((CHCHO)(CO))Hであり、式中、各添字aは、独立して、1〜100からの整数であり、各添字bは、独立して、0〜50の整数であり、全てのR基中の全ての独立して選択されるaの整数の合計は、200以下、好ましくは100以下であり、全てのR基中の全ての独立して選択されるbの整数の合計は、100以下であり、好ましくは50以下である。好ましくは、少なくとも2個のR基は、メチル及びエチルから選択され、最も好ましくは、構造VI中の少なくとも1個のNは、メチル及びエチルから選択される2個のR基、好ましくはメチルで置換される。
非常に好ましいロイコ着色剤としては、式VIIの構造に適合するものが挙げられ、
Figure 2020534420
各添字cは、独立して、0、1、又は2であり、好ましくは各cは1であり、式中、各Rは、H、メチル、エチル、((CHCHO)(CO))H、及びこれらの混合物からなる群から独立して選択され、好ましくは、各Rは((CHCHO)(CO))Hであり、各添字aは、独立して、1〜50より好ましくは1〜25、更により好ましくは1〜20、1〜15、1〜10、1〜5、又は更には1〜2の整数であり、各添字bは、独立して、0〜25、より好ましくは0〜15、更により好ましくは1〜5、又は更には1〜3の整数であり、ロイコ着色剤中の全ての独立して選択されるaの整数の合計は、100以下、より好ましくは80以下、最も好ましくは60、40、20、10以下、又は更には5以下であり、ロイコ着色剤中の全ての独立して選択されるbの整数の合計は、50以下、より好ましくは40以下、最も好ましくは30、20以下、又は更には10以下である。
一態様では、本発明のロイコ着色剤は、45mN/m超、より好ましくは47.5mN/m超、最も好ましくは50mN/m超の表面張力値を有する。別の態様では、ロイコ着色剤の第2の有色状態は、45mN/m超、より好ましくは47.5mN/m超、最も好ましくは50mN/m超の表面張力値を有する。本発明の更に別の態様では、ロイコ着色剤及びその対応する第2の有色状態の両方は、45mN/m超、より好ましくは47.5mN/m超、最も好ましくは50mN/m超の表面張力値を有する。
上記のロイコ化合物は、家庭用洗濯プロセスなどの織物材料の処理に使用するのに好適であると考えられる。具体的には、ロイコ化合物は、ロイコ化合物の性質に起因して、織物材料の繊維上に付着すると考えられる。更に、織物材料上に付着したら、ロイコ化合物をその有色形態に変換する適切な化学的又は物理的なトリガを適用することによって、ロイコ化合物を有色化合物に変換することができる。例えば、ロイコ化合物が酸化化合物に酸化された際、ロイコ化合物はその有色形態に変換され得る。適切なロイコ部分を選択することによって、ロイコ化合物がその有色形態に変換されたときに所望の色相を織物材料に付与するようにロイコ化合物を設計することができる。例えば、その有色形態に変換された際に青色の色相を呈するロイコ化合物を使用して、時間の経過及び/又は洗濯の繰り返しによって通常生じる織物材料の黄変を相殺することができる。したがって、他の実施形態では、本発明は、上記のロイコ化合物を含む洗濯ケア組成物及び家庭で織物材料を処理するための方法(例えば、洗濯又は衣類の物品を洗浄するための方法)を提供する。
好ましくは、ロイコ化合物は、210〜345の相対色相角、又は更には240〜320の相対色相角、又は更には250〜300(例えば、250〜290)の相対色相角で布に色相を提供する。相対色相角は、当該技術分野において既知の任意の好適な方法によって求めることができる。しかしながら、好ましくは、相対色相角は、ロイコ実体が全く存在しない綿布と比べて、ロイコ実体の綿布への付着に関して本明細書で更に詳細に記載されるように決定することができる。
好ましい一実施形態では、洗濯ケア組成物の色相角とロイコ着色剤によって送達される相対色相角とは異なる。好ましくは、洗濯ケア組成物の色相角及びロイコ着色剤によって送達される相対色相角は、両方とも本明細書で更に詳細に記載されており、互いに少なくとも5、10、15、20、25、30、40、50、60、70、80、90、105、120、140、及び160である。
好ましい一実施形態では、本発明は、25℃の暗所の環境に曝露された1日の保管後に、乾燥後の初期の白色度の効果よりも大きい、洗浄時の白色度の効果を、綿に提供する織物物品を処理するための方法を提供する。好ましくは、織物物品は、本明細書で更に詳細に記載されるように、6時間保管した後に、少なくとも10%の白色度改善数(WIN)を有し、最も好ましくは、24時間保管した後に、少なくとも20%の白色度改善数(WIN)を有する。別の実施形態では、織物物品は、本明細書で更に詳細に記載されるように、6時間の保管後に少なくとも1%、2%、5%、又は10%の白色改善数(WIN)を有する。更に別の実施形態では、織物物品は、本明細書で更に詳細に記載されるように、24時間の保管後に少なくとも1%、2%、5%、10%、20%、30%、40%、50%、75%、又は100%の白色改善数(WIN)を有する。
一実施形態では、本発明は、ロイコ組成物を含む洗濯ケア組成物で織物物品を処理する方法を提供し、ロイコ組成物は、10以上、好ましくは12.5以上、より好ましくは15以上、最も好ましくは20以上、又は更には25の光感度指数を有するロイコ着色剤を含む。
洗濯ケア成分
界面活性剤系
本発明の製品は、約0.00重量%〜、より典型的には約0.10〜80重量%の界面活性剤を含んでもよい。一態様において、このような組成物は、約5重量%〜50重量%の界面活性剤を含んでもよい。使用される界面活性剤は、アニオン性、非イオン性、両向性(amphoteric)、両性(ampholytic)、双性イオン性、若しくはカチオン性の種類のものであってもよく、又はこれらの種類の界面活性剤の相溶性混合物を含んでもよい。布地ケア製品が洗濯洗剤である場合、アニオン性及び非イオン性界面活性剤が通常用いられる。一方、布地ケア製品が布地柔軟剤である場合、カチオン性界面活性剤が通常用いられる。
アニオン性界面活性剤
有用なアニオン性界面活性剤は、それら自体がいくつかの異なるタイプのものであってよい。例えば、高級脂肪酸類の水溶性塩、すなわち「石鹸」は、本明細書の組成物において有用なアニオン性界面活性剤である。これは、約8〜約24個の炭素原子、又は更には約12〜約18個の炭素原子を含有する高級脂肪酸のナトリウム、カリウム、アンモニウム、及びアルキロールアンモニウム塩などのアルカリ金属石鹸を含む。石鹸は、油脂の直接鹸化によって、又は遊離脂肪酸の中和によって作製することができる。特に有用なものは、ココヤシ油及び獣脂から誘導される脂肪酸の混合物のナトリウム塩及びカリウム塩、すなわち、ナトリウム又はカリウムタロー及びココヤシ石鹸である。
好ましいアルキルは、C8〜18のアルキルアルコキシル化サルフェート、好ましくはC12〜15のアルキル又はヒドロキシアルキルアルコキシル化サルフェートである。好ましくはアルコキシル化基はエトキシル化基である。典型的には、アルキルアルコキシル化サルフェートの平均アルコキシル化度は0.5〜30若しくは20、又は0.5〜10である。アルキル基は、分岐状又は直鎖状であり得る。アルコキシル化アルキルサルフェート界面活性剤はアルコキシル化アルキルサルフェートの混合物であってもよく、この混合物は、約12〜約30個の炭素原子の範囲内の平均(算術平均)炭素鎖長、又は約12〜約15個の炭素原子の平均炭素鎖長と、約1モル〜約4モルのエチレンオキシド、プロピレンオキシド、若しくはこれらの混合物の平均(算術平均)アルコキシル化度、又は約1.8モルのエチレンオキシド、プロピレンオキシド、若しくはこれらの混合物の平均(算術平均)アルコキシル化度と、を有する。このアルコキシル化アルキルサルフェート界面活性剤は、約10個の炭素原子〜約18個の炭素原子の炭素鎖長と、約0.1〜約6モルのエチレンオキシド、プロピレンオキシド、又はこれらの混合物のアルコキシル化度と、を有し得る。アルコキシル化アルキルサルフェートは、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、又はこれらの混合物でアルコキシル化されてもよい。アルキルエーテルサルフェート界面活性剤は、ピークのあるエトキシレート分布を含んでもよい。具体例としては、ShellからのNEODOL(登録商標)アルコールから誘導されたC12〜C15のEO2.5サルフェート、C14〜C15のEO2.5サルフェート、及びC12−C15のEO1.5サルフェート、並びにHuntsmanからの天然アルコールから誘導されたC12〜C14のEO3サルフェート、C12〜C16のEO3サルフェート、C12〜C14のEO2サルフェート、及びC12〜C14のEO1サルフェートが挙げられる。AESは直鎖状、分岐状、又はこれらの組み合わせであってよい。アルキル基は、Shellによる商品名Neodol(登録商標)、Sasolによる商品名Safol(登録商標)、Lial(登録商標)、及びIsalchem(登録商標)によって供給されるものなどの合成若しくは天然アルコール、又はココナッツ及びパーム核などの植物油から誘導されるミッドカット(midcut)アルコールから誘導することができる。別の好適なアニオン性洗浄界面活性剤は、C10〜C26直鎖又は分岐鎖、好ましくはC10〜C20直鎖、最も好ましくはC16〜C18直鎖アルキルアルコールと、2〜20、好ましくは7〜13、より好ましくは8〜12、最も好ましくは9.5〜10.5のエトキシレートと、を含むアルキルエーテルカルボキシレートである。酸形態又はナトリウム若しくはアンモニウムの塩などの塩形態を使用してよく、アルキル鎖は、1つのシス又はトランス二重結合を含有していてもよい。アルキルエーテルカルボン酸は、花王(Akypo(登録商標))、Huntsman(Empicol(登録商標))及びClariant(Emulsogen(登録商標))から入手可能である。
他の有用なアニオン性界面活性剤は、アルキル基が約9個〜約15個の炭素原子を直鎖状(直鎖)又は分枝鎖状の構造で含有する、アルキルベンゼンスルホネートのアルカリ金属塩を含み得る。いくつかの例では、アルキル基は、直鎖である。このような直鎖アルキルベンゼンスルホネートは、「LAS」として既知である。他の例では、直鎖アルキルベンゼンスルホネートは、アルキル基中に約11個〜14個の平均炭素原子数を有していてよい。具体的な例では、直線状直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩は、アルキル基中約11.8個の炭素原子の平均炭素原子数を有し得、C11.8LASと略称され得る。好ましいスルホン酸塩は、C10〜13アルキルベンゼンスルホン酸塩である。好適なアルキルベンゼンスルホネート(LAS)は、市販の直鎖アルキルベンゼン(LAB)をスルホン化することによって得ることができる。好適なLABとしては、商標名Isochem(登録商標)としてSasolによって供給されているもの又は商標名Petrelab(登録商標)としてPetresaによって供給されているものなどの低2−フェニルLABが挙げられ、他の好適なLABとしては、商標名Hyblene(登録商標)としてSasolによって供給されているものなどの高2−フェニルLABが挙げられる。好適なアニオン性洗浄性界面活性剤は、DETAL触媒プロセスによって得られるアルキルベンゼンスルホネートであるが、HFなどの他の合成経路が好適な場合もある。一態様では、LASのマグネシウム塩を用いる。本明細書に用いるのに好適なアニオン性スルホネート塩界面活性剤としては、C8〜C18アルキル又はヒドロキシアルキルスルホネートの水溶性塩、C11〜C18アルキルベンゼンスルホネート(LAS)、国際公開特許第99/05243号、同第99/05242号、同第99/05244号、同第99/05082号、同第99/05084号、同第99/05241号、同第99/07656号、同第00/23549号、及び同第00/23548号に記載される変性アルキルベンゼンスルホネート(MLAS)、メチルエステルスルホネート(MES);及びα−オレフィンスルホネート(AOS)が挙げられる。これらはまた、10〜20炭素原子のパラフィンをスルホネート化することによって得られる、モノスルホネート及び/又はジスルホネートであり得るパラフィンスルホネートを含む。スルホネート界面活性剤としては、アルキルグリセリルスルホネート界面活性剤も挙げられ得る。
本発明のアニオン性界面活性剤は酸型で存在してもよく、当該酸型を中和して、本発明の洗剤組成物で使用するのに望ましい界面活性剤塩を形成することができる。典型的な中和剤としては、水酸化物、例えば、NaOH又はKOHなどの金属対イオン塩基が挙げられる。これら酸型における、本発明の中和性アニオン性界面活性剤及び補助アニオン性界面活性剤又は共界面活性剤向けの更に好ましい薬剤としては、アンモニア、アミン、又はアルカノールアミンが挙げられる。アルカノールアミンが好ましい。好適な非限定的な例としては、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、及び当該技術分野で既知の他の直鎖状若しくは分岐鎖状アルカノールアミンが挙げられ、例えば、かなり好ましいアルカノールアミンとしては、2−アミノ−1−プロパノール、1−アミノプロパノール、モノイソプロパノールアミン、又は1−アミノ−3−プロパノールが挙げられる。
ノニオン性界面活性剤
好ましくは、本発明の組成物は非イオン性洗浄性界面活性剤を含む。好適な非イオン性界面活性剤としては、アルコキシル化脂肪族アルコールが挙げられる。非イオン性界面活性剤は、式R(OCOHのエトキシル化アルコール及びエトキシル化アルキルフェノールから選択され得、式中、Rは、約8個〜約15個の炭素原子を含有する脂肪族炭化水素ラジカル、及びアルキル基が約8個〜約12個の炭素原子を含有するアルキルフェニルラジカルからなる群から選択され、nの平均値は、約5〜約15である。本明細書で有用な非イオン性界面活性剤の他の非限定例としては、ShellからのNEODOL(登録商標)非イオン性界面活性剤などのC8〜C18アルキルエトキシレート、アルコキシレート単位がエチレンオキシ単位、プロピレンオキシ単位、又はこれらの混合物であり得るC6〜C12アルキルフェノールアルコキシレート、BASFからのPluronic(登録商標)などのエチレンオキシド/プロピレンオキシドブロックポリマーとのC12〜C18アルコール及びC6〜C12アルキルフェノールの縮合体、C14〜C22中鎖分岐状アルコール(BA)、C14〜C22中鎖分岐状アルキルアルコキシレート(BAE(式中、xは1〜30である))、アルキル多糖類;具体的にはアルキルポリグリコシド;ポリヒドロキシ脂肪酸アミド、並びにエーテルキャップ化ポリ(オキシアルキル化)アルコール界面活性剤が挙げられる。具体的な例としては、ShellからのC12〜C15EO7及びC14〜C15EO7のNEODOL(登録商標)非イオン性界面活性剤と、HuntsmanからのC12〜C14EO7及びC12〜C14EO9のSurfonic(登録商標)非イオン性界面活性剤と、が挙げられる。
極めて好ましい非イオン性界面活性剤は、ゲルベアルコールと、アルコール1モル当たり2〜18モル、好ましくは2〜15モル、より好ましくは5〜9モルのエチレンオキシドとの縮合生成物である。好適な非イオン性界面活性剤としては、BASF製の商標名Lutensol(登録商標)を有するものが挙げられる。Lutensol XP−50は、平均で約5個のエトキシ基を含有するゲルベエトキシレートである。Lutensol XP−80、及び平均で約8個のエトキシ基を含有すること。本明細書で用いるのに好適な他の非イオン性界面活性剤としては、脂肪アルコールポリグリコールエーテル、アルキルポリグルコシド、及び脂肪酸グルカミド、ゲルベアルコールベースのアルキルポリグルコシドが挙げられる。
両性界面活性剤(Amphoteric surfactant)
界面活性剤系は、アミンオキシドなどの両性界面活性剤を含み得る。好ましいアミンオキシドは、アルキルジメチルアミンオキシド又はアルキルアミドプロピルジメチルアミンオキシド、より好ましくはアルキルジメチルアミンオキシド、特にココジメチルアミンオキシドである。アミンオキシドは、直鎖又は中鎖分枝状アルキル部分を有し得る。
両性界面活性剤(Ampholytic Surfactant)
界面活性剤系は、両性界面活性剤を含み得る。両性界面活性剤の特定の非限定的な例としては、二級若しくは三級アミンの脂肪族誘導体、又は脂肪族ラジカルが直鎖若しくは分岐鎖であり得る複素環式第二級及び三級アミンの脂肪族誘導体が挙げられる。その脂肪族置換基の1つは、少なくとも約8個の炭素原子、例えば約8〜約18個の炭素原子を含んでよく、少なくとも1つは、アニオン性水可溶化基、例えばカルボキシ、スルホン酸塩、硫酸塩を含む。両性界面活性剤の好適な例については、米国特許第3,929,678号の19欄目、18〜35行を参照されたい。
双性イオン性界面活性剤
双性イオン性界面活性剤は当該技術分野において既知であり、一般的には、全体としては中性に荷電しているが、少なくとも1つの正に荷電した原子/基、及び少なくとも1つの負に荷電した原子/基を担持する界面活性剤を含む。双性イオン性界面活性剤の例としては、二級及び三級アミン誘導体、複素環式二級及び三級アミン誘導体、又は四級アンモニウム化合物、四級ホスホニウム化合物若しくは三級スルホニウム化合物の誘導体が挙げられる。双極イオン性界面活性剤類の例に関しては、米国特許第3,929,678号の第19欄38行目〜第22欄48行目を参照されたく、アルキルジメチルベタイン及びココジメチルアミドプロピルベタインを含むベタイン、C〜C18(例えば、C12〜C18)アミンオキシド、並びにN−アルキル−N,N−ジメチルアミノ−1−プロパンスルホネートなどのスルホ及びヒドロキシベタインが挙げられる(ここで、アルキル基は、C〜C18、特定の実施形態ではC10〜C14とすることができる)。本発明で使用するのに好ましい双性イオン性界面活性剤は、ココアミドプロピルベタインである。
カチオン性界面活性剤
カチオン性界面活性剤の例としては、最大で26個の炭素原子特定物を有し得る四級アンモニウム界面活性剤が挙げられる。更なる例としては、a)米国特許第6,136,769号に記載されているアルコキシレート四級アンモニウム(AQA)界面活性剤、b)米国特許第6,004,922号に記載されているジメチルヒドロキシエチル四級アンモニウム、c)参照により本明細書に組み込まれる、国際公開特許第98/35002号、同第98/35003号、同第98/35004号、同第98/35005号、及び同第98/35006号に記載されているポリアミンカチオン性界面活性剤、d)参照により本明細書に組み込まれる、米国特許第4,228,042号、同第4,239,660号、同第4,260,529号、及び同第6,022,844号に記載のカチオン性エステル界面活性剤、並びに、e)参照により本明細書に組み込まれる、米国特許第6,221,825号及び国際公開特許第00/47708号に記載されているアミノ界面活性剤、及び具体的にはアミドプロピルジメチルアミン(APA)が挙げられる。有用なカチオン性界面活性剤には、米国特許第4,222,905号(Cockrell,1980年9月16日交付)、及び米国特許第4,239,659号(Murphy,1980年12月16日交付)に開示されるものも含まれ、これらの両方の文献も、参照により本明細書に援用される。第四級アンモニウム化合物は、布地柔軟剤などの布地増強組成物中に存在してもよく、正電荷を有する多原子イオンの構造NR (Rはアルキル基又はアリール基)である第四級アンモニウムカチオンを含む。
本発明の布地ケア組成物は、組成物の最大約30重量%、あるいは約0.01重量%〜約20重量%、あるいは約0.1重量%〜約20重量%のカチオン性界面活性剤を含有することができる。本発明の目的に対して、カチオン性界面活性剤には、布地ケア効果をもたらすことができるものが挙げられる。有用なカチオン性界面活性剤の非限定的な例として、脂肪族アミン、イミダゾリン四級物質及び四級アンモニウム界面活性剤が挙げられ、好ましくは、N,N−ビス(ステアロイル−オキシ−エチル)N,N−ジメチルアンモニウムクロリド、N,N−ビス(タローオイル−オキシ−エチル)N,N−ジメチルアンモニウムクロリド、N,N−ビス(ステアロイル−オキシ−エチル)N−(2ヒドロキシエチル)N−メチルアンモニウムメチルスルフェート;1,2ジ(ステアロイル−オキシ)3トリメチルアンモニウムプロパンクロリド;ジカノーラジメチルアンモニウムクロリド、ジ(ハード)タロージメチルアンモニウムクロリド、ジカノーラジメチルアンモニウムメチルサルフェートなどのジアルキレンジメチルアンモニウム塩;1−メチル−1−ステアロイルアミドエチル−2−ステアロイルイミダゾリニウムメチルサルフェート;1−タロイルアミドエチル−2−タロイルイミダゾリン;N,N”−ジアルキルジエチレントリアミン;脂肪酸が、(水素添加)タロー脂肪酸、パーム脂肪酸、水素添加パーム脂肪酸、オレイン酸、菜種脂肪酸、水素添菜種脂肪酸である脂肪酸でエステル化されたN−(2−ヒドロキシエチル)−1,2−エチレンジアミン又はN−(2−ヒドロキシイソプロピル)−1,2−エチレンジアミンとグリコール酸との反応生成物;ポリグリセロールエステル(PGEs)、油状糖誘導体及びワックスエマルション並びに上記の混合物である。
上記に開示されている柔軟剤活性物質の組み合わせが、本明細書で使用するのに好適であることが理解されよう。
補助洗浄添加剤
本発明の洗浄組成物はまた、補助洗浄添加剤を含有してもよい。洗浄補助添加剤の正確な性質、及びこれの組み込み濃度は、洗浄組成物の物理形態、及びそれが使用される洗浄作業の正確な性質によって変化する。
補助洗浄添加剤は、ビルダー、構造化剤又は増粘剤、粘土除去/再付着防止剤、高分子汚れ遊離剤、高分子分散剤、高分子グリース洗浄剤、酵素、酵素安定化系、漂白化合物、漂白剤、漂白活性剤、漂白触媒、増白剤、染料、色調剤、移染防止剤、キレート剤、抑泡剤、柔軟剤、及び香料からなる群から選択され得る。この補助洗浄添加剤の一覧は単に例示的なものであり、使用可能な補助洗浄添加剤の種類を限定するものではない。原則として、本発明では当該技術分野で既知の任意の補助洗浄添加剤を使用することができる。
ポリマー
当該組成物は、1つ以上のポリマーを含んでよい。その全てが任意に改質されてもよい非限定的な例としては、国際公開特許第2016/041676号に記載される、ポリエチレンイミン、カルボキシメチルセルロース、ポリ(ビニルピロリドン)、ポリ(エチレングリコール)、ポリ(ビニルアルコール)、ポリ(ビニルピリジン−N−オキシド)、ポリ(ビニルイミダゾール)、ポリカルボキシレート、又はアルコキシル化置換フェノール(ASP)が挙げられる。ASP分散剤の例としては、Clariantから入手可能なHOSTAPAL BV CONC S1000が挙げられるがこれに限定されない。
ポリアミンは、グリース、微粒子除去、又は汚れ除去のために使用され得る。多種多様なアミン及びポリアルキレンイミン(polyaklyeneimines)を様々な程度でアルコキシル化して疎水性又は親水性の洗浄を達成することができる。このような化合物としては、エトキシル化ポリエチレンイミン、エトキシル化ヘキサメチレンジアミン、及びこれらのサルフェート化体が挙げられ得るが、これらに限定されない。このようなポリマーの有用な例は、BASFから入手可能なHP20、又は以下の一般構造を有するポリマーである。
ビス((CO)(CO))(CH)−N+−C2x−N+−(CH)−ビス((CO)(CO))(式中、nは20〜30、xは3〜8)又はその硫酸化若しくはスルホン化した変異体。ポリプロポキシル化−ポリエトキシル化両親媒性ポリエチレンイミン誘導体もまた、より高いグリース除去及び乳化を達成するために含まれてよい。これらは、好ましくは内側ポリエチレンオキシドブロック及び外側ポリプロピレンオキシドブロックを有するアルコキシル化ポリアルキレンイミンを含んでいてもよい。洗剤組成物はまた、向上した飲料染み除去に有用な未変性ポリエチレンイミンを含有してもよい。様々な分子量のPEIが、BASF Corporationから商品名Lupasol(登録商標)で市販されている。好適なPEIの例としては、Lupasol FG(登録商標)、Lupasol G−35(登録商標)が挙げられるが、これらに限定されない。
本発明の組成物は、高分子分散剤として有用なマレエート/アクリレートランダムコポリマー又はポリアクリレートホモポリマーなどの1つ以上のカルボキシレートポリマーを含み得る。ポリアクリレートから調製されるものなどのアルコキシル化ポリカルボキシレートもまた、粘土分散性を提供するのに有用である。このような材料は国際公開特許第91/08281号に記載されている。化学的に、これら材料は、7〜8つのアクリレート単位ごとに1つのエトキシ側鎖を有するポリアクリレートを含む。側鎖は、式−(CHCHO)(CHCH[式中、mは、2〜3であり、nは、6〜12である]のものである。側鎖は、ポリアクリレート「主鎖」にエステル又はエーテル結合され、「櫛形」ポリマー型構造を提供する。
好ましい両親媒性グラフトコポリマー(複数可)は、(i)ポリエチレングリコール主鎖と、(ii)ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコール及びこれらの混合物から選択される少なくとも1つのペンダント部分と、を含む。両親媒性グラフトコポリマーの例は、BASFから供給されるSokalan HP22である。
国際公開特許第2016/041676号に記載のアルコキシル化置換フェノールもまた、粘土分散性を提供するポリマーの好適な例である。Clariantから入手可能なHostapal BV Conc S1000は、ASP分散剤の非限定的な一例である。
好ましくは、本発明の組成物は、1つ以上の汚れ放出ポリマーを含む。好適な汚れ遊離ポリマーは、Rhodiaによって供給されているRepel−o−tex SF、SF−2及びSRP6を含む、Repel−o−texポリマーなどのポリエステル汚れ遊離ポリマーである。他の好適な汚れ遊離ポリマーとしては、Clariantより供給されるTexcare SRA100、SRA300、SRN100、SRN170、SRN240、SRN260、SRN300、及びSRN325を含むTexcareポリマーなどが挙げられる。他の好適な汚れ遊離ポリマーは、Sasolより供給される、Marloquest SL、HSCB、L235M、B、G82を含むMarloquestポリマーである。他の好適な汚れ遊離ポリマーとしては、米国特許第9,365,806号に記載されるメチルキャップされたエトキシル化プロポキシル化汚れ遊離ポリマーが挙げられる。
好ましくは、本発明の組成物は、特にカルボキシメチルセルロース、メチルカルボキシメチルセルロース、スルホエチルセルロース、メチルヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルキシログルカン、カルボキシメチルキシラン、スルホエチルガラクトマンナン、カルボキシメチルガラクトマンナン、ヒドロキシエチルガラクトマンナン、スルホエチルデンプン、カルボキシメチルデンプン、及びそれらの混合物から選択され得る1つ以上の多糖を含む。本発明に用いるのに好適な他の多糖はグルカンである。好ましいグルカンは、グリコシド結合(すなわち、グルコシド結合)によって一体に結合されたグルコースモノマー単位を含むポリマーであり、グリコシド結合の少なくとも約50%はα−1,3−グリコシド結合である、ポリα−1,3−グルカンである。ポリα−1,3−グルカンは、多糖類の一種である。ポリα−1,3−グルカンは、例えばその全てが参照により本明細書に組み込まれる米国特許第7,000,000号、並びに米国特許出願公開第2013/0244288号及び同第2013/0244287号に記載されるものなどの1つ以上のグルコシルトランスフェラーゼ酵素を使用して、スクロースから酵素的に産生することができる。
本発明の組成物に使用するための他の好適な多糖類は、カチオン性多糖類である。カチオン性多糖類の例としては、カチオン性グアーガム誘導体、四級窒素含有セルロースエーテル、及びエーテル化セルロースと、グアーと、デンプンとのコポリマーである合成ポリマーが挙げられる。使用される場合、本明細書におけるカチオン性ポリマーは、組成物に可溶性であるか、又は上述のカチオン性ポリマー、並びにアニオン性、両性及び/又は双極性界面活性剤成分によって形成される組成物中の複合コアセルベート相に可溶性である。好適なカチオン性ポリマーは、米国特許第3,962,418号、同第3,958,581号、及び米国特許出願公開第2007/0207109(A1)号に記載されている。
ポリマーは、他の洗剤原材料の付着助剤としても機能し得る。好ましい付着助剤は、カチオン性及び非イオン性ポリマーからなる群から選択される。好適なポリマーとしては、カチオンデンプン、カチオン性ヒドロキシエチルセルロース、ポリビニルホルムアルデヒド、ローカストビーンガム、マンナン、キシログルカン、タマリンドガム、ポリエチレンテレフタレート、並びに任意にアクリル酸及びアクリルアミドを含む群から選択される1つ以上のモノマーと共にジメチルアミノエチルメタクリレートを含有するポリマーが挙げられる。
追加的アミン
ポリアミンは、グリース除去を改善することが知られている。性能のために好ましい環状及び直鎖アミンは、1,3−ビス(メチルアミン)−シクロヘキサン、4−メチルシクロヘキサン−1,3−ジアミン(BASFにより供給されるBaxxodur ECX 210)、1,3プロパンジアミン、1,6ヘキサンジアミン、1,3ペンタンジアミン(Invistaにより供給されるDytek EP)、2−メチル1,5ペンタンジアミン(Invistaにより供給されるDytek A)である。米国特許第6710023号は、少なくとも3つのプロトン化可能な(protonable)アミンを含有する上記のジアミン及びポリアミンを含有する食器手洗い用組成物を開示している。本発明のポリアミンは、洗浄pHよりも高い少なくとも1つのpKaを有し、少なくとも2つのpkaは約6を超え、洗浄pHよりも低い。好ましいポリアミンは、Dow、BASF、及びHuntmanから市販されるテトラエチレンペンタミン、ヘキサエチルヘキサミン、ヘプタエチルヘプタミン、オクタエチルオクタミン、ノネエチルノナミン、及びこれらの混合物からなる群から選択される。特に好ましいポリエーテルアミンは、米国特許第9752101号、同第9487739号、同第9631163号に記載されるように親油性変性されている。
移染防止剤(DTI)
当該組成物は、1つ以上の移染防止剤を含んでよい。本発明の一実施形態では、驚くべきことに、特定の染料に加えて、ポリマー移染防止剤を含む組成物は、性能が向上することを本発明者らは発見した。これは、驚くべきことに、ポリマー移染防止剤が染料の付着を防ぐためである。好適な移染防止剤としては、ポリビニルピロリドンポリマー、ポリアミンN−オキシドポリマー、N−ビニルピロリドンとN−ビニルイミダゾールとのコポリマー、ポリビニルオキサゾリドン、及びポリビニルイミダゾール、又はこれらの混合物が挙げられるが、これらに限らない。好適な例としては、Ashland Aqualon製のPVP−K15、PVP−K30、ChromaBond S−400、ChromaBond S−403E、及びChromabond S−100、並びにBASF製のSokalan HP165、Sokalan HP50、Sokalan HP53、Sokalan HP59、Sokalan(登録商標)HP56K、Sokalan(登録商標)HP66が挙げられる。他の好適なDTIは、国際公開特許第2012/004134号に記載されているとおりである。移染防止剤は、対象組成物中に存在する場合、組成物の約0.0001重量%〜約10重量%、約0.01重量%〜約5重量%、又は更には約0.1重量%〜約3重量%の濃度で存在してよい。
酵素
布地の洗濯の際に遊離する染料移行を防止するため、並びに布地を修復するための、タンパク質系、炭水化物系、又はトリグリセリド系の染みの基質からの除去を含む多様な目的のために、酵素を本洗浄組成物に含めてもよい。好適な酵素には、植物、動物、細菌、真菌、及び酵母起源質のような好適な起源物質からのプロテアーゼ、アミラーゼ、リパーゼ、カルボヒドラーゼ、セルラーゼ、オキシダーゼ、ペルオキシダーゼ、マンナナーゼ及びこれらの混合物が含まれる。本明細書に記載される洗浄組成物に用いられ得る他の酵素としては、ヘミセルラーゼ、ペルオキシダーゼ、プロテアーゼ、セルラーゼ、エンドグルカナーゼ、キシラナーゼ、リパーゼ、ホスホリパーゼ、アミラーゼ、グルコアミラーゼ、キシラナーゼ、エステラーゼ、クチナーゼ、ペクチナーゼ、ケラタナーゼ、レダクターゼ、オキシダーゼ、フェノールオキシダーゼ、リポキシゲナーゼ、リグニナーゼ、プルラナーゼ、タンナーゼ、ペントサナーゼ、マラナーゼ、βグルナーゼ、アラビノシダーゼ、ヒアルロニダーゼ、コンドロイチナーゼ、ラッカーゼ、若しくはこれらの混合物、エステラーゼ、マンナナーゼ、ペクチン酸リアーゼ、及び/又はこれらの混合物が挙げられる。他の好適な酵素としては、ヌクレアーゼ酵素が挙げられる。当該組成物は、ヌクレアーゼ酵素を含み得る。ヌクレアーゼ酵素は、核酸のヌクレオチドサブユニット間のホスホジエステル結合を切断することができる酵素である。本明細書におけるヌクレアーゼ酵素は、好ましくは、デオキシリボヌクレアーゼ若しくはリボヌクレアーゼ酵素又はこれらの機能的断片である。酵素の選択は、pH活性及び/又は安定性の最適条件、熱安定性、並びに活性洗剤、ビルダーなどに対する安定性のような要因に影響される。
酵素は、洗浄組成物の約0.0001重量%〜約5重量%の活性酵素濃度で洗浄組成物に組み込むことができる。酵素は、別個の単一成分として、又は2つ以上の酵素の混合物として、加えることができる。
他の実施形態では、リパーゼが用いられ得る。リパーゼは、Novozymes(Denmark)から商品名Lipexで購入することができる。アミラーゼ(Natalase(登録商標)、Stainzyme(登録商標)、Stainzyme Plus(登録商標))は、Novozymes(Bagsvaerd,Denmark)により供給され得る。プロテアーゼは、Genencor International(Palo Alto,Calif.,USA)(例えばPurafect Prime(登録商標))、又はNovozymes(Bagsvaerd,Denmark)(例えばLiquanase(登録商標)、Coronase(登録商標)、Savinase(登録商標))により供給され得る。他の好ましい酵素としては、好ましくは商品名Pectawash(登録商標)、Xpect(登録商標)、Pectaway(登録商標)で販売されるペクチン酸リアーゼ、並びに商品名Mannaway(登録商標)(全てNovozymes A/S(Bagsvaerd,Denmark)製)、及びPurabrite(登録商標)(Genencor International Inc.(Palo Alto,California))で販売されているマンナナーゼが挙げられる。酵素材料の範囲、及びそれらの合成洗浄組成物への組み込みのための手段は、国際公開特許第9307263(A)号、同第9307260(A)号、同第8908694(A)号、米国特許第3,553,139号、同第4,101,457号、及び同第4,507,219号に開示されている。液体洗浄組成物に有用な酵素材料、及びこのような組成物へのそれらの組み込みは、米国特許第4,261,868号に開示される。
酵素安定化系
本明細書に記載されている酵素含有組成物は、任意に、組成物の約0.001重量%〜約10重量%、いくつかの例では、約0.005重量%〜約8重量%、及び別の例では、約0.01重量%〜約6重量%の酵素安定化系を含んでもよい。酵素安定化系は、洗浄性酵素と適合性のある任意の安定化系であってよい。このような系は、他の配合物活性物質によって本質的に提供されてもよく、又は洗剤に使用可能な酵素の配合者若しくは製造業者によって別個に添加されてもよい。このような安定化系は、例えば、カルシウムイオン、ホウ酸、プロピレングリコール、短鎖カルボン酸、ボロン酸、塩素漂白剤捕捉剤、及びこれらの混合物を含むことができ、洗浄組成物のタイプ及び物理的形態に応じて異なる安定化問題に対処するように設計されている。ボレート系安定化剤の再検討には、米国特許第4,537,706号を参照されたい。
キレート剤。
好ましくは、当該組成物は、キレート剤及び/又は結晶成長阻害物質を含む。好適な分子としては、銅、鉄、及び/又はマンガンキレート剤並びにこれらの混合物が挙げられる。好適な分子としては、アミノカルボキシレート、アミノホスホネート、サクシネート、これらの塩、及びこれらの混合物が挙げられる。本明細書に用いるのに好適なキレート剤の非限定的な例としては、エチレンジアミンテトラアセテート、N−(ヒドロキシエチル)エチレンジアミントリアセテート、ニトリロトリアセテート、エチレンジアミンテトラプロプリオネート、トリエチレンテトラアミンヘキサアセテート、ジエチレントリアミンペンタアセテート、エタノールジグリシン、エチレンジアミンテトラキス(メチレンホスホネート)、ジエチレントリアミンペンタ(メチレンホスホン酸)(DTPMP)、エチレンジアミンジスクシネート(EDDS)、ヒドロキシエタンジメチレンホスホン酸(HEDP)、メチルグリシン二酢酸(MGDA)、ジエチレントリアミン五酢酸(DTPA)、及び1,2−ジイドロキシベンゼン(diydroxybenzene)−3,5−ジスルホン酸(タイロン)、これらの塩、並びにこれらの混合物が挙げられる。タイロン及び他のスルホン化カテコールもまた、有効な重金属キレート剤として用いられ得る。本発明で用いるキレート剤の他の非限定的な例は、米国特許第7445644号、同第7585376号、及び米国特許出願公開第2009/0176684(A1)号で見出される。本明細書に用いるのに好適な他のキレート剤は、市販のDEQUESTシリーズ、並びにMonsanto製、DuPont製、及びNalco,Inc.製のキレート剤である。
増白剤
光学光沢剤若しくは他の光沢剤、又は白化剤は、組成物の約0.0重量1%〜約1.2重量%の濃度で本明細書に記載されている洗浄組成物に組み込むことができる。本明細書で使用され得る市販の光学増白剤は、スチルベン、ピラゾリン、クマリン、カルボン酸、メチンシアニン、ジベンゾチフェン(dibenzothiphene)−5,5−ジオキシド、アゾール、5及び6員複素環、並びに他の様々な剤の誘導体が挙げられるが必ずしもこれらに限定されない副群に分類することができる。このような増白剤の例は、「The Production and Application of Fluorescent Brightening Agents」(M.Zahradnik,John Wiley&Sons,New York(1982))に開示されている。本発明の組成物で有用であり得る光学増白剤の具体的な非限定例は、米国特許第4,790,856号、及び同第3,646,015号で特定されるものである。非常に好ましい増白剤としては、4,4’−ビス{[4−アニリノ−6−[ビス(2−ヒドロキシエチル)アミノ−s−トリアジン−2−イル]−アミノ}−2,2’−スチルベンジスルホン酸二ナトリウム、4,4’−ビス{[4−アニリノ−6−モルホリノ−s−トリアジン−2−イル]−アミノ}−2,2’−スチルベンジスルホネート、4,4”−ビス[(4,6−ジ−アニリノ−s−トリアジン−2−イル)−アミノ]−2,2’−スチルベンジスルホン酸二ナトリウム、及び4,4’−ビス−(2−スルホスチリル)ビフェニル二ナトリウムが挙げられる。
漂白剤。
当該組成物は、1つ以上の漂白剤を含むことが好ましい場合がある。好適な漂白剤としては、光漂白剤、過酸化水素、過酸化水素源、予形成過酸、及びこれらの混合物が挙げられる。
(1)光漂白剤、例えば、スルホン化亜鉛フタロシアニン、スルホン化アルミニウムフタロシアニン、キサンテン染料、及びこれらの混合物。
(2)予形成過酸:好適な予形成過酸としては、予形成ペルオキシ酸又はその塩、典型的には過カルボン酸及び塩、過炭酸及び塩、過イミド酸及び塩、ペルオキシ一硫酸及び塩、例えばOxone(登録商標)、並びにこれらの混合物からなる群から選択される化合物が挙げられるが、これらに限らない。好適な例としては、ペルオキシカルボン酸若しくはその塩、又はペルオキシスルホン酸若しくはその塩が挙げられる。特に好ましいペルオキシ酸は、フタルイミド−ペルオキシ−アルカン酸、特に、ε−フタルイミドペルオキシヘキサン酸(PAP)である。好ましくは、ペルオキシ酸又はその塩は、30℃〜60℃の範囲の融点を有する。
(3)過酸化水素源、例えば、過ホウ酸塩(通常、一水和物又は四水和物)、過炭酸塩、過硫酸塩、過リン酸塩、過ケイ酸塩及びこれらの混合物のナトリウム塩などのアルカリ金属塩を含む、無機過水和物の塩。
布帛シェーディング染料
布帛シェーディング染料(色調剤、青味剤又は白色剤と呼ばれることもある)は、典型的には、青又は紫の色合いを布帛にもたらす。このような染料(複数可)は当該技術分野で周知されており、単独又は組み合わせのいずれかで用いられて、特定の色相の濃淡を作り出す、及び/又は様々な種類の布地に濃淡をつけることができる。布帛シェーディング染料は、アクリジン、アントラキノン(多環式キノンを含む)、アジン、アゾ(例えば、モノアゾ、ジスアゾ、トリスアゾ、テトラキスアゾ、ポリアゾ)、ベンゾジフラン、ベンゾジフラノン、カロテノイド、クマリン、シアニン、ジアザヘミシアニン、ジフェニルメタン、ホルマザン、ヘミシアニン、インジゴイド、メタン、ナフタルイミド、ナフトキノン、ニトロ、ニトロソ、オキサジン、フタロシアニン、ピラゾール、スチルベン、スチリル、トリアリールメタン、トリフェニルメタン、キサンテン及びこれらの混合物を含むがこれらに限定されない、当該技術分野において既知の任意の化学分類の染料から選択することができる。本発明の洗濯ケア組成物中に存在する補助布帛シェーディング染料の量は、典型的には、全洗浄組成物の0.0001〜0.05重量%、好ましくは0.0001〜0.005重量%である。洗浄液に基づいて、布帛シェーディング染料の濃度は、典型的には1ppb〜5ppm、好ましくは10ppb〜500ppbである。
好適な布帛シェーディング染料としては、小分子染料、ポリマー染料、及び染料−粘土共役体が挙げられる。好ましい布帛シェーディング染料は、小分子染料及び高分子染料から選択される。好適な小分子染料を、カラーインデックス(C.I.,Society of Dyers and Colourists,(Bradford,UK))分類の酸性染料、直接染料、塩基性染料、反応染料、溶剤染料、又は分散染料に該当する染料からなる群から選択することができる。
好適なポリマー染料としては、共有結合した(共役したと称することもある)色原体(染料ポリマー共役体としても知られるもの)を含有するポリマー、例えば、ポリマーの主鎖中に共重合した色原体モノマーを有するポリマー及びこれらの混合物からなる群から選択される染料が挙げられる。好ましいポリマー染料は、アルコキシル化トリフェニルメタンポリマー着色剤、アルコキシル化炭素環アゾ着色剤、及びアルコキシル化チオフェンポリマー着色剤をはじめとするアルコキシル化複素環アゾ着色剤、並びにそれらの混合物などの任意に置換されたアルコキシル化染料を含み、Liquitint(登録商標)(Milliken,Spartanburg,(South Carolina,USA))の名称で販売の布地染色性着色剤(fabric-substantive colorants)などがある。
好適な染料クレイ共役体としては、少なくとも1つのカチオン染料/塩基性染料及びスメクタイトクレイを含む群から選択される染料クレイ共役体が挙げられ、好ましいクレイは、モンモリロナイトクレイ、ヘクトライトクレイ、サポナイトクレイ、及びそれらの混合物からなる群から選択されるものでよい。
顔料は、当該技術分野で周知されており、これも本明細書の洗濯ケア組成物に使用することができる。好適な顔料としては、C.I Pigment Blues15〜20、特に15及び/又は16、C.I.Pigment Blue29、C.I.Pigment Violet15、Monastral Blue、並びにこれらの混合物が挙げられる。
ビルダー
本発明の洗浄組成物は、任意に、ビルダーを含んでもよい。
アルミノシリケート及びシリケートから選択されるビルダーは、洗浄水中の鉱物硬度の制御を助け、又は表面からの微粒子汚れの除去を助ける。好適なビルダーは、リン酸塩、ポリリン酸塩、特にそのナトリウム塩、炭酸塩、重炭酸塩、セスキ炭酸塩、及び炭酸ナトリウム又はセスキ炭酸塩以外の炭酸塩鉱物;有機モノ−、ジ−、トリ−、及びテトラカルボキシレート、特に、酸、ナトリウム、カリウム、又はアルカノールアンモニウム塩形態の水溶性非界面活性剤カルボキシレート、並びに脂肪族及び芳香族の種類を含むオリゴマー又は水溶性低分子量ポリマーカルボキシレート、並びにフィチン酸からなる群から選択され得る。これらは、例えば、pH緩衝化の目的のためのボレートによって、又は硫酸塩、特に硫酸ナトリウム、及び安定な界面活性剤及び/又はビルダー含有洗浄組成物の工学に重要となり得る任意の他の充填剤又はキャリアによって補完されてもよい。
pH緩衝系
本発明の組成物はまた、pH緩衝系を含んでもよい。本明細書の洗浄組成物は、水性洗浄操作における使用中に、洗浄水のpHが約6.0〜約12、いくつかの実施例では約7.0〜11となるように配合することができる。推奨される使用濃度でpHを制御する技法としては、緩衝剤、アルカリ、又は酸の使用が挙げられ、これらは当業者には公知である。これらとしては、炭酸ナトリウム、クエン酸、又はクエン酸ナトリウム、モノエタノールアミン又は他のアミン、ホウ酸又はボレート、及び当該技術分野において既知の他のpH調整化合物の使用が挙げられるがこれらに限定されない。本明細書の洗浄組成物は、クエン酸の放出を遅延させることにより、動的な洗浄中pHプロファイルを含むことができる。
構造化剤/増粘剤
構造化液体は、内部的に構造化することによって、一次成分(例えば界面活性剤材料)によってその構造を形成することも、及び/又は、二次成分(例えば、ポリマー、粘土、及び/又はケイ酸塩材料)を用いて、三次元マトリックス構造をもたらすことによって、外部的に構造化することもできる。本発明の組成物は、組成物の約0.01重量%〜約5重量%の構造化剤、及びいくつかの例では、組成物の約0.1重量%〜約2.0重量%の構造化剤を含み得る。構造化剤は、ジグリセリド及びトリグリセリド、ジステアリン酸エチレングリコール、微結晶セルロース、セルロース系物質、マイクロファイバーセルロース、バイオポリマー、キサンタンガム、ジェランガム、及びこれらの混合物からなる群から選択され得る。いくつかの実施例において、好適な構造化剤としては、硬化ヒマシ油、及びその非エトキシル化誘導体が挙げられる。他の好適な構造化剤は、米国特許第6,855,680号に開示されている。このような構造化剤は、ある範囲のアスペクト比を有する糸様構造系を有する。更なる好適な構造化剤、及びそれらの構造化剤を作製するプロセスは、国際公開特許第2010/034736号に記載されている。
抑泡剤
泡の形成を低減又は抑制するための化合物を、本明細書に記載の洗浄組成物に組み込むことができる。抑泡制は、米国特許第4,489,455号及び同第4,489,574号に記載されているような、いわゆる「高濃度洗浄プロセス」において、そしてフロントローディング方式の洗濯機において、特に重要である可能性がある。
広範な材料を抑泡剤として使用してよく、抑泡剤は当業者に周知である。例えば、Kirk Othmer Encyclopedia of Chemical Technology、第3版、第7巻、430〜447頁(John Wiley&Sons,Inc.、1979年)を参照されたい。抑泡剤の例としては、モノカルボン脂肪酸及びその中の可溶性塩、パラフィンなどの高分子量炭化水素、脂肪酸エステル(例えば脂肪酸トリグリセリド)、一価アルコールの脂肪酸エステル、脂肪族C18〜C40ケトン(例えばステアロン(stearone))、N−アルキル化アミノトリアジン、好ましくは約100℃未満の融点を有するろう質炭化水素、シリコーン抑泡剤、及び二級アルコールが挙げられる。抑泡剤は、米国特許第2,954,347号、4,075,118、4,265,779、4,265,779、3,455,839、3,933,672、4,652,392、4,978,471、4,983,316、5,288,431、4,639,489、4,749,740号、及び4,798,679号に記載されている。
本明細書の洗浄組成物は、組成物の0重量%〜約10重量%の抑泡剤を含んでもよい。抑泡剤として利用する場合、モノカルボキシル脂肪酸及びその塩は、洗浄組成物の最大約5重量%、及び一部の例では、洗浄組成物の約0.5重量%〜約3重量%の量で存在することができる。シリコーン抑泡剤は、最大で洗浄組成物の約2.0重量%の量で使用され得るが、より多い量を使用することもできる。モノステアリルホスフェート抑泡剤は、洗浄組成物の約0.1重量%〜約2重量%の範囲の量で利用することができる。炭化水素抑泡剤は、洗浄組成物の約0.01重量%〜約5.0重量%の範囲の量で利用することができるが、より多い量を使用してもよい。アルコール抑泡剤は、洗浄組成物の約0.2重量%〜約3重量%で使用することができる。
増泡剤
高い起泡性が望まれる場合、C10〜C16アルカノールアミドなどのこのような増泡剤を、洗浄組成物の約1重量%〜約10重量%で洗浄組成物に組み込むことができる。いくつかの例としては、C10〜C14モノエタノール及びジエタノールアミドが挙げられる。所望の場合、更なる泡をもたらして、グリース除去性能を高めるために、MgCl、MgSO、CaCl、CaSOなどの水溶性マグネシウム及び/又はカルシウム塩を、洗浄組成物の約0.1重量%〜約2重量%のレベルで加えてもよい。
充填剤及びキャリア
本明細書に記載されている洗浄組成物中に、充填剤及びキャリアを使用してもよい。本明細書で使用するとき、「充填剤」及び「キャリア」という用語は、同じ意味を有し、相互交換可能に使用することができる。液体洗浄組成物、及び液体成分を含む他の形態の洗浄組成物(液体含有単位用量の洗浄組成物など)は、水及び他の溶媒を充填剤又はキャリアとして含有してもよい。メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、及びフェノキシエタノールによって例示される低分子量の一級又は二級アルコールが好適である。いくつかの例では、一価アルコールは、界面活性剤を可溶化するために用いられてもよく、並びに2〜約6個の炭素原子及び2〜約6個のヒドロキシ基を含有するものなどのポリオール(例えば、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、2,3−ブタンジオール、エチレングリコール、及びグリセリンが用いられてもよい)。アミン含有溶媒もまた使用してよい。
使用方法
本発明は、布地を白化するための方法を含む。消費者への販売に好適であるコンパクトな流体洗剤組成物は、洗濯前処理用途、洗濯洗浄用途、及びホームケア用途での使用に好適である。このような方法としては、洗剤組成物をニート形態で、又は洗浄液中で希釈して、汚れていても汚れていなくてもよい布地の少なくとも一部分と接触させ、次いで任意に布地をすすぐ工程が挙げられるが、これに限定されない。任意のすすぎ工程の前に、布地材料を洗浄工程に供してもよい。機械洗濯の方法は、本発明による有効量の機械洗濯洗剤組成物を溶解又は分散した洗濯機中で汚れた洗濯物を水性洗浄溶液で処理することを含み得る。洗剤組成物の「有効量」とは、約5L〜約65Lの体積の洗浄溶液中に溶解又は分散された約20g〜約300gの製品を意味する。水温は、約5℃〜約100℃の範囲であってもよい。水の汚れた材料(例えば、布地)に対する比は、約1:1〜約30:1であってよい。本発明の組成物は、溶液中約500ppm〜約15,000ppmの濃度で使用され得る。布地洗濯組成物の文脈では、使用濃度は、汚れ及び染みの種類及び激しさだけでなく、洗浄水の温度、洗浄水の容量、及び洗濯機の種類(例えば、上側投入式、前側投入式、垂直軸型日本式自動洗濯機)に応じても変化し得る。
本明細書の洗剤組成物は、低下した洗浄温度で布地を洗濯するために使用され得る。布地を洗濯するこれらの方法は、洗濯洗剤組成物を水に送達して洗浄液を形成し、洗濯する布地を上記の洗浄液に加える工程を含み、ここでの洗浄液は、約0℃〜約20℃、又は約0℃〜約15℃、又は約0℃〜約9℃の温度を有する。洗濯洗剤組成物を水と接触させる前、又は後、又はそれと同時に、布地を水に接触させてもよい。別の方法としては、洗剤組成物を含浸させた不織布基材を汚れた材料と接触させることを含む。本明細書で使用するとき、「不織布基材」は、適した坪量、キャリパー(厚み)、吸収性、及び強度特性を有する任意の従来式の不織布シート又はウェブを含み得る。好適な市販の不織布基材の非限定的な例としては、DuPontより商品名SONTARA(登録商標)及びJames River Corpより商品名POLY WEB(登録商標)で市販されているものが挙げられる。
手洗浄/浸漬方法、及び手洗浄と半自動洗浄機との組み合わせもまた含まれる。
組成物の包装
本明細書に記載の洗浄組成物は、紙、板紙、プラスチック材料、及び任意の好適な積層体から製造されるものを含む任意の好適な容器中に包装することができる。任意のパッケージングの種類は、欧州出願第94921505.7号に記載されている。
多区画パウチ
本明細書に記載される洗浄組成物は、多区画洗浄組成物として包装することもできる。
他の補助剤成分
多種多様な他の成分が本明細書の洗浄組成物中で使用されてもよく、他の成分としては、例えば、他の活性成分、キャリア、ヒドロトロープ、加工助剤、染料又は顔料、液体配合物用溶媒、固体又は他の液体充填剤、エリトロシン、コロイド状(colliodal)シリカ、ろう、プロバイオティクス、サーファクチン(surfactin)、アミノセルロース系ポリマー、リシノール酸亜鉛、香料マイクロカプセル、ラムノリピド(rhamnolipds)、ソホロリピッド、グリコペプチド、メチルエステルエトキシレート、スルホン化エストリド、開裂性界面活性剤、バイオポリマー、シリコーン、変性シリコーン、アミノシリコーン、付着助剤、ヒドロトロープ(特にクメンスルホン酸塩、トルエンスルホン酸塩、キシレンスルホン酸塩、及びナファレン(naphalene)塩)、PVA粒子封入染料又は香料、真珠光沢剤、発泡剤、色調変更系、シリコーンポリウレタン、乳白剤、錠剤崩壊剤、バイオマス充填剤、高速乾燥シリコーン、グリコールジステアレート、デンプン香料封入物、炭化水素油を含む乳化油、ポリオレフィン、並びに脂肪酸エステル、ビスフェノール抗酸化剤、微細繊維セルロース構造化剤、プロ香料、スチレン/アクリレートポリマー、トリアジン、石鹸、スーパーオキシドジスムターゼ、ベンゾフェノンプロテアーゼ阻害剤、官能化TiO2、ジブチルホスフェート、シリカ香料カプセル、並びに他の補助成分、コリンオキシダーゼ、トリアリールメタンブルー及びバイオレット塩基性染料、メチンブルー及びバイオレット塩基性染料、アントラキノンブルー及びバイオレット塩基性染料、アゾ染料ベーシックブルー16、ベーシックブルー65、ベーシックブルー66、ベーシックブルー67、ベーシックブルー71、ベーシックブルー159、ベーシックバイオレット19、ベーシックバイオレット35、ベーシックバイオレット38、ベーシックバイオレット48、オキサジン染料、ベーシックブルー3、ベーシックブルー75、ベーシックブルー95、ベーシックブルー122、ベーシックブルー124、ベーシックブルー141、ナイルブルーA及びキサンテン染料ベーシックバイオレット10、アルコキシル化トリフェニルメタンポリマー着色剤、アルコキシル化チオペン(thiopene)ポリマー着色剤、チアゾリウム染料、雲母、二酸化チタンコーティング雲母、オキシ塩化ビスマス、並びに他の活性物質が挙げられる。
抗酸化剤:当該組成物は、任意に、当該組成物中に存在する抗酸化剤を約0.001〜約2重量%含有していてよい。好ましくは、抗酸化剤は、0.01〜0.08重量%の範囲の濃度で存在する。抗酸化剤の混合物を使用してもよい。
本発明で使用される抗酸化剤の1部類は、アルキル化フェノールである。ヒンダードフェノール化合物は、この式を有するアルキル化フェノールの好ましい種類である。この種の好ましいヒンダードフェノール化合物は、3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシトルエン(BHT)である。
更に、組成物に使用される抗酸化剤は、α−、β−、γ−、δ−トコフェロール、エトキシキン、2,2,4−トリメチル−1,2−ジヒドロキノリン、2,6−ジ−tert−ブチルヒドロキノン、tert−ブチルヒドロキシアニソール、リグノスルホン酸及びこれらの塩、並びにこれらの混合物からなる群から選択され得る。
本明細書に記載の洗浄組成物はまた、水溶性ビタミン及びその誘導体、水溶性アミノ酸並びにその塩及び/又は誘導体、水不溶性アミノ酸粘度調整剤などのビタミン及びアミノ酸、染料、不揮発性溶媒又は希釈剤(水溶性及び非水溶性)、真珠光沢助剤、殺シラミ剤(pediculocide)、pH調整剤、防腐剤、皮膚活性剤、日焼け止め、UV吸収剤、ナイアシンアミド、カフェイン、並びにミノキシジルを含有し得る。
本発明の洗浄組成物は、C.I.名を有するような水溶性成分を含め、ニトロソ、モノアゾ、ジスアゾ、カロテノイド、トリフェニルメタン、トリアリールメタン、キサンテン、キノリン、オキサジン、アジン、アントラキノン、インジゴイド、チオンインジゴイド、キナクリドン、フタロシアニン(phthalocianine)、植物着色料、及び天然着色料等の顔料材も含んでよい。
本発明の洗浄組成物はまた、抗菌剤を含有してもよい。カチオン性活性成分としては、n−アルキルジメチルベンジルアンモニウムクロリド、アルキルジメチルエチルベンジルアンモニウムクロリド、ジアルキルジメチル四級アンモニウム化合物、例えば、ジデシルジメチルアンモニウムクロリド、N,N−ジデシル−Nメチル−ポリ(オキシエチル)アンモニウムプロピオネート、ジオクチルジデシルアンモニウムクロリド(臭素などの無機又は有機対イオンを有する塩化ベンゼトニウム及び四級アンモニウム化合物などの四級種も含む)、炭酸塩、若しくはジアルキルジメチルアンモニウムカーボネートを含む他の部分に加えて、抗菌アミン、例えば、グルコン酸クロルヘキシジン、PHMB(ポリヘキサメチレンビグアニド)、ビグアニドの塩、置換ビグアニド誘導体、四級アンモニウム含有化合物の有機塩、若しくは四級アンモニウム含有化合物の無機塩、又はこれらの混合物を挙げることができるが、これらに限定されない。
一態様では、任意に上記表面又は布地を洗浄及び/又はすすぐ工程と、当該表面又は布地を本明細書に開示する任意の組成物と接触させ、次いで、任意に当該表面又は布地を洗浄及び/又はすすぐ工程とを含むこのような方法を、任意の乾燥工程と共に開示する。
このような表面又は布地の乾燥工程は、家庭環境又は工業環境のいずれかで使用される、一般的な手段のうちの任意の1つにより実行することができる。布地は、通常の消費者による又は業務用の使用条件で洗濯することができる任意の布地を含んでもよく、本発明は、セルロース基材に好適であり、いくつかの態様では、ポリエステル及びナイロンなどの合成織物、並びに合成及びセルロース系の布地及び/又は繊維を含む混紡の布地及び/又は繊維の処理にも好適である。合成布地の例は、ポリエステル、ナイロンであり、これらは、セルロース系繊維、例えば、ポリコットン布地との混紡布中に存在し得る。溶液のpHは、典型的には、7〜11、より一般的には、8〜10.5である。本組成物は、典型的には、溶液中500ppm〜5,000ppmの濃度で使用される。水温は、典型的には約5℃〜約90℃の範囲である。水の布地に対する比は、典型的には、約1:1〜約30:1である。
試験法
本明細書の試験方法で使用される布地見本は、Testfabrics,Inc.(West Pittston,PA)から入手され、100%木綿のStyle 403(2インチ×2インチに切断)及び/又はStyle 464(4インチ×6インチに切断)、並びに増白されていない多繊維布地、具体的にはStyle 41(5cm×10cm)である。
乾燥布地見本におけるL、a、b、K/S、及び白色度指数(WI CIE)の値を含む全ての反射スペクトル及び色測定値は、4つの分光光度計のうちの1つを用いて得られる:(1)Konica Minolta 3610d反射分光光度計(Konica Minolta Sensing Americas,Inc.,Ramsey,NJ,USA;D65光源、10°観察者、UV光除外)、(2)LabScan XE反射分光光度計(HunterLabs,Reston,VA;D65光源、10°観察者、UV光除外)、(3)Color Eye(登録商標)7000A(GretagMacbeth,New Windsor,NY,USA;D65光、UV除外)、又は(4)Color i7分光光度計(X−rite,Inc.,Grand Rapids,MI,USA;D65光、UV除外)。
特に指示がない限り、布地が照射を受ける場合、指定された乾燥後の布地は、最大キャビネット温度が37℃、ブラックパネル(BPTブラックパネル形状)温度が57℃、及び35%RH(相対湿度)に設定されたType S Borosilicateホウケイ酸塩内部(部品番号20277300)及び外部(部品番号20279600)フィルタを備えたAtlas Xenon Fade−Ometer Ci3000+(Atlas Material Testing Technology(Mount Prospect,Illinois,USA))内で、420nmで放射照度0.77W/mの模擬太陽光に曝露される。別途記載のない限り、照射は、規定の持続時間にわたって連続的である。
I.洗濯ケア配合物の効率を試験するための方法
綿布見本(Style 464)をもぎとった後、増白剤無配合AATCC重質液体洗濯洗剤(水溶液中1.55g/L)で49℃で2回洗浄することによって使用する。
綿布地の、L、a、bの全て、及び白色度指数(WI CIE)の値は、乾燥した見本上において、Konica−Minolta 3610d反射分光光度計を用いて測定する。
ロイコ着色剤を含む洗濯ケア配合物(5.23g/1.0L)を脱イオン水中に溶解させることによって、ベース洗浄溶液を調製する。4枚のもぎとり綿布見本(stripped cotton swatches)を一緒に計量し、4枚の10mmのガラスマーブルと共に250mLの三角フラスコに入れる。このようなフラスコを合計で3つ調製する。
10.0:1.0液:布地(w/w)比を提供するのに十分なこの洗浄溶液のアリコートを、3つの250mL三角フラスコの各々に入れる。各フラスコに1000gpg硬度の原液を投入して、6gpg(3:1Ca:Mg)の最終洗浄硬度を得る。
フラスコをModel75リストアクションシェーカー(Burrell Scientific,Inc.(Pittsburg,PA))上に置き、最大設定で12分攪拌した後、洗浄溶液を吸引除去し、用いられた洗浄溶液量と等価のすすぎ水(0gpg)を添加する。各フラスコに1000gpg硬度の原液を投入して、6gpg(3:1 Ca:Mg)の最終すすぎ硬度を得た後、更に4分間撹拌する。すすぎ水を吸引によって除去し、布地見本を1分間脱水し(Mini Countertop Spin Dryer、The Laundry Alternative Inc.(Nashua,NH))、次いで、135°Fに設定された食品脱水機内に入れて、暗所で2時間乾燥させる。この乾燥手順に続いて、布地の特性を測定する前に、様々な時間量にわたって、サンプルを暗所に保管するか又は光に曝露することができる。
消費者の習慣は世界中で大きく異なるため、使用される方法は、条件にわたってロイコ化合物の効果を測定することができることを可能にしなければならない。このような条件の1つは、乾燥後の光への曝露である。いくつかのロイコ化合物は、暗所貯蔵下では明所貯蔵下のように大きな効果を示さないため、各ロイコ化合物は、最適な効果を決定するために両方の条件の設定下で試験されなければならない。したがって、方法Iは、測定が行われる前に、様々な時間増分で、乾燥した布地を擬似太陽光に曝露することを含み、LCE値は、以下に記載される曝露時間のセットから得られた最大値に設定される。
A.乾燥後の暗所条件
乾燥後、布地は、測定時点間で室温で暗所に保管される。綿布地のL、a、b、及び白色度指数(WI CIE)値は、2時間の乾燥期間の終結後、時間t=0、6、24、及び48時間において測定される。各ロイコ着色剤(各々4個の見本を有する3つのフラスコ)に対して生成された12個の見本の値を平均し、各時点tにおいてL、a、b、及びWI CIEのサンプル値に達する。
対照処理のL、a、b、及び白色度指数(WI CIE)値を得るために、上記の手順は、次の例外と共に説明されるように繰り返される。(1)対照ベース洗浄溶液を、増白剤無配合AATCC重質液体洗濯洗剤(5.23g/1.0L)を脱イオン水中で使用して調製すること、及び(2)乾燥期間後に測定された対照に対して生成された12の見本の値を平均して、L、a、b、及びWI CIEについてサンプル値に到達し、t=0における対照値もまた、t=6、24、及び48時間の対照値として使用されること。
洗濯ケア配合物中のロイコ着色剤のロイコ着色剤効率(LCE)は、以下の等式を使用して各時点tで収集されたデータに基づいて計算される。
LCE=DE=((L −L +(a −a +(b −b 1/2
式中、下付き文字c及びsは、それぞれ、対照(すなわち、増白剤無配合AATCC重質液体洗濯洗剤中で洗浄された布地)、及びサンプル(すなわち、ロイコ着色剤を含有する洗濯ケア配合物中で洗浄された布地)を指し、LCEを計算するために使用される値は、対応する時点t(0、6、24、又は48時間)での値である。
各洗浄溶液(各々4個の見本を備える3つのフラスコ)に対して生成された12個の見本のWI CIE値を平均し、以下の等式を用いて洗浄時の白色度指数の変化を計算する。
ΔWI=WI CIE(洗浄後)−WI CIE(洗浄前)
洗濯ケア配合物(ΔWIサンプル)及び増白剤無配合AATCC HDL(ΔWI対照)の別個の値が存在することになる。2つの配合物間の白色度の変化は、以下によって示される。
δΔWI=ΔWIサンプル−ΔWI対照
B.乾燥後の明所条件
乾燥後の特定の綿布地を、15分、30分、45分、60分、75分、90分、120分、及び240分間にわたり模擬太陽光に曝露する。綿布地のL、a、b、及び白色度指数(WI CIE)値を、各曝露期間後に見本上で測定する。各曝露時点におけるLCE及びΔWI値の計算は、上記の方法I.A.に記載されているとおりであり、サンプル及び対照洗濯ケア配合物のICE値及びΔWI値は、列挙される曝露時間のセットから得られる最大値に設定される。
II.相対色相角を求める方法(AATCC対照基準)
上記の方法Iに従って処理された綿布地にロイコ着色剤によってもたらされる相対色相角は、以下のように求められる。
a)各溶液からの12個の見本のa値及びb値を平均し、以下の式を使用してΔa及びΔbを求める。
Δa=a −a 及びΔb=b −b
式中、下付き文字c及びsは、それぞれ、増白剤無配合AATCC重質液体洗剤(対照)中で洗浄された布地、及びロイコ着色剤を含有する洗濯ケア配合物(サンプル)中で洗浄された布地を指す。
b)Δa及びΔbの両方の絶対値が<0.25である場合、相対色相角(Relative Hue Angle、RHA)は計算されない。Δa又はΔbのいずれかの絶対値が≧0.25である場合、RHAは以下の式の1つを用いて求められる:
Δb≧0の場合、RHA=ATAN2(Δa,Δb
Δb<0の場合、RHA=360+ATAN2(Δa,Δb
相対色相角は、乾燥後の暗所における評価又は乾燥後の明所における評価のいずれかでデータが収集される各時点について計算することができる。請求項の要件を満たすためにこれら時点のいずれを使用してもよい。
III.白色度改善数(WIN)の決定方法
白色度改善数(WIN)は、時間0(乾燥が終了する瞬間、第1の測定)と時間x(第2の測定)との間の白色度の改善の変化を表す(本発明の織物物品の処理方法が標準試験(上記方法I)で綿布地に適用され、かつ綿布地が、25℃で、時間0と時間xとの間で、暗所の環境に開放して保管される場合)。
上記方法Iに従って洗浄された綿布地の白色度指数の変化は、以下の式に従って計算される:
ΔWI=WI CIE時間x−WI CIE洗浄前
上記方法Iに従い、白色度指数値の変化は、ΔWI、ΔWI、ΔWI24、及びΔWI48とそれぞれ指定された0、6、24、及び48時間で生成される。
x時間後の白色度改善数(WIN)は、以下のように計算される:
WIN=[(ΔWI時間x/ΔWI時間0)−1.0]×100%
式中、下付き文字xは、綿布地が測定を実行する間に保管される時間数である。
IV.ロイコの光感度指数を求めるための方法
A.照明のための試験布地の作製
1.0mの区分を、綿布地(Style403)の一反から切断し、もぎとった後、脱イオン水中で光学増白剤なしのAATCC Standard HE重質液体(HDL)洗濯洗剤(1.55g/1.0L)で49℃で2回洗浄することによって使用する。その後、3インチ×6インチの見本を、本明細書の方法で使用するためにもぎとり布地から切断する。ロイコ着色剤の酸化形態の濃縮原液を、エタノール、又は50:50のエタノール:水、好ましくはエタノールから選択される溶媒で調製する。
ベース洗浄液は、光学増白剤なしのAATCC Standard HE HDL(1.55g/1.0L)を脱イオン水に溶解することによって調製される。2枚のもぎとり綿布見本(stripped cotton swatches)を一緒に計量し、4枚の10mmのガラスマーブルと共に500mLの三角フラスコに入れる。試験される各洗浄溶液について、合計3つのこのようなフラスコを準備する。ベース洗浄溶液に、十分に酸化されたロイコ着色剤原液を投入して、400〜700nmの染料のλmaxで0.100±0.005の吸光度を有する洗浄液を得る。十分に酸化されたロイコ着色剤を含まない洗浄液を対照として使用する。
20.0:1.0液:布地(w/w)比を提供するのに十分な各洗浄溶液のアリコートを、3つの500mL三角フラスコの各々に入れる。各フラスコに1000gpg硬度の原液を投入して、6gpg(3:1Ca:Mg)の最終洗浄硬度を得る。
フラスコをModel75リストアクションシェーカー(Burrell Scientific,Inc.(Pittsburg,PA))上に置き、最大設定で12分攪拌した後、洗浄溶液を吸引除去し、用いられた洗浄溶液量と等価のすすぎ水(0gpg)を添加する。各フラスコに1000gpg硬度の原液を投入して、6gpg(3:1 Ca:Mg)の最終すすぎ硬度を得た後、更に4分間撹拌する。すすぎ水を吸引によって除去し、布地見本を1分間脱水し(Mini Countertop Spin Dryer、The Laundry Alternative Inc.(Nashua,NH))、次いで、135°Fに設定された食品脱水機内に入れて、暗所で2時間乾燥させる。
布地の反射スペクトルをKonica−Minolta3610d反射分光光度計上で測定し、WI CIE及びK/S値を得、各セットの布地(サンプル及び対照)に対する18の測定値の平均(CD−3Tサンプルホルダ当たり3つの曝露窓を有する6つの布地、パートBを参照)を使用して、(a)以下の等式を使用して、照明前(Abs)の、十分に酸化されたロイコ着色剤の布地上の吸光度を計算する。
Abs=(K/S)−(K/S)
及び(b)以下の等式に従う、綿布地の白色度指数の変化:
ΔWI=WI CIE−WI CIE
式中、下付き文字c及びsは、それぞれ、対照(すなわち十分に酸化されたロイコ着色剤を含まない洗剤中で洗浄された布地)、及びサンプル(すなわち十分に酸化されたロイコ着色剤を含有する洗剤中で洗浄された布地)を指す。
ΔWIが2.0以下である場合、以下の方法IV.B及び方法IV.Cに従う、分類には不十分なダイナミックレンジが存在する。
B.試験布地の照明
方法IVに従って調製された6枚の試験布地。A.上記、及び対照洗浄溶液から調製された6枚の布地を個々のCD−3Tサンプルホルダ(部品番号20215700)に入れ、30.00連続分(0.50時間)で照明する。これらの条件は、フロリダにおける平均的な正午の太陽光に相当する放射線を提供する。
C.光感度指数の測定
照明後、布地の反射スペクトルを以前のようにKonica−Minolta上で測定し、各セットの布地(サンプル及び対照)に対する18の測定値の平均(CD−3Tサンプルホルダ当たり3つの曝露窓を有する6つの布地)を使用して、以下の等式を使用して、照明(Abs)後の、十分に酸化されたロイコ着色剤の布地上の吸光度を計算する。
Abs=(K/S)−(K/S)
(式中、下付き文字c及びsは、それぞれ、対照(すなわち十分に酸化されたロイコ着色剤を含まない洗剤中で洗浄された布地)、及びサンプル(すなわち十分に酸化されたロイコ着色剤を含有する洗剤中で洗浄された布地)を指す)。
照明期間中の光退色は、以下のように計算される。
光退色(%)=[1−((Abs)/(Abs))]x100%
本発明のロイコ着色剤には、最も近い整数値に四捨五入される上で計算される光退色度に等しい光感度指数が割り当てられる。例えば、14.4%及び14.5%の光退色を有するロイコ着色剤には、それぞれ14及び15のPIが割り当てられる。
V.ロイコ着色剤及びその酸化形態の表面張力値の測定方法。
試験される材料は、本発明によるロイコ着色剤、又はロイコ着色剤の第2の有色状態を表す染料(例えば、トリアリールメタン染料)のいずれかである。試験される材料の合計250〜255mgを、4オンスのガラス瓶に秤量し、50.0mLの脱イオン水(Barnstead B−Pure System、約17.27オーム)を磁気撹拌棒と共に添加する。瓶に蓋をし、電磁撹拌プレート上に置き、混合物を22.0℃で1時間撹拌する。その後、撹拌を停止し、混合物を1時間静置したまま放置する。その時間の終わりに、10.0mLの溶液を注射器内に引いて、次いで注射器にガラス繊維Acrodisc(登録商標)フィルタを取り付け、アリコートを20mLシンチレーション小瓶に濾過する。VWR LabMax Pipettorを使用して、45.0マイクロリットルの濾過溶液を96ウェルプレートの8つの別個のウェルの各々に送達する。溶液を、Kibron Delta8Tensiometerで約22.0℃で試験し、8つの測定された反復試験片の平均値は、mN/mの表面張力値として報告される。
2つの異なるトリフェニルメタン染料を試験して、方法IV.Bで上述したように照射されたときに発生する光退色(%)を測定した。試験した染料は、染料A及び染料Bであった。染料の構造を以下に示す。
Figure 2020534420
染料A(a+b=0)、染料B(a+b=2.5、全ての合計(a+b)=5)
布地は、以下の例外と共に上記方法IV.Aで説明されるように照明のために作製した。(a)対照及びサンプル布地が2枚の布地に限定されるように、2枚のもぎとり綿見本を含有する単一のフラスコのみを使用し、2枚のもぎとり綿見本の各々は、CD−3Tサンプルホルダに入れられたときに測定される3つの別個の領域を有し(以下に指示される各測定値は、上記の方法では18ではなく、6つの測定値の平均を伴う)、及び(b)染料の濃度を調整して、約0.05〜0.06のAbs値を有する布地を得た。上記の方法において指示されるように、染料なし洗剤中で洗浄した布地を対照として使用した。
上記の方法IV.Bに記載のように、30分の連続照明の後、布地を再測定し、結果をすぐ下に表にした。
Figure 2020534420
試験した染料は、10を超える光感度指数値を有した。上記の表中の染料は、太陽光への単純な曝露によって、過剰な色相又は局所化された染色のいずれかの実例に容易に対処する能力を提供しながら、白色度の効果をもたらすのによく適している。
配合物実施例
以下は、本開示に係る洗浄組成物の例示の実施例であり、限定を意図するものではない。
実施例1〜7:重質液体洗濯洗剤組成物。
Figure 2020534420
洗浄及び/又は処理組成物の総重量に基づく。酵素濃度は、原材料として報告される。
実施例8〜18:単位用量組成物。
これら実施例は、単位用量洗濯洗剤用の様々な配合物を提供する。組成物8〜12は、1つの単位容量区画を含む。組成物を封入するために使用されるフィルムは、ポリビニルアルコール系フィルムである。
Figure 2020534420
洗浄及び/又は処理組成物の総重量に基づく。酵素濃度は、原材料として報告される。
以下の実施例では、単位用量は3つの区画を有するが、同様の組成物を2つ、4つ又は5つの区画で作製することもできる。区画を封入するために使用されるフィルムは、ポリビニルアルコールである。
Figure 2020534420
Figure 2020534420
洗浄及び/又は処理組成物の総重量に基づいて、酵素レベルは原材料として報告する。
Figure 2020534420
本明細書において開示された寸法及び値は、列挙された正確な数値に厳密に限定されるものとして理解されるべきではない。代わりに、特に指示がない限り、このような寸法は各々、列挙された値とその値を囲む機能的に同等な範囲との両方を意味することが意図されている。例えば、「40mm」と開示された寸法は、「約40mm」を意味することが意図される。
相互参照される又は関連する全ての特許又は特許出願、及び本出願が優先権又はその利益を主張する任意の特許出願又は特許を含む、本明細書に引用される全ての文書は、除外又は限定することを明言しない限りにおいて、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。いかなる文献の引用も、本明細書中で開示又は特許請求される任意の発明に対する先行技術であるとは見なされず、あるいはそれを単独で又は他の任意の参考文献(単数又は複数)と組み合わせたときに、いかなるこのような発明を教示、示唆、又は開示するとも見なされない。更に、本文書における用語の任意の意味又は定義が、参照することによって組み込まれた文書内の同じ用語の意味又は定義と矛盾する場合、本文書におけるその用語に与えられた意味又は定義が適用されるものとする。
本発明の特定の実施形態を例示及び説明してきたが、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく他の様々な変更及び修正を行うことができる点は当業者には明白であろう。したがって、本発明の範囲内にあるそのような全ての変更及び修正を添付の特許請求の範囲に網羅することが意図されている。

Claims (15)

  1. 織物物品を処理するための方法であって、(a)ロイコ組成物を含む洗濯ケア組成物を提供する工程と、(b)前記洗濯ケア組成物を液体媒体に添加する工程と、(c)前記織物物品を前記液体媒体と接触するように置く工程と、(d)前記ロイコ組成物の少なくともある一部分を前記織物物品上に付着させる工程と、(e)任意に、前記織物をすすぐ工程と、(f)前記織物物品を乾燥させる工程と、を含み、前記ロイコ組成物が、10以上の光感度指数を有するロイコ着色剤を含む、織物物品を処理するための方法。
  2. 前記洗濯ケア組成物が、暗所乾燥の6時間後に、少なくとも10%の白色度改善数(WIN)を提供する、請求項1に記載の織物物品を処理するための方法。
  3. 前記洗濯ケア組成物が、暗所乾燥の24時間後に、少なくとも20%の白色度改善数(WIN)を提供する、請求項1又は2に記載の織物物品を処理するための方法。
  4. 前記ロイコ組成物が、ジアリールメタンロイコ、トリアリールメタンロイコ、オキサジンロイコ、チアジンロイコ、ヒドロキノンロイコ、アリールアミノフェノールロイコ、及びそれらの混合物からなる群から選択される、請求項1〜3のいずれか一項に記載の織物物品を処理するための方法。
  5. 前記ロイコ組成物が、
    Figure 2020534420
    (f)これらの混合物
    からなる群から選択される1つ以上の化合物から選択され、
    式I〜Vのその酸化形態に対する比が、少なくとも1:3であり、環A、B、及びCの各々における各個々のR、R、及びR基は、独立して、水素、重水素、及びRからなる群から選択され、各Rは、独立して、ハロゲン、ニトロ、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、アルカリル、置換アルカリル、−(CH−O−R、−(CH−NR、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)O、−C(O)NR、−OC(O)R、−OC(O)OR、−OC(O)NR、−S(O)、−S(O)OR、−S(O)、−S(O)NR、−NRC(O)R、−NRC(O)OR、−NRC(O)SR、−NRC(O)NR、−P(O)、−P(O)(OR、−P(O)(OR)O、及び−P(O)(Oからなる群から選択され、添字nは、0〜4、好ましくは0〜1、最も好ましくは0の整数であり、前記3つの環A、B、又はCのうちの少なくとも1つにおけるR及びR基の少なくとも1つは、水素であり、各Rは、独立して、水素、−OR、及び−NRから選択され、
    Gは、独立して、水素、重水素、C〜C16アルコキシド、フェノキシド、ビスフェノキシド、ナイトライト、ニトリル、アルキルアミン、イミダゾール、アリールアミン、ポリアルキレンオキシド、ハライド、アルキルスルフィド、アリールスルフィド、及びホスフィンオキシドからなる群から選択され、
    、R、及びRは、独立して、水素、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、アルカリル、置換アルカリル、及びRからなる群から選択され、Rは、1つ以上の有機モノマーで構成される有機基であり、前記モノマーの分子量が、28〜500の範囲であり、
    e及びfは、独立して、0〜4の整数であり、
    各R20及びR21は、独立して、ハロゲン、ニトロ基、アルキル基、置換アルキル基、−NC(O)OR、−NC(O)SR、−OR、及び−NRからなる群から選択され、
    各R25は、独立して、単糖部分、二糖部分、オリゴ糖部分、多糖部分、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NRからなる群から選択され、
    各R22及びR23は、独立して、水素、アルキル基、及び置換アルキル基からなる群から選択され、
    30は、架橋アミン部分に対してオルト又はパラに位置し、−OR38及び−NR3637からなる群から選択され、各R36及びR37は、独立して、水素、アルキル基、置換アルキル基、アリール基、置換アリール基、アシル基、R、−C(O)OR、−C(O)R、及び−C(O)NRからなる群から選択され、
    38は、水素、アシル基、−C(O)OR、−C(O)R、及び−C(O)NRからなる群から選択され、
    g及びhは、独立して、0〜4の整数であり、
    各R31及びR32は、独立して、アルキル基、置換アルキル基、アリール基、置換アリール基、アルカリル、置換アルカリル、−(CH−O−R、−(CH−NR、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)O、−C(O)NR、−OC(O)R、−OC(O)OR、−OC(O)NR、−S(O)、−S(O)OR、−S(O)、−S(O)NR、−NRC(O)R、−NRC(O)OR、−NRC(O)SR、−NRC(O)NR、−P(O)、−P(O)(OR、−P(O)(OR)O、及び−P(O)(Oからなる群から選択され、添字nは、0〜4、好ましくは0〜1、最も好ましくは0の整数であり、
    −NR3435は、架橋アミン部分に対してオルト又はパラに位置し、R34及びR35は、独立して、水素、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、アルカリル、置換アルカリル、及びRからなる群から選択され、
    33は、独立して、水素、−S(O)、−C(O)N(H)R、−C(O)OR、及び−C(O)Rからなる群から選択され、gが2〜4であるとき、任意の2つの隣接するR31基が結合して、5員以上の縮合環を形成してもよく、前記縮合環における原子の2つ以下が、窒素原子であってもよく、
    40は、酸素原子、硫黄原子、及びNR45からなる群から選択され、R45は、独立して、水素、重水素、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、アルカリル、置換アルカリル、−S(O)OH、−S(O)、−C(O)OR、−C(O)R、及び−C(O)NRからなる群から選択され、
    40及びR41は、独立して、−OR及び−NRからなる群から選択され、
    j及びkは、独立して、0〜3の整数であり、
    42及びR43は、独立して、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、アルカリル、置換アルカリル、−S(O)、−C(O)NR、−NC(O)OR、−NC(O)SR、−C(O)OR、−C(O)R、−OR、−NRからなる群から選択され、
    44は、−C(O)R、−C(O)NR、及び−C(O)ORであり、
    前記化合物のうちのいずれかに存在する任意の電荷が、好適な独立して選択される内部又は外部対イオンで平衡化される、請求項1〜4のいずれか一項に記載の織物物品を処理するための方法。
  6. 異なるA、B、及びC環の2つのR基が、結合して5員以上の縮合環を形成する、請求項5に記載の織物物品を処理するための方法。
  7. 前記縮合環が、6員以上であり、異なるA、B、及びC環の2つのR基が、結合して1つ以上のヘテロ原子を含有する有機リンカーを形成する、請求項5又は6に記載の織物物品を処理するための方法。
  8. 異なるA、B、及びC環の2つのRが、結合して、−O−及び−S−から選択されるヘテロ原子架橋を形成して、6員縮合環を生成する、請求項5〜7のいずれか一項に記載の織物物品を処理するための方法。
  9. 同じ環のR及びR、又は同じ環のR及びRのいずれかが結合して、縮合脂肪族環又は縮合芳香族環を形成する、請求項5〜8のいずれか一項に記載の織物物品を処理するための方法。
  10. 3つ全ての環A、B、又はCのR基及びR基の全てが、水素である、請求項5〜9のいずれか一項に記載の織物物品を処理するための方法。
  11. 3つ全てのRが、−NRである、請求項5〜10のいずれか一項に記載の織物物品を処理するための方法。
  12. 前記有機基が、前記式Iの構造に一致する1つ以上の追加のロイコ着色剤部分で置換され得る、請求項5〜11のいずれか一項に記載の織物物品を処理するための方法。
  13. が、アルキレンオキシ、オキソアルキレンオキシ、オキソアルキレンアミン、エピクロロヒドリン、四級化エピクロロヒドリン、アルキレンアミン、ヒドロキシアルキレン、アシルオキシアルキレン、カルボキシアルキレン、カルボアルコキシアルキレン、及び糖からなる群から選択される、請求項5〜12のいずれか一項に記載の織物物品を処理するための方法。
  14. 前記好適な独立して選択される外部対イオンが、Na、K、Mg、Ca、イミニウム、アンモニウム、ホスホニウム、フルオリド、クロリド、ブロミド、ヨーダイド、パークロレート、ハイドロゲンサルフェート、サルフェート、アミノサルフェート、ニトレート、ジヒドロゲンホスフェート、ハイドロゲンホスフェート、ホスフェート、ビカルボネート、カルボネート、メトサルフェート、エトサルフェート、シアネート、チオシアネート、テトラクロロジンケート、ボレート、テトラフルオロボレート、アセテート、クロロアセテート、シアノアセテート、ヒドロキシアセテート、アミノアセテート、メチルアミノアセテート、ジ−及びトリ−クロロアセテート、2−クロロ−プロピオネート、2−ヒドロキシプロピオネート、グリコレート、チオグリコレート、チオアセテート、フェノキシアセテート、トリメチルアセテート、バレレート、パルミテート、アクリレート、オキサレート、マロネート、クロトネート、スクシネート、シトレート、メチレン−ビス−チオグリコレート、エチレン−ビス−イミノアセテート、ニトリロトリアセテート、フマレート、マレエート、ベンゾエート、メチルベンゾエート、クロロベンゾエート、ジクロロベンゾエート、ヒドロキシベンゾエート、アミノベンゾエート、フタレート、テレフタレート、インドリルアセテート、クロロベンゼンスルホネート、ベンゼンスルホネート、トルエンスルホネート、ビフェニルスルホネート、及びクロロトルエンスルホネートからなる群から選択される、請求項5〜13のいずれか一項に記載の織物物品を処理するための方法。
  15. 前記洗濯ケア成分が、界面活性剤、ビルダー、キレート剤、移染防止剤、分散剤、酵素、酵素安定剤、触媒物質、漂白活性化剤、ポリマー分散剤、泥汚れ除去剤、再付着防止剤、増白剤、抑泡剤、染料、香料、香料送達系、構造化剤、布地柔軟剤、キャリア、ヒドロトロープ、加工助剤、顔料、酸化防止剤、及びこれらの混合物からなる群から選択される、請求項1〜14のいずれか一項に記載の織物物品を処理するための方法。
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